JP7337484B2 - 画像表示装置、画像表示システム、画像表示プログラム及び画像表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、画像表示装置、画像表示システム、画像表示プログラム及び画像表示方法に関する。
従来、肌状態のケアに関する様々なツールが知られている。
例えば、特許文献1には、顧客の肌状態の評価項目の評価結果を示すグラフ図を表示する肌状態測定装置が記載されている。
肌状態測定装置は、顧客の肌に関する3個の評価項目の評価結果がモニター画面上で、三角形として表示されるとともに、全ての項目が基準値を含む好適範囲内にある理想的な状態が同心正三角形に挟まれた領域として表示されるため、両者を対比することにより、肌状態を悪くしている項目の偏りが一目でわかるようになっている。
特許第4299080号公報
しかし、特許文献1の技術では、顧客の現在の肌の評価結果と、理想的な状態との隔たりを把握することはできるけれども、顧客が実施している肌状態の改善のための施策が効果的かどうかを顧客に認識させることは難しかった。
そこで、本発明は、ユーザが実施している行動の影響をユーザに認識させることができる画像表示装置、画像表示システム、画像表示プログラム及び画像表示方法を提供することを目的とする。
本発明の画像表示装置は、
肌状態認識システムと通信を行って画像表示の処理を実行する画像表示装置において、
前記画像表示装置は、
情報を出力する出力部と、
ユーザの肌状態、心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ及び、前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴を認識するデータ認識部と、
前記時系列データに基づいて前記ユーザの肌状態の変化態様が所定の条件を充足する期間を認識する期間認識部と、
当該期間において実施された行動を認識する行動認識部と、
情報出力制御部と、を備え、
前記時系列データ及び当該期間において実施された行動に基づいて、ユーザの肌状態を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態の時系列の遷移に対応する位置に表示される前記ユーザの肌状態の遷移グラフと、当該期間において実施された行動を示す表示とを前記出力部に出力し、
前記時系列データに基づいて、前記行動認識部により認識された行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識する施策情報送信部を有する前記肌状態認識システムから当該施策情報送信部の認識結果を受信し、
前記受信した前記施策情報送信部の認識結果に応じて、前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するように構成されていることを特徴とする。
当該構成の画像表示装置によれば、時系列データに基づいてユーザの状態の変化態様が所定の条件を充足する期間が認識され、行動履歴情報に基づいて当該期間において実施された行動が認識され、当該期間において実施された行動を示す表示が前記期間における遷移グラフと関連付けて表示される。これにより、ユーザに、ユーザの状態の変化態様が所定の条件を充足した期間において実施された行動を認識させることができるので、行動とユーザの状態の変化との関係を認識させることができる。
本構成の画像表示装置において、
記情報出力制御部は、
前記時系列データに基づいて前記ユーザの肌状態と、当該ユーザの心状態及び体状態の一方または両方と、を評価し、
前記2次元座標系として、当該評価結果を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系を出力するとともに、当該2次元座標系上の当該評価結果の時系列の遷移に対応する位置に表示される当該評価結果の遷移グラフと、前記実施された行動を示す表示とを前記出力部に出力するように構成されていることが好ましい。
ユーザの行動は、当該ユーザの肌状態だけでなく心状態、体状態に影響を及ぼすことが想定される。本構成の画像表示装置によれば、ユーザの肌状態と、当該ユーザの心状態及び体状態の一方または両方の評価結果の時系列の遷移グラフが、実施された行動を示す表示とともに出力される。これにより、ユーザが実施した行動によるユーザの状態について、肌状態のみならず心状態及び体状態の一方または両方も含めて評価した結果の良し悪しの変化を、ユーザに認識させることができる。
本発明の画像表示装置は、
肌状態認識システムと通信を行って画像表示の処理を実行する画像表示装置において、
前記画像表示装置は、
情報を出力する出力部と、
ユーザの肌状態、心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ、前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴及び、前記ユーザの肌状態の基準状態を示す基準レベルを認識するデータ認識部と、
情報出力制御部と、を備え、
前記時系列データと前記基準レベルとに基づいて、ユーザの肌状態を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記基準状態に対応する位置に表示される基準レベル表示と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態の時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態の遷移グラフとを前記出力部に出力し、
前記時系列データ及び前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴に基づいて、前記ユーザが実施した行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識する施策情報送信部を有する前記肌状態認識システムから当該施策情報送信部の認識結果を受信し、
前記受信した前記施策情報送信部の認識結果に応じて、前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力することを特徴とする。
当該構成の画像表示装置によれば、2次元座標系上の前記基準状態に対応する位置に表示される基準レベル表示と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態の時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態の遷移グラフとが出力される。基準レベル表示の位置と遷移グラフとの距離から基準状態とユーザの肌状態とのかい離の度合いをユーザに認識させることができるとともに、遷移グラフからユーザの肌状態の時系列の遷移をユーザに認識させることができる。この結果、普段ユーザが実施している行動による肌状態への影響をユーザに認識させることができる。
本発明の画像表示装置において、
記情報出力制御部は、
前記時系列データに基づいて前記ユーザの肌状態と、当該ユーザの心状態及び体状態の一方または両方と、を評価し、
前記2次元座標系として、当該評価結果を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系を出力するとともに、当該2次元座標系上の当該評価結果の時系列の遷移に対応する位置に表示される当該評価結果の遷移グラフとを前記出力部に出力するように構成されていることが好ましい。
本構成の画像表示装置によれば、ユーザの肌状態と、当該ユーザの心状態及び体状態の一方または両方の評価結果の時系列の遷移グラフが、肌状態の遷移グラフとともに出力される。これにより、ユーザの状態について、肌状態の変化及び基準状態からのかい離度合いのみならず、肌状態と心状態及び体状態の一方または両方とを含めて評価した結果の良し悪しの変化を、ユーザに認識させることができる。
本発明の画像表示装置は、
肌状態認識システムと通信を行って画像表示の処理を実行する画像表示装置において、
前記画像表示装置は、
情報を出力する出力部と、
ユーザの肌状態心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ及び、前記ユーザが実施した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴を認識するデータ認識部と、
情報出力制御部と、を備え、
前記時系列データ及び前記ユーザが実行した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴に基づいて、
前記行動の実行の前日と当日との間において前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態に所定以上の改善又は悪化が起こるか否かを当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態の変化量に基づいて判定するための第1の閾値と、当該行動を実行した日数に対する、当該行動の実行の前日と当日との間において当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態に当該所定以上の改善又は悪化が起こる日数の割合が所定割合以上であるか否かを判定するための第2の閾値とを用いて、実行の前日と当日との間において当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態に前記第1の閾値以上の改善又は悪化が起こる行動でありかつ、当該行動を実行した日数に対する、当該行動の実行の前日と当日との間において当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態に当該所定以上の改善又は悪化が起こる日数の割合が前記第2の閾値以上である行動を認識するとともに、
前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態の時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態、心状態又は体状態の遷移グラフと、前記認識された行動の実行の有無又は行動の実行の度合いを示す表示とを同時に表示するように前記出力部に出力し、
前記時系列データ及び前記ユーザが実施した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴に基づいて、前記ユーザが実施した行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識する施策情報送信部を有する前記肌状態認識システムから当該施策情報送信部の認識結果を受信し、
前記受信した前記施策情報送信部の認識結果に応じて、前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するように構成されていることを特徴とする。
当該構成の画像表示装置によれば、行動の実行の前日と当日との間においてユーザの状態に所定以上の改善又は悪化が起こるか否かを当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態の変化量に基づいて判定するための第1の閾値と、当該行動を実行した日数に対する、当該行動の実行の前日と当日との間において当該ユーザの状態に当該所定以上の改善又は悪化が起こる割合が所定割合以上であるか否かを判定するための第2の閾値とを用いて、実行の前後において当該ユーザの状態に第1の閾値以上の改善又は悪化が起こる行動でありかつ、当該所定以上の改善又は悪化が起こる日数の割合が第2の閾値以上である行動が認識される。そして、当該認識された行動の実行の有無又は行動の実行の度合いを示す表示が、ユーザの状態の時系列の遷移を示す情報と同時に表示されるように、出力部に出力される。これにより、実行の前日と当日との間において当該ユーザの状態に所定以上の改善又は悪化が起こる行動でありかつ、当該所定以上の改善又は悪化が起こる割合が所定以上である行動をユーザに知らせることができる。
本発明の画像表示装置は、
肌状態認識システムと通信を行って画像表示の処理を実行する画像表示装置において、
前記画像表示装置は、
情報を出力する出力部と、
ユーザの肌状態心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ及び、前記ユーザが実施した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴を認識するデータ認識部と、
前記時系列データに基づいて前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態の変化態様が所定の条件を充足する期間を認識する期間認識部と、
当該期間において実施された行動を認識する行動認識部と、
情報出力制御部と、を備え、
前記時系列データに基づいてユーザの肌状態、心状態又は体状態の良し悪しを示すスコアを決定し、当該スコアの時系列の遷移を評価するとともに、当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコア及び当該期間において実施された行動に基づいて、ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアを示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの時系列の遷移に対応する位置に表示される前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの遷移グラフと、当該期間において実施された行動を示す表示と、当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの評価とを同時に表示するように前記出力部に出力し、
前記時系列データに基づいて、前記行動認識部により認識された行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識する施策情報送信部を有する前記肌状態認識システムから当該施策情報送信部の認識結果を受信し、
前記受信した前記施策情報送信部の認識結果に応じて、前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するように構成されてもよい。
ユーザ状態の実測値の変遷がそのまま表示されても、ユーザは自身の状態の良し悪しを正しく理解できない可能性がある。当該構成の画像表示装置によれば、ユーザの状態の値に基づいて決定された、ユーザ状態の良し悪しを示すスコアの時系列の遷移及びその評価を前記ユーザの状態の遷移グラフと同時に表示するように、出力部に出力される。これにより、ユーザの状態のスコアの時系列の遷移及びその評価を介して、ユーザ状態の良し悪しを直感的にユーザに知らせることができる。
また、本構成の画像表示装置において、
前記情報出力制御部は、
前記期間において実施された行動の実行度合いに基づいて、当該行動の実行度合いの評価値を決定し、
前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコア及び前記評価値に基づいて、前記2次元座標系として、前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコア及び前記評価値を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系を出力するとともに、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの時系列の遷移に対応する位置に表示される前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの遷移グラフと、前記2次元座標系上の前記評価値の時系列の遷移に対応する位置に表示される前記評価値の遷移グラフとを同時に表示するように前記出力部に出力するように構成されていることが好ましい。
ユーザの行動の実行度合いがそのまま表示されても、ユーザは自身の行動の実行度合いの良し悪しを正しく理解できない可能性がある。当該構成の画像表示装置によれば、行動の実行度合いの評価値が決定されて、当該評価値の遷移グラフが、ユーザの状態のスコアの遷移グラフと同時に表示される。これにより、行動の実行度合いの評価値を介して、その良し悪しを直感的にユーザに知らせることができるとともに、ユーザの状態のスコアの変化と、行動の実行度合いとの関係をユーザに知らせることができる。
また、本構成の画像表示装置において、
前記情報出力制御部は、
前記行動の実行の度合いが所定の基準値に近づくほど連続的に又は断続的に大きくなるように前記評価値を決定し、又は、
前記行動の実行の度合いが大きいほど連続的に又は断続的に大きくなるように前記評価値を決定し、若しくは
前記行動の実行の度合いが小さいほど連続的に又は断続的に大きくなるように前記評価値を決定することが好ましい。
当該構成の画像表示装置によれば、時系列データに示されるユーザの状態の値が所定の基準値に近づくほど、あるいはユーザの状態の値が大きい又は小さいほど、スコアが連続的に又は断続的に大きな値になるようにユーザ状態のスコアが決定される。これにより、ユーザ状態の良し悪しを、より直感的にユーザに知らせることができる。
肌状態認識システムの利用形態の説明図。 肌状態認識システム及びユーザ端末の構成図。 肌状態認識システムによる一連の肌サポート処理の説明図。 肌状態認識システムにおける処理の第1のフローチャート。 肌状態認識システムにおける処理の第2のフローチャート。 ユーザ端末における処理の第1のフローチャート。 ユーザ端末における処理の第2のフローチャート。 主観データ及び客観データによる肌、心、体の初期データの解析処理の説明図。 体状態の数値化の説明図。 心状態の数値化の説明図。 図11Aは各施策とその施策の改善傾向等との関係を示す図で、図11Bは各工程のスケジュールを示す図で、図11Cはなりたい肌と肌状態の主観状態、客観状態との関係を示す図。 画像表示を実施している期間における日々のモニタリングに基づく進捗表の説明図。 特殊事例による肌状態への影響の説明図。 ユーザ端末における肌状態の改善度の表示画面の説明図。 施策の評価方法の説明図であり、図15Aは施策の評価基準を示し、図15Bは施策の評価例を示している。 暮らし及び特殊事例の評価方法の説明図であり、図16Aは暮らし及び特殊事例の評価基準を示し、図16Bは暮らし及び特殊事例の評価例を示している。 ゴール達成度の判定方法の説明図。 2次データの説明図。 施策とスコアと関係の表示処理のフローチャート。 肌状態のスコアの時系列の遷移を示すグラフと肌状態の目標レベルと肌状態のスコアが所定の変化をしたときの施策とを示す画面。 肌状態のスコアの時系列の遷移を示すグラフと施策の実行度合いと施策の実行の有無とを示す画面。 変化期間施策グラフ出力処理のフローチャート。 肌状態のスコアの時系列の遷移のデータと、施策の実行の度合い又は実行の有無の時系列の遷移を示すデータとを示す図。 連動施策グラフ出力処理のフローチャート。
本発明の実施形態の一例について、図1~図18を参照して説明する。
[A.肌状態認識システムの利用形態]
図1を参照して、肌状態認識システム10の構成および本発明を構成する系に対する位置付けを説明する。肌状態認識システム10は、CPU、メモリ、各種インターフェース回路等を備えたコンピュータシステムにより構成される。肌状態認識システム10は、メモリに保持された画像表示用のプログラムをCPUで実行することによって、複数のユーザU(図1ではUa,Ub,Ucを例示)の肌状態を改善又は維持するための処理
(画像表示処理)を実行する機能を実現する。
肌状態認識システム10は、インターネット等の通信ネットワーク1を介して、複数のユーザUの通信端末(ユーザ端末)30(図1では30a,30b,30cを例示)との間でデータ通信を行うことにより、ユーザUの肌状態の改善又は維持をサポートする。
通信ネットワーク1には、担当者T(図1ではTa,Tbを例示)の通信端末50(図1では50a,50bを例示)も接続されている。担当者Tは、通信端末50を介して、ユーザUの肌の特徴や趣味嗜好、生活スタイル等を考慮した適切な肌ケア法等の情報を含むデータを、肌状態認識システム10及びユーザ端末30に送信することにより、ユーザUの肌状態の改善に対するアドバイスを行う。なお、担当者Tの通信端末50とユーザUのユーザ端末30とは必ずしも一対一である必要はなく、肌状態認識システム10、担当者Tの通信端末50、通信ネットワーク1を合わせた系全体によってユーザUの肌状態の改善に対するアドバイスがユーザUのユーザ端末30に提供されればよい。例えば、ユーザUの1又は複数のユーザ端末30に対して、複数の担当者Tによってそれぞれの通信端末50を介してアドバイスを提供する方法でもよい。
さらに、肌状態認識システム10は、複数のユーザUのユーザ端末30から送信される各ユーザの固有データを解析して、汎用的に活用可能な2次データを生成する機能を有し、この2次データを通信ネットワーク1を介して他のシステム60に提供するサービスも行うことができる。
[B.肌状態認識システム、及びユーザ端末の構成]
図2を参照して、肌状態認識システム10およびユーザ端末30の構成について説明する。肌状態認識システム10は、メモリに保持された画像表示用のプログラムをCPUで実行することにより、肌状態認識部11、施策グループ選択部12、施策情報送信部13、及び2次データ生成部19として機能する。これらの構成による処理については後述する。また、肌状態認識システム10は、ユーザUの画像表示処理に使用する各種データを保持するサポートDB(データベース)20を備えている。このサポートDB20はたとえばRAM上に展開され、後述する主観および客観データの更新によって書き換え可能である。
次に、本実施形態のユーザ端末30は、表示器31、タッチパネル32、カメラ33、マイク34、CPU35、及びメモリ36等を備えている。ユーザ端末30が、本発明の「画像表示装置」に相当する。表示器31が、本発明の「出力部」に相当する。
本実施形態においては、ユーザ端末30は例えばスマートフォンであるため、カメラ33やマイク34等を備えているが、ユーザ端末と有線無線にかかわらずやり取りできる構
成であれば、外付けでの構成であったり、専門的な撮像装置を用いてもよい。CPU35は、メモリ36に保持された画像表示用のアプリケーション35a(以下、肌サポートアプリ35aという)のプログラムを実行することにより、ユーザUが肌サポートアプリ35aを介して肌状態認識システム10によるサポートを享受可能な状態とする。肌サポートアプリ35aを実行したCPU35が、本発明の「情報出力制御部」に相当する。
また、ユーザUは、肌の細胞を取得するための角質採取テープ37(図1では37a、37b、37cを例示)を別途有している。この角質採取テープ37は、予め担当者TによりユーザUに提供されたものであってもよいし、ユーザUが市販の角質採取テープ37を購入してもよい。
なお、以下の説明では、説明の便宜のため、肌状態の改善又は維持のサポート処理の対象のユーザをユーザUaと表し、「ユーザUa」と異なるユーザを「他のユーザUb、Uc」と表す。
[C.肌状態認識システムによる一連の処理]
次に、図3を参照して、肌状態認識システムによる一連の処理について説明する。肌状態認識システム10は、「1.ゴール設定」、「2.スケジュール決定」、「3.モニタリング」、「4.スケジュール修正」、[5.ゴール判定]及び「6.2次データ生成」の各工程の処理を、図4,5に示したフローチャートに従って実行する。また、ユーザ端末30は、各工程における肌状態認識システム10による処理に応じて、図6,7に示したフローチャートによる処理を実行する。以下では、各工程における肌状態認識システム10及びユーザ端末30のCPU35の処理について、図4~7に示したフローチャートを参照しつつ説明する。
ユーザUaは、図6のSTEP50で、肌サポートアプリ35aのプログラムをユーザ端末30にダウンロードして肌サポートアプリ35aを起動する。そして、ユーザUaは肌サポートアプリ35aへの登録申請を行う。
肌状態認識システム10は、図4のSTEP10で、ユーザUaからの登録申請を受け付けたときに、「ユーザUaからの登録申請を受け付けた」と認識し、STEP11に処理を進める。そしてSTEP11以降の画像表示処理を開始する。
なお、一の装置が情報を「認識する」とは、一の装置が他の装置から当該情報を受信すること、一の装置が当該一の装置に接続された記憶媒体に記憶された情報を読み取ること、一の装置が当該一の装置に接続されたセンサから出力された信号に基づいて情報を取得すること、一の装置が、受信した情報又は記憶媒体に記憶された情報又はセンサから取得した情報に基づいて、所定の演算処理(計算処理又は検索処理など)を実行することにより当該情報を導出すること、一の装置が他の装置による演算処理結果としての当該情報を当該他の装置から受信すること、一の装置が当該受信信号にしたがって内部記憶装置又は外部記憶装置から当該情報を読み取ること等、当該情報を取得するためのあらゆる演算処理が実行されることを意味する。
[D.ゴール設定工程]
図3に示した「1.ゴール設定」の工程は、肌状態認識部11及び施策グループ選択部12により実行される。施策グループ選択部12は、図4のSTEP11でユーザ端末30にユーザUaの現状の肌、体、心の各状態、及びユーザUaが要望する肌状態を把握するための情報入力を促す初期情報要求データを送信する。
この初期情報要求データを受信したユーザ端末30では、肌サポートアプリ35aが、
図6のSTEP51で、ユーザUaに対して、現状の肌、体、心の各状態、及びユーザUaが要望する肌状態の入力を促す画面を表示器31に表示する。それに対してユーザ端末30は、ユーザUaが入力した情報を含む初期ユーザ情報データを、肌状態認識システム10に送信する。
肌状態認識部11は、図4のSTEP11において、初期ユーザ情報データを受信して、初期ユーザ情報データから認識したユーザUaの肌、心、体の各状態と、ユーザUaが要望する肌状態とに基づいて、肌状態の目標レベル(ゴール)を設定する。
ここで、初期ユーザ情報データには、肌状態、体状態、及び心状態についての主観データ及び客観データが含まれている。
ここで、肌状態とは、ユーザーの肌に関連する状態である。たとえば、肌状態は、肌の保水力、皮脂適格性、肌細胞の状態(細胞面積、メラニン量、細胞のはがれ方など)、肌の特性(ニキビの数を示すニキビ指数、肌の敏感さを示す敏感度など)などにより表現される。また、肌とは顔の肌だけでなく腕などの四肢、胸や体の肌でもよい。
体状態とは、ユーザの肉体的な状態の変化である。肉体的な状態とは、たとえば怪我や火傷のような肉体の傷、筋肉量又は内臓機能の状態などがある。また、肉体的な状態には、ストレス耐性、肉体疲労度、又は「疲れやすい」といったいわゆる体力の傾向も含まれる。体状態(ユーザの肉体的な状態)は、例えば、身長や体重、体脂肪量、腹囲などの身体測定の結果で表されてもよいし、「気虚」、「気滞」、「血虚」などの東洋医学による体質の判定結果で表されてもよい。これらの結果を基に体状態のスコアが決定されてもよい。
また、心状態とは、体状態が肉体的な状態を表すのと対比して、精神的な状態、例えば感情の状態を表す。例えば、何か失敗した時の「気分の落ち込み」や、長時間の緊張を強いられるなどによる「気疲れ」や「精神疲労度」などが心状態に該当する。心状態は、不眠、罪悪感、絶望感、食欲の異常、自殺念慮などの、いわゆるうつ病の症状も含んでもよい。
ユーザの状態には、上記した肌状態、体状態及び心状態以外に、他の人に与える「印象」などをの状態が含まれていてもよい。例えば、別なユーザから受信した対象のユーザの印象に関するアンケートの回答などに基づいて対象のユーザの印象等のスコアが決定されてもよい。
詳細な定義は後述するが、主観データはユーザの主観によって判定される項目、客観データは検査結果や画像解析、事実情報に基づいたデータである。肌状態の主観データは、現状の肌状態に対するユーザUaの満足度を、例えば10段階で示したデータである。肌状態の客観データは、ユーザUaの肌画像データである。
なお、肌状態の客観データには、初期ユーザ情報データに含まれる肌状態の客観データに加え、角質採取テープ37により採取されたユーザUaの角層細胞の解析データが含まれてもよい。角質採取テープ37により採取するユーザUaの角層細胞は、ユーザUaの顔の所定の部分(例えば頬)の角層細胞であってもよい。これに代えてまたは加えて、ユーザUaの腕等のユーザUaの顔以外の位置の角層細胞が角質採取テープ37によって採取されてもよい。
また、肌画像データとしては、例えば、顔の所定の部分(例えば頬)の画像データが用いられうる。また、これに代えてまたは加えて、顔以外の所定の部分(例えば腕)の画像データが用いられてもよい。さらに、これらに加えて、肌以外の画像データ(例えば、目又は舌)が用いられてもよい。
角層細胞の解析データは、具体的には例えば保水能力、皮脂適格性、細胞の状態(細胞の面積、メラニン量及び細胞のはがれ方等)、並びに皮膚の状態(例えば、ニキビの数および皮膚の敏感さ)に関するデータである。この場合、角層細胞の解析を、例えばユーザ端末30に接続された測定機器45により行うことで、或は、角質採取テープ37の画像データをユーザ端末30から肌状態認識システム10に送信し、肌状態認識システム10側で角質採取テープ37の画像を分析して保水能力、皮脂適格性、細胞の状態、及び皮膚の状態などを測定してもよい。
以下の例では、肌状態認識部11は、解析データに基づいて、保水能力のスコア及び皮脂適格性のスコアを決定した場合について説明するが、これらに代えてまたは加えて、細胞の状態、及び皮膚の状態のそれぞれについて指定の基準に従ってスコアを決定してもよい。
肌状態認識部11は、例えば、各細胞の大きさ又は形状に応じて保水能力のスコア及び皮脂適格性のスコアを決定しうる。
また、肌状態認識部11は、単位面積当たりの角質細胞の面積、角質細胞の剥離状態又は有核細胞率を認識し、これらに基づいて、細胞の状態を示すスコアを決定してもよい。肌状態認識部11は、角質細胞の面積が大きいほど、また角質細胞の剥離状態が小さいほど、細胞の状態(例えば、肌の再生状態及び角質の状態)は「良い」状態であると言えるので、細胞の状態を示すスコアを大きくなるように評価してもよい。
補足すると、肌細胞には以下の特性がある。すなわち、肌細胞は、肌表面から見て最下層に存在する表皮基底細胞が肌表面側に押し上げられながら常に分裂を繰り返し、核を失った細胞が肌表面に角質として現れ、垢として剥がれ落ちる。正常な肌ではこの細胞の再生に約28日かかる。ただ、肌が紫外線等によってダメージを受けると、核が残っている細胞(有核細胞)や細胞面積の小さい未成熟な細胞が形成され、肌の保水機能や紫外線等からの保護機能が不完全になったり、角質細胞の剥離がスムーズに行われない。肌の状態がどのようなものかを把握するためには、角質細胞の面積または角質細胞の剥離状態に基づいて、細胞の状態を示すスコアを決定することは有用である。
また、肌状態認識部11は、角層細胞をフォンタナ・マッソン染色してメラニンを見やすくしてメラニンの量や分布を解析することや、肌に波長の短い光線を当てて肌のメラニン状態を算出する方法、さらにレプリカを肌に密着させてその状態から肌の表面形態を分析する方法、肌に可視光を当てて表面形態の凹凸を数値化し肌状態のスコアを決定することも可能である。さらには、肌状態認識部11は、角層細胞の画像そのものを数値化したもの、肌画像を数値化したものを用いた評価も可能である。
肌状態認識部11は、肌状態のスコアとして、これら一又は複数の解析結果に応じた一又は複数のスコアを用いてもよいが、複数の解析結果に基づいて総合的な肌状態のスコアを決定してもよい。上述したように、以下の例では、肌状態認識部11は、肌状態のスコアとして、保水能力のスコア及び皮脂適格性のスコアを決定した場合について説明する。
ユーザUaの満足度は肌サポートアプリ35aにおけるアンケート入力によって取得される。また、肌画像データは、ユーザ端末30のカメラ33又は接続端子40に接続された外部カメラによってユーザUaがユーザUaの顔を撮像することによって取得した画像データである。
また、肌サポートアプリ35aは、ユーザUaに対して、角質採取テープ37の使用方法を表示器31に表示し、角質採取テープ37の使用と別途の郵送とを促す。肌サポートアプリ35aは、ユーザUaに対して、角質採取テープ37の使用と肌画像の撮像を促し、撮像された画像が肌状態認識システム10に送信されるようにしてもよい。
肌状態認識部11は、図8に示したように、肌状態の初期値を、主観のスコアをたとえば3、肌画像のスコアを3、保水能力のスコアを2、皮脂適格性のスコアを1に割り当てて、合計した値を肌状態のスコアとする。なお、スコアは正の整数ではなく、小数で表現されていてもよいし、負の数で表されてもよい。
角層細胞の解析による保水能力スコア及び皮脂適格性のスコアの認識方法(第1認識方法)に代えてまたは加えて、角層水分量計によりユーザの肌の水分量を計測する方法及び皮脂量計によりユーザの肌の皮脂量を計測する方法のうち少なくとも1つを含む。また、第1の認識方法によるユーザの肌の認識を定期的に行うため、肌状態認識部11は、定期的にユーザ端末30に角質採取テープ37等の使用を促すメッセージを送信したりすることにより、ユーザに行動を促す。このときの「定期的」というのは厳密に時間的に等間隔である必要はなく、肌状態に影響が出ない範囲で等間隔であればよい。例えば、3ヶ月ごとに第1の認識方法を実施する場合において、1月1日に初回を実施した場合、ちょうど3か月後の4月1日のみならず、例えばその1週間前の3月24日前後にユーザ端末30にメッセージを送信してもよいし、例えばその1週間後の4月8日前後にユーザ端末30にメッセージを送信してもよい。また、長期的にサービスを提供するときなどは、例えば細かい改善を調べたい時は1ヶ月ごとに第1の認識方法を設定し、肌状態に対する季節変化の影響を調べるために3か月ごとに第1の認識方法を設定するなど、認識のタイミング
は変更可能である。
アンケート入力による肌状態の主観データに基づいて主観スコアの認識及びユーザUaの肌画像データに基づく肌画像スコアの認識のそれぞれを第2認識方法と呼ぶ。第2認識方法は、アンケート入力による肌状態の主観データに基づいて主観スコアの認識及びユーザUaの肌画像データに基づく肌画像スコアの認識の一方によってユーザUaの肌状態を認識してもよいし、これらと異なる方法を含んでもよい。また、第2認識方法は、第1の認識方法よりも頻繁に行われる。これは角質採取テープ37の使用・郵送が手間的にも煩雑かつ値段的にも高価になってしまうためである。また、角質採取テープ37の使用が頻繁であると、ユーザUaの肌へ悪影響が及ぶおそれもある。
例えば3か月間ごとに第1の認識方法が実施され、第2認識方法は毎日実施される。また、第1の認識方法の実施と第2認識方法の実施のタイミングが重なる時は、できれば同じタイミングで実施されると精度の良いデータが取れるため好ましい。ただし第1の認識方法の実施時に第2認識方法が実施されなくても本発明の実施は可能であるし、効果も得られる。
なお、主観スコアは、主観データに基づいて定められるスコアであればよい。
体状態の主観データと客観データは、図9に示したように分けられている。詳細な定義は後述するが、肌の主観データおよび客観データと同様に、主観データはユーザUaの主観によって判定される項目、客観データは検査結果や画像解析、事実情報に基づいたデータである。体状態の主観データは、ユーザUaが肌サポートアプリ35aを通じてアンケートを入力することによって取得される。客観データは、ユーザUaがユーザ端末30のカメラ33を用いて撮像されたユーザUaの舌・唇の画像データ、ユーザ端末30の接続端子40に接続された測定機器45により測定されたユーザUaの血圧、不整脈、尿中成分、血中成分等の測定データと、肌サポートアプリ35aにおけるアンケート入力により取得された頭痛又は肩こり等の体調不良の回数、疲労度判定等のデータである。なお、将来の肌ケア以外のサービスへの展開に備えて、種々の病気の発生情報などについても初
期ユーザ情報データに含めてもよい。
心状態の主観データと客観データは、図10に示したように分けられている。、詳細な定義は後述するが、肌の主観データおよび客観データと同様に、主観データはユーザUaの主観によって判定される項目、客観データは検査結果や画像解析、事実情報に基づいたデータである。主観データは、肌サポートアプリ35aにおけるアンケート入力によって取得される。客観データは、肌サポートアプリ35aにおけるアンケート入力(一日の笑った頻度等)と、測定機器による測定(脈拍モニタリングからの心理状態推定等)とにより取得される。なお、将来の肌ケア以外のサービスの展開に備えて、種々の精神疾患の発生情報についても初期ユーザ情報データに含めてもよい。 肌状態認識部11は、認識したユーザUaの肌、体、心の状態の主観データ及び客観データを、サポートDB20に記憶する。
さらに補足すると、心状態の主観データとは、アンケートの回答などのユーザUaがどのような心状態であるか自身で判断したものである。例えば、ユーザUaがアンケートにおいて心の落ち込みの度合いを10 段階中8くらいと判定した場合、「8」は心状態の主観データである。一方で、WHO-5などの、心療内科または精神科で用いられる診断テストを用いた判定は、一つ一つの選択肢がユーザーの主観によって回答した結果であっても、総合的な結果を客観データとして扱ってもよい。これはこの心理テストが客観的な診断の補助に用いられる用途で作成されたものであるからである。このように、心状態の複数の主観データの評価結果を心状態の客観データとして扱ってもよい。
肌状態認識部11は、このようにして初期ユーザ情報データから認識したユーザUaの肌状態、体状態、及び心状態の主観データと客観データに基づいて、図8の右側の三角形で示したように、肌状態を1~9、体状態を1~6、心状態を1~6の各スコアで表した3軸の初期値を設定する。なお、肌状態のスコアと同様に、体状態又は心状態の主観データ及び客観データから体状態又は心状態の主観スコア及び客観スコアが算出され、それらに基づいて体状態のスコア及び心状態のスコアとして扱われてもよい。
さらに、施策グループ選択部12は、初期ユーザ情報データに含まれる「なりたい肌レ
ベル」「施策のカテゴリー、希望、頻度」及び「現在行っている施策」を取得する。「なりたい肌レベル」「施策のカテゴリー,希望,頻度」及び「現在行っている施策」は、肌サポートアプリ35aにより、ユーザUaが入力したものである。
ここで、「なりたい肌レベル」において、「なりたい肌」とは、乾燥感改善、ごわつき改善、敏感肌改善、ニキビ改善、しぼみ感改善、シミ改善、シワ改善、たるみ改善、くすみ改善、くま改善、顔色改善、及びハリ改善の中から選択された肌状態の改善対象である。また、「レベル」とは、各対象の肌状態に対するユーザUaの満足度であって、肌サポートアプリにおいて1~10の10段階でユーザが選択したレベルである。
サポートDB20は、各改善対象に関連付けられた肌状態の主観状態の改善傾向及び客観状態の改善傾向を記憶している。例えば、図11Cに示されるように、「乾燥感改善」には、肌状態の主観状態「乾燥感改善」と、肌状態の客観状態の基準「保水能力と皮脂適格性との差を最小化」とが関連付けられている。
例えば、「なりたい肌」が「乾燥感改善」であり、現状の肌状態の乾燥感の満足度のレベルが3であるときに、ユーザUaの選択に応じて、「乾燥感改善」と関連付けられたユーザUaの肌状態の主観状態「乾燥感改善」についての満足度5が主観的な目標レベルとして設定される。
また、施策グループ選択部12は、「乾燥感改善」に関連付けられた肌状態の客観的な改善対象を設定する。例えば、施策グループ選択部12は、「乾燥感改善」に関連付けられた基準「保水能力と皮脂適格性との差を最小化」に基づいて、ユーザUaの肌状態のうち、保水能力よりも低い皮脂適格性の値2を客観的な目標レベルとして設定する。
また、「施策のカテゴリー、希望、頻度」において、カテゴリーとしては「食生活、自宅での行動、運動、化粧品の使い方」等、希望としては「難易度、時間制約、肌ケアを行うシーン」等、頻度としては「1日当たりのアドバイスを受ける回数」等が選択される。
「現在行っている施策」は、ユーザUaがすでに行っている施策であり、「湯船につかる」等の内容及び頻度又は程度などにより表される。
[E.スケジュール決定工程]
図3に示した「2.スケジュール決定」の工程は、施策グループ選択部12及び施策情報送信部13により実行される。施策グループ選択部12は、図4のSTEP12で、ゴール(主観的な目標レベル及び客観的な目標レベル)を達成するための施策グループを選択する。この選択は、上述した各改善対象に関連付けられた、肌状態の主観状態の改善傾向と肌状態の客観状態の改善傾向と適した周辺環境とを考慮して行われる。施策グループ選択部12は、あらかじめ登録された地域またはGPSセンサ等によって検出された位置情報と、端末の時計機能から取得した日時とに基づいて、スケジュール期間におけるユーザUaの周辺環境の温度、湿度等を予測する。
例えば、施策グループ選択部12は、カテゴリーの希望が「自宅での行動、食生活、運動」であり、梅雨の時期のように湿度が平均50%と予測される季節であり、主観的な目標レベルが「乾燥感」の満足度5以上、客観的な目標レベルが皮脂適格性2以上である場合、主観状態の改善傾向が「乾燥感改善」を含み、客観状態の改善傾向が「皮脂適格性向上」を含み、カテゴリーに「自宅での行動、食生活、運動」のいずれかであり、適した周辺環境が湿度50%と矛盾しない施策を選択する。
ここで、主観状態の改善傾向及び客観状態の改善傾向は、予め担当者T等の専門家によ
って定められたものであってもよいし、サポートDB20に記憶された他のユーザUb、Ucが実施した施策と他のユーザUb、Ucの肌状態の時系列的変化に基づいて推定される主観状態の改善傾向及び客観状態の改善傾向であってもよいし、実施した施策とユーザUaの肌状態の時系列的変化がサポートDB20に保存されている場合には、当該情報に基づいて推定される主観状態の改善傾向及び客観状態の改善傾向であってもよい。
例えば、サポートDB20には、他のユーザUb、Ucのそれぞれが実施した施策と、その施策を実施した前後の他のユーザUb、Ucそれぞれの肌状態の主観データの時系列的変化及び他のユーザUb、Ucそれぞれの肌状態の客観データの時系列的変化の一方又は両方とが記憶される。
また、例えば、サポートDB20には、他のユーザUb、Ucのそれぞれが実施した施策「湯船につかる」と、その施策を実施した前後における、他のユーザUb、Ucそれぞれの肌状態の主観状態の時系列的変化としての「乾燥感についての満足度」が記憶されているとする。
このとき、施策グループ選択部12は、他のユーザUb、Ucごとに、施策「湯船につかる」について、例えば、湯船につかる前日と、湯船につかった日の肌状態の主観データ(乾燥感についての満足度)の変化量を算出する。そして、施策グループ選択部12は、他のユーザUb、Ucごとの乾燥感についての満足度の変化量の平均値の変化量の平均値をとる。施策グループ選択部12は、例えば、「乾燥感についての満足度」の変化量の平均値が所定値以上である場合に、施策「湯船につかる」の主観状態の改善傾向を「乾燥感改善」と認識する。客観状態の改善傾向についても、主観状態の改善傾向と同様に認識できる。
施策グループ選択部12は、ユーザUaの年齢及び肌状態に基づいて、同年代、同様の肌状態等、処理対象とする他のユーザUb、Ucの範囲を絞ってもよい。
また、施策グループ選択部12は、サポートDBに実施した施策とユーザUaの肌状態の時系列的変化が保存されている場合には、上記と同様にして算出した当該情報に基づいて推定される主観状態の改善傾向及び客観状態の改善傾向を認識してもよい。
施策グループ選択部12は、ユーザUaの第1回目のスケジュール決定工程においては、他のユーザUb、Ucの肌状態の主観データ、客観データから上記主観状態の改善傾向及び客観状態の改善傾向を認識し、ユーザUaの第2回目のスケジュール決定工程においてはユーザUaの肌状態の主観データ、客観データから主観状態の改善傾向及び客観状態の改善傾向を認識してもよい。
施策グループ選択部12は、肌状態のみならず、心状態、体状態についても同様に主観状態の改善傾向及び客観状態の改善傾向を認識し、当該心状態、体状態の主観状態の改善傾向及び客観状態の改善傾向を加味して施策を選択してもよい。
施策グループ選択部12は、「現在行っている施策」と同内容及び同頻度または同程度の施策を施策グループから除外してもよい。ユーザが既に行っている施策は、提案するまでもないと考えられるからである。
図11Aの例では、施策グループ選択部12は、「湯船につかる」「ビタミンC摂取」「野菜摂取」「1万歩以上歩く」を含むように複数の施策の組合せである施策グループを選択する。
施策情報送信部13は、施策グループの中から、ユーザUaの「施策のカテゴリー、希望、頻度」に応じて施策の優先度を評価し、当該優先度に従って初期の施策を決定する。図12には、初期の施策として「湯船につかる」「野菜摂取」「1万歩以上歩く」が選択されたスケジュールの例を示している。施策情報送信部13は、このようにして決定したスケジュールの内容を示すスケジュールデータをユーザ端末30に送信する。
施策情報送信部13は、併せて、ユーザUaの指定を基に、一定期間の各工程の実施の計画を作成する。図11Bには、START時にゴール設定とスケジュール決定を行い、毎日モニタリングをし、1週間ごとにスケジュール修正を行い、1か月後に進捗グラフを作成し、3か月目にゴール判定と新たなゴール設定を行うという一連のイベントの計画が示されている。施策情報送信部13は、ユーザUaの指定に加えてまたは代えて、あらかじめ定められた、一定期間の各工程の実施の計画を用いてもよい。
ユーザ端末30において、図6のSTEP52で、肌状態認識システム10からスケジュールデータを受信すると、肌サポートアプリ35aは、図12に示したようなスケジュールの実行表及び図11Bに示したような作業内容の計画を表示可能にして、ユーザUaによる各施策の実施を促す。図12のスケジュールの実行表においては、各施策(「湯船につかる」、「野菜摂取」、「1万歩以上歩く」)の内容が表示される。
[F.モニタリング工程]
図3に示した「3.モニタリング」の工程は、ユーザUaが肌サポートアプリ35a上で設定した期間ごとに(図11Bでは毎日)、肌状態認識部11及び施策情報送信部13により実行される。肌サポートアプリ35aの利用を開始したユーザUaは、ユーザ端末30により、日々の肌、体、心の各状態と、スケジュールにより指示された施策の実施状況と、スケジュールにより指示された施策以外のユーザUaの自主的な行動(施策外行動)の実施状況とを入力する。施策の実施状況には、「湯船につかる」、「野菜摂取」、「1万歩以上歩く」をそれぞれ実施したかどうかを示す情報のほか、「30分」「湯船につかる」、「300g」「野菜を摂取」、「1万5千歩」「歩く」など、時間、量などで表される施策の実行の度合いが含まれる。
肌サポートアプリ35aは、図6のSTEP53で、ユーザUaにより肌、体、心の状態が入力されるとSTEP60に処理を進め、上述した初期ユーザ情報データと同様に、ユーザUaの肌、体、心の状態についての主観データと客観データを含む現状ユーザ情報データを肌状態認識システム10に送信してSTEP54に処理を進める。なお、肌サポートアプリ35aは、図6のSTEP53で、ユーザUaにより肌、体、心の状態が入力されない場合、そのままSTEP54に処理を進める。ここで送信されるデータには、角質採取テープ37によって採取された角層細胞に関するデータは含まれない。
また、肌サポートアプリ35aは、図6のSTEP54で、ユーザUaによりスケジュールの実行状況(各施策の実行状況)が入力されたときにSTEP61に処理を進め、スケジュールの実行状況を示す実行状況データを肌状態認識システム10に送信して図7のSTEP55に処理を進める。なお、肌サポートアプリ35aは、図6のSTEP54で、ユーザUaによりスケジュールの実行状況(各施策の実行状況)が入力されない時は、そのままSTEP55に処理を進める。
さらに、肌サポートアプリ35aは、図7のSTEP55で、ユーザUaにより施策外行動の実施状況が入力されたときにSTEP62に処理を進め、実施された施策外行動の内容を示す施策外行動実施データを肌状態認識システム10に送信してSTEP56に処理を進める。なお、肌サポートアプリ35aは、図7のSTEP55で、ユーザUaにより施策外行動の実施状況が入力されないときには、そのままSTEP56に処理を進める
図4のSTEP13~図5のSTEP16、及び図4のSTEP20~STEP22は、施策情報送信部13による処理である。肌状態認識部11は、STEP13でユーザ端末30から現状ユーザ情報データを受信したときにSTEP20に処理を進め、現状ユーザ情報データをサポートDB20に蓄積してSTEP14に処理を進める。なお、肌状態認識部11は、STEP13でユーザ端末30から現状ユーザ情報データを受信しないときは、STEP14にそのまま処理を進める。
また、施策情報送信部13は、STEP14でユーザ端末30から実行状況データを受信したときにSTEP21に処理を進め、実行状況データをサポートDB20に蓄積してSTEP15に処理を進める。一方で、STEP14でユーザ端末30から実行状況データを受信していないと判定された場合は、そのままSTEP15に処理を進める。
さらに、施策情報送信部13は、STEP15でユーザ端末30から施策外行動実施データを受信したときにSTEP22に処理を進め、施策外行動実施データをサポートDB20に蓄積して図5のSTEP16に処理を進める。一方で、施策情報送信部13は、STEP15でユーザ端末30から施策外行動実施データを受信しない時は、そのまま図5のSTEP16に処理を進める。
図5に移って、STEP16で、施策情報送信部13は、サポートDB20に蓄積されたユーザUaの初期ユーザ情報データ、現状ユーザ情報データ、実行状況データ、及び施策外行動実施データ等に基づいて、スケジュールの進捗状況を示す進捗表データを作成し、この進捗表データをユーザ端末30に送信する。
ここで、スケジュールの進捗表は、例えば図12に示したように、上から順に、肌状態(ここでは乾燥肌)のレベル、体状態のレベル、心状態のレベル、施策(湯船につかる、野菜摂取、1万歩以上歩く)の実施状況、暮らし情報(野菜摂取量、水分摂取量)、及び暮らし特殊事例が、1日単位で表示する構成となっている。
また、スケジュール進捗表には、施策の実行度合い(「30分」湯船につかる、「300g」野菜摂取、「1万5千歩」歩く)が含まれている。
ユーザ端末30において、肌サポートアプリ35aは、図7のSTEP56で、肌状態認識システム10から送信された進捗表データを受信したときにSTEP63に処理を進め、進捗表データをメモリ36に保持する。肌サポートアプリ35aは、メモリ36に格納された進捗表データを用いて、図12に示した進捗表をユーザ端末30の表示器31に表示する。
また、肌サポートアプリ35aは、進捗表データの他に、通信を介して認識した、肌状態認識システム10のサポートDB20に蓄積されたユーザUaの初期ユーザ情報データ、現状ユーザ情報データ、実行状況データ、施策外行動実施データ等を用いて、ユーザUaの肌、体、心の各状態の推移や変化を示す情報を、ユーザ端末30の表示器31に表示する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、図13に示したように、スケジュールによる施策以外のユーザUaの行動(洗顔法の変更、マッサージを受けた等)、及びユーザの体調(生理、睡眠不足等)と、ユーザUaの肌状態の変化の関係を日単位の時系列グラフで、表示器31に表示する。このような画面の表示は、図7のSTEP64の「施策とスコアとの関係の表示処理」において行われる。この処理の詳細については、後述する。
また、肌サポートアプリ35aは、図14に示したように、一カ月単位で、ユーザUaの角質状態を含む肌状態、心理状態、肌ケアの満足度、及び化粧品の使い方の評価値の変化を対比したレーダーチャートを表示器31に表示する。
ユーザUaは、肌サポートアプリ35aによるこれらの表示を視認して、自身の肌、体、心の各状態の変化を確認することにより、肌の改善度と共に、体と心の状態の変化も把握することができるため、肌、体、及び心の状態をバランス良く改善しながら、目標とする肌状態のゴールへの到達することができる。
また、肌サポートアプリ35aは、STEP63の後、STEP64に進み、図19に示される施策とスコアとの関係の表示処理を実行する。施策とスコアとの関係の表示処理の詳細については後述する。
[G.スケジュール修正]
図3に示した「4.スケジュール修正」の工程は、ユーザUaが肌サポートアプリ35a上で設定した期間ごとに(図11Bでは1週間ごとに)、施策情報送信部13により実行される。図5のSTEP17~STEP20、及びSTEP30~STEP33が、施策情報送信部13による処理である。
施策情報送信部13は、STEP17で、サポートDB20に蓄積されたユーザUaの初期ユーザ情報データ、現状ユーザ情報データ、及び実行状況データ等に基づいて、ユーザUa肌状態の目標達成度、スケジュールに組み込まれた各施策の実行度、及び各施策の効果を評価する。
施策情報送信部13は、図15Aに示した施策の評価基準を用いて、肌状態と体又は心の状態との相関関係を抽出し、この相関関係に基づいて、スケジュールに組み込まれた各施策の継続、施策グループからの除外、施策の中止、別の施策への変更を判断する。
図15Aの評価基準では、判定項目として、実施の有無、肌への影響、体への影響、心への影響という四項目が使用され、実施率が所定実施率を超え、肌に良い影響があり、且つ、体と心に悪い影響がない施策については、A評価となって継続と判断される。なお、図15Aでは、実施率が所定の実施率を超えた施策を「実施」として表記し、実施率が所定の実施率以下であった施策を「不実施」として表記している。図12及び図15Bでも同様である。
施策の影響のタイミングと影響が継続する期間が施策ごとに定められている場合、施策情報送信部13は、施策の影響のタイミングと施策の影響が継続する期間に基づいて、各施策の影響を判定してもよい。
例えば、「湯船につかる」という施策の肌への影響、体への影響、心への影響は、翌日に影響が出、1日だけ継続すると定められていた場合、施策情報送信部13は、例えば12月15日の「湯船につかる」という施策の影響は、12月16日の各状態に反映されていると判断する。
また、「野菜摂取」という施策の肌への影響、体への影響、心への影響は、1週間後に影響が出、3日だけ継続すると定められていた場合、施策情報送信部13は、例えば12月15日の「野菜摂取」という施策の影響は、12月22日~12月24日の各状態に反映されていると判断する。
それに対して、実施され、肌に良い影響があるが、体と心のいずれかに悪い影響がある施策については、B評価となって中止或は別施策への変更と判断される。また、実施率が所定の実施率以下となった施策はユーザUaにとって負荷が大きかったと考えられるため、C評価となって中止或は別施策(例えば、ユーザUaの負荷が軽減する施策又は別の施策)への変更と判断される。
施策情報送信部13は、各施策を1日だけ実施することで肌、体、心への良いまたは悪い影響があるかの評価を行ってもよいし、数日や数週間などの一定期間において各施策を実施することで、肌、体、心への良いまたは悪い影響があるかの評価を行ってもよい。一定期間で評価を行う場合、施策情報送信部13は、例えば、一定割合でいずれかの状態に悪影響が出た場合にB評価とし、実施割合が一定以下である場合にC評価とし、それ以外の場合A評価としてもよい。これに代えて、施策情報送信部13は、例えば、一定期間におけるいずれかの状態の満足度の平均値が所定以下となった場合にB評価としてもよい。また、1日におけるいずれかの状態の満足度が所定以下となり、かつ、一定期間におけるいずれかの状態の満足度の平均値が所定以下となった場合にC評価とし、1日の評価におけるいずれかの状態の満足度が所定以下となり、または、一定期間におけるいずれかの状態の満足度の平均値が所定以下となった場合にB評価とし、1日におけるいずれかの状態の満足度が所定値を超え、かつ、一定期間におけるいずれかの状態の満足度の平均値が所定値を超えた場合にA評価とするなど、1日の評価と一定期間の評価とを組み合わせて用いてもよい。
また、施策情報送信部13は、図8に示した肌状態のスコアの向上度が所定の向上度以下である場合に、当該肌状態のスコアの向上度が所定の向上度以下である施策を施策グループから除外してもよい。施策情報送信部13は、体状態又は心状態のスコアの向上度が所定の向上度以下である場合に、体状態又は心状態のスコアの向上度が所定の向上度以下である施策を施策グループから除外してもよい。
図15Bは、図15Aに示した評価基準を、本実施形態における施策(湯船につかる、野菜摂取、1万歩以上歩く)に適用した例を示している。図15Bにより、施策情報送信部13は、「湯船につかる」についてはA評価として、次のスケジュールでの継続を決定し、「野菜摂取」についてはB評価として、施策グループからの除外、次のスケジュールでの中止或は他の施策への変更を決定し、「1万歩以上歩く」についてはC評価として、施策グループからの除外、次のスケジュールでの中止或は他の施策への変更を決定している。
施策情報送信部13は、複数の施策が行われた影響については、それらの施策の組合せごとに判断する。例えば、施策情報送信部13は、「湯船につかる」「野菜摂取」の組合せが、B評価又はC評価であった場合、「湯船につかる」若しくは「野菜摂取」の単独の施策のみとするか、又はこれらのいずれかの施策と別な施策との組み合わせとするように変更してもよい。
施策情報送信部13はこのような評価処理を行って、スケジュール修正(主として施策グループの他の施策への変更による修正)の要否を判断し、スケジュール修正が必要と判断したときには、STEP30に処理を進めてスケジュールを修正する。そして、修正したスケジュールのデータであるスケジュール修正データをユーザ端末30送信して、STEP19に処理を進める。一方、スケジュールの修正が不要であると判断したときには、施策情報送信部13は、図5のSTEP18から図5のSTEP19に処理を進め、この場合はスケジュールは修正されない。
次に、施策情報送信部13は、STEP19で、初期ユーザ情報データ、現状ユーザ情
報データ、及び施策外行動実施データ等に基づいて、ユーザUaが行った各施策外行動(スケジュールに組み込まれている施策以外に、ユーザが行った行動)を評価する。
施策情報送信部13は、図16Aに示した施策外行動の評価基準を用いて、施策外行動の推奨の有無又は禁止の提案を判断する。図16Aの評価基準では、判定項目として、肌、体、心の各状態への影響が使用される。
そして、「肌、体、心のいずれかに良い影響があり、且ついずれについても悪い影響が無い」場合は、D評価となって実施が推奨される。それに対して、「肌、体、心のいずれかに悪い影響がある」場合は、E評価となって禁止が提案される。また、「肌、体、心のいずれにも影響が無い」場合には、F評価となって実施が推奨されない。
図16Bは、図16Aに示した評価基準を、本実施形態における施策外行動(マッサージを受けた、チョコレートを大量に摂取した)に適用した例を示している。図16Bにより、施策情報送信部13は、「マッサージを受ける」についてはD評価として、次のスケジュールでの実施の推奨を決定している。また、「チョコレートの大量摂取」についてはE評価として、次のスケジュールでの止めるための施策(例えば、和菓子を摂取する代替案)の提案を決定している。
施策情報送信部13は、スケジュールに組み込まれた施策の中止或は変更、又は施策外行動について、実施の推奨或は禁止の提案を決定したときには、STEP20からSTEP31に処理を進める。そして、推奨を決定したときはSTEP31からSTEP33に処理を進め、施策外行動の実施を推奨する施策外行動推奨データをユーザ端末30に送信して、図4のSTEP13に処理を進める。
一方、施策情報送信部13は、禁止の提案を決定したときには、STEP31からSTEP32に処理を進め、施策外行動の禁止を提案する施策外行動禁止データをユーザ端末30に送信して、図4のSTEP13に処理を進める。
また、施策情報送信部13は、推奨又は禁止を提案する施策外行動がない場合には、STEP20から図4のSTEP13に処理を進める。なお、禁止を提案する施策外行動に代替行動がある場合には、禁止の提案に代えて代替行動への変更を提案する施策外行動禁止データをユーザ端末30に送信するようにしてもよい。
ユーザ端末30において、肌サポートアプリ35aは、図7のSTEP57で、肌状態認識システム10からスケジュール修正データを受信すると、STEP65に処理を進め、スケジュール修正データに基づいてスケジュールを修正する。そして、肌サポートアプリ35aは、メモリ36に保持されたスケジュールデータを更新して、処理をSTEP58に進める。
また、肌サポートアプリ35aは、図7のSTEP58で、肌状態認識システム10から施策外行動推奨データ又は施策外行動禁止データを受信すると、STEP66に処理を進め、受信したデータに応じて、施策外行動を推奨又は禁止の提案を報知する画面をユーザ端末30の表示器31に表示する。なお、この報知は、例えば図12に示した進捗表に報知メッセージを表示して行ってもよい。また、推奨する施策外行動を、新たな施策としてスケジュールを修正してもよい。
[H.ゴール判定工程]
図3に示した「5.ゴール判定」の工程は、ユーザUaが肌サポートアプリ35a上で設定した期間ごとに(図11BにおいてはSTARTから3か月後)、肌状態認識部11
、施策グループ選択部12及び施策情報送信部13により実行される。
肌サポートアプリ35aは、角質採取テープ37の使用と、角質採取テープ37の郵送を促すメッセージをユーザ端末30の表示器31に表示する。
肌状態認識部11は、郵送された角質採取テープ37から得られた情報に基づいて、肌状態の客観値(保水能力、皮脂適格性など)を認識する。
また、肌サポートアプリ35aは、アンケートの回答、肌等の撮像の使用を促すメッセージをユーザ端末30の表示器31に表示し、得られた情報を送信する。
肌状態認識部11は、肌サポートアプリ35aから得られた情報に基づいて、肌の乾燥感の主観値(主観レベル)と、肌状態の客観値(肌の画像スコア)を認識する。
施策グループ選択部12及び施策情報送信部13は、肌の乾燥感の主観値と、肌状態の客観値とに基づいて、肌状態のサポート開始時と3カ月後における評価値を比較して、ゴール達成度を判定する。
図17の例では、乾燥感の主観値のレベルが3カ月で3から5に増加しているので達成(○)と判定し、客観値についても、肌の画像スコアが3カ月で3から4に増大し、保水能力が2に維持され、皮脂適格性が1から2に増大しているので達成(○)と判定されている。そして、主観値と客観値が共にゴールを達成しているので、トータルとしてもゴールを達成したと判定している。
肌状態認識部11及び施策グループ選択部12は、ゴールを達成した場合には新たなゴールを設定するため、図3に示した「1.ゴール設定」の工程を再度実行する。肌状態認識部11及び施策グループ選択部12は、ゴール未達の場合は、「2.スケジュール決定」工程を実施してもよいし、ユーザの希望または進捗に応じて「1.ゴール設定」の工程を再度実行してもよい。
[I.2次データ生成]
図3に示した「6.2次データ生成」の工程は、2次データ生成部19により実行される。2次データ生成部19は、複数のユーザUから送信される初期ユーザ情報データ、角層細胞解析データ、現状ユーザ情報データ、実行状況データ、施策外行動実施データ等の各種データ(以下、ユーザ個別データという)を、ユーザごとにサポートDB20に順次蓄積する。
そして、2次データ生成部19は、サポートDB20に蓄積されたユーザ個別データを分析して、例えば図18に示したように、各ユーザの特性(性別、年齢、居住地、嗜好、ライフスタイル等)、サポートの改善対象(乾燥感、ごわつき、敏感、ニキビ、しぼみ感等)、スケジュールにより提案された施策(湯船につかる、野菜摂取、1万歩以上歩く等)、及び施策の実施による肌、体、心の各状態の変化等を関連付けた2次データを生成する。
また、2次データ生成部19は、施策外行動についても図18と同様に、各ユーザの特性と施策外行動の実施による肌、体、心の各状態の影響とを関連付けた2次データを生成する。
このようにして生成された2次データは、同様の特性を有するユーザについて、体及び心に良い影響を与えつつ肌状態の改善を図るために有効な施策を選択する際に、有効に活
用することができる。例えば、上述した図3の「2.スケジュール決定」の工程において、施策グループ選択部12は、2次データを参照して、ユーザUaの特性に適合した施策を選択することができる。
また、上述した図3の「4.スケジュール修正」の工程において、施策情報送信部13は、ユーザUaの肌、体、心の各状態の推移に応じてスケジュールを変更する際に、2次データを参照して、より有効な施策或は施策外行動を組み込んだスケジュールに変更することができる。
さらに、2次データは、肌状態のサポートを行う上で有効に利用できると共に、ある特性を有するユーザ(例えば、東京に住む30代のアウトドア志向の女性等)をターゲットとしたマーケティング等の目的にも利用することができる。そのため、2次データを図1に示した他のシステム60等に提供してもよい。
[J. 施策とスコアとの関係の表示処理]
図19~図21を参照して、施策とスコアとの関係の表示処理の内容を説明する。
本実施形態では、ユーザUaの肌状態に関するグラフが表示されるが、これに代えてまたは加えて、ユーザUaの心状態又は体状態に関するグラフが表示されてもよい。また、これに代えてまたは加えて、ユーザUaの肌状態、心状態及び体状態の少なくとも2つ以上の状態を評価した1つのグラフが表示されてもよい。
また、本実施形態では、ユーザUaの肌状態のスコアは、肌状態に対するスコア算出時点における最新の主観データ(たとえばスコア算出時点における当日の主観データまたはスコア算出時点から直近1週間の主観データ)に基づいて算出されたスコアである。これに代えて、ユーザUaの肌状態のスコアとして、肌状態に対するスコア算出時点における最新の客観データに基づいて算出されたスコアが用いられてもよいし、スコア算出時点における最新の客観データとスコア算出時点における最新の主観データとから評価された肌状態のスコアが用いられてもよい。
図19のSTEP71において、肌サポートアプリ35aは、変化期間施策グラフ出力処理を実行することにより、図20に示される画面P1を表示器31に出力させる。変化期間施策グラフ出力処理の詳細は後述する。
画面P1には、縦軸が肌状態のスコアであり、横軸が日付である2次元座標系が含まれている。画面P1には、この2次元座標系上に、実線で示されるグラフと、目標レベル表示P11と、変化期間表示P121、P122と、施策表示P131、P132と、評価表示P14とを含む。
実線で示されるグラフは、ユーザUaの肌状態のスコアの時系列の遷移を示すグラフである。
目標レベル表示P11は、最新の日付におけるユーザUaの肌状態の目標レベルを示す。また、この目標レベル表示P11より紙面左方向にユーザUaの肌状態の目標レベルを示す破線が表示されている。目標レベルが、本発明の「基準レベル」の一例に相当する。なお、基準レベルとは、ユーザUaの状態がどのような状態なのかをユーザUaに理解させるための、基準状態を示すレベルである。例えば肌状態を10段階にレベル分けした時に、基準レベルが5、ユーザUaのスコアが3であったとする。この場合、ユーザUaのスコアを示すグラフとともに、基準レベルを示す表示が表示器31に表示されることで、ユーザUaに「ユーザUaの状態は基準状態を下回っている状態であること」を容易に理解させることができる。なお、基準レベルは、ユーザUaの目標レベルに代えてまたは加えて、ユーザUaと同性、同年代又は同地域などの同属性の状態のスコアの平均値、中央値などが採用されうる。
変化期間表示P121、P122は、ユーザUaの肌状態のスコアの変化が大きい期間を示す表示である。
施策表示P131、P132は、肌状態のスコアの変化が大きい期間においてユーザU
aの実行した施策の名称の表示である。
評価表示P14は、ユーザUaの肌状態のスコアの時系列の遷移の評価を示す表示である。
図19のSTEP72において、肌サポートアプリ35aは、連動施策グラフ出力指示が行われたか否かを判定する。例えば、肌サポートアプリ35aは、タッチパネル32を介して画面の所定の位置(例えば、グラフ、変化期間表示P121,P122,施策表示P131,P132)の押圧操作を検知した場合に図19のSTEP72の判定結果を肯定的と判定してもよい。肌サポートアプリ35aは、タッチパネル32を介して所定のスワイプ等の操作、不図示のメニューにより連動施策グラフの出力を選択する操作、連動施策グラフを出力させるためのボタン押圧の操作等などが行われた場合に図19のSTEP72の判定結果を肯定的と判定してもよい。また、肌サポートアプリ35aは、例えばカメラ33又はマイク34を介してユーザUaの挙動又は音声から連動施策グラフを出力させる指示を認識した場合に図19のSTEP72の判定結果を肯定的と判定してもよい。
図19のSTEP73において、肌サポートアプリ35aは、連動施策グラフ出力処理を実行することにより、図21に示される画面P2を出力する。連動施策グラフ出力処理の詳細については後述する。
画面P2は、縦軸が肌状態のスコア、睡眠時間(左側の軸)、野菜摂取量(右側の軸)であり、横軸が日付である2次元座標系が含まれている。画面P2には、この2次元座標系上に、実線で示されるグラフと、一点鎖線で示されるグラフと、二点鎖線で示されるグラフと、施策表示P21と、実施有無表示P22とを含む。なお、睡眠時間、野菜摂取量等は、実際に取得されたデータ(睡眠時間のデータ、野菜摂取量のデータ)そのものであってもよいし、実際に取得されたデータの評価値であってもよい。たとえば、この評価値は、データに示される値が所定の基準値(たとえば、睡眠時間8時間、野菜摂取量350g等)に近づくほど、連続的または断続的に大きくなるような値であってもよいし、データに示される値が大きいほど連続的または断続的に大きくなるような値であってもよいし、データに示される値が小さいほど連続的または断続的に大きくなるような値であってもよい。
実線で示されるグラフは、ユーザUaの肌状態のスコアの時系列の遷移を示すグラフである。実線で示されるグラフが、本発明の「ユーザの状態の遷移グラフ」に相当する。
一点鎖線で示されるグラフは、ユーザUaの睡眠時間の時系列の遷移を示すグラフである。睡眠時間の時系列の遷移は、その遷移の態様が、概ね肌状態のスコアの時系列の遷移の態様と類似している。
二点鎖線で示されるグラフは、ユーザUaの野菜摂取量の時系列遷移を示すグラフである。野菜摂取量の時系列遷移は、2017年4月9日より増加している一方、肌状態のスコアは2017年4月9日より減少している点で、逆の変化態様のグラフである。
施策表示P21は、マッサージ等の施策の名称を示す表示である。
実施有無表示P22は、施策表示P21で表示された施策(図21ではマッサージ)の実施状況を示す表示である。○が施策を実施した日を示し、×が施策を実施しなかった日を示す。
このような画面P1、P2が表示器31に出力されることにより、ユーザUaに、ユー
ザUaの肌状態のスコアの変化と、ユーザUaが実行した施策との関係を知らせることができる。また、ユーザUaに、ユーザUaの肌状態に合う施策又は実行の度合い、ユーザUaの肌状態に合わない施策又は実行の度合いを知らせることができる。
[K. 変化期間施策グラフ出力処理]
図22~図23を参照して、変化期間施策グラフ出力処理の詳細を説明する。
図22のSTEP81において、肌サポートアプリ35aは、通信を介して認識した、肌状態認識システム10のサポートDB20に蓄積された初期ユーザ情報データ、現状ユーザ情報データ、実行状況データに基づいて、時系列的な肌状態のスコアを認識し、メモリ36に記憶する。
図23には、施策「睡眠改善」「野菜摂取」「マッサージ」を例として、初期ユーザ情報データ、現状ユーザ情報データ、実行状況データから認識された、2017年4月1日から2017年4月13日までの施策の実行日と、夫々の日の肌状態のスコアと、夫々の施策の実行度合い又は実行の有無とを含むデータが示されている。本実施形態では、説明の便宜上、変化期間施策グラフ出力処理のデータの期間を13日間として説明するが、変化期間施策グラフ出力処理では、これより長い期間のデータが処理対象となってもよいし、短い期間のデータが処理対象となってもよい。実行の有無は、施策を実行したかどうかが重要な施策に対して設定される。これに代えて、全ての施策に対して実行の度合いのデータが設定されてもよいし、全ての施策に対して実行の有無のデータが設定されてもよい。
図23に示されるデータが、本発明の「ユーザの状態の時系列の遷移を示す時系列データ」「ユーザが実施した行動の時系列の履歴を含む行動履歴情報」「ユーザが実施した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴を含む行動履歴情報」の一例に該当する。
図22のSTEP82において、肌サポートアプリ35aは、肌状態認識システム10との通信を介してユーザUa肌状態の目標レベルを認識し、メモリ36に記憶する。
図22のSTEP83において、肌サポートアプリ35aは、図23に示されたデータに基づいて、肌状態のスコアの変化量が第1所定値以上又は第2所定値以下である期間を認識する。例えば、肌サポートアプリ35aは、各日の肌状態のスコアとその前日の肌状態のスコアとの差が所定以上又は所定以下となる日付を認識し、メモリ36に記憶する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、各日の肌状態のスコアとその前日の肌状態のスコアとの差が第1所定値としての1以上となる日付として、2017年4月6日、2017年4月7日、2017年4月9日を認識し、メモリ36に記憶する。
なお、図22のSTEP83で認識される期間が、本発明の「ユーザの状態の変化態様が所定の条件を充足する期間」に相当する。
また、肌サポートアプリ35aは、各日の肌状態のスコアとその前日の肌状態のスコアとの差が第2所定値としての-1以下となる日付として、2017年4月10日、2017年4月12日を認識し、メモリ36に記憶する。
肌サポートアプリ35aは、ユーザUaの肌状態のスコアの増加が続く期間(2017年4月6日~2017年4月9日)又はユーザUaの肌状態のスコアの減少が続く期間(2017年4月10日~2017年4月12日)を一つの期間と捉える。なお、肌サポートアプリ35aは、これらの夫々の日付を別個の期間として捉えてもよい。
肌サポートアプリ35aは、例えば、各日の肌状態のスコアとその前日の肌状態のスコアとの差が第1所定値である1以上となる最初の日(2017年4月6日)から、各日の肌状態のスコアとその前日の肌状態のスコアとの差が第2所定値である-1以下となる日を挟まずに、各日の肌状態のスコアとその前日の肌状態のスコアとの差が第1所定値である1以上となる最後の日(2017年4月9日)までを、ユーザUaの肌状態のスコアの増加が続く期間と認識してもよい。
同様に、肌サポートアプリ35aは、例えば、各日の肌状態のスコアとその前日の肌状態のスコアとの差が第2所定値である-1以下となる最初の日(2017年4月10日)から、各日の肌状態のスコアとその前日の肌状態のスコアとの差が第1所定値である1以上となる日を挟まずに、各日の肌状態のスコアとその前日の肌状態のスコアとの差が第2所定値である-1以下となる最後の日(2017年4月12日)までを、ユーザUaの肌状態のスコアの減少が続く期間と認識してもよい。
以下においては、ユーザUaの肌状態のスコアの増加が続く期間(2017年4月6日~2017年4月9日)を第1期間と呼び、ユーザUaの肌状態のスコアの減少が続く期間(2017年4月10日~2017年4月12日)を第2期間と呼ぶ。
肌サポートアプリ35aは、これらに代えてまたは加えて、ユーザUaの肌状態のスコアの上昇が継続する期間(たとえば肌状態のスコアの正の変化が所定の期間以上にわたって継続する期間)又はユーザUaの肌状態のスコアの下降が継続する期間(たとえば肌状態のスコアの負の変化が所定の期間以上にわたって継続する期間)などの期間を認識してもよい。
肌サポートアプリ35aは、これらに代えてまたは加えて、ユーザUaの肌状態のスコアの上昇率が所定の割合以上の期間(たとえば肌状態のスコアの変化が正の変化となる割合が8割の割合以上の期間)又はユーザUaの肌状態のスコアの下降率が所定の割合以上の期間(たとえば肌状態のスコアの変化が負の変化となる割合が8割以上の期間)を認識してもよい。
肌サポートアプリ35aは、これらのほか、例えば機械学習によって生成された分類器を用いてユーザUaの肌状態に良化又は悪化が起こっている期間を認識してもよい。
図22のSTEP84において、肌サポートアプリ35aは、これらの期間においてユーザUaにより実施された施策を認識し、メモリ36に記憶する。図22のSTEP84で認識された施策が、本発明の「当該期間において実施された行動」に相当する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、第1期間(2017年4月6日~2017年4月9日)において実施された、睡眠時間6時間、8時間、9時間、7時間、野菜摂取量0g、100g、200g、マッサージ実施を認識し、メモリ36に記憶する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、第2期間(2017年4月10日~2017年4月12日)において実施された、睡眠時間7時間、6時間、6.5時間、野菜摂取250g、300g、350g、マッサージ不実施を認識し、メモリ36に記憶する。
図22のSTEP85において、肌サポートアプリ35aは、ユーザUaの肌状態のスコアの時系列の遷移を評価し、メモリ36に記憶する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、ユーザUaの肌状態のスコアの増減の回数、ユー
ザUaの肌状態のスコアの初期値からの増分、ユーザUaの肌状態のスコアの最大値からの減少分、目標レベルとのかい離、実施した期間、他のユーザの変化の態様等を評価し、評価に関連付けられたコメントを認識し、メモリ36に記憶する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、2017年4月13日時点で、ユーザUaの肌状態のスコアの最大値の7.5よりも3.7減少しているので、不図示のテーブルを参照等又は機械学習による分類等により、「ちょっとスコアが落ち込んでいます。頑張って盛り返しましょう。」とのコメントを認識し、メモリ36に記憶する。
また、例えば、肌サポートアプリ35aは、ユーザUaの肌状態のスコアが初期値と目標レベルとの中間のスコアであり、他のユーザよりも早く目標レベルに近づいている場合には、「ゴールまで50%達成。すごい!一般の方よりも早いペースです」というコメントを認識し、メモリ36に記憶する。この時、肌サポートアプリ35aは、サポートDB20と通信して、他のユーザの平均値と比較した結果を認識する。比較自体はアプリ内で行ってもよいし、サポートDB20で行ってもよい。また、平均値は、学術研究などから得られた値であってもよいし、他のユーザの実施状況のデータから得られた値であってもよい。また、対象者を属性でわけ、ユーザの属性と同様の属性を有する他のユーザの平均値を用いたり、逆に比較のために異なる属性のユーザの平均値を用いてもよい。ユーザUaの属性としては、例えば、ユーザUaの年齢、性別、住んでいる地域、嗜好、肌の特性、心の特性、体の特性(遺伝子の情報等)がある。
図22のSTEP86において、肌サポートアプリ35aは、図22のSTEP81~STEP85で認識した情報に基づいて、図20に示される画面P1を表示器31に出力する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、図22のSTEP81で認識された肌状態のスコアの時系列の遷移に基づいて実線のグラフを描画する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、図22のSTEP82で認識された肌状態のスコアの目標レベルに基づいて目標レベル表示P11を描画する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、図22のSTEP83で認識された期間に基づいて変化期間表示P121、P122を描画する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、図22のSTEP84で認識された施策に基づいて施策表示P131、P132を描画する。肌サポートアプリ35aは、夫々の施策の実行度合いを睡眠5時間~9時間、野菜摂取量0g~200g、野菜摂取量250g~350g、睡眠5~7時間のように、図22のSTEP83で認識された期間における最小値と最大値とで表現してもよい。こうすることで、ユーザは肌状態の変化があった時期にどのようなくらし方をしていたのか瞬時に判断することができる。例えば変化期間表示P121においてはユーザUaの肌状態のスコアの上昇が大きい。この場合、ユーザは施策表示P131によって肌状態スコアの上昇時にどのようなくらし方をしていたのか把握することができる。同様に、変化期間表示P122においてはユーザUaの肌状態のスコアが下降している。このような時でも、ユーザは施策表示P132によって、どのような生活をすると肌状態スコアが下降してしまうのかを把握することができる。施策表示P131、P132が、本発明の「当該期間において実施された行動を示す表示」に相当する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、図22のSTEP85で認識された評価に基づいて評価表示P14を描画する。
[L. 連動施策グラフ出力処理]
図24を参照して、連動施策グラフ出力処理の詳細を説明する。
図24のSTEP91において、肌サポートアプリ35aは、時系列的な肌状態のスコアを認識し、メモリ36に記憶する。肌サポートアプリ35aは、図22のSTEP81と同様の処理を行って時系列的な肌状態のスコアを認識してもよいし、メモリ36に記憶されたデータを再利用して時系列的な肌状態のスコアを認識してもよい。
図24のSTEP92において、肌サポートアプリ35aは、各施策の時系列的な実施の有無及び実行の度合いを認識し、メモリ36に記憶する。例えば、肌サポートアプリ35aは、時系列的なマッサージの実施の有無を認識し、メモリ36に記憶する。また、肌サポートアプリ35aは、時系列的な睡眠時間、時系列的な野菜摂取量を認識し、メモリ36に記憶する。
図24のSTEP93において、肌サポートアプリ35aは、実行の前後に肌状態のスコアに所定の変化が起こる割合が所定の割合以上の施策を認識し、メモリ36に記憶する。例えば、肌サポートアプリ35aは、実行の前後において肌状態のスコアが所定の第3所定値(例えば1.0)以上の変化が起こる割合が第1割合(例えば6割)以上の施策を認識する。図23に示されたデータでは、マッサージを実施する前後における肌状態のスコアの変化量が、それぞれ、「0.0」、「1.1」、「2.4」、「0.0」、「1.0」、となっており、6割以上で1.0以上の肌状態のスコアの増加が起こっている。このため、図24のSTEP93において、肌サポートアプリ35aは、マッサージを認識し、メモリ36に記憶する。
また、例えば、肌サポートアプリ35aは、実行の前後で肌状態のスコアが所定の第4所定値(例えば-1.0)以下の変化が起こる割合が所定の第2割合(例えば6割)以上の施策を認識する。
図24のSTEP94において、肌サポートアプリ35aは、時系列的な肌スコアと実行の度合いとの連動の度合いが所定以上又は所定以下である施策を認識し、メモリに記憶する。
連動の度合いが所定以上となる場合の例は、実行の度合いが前日よりも増加したときに、肌状態のスコアが前日よりも増加した割合が所定の第3割合(例えば6割)以上である場合、または、実行の度合いが第5所定値以上であったときに、肌状態のスコアが所定第6所定値以上前日よりも増加した割合が所定の第4割合(例えば5割)以上である場合が挙げられる。
例えば、肌サポートアプリ35aは、睡眠時間を前日よりも増加した2017年4月2日、2017年4月5日、2017年4月6日、2017年4月7日、2017年4月9日の5日間のうち、2017年4月2日、2017年4月6日、2017年4月7日の3日間で肌状態のスコアが前日よりも増加している。従って、睡眠については、実行の度合い(睡眠時間)が前日よりも増加したときに、肌状態のスコアが前日よりも増加した割合が6割以上とであるので、肌サポートアプリ35aは、睡眠を図24のSTEP94の対象の施策として認識してもよい。
また、連動の度合いが所定以下となる場合の例は、実行の度合いが前日よりも増加されたときに肌状態のスコアが前日よりも減少した割合が所定の第5割合(例えば6割)以上である場合、または、実行の度合いが第7所定値以上であったときに、肌状態のスコアが第8所定値以上前日よりも減少した割合が所定の第6割合(例えば5割)以上である場合
が挙げられる。
例えば、肌サポートアプリ35aは、野菜摂取量が250g以上である2017年4月10日、2017年4月11日、2017年4月12日、2017年4月13日の4日間のうち、2017年4月10日、2017年4月12日の2日間で肌状態のスコアが前日よりも1以上減少している。従って、野菜摂取については、実行の度合い(野菜摂取量)が所定値(250g)以上であるときに、肌状態のスコアが前日よりも所定値(1)以上減少した割合が5割以上であるので、肌サポートアプリ35aは、野菜摂取を図24のSTEP94の対象の施策として認識してもよい。
図24のSTEP95において、肌サポートアプリ35aは、図24のSTEP91~STEP94で認識した情報に基づいて、図21に示される画面P2を表示器31に出力する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、図24のSTEP91で認識された肌状態のスコアの時系列の遷移に基づいて実線のグラフを描画する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、図23のデータ及び図24のSTEP93で認識された施策に基づいて施策表示P21及び実施有無表示P22を描画する。施策表示P21及び実施有無表示P22が、本発明の「行動の実行の有無を示す表示」に相当する。
例えば、肌サポートアプリ35aは、図23のデータ及び図24のSTEP94で認識された施策の実行の度合いに基づいて一点鎖線及び二点鎖線のグラフを描画する。一点鎖線及び二点鎖線のグラフが、本発明の「行動の実行の度合いを示す表示」に相当する。
(その他の実施形態)
本実施形態では、肌サポートアプリ35aが肌状態を「ユーザの状態」として処理を行う例を説明したが、これに限られず、肌サポートアプリ35aが心状態、体状態又は印象その他の状態を「ユーザの状態」として処理を行ってもよい。心状態のスコア及び体状態のスコアの算出は、上述した方法により算出されうる。印象のスコアは、例えば、他のユーザのユーザ端末30からの受信したユーザUaに対する各印象の評価に基づいて決定されうる。例えば、肌状態認識システム10は、ユーザUaのユーザIDに関連付けられたユーザのユーザ端末30に、ユーザUaの信頼できる印象などを複数段階で回答させるアンケートを送信し、当該ユーザ端末30から受信した回答に基づいて、ユーザUaの各印象のスコア又は印象全体のスコアを決定しうる。その他のユーザの状態のスコアも印象と同様の手法により決定されてもよいし、所定の基準に従って決定されてもよい。
また、本実施形態では、肌サポートアプリ35aが施策を本発明の「行動」として処理を行う例を説明したが、これに限られず、肌サポートアプリ35aが施策外行動を本発明の「行動」として処理を行ってもよい。
本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(またはCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
1…通信ネットワーク、10…肌状態認識システム、11‥肌状態認識部、12…施策グループ選択部、13…施策情報送信部、19…2次データ生成部、20…サポートDB(データベース)、30(30a,30b,30c)…ユーザ端末(スマートフォン)、31…表示器、32…タッチパネル、33…カメラ、34…マイク、35…CPU、35a…肌サポートアプリ、36…メモリ、40…接続端子、45…測定機器。

Claims (16)

  1. 肌状態認識システムと通信を行って画像表示の処理を実行する画像表示装置において、
    前記画像表示装置は、
    情報を出力する出力部と、
    ユーザの肌状態、心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ及び、前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴を認識するデータ認識部と、
    前記時系列データに基づいて前記ユーザの肌状態の変化態様が所定の条件を充足する期間を認識する期間認識部と、
    当該期間において実施された行動を認識する行動認識部と、
    情報出力制御部と、を備え、
    前記時系列データ及び当該期間において実施された行動に基づいて、ユーザの肌状態を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態の時系列の遷移に対応する位置に表示される前記ユーザの肌状態の遷移グラフと、当該期間において実施された行動を示す表示とを前記出力部に出力し、
    前記時系列データに基づいて、前記行動認識部により認識された行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識する施策情報送信部を有する前記肌状態認識システムから当該施策情報送信部の認識結果を受信し、
    前記受信した前記施策情報送信部の認識結果に応じて、前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するように構成されている画像表示装置。
  2. 請求項1に記載の画像表示装置において、
    前記情報出力制御部は、
    前記時系列データに基づいて前記ユーザの肌状態と、当該ユーザの心状態及び体状態の一方または両方と、を評価し、
    前記2次元座標系として、当該評価結果を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系を出力するとともに、当該2次元座標系上の当該評価結果の時系列の遷移に対応する位置に表示される当該評価結果の遷移グラフと、前記実施された行動を示す表示とを前記出力部に出力するように構成されていることを特徴とする画像表示装置。
  3. 肌状態認識システムと通信を行って画像表示の処理を実行する画像表示装置において、
    前記画像表示装置は、
    情報を出力する出力部と、
    ユーザの肌状態、心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ、前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴及び、前記ユーザの肌状態の基準状態を示す基準レベルを認識するデータ認識部と、
    情報出力制御部と、を備え、
    前記時系列データと前記基準レベルとに基づいて、ユーザの肌状態を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記基準状態に対応する位置に表示される基準レベル表示と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態の時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態の遷移グラフとを前記出力部に出力し、
    前記時系列データ及び前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴に基づいて、前記ユーザが実施した行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識する施策情報送信部を有する前記肌状態認識システムから当該施策情報送信部の認識結果を受信し、
    前記受信した前記施策情報送信部の認識結果に応じて、前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力する画像表示装置。
  4. 請求項3に記載の画像表示装置において、
    前記情報出力制御部は、
    前記時系列データに基づいて前記ユーザの肌状態と、当該ユーザの心状態及び体状態の一方または両方と、を評価し、
    前記2次元座標系として、当該評価結果を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系を出力するとともに、当該2次元座標系上の当該評価結果の時系列の遷移に対応する位置に表示される当該評価結果の遷移グラフとを前記出力部に出力するように構成されていることを特徴とする画像表示装置。
  5. 肌状態認識システムと通信を行って画像表示の処理を実行する画像表示装置において、
    前記画像表示装置は、
    情報を出力する出力部と、
    ユーザの肌状態心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ及び、前記ユーザが実施した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴を認識するデータ認識部と、
    情報出力制御部と、を備え、
    前記時系列データ及び前記ユーザが実行した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴に基づいて、
    前記行動の実行の前日と当日との間において前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態に所定以上の改善又は悪化が起こるか否かを当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態の変化量に基づいて判定するための第1の閾値と、当該行動を実行した日数に対する、当該行動の実行の前日と当日との間において当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態に当該所定以上の改善又は悪化が起こる日数の割合が所定割合以上であるか否かを判定するための第2の閾値とを用いて、実行の前日と当日との間において当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態に前記第1の閾値以上の改善又は悪化が起こる行動でありかつ、当該行動を実行した日数に対する、当該行動の実行の前日と当日との間において当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態に当該所定以上の改善又は悪化が起こる日数の割合が前記第2の閾値以上である行動を認識するとともに、
    前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態の時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態、心状態又は体状態の遷移グラフと、前記認識された行動の実行の有無又は行動の実行の度合いを示す表示とを同時に表示するように前記出力部に出力し、
    前記時系列データ及び前記ユーザが実施した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴に基づいて、前記ユーザが実施した行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識する施策情報送信部を有する前記肌状態認識システムから当該施策情報送信部の認識結果を受信し、
    前記受信した前記施策情報送信部の認識結果に応じて、前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するように構成されている画像表示装置。
  6. 肌状態認識システムと通信を行って画像表示の処理を実行する画像表示装置において、
    前記画像表示装置は、
    情報を出力する出力部と、
    ユーザの肌状態心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ及び、前記ユーザが実施した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴を認識するデータ認識部と、
    前記時系列データに基づいて前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態の変化態様が所定の条件を充足する期間を認識する期間認識部と、
    当該期間において実施された行動を認識する行動認識部と、
    情報出力制御部と、を備え、
    前記時系列データに基づいてユーザの肌状態、心状態又は体状態の良し悪しを示すスコアを決定し、当該スコアの時系列の遷移を評価するとともに、当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコア及び当該期間において実施された行動に基づいて、ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアを示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの時系列の遷移に対応する位置に表示される前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの遷移グラフと、当該期間において実施された行動を示す表示と、当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの評価とを同時に表示するように前記出力部に出力し、
    前記時系列データに基づいて、前記行動認識部により認識された行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識する施策情報送信部を有する前記肌状態認識システムから当該施策情報送信部の認識結果を受信し、
    前記受信した前記施策情報送信部の認識結果に応じて、前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するように構成されている画像表示装置。
  7. 請求項6に記載の画像表示装置において、
    前記情報出力制御部は、
    前記期間において実施された行動の実行度合いに基づいて、当該行動の実行度合いの評価値を決定し、
    前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコア及び前記評価値に基づいて、前記2次元座標系として、前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコア及び前記評価値を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系を出力するとともに、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの時系列の遷移に対応する位置に表示される前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの遷移グラフと、前記2次元座標系上の前記評価値の時系列の遷移に対応する位置に表示される前記評価値の遷移グラフとを同時に表示するように前記出力部に出力するように構成されている画像表示装置。
  8. 請求項7に記載の画像表示装置において、
    前記情報出力制御部は、
    前記行動の実行の度合いが所定の基準値に近づくほど連続的に又は断続的に大きくなるように前記評価値を決定し、又は、
    前記行動の実行の度合いが大きいほど連続的に又は断続的に大きくなるように前記評価値を決定し、若しくは
    前記行動の実行の度合いが小さいほど連続的に又は断続的に大きくなるように前記評価値を決定するように構成されている画像表示装置。
  9. 情報を出力する出力部を備えるシステムに、
    ユーザの肌状態、心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ及び、前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴を認識するステップと、
    前記時系列データに基づいてユーザの肌状態の変化態様が所定の条件を充足する期間を認識するステップと、
    当該期間において実施された行動を認識するステップと、
    前記時系列データに基づいて、前記認識された行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識するステップと、
    前記時系列データ及び当該期間において実施された行動に基づいて、ユーザの肌状態を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態の時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態の遷移グラフと、当該期間において実施された行動を示す表示とを前記出力部に出力するステップと、
    前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するステップとを実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
  10. 情報を出力する出力部を備えるシステムが実行する方法であって、
    ユーザの肌状態、心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ及び、前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴を認識するステップと、
    前記時系列データに基づいてユーザの肌状態の変化態様が所定の条件を充足する期間を認識するステップと、
    当該期間において実施された行動を認識するステップと、
    前記時系列データに基づいて、前記認識された行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識するステップと、
    前記時系列データ及び当該期間において実施された行動に基づいて、ユーザの肌状態を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態の時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態の遷移グラフと、当該期間において実施された行動を示す表示とを前記出力部に出力するステップと、
    前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するステップとを含むことを特徴とする画像表示方法。
  11. 情報を出力する出力部を備えるシステムに、
    ユーザの肌状態、心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ、前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴及び、前記ユーザの肌状態の基準状態を示す基準レベルを認識するステップと、
    前記時系列データ及び前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴に基づいて、前記ユーザが実施した行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識するステップと、
    前記時系列データと前記基準レベルとに基づいて、ユーザの肌状態を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記基準状態に対応する位置に表示される基準レベル表示と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態の時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態の遷移グラフとを前記出力部に出力するステップと、
    前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するステップとを実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
  12. 情報を出力する出力部を備えるシステムが実行する方法であって、
    ユーザの肌状態、心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ、前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴及び、前記ユーザの肌状態の基準状態を示す基準レベルを認識するステップと、
    前記時系列データ及び前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴に基づいて、前記ユーザが実施した行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識するステップと、
    前記時系列データと前記基準レベルとに基づいて、ユーザの肌状態を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記基準状態に対応する位置に表示される基準レベル表示と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態の時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態の遷移グラフとを前記出力部に出力するステップと、
    前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するステップとを含むことを特徴とする画像表示方法。
  13. 情報を出力する出力部を備えるシステムに、
    ユーザの肌状態心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ及び、前記ユーザが実行した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴を認識するステップと、
    前記時系列データ及び、前記ユーザが実施した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴に基づいて、前記ユーザが実施した行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識するステップと、
    前記時系列データ及び前記ユーザが実行した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴に基づいて、
    前記行動の実行の前日と当日との間において前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態に所定以上の改善又は悪化が起こるか否かを当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態の変化量に基づいて判定するための第1の閾値と、当該行動を実行した日数に対する、当該行動の実行の前日と当日との間において当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態に当該所定以上の改善又は悪化が起こる日数の割合が所定割合以上であるか否かを判定するための第2の閾値とを用いて、実行の前日と当日との間において当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態に前記第1の閾値以上の改善又は悪化が起こる行動でありかつ、当該行動を実行した日数に対する、当該行動の実行の前日と当日との間において当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態に当該所定以上の改善又は悪化が起こる日数の割合が前記第2の閾値以上である行動を認識するステップと、
    前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態の時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態、心状態又は体状態の遷移グラフと、前記認識された行動の実行の有無又は行動の実行の度合いを示す表示とを同時に表示するように前記出力部に出力するステップと、
    前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するステップとを実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
  14. 情報を出力する出力部を備えるシステムが実行する方法であって、
    ユーザの肌状態心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ及び、前記ユーザが実行した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴を認識するステップと、
    前記時系列データ及び、前記ユーザが実施した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴に基づいて、前記ユーザが実施した行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識するステップと、
    前記時系列データ及び前記ユーザが実行した行動履歴又は行動の実行の度合いの履歴に基づいて、
    前記行動の実行の前日と当日との間において前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態に所定以上の改善又は悪化が起こるか否かを当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態の変化量に基づいて判定するための第1の閾値と、当該行動を実行した日数に対する、当該行動の実行の前日と当日との間において当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態に当該所定以上の改善又は悪化が起こる日数の割合が所定割合以上であるか否かを判定するための第2の閾値とを用いて、実行の前日と当日との間において当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態に前記第1の閾値以上の改善又は悪化が起こる行動でありかつ、当該行動を実行した日数に対する、当該行動の実行の前日と当日との間において当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態に当該所定以上の改善又は悪化が起こる日数の割合が前記第2の閾値以上である行動を認識するステップと、
    前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態を示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態の時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態、心状態又は体状態の遷移グラフと、前記認識された行動の実行の有無又は行動の実行の度合いを示す表示とを同時に表示するように前記出力部に出力するステップと、
    前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するステップとを含むことを特徴とする画像表示方法。
  15. 情報を出力する出力部を備えるシステムに、
    ユーザの肌状態心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ及び、前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴を認識するステップと、
    前記時系列データに基づいて前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態の変化態様が所定の条件を充足する期間を認識するステップと、
    当該期間において実施された行動を認識するステップと、
    前記時系列データに基づいて、前記認識された行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識するステップと、
    前記時系列データに示されるユーザの肌状態、心状態又は体状態の値に基づいてユーザの肌状態、心状態又は体状態の良し悪しを示すスコアを決定し、当該スコアの時系列の遷移を評価するステップと、
    当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコア及び当該期間において実施された行動に基づいて、ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアを示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの遷移グラフと、当該期間において実施された行動を示す表示と、当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの評価とを同時に表示するように前記出力部に出力するステップと、
    前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するステップとを実行させることを特徴とする画像表示プログラム。
  16. 情報を出力する出力部を備えるシステムが実行する方法であって、
    ユーザの肌状態心状態及び体状態の時系列の遷移を示す時系列データ及び、前記ユーザが実施した行動の時系列の履歴を認識するステップと、
    前記時系列データに基づいて前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態の変化態様が所定の条件を充足する期間を認識するステップと、
    当該期間において実施された行動を認識するステップと、
    前記時系列データに基づいて、前記認識された行動のうち、前記ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに良い影響がありかつ当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れについても悪い影響のない行動を第1評価の行動と認識し、当該ユーザの肌状態、心状態、及び体状態の何れかに悪い影響のある行動を第2評価の行動と認識するステップと、
    前記時系列データに示されるユーザの肌状態、心状態又は体状態の値に基づいてユーザの肌状態、心状態又は体状態の良し悪しを示すスコアを決定し、当該スコアの時系列の遷移を評価するステップと、
    当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコア及び当該期間において実施された行動に基づいて、ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアを示す軸と時間軸との2軸で表される2次元座標系と、前記2次元座標系上の前記ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの時系列の遷移に対応する位置に表示されるユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの遷移グラフと、当該期間において実施された行動を示す表示と、当該ユーザの肌状態、心状態又は体状態のスコアの評価とを同時に表示するように前記出力部に出力するステップと、
    前記第1評価の行動の継続を推奨する表示及び前記第2評価の行動を禁止する表示を前記出力部に出力するステップとを含むことを特徴とする画像表示方法。
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