JP2019191805A - ビーコンカードを使った簡易駐車場管理システム - Google Patents

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Abstract

【課題】駐車場で車室ごとの駐車検出を行わず、入場時に入場時刻を印字した駐車カードを発券機で購入し車内のダッシュボードなどへ置くことで、不正な駐車をチェックできる方式の簡易駐車場があるが、自動的に満空の表示ができない欠点があった。本発明は、満空表示を可能にするシステムを提供する。【解決手段】本発明では、上記の簡易駐車場において、利用者が入場する際に個別番号を発信するビーコンを内蔵したカード(ビーコンカード)を精算機で定額でレンタル購入し、自車のダッシュボードなどに置くようにさせる。監視員は、ビーコンの受信機を持って巡回し駐車中の車両がビーコンカードを置いているかどうか容易に検出できる。出庫の際には、ビーコンカードを精算機に返却すると、精算機は発行時間と対比し、短時間駐車の場合は、料金の一部返却を可能にし、精算機は機内のビーコンカードの数量から、満空判断を行えるようにした。【選択図】図3

Description

本発明は、駐車場で車室ごとの駐車検出を行わず、入場時に認識情報を記録したビーコンカードをビーコン発行機でレンタル購入し、駐車中の車内に置かせることにより駐車料金の支払いをしているかどうかを監視したり、駐車場の満空表示を可能にしたりする簡易駐車場に関する。
複数の車室を持つ駐車場では、車室ごとに駐車検出装置や不正退出用のロック装置を設置し、精算機で駐車時間に応じた駐車料金を徴収する駐車場システムが普及している。一方で、これらの駐車場設備を設置すると、設備費用の回収が困難な場合に、車室ごとの駐車検出装置やロック装置を置かず、駐車料金を支払ったことを示すチケットを発行し、駐車した車内に置かせる簡易駐車場チケットパーキングシステムも普及している。
上記チケットパーキングシステムは、駐車場入り口に発券機を設置し、利用者は定額で同発券機からチケットを購入し、駐車する自車のダッシュボードなど外から見える位置におくシステムである。監視員が巡回してチェットの有無を目視で確認することで、不正な駐車を発見できるようなシステムである。
しかしこのシステムでは、チケットを購入して駐車した利用者が、退場したことを自動的に検出する方法がないので、この駐車場が満車であるか、それとも空車室があるのかを自動的に表示をすることや、駐車時間に応じた駐車料金を徴収することもできないといった欠点がある。
一方、関連技術として、ビーコンを使った位置情報サービスが普及し始めている。これは、商店などの固定した場所にビーコンという弱電波を発信するビーコン端末を設置しておく。ビーコン受信機能と、利用アプリをインストールしているスマホなど携帯端末を持った人が、設置されたビーコン端末に近づくと、その端末が発信するビーコンを受信し、自動的にビーコン受信情報がビーコン応用を管理するサイトのサーバーに送信される。すると、サーバーはそのビーコン端末に関して、あらかじめ登録されたセール情報などをプッシュ通信という手法でスマホなどの携帯端末に送信し画面に表示させる。このようにしてお店にお客を誘導することができる。
特開2017−55279 特開2019−90992
ビーコンを駐車場に応用する具体例が、特許文献に見られる。例えば
によれば、ビーコン端末を設置した駐車場に、Beaconサービスの「Beacapp」アプリをインストールしたスマホを持った利用者がくると、アプリは駐車場のビーコン端末が発信するビーコンを受信し、それをビーコンサービス事業体のサーバーに送信する。そしてサーバーは、ビーコンが持つ認識情報からあらかじめ登録されているその駐車場の近隣のお店のクーポンやセール情報を選んで、ビーコンを受信したスマホの所有者のスマホに送信できるようになっている。また によれば、駐車場の車室の下にビーコン発信機を、天井にビーコン受信機を置き、車両が駐車すると天井のビーコン受信機がビーコンを受信できなくなることを利用して、車室に駐車したかどうかを判定する方法が記述されている。
本発明では上記のビーコンを利用することにより、車室ごとの駐車検出装置や不正退出用のロック装置を設置しない複数の車室を持つ駐車場において、駐車場の満車や空車を判別し満空表示を可能にするほか、監視員が不正駐車車両を容易に発見できるようにし、さらには駐車時間に応じた駐車料金の課金も可能にする駐車場システムを提供しようとするものである。
本発明では、車室ごとの駐車検出装置や不正退出用のロック装置を設置しない複数の車室を持つ駐車場において、利用者に、入り口に設置した本発明のビーコンカード発行機でカード固有の識別情報を発信するビーコンカードをレンタルさせる。このビーコンカードは、一般にいうビーコン端末と同じである。
本発明のビーコンカード発行機は、内部にビーコン受信装置を設置するとともに、少なくとも該駐車場の車室数より多い数のビーコンカードを保存しておく。これらのビーコンカードは、固有の識別情報を載せたビーコンを発信するようにしてある。また、本発明のビーコンカード発行機には、部分的に電波シールドをしたボックス(以下シールドと略す)を設け、その内部にビーコン受信機とビーコンカードを保有しておく。シールドは保有するビーコンカードが発信するビーコンが外部に漏れないように、また外部に取り出されたビーコンカードが発信するビーコンがシールドの内部に入ってこないように機能する。このようにしておくことにより、ビーコン発行機のシールド内に置いたビーコン受信機は、ビーコン発行機内にあるビーコンカードの認識情報やその数を常に把握することができる。
駐車場の利用者は、同発行機からレンタル用ビーコンカードを500円あるいは1000円といった定額をデポジットする形でレンタルする。利用者は、発行されたビーコンカードを自車のダッシュボードなどにおいて駐車し、駐車場から離れる。
不正駐車の監視員は、ビーコンカードが発信するビーコンを受信できるアプリをインストールしたスマホのような携帯端末を持って駐車場内を巡回する。そして、駐車中の車両に置いたビーコンカードが発信するビーコンを受信すると、そのビーコンが持つ認識情報(駐車場名と仮想車室番号)と、スマホの位置情報がビーコンを管理するサーバーに自動的に送信される。
サーバーは、受信したビーコンの認識情報と監視員が持つスマホの位置情報を、あらかじめ登録された駐車場の情報と照合し、監視員のスマホに、その駐車場のビーコンカード発行機が発行したビーコンカードであるという情報を送信し、スマホの画面にその旨を表示する。こうして、駐車中の車両が、ビーコンカードをレンタルした利用者の車両であることを確認できる。
一方、本発明のビーコン駐車場では、駐車場に駐車している車両内に置いたビーコンカードが発信するビーコンを受信できる範囲に適当数のビーコン受信機を設置しておく。それらのビーコン受信機は、駐車場内にあるすべてのビーコンカードからのビーコンを常時受信でき、その情報を、ビーコンを管理するサーバーに転送する。
該サーバーは、駐車場に設置したビーコン受信機の位置情報と、レンタルされたビーコンカードの認識情報から、その駐車場名と仮想車室番号を特定することができる。したがって、駐車している車両の数なども把握できるので、登録してあるその駐車場の総車室数と比較することで、当該駐車場が満車か、あるいは空車室があるかを判定することができる。そして、これらの情報は、ビーコンカード発行機内に設置した該駐車場用の駐車情報受信機に送信され、受信結果は、同駐車場のビーコン発行機内にある駐車管理ファイルに書き込まれる。
駐車している車両の数は、ビーコンカード発行機のシールド内部に設置したビーコン受信機で、内部に残るビーコンカードからのビーコンを受信することでも判定できる。すなわち、保有するビーコンカードからのビーコンを受信していれば、その認識情報とビーコン受信機の位置情報が、管理するサーバーに送信されるので、駐車場名とビーコンカード発行機内部に残っているビーコンカードの数や認識情報が分かる。したがって、保有していたビーコンカードの数から、残っているビーコンカードの数を差し引いた数が、レンタルされたビーコンカードの数になるので、容易に満車あるいは空車の判定もできる。
本発明のビーコン駐車場に駐車する利用者は、入口のビーコンカード発行機でビーコンカードをレンタルし、駐車場内の任意の車室に駐車するが、ビーコンカードを受け取ったあと及び駐車中には、本ビーコンカードはそれぞれ固有の認識情報を持つビーコンを発信し続ける。そして、駐車場内に適当数設置したビーコン受信機が、発行されたビーコンカードからの信号を受信し、その受信情報はビーコン駐車場を運営している事業体のサーバーに送信される。同信号を受信したサーバーは、あらかじめ登録してある駐車場ごとの駐車情報管理データファイルに、最初の受信時刻を入庫時刻として駐車したことを記録する。
一方、ビーコンカード発行機のシールド内のビーコン受信機は、ビーコンカードの発行前には受信していたビーコンを発行後は受信できなくなる。管理サーバーは、受信できなくなった時刻と該ビーコンカードの認識情報から、そのカードがレンタルされた事が分かり、受信できなくなった時刻を駐車開始時刻として判断することができる。そして上記二つの方法で特定したビーコンカードの認識情報と駐車開始時刻は、原理的にほぼ同時であるので、そのいずれかの時刻を、または両者がほぼ一致した時刻をそのビーコンカードをレンタルした利用者の駐車開始時刻として、判定することができる。
利用者が駐車を終了して退場する時には、レンタルしたビーコンカードをビーコンカード発行機に設けたビーコンカード返却口に返却する。これによってビーコンカードはシールド内に保有されるので、ビーコンカード発行機のシールド内のビーコン受信機は、返却されたビーコンカードが発信するビーコンを再び受信する。一方、駐車場内に設置した受信機は返却されたビーコンカードが発信するビーコンを受信できなくなる。
この二つもほぼ同じ時刻に発生するので、ビーコンの管理サーバーは、最初に受信した時刻を駐車場からの退場時刻とする。そして、そのビーコンカードの認識情報をもとに前記サーバーの駐車場の駐車車両管理ファイルに記録してある駐車開始時刻と照合して、駐車時間を算出し当該駐車場の料金体系から駐車料金を算出する。そして、駐車料金は、該ビーコン駐車場のビーコン発行機に設置する駐車情報受信機に送信され、ビーコンカード発行機内の駐車管理データファイルに記録される。そして、ビーコンカードをレンタルした時の金額未満であるときは、つり銭の形で駐車場の利用者に返金することもできるようになる。
車室ごとの駐車検出装置、不正退出防止用のロック装置を設置しない駐車場においても、駐車場内に設置したビーコン受信機、あるいはビーコンカード発行機のシールド内部に設置したビーコン受信機で、利用者がレンタルしたビーコンカードが発信する固有の認識番号を持ったビーコンを受信し、その情報をビーコン駐車場の管理サーバーに送信することにより、サーバ以内のプログラムが駐車場内に駐車する車両数や駐車時間を算出できる。
したがって従来のチケットパーキング場では、困難だった満空表示が可能になる効果や、駐車時間を算出できるので、駐車時間に応じた駐車料金の精算が可能になる効果、さらには駐車場設備として従来よりもはるかに簡易な駐車料金徴収システムが可能になるなど多くの効果がある。
は、本発明のビーコン駐車場の平面図である。 は、本発明のビーコン駐車場におくビーコンカード発行機の外観の例である。 は、本発明のビーコン駐車場に、利用者が入場する際の利用者行動、ビーコンカード発行機の動作プロセス、場内に置くビーコン受信機の動作プロセスを示した図である。 は、本発明のビーコン駐車場で、監視員が不正駐車をチェックする方法を図示したものである。 は、本発明のビーコン駐車時用において、利用者が退場する際の行動、ビーコン貸出機の動作プロセス、場内ビーコン受信機の動作プロセスを示した図である。 は、本発明のビーコン駐車場を利用する場合の利用者のスマホ(携帯端末)の表示例を示す図である。
図1は、本発明のビーコン駐車場の配置の例を示した図である。道路1に面して、本発明の駐車場2があり、複数の車室4を有している。また、本駐車場の入り口3の横には図2に示す本発明のビーコンカード発行機6を設置している。なお、本駐車場の利用者が入場する際のプロセスは図3に示してある。
図2は、ビーコンカード発行機の例を示す。21はビーコンカード発行機本体、22は、利用者に対する利用方法や駐車料金などを表示する表示器、23はビーコンカード発行ボタン、24は紙幣投入口、25はコイン投入口、26はつり銭取り出し口、27は、ビーコンカード返却ボタン、28はビーコンカード返却口、29はビーコンカード、30は電波シールドを施したボックス(以下シールドと略す)で、31はその内部にビーコンカードを収納するボックス、32はビーコンカード取り出し口、33はビーコンカードの排出を制御する制御弁、34はビーコン発行機内に設置したビーコン受信機、35はビーコン駐車場を運営している事業体のサーバーと公衆回線を通して通信する駐車情報受信機、36はビーコン発行機内駐車管理ファイルである。
本発明の駐車場の利用者は、駐車に際してビーコンカード発行機21を使い所定の料金を払ってビーコンカードをレンタルし、駐車した車両のたとえばダッシュボードに置いておく。退場時には、レンタルしたビーコンカードをビーコンカード発行機に返却する。駐車場内に適切に設置したビーコン受信機7,8は、レンタルされたビーコンカードのビーコンを受信し、一方ビーコンカード発行機内に設置したビーコン受信機34はレンタルされたビーコンカードのビーコンを受信できなくなることにより、個別認識情報を持つビーコンカードがレンタルされた時刻と、返却された時刻を判定できるような仕組みにしている。以下、図3と図5を使って詳しく説明する。
図3は駐車時に利用者が行う操作や、ビーコンカードからのビーコンの受信や送信過程のプロセスを示した図である。まずS1のスタートから始まり,利用者はS2で入場時に図2の23で示すビーコン発行機のビーコンカードレンタルボタンを押す。そうすると、S3で表示装置に料金の表示や、料金投入の指示が表示されるので、その指示に従ってS4でビーコン発行機21の紙幣投入口24またはコイン投入口25に1000円ないし500円の定額を投入し、ビーコン発行機21のビーコンカード排出口31に排出されるビーコンカードをレンタルする。
利用者は、S5でビーコンカードを受け取り、任意の車室(例えば図1の5)に駐車するが、その際購入したビーコンカードを場内の通路から見える車両のダッシュボードなどに置いて、駐車場を離れる。
本発明の駐車場には、図1に示すように場内にビーコン受信機7,8を設置する。数車室の駐車場では、場内ビーコン受信機は1台でよいし、比較的台数の多い駐車場では、2台以上の場内受信機を設置する。これらの受信機の少なくとも一台は、駐車場の利用者がレンタル購入したビーコンカードから発信するビーコンを受信できるように配置しておく。
そして、利用者がレンタルしたビーコンカードのビーコンをこれらのビーコン受信機が受信すると、その中の認識情報を、ビーコン駐車場を運営している事業体(以下ビーコン駐車場運営事業体と略す)のサーバーに送信する。該ビーコン駐車場運営事業体のサーバーは、送られてきたビーコンにある認識情報と、該ビーコン受信機の位置情報などから、専用の駐車場管理プログラムによって、駐車場名とビーコンカード固有の仮想の車室番号を特定しその受信時刻を、駐車開始時刻をして管理している当該駐車場の駐車管理ファイルに記録する。ここで、仮想の車室とは、ビーコンカードに割り当てた車室番号で、駐車場内の特定の車室とは無関係である。
本発明ではすでに述べたように、ビーコンカード発行機内にもビーコン受信機32を設置してある。該受信機は、S6で常時ビーコン発行機内のビーコンカードの信号を受信しているが、利用者にS5でビーコンカードがレンタルされると、S7でその認識情報を持つビーコンカードのビーコンを受信できなくなるので、ビーコン駐車場運営事業体のサーバーにはこのビーコン情報が届かなくなる。このことにより、その認識情報を持つビーコンカードがレンタルされたことが認識される。
さて、ビーコン駐車場運営事業体のサーバーに駐車管理ファイルを用意しておくと、ビーコンカードがレンタルされた数は簡単に把握できるので、全車室数と比較することにより、満車状態か、空車室がある状態かを自動的に判別できる。したがってこの情報を該サーバーからビーコンカード発行機内の駐車情報受信機35に送信することによって、ビーコン発行機内駐車管理ファイル36の駐車情報が書き換えられ、このデータを基に駐車場に設置する満空表示器の満空表示を行うことができる。
さて、本発明のビーコン駐車場では、図4に示すように監視員は専用アプリを搭載したスマホなどの携帯端末をもって適切な時間間隔でこの駐車場を巡回する。該スマホが駐車中の車両のダッシュボードなどにおいたビーコンカードからのビーコンを受信すると、そのビーコン信号はビーコン駐車場運営事業愛のサーバーに送信される。
該サーバーでは監視員が持つスマホの位置情報と、受信したビーコンの認識情報から、その車両は同駐車場のビーコンカード発行機でビーコンカードをレンタルした利用者の車両であることと仮想車室番号を確認できる。そして、監視員のスマホにこれらの駐車情報を自動的に送り返すことにより、仮想車室の何番に駐車した正規の駐車であることを確認できる。もし、ビーコンを受信できなければ、不正駐車にあたるので、ビーコンカードをレンタルするよう窓に注意書きを貼るなどの処置をする。
ビーコンカード発行機内の駐車情報受信機35は、前記サーバーからの情報送信を受けて、常時レンタルされたビーコンカードを駐車管理データファイルに記録しているので、そのデータを読み出してビーコンカード発行機の表示器22に表示させることもできる。この場合は、監視員は自分の持つスマホの情報と表示器に表示される情報とを比較できるので、別のビーコン駐車場でレンタルしたビーコンカードを悪用するケースを発見することもできる。また、監視員が目視で把握できる駐車車両数と表示器22に表示される駐車車両数と比較することで、不正駐車の有無を簡単に把握することも可能である。
さらに、照合の結果、レンタルされたビーコンカードの数より、駐車中の車両の数が少ないときは、駐車した人がビーコンカードを車両内に置かず、持って駐車場を離れた可能性があることが分かる。逆にレンタル数より駐車している車両が多いときは、不正駐車があることが明らかである。
不正駐車がある場合は、レンタルされたビーコンカードからのビーコンの受信で把握できる駐車数をもとに満空判断をすると、満車なのに空車という判定をしてしまうことがあるので、監視員のスマホから、ビーコンカードをレンタルしていない駐車車両数を加えるような補正ができるようにすることもできる。
図5は、ビーコンカードをレンタルし駐車した利用者が、この駐車場から退場する際のプロセスを示している。S31のスタートから始まって、S32で、ビーコンカード発行機のビーコンカード返却ボタン(図2の27)を押すと、S33で発行機の表示器22にビーコンカードを返却口に投入するよう指示が表示されるので、S34でレンタルしたビーコンカードを投入する。
S34でビーコンカードを返却すると、S38で場内に設置したビーコン受信機7,8は、返却されたビーコンカードのビーコンを受信できなくなり、一方S37ではビーコンカード発行機の内部のビーコン受信機34はそのビーコンカードのビーコンを受信するようになる。
この両方のビーコン受信信号は、管理サーバーに送信されるので、ビーコン信号からわかる認識情報とビーコン受信機の位置情報から、管理サーバー内のプログラムは送信されたビーコン駐車場を特定し、そのビーコン駐車場の駐車管理ファイルにある該当する仮想車室の車両が退場したことを記録する。またビーコン駐車場からのビーコンの受信時刻を退場時刻として、記録されている駐車開始時刻とから駐車時間を算出することも可能になる。
そして、駐車時間が判ればあらかじめ当該駐車場が登録しておく駐車料金体系をもとに駐車料金を算出することができる。これらの情報は、当該ビーコン駐車場の駐車情報受信機に送信されるので、レンタル料金との差額を支払ったり、徴収したりすることも可能になる。さらに領収書が必要な場合は、領収書を発行することできる。その後S35では、駐車料金の精算などを行って駐車場から退場できる。
以上述べた本発明のビーコン駐車場は、利用者がスマホを所有していなくても利用できるが、あらかじめ、本ビーコン駐車場の事業体と契約し、かつ所有するスマホなどの携帯端末に専用のアプリをインストールしておくと、利用者がビーコンカードをレンタルした瞬間から、そのビーコンをスマホが自動的に受信するので、スマホは管理サーバーにビーコン情報を送信し、サーバーからはスマホのアプリに、駐車場名と、駐車開始の時刻のデータが送信される。また、レンタルしたビーコンカードをビーコン発行機に返却すると、図6で示すように駐車場名、退場時刻、駐車料金の精算額を表示させたり、クレジットで駐車料金を精算したりすることできる。
実施例1ではビーコン発信機は、カードに埋め込んだカードタイプのビーコンカードとして説明したが、それに限定することはなく、コインタイプ、キーホールダータイプなどその形状は問わない。
実施例1で例示したビーコンカード発行機は、表示器、ビーコンカード発行ボタン、ビーコンカード返却ボタン、つり銭・領収書排出口を設けているが、これらは、本発明のビーコン駐車場にとって、必須のものではなく、適宜省略しても差し支えない。
実施例1では、ビーコン受信機をビーコンカード発行機のシールドの内部と、駐車場の適切な位置に複数個設置することと説明したが、設置場所は、ビーコンカード発行機のシールド内部のみ、あるいは、駐車場内のいずれか一方にだけでもよい。
以上で説明したように、本発明では、ビーコンカードをレンタル購入させる方式で、車室ごとの駐車検出装置や、不正退出防止用のロック装置など、設置費用のかかる装置をおくことなく、駐車料金の算出や、不正駐車の発見ができるなど、実用性の高い駐車場を提供できるので、産業上の利用可能性は高い。
1.道路 2. ビーコン駐車場 3.駐車場出入り口 4.車室
5. 駐車車両 6. ビーコンカード発行機 7、8. ビーコン受信機

21. ビーコンカード発行機 22. 表示器 23. ビーコン発行ボタン
24. 紙幣投入口 25. コイン投入口 26. つり銭・領収書排出口
27. ビーコンカード返却ボタン 28. ビーコンカード返却口
29. ビーコンカード 30. シールド 31ビーコンカード収納ボックス
32. ビーコンカード排出口 33 ビーコンカード排出制御弁
34. ビーコン受信機 35. 駐車情報受信機
36.駐車情報管理ファイル

Claims (7)

  1. ビーコンを活用する駐車場(以下ビーコン駐車場と略す)の運営事業体と、複数のビーコン駐車場と、個々のビーコン駐車場において車室に関する属性を認識情報として所有する複数のビーコンカードと、該ビーコンカードをレンタル及び回収し再利用できるようにしたビーコンカード発行機と、レンタルされたビーコンカードから発信されるビーコンを受信する複数のビーコン受信機と、該ビーコン受信機が受信したビーコン信号の転送を受けることができるビーコン駐車場の運営事業体が設置するサーバーと、同サーバーが受信したビーコン信号をもとに、個々のビーコン駐車場の駐車状況や駐車料金等を管理、算出、運用できるプログラム及びファイルよりなる情報管理システムと、同サーバーから管理情報を受信する受信機及び同受信データを管理、利用、更新する管理・制御システムより構成されたビーコン駐車場。
  2. 請求項1のビーコン駐車場において、ビーコン駐車場を運営する事業体のサーバーが用意する情報管理システムは、個々のビーコン駐車場においたビーコン受信機の受信信号から、当該ビーコン駐車場の名称と、ビーコンカード固有の識別情報と、受信時刻を記憶し、該ビーコンが連続して受信された時、最初の受信時刻を、ビーコンカードの発行時刻として決定し、前記ビーコン受信機が、前記ビーコンを連続して受信できなくなった時、最初に受信が途絶えた時刻を該ビーコンカードの回収時刻として決定することを特徴とするビーコン駐車場
  3. 請求項1のビーコン駐車場において、ビーコンカード発行機は、一定額の投入によってビーコンカードをレンタル発行し、駐車終了時にはレンタルされた該ビーコンカードを回収できるような仕組みを備えることを特長とするビーコン駐車場
  4. 請求項3のビーコン駐車場において、ビーコン駐車場を運営する事業体のサーバーが、レンタル発行されたビーコンカードが返却されるまでの時間をもとに、該駐車場の駐車料金体系による駐車料金を算出した結果、ビーコンカードをレンタルする際にビーコンカード発行機に投入した定額に対して駐車料金の方が少なかった場合に、余分に投入した金額との差額を、返金できるような仕組みを設けたビーコン駐車場
  5. 請求項1のビーコン駐車場において、ビーコンカード発行機は、内部に保有するビーコンカードが発信するビーコンが該ビーコン発行機の外部には漏れないような電波シールドを有することを特長としたビーコン駐車場
  6. ビーコンを活用する駐車場の運営事業体と、複数のビーコン駐車場と、個々のビーコン駐車場において車室に関する属性を認識情報として所有する複数のビーコンカードと、該ビーコンカードをレンタル及び回収できるようにしたビーコンカード発行機と、該ビーコン発行機の内部にはレンタルされて外部に取り出されたビーコンカードからのビーコンを受信できないような電波シールドを施した領域を設けるとともに、該領域内にレンタル用ビーコンカードを保有し、保有するビーコンカードが発信するビーコンを受信できるビーコン受信機を設け、同受信機の受信するビーコンを、ビーコンを活用する駐車場の運営事業体のサーバーに送信することによって、同サーバーは管理するビーコン駐車場を特定し、受信した認識情報から当該ビーコンカードはレンタルされていないと判定し、またビーコン発行機内のビーコンカードからのビーコンの受信が途絶えた時刻を駐車開始時刻、再受信した時刻を退場時刻と決定することを特徴とするビーコン駐車場。
  7. 請求項1から6のビーコン駐車場において、ビーコンカードはカード状、コイン状、またはキーホールダー状であり、同ビーコンカードが発信するビーコンの認識情報には、少なくてもビーコン駐車場名または管理番号、仮想車室番号、ビーコン駐車場管理事業体のサーバー名またはIDのいずれかが含まれていることを特徴とするビーコン駐車場、
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