JP2021075108A - 運転支援方法及び運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】他車両が自車線上で停止する可能性を判定して他車両回避のための自車両の車線変更を支援する。【解決手段】運転支援方法では、自車両1が走行する自車線2の両側方の一方及び他方である第1側方及び第2側方のうち第1側方に隣接する隣接車線3から自車線2へ車線変更した他車両である車線変更車両4の有無を検出し、自車線2と隣接車線3の混雑度合を算出し、隣接車線2の混雑度合よりも自車線3の混雑度合が高く自車両2の前方に車線変更車両4が存在する場合に、車線変更車両4が自車線2上で停止するか否かを予測し、車線変更車両4が自車線2上で停止すると予測した場合に自車両1が隣接車線3へ車線変更する運転を支援する。【選択図】図2

Description

本発明は、運転支援方法及び運転支援装置に関する。
特許文献1には、道路が複数の車線に分岐する箇所である分岐部の上流における渋滞末尾位置を算出し、渋滞末尾位置に基づいて、車線の変更を推奨する区間である車線変更推奨区間を算出し、車線変更推奨区間に基づいて、対象車両の安全運転の支援処理を実行する安全運転支援システムが記載されている。
国際公開第2017/187882号パンフレット
特許文献1に記載の安全運転支援システムでは、例えば、自車線に隣接する分岐車線内に渋滞末尾が収まっていても、分岐車線へ進入しようとして自車両の前方に車線変更した他車両が分岐車線に入りきらずに自車線上で停止した場合には、他車両回避のために自車両を車線変更させる運転支援が遅れるおそれがある。
本発明は、他車両が自車線上で停止する可能性を判定して他車両回避のための自車両の車線変更を支援することを目的とする。
本発明の一態様による運転支援方法では、自車両が走行する自車線の両側方の一方及び他方である第1側方及び第2側方のうち第1側方に隣接する隣接車線から自車線へ車線変更した他車両である車線変更車両の有無を検出し、自車線と隣接車線の混雑度合を算出し、隣接車線の混雑度合よりも自車線の混雑度合が高く自車両の前方に車線変更車両が存在する場合に、車線変更車両が自車線上で停止するか否かを予測し、車線変更車両が自車線上で停止すると予測した場合に自車両が隣接車線へ車線変更する運転を支援する。
本発明によれば、他車両が自車線上で停止する可能性を判定して他車両回避のための自車両の車線変更を支援することができる。
第1実施形態の運転支援装置の概略構成例を示す図である。 第1実施形態の運転支援方法の概略説明図である。 第1実施形態のコントローラの機能構成例を示すブロック図である。 第1実施形態の運転支援方法が適用される場面の第1例の説明図である。 第1実施形態の運転支援方法が適用される場面の第2例の説明図である。 第1実施形態の運転支援方法が適用される場面の第3例の説明図である。 第1実施形態の運転支援方法の一例の全体フローチャートである。 停止状態予測処理の一例のフローチャートである。 停止位置予測処理の一例のフローチャートである。 第1実施形態の運転支援方法の第1変形例が適用される場面の第1例の説明図である。 第1実施形態の運転支援方法の第1変形例が適用される場面の第2例の説明図である。 停止位置予測処理の変形例のフローチャートである。 第1実施形態の運転支援方法の第2変形例が適用される場面の一例の説明図である。 第1実施形態の運転支援方法の第3変形例が適用される場面の一例の説明図である。 第2実施形態のコントローラの機能構成例を示すブロック図である。 第2実施形態の運転支援方法が適用される場面の一例の説明図である。 第2実施形態の運転支援方法の一例の全体フローチャートである。 復帰推定処理の一例のフローチャートである。 第2実施形態の運転支援方法の変形例が適用される場面の一例の説明図である。 復帰推定処理の変形例のフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。各図面は模式的なものであり、現実のものとは異なる場合が含まれる。以下に示す実施形態は、本発明の技術的思想を具体化するための装置や方法を例示するものであって、本発明の技術的思想は、下記の実施形態に例示した装置や方法に特定するものでない。本発明の技術的思想は、特許請求の範囲に記載された技術的範囲内において、種々の変更を加えることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
(第1実施形態)
(構成)
自車両1は、自車両1の運転を支援する運転支援装置10を備える。運転支援装置10は、自車両1の現在位置である自己位置を検出し、検出した自己位置に基づいて自車両1の運転を支援する。
例えば、運転支援装置10は、検出した自己位置と周囲の走行環境とに基づいて、運転者が関与せずに自車両1を自動で運転する自律走行制御を行うことによって運転を支援する。また例えば、運転支援装置10は、推定した自己位置と周囲の走行環境に基づいて、自車両1の操舵制御又は加減速のみを制御することによって運転を支援してもよい。
また例えば運転支援装置10は、運転者による自車両1の運転を支援してもよい。運転支援装置10は、推定した自己位置と周囲の走行環境に基づいて、運転者に操舵操作や減速操作を促すメッセージを出力することにより、運転者による運転を支援してよい。
運転支援装置10は、物体センサ11と、車両センサ12と、測位装置13と、地図データベース14と、通信装置15と、ナビゲーションシステム16と、コントローラ17と、アクチュエータ18と、出力装置19を備える。図面において地図データベースを「地図DB」と表記する。
物体センサ11は、自車両1の周囲の物体を検出する複数の異なる種類のセンサを備える。
例えば物体センサ11は、自車両1に搭載されたカメラを備える。カメラは、自車両1の前方の所定の画角範囲(撮影範囲)の画像を撮影し、撮像画像をコントローラ17へ出力する。
また物体センサ11は、レーザレーダやミリ波レーダ、LIDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)などの測距センサを備えてもよい。
車両センサ12は、自車両1に搭載され、自車両1から得られる様々な情報(車両信号)を検出する。車両センサ12には、例えば、自車両1の走行速度(車速)を検出する車速センサ、自車両1が備える各タイヤの回転速度を検出する車輪速センサ、自車両1の3軸方向の加速度(減速度を含む)を検出する3軸加速度センサ(Gセンサ)、操舵角(転舵角を含む)を検出する操舵角センサ、自車両1に生じる角速度を検出するジャイロセンサ、ヨーレートを検出するヨーレートセンサ、自車両のアクセル開度を検出するアクセルセンサと、運転者によるブレーキ操作量を検出するブレーキセンサが含まれる。
測位装置13は、全地球型測位システム(GNSS)受信機を備え、複数の航法衛星から電波を受信して自車両1の現在位置を測定する。GNSS受信機は、例えば地球測位システム(GPS)受信機等であってよい。測位装置13は、例えば慣性航法装置であってもよい。
地図データベース14は、自動運転用の地図情報として好適な高精度地図データ(以下、単に「高精度地図」という。)を記憶してよい。高精度地図は、ナビゲーション用の地図データ(以下、単に「ナビ地図」という。)よりも高精度の地図データである。
高精度地図が有する道路の情報は、道路単位の情報よりも詳細な車線単位の情報を含む。以下、高精度地図データに含まれる車線単位の情報を「車線情報」と表記することがある。
例えば、高精度地図は、車線情報として、車線基準線(例えば車線内の中央の線)上の基準点を示す車線ノードの情報と、車線ノード間の車線の区間態様を示す車線リンクの情報を含む。
車線ノードの情報は、その車線ノードの識別番号、位置座標、接続される車線リンク数、接続される車線リンクの識別番号を含む。車線リンクの情報は、その車線リンクの識別番号、車線の種類、車線の幅員、車線区分線の種類、車線の形状、車線の勾配、車線区分線の形状を含む。
高精度地図は更に、車線上又はその近傍に存在する停止線、標識、建物、電柱、縁石、横断歩道等の地物の種類及び位置座標と、地物の位置座標に対応する車線ノードの識別番号及び車線リンクの識別番号等の地物の情報を含む。
通信装置15は、自車両1の外部の通信装置との間で無線通信を行う。通信装置15による通信方式は、例えば公衆携帯電話網による無線通信や、車車間通信、路車間通信、又は衛星通信であってよい。
ナビゲーションシステム16は、測位装置13により自車両1の現在位置を認識し、その現在位置における地図情報を地図データベース14から取得する。ナビゲーションシステム16は、乗員が入力した目的地までの走行経路を設定し、この走行経路に従って乗員に経路案内を行う。
またナビゲーションシステム16は、設定した走行経路の情報をコントローラ17へ出力する。自律走行制御を行う際に、コントローラ17は、ナビゲーションシステム16が設定した走行経路に沿って走行するように自車両1を自動で運転する。
コントローラ17は、自車両1の運転支援制御を行う電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)である。コントローラ17は、プロセッサ21と、記憶装置22等の周辺部品とを含む。プロセッサ21は、例えばCPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro-Processing Unit)であってよい。
記憶装置22は、半導体記憶装置や、磁気記憶装置、光学記憶装置等を備えてよい。記憶装置22は、レジスタ、キャッシュメモリ、主記憶装置として使用されるROM(Read Only Memory)及びRAM(Random Access Memory)等のメモリを含んでよい。
以下に説明するコントローラ17の機能は、例えばプロセッサ21が、記憶装置22に格納されたコンピュータプログラムを実行することにより実現される。
なお、コントローラ17を、以下に説明する各情報処理を実行するための専用のハードウエアにより形成してもよい。
例えば、コントローラ17は、汎用の半導体集積回路中に設定される機能的な論理回路を備えてもよい。例えばコントローラ17はフィールド・プログラマブル・ゲート・アレイ(FPGA:Field-Programmable Gate Array)等のプログラマブル・ロジック・デバイス(PLD:Programmable Logic Device)等を有していてもよい。
アクチュエータ18は、コントローラ17からの制御信号に応じて、自車両1の操舵機構、アクセル開度及びブレーキ装置を操作して、自車両1の車両挙動を発生させる。アクチュエータ18は、ステアリングアクチュエータと、アクセル開度アクチュエータと、ブレーキ制御アクチュエータを備える。ステアリングアクチュエータは、自車両1の操舵機構の操舵方向及び操舵量を制御する。
アクセル開度アクチュエータは、自車両1のアクセル開度を制御する。ブレーキ制御アクチュエータは、自車両1のブレーキ装置による制動量を制御する。
出力装置19は、運転支援装置10が運転者に対して運転支援のために提示する情報(例えば、操舵操作や減速操作を促すメッセージ)を出力する。出力装置19は、例えば、視覚情報を出力する表示装置、ランプ若しくはメータ、又は音声情報を出力するスピーカを備えてよい。
次に図2を参照して、コントローラ17による自車両1の運転支援制御の概要を説明する。
いま、自車線2の両側方の一方及び他方である第1側方及び第2側方のうち、第1側方には自車線2に隣接する隣接車線3が存在し、第2側方には前方の交差点における右折のための分岐車線(右折車線)5が存在する場面を想定する。以下、自車線2の第2側方に存在する分岐車線5を「側方通路」と表記することがある。
側方通路は、前方の交差点における左折のための分岐車線(左折車線)であってもよく、自車両1の前方において自車線2と交差する交差道路であってもよく、自車両1の前方の駐車場の入口であってもよい。
コントローラ17は、隣接車線3から自車線2へ車線変更した他車両4の有無を検出する。以下、このような他車両4を「車線変更車両」と表記する。
自車両1の前方において車線変更車両4の存在を検出した場合、コントローラ17は、自車線2と隣接車線3の混雑度合を算出する。
隣接車線3の混雑度合よりも自車線2の混雑度合が高い場合(すなわち隣接車線3よりも混雑している自車線2へと車線変更車両4が車線変更した場合)には、この車線変更車両4は、自車線2を経由して側方通路5へ進入しようとしていると予測できる。
このためコントローラ17は、車線変更車両4が側方通路5へ進入すると仮定した場合の車線変更車両4の停止位置6を推定する。コントローラ17は、車線変更車両4が自車線2上で停止するか否かを判定する。例えばコントローラ17は、図2に示すように推定停止位置6が自車線2にはみ出している場合に、車線変更車両4が自車線2上で停止すると判定する。
車線変更車両4が自車線2上で停止すると予測した場合に、コントローラ17は、自車両1が隣接車線3へ車線変更する運転を支援する。一方で、車線変更車両4が自車線2上で停止しないと予測した場合に、コントローラ17は、自車両1が自車線2の走行を続ける運転を支援する。
これにより、自車両1の前方の車線変更車両4が自車線2上で停止しうるかを予測するので、早期に自車両1の車線変更を決定することができる。
以下、コントローラ17の機能を詳しく説明する。図3を参照する。コントローラ17は、自己位置推定部30と、物体検出部31と、車線変更判断部32と、混雑度合算出部33と、停止予測部34と、自車両経路生成部35と、車両制御部36を備える。
自己位置推定部30は、地図データベース14に記憶されている地図上における、自車両1が現在走行している自己位置を推定して、自車両1の周囲の車線や道路(例えば、自車線2、隣接車線3及び側方通路5)の位置情報(以下「車線情報」と表記することがある)を、地図データベース14から取得する。
自己位置推定部30は、例えば測位装置13の測位結果や、車両センサ12によるオドメトリ、物体センサ11による自車両1の周囲の物標の検出結果に基づいて、自車両1の自己位置を推定する。
なお、自己位置推定部30は、自車両1に対する自車両1の周囲の車線情報を取得できればよく、物体センサ11が備える車線認識カメラなどを用いて車線情報を取得してもよい。
物体検出部31は、物体センサ11により自車両1の周囲の物体を検出し、その位置、姿勢(車軸)、速度、大きさを取得する。物体検出部31は、検出した物体が車両であるか否かを判定する。例えば物体検出部31は、検出した物体の位置が道路上であり、物体の大きさが、車両の大きさとして想定される所定範囲内である場合に、検出した物体を車両と判定する。
車線変更判断部32は、自己位置推定部30が取得した車線情報と、物体検出部31が取得した車両の情報に基づいて、車両が隣接車線3から自車線2へ車線変更したか否かを判定する。これにより車線変更判断部32は、自車両1の前方の車線変更車両4の有無を検出する。例えば車線変更判断部32は、物体検出部31で取得した過去の車両の位置と現在の車両の位置から、車両が車線を変更したことを判断する。また例えば、車線変更判断部32は、車両の位置と姿勢(車軸)及び速度から車両が車線変更中であることを判断してもよい。
混雑度合算出部33は、自車線2及び隣接車線3上の車両の状態、または車両間の関係をもとに、自車線2及び隣接車線3の混雑度合を算出して、隣接車線3の混雑度合よりも自車線2の混雑度合の方が高いか否かを判定する。
例えば混雑度合算出部33は、車線を走行する車両の速度が遅いほど高くなるように混雑度合を算出してよい。また例えば混雑度合算出部33は、所定長の区間内に存在する車両台数が多いほど高くなるように混雑度合を算出してよい。また例えば混雑度合算出部33は、車両間隔が狭いほど高くなるように混雑度合を算出してよい。
停止予測部34は、隣接車線3の混雑度合よりも自車線2の混雑度合が高いか否かを判定する。隣接車線3の混雑度合よりも自車線2の混雑度合が高い場合に、停止予測部34は、隣接車線3から自車線2へ車線変更した車線変更車両4が自車線2上で停止するかを予測する。
具体的には、停止予測部34は、車線変更車両4の大きさ(長さ及び幅)を取得する。例えば停止予測部34は、物体検出部31が取得した物体情報に基づいて車線変更車両4の大きさを所得してよい。停止予測部34は、物体センサ11が備えるカメラにより撮影した車線変更車両4の撮像画像の画像認識に基づいて、車線変更車両4の車種を判定して、車線変更車両4の大きさを推定してもよい。
次に停止予測部34は、側方通路に存在する車両のうち自車両1に最も近い最後尾車両の位置を検出する。最後尾車両は、特許請求の範囲に記載した「第2他車両」の一例である。
図4は、側方通路が、右折のための分岐車線(右折車線)5である場合の例を示す。分岐車線5には、他車両7a、7b及び7cが存在する。停止予測部34は、これら他車両7a〜7cの位置を物体検出部31から取得する。停止予測部34は、通信装置15による車車間通信や路車間通信を介して他車両7a〜7cの位置情報を取得してもよい。
これによって停止予測部34は、他車両7a〜7cのうち自車両1に最も近い最後尾車両7cの車両位置を取得する。
図5は、側方通路が、自車線2と交差する交差道路40である場合の例を示す。駐車場の入口が側方通路である場合も同様である。交差道路40には他車両41a及び41bが存在する。停止予測部34は、これら他車両41a及び41bの位置を物体検出部31から取得する。停止予測部34は、通信装置15による車車間通信や路車間通信を介して他車両41a及び41bの位置情報を取得してもよい。
これによって停止予測部34は、他車両41a及び41bのうち自車両1に最も近い最後尾車両41bの車両位置を取得する。
図4を参照する。停止予測部34は、最後尾車両7cの後方の位置(すなわち、最後尾車両7cに隣接し且つ側方通路である分岐車線5の進行方向後方の位置)6に、車線変更車両4が停止すると予測する。すなわち、最後尾車両7cの後方の位置に車線変更車両4の推定停止位置6を配置する。このとき、停止予測部34は、最後尾車両7cと車線変更車両4との車間距離が一般的な車間距離となり、車線変更車両4が分岐車線5に沿うように(すなわち分岐車線5の車線区分線5aや5bに沿うように)推定停止位置6を配置する。
図5を参照する。停止予測部34は、最後尾車両41bの後方の位置(すなわち、最後尾車両41bに隣接し且つ側方通路である交差道路40の進行方向後方の位置)42に、車線変更車両4が停止すると予測する。すなわち、最後尾車両41bの後方の位置に車線変更車両4の推定停止位置42を配置する。このとき、停止予測部34は、最後尾車両41bと車線変更車両4との車間距離が一般的な車間距離となり、車線変更車両4が交差道路40に沿うように推定停止位置42を配置する。
停止予測部34は、推定停止位置6、42に停止した車線変更車両4が自車線2上へのはみ出すはみ出し量dを予測する。停止予測部34は、はみ出し量dが閾値Dt以上であるか否かを判定する。はみ出し量dが閾値Dt以上である場合に、停止予測部34は車線変更車両4が自車線2上で停止すると予測する。はみ出し量dが閾値Dt未満である場合に、停止予測部34は車線変更車両4が自車線2上で停止しないと予測する。
はみ出し量の閾値Dtとしては、自車線2の車線幅と自車両1の大きさ(車幅)の差として、はみ出し量dを考慮しても自車両1が自車線2内で車線変更車両4を回避できるか否かを目安としてもよい。
図6を参照する。最後尾車両7cよりも自車両1から遠い場所に、車線変更車両4が分岐車線5に進入可能な範囲である進入可能範囲43が存在することがある。このような場合には、最後尾車両7cの位置よりも車線変更車両4の位置の方が自車両1から遠くても、車線変更車両4は進入可能範囲43に進入する可能性がある。
このため、停止予測部34は、最後尾車両7cの位置よりも車線変更車両4の位置の方が自車両1から遠い場合には、分岐車線5上に車線変更車両4が進入可能な進入可能範囲43が存在するか否かを判定する。また、停止予測部34は、物体検出部31から車線変更車両4の速度を取得する。
進入可能範囲43が存在し、かつ車線変更車両4の速度が閾値Vt未満の場合に、停止予測部34は、車線変更車両4が分岐車線5上の進入可能範囲43へ進入すると予測して、進入可能範囲43が存在する他車両7a及び7bの間に車線変更車両4の推定停止位置44を配置する。このとき例えば停止予測部34は、車線変更車両4の位置、姿勢、速度に基づいて、進入可能範囲43へ進入する車線変更車両4の走行軌道を予測する。停止予測部34は、進入可能範囲43の前後の他車両7a及び7bと最後尾車両7cと車線変更車両4との車間距離が一般的な車間距離となり、予測した走行軌道に車線変更車両4が沿うように推定停止位置44を配置する。
停止予測部34は、推定停止位置44に停止した車線変更車両4が自車線2上へのはみ出すはみ出し量dを予測する。停止予測部34は、はみ出し量dが閾値Dt以上であるか否かを判定する。はみ出し量dが閾値Dt以上である場合に、停止予測部34は車線変更車両4が自車線2上で停止すると予測する。
はみ出し量dが閾値Dt未満である場合に、停止予測部34は車線変更車両4が自車線2上で停止しないと予測する。
一方で、進入可能範囲43が存在しない場合又は車線変更車両4の速度が閾値Vt以上の場合には、停止予測部34は、車線変更車両4が分岐車線5に進入せず、車線変更車両4が自車線2上で停止しないと予測する。
自車両経路生成部35は、車線変更車両4が自車線2上で停止すると停止予測部34が予測した場合、ナビゲーションシステム16によって設定された走行経路に基づいて、現在地点における自車両1の予定進行方向を判定する。例えば自車両経路生成部35は、自車両1の前方の交差点における直進、左折又は右折のいずれかを予定進行方向として判定してよい。また例えば、自車両経路生成部35は、自車両1の前方の分岐において自車両1が進む分岐方向を予定進行方向として判定してよい。
自車両経路生成部35は、隣接車線3の通行区分の進行方向として、自車両1の予定進行方向と異なる方向が指定されているか否かを判定する。すなわち自車両経路生成部35は、隣接車線3へ車線変更した自車両1が、ナビゲーションシステム16によって設定された目的の進行方向に進めるか否かを判定する。隣接車線3の通行区分の進行方向と自車両1の予定進行方向と異なる場合は、自車両1は目的の進行方向に進めないことになる。
また、自車両経路生成部35は、隣接車線3上に駐車車両や工事現場のような障害物が存在するか否かを判定する。
自車両1の予定進行方向と異なる方向が隣接車線3の通行区分の進行方向が指定されておらず、隣接車線3上に障害物が存在しない場合、自車両経路生成部35は、自車両1が隣接車線3へ車線変更するための目標走行軌道と目標速度プロファイルを生成する。なお、コントローラは、自車両1が隣接車線3へ車線変更することを促すメッセージを出力装置19から出力してもよい。
一方で、車線変更車両4が自車線2上で停止しないと停止予測部34が予測した場合、自車両1の予定進行方向と異なる方向が隣接車線3の通行区分の進行方向が指定されている場合、又は、隣接車線3上に障害物が存在する場合、自車両経路生成部35は、自車両1が自車線2上での走行を続ける目標走行軌道と目標速度プロファイルを生成する。なお、コントローラは、自車両1が自車線2上での走行を続けることを促すメッセージを出力装置19から出力してもよい。隣接車線3の混雑度合よりも自車線2の混雑度合が高くない場合や、車線変更車両4が存在しない場合も同様である。
車両制御部36は、自車両経路生成部35が生成した目標速度プロファイルに従う速度で自車両1が目標走行軌道を走行するようにアクチュエータ18を駆動することにより、自車両1が目標走行軌道に沿って自動で走行するように自車両1の操舵機構の操舵方向及び操舵速度を制御する。また目標速度プロファイルに従って自車両1のアクセル開度又はブレーキ装置の制動量を制御する。
図4を参照する。自車線2や分岐車線5に対する交通信号機8の信号現示の情報が得られる場合、交通信号機8の信号現示に応じて、停止予測部34による車線変更車両4の停止状態の予測を行うか否かを決定してよい。
例えば、自車線2に対する信号現示が停止信号である場合には、自車両1が隣接車線3へ車線変更しても進行できない。このため停止予測部34は、車線変更車両4が自車線2上で停止するか否かの判定処理を実施しなくてよい。この場合に、自車両経路生成部35は、自車両1が自車線2上での走行を続ける目標走行軌道と目標速度プロファイルを生成する。
また例えば、分岐車線5に対する信号現示が進行信号である場合には、分岐車線上の他車両7a〜7cが移動することにより、車線変更車両4が自車線2上で停止しなくなる。このため、停止予測部34は、車線変更車両4が自車線2上で停止するか否かの判定処理を実施しなくてよい。この場合に、自車両経路生成部35は、自車両1が自車線2上での走行を続ける目標走行軌道と目標速度プロファイルを生成する。
一方で、分岐車線5に対する信号現示が停止信号である場合には、分岐車線5上の先頭車両7aは、交通信号機8に対して設けられた停止線位置9に基づいて停止し、先頭車両7aの後方に後続車両7b及び7cが続いて停止する。このため、分岐車線5上で他車両7a〜7cが移動している場合には、停止予測部34は、停止線位置9に基づいてこれら他車両7a〜7cの停止位置を推定する。
そして停止予測部34は、最後尾車両7cの停止位置に基づいて車線変更車両4の推定停止位置6を配置する。停止予測部34は、推定停止位置6に停止した車線変更車両4が自車線2上へのはみ出すはみ出し量dを予測する。
はみ出し量dが閾値Dt以上である場合に、停止予測部34は車線変更車両4が自車線2上で停止すると予測する。はみ出し量dが閾値Dt未満である場合に、停止予測部34は車線変更車両4が自車線2上で停止しないと予測する。
(動作)
次に、図7〜図9を参照して、第1実施形態の運転支援方法の一例を説明する。図7は、第1実施形態の運転支援方法の一例の全体フローチャートである。
ステップS1において自己位置推定部30は、自車両1が現在走行している自己位置の地図上の位置を推定して、自車両1の周囲の車線や道路の車線情報を取得する。
ステップS2において物体検出部31は、物体センサ11により自車両1の周囲の物体を検出し、その位置、姿勢(車軸)、速度、大きさを取得する。物体検出部31は、検出した物体が車両であるか否かを判定する。
ステップS3において混雑度合算出部33は、自車線2及び隣接車線3上の車両の状態、または車両間の関係をもとに、自車線2及び隣接車線3の混雑度合を算出する。
ステップS4において停止予測部34は、隣接車線3の混雑度合よりも自車線2の混雑度合が高いか否かを判定する。隣接車線3の混雑度合よりも自車線2の混雑度合が高い場合(ステップS4:Y)に処理はステップS5に進む。隣接車線3の混雑度合よりも自車線2の混雑度合が高くない場合(ステップS4:N)に処理はステップS11に進む。
ステップS5において車線変更判断部32は、隣接車線3から自車線2へ車線変更する車線変更車両4の有無を検出する。
車線変更車両4が存在する場合(ステップS5:Y)に処理はステップS6に進む。車線変更車両4が存在しない場合(ステップS5:N)に処理はステップS11に進む。
ステップS6において停止予測部34は、停止状態予測処理を実行する。停止状態予測処理において停止予測部34は、車線変更車両4が自車線2上で停止するかを予測する。停止状態予測処理については後述する。
車線変更車両4が自車線2上で停止する可能性がある場合(ステップS7:Y)に処理はステップS8に進む。車線変更車両4が自車線2上で停止する可能性がない場合(ステップS7:N)に処理はステップS11に進む。
ステップS8において自車両経路生成部35は、隣接車線3の通行区分の進行方向として、自車両1の予定進行方向と異なる方向が指定されているか否かを判定する。自車両1の予定進行方向と異なる方向が隣接車線3の通行区分の進行方向が指定されている場合(ステップS8:Y)に処理はステップS11に進む。
自車両1の予定進行方向と異なる方向が隣接車線3の通行区分の進行方向が指定されていない場合(ステップS8:N)に処理はステップS9に進む。
ステップS9において自車両経路生成部35は、隣接車線3上に障害物が存在するか否かを判定する。隣接車線3上に障害物が存在する場合(ステップS9:Y)に処理はステップS11に進む。隣接車線3上に障害物が存在しない場合(ステップS9:N)に処理はステップS10に進む。
ステップS10において自車両経路生成部35は、自車両1が隣接車線3へ車線変更するための目標走行軌道と目標速度プロファイルを生成する。車両制御部36は、目標走行軌道と目標速度プロファイルに従って、自車両1が隣接車線3へ車線変更するように自車両1の走行を制御する。その後に処理は終了する。
ステップS11において自車両経路生成部35は、自車両1が自車線2上での走行を続ける目標走行軌道と目標速度プロファイルを生成する。車両制御部36は、目標走行軌道と目標速度プロファイルに従って、自車両1が自車線2上での走行を続けるように自車両1の走行を制御する。その後に処理は終了する。
図8は、停止状態予測処理の一例のフローチャートである。
ステップS20において停止予測部34は、車線変更車両4の大きさを取得する。
ステップS21において停止予測部34は、側方通路(例えば分岐車線5、交差道路40、駐車場の入口)に存在する車両のうち自車両1に最も近い最後尾車両の位置を検出する。
ステップS22において停止予測部34は、停止位置予測処理を実行する。停止位置予測処理において停止予測部34は、側方通路に進入しようとする車線変更車両4が停止する推定停止位置を予測する。停止位置予測処理については後述する。
ステップS23において停止予測部34は、予測した推定停止位置に停止した車線変更車両4が自車線2にはみ出すはみ出し量dが閾値Dt以上であるか否かを判定する。はみ出し量dが閾値Dt以上である場合(ステップS23:Y)に処理はステップS24へ進む。
はみ出し量dが閾値Dt以上でない場合(ステップS23:N)に処理はステップS25に進む。
ステップS24において停止予測部34は、車線変更車両4が自車線2上で停止すると予測する。その後に停止状態予測処理は終了する。ステップS25において停止予測部34は、車線変更車両4が自車線2上で停止しないと予測する。その後に停止状態予測処理は終了する。
図9は、停止位置予測処理の一例のフローチャートである。
ステップS30において停止予測部34は、最後尾車両の位置よりも車線変更車両4の位置の方が自車両1から遠いか否かを判定する。最後尾車両の位置よりも車線変更車両4の位置の方が自車両1から遠い場合に(ステップS30:Y)に処理はステップS31に進む。最後尾車両の位置よりも車線変更車両4の位置の方が自車両1から遠くない場合(ステップS30:N)に処理はステップS34に進む。
ステップS31において停止予測部34は、側方通路である分岐車線5上に車線変更車両4が進入可能な進入可能範囲43が存在するか否かを判定する。進入可能範囲43が存在する場合(ステップS31:Y)に処理はステップS32に進む。進入可能範囲43が存在しない場合(ステップS31:N)に処理は図9のステップS25に進んで、停止位置予測処理が終了する。側方通路が交差道路40や駐車場の入口である場合も、処理は図9のステップS25に進んで、停止位置予測処理が終了する。この場合に停止予測部34は、車線変更車両4が自車線2上で停止しないと予測する。
ステップS32において停止予測部34は、車線変更車両4の速度が閾値Vt未満か否かを判定する。車線変更車両4の速度が閾値Vt未満である場合(ステップS32:Y)に処理はステップS33に進む。車線変更車両4の速度が閾値Vt未満でない場合(ステップS32:N)に処理は図9のステップS25に進んで、停止位置予測処理が終了する。この場合に停止予測部34は、車線変更車両4が自車線2上で停止しないと予測する。
ステップS33において停止予測部34は、進入可能範囲43が存在する分岐車線5上の他車両の車間の推定停止位置を、車線変更車両4の停止位置として予測する。その後に、停止位置予測処理を終了する。
ステップS34において停止予測部34は、最後尾車両の後方の推定停止位置を、車線変更車両4の停止位置として予測する。その後に、停止位置予測処理を終了する。
(第1変形例)
図10を参照する。いま側方通路が、自車両1の前方で自車線2と交差する交差道路40である場合を想定する。側方通路が、自車両1の前方の駐車場の入口である場合も同様である。本例では、自車線2と、交差道路45との間に自車線2の対向車線46が存在する。
ここで、交差道路40上の他車両47a及び47bのうち最後尾車両47bの後方位置(すなわち最後尾車両47bに隣接し交差道路45の進行方向後方の位置)が対向車線46上にあり、車線変更車両4が交差道路45に進入できない。このような場合には、車線変更車両4は、交差点の中で停止して対向車両の通行を妨げないように自車線2の停止線位置で停止することが予測される。
図11を参照する。対向車線46を多数の対向車両が走行する場合も同様に、参照符号6で示す自車線2上の位置で、右折待ちをすることが予測される。
このため停止予測部34は、図10に示すように最後尾車両47bの後方位置が対向車線46にはみ出し、車線変更車両4が交差道路45に進入できない場合や、図11に示すように多数の対向車両が存在する場合には、停止予測部34は、車線変更車両4の推定停止位置6を、最後尾車両の後方の位置(すなわち、最後尾車両に隣接し交差道路45の進行方向後方の位置)から、自車線2上の位置へ補正する。
図12を参照して変形例1における停止位置予測処理を説明する。
ステップS40において停止予測部34は、側方通路が交差道路45や駐車場入口であるか否かを判定する。側方通路が交差道路45や駐車場入口である場合(ステップS40:Y)に処理はステップS41へ進む。側方通路が交差道路45や駐車場入口でない場合(ステップS40:N)に処理はステップS44へ進む。
ステップS41において停止予測部34は、自車両1の第2側方、すなわち自車両1と側方通路との間に対向車線46が存在するか否かを判定する。対向車線46が存在する場合(ステップS41:Y)に処理はステップS42へ進む。対向車線46が存在しない場合(ステップS41:N)に処理はステップS44へ進む。
ステップS42において停止予測部34は、最後尾車両47bの後方位置が対向車線46上にあるか、又は多数の対向車両が存在するか否かを判定する。
最後尾車両47bの後方位置が対向車線46上にあるか、又は多数の対向車両が存在する場合(ステップS42:Y)に処理はステップS43へ進む。最後尾車両47bの後方位置が対向車線46上にない場合や、多数の対向車両が存在しない場合(ステップS42:N)に処理はステップS44へ進む。
ステップS43において停止予測部34は、自車線2上の位置を車線変更車両4の推定停止位置として予測する。その後に停止位置予測処理を終了する。
ステップS44において停止予測部34は、最後尾車両47bの後方の位置を車線変更車両4の推定停止位置として予測する。その後に停止位置予測処理を終了する。
(第2変形例)
図13を参照する。いま複数の車線変更車両4a及び4bが存在する場合を想定する。
この場合に停止予測部34は、先頭の車線変更車両4aが最後尾車両47bの後方の位置に停止し、後続の車線変更車両4bが、車線変更車両4a及び4b同士が所定間隔sを空けるように停止するように、車線変更車両4a及び4bの推定停止位置6a及び6bを配置する。停止予測部34は、推定停止位置6bに停止した車線変更車両4bが自車線2にはみ出すはみ出し量を算出し、はみ出し量が閾値Dt以上であるか否かを判定する。
(第3変形例)
図14を参照する。側方通路(図14の例では分岐車線5)に存在する他車両7a及び7bが動いている場合を想定する。この場合に停止予測部34は、車線変更車両4が側方通路に到達するまでの時間を推定し、推定した時間に基づいて、車線変更車両4が側方通路に到達した時点における他車両7a及び7bの位置48a及び48bを推定する。停止予測部34は、最後尾車両47bの推定位置48bの後方の位置に、車線変更車両4の推定停止位置6を配置する。
停止予測部34は、推定停止位置6に停止した車線変更車両4が自車線2にはみ出すはみ出し量を算出し、はみ出し量が閾値Dt以上であるか否かを判定する。
複数の他車両7a及び7bの位置48a及び48bを推定する際には、複数車両からなる車列では後続車両が先行車両に連なることを前提として、最後尾車両47bよりも前方に最後尾車両47bよりも低速の車両が存在する場合には、後続車両が先行車両に衝突しないように、先頭車両7aの位置及び速度を基準として各車両の位置を推定する。
(第1実施形態の効果)
(1)車線変更判断部32は、自車両1が走行する自車線2の両側方の一方及び他方である第1側方及び第2側方のうち第1側方に隣接する隣接車線3から自車線2へ車線変更した他車両である車線変更車両4の有無を検出する。混雑度合算出部33は、自車線2と隣接車線3の混雑度合を算出する。停止予測部34は、隣接車線3の混雑度合よりも自車線2の混雑度合が高く、かつ自車両1の前方に車線変更車両4が存在する場合に、車線変更車両4が自車線2上で停止するか否かを予測する。自車両経路生成部35と車両制御部36は、車線変更車両4が自車線2上で停止すると予測した場合に自車両1が隣接車線3へ車線変更する運転を支援する。
自車線2の第1側方に隣接する隣接車線3よりも混雑している自車線2へと車線変更車両4が車線変更した場合には、車線変更車両4は、自車線2を経由して第2側方へと進もうとしていると予測できる。自車線2の第2側方側へ進行するために車線変更車両4が自車線2上で停止しうるか否かを予測することにより、自車両1の車線変更の要否を早急に決定できる。
(2)自車両経路生成部35は、自車両1の予定進行方向と異なる方向が隣接車線3の通行区分の進行方向として指定されているか否かを判定してよい。自車両経路生成部35と車両制御部36は、予定進行方向と異なる方向が隣接車線3の通行区分の進行方向として指定されていない場合に自車両1が隣接車線3へ車線変更する運転を支援し、予定進行方向と異なる方向が隣接車線3の通行区分の進行方向として指定されている場合に自車線2の走行を続ける運転を支援してよい。
これにより、隣接車線3に車線変更すると自車両1が目的の進行方向に進むことができなくなる場合には、隣接車線3への車線変更が抑制されるため、無駄な車線変更を抑制することができる。
(3)自車両経路生成部35は、隣接車線3上の障害物の有無を判定してよい。自車両経路生成部35と車両制御部36は、隣接車線3上に障害物が存在しない場合に自車両1が隣接車線3へ車線変更する運転を支援し、隣接車線3上に障害物が存在する場合に自車線2の走行を続ける運転を支援してよい。
これにより、隣接車線3に障害物が存在する場合には、隣接車線3への車線変更が抑制されるため、無駄な車線変更を抑制することができる。
(4)自車線2に対する交通信号機の信号現示が停止信号である場合に、停止予測部34は、車線変更車両4が自車線2上で停止するか否かを予測しなくてもよい。この場合に、自車両経路生成部35と車両制御部36は、自車両1が自車線2の走行を続ける運転を支援してよい。
自車線2に対する信号現示が停止信号である場合には、自車両1が車線変更しても進行できない。この場合には自車線2を走行し続けることで、無駄な車線変更を抑制できる。
(5)停止予測部34は、自車線2の第2側方に存在する、右折若しくは左折車線を含む分岐車線、交差道路又は駐車場の入口のいずれかである側方通路へ、車線変更車両4が進入できるか否かに基づいて、車線変更車両4が自車線2上で停止するか否かを予測してよい。
これにより、側方通路へ進入できるか否かに基づいて車線変更車両4が自車線2上で停止しうるかを予測するので、早期に自車両1の車線変更を決定することができる。
(6)停止予測部34は、側方通路に存在する車両のうち自車両1に最も近い車両である最後尾車両(第2他車両)の位置を検出し、車線変更車両4が最後尾車両に隣接して側方通路の進行方向後方に停止した場合に、車線変更車両4が自車線2へはみ出るはみ出し量を算出し、はみ出し量が閾値以上である場合に車線変更車両4が自車線2上で停止すると予測してよい。
これにより、車線変更車両4が物理的に側方通路へ進入できるかを予測するので、将来的に自車線2上にはみ出して停止しうるか否かを予測することができる。
(7)複数の車線変更車両4が存在する場合、停止予測部34は、複数の車線変更車両4が所定間隔を空けて停車した場合におけるはみ出し量を算出してよい。
これにより、複数の車線変更車両4を考慮して自車線2上で車線変更車両4が停止するか予測することができる。
(8)側方通路に存在する車両が動いている場合、停止予測部34は、車線変更車両4が側方通路に到達するまでの時間を推定し、車線変更車両4が側方通路に到達した時刻における最後尾車両の位置を推定してはみ出し量を算出してよい。
これにより、側方通路を移動中の車両に基づいて最後尾車両の位置を予測することができ、車線変更車両4が自車線2上で停止するかを予測することができる。
(9)分岐車線に対する交通信号機の信号現示が進行信号である場合に、停止予測部34は、車線変更車両4が自車線2上で停止するか否かを予測しなくてもよい。この場合に、自車両経路生成部35と車両制御部36は、自車両1が自車線2の走行を続ける運転を支援してよい。
分岐車線に対する信号現示が進行信号が出ている際には、分岐車線上の車両が移動するので、車線変更車両4は自車線2上で停止しなくなる。この場合には自車線2を走行し続けることで、無駄な車線変更を抑制できる。
(10)分岐車線に対する交通信号機の信号現示が停止信号である場合に、停止予測部34は、交通信号機の停止線位置に基づいて分岐車線に存在する車両の停止位置を推定して、最後尾車両の停止位置に基づいてはみ出し量を算出する。
分岐車線に対する信号現示が停止信号である際には、分岐車線上の先頭車両が停止線位置に基づいて停止してその車両の後方に後続車が続く。停止線位置に基づいて分岐車線に存在する車両の停止位置を推定することにより、分岐車線上の移動中の車両を配置して、車線変更車両4が自車線2上で停止するか否かを予測することができる。
(11)分岐車線に存在する車両のうち自車両1に最も近い車両である最後尾車両の位置よりも車線変更車両4の位置の方が自車両1から遠く、分岐車線上に車線変更車両4が進入可能な範囲が存在する場合、停止予測部34は、進入可能な範囲に車線変更車両4が進入した場合に車線変更車両4が自車線2にはみ出るはみ出し量を算出し、はみ出し量が閾値以上である場合に、車線変更車両4が自車線2上で停止すると予測してよい。
これにより、車線変更車両4が、分岐車線上の車両と車両の間に割り込む場合であっても、車線変更車両4が自車線2上で停止するか予測することができる。
(12)側方通路である交差道路又は駐車場の入口と自車線2との間に自車線2の対向車線が存在し、側方通路で停止する他車両により車線変更車両4が側方通路に進入できない場合に、停止予測部34は、車線変更車両4が自車線2上で停止すると予測してよい。
これにより、車線変更車両4が側方通路に進入できない場合に、自車線2上で停止するか否かを予測することができる。
(13)側方通路である交差道路又は駐車場の入口と自車線2との間に自車線2の対向車線が存在し、対向車線を走行する対向車両が存在する場合に、停止予測部34は、車線変更車両4が自車線2上で停止すると予測してよい。
これにより、車線変更車両4が側方通路に進入できない場合に、自車線2上で停止するか否かを予測することができる。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態を説明する。車線変更車両4が自車線2上で停止すると予測された場合、仮に自車両1が一時的に隣接車線3へ車線変更したとしても、その後に自車線へ復帰することができれば、ナビゲーションシステム16によって設定された目的の走行経路を逸脱することなく、自車両1の運転を継続することができる。一方で、隣接車線3へ車線変更した後に自車線2に復帰することができなければ、目的の走行経路を逸脱するおそれがある。
そこで、第2実施形態の運転支援装置10は、自車両1が隣接車線3へ車線変更した場合に自車線2へ復帰できるか否かを推定する。自車線2へ復帰できると推定した場合に自車両1が隣接車線3へ車線変更する運転を支援し、自車線2へ復帰できないと推定した場合に自車線2の走行を続ける運転を支援する。
図15を参照する。第2実施形態のコントローラ17は、図3を参照して説明した第1実施形態のコントローラ17と同様の構成を有しており、同様の機能については重複説明を省略する。コントローラ17は、復帰推定部37を備える。
図16を参照する。復帰推定部37は、車線変更車両4の速度に基づいて、車線変更車両4が側方通路(図16の例では分岐車線5)に到達して推定停止位置6で停止するまでの停止時間を推定する。
復帰推定部37は、車線変更車両4が隣接車線3から自車線2へ車線変更した時点の速度及び減速度に基づいて停止時間を推定してよい。または復帰推定部37は、車線変更車両4が隣接車線3から自車線2へ車線変更した時点の速度と所定の減速度に基づいて、停止時間を推定してよい。
復帰推定部37は、推定した車線変更車両4の停止時間と、自車両1の前方を走行する自車線2上の先行車両50の速度に基づいて、車線変更車両4の停止時間における先行車両50の移動距離を算出して、移動後の先行車両50の位置51を算出する。
復帰推定部37は、推定停止位置6に停止した車線変更車両4と、位置51へ移動した先行車両50との距離Lを推定し、距離Lが閾値Lt以上であるか否かを判定する。距離Lが閾値Lt以上である場合に復帰推定部37は、車線変更車両4の前方には十分な空間があり、自車両1が隣接車線3へ車線変更した後に自車線2へ復帰できると推定する。
一方で、距離Lが閾値Lt未満の場合には、自車両1は自車線2へ復帰できないと推定する。
なお、閾値Ltは例えば自車両1の車長としてよい。車線変更車両4が自車線2上で停止したと予測した際に、前方に自車両1の大きさ分の空間があるかどうかを推定したいためである。
自車両経路生成部35は、第1実施形態にて自車両1を隣接車線3へ車線変更する条件(すなわち、車線変更車両4が自車線2上で停止する、自車両1の予定進行方向と異なる方向が隣接車線3の通行区分の進行方向が指定されていない、隣接車線3に障害物が存在しない)に加えて、自車両1が隣接車線3へ車線変更した後に自車線2へ復帰できる場合に、自車両経路生成部35は、自車両1が隣接車線3へ車線変更するための目標走行軌道と目標速度プロファイルを生成する。なお、コントローラは、自車両1が隣接車線3へ車線変更することを促すメッセージを出力装置19から出力してもよい。
一方で、自車両1が隣接車線3へ車線変更した後に自車線2へ復帰できない場合に、自車両経路生成部35は、自車両1が自車線2上での走行を続ける目標走行軌道と目標速度プロファイルを生成する。なお、コントローラは、自車両1が自車線2上での走行を続けることを促すメッセージを出力装置19から出力してもよい。
(動作)
次に、図17及び図18を参照して、第2実施形態の運転支援方法の一例を説明する。図17は、第2実施形態の運転支援方法の一例の全体フローチャートである。
ステップS50〜S55の処理は、図7を参照して説明したステップS1〜S6の処理と同様である。
ステップS56において復帰推定部37は、復帰推定処理を行う。復帰推定処理において復帰推定部37は、自車両1が隣接車線3へ車線変更した後に自車線2へ復帰できるか否かを推定する。復帰推定処理については後述する。
ステップS57において自車両経路生成部35は、車線変更車両4が自車線2上で停止するか否かを判定する。車線変更車両4が自車線2上で停止する可能性がある場合(ステップS57:Y)に処理はステップS58に進む。車線変更車両4が自車線2上で停止する可能性がない場合(ステップS57:N)に処理はステップS62に進む。
ステップS58において自車両経路生成部35は、自車両1が隣接車線3へ車線変更した後に自車線2へ復帰できるか否かを判定する。自車線2へ復帰できる場合(ステップS58:Y)に処理はステップS59へ進む。自車線2へ復帰できない場合(ステップS58:N)に処理はステップS62へ進む。
ステップS59〜S62の処理は、図7を参照して説明したステップS8〜S11の処理と同様である。
図18は、復帰推定処理の一例のフローチャートである。
ステップS70において復帰推定部37は、車線変更車両4が側方通路に到達して推定停止位置6で停止するまでの停止時間を推定する。
ステップS71において復帰推定部37は、車線変更車両4の停止時間における先行車両50の移動距離を算出して、車線変更車両4の推定停止位置6と、移動後の先行車両50の位置51との間の距離Lを算出する。
ステップS72において復帰推定部37は、距離Lが閾値Lt以上であるか否かを判定する。距離Lが閾値Lt以上である場合(ステップS72:Y)に処理はステップS73へ進む。距離Lが閾値Lt以上でない場合(ステップS72:N)に処理はステップS74へ進む。
ステップS73において復帰推定部37は、自車両1が隣接車線3へ車線変更した後に自車線2へ復帰できると判定する。その後に復帰推定処理は終了する。
ステップS74において復帰推定部37は、自車両1が隣接車線3へ車線変更した後に自車線2へ復帰できないと判定する。その後に復帰推定処理は終了する。
(変形例)
図19を参照する。復帰推定部37は、自車両1の前方において自車線2上から隣接車線3へ車線変更した車両52が存在する場合に、車線変更車両4の前方には十分な空間があり、自車両1が隣接車線3へ車線変更した後に自車線2へ復帰できると推定してよい。
また、復帰推定部37は、自車両1の前方、特に側方通路(図19の例では分岐車線5)の最後尾車両7bよりも自車両1から遠い位置に存在する車両53が、隣接車線3から自車線2へ車線を変更し、車両53の速度が所定値以上の場合に、車線変更車両4の前方には十分な空間があり、自車両1が隣接車線3へ車線変更した後に自車線2へ復帰できると推定してもよい。
図20は、復帰推定処理の変形例のフローチャートである。
ステップS80において復帰推定部37は、自車両1の前方において自車線2上から隣接車線3へ車線変更した車両が存在するか否かを判定する。車線変更した車両が存在する場合に(ステップS80:Y)に処理はステップS83へ進む。車線変更した車両が存在しない場合に(ステップS80:N)に処理はステップS81へ進む。
ステップS81において復帰推定部37は、側方通路の最後尾車両よりも自車両から遠くに位置し、かつ隣接車線から自車線へ車線変更した車両が存在するか否かを判定する。車線変更した車両が存在する場合に(ステップS81:Y)に処理はステップS82へ進む。車線変更した車両が存在しない場合に(ステップS81:N)に処理は図18のステップS70へ進む。
ステップS82において復帰推定部37は、隣接車線から自車線へ車線変更した車両の速度が所定値以上であるか否かを判定する。速度が所定値以上である場合に(ステップS82:Y)に処理はステップS83へ進む。速度が所定値以上でない場合に(ステップS82:N)に処理は図18のステップS70へ進む。
ステップS83において復帰推定部37は、自車両1が隣接車線3へ車線変更した後に自車線2へ復帰できると判定する。その後に復帰推定処理は終了する。
(第2実施形態の効果)
(1)復帰推定部37は、自車両1が隣接車線3へ車線変更した場合に自車線2へ復帰できるか否かを推定する。自車両経路生成部35と車両制御部36は、自車線2へ復帰できると推定した場合に自車両1が隣接車線3へ車線変更する運転を支援し、自車線2へ復帰できないと推定した場合に自車線2の走行を続ける運転を支援する。
これにより、ナビゲーションシステム16によって設定された目的の走行経路を逸脱することなく、自車両1の運転を継続することができる。
(2)復帰推定部37は、自車両1の前方を走行する自車線2上の車両の速度に基づいて、自車両1が隣接車線3へ車線変更した場合に自車線2へ復帰できるか否かを推定してよい。
これにより、自車両1の前方を走行する自車線2上の車両の速度に基づいて、自車両1が自車線2へ復帰する空間が存在するかを判定できる。
(3)復帰推定部37は、自車両1の前方において自車線2から他車線へ車線変更する車両の有無、又は自車両1の前方において他車線から自車線2へ車線変更する車両の走行速度に基づいて、自車両1が隣接車線3へ車線変更した場合に自車線2へ復帰できるか否かを推定してよい。
これにより、自車線2から他車線へ車線変更する車両が存在すれば、自車両1が自車線2へ復帰する空間が存在することを判定できる。また、他車線から自車線2へ車線変更する車両が十分速ければ、自車線2が空いており、自車両1が自車線2へ復帰する空間が存在することを判定できる。
1…自車両、2…自車線、3…隣接車線、4…車線変更車両、5、40、45…側方通路、10…運転支援装置、11…物体センサ、12…車両センサ、13…測位装置、14…地図データベース、15…通信装置、16…ナビゲーションシステム、17…コントローラ、18…アクチュエータ、19…出力装置、21…プロセッサ、22…記憶装置、30…自己位置推定部、31…物体検出部、32…車線変更判断部、33…混雑度合算出部、34…停止予測部、35…自車両経路生成部、36…車両制御部、37…復帰推定部

Claims (17)

  1. 自車両が走行する自車線の両側方の一方及び他方である第1側方及び第2側方のうち前記第1側方に隣接する隣接車線から前記自車線へ車線変更した他車両である車線変更車両の有無を検出し、
    前記自車線と前記隣接車線の混雑度合を算出し、
    前記隣接車線の混雑度合よりも前記自車線の混雑度合が高く、かつ前記自車両の前方に前記車線変更車両が存在する場合に、前記車線変更車両が前記自車線上で停止するか否かを予測し、
    前記車線変更車両が前記自車線上で停止すると予測した場合に前記自車両が前記隣接車線へ車線変更する運転を支援する、
    ことを特徴とする運転支援方法。
  2. 前記自車両の予定進行方向と異なる方向が前記隣接車線の通行区分の進行方向として指定されているか否かを判定し、
    前記予定進行方向と異なる方向が前記隣接車線の通行区分の進行方向として指定されていない場合に前記自車両が前記隣接車線へ車線変更する運転を支援し、前記予定進行方向と異なる方向が前記隣接車線の通行区分の進行方向として指定されている場合に前記自車線の走行を続ける運転を支援する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の運転支援方法。
  3. 前記隣接車線上の障害物の有無を検出し、
    前記隣接車線上に障害物が存在しない場合に前記自車両が前記隣接車線へ車線変更する運転を支援し、前記隣接車線上に障害物が存在する場合に前記自車線の走行を続ける運転を支援する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の運転支援方法。
  4. 前記自車両が前記隣接車線へ車線変更した場合に前記自車線へ復帰できるか否かを推定し、
    前記自車線へ復帰できると推定した場合に前記自車両が前記隣接車線へ車線変更する運転を支援し、前記自車線へ復帰できないと推定した場合に前記自車線の走行を続ける運転を支援する、
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか一項に記載の運転支援方法。
  5. 前記自車両の前方を走行する前記自車線上の車両の速度に基づいて、前記自車両が前記隣接車線へ車線変更した場合に前記自車線へ復帰できるか否かを推定することを特徴とする請求項4に記載の運転支援方法。
  6. 前記自車両の前方において前記自車線から他車線へ車線変更する車両の有無、又は前記自車両の前方において他車線から前記自車線へ車線変更する車両の走行速度に基づいて、前記自車両が前記隣接車線へ車線変更した場合に前記自車線へ復帰できるか否かを推定することを特徴とする請求項4又は5に記載の運転支援方法。
  7. 前記自車線に対する交通信号機の信号現示が停止信号である場合に、前記車線変更車両が前記自車線上で停止するか否かを予測せずに、前記自車両が前記自車線の走行を続ける運転を支援することを特徴とする請求項1〜6のいずれか一項に記載の運転支援方法。
  8. 前記自車線の前記第2側方に存在する、右折若しくは左折車線を含む分岐車線、交差道路又は駐車場の入口のいずれかである側方通路へ、前記車線変更車両が進入できるか否かに基づいて、前記車線変更車両が前記自車線上で停止するか否かを予測することを特徴とする請求項1〜7のいずれか一項に記載の運転支援方法。
  9. 前記側方通路に存在する車両のうち前記自車両に最も近い車両である第2他車両の位置を検出し、
    前記車線変更車両が前記第2他車両に隣接して前記側方通路の進行方向後方に停止した場合に、前記車線変更車両が前記自車線へはみ出るはみ出し量を算出し、前記はみ出し量が閾値以上である場合に前記車線変更車両が前記自車線上で停止すると予測する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の運転支援方法。
  10. 複数の前記車線変更車両が存在する場合、前記複数の車線変更車両が所定間隔を空けて停車した場合における前記はみ出し量を算出することを特徴とする請求項9に記載の運転支援方法。
  11. 前記側方通路に存在する車両が動いている場合、前記車線変更車両が前記側方通路に到達するまでの時間を推定し、前記車線変更車両が前記側方通路に到達した時刻における第2他車両の位置を推定して前記はみ出し量を算出する、ことを特徴とする請求項9又は10に記載の運転支援方法。
  12. 前記分岐車線に対する交通信号機の信号現示が進行信号である場合に、前記車線変更車両が前記自車線上で停止するか否かを予測せずに、前記自車両が前記自車線の走行を続ける運転を支援することを特徴とする請求項8〜11のいずれか一項に記載の運転支援方法。
  13. 前記分岐車線に対する交通信号機の信号現示が停止信号である場合に、前記交通信号機の停止線位置に基づいて前記分岐車線に存在する車両の停止位置を推定して、前記はみ出し量を算出することを特徴とする請求項9〜12のいずれか一項に記載の運転支援方法。
  14. 前記分岐車線に存在する車両のうち前記自車両に最も近い車両である第2他車両の位置よりも前記車線変更車両の位置の方が前記自車両から遠く、前記分岐車線上に前記車線変更車両が進入可能な範囲が存在する場合、前記進入可能な範囲に前記車線変更車両が進入した場合に前記車線変更車両が前記自車線にはみ出るはみ出し量を算出し、前記はみ出し量が閾値以上である場合に、前記車線変更車両が前記自車線上で停止すると予測することを特徴とする請求項8〜13のいずれか一項に記載の運転支援方法。
  15. 前記側方通路である交差道路又は駐車場の入口と前記自車線との間に前記自車線の対向車線が存在し、前記側方通路で停止する他車両により前記車線変更車両が前記側方通路に進入できない場合に、前記車線変更車両が前記自車線上で停止すると予測することを特徴とする請求項8〜14のいずれか一項に記載の運転支援方法。
  16. 前記側方通路である交差道路又は駐車場の入口と前記自車線との間に前記自車線の対向車線が存在し、前記対向車線を走行する対向車両が存在する場合に、前記車線変更車両が前記自車線上で停止すると予測することを特徴とする請求項8〜15のいずれか一項に記載の運転支援方法。
  17. 自車両の周囲の物体を検出する物体センサと、
    前記物体検出センサによって、前記自車両が走行する自車線の両側方の一方及び他方である第1側方及び第2側方のうち前記第1側方に隣接する隣接車線から前記自車線へ車線変更した他車両である車線変更車両の有無を検出し、前記自車線と前記隣接車線の混雑度合を算出し、前記隣接車線の混雑度合よりも前記自車線の混雑度合が高く、かつ前記自車両の前方に前記車線変更車両が存在する場合に、前記車線変更車両が前記自車線上で停止するか否かを予測し、前記車線変更車両が前記自車線上で停止すると予測した場合に前記自車両が前記隣接車線へ車線変更する運転を支援するコントローラと、
    を備えることを特徴とする運転支援装置。
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