JP2021079182A - 肌状態サポートシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】肌の状態に影響を与える種々の要因を考慮して、健康的な肌状態の計画的なサポートを実現する肌状態サポートシステムを提供する。【解決手段】目標レベル設定部11は、サポート処理を開始する際のユーザの肌、体、及び心に関する情報と、ユーザが要望する肌状態に関する情報とを含む初期ユーザ情報データから認識したユーザの肌、体、及び心の現状と、ユーザが要望する肌状態とに基づいて、ユーザの肌状態の目標レベルを設定する。スケジュール決定部12は、初期ユーザ情報データから認識したユーザの肌、体、及び心の現状に基づいて、所定化粧品の使用又は所定食品の摂取以外のユーザの所定行動を促す第1施策を含む、目標レベルを達成するためのスケジュールを決定する。【選択図】 図2

Description

本発明は、ユーザの肌状態の改善、維持等をサポートする肌状態サポートシステムに関する。
従来、ユーザの通信端末との間でデータ通信を行って、ユーザの肌状態の改善をサポートする肌状態サポートシステムが提案されている(例えば、特許文献1〜3参照)。
特許文献1に記載されたシステム(以下、従来システム1という)は、利用者の肌状態を、肌の撮像画像の分析(ビジュアル分析及び分光分析)か利用者のアンケート入力(性別、年齢、民族性、位置、肌色、環境要因等)、又はこれらの組み合わせにより判定し、肌状態と利用者による要求に基づいて、肌の目標と、最良の製品及びその処方計画を決定して、利用者に提供する(段落[0100])。また、従来システム1では、処方計画を実施中の中間の肌状態のトレンド分析を行って、処方計画の変更、製品又は処方計画の有効性等についての助言を利用者に提供している(段落[0106])。
特許文献2に記載されたシステム(以下、従来システム2という)は、利用者の肌と体と心を複合的にサポートすることを目的としており(段落[0013])、システムにアクセスした利用者に対して、肌、体、心の3項目について問診形式の入力を促す(段落[0032]〜[0038]、図1〜3)。そして、従来システム2は、利用者の入力結果に基づいて、診断結果をレーダーチャート(図4)で示すと共に、推奨する生薬配合の化粧料、漢方ビタミン、薬膳素材、及びハーブサプリメントを示している(段落[0039]〜[0040]、図5)。また、従来システム2は、利用者が、周期的な一連のカウンセリングを受けて、改善効果を確認することができるようにしている(段落[0042])。
特許文献3に記載されたシステム(以下、従来システム3という)は、利用者による継続的な肌状態の測定を促すことを目的としており、ユーザ参加型の仮想ゲーム上で肌診断及びアドバイスを行うことにより(第1実施例、段落[0035]〜[0057])、或はユーザに対してアドバイスメールを定期的に送信することにより(第2実施形態、段落[0058]〜[0063])、ユーザの肌の手入に対する意識を高めて肌状態の測定継続の意欲付けを行っている。
特表2010−515489号公報 特開2002−140434号公報 特許第3789890号公報
上述した従来システム1によれば、利用者の肌状態を、肌の画像解析とアンケートの入力結果に応じて判定し、肌状態と利用者の要求に基づいて、肌の目標と、最良な製品及びその処方計画を決定している。しかしながら、肌の状態は、使用する製品(化粧品)の種類やその使用方法だけではなく、利用者に特有の他の要因(個人特性、生活、環境等)によっても大きく変化する。そのため、従来システム1の化粧品の処方に特化したサポートでは、肌状態の改善や維持の効果が不十分となる場合がある。
また、従来システム2では、利用者の肌、体、心の3項目についての問診結果に基づいて、推奨する化粧料、漢方ビタミン、薬膳素材、及びハーブサプリメントを示している。しかしながら、従来システム2も、化粧品及び健康補助食品という体に直接的に作用する処方によるサポートであって、上述した利用者に特有の他の要因を考慮していないため、肌状態の改善や維持の効果が不十分となる場合がある。
また、従来システム3の第1実施例では、ユーザがゲームの「お肌のチェック」のコーナにおいて「測定+問診」を選択すると、測定の指示と20の問診に対する回答が要求され、測定及び回答結果が測定データとしてユーザデータベースに蓄積される。そして、測定データと、アドバイスデータベースに蓄積されたデータとを比較する診断が行われ、診断結果に応じて選択されたアドバイス文言が、メッセージとしてユーザ端末に送信される。また、従来システム3の第2実施例では、1日3回(午前、午後、就寝時)定期的に、ユーザからの回答に対するアドバイスをメールにより送信している。
しかしながら、従来システム3におけるユーザの回答は肌状態、及び肌ケアの有無や甘い物の摂取といったユーザの体の情報に限られており(図6,図11〜図13)、ユーザの心の情報については対象となっていない。また、肌状態の改善には、ある程度の期間が必要となるが、従来システム3においてユーザに送信されるアドバイスは、ユーザからの各回答の内容に応じてその都度決定されるものであるので(図6,図11〜図13)、計画的で効率の良い肌状態のサポートを行うことができないという不都合がある。
本発明はかかる背景に鑑みてなされたものであり、肌の状態に影響を与える種々の要因を考慮して、健康的な肌状態の計画的なサポートを実現する肌状態サポートシステムを提供することを目的とする。
本発明の肌状態サポートシステムは、
ユーザ端末との間のデータ通信を介して、ユーザが要望する肌状態を実現するための継続的なサポート処理を実行する肌状態サポートシステムであって、
前記ユーザ端末から送信される、前記サポート処理を開始する際のユーザの肌、及び該ユーザの体と心の一方又は両方である特定要素に関する情報と、前記ユーザが要望する肌状態に関する情報とを含む初期ユーザ情報データを受信し、該初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態と、前記ユーザが要望する肌状態とに基づいて、前記ユーザの肌状態の目標レベルを設定する目標レベル設定部と、
前記目標レベル、及び前記初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態に基づいて、所定化粧品の使用以外であり、且つ、所定食品の摂取以外である、前記ユーザの所定行動を促す第1施策を含む、前記目標レベルを達成するためのスケジュールを決定し、該スケジュールの内容を示すスケジュールデータを前記ユーザ端末に送信するスケジュール決定部と、
前記目標レベルと、前記スケジュールデータを受信した前記ユーザ端末から送信される、前記ユーザの肌、及び前記特定要素に関する情報を含む現状ユーザ情報データを受信し、該現状ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌状態と前記目標レベルとに基づいて、肌状態の目標達成度を算出し、該目標達成度を示す目標達成度データを前記ユーザ端末に送信するモニタリング部とを備えていることを特徴とする。
かかる本発明によれば、先ず、目標レベル設定部により、ユーザ端末から送信される初期ユーザ情報データから認識されるユーザの肌及び特定要素(体と心の一方又は両方)の状態と、ユーザが要望する肌状態とに基づいて、ユーザの肌状態のみならず、特定要素に関する情報から認識可能なユーザの健康状態、精神状態等の肌状態に影響を与える可能性がある種々の因子を考慮して、肌状態の目標レベルが設定される。
次に、スケジュール決定部により、肌状態の目標レベルと、ユーザの肌及び特定要素の現状とに基づいて、所定化粧品(日常的に使用する基礎化粧品等)の使用以外であり、且つ、所定食品(サプリメント等)の摂取以外である、ユーザの所定行動(生活習慣、食生活の改善等を通じて、肌状態の改善と共に、特定要素の状態も改善することが期待される行動)の実施を促す第1施策が選定され、第1施策を含むスケジュールの内容を示すスケジュールデータがユーザ端末に送信される。ユーザは、このスケジュールに従って第1施策による所定行動を計画的に実施することにより、生活習慣や食生活等をバランス良く改善しながら、肌状態の目標レベルへの到達を図ることができる。
さらに、モニタリング部により、ユーザ端末から送信される現状ユーザ情報データから認識されたユーザの肌状態と目標レベルとに基づいて、肌状態の目標達成度が算出され、肌状態の目標達成度を示す目標達成度データがユーザ端末に送信される。ユーザは、目標達成度を確認することで、目標達成に対する意欲を維持してスケジュールを遂行することができる。
また、複数の前記ユーザ端末から送信される前記初期ユーザ情報データ及び前記現状ユーザ情報データを受信して、複数種類の前記第1施策と各第1施策を実行した各ユーザの肌及び前記特定要素の状態の変化との関連性を示す第1の2次データを生成する第1の2次データ生成部を備え、
前記スケジュール決定部は、前記スケジュールを決定する際に、前記第1の2次データ生成部により前記第1の2次データが既に生成されているときには、前記第1の2次データを参照して、前記スケジュールの決定対象であるユーザの肌及び前記特定要素の状態を改善するための前記第1施策を選択することを特徴とする。
この構成によれば、第1の2次データ生成部により、複数のユーザ端末から送信される初期ユーザ情報データ及び現状ユーザ情報データに基づいて、複数種類の第1施策と各第1施策を実行した各ユーザの肌及び特定要素の状態の変化との関連性を示す第1の2次データが生成される。そして、スケジュール決定部は、第1の2次データを参照することによって、スケジュールの決定対象であるユーザの肌及び特定要素の状態の改善により適合した第1施策を選択して、スケジュールを決定することができる。
また、前記スケジュール決定部は、前記目標レベル及び前記初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌の状態に基づいて、所定化粧品の使用を促す第2施策を決定し、前記第1施策及び前記第2施策を含む前記スケジュールを決定することを特徴とする。
この構成によれば、所定化粧品の使用以外であり、且つ、所定食品の摂取以外である、ユーザの所定行動を促す第1施策に加えて、所定化粧品の使用を促す第2施策を含むスケジュールを決定することにより、第1施策と第2施策とによる相乗的な作用を生じさせて、ユーザの肌状態の維持及び改善の効果を高めることができる。
また、前記現状ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌状態と前記特定要素の状態との相関関係を抽出し、該相関関係に基づいて前記スケジュールを修正する第1スケジュール修正部を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、ユーザの肌状態と特定要素との相関関係(例えば、睡眠不足により肌荒れが生じるという相関関係)を抽出し、この相関関係に基づいて、肌状態の悪化を防止するための第1施策(例えば、睡眠時間が短い日が続いている場合に、睡眠時間を長くすることを促す施策)を組み込んだスケジュール修正を行うことで、ユーザの肌荒れを未然に防止することが可能になる。
また、前記第1スケジュール修正部は、前記ユーザの肌状態と前記特定要素の状態との相関関係として、肌状態は向上若しくは維持されたが前記特定要素の状態が悪化したことを抽出したときに、前記スケジュールを修正することを特徴とする。
この構成によれば、肌状態と共に特定要素(体及び心、体、心のいずれか)の状態も向上するように、スケジュールを修正することができる。
また、前記目標達成度に基づいて、前記スケジュールを修正する第2スケジュール修正部を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、例えば、目標達成度が低い場合に、スケジュールの実行期間の延長、或は第1施策或は第2施策の内容の変更等を行って、スケジュールを修正することにより、肌状態サポートの精度及び効率を向上させて目標レベル達成の可能性を高めることができる。
また、前記ユーザ端末から送信される、前記スケジュールの実行状況に関する情報を含む実行状況データを受信し、該実行状況データから認識した前記スケジュールの実行状況に基づいて、前記スケジュールを修正する第3スケジュール修正部を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、例えば、スケジュールの進捗度が低い場合に、第1施策の内容の変更等を行ってスケジュールを修正することにより、スケジュールに変化を与えて、スケジュールの遂行に対するユーザの新たな意欲を生じさせることができる。
また、前記第3スケジュール修正部は、前記スケジュールの修正において、前記第1施策の実行度が所定の判定レベル以下であるときに、前記ユーザの負荷が軽減するように前記第1施策を変更することを特徴とする。
この構成によれば、例えば、第1施策による所定行動の実施が滞りがちである場合に、実施の負荷を減らす変更を行って(例えば、1日1万歩以上歩くから1日5千歩以上歩くへの変更)、第1施策の実行を促すことができる。
また、前記目標レベル設定部は、前記初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態と、前記ユーザから採取された角層細胞の情報とに基づいて、前記目標レベルを設定することを特徴とする。
この構成によれば、ユーザから採取された角層細胞の情報を用いることにより、ユーザの現状の肌状態をより正確に認識して、目標レベルを設定することができる。
また、前記初期ユーザ情報データに含まれるユーザの肌又は前記特定要素に関する情報は、ユーザの感覚に基づく主観データと測定に基づく客観データとを含んでいることを特徴とする。
この構成によれば、主観データと客観データを組み合わせて用いることにより、ユーザの肌又は特定要素の現状をより詳細に認識することができる。
また、前記ユーザ端末から送信される、前記第1施策による前記所定行動以外の行動である施策外行動の実施状況に関する情報を含む施策外行動実施データを受信し、該施策外行動実施データから、前記施策外行動により前記ユーザの肌又は前記特定要素の状態が改善されたことが認識される場合は、前記施策外行動の実施を促す施策外行動推奨データを前記ユーザ端末に送信する施策外行動モニタ部を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、ユーザが施策外行動を行ったことによって、ユーザの肌又は特定要素の状態が改善した場合に、ユーザに施策外行動の実施を促すことによって、肌又は特定要素の状態のさらなる改善を図ることができる。
また、前記ユーザ端末から送信される、前記第1施策による前記所定行動以外の行動である施策外行動の実施状況に関する情報を含む施策外行動実施データを受信し、該施策外行動実施データから、前記施策外行動により前記ユーザの肌又は前記特定要素の状態が悪化したことが認識される場合は、前記施策外行動の禁止又は代替行動への変更を促す施策外行動禁止データを前記ユーザ端末に送信する施策外行動モニタ部を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、ユーザが施策外行動を行ったことによって、ユーザの肌又は特定要素の状態が悪化した場合に、ユーザに施策外行動の禁止又は代替行動への変更を促すことにより、肌又は特定要素の状態がさらに悪化することを防止することができる。
また、複数の前記ユーザ端末から送信される、前記第1施策による前記所定行動以外の行動である施策外行動の実施状況を含む施策外行動実施データと、前記現状ユーザ情報データとを受信して、該施策外行動と該施策外行動を実施した各ユーザの肌及び前記特定要素の変化との関連性を示す第2の2次データを生成する第2の2次データ生成部を備え、
前記スケジュール決定部は、前記スケジュールを決定する際に、前記第2の2次データ生成部により前記第2の2次データが生成されているときには、前記第2の2次データを参照して、前記第2の2次データに含まれる前記施策外行動を、前記スケジュールの決定対象であるユーザの肌及び前記特定要素を改善するための前記第1施策による前記所定行動の候補対象とすることを特徴とする。
この構成によれば、第2の2次データ生成部により、各ユーザが突発的に行った施策外行動と施策外行動を行ったことによる肌及び特定要素の変化との関連性を示す第2の2次データが生成される。そして、スケジュール決定部により、スケジュールを決定する際に、第2の2次データを参照して、第2の2次データに含まれる施策外行動を第1施策による所定行動の候補対象とすることによって、肌状態の改善に有効な新たな施策を抽出することができる。
肌状態サポートシステムの利用形態の説明図。 肌状態サポートシステム及びユーザ端末の構成図。 肌状態サポートシステムによる一連の肌サポート処理の説明図。 肌状態サポートシステムにおける処理の第1のフローチャート。 肌状態ポートシステムにおける処理の第2のフローチャート。 ユーザ端末における処理の第1のフローチャート。 ユーザ端末における処理の第2のフローチャート。 主観データ及び客観データによる肌、心、体の初期データの解析処理の説明図。 体状態の数値化の説明図。 心状態の数値化の説明図。 肌の乾燥感を改善するための施策の説明図。 肌状態サポートを実施している期間における日々のモニタリングに基づく進捗表の説明図。 特殊事例による肌状態への影響の説明図。 ユーザ端末における肌状態の改善度の表示画面の説明図。 ゴール達成度の判定方法の説明図。 施策の評価方法の説明図であり、図16Aは施策の評価基準を示し、図16Bは施策評価の適用例を示している。 暮らし及び特殊事例の評価方法の説明図であり、図17Aは暮らし及び特殊事例の評価基準を示し、図17Bは暮らし及び特殊事例の評価の適用例を示している。 第1の2次データの説明図。 施策により実施される所定行動の例。
本発明の実施形態の一例について、図1〜図19を参照して説明する。
[A.肌状態サポートシステムの利用形態]
図1を参照して、肌状態サポートシステム10は、CPU、メモリ、各種インターフェース回路等を備えたコンピュータシステムにより構成され、メモリに保持された肌状態サポート用のプログラムをCPUで実行することによって、複数のユーザU(図1ではUa,Ub,Ucを例示)の肌状態を改善又は維持するための処理(肌状態サポート処理)を実行する機能が実現される。
肌状態サポートシステム10は、インターネット等の通信ネットワーク1を介して、複数のユーザUの通信端末(ユーザ端末)30(図1では30a,30b,30cを例示)との間でデータ通信を行うことにより、ユーザUの肌状態の改善又は維持をサポートする。
通信ネットワーク1には、担当者(アドバイザ)T(図1ではTa,Tbを例示)の通信端末50(図1では50a,50bを例示)も接続されている。担当者Qは、ユーザUの肌の特徴や趣味嗜好、生活スタイル等を考慮した適切な肌ケア法等の情報を含むデータを、肌状態サポートシステム10及びユーザ端末30に送信することにより、ユーザUの肌状態の改善に対するアドバイスを行う。
さらに、肌状態サポートシステム10は、複数のユーザUのユーザ端末30から送信される各ユーザの固有データを解析して、汎用的に活用可能な2次データを生成する機能を有しており、この2次データを通信ネットワーク1を介して他のシステム60に提供するサービスも行う。
[B.肌状態サポートシステム、及びユーザ端末の構成]
図2を参照して、肌状態サポートシステム10は、メモリに保持された肌状態サポート用のプログラムをCPUで実行することにより、目標レベル設定部11、スケジュール決定部12、モニタリング部13、スケジュール修正部14(本発明の第1〜第3スケジュール修正部の機能を含む)、施策外行動モニタ部15、及び2次データ生成部19として機能する。これらの構成による処理については後述する。また、肌状態サポートシステム10は、ユーザUの肌状態サポート処理に使用する各種データを保持するサポートDB(データベース)20を備えている。
次に、本実施形態のユーザ端末30はスマートフォンであり、表示器31、タッチパネル32、カメラ33、マイク34、CPU(Central Processing Unit)35、及びメモリ36等を備えている。CPU35は、メモリ36に保持された肌状態サポート用のアプリケーション35a(以下、肌サポートアプリ35aという)のプログラムを実行することにより、ユーザUが肌サポートアプリ35aを介して肌状態サポートシステム10によるサポートを享受可能な状態とする。
[C.肌状態サポートシステムによる一連の処理]
次に、図3を参照して、肌状態サポートシステム10は、「1.ゴール設定」、「2.スケジュール決定」、「3.モニタリング」、「4.スケジュール修正」、及び「5.2次データ生成」の各工程の処理を、図4,5に示したフローチャートに従って実行する。また、ユーザ端末30は、各工程における肌状態サポートシステム10の処理に応じて、図6,7に示したフローチャートによる処理を実行する。以下では、各工程における肌状態サポートシステム10及びユーザ端末30の処理について、図4〜7に示したフローチャートを参照しつつ説明する。
ユーザUは、図6のSTEP50で、肌サポートアプリ35aのプログラムをユーザ端末30にダウンロードして肌サポートアプリ35aを起動する。そして、ユーザUは肌サポートアプリ35aへの登録申請を行う。
肌状態サポートシステム10は、図4のSTEP10で、ユーザUからの登録申請を受け付けたときに、STEP11に処理を進めてSTEP11以降の肌状態サポート処理を開始する。
[D.ゴール設定の処理]
図3に示した「1.ゴール設定」の工程は、目標レベル設定部11により実行される。目標レベル設定部11は、図4のSTEP11でユーザ端末30にユーザUの現状の肌、体、心の各状態、及びユーザUが要望する肌状態を把握するための情報入力を促す初期情報要求データを送信する。
ここで、体及び心は本発明のユーザの特定要素に相当する。本実施形態では、ユーザの体及び心の両方を特定要素としたが、体又は心のいずれか一方を特定要素としてもよい。
この初期情報要求データを受信したユーザ端末30では、肌サポートアプリ35aが、図6のSTEP51で、ユーザUに対して、現状の肌、体、心の各状態、及びユーザUが要望する肌状態の入力を促す画面を表示器31に表示し、入力された情報を含む初期ユーザ情報データを肌状態サポートシステム10に送信する。
目標レベル設定部11は、図4のSTEP11で、初期ユーザ情報データを受信して、初期ユーザ情報データから認識したユーザUの肌、心、体の各状態と、ユーザUが要望する肌状態とに基づいて、肌状態の目標レベル(ゴール)を設定する。
ここで、初期ユーザ情報データには、肌状態、体状態、及び心状態についての主観データ及び客観データが含まれている。肌状態の主観データは、現状の肌状態に対するユーザUの満足度を10段階で示したデータであり、肌状態の客観データは、ユーザUの肌画像データと角層細胞の解析データである。
ユーザUの満足度は肌サポートアプリ35aにおけるアンケート入力によるものである。また、肌画像データは、ユーザ端末30のカメラ33又は接続端子40に接続された外部カメラによりユーザUが撮像したユーザUの顔の画像データである。
角層細胞の解析データは、角質採取テープにより採取されたユーザUの角層細胞の解析結果から抽出された保水能力と皮脂適格性に関するデータである。なお、角層細胞の解析は、例えばユーザ端末30に接続された測定機器45により行ってもよく(この場合は、解析により得られた保水能力と皮脂適格性のデータが、初期ユーザ情報データに含まれる)、或は、角質採取テープの画像データをユーザ端末30から肌状態サポートシステム10に送信し、肌状態サポートシステム10側で角質採取テープの画像を分析して保水能力と皮脂適格性を測定してもよい。
目標レベル設定部11は、図8に示したように、肌状態の初期値を、主観のスコアを3、肌画像のスコアを3、保水能力のスコアを2、皮脂適格性のスコアを1に割り当てて、合計した値を肌状態のスコアとする。
体状態の主観データと客観データは、図9に示したように分けられており、主観データは肌サポートアプリ35aにおけるアンケート入力によって取得される。客観データは、ユーザ端末30のカメラ33により撮像されたユーザUの舌・唇の画像データ、ユーザ端末30の接続端子40に接続された測定機器45により測定されたユーザUの血圧、不整脈、尿中成分、血中成分等の測定データと、肌サポートアプリ35aにおけるアンケート入力により取得された体調不良の回数、疲労度判定等のデータである。
心状態の主観データと客観データは、図10に示したように分けられており、主観データは、肌サポートアプリ35aにおけるアンケート入力によって取得される。客観データは、肌サポートアプリ35aにおけるアンケート入力(一日の笑った頻度等)と、測定機器による測定(脈拍モニタリングからの心理状態推定等)とにより取得される。
目標レベル設定部11は、このようにして初期ユーザ情報データから認識したユーザUの肌状態、体状態、及び心状態の主観データと客観データに基づいて、図8の右側の三角形で示したように、肌状態を1〜9、体状態を1〜6、心状態を1〜6の各スコアで表した3軸の初期値を設定する。
さらに、目標レベル設定部11は、初期ユーザ情報データに含まれる「なりたい肌とレベル」(本発明のユーザが要望する肌状態に相当する)と、「施策のカテゴリー、希望、頻度」を取得する。「なりたい肌とレベル」及び「施策のカテゴリー,希望,頻度」は、肌サポートアプリ35aにより、ユーザUが入力したものである。
ここで、「なりたい肌とレベル」において、「なりたい肌」とは、乾燥感、ごわつき、敏感、ニキビ、及びしぼみ感の中から選択された肌状態の改善対象であり、「レベル」とは、肌状態に対するユーザUの満足度であって、肌サポートアプリにおいて1〜10の10段階でユーザが選択したレベルである。例えば、現状の肌状態の満足度のレベルが3であるときに、「乾燥度改善」について目標レベル5が設定される。
また、「施策のカテゴリー、希望、頻度」において、カテゴリーとしては「食生活、自宅行動、運動、化粧品の使い方」等、希望としては「難易度、時間制約、肌ケアを行うシーン」等、頻度としては「アドバイスを受ける1日当たりの回数」等が選択される。
[E.スケジュール決定の処理]
図3に示した「2.スケジュール決定」の工程は、スケジュール決定部12により実行される。スケジュール決定部12は、図4のSTEP12で、ゴール(例えば、「乾燥度改善」についてレベル5)を達成するための施策を、図11に示した優先度1〜5の施策の中から選択する。この選択は、上述した「施策のカテゴリー、希望、頻度」を考慮して行われる。
図11に示した施策のうち、優先度1の「湯船につかる」、優先度2の「足のマッサージ」、及び5の「毎日1万歩以上歩く」は、本発明の第1施策(所定化粧品の使用以外であり、且つ、所定食品の摂取以外である、ユーザUの所定行動)であり、優先度3の「朝晩乳液を使用」は、本発明の第2施策(所定化粧品の使用)に相当する。
図12は、第1施策として「湯船につかる」及び「1万歩以上歩く」を選択し、その他の施策として「野菜摂取」を選択して決定されたスケジュール(第1施策が含まれるスケジュール)の例を示している。スケジュール決定部12は、このようにして決定したスケジュールの内容を示すスケジュールデータをユーザ端末30に送信する。
ユーザ端末30において、図6のSTEP52で、肌状態サポートシステム10からスケジュールデータを受信すると、肌サポートアプリ35aは、図12に示したようなスケジュールの実行表を表示可能にして、ユーザUによる各施策の実施を促す。図12の実行表においては、各施策(「湯船につかる」、「野菜摂取」、「1万歩以上歩く」)の内容が表示される。
[F.モニタリング工程]
図3に示した「3.モニタリング」の工程は、モニタリング部13により実行される。肌サポートアプリ35aの利用を開始したユーザUは、ユーザ端末30により、日々の肌、体、心の各状態と、スケジュールにより指示された施策の実施状況と、スケジュールにより指示された施策以外のユーザUの自主的な行動(施策外行動)の実施状況とを入力する。
肌サポートアプリ35aは、図6のSTEP53で、ユーザUにより肌、体、心の状態が入力されるとSTEP60に処理を進め、上述した初期ユーザ情報データと同様に、ユーザUの肌、体、心の状態についての主観データと客観データを含む現状ユーザ情報データを肌状態サポートシステム10に送信してSTEP54に処理を進める。
また、肌サポートアプリ35aは、図6のSTEP54で、ユーザUによりスケジュールの実行状況(各施策の実行状況)が入力されたときにSTEP61に処理を進め、スケジュールの実行状況を示す実行状況データを肌状態サポートシステム10に送信して図7のSTEP55に処理を進める。
さらに、肌サポートアプリ35aは、図7のSTEP55で、ユーザUにより施策外行動の実施状況が入力されたときにSTEP62に処理を進め、実施された施策外行動の内容を示す施策外行動実施データを肌状態サポートシステム10に送信してSTEP56に処理を進める。
図4のSTEP13〜図5のSTEP16、及び図4のSTEP20〜STEP22は、モニタリング部13による処理である。モニタリング部13は、STEP13でユーザ端末30から現状ユーザ情報データを受信したときにSTEP20に処理を進め、現状ユーザ情報データを受信しなかったときにはSTEP14に処理を進める。STEP20で、モニタリング部13は、現状ユーザ情報データをサポートDB20に蓄積してSTEP14に処理を進める。
また、モニタリング部13は、STEP14でユーザ端末30から実行状況データを受信したときにSTEP21に処理を進め、実行状況データを受信しなかったときにはSTEP15に処理を進める。STEP21で、モニタリング部13は、実行状況データをサポートDB20に蓄積してSTEP15に処理を進める。さらに、モニタリング部13は、STEP15でユーザ端末30から施策外行動実施データを受信したときにSTEP22に処理を進め、施策外行動実施データを受信しなかったときには図5のSTEP16に処理を進める。STEP22で、モニタリング部13は、施策外行動実施データをサポートDB20に蓄積して図5のSTEP16に処理を進める。
STEP16で、モニタリング部13は、サポートDB20に蓄積されたユーザUの初期ユーザ情報データ、現状ユーザ情報データ、実行状況データ、及び施策外行動実施データ等に基づいて、スケジュールの進捗状況を示す進捗表データを作成し、この進捗表データをユーザ端末30に送信する。
ここで、スケジュールの進捗表は、例えば図12に示したように、上から順に、肌状態(ここでは乾燥肌)のレベル、体状態のレベル、心状態のレベル、施策(湯船につかる、野菜摂取、1万歩以上歩く)の実施状況、暮らし情報(野菜摂取量、水分摂取量)、及び暮らし特殊事例が、1日単位で表示する構成となっている。暮らし情報及び暮らし特殊事例は、本発明の施策外行動に相当する。
ユーザ端末30において、肌サポートアプリ35aは、図7のSTEP56で、肌状態サポートシステム10から送信された進捗表データを受信したときにSTEP63に処理を進め、進捗表データを受信しなかったときにはSTEP57に処理を進める。STEP63で、肌サポートアプリ35aは、進捗表データをメモリ36に保持する。肌サポートアプリ35aは、進捗表データを用いて図12に示した進捗表をユーザ端末30の表示器31に表示する。
また、肌サポートアプリ35aは、進捗表データの他に、肌状態サポートシステム10のサポートDB20に蓄積されたユーザUの初期ユーザ情報データ、現状ユーザ情報データ、実行状況データ、施策外行動実施データ等を用いて、ユーザUの肌、体、心の各状態の推移や変化を示す情報を、ユーザ端末30の表示器31に表示する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、図13に示したように、スケジュールによる施策以外のユーザUの行動(洗顔法の変更、マッサージを受けた等)、及びユーザの体調(生理、睡眠不足等)と、ユーザUの肌状態の変化の関係を日単位の時系列グラフで、表示器31に表示する。
また、肌サポートアプリ35aは、図14に示したように、一カ月単位で、ユーザUの肌状態、心理状態、肌ケアの満足度、及び化粧品の使い方の評価値の変化を対比したレーダーチャートを表示器31に表示する。
ユーザUは、肌サポートアプリ35aによるこれらの表示を視認して、自身の肌、体、心の各状態の変化を確認することにより、肌の改善度と共に、体と心の状態の変化も把握することができるため、肌、体、及び心の状態をバランス良く改善しながら、目標とする肌状態のゴールへの到達することができる。
また、モニタリング部13は、図15に示したように、ゴール達成度の判定処理も実行する。モニタリング部13は、肌の乾燥感の主観値(主観レベル)と、肌状態の客観値(肌の画像スコア、保水能力、皮脂適切性)とに基づいて、肌状態のサポート開始時と3カ月後における評価値を比較して、ゴール達成度を判定する。
図15の例では、乾燥感の主観値のレベルが3カ月で3から5に増加しているので達成(○)と判定し、客観値についても、肌の画像スコアが3カ月で3から4に増大し、保水能力が2に維持され、皮脂適切性が1から2に増大しているので達成(○)と判定されている。そして、主観値と客観値が共にゴールを達成しているので、トータルとしてもゴールを達成したと判定している。
[G.スケジュール修正]
図3に示した「4.スケジュール修正」の工程は、スケジュール修正部14及び施策外行動モニタ部15により実行される。図5のSTEP17〜STE18、及びSTEP30が、スケジュール修正部14による処理である。また、図5のSTEP19〜STEP20、及びSTEP31〜STEP33が、施策外行動モニタ部15による処理である。
スケジュール修正部14は、STEP17で、サポートDB20に蓄積されたユーザUの初期ユーザ情報データ、現状ユーザ情報データ、及び実行状況データ等に基づいて、ユーザU肌状態の目標達成度、スケジュールに組み込まれた各施策の実行度、及び各施策の効果を評価する。
スケジュール修正部14は、図16Aに示した施策の判断基準を用いて、肌状態と体又は心の状態との相関関係を抽出し、この相関関係に基づいて、スケジュールに組み込まれた各施策の継続、中止、別の施策への変更を判断する。なお、肌状態と体又は心の状態との相関関係を抽出して、この相関関係に基づいてスケジュールに組み込まれた各施策の中止、変更を行う構成は、本発明の第1スケジュール修正部に相当する。
図16Aの評価基準では、判定項目として、実施の有無、肌への影響、体への影響、心への影響という四項目が使用され、実施され、肌に良い影響があり、且つ、体と心に悪い影響がない施策については、A評価となって継続と判断される。
それに対して、実施され、肌に良い影響があるが、体と心のいずれかに悪い影響がある施策については、B評価となって中止或は別施策への変更と判断される。また、実施されなかった施策はユーザUにとって負荷が大きかったと考えられるため、C評価となって中止或は別施策(例えば、ユーザUの負荷が軽減する施策)への変更と判断される。
なお、このように、ユーザUの実施度が低い(本発明の第1判定レベル以下に相当する)場合に、第1施策を変更する構成は、本発明の第3スケジュール修正部に相当する。また、図8に示した肌状態のスコアの上昇度(本発明の目標達成度に相当する)が低い場合に第1施策を変更してもよく、このように肌状態のスコアの上昇度に基づいて第1施策を修正する構成は、本発明の第2スケジュール修正部に相当する。
図16Bは、図16Aに示した評価基準を、本実施形態における施策(湯船につかる、野菜摂取、1万歩以上歩く)に適用した例を示している。図16Bにより、スケジュール修正部14は、「湯船につかる」についてはA評価として、次のスケジュールでの継続を決定し、「野菜摂取」についてはB評価として、次のスケジュールでの中止或は他の施策への変更を決定し、「1万歩以上歩く」についてはC評価として、次のスケジュールでの中止或は他の施策への変更を決定している。
スケジュール修正部14はこのような評価処理を行って、STEP18でスケジュール修正(主として施策の変更による修正)の要否を判断し、スケジュール修正が必要と判断したときはSTEP30に処理を進め、スケジュールを修正する。そして、修正したスケジュールデータをユーザ端末30送信して、STEP19に処理を進める。一方、スケジュールの修正が不要であると判断したときには、スケジュール修正部14は、STEP18から図5のSTEP19に処理を進め、この場合はスケジュールは修正されない。
次に、施策外行動モニタ部15は、STEP19で、初期ユーザ情報データ、現状ユーザ情報データ、及び施策外行動実施データ等に基づいて、ユーザUが行った各施策外行動(スケジュールに組み込まれている施策以外に、ユーザが行った行動)を評価する。
施策外行動モニタ部15は、図17Aに示した施策外行動の判断基準を用いて、施策外行動の推奨又は禁止を、推奨しないを判断する。図17Aの評価基準では、判定項目として、肌、体、心の各状態への影響が使用される。
そして、「肌、体、心のいずれかに良い影響があり、且ついずれについても悪い影響が無い」場合は、D評価となって実施が推奨される。それに対して、「肌、体、心のいずれかに悪い影響がある」場合は、E評価となって禁止が提案される。また、「肌、体、心のいずれにも影響が無い」場合には、F評価となって実施が推奨されない。
図17Bは、図17Aに示した評価基準を、本実施形態における施策外行動(マッサージを受けた、チョコレートを大量に摂取した)に適用した例を示している。図17Bにより、施策外行動モニタ部15は、「マッサージを受ける」についてはD評価として、次のスケジュールでの実施の推奨を決定している。また、「チョコレートの大量摂取」についてはE評価として、次のスケジュールでの止めるための施策(例えば、和菓子を摂取する代替案)の提案を決定している。
施策外行動モニタ部15は、スケジュールに組み込まれた施策の中止或は変更、又は施策外行動について、実施の推奨或は禁止を決定したときには、STEP20からSTEP31に処理を進める。そして、推奨を決定したときはSTEP31からSTEP33に処理を進め、施策外行動の実施を推奨する施策外行動推奨データをユーザ端末30に送信して、図4のSTEP13に処理を進める。
一方、禁止を決定したときには、施策外行動モニタ部15は、STEP31からSTEP32に処理を進め、施策外行動の禁止を提案する施策外行動禁止データをユーザ端末30に送信して、図4のSTEP13に処理を進める。
また、施策外行動モニタ部15は、推奨又は禁止する施策外行動がない場合には、STEP20から図4のSTEP13に処理を進める。なお、禁止を提案する施策外行動に代替行動がある場合には、禁止の提案に代えて代替行動への変更を提案する施策外行動禁止データをユーザ端末30に送信するようにしてもよい。
ユーザ端末30において、肌サポートアプリ35aは、図7のSTEP57で、肌状態サポートシステム10からスケジュール修正データを受信したときにSTEP64に処理を進め、スケジュール修正データを受信しなかったときにはSTEP58に処理を進めす。STEP64で、スケジュール修正部14は、スケジュール修正データに基づいてスケジュールを修正する。そして、肌サポートアプリ35aは、メモリ36に保持されたスケジュールデータを更新して、処理をSTEP64に進める。
また、肌サポートアプリ35aは、図7のSTEP58で、肌状態サポートシステム10から施策外行動推奨データ又は施策外行動禁止データを受信したときにSTEP65に処理を進め、施策外行動禁止データを受信しなかったときには図6のSTEP53に処理を進めす。STEP65で、肌サポートアプリ35aは、受信したデータに応じて、施策外行動を推奨又は禁止を報知する画面をユーザ端末30の表示器31に表示する。なお、この報知は、例えば図12に示した進捗表に報知メッセージを表示して行ってもよい。また、推奨する施策外行動を、新たな施策としてスケジュールを修正してもよい。
[H.2次データ生成]
図3に示した「5.2次データ生成」の工程は、2次データ生成部19(本発明の第1の2次データ生成部、及び第2の2次データ生成部に相当する)により実行される。2次データ生成部19は、複数のユーザUから送信される初期ユーザ情報データ、現状ユーザ情報データ、実行状況データ、施策外行動実施データ等の各種データ(以下、ユーザ個別データという)を、各ユーザー毎にサポートDB20に順次蓄積する。
そして、2次データ生成部19は、サポートDB20に蓄積されたユーザ個別データを分析して、例えば図18に示したように、各ユーザの特性(性別、年齢、居住地、嗜好、ライフスタイル等)、サポートの対象(乾燥感、ごわつき、敏感、ニキビ、しぼみ感等)、スケジュールにより提案された施策(湯船につかる、野菜摂取、1万歩以上歩く等)、及び施策の実施による肌、体、心の各状態の変化等を関連付けた第1の2次データ(個人データ)を生成する。
また、2次データ生成部19は、施策外行動についても図18と同様に、各ユーザの特性と施策外行動の実施による肌、体、心の各状態の影響とを関連付けた第2の2次データを生成する。
このようにして生成された第1の2次データ及び第2の2次データは、同様の特性を有するユーザについて、体及び心に良い影響を与えつつ肌状態の改善を図るために有効な施策を選択する際に、有効に活用することができる。例えば、上述した図3の「2.スケジュール決定」の工程において、スケジュール決定部12は、第1の2次データ及び第2の2次データを参照して、ユーザUの特性に適合した施策を選択することができる。
なお、同様の特性を有する複数のユーザについての第1の2次データ及び第2の2次データを解析して、ある特性とその特性を有するユーザに共通して有効な施策とを関連づけた第3の2次データ(マスデータ)を生成するようにしてもよい。
また、上述した図3の「4.スケジュール修正」の工程において、スケジュール修正部14は、ユーザUの肌、体、心の各状態の推移に応じてスケジュールを変更する際に、第1の2次データ及び第2の2次データを参照して、より有効な施策或は施策外行動を組み込んだスケジュールに変更することができる。
さらに、2次データは、肌状態のサポートを行う上で有効に利用できると共に、ある特性を有するユーザ(例えば、東京に住む30代のアウトドア志向の女性等)をターゲットとしたマーケティング等の目的にも利用することができる。そのため、第1の2次データ及び第2の2次データを図1に示した他のシステム60等に提供してもよい。
[I.他の実施形態]
上記実施形態において、スケジュール決定部12及びスケジュール修正部14は、第1施策(所定化粧品の使用以外であり、且つ、所定食品の摂取以外である、行動を促す施策)と、第2施策(所定化粧品の使用を促す施策)とを含むスケジュールを決定してもよく、又、第1施策と第2施策を含むスケジュールに修正してもよい。
また、上記実施形態では、施策により実施される所定行動として、「乾燥感」に対応した湯船につかる、野菜摂取、1万歩以上歩く、という行動を例示したが、所定行動はこれらに限定されず、改善又は維持の対象となる肌状態に対応し、体及び心に悪い影響を与えることなく、肌状態の改善又は維持の効果が期待できる行動であればよい。また、第1施策及び第2施策により、特定要素を改善し、その結果、肌状態が改善される形態をとっても良い。
例えば、図19に示したように、「ニキビ」、「敏感」、「しぼみ感」、及び「ごわつき」の各肌状態に対する所定行動が設定されている。
1…通信ネットワーク、10…肌状態サポートシステム、11…目標レベル設定部、12…スケジュール決定部、13…モニタリング部、14…スケジュール修正部、19…2次データ生成部、20…サポートDB(データベース)、30(30a,30b,30c)…ユーザ端末(スマートフォン)、31…表示器、32…タッチパネル、33…カメラ、34…マイク、35…CPU、35a…肌サポートアプリ、36…メモリ、40…接続端子、45…測定機器。
本発明の肌状態サポートシステムは、
ユーザ端末との間のデータ通信を介して、ユーザの肌状態を改善するための継続的なサポート処理を実行する肌状態サポートシステムであって、
前記ユーザ端末から送信される、前記サポート処理を開始する際のユーザの肌、及び該ユーザの体と心の一方又は両方である特定要素に関する情報を含む初期ユーザ情報データを受信し、該初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態に基づいて、前記ユーザの肌状態の目標レベルを設定する目標レベル設定部と、
前記目標レベル、及び前記初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態に基づいて、前記ユーザ所定行動を促す施策を含む、前記目標レベルを達成するためのスケジュールを決定し、該スケジュールの内容を示すスケジュールデータを前記ユーザ端末に送信するスケジュール決定部と、
記スケジュールデータを受信した前記ユーザ端末から送信される、前記ユーザの肌、及び前記特定要素に関する情報を含む現状ユーザ情報データを受信し、該現状ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌状態と前記目標レベルとに基づいて、肌状態の目標達成度を算出し、該目標達成度を示す目標達成度データを前記ユーザ端末に送信するモニタリング部と
前記現状ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌状態と前記特定要素の状態との相関関係を抽出し、該相関関係に基づいて前記スケジュールを修正するスケジュール修正部と、を備えていることを特徴とする。
次に、スケジュール決定部により、肌状態の目標レベルと、ユーザの肌及び特定要素の現状とに基づいて、ユーザ所定行動(生活習慣、食生活の改善等を通じて、肌状態の改善と共に、特定要素の状態も改善することが期待される行動)の実施を促す施策が選定され、施策を含むスケジュールの内容を示すスケジュールデータがユーザ端末に送信される。ユーザは、このスケジュールに従って施策による所定行動を計画的に実施することにより、生活習慣や食生活等をバランス良く改善しながら、肌状態の目標レベルへの到達を図ることができる。
また、ユーザの肌状態と特定要素との相関関係(例えば、睡眠不足により肌荒れが生じるという相関関係)を抽出し、この相関関係に基づいて、肌状態の悪化を防止するための施策(例えば、睡眠時間が短い日が続いている場合に、睡眠時間を長くすることを促す施策)を組み込んだスケジュール修正を行うことで、ユーザの肌荒れを未然に防止することが可能になる。
また、前記スケジュール修正部は、前記ユーザの肌状態と前記特定要素の状態との相関関係として、肌状態は向上若しくは維持されたが前記特定要素の状態が悪化したことを抽出したときに、前記スケジュールを修正することを特徴とする。
本発明の肌状態サポートシステムは、
ユーザ端末との間のデータ通信を介して、ユーザの肌状態を改善するための継続的なサポート処理を実行する肌状態サポートシステムであって、
前記ユーザ端末から送信される、前記サポート処理を開始する際のユーザの肌、及び該ユーザの体と心の一方又は両方である特定要素に関する情報を含む初期ユーザ情報データを受信し、該初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態に基づいて、前記ユーザの肌状態の目標レベルを設定する目標レベル設定部と、
前記目標レベル、及び前記初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態に基づいて、前記ユーザに所定行動を促す施策を含む、前記目標レベルを達成するためのスケジュールを決定し、該スケジュールの内容を示すスケジュールデータを前記ユーザ端末に送信するスケジュール決定部と、
前記スケジュールデータを受信した前記ユーザ端末から送信される、前記ユーザの肌、及び前記特定要素に関する情報を含む現状ユーザ情報データを受信し、該現状ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌状態と前記目標レベルとに基づいて、肌状態の目標達成度を算出し、該目標達成度を示す目標達成度データを前記ユーザ端末に送信するモニタリング部と、
前記ユーザ端末から送信される、前記スケジュールの実行状況に関する情報を含む実行状況データを受信し、該実行状況データから認識した前記スケジュールの実行状況に基づいて、前記スケジュールを修正するスケジュール修正部と、を備えていることを特徴とする。
この構成によれば、例えば、スケジュールの進捗度が低い場合に、施策の内容の変更等を行ってスケジュールを修正することにより、スケジュールに変化を与えて、スケジュールの遂行に対するユーザの新たな意欲を生じさせることができる。
また、前記スケジュール修正部は、前記スケジュールの修正において、前記施策の実行度が所定の判定レベル以下であるときに、前記ユーザの負荷が軽減するように前記施策を変更することを特徴とする。
この構成によれば、例えば、施策による所定行動の実施が滞りがちである場合に、実施の負荷を減らす変更を行って(例えば、1日1万歩以上歩くから1日5千歩以上歩くへの変更)、施策の実行を促すことができる。
また、本発明の肌状態サポートシステムは、
ユーザ端末との間のデータ通信を介して、ユーザの肌状態を改善するための継続的なサポート処理を実行する肌状態サポートシステムであって、
前記ユーザ端末から送信される、前記サポート処理を開始する際のユーザの肌、及び該ユーザの体と心の一方又は両方である特定要素に関する情報を含む初期ユーザ情報データを受信し、該初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態に基づいて、前記ユーザの肌状態の目標レベルを設定する目標レベル設定部と、
前記目標レベル、及び前記初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態に基づいて、前記ユーザに所定行動を促す施策を含む、前記目標レベルを達成するためのスケジュールを決定し、該スケジュールの内容を示すスケジュールデータを前記ユーザ端末に送信するスケジュール決定部と、
前記スケジュールデータを受信した前記ユーザ端末から送信される、前記ユーザの肌、及び前記特定要素に関する情報を含む現状ユーザ情報データを受信し、該現状ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌状態と前記目標レベルとに基づいて、肌状態の目標達成度を算出し、該目標達成度を示す目標達成度データを前記ユーザ端末に送信するモニタリング部と、
前記ユーザ端末から送信される、前記施策による前記所定行動以外の行動である施策外行動の実施状況に関する情報を含む施策外行動実施データを受信し、該施策外行動実施データから、前記施策外行動により前記ユーザの肌又は前記特定要素の状態が改善されたことが認識される場合は、前記施策外行動の実施を促す施策外行動推奨データを前記ユーザ端末に送信する施策外行動モニタ部と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の肌状態サポートシステムは、
ユーザ端末との間のデータ通信を介して、ユーザの肌状態を改善するための継続的なサポート処理を実行する肌状態サポートシステムであって、
前記ユーザ端末から送信される、前記サポート処理を開始する際のユーザの肌、及び該ユーザの体と心の一方又は両方である特定要素に関する情報を含む初期ユーザ情報データを受信し、該初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態に基づいて、前記ユーザの肌状態の目標レベルを設定する目標レベル設定部と、
前記目標レベル、及び前記初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態に基づいて、前記ユーザに所定行動を促す施策を含む、前記目標レベルを達成するためのスケジュールを決定し、該スケジュールの内容を示すスケジュールデータを前記ユーザ端末に送信するスケジュール決定部と、
前記スケジュールデータを受信した前記ユーザ端末から送信される、前記ユーザの肌、及び前記特定要素に関する情報を含む現状ユーザ情報データを受信し、該現状ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌状態と前記目標レベルとに基づいて、肌状態の目標達成度を算出し、該目標達成度を示す目標達成度データを前記ユーザ端末に送信するモニタリング部と、
前記ユーザ端末から送信される、前記施策による前記所定行動以外の行動である施策外行動の実施状況に関する情報を含む施策外行動実施データを受信し、該施策外行動実施データから、前記施策外行動により前記ユーザの肌又は前記特定要素の状態が悪化したことが認識される場合は、前記施策外行動の禁止又は代替行動への変更を促す施策外行動禁止データを前記ユーザ端末に送信する施策外行動モニタ部と、を備えていることを特徴とする。
また、本発明の肌状態サポートシステムは、
複数のユーザ端末との間のデータ通信を介して、ユーザの肌状態を改善するための継続的なサポート処理を実行する肌状態サポートシステムであって、
前記ユーザ端末から送信される、前記サポート処理を開始する際のユーザの肌、及び該ユーザの体と心の一方又は両方である特定要素に関する情報を含む初期ユーザ情報データを受信し、該初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態に基づいて、前記ユーザの肌状態の目標レベルを設定する目標レベル設定部と、
前記目標レベル、及び前記初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態に基づいて、前記ユーザに所定行動を促す施策を含む、前記目標レベルを達成するためのスケジュールを決定し、該スケジュールの内容を示すスケジュールデータを前記ユーザ端末に送信するスケジュール決定部と、
前記スケジュールデータを受信した前記ユーザ端末から送信される、前記ユーザの肌、及び前記特定要素に関する情報を含む現状ユーザ情報データを受信し、該現状ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌状態と前記目標レベルとに基づいて、肌状態の目標達成度を算出し、該目標達成度を示す目標達成度データを前記ユーザ端末に送信するモニタリング部と、
複数の前記ユーザ端末から送信される、前記施策による前記所定行動以外の行動である施策外行動の実施状況を含む施策外行動実施データと、前記現状ユーザ情報データとを受信して、該施策外行動と該施策外行動を実施した各ユーザの肌及び前記特定要素の変化との関連性を示す2次データを生成する2次データ生成部と、を備え、
前記スケジュール決定部は、前記スケジュールを決定する際に、前記2次データ生成部により前記2次データが生成されているときには、前記2次データを参照して、前記2次データに含まれる前記施策外行動を、前記スケジュールの決定対象であるユーザの肌及び前記特定要素を改善するための前記施策による前記所定行動の候補対象とすることを特徴とする。
この構成によれば、2次データ生成部により、各ユーザが突発的に行った施策外行動と施策外行動を行ったことによる肌及び特定要素の変化との関連性を示す2次データが生成される。そして、スケジュール決定部により、スケジュールを決定する際に、2次データを参照して、2次データに含まれる施策外行動を施策による所定行動の候補対象とすることによって、肌状態の改善に有効な新たな施策を抽出することができる。

Claims (13)

  1. ユーザ端末との間のデータ通信を介して、ユーザが要望する肌状態を実現するための継続的なサポート処理を実行する肌状態サポートシステムであって、
    前記ユーザ端末から送信される、前記サポート処理を開始する際のユーザの肌、及び該ユーザの体と心の一方又は両方である特定要素に関する情報と、前記ユーザが要望する肌状態に関する情報とを含む初期ユーザ情報データを受信し、該初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態と、前記ユーザが要望する肌状態とに基づいて、前記ユーザの肌状態の目標レベルを設定する目標レベル設定部と、
    前記目標レベル、及び前記初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態に基づいて、所定化粧品の使用以外であり、且つ、所定食品の摂取以外である、前記ユーザの所定行動を促す第1施策を含む、前記目標レベルを達成するためのスケジュールを決定し、該スケジュールの内容を示すスケジュールデータを前記ユーザ端末に送信するスケジュール決定部と、
    前記目標レベルと、前記スケジュールデータを受信した前記ユーザ端末から送信される、前記ユーザの肌、及び前記特定要素に関する情報を含む現状ユーザ情報データを受信し、該現状ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌状態と前記目標レベルとに基づいて、肌状態の目標達成度を算出し、該目標達成度を示す目標達成度データを前記ユーザ端末に送信するモニタリング部と
    を備えていることを特徴とする肌状態サポートシステム。
  2. 請求項1に記載の肌状態サポートシステムにおいて、
    複数の前記ユーザ端末から送信される前記初期ユーザ情報データ及び前記現状ユーザ情報データを受信して、複数種類の前記第1施策と各第1施策を実行した各ユーザの肌及び前記特定要素の状態の変化との関連性を示す第1の2次データを生成する第1の2次データ生成部を備え、
    前記スケジュール決定部は、前記スケジュールを決定する際に、前記第1の2次データ生成部により前記第1の2次データが既に生成されているときには、前記第1の2次データを参照して、前記スケジュールの決定対象であるユーザの肌及び前記特定要素の状態を改善するための前記第1施策を選択する
    ことを特徴とする肌状態サポートシステム。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の肌状態サポートシステムにおいて、
    前記スケジュール決定部は、前記目標レベル及び前記初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌の状態に基づいて、所定化粧品の使用を促す第2施策を決定し、前記第1施策及び前記第2施策を含む前記スケジュールを決定する
    ことを特徴とする肌状態サポートシステム。
  4. 請求項1から請求項3のうちいずれか1項に記載の肌状態サポートシステムにおいて、
    前記現状ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌状態と前記特定要素の状態との相関関係を抽出し、該相関関係に基づいて前記スケジュールを修正する第1スケジュール修正部を備えている
    ことを特徴とする肌状態サポートシステム。
  5. 請求項4に記載の肌状態サポートシステムにおいて、
    前記第1スケジュール修正部は、前記ユーザの肌状態と前記特定要素の状態との相関関係として、肌状態は向上若しくは維持されたが前記特定要素の状態が悪化したことを抽出したときに、前記スケジュールを修正することを特徴とする肌状態サポートシステム。
  6. 請求項1から請求項5のうちいずれか1項に記載の肌状態サポートシステムにおいて、
    前記目標達成度に基づいて、前記スケジュールを修正する第2スケジュール修正部を備えている
    ことを特徴とする肌状態サポートシステム。
  7. 請求項1から請求項6のうちいずれか1項に記載の肌状態サポートシステムにおいて、
    前記ユーザ端末から送信される、前記スケジュールの実行状況に関する情報を含む実行状況データを受信し、該実行状況データから認識した前記スケジュールの実行状況に基づいて、前記スケジュールを修正する第3スケジュール修正部を備えている
    ことを特徴とする肌状態サポートシステム。
  8. 請求項7に記載の肌状態サポートシステムにおいて、
    前記第3スケジュール修正部は、前記スケジュールの修正において、前記第1施策の実行度が所定の判定レベル以下であるときに、前記ユーザの負荷が軽減するように前記第1施策を変更する
    ことを特徴とする肌状態サポートシステム。
  9. 請求項1から請求項8のうちいずれか1項に記載の肌状態サポートシステムにおいて、
    前記目標レベル設定部は、前記初期ユーザ情報データから認識した前記ユーザの肌及び前記特定要素の状態と、前記ユーザから採取された角層細胞の情報とに基づいて、前記目標レベルを設定する
    ことを特徴とする肌状態サポートシステム。
  10. 請求項1から請求項9のうちいずれか1項に記載の肌状態サポートシステムにおいて、
    前記初期ユーザ情報データに含まれるユーザの肌又は前記特定要素に関する情報は、ユーザの感覚に基づく主観データと測定に基づく客観データとを含んでいる
    ことを特徴とする肌状態サポートシステム。
  11. 請求項1から請求項10のうちいずれか1項に記載の肌状態サポートシステムにおいて、
    前記ユーザ端末から送信される、前記第1施策による前記所定行動以外の行動である施策外行動の実施状況に関する情報を含む施策外行動実施データを受信し、該施策外行動実施データから、前記施策外行動により前記ユーザの肌又は前記特定要素の状態が改善されたことが認識される場合は、前記施策外行動の実施を促す施策外行動推奨データを前記ユーザ端末に送信する施策外行動モニタ部を備えている
    ことを特徴とする肌状態サポートシステム。
  12. 請求項1から請求項11のうちいずれか1項に記載の肌状態サポートシステムにおいて、
    前記ユーザ端末から送信される、前記第1施策による前記所定行動以外の行動である施策外行動の実施状況に関する情報を含む施策外行動実施データを受信し、該施策外行動実施データから、前記施策外行動により前記ユーザの肌又は前記特定要素の状態が悪化したことが認識される場合は、前記施策外行動の禁止又は代替行動への変更を促す施策外行動禁止データを前記ユーザ端末に送信する施策外行動モニタ部を備えている
    ことを特徴とする肌状態サポートシステム。
  13. 請求項1から請求項12のうちいずれか1項に記載の肌状態サポートシステムにおいて、
    複数の前記ユーザ端末から送信される、前記第1施策による前記所定行動以外の行動である施策外行動の実施状況を含む施策外行動実施データと、前記現状ユーザ情報データとを受信して、該施策外行動と該施策外行動を実施した各ユーザの肌及び前記特定要素の変
    化との関連性を示す第2の2次データを生成する第2の2次データ生成部を備え、
    前記スケジュール決定部は、前記スケジュールを決定する際に、前記第2の2次データ生成部により前記第2の2次データが生成されているときには、前記第2の2次データを参照して、前記第2の2次データに含まれる前記施策外行動を、前記スケジュールの決定対象であるユーザの肌及び前記特定要素を改善するための前記第1施策による前記所定行動の候補対象とすることを特徴とする肌状態サポートシステム。
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