JP2021077228A - 精算システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車場の精算で間違った精算が行われるのを防ぐ。【解決手段】精算機40は、車両が車室4に入庫すると、車両の車室4への入庫日時、入庫した車両の車番、撮影した車両の画像を車室番号に対応付けて記憶する。車室4の利用者は、駐車料金の精算を行う場合、駐車した車両のナンバープレートの一連指定番号を精算機40に入力する。精算機40は、入力された一連指定番号に対応付けて記憶している入庫日時からの経過時間を求め、求めた経過時間に応じた駐車料金を算出して表示する。利用者は、表示された駐車料金に応じて紙幣や硬貨を精算機40に投入して駐車料金を支払う。【選択図】図1

Description

本発明は、精算システムに関する。
駐車場の駐車料金を精算する発明として、例えば特許文献1に開示された駐車位置確認システムがある。この駐車位置確認システムは、中央精算機において駐車位置番号が入力されると、入力された駐車位置番号に対応する駐車区画にある車両を撮影し、撮影した車両の画像を表示する。この駐車位置確認システムによれば、利用者は、入力した駐車位置番号の駐車区画の車両が利用者の車両であるか確認することができるため、駐車位置番号の入力間違いによるご精算を防ぐことができる。
特許第4666969号明細書
特許文献1に開示されたシステムの場合、駐車場の利用者は、中央精算機で駐車位置番号を入力するために駐車位置番号を覚えておく必要がある。しかしながら、利用者は、駐車場から長時間離れることもあり、その間に駐車位置番号を忘れてしまった場合、誤った駐車位置番号を入力すると正しく精算を行うことができず、駐車位置番号を確認しに駐車区画に戻る手間がかかることとなる。
本発明は、駐車場の精算で間違った精算が行われるのを防ぐことを目的とする。
本発明は、駐車場に入場した車両を撮影した画像が表す当該車両の特徴を示す特徴情報と当該車両が駐車された車室を示す車室情報とを対応付けて記憶し、ユーザにより入力された特徴情報に対応付けて記憶している車室情報が示す車室に駐車されている車両の駐車料金を精算する精算システムを、第1の態様として提供する。
第1の態様の精算システムによれば、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
また、本発明は、第1の態様の精算システムにおいて、前記特徴情報は文字、数字及び記号の1以上を含む、という構成を第2の態様として採用してもよい。
第2の態様の精算システムによれば、ユーザが忘れにくい車両に対応した文字、数字及び記号の1以上の情報により、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
また、本発明は、第2の態様において、前記特徴情報は車番の少なくとも一部を含む、という構成を第3の態様として採用してもよい。
第3の態様の精算システムによれば、ユーザが忘れにくい車番を入力することにより、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
また、本発明は、第1の態様から第3の態様のいずれか一の態様において、前記特徴情報は色及び形状の1以上を含む、という構成を第4の態様として採用してもよい。
第4の態様の精算システムによれば、ユーザが忘れにくい車両の色及び形状の1以上を入力することにより、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
また、本発明は、第1の態様から第4の態様のいずれか一の態様において、ユーザにより入力された特徴情報に対応付けて記憶している車室情報が示す車室に駐車されている車両の画像を表示する、という構成を第5の態様として採用してもよい。
第5の態様の精算システムによれば、ユーザの車両を確認し、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
また、本発明は、第5の態様において、ユーザにより入力された特徴情報に対応付けて記憶している車室情報が複数ある場合、当該複数の車室情報が示す車室に駐車されている複数の車両の画像を表示し、表示した画像からユーザが選択した画像の車両の駐車料金を精算する、という構成を第6の態様として採用してもよい。
第6の態様の精算システムによれば、ユーザが自分の車両を確認し、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
また、本発明は、第1の態様から第6の態様のいずれか一の態様において、ユーザにより入力された特徴情報に対応付けて記憶している車室情報を表示する、という構成を第7の態様として採用してもよい。
第7の態様の精算システムによれば、ユーザは、自分が利用した車室を確認し、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
また、本発明は、第7の態様において、ユーザにより入力された特徴情報に対応付けて記憶している車室情報が複数ある場合、当該複数の車室情報を表示し、当該複数の車室情報からユーザが選択した車室情報が示す車室に駐車されている車両の駐車料金を精算する、という構成を第8の態様として採用してもよい。
第8の態様の精算システムによれば、ユーザは、自分が利用した車室を確認し、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
また、本発明は、第1の態様から第8の態様のいずれか一の態様において、ユーザにより入力された特徴情報に対応付けて記憶している車室情報がない場合、前記駐車場に駐車されている全ての車両の画像を表示し、表示した画像からユーザが選択した画像の車両の駐車料金を精算する、という構成を第9の態様として採用してもよい。
第9の態様の精算システムによれば、ユーザが自分の車両を確認し、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
また、本発明は、第1の態様から第9の態様のいずれか一の態様において、ユーザによる所定の操作に応じて前記駐車場に駐車されている全ての車両の画像を表示し、表示した画像からユーザが選択した画像の車両の駐車料金を精算する、という構成を第10の態様として採用してもよい。
第10の態様の精算システムによれば、ユーザが自分の車両を確認し、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
また、本発明は、第1の態様から第10の態様のいずれか一の態様において、前記駐車場の複数の車室の各々に応じて設けられた撮影装置により撮影された車両の画像を用いる、という構成を第11の態様として採用してもよい。
第11の態様の精算システムによれば、ユーザが自分の車両を確認し、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
また、本発明は、第1の態様から第10の態様のいずれか一の態様において、前記駐車場の複数の車室の各々に対応しない領域を撮影する撮影装置により撮影された車両の画像を用いる、という構成を第12の態様として採用してもよい。
第12の態様の精算システムによれば、複数の車室の各々に撮影装置を設けなくても、ユーザが自分の車両を確認し、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
本発明に係る精算システム1の一例を示した図。 端末装置30の構成を示したブロック図。 精算機40の構成を示したブロック図。 管理テーブルの一例を示す図。 車番認識装置50の構成を示したブロック図。 実施形態の動作例を説明するためのシーケンス図。 精算機40が行う処理の流れを示すフローチャート。 精算機40が行う処理の流れを示すフローチャート。 精算機40が行う処理の流れを示すフローチャート。
[第1実施形態]
(実施形態の構成)
図1は、本発明に係る精算システム1の一例を示した図である。駐車場3は、車両を駐車する車室4を時間貸しで提供する駐車場であり、車室41〜車室45を有する。本実施形態では、駐車場3は、所謂フラップレス式の駐車場であるが、フラップ式の駐車場であってもよい。精算システム1は、車室41〜車室45を時間貸し、利用時間に応じて精算処理を行うシステムである。なお、説明の便宜上、車室41〜車室45の各々を区別する必要がない場合は車室4と称する。
駐車場3においては、精算機40と車番認識装置50が設置され、車室4への車両の入庫を検知する端末装置301〜端末装置305が車室41〜車室45に設置されている。なお、説明の便宜上、端末装置301〜端末装置305の各々を区別する必要がない場合は端末装置30と称する。
端末装置30は、例えば所定の高さの柱状の装置であり、ディスプレイ装置や、警告音を放音するスピーカ、車室4を撮影するカメラを有する。端末装置30の設置位置は、車室4に進入する車両の車番が撮影可能な位置であればよく、車室4の前方又は後方に設置される。
車番認識装置50は、車室4に入庫した車両の車番を認識する装置であり、同じ駐車場内に設置されている複数の端末装置30に接続されている。車番認識装置50は、端末装置30のカメラでの撮影により得た映像を取得し、取得した映像内の車両の車番を公知の方法で認識する。
精算機40は、車室4の利用料金の精算を行う装置である。精算機40は、同じ駐車場内に設置されている複数の端末装置30と車番認識装置50に接続されている。
図2は、端末装置30の構成を示したブロック図である。通信部305は、精算機40や車番認識装置50と通信を行う通信インターフェースである。カメラ306は、撮像素子を有しており、車室4を撮影範囲とする。カメラ306は、本発明に係る撮影装置の一例である。ディスプレイ303は、液晶ディスプレイであり、各種情報を表示する。スピーカ307は、制御部301から出力される信号に対応した音声や警告音を出力する。記憶部302は、不揮発性メモリであり、端末装置30が設置されている車室4を識別する車室番号と、制御部301が実行するプログラムを記憶する。車室番号は、本発明に係る車室情報の一例である。制御部301は、CPU(Central Processing Unit)を有し、記憶部302に記憶されているプログラムを実行して各部を制御し、通信部305を介して精算機40や車番認識装置50と通信を行う。
図3は、精算機40の構成を示したブロック図である。通信部405は、端末装置30や車番認識装置50と通信を行う通信インターフェースである。タッチパネル403は、液晶ディスプレイなどの表示装置と、表示装置の表示面において指の接触を検出するセンサとを組み合わせた装置である。スピーカ407は、制御部401から出力される信号に対応した音声を出力する。精算部406は、車室4の利用料金の精算に係る紙幣や硬貨の入出金を行う。記憶部402は、不揮発性メモリであり、制御部401が実行するプログラムを記憶する。また、記憶部402は、車室4に関する情報を管理する管理テーブルを記憶する。
図4は、管理テーブルの一例を示す図である。管理テーブルの各レコードは、一の車室4に対応している。各レコードは、車室4に関する情報として、車室4に付された車室番号、車室4への車両の入庫日時、車室4に入庫した車両の車番、車室4に入庫した車両の画像ファイルを格納する。各レコードに格納される車番や車両の画像ファイルは、本発明に係る特徴情報の一例である。
制御部401は、CPUを有し、記憶部402に記憶されているプログラムを実行する。プログラムを実行している制御部401は、通信部405を介して端末装置30や車番認識装置50と通信を行う。また、制御部401は、タッチパネル403が検出した指の位置と、タッチパネル403に表示されている画面に応じてユーザの操作を特定し、特定した操作に応じて各部の制御や精算処理などの各種処理を実行する。
図5は、車番認識装置50の構成を示したブロック図ある。通信部505は、端末装置30や精算機40と通信を行う通信インターフェースである。記憶部502は、不揮発性メモリを有し、制御部501が実行するプログラムを記憶する。制御部501は、CPUを有し、記憶部502に記憶されているプログラムを実行する。プログラムを実行中の制御部501は、車室4への車両の進入や退出を検知し、車室4に入庫した車両の車番を端末装置30から送られる映像を解析して認識する。また、制御部501は、通信部505を介して端末装置30や精算機40と通信を行う。
(実施形態の動作例)
次に実施形態の動作例について説明する。図6は、車室4に車両が入庫したときの動作を説明するためのシーケンス図である。
端末装置301は、カメラ306で車室41を撮影し、カメラ306で撮影している車室41の映像を車番認識装置50へ送信している。駐車場3の利用者の車両が車室4A1に進入すると、端末装置301は、カメラ306で撮影している車室41の映像を解析し、車室41への車両の進入を公知の技術を用いて判定する(ステップSA1)。端末装置301は、車両が車室A1へ進入したと判定すると、入庫した車両を撮影し、撮影した車両の画像ファイルを生成する。この車両の画像ファイルが示す画像は、車両の色及び形状の1以上を認識できる画像である。なお、画像ファイルが示す画像は、車両のナンバープレートが映る画像であってもよい。
次に端末装置301は、撮影している車両の映像を車番認識装置50へ送信する(ステップSA2)。車番認識装置50は、端末装置301から送信される映像を解析し、車室41に進入した車両のナンバープレートの車番を認識する(ステップSA3)。車番認識装置50は、映像から認識した車番を端末装置301へ送信する(ステップSA4)。
端末装置301は、車番認識装置50から送信された車番を受信すると、生成した前述の画像ファイル、車番認識装置50から受信した車番、及び車両が進入した車室41の車室番号を含む入庫メッセージを精算機40へ送信する(ステップSA5)。
精算機40は、端末装置301から送信された入庫メッセージを受信する。精算機40は、記憶部402に格納されている管理テーブルにおいて、受信した入庫メッセージに含まれている車室番号が格納されているレコードの情報を更新する。具体的には、精算機40は、受信した車室番号が格納されているレコードにおいて、入庫メッセージを受信した日時を入庫日時のセルに格納し、入庫メッセージが含む画像ファイルを画像ファイルのセルに格納する(ステップSA6)。
また、精算機40は、受信した入庫メッセージに含まれている車室番号が格納されているレコードにおいて、入庫メッセージに含まれている車番を車番のセルに格納する(ステップSA7)。これにより、車室41の車室番号が格納されているレコードにおいては、入庫した車両のナンバープレートにある地名、分類番号、ひらがな、アルファベット文字、一連指定番号が格納される。
次に車室41の利用者が駐車料金の精算を行うときの動作例について、図7を用いて説明する。
車室41の利用者は、利用料金の精算を行う場合、精算機40のタッチパネル403において、精算開始の操作を行う。精算機40は、精算開始の操作が行われると、利用者の車両の一連指定番号を入力する画面を表示する(ステップSB1)。利用者は、入力された画面に対して車室41に入庫した自身の車両のナンバープレートの一連指定番号を入力する。精算機40は、入力された一連指定番号を格納しているレコードを管理テーブルにおいて検索する(ステップSB2)。
精算機40は、検索でヒットしたレコードの数が一つである場合(ステップSB3でYES)、ヒットしたレコードに格納されている入庫日時を取得する(ステップSB4)。精算機40は、取得した入庫日時からの経過時間を求め、経過時間に応じて駐車料金を算出してタッチパネル403に表示する(ステップSB5)。なお、精算機40は、駐車料金を表示する際にはヒットしたレコードに格納されている車室番号も表示するようにしてもよい。利用者は、精算部406に紙幣や硬貨を投入して駐車料金を支払う。精算機40は、投入された紙幣や硬貨で駐車料金の精算を行う(ステップSB6)。精算機40は、投入された金額と駐車料金から、釣銭がある場合には釣銭を出金する。
精算機40は、入力された一連指定番号を格納しているレコードが管理テーブルにない場合(ステップSB7でYES)、車室番号を入力する画面を表示する(ステップSB8)。利用者は、入力された画面に対して車室41の車室番号を入力する。精算機40は、入力された車室番号を格納しているレコードを管理テーブルにおいて検索し(ステップSB9)、検索でヒットしたレコードに格納されている入庫日時を取得する(ステップSB4)。精算機40は、取得した入庫日時からの経過時間を求め、経過時間に応じて駐車料金を算出してタッチパネル403に表示する(ステップSB5)。利用者は、精算部406に紙幣や硬貨を投入して駐車料金を支払う。精算機40は、投入された紙幣や硬貨で駐車料金の精算を行う(ステップSB6)。
精算機40は、入力された一連指定番号を格納したレコードが複数ある場合(ステップSB7でNO)、検索でヒットしたレコードから画像ファイルを取得する(ステップSB10)精算機40は、取得した画像ファイルが示す画像をタッチパネル403で表示する(ステップSB11)。例えば、車室番号が1の車室41と車室番号が5の車室45に車両が入庫しており、車室41に入庫した車両のナンバープレートの一連指定番号と、車室45に入庫した車両のナンバープレートの一連指定番号が同じである場合、精算機40は、車室41に入庫した車両の画像と、車室45に入庫した車両の画像を表示する。
利用者は、表示された画像のうち、自分の車両の画像を選択する。精算機40は、表示した画像のうちのいずれかに利用者が選択すると、管理テーブルにおいて選択された画像の画像ファイルを格納しているレコードから入庫日時を取得する(ステップSB12)。精算機40は、取得した入庫日時からの経過時間を求め、経過時間に応じて駐車料金を算出してタッチパネル403に表示する(ステップSB5)。なお、精算機40は、駐車料金を表示する際には、入庫日時を取得したレコードに格納されている車室番号も表示するようにしてもよい。利用者は、精算部406に紙幣や硬貨を投入して駐車料金を支払う。精算機40は、投入された紙幣や硬貨で駐車料金の精算を行う(ステップSB6)。例えば、車室41に入庫した車両の画像を利用者が選択した場合、この画像の画像ファイルが格納されているレコード、即ち、車室番号のセルに1が格納されているレコードから入庫日時を取得し、取得した入庫日時からの経過時間を求め、経過時間に応じて駐車料金を算出してタッチパネル403に表示する。利用者は、精算部406に紙幣や硬貨を投入して駐車料金を支払う。精算機40は、投入された紙幣や硬貨で駐車料金の精算を行う。
なお、精算機40は、ステップSB7でNOと判定した場合、上述した処理に替えて以下の処理を行うようにしてもよい。精算機40は、管理テーブルのレコードにおいて、入力された一連指定番号が格納されているレコードがない場合、管理テーブルに格納されている全ての画像ファイルの画像をタッチパネル403に表示する。例えば、車室41に入庫した車両のナンバープレートの一連指定番号を車番認識装置50が認識できなかった場合、車室番号が1のレコードには、車室41に入庫した車両の車番が格納されないこととなる。この場合、車室41の利用者が入庫した車両の一連指定番号を入力しても、ステップSB7でNOと判断されることとなる。ここで、例えば、管理テーブルの車室番号が1のレコードには、車室41に入庫した車両の画像ファイルが格納され、車室番号が5のレコードには、車室45に入庫した車両の画像ファイルが格納されている場合、精算機40は、車室41に入庫した車両の画像と、車室45入庫した車両の画像を表示する。
利用者は、表示された画像のうち、自分の車両の画像を選択する。精算機40は、表示した画像のうちのいずれかに利用者が選択すると、管理テーブルにおいて選択された画像の画像ファイルを格納しているレコードから入庫日時を取得する。精算機40は、取得した入庫日時からの経過時間を求め、経過時間に応じて駐車料金を算出してタッチパネル403に表示する。利用者は、精算部406に紙幣や硬貨を投入して駐車料金を支払う。精算機40は、投入された紙幣や硬貨で駐車料金の精算を行う。精算機40は、例えば、車室41に入庫した車両の画像を利用者が選択した場合、この画像の画像ファイルが格納されているレコード、即ち、車室番号のセルに1が格納されているレコードから入庫日時を取得し、取得した入庫日時からの経過時間を求め、経過時間に応じて駐車料金を算出してタッチパネル403に表示する。利用者は、精算部406に紙幣や硬貨を投入して駐車料金を支払う。精算機40は、投入された紙幣や硬貨で駐車料金の精算を行う。
本実施形態によれば、利用者が間違えにくい車両の一連指定番号を用いて駐車場3の利用料金の精算を行うことができ、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
[第2実施形態]
次に本発明の第2実施形態について説明する。本発明の第2実施形態では、精算システム1に係る装置の構成は第1実施形態と同じであり、精算機40の動作が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点について説明する。
第2実施形態においては、車室4に車両が入庫するときの動作は、第1実施形態と同じである。第2実施形態において、利用者が駐車料金の精算を行うときの動作例について、図8に示すフローチャートを用いて説明する。
車室41の利用者は、利用料金の精算を行う場合、精算機40のタッチパネル403において、精算開始の操作を行う。精算機40は、精算開始の操作が行われると、管理テーブルに格納されている全ての車番をタッチパネル403で表示する(ステップSC1)。例えば、車室41と車室45に車両が入庫した場合、車室41に入庫した車両の車番と、車室45に入庫した車両の車番が管理テーブルに格納されている。この場合、精算機40は、車室41に入庫した車両の車番と、車室45に入庫した車両の車番を表示する。なお、精算機40は、例えば車番としてナンバープレートにある地名、分類番号、ひらがな、アルファベット文字及び一連指定番号を表示する。
利用者は、表示された車番のうち、自分の車両の車番を選択する。精算機40は、表示した車番のうちの一つを利用者が選択すると、管理テーブルにおいて選択された車番を格納しているレコードから入庫日時を取得する(ステップSC2)。精算機40は、取得した入庫日時からの経過時間を求め、経過時間に応じて駐車料金を算出してタッチパネル403に表示する(ステップSC3)。利用者は、精算部406に紙幣や硬貨を投入して駐車料金を支払う。精算機40は、投入された紙幣や硬貨で駐車料金の精算を行う(ステップSC4)。
なお、本実施形態においては、精算機40は、精算開始の操作が行われたときに車番を格納しているレコードが管理テーブルにない場合には、上述した第1実施形態のステップSB7以降の処理を行うようにしてもよい。また、本実施形態においては、精算機40は、管理テーブルに格納されている車番とともに管理テーブルに格納されている画像ファイルの画像を車番に対応付けて表示してもよい。
本実施形態によれば、利用者が間違えにくい車両の車番を用いて駐車場3の利用料金の精算を行うことができ、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
[第3実施形態]
次に本発明の第3実施形態について説明する。本発明の第3実施形態では、精算システム1に係る装置の構成は第1実施形態と同じであり、精算機40の動作が第1実施形態と異なる。以下、第1実施形態との相違点について説明する。
第3実施形態においては、車室4に車両が入庫するときの動作は、第1実施形態と同じである。第3実施形態において、利用者が駐車料金の精算を行うときの動作例について、図9を用いて説明する。
車室41の利用者は、利用料金の精算を行う場合、精算機40のタッチパネル403において、精算開始の操作を行う。精算機40は、精算開始の操作が行われると、管理テーブルに格納されている全ての画像ファイルの画像をタッチパネル403で表示する(ステップSD1)。例えば、車室41と車室45に車両が入庫した場合、車室41に入庫した車両の画像の画像ファイルと、車室45に入庫した車両の画像の画像ファイルが管理テーブルに格納されている。この場合、精算機40は、車室41に入庫した車両の画像と、車室45に入庫した車両の画像を表示する。
利用者は、表示された車両の画像のうち、自分の車両の画像を選択する。精算機40は、表示した車両の画像のうちの一つを利用者が選択すると、管理テーブルにおいて選択された画像の画像ファイルを格納しているレコードから入庫日時を取得する(ステップSD2)。精算機40は、取得した入庫日時からの経過時間を求め、経過時間に応じて駐車料金を算出してタッチパネル403に表示する(ステップSD3)。利用者は、精算部406に紙幣や硬貨を投入して駐車料金を支払う。精算機40は、投入された紙幣や硬貨で駐車料金の精算を行う(ステップSD4)。
本実施形態によれば、利用者が間違えにくい車両の画像を用いて駐車場3の利用料金の精算を行うことができ、間違った精算が行われるのを防ぐことができる。
[変形例]
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限定されることなく、他の様々な形態で実施可能である。例えば、上述の実施形態を以下のように変形して本発明を実施してもよい。なお、上述した実施形態及び以下の変形例は、各々を組み合わせてもよい。
上述した実施形態においては、精算機40は、車室4に入庫した車両のナンバープレートの一連指定番号を取得する構成となっているが、ナンバープレートの地名、分類番号、ひらがな文字、アルファベット文字も入力する構成とし、入力された情報と一致する情報を格納しているレコードを管理テーブルにおいて検索するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、利用者が入力した一連指定番号を格納したレコードが複数ある場合、検索でヒットしたレコードから画像ファイルを取得し、取得した画像ファイルの画像を表示しているが、画像ファイルに替えて検索でヒットしたレコードから車室番号を取得し、取得した車室番号を表示するようにしてもよい。この場合、利用者は、表示された車室番号のうち、自分が利用した車室4の車室番号を選択する。精算機40は、表示した車室番号のうちのいずれかに利用者が選択すると、管理テーブルにおいて選択された車室番号を格納しているレコードから入庫日時を取得し、取得した入庫日時からの経過時間を求め、経過時間に応じて駐車料金を算出してタッチパネル403に表示するようにしてもよい。
上述した実施形態においては、端末装置30で車両を撮影した映像に基づいて、車室4に入庫した車両の車番と、車室4に入庫した車両の画像の画像ファイルが管理テーブルに格納されているが、端末装置30が備えるカメラ306とは異なるカメラで得られた映像に基づいて、車室4に入庫した車両の車番と、車室4に入庫した車両の画像の画像ファイルが管理テーブルに格納されるようにしてもよい。例えば、駐車場3に設置されて車室41〜車室45を撮影する監視カメラの映像を精算機40に送信する。監視カメラは、本発明に係る撮影装置の一例である。精算機40は、監視カメラの映像から車室41へ車両が入庫したと判定すると、入庫した車両の画像ファイルを、管理テーブルにおいて車両が入庫した車室4の車室番号を格納したレコードに格納する。また、精算機40は、車番認識装置50の機能を有する構成とし、監視カメラの映像から車室41へ車両が入庫したと判定すると、入庫した車両の車番を認識し、認識した車番を車両が入庫した車室4の車室番号を格納したレコードに格納する。
上述した実施形態においては、利用者が精算機40を操作するための入力デバイスはタッチパネル403であるが、タッチパネル403に替えて複数のボタンを入力デバイスとして精算機40に設け、利用者は、ボタンを押下することにより精算機40を操作する構成としてもよい。
上述した実施形態においては、精算部406は、投入された紙幣や硬貨で利用料金の精算を行っているが、キャッシュカードや電子決済などのキャッシュレスによる精算が可能な構成としてもよい。
1…精算システム、3…駐車場、4…車室、30…端末装置、40…精算機、50…車番認識装置、301…制御部、302…記憶部、303…ディスプレイ、305…通信部、306…カメラ、307…スピーカ、401…制御部、402…記憶部、403…タッチパネル、405…通信部、406…精算部、407…スピーカ、501…制御部、502…記憶部、505…通信部

Claims (12)

  1. 駐車場に入場した車両を撮影した画像が表す当該車両の特徴を示す特徴情報と当該車両が駐車された車室を示す車室情報とを対応付けて記憶し、ユーザにより入力された特徴情報に対応付けて記憶している車室情報が示す車室に駐車されている車両の駐車料金を精算する精算システム。
  2. 前記特徴情報は文字、数字及び記号の1以上を含む
    請求項1に記載の精算システム。
  3. 前記特徴情報は車番の少なくとも一部を含む
    請求項2に記載の精算システム。
  4. 前記特徴情報は色及び形状の1以上を含む
    請求項1乃至3のいずれか1項に記載の精算システム。
  5. ユーザにより入力された特徴情報に対応付けて記憶している車室情報が示す車室に駐車されている車両の画像を表示する
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の精算システム。
  6. ユーザにより入力された特徴情報に対応付けて記憶している車室情報が複数ある場合、当該複数の車室情報が示す車室に駐車されている複数の車両の画像を表示し、表示した画像からユーザが選択した画像の車両の駐車料金を精算する
    請求項5に記載の精算システム。
  7. ユーザにより入力された特徴情報に対応付けて記憶している車室情報を表示する
    請求項1乃至6のいずれか1項に記載の精算システム。
  8. ユーザにより入力された特徴情報に対応付けて記憶している車室情報が複数ある場合、当該複数の車室情報を表示し、当該複数の車室情報からユーザが選択した車室情報が示す車室に駐車されている車両の駐車料金を精算する
    請求項7に記載の精算システム。
  9. ユーザにより入力された特徴情報に対応付けて記憶している車室情報がない場合、前記駐車場に駐車されている全ての車両の画像を表示し、表示した画像からユーザが選択した画像の車両の駐車料金を精算する
    請求項1乃至8のいずれか1項に記載の精算システム。
  10. ユーザによる所定の操作に応じて前記駐車場に駐車されている全ての車両の画像を表示し、表示した画像からユーザが選択した画像の車両の駐車料金を精算する
    請求項1乃至9のいずれか1項に記載の精算システム。
  11. 前記駐車場の複数の車室の各々に応じて設けられた撮影装置により撮影された車両の画像を用いる
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の精算システム。
  12. 前記駐車場の複数の車室の各々に対応しない領域を撮影する撮影装置により撮影された車両の画像を用いる
    請求項1乃至10のいずれか1項に記載の精算システム。
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