JP2005293170A - 駐車場の管理システム - Google Patents

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聡 星加
Shinobu Kirita
忍 桐田
Masanao Nakamura
正直 中村
Hiroshi Yamamoto
浩史 山本
Hitoshi Hasegawa
仁 長谷川
Koji Morita
幸治 森田
Masahiro Yamadera
雅宏 山寺
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Abstract

【課題】 駐車場において、車両の入出場並びに駐車料金の精算を円滑に行う。
【解決手段】 個々の車両を特定する車両情報を保有する情報保有手段30と、入口に設けられ、前記情報保有手段30との間で前記車両情報を含む所定信号を送受信する入口側信号送受信手段13と、一定条件の下に開放される入口ゲート10と、これらを適宜制御する制御手段52とを備える。そして、制御手段52により、前記情報保有手段30と前記入口側信号送受信手段13との間で前記所定信号が送受信されたことに基づいて前記入口ゲート10を開放させる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、迅速に車両を駐車場へ入場及び駐車場から出場させることが可能な駐車場の管理システムに関する。
近年、駐車時間に応じた駐車料金を無人で徴収できる管理システムが数多く開発されている。一方、マンションなどの集合住宅に設けられた駐車場において、駐車場への入場の許可及び駐車場からの出場の許可を無人で行う管理システムも数多く開発されている。このような駐車場の管理システムでは、駐車場への車両の入場、及び駐車場からの車両の出場を如何にして円滑に行うかが大きな課題となっている。
無人により料金の徴収や、車両の入出場を管理する駐車場の管理システムとしては、例えば特許文献1に開示された発明がある。
特開2000−22459号公報
特許文献1に開示の発明は、車両の入場出場をスムーズに行うと共に、確実な駐車料金の徴収を可能にするという課題を解決するために、車両の入場時にその車両を認証するに当たり、入場した時間の認証の有無にかわらず、入場してから所定の時間経過後に入場したことを認証し、その車両が駐車している間に認証の確認を行っている。そして、車両が出場する時には、駐車中に行った認証確認に基づいて車両の出場を許可することにより、入場、出場時の認証時間をなくすことができ、車両の駐車場へのスムーズな入場、また駐車場からのスムーズな出場を実現しつつ、認証を確実に行うこととするものである。
しかし、従来の管理システムは、対象となる車両を特定するための手段が複雑となっていた。例えば、この特許文献1に示された発明では、クレジットカード等を用いて対象となる車両を特定している。このため、利用者にとっては、依然として煩わしさが残っていた。また、クレジットカードを利用しない場合には、このシステム自体を利用できず、そのような利用者にとってはメリットのない管理システムである。
本発明では、利用者に煩わしさを与えることなく、車両の入出場を円滑に行うことに加え、駐車料金の精算を円滑に行える駐車場の管理システムを提供する。
本発明では上記課題を解決するために、車両の駐車場への入場及び駐車場からの出場を自動的に制御するための駐車場の管理システムにおいて、その車両を特定する車両情報を保有する情報保有手段と、駐車場の入口に設けられ、前記情報保有手段との間で前記車両情報を含む所定信号を送受信する入口側信号送受信手段と、前記駐車場の入口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場への入場を許可する入口ゲートと、前記入口側信号送受信手段の処理に基づいて前記管理システムを適宜制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記情報保有手段と前記入口側信号送受信手段との間で前記所定信号が送受信されたことに基づいて前記入口ゲートを開放する駐車場の管理システムを採用した。
また、本発明では上記駐車場の管理システムにおいて、前記車両情報及びこの車両情報に関連付けられる駐車情報を記録可能な情報記録媒体を備え、前記制御手段は、前記情報保有手段と前記入口側信号送受信手段との間で送受信される前記所定信号から前記車両情報を取り出し、前記制御手段は取り出された前記車両情報及びこの車両情報に関連付けられる駐車情報を前記情報記録媒体に記録させるようにしている。
また、
また、本発明ではこのような駐車場の管理システムに関し、前記の情報保有手段として次の二通りのものを採用している。一つは車両のドアロックを遠隔操作によりON・OFFさせるリモコン発信手段であり、もう一つは、非接触式ICチップである。
第一にリモコン発信手段を採用した解決手段を順に列挙すると以下の通りである。
(1)前記情報保有手段は、その車両に固有の前記車両情報を保有し、その車両のドアロックを遠隔操作によりON・OFFさせるリモコン発信手段であり、前記入口側信号送受信手段は、このリモコン発信手段から発信された前記所定信号を検知する入口側センサであり、前記制御手段は、前記入口側センサが検知した前記情報発信手段の前記所定信号から前記車両情報を取り出すことに伴って前記ゲートを開放すると共に、この車両情報を前記情報記録媒体に記録させる駐車場の管理システム。
(2)前記駐車場の出口に設けられ、前記リモコン発信手段から発信されるその車両の車両情報を含む所定信号を検知する出口側センサと、前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、前記情報記録媒体内の車両情報に基づいて所定の判定を行う情報判定手段とを備え、前記情報判定手段は出口側センサにより検知された前記所定信号に含まれる車両情報が、前記情報記録媒体に記録された車両情報と一致するか否かを判定し、前記情報判定手段がこれら二つの車両情報が一致すると判定した際に、前記制御手段は前記出口ゲートを開放する駐車場の管理システム。
(3)前記リモコン発信手段が保有する前記車両情報を予め読み込んで前記情報記録媒体にその車両情報を記録せしめる事前入力手段と、前記情報記録媒体内の車両情報に基づいて所定の判定を行う情報判定手段とを備え、前記情報判定手段は前記入口側センサにより検知された前記所定信号に含まれる車両情報が、前記事前入力手段により前記情報記録媒体に予め記録された車両情報と一致するか否かを判定し、前記情報判定手段がこれら二つの車両情報が一致すると判定した際に、前記制御手段は前記入口ゲートを開放する駐車場の管理システム。
(4)前記駐車場の出口に設けられ、前記リモコン発信手段から発信されるその車両の車両情報を含む所定信号を検知する出口側センサと、前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、前記情報判定手段が、前記出口側センサにより検知される前記所定信号に含まれる車両情報が、前記事前入力手段により前記情報記録媒体に予め記録された車両情報と一致するか否かを判定し、前記情報判定手段がこれら二つの車両情報が一致すると判定した際に、前記制御手段は前記出口ゲートを開放する駐車場の管理システム。
(5)駐車料金算定の際に使用され、前記リモコン発信手段から発信されるその車両の車両情報を含む所定信号を検知する算定用センサと、前記算定用センサが検知した信号に含まれる車両情報と一致する車両情報及びこれに関連付けられる駐車情報を前記情報記録媒体から選択する情報選択手段と、その車両の駐車料金を前記情報選択手段により選択された前記車両情報及びこの車両情報に関連付けられる前記駐車情報に基づいて算定する料金算定手段とを備えた駐車場の管理システム。
(6)前記料金算定手段により算定された金額を出場の事前段階で受け付ける事前料金受付手段と、前記駐車場の出口に設けられ、前記リモコン発信手段が発信するその車両の車両情報を含む所定信号を検知する出口側センサと、前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、前記情報記録媒体内の車両情報に基づいて所定の判定を行う情報判定手段とを備え、前記情報判定手段は、前記出口側センサにより検知された信号に含まれる車両情報が、前記情報記録媒体に記録された車両情報と一致するか否かを判断することにより、既に前記事前料金受付手段により駐車料金が支払われたか否かを判定し、前記制御手段は、前記情報判定手段が、駐車料金が既に支払われたと判定した場合に前記出口ゲートを開放する駐車場の管理システム。
(7)さらに、前記出口には、前記料金算定手段により算定された料金を出場の際に受け付ける出口側料金受付手段が設けられ、前記情報判定手段が前記事前料金受付手段により料金が支払われていないと判定し、かつ、前記出口側料金受付手段により料金が支払われたと判定した際に、前記制御手段が前記出口のゲートを開放する駐車場の管理システム。
第二に非接触式ICチップを採用した解決手段を列挙すると次の通りである。
(1)前記入口側信号送受信手段は、その車両に固有の車両情報を含む信号を発信する一方で、前記情報保有手段は、各車両に設けられ、前記入口側信号送受信装置から送信される信号を受信する受信センサと、この受信した信号から取り出される前記車両情報を記録する車両情報記録手段とを備えた非接触式ICチップであり、前記制御手段は、前記入口側信号送受信手段が前記車両情報を含む信号を発信することに伴って前記ゲートを開放すると共に、この車両情報を前記情報記録媒体に記録させる駐車場の管理システム。
(2)前記駐車場の出口に設けられ、前記非接触式ICチップとの間で信号を送受信することで前記非接触式ICチップが保有する車両情報を読み取り可能な出口側信号送受信手段と、前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、前記情報記録媒体内の車両情報に基づいて所定の判定を行う情報判定手段とを備え、前記情報判定手段は出口側信号送受信手段により読み取られた前記所定信号に含まれる車両情報が、前記情報記録媒体に記録された車両情報と一致するか否かを判定し、前記制御手段は、前記情報判定手段がこれら二つの車両情報が一致すると判定した際に前記出口ゲートを開放する駐車場の管理システム。
(3)前記非接触式ICチップが保有する前記車両情報を予め読み込んで前記情報記録媒体にその車両情報を記録せしめる事前入力手段と、前記情報記録媒体内の車両情報に基づいて所定の判定を行う情報判定手段とを備え、前記情報判定手段は前記入口側信号送受信手段が読み取った前記所定信号に含まれる車両情報が、前記事前入力手段により前記情報記録媒体に予め記録された車両情報と一致するか否かを判定し、前記制御手段は、前記情報判定手段がこれら二つの車両情報が一致すると判定した際に前記入口ゲートを開放する駐車場の管理システム。
(4)前記駐車場の出口に設けられ、前記非接触式ICチップとの間で信号を送受信することで前記非接触式ICチップが保有する車両情報を読み取り可能な出口側信号送受信手段と、前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、前記情報判定手段が、前記出口側信号送受信手段により読み取られた前記所定信号に含まれる車両情報が、前記事前入力手段により前記情報記録媒体に予め記録された車両情報と一致するか否かを判定し、前記制御手段は、前記情報判定手段がこれら二つの車両情報が一致すると判定した際に前記出口ゲートを開放する駐車場の管理システム。
(5)駐車料金算定の際に使用され、前記非接触式ICチップとの間で信号を送受信することで前記非接触式ICチップが保有する車両情報を読み取り可能な算定用信号送受信手段と、前記算定用信号送受信手段が読み取った信号に含まれる車両情報と一致する車両情報及びこれに関連付けられる駐車情報を前記情報記録媒体から選択する情報選択手段と、その車両の駐車料金を前記情報選択手段により選択された前記車両情報及びこの車両情報に関連付けられる前記駐車情報に基づいて算定する料金算定手段とを備えた駐車場の管理システム。
(6)前記料金算定手段により算定された金額を出場の事前段階で受け付ける事前料金受付手段と、前記駐車場の出口に設けられ、前記非接触式ICチップとの間で信号を送受信することで前記非接触式ICチップが保有する車両情報を読み取り可能な出口側信号送受信手段と、前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、前記情報記録媒体内の車両情報に基づいて所定の判定を行う情報判定手段とを備え、前記情報判定手段は、前記出口側信号送受信手段により送受信された信号に含まれる車両情報が、前記情報記録媒体に記録された車両情報と一致するか否かを判断することにより、既に前記事前料金受付手段により駐車料金が支払われたか否かを判定し、前記制御手段は、前記情報判定手段が、駐車料金が既に支払われたと判定した場合に前記出口のゲートを開放する駐車場の管理システム。
(7)さらに、前記出口には、前記料金算定手段により算定された料金を出場の際に受け付ける出口側料金受付手段が設けられ、前記情報判定手段が前記事前料金受付手段により料金が支払われていないと判定し、かつ、前記出口側料金受付手段により料金が支払われたと判定した際に、前記制御手段が前記出口のゲートを開放する駐車場の管理システム。
なお、次のように、パスカードなどの第二情報保有手段や、駐車券などの第三情報保有手段を用いた駐車場の管理システムを用いることもできる。
即ち、パスカード等の第二情報保有手段を用いる場合は次の通りである。
(1)前記情報保有手段とは別個に設けられ、事前に前記車両情報の記録された第二情報保有手段と、前記情報保有手段との間で信号を送受信して車両情報を読み取る精算用読取手段とを備えを備え、前記制御手段は、前記情報保有手段及び/又は前記第二情報保有手段から前記車両情報を取り出し、前記制御手段は取り出された前記車両情報及びこの車両情報に関連付けられる駐車情報を前記情報記録媒体に記録させ、前記情報記録媒体に記録された前記車両情報及び前記駐車情報と、前記精算用読取手段により読み取られた車両情報とによって、その車両の駐車料金の算定を行う料金算定手段を備えている駐車場の管理システム。
(2)上述の場合において、前記駐車場の出口に設けられた、前記情報保有手段との間で車両情報を含む所定信号を送受信する出口側信号送受信手段と、前記第二情報保有手段の情報を読み取る出口側第二情報読取手段と、前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、前記制御手段は、前記出口側第二情報読取手段により車両情報が読み取られた場合、又は、前記出口側信号送受信手段により受信された信号に基づく車両情報に基づいて既に駐車料金が支払い済みと判断した場合のいずれかに前記出口ゲートを開放する駐車場の管理システム。
一方、駐車券などの第三情報保有手段を用いた場合は次の通りである。
(3)前記情報保有手段とは別個に設けられた第三情報保有手段と、前記情報保有手段並びに前記第三情報保有手段の車両情報を読み取る精算用読取手段とを備え、前記制御手段は、前記情報保有手段又は前記第二情報保有手段から前記車両情報を取り出し、取り出された前記車両情報及びこの車両情報に関連付けられる駐車情報を前記情報記録媒体に記録させると共に、前記車両情報を前記第三情報保有手段に書き込み、前記情報記録媒体に記録された前記車両情報及び前記駐車情報と、前記精算用読取手段により読み取られた前記情報保有手段又は前記第三情報保有手段の情報とに基づいて、その車両の駐車料金を算定する料金算定手段を備えている駐車場の管理システム。
(4)上記の管理システムにおいて、前記駐車場の出口に設けられた、前記情報保有手段との間で車両情報を含む所定信号を送受信する出口側信号送受信手段と、前記第三情報保有手段の情報を読み取る出口側第三情報読取手段と、前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートと、を備え、前記制御手段は、前記出口側第三情報読取手段により車両情報が読み取られた場合、又は、前記出口側信号送受信手段により受信された信号に基づく車両情報のいずれかの車両情報に基づいて既に駐車料金が支払い済みと判断した場合に前記出口ゲートを開放する駐車場の管理システム。
本発明によれば、駐車場の入口、出口及び事前精算手段に設けられた信号送受信手段と、各車両の備える情報保有手段との間で信号を送受信させるだけで駐車場への入場、駐車場からの出場、及び駐車料金の精算を行うことができる。このため、車両の入出場を迅速に行うことができると共に、駐車料金の算定を迅速且つ正確に行うことができる。
また、本発明では情報保有手段としてドアロックを遠隔操作によりON・OFFさせるリモコン手段を採用する。近年では、かかるリモコン手段を備えた車両が普及しており、このリモコン手段を使用することで、駐車場の利用者は、特別な信号受発信手段を持つ必要がない。
他方、非接触式ICチップを情報保有手段として採用した場合、この非接触ICチップを車両のいずれかの部位に取り付けておけば、駐車場の利用者は、特別な操作を行うことなく駐車場への入場、駐車場からの出場を行える。このため、車両の入出場が極めて迅速になる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
〔第一実施形態〕
図1は、第一実施形態にかかる駐車場1の管理システム(以下、単に管理システムという。)の概略を示すブロック図を示し、図2は、この管理システムの適用された駐車場1の一例を示している。
最初にこの管理システムが適用された駐車場1の概要を説明する。この駐車場1に適用されている管理システムは、駐車時間に応じて駐車料金が加算されるようにシステム設計されている。また、この駐車場1は立体駐車場であり、各フロアは、駐車用ブロックAと、各フロア同士を螺旋状の車道4で連絡している昇降用ブロックBとに区分けされている。駐車用ブロックAには8字状の車道5が設けられ、この螺旋状の車道5の内外に駐車複数の駐車スペース6が設けられている。8字状の車道は、各フロアにて螺旋状の車道4と連絡され、各フロアに到達した車両がそのフロアの所望の駐車スペース6に車両を駐車できるように構成されている。
また、駐車場1の1階部分には、入口2と出口3とが昇降用ブロックBにおいて別々の位置に設けられ、入口2と出口3の双方には、車両が素通できないようにゲート10,20が設けられている(図4及び図5参照)。これらゲート10,20は、車道の側方に設置された支柱11,21と、この支柱11,21に基部が支持された遮断バー12,22とから構成されている。遮断バー12,22は、その先端が上方に向けられて、ほぼ垂直に立ち上げられた開放状態と、水平に横たえられた閉鎖状態との間で、その基部を軸にして支柱11,21に対して回転可能に構成されている。
この様なゲート10,20が設置されているため、入場しようとする車両は、予め閉鎖された入口ゲート10の外側において、入口ゲート10の直近で一時停止すると共に、駐車場1から出場しようとする車両は、予め閉鎖された出口ゲート20の内側において、出口ゲート20の直近で一時停止するようになっている。また、この駐車場1には、利用者が車両に乗る前に駐車料金を精算することができるように、各フロアに事前料金精算機40がそれぞれ設置されている。
この駐車場1に適用されている管理システムでは、図3に示すように、車両のドアロックを遠隔操作によりON・OFFさせる発信機31を備えたキー32を使用して駐車場1への入場、駐車場1からの出場、及び駐車料金の精算を行う。なお、発信機31を備えたキー32を以下ではリモコンキー30として説明する。このリモコンキー30は、個々の車両毎に異なる内容の信号を発信する。当該管理システムでは、このリモコンキー30の特性を利用し、カード等の媒体を使用せずに個々の車両を識別している。
そして、管理システムは、中央管理センター50により、駐車場1の入口2及び出口3に設置された装置、及び各フロアに設置された事前料金精算機40を集中制御して円滑に駐車料金の精算を行うと共に、迅速な車両の入出場を行っている。
駐車場1の入口2には、リモコンキー30から発信される信号を検知する入口側センサ13と、駐車券55を発行する発券機14とが設けられている。入口側センサ13は、入口ゲート10の外側の直近に停止される車両の周囲を囲むように配置されていて、リモコンキー30から発信された信号を漏らすことなく確実に検知する。信号が検知されると、この信号に関連づけられる入場時間などの駐車情報が中央管理センター50に設けられた制御部52の指令に基づいて、当該中央管理センター50に設けられている情報記録媒体51に記録される。
また、発券機14は、入口2において、車両が駐車場1に進入する際に走行する進入路の側方に設置されている。この発券機14は、リモコンキー30を備えていない車両がこの駐車場1を利用する際に使用するために設置されている。この発券機14は、縦長のボックス状に形成されたハウジング14aを有し、その前面部15には、入口ゲート10を開放するための押しボタン16が設けられている。利用者は、この押しボタン16を押すことで、駐車券55が発行されると共に入口ゲート10が開放する。また、この押しボタン16を押すことで、入場ナンバー等、入場する車両に割り当てられる車両情報が発生する。割り当てられた車両情報は駐車券55に書き込まれ、当該車両情報の書き込まれた駐車券55が発券機14により発行され、取出口17から送り出される。この場合にも、車両に割り当てられた車両情報に関連付けられた入場時間などの所定情報が、中央管理センター50の制御部52の指令に基づいて情報記録媒体51に記録される。
さらに、発券機14には、パスカード(不図示)を使用して当該駐車場1を利用することができるように、その前面部15にパスカードの挿入部18も設けられている。このパスカードは、例えば、この駐車場1を頻繁に使用する常連の利用者が、一月分の駐車料金を一括して支払う等、このパスカードで駐車場1の入出場、駐車料金の精算を行う場合等に利用される。
一方、出口3にも、車両のリモコンキー30からの信号を検知するための出口側センサ23が設けられている。この出口側センサ23もリモコンキー30からの信号を漏れなく検知すべく、車両が一時停止する位置を囲い込むように配置されている。この出口側センサ23により検知された信号は、この信号に関連付けられる所定情報が制御部52の指令に基づいて、駐車料金の算定等の処理に用いられる。
また、出口3には、出口ゲート20の内側において、車両が一時停止する位置の側方に、車両が出場する際に駐車料金を精算するための出口側料金精算機24が設置されている。この出口側料金精算機24は、主として駐車場1内の各フロアに設置された事前料金精算機40で駐車料金を精算せず、出口3で精算する利用者のために設けられている。出口側料金精算機24は、縦長のハウジング24aを有し、その前面部25には、駐車券55を挿入する駐車券55挿入部26と、駐車料金を投入する料金投入部27とが設けられている。また、パスカードで駐車場1を利用した利用者のために、パスカードの挿入部28も設けられている。
そして、各フロアの、例えばエレベータ7の直近などに設置された事前料金精算機40は、リモコンキー30及び駐車券55の双方を利用できるように構成されている。事前料金精算機40は、図6に示すように、ボックス状のハウジング40aの前面部41に、リモコンキー30からの信号を検知するための算定用センサ42、駐車券55を挿入する駐車券55挿入部43、及び算定された駐車料金を投入する料金投入部44を備えている。
算定用センサ42は、リモコンキー30からの信号を検知することで、その信号から対象となる車両に関する駐車情報を特定し、その車両に対応する駐車料金を算定する。同様に、駐車券55が事前料金精算機40に挿入されると、駐車券55に書き込まれている車両情報に基づいて、駐車情報が特定される。
このような、管理システムによれば、車両が駐車場1へ入場してから駐車料金を精算し、車両が駐車場1から出場するまでには以下のステップが行われる。
図7は、車両が駐車場1に入場する手順を示すフローチャートである。
駐車場1の入口2に設けられた入口ゲート10は予め閉鎖されており、この入場の各ステップは、閉鎖された入口ゲート10を開放させて、駐車場1の内部に車両を進入させるまでの手順にかかわるものである。まず、駐車場1を利用しようとする車両は、入口ゲート10の手前で一時停止する。この管理システムでは入口ゲート10を開放するために、パスカードの使用、リモコンキー30の使用、又は押しボタン16の操作のいずれかの方法を行わなければならない。
最初のステップでは、パスカードを使用するか否かの選択が行われる(S1)。パスカードを使用する場合には、入口2に設置された発券機14にパスカードを挿入する(S2)。これにより入口ゲート10が開放され(S13)、車両を駐車場1に進入させることができる(S14)。
パスカードを使用しない場合には、次にリモコンキー30を使用するか、押しボタン16を利用するのかの選択が行われる(S4)。リモコンキー30を使用する場合には、リモコンキー30をキー孔に差し込んだまま、発信機31を操作して信号を発信する(S5)。入口2には、入口ゲート10の外側において、車両が一時停止する位置に車両を取り囲むように入口側センサ13が配されているため、キー孔にリモコンキー30を差し込んだまま発信操作を行った場合でも、確実に信号を検知する(S6)。
信号が検知されると、信号の内容が各車両毎の車両場に関する所定形式のデータに変換される。そして、変換されたデータに、例えば、入場時刻等の所定情報が信号に関連付けられて、一つの駐車情報に関するデータが形成される。このデータが中央管理センター50に設けられた制御部52の指令に基づいて中央管理センター50の情報記録媒体51に記録される(S7)。即ち、情報記録媒体51では、これらの駐車情報のデータによって、駐車情報のデータファイルが形成される。
なお、リモコンキー30を使用する場合でも、駐車券55の発行を希望する利用者もいる。このような利用者のために、この管理システムではリモコンキー30を使用した場合でも、駐車券55の発行を行うか否かを選択できるようになっている(S8)。駐車券55の発行を選択した場合、所定形式に変換されたデータが駐車券55に書き込まれる。このデータの書き込まれた駐車券55が発券機14により発行される(S13)。発行された駐車券55を利用者が受け取ると、入口ゲート10が開放され(S14)、駐車場1に車両を進入させることができるようになる(S15)。一方、駐車券55の発行を希望しない場合には、入口ゲート10がそのまま開放され(S14)、車両を進入させることが可能となる(S15)。
これに対し、リモコンキー30を使用せずに入場する場合には、発券機14に設けられた押しボタンを操作する(S10)。押しボタンを押し込むと、これに伴い、その車両に割り当てられる車両情報に関すデータ発生する。このデータが駐車券55に書き込まれる(S11)。これに加えて、当該車両情報に関連付けられる、入場時間などの所定情報と共に車両情報は駐車情報を形成し、中央管理センター50に設けられた制御部52の指令により情報記録媒体51に記録される(S12)。これにより、情報記録媒体51には、駐車情報に関するファイルが形成される。
その後、車両情報の書き込まれた駐車券55が発券機14により発行される(S13)。発行された駐車券55を利用者が受け取れば、入口ゲート10が開放され(S14)、車両を駐車場1の内部に進入させることが可能となる(S15)。
次に、各フロアに設置された事前料金精算機40を利用して駐車料金を精算する場合について説明する。図8は、事前に精算する場合の手順を示すフローチャートである。
まず、利用者は精算を行うに当たり、リモコンキー30を使用するか、駐車券55を使用するかを選択する(S20)。リモコンキー30を使用する場合には、リモコンキー30に設けられたロックON・OFF用の発信機31を操作し、事前料金精算機40に向けて信号を発信させる(S21)。
リモコンキー30から信号が発信されると、事前料金精算機40に設けられた算定用センサ42が、この信号を検知する(S22)。信号を検知すると、制御部52は、情報記録媒体51を検索し、この信号の車両情報と対応する駐車情報を情報記録媒体51から選択する(S23)。そして、制御部52が選択された駐車情報に基づいてその車両の駐車料金を算定し、事前料金精算機40は、利用者にその料金を料金投入部44へ投入するように促す文字を表示したり、音声を発する(S26)。駐車情報には、その車両が入口2で行った操作に基づいて入場した時刻等が含まれているため、このデータに基づいて、駐車時間等に応じた駐車料金をきわめて容易に算定することができる。
一方、駐車券55を使用する場合には、事前料金精算機40に設けられた駐車券55の挿入部43に駐車券55を挿入する(S24)。駐車券55にはその車両に割り当てられた固有の車両情報が、発行の際に書き込まれている。制御部52は、情報記録媒体51を検索し、この車両情報に対応する駐車情報を選択する(S25)。その後、リモコンキー30の場合と同様に、選択された駐車情報に基づいて制御部52がその車両の駐車料金を算定し、利用者にその料金を料金投入部44へ投入するように促す文字を表示したり、音声を発する(S26)。利用者は、以上のようにして算定された駐車料金を事前料金精算機40に設けられた投入部に投入することで駐車料金を事前に精算する(S27)。
精算の際に、駐車券55を利用している場合には、事前料金精算機40から挿入した駐車券55が送り出され、利用者はこの駐車券55を受け取る(S28,S29)。なお、事前料金精算機40を利用して駐車料金を支払った場合には、駐車料金の支払いを済ませた時点で、料金を支払った旨が情報記録媒体51にインプットされる。以上の手順を経て、事前精算がなされる。
次に、車両を当該駐車場1から出場させる際の手順について、図9を参照しながら説明する。
出場の際には、まず、利用者がパスカードを使用して駐車場1を利用したか否かが選択される(S30)。パスカードを使用する場合には、出口3に設置された出口側料金精算機24に設けられたパスカードの挿入部28にパスカードを挿入すれば(S45)、所定の手続がこの管理システムで行われる。その後、挿入したパスカードが送り出され、利用者がこれを受け取れば、出口ゲート20が開放し(S43)、車両を駐車場1から出場させることができる(S44)。
パスカードを使用しない場合には、利用者は、リモコンキー30を使用するか、駐車券55を使用するかを選択する(S31)。リモコンキー30を使用する場合には、リモコンキー30を操作し、出口側料金精算機24に向けて信号を発信させる(S32)。リモコンキー30から信号が発信されると、出口側センサ23がこの信号を検知し(S33)、制御部52は、信号に基づいて情報記録媒体51を検索し、この信号の車両情報と対応する駐車情報を情報記録媒体51から選択する(S34)。そして、選択された駐車情報に関し、事前料金精算機40で駐車料金が支払われているか否かが判定される(S35)。
駐車料金が未払いであれば、駐車情報に基づいて、その車両に対応する駐車料金を算定し、料金の支払いを促す文字表示を行ったり、音声を発する(S36)。利用者がその駐車料金を支払うことにより精算が終了し(S37)、出口ゲート20が開放し(S43)、車両を駐車場1から出場させることができるようになる(S44)。一方、事前料金精算機40により既に駐車料金が支払われている場合には、そのまま出口ゲート20が開放し(S43)、車両を駐車場1から出場させることができる(S44)。
なお、事前料金精算機40での駐車料金の支払いは、リモコンキー30によるものと、駐車券55のいずれによる場合も含んでいる。従って、このフローチャートの流れのように、事前料金精算機40での駐車料金の支払いを駐車券55で行った場合でも出場の際にリモコンキー30により出場の手続を行える。即ち、このシステムでは、駐車券55とリモコンキー30を併用することを可能としている。
これに対し、駐車券55を利用する場合には、まず、出口3に設置された出口側料金精算機24に駐車券55を挿入する(S38)。駐車券55を挿入すると、制御部52は、駐車券55に書き込まれた車両情報に基づいて、情報記録媒体51を検索し、この車両情報に対応する駐車情報を選択する(S39)。そして、選択された駐車情報に関し、事前料金精算機40で駐車料金が支払われているか否かが判定される(S40)。この場合にも、駐車料金が未払いであれば、駐車情報に基づいて、その車両に対応する駐車料金を算定し、料金の支払いを促す文字表示を行ったり、音声を発する(S36)。
料金が、支払われると入口ゲート10が開放し(S43)、車両を駐車場1から出場させることが可能となる(S44)。なお、駐車券55を使用する場合、料金が支払われた後に、出口側料金精算機24が挿入した駐車券55を再度送り出し、利用者がこの駐車券55を受け取った後に入口ゲート10を開放するようにしても良い。
以上図7〜図9に基づき入出場の手順を説明したように、このシステムでは、入場の際にパスカードを使用して入場し、出場の際にはリモコンキーのみを使用する場合のように、パスカードとリモコンキーとを併用することをも可能としている。
〔第二実施形態〕
次に、月極の駐車場等のように、予め定められた車両のみが利用する駐車場1に関する管理システムについて説明する。この駐車場1の基本的な構造は、第一実施形態のものと同様であり、駐車場1自体の構造については、図2を参照して説明する。この駐車場1に適用される管理システムも、車両のドアロックを遠隔操作によりON・OFFさせるリモコンキー30を使用して駐車場1への入場及び駐車場1からの出場を行うものである。なお、この管理システムでは、リモコンキー30を備えていない車両でも利用できるように、パスカードを使用可能なように構成されている。駐車場1は、図2に示すように、1階部分に入口2と出口3が設けられ、入口2及び出口3には車両を一時停止させるべく、入口ゲート10,20がそれぞれ設けられている。また、入口2には、入口ゲート10の外側にパスカードを挿入する入力機60が設けられ、出口3には出口ゲート20の内側に入力機60が設けられている。なお、この駐車場1は、その各フロアに事前料金精算機はない。
図10は、この管理システムの概略を示すブロック図である。この図10に示すように、管理システムは中央管理センター50を備え、入口2における車両の入場及び出口3における車両の出場を集中管理している。中央管理センター50には、制御部52と、個々の車両に関する車両情報や、その車両の駐車情報などを記録する情報記録媒体51を備えている。また、入口2には入口側センサ13が設けられている一方で、出口3には出口側センサ23が設けられている。更にこの管理システムには、契約等の際に、車両を登録するための登録用センサ61が別途設けられている。
この登録用センサ61は、駐車場1を利用する車両のリモコンキー30の信号を読み取って、車両情報を予め記録するためのものであり、駐車場1を利用する事前に使用される。この登録用センサ61によりリモコンキー30からの信号が読み取られると、制御部52の指令により、当該信号に基づく車両情報が記録媒体に記録される。なお、登録は入口側センサ13を利用して行うようにシステム設計をしても構わない。この駐車場1は、原則として登録された車両のみが利用の対象となる。
なお、パスカードを利用する場合には、契約等の際に、各車両に割り当てられる車両情報が書き込まれる。この車両情報は、カードリーダー等により読み取られ、中央管理センター50の情報記録媒体51にも同時に記録される。
この管理システムでは、駐車場1の入出場に関し、入口2又は出口3の少なくとも一方で、リモコンキー30の信号又はパスカードに書き込まれた車両情報いずれかにより所定情報の登録された車両か否かを認証する。そして、その車両が既登録の車両であると認証された場合に限り駐車場1への入場又は駐車場1からの出場を許可するものである。
この認証の手順について図11を参照して説明する。
図11は、駐車場1に車両を入場させる手順を示すフローチャートである。
駐車場1の入口2は、未登録の車両が駐車場1に進入することがないように入口ゲート10が閉鎖されている。入口ゲート10を開放させるためには、入口2に到着した車両が既登録の車両であることを認証する必要がある。認証の方法は、パスカードを使用する場合と、リモコンキー30を使用する場合とがあり、まず、これらのいずれにより認証するのかが選択される(S50)。
パスカードを利用するには、入口ゲート10の外側に設置された入力機60にパスカードを挿入する(S51)。パスカードを挿入すると、そこに書き込まれた車両情報を読み取り、これに関連付けられる駐車情報が情報記録媒体51から選択される(S54)。選択された駐車情報に基づいて、パスカードが有効か否かが判断される(S55)。パスカードが無効となる例としては、既に期限が切れている場合、駐車料金が滞納されている場合等がある。
有効なパスカードであると判断された場合には、入口ゲート10が開放され(S56)、駐車場1内へ車両を進入させることが可能となる(S57)。一方、パスカードが無効なものと判断された場合には、入口ゲート10は開放されることなく閉鎖状態が維持され、その車両の駐車場1への進入が拒否される(S58)。
これに対し、リモコンキー30を使用する場合には、入口2でリモコンキー30の操作がなされる(S52)。リモコンキー30の操作により発信された信号は、入口側センサ13により検知される。この場合には、検知された信号に基づいて、そのリモコンキー30に対応する車両が登録されたものか否かが判断される(S53)。登録されている場合には、その車両情報に関連付けられる駐車情報が情報記録媒体51から選択される(S54)。選択された駐車情報に基づいてそのリモコンキー30に対応する車両の登録についての有効性が判断される。この場合にも、無効となる例として、期限切れ、駐車料金の滞納等がある。
有効と判断されると、入口ゲート10が開放され(S56)、駐車場1内へ車両を進入させることが可能となる(S57)。一方、そのリモコンキー30に対応する車両の登録が無効な場合には、入口ゲート10は開放されることなく閉鎖状態が維持され、その車両の駐車場1への進入が拒否される(S58)。
次に、出口3においてなされる手順について図12を参照して説明する。なお、出口側の認証は、既に入場を許可された車両を対象にするものであり、出口3では、単に出口ゲート20を開放させる手続のみがなされる。
この場合も、まずパスカードを使用するかリモコンキー30を使用するかを選択する(S60)。パスカードを使用する場合には、出口ゲート20の内側に設置された入力機60にパスカードを挿入する(S61)。これにより、出口ゲート20が開放され(S63)、車両を出場させることが可能となる(S64)。一方、リモコンキー30を使用する場合には、出口ゲート20の内側で一時停止された車両からリモコンキー30の操作がなされる(S62)。操作により発信されたリモコンキー30の信号を出口側センサ23が検知すると、制御部52が出口ゲート20を開放させる(S63)。これにより、車両を駐車場1から出場させることが可能となる(S64)。
なお、この第二実施形態にかかる駐車場1に関し、登録車両以外の車両についても当該駐車場1を利用させたいこともある。このような場合には、第一実施形態のところで説明した駐車券を入口2に設置すると共に、出口側料金精算機を出口3に設置すればよい。
以上、入口側で詳細な認証を行う場合を例に説明したが、入口2では、単に登録された車両であるか否かのみをチェックし、その登録が有効なものであるか否かの等の詳細な認証を出口側で行うようにしても構わない。この場合の手順を図13及び図14を参照して説明する。
図13は車両を駐車場1に入場させる場合の手順を示すフローチャートである。
まず、入口ゲート10前に一時停止された車両について、パスカードを使用するか、リモコンキー30を使用するかが選択される(S70)。パスカードを利用する場合、入力機60にパスカードを挿入し(S71)。そこに書き込まれた車両情報が登録されたものと一致するか否かが判断される(S73)。一方、リモコンキー30を使用する場合には、入口ゲート10の手前でリモコンキー30を操作し信号を発信させる(S72)。この信号が入口側センサ13により検知されると、これに対応する車両情報が登録されているか否かが判断される(S73)。
判断の結果、予め記録された情報と一致する場合には、入口ゲート10が開放され(S74)、駐車場1内へ車両を進入させることが可能となる(S75)。一方、一致するものが検索されない場合には、入口ゲート10は開放されることなく閉鎖状態が維持され、その車両の駐車場1への進入が拒否される(S76)。
これに対し、図14は、車両を駐車場1から出場させる手順を示すフローチャートである。
この場合もまず、パスカードまたはリモコンキー30のいずれにより認証するのかが選択される(S50)。
パスカードを利用する場合、出口ゲート20の外側に設置された入力機60にパスカードを挿入する(S81)。パスカードを挿入すると、そこに書き込まれた車両情報を読み取り、これに関連付けられる駐車情報が情報記録媒体51から選択される(S83)。次いで、選択された駐車情報に基づいて、パスカードが有効か否かが判断される(S84)。有効なパスカードであると判断された場合には、出口ゲート20が開放され(S85)、駐車場1内へ車両を出場させることが可能となる(S86)。一方、パスカードが無効なものと判断された場合には、出口ゲート20は開放されることなく閉鎖状態が維持され、その車両の駐車場1からの出場が拒否される(S87)。
これに対し、リモコンキー30を使用する場合、出口3でリモコンキー30の操作がなされ、リモコンキー30から発信された信号は出口側センサ23により検知される(S82)。検知された信号に基づいて、その車両情報に関連付けられる駐車情報が情報記録媒体51から選択される(S84)。次いで、選択された駐車情報に基づいてそのリモコンキー30に対応する車両の登録についての有効性が判断される(S84)。有効と判断されると、出口ゲート20が開放され(S85)、駐車場1から車両を出場させることが可能となる(S86)。一方、そのリモコンキー30に対応する車両の登録が無効な場合には、出口ゲート20は開放されることなく閉鎖状態が維持され、その車両の駐車場1からの出場が拒否される(S87)。この場合、例えば再登録などの手続を行えば、有効な登録を行うことができ、駐車場の利用が可能となる(S87)。
なお、この場合にも、第一実施形態のところで説明した駐車券を入口2に設置すると共に、出口側料金精算機を出口3に設置すれば、登録された車両以外の車両も当該駐車場1を利用することができる。
〔第三実施形態〕
次に本発明の第三実施形態について説明する。
この実施形態にかかる管理システムでは、車両に非接触式ICチップ74を設ける一方で、駐車場1自体には、この非接触式ICチップ74との間で信号を送受信するための送受信装置を設けたものである。
この管理システムでは、図15に示すように、駐車場1が中央管理センター50を設備えており、当該中央管理センター50は種々の制御を行う制御部52と、駐車場1を利用する車両に関する情報を記録する情報記録媒体51とを備えている。この駐車場1の入口2及び出口3には、非接触式ICチップ74との間で信号を送受信するための送受信機70,72,73と、車両の進行を規制するゲート10,20とがそれぞれ設けられている。また、出口3には駐車場1を利用した車両の駐車料金を精算するための出口側料金精算機24が設置されている。
さらに、駐車場1の各フロアには駐車料金を事前に精算するための事前料金精算機40が設置されており、この事前料金精算機40にも車両に設けられた非接触式ICチップ74との間で信号を送受信するための算定用送受信機73が設けられている。これら送受信機70,72,73、ゲート10,20、料金精算機24,40はバスを介して中央管理センター50に接続され、制御部52の指令に基づいて適宜その作動が制御される。
一方、非接触式ICチップ74は、この駐車場1を利用する各車両に配布される小型チップであり、信号を受信するためのセンサと、その車両に関する車両情報を記録するメモリとから構成されている。この非接触式ICチップ74は例えば車両のフロントガラスの内側に取り付けられたり、場合によってはエンジンキーの柄の部分に取り付けられて使用される。この管理システムではかかる非接触式ICチップ74に記録された車両情報に基づいて車両の駐車場1への入場の許可、駐車場1からの出場の許可、並びに駐車料金の算定が行われる。なお、後述するように、非接触式ICチップ74を使用して事前に駐車料金を精算することができるように、この非接触式ICチップ74を車両から自在に取り外すことができるように構成しておくとよい。
即ち、個々の車両に割り当てられる車両情報を含む信号が入口側送受信機70から非接触式ICチップ74に送信されて、これを非接触式ICチップ74が受信することで非接触式ICチップ74に車両情報が書き込まれる。車両情報は、管理システムの制御部52で実行されるプログラムにより発生される所定の規則に従った暗号データ等が使用される。また、車両情報は、中央管理センター50の情報記録媒体51に、当該車両情報に関連付けられる情報と共に記録される。車両情報に関連付けられる情報とは、例えば、車両が駐車場1に入場した時刻等、駐車料金を精算する際に必要となるデータである。
なお、この実施形態にかかる管理システムにおいても、第一実施形態のようにパスカードを用いて駐車場1への入場及び駐車場1から出場を行えるようにシステムを設計することや、駐車券を利用できるように入口2に発券機14を設け、事前料金精算機40及び出口側料金精算機24で駐車料金を精算できるようにシステム設計しても構わない。即ち、パスカード、駐車券55、非接触式ICチップ74を単独で使用する場合に加え、パスカードと非接触式ICチップ74との併用、並びに駐車券55と非接触式ICチップ74との併用を可能にしている。
このような駐車場1では具体的に以下のようにして車両が管理される。なお、この管理システムについても、車両が駐車場1に入場してから、駐車料金を精算し、車両が駐車場1から出場するまでの手順の骨格はは第一実施形態に示したものと同様である。ここでは、非接触式ICチップ74を利用した場合の特有な事項について以下に説明する。
まず、図16を参照して、車両が駐車場1に入場する際の手順を説明する。
車両は、駐車場1の入口2において、閉鎖された入口ゲート10の外側で一時停止する。入口2に設置された入口側送受信機70は、この車両に設けられた非接触式ICチップ74に対してその車両に割り当てられる車両情報を含む信号を送信する(S90)。送信された信号は、非接触式ICチップ74に設けられたセンサが受信し(S91)、信号に含まれる車両情報が非接触式ICチップ74に設けられているメモリに書き込まれる(S92)。
次いで、入口側送受信機70から確認用の信号を送信し、メモリに車両情報が書き込まれたか否かを確認する(S93)。メモリに車両情報が書き込まれていることの確認が取れた後、制御部52はゲート開放させる(S94)と共に、中央管理センター50に備える情報記録媒体51に当該車両情報、及びこの車両情報に関連付けられる駐車情報を記録させる(S95)。この情報記録媒体51に記録された車両情報及び駐車情報は、後に、駐車料金の算定及び駐車場1からの出場の制御に利用される。
なお、上述のように、入場の際には、パスカードのみを使用して駐車場1に入場することできるようにシステム設計されている。パスカードのみを使用して入場可能にシステムを設計した場合、パスカードを挿入したときは、この図16に示す手順は行われない。その一方で、パスカードと非接触式ICチップ74とを併用する用に設計した場合には、パスカードを入口で挿入すると共に、この図16に示すことが行われる。
さらに、駐車券55と非接触式ICチップ74とを併用する場合には、ステップ95の段階或いはこのステップ95の前後で、車両情報の書き込まれた駐車券55が発行される。
次に図17を参照して事前料金精算機40を使用して駐車料金を予め精算する際の手順を説明する。まず、この事前料金精算機40が備える算定用送受信機73が車両の非接触式ICチップ74との間で信号を送受信させて車両情報を読み取る(S100)。車両情報が読み取られると、情報記録媒体51に記録された駐車情報を検索し、読み取られた車両情報と一致する車両情報に関連付けられる駐車情報を選択する(S101)。
選択された駐車情報に基づき、制御部52がその車両の駐車料金を算定する(S102)。例えば、駐車料金は、車両が駐車場1を利用した時間に応じて算定される。車両が駐車場1に入場する際に情報記録媒体51には、車両が入場した時刻などの駐車情報が記録されるが、駐車時間は入場した時刻と精算する時刻との差に基づいて計算される。駐車場1の利用者はこのようにして算定された駐車料金を事前料金精算機40で精算する。なお、この事前料金精算機40を利用して駐車料金を精算すると、その事実が情報記録媒体51に記録される。
なお、非接触式ICチップ74を使用して事前料金精算機40にて駐車料金を精算する場合には、上述のように、非接触式ICチップ74を車両から自在に取り外すことができるようにしておく。また、駐車券を使用して事前に駐車料金を精算することもできる。
そして、図18は駐車場1から車両を出場させる手順を示している。
出口3では、車両は閉鎖された出口ゲート20の手前で一時停止される。出口3に設置された出口側送受信機72が、一時停止した車両に向けて信号を送信して車両に設けられた非接触式ICチップ74の車両情報を読み取る(S110)。車両情報が読み取られると、情報記録媒体51に記録された駐車情報を検索し、読み取られた車両情報と一致する車両情報に関連付けられる駐車情報を選択する(S111)。選択された駐車情報から、事前料金精算機40を使用して駐車料金が既に支払われたか否かを判定する(S112)。既に駐車料金が支払われている場合には、制御部52は出口ゲート20を開放させ車両を駐車場1から出場可能にする(S116)。
一方、駐車料金が未払いの場合には、情報記録媒体51に記録された駐車情報に基づいて制御部52はその車両の駐車料金を算定する(S113)。そして、制御部52は、出口側料金精算機24に対して音声や表示などにより、利用者に算定された駐車料金を支払うように促す(S114)。利用者が駐車料金を支払えば(S115)、制御部52が出口ゲート20を開放させ、車両を駐車場1から出場可能とする(S116)。
〔第四実施形態〕
次に月極で駐車料金を支払うなど、予め契約を交わした者だけが利用可能な駐車場に非接触式ICチップ74を利用した管理システムを適用する場合について説明する。
図19は、この管理システムの概要を示すブロック図である。この管理システムは、中央管理センター50を備えており、この中央管理センター50には、種々の制御を行う制御部52と、駐車場を利用する車両に関する情報を記録する情報記録媒体51とが設けられている。また、この駐車場の入口2及び出口3には、非接触式ICチップ74との間で信号を送受信するための送受信機70,72と、車両の進行を規制するゲート10,20とがそれぞれ設けられている。
制御部52は、入口側送受信機70並びに出口側送受信機72からの信号に基づいて情報記録媒体51に記録された駐車情報を検索すると共に、入口ゲート10の開閉、出口ゲート20の開閉をそれぞれ行っている。
一方、非接触式ICチップ74には、送受信機70,72からの信号を受信可能なセンサと、各車両に割り当てられる所定の車両情報の記録されたメモリとが設けられている。この非接触式ICチップ74は、車両のフロントガラスの内側やエンジンキーの柄の部分に取り付けられて使用される。入口2に設置された入口側送受信機70、及び出口3に設けられた出口側送受信機72は、車両に向けて信号を発信して車両に設けられた非接触式ICチップ74の車両情報を読み取っている。
なお、この実施形態にかかる非接触式ICチップ74では、予め車両情報がメモリに書き込まれており、駐車場の利用者は、車両情報の書き込まれた非接触式ICチップ74を、駐車場を利用する前に予め受け取っておく。また、当該非接触式ICチップ74に書き込まれた車両情報は、この車両情報に関連付けられる駐車情報と共に、中央管理センター50に設けられた情報記録媒体51にも記録される。
かかる管理システムでは、次のようにして駐車場1への入場、駐車場1からの出場が行われる。
図20は、駐車場に車両を入場させる手順の概略を示すフローチャートである。
入場しようとする車両は閉鎖された入口ゲート10の外側の直近で一時停止する。この一時停止した車両に向けて入口側送受信機70から信号が送信され、車両に設けられた非接触式ICチップ74の車両情報を読み取る(S120)。車両情報を読み取ると、制御部52は情報記録媒体51を検索し(S121)、これと一致する車両情報に関する駐車情報が記録されているか否かを判定する(S122)。
その結果、一致する車両情報自体が存在しない場合には、入口ゲート10は閉鎖された状態が維持され、その車両の入場が拒否される(S123)。
一方、一致する駐車情報が記録されている場合には、さらに、その登録が有効か無効かを判定する(S124)。例えば、駐車料金の滞納などがある場合にはその登録は無効と判定される。この場合、滞納分が支払われるまでその車両は駐車場を利用できない。このように無効と判定された場合にも入口ゲート10は開放されず、閉鎖状態が維持されてその車両の入場が拒否される(S123)。これに対し、有効と判定された場合には、入口ゲート10が開放され、車両を駐車場内へ進入させることが可能となる(S125)。
そして、駐車場から車両を出場させる場合には、図21のフローチャートに示す手順により行われる。この場合にも、出口ゲート20の手前で一時停止された車両に向けて出口側送受信機72から信号を送信して、車両に設けられた非接触式ICチップ74の車両情報を読み取る(S130)。読み取られた車両情報に基づき、制御部52は情報記録媒体51内を検索し(S131)、これと一致する車両情報に関する駐車情報が記録されているか否かを判定する(S132)。
その結果、一致する車両情報自体が存在しない場合には、出口ゲート20は閉鎖された状態が維持されて、その車両の出場は拒否される(S133)一方で、一致する駐車情報が記録されている場合には、出口ゲート20が開放されて車両の出場が許可される(S135)。なお、この場合にも、その登録が有効か無効かが判定され(S134)、無効と判定された場合には出口ゲート20は、閉鎖状態が維持されてその車両の入場が拒否される(S133)。
なお、この第四実施形態にかかる管理システムでは、基本的に車両の入場の際に車両が登録されているか否か、その登録が有効か否かが判定できれば、出口3でこの判定を行う必要はない。このため、出口3では車両が出口ゲート20に到達したことを確認するだけで出口ゲート20を開放するようにしても構わない。
また、この第四実施形態にかかる駐車場に関しても、契約によらず、一度限り使用するために、入口2に発券機を設ける一方で、出口3に精算機を設けても構わない。
本発明の一実施形態にかかる駐車場の管理システムの概要を示すブロック図。 図1に示す管理システムを適用させる駐車場の一例を示す平面図。 リモコン発信機を備えたキーの一例を示す斜視図。 図2に示す駐車場の入口の概要を示す斜視図。 図2に示す駐車場の出口の概要を示す斜視図。 事前料金精算機の一例を示す斜視図。 図1に示す管理システムの適用された駐車場における車両の入場手順を示すフローチャート。 図1に示す管理システムの適用された駐車場において事前に駐車料金を精算する手順を示すフローチャート。 図1に示す管理システムの適用された駐車場における車両の出場手順を示すフローチャート。 図1に示す管理システムとは別の実施形態にかかる駐車場の管理システムの概要を示すブロック図。 図10の管理システムの適用された駐車場における入場手順を示すフローチャート。 図10の管理システムの適用された駐車場における出場手順を示すフローチャート。 登録の有効性をも判断した場合の入場手順を示すフローチャート。 登録の有効性をも判断した場合の出場手順を示すフローチャート。 本発明の第三実施形態にかかる駐車場の管理システムの概要を示すブロック図。 図15に示す管理システムの適用された駐車場における車両の入場手順を示すフローチャート。 図15に示す管理システムの適用された駐車場において事前に駐車料金を精算する手順を示すフローチャート。 図15の管理システムの適用された駐車場における出場手順を示すフローチャート。 本発明の第四実施形態にかかる駐車場の管理システムの概要を示すブロック図。 図19に示す管理システムの適用された駐車場における車両の入場手順を示すフローチャート。 図19の管理システムの適用された駐車場における出場手順を示すフローチャート。
符号の説明
1 駐車場
2 入口
3 出口
10 入口ゲート
13 入口側センサ
14 発券機
20 出口ゲート
23 出口側センサ
24 出口側料金精算機
27 料金投入部
30 リモコンキー
31 発信機
32 キー
40 事前料金精算機
42 算定用センサ
44 料金投入部
50 中央管理センター
51 情報記録媒体
52 制御部
55 駐車券
60 入力機
61 登録用センサ
70 入口側送受信機
72 出口側送受信機
73 算定用送受信機
74 非接触式ICチップ

Claims (20)

  1. 車両の駐車場への入場及び駐車場からの出場を自動的に制御するための駐車場の管理システムにおいて、
    その車両を特定する車両情報を保有する情報保有手段と、
    駐車場の入口に設けられ、前記情報保有手段との間で前記車両情報を含む所定信号を送受信する入口側信号送受信手段と、
    前記駐車場の入口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場への入場を許可する入口ゲートと、
    前記入口側信号送受信手段の処理に基づいて前記管理システムを適宜制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、前記情報保有手段と前記入口側信号送受信手段との間で前記所定信号が送受信されたことに基づいて前記入口ゲートを開放することを特徴とする駐車場の管理システム。
  2. 前記車両情報及びこの車両情報に関連付けられる駐車情報を記録可能な情報記録媒体を備え、
    前記制御手段は、前記情報保有手段と前記入口側信号送受信手段との間で送受信される前記所定信号から前記車両情報を取り出し、
    前記制御手段は取り出された前記車両情報及びこの車両情報に関連付けられる駐車情報を前記情報記録媒体に記録させることを特徴とする請求項1に記載の駐車場の管理システム。
  3. 前記情報保有手段は、その車両に固有の前記車両情報を保有し、その車両のドアロックを遠隔操作によりON・OFFさせるリモコン発信手段であり、
    前記入口側信号送受信手段は、このリモコン発信手段から発信された前記所定信号を検知する入口側センサであり、
    前記制御手段は、前記入口側センサが検知した前記情報発信手段の前記所定信号から前記車両情報を取り出すことに伴って前記ゲートを開放すると共に、この車両情報を前記情報記録媒体に記録させることを特徴とする請求項2に記載の駐車場の管理システム。
  4. 前記駐車場の出口に設けられ、前記リモコン発信手段から発信されるその車両の車両情報を含む所定信号を検知する出口側センサと、
    前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、
    前記情報記録媒体内の車両情報に基づいて所定の判定を行う情報判定手段とを備え、
    前記情報判定手段は出口側センサにより検知された前記所定信号に含まれる車両情報が、前記情報記録媒体に記録された車両情報と一致するか否かを判定し、
    前記情報判定手段がこれら二つの車両情報が一致すると判定した際に、前記制御手段は前記出口ゲートを開放することを特徴とする請求項3に記載の駐車場の管理システム。
  5. 前記リモコン発信手段が保有する前記車両情報を予め読み込んで前記情報記録媒体にその車両情報を記録せしめる事前入力手段と、
    前記情報記録媒体内の車両情報に基づいて所定の判定を行う情報判定手段とを備え、
    前記情報判定手段は前記入口側センサにより検知された前記所定信号に含まれる車両情報が、前記事前入力手段により前記情報記録媒体に予め記録された車両情報と一致するか否かを判定し、
    前記情報判定手段がこれら二つの車両情報が一致すると判定した際に、前記制御手段は前記入口ゲートを開放することを特徴とする請求項3に記載の駐車場の管理システム。
  6. 前記駐車場の出口に設けられ、前記リモコン発信手段から発信されるその車両の車両情報を含む所定信号を検知する出口側センサと、
    前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、
    前記情報判定手段が、前記出口側センサにより検知される前記所定信号に含まれる車両情報が、前記事前入力手段により前記情報記録媒体に予め記録された車両情報と一致するか否かを判定し、
    前記情報判定手段がこれら二つの車両情報が一致すると判定した際に、前記制御手段は前記出口ゲートを開放することを特徴とする請求項5に記載の駐車場の管理システム。
  7. 駐車料金算定の際に使用され、前記リモコン発信手段から発信されるその車両の車両情報を含む所定信号を検知する算定用センサと、
    前記算定用センサが検知した信号に含まれる車両情報と一致する車両情報及びこれに関連付けられる駐車情報を前記情報記録媒体から選択する情報選択手段と、
    その車両の駐車料金を前記情報選択手段により選択された前記車両情報及びこの車両情報に関連付けられる前記駐車情報に基づいて算定する料金算定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の駐車場の管理システム。
  8. 前記料金算定手段により算定された金額を出場の事前段階で受け付ける事前料金受付手段と、
    前記駐車場の出口に設けられ、前記リモコン発信手段が発信するその車両の車両情報を含む所定信号を検知する出口側センサと、
    前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、
    前記情報記録媒体内の車両情報に基づいて所定の判定を行う情報判定手段とを備え、
    前記情報判定手段は、前記出口側センサにより検知された信号に含まれる車両情報が、前記情報記録媒体に記録された車両情報と一致するか否かを判断することにより、既に前記事前料金受付手段により駐車料金が支払われたか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記情報判定手段が、駐車料金が既に支払われたと判定した場合に前記出口ゲートを開放することを特徴とする請求項7に記載の駐車場の管理システム。
  9. さらに、前記出口には、前記料金算定手段により算定された料金を出場の際に受け付ける出口側料金受付手段が設けられ、
    前記情報判定手段が前記事前料金受付手段により料金が支払われていないと判定し、かつ、前記出口側料金受付手段により料金が支払われたと判定した際に、前記制御手段が前記出口のゲートを開放することを特徴とする請求項7に記載の駐車場の管理システム。
  10. 前記入口側信号送受信手段は、その車両に固有の車両情報を含む信号を発信する一方で、
    前記情報保有手段は、各車両に設けられ、前記入口側信号送受信装置から送信される信号を受信する受信センサと、この受信した信号から取り出される前記車両情報を記録する車両情報記録手段とを備えた非接触式ICチップであり、
    前記制御手段は、前記入口側信号送受信手段が前記車両情報を含む信号を発信することに伴って前記ゲートを開放すると共に、この車両情報を前記情報記録媒体に記録させることを特徴とする請求項2に記載の駐車場の管理システム。
  11. 前記駐車場の出口に設けられ、前記非接触式ICチップとの間で信号を送受信することで前記非接触式ICチップが保有する車両情報を読み取り可能な出口側信号送受信手段と、
    前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、
    前記情報記録媒体内の車両情報に基づいて所定の判定を行う情報判定手段とを備え、
    前記情報判定手段は出口側信号送受信手段により読み取られた前記所定信号に含まれる車両情報が、前記情報記録媒体に記録された車両情報と一致するか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記情報判定手段がこれら二つの車両情報が一致すると判定した際に前記出口ゲートを開放することを特徴とする請求項10に記載の駐車場の管理システム。
  12. 前記非接触式ICチップが保有する前記車両情報を予め読み込んで前記情報記録媒体にその車両情報を記録せしめる事前入力手段と、
    前記情報記録媒体内の車両情報に基づいて所定の判定を行う情報判定手段とを備え、
    前記情報判定手段は前記入口側信号送受信手段が読み取った前記所定信号に含まれる車両情報が、前記事前入力手段により前記情報記録媒体に予め記録された車両情報と一致するか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記情報判定手段がこれら二つの車両情報が一致すると判定した際に前記入口ゲートを開放することを特徴とする請求項10に記載の駐車場の管理システム。
  13. 前記駐車場の出口に設けられ、前記非接触式ICチップとの間で信号を送受信することで前記非接触式ICチップが保有する車両情報を読み取り可能な出口側信号送受信手段と、
    前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、
    前記情報判定手段が、前記出口側信号送受信手段により読み取られた前記所定信号に含まれる車両情報が、前記事前入力手段により前記情報記録媒体に予め記録された車両情報と一致するか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記情報判定手段がこれら二つの車両情報が一致すると判定した際に前記出口ゲートを開放することを特徴とする請求項12に記載の駐車場の管理システム。
  14. 駐車料金算定の際に使用され、前記非接触式ICチップとの間で信号を送受信することで前記非接触式ICチップが保有する車両情報を読み取り可能な算定用信号送受信手段と、
    前記算定用信号送受信手段が読み取った信号に含まれる車両情報と一致する車両情報及びこれに関連付けられる駐車情報を前記情報記録媒体から選択する情報選択手段と、
    その車両の駐車料金を前記情報選択手段により選択された前記車両情報及びこの車両情報に関連付けられる前記駐車情報に基づいて算定する料金算定手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項10に記載の駐車場の管理システム。
  15. 前記料金算定手段により算定された金額を出場の事前段階で受け付ける事前料金受付手段と、
    前記駐車場の出口に設けられ、前記非接触式ICチップとの間で信号を送受信することで前記非接触式ICチップが保有する車両情報を読み取り可能な出口側信号送受信手段と、
    前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートとを備え、
    前記情報記録媒体内の車両情報に基づいて所定の判定を行う情報判定手段とを備え、
    前記情報判定手段は、前記出口側信号送受信手段により送受信された信号に含まれる車両情報が、前記情報記録媒体に記録された車両情報と一致するか否かを判断することにより、既に前記事前料金受付手段により駐車料金が支払われたか否かを判定し、
    前記制御手段は、前記情報判定手段が、駐車料金が既に支払われたと判定した場合に前記出口のゲートを開放することを特徴とする請求項14に記載の駐車場の管理システム。
  16. さらに、前記出口には、前記料金算定手段により算定された料金を出場の際に受け付ける出口側料金受付手段が設けられ、
    前記情報判定手段が前記事前料金受付手段により料金が支払われていないと判定し、かつ、前記出口側料金受付手段により料金が支払われたと判定した際に、前記制御手段が前記出口のゲートを開放することを特徴とする請求項15に記載の駐車場の管理システム。
  17. 前記情報保有手段とは別個に設けられ、事前に前記車両情報の記録された第二情報保有手段と、前記情報保有手段との間で信号を送受信して車両情報を読み取る精算用読取手段とを備え、
    前記制御手段は、前記情報保有手段及び/又は前記第二情報保有手段から前記車両情報を取り出し、前記制御手段は取り出された前記車両情報及びこの車両情報に関連付けられる駐車情報を前記情報記録媒体に記録させ、
    前記情報記録媒体に記録された前記車両情報及び前記駐車情報と、前記精算用読取手段により読み取られた車両情報とによって、その車両の駐車料金の算定を行う料金算定手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の駐車場の管理システム。
  18. 前記駐車場の出口に設けられた、前記情報保有手段との間で車両情報を含む所定信号を送受信する出口側信号送受信手段と、
    前記第二情報保有手段の情報を読み取る出口側第二情報読取手段と、
    前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートと、を備え、
    前記制御手段は、前記出口側第二情報読取手段により車両情報が読み取られた場合、又は、前記出口側信号送受信手段により受信された信号に基づく車両情報に基づいて既に駐車料金が支払い済みと判断した場合のいずれかに前記出口ゲートを開放することを特徴とする請求項17に記載の駐車場の管理システム。
  19. 前記情報保有手段とは別個に設けられた第三情報保有手段と、前記情報保有手段並びに前記第三情報保有手段の車両情報を読み取る精算用読取手段とを備え、
    前記制御手段は、前記情報保有手段又は前記第二情報保有手段から前記車両情報を取り出し、取り出された前記車両情報及びこの車両情報に関連付けられる駐車情報を前記情報記録媒体に記録させると共に、前記車両情報を前記第三情報保有手段に書き込み、
    前記情報記録媒体に記録された前記車両情報及び前記駐車情報と、前記精算用読取手段により読み取られた前記情報保有手段又は前記第三情報保有手段の情報とに基づいて、その車両の駐車料金を算定する料金算定手段を備えていることを特徴とする請求項2に記載の駐車場の管理システム。
  20. 前記駐車場の出口に設けられた、前記情報保有手段との間で車両情報を含む所定信号を送受信する出口側信号送受信手段と、
    前記第三情報保有手段の情報を読み取る出口側第三情報読取手段と、
    前記駐車場の出口に設置され、一定条件の下に車両の駐車場からの出場を許可する出口ゲートと、を備え、
    前記制御手段は、前記出口側第三情報読取手段により車両情報が読み取られた場合、又は、前記出口側信号送受信手段により受信された信号に基づく車両情報のいずれかの車両情報に基づいて既に駐車料金が支払い済みと判断した場合に前記出口ゲートを開放することを特徴とする請求項19に記載の駐車場の管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010015302A (ja) * 2008-07-02 2010-01-21 Park 24 Co Ltd 顧客対応支援システムおよびコンピュータプログラム
JP2019191805A (ja) * 2018-04-23 2019-10-31 日本システムバンク株式会社 ビーコンカードを使った簡易駐車場管理システム

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