JP2021074690A - 脱酸素剤包装体、および食品包装体 - Google Patents

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Abstract

【課題】食品包装等に用いる脱酸素剤包装体に関して、包装体の外層への食品由来の粉体付着防止機能を有し、かつ優れた酸素吸収能力を有すること。【解決手段】脱酸素剤と、脱酸素剤を収納する包材とからなる脱酸素剤包装体であって、前記包材は、熱可塑性樹脂を含む内層、接着層、紙または不織布を含む中間層、接着層、熱可塑性樹脂を含む外層、をこの順で備え、前記外層の接着層を介して中間層と接する面と反対側の面のヒートシール部を除く全面に、複数の突起構造体を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、脱酸素剤及び脱酸素剤を収納する包材とからなる脱酸素剤包装体、および食品包装体に関する。
食品の長期保存、品質保持、鮮度保持のために、食品包装容器内に脱酸素剤が封入されることがある。一般的な脱酸素剤は、液状の酸素吸収物質が担持体と共に造粒され、それらが包装材に内包された形態をとる。(例えば特許文献1〜3)
脱酸素剤は、食品の酸化、カビの発生等の防止の為、密閉包材やガスバリア性密閉包材中に、食品と共に内包される。食品の形態により、食品包装容器中の脱酸素剤は食品に直接接していたり、食品包装容器に接着固定されていたり、フリーな状態で同封されていたりする。
しかしながら、脱酸素剤は反応触媒として金属等を含む場合が多く、直接食品と接触すると、食品の変色、食味の低下、人体への有害性等のリスクがある。そのため、脱酸素剤を収納する通気性包材の食品と接する面には、脱酸素剤の付着は好ましくない。
また、食品メーカーにおける脱酸素剤の封入工程の際、脱酸素剤の異物付着があれば、食品への異物混入の原因と成り得る。
さらに、ナッツ類、抹茶、出汁、煮干し、削り節等の、粉体状もしくは取扱いにより粉体を生じやすい食品においては、脱酸素剤包装体自体に食品由来の粉体が付着し、消費者の脱酸素剤廃棄時の手の汚れ、食品同封物としての異物感の原因と成り得る。
特開2007−110362号公報 特開2003−144112号公報 特開平9−38486号公報
上記の問題点を受けて、本発明は、包装体の外層への食品由来の粉体付着防止機能を有し、かつ優れた酸素吸収能力を有する脱酸素剤包装体、食品包装体を提供することを目的としている。
上記課題を解決するために、本発明に係る第1の発明は、
脱酸素剤と、脱酸素剤を収納する包材とからなる脱酸素剤包装体であって、
前記包材は、熱可塑性樹脂を含む内層、接着層、紙または不織布を含む中間層、接着層、熱可塑性樹脂を含む外層、をこの順で備え、
前記外層の、接着層を介して中間層と接する面と反対側の面のヒートシール部を除く全面に、複数の突起構造体を備えることを特徴とする、脱酸素剤包装体である。
本発明に係る第2の発明は、
前記突起構造体が、下記(a)〜(c)の条件を満たすことを特徴とする脱酸素剤包装体
である。
(a)平均直径が100μm〜500μm
(b)前後左右の配列ピッチの平均距離が100μm〜500μm
(c)突起の平均高さが5μm〜50μm
本発明に係る第3の発明は、
前記外層が添加剤として帯電防止剤を含むことを特徴とする脱酸素剤包装体である。
本発明に係る第4の発明は、
前記脱酸素剤が、多孔質の担持体および担持体に担持された酸素吸収組成物を含み、
前記酸素吸収組成物が、酸素吸収物質を含む液剤と、アルカリ性化合物と、遷移金属化合物とからなることを特徴とする、脱酸素剤包装体である。
本発明に係る第5の発明は、
前記内層に含まれる熱可塑性樹脂が、ヒートシール性を有し、かつ融点が100℃以上、200℃以下であることを特徴とする、脱酸素剤包装体である。
本発明に係る第6の発明は、
前記脱酸素剤包装体と、該脱酸素剤包装体が封入された食品包装容器とを備えることを特徴とする食品包装体である。
本発明の脱酸素剤包装体は、外層への粉体付着防止機能により、脱酸素剤包装体封入時の脱酸素剤付着による混入ならびに、その他脱酸素剤包装体に付着した異物の混入のリスク、または同封した食品の脱酸素剤包装体への付着を抑制でき、かつ優れた酸素吸収能力を有する。
本発明に係る一実施例の包材の層構成を示す概略断面図である。 本発明に係る一実施例の脱酸素剤包材の構成を示す概略断面図である。
本発明の基本的構成としては、脱酸素剤包装体に粉体付着防止機能を付与するため、外層に帯電防止剤を添加しつつ、エンボス加工による凹凸構造体を形成した構成としている。
粉体付着防止機能とは、前述の食品由来のような粉体が脱酸素剤に付着するのを防止する機能である。そこでまず、粉体の付着に関係するメカニズムを検討した。
粉体が付着する原因となる基本的な力は、ファンデルワールス力、静電気力、液架橋力の3つである。
ファンデルワールス力は、原子内の電子の運動に起因し作用する引力である。粉体が付着する壁面の表面が粗いと、粉体の付着力が小さくなることが知られている。この原因は、近似的には、分子間力の積分において物質がなく、気体のみの部分が生じるためと考えられる。これは、液−固界面における撥水性のメカニズムとしてよく知られるCassie-Baxter理論と本質的に同様と考えられる。Cassie-Baxter理論では、毛管現象により液体が溝の底に到達できず、液滴の間に空隙が生じるとされる。
従って、ファンデルワールス力の低減には、粉体の粒径よりもピッチの小さい凹凸構造を形成することが効果的となる。これは、粉体が占める体積が、外層に形成された凹凸構
造が形成する空隙の体積より大きく、粉体と外層の界面に気体のみの部分が生じるためである。これによりファンデルワールス力が低減し、粉体の付着力が小さくなる。
この凹凸構造については、本発明では後述する突起構造体として形成される。
また、静電気力による付着の防止には、外層の樹脂が表面電荷を帯びることを抑制すればよく、外層に帯電防止剤を練りこまれた熱可塑性樹脂フィルムを用いることが効果的である。
また、液架橋による付着力については、外装材の熱可塑性樹脂フィルム自体を疎水性の材質とすることで防止できる。
上記により、粉体の3つの付着力をすべて抑制または低減することで、粉体付着防止機能を有する脱酸素剤包装体が提供される。
以下、本発明の具体的な実施形態について詳細に説明する。ただし、本発明は以下の実施形態に限定されるものではない。
(脱酸素剤)
本発明の一実施形態に係る脱酸素剤は、多孔質の担持体及び前記担持体に担持された酸素吸収組成物を含む造粒物と、造粒物の表面に付着している無機微粒子とから主として構成される複数の複合粒子を含む、粉体である。
ここで、「粉体」とは多数の微粒子から構成され、全体として流動性を維持している集合体を意味する。全体として微粒子同士が互いに固着して単一の固形錠剤を形成したもの自体は粉体に含まれない。
本実施形態に係る脱酸素剤に含まれる複合粒子の数は、例えば、脱酸素剤1g当たり、10個以上10000個以下であってもよい。
脱酸素剤の粉体を構成する個々の複合粒子の質量は、複合粒子1個当たりの下限値が0.3mg以上、又は0.5mg以上であってもよく、上限値が10.0mg以下、又は7.0mg以下であってもよい。複合粒子がこのように微小な粒子であると、より高い酸素吸収能力が得られる傾向がある。
担持体は、酸素吸収組成物を担持できる多孔質粒子であればよい。通常、担持体に酸素吸収組成物が含浸することで、酸素吸収物質が担持体に担持される。多孔質の担持体は、例えば、活性炭、ゼオライト粒子、ベントナイト粒子、活性アルミナ粒子、活性白土、ケイ酸カルシウム粒子、及び珪藻土から選ばれる。
(酸素吸収組成物)
酸素吸収組成物は、酸素吸収物質を含む液剤、アルカリ性化合物、及び遷移金属化合物を含有する。
酸素吸収物質を含む液剤は、常温(例えば5〜35℃)で液状の酸素吸収物質であってもよいし、液状又は固体の酸素吸収物質を含む溶液であってもよい。
酸素吸収物質は、酸素吸収組成物の主剤であり、酸素を吸収する物質である。酸素吸収物質は、例えば、それ自身が酸化することによって酸素を消費し、酸素を吸収する化合物であってもよい。本実施形態では、常温で液状、又は溶媒へ溶解した状態の酸素吸収物質を用いることができる。
このような酸素吸収物質は、例えば、グリセリン、1,2−グリコール、及び糖アルコールからなる群から選ばれる1種以上の化合物である。1,2−グリコールの具体例としては、エチレングリコール、及びプロピレングリコールが挙げられる。糖アルコールの具体例としては、エリスリトール、アラビトール、キシリトール、アドニトール、マンニトール、及びソルビトールが挙げられる。
液剤が酸素吸収物質の溶液であるとき、酸素吸収物質が溶解する溶媒としては、例えば、水;メタノール、エタノール、n−プロパノール、i−プロパノール、n−ブタノール、i−ブタノール、第2級ブタノール、第3級ブタノール及び第3級アミルアルコール等の低級脂肪族アルコール;エチレングリコール、プロピレングリコール及びトリメチレングリコール等のグリコール;並びにフェノールが挙げられる。酸素吸収物質としてこれらを単独で、又は複数組み合わせて用いることができる。
酸素吸収物質の量は、担持体の質量100質量部に対して、通常80〜200質量部であり、特には100〜180質量部であってもよい。酸素吸収物質の量がこれらの範囲内にあると、適切な酸素吸収能力を有する脱酸素剤が得られ易い傾向がある。
酸素吸収物質は、酸素を吸収する反応に水を必要とする場合がある。このため、酸素吸収物質自身が常温で液体であっても、必要に応じて水を液剤に添加する。
必要に応じて添加される水の量は、酸素吸収物質100質量部に対して、通常0〜80質量部であり、特には20〜60質量部であってもよい。また、水の量は、担持体100質量部に対して、通常0〜90質量部であり、特には20〜70質量部であってもよい。
アルカリ性化合物は、水に溶解したときにアルカリ性の水溶液を形成する化合物である。酸素吸収物質が水酸基を持つ場合、水酸基をアルカリ性化合物がイオン化させることで、酸素吸収反応が活性化される。酸素吸収組成物の状態では、アルカリ性化合物の一部が酸素吸収物質を含む液剤に溶解していることが多い。
アルカリ性化合物は、アルカリ金属又はアルカリ土類金属の水酸化物、炭酸塩、炭酸水素塩、第三リン酸塩、又は第二リン酸塩であってもよい。アルカリ性化合物は、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、水酸化ルビジウム、水酸化セシウム、水酸化ベリリウム、水酸化マグネシウム、水酸化カルシウム、水酸化ストロンチウム、水酸化ラジウム、炭酸リチウム、炭酸ナトリウム、炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、炭酸カリウム、炭酸水素カリウム、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素リチウム、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウム、第二リン酸ナトリウム、及び第二リン酸カリウムからなる群より選ばれる1種以上の化合物であってもよい。
アルカリ性化合物の量は、担持体の質量100質量部に対して、通常100〜300質量部であり、特には150〜250質量部であってもよい。酸素吸収物質の量がこれらの範囲内にあると、適切な酸素吸収能力を有する脱酸素剤が得られ易い傾向がある。
遷移金属化合物は、遷移金属元素を含む化合物であり、酸素吸収物質の酸素吸収反応を促進するために添加される。遷移金属化合物は、酸素吸収組成物の状態では、酸素吸収物質を含む液剤に溶解していることが多い。
遷移金属元素の具体例としては、鉄、コバルト、ニッケル、銅、亜鉛、及びマンガンが挙げられる。遷移金属化合物は、例えば、遷移金属のハロゲン化物、硫酸塩、硝酸塩、リン酸塩、炭酸塩、有機酸塩、酸化物、水酸化物、又はキレート化合物であってもよい。遷移金属化合物は、遷移金属元素を含む複塩であってもよい。遷移金属化合物は、塩化銅(I)、塩化銅(II)、硫酸銅(II)、水酸化銅(II)、酸化銅(I)、酸化銅(II)、塩化マンガン、硝酸マンガン、炭酸マンガン、及び塩化ニッケルからなる群より選ばれる1種以上の化合物であってもよい。
遷移金属化合物の量は、担持体の質量100質量部に対して、通常10〜70質量部であり、特には30〜50質量部であってもよい。遷移金属化合物の量がこれらの範囲内にあると、適切な酸素吸収能力を有する脱酸素剤が得られ易い傾向がある。
酸素吸収組成物は、造粒物が容易に形成できるように、バインダーを更に含有していてもよい。バインダーの具体例としては、アラビアゴム、ポリビニルアルコール、アルギン酸ナトリウム、ゼラチン及びセルロースが挙げられる。バインダーの量は、担持体の質量100質量部に対して、通常0〜30質量部であり、10〜20質量部であってもよい。
(造粒物)
前記担持体及び酸素吸収組成物から構成される造粒物の粒径(最大幅)は、特に制限されないが、例えば下限値は0.3mm以上であってもよく、上限値は8.0mm以下、4.5mm以下、1.8mm以下、又は1.5mm以下であってもよい。
造粒物の形状は特に限定されないが、例えば円柱状であってもよい。円柱状の造粒物の場合、その直径は0.3mm以上であってもよく、4.5mm以下であってもよい。円柱状の造粒物の高さは、0.3mm以上であってもよく、1.8mm以下、又は1.5mm以下であってもよい。造粒物の粒径又はサイズが小さいと、より高い酸素吸収能力が得られる傾向がある。
担持体及び酸素吸収組成物から構成される造粒物は、担持体と、酸素吸収組成物を構成する成分とを含む混合物を造粒することにより、得ることができる。酸素吸収組成物を構成する各成分は、一括して混合してもよいし、別々に混合してもよい。混合するための混合機は、特に限定されるものではなく、例えば、円筒型、V型等の容器回転型混合機であってもよいし、リボン型、水平スクリュー型、バドル型、遊星運動型等の容器固定型混合機であってもよい。
造粒物は、例えば、押出造粒、攪拌造粒、流動層造粒、転動造粒、又は圧縮造粒によって造粒することにより、得ることができる。押出造粒は、例えば、所定の開孔を有するスクリーンを用いて行うことができる。押出造粒によって得られる造粒物は、円柱状であることが多い。
次に図1を用いて、本発明の一実施形態における、脱酸素剤および脱酸素剤を収納する包材の構成を説明する。
(包材10)
本実施形態において、脱酸素剤を収納する包材10は、熱可塑性樹脂を含む内層1と、接着剤を含む接着層2、紙または不織布を含む中間層3、接着剤を含む接着層4、熱可塑性樹脂を含む外層5、をこの順で含み、外層5の内部には添加剤として帯電防止剤6を含む。
さらに、外層5の、接着層3と接する面と反対側の面のヒートシール部を除く全面には、突起構造体7が存在する。この突起構造体7は、前述の粉体付着防止機能を付与するための凹凸構造を意味しており、既に説明したように、複数の突起構造体7の配列ピッチを粉体の粒径よりも小さくすることで、凹凸構造内に空隙が生じ、ファンデルワールス力が低減されて粉体の付着力が小さくなるという効果が得られる。
なお、ヒートシール部とは、この包材10を折り曲げて脱酸素剤包装体を形成する際に、端部をヒートシールするための領域である。
以下、脱酸素剤を収納する包材10の各層について詳述する。なお本発明はこの実施形態に限るものではなく、共通する技術的特徴を有する限りにおいて本発明に含まれるものとする。
(内層1)
内層1は、この包材10が脱酸素剤包装体として用いられる際に脱酸素剤と接する最内面に位置する層であり、ヒートシール層として機能する。
ヒートシール層に用いられるフィルムには、融点の低いフィルムが好ましく、具体的には、低密度ポリエチレン、中密度ポリエチレン、高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン−ポリプロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体等のポリオレフィン系樹脂、ポリ酢酸ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等が用いられる。ヒートシール層に用いられるフィルムは、単一の樹脂で構成された単層フィルムであっても、複数の樹脂を用いた積層フィルムであっても良い。
熱可塑性樹脂の融点の下限値は、100℃以上であることが好ましく、120℃以上であることがより好ましく、130℃以上であることがさらに好ましい。また、熱可塑性樹脂の融点の上限値は、200℃以下であることが好ましく、180℃以下であることがより好ましく、150℃以下であることがさらに好ましい。
内層1の厚みは、特に限定されるものではなく、包装材料としての適性や他の皮膜の積層適性を考慮しつつ、価格や用途によって適宜選択されるが、実用的には3〜200μmであり、好ましくは5〜150μmであり、より好ましくは10〜120μmである
(接着層2)
接着層2は、内層1と中間層3を接着する接着剤を含む層である。接着剤としては、接着剤層として具体的には、セルロース系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリウレタン系接着剤、ポリアミド系接着剤、ポリイミド系接着剤、尿素樹脂系接着剤、メラミン樹脂系接着剤、フェノール樹脂系接着剤、エポキシ樹脂系接着剤、アクリル系接着剤、ポリ酢酸ビニル系接着剤等、各種の接着剤を使用することができる。
接着剤としては特に、トルエンジイソシアネート、ジフェニルメタンジイソシアネート、ポリメチレンポリフェニレンジイソシアネート等の芳香族ポリイソシアネート、またはヘキサメチレンジイソシアネート、キシレンジイソシアネート等の脂肪族ポリイソシアネートのような多官能イソシアネートと、ポリエーテル系ポリオール、ポリエステル系ポリオール、ポリアクリレート系ポリオール、ヒドロキシル基末端プレポリマーの反応によって得られる、ポリエーテルポリウレタン系樹脂、ポリエステル系ポリウレタン樹脂、ポリアクリレート系ポリウレタン樹脂を主成分とするものが好ましい。
これらは、ポリウレタン系樹脂の分子量、化学構造に応じて接着層の物性、基材やコーティング層への密着性を柔軟に調整することが可能である。また、イソシアネートとプレポリマーの配合比に応じて、接着剤層の物性、基材やコーティング層への密着性を柔軟に調整することが可能である。
(中間層3)
中間層3は、紙又は不織布を含む層であり、包装材料に一定の耐久性や通気性等を付与し、かつ脱酸素剤包装体からの脱酸素剤の染み出しを防止するものである。
中間層3に用いる紙の材質は特に限定されないが、例えば、撥油紙、撥水紙、クラフト紙、上質紙等が挙げられる。中間層12に用いられる不織布の材質は特に限定されないが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリアミド、ポリエステル等の熱可塑性樹脂が挙げられる。
(接着層4)
接着層4は、中間層3と外層5を接着する接着剤を含む層である。接着剤は接着層2と同様のものを用いればよい。
(外層5)
外層5は、帯電防止剤6を添加剤として含む熱可塑性樹脂による層であり、接着層4を介して中間層3と接着される層である。また、外層5の接着層4を介して中間層3と接する面と反対側の面の、製袋時に形成されるヒートシール箇所を除く全面に配列された複数の突起構造体7を有する。
外層5を形成する熱可塑性樹脂としては、特に限定されないが、ポリエチレンテレフタレート、ポリエチレンテレナフタレート等の無延伸ないし延伸ポリエステル樹脂フィルム、ポリエチレン、ポリプロピレン無延伸ないし延伸ポリオレフィン樹脂フィルムを用いることができる。凹凸構造加工性の面から無延伸タイプの樹脂フィルムが好ましい。
熱可塑性樹脂には、帯電防止剤6を添加剤として含む。帯電防止剤としては、特に限定されないが、例えば、界面活性剤、無機酸化物フィラー、及びπ共役系導電性ポリマーの1以上を使用することができる。
(突起構造体7)
突起構造体7は、外層5の上に形成される。突起構造体7は、その配列ピッチを粉体の粒径よりも小さくすることにより、食品包装体に脱酸素剤を封入した際に、食品由来の粉体の付着を防止する効果を奏することができる。
突起構造体7の形状は特に制限はないが、例えば円柱状や三角柱を含む多角柱状、円錐状や三角錐状を含む多角錐状でもよく、半球状や釣鐘状でもよい。
さらに発明者の技術的検討によれば、突起構造体7が以下の(a)〜(c)の条件を満たすことが望ましい。
(a)平均直径が100μm〜500μm
(b)前後左右の配列ピッチの平均距離が100μm〜500μm
(c)突起の平均高さが5μm〜50μm
上記(a)〜(c)の条件を満たすことで、前述の粉体付着防止効果が十分に得られる。
外層5の接着層4の反対面である面5’の上に突起構造体7を形成する方法としては、エンボスロールを用いたエンボス加工による賦形が簡便かつコストが安価となり好ましい。
包材10は、通気性を付与するために、微細な通気孔を開ける細孔加工を行ってもよい。細孔加工の方法は限定されないが、冷針、熱針による穿孔加工が挙げられる。
この包材は、長方形に成形し、内層1を内側にして中央で折り曲げてから、折り曲げ部を除く2辺をヒートシーラーで接着する等により、製袋して使用できる。
(脱酸素剤包装体)
次に図2を用いて、本発明の一実施形態における、脱酸素剤包装体の構成を説明する。
本発明の一実施形態に係る脱酸素剤包装体30は、上記の実施形態に係る脱酸素剤20と、この脱酸素剤20を収容した通気性の包材10とから主として構成され得る。また、包材10の外面には突起構造体7が形成されている。
この脱酸素剤包装体30は、例えば、各種の食品包装容器の中に収容して、食品の鮮度維
持等の目的で使用することができる。
本発明の一実施形態に係る食品包装体は、上記脱酸素剤包装体30と、この脱酸素剤包装体が封入された食品包装容器とを備える。食品包装容器は、食品包装の分野で通常用いられるものから適宜選択することができ、密封可能な容器が好適である。食品包装容器としては、袋体、深絞り包装体、トレイ包装体、ストレッチ包装体等が挙げられる。
以下、実施例を挙げて本発明についてさらに具体的に説明する。ただし、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(実施例1)
内層1に高密度ポリエチレン20μm厚を用いた。接着層2及び4に、ドライラミネート用ポリウレタン系接着剤を用いた。固形分濃度が30%となるように酢酸エチルにより希釈し、グラビアコーターにより塗布した。中間層3として、耐油脂紙50g/mを用いた。外層5として、無延伸ポリエチレンテレフタレート50μm厚を用いた。外層5には、帯電防止剤6として界面活性剤を添加した。外層5の中間層側と反対側の面5’にエンボスローラーAを用いて加工を施し、突起構造体7を得た。
なお、本実施例および比較例で用いたエンボスローラーA〜Kには、直径、ピッチ、高さが異なる突起構造体の賦形が形成されている。それぞれの直径、ピッチ、高さは、下記の表2に示した通りである。
(実施例2)
外層の中間層側と反対側の面5’に、エンボスローラーBを用いて加工を施し、突起構造体7を得た。その他は実施例1と同様である。
(実施例3)
外層の中間層側と反対側の面5’に、エンボスローラーCを用いて加工を施し、突起構造体7を得た。その他は実施例1と同様である。
(実施例4)
外層の中間層側と反対側の面5’に、エンボスローラーDを用いて加工を施し、突起構造体7を得た。その他は実施例1と同様である。
(実施例5)
外層の中間層側と反対側の面5’に、エンボスローラーEを用いて加工を施し、突起構造体7を得た。その他は実施例1と同様である。
(実施例6)
外層の中間層側と反対側の面5’に、エンボスローラーFを用いて加工を施し、突起構造体7を得た。その他は実施例1と同様である。
(実施例7)
外層の中間層側と反対側の面5’に、エンボスローラーGを用いて加工を施し、突起構造体7を得た。その他は実施例1と同様である。
(実施例8)
外層の中間層側と反対側の面5’に、エンボスローラーHを用いて加工を施し、突起構造体7を得た。その他は実施例1と同様である。
(比較例1)
外層の中間層側と反対側の面5’に、エンボスローラーIを用いて加工を施し、突起構造体7を得た。その他は実施例1と同様である。
(比較例2)
外層の中間層側と反対側の面5’に、エンボスローラーJを用いて加工を施し、突起構造体7を得た。その他は実施例1と同様である。
(比較例3)
外層の中間層側と反対側の面5’に、エンボスローラーKを用いて加工を施し、突起構造体7を得た。その他は実施例1と同様である。
(比較例4)
外層の中間層側と反対側の面5’にエンボス加工による突起構造体を形成しなかった。その他は実施例1と同様である。
(比較例5)
外層5に帯電防止剤を含まない。その他は実施例1と同様である。
(脱酸素剤20の作製)
表1に示す原料を密封状態で均一に混合して、活性炭と、活性炭に担持された脱酸素剤、アルカリ化合物、遷移金属塩及びバインダーを含む酸素吸収組成物とを含有する混合物を得た。得られた混合物をスクリーン孔径1.0mmφ、開孔率22.6%のスクリーンを設けた押出し造粒機により造粒し、顆粒状の造粒物からなる粉体を得た。
表1に、各原料の配合量を質量部で示す。
Figure 2021074690
(脱酸素剤包装体30の作製)
実施例1〜8および比較例1〜5で作製した包材10をそれぞれ縦120mm、横100mmに切り出し、内面1を内側にして中央に折り曲げ、折り曲げ部を除く2辺をヒートシーラーで接着し、脱酸素剤3.0gを収納することで、脱酸素剤包装体20を得た。
(評価の方法)
[酸素吸収能力]
得られた脱酸素剤包装体20を、ショ糖44%水溶液を浸した脱脂綿(水分活性0.95)とともに、ガスバリア性の袋の中に入れた。袋を密封し、その中に空気500mLを注入してから、袋を25℃の雰囲気に静置した。15時間後、及び24時間後の袋内の酸素濃度を測定した。
酸素吸収能力の評価は、24時間後の酸素濃度が0.1%以下で○(良)、5%未満で△(可)、5%以上で×(不可)とした。この評価結果を下記の表2に示した。
Figure 2021074690
表2の結果から、実施例1〜8および比較例1〜5のいずれも酸素吸収能力は〇であり、包材表面の突起構造体の有無、あるいは帯電防止剤の有無によって酸素吸収能力が低下することは無かった。
(突起構造体の測長)
3D測定レーザー顕微鏡(オリンパス製 LEXT OLS4000)を用いて以下の条件で、前記包材の表面の無作為に選択された0.66mm以上の領域について、突起構造体の頂点と平面部の高さを測定した。測定領域(0.66mm)内の突起構造体の直径(最長径)、ピッチ(突起の中心−中心の距離)、高さの平均値を算出した。
・レンズ:対物レンズ、倍率50倍(MPLAPONLEXT50)
・フィルタ:表面補正
[粉体付着防止性]
前記包材に前記脱酸素剤10g、馬鈴薯澱粉(平均粒径50μm)10gをそれぞれ振りかけ、包材を90度にして5秒静置したのち、振動を加えないよう留意しながら、光学顕微鏡(カールツァイスマイクロスコピー製 AxioImager. Z2m1)を用いて、以下の条件で包材表面の1.4mmの面積に存在する脱酸素剤ないし澱粉の付着数をカウントした。
・レンズ:対物レンズ、倍率20倍(LD EC Epiplan-Neofluar ×20)
1.4mmの面積に存在する脱酸素剤ないし馬鈴薯澱粉の付着数が0〜3個のとき可、3個以上のとき不可として、脱酸素剤および馬鈴薯澱粉での評価が両者とも可の場合には脱酸素剤包装体の粉体付着防止性を〇とし、どちらかが不可、又はいずれも不可の場合は粉体付着防止性を×とした。
この評価結果を表2に示した。
表2の結果から、実施例1〜8の脱酸素剤包装体の粉体付着防止性はすべて〇であり、良好な粉体付着防止性が発現していた。
一方、比較例1〜3の脱酸素剤包装体は、外層上に突起構造体を形成したが、実施例1〜8と比べて粉体付着防止性がよく発現しなかった。これは、前述の突起構造体に関する条件(a)〜(c)のいずれかが範囲外であったことによると考えられる。
比較例4は突起構造体がないため、ファンデルワールス力により粉体が付着したと考えられた。また、比較例5は帯電防止剤を含まないため、静電気力により粉体が付着したと考えられた。
本発明の脱酸素剤包装体は、優れた粉体付着防止性を示し、また、十分な酸素吸収能力を有する。
本発明の脱酸素剤包装体は、袋体、深絞り包装体、トレイ包装体、ストレッチ包装体等の食品包装容器に同封でき、特に脱酸素剤包装体へ粉体が付着しやすい、粉体状もしくは取扱いにより粉体を生じやすい食品においては好適に用いることができる。
1 内層
2 接着層
3 中間層
4 接着層
5 外層
5’外層の中間層と接する面と反対側の面
6 帯電防止剤
7 突起構造体
10 包材
20 脱酸素剤
30 脱酸素剤包装体

Claims (6)

  1. 脱酸素剤と、脱酸素剤を収納する包材とからなる脱酸素剤包装体であって、
    前記包材は、熱可塑性樹脂を含む内層、接着層、紙または不織布を含む中間層、接着層、熱可塑性樹脂を含む外層、をこの順で備え、
    前記外層の、接着層を介して中間層と接する面と反対側の面のヒートシール部を除く全面に、複数の突起構造体を備えることを特徴とする、
    脱酸素剤包装体。
  2. 前記突起構造体が、下記(a)〜(c)の条件を満たすことを特徴とする、請求項1に記載の脱酸素剤包装体。
    (a)平均直径が100μm〜500μm
    (b)前後左右の配列ピッチの平均距離が100μm〜500μm
    (c)突起の平均高さが5μm〜50μm
  3. 前記外層が添加剤として帯電防止剤を含むことを特徴とする、請求項1または2のいずれかに記載の脱酸素剤包装体。
  4. 前記脱酸素剤が、多孔質の担持体および担持体に担持された酸素吸収組成物を含み、
    前記酸素吸収組成物が、酸素吸収物質を含む液剤と、アルカリ性化合物と、遷移金属化合物とからなることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の脱酸素剤包装体。
  5. 前記内層に含まれる熱可塑性樹脂が、ヒートシール性を有し、かつ融点が100℃以上、200℃以下であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の脱酸素剤包装体。
  6. 請求項1〜5のいずれかに記載の脱酸素剤包装体と、該脱酸素剤包装体が封入された食品包装容器とを備えることを特徴とする食品包装体。
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