JP2020201874A - 駐車場の駐車料金の電子決済方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】車室ごとに車両検出装置を備えた複数の車室を持つ駐車場において、駐車場名と車室番号の入力を確実に簡単にに行える、駐車料金の電子決済方法を提供する。【解決手段】電子決済方法は、車室の後方や車室近辺に駐車場名と車室番号を2次元コード22で表示したスタンド6を設け、利用者が退場時に該2次元コードを携帯端末で撮影して管理サーバーに送信することによって、間違いなく駐車料金の電子精算を実行する。【選択図】図2

Description

本発明は、駐車場に駐車した利用者が、駐車料金を電子的に支払う電子決済システムに関する。
複数の車室を持つ駐車場では、駐車検出装置や不正退出防止用のロック装置を設置した車室に駐車し、出庫時には精算機で車室番号を入力して駐車時間に応じた駐車料金を現金で支払うと、前記ロック装置が解除され退場できる駐車場システムが普及している。また、駐車料金を、携帯端末を使って利用者の口座から支払う電子決済システムも普及している。
後者の携帯端末から電子決済する場合には、利用している駐車場名と車室の番号を携帯端末のアプリ上で正確に入力する必要があるが、この際の入力ミスが少なくないのが現状である。
本発明が解決しようとしている課題は、第1に利用者が駐車場や車室番号を携帯端末のアプリ上で入力する際の間違いをなくし、簡単な方法で正確に電子決済ができる方法を実現しようとするものである。
さらに、第2の課題として、従来駐車場に必ず設置していた精算機をなくした完全な電子決済の駐車場のシステムを提供しようとするものである。
まず第1の課題に関しては、駐車場を利用した人が携帯端末から駐車料金を精算する際に、駐車料金精算アプリ上で駐車した駐車場の駐車場名あるいは駐車場の管理番号などの駐車場を特定する識別情報(以下これを駐車場名と略す)と、駐車した車室の番号をタッチパネルなどで入力する代わりに、各車室の後方に設置したスタンドに表示されている2次元コード(通称QRコード)を携帯端末で撮影して、その画像を駐車場運営会社のサーバーに送信することにした。
該2次元コードは、少なくとも駐車場名と車室番号を記載しておくので、前記駐車場の管理会社のサーバーは、受信した2次元コードの画像から直ちに利用者が駐車していた駐車場名と車室番号を特定できるものである。このため、前記2次元コードを表示したスタンドは、駐車場の全車室に設置しておく。
さらに、各車室には車両検出装置を、該駐車場には車両検出信号などの情報を前記サーバーとの間で送受信できる通信装置を設けておく。そして車両検出装置が車室への駐車を検出すると、その駐車場名と車室番号を該通信装置から自動的に前記サーバーに送信するようにした。
該駐車場運営会社のサーバーは、駐車場から自動送信を受けたデータから、駐車場名と車室番号を認識すると同時に、受信時刻を該車室に車両が入庫した入庫時間として、同サーバー内の該当する駐車場の車室管理ファイルに記憶する。
駐車場管理会社のサーバーには、あらかじめ駐車場ごとの駐車料金算出プログラムを搭載しておく。そして、駐車場の利用者が、駐車場を退出する際に、車室後方のスタンドに表示された2次元コードを撮影し、携帯端末の電子決済アプリ上でその画像情報を駐車場管理会社のサーバーに送信する。
送信された画像情報を受信すると、前記サーバーのプログラムは、利用者が駐車した駐車場と車室を特定し、その受信時間を出庫時間とする。そして、入庫時に自動送信された当該駐車場の該当車室番号の入庫時間より、駐車時間を計算し、該駐車場の駐車料金計算プログラムで駐車料金を算出し利用者の携帯端末に駐車料金のほか、入庫時間、出庫時間、駐車場と車室名など表示させ、利用者がそれを承認する方法で駐車料金の電子決済を可能にするものである。
以上説明した携帯端末を利用した駐車料金の決済方法は、これまでは必要だった駐車場に設置する精算機がいらない方法である。しかし、従来の精算機を使って駐車料金を現金で支払う利用者にも対応するために、精算機を置く駐車場にも対応できるようにしておく方がよい。この場合は、各車室に設置した車両検出装置が駐車を検出すると、検出データは精算機に送られ、車両検出時間を駐車開始時間として従来どおり精算機内部の車室管理ファイルに書き込まれる。
そして、利用者が出庫しその駐車料金を電子決済するときには、車室後方に設置したスタンドの2次元コードを撮影し、電子決済のアプリ上で駐車場運営会社のサーバーに撮影画像を送信する。サーバーは、送信された二次元コードから駐車場名と車室番号を特定できるので、該当する駐車場の精算機に、受信時刻を出庫時刻とする駐車情報および料金確認依頼を送信する。
これによって、精算機は駐車時間を計算し、該駐車場の駐車料金計算プログラムにより駐車料金を算出する。その結果を、精算機が前記駐車場運営会社のサーバーに送信する。この情報をサーバーから利用者の携帯端末に送信して電子決済アプリに表示させ、これを承認することで、利用者の口座から駐車料金の引き落としができるようになる。電子決済が終了した後、サーバーから精算機に出庫処理を行うように指令を送信する
以上の本発明の第1のシステムは、駐車場には車室ごとの車両検出装置と、同装置が車両を検出すると、駐車場名と車室番号を自動送信する通信機と、各車室後方に駐車場名と車室番号を記載した二次元コードを表示したスタンドを置くだけで、駐車料金の電子決済ができる完全な電子決済駐車場を提供できるものであり、各駐車場には精算機を置かなくてよいため駐車場を経済的に開設できる利点がある。
また、第二の方法は、従来の精算機を置く駐車場においても、駐車料金の電子決済の際に少なからず起こる入力ミスをなくし、正確な駐車料金の徴収が行われるという効果がある。
は、本発明の駐車料金の電子決済システムを可能にする駐車場の平面図である。 は、本発明の駐車場の車室後方に設置する2次元コードを表示したスタンドの例を示す図である。このスタンドには、各車室の車両検出装置の検出信号を処理する端末も搭載されている。 は、本発明の駐車料金の電子決済システムを可能にする駐車場において、車室への駐車を検知した情報を、同駐車場の通信端末から、駐車場管理会社のサーバーに伝送するシステムを示す図である。 は、本発明の駐車料金の電子決済システムを可能にする駐車場において、駐車場と、管理会社のサーバーと、駐車場の利用者の三者間での駐車に関する情報を送受信する仕組みと、サーバー内での駐車に関するデータの管理プログラムと管理ファイルの構成を示す図である。 は、本発明の駐車料金の電子決済システムを可能にする精算機を有する駐車場において、駐車場と、管理会社のサーバーと、駐車場の利用者の三者間で駐車に関する情報を送受信する仕組みと、サーバー内での駐車に関するデータの管理プログラムと管理ファイルの構成を示す図である。
図1は、本発明の駐車料金の電子決済システムを可能にする駐車場1の平面図で、道路に面した出入り口2から場内に車両の出入りができるようになっている。この駐車場1の場合は、13の車室が設けられており、全車室には3で示すループコイル式の車両検出装置が設置されている。さらに車室後方には、本発明の2次元コードを表示したスタンド6を設けている。このスタンド内には、図示しないが車両検出器の信号を中継する中継器6aも設置している。
今例えば車室8に新たに車両4が駐車したとすると、その車室の車両検出装置4が車両を検出し、検出信号は信号線5から中継装置6aを経由し信号線7を通り、本発明の通信装置8に集められ、そこから駐車場名と駐車した車室番号が図示しない駐車場管理会社のサーバーに自動的に送信されるようになっている。
駐車場管理会社のサーバーは、その情報を受信すると、今どこの駐車場の何番の車室に車両が入庫したことが分かるので、該データの受信時間を駐車開始時間として、後述するようにサーバー内の当該駐車場用の駐車管理ファイルに駐車場名、車室番号及び駐車開始時間を記録する。
以上のように本発明では、駐車に関するデータは、従来のように個々の駐車場に設置した精算機の中の車室管理ファイルに書き込まれるのではなく、駐車場管理会社の該当駐車場の車室管理ファイルに書き込まれるようにしたのが特徴である。なお、図1では、車両検出装置はループコイル式と書いたが、どのような車両検出装置でもよい。
図2は、駐車場の車室後方に設置する本発明のもっとも簡単なスタンド6を示すものである。その上部には、該駐車場名と車室番号を表す2次元コード22が表示されており、その下23には、駐車場から出る際に表示されている2次元コードを携帯端末のカメラで撮影して、専用アプリで駐車場管理会社のサーバーに送信することで、駐車料金の電子決済ができる旨の説明文などを書くようにしてある。また、図示しないが、スタンドの内部には、車両検出信号を通信端末に集めるための中継器6aを置いている。
この駐車場の利用者は、出庫時に携帯端末のカメラでこの2次元コードを撮影し、その画像を、専用アプリを使って駐車場運営会社のサーバーに送信する。該画像を受信したサーバーは内部の処理プログラムにより、駐車場名と車室番号を特定するとともに、その情報の受信時間を出庫時間として、後述するように駐車料金の算出を行うようにした。
図3は、広域に点在する本発明の駐車場31と、駐車場管理会社のサーバー32との間のデータ通信を示す図で、各駐車場のいずれかの車室33に利用者の車両が駐車した際に、車両検出信号から特定した車室番号と該駐車場名が、該駐車場の各通信端末34から、通信回線35によって、駐車場管理会社32のサーバーの通信端末36に自動的に送信されることを示す。
さらに、図4はサーバー41内で駐車情報が処理される仕組みを示したものである。広域42内に点在する本発明の駐車場43の通信端末から通信回線55で送られてくる駐車場名と車室番号からなる駐車情報は、上記駐車場管理会社のサーバー41の受信装置45で受信され、信号経路46により駐車情報の処理プログラム47に送られる。
該処理プログラムは、送られてきた2次元コードを解読して、どの駐車場の何番の車室に車両が駐車したかを特定する。また該データの受信時間は、該駐車場に利用者の車両が駐車を始めた駐車開始時間であるとする。そしてこれらの駐車情報が、サーバーの中の当該駐車場用の車室管理ファイル49に書き込まれる。
駐車料金を計算するプログラムは、駐車場管理会社のサーバー内に駐車場毎にあらかじめ登録しておく。このため、この実施例の駐車場には従来のような駐車料金を精算する精算機を置く必要がない。
以下、図1〜4を使って本発明の電子決済により駐車料金を支払う仕組みを詳しく説明する。本発明の駐車場の利用者(以下登録利用者と略す)は、あらかじめ住所、氏名、電話番号、メールアドレス、マイナンバー、駐車料金を引き落とす金融機関の口座番号などを登録しておくことが必要である。登録利用者は、携帯端末に専用のアプリをインストールし、それを使って駐車料金の精算を行う。
まず本発明の駐車料金電子決済システムを利用する契約をした登録利用者群42の中で各登録利用者43が、本発明の駐車場に駐車して、退場時に駐車料金を支払う場合を説明する。利用者は退場時に専用の携帯端末のアプリを使って、前記駐車場の各車室後方の図2のスタンド6に明示されている駐車場名と車室番号を記載した2次元コード22を撮影し、通信回線52を通して駐車場管理会社のサーバー41に送信する。
該サーバーの受信装置45は、駐車場から送られてきた情報を駐車情報の処理プログラム47へ送り、2次元コードを解読して利用された駐車場名と車室番号を特定するとともに、該データの受信時刻を出庫時刻とする。
そして、該当する駐車場の車両管理ファイルにアクセスして記録されている該当駐車場の該当車室への駐車開始時間を調べ、上述の登録利用者から送られてきたデータの受信時間から決定した出庫時間とから駐車時間を算出する。そして駐車情報の処理プログラムにあらかじめ格納されている当該駐車場の駐車料金の算出プログラムを使って、駐車料金を計算する。
計算された駐車料金は、駐車場名や駐車開始及び出庫時刻とともに、サーバーの送信端末54から、送信経路55を経て登録利用者51の携帯端末に送信される。これにより登録利用者の携帯端末の専用アプリには、駐車場名、駐車開始、出庫時刻とともに、駐車料金が表示され、電子決済の承認を求められる。
登録利用者が、受信した情報を確認して、電子決済の承認を行えば、利用者の金融機関の口座から駐車料金が自動的に引き落とされることになる。登録利用者の車両が車室から出ると、車両検出装置が空車状態になったことを検出するので、駐車場の通信端末から、駐車場管理会社のサーバーにその情報が送信される。そして、管理サーバーの当該駐車場の車室管理ファイルから、駐車していた車室が空車になったと書き換える。
駐車場管理会社の駐車場車室管理ファイルは、常時、その駐車場が満車か、空車室があるかを判定できるので、いわゆる満空情報を該当駐車場の満空表示装置のデータ受信装置に送信する。このようにして、駐車場の満空の表示をすることができる。
以上説明したように、本発明では、駐車場には精算機を置かず、車両検出装置と、駐車検出信号を駐車場管理会社のサーバーに自動送信する送信端末と、満空表示をさせるための駐車場管理会社のサーバーからのデータの受信装置と、満空の表示を制御する装置と満空表示板があればよい。したがって高価な精算機を設置しなくてもよいので、駐車場を安い費用で開設できるというメリットがある。
また、本発明の駐車場では、駐車場名と車室番号を記載した2次元コードを登録利用者が携帯端末で撮影し、駐車場管理会社のサーバーに専用アプリを使って送信するだけで、サーバー内の駐車情報処理プログラムが、駐車場名と駐車した車室番号を正確に特定できるので、従来のように駐車場名と車室番号を登録利用者が携帯端末のアプリ上で入力する際に起こりがちな間違いをなくすことができるという利点がある。
以上の説明で、駐車場名と車室番号を記載した2次元コードは、図2に示したように車室後方のスタンド6の上部で人が携帯端末のカメラで撮影しやすい高さに表示するのが良い。また2次元コードが汚れないように、該2次元コードを耐候性の透明なフィルムや薄板でカバーするようにしてもよい。あるいは、スタンドに透明な窓をつけ、その内側に2次元コードを表示してもよい。
2次元コードに書き込まれている情報は、駐車場名や駐車場の管理番号など、駐車場を特定できる情報と、車室の番号であるが、必要に応じて登録利用者に役立つ情報を加えてもよい。また、2次元コードを表示したスタンドは、登録利用者がそれを携帯のカメラで撮影しやすい位置に置けばよい。
以上の実施例では、車室後方に置いたスタンドに表示した2次元コードを携帯端末のカメラで撮影し、その画像をサーバーに送信する方法を基本としていたが、車両に搭載した後方を撮影するドライブレコーダー用のカメラで、車室後方のスタンドを撮影しその画像の中に写っている2次元コードを抽出してカーナビのモニターに表示させるようなアプリを搭載するようにすれば、利用者はカーナビのモニターに写った2次元コードを携帯端末で撮影し前記サーバーに送信することで、駐車料金の電子決済を行うことができる。この方法では、利用者が車から降りてスタンドの2次元コードを撮影する手間を省くことができる。
また、さらに進んだ方法として、カーナビのモニターに写った2次元コードをカーナビの通信機能を使って、駐車場管理会社のサーバーに送信するようにすれば、一層便利に駐車料金の電子決済ができる。この場合は、もちろん利用者のIDやパスワードを入力する必要がある。また、カーナビのアプリに2次元コードを解読するソフトを搭載しておけば、駐車場管理会社のサーバーが2次元コードから駐車場名と車室番号を解読する必要がなくなるといった効果も期待できる。
実施例1では、駐車場には精算機を置かず、駐車料金の精算機能を駐車場管理会社のサーバーに持たせた実施例を説明した。精算機を駐車場に置かない方式は、安価に駐車場を開設できる大きなメリットがあるが、本発明では、駐車料金を現金で精算する従来方式のまま、2次元コードを利用駐車場の駐車場名と車室番号の正確な入力だけに使う方法も可能である。
すなわち、実施例1においては、駐車場に精算機を置かず、通信端末より車両検出装置の検知信号を駐車場名と一緒に駐車場管理会社のサーバーに送信していたが、実施例2では、図1の通信装置8の代わりに、8を従来の精算機とする。
したがって、この駐車場に利用者がやってきてどれかの車室に駐車すると、車両検出装置の検出信号は精算機8に送られる。精算機では、車室の管理ファイルに何番かの車室に誰かが駐車したことがわかるので、検出時間を駐車開始として車室管理ファイルにその車室は入庫中である旨記録する。このプロセスは、従来の駐車場の場合と同じである。
利用者が、用事を済ませて駐車場に戻り、駐車料金の精算を行う場合、従来は、精算機で駐車した車室番号を入力して精算ボタンを押し、表示された駐車料金を直接現金で精算する。
しかし、キャッシュレス化が進む現代においては、駐車料金を現金で支払うのではなく、金融機関の口座から引き落とす電子決済方法が主流になってくる。すでに多くの電子決済法が開発され、利用されている。
このような電子決済法では、利用者はあらかじめ駐車場管理会社と契約して登録利用者になっておく必要がある。この点も実施例1と同じである。登録利用者は、出庫時には携帯端末にインストールした駐車料金の電子決済アプリを利用して、駐車した駐車場名と、車室番号を入力し駐車場管理会社のサーバーに送信する。
サーバーは送信者の登録情報から、登録利用者を特定することができる。そして同サーバーは、送られてきた情報をもとに、登録利用者が駐車した駐車場の精算機と通信し、サーバーが登録利用者から精算要求があった時間を出庫時間として、送られてきた車室番号の駐車料金の精算を求める。
精算機は車室管理ファイルをチェックし、当該車室への車両の入庫時間を調べる。そして、駐車時間を計算し、当該駐車場の料金体系から駐車料金を算出する。その結果を、精算機から前記サーバーに送信する。そして、サーバーがその結果を登録利用者の携帯端末に送信する。登録利用者が、表示された駐車料金等の情報を見て、電子決済を承認すれば、駐車料金を登録していた金融機関の口座から引き落としが行われる。
以上は、従来の電子決済の方法であるが、利用者が駐車場名と車室番号を入力する際に、誤って入力するケースが少なくないという欠点があった。そこで、本発明では、実施例1で説明したように、各車室の後方に設けたスタンド6に表示した駐車場名と車室番号を記載した2次元コードを利用する。
図5は、精算機のある駐車場で、本発明を実施する場合のシステムを示す図である。61は、電子決済を行う駐車場管理会社のサーバーで、62は、本発明を利用する駐車場群、63は個々の駐車場を示す。64は、本発明の電子決済を利用する登録利用者群で、65は個々の登録利用者である。81,82,83および84は、登録駐車場、登録利用者および駐車場管理会社の三社間での情報のやり取り経路を示したものである。
図1に示したが、登録駐車場の各車室には、車室ごとに駐車場名と車室番号を記載した2次元コードを表示したスタンド6が設置されている。登録利用者が本発明の駐車時用を利用する場合には、従来の駐車場のように空いている車室に車を止める。車室に設けた車両検出装置は車室に駐車があったことを検出し、精算機にその情報を伝える。検出情報を受けて、精算機は車両検出時間を入庫時間とし、検出した車室に入庫があったことを車室管理ファイルに記録する。
図5で、登録利用者65が用事を済ませて駐車場に戻り、電子決済をする場合には、まず携帯端末に電子決済の専用アプリを開き、IDやパスワードを入力後、画面の指示に従って車室の後方にあるスタンド6の2次元コードを写真撮影し、その画像を通信経路81で駐車場管理会社のサーバーに61送信する。
サーバー61の受信機66は、登録利用者から送られてくる画像を処理プログラム68に送って駐車場名と車室番号を特定する。その結果と登録利用者の送信時間を出庫時間として、登録利用者65が駐車料金の精算をする旨を、経路69を経由して送信機70から利用されている登録駐車場63の精算機8に通信経路82で送信する。
精算機8は、車室管理ファイルから調べた該当する車室への入庫時間と、前記サーバーから送られてきた出庫時間とから駐車時間、駐車料金を算出する。その結果を通信経路83でサーバー61に送信する。
この情報を受信したサーバー61は、処理プログラム68を使って駐車料金等の精算に必要な情報をまとめ、経路71、送信機54、通信経路84で登録利用者6の携帯端末に、駐車料金、駐車場名、駐車開始時間、出庫時間などの必要な情報を送信する。
登録利用者は、送られてきた駐車情報を確認し、電子決済の承認を通信経路81でサーバー61に送る。これによって、登録利用者の駐車料金の電子決済が完了する。
電子決済の完了を確認したサーバーは、当該駐車場の精算機8に支払完了の信号を経路82で送信する。これによって、当該車室からの車両の出庫を確認できるので、該駐車場の車室管理ファイルは、空車に変更される。そして精算機は該駐車場の不正出庫防止用のフラップ装置などを開放し、登録利用者は、駐車場から出ることができる。
産業利用可能性
以上説明したように、本発明では、利用した駐車場の駐車場名と車室を、2次元コードを撮影しサーバーに送信することで正確に駐車料金の電子決済が可能になる。第1の実施例では、駐車場に精算機を置かない経済的な駐車場の開設も可能になるなど産業上の利用効果がある。
1 本発明の駐車場 2 駐車場の出入り口 3 車両検出装置
4 駐車車両 5 通信線 6 スタンド 7 通信線
8 駐車検出データの送信装置 9 満空表示装置

22 2次元コード 23 利用説明文

31 本発明の駐車場 32 駐車場管理会社 33 本発明の駐車場の車室
34 車両検出装置の送信端末 35 駐車所と駐車場管理会社との通信回線
36 駐車場管理会社のサーバー

41 駐車場管理会社 42 本発明の駐車場群 43 本発明の駐車場
44 駐車場と管理会社のサーバー間の通信回線
45 駐車場管理会社のサーバーの受信装置
46 通信線 47 駐車場の処理プログラム
48 処理プログラムと駐車場毎の車室管理ファイルとの間のデータ受け渡し線
49 駐車場ごとの車室管理ファイル群
50 登録利用者群 51 登録利用者
52 登録利用者と駐車場管理会社のサーバーとの通信回線
53 駐車料金 および 満空情報の データ線
54 駐車料金と、満空情報の送信端末
55 満空情報の送信線

61 駐車場管理会社のサーバー、62 本発明の駐車場の登録駐車場群
63 本発明の登録駐車場
64 本発明の登録利用者群 65 本発明の登録利用者
66 サーバーの受信機 67 データの伝達経路 68 処理プログラム
69 データの伝達経路 70 サーバーの送信機
71 データの伝達経路 72 サーバーの送信機
81 登録利用者から駐車場管理会社のサーバーへの通信経路
82 サーバーから登録駐車場の精算機への通信経路
83 登録駐車場からサーバー74への通信経路
84 サーバーから登録利用者への通信経路


Claims (6)

  1. 駐車場に車室番号を割り当てた複数の車室と、各車室に車室番号と駐車場名または駐車場管理番号を記載した2次元コード(QRコード)と、各車室への車両の入庫を検知するセンサーと、該車両検出センサーが車両を検出した場合のデータを自動的に送信する通信機と、該送信データを受信する駐車場管理会社のサーバーと、駐車料金の電子決済を行う携帯端末より構成された駐車料金の電子決済システム
  2. 請求項1の駐車料金の電子決済システムにおいて、駐車場名または駐車場管理番号を記載した2次元コードは、車室後方に設置したスタンドに汚れ防止対策を施して表示されることを特徴とする駐車料金の電子決済システム
  3. 請求項1の駐車料金の電子決済システムにおいて、駐車場運営会社のサーバーは、駐車場から自動的に送信される駐車場名または駐車場管理番号と車室番号のデータと該データの受信時刻を駐車開始時刻として、駐車場の駐車管理データファイルに書き込むことを特徴とする特徴とする駐車料金の電子決済システム
  4. 請求項1の駐車料金の電子決済システムにおいて、駐車場運営会社のサーバーは、各駐車場から自動的に送られてくる入庫情報データの受信時刻を駐車開始時間とし、利用者の携帯端末から送られてくる2次元コードに書かれた駐車場名または駐車場管理番号と、該情報の受信時刻を出庫時刻として、同サーバーに設けた該駐車場の駐車料金体系から駐車料金を計算し、利用者の携帯端末にこれらの情報を表示させ、駐車料金の電子決済を求めることを特徴とした駐車場の駐車料金の電子決済システム
  5. 駐車場の車室番号を割り当てた複数の車室と、各車室に該車室番号と、駐車場名または駐車場管理番号を記載した2次元コードと、各車室への入庫を検出するセンサーと、駐車料金を精算する精算機と、駐車場の利用者が駐車料金の電子決済を行うことができる携帯端末のアプリと、該アプリ及び駐車場の精算機と通信し、必要な駐車情報を入手する駐車場運営会社のサーバーより構成された駐車料金の電子決済システム
  6. 請求項5の駐車料金の電子決済システムおいて、駐車場運営会社のサーバーは利用者のアプリから送信される2次元コードより、駐車場名または駐車場管理番号と車室番号を認識し、その受信時刻を含めた駐車情報のデータを該当する駐車場の精算機と通信して、精算機が駐車時間を算出し、駐車料金の計算結果を前記サーバーが得て、利用者の携帯端末に駐車料金の電子決済を求めることを特徴とする駐車料金の電子決済システム
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