JP2021072401A - 光電変換パネル - Google Patents

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孝明 川井
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Misaki Mutaguchi
実咲 牟田口
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Abstract

【課題】光電変換の効率の低下を抑制しつつ、受光面側から見た光電変換パネルの外観の色が黒色等の暗色とは異なる光電変換パネルを提供する。【解決手段】光電変換パネル100は、光電変換素子10と、可視光の帯域に関して透明又は半透明な第1光学層300と、を有する。第1光学層300は、光電変換素子10の受光面側に隣接して設けられている。第1光学層300と光電変換素子10との間に部分的に空隙が設けられている。【選択図】図2

Description

本発明は、光電変換パネルに関する。
光エネルギーを電気エネルギーに変換に変換する光電変換パネルが知られている(特許文献1)。特許文献1に記載された光電変換パネル(光発電装置)は、保護層、光学機能層及び発電層を備えている。保護層は、透光性を有しており、光発電装置の受光面側に設けられている。発電層は、基板、平坦化層、バリア層、透明電極、バッファ層、光電変換層及び反射電極を含んでいる。
光学機能層は、保護層と発電層との間に設けられている。光学機能層は、可視光の帯域のうちの少なくとも一部の波長帯域の光を反射し、他の波長帯域の光を透過し、又は吸収する。これにより、特許文献1では、光電変換パネルの受光面側の外観の色を変えることができると記載されている。
特開2018−137323号公報
太陽光は可視光の帯域で高い光量を有するため、光電変換パネルは、一般的に、可視光の帯域の光エネルギーを電気エネルギーに変換するよう構成される。すなわち、光電変換パネルの光電変換層は主として可視光を吸収する。そのため、光電変換パネルは受光面側から見て略黒色等の暗色の外観を有する。
このような暗色の光電変換層の受光面側に可視光の帯域のうちの少なくとも一部の波長帯域の光を反射する光学機能層が配置される場合、有色の光学機能層の背景が暗色となるため、光学機能層の色が視認しにくい。
光学機能層の色を視認し易くするために特定の波長に関する光学機能層の反射率を高くすることも考えらえる。この場合、光学機能層を透過して光電変換層に到達する光の量が低下してしまうため、光電変換の効率が低下してしまう。
したがって、光電変換の効率の低下を抑制しつつ、受光面側から見た光電変換パネルの外観の色が黒色等の暗色とは異なる光電変換パネルが望まれる。
一態様に係る光電変換パネルは、光電変換素子と、可視光の帯域に関して透明又は半透明な第1光学層と、を有する。前記第1光学層は、前記光電変換素子の受光面側に隣接して設けられている。前記第1光学層と前記光電変換素子との間に部分的に空隙が設けられている。
上記態様によれば、光電変換の効率の低下を抑制しつつ、受光面側から見た光電変換パネルの外観の色が黒色等の暗色とは異なる光電変換パネルを提供することができる。
第1実施形態に係る光電変換パネルの受光面側から見た平面図である。 図1の2A−2A線に沿った光電変換パネルの模式的断面図である。 図2の領域3A付近の拡大断面図である。 図2の領域4A付近の拡大断面図である。 第2実施形態に係る光電変換パネルの模式的断面図である。 第3実施形態に係る光電変換パネルの模式的断面図である。
以下、図面を参照して、実施形態について説明する。以下の図面において、同一又は類似の部分には、同一又は類似の符号を付している。ただし、図面は模式的なものであり、各寸法の比率等は現実のものとは異なることがあることに留意すべきである。
(第1実施形態)
図1は、第1実施形態に係る光電変換パネルの受光面側から見た平面図である。図2は、図1の2A−2A線に沿った光電変換パネルの模式的断面図である。図3は、図2の領域3A付近の拡大断面図である。
光電変換パネル100は、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光発電パネルであってよい。光電変換パネル100は、例えば集積型の光電変換モジュールであってよい。
光電変換パネル100は、光電変換素子10と、基板20と、第1光学層300と、保護層600と、を有していてよい。光電変換素子10は、光を電気エネルギーに変える素子であってよい。光電変換素子10は、基板20上に層状に設けられていてよい。具体的には、光電変換素子10は、基板20より受光面側に設けられる。
ここで、「受光面側」は、光電変換素子10へ光が入射する側に相当する。また、「裏面側」は、受光面側とは反対側の面に相当する。
基板20は、光電変換素子10を形成する基体となる部材であってよい。基板20は、例えば、樹脂基板、ガラス基板、又は表面に絶縁層を有する金属基板により構成されていてよい。
保護層600は、第1光学層300よりも受光面側に設けられている。第1実施形態では、保護層600は、受光面側に露出していてよい。保護層600は、例えば透明又は半透明な合成樹脂又はガラスのような材料によって構成されていてよい。
保護層600は、光電変換パネル100の表面に直交する方向から見て、光電変換素子10及び基板20よりも大きくてよい。この場合、保護層600は、光電変換素子10及び基板20よりも外側に延出する。
光電変換パネル100は、保護層600と光電変換素子10との間に、第1封止層400を有していてよい。第1実施形態では、第1封止層400は、第1光学層300と保護層600との間に設けられている。
第1封止層400は、例えば熱可塑性樹脂によって構成されていてよい。第1封止層400は、透明又は半透明な材料によって構成されていることが好ましい。第1封止層400の材料としては、例えばEVA樹脂(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)、オレフィン系樹脂、PVB(ポリビニルブチラール)樹脂、アイオノマー樹脂もしくはシリコーン樹脂、又はこれらの組み合わせを用いることができる。
光電変換パネル100は、基板20の裏面側に裏側封止層800を有していてよい。裏側封止層800は、例えば熱可塑性樹脂によって構成されていてよい。そのような合成樹脂として、例えばEVA樹脂(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)、オレフィン系樹脂、PVB(ポリビニルブチラール)樹脂、アイオノマー樹脂もしくはシリコーン樹脂、又はこれらの組み合わせを用いることができる。なお、裏側封止層800の厚みは、第1封止層400の厚みと同じであってもよく、異なっていてもよい。
裏側封止層800は、基板20の表面に直交する方向から見て、基板20よりも広い領域にわたって形成されていてよい。図2に示す例では、裏側封止層800は、基板20よりも外側の領域で、保護層600の裏面側に接する。この場合、裏側封止層800は、保護層600と光電変換素子10とを互いに接着する役割をも担う。
光電変換パネル100は、裏側封止層800の裏面側に裏側保護層900を有していてよい。裏側保護層900は、光電変換パネル100の最も裏面側に露出していてよい。
裏側保護層900は、例えばPET樹脂、PVF(ポリフッ化ビニル)樹脂、PVDF(ポリフッ化ビニリデン)樹脂、ナイロン樹脂もしくはポリアミド樹脂、又はこれらの組み合わせによって構成されていてよい。この代わりに、裏側保護層900は、金属製のシートによって構成されていてもよい。
光電変換パネル100は、光電変換素子10及び第1光学層300の側部に接着材500を有していてもよい。接着材500は、光電変換素子10及び基板20の周縁部を囲んでおり、保護層600の裏面側に付着していてよい。接着材500の側部は、裏側封止層800に覆われていてよい。
接着材500の材料として、例えば、ポリイソブチレン(PIB)、ブチルゴム、シリコーン接着樹脂、エポキシ樹脂もしくは合成ゴム、又はこれらの組み合わせが挙げられる。この代わりに、接着材500の材料は、裏側封止層800を構成する材料と同じであってもよい。
接着材500は、光電変換素子10及び第1光学層300の側部を保護するとともに、光電変換素子10と保護層600とを互いに接着する役割を担う。具体的には、第1光学層300の側部に設けられた接着材500は、光電変換素子10を製膜するための基体である基板20と保護層600とを互いに接着していてよい。
図2に示す態様の代わりに、接着材500は、設けられていなくてもよい。この場合、裏側封止層800が、光電変換素子10及び第1光学層300の側部を保護するとともに、光電変換素子10と保護層600とを互いに接着する接着材としての役割を担う。
第1光学層300は、可視光の帯域に関して透明又は半透明なフィルム材によって構成されていてよい。第1光学層300は、光電変換素子10の受光面側に隣接して設けられている。つまり、第1光学層300は、光電変換素子10に当接していてよい。
第1光学層300の材料は、例えばセロファン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、EVA樹脂、オレフィン樹脂、フッ素系樹脂、ポリエステル樹脂などの光透過性を有する樹脂もしくはガラス、又はこれらの組み合わせであってよい。
第1光学層300と光電変換素子10との間には部分的に空隙Vが設けられている(図3参照)。複数の微小な空隙Vが、第1光学層300と光電変換素子10との界面に設けられていてよい。空隙Vは、例えば、光電変換素子10の表面の微小な凹凸、第1光学層300の表面の微小な凹凸、又はそれらの両方によって形成されていてよい。
第1光学層300の全光線透過率は、例えば80%以上、より好ましくは90%以上であってよい。全光線透過率は、D65光源相当の光を測定対象である第1光学層300に入射させた光の光量に対する、透過した光の光量の割合によって規定される。全光線透過率は、ISO 13468−1で規格化された方法により測定できる。
第1光学層300は、実質的に無色の透明又は半透明なフィルム材によって構成されていてよい。この代わりに、第1光学層300は、可視光の帯域のうちの特定の波長を有する光を反射する材料によって構成されていてもよい。この場合、第1光学層300は、有色の半透明な層を構成する。
第1光学層300は、光電変換素子10と接着されていない領域を有する。第1光学層300は、少なくとも接着材500の内側の領域で光電変換素子10と全く接着されていなくてもよい。この場合、接着材の存在しない領域が、第1光学層300と光電変換素子10との間に、少なくとも部分的に存在する。これにより、空隙Vの内部には、接着材が充填されず、気体が存在する又は真空になることになる。なお、接着されていない領域とは、空隙Vが設けられた領域だけでなく、平坦(算術平均粗さが0.05μm未満)な光電変換素子10と第1光学層300が隣接する領域も含む場合がある。
第1実施形態における光電変換パネル100では、受光面側から入射した光は、保護層600及び第1封止層400を透過し、第1光学層300へ入射する。第1光学層300を透過した光は、空隙Vのところで乱反射する。特に、前述したように空隙Vの内部に接着材が充填されていない場合、第1光学層300と空隙Vの内部の気体又は真空の屈折率の差が大きくなり、光がより乱反射し易くなる。したがって、第1光学層300を透過した光のうちの一部は、光電変換層10に吸収され、第1光学層300を透過した光のうちの別の一部は、再び第1光学層300を透過して受光面側の方に進む。
光が空隙Vのところで乱反射するため、空隙Vが無い場合と比較すると、受光面側の方に進む光の量が多くなる。したがって、光電変換素子10と第1光学層300の積層体は、受光面側から見て黒色等の暗色よりも明るい色を帯びる。例えば、第1光学層300が透明又は概ね透明である場合、光電変換素子10と第1光学層300の積層体は、受光面側から見てグレーの外観を有する。また、第1光学層300が有色の半透明のフィルムである場合、乱反射により第1光学層300の裏面側から照らす光が存在するため、第1光学層300の色が受光面側から視認し易くなる。
このように、空隙Vによる乱反射を利用することによって、第1光学層300の反射率を高くすることなく、受光面側から見た光電変換パネル100の外観を黒色等の暗色とは異なる色に変えることができる。したがって、第1光学層300の反射率を高める必要がないため、光電変換の効率の低下を抑制することができる。
好ましくは、光電変換素子10の方に向いた第1光学層300の表面の算術平均粗さ(Ra)と、第1光学層300の方に向いた光電変換素子10の表面の算術平均粗さの少なくとも一方が、0.05μm以上である。この場合、可視光線の帯域に関して乱反射を引き起こす空隙Vは、光電変換素子10と第1光学層300とが互いに当接することによって形成される(図3参照)。
なお、図3は、光電変換素子10の表面の算術平均粗さが0.05μm以上であり、かつ第1光学層300の表面の算術平均粗さが0.05μmよりも十分に小さい状態を模式的に示している。この代わりに、第1光学層300の表面の算術平均粗さが0.05μm以上であり、かつ光電変換素子10の表面の算術平均粗さが0.05μmよりも小さくてもよい。さらに、光電変換素子10の表面の算術平均粗さと第1光学層300の表面の算術平均粗さの両方が0.05μm以上であってもよい。
光電変換素子10及び/又は第1光学層300の表面の算術平均粗さが上記の数値範囲であることにより、受光面側から見た光電変換パネルの外観の色が、目視で十分に黒色等の暗色とは異なると判別できる色になることが確認できた。
算術平均粗さは、JIS B 0601で規格化されており、表面粗さ計(株式会社小坂研究所製、商品名:ET−200)を用いて、プローブ走査長さ:1mm、走査速度:50μm/秒の条件で測定することができる。算術平均粗さの他の測定方法として、第1光学層300及び/又は光電変換素子10の表面をレーザー顕微鏡などの電子顕微鏡を用いて撮影し、撮影した画像から算術平均粗さを計測することも可能である。
光電変換素子10及び第1光学層300の表面の算術平均粗さの上限は、特に制限されないが、例えば、7.0μm以下、好ましくは3.0μm以下、より好ましくは1.0μm以下であってよい。
前述したように、第1光学層300は、少なくとも接着材500の内側の領域で光電変換素子10と接着されていなくてよい。この場合、第1光学層300は、保護層600に直接的に接着されていることが好ましい。第1実施形態では、第1光学層300は、第1封止材400によって保護層600に接着されている。
図2に示す態様の代わりに、第1光学層300は、保護層600に間接的に接着されていてもよい。すなわち、第1光学層300が、不図示の別の層に接着され、当該不図示の別の層が保護層600に接着されていてよい。
ここで、光電変換素子10の熱膨張係数は、保護層600や第1封止層400の熱膨張係数と異なる。そのため、第1光学層300が光電変換素子10と保護層600の両方に接着されていると、熱膨張差により第1光学層300にせん断応力がかかり、第1光学層300に皺が生じることがある。このような皺は、第1光学層300が、塗膜ではなく、フィルムによって形成されている場合に特に生じやすい。
第1実施形態では、第1光学層300は、少なくとも接着材500の内側の領域で光電変換素子10と接着されていないため、第1光学層300に生じるせん断応力が緩和され、前述した皺の発生を抑制することができる。
第1光学層300が少なくとも接着材500の内側の領域で光電変換素子10と接着されていなくても、裏側封止層800及び/又は接着材500が、光電変換素子10と保護層600とを互いに接着していれば、光電変換パネル100を全体として安定的に一体に維持することができる。
第1光学層300の融点又は軟化点は、第1封止層400の融点又は軟化点よりも高いことが好ましい。光電変換パネル100の製造過程において、第1光学層300を第1封止層400によって保護層600に直接的又は間接的に接着させる場合、第1封止層400を加熱して溶融又は軟化させた後に、第1封止層400を冷却して硬化させる。ここで、一般的に、加熱時に、光電変換パネル100を押圧しつつ真空・脱泡処理が行われる。この加熱時に第1光学層300が溶融又は軟化すると、第1光学層300を構成する材料が空隙Vの内部に充填されることがある。この場合、光が空隙Vのところで乱反射しにくくなる。したがって、第1光学層300の融点又は軟化点を第1封止層400の融点又は軟化点よりも高くし、第1光学層300が加熱時に溶融又は軟化することを防ぐことによって、空隙Vのところにおける光の乱反射の低下を抑制することができる。
なお、可視光の帯域に対する透光性の観点、及び熱可塑性樹脂を利用した接着剤としての特性の観点から、第1封止層400を構成する熱可塑性樹脂は、例えばエチレン酢酸ビニル共重合体(EVA)を含む樹脂であることが好ましい。ここで、EVAは、概ね80℃〜110℃の温度で軟化する。したがって、第1封止層400がEVA樹脂を含む場合、第1光学層300は、120℃よりも高い融点又は軟化点を有する材料によって構成されることが好ましい。
ここで、前述した軟化点は、ビカット軟化温度により規定される。ビカット軟化温度は、ISO306(JIS K7206)に規定するB50法により測定することができる。
以下、光電変換素子10の構成の一例を、図4を参照して説明する。図4は、図2の領域4A付近の拡大断面図である。具体的には、図4は、光電変換素子10と基板20の一部の拡大断面を示している。
光電変換素子10は、少なくとも、第1電極層22と、第2電極層24と、光電変換層26と、を含んでいてよい。第1電極層22、第2電極層24及び光電変換層26は、第1分割部P1、第2分割部P2及び第3分割部P3によって、複数のセル12に分割されていてよい。
光電変換層26は、光電変換素子10の厚み方向において、第1電極層22と第2電極層24との間に設けられている。第1電極層22は、光電変換層26と基板20との間に設けられている。第2電極層24は、光電変換層26に関して基板20とは反対側に位置する。
第2電極層24は透明電極層によって構成されていてよい。第2電極層24が透明電極層によって構成されている場合、光電変換層26へ入射する光、又は光電変換層26から出射する光は、第2電極層24を通過する。
第2電極層24が透明電極層によって構成される場合、第1電極層22は、不透明電極層によって構成されていてもよく、透明電極層によって構成されていてもよい。第1電極層22は、例えば、モリブデン、チタン又はクロムのような金属によって形成されていてよい。
本実施形態では、好ましい一例として、第2電極層24は、n型半導体、より具体的には、n型の導電性を有し、禁制帯幅が広く、比較的低抵抗の材料によって形成される。第2電極層24は、例えば、III族元素を添加した酸化亜鉛(ZnO)や、酸化インジウムスズ(Indium Tin Oxide:ITO)によって構成されていてよい。この場合、第2電極層24は、n型半導体と透明電極層の機能を兼ねることができる。
光電変換層26は、例えば、p型の半導体を含んでいてよい。CIS系の光電変換パネルの一例では、光電変換層26は、I族元素(Cu、Ag、Au等)、III族元素(Al、Ga、In等)及びVI族元素(O、S、Se、Te等)を含む化合物半導体で形成される。光電変換層26は、前述したものに限定されず、光電変換を起こす任意の材料によって構成されていてよい。
光電変換素子10の構成は、上記態様に限定されず、様々な態様をとり得ることに留意されたい。例えば、光電変換素子10は、n型半導体とp型半導体の両方が第1電極層と第2電極層との間に挟まれた構成を有していてもよい。この場合、第2電極層はn型半導体によって構成されていなくてよい。また、光電変換素子10は、p−n結合型の構造に限らず、n型半導体とp型半導体との間に真性半導体層(i型半導体)を含むp−i−n結合型の構造を有していてもよい。
光電変換素子10は、光電変換層26と第2電極層24との間に不図示のバッファ層を有していてもよい。この場合、バッファ層は、第2電極層24と同じ導電型を有する半導体材料であってもよく、異なる導電型を有する半導体材料であってもよい。バッファ層は、第2電極層24よりも電気抵抗の高い材料によって構成されていればよい。バッファ層は、例えばZn系バッファ層、Cd系バッファ層又はIn系バッファ層であってよい。
互いに隣接するセル12の第1電極層22は、第1分割部P1によって互いに電気的に分断されている。同様に、互いに隣接するセル12の第2電極層24は、第3分割部P3によって互いに電気的に分断されている。互いに隣接するセル12の光電変換層26は、第2分割部P2及び第3分割部P3によって互いに分断されている。
光電変換素子10は、互いに隣接するセル12どうしの間に電気接続部34を有していてよい。電気接続部34は、互いに隣接するセル12どうしを電気的に直列に接続する。本実施形態では、電気接続部34は、第2電極層24から連続する部分によって形成されている。この場合、電気接続部34は、第2電極層24と同じ材料から構成されていてよい。この代わりに、電気接続部34は、第2電極層24と異なる導電材料から構成されていてもよい。電気接続部34は、第2分割部P2のところで光電変換素子10の厚み方向に延びることで、一方のセル12の第1電極層22と他方のセル12の第2電極層24とを互いに電気的に接続する。
光電変換層26に光が照射されると起電力が生じ、第1電極層22及び第2電極層24がそれぞれ正極及び負極となる。したがって、あるセル12で生じた自由電子の一部は、第2電極層24から直接電気接続部34を通って、隣接するセル12の第1電極層22に移動する。最も端に位置するセル12には、配線50が接続されていてよい。配線50は、光電変換パネル100の外部に電力を取り出す電気線として利用される。
CIS系の光電変換素子10について詳細に説明したが、光電変換素子10は、これに限定されない。また、光電変換素子10は、いわゆる薄膜系の光電変換素子に限定されず、結晶系の光電変換素子(例えば、光電変換素子に結晶シリコンを用いたもの)であってもよい。
(第2実施形態)
次に、第2実施形態に係る光電変換パネルについて、図5を参照して説明する。図5は、第2実施形態に係る光電変換パネルの模式的断面図である。
第2実施形態において、第1実施形態と同様又は類似の構成要素については同じ符号が付されていることに留意されたい。また、第1実施形態と同様又は類似の構成要素については、その説明を省略することがあることに留意されたい。
第2実施形態に係る光電変換パネル100は、第1実施形態で説明した第1光学層300に加え、第2光学層350を有する。第2光学層350は、第1光学層300よりも受光面側に設けられている。
第2光学層350は、可視光の帯域のうちの少なくとも一部の波長帯域の光を反射する特性を有する。より具体的には、第2光学層350は、可視光の帯域のうちの少なくとも一部の波長帯域の光を反射し、その他の波長帯域の光を透過又は吸収する特性を有する。これにより、第2光学層350は、有色の半透明の部材となる。
第2光学層350の材料は、例えばセロファン樹脂、アクリル樹脂、ウレタン樹脂、ポリカーボネート樹脂、EVA樹脂、オレフィン樹脂、フッ素系樹脂、ポリエステル樹脂などの光透過性を有する樹脂もしくはガラス、又はこれらの組み合わせであってよい。
第1実施形態で説明したように、第1光学層300を透過した光は乱反射されるため、第1光学層300の裏側から照らす光が生じる。このように、第2光学層350は、裏面側からの光に照らされるため、光電変換パネル100の受光面側から見ると、第2光学層350の色がより目立つことになる。つまり、第2光学層350の反射率を高くすることなく、光電変換パネル100の受光面側から、第2光学層350の色が視認し易くなる。
第2実施形態では、第2光学層350は、第1光学層300と保護層600との間に位置する。この場合、第2光学層350は、保護層600によって覆われるため、外気に触れることがない。これにより、外気による第2光学層350の劣化を抑制できる。
第2実施形態では、第2光学層350は、第1光学層300と保護層600の両方に接着されていてよい。図5に示す態様では、第2光学層350は、第1封止層400によって第1光学層300に接着され、第2封止層410によって保護層600に接着されている。したがって、第1光学層300は、第2光学層350を介して間接的に保護層600に接着されている。
第1封止層400の材料は第1実施形態で説明したとおりであってよい。第2封止層410は、例えば熱可塑性樹脂によって構成されていてよい。第2封止層410は、透明又は半透明な材料によって構成されていることが好ましい。第2封止層410の材料としては、例えばEVA樹脂(エチレン・酢酸ビニル共重合樹脂)、オレフィン系樹脂、PVB(ポリビニルブチラール)樹脂、アイオノマー樹脂もしくはシリコーン樹脂、又はこれらの組み合わせを用いることができる。
第2封止層410の材料は、第1封止層400の材料と同じであっても、異なっていてもよい。熱膨張係数の差に起因して発生する第2光学層350へのせん断応力を低減するという観点からは、第2封止層410の材料は、第1封止層400の材料と同じであることが好ましい。
図5に示す態様の代わりに、第2光学層350は、保護層600の裏面側にコーティングによって形成されていてもよい。この場合、第2封止層410は不要であることに留意されたい。
(第3実施形態)
次に、第3実施形態に係る光電変換パネルについて、図6を参照して説明する。図6は、第3実施形態に係る光電変換パネルの模式的断面図である。
第3実施形態において、第1実施形態及び第2実施形態と同様又は類似の構成要素については同じ符号が付されていることに留意されたい。また、第1実施形態及び第2実施形態と同様又は類似の構成要素については、その説明を省略することがあることに留意されたい。
第3実施形態に係る光電変換パネル100は、第1光学層300と第2光学層350を有する。第2光学層350は、第2実施形態と同様に、可視光の帯域のうちの少なくとも一部の波長帯域の光を反射する特性を有する。
第3実施形態では、第2光学層350は、保護層600の受光面側に設けられている。図6に示す態様では、第2光学層350は、光電変換パネル100の受光面側の最表面に設けられている。
第3実施形態では、第2光学層350が保護層600の受光面側に設けられているため、光電変換パネル100の受光面側から、第2光学層350の色がより視認され易くなる。
図6に示す態様では、第2光学層350は、保護層600の受光面側の表面にコーティングによって形成されている。この代わりに、第2光学層350は、保護層600に接着されていてもよい。この場合、第2光学層350は、透明又は半透明の熱可塑性樹脂によって保護層600に接着されていればよい。
上述したように、実施形態を通じて本発明の内容を開示したが、この開示の一部をなす論述及び図面は、本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替の実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。したがって、本発明の技術的範囲は、上述の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
第1、第2及び第3実施形態では、光電変換パネル100は、裏側封止層800及び裏側保護層900を有するが、裏側封止層800及び裏側保護層900のうちの一方又は両方は必須の構成要素ではない。ここで、光電変換パネル100が裏側封止層800及び裏側保護層900を含まない場合、保護層600は、光電変換パネル100の表面に直交する方向から見て、基板20と略同一の大きさを有していてよい。
10 光電変換素子
100 光電変換パネル
300 第1光学層
350 第2光学層
400 第1封止層
410 第2封止層
600 保護層

Claims (9)

  1. 光電変換素子と、
    可視光の帯域に関して透明又は半透明な第1光学層と、を有し、
    前記第1光学層は、前記光電変換素子の受光面側に隣接して設けられており、
    前記第1光学層と前記光電変換素子との間に部分的に空隙が設けられている、光電変換パネル。
  2. 前記光電変換素子の方に向いた前記第1光学層の表面の算術平均粗さと、前記第1光学層の方に向いた前記光電変換素子の表面の算術平均粗さの少なくとも一方が、0.05μm以上である、請求項1に記載の光電変換パネル。
  3. 前記第1光学層よりも受光面側に設けられた保護層を有し、
    前記第1光学層は、前記光電変換素子と接着されていない領域を有し、
    前記第1光学層は、前記保護層に直接的又は間接的に接着されている、請求項1又は2に記載の光電変換パネル。
  4. 前記第1光学層の側部に接着材が設けられており、
    前記接着材は前記光電変換素子と前記保護層とを互いに接着している、請求項3に記載の光電変換パネル。
  5. 前記光電変換素子は基板上に製膜されており、
    前記第1光学層の側部に接着材が設けられており、
    前記接着材は前記基板と前記保護層とを互いに接着している、請求項3に記載の光電変換パネル。
  6. 前記第1光学層と前記保護層とを直接的又は間接的に接着する封止層を有し、
    前記第1光学層の融点又は軟化点は、前記封止層の融点又は軟化点よりも高い、請求項3から5のいずれか1項に記載の光電変換パネル。
  7. 可視光の帯域のうちの少なくとも一部の波長帯域の光を反射する第2光学層を有し、
    前記第2光学層は、前記第1光学層よりも受光面側に設けられている、請求項1から6のいずれか1項に記載の光電変換パネル。
  8. 前記第1光学層よりも受光面側に設けられた保護層を有し、
    前記第2光学層は、前記第1光学層と前記保護層との間に位置する、請求項7に記載の光電変換パネル。
  9. 前記第1光学層よりも受光面側に設けられた保護層を有し、
    前記第2光学層は、前記保護層の受光面側に設けられている、請求項7に記載の光電変換パネル。


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