JP2021078985A - マッサージ機 - Google Patents
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Abstract
【課題】使用者の頭部の側方に対向する位置に移動可能な壁部を備え、マッサージ機の使用時には壁部が使用者の頭部の側方まで移動することで使用者の頭部の側方をマッサージすることができ、マッサージ機の非使用時には壁部が使用者の邪魔にならない位置まで移動することにより、使用者のマッサージ機への乗降を容易にさせるマッサージ機を提供する。【解決手段】使用者の上半身を支持する背凭れ部と、使用者の頭部に対向する位置に移動可能な壁部と、使用者に対してマッサージを行うマッサージ部と、を有し、前記マッサージ部は前記壁部に取り付けられており、前記壁部は、前記背凭れ部に対して前方に位置した第一状態と、前記第一状態より後方に位置した第二状態と、に変更可能に構成されている。【選択図】 図1
Description
本発明はマッサージ機に関する。
従来、使用者の頭部と首部をマッサージするための施療部が設けられた枕部を備えた椅子式マッサージ機が知られている(例えば、特許文献1の図参照)。
上記特許文献1に記載のマッサージ機は、枕部に設けられた施療部により使用者の後頭部及び首部後方をマッサージするものであり、使用者の頭部の側方をマッサージできないという問題がある。
そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、使用者の頭部の側方に対向する位置に移動可能な壁部を備え、マッサージ機の使用時には壁部が使用者の頭部の側方まで移動することで使用者の頭部の側方をマッサージすることができ、マッサージ機の非使用時には壁部が使用者の邪魔にならない位置まで移動することにより、使用者のマッサージ機への乗降を容易にさせるマッサージ機を提供することを目的とする。
そこで、本発明は、上述した問題を解消するためになされたものであり、使用者の頭部の側方に対向する位置に移動可能な壁部を備え、マッサージ機の使用時には壁部が使用者の頭部の側方まで移動することで使用者の頭部の側方をマッサージすることができ、マッサージ機の非使用時には壁部が使用者の邪魔にならない位置まで移動することにより、使用者のマッサージ機への乗降を容易にさせるマッサージ機を提供することを目的とする。
本発明は、使用者の上半身を支持する背凭れ部と、使用者の頭部に対向する位置に移動可能な壁部と、使用者に対してマッサージを行うマッサージ部と、を有し、前記マッサージ部は前記壁部に取り付けられており、前記壁部は、前記背凭れ部に対して前方に位置した第一状態と、前記第一状態より後方に位置した第二状態と、に変更可能に構成されていることを特徴とする。
このような構成とすることにより、使用時には使用者の頭部をマッサージすることができるとともに、非使用時には使用者がマッサージ機から乗降する際の邪魔にならないようにすることができる。使用者がマッサージ機を使用する際は、壁部を背凭れ部に対して前方に位置した第一状態とすることで頭部を側方からマッサージすることができ、使用者がマッサージ機を使用しない際は、壁部を背凭れ部に対して側方又は後方に位置した第二状態とすることで、マッサージ機への乗降を容易にさせることができる。
このような構成とすることにより、使用時には使用者の頭部をマッサージすることができるとともに、非使用時には使用者がマッサージ機から乗降する際の邪魔にならないようにすることができる。使用者がマッサージ機を使用する際は、壁部を背凭れ部に対して前方に位置した第一状態とすることで頭部を側方からマッサージすることができ、使用者がマッサージ機を使用しない際は、壁部を背凭れ部に対して側方又は後方に位置した第二状態とすることで、マッサージ機への乗降を容易にさせることができる。
また、前記壁部は、前記壁部を前記第一状態と前記第二状態とに変更するための変更手段を有することが好ましい。
このような構成とすることにより、変更手段により壁部を第一状態と第二状態に切り替えることができる。そうすることで、マッサージ機への乗降を容易にさせることができる。
このような構成とすることにより、変更手段により壁部を第一状態と第二状態に切り替えることができる。そうすることで、マッサージ機への乗降を容易にさせることができる。
また、前記壁部は、使用者の頭部の側面に対向する第一壁部と、使用者の頭部の前面に対向する第二壁部と、から構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の頭部を側面と前面から覆うことができるため、使用者の視界を遮ることにより使用者をリラックスさせることができる。
このような構成とすることにより、使用者の頭部を側面と前面から覆うことができるため、使用者の視界を遮ることにより使用者をリラックスさせることができる。
また、前記壁部は、幅方向に移動可能に構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の頭部の幅に合うように壁部の位置を調整することができる。
このような構成とすることにより、使用者の頭部の幅に合うように壁部の位置を調整することができる。
また、前記壁部は、上下方向に移動可能に構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、使用者の頭部の位置に合うように壁部の位置を調整することができる。
このような構成とすることにより、使用者の頭部の位置に合うように壁部の位置を調整することができる。
また、制御部を更に有し、前記制御部は、前記変更手段により前記壁部を前記第一状態と前記第二状態とに変更可能に構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、壁部を自動で第一状態と第二状態に切り替えることができる。そうすることで、マッサージ機への乗降を容易にさせることができる。
このような構成とすることにより、壁部を自動で第一状態と第二状態に切り替えることができる。そうすることで、マッサージ機への乗降を容易にさせることができる。
また、制御部を更に有し、前記制御部は、前記壁部を幅方向及び/又は上下方向に移動可能に構成されていることが好ましい。
このような構成とすることにより、壁部を自動で使用者の頭部に対向する位置及び/又は頭部の幅に合うように壁部の位置を調整することができる。
このような構成とすることにより、壁部を自動で使用者の頭部に対向する位置及び/又は頭部の幅に合うように壁部の位置を調整することができる。
本発明によれば、マッサージ機の使用時には壁部が使用者の頭部の側方まで移動することで使用者の頭部の側方をマッサージすることができ、マッサージ機の非使用時には使用者の邪魔にならない位置まで壁部が移動することにより、使用者のマッサージ機への乗降を容易にさせることができる。
[マッサージ機の全体構成]
以下、本発明のマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の斜視図である。図2は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の構成を一部省略した模式図である。図3は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の模式図である。図4はマッサージ機1のブロック図である。図5はマッサージ機1の姿勢を説明する側面図である。図6はマッサージユニット8の正面図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示す起立姿勢のマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。
以下、本発明のマッサージ機1の全体構成について説明する。図1は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の斜視図である。図2は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の構成を一部省略した模式図である。図3は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の模式図である。図4はマッサージ機1のブロック図である。図5はマッサージ機1の姿勢を説明する側面図である。図6はマッサージユニット8の正面図である。
なお、以下の説明で用いる方向の概念は、図1に示す起立姿勢のマッサージ機1に着座した使用者から見たときの方向の概念と一致するものとし、その他の場合は適宜説明するものとする。
図1〜図3に示すとおり、本発明のマッサージ機1は、主として、使用者が着座する座部2と、座部2の後部にリクライニング可能に設けられた使用者の上半身を支持する背凭れ部3と、座部2の前部に上下揺動可能に設けられた使用者の脚及び/又は足を支持するフットレスト4と、背凭れ部3の上部前面に設けられ使用者の頭部に対向する位置に移動可能に設けられた壁部30と、座部2の左右両側には、使用者の腕部を載置する肘掛部6と、を有している。座部2、背凭れ部3、フットレスト4、肘掛部6は、使用者の身体を背面側から支持する身体支持部として機能する。
マッサージ機1の各所には、使用者の身体を押圧することでマッサージを行うマッサージ部15(後述するエアセル19で構成された各マッサージ部a2〜a7)が設けられている。また、背凭れ部3には、揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージ部15としてのマッサージユニット8が設けられている。
マッサージ機1の各所には、使用者の身体を押圧することでマッサージを行うマッサージ部15(後述するエアセル19で構成された各マッサージ部a2〜a7)が設けられている。また、背凭れ部3には、揉みマッサージ及び/又は叩きマッサージを行うマッサージ部15としてのマッサージユニット8が設けられている。
図1及び図4に示すとおり、背凭れ部3は、座部2の下方に設けられた第一アクチュエータ11により、座部2に対して前後にリクライニング可能に構成されており、図1に示す起立姿勢から背凭れ面が床面と略水平となるリクライニング姿勢までの間の任意の位置で停止できるようになっている(図5参照)。フットレスト4は、座部2の下方に設けられた第二アクチュエータ12により、座部2に対して上下に揺動可能に構成されており、図1に示す垂下姿勢から膝を伸ばした状態で脚又は足が支持される上昇姿勢までの間の任意の位置で停止できるようになっている(図5参照)。
図4に示すとおり、座部2の下方には、後述するエアセル19よりなる各マッサージ部a2〜a7に対してエアを給排気するポンプ13a及びバルブ13bを有する給排気装置13と、マッサージ機1の各種動作を制御する制御部14と、が設けられている。制御部14は、プログラマブルなマイコン等を有しており、各アクチュエータ11,12、マッサージユニット8、給排気装置13、駆動部20、25、29、32h及び変更手段39を駆動制御する。制御部14には、使用者が操作するコントローラ10が電気的に接続されている。マッサージ機1は、予め定められたプログラム(マッサージコース)に従って動作する他、使用者によるコントローラ10からの指示に従って動作する。
[座部の構成]
図1〜図4に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の臀部及び/又は大腿部の外側面に対向して設けられた側壁22が設けられている。この側壁22は、座部の側方において上方へ立設されている。そして、側壁22の内側面には、臀部及び/又は大腿部の外側面をマッサージする臀部マッサージ部a4が設けられている。なお、座部2の左右両側の肘掛部6の内側壁を側壁22として利用してもよく、その場合は、臀部マッサージ部a4を肘掛部6の内側壁に設ければよい。
また、座部2には、使用者の臀部及び/又は大腿部を下方(背面)からマッサージする臀部マッサージ部a5が左右一対設けられている。臀部マッサージ部a4,a5は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル19により構成されている。
図1〜図4に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の臀部及び/又は大腿部の外側面に対向して設けられた側壁22が設けられている。この側壁22は、座部の側方において上方へ立設されている。そして、側壁22の内側面には、臀部及び/又は大腿部の外側面をマッサージする臀部マッサージ部a4が設けられている。なお、座部2の左右両側の肘掛部6の内側壁を側壁22として利用してもよく、その場合は、臀部マッサージ部a4を肘掛部6の内側壁に設ければよい。
また、座部2には、使用者の臀部及び/又は大腿部を下方(背面)からマッサージする臀部マッサージ部a5が左右一対設けられている。臀部マッサージ部a4,a5は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル19により構成されている。
[フットレストの構成]
図1、図3、図4に示すとおり、フットレスト4は、座部2に対して上下回動自在に取り付けられている。フットレスト4は、使用者の下腿を支持する左右一対の脚支持部40と、使用者の足部を支持する左右一対の足支持部41と、を有している。脚支持部40は、使用者の下腿の背面に対向して設けられた底壁40aと、底壁40aの左右両端から前方に向かって立設された側壁40bと、底壁40aの左右中央から前方に向かって立設された中央壁40cと、を有している。
図1、図3、図4に示すとおり、フットレスト4は、座部2に対して上下回動自在に取り付けられている。フットレスト4は、使用者の下腿を支持する左右一対の脚支持部40と、使用者の足部を支持する左右一対の足支持部41と、を有している。脚支持部40は、使用者の下腿の背面に対向して設けられた底壁40aと、底壁40aの左右両端から前方に向かって立設された側壁40bと、底壁40aの左右中央から前方に向かって立設された中央壁40cと、を有している。
側壁40bの内側面には、下腿の外側面をマッサージする脚マッサージ部a6が設けられている。中央壁40cの両外側面には、下腿の内側面をマッサージする脚マッサージ部a6が設けられている。脚マッサージ部a6は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル19により構成されている。
なお、底壁40aに、使用者の下腿の背面をマッサージする脚マッサージ部(図示せず)を設けてもよい。
なお、底壁40aに、使用者の下腿の背面をマッサージする脚マッサージ部(図示せず)を設けてもよい。
足支持部41は、使用者の足裏を置く底壁41aと、底壁41aの左右両端から上方に向かって立設された側壁41bと、底壁41aの左右中央から上方に向かって立設された中央壁41cと、底壁41aの後部から上方へ立設された足部の背面(踵付近)に対向する後壁41dと、を有している。各壁41a〜41dより上方及び前方が開口した凹部42が形成されており、凹部42に足部を収容できるようになっている。
各壁41a〜41cには、使用者の足をマッサージする足マッサージ部a7が設けられている。足マッサージ部a7は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル19により構成されている。
各壁41a〜41cには、使用者の足をマッサージする足マッサージ部a7が設けられている。足マッサージ部a7は、エアの給排気により膨張収縮するエアセル19により構成されている。
[背凭れ部の構成]
図1〜図3に示すとおり、背凭れ部3は、使用者の上半身を支持する。背凭れ部3は、硬質の背フレーム3aと、背フレーム3aに組み付けられたマッサージ部15としてのマッサージユニット8の昇降をガイドするガイドレール16と、背フレーム3aを被覆するカバー部材3cと、により構成されている。背フレーム3aは、金属部材及び/又は樹脂部材により構成されている。また、背フレーム3aは、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部3bを有し、正面視で略門型をなしている。また、カバー部材3cは、開口部3bを前方から覆っている。マッサージユニット8の施療子62(図6参照)が開口部3bより前方へ突出しており、カバー部材3cを介して使用者の胴体を後方からマッサージできるようになっている。なお、背凭れ部3に使用者の背面をマッサージするマッサージ部15としてのエアセル(図示せず)を設けてもよい。
図1〜図3に示すとおり、背凭れ部3は、使用者の上半身を支持する。背凭れ部3は、硬質の背フレーム3aと、背フレーム3aに組み付けられたマッサージ部15としてのマッサージユニット8の昇降をガイドするガイドレール16と、背フレーム3aを被覆するカバー部材3cと、により構成されている。背フレーム3aは、金属部材及び/又は樹脂部材により構成されている。また、背フレーム3aは、左右中央に形成された前後方向に開口する開口部3bを有し、正面視で略門型をなしている。また、カバー部材3cは、開口部3bを前方から覆っている。マッサージユニット8の施療子62(図6参照)が開口部3bより前方へ突出しており、カバー部材3cを介して使用者の胴体を後方からマッサージできるようになっている。なお、背凭れ部3に使用者の背面をマッサージするマッサージ部15としてのエアセル(図示せず)を設けてもよい。
[肘掛部の構成]
図1、図3、図4に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の手先と前腕を支持する肘掛部6が設けられている。肘掛部6は、使用者の手先と前腕を載置する載置面と、載置面の側部から上方に向かって突出する外壁と、載置面に対向するように外壁から内側方に向かって突出する上壁と、からなるコの字状に形成されている。肘掛部6の手先と前腕の上下方向には、腕マッサージ部a3が複数設けられている。腕マッサージ部a3は、空気の給排気により膨張収縮するエアセル19により構成されている。
図1、図3、図4に示すとおり、座部2の左右両側には、使用者の手先と前腕を支持する肘掛部6が設けられている。肘掛部6は、使用者の手先と前腕を載置する載置面と、載置面の側部から上方に向かって突出する外壁と、載置面に対向するように外壁から内側方に向かって突出する上壁と、からなるコの字状に形成されている。肘掛部6の手先と前腕の上下方向には、腕マッサージ部a3が複数設けられている。腕マッサージ部a3は、空気の給排気により膨張収縮するエアセル19により構成されている。
[マッサージユニットの構成]
以下、マッサージユニット8の構成について説明する。
図1〜図4、図6に示すとおり、背凭れ部3には、使用者の上半身を後方(背面)からマッサージするマッサージユニット8が設けられている。このマッサージユニット8は、身長方向に沿って複数(本実施形態では1つ)設けられていてもよい。このマッサージユニット8は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1,M2の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉みマッサージ、及び左右の施療子62が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージユニット8は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。背フレーム3aには、身長方向に延設された左右で対をなすガイドレール16が設けられており、マッサージユニット8はガイドレール16に沿って移動する。マッサージユニット8が身長方向に移動可能であるため、使用者の首から腰の間を施療子62でマッサージすることができる。
以下、マッサージユニット8の構成について説明する。
図1〜図4、図6に示すとおり、背凭れ部3には、使用者の上半身を後方(背面)からマッサージするマッサージユニット8が設けられている。このマッサージユニット8は、身長方向に沿って複数(本実施形態では1つ)設けられていてもよい。このマッサージユニット8は、左右で対をなすアーム61と、アーム61の上下両端部に設けられた施療子62と、により構成されており、マッサージモータM1,M2の駆動により左右の施療子62が近接離反する揉みマッサージ、及び左右の施療子62が交互に使用者側へ進退する叩きマッサージを行わせることができる。また、マッサージユニット8は、昇降モータM3の駆動により身長方向に沿って上方又は下方へ移動して、身体に対する位置を変更したり、ローリングマッサージを行わせたりすることができる。背フレーム3aには、身長方向に延設された左右で対をなすガイドレール16が設けられており、マッサージユニット8はガイドレール16に沿って移動する。マッサージユニット8が身長方向に移動可能であるため、使用者の首から腰の間を施療子62でマッサージすることができる。
図6に示すとおり、マッサージユニット8は、ベースフレーム60aと、ベースフレーム60aに支持された可動フレーム60bと、を有している。ベースフレーム60aは、その左右両側においてガイドレール16に嵌合するガイドローラ63を有している。そして、ラックピニオン等よりなる昇降機構(図示せず)によって、身長方向に沿って移動することができる。可動フレーム60bは、左右方向の揺動軸64を介してベースフレーム60aに支持されている。ベースフレーム60aと可動フレーム60bの間には、エアセル等よりなる進退駆動部65が設けられている。進退駆動部65の駆動により、可動フレーム60bは揺動軸64を中心として前後方向に進退することができる。なお、可動フレーム60bを進退させる構造でなくてもよく、アーム61に進退駆動部65を設けてアーム61のみを進退させる構造であってもよい。
アーム61は、左右方向に延設された揉み軸66及び叩き軸67に連結されている。揉み軸66の左右両側には、傾斜軸部66bを有する傾斜カム66aが設けられており、この傾斜カム66aにアーム61が取り付けられている。左右の傾斜軸部66bは、正面視で略ハの字型となるように揉み軸66の軸心に対して傾斜している。叩き軸67の左右両側には、叩き軸67の軸心に対して偏心した偏心軸部67bを有する偏心カム67aが設けられており、この偏心カム67aにアーム61がコンロッド68を介して取り付けられている。左右の偏心軸部67bは、叩き軸67の軸心に対する位相が互いに異なっており、具体的には180度だけ異なっている。揉み軸66及び叩き軸67は、それぞれマッサージモータM1,M2の駆動により回転する。施療子62は、揉み軸66の回転により揉みマッサージを行い、叩き軸67の回転により叩きマッサージを行う。なお、施療子62が設けられたアーム61、揉み軸66、及び叩き軸67は、可動フレーム60bに支持されている。従って、施療子62は、可動フレーム60bの移動を介して使用者に対して進退可能である。
アーム61は、前後方向に揺動自在であり、上側の施療子62が前方へ突出するようにバネ等よりなる付勢手段(図示せず)により付勢されている。また、マッサージユニット8は、使用者の身体情報を検出するセンサー69を有している。このセンサー69は、アーム61が所定の揺動位置となったことを検出することで身体情報を得ることができる。具体的に説明すると、マッサージユニット8を身長方向に沿って上昇させる過程で、上側の施療子62が肩の上方に到達すると、施療子62に作用する負荷が解除されて、アーム61が前方へ揺動して所定の揺動位置となる。アーム61が所定の揺動位置となったことをセンサー69が検出し、その際のマッサージユニット8の上下位置に基づいて肩の位置を検出する。肩の位置を基準として、その他の部位(首、背中、腰等)の位置を計算により求める。検出された身体情報は記憶部50に記憶される。
図7は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1に着座した使用者から見たA―Aの断面を示す左側面図であり、(a)は使用者が使用中の状態を示す図であり、(b)は(a)の状態から使用者を除いた状態を示す図である。図8は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1に着座した使用者から見たB―Bの断面を示す平面図であり、(a)は壁部30(第一壁部31と第二壁部32)を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態へ移動した状態を示す図であり、(b)は壁部30(第一壁部31と第二壁部32)を第一状態より後方に位置した第二状態へ移動した状態を示す図であり、(c)は壁部30(第一壁部31と第二壁部32)を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態であって左右幅を狭くした状態を示す図である。図9は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1に着座した使用者から見たB―Bの断面を示す平面図であり、(a)は右側の第一壁部31(右側壁部31a)を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態を示す拡大図であり、(b)は右側の第一壁部31(右側壁部31a)を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態から左右幅を狭くした状態を示す拡大図である。図10は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1に着座した使用者から見たB―Bの断面を示す平面図であり、(a)は右側の第一壁部31(右側壁部31a)を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態を示す拡大図であり、(b)は右側の第一壁部31(右側壁部31a)を第一状態より後方に位置した第二状態へ移動した状態を示す拡大図である。なお、図10(b)は、内部構造が理解しやすいように一部の構成(背凭れ部3の一部、ガイド溝33a、連結部材36a等からなる変更手段39の一部)の図示を省略している。図11は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1に着座した使用者から見たB―Bの断面を示す平面図であり、右側の第一壁部31(右側壁部31a)と第二壁部32の取り付け部分の拡大図である。図12は本発明の一実施形態に係るマッサージ機1に着座した使用者から見た左側面図であり、(a)は左側の第一壁部31(左側壁部31b)の下側の壁部60bが上側の壁部60aに接近する方向(上方)へ移動した状態を示す図であり、(b)は左側の第一壁部31(左側壁部31b)の下側の壁部60bが上側の壁部60aから離反する方向(下方)へ移動した状態を示す図である。
[壁部の構成]
図1、図2、図7〜図10に示すとおり、背凭れ部3の上方前面には、使用者の頭部に対向する位置に移動可能に設けられた壁部30が取り付けられている。なお、図8〜図10については、マッサージ部15の構成を一部省略している。
壁部30には、変更手段39が設けられている。壁部30は、変更手段39により、背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態と、第一状態より後方に位置した第二状態と、に変更可能に構成されている。壁部30は、使用者の頭部の側面に対向する第一壁部31と、使用者の頭部の前面に対向する第二壁部32とから構成されている。第一壁部31と第二壁部32は、後述する駆動部20の駆動を制御部14で制御することにより、上下方向に移動可能に構成されている。また、後述する駆動部25の駆動を制御部14で制御することにより、前後方向に移動可能に構成されている。また、後述する駆動部29の駆動により、幅方向に移動可能に構成されている。なお、詳細については後述する。
図1、図2、図7〜図10に示すとおり、背凭れ部3の上方前面には、使用者の頭部に対向する位置に移動可能に設けられた壁部30が取り付けられている。なお、図8〜図10については、マッサージ部15の構成を一部省略している。
壁部30には、変更手段39が設けられている。壁部30は、変更手段39により、背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態と、第一状態より後方に位置した第二状態と、に変更可能に構成されている。壁部30は、使用者の頭部の側面に対向する第一壁部31と、使用者の頭部の前面に対向する第二壁部32とから構成されている。第一壁部31と第二壁部32は、後述する駆動部20の駆動を制御部14で制御することにより、上下方向に移動可能に構成されている。また、後述する駆動部25の駆動を制御部14で制御することにより、前後方向に移動可能に構成されている。また、後述する駆動部29の駆動により、幅方向に移動可能に構成されている。なお、詳細については後述する。
[第一壁部の構成]
第一壁部31について、図4、図7〜図10に基づいて説明する。
第一壁部31は、使用者の頭部の右側面に対向する位置に移動可能な右側壁部31aと、使用者の頭部の左側面に対向する位置に移動可能な左側壁部31bとから構成されている。右側壁部31aには、使用者の頭部の右側面をマッサージする頭部マッサージ部a2が設けられている。左側壁部31bには、使用者の頭部の左側面をマッサージする頭部マッサージ部a2が設けられている。頭部マッサージ部a2はエアセル19で構成されている。
第一壁部31について、図4、図7〜図10に基づいて説明する。
第一壁部31は、使用者の頭部の右側面に対向する位置に移動可能な右側壁部31aと、使用者の頭部の左側面に対向する位置に移動可能な左側壁部31bとから構成されている。右側壁部31aには、使用者の頭部の右側面をマッサージする頭部マッサージ部a2が設けられている。左側壁部31bには、使用者の頭部の左側面をマッサージする頭部マッサージ部a2が設けられている。頭部マッサージ部a2はエアセル19で構成されている。
右側壁部31aについて説明する。なお、左側壁部31bは、右側壁部31aと同じ構成であるため、説明を省略する。
右側壁部31aは、板状の部材で構成されている。右側壁部31aの左右方向外側には、後述する駆動部20が収容された枠体20d(図8参照)が取り付けられている。右側壁部31aの前側と後側には、右側壁部31aの移動方向を規制し、右側壁部31aが上下方向に移動するための規制部材99(図12(b)参照)が取り付けられている。右側壁部31aの内部には、前後方向に延びるガイド溝31dが設けられている。ガイド溝31dの内部には、右側壁部31aを背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態と第一状態より後方に位置した第二状態とに変更するための変更手段39が設けられている。
右側壁部31aは、板状の部材で構成されている。右側壁部31aの左右方向外側には、後述する駆動部20が収容された枠体20d(図8参照)が取り付けられている。右側壁部31aの前側と後側には、右側壁部31aの移動方向を規制し、右側壁部31aが上下方向に移動するための規制部材99(図12(b)参照)が取り付けられている。右側壁部31aの内部には、前後方向に延びるガイド溝31dが設けられている。ガイド溝31dの内部には、右側壁部31aを背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態と第一状態より後方に位置した第二状態とに変更するための変更手段39が設けられている。
変更手段39について説明する。右側壁部31aと背凭れ部3の内部には、駆動部25としてのモータと、モータの駆動を右側壁部31aに伝達するためのピニオン31c(図10(b)参照)と、ピニオン31cに噛み合うラック31eと、右側壁部31aの移動をガイドする溝31gと、が設けられている。ラック31eは、ガイド溝31dの左右方向外側に設けられている。
ピニオン31cは、右側壁部31aの内部に設けられた駆動部25としてのモータの駆動により、回転することができる。具体的には、モータには、回転軸25aが設けられている。回転軸25aの一方は、ピニオン31cが軸36fを介して回転可能に取り付けられている。回転軸25aの他方は、モータに取り付けられている。モータを駆動させることで、モータの駆動が軸36fを介してピニオン31cに伝達され、ピニオン31cが回転するようになっている。
駆動部25(モータ)、回転軸25a、ピニオン31c(軸36fを含む)、ガイド溝31d、ラック31e、溝31gは、右側壁部31a(壁部30、第一壁部31)を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態と第一状態より後方に位置した第二状態とに変更するための変更手段39である。
ピニオン31cは、右側壁部31aの内部に設けられた駆動部25としてのモータの駆動により、回転することができる。具体的には、モータには、回転軸25aが設けられている。回転軸25aの一方は、ピニオン31cが軸36fを介して回転可能に取り付けられている。回転軸25aの他方は、モータに取り付けられている。モータを駆動させることで、モータの駆動が軸36fを介してピニオン31cに伝達され、ピニオン31cが回転するようになっている。
駆動部25(モータ)、回転軸25a、ピニオン31c(軸36fを含む)、ガイド溝31d、ラック31e、溝31gは、右側壁部31a(壁部30、第一壁部31)を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態と第一状態より後方に位置した第二状態とに変更するための変更手段39である。
右側壁部31aを前後方向へ移動させる(背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態と第一状態より後方に位置した第二状態とに切り替える)場合について説明する。
右側壁部31aの内部に設けられたガイド溝31dの左右方向外側には、ピニオン31cと噛み合うラック31eが設けられている。ピニオン31cは、背凭れ部3の内部に設けられた駆動部25(モータ)から伸びる回転軸25aに回転可能に取り付けられている。右側壁部31aの内部に設けられたガイド溝31dの中央には、右側壁部31aの前後移動をガイドするための溝31gが設けられている。溝31gには、ピニオン31cが取り付けられた軸36fが挿通している。溝31gに軸36fが挿通していることで、ラック31eとピニオン31cの噛み合わせがズレないように規制している。
右側壁部31aの内部に設けられたガイド溝31dの左右方向外側には、ピニオン31cと噛み合うラック31eが設けられている。ピニオン31cは、背凭れ部3の内部に設けられた駆動部25(モータ)から伸びる回転軸25aに回転可能に取り付けられている。右側壁部31aの内部に設けられたガイド溝31dの中央には、右側壁部31aの前後移動をガイドするための溝31gが設けられている。溝31gには、ピニオン31cが取り付けられた軸36fが挿通している。溝31gに軸36fが挿通していることで、ラック31eとピニオン31cの噛み合わせがズレないように規制している。
駆動部25(モータ)を駆動させ、ピニオン31cを回転(正転)させると、ピニオン31cと噛み合うラック31eは、後方に移動する。ラック31eは、溝31gに挿通された軸36fにより移動方向が規制されているため、右側壁部31aを後方(背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態より後方に位置した第二状態)に移動させることができる。
駆動部25(モータ)を駆動させ、ピニオン31cを回転(反転)させると、ピニオン31cと噛み合うラック31eは、前方に移動する。ラック31eは、溝31gに挿通された軸36fにより移動方向が規制されているため、右側壁部31aを前方(背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態)に移動させることができる。
駆動部25(モータ)を駆動させ、ピニオン31cを回転(反転)させると、ピニオン31cと噛み合うラック31eは、前方に移動する。ラック31eは、溝31gに挿通された軸36fにより移動方向が規制されているため、右側壁部31aを前方(背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態)に移動させることができる。
また、右側壁部31aは、上下方向に移動可能に構成されている。右側壁部31aと左側壁部31bとは同じ構成であるため、図12を参照しながら、左側壁部31bを上下方向に移動させる方法について、説明する。なお、右側壁部31aを上下方向に移動させる方法については説明を省略する。
左側壁部31bは、上下に2分割されている。左側壁部31bの前側と後側には、左側壁部31bの移動方向を規制し、左側壁部31bが上下方向に移動するための規制部材99(図12(b)参照)が取り付けられている。下側の左側壁部60bは、上側の左側壁部60aに対して接近離反する方向(上下方向)に移動可能に構成されている。左側壁部31bの左右方向外側には、枠体20dが設けられている。枠体20dの内部には、上下に2分割された左側壁部31bのうち下側の左側壁部60bを上側の左側壁部60aに対して接近離反する方向(上下方向)に移動させるための駆動部20が設けられている。駆動部20を駆動させることにより、下側の左側壁部60bを上側の左側壁部60aに対して、接近離反する方向(上下方向)に移動させることができる。なお、駆動部20の構成については後述する。
左側壁部31bは、上下に2分割されている。左側壁部31bの前側と後側には、左側壁部31bの移動方向を規制し、左側壁部31bが上下方向に移動するための規制部材99(図12(b)参照)が取り付けられている。下側の左側壁部60bは、上側の左側壁部60aに対して接近離反する方向(上下方向)に移動可能に構成されている。左側壁部31bの左右方向外側には、枠体20dが設けられている。枠体20dの内部には、上下に2分割された左側壁部31bのうち下側の左側壁部60bを上側の左側壁部60aに対して接近離反する方向(上下方向)に移動させるための駆動部20が設けられている。駆動部20を駆動させることにより、下側の左側壁部60bを上側の左側壁部60aに対して、接近離反する方向(上下方向)に移動させることができる。なお、駆動部20の構成については後述する。
壁部30(第一壁部31)は、幅方向に移動可能に構成されている。
第一壁部31の幅方向への移動について説明する。図8、図9に示すとおり、背凭れ部3の上部には、背凭れ部3と第一壁部31(図8、図9においては右側壁部31a)とを連結する連結部材36aが設けられている。連結部材36aは、板状の部材で構成されている。連結部材36aの左右方向外側(前後方向後側)には、ピニオン36cと噛み合うラック36eが設けられている。連結部材36aの中央には、連結部材36aの移動をガイドする溝36gが設けられている。
第一壁部31の幅方向への移動について説明する。図8、図9に示すとおり、背凭れ部3の上部には、背凭れ部3と第一壁部31(図8、図9においては右側壁部31a)とを連結する連結部材36aが設けられている。連結部材36aは、板状の部材で構成されている。連結部材36aの左右方向外側(前後方向後側)には、ピニオン36cと噛み合うラック36eが設けられている。連結部材36aの中央には、連結部材36aの移動をガイドする溝36gが設けられている。
図9(a)、図9(b)に示すように、連結部材36aの一方側には、ラック36eと噛み合うピニオン36cが位置している。ピニオン36cは軸36hを介して背凭れ部3に対して取り付けられている。ピニオン36cは、背凭れ部3の内部に設けられた駆動部29としてのモータ(図4参照)の駆動により、回転することができる。連結部材36aの他方側には、ローラー36iが軸36fを介して取り付けられている。ローラー36iによって、連結部材36aはガイド溝33aに沿って左右方向に移動することができる。溝36gには、ピニオン36cの軸36hが挿通している。溝36gに軸36hが挿通していることで、ラック36eとピニオン36cの噛み合わせがズレないように規制している。
駆動部29(モータ)、ピニオン36c、ラック36e、溝36g、ローラー36iは、壁部30(第一壁部31(右側壁部31a))を幅方向に移動させるための変更手段39である。
駆動部29(モータ)、ピニオン36c、ラック36e、溝36g、ローラー36iは、壁部30(第一壁部31(右側壁部31a))を幅方向に移動させるための変更手段39である。
連結部材36aは、背凭れ部3に設けられたガイド溝33aと連結部材36aに設けられた溝36gとにより、移動方向が規制されている。具体的には、連結部材36aの一方側は、溝36gによって規制され、他方側は、ガイド溝33aによって規制されている。ガイド溝33aは、背凭れ部3の左右両側に設けられており、平面視で逆ハの字状になっている(図8参照)。
従って、第一壁部31(右側壁部31a)を幅方向(左右方向内側)へ移動させる場合には、第一壁部31(右側壁部31a)は背凭れ部3の中心に向かうように斜め前方に移動する。また、第一壁部31(右側壁部31a)を幅方向(左右方向外側)へ移動させる場合には、第一壁部31(右側壁部31a)は背凭れ部3の中心から離れるように斜め後方に移動する。
従って、第一壁部31(右側壁部31a)を幅方向(左右方向内側)へ移動させる場合には、第一壁部31(右側壁部31a)は背凭れ部3の中心に向かうように斜め前方に移動する。また、第一壁部31(右側壁部31a)を幅方向(左右方向外側)へ移動させる場合には、第一壁部31(右側壁部31a)は背凭れ部3の中心から離れるように斜め後方に移動する。
右側壁部31aを幅方向に移動させる場合について説明する。
図9(b)の状態から、駆動部29としてのモータ(図4参照)を駆動させ、ピニオン36cを回転(反転)させると、ピニオン36cと噛み合うラック36eは前方に移動する。ラック36eは、溝36gに挿通された軸36hにより移動方向が規制されている。そのため、連結部材36a(ラック36e)が前方に移動しようとすると、図9(a)に示すように、連結部材36aの他方側はガイド溝33aに沿って背凭れ部3の中心から離れるように斜め後方(左右方向外側)に移動することになる。その結果、右側壁部31aは幅方向(左右方向外側)に移動することになる。
また、図9(a)の状態から、駆動部29としてのモータ(図4参照)を駆動させ、ピニオン36cを回転(正転)させると、ピニオン36cと噛み合うラック36eは後方に移動する。ラック36eは、溝36gに挿通された軸36hにより移動方向が規制されている。そのため、連結部材36a(ラック36e)が後方に移動しようとすると、図9(b)に示すように、連結部材36aの他方側はガイド溝33aに沿って背凭れ部3の外側から中心に向かうように斜め前方(左右方向内側)に移動することになる。その結果、右側壁部31aは幅方向(左右方向内側)に移動することになる。
図9(b)の状態から、駆動部29としてのモータ(図4参照)を駆動させ、ピニオン36cを回転(反転)させると、ピニオン36cと噛み合うラック36eは前方に移動する。ラック36eは、溝36gに挿通された軸36hにより移動方向が規制されている。そのため、連結部材36a(ラック36e)が前方に移動しようとすると、図9(a)に示すように、連結部材36aの他方側はガイド溝33aに沿って背凭れ部3の中心から離れるように斜め後方(左右方向外側)に移動することになる。その結果、右側壁部31aは幅方向(左右方向外側)に移動することになる。
また、図9(a)の状態から、駆動部29としてのモータ(図4参照)を駆動させ、ピニオン36cを回転(正転)させると、ピニオン36cと噛み合うラック36eは後方に移動する。ラック36eは、溝36gに挿通された軸36hにより移動方向が規制されている。そのため、連結部材36a(ラック36e)が後方に移動しようとすると、図9(b)に示すように、連結部材36aの他方側はガイド溝33aに沿って背凭れ部3の外側から中心に向かうように斜め前方(左右方向内側)に移動することになる。その結果、右側壁部31aは幅方向(左右方向内側)に移動することになる。
図11に示すとおり、右側壁部31aの前側には、後述する第二壁部32を幅方向(左右方向)へ移動させるための変更手段39が設けられている。変更手段39により、第二壁部32を第一壁部31に対して幅方向(左右方向)へ移動させることができる。第二壁部32と変更手段39の構成については後述する。
[第二壁部の構成]
第二壁部32について、図7〜図11に基づいて説明する。
第二壁部32は、使用者の頭部の前面に対向するように第一壁部31に対して左右一対設けられている。具体的には、使用者の頭部の前面上側に設けられた前方上側壁部32aと、使用者の頭部の前面下側に設けられた前方下側壁部32bとから構成されている。前方上側壁部32aと前方下側壁部32bには、使用者の頭部前面(顔面)をマッサージする頭部マッサージ部a2が設けられている。頭部マッサージ部a2はエアセル19で構成されている。
なお、本実施例においては、第二壁部32を上下に2つ(前方上側壁部32a、前方下側壁部32b)設けた構成としているが、第二壁部32は1つの部材であってもよいし、2つ以上の部材であってもよい。第二壁部32(前方上側壁部32a、前方下側壁部32b)は、第一壁部31に対して幅方向に移動することができるようになっている。
第二壁部32について、図7〜図11に基づいて説明する。
第二壁部32は、使用者の頭部の前面に対向するように第一壁部31に対して左右一対設けられている。具体的には、使用者の頭部の前面上側に設けられた前方上側壁部32aと、使用者の頭部の前面下側に設けられた前方下側壁部32bとから構成されている。前方上側壁部32aと前方下側壁部32bには、使用者の頭部前面(顔面)をマッサージする頭部マッサージ部a2が設けられている。頭部マッサージ部a2はエアセル19で構成されている。
なお、本実施例においては、第二壁部32を上下に2つ(前方上側壁部32a、前方下側壁部32b)設けた構成としているが、第二壁部32は1つの部材であってもよいし、2つ以上の部材であってもよい。第二壁部32(前方上側壁部32a、前方下側壁部32b)は、第一壁部31に対して幅方向に移動することができるようになっている。
第二壁部32(前方上側壁部32a、前方下側壁部32b)は、平面視(図8参照)で前方に凸状に湾曲して形成されている。前方に凸状に湾曲して形成することにより、第二壁部32を第一状態と第二状態とに変更する際の省スペース化を図ることができる。
つまり、第二壁部32を使用しない場合(第一状態から第二状態に変更する場合を含む)、第二壁部32は、第一壁部31の前側(具体的には、変更手段39)を中心として円弧を描くように背凭れ部3の後方ないし側方へ移動することになる。
つまり、第二壁部32を使用しない場合(第一状態から第二状態に変更する場合を含む)、第二壁部32は、第一壁部31の前側(具体的には、変更手段39)を中心として円弧を描くように背凭れ部3の後方ないし側方へ移動することになる。
第二壁部32(前方上側壁部32a、前方下側壁部32b)の内部には、円弧状に延びるガイド溝32dが設けられている。ガイド溝32dの内部には、第二壁部32を第一壁部31に対して幅方向(左右方向)に移動させるための駆動部としてのピニオン32cと、ピニオン32cに噛み合うラック32eと、第二壁部32の移動をガイドする溝32gと、ピニオン32cを駆動させるための駆動部32hとしてのモータと、が設けられている。
ピニオン32cは、第一壁部31(図11では右側壁部31a)の側部に設けられた駆動部32h(モータ)の駆動により、回転することができる。ラック32eは、ガイド溝32dの左右方向内側(前後方向後側)に設けられている。駆動部32h(モータ)、ピニオン32c、ガイド溝32d、ラック32e、溝32gは、壁部30(第二壁部32)を第一壁部31に対して幅方向(左右方向)に変更するための変更手段39である。
ピニオン32cは、第一壁部31(図11では右側壁部31a)の側部に設けられた駆動部32h(モータ)の駆動により、回転することができる。ラック32eは、ガイド溝32dの左右方向内側(前後方向後側)に設けられている。駆動部32h(モータ)、ピニオン32c、ガイド溝32d、ラック32e、溝32gは、壁部30(第二壁部32)を第一壁部31に対して幅方向(左右方向)に変更するための変更手段39である。
壁部30(第二壁部32)は、幅方向に移動可能に構成されている。
第二壁部32の幅方向(左右方向外側)への移動について説明する。
図8、図11に示すとおり、第二壁部32は、第一壁部31の前方に取り付けられている。第二壁部32の内部に設けられたガイド溝32dの左右方向外側(前後方向後側)には、ピニオン32cと噛み合うラック32eが設けられている。ピニオン32cは、第二壁部32の内部に設けられた軸32fに回転可能に取り付けられている。ピニオン32cは、第一壁部31aの側部に設けられた駆動部32h(モータ)から伸びる軸の駆動により、回転することができる。第二壁部32の内部に設けられたガイド溝32dの中央には、第二壁部32の幅方向(左右方向)への移動をガイドするための溝32gが設けられている。溝32gには、ピニオン32cが取り付けられた軸32fが挿通している。溝32gに軸32fが挿通していることで、ラック32eとピニオン32cの噛み合わせがズレないように規制している。
第二壁部32の幅方向(左右方向外側)への移動について説明する。
図8、図11に示すとおり、第二壁部32は、第一壁部31の前方に取り付けられている。第二壁部32の内部に設けられたガイド溝32dの左右方向外側(前後方向後側)には、ピニオン32cと噛み合うラック32eが設けられている。ピニオン32cは、第二壁部32の内部に設けられた軸32fに回転可能に取り付けられている。ピニオン32cは、第一壁部31aの側部に設けられた駆動部32h(モータ)から伸びる軸の駆動により、回転することができる。第二壁部32の内部に設けられたガイド溝32dの中央には、第二壁部32の幅方向(左右方向)への移動をガイドするための溝32gが設けられている。溝32gには、ピニオン32cが取り付けられた軸32fが挿通している。溝32gに軸32fが挿通していることで、ラック32eとピニオン32cの噛み合わせがズレないように規制している。
駆動部32h(モータ)を駆動させ、ピニオン32cを回転(正転)させると、ピニオン32cと噛み合うラック32eは左右方向内側に移動する。ラック32eは、溝32gに挿通された軸32fにより移動方向が規制されているため、第二壁部32を左右方向内側に移動させることができる。
駆動部32h(モータ)を駆動させ、ピニオン32cを回転(反転)させると、ピニオン32cと噛み合うラック32eは、左右方向外側に移動する。ラック32eは、溝32gに挿通された軸32fにより移動方向が規制されているため、第二壁部32を左右方向外側に移動させることができる。
駆動部32h(モータ)を駆動させ、ピニオン32cを回転(反転)させると、ピニオン32cと噛み合うラック32eは、左右方向外側に移動する。ラック32eは、溝32gに挿通された軸32fにより移動方向が規制されているため、第二壁部32を左右方向外側に移動させることができる。
なお、使用者の頭部上方に位置する第三壁部(図示せず)を設けてもよく、その場合には、第三壁部(図示せず)に使用者の頭部上方をマッサージする頭部マッサージ部(図示せず)を設けてもよい。その場合には、第二壁部32を第三壁部(図示せず)の前方側から上下方向下側に向かって突出するように設けてもよい。
[駆動部の構成]
駆動部20の構成について説明する。なお、駆動部20は、第一壁部31を上下方向に移動させるためのものである。
図2、図12に示すとおり、駆動部20は、第一壁部31の左右方向外側に設けられた枠体20dの内部に設けられている。駆動部20は、ねじ棒20bとナット20aとモータ20cと、から構成されている。モータ20cの駆動は、ねじ棒20bを介してナット20aに伝達され、ナット20aを介して枠体20dに伝達される。枠体20dにモータ20cの駆動が伝達されることにより、第一壁部31を上下方向に移動させることができる。より具体的には、図12に示すとおり、第一壁部31は、上下に2分割されており、下側の第一壁部31(左側壁部60b)を上側の第一壁部31(左側壁部60a)に対して接近離反する方向(上下方向)に移動させることができる。
駆動部20の構成について説明する。なお、駆動部20は、第一壁部31を上下方向に移動させるためのものである。
図2、図12に示すとおり、駆動部20は、第一壁部31の左右方向外側に設けられた枠体20dの内部に設けられている。駆動部20は、ねじ棒20bとナット20aとモータ20cと、から構成されている。モータ20cの駆動は、ねじ棒20bを介してナット20aに伝達され、ナット20aを介して枠体20dに伝達される。枠体20dにモータ20cの駆動が伝達されることにより、第一壁部31を上下方向に移動させることができる。より具体的には、図12に示すとおり、第一壁部31は、上下に2分割されており、下側の第一壁部31(左側壁部60b)を上側の第一壁部31(左側壁部60a)に対して接近離反する方向(上下方向)に移動させることができる。
図12に示すとおり、第一壁部31(なお、図12は左側面図であるため、以下、左側壁部31bを例に説明する)は、上下に2分割されている。
上側の左側壁部60aには、モータ20cとねじ棒20bが取り付けられている。より具体的には、モータ20cは、上側の左側壁部60aに取り付けられた枠体20dの内部に収容されている。下側の左側壁部60bは、ねじ棒20bにナット20aを介して取り付けられている。
上側の左側壁部60aには、モータ20cとねじ棒20bが取り付けられている。より具体的には、モータ20cは、上側の左側壁部60aに取り付けられた枠体20dの内部に収容されている。下側の左側壁部60bは、ねじ棒20bにナット20aを介して取り付けられている。
ナット20aは、下側の左側壁部60bに対して取り付けられている。そのため、モータ20cを駆動させると、モータ20cに取り付けられたねじ棒20bが回転する。ねじ棒20bが回転することで、ねじ棒20bを介してナット20aも上下方向に移動する。ナット20aが上下方向に移動することにより、下側の左側壁部60bを上側の左側壁部60aに対して接近離反する方向(上下方向)に移動させることができる。
具体的には、モータ20cを駆動(正転)させると、モータ20cの駆動により、ねじ棒20bが回転(正転)する。ねじ棒20bには、ナット20aが取り付けられており、ねじ棒20bの回転(正転)に伴ってナット20aも回転(正転)する。
ナット20aは、下側の左側壁部60bに取り付けられているため、ナット20aの回転(正転)に伴って、下側の左側壁部60bも回転することになる。左側壁部60bの前側と後側には、左側壁部60bの移動方向を規制し、左側壁部31bが上下方向に移動するための規制部材99が取り付けられているため、下側の左側壁部60bの回転が規制され、下側の左側壁部60bを下方に移動させることができる。
具体的には、モータ20cを駆動(正転)させると、モータ20cの駆動により、ねじ棒20bが回転(正転)する。ねじ棒20bには、ナット20aが取り付けられており、ねじ棒20bの回転(正転)に伴ってナット20aも回転(正転)する。
ナット20aは、下側の左側壁部60bに取り付けられているため、ナット20aの回転(正転)に伴って、下側の左側壁部60bも回転することになる。左側壁部60bの前側と後側には、左側壁部60bの移動方向を規制し、左側壁部31bが上下方向に移動するための規制部材99が取り付けられているため、下側の左側壁部60bの回転が規制され、下側の左側壁部60bを下方に移動させることができる。
また、モータ20cを駆動(反転)させると、モータ20cの駆動により、ねじ棒20bが回転(反転)する。ねじ棒20bには、ナット20cが取り付けられており、ねじ棒20bの回転(反転)に伴ってナット20aも回転(反転)する。
ナット20aは、下側の左側壁部60bに取り付けられているため、ナット20aの回転(反転)に伴って、下側の左側壁部60bも回転することになる。左側壁部60bの前側と後側には、左側壁部60bの移動方向を規制し、左側壁部31bが上下方向に移動するための規制部材99が取り付けられているため、下側の左側壁部60bの回転が規制され、下側の左側壁部60bを上方に移動させることができる。
このように、モータ20cの駆動(正転・反転)を繰り返すことにより、左側壁部60b(第一壁部31)を上下方向(下側の左側壁部60bを上側の左側壁部60aに対して接近離反する方向)に移動させることができる。
なお、右側壁部31aに取り付けられた駆動部20は、左側壁部31bに取り付けられた駆動部20と同じ構成であるため、説明を省略する。
ナット20aは、下側の左側壁部60bに取り付けられているため、ナット20aの回転(反転)に伴って、下側の左側壁部60bも回転することになる。左側壁部60bの前側と後側には、左側壁部60bの移動方向を規制し、左側壁部31bが上下方向に移動するための規制部材99が取り付けられているため、下側の左側壁部60bの回転が規制され、下側の左側壁部60bを上方に移動させることができる。
このように、モータ20cの駆動(正転・反転)を繰り返すことにより、左側壁部60b(第一壁部31)を上下方向(下側の左側壁部60bを上側の左側壁部60aに対して接近離反する方向)に移動させることができる。
なお、右側壁部31aに取り付けられた駆動部20は、左側壁部31bに取り付けられた駆動部20と同じ構成であるため、説明を省略する。
本実施例においては、ねじ棒20aを利用した機構を採用しているが、これに限定されない。例えば、ラック&ピニオン機構やリンク機構など、第一壁部31を上下方向に移動させることができる機構であれば、どのような機構であってもよい。
図13は、本発明の一実施形態に係るマッサージ機1の動作パターンを示すフロー図である。
使用者は、マッサージ機1に着座した後、コントローラ10を操作し、複数あるマッサージコースの中から任意のマッサージコース(例えば、全身疲労回復コース)を選択する。マッサージコースが選択されると、マッサージ機1はマッサージコースを開始し、使用者に対してマッサージ動作を実行する(STEP1)。マッサージコースが開始されると、まず、マッサージユニット8が下方から上方に移動し、使用者の肩位置の検出を行う。使用者の肩位置の検出が完了すると、壁部30(第一壁部31)の移動(第一状態より後方に位置した第二状態から背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態への変更)を開始する(STEP2)。
使用者は、マッサージ機1に着座した後、コントローラ10を操作し、複数あるマッサージコースの中から任意のマッサージコース(例えば、全身疲労回復コース)を選択する。マッサージコースが選択されると、マッサージ機1はマッサージコースを開始し、使用者に対してマッサージ動作を実行する(STEP1)。マッサージコースが開始されると、まず、マッサージユニット8が下方から上方に移動し、使用者の肩位置の検出を行う。使用者の肩位置の検出が完了すると、壁部30(第一壁部31)の移動(第一状態より後方に位置した第二状態から背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態への変更)を開始する(STEP2)。
具体的には、図8(b)の状態(第二状態)から図8(a)の状態を経て、図8(c)の状態(第一状態)となる。
まず、制御部14は、駆動部25と変更手段39を制御する。変更手段39により、壁部30(第一壁部31)を第一状態より後方に位置した第二状態から背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態へと変更する(図8(a)、(b)参照)。そうすることで、使用者の頭部の側面に対向する位置に壁部30(第一壁部31)を移動させることができる。続いて、制御部14は、駆動部32hと変更手段39を制御する。変更手段39により、壁部30(第二壁部32)の移動を行う。具体的には、駆動部32hであるモータを駆動し、壁部30(第二壁部32)を移動させ、使用者の頭部の前面を覆う(図8(a)参照)。その後、制御部14は、駆動部29と駆動部32hと変更手段39を制御する。変更手段39により、壁部30(第一壁部31)の幅方向の位置を使用者の頭部の幅に合う位置に移動させつつ、壁部30(第一壁部31)の幅に合うように壁部30(第二壁部32)を移動させる(図8(c)参照)。その後、制御部14は、駆動部20を制御し、壁部30(第一壁部31)の上下方向の位置を使用者の頭部の前面に対向する位置に移動させる。
そうすることで、壁部30(第一壁部31)使用者の頭部の幅に合うよう幅方向の位置を調整した状態から、上下方向の位置を合わせることができるため、スムーズに壁部30(第一壁部31、第二壁部32)を使用者にとって最適な位置に移動させることができる。
まず、制御部14は、駆動部25と変更手段39を制御する。変更手段39により、壁部30(第一壁部31)を第一状態より後方に位置した第二状態から背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態へと変更する(図8(a)、(b)参照)。そうすることで、使用者の頭部の側面に対向する位置に壁部30(第一壁部31)を移動させることができる。続いて、制御部14は、駆動部32hと変更手段39を制御する。変更手段39により、壁部30(第二壁部32)の移動を行う。具体的には、駆動部32hであるモータを駆動し、壁部30(第二壁部32)を移動させ、使用者の頭部の前面を覆う(図8(a)参照)。その後、制御部14は、駆動部29と駆動部32hと変更手段39を制御する。変更手段39により、壁部30(第一壁部31)の幅方向の位置を使用者の頭部の幅に合う位置に移動させつつ、壁部30(第一壁部31)の幅に合うように壁部30(第二壁部32)を移動させる(図8(c)参照)。その後、制御部14は、駆動部20を制御し、壁部30(第一壁部31)の上下方向の位置を使用者の頭部の前面に対向する位置に移動させる。
そうすることで、壁部30(第一壁部31)使用者の頭部の幅に合うよう幅方向の位置を調整した状態から、上下方向の位置を合わせることができるため、スムーズに壁部30(第一壁部31、第二壁部32)を使用者にとって最適な位置に移動させることができる。
なお、STEP2において、使用者の肩位置を検出後に、壁部30(第一壁部31、第二壁部32)の移動を開始する場合について説明したが、使用者の肩位置の検出前に壁部30(第一壁部31、第二壁部32)を移動させ、先に使用者の頭部の位置に合うように壁部30(第一壁部31、第二壁部32)を移動させておいてもよい。
壁部30の移動が完了すると、マッサージ部15によるマッサージ動作が開始する(STEP3)。所定時間マッサージ動作を実行した後、マッサージ動作を終了する(STEP4)。マッサージ動作が終了すると、壁部30の移動を開始する(STEP5)。
具体的には、STEP2で説明した順序と逆の順序で行われる。つまり、制御部14は、駆動部20の駆動を制御する。駆動部20により、壁部30(第一壁部31)の上下方向の位置を使用者の頭部の前面に対向する位置から離れる方向(上方向)に移動させる。続いて、制御部14は、駆動部32hと駆動部29と変更手段39の駆動を制御する。変更手段39により、使用者の頭部の周囲を覆っていた壁部30(第一壁部31と第二壁部32)の幅方向の位置を使用者の頭部から離れる方向(左右方向外側)に移動させる。その後、制御部14は、駆動部25と変更手段39の駆動を制御する。変更手段39により、壁部30の状態を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態から第一状態より後方に位置した第二状態へと変更する。
そうすることで、マッサージ機1の使用を終えた使用者がマッサージ機1から降りる際に、壁部30(第一壁部31、第二壁部32)を使用者の邪魔にならない位置まで移動させることができ、マッサージ機1への乗降を容易にさせることができる。
なお、壁部30の移動については、使用者がマッサージ機1から降りる際に邪魔にならない位置にすることができればどの位置であってもよい。壁部30の移動が完了すると、マッサージコースが終了する(STEP6)。
具体的には、STEP2で説明した順序と逆の順序で行われる。つまり、制御部14は、駆動部20の駆動を制御する。駆動部20により、壁部30(第一壁部31)の上下方向の位置を使用者の頭部の前面に対向する位置から離れる方向(上方向)に移動させる。続いて、制御部14は、駆動部32hと駆動部29と変更手段39の駆動を制御する。変更手段39により、使用者の頭部の周囲を覆っていた壁部30(第一壁部31と第二壁部32)の幅方向の位置を使用者の頭部から離れる方向(左右方向外側)に移動させる。その後、制御部14は、駆動部25と変更手段39の駆動を制御する。変更手段39により、壁部30の状態を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態から第一状態より後方に位置した第二状態へと変更する。
そうすることで、マッサージ機1の使用を終えた使用者がマッサージ機1から降りる際に、壁部30(第一壁部31、第二壁部32)を使用者の邪魔にならない位置まで移動させることができ、マッサージ機1への乗降を容易にさせることができる。
なお、壁部30の移動については、使用者がマッサージ機1から降りる際に邪魔にならない位置にすることができればどの位置であってもよい。壁部30の移動が完了すると、マッサージコースが終了する(STEP6)。
上述した動作パターンは一例であり、STEP2とSTEP5における壁部30の移動の順序は入れ替えてもよい。壁部30を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態と、第一状態より後方に位置した第二状態と、に変更することができれば、STEP2とSTEP5における壁部30の移動の順序は問わない。
また、壁部30の移動方法は一例であり、本実施例においては、制御部14で駆動部20、25、29、32hの駆動を制御し、自動で壁部30(第一壁部31、第二壁部32)を移動させる場合について説明したが、手動で壁部30(第一壁部31、第二壁部32)を移動させてもよい。
また、壁部30の移動方法は一例であり、本実施例においては、制御部14で駆動部20、25、29、32hの駆動を制御し、自動で壁部30(第一壁部31、第二壁部32)を移動させる場合について説明したが、手動で壁部30(第一壁部31、第二壁部32)を移動させてもよい。
なお、本実施例はあくまで一例であり、上記実施形態に限定されるものではなく、様々な変形が可能である。例えば、壁部30を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態から、背凭れ部3に対して第一状態より後方に位置した第二状態に変更する。その後、第二状態となった壁部30を背凭れ部3の内部に収納するようにしてもよい。そうすることで、使用者は容易にマッサージ機1へ乗降することができる。
また、壁部30は、背凭れ部3に対してヒンジ(図示せず)を介して取り付けられてもよい。ヒンジ(図示せず)の角度を背凭れ部3に対して90°にすることで、壁部30を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態にすることができる。ヒンジ(図示せず)の角度を背凭れ部3に対して0°(ヒンジ(図示せず)が折り畳まれた状態)又は180°(ヒンジ(図示せず)が展開した状態)にすることで、壁部30を背凭れ部3に対して第一状態より後方に位置した第二状態にすることができる。そうすることで、使用者は、容易にマッサージ機1へ乗降することができる。
なお、背凭れ部3に対するヒンジ(図示せず)の角度は一例であり、壁部30を背凭れ部3に対して前方に位置した状態(第一状態)にすることができれば、角度は何度であってもよい。
また、壁部30は、背凭れ部3に対してヒンジ(図示せず)を介して取り付けられてもよい。ヒンジ(図示せず)の角度を背凭れ部3に対して90°にすることで、壁部30を背凭れ部3に対して前方に位置した第一状態にすることができる。ヒンジ(図示せず)の角度を背凭れ部3に対して0°(ヒンジ(図示せず)が折り畳まれた状態)又は180°(ヒンジ(図示せず)が展開した状態)にすることで、壁部30を背凭れ部3に対して第一状態より後方に位置した第二状態にすることができる。そうすることで、使用者は、容易にマッサージ機1へ乗降することができる。
なお、背凭れ部3に対するヒンジ(図示せず)の角度は一例であり、壁部30を背凭れ部3に対して前方に位置した状態(第一状態)にすることができれば、角度は何度であってもよい。
本発明は、使用者の頭部の側方に突出可能な壁部を備え、マッサージ機の使用時には壁部が使用者の頭部の側方まで移動することで使用者の頭部の側方をマッサージすることができ、マッサージ機の非使用時には壁部が使用者の邪魔にならない位置まで移動することにより、使用者のマッサージ機への乗降を容易にさせるマッサージ機に適用することができる。
3 背凭れ部
30 壁部
15 マッサージ部
30 壁部
15 マッサージ部
Claims (7)
- 使用者の上半身を支持する背凭れ部と、
使用者の頭部に対向する位置に移動可能な壁部と、
使用者に対してマッサージを行うマッサージ部と、を有し、
前記マッサージ部は前記壁部に取り付けられており、
前記壁部は、
前記背凭れ部に対して前方に位置した第一状態と、
前記第一状態より後方に位置した第二状態と、に変更可能に構成されていることを特徴とするマッサージ機。 - 前記壁部は、前記壁部を前記第一状態と前記第二状態とに変更するための変更手段を有することを特徴とする請求項1に記載のマッサージ機。
- 前記壁部は、使用者の頭部の側面に対向する第一壁部と、使用者の頭部の前面に対向する第二壁部とから、構成されていることを特徴とする請求項1又は2に記載のマッサージ機。
- 前記壁部は、幅方向に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のマッサージ機。
- 前記壁部は、上下方向に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のマッサージ機。
- 制御部を更に有し、前記制御部は、前記変更手段により前記壁部を前記第一状態と前記第二状態とに変更可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載のマッサージ機。
- 制御部を更に有し、前記制御部は、前記壁部を幅方向及び/又は上下方向に移動可能に構成されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のマッサージ機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019211112A JP2021078985A (ja) | 2019-11-22 | 2019-11-22 | マッサージ機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019211112A JP2021078985A (ja) | 2019-11-22 | 2019-11-22 | マッサージ機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021078985A true JP2021078985A (ja) | 2021-05-27 |
Family
ID=75961763
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019211112A Pending JP2021078985A (ja) | 2019-11-22 | 2019-11-22 | マッサージ機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2021078985A (ja) |
-
2019
- 2019-11-22 JP JP2019211112A patent/JP2021078985A/ja active Pending
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