JP3208062U - 粘着テープまたは粘着シート - Google Patents
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Abstract
【課題】エア抜け性と手切れ性を備えた粘着テープまたは粘着シートを提供する。【解決手段】粘着テープまたは粘着シートの支持体および粘着剤層側の両側から+型の穿孔処理がなされた。【選択図】図2
Description
本考案は、エア抜け性と手切れ性に優れた粘着テープまたは粘着シートに関する。
従来、粘着テープまたは粘着シートを被着体に貼り付けたときの、エア抜け性の改善については、さまざまな工夫がなされてきた。
特許文献1には、ベースフィルムの凹凸パターンを粘着剤に転写して、粘着面に凹凸溝を形成することで貼付時の気泡を外部に逃がす粘着シートおよびその製造方法が開示されている。しかし、凹凸パターンを持ったベースフィルムの成型が必要なためコストがかかることが問題であり、また粘着テープの手切れ性に関しては言及されていない。
特許文献2には、特定形状の溝が所定パターンで配置された粘着剤層を有する粘着シートが示されているが、溝の幅が狭いと空気が抜けにくく、溝の幅が広いと表面支持体が凹んで外観が劣るだけでなく、粘着力が低下するという問題がある。また粘着テープの手切れ性に関しては言及されていない。
特許文献2には、特定形状の溝が所定パターンで配置された粘着剤層を有する粘着シートが示されているが、溝の幅が狭いと空気が抜けにくく、溝の幅が広いと表面支持体が凹んで外観が劣るだけでなく、粘着力が低下するという問題がある。また粘着テープの手切れ性に関しては言及されていない。
本考案は、以上に述べたように、本考案の課題は、エア抜け性と手切れ性が良好な粘着テープまたは粘着シートを提供することである。
本考案者は上記課題に対して鋭意研究を行なった結果、支持体側及び粘着剤側の両方側から穿孔を行ったテープが、エア抜け性と手切れ性が良好であることを見出し、この知見に基づいて本考案を完成するに至った。
本考案は、下記の構成であり、これにより本考案の上記課題が解決される。
[1]
支持体および粘着剤層側の両側から穿孔処理がなされた、手切れ性のある粘着テープまたは粘着シート。
[2]
粘着テープまたは粘着シートに+型の穿孔処理がなされた[2]に記載の粘着テープまたは粘着シート。
[3]
線状切刃を有する第1押し当て部と、
線状切刃を有する第2押し当て部と、
前記第1押し当て部び前記第2押し当て部が交差する状態で該粘着テープまたは粘着シートを挟んで前記第1押し当て部と前記第2押し当て部を対向させ、前記第1押し当て部及び前記第2押し当て部を前記粘着テープまたは粘着シートに当接させる加圧手段とを備え、
前記第1押し当て部と前記第2押し当て部は、前記線状切刃が3次元形状の凸状に設けられ、
前記加圧手段は、前記第1線状切刃及び前記第2線状切刃の距離を接近させるように前記第1押し当て部と前記第2押し当て部を相対的に移動させる押圧手段からなる穿孔装置で製造された、
[1]または[2]に記載の粘着テープまたは粘着シート。
[4]
穿孔処理がなされた粘着テープまたは粘着シートの粘着剤層表面にセパレーターを配置し、ロール状に巻回した[1]〜[3]のいずれかに記載の粘着テープまたは粘着シート。
[5]
表面保護の用途で用いられる[1]〜[4]のいずれかに記載の粘着テープまたは粘着シート。
ここで、 [3]に係る本考案では、加圧手段により線状切刃が交差する状態で粘着テープまたは粘着シートに当接させることで、支持体側の線状切刃及び粘着剤側の線状切刃の交点で粘着テープまたは粘着シートに孔が十字状の孔が空けられる。両側から圧力がかかる穿孔により、孔の形状の経時変化が抑制され、加工熱による孔の周囲の変質や溶融固着が生じることがなく、有害ガスを発生させることなく、粘着テープまたは粘着シートに対して穿孔を施すことができる。
[1]
支持体および粘着剤層側の両側から穿孔処理がなされた、手切れ性のある粘着テープまたは粘着シート。
[2]
粘着テープまたは粘着シートに+型の穿孔処理がなされた[2]に記載の粘着テープまたは粘着シート。
[3]
線状切刃を有する第1押し当て部と、
線状切刃を有する第2押し当て部と、
前記第1押し当て部び前記第2押し当て部が交差する状態で該粘着テープまたは粘着シートを挟んで前記第1押し当て部と前記第2押し当て部を対向させ、前記第1押し当て部及び前記第2押し当て部を前記粘着テープまたは粘着シートに当接させる加圧手段とを備え、
前記第1押し当て部と前記第2押し当て部は、前記線状切刃が3次元形状の凸状に設けられ、
前記加圧手段は、前記第1線状切刃及び前記第2線状切刃の距離を接近させるように前記第1押し当て部と前記第2押し当て部を相対的に移動させる押圧手段からなる穿孔装置で製造された、
[1]または[2]に記載の粘着テープまたは粘着シート。
[4]
穿孔処理がなされた粘着テープまたは粘着シートの粘着剤層表面にセパレーターを配置し、ロール状に巻回した[1]〜[3]のいずれかに記載の粘着テープまたは粘着シート。
[5]
表面保護の用途で用いられる[1]〜[4]のいずれかに記載の粘着テープまたは粘着シート。
ここで、 [3]に係る本考案では、加圧手段により線状切刃が交差する状態で粘着テープまたは粘着シートに当接させることで、支持体側の線状切刃及び粘着剤側の線状切刃の交点で粘着テープまたは粘着シートに孔が十字状の孔が空けられる。両側から圧力がかかる穿孔により、孔の形状の経時変化が抑制され、加工熱による孔の周囲の変質や溶融固着が生じることがなく、有害ガスを発生させることなく、粘着テープまたは粘着シートに対して穿孔を施すことができる。
本考案によれば、貼付時のエア抜け性、手切れ性が良い粘着テープまたは粘着シートが得られる。
≪本考案に係る粘着テープまたは粘着シートの構成≫
<全体の構成>
本考案に係る粘着テープまたは粘着シートは、支持体側及び粘着剤側の両方から穿孔を行った粘着テープまたは粘着シートであることを特徴とする。また、前記粘着剤層表面にはセパレーターを配置したものであって良く、ロール状に巻回した粘着テープまたは粘着シートであってもよい。
<全体の構成>
本考案に係る粘着テープまたは粘着シートは、支持体側及び粘着剤側の両方から穿孔を行った粘着テープまたは粘着シートであることを特徴とする。また、前記粘着剤層表面にはセパレーターを配置したものであって良く、ロール状に巻回した粘着テープまたは粘着シートであってもよい。
≪各部の構成≫
<支持体層>
本考案の貼付材で用いられる支持体層としては、特に限定されず、粘着テープまたは粘着シートに用いられる公知の支持体を用いることができる。例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系材料、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系材料、ポリアミド系材料のフィルムなどが挙げられる。これらを1種又は2種以上、積層あるいはラミネートしてもよい。必要に応じて支持体の片面または両面にエンボスやサンドブラスト処理を行ってもよい。厚さは好適には20μm〜200μmである。本考案の粘着テープまたは粘着シートをロール状とする場合は、支持体に剥離機能を付与させることが好ましく、例えば、シリコーン系、フッ素系、長鎖アルキル系等の剥離性付与剤を粘着剤層とは反対側の支持体層の面に塗布、皮膜形成すること等により、ロール状としたときの剥離機能を付与することができる。
<支持体層>
本考案の貼付材で用いられる支持体層としては、特に限定されず、粘着テープまたは粘着シートに用いられる公知の支持体を用いることができる。例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系材料、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート等のポリエステル系材料、ポリアミド系材料のフィルムなどが挙げられる。これらを1種又は2種以上、積層あるいはラミネートしてもよい。必要に応じて支持体の片面または両面にエンボスやサンドブラスト処理を行ってもよい。厚さは好適には20μm〜200μmである。本考案の粘着テープまたは粘着シートをロール状とする場合は、支持体に剥離機能を付与させることが好ましく、例えば、シリコーン系、フッ素系、長鎖アルキル系等の剥離性付与剤を粘着剤層とは反対側の支持体層の面に塗布、皮膜形成すること等により、ロール状としたときの剥離機能を付与することができる。
<粘着剤層>
本考案に係る粘着剤層を形成する粘着剤は特に限定されず、公知の粘着剤を用いることができ、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤などが挙げられる。形成方法も特に限定されず、公知の粘着剤層の形成方法を利用して形成することができる。粘着剤層の厚みについても、特に制限されず、目的や使用方法などに応じて適宜選択することができる。
アクリル系粘着剤には、公知の適宜な架橋剤を含有し得る。その架橋剤としては、例えば、イソシアネート架橋剤、エポキシ架橋剤系架橋剤等が挙げられる。それらの架橋剤の含有量は特に限定されない。
ゴム系粘着剤としては、例えば、合成ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、スチレンイソプレンブロック共重合体、ポリイソブチレン、天然ゴムなどが挙げられる。
これら粘着剤は、粘着特性を調整するために、所望により、粘着付与剤を配合することができる。粘着付与剤としては、例えば、テルペン系、テルペンフェノール系、スチレン系、ロジン系、石油系などの粘着付与樹脂を挙げることができる。厚さは好適には20μm〜200μmである。
本考案に係る粘着剤層を形成する粘着剤は特に限定されず、公知の粘着剤を用いることができ、例えば、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、シリコーン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤などが挙げられる。形成方法も特に限定されず、公知の粘着剤層の形成方法を利用して形成することができる。粘着剤層の厚みについても、特に制限されず、目的や使用方法などに応じて適宜選択することができる。
アクリル系粘着剤には、公知の適宜な架橋剤を含有し得る。その架橋剤としては、例えば、イソシアネート架橋剤、エポキシ架橋剤系架橋剤等が挙げられる。それらの架橋剤の含有量は特に限定されない。
ゴム系粘着剤としては、例えば、合成ポリイソプレンゴム、スチレンブタジエンゴム、スチレンイソプレンブロック共重合体、ポリイソブチレン、天然ゴムなどが挙げられる。
これら粘着剤は、粘着特性を調整するために、所望により、粘着付与剤を配合することができる。粘着付与剤としては、例えば、テルペン系、テルペンフェノール系、スチレン系、ロジン系、石油系などの粘着付与樹脂を挙げることができる。厚さは好適には20μm〜200μmである。
また、本考案の粘着テープまたは粘着シートは、支持体層と粘着剤層の間に両層の接着性を向上させる為に、支持体に対して、コロナ放電処理、プラズマ処理、フレーム処理等のアンカーコート処理を行なったり、両層と接着性の良好なプライマー層を両層の間に配したりすることもできる。
<セパレーター>
セパレーターは、本考案をシート状とした場合は、必須の構成となる。一方、ロール状(巻回した状態)の粘着テープとした場合は、粘着剤層表面にセパレーターを配置することは任意となる。セパレーターとしては特に限定されず、従来から公知のセパレーターを用いることができる。例えばクラフト紙、ポリエチレンラミネート紙、グラシン紙等の加工紙や各種フィルムなどが挙げられる。
本考案の粘着テープまたは粘着シートに用いるセパレーターの剥離機能は、特に限定されないが、例えば、シリコーン系、フッ素系、長鎖アルキル系等の剥離性付与剤をセパレーター表面に塗布、皮膜形成すること等により付与することができる。
セパレーターは、本考案をシート状とした場合は、必須の構成となる。一方、ロール状(巻回した状態)の粘着テープとした場合は、粘着剤層表面にセパレーターを配置することは任意となる。セパレーターとしては特に限定されず、従来から公知のセパレーターを用いることができる。例えばクラフト紙、ポリエチレンラミネート紙、グラシン紙等の加工紙や各種フィルムなどが挙げられる。
本考案の粘着テープまたは粘着シートに用いるセパレーターの剥離機能は、特に限定されないが、例えば、シリコーン系、フッ素系、長鎖アルキル系等の剥離性付与剤をセパレーター表面に塗布、皮膜形成すること等により付与することができる。
<添加剤等>
本考案に係る支持体、粘着剤、セパレーターの各層に対し、老化防止剤、紫外線吸収剤、軟化剤、充填剤、難燃剤、導電剤、発泡剤、着色剤等の公知の添加剤を添加することができる。本考案の粘着テープ又はシートを表面保護用途に用いる場合は、支持体及び/又は粘着剤は、透明または半透明であることが好ましい。特に好ましくは、貼付する前は半透明であり、対象物に貼付後は透明となるように、穿孔を調整した粘着テープ又はシートであると、位置決め性が良好であるため好ましい。
本考案に係る支持体、粘着剤、セパレーターの各層に対し、老化防止剤、紫外線吸収剤、軟化剤、充填剤、難燃剤、導電剤、発泡剤、着色剤等の公知の添加剤を添加することができる。本考案の粘着テープ又はシートを表面保護用途に用いる場合は、支持体及び/又は粘着剤は、透明または半透明であることが好ましい。特に好ましくは、貼付する前は半透明であり、対象物に貼付後は透明となるように、穿孔を調整した粘着テープ又はシートであると、位置決め性が良好であるため好ましい。
<穿孔機器>
線状切刃はその断面が鋭角状の刃物または断面が凸状にされたものであり、直線状であり、被穿孔物に当接することで切刃に加圧力が集中する形状が含まれる。また、被穿孔物に空けられる孔は、線状切刃が互いに当接するように加圧されたり、被穿孔物の厚さ等により線状切刃同士が互いに適度な隙間を持った状態で加圧される機器によって形成される。図示する線状切刃は平板上に設けられているが、ロール上に設けることもできる。
また、本考案の穿孔手段による粘着テープまたは粘着シートの製造後には、粘着剤の貫通孔はほぼ確認できず、支持体に切れ目があることが、目視でかろうじてわかる程度である。よって、例えばレーザー等により、一方の面から他方の面に貫通する貫通孔のみが複数形成されている粘着テープや、穿孔針で複数の貫通孔が形成されて、製造後も粘着剤の貫通孔が目視で容易に確認できる粘着テープは、本考案の範囲外である。
線状切刃はその断面が鋭角状の刃物または断面が凸状にされたものであり、直線状であり、被穿孔物に当接することで切刃に加圧力が集中する形状が含まれる。また、被穿孔物に空けられる孔は、線状切刃が互いに当接するように加圧されたり、被穿孔物の厚さ等により線状切刃同士が互いに適度な隙間を持った状態で加圧される機器によって形成される。図示する線状切刃は平板上に設けられているが、ロール上に設けることもできる。
また、本考案の穿孔手段による粘着テープまたは粘着シートの製造後には、粘着剤の貫通孔はほぼ確認できず、支持体に切れ目があることが、目視でかろうじてわかる程度である。よって、例えばレーザー等により、一方の面から他方の面に貫通する貫通孔のみが複数形成されている粘着テープや、穿孔針で複数の貫通孔が形成されて、製造後も粘着剤の貫通孔が目視で容易に確認できる粘着テープは、本考案の範囲外である。
≪粘着テープまたは粘着シートの製造方法≫
本実施形態に係る粘着シートの製造方法について以下に述べるが、例示であり、本考案に係る粘着テープまたは粘着シートの製造方法は、これに限定されるものではない。
<セパレーターの粘着剤の塗布>
セパレーターに適宜の粘着剤を塗布し、恒温槽で乾燥する。塗布量は特に限定されず、例えば、乾燥後厚さ50μmになるように塗布する。乾燥温度、時間も特に限定されず、例えば、100℃で3分乾燥する。
<支持体とセパレーター上の粘着剤層とのラミネート>
セパレーター上の粘着剤層と支持体とラミネートし、粘着シートAを作製する。
<穿孔手段>
粘着シートAのセパレーターを剥がした粘着シートを、線状切刃を有する第1押し当て部と、線状切刃を有する第2押し当て部の間に通し、前記第1押し当て部及び前記第2押し当て部を前記粘着シートに当接させるような動きによって粘着シートに加圧を加えて、粘着シートを穿孔する。支持体側からみて、粘着シートの穿孔は、タテヨコ共に0.3〜2mm程度の等間隔で十字形状に形成されているものであることが好ましい。
<セパレーターとのラミネート>
粘着シートを穿孔後、粘着剤を覆うようにセパレーターを積層して本考案の粘着シートを得る。
本実施形態に係る粘着シートの製造方法について以下に述べるが、例示であり、本考案に係る粘着テープまたは粘着シートの製造方法は、これに限定されるものではない。
<セパレーターの粘着剤の塗布>
セパレーターに適宜の粘着剤を塗布し、恒温槽で乾燥する。塗布量は特に限定されず、例えば、乾燥後厚さ50μmになるように塗布する。乾燥温度、時間も特に限定されず、例えば、100℃で3分乾燥する。
<支持体とセパレーター上の粘着剤層とのラミネート>
セパレーター上の粘着剤層と支持体とラミネートし、粘着シートAを作製する。
<穿孔手段>
粘着シートAのセパレーターを剥がした粘着シートを、線状切刃を有する第1押し当て部と、線状切刃を有する第2押し当て部の間に通し、前記第1押し当て部及び前記第2押し当て部を前記粘着シートに当接させるような動きによって粘着シートに加圧を加えて、粘着シートを穿孔する。支持体側からみて、粘着シートの穿孔は、タテヨコ共に0.3〜2mm程度の等間隔で十字形状に形成されているものであることが好ましい。
<セパレーターとのラミネート>
粘着シートを穿孔後、粘着剤を覆うようにセパレーターを積層して本考案の粘着シートを得る。
≪粘着テープまたは粘着シートの製造方法の他の例≫
本考案の粘着テープまたは粘着シートの他の例としては、支持体としてポリプロピレンプラスチックフィルム(50μm)に、粘着剤としてアクリル系粘着剤(40μm)を積層したものに対して切り刃の設置パターンの異なる一対の装置を用いてタテヨコともに約1mm間隔で穿孔処理を施し、その後セパレーターを積層して、支持体/粘着剤/セパレーターの順で積層した粘着テープまたは粘着シートを作製する。
本考案の粘着テープまたは粘着シートの他の例としては、支持体としてポリプロピレンプラスチックフィルム(50μm)に、粘着剤としてアクリル系粘着剤(40μm)を積層したものに対して切り刃の設置パターンの異なる一対の装置を用いてタテヨコともに約1mm間隔で穿孔処理を施し、その後セパレーターを積層して、支持体/粘着剤/セパレーターの順で積層した粘着テープまたは粘着シートを作製する。
<評価方法>
本考案の粘着テープまたは粘着シートは、例えば以下の方法により評価することができる。
本考案の粘着テープまたは粘着シートは、例えば以下の方法により評価することができる。
(エア抜け性)
約1cmφの窪んだ鋼板に対して、50mm×50mmの粘着テープまたは粘着シートで窪みを覆うようにして窪みの周囲を指で押さえつけて貼付した後、窪みを上から指で押さえて、粘着テープまたは粘着シートと窪みの間のエアが抜けるかどうかを目視で確認する。
(手切れ性)
左右の親指と人差し指にて指同士をくっつける状態で、粘着テープまたは粘着シートを掴み、捻るようにして引裂きを試み、手切れ性を評価する。
約1cmφの窪んだ鋼板に対して、50mm×50mmの粘着テープまたは粘着シートで窪みを覆うようにして窪みの周囲を指で押さえつけて貼付した後、窪みを上から指で押さえて、粘着テープまたは粘着シートと窪みの間のエアが抜けるかどうかを目視で確認する。
(手切れ性)
左右の親指と人差し指にて指同士をくっつける状態で、粘着テープまたは粘着シートを掴み、捻るようにして引裂きを試み、手切れ性を評価する。
以上、本考案の好適な形態について説明したが、当業者が想到し得る他の形態または各種の変更例についても本考案の技術的範囲に属するものと理解される。
本考案に係る粘着テープまたは粘着シートの用途としては、特に限定されるものではないが、例えば、プラスチック、ガラス、鋼板、陶器に対する表面保護用途、特にスマートフォンやタブレット用の表面保護フィルムとして適用することができる。
本考案は、下記の構成であり、これにより本考案の上記課題が解決される。
[1]
支持体および粘着剤層側の両側から穿孔処理がなされた、手切れ性のある粘着テープまたは粘着シート。
[2]
粘着テープまたは粘着シートに+型の穿孔処理がなされた[1]に記載の粘着テープまたは粘着シート。
[3]
線状切刃を有する第1押し当て部と、
線状切刃を有する第2押し当て部と、
前記第1押し当て部及び前記第2押し当て部が交差する状態で該粘着テープまたは粘着シートを挟んで前記第1押し当て部と前記第2押し当て部を対向させ、前記第1押し当て部及び前記第2押し当て部を前記粘着テープまたは粘着シートに当接させる加圧手段とを備え、
前記第1押し当て部と前記第2押し当て部は、前記線状切刃が3次元形状の凸状に設けられ、
前記加圧手段は、前記第1押し当て部及び前記第2押し当て部の距離を接近させるように前記第1押し当て部と前記第2押し当て部を相対的に移動させる押圧手段からなる穿孔装置で製造された、
[1]または[2]に記載の粘着テープまたは粘着シート。
[4]
穿孔処理がなされた粘着テープまたは粘着シートの粘着剤層表面にセパレーターを配置し、ロール状に巻回した[1]〜[3]のいずれかに記載の粘着テープまたは粘着シート。
[5]
表面保護の用途で用いられる[1]〜[4]のいずれかに記載の粘着テープまたは粘着シート。
ここで、 [3]に係る本考案では、加圧手段により線状切刃が交差する状態で粘着テープまたは粘着シートに当接させることで、支持体側の線状切刃及び粘着剤側の線状切刃の交点で粘着テープまたは粘着シートに十字状の孔が空けられる。両側から圧力がかかる穿孔により、孔の形状の経時変化が抑制され、加工熱による孔の周囲の変質や溶融固着が生じることがなく、有害ガスを発生させることなく、粘着テープまたは粘着シートに対して穿孔を施すことができる。
[1]
支持体および粘着剤層側の両側から穿孔処理がなされた、手切れ性のある粘着テープまたは粘着シート。
[2]
粘着テープまたは粘着シートに+型の穿孔処理がなされた[1]に記載の粘着テープまたは粘着シート。
[3]
線状切刃を有する第1押し当て部と、
線状切刃を有する第2押し当て部と、
前記第1押し当て部及び前記第2押し当て部が交差する状態で該粘着テープまたは粘着シートを挟んで前記第1押し当て部と前記第2押し当て部を対向させ、前記第1押し当て部及び前記第2押し当て部を前記粘着テープまたは粘着シートに当接させる加圧手段とを備え、
前記第1押し当て部と前記第2押し当て部は、前記線状切刃が3次元形状の凸状に設けられ、
前記加圧手段は、前記第1押し当て部及び前記第2押し当て部の距離を接近させるように前記第1押し当て部と前記第2押し当て部を相対的に移動させる押圧手段からなる穿孔装置で製造された、
[1]または[2]に記載の粘着テープまたは粘着シート。
[4]
穿孔処理がなされた粘着テープまたは粘着シートの粘着剤層表面にセパレーターを配置し、ロール状に巻回した[1]〜[3]のいずれかに記載の粘着テープまたは粘着シート。
[5]
表面保護の用途で用いられる[1]〜[4]のいずれかに記載の粘着テープまたは粘着シート。
ここで、 [3]に係る本考案では、加圧手段により線状切刃が交差する状態で粘着テープまたは粘着シートに当接させることで、支持体側の線状切刃及び粘着剤側の線状切刃の交点で粘着テープまたは粘着シートに十字状の孔が空けられる。両側から圧力がかかる穿孔により、孔の形状の経時変化が抑制され、加工熱による孔の周囲の変質や溶融固着が生じることがなく、有害ガスを発生させることなく、粘着テープまたは粘着シートに対して穿孔を施すことができる。
Claims (5)
- 支持体および粘着剤層側の両側から穿孔処理がなされた、手切れ性のある粘着テープまたは粘着シート。
- 粘着テープまたは粘着シートに+型の穿孔処理がなされた請求項1に記載の粘着テープまたは粘着シート。
- 線状切刃を有する第1押し当て部と、
線状切刃を有する第2押し当て部と、
前記第1押し当て部び前記第2押し当て部が交差する状態で該粘着テープまたは粘着シートを挟んで前記第1押し当て部と前記第2押し当て部を対向させ、前記第1押し当て部及び前記第2押し当て部を前記粘着テープまたは粘着シートに当接させる加圧手段とを備え、
前記第1押し当て部と前記第2押し当て部は、前記線状切刃が3次元形状の凸状に設けられ、
前記加圧手段は、
前記第1線状切刃及び前記第2線状切刃の距離を接近させるように前記第1押し当て部と前記第2押し当て部を相対的に移動させる押圧手段からなる穿孔装置で製造された、
請求項1または2に記載の粘着テープまたは粘着シート。 - 穿孔処理がなされた粘着テープまたは粘着シートの粘着剤層表面にセパレーターを配置し、ロール状に巻回した請求項1〜3のいずれかに記載の粘着テープまたは粘着シート。
- 表面保護の用途で用いられる請求項1〜4のいずれかに記載の粘着テープまたは粘着シート。
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