JP2021073353A - 樹脂組成物及びポリイミド樹脂膜 - Google Patents
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Abstract
Description
例えば、ピロメリット酸二無水物、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル及びp−フェニレンジアミンから製造されるポリイミド樹脂等が知られている(例えば、特許文献1を参照)。
近年、ポリイミド樹脂はその良好な耐熱性からディスプレイ基材への適用が期待されているが、製造工程で高温プロセスがあるためにポリイミド樹脂にも更なる耐熱性が求められるようになってきた。また、ディスプレイ基材には、靱性に優れる樹脂膜が求められる。
本発明の目的は、耐熱性及び靱性に優れ、且つポリイミド樹脂膜の形成が可能な樹脂組成物、及びこれを用いたポリイミド樹脂膜を提供することである。
そこで、鋭意研究を行った結果、ポリイミド前駆体に4つのモノマーを使用することで、既存の合成方法により容易にポリイミド樹脂組成物を合成することができ、耐熱性及び靱性に優れ、且つポリイミド樹脂膜の形成が可能な樹脂組成物が得られることを見出し、本発明を完成させた。
1.(a)ポリイミド前駆体と、
(b)有機溶剤とを含む樹脂組成物であって、
前記(a)ポリイミド前駆体が、下記式(1)〜(4)で表される構造単位を有するポリアミド酸であり、
前記式(1)で表される構造単位及び前記式(3)で表される構造単位の合計に対し、前記式(1)で表される構造単位が50.0モル%〜99.9モル%であり、
前記式(2)で表される構造単位及び前記式(4)で表される構造単位の合計に対し、前記式(2)で表される構造単位が15モル%以上である樹脂組成物。
2.前記(a)ポリイミド前駆体の重量平均分子量が、15,000〜200,000である1に記載の樹脂組成物。
3.1又は2に記載の樹脂組成物が硬化したポリイミド樹脂膜。
4.5%重量減少温度が550℃以上である3に記載のポリイミド樹脂膜。
5.破断点伸び率が50%以上である3又は4に記載のポリイミド樹脂膜。
6.破断点強度が550MPa以上である3〜5のいずれかに記載のポリイミド樹脂膜。
7.弾性率が5GPa以上である3〜6のいずれかに記載のポリイミド樹脂膜。
尚、本明細書において「A又はB」とは、AとBのどちらか一方を含んでいればよく、両方とも含んでいてもよい。
また、本明細書において「工程」との語は、独立した工程だけではなく、他の工程と明確に区別できない場合であってもその工程の所期の作用が達成されれば、本用語に含まれる。
「〜」を用いて示された数値範囲は、「〜」の前後に記載される数値をそれぞれ最小値及び最大値として含む範囲を示す。
また、本明細書において組成物中の各成分の含有量は、組成物中に各成分に該当する物質が複数存在する場合、特に断らない限り、組成物中に存在する当該複数の物質の合計量を意味する。さらに、例示材料は特に断らない限り単独で用いてもよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。
式(2)で表される構造単位及び式(4)で表される構造単位の合計に対し、式(2)で表される構造単位は、20モル%以上であることが好ましく、40モル%以上であることがより好ましい。
通常、式(1)で表される構造単位は、式(2)で表される構造体又は式(4)で表される構造体と結合する。また、通常、式(3)で表される構造単位は、式(2)で表される構造体又は式(4)で表される構造体と結合する。
ポリイミド前駆体は、式(1)〜(4)で表される構造単位のみで構成されてもよく、その他の構造を含んでいてもよい。
(a)ポリイミド前駆体
本発明の樹脂組成物は、(a)ポリイミド前駆体を含有する。ポリイミド前駆体は、一般にテトラカルボン酸二無水物とジアミン化合物とを重合することにより得られる。この重合は両者を有機溶媒中で混合することにより行うことができる。
本発明において、ポリイミド前駆体は、式(1)〜(4)の構造単位を有するポリアミド酸である。本発明の樹脂組成物は、4つの異なるモノマーから構成されたポリイミド前駆体を含有することで、耐熱性及び機械特性に優れたポリイミド樹脂膜を形成することができる。
R3の芳香族環としては、ビフェニル、キシレン、ナフタレン、ジフェニルメタン、ジフェニルエーテル、ジフェニルスルホン、ジフェニルスルフィド、ベンゾフェノン、ビス(フェノキシ)ジフェニルスルホン、ビス(フェノキシ)ビフェニル、ビス(フェノキシ)ベンゼン、2,2−ジフェニルプロパン、ビス(フェノキシフェニル)プロパン、ビス(フェノキシフェニル)スルホン等が挙げられる。
ジアミン化合物としては、m−フェニレンジアミンベンジジン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、3,3’−ジエチル−4,4’−ジアミノビフェニル、2,2’−ジエチル−4,4’−ジアミノビフェニル、p−キシリレンジアミン、m−キシリレンジアミン、1,5−ジアミノナフタレン、3,3’−ジメトキシベンジジン、4,4’−(又は3,4’−、3,3’−、2,4’−)ジアミノジフェニルメタン、4,4’−(又は3,4’−、3,3’−、2,4’−)ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−(又は3,4’−、3,3’−、2,4’−)ジアミノジフェニルスルホン、4,4’−(又は3,4’−、3,3’−、2,4’−)ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’−ベンゾフェノンジアミン、3,3’−ベンゾフェノンジアミン、4,4’−ビス[(4−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)ビフェニル、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2,2−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ベンジジン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、3,3−ジメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、3,3’,5,5’−テトラメチル−4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジ(3−アミノフェノキシ)フェニルスルホン、3,3’−ジアミノジフェニルスルホン、2,2’−ビス(4−アミノフェニル)プロパン、5,5’−メチレン−ビス−(アントラニル酸)、3,5−ジアミノ安息香酸、3,3’−ジヒドロキシ−4,4’−ジアミノビフェニル、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル−6,6’−ジスルホン酸等の芳香族ジアミン、2,6−ジアミノピリジン、2,4−ジアミノピリジン、2,4−ジアミノ−s−トリアジン、2,7−ジアミノベンゾフラン、2,7−ジアミノカルバゾール、3,7−ジアミノフェノチアジン、2,5−ジアミノ−1,3,4−チアジアゾール、2,4−ジアミノ−6−フェニル−s−トリアジン等の複素環式ジアミン等が挙げられ、ここに記載したものに限らず用いることができる。
中でも、4,4’−ジアミノジフェニルエーテルが好ましい。
R4の芳香族環としては、ベンゼン、ビフェニル、ジフェニルエーテル、ベンゾフェノン、ナフタレン、ジフェニルスルホン、2,2−ジフェニルプロパン等が挙げられる。
中でも、ピロメリット酸二無水物が好ましい。
重量平均分子量は、ゲルパーミエーションクロマトグラフィー法により測定し、標準ポリスチレン検量線により換算して算出することができる。
本発明の樹脂組成物は、(b)有機溶剤を含有する。これにより、支持体上への塗布性及びポリイミド樹脂膜の均一性を向上することができる。
本発明において、(b)有機溶剤は、ポリイミド前駆体を合成した際に残留している有機溶剤であってもよく、また、その他の有機溶剤であってもよい。樹脂組成物の粘度を調整するためにさらなる有機溶剤を用いてもよい。
有機溶剤は、1種を単独で用いてもよく、あるいは2種以上を併用してもよい。
有機溶剤の含有量は、良好な薄膜を形成できる塗布性等の観点から、樹脂組成物中、5質量%〜80質量%が好ましく、5質量%〜50質量%がより好ましく、10質量%〜30質量%がさらに好ましい。
この際に、温度は、ポリイミド前駆体のポリアミック酸がポリイミドに閉環する温度以下で飛散させるようにする。一般には、150℃以下で、より低い温度にすることが好ましい。
粘度は、例えば、E型粘度計VISCONICEHD(東機産業株式会社製)を用い、25℃で測定することができる。
アクリロイル基又はメタクリロイル基を有するアミンとしては、例えば、N,N−ジエチルアミノプロピルメタクリレート、N,N−ジメチルアミノプロピルメタクリレート、N,N−ジエチルアミノプロピルアクリレート、N,N−ジエチルアミノエチルメタクリレート等が挙げられるが、これらに限られない。
光重合開始剤は、光重合開始剤を含む樹脂組成物総量に対して、0.01質量%〜10質量%用いることが好ましい。
また、本発明の樹脂組成物は、例えば、90%質量以上、95質量以上、98質量%以上、100質量%が、(a)ポリイミド前駆体、(b)有機溶剤、架橋剤、光重合開始剤、密着助剤及び酸発生剤から構成されてもよい。
樹脂組成物を加熱することにより、樹脂組成物中のポリイミド前駆体がポリイミドになり、硬化して、良好な耐熱性及び靱性を有するポリイミド樹脂膜とすることができる。
本発明のポリイミド樹脂膜は、いわゆるプラスチック基板を形成し得る。
支持体は、450℃以上、好ましくは500℃以上のガラス転移温度を持つ素材のものを用いることが好ましい。このような素材としては、例えば、ガラス、シリコンウエハ等が挙げられる。
乾燥は、温度を変化させ、二段階以上の工程で実施してもよい。
加熱時間は、1分〜6時間が好ましく、3分〜4時間がより好ましく、15分〜2時間がさらに好ましい。
加熱雰囲気は、大気中、窒素雰囲気下、等が挙げられる。窒素雰囲気下が好ましい。
加熱を行う装置としては、昇温速度及び硬化中の雰囲気のコントロールが可能で、一定時間、特定の温度を保持することが可能な装置であればよい。
本発明のポリイミド樹脂膜の5%重量減少温度は、550℃以上が好ましく、570℃以上がより好ましく、580℃以上がさらに好ましい。5%重量減少温度が550℃以上であることにより、より高耐熱のポリイミド樹脂膜を得やすくなる。
1%重量減少温度及び5%重量減少温度の上限値に特に制限はないが、通常700℃以下である。
1%重量減少温度及び5%重量減少温度は、ポリイミド樹脂膜10mgを測定試料とし、示差熱−熱重量同時測定装置(株式会社島津製作所製)を用いて、25℃から800℃まで、毎分10℃ずつ昇温した時に、測定試料の重量が1%又は5%減少する温度とする。
400MPa以上であることにより、ポリイミド樹脂膜の耐衝撃性が向上し、ディスプレイ等に用いた場合、長期信頼性が確保でき、ディスプレイ等の製造工程において不良発生率を低下できる傾向にある。
破断点伸び率が5%以上であると、折り曲げても尤度(ゆうど)があるため、よりフレキシブル性を付加できる傾向があり、平面に限らず局面ディスプレイの形成も可能となる。
弾性率が1GPa以上であると、熱膨張係数が小さくなる傾向にあるため、高温曝露時の変形が小さくなり、寸法ずれが生じにくくなる。これにより、本発明のポリイミド樹脂膜を用いた各種ディスプレイ基材の信頼性が向上する傾向がある。
実施例1
(樹脂組成物の製造)
窒素雰囲気下の200mlフラスコに、p−フェニレンジアミン7.22g、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.07g、N−メチルピロリドン173gを入れ、15分間、40℃で加熱撹拌しモノマーを溶解させた。その後、ピロメリット酸二無水物0.07gと3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物19.64gを加え、さらに30分間撹拌し、粘度1200mPa・s(25℃)のポリイミド前駆体の樹脂溶液(樹脂組成物1)を得た。樹脂組成物1の重量平均分子量は65,000であった。ポリイミド樹脂組成物1中、残存溶媒量は13.5質量%であった。
粘度は、E型粘度計VISCONICEHD(東機産業株式会社製)を用い、25℃で測定した。
ポリイミド前駆体0.5mgに対して溶剤[テトラヒドロフラン(THF)/ジメチルホルムアミド(DMF)=1/1(容積比)]1mlの溶液を用いて測定した。
測定装置:検出器 株式会社島津製作所製 RID−20AD
ポンプ :株式会社島津製作所社製LC−20AD
測定条件:カラム Gelpack GL−S300MDT−5×2本
溶離液 :THF/DMF=1/1(容積比)
LiBr(0.03mol/l)、H3PO4(0.06mol/l)
流速 :1.0ml/min、検出器:UV270nm
シャーレを精密に天秤AUX−320(株式会社島津製作所製)で測定し、シャーレに樹脂組成物を入れ、樹脂組成物とシャーレの合計質量を、同様に精密に測定した。
150℃で有機溶剤を飛散させ、その後、シャーレと処理後の樹脂組成物の合計質量を、同様に精密に測定した。
処理前後のシャーレと樹脂組成物のそれぞれの合計質量からシャーレの質量を引いて、処理前の樹脂組成物質量から処理後の樹脂組成物質量を引いた値を、処理前の樹脂組成物質量で割り算をして算出した。
得られた樹脂組成物1を直径6インチのシリコンウエハ上にスピンコートにより塗布した後、130℃のホットプレートで2分間ベーク(乾燥)し、厚さ18μmになるように製膜した。次いで、硬化炉を用い200℃で30分間、さらに450℃で60分間加熱硬化して、樹脂組成物1中のポリイミド前駆体をイミド化し、ポリイミド樹脂膜を得た。加熱硬化後のポリイミド樹脂膜の膜厚は10μmであった。得られたポリイミド樹脂膜をシリコンウエハから剥離後、熱特性、機械特性を測定した。結果を表1に示す。
耐熱性の評価として、重量減少温度を測定した。
重量減少温度は、ポリイミド樹脂膜10mgを測定試料とし、示差熱−熱重量同時測定装置(株式会社島津製作所製)を用いて、25℃から800℃まで、毎分10℃ずつ昇温した時に、測定試料の重量が1%又は5%減少する温度を測定した。
窒素雰囲気下の200mlフラスコに、p−フェニレンジアミン10.85g、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.10g、N−メチルピロリドン164gを入れ、15分間、40℃で加熱撹拌しモノマーを溶解させた。その後、ピロメリット酸二無水物13.19gと3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物11.86gを加え、さらに30分間撹拌し、粘度1100mPa・s(25℃)の樹脂組成物2を得た。樹脂組成物2の重量平均分子量は70,000であった。樹脂組成物2中、残存溶媒量は18.0質量%であった。
窒素雰囲気下の200mlフラスコに、p−フェニレンジアミン8.08g、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.15g、N−メチルピロリドン173gを入れ、15分間、40℃で加熱撹拌しモノマーを溶解させた。その後、ピロメリット酸二無水物9.88gと3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物8.89gを加え、さらに30分間撹拌し、粘度1100mPa・s(25℃)の樹脂組成物3を得た。樹脂組成物3の重量平均分子量は80,000であった。樹脂組成物3中、残存溶媒量は13.5質量%であった。
窒素雰囲気下の200mlフラスコに、p−フェニレンジアミン8.50g、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル0.08g、N−メチルピロリドン173gを入れ、15分間、40℃で加熱撹拌しモノマーを溶解させた。その後、ピロメリット酸二無水物13.78gと3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物4.65gを加え、さらに30分間撹拌し、粘度1100mPa・s(25℃)の樹脂組成物4を得た。樹脂組成物4の重量平均分子量は80,000であった。樹脂組成物4中、残存溶媒量は13.5質量%であった。
窒素雰囲気下の200mlフラスコに、p−フェニレンジアミン7.26g、N−メチルピロリドン173gを入れ、15分間、40℃で加熱撹拌しモノマーを溶解させた。その後、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物19.74gを加え、さらに30分間撹拌し、粘度1300mPa・s(25℃)の樹脂組成物5を得た。樹脂組成物5の重量平均分子量は100,000であった。樹脂組成物5中、残存溶媒量は13.5質量%であった。
窒素雰囲気下の200mlフラスコに、p−フェニレンジアミン9.94g、N−メチルピロリドン170gを入れ、15分間、40℃で加熱撹拌しモノマーを溶解させた。その後、ピロメリット酸酸二無水物20.06gを加え、さらに30分間撹拌し、粘度150mPa・s(25℃)の樹脂組成物6を得た。樹脂組成物6の重量平均分子量は5,000であった。樹脂組成物6中、残存溶媒量は15質量%であった。
窒素雰囲気下の200mlフラスコに、p−フェニレンジアミン7.29g、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル2.38g、N−メチルピロリドン173gを入れ、15分間、40℃で加熱撹拌しモノマーを溶解させた。その後、ピロメリット酸二無水物17.21gと3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物0.12gを加え、さらに30分間撹拌し、粘度1100mPa・s(25℃)の樹脂組成物7を得た。樹脂組成物7の重量平均分子量は100,000であった。樹脂組成物7中、残存溶媒量は13.5質量%であった。
一方、2成分系の比較例1では破断点伸び率が不充分であり、比較例2は剛直なモノマーのみを使用したために樹脂膜を形成できなかった。比較例3では4成分系ではあるものの、実施例に比べて、耐熱性及び靱性に劣る結果となった。
Claims (10)
- (a)ポリイミド前駆体と、
(b)有機溶剤とを含む樹脂組成物であって、
前記(a)ポリイミド前駆体が、下記式(1)〜(4)で表される構造単位を有するポリアミド酸であり、
前記式(1)で表される構造単位及び前記式(3)で表される構造単位の合計に対し、前記式(1)で表される構造単位が50.0モル%〜99.9モル%であり、
前記式(2)で表される構造単位及び前記式(4)で表される構造単位の合計に対し、前記式(2)で表される構造単位が15モル%以上である樹脂組成物。
- 前記(a)ポリイミド前駆体の重量平均分子量が、5,000〜300,000である請求項1に記載の樹脂組成物。
- 前記式(1)で表される構造単位及び前記式(3)で表される構造単位の合計に対し、前記式(1)で表される構造単位が98.0モル%〜99.9モル%である請求項1又は2に記載の樹脂組成物。
- R3が、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル由来の2価の基である請求項1〜3のいずれかに記載の樹脂組成物。
- ポリイミド樹脂膜を製造するための請求項1〜4のいずれかに記載の樹脂組成物。
- 請求項1〜5のいずれかに記載の樹脂組成物が硬化したポリイミド樹脂膜。
- 5%重量減少温度が550℃以上である請求項6に記載のポリイミド樹脂膜。
- 破断点伸び率が50%以上である請求項6又は7に記載のポリイミド樹脂膜。
- 破断点強度が550MPa以上である請求項6〜8のいずれかに記載のポリイミド樹脂膜。
- 弾性率が5GPa以上である請求項6〜9のいずれかに記載のポリイミド樹脂膜。
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