JP2021071700A - 画像投影装置 - Google Patents

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英昭 足利
鈴木 誠
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Abstract

【課題】画像の解像度を向上させること。【解決手段】光出射面において複数の発光点が配列された光源と、前記複数の発光点それぞれからそれぞれ出射された複数の光線を二次元に走査する走査部を含み、前記走査部で走査された前記複数の光線を水晶体又は前記水晶体近傍で収束させた後に網膜に照射する光学系と、前記複数の発光点からの前記複数の光線の出射及び前記走査部の駆動を制御して、前記網膜に画像を投影する駆動制御部と、を備え、前記複数の発光点は、前記画像の垂直方向に対応する第1方向に少なくとも並んで配置され、前記光学系は、前記複数の発光点のうち前記第1方向に並んだ2以上の発光点から同じタイミングで出射された2以上の光線を前記画像の垂直方向において異なる位置で前記網膜に照射する、画像投影装置。【選択図】図1

Description

本発明は、画像投影装置に関する。
光線を二次元に走査して画像を表示する画像表示装置が知られている。例えば、アレイ状に複数の発光素子が配列された光源を用い、複数の発光素子から出射された光線を二次元に走査して被走査面に結像させる画像表示装置が知られている(例えば、特許文献1)。また、光源が有する複数の発光点から出射された光線を飛び越し走査することが知られている(例えば、特許文献2)。
特開2006−317604号公報 特開2011−230420号公報
走査した光線をユーザの網膜に照射することで網膜に画像を投影する網膜投影型の画像投影装置が知られている。網膜投影型の画像投影装置において、網膜に投影される画像の解像度を向上させることが望まれている。
本発明は、上記課題に鑑みなされたものであり、画像の解像度を向上させることを目的とする。
本発明は、光出射面において複数の発光点が配列された光源と、前記複数の発光点それぞれからそれぞれ出射された複数の光線を二次元に走査する走査部を含み、前記走査部で走査された前記複数の光線を水晶体又は前記水晶体近傍で収束させた後に網膜に照射する光学系と、前記複数の発光点からの前記複数の光線の出射及び前記走査部の駆動を制御して、前記網膜に画像を投影する駆動制御部と、を備え、前記複数の発光点は、前記画像の垂直方向に対応する第1方向に少なくとも並んで配置され、前記光学系は、前記複数の発光点のうち前記第1方向に並んだ2以上の発光点から同じタイミングで出射された2以上の光線を前記画像の垂直方向において異なる位置で前記網膜に照射する、画像投影装置である。
上記構成において、前記複数の発光点は、前記画像の水平方向に対応する第2方向に並んで配置された、第1光線を出射する第1発光点と前記第1光線とは異なる色の第2光線を出射する第2発光点とを含み、前記光学系は、前記第2方向に並んだ前記第1発光点及び前記第2発光点から同じタイミングで出射された前記第1光線及び前記第2光線を前記画像の水平方向において所定距離だけ離れた位置で前記網膜に照射し、前記駆動制御部は、前記画像の1つの画素を形成するための前記第1光線及び前記第2光線を、前記走査部によって走査される前記第1光線及び前記第2光線が前記網膜上を前記所定距離移動する移動時間分だけ互いにずらして前記第1発光点及び前記第2発光点から出射させる構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の発光点は、前記第2方向に前記第1発光点と前記第2発光点に並んで配置され、前記第1光線及び前記第2光線とは異なる色の第3光線を出射する第3発光点を含み、前記光学系は、前記第2方向に並んだ前記第1発光点、前記第2発光点、及び前記第3発光点から同じタイミングで出射された前記第1光線、前記第2光線、及び前記第3光線を前記画像の水平方向において前記所定距離だけ離れた位置で並んで前記網膜に照射し、前記第1光線、前記第2光線、及び前記第3光線は、1つが赤色光であり、他の1つが緑色光であり、残りの1つが青色光であり、前記駆動制御部は、前記1つの画素を形成するための前記第1光線、前記第2光線、及び前記第3光線を、前記移動時間分だけそれぞれずらして前記第1発光点、前記第2発光点、及び前記第3発光点から出射させる構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の発光点はLEDである構成とすることができる。
上記構成において、前記2以上の光線は、各々の光軸が互いに異なる角度で前記走査部に入射する構成とすることができる。
上記構成において、前記光学系は、前記複数の光線が入射されて、入射された前記複数の光線を略平行光とするコリメータレンズを備え、前記コリメータレンズは、前記複数の光線の光路において前記走査部よりも前記光源側に位置し、前記複数の光線は、各々の光軸が前記コリメータレンズの軸に対して略平行となって前記コリメータレンズの異なる位置に入射する構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の光線は、各々の光軸が前記走査部で略一致する構成とすることができる。
上記構成において、前記光学系は、前記複数の光線の光路において前記走査部よりも前記光源側に位置し、前記複数の光線が入射するアパーチャを備える構成とすることができる。
上記構成において、前記複数の発光点から出射された前記複数の光線を検出する第1検出器を備え、前記複数の光線は、各々の光軸が前記第1検出器で略一致し、前記駆動制御部は、前記第1検出器の出力信号に基づき前記複数の発光点から出射される前記複数の光線の光量を調整する構成とすることができる。
上記構成において、前記2以上の光線は、前記走査部の1回の主走査で複数の走査線のうち離れた2以上の走査線を描画し、前記2以上の走査線の間に位置する走査線は他の主走査で描画する飛び越し走査によって前記網膜に照射される構成とすることができる。
上記構成において、前記網膜で反射した反射光を検出する第2検出器と、前記第2検出器の出力信号に基づき検査画像を生成する画像生成部と、を備え、前記駆動制御部は、前記複数の発光点のうち前記第1方向に並んだ発光点から順番に光線を出射させ、前記第2検出器は、順番に出射された前記光線の前記網膜での反射光を検出し、前記画像生成部は、前記第2検出器の出力信号に基づいて複数の部分検査画像を取得した後、前記複数の部分検査画像を合成して前記検査画像を生成する構成とすることができる。
本発明によれば、画像の解像度を向上させることができる。
図1は、実施例1に係る画像投影装置のブロック図である。 図2は、実施例1における光源の平面図である。 図3は、実施例1に係る画像投影装置の光学系を示す図である。 図4(a)から図4(c)は、図3の部分拡大図である。 図5は、実施例1において走査部で走査された光線が網膜に照射されるまでの光路を示す図である。 図6は、実施例1における光線の走査を説明する図である。 図7は、実施例1における画像投影処理の一例を示すフローチャートである。 図8(a)から図8(c)は、カラー画像の投影を説明する図である。 図9は、実施例1における光量調整処理の一例を示すフローチャートである。 図10は、実施例1の変形例1に係る画像投影装置の光学系を示す図である。 図11は、実施例1における隣接走査を説明する図である。 図12は、実施例2における飛び越し走査の第1の例を説明する図である。 図13は、実施例2における飛び越し走査の第2の例を説明する図である。 図14は、実施例3に係る画像投影装置のブロック図である。 図15は、実施例3における光源の平面図である。 図16は、実施例3に係る画像投影装置の光学系を示す図である。 図17は、実施例3における検査画像生成処理の一例を示すフローチャートである。 図18(a)から図18(d)は、図17のフローチャートにおいて光線の走査を示す図である。
以下、図面を参照し、本発明の実施例について説明する。
図1は、実施例1に係る画像投影装置のブロック図である。図1を参照して、画像投影装置100は、投影部10、制御部50、及び検出器60を備える。投影部10は、光源11、調整光学系12、走査部13、投影光学系14、駆動回路15、及び入力回路16を備える。制御部50は、駆動制御部51及び第1信号処理部52を備える。投影部10及び検出器60は、例えば眼鏡型フレームに装着されている。制御部50は、例えばスマートフォン等の携帯情報端末に設けられている。
駆動制御部51は、駆動回路15に指令を出して光源11及び走査部13を制御する。入力回路16には、画像投影装置100内又は外のカメラ及び/又は録画機器等の画像データに関する画像信号が駆動制御部51から入力される。駆動回路15は、入力回路16が取得した画像信号及び駆動制御部51の制御信号に基づき光源11と走査部13を駆動する。駆動回路15は、光源11と走査部13を同期して駆動する。
光源11は、光出射面に複数の発光点が配列されたフラットパネル型のマルチスポット光源である。図2は、実施例1における光源の平面図である。図2を参照して、光源11は、平面形状の光出射面20に複数の発光点21A〜21Lが格子状となって二次元に配列されている。発光点21A〜21Lは例えばOLED(Organic Light Emitting Diode)であり同一の基板上に設けられている。発光点21A〜21Lは入力駆動電流に応じた光量で発光する。発光点21A〜21Lにおいて、入力駆動電流に対する出力光量はほぼリニアな関係になっている。なお、発光点21A〜21LはOLED以外のLEDであってもよいし、LD(Laser Diode)であってもよい。
ユーザの眼に投影される画像の垂直方向に対応する方向を第1方向とし、画像の水平方向に対応する方向を第2方向とする。発光点21A〜21Dは赤色光(波長:610nm〜660nm程度)を出射する発光点である。発光点21E〜21Hは緑色光(波長:515nm〜540nm程度)を出射する発光点である。発光点21I〜21Lは青色光(波長:440nm〜480nm程度)を出射する発光点である。このように、赤色光を出射する発光点、緑色光を出射する発光点、及び青色光を出射する発光点はそれぞれ第1方向に並んで配置されている。また、第2方向には、赤色光を出射する発光点、緑色光を出射する発光点、及び青色光を出射する発光点が並んで配置されている。
第1方向で隣接する発光点のピッチ間隔H1は例えば40μm程度であり、第2方向で隣接する発光点のピッチ間隔H2は例えば30μm程度である。したがって、光源11の発光領域の第1方向の長さは例えば120μm程度であり、第2方向の長さは例えば60μm程度である。
図1を参照して、光源11は、複数の発光点21A〜21Lそれぞれから複数の光線1A〜1Lそれぞれを出射する。調整光学系12は、コリメータレンズ、トーリックレンズ、及び/又はアパーチャ等を備えており、光源11が出射した複数の光線1A〜1Lそれぞれを成型する。また、調整光学系12は、ハーフミラー又はビームスプリッタ等の光を分岐する分岐部品を備えており、光源11が出射した複数の光線1A〜1Lそれぞれを分岐する。走査部13は、複数の光線1A〜1Lを二次元に走査するスキャナである。走査部13は、例えばMEMS(Micro Electro Mechanical System)ミラー等の走査ミラーである。投影光学系14は、走査部13で走査された複数の光線1A〜1Lをユーザの眼70に照射する。
検出器60は、例えばアバランシェフォトダイオード等のフォトディテクタであり、調整光学系12で分岐された複数の光線1A〜1Lを検出する。第1信号処理部52は、駆動制御部51からの制御信号に基づき検出器60の出力信号を処理する。駆動制御部51は、第1信号処理部52が処理した信号に基づき、発光点21A〜21Lから出射される光線1A〜1Lの光量が適切になるように調整する。検出器60及び第1信号処理部52は、駆動回路15からの同期信号に基づき、光源11が光線1A〜1L各々を出射したタイミングで検出を開始する。
制御部50は、例えばCPU(Central Processing Unit)等のプロセッサがプログラムと協働して処理を行ってもよい。制御部50は、専用に設計された回路でもよい。駆動制御部51及び第1信号処理部52は、1つの回路でもよいし、異なる回路でもよい。
図3は、実施例1に係る画像投影装置の光学系を示す図である。図4(a)から図4(c)は、図3の部分拡大図である。画像投影装置100は、マクスウェル視を利用して、光源11の複数の発光点21A〜21Lから出射された複数の光線1A〜1Lをユーザの網膜に照射する。これにより、ユーザは自身の視力によらずにフォーカスフリーで画像を視認できる。図3及び図4(a)から図4(c)では、図の明瞭化のために、光源11の複数の発光点21A〜21Lのうち発光点21A、21E、及び21Iから出射される光線1A、1E、及び1Iを図示して説明するが、その他の発光点から出射される光線も同様にしてユーザの網膜71及び検出器60に照射される。また、図3及び図4(a)では、図の明瞭化のために、発光点21A、21E、及び21Iの間隔を誇張して図示している。
図3を参照して、光源11の発光点21A、21E、及び21Iから出射された光線1A、1E、及び1Iは、コリメータレンズ31に入射する。コリメータレンズ31は、凸レンズであり、光線1A、1E、及び1Iを拡散光から僅かに収束する略平行光に変換する。
コリメータレンズ31で僅かに収束する略平行光に変換された光線1A、1E、及び1Iは、ハーフミラー32に入射する。ハーフミラー32で反射された光線1A、1E、及び1Iはアパーチャ33の開口34を通過した後に、走査部13に入射する。光線1A、1E、及び1Iがアパーチャ33の開口34を通過することで、光線1A、1E、及び1Iの直径は適切な大きさとなる。
発光点21A、21E、及び21Iは異なる位置にあるため、図4(a)のように、発光点21A、21E、及び21Iから出射された光線1A、1E、及び1I各々の光軸2A、2E、及び2Iはコリメータレンズ31の異なる位置に入射する。また、光線1A、1E、及び1Iは、各々の光軸2A、2E、及び2Iがコリメータレンズ31の軸に対して略平行となって、コリメータレンズ31に入射する。コリメータレンズ31は凸レンズであることから、コリメータレンズ31を透過した光線1A、1E、及び1I各々の光軸2A、2E、及び2Iは互いに収束し、図4(b)のように、光軸2A、2E、及び2Iは走査部13に互いに異なる角度で入射する。走査部13はコリメータレンズ31の焦点に配置され、光線1A、1E、及び1I各々の光軸2A、2E、及び2Iは走査部13で略一致する。
光線1A、1E、及び1Iは第2方向に並んだ発光点21A、21E、及び21Iから出射された光線であるが、第1方向に並んだ発光点(例えば発光点21A〜21D)から出射された光線1A〜1Dも同様に、各々の光軸は走査部13に互いに異なる角度で入射する。また、複数の発光点21A〜21Lから出射された複数の光線1A〜1Lは、各々の光軸がコリメータレンズ31の異なる位置にコリメータレンズ31の軸に対して平行となって、コリメータレンズ31に入射する。よって、複数の光線1A〜1L各々の光軸は走査部13で略一致する。
走査部13で二次元に走査された光線1A、1E、及び1Iは曲面ミラー41に入射する。曲面ミラー41の反射面は凹面であって自由曲面等の曲面である。曲面ミラー41は、光線1A、1E、及び1Iを拡散光から略平行光に変換する。光線1A、1E、及び1Iは、ユーザの眼70内(例えば水晶体72又は水晶体72近傍)で収束し、硝子体73を通過して網膜71に照射される。これにより、網膜71に画像が投影される。アパーチャ33によって光線1A、1E、及び1Iの直径が適切な大きさに調整されていることで、光線1A、1E、及び1Iが網膜71で合焦するスポット径を小さくすることができる。コリメータレンズ31、ハーフミラー32、アパーチャ33、走査部13、及び曲面ミラー41は、複数の発光点21A〜21Lそれぞれからそれぞれ出射された複数の光線1A〜1Lを二次元に走査し、走査された複数の光線1A〜1Lを水晶体72又は水晶体72近傍で収束させた後に網膜71に照射する光学系30を構成する。
図5は、実施例1において走査部で走査された光線が網膜に照射されるまでの光路を示す図である。図5では、図の明瞭化のために、発光点21Aから出射された光線1Aのみを図示しているが、その他の発光点から出射された光線も同様にして網膜71に照射される。図5を参照して、光線1Aはコリメータレンズ31によって僅かに収束する略平行光に変換されるため、走査部13で走査された光線1A−1、1A−2、及び1A−3は、曲面ミラー41の手前の焦点3で合焦し、拡散光となって曲面ミラー41に入射する。曲面ミラー41で反射された光線1A−1、1A−2、及び1A−3各々の光軸は互いに収束し且つ各々は略平行光である。曲面ミラー41で反射された光線1A−1、1A−2、1A−3各々の光軸は眼70内(例えば水晶体72又は水晶体72近傍)において収束し且つ各々はほぼ網膜71において合焦する。
図3及び図4(c)を参照して、ハーフミラー32を透過した光線1A、1E、及び1Iは検出器60に入射する。光線1A、1E、及び1I各々の光軸2A、2E、及び2Iは検出器60で略一致する。すなわち、ハーフミラー32から検出器60までの光線1A、1E、及び1Iの光路長と、ハーフミラー32から走査部13までの光線1A、1E、及び1Iの光路長と、は略同じ大きさとなっている。検出器60は、入射した光線1A、1E、及び1Iを検出する。上述したように、光線1A、1E、及び1I以外の光線も同様に検出器60に照射される。よって、複数の発光点21A〜21Lから出射された複数の光線1A〜1Lは、各々の光軸が検出器60で略一致して、検出器60に入射する。検出器60は、入射した光線1A〜1Lを検出する。
図6は、実施例1における光線の走査を説明する図である。図6を参照して、複数の発光点21A〜21Lから出射された複数の光線1A〜1Lが網膜71に照射されることによって網膜71に画像80が投影される。走査部13は複数の光線1A〜1Lを矢印81のように左上から右下までラスタスキャンする。画像80の水平方向の走査が主走査であり、垂直方向の走査が副走査である。ここで、格子状に並んだ発光点21A〜21Lから同じタイミングで出射された光線1A〜1Lを各々の光軸が互いに異なる角度となって走査部13に入射させることで、光線1A〜1Lを画像80の水平方向及び垂直方向に格子状に並んで網膜71に照射させることができる。図6では、複数の発光点21A〜21Lから同じタイミングで出射された光線1A〜1Lを図示している。光線1A〜1Lの一部が画像80の垂直方向に並んでいるため、主走査を往復して行うと、光線1A〜1Lが行きの走査と帰りの走査において網膜71に重なって照射される箇所が生じ得る。したがって、主走査は往復で行わずに一方向のみで行うことが好ましい。また、主走査を往復して行う場合、行きの走査と帰りの走査とで位相ずれが生じることがあるが、主走査を一方向のみで行うことで、このような位相ずれの発生を抑制できる。
走査部13が駆動しても発光点21A〜21Lが光線1A〜1Lを出射しないと、光線1A〜1Lは網膜71に照射されない。破線の矢印81では光線1A〜1Lは出射されない。駆動回路15は、発光点21A〜21Lからの光線1A〜1Lの出射と走査部13の駆動とを同期させる。これにより、光源11は、実線の矢印81において発光点21A〜21Lから光線1A〜1Lを出射する。これにより、網膜71に画像80が投影される。
コリメータレンズ31の光学特性を適切に設定して走査部13に入射するときの光線1A〜1L各々の光軸の角度を適切にすることで、発光点21A〜21Lから同じタイミングで出射された光線1A〜1Lを画像80の水平方向及び垂直方向で隣接する画素分ずれた位置で網膜71に照射させることができる。これにより、走査部13の一度の主走査において、画像80の垂直方向の複数の画素を同時に形成することができる。すなわち、走査部13の一度の主走査で形成できる走査線の数を増やすことができる。
走査部13の一度の主走査で形成できる走査線の数が増えることの効果について説明する。例えば、走査線の数がMの画像において、画像の最初から最後までの走査にかかる走査時間をTとする。走査部13が走査線を1本ずつ走査する場合、走査部13の主走査の1回当たりの時間はT/Mとなる。一方、走査部13が走査線をn本ずつ同時に走査する場合、走査部13の主走査の1回当たりの時間はnT/Mとなり、主走査の走査速度が遅くなる。このように、走査部13の一度の主走査で形成できる走査線の数が増えることで、画像の解像度の低下を抑えつつ、走査部13の駆動周波数を低く抑えることができる。反対に、走査部13の駆動周波数を変えない場合では、副走査方向の走査回数は変わらずに一度の主走査で形成できる走査線の数が増えることから、画像の解像度を高くすることができる。
図7は、実施例1における画像投影処理の一例を示すフローチャートである。図7を参照して、駆動制御部51は、走査部13を駆動させ且つ光源11の発光点21A〜21Lから光線1A〜1Lを出射させて、入力された画像データに基づく画像を網膜71に投影する(ステップS10)。
ここで、カラー画像を網膜71に投影する場合について説明する。図8(a)から図8(c)は、カラー画像の投影を説明する図である。図8(a)から図8(c)では、第2方向に並んで配置された発光点21A、21E、及び21Iから出射される光線1A、1E、及び1Iを例に説明するが、発光点21A、21E、及び21I以外で第2方向に並んだ発光点から出射される光線においても同様である。また、発光点21A、21E、及び21Iから出射された光線1A、1E、及び1Iは画像80の水平方向において所定距離Xだけ離れた位置で網膜71に照射されるとする。
図8(a)を参照して、駆動制御部51は、発光点21Iから画素82Aを形成するための光線1I−1を出射させる。
図8(b)を参照して、駆動制御部51は、走査部13によって走査される光線1A、1E、及び1Iが網膜71上を所定距離Xだけ移動する時間が経過した後、発光点21Eから画素82Aを形成するための光線1E−1を出射させる。また、所定距離Xが画素間距離Yと等しい場合には、駆動制御部51は、発光点21Iから画素82Aに隣接する画素82Bを形成するための光線1I−2を出射させる。
図8(c)を参照して、駆動制御部51は、走査部13によって走査される光線1A、1E、及び1Iが所定距離Xだけ移動する時間が更に経過した後、発光点21Aから画素82Aを形成するための光線1A−1を出射させる。これにより、画素82Aは赤色光の光線1A−1と緑色光の光線1E−1と青色光の光線1I−1とが合成されたカラー画素であるとユーザは認識する。また、所定距離Xが画素間距離Yと等しい場合には、駆動制御部51は、発光点21Eから画素82Bを形成するための光線1E−2を出射させ、発光点21Iから画素82Bに隣接する画素82Cを形成するための光線1I−3を出射させる。
このようなことを画像80全体に対して行うことで、各画素がカラー画素となり、カラー画像が投影される。なお、図8(a)から図8(c)では、各画素を形成する光線を出射させる以外では光線を出射させない場合を例に示したが、連続的に光線を出射させ続けるとともに各画素に対応するように光量を変化させる制御としてもよい。
図7を参照して、駆動制御部51は、画像データが入力されなくなったか否かを判断する(ステップS12)。画像データが入力され続けている場合(ステップS12:No)、ステップS10に戻る。一方、画像データが入力されなくなった場合(ステップS12:Yes)、画像投影の処理を終了する。
図9は、実施例1における光量調整処理の一例を示すフローチャートである。図9を参照して、駆動制御部51は、複数の発光点21A〜21Lのうち1つの発光点(例えば発光点21A)に一定の駆動電流を入力して、発光点21Aから光線1Aを出射させる(ステップS20)。次いで、第1信号処理部52は検出器60の出力信号を取得する(ステップS22)。検出器60は、駆動回路15からの同期信号に同期して光線1Aを検出する。第1信号処理部52は、駆動回路15からの同期信号に同期して検出器60の出力信号の取得を開始する。
次いで、駆動制御部51は、第1信号処理部52が取得した検出器60の出力信号に基づき、発光点21Aから出射された光線1Aの光量が所定範囲内であるか否かを判断する(ステップS24)。画像投影装置100に備わる記憶部(不図示)には、各発光点に対して、入力駆動電流と出力光量との関係を示すデータが記憶されている。駆動制御部51は、このデータを参照し、検出器60の出力信号に基づく光量が、発光点21Aに上記の一定の駆動電流を入力したときに発光点21Aから出射されるべき光量に対して所定範囲内にあるか否かを判断する。
光量が所定範囲内にない場合(ステップS24:No)、駆動制御部51は発光点21Aへの入力駆動電流を変化させ、入力駆動電流と発光点21Aの出力光量との関係を取得し、記憶部に記憶する(ステップS26)。その後、ステップS28に進む。一方、光量が所定範囲内にあった場合(ステップS24:Yes)、ステップS28に進む。
駆動制御部51は、全ての発光点21A〜21Lからの光線1A〜1Lの出射が終了したか否かを判断する(ステップS28)。発光点21A〜21Lのうち光線1A〜1Lを出射させていない発光点がある場合(ステップS28:No)、ステップS20に戻る。一方、全ての発光点21A〜21Lからの光線1A〜1Lの出射が終了した場合(ステップS28:Yes)、光量調整の処理を終了する。
図9における光量調整処理は、図7における画像投影処理の前に行ってもよいし、画像投影処理が終了した後に行ってもよい。また、図9における光量調整処理は、画像投影装置100の電源が投入されたときに行ってもよい。
実施例1によれば、図2のように、光出射面20において複数の発光点21A〜21Lが配列された光源11を用いる。発光点21A〜21Lは画像80の垂直方向に対応する第1方向に少なくとも並んで配置されている。図3のように、発光点21A〜21Lから出射された光線1A〜1Lを二次元に走査する走査部13を含み、走査部13で走査された光線1A〜1Lを水晶体72又は水晶体72近傍に収束させた後に網膜71に照射して網膜71に画像を投影する光学系30を備える。図6で説明したように、光学系30は、複数の発光点21A〜21Lのうち第1方向に並んだ2以上の発光点(例えば発光点21A〜21D)から同じタイミングで出射された2以上の光線1A〜1Dを画像80の垂直方向において異なる位置で網膜71に照射する。これにより、走査部13の一度の主走査で形成できる走査線の数を増やすことができるため、上述したように、網膜71に投影される画像80の解像度を向上させることができる。
複数の発光点21A〜21LはLEDである場合が好ましい。例えば、発光点21A〜21LがLDである場合、駆動電流が低いときの出力光量の制御が難しいため、必要な光量よりも大きな駆動電流を入力し、減光フィルタ等で必要な光量まで減光させることが行われる。この場合、発光点21A〜21Lに入力する駆動電流が大きくなるため、消費電力及び発熱量が大きくなる。一方、発光点21A〜21LがLEDである場合、LEDは駆動電流に対して出力光量がほぼリニアに変化するため、階調再現性が良好な上、必要な光量に対応する大きさの駆動電流を入力することで済む。よって、発光点21A〜21Lに入力する駆動電流を低く抑えることができ、消費電力及び発熱量を低く抑えることができる。また、減光フィルタ等を配置しなくて済むため、画像投影装置100の小型軽量化による携帯性も向上する。さらに、発光点21A〜21Lから出射される光線1A〜1Lは網膜71に照射されることから、発光点21A〜21LをLEDとすることで安全性の懸念が持たれ難くなる。
複数の発光点21A〜21Lは同一の基板上に形成されることが好ましい。これにより、各発光点の間隔等の位置精度を良好にして形成できるため、発光点21A〜21Lから出射される光線1A〜1Lが網膜71に照射される位置精度を向上させることができる。
図2のように、複数の発光点21A〜21Lは、画像80の水平方向に対応する第2方向に赤色光を出射する発光点(例えば発光点21A)、緑色光を出射する発光点(例えば発光点21E)、及び青色光を出射する発光点(例えば発光点21I)が並んで配置されている。図6で説明したように、光学系30は、第2方向に並んだ発光点21A、21E、及び21Iから同じタイミングで出射された光線1A、1E、及び1Iを画像80の水平方向に並んで網膜71に照射する。光線1A、1E、及び1Iの網膜71での間隔を所定距離Xとする。この場合、図8(a)から図8(c)で説明したように、駆動制御部51は、画像80の1つの画素(例えば画素82A)を形成するための青色光の光線1I−1、緑色光の光線1E−1、及び赤色光の光線1A−1を、走査部13によって走査される光線1A、1E、及び1Iが所定距離X移動する時間分だけそれぞれずらして発光点21I、21E、及び21Aから出射させる。これにより、カラーの画像80を網膜71に投影することができる。所定距離X移動する時間とは、所定距離Xと略同じ距離だけ移動する時間を含み、略同じ距離とは、網膜71に投影された画像80を色のちらつきが抑えられた状態でユーザが視認できる程度である。
なお、実施例1では、第2方向に赤色光を出射する発光点、緑色光を出射する発光点、及び青色光を出射する発光点の順に並んでいる場合を例に示したが、その他の順で並んでいる場合でもよい。また、実施例1では、第2方向に異なる色の光を出射する3つの発光点が並んでいる場合を例に示したが、この場合に限られない。例えば、第2方向に異なる色の光を出射する2つの発光点が並んでいる場合でもよい。この場合でも、図8(a)から図8(c)で説明した方法により、カラーの画像を投影することができる。
第1方向に並んだ発光点(例えば発光点21A〜21D)から出射された光線1A〜1Dは、各々の光軸が互いに異なる角度で走査部13に入射する。これにより、光線1A〜1Dを網膜71の画像80の垂直方向において異なる位置に照射させることができる。
図3のように、複数の光線1A〜1Lの光路において走査部13よりも光源11側に位置して配置され、入射された複数の光線1A〜1Lを略平行光とするコリメータレンズ31を備える。図4(a)のように、複数の光線1A〜1Lは、各々の光軸がコリメータレンズ31の軸に対して略平行となってコリメータレンズ31の異なる位置に入射する。これにより、第1方向に並んだ発光点から出射された複数の光線は各々の光軸が互いに異なる角度となって走査部13に入射し、第2方向に並んだ発光点から出射された複数の光線は各々の光軸が互いに異なる角度となって走査部13に入射する。よって、複数の発光点21A〜21Lから出射された光線1A〜1Lを網膜71の異なる位置に照射させることができる。また、複数の光線1A〜1Lに対して1つのコリメータレンズ31を用いているため、画像投影装置100の小型軽量化を実現できる。なお、光線1A〜1L各々の光軸がコリメータレンズ31の軸に対して略平行とは、光線1A〜1Lを網膜71の所望の位置に照射できる程度に略平行であればよい。
複数の発光点21A〜21Lから出射された複数の光線1A〜1Lは各々の光軸が走査部13で略一致してもよい。これにより、複数の発光点21A〜21Lを有する光源11から出射される複数の光線1A〜1Lを1つの走査部13で走査することができ、さらに走査部13が大きくなることを抑制できるため画像投影装置100の小型軽量化を実現できる。略一致とは、光軸の少なくとも一部が重なる程度に略一致していればよい。
図3のように、複数の光線1A〜1Lの光路において走査部13よりも光源11側に位置して配置され、複数の光線1A〜1Lが入射するアパーチャ33を備える。アパーチャ33を走査部13よりも光源11側に配置することで、走査部13で走査された光線を妨げることなく、複数の光線1A〜1Lをアパーチャ33に入射させることができる。アパーチャ33の開口34の直径を最適化することで、複数の光線1A〜1Lを適切な大きさの直径で眼70に入射させることができ、光線1A〜1Lの網膜71でのスポット径を最適化することができる。また、複数の光線1A〜1Lに対して1つのアパーチャ33を用いているため、画像投影装置100の小型軽量化を実現できる。
図3のように、複数の発光点21A〜21Lから出射された複数の光線1A〜1Lを検出する検出器60を備える。図4(c)のように、複数の光線1A〜1Lは、各々の光軸が検出器60で略一致する。これにより、検出器60の検出面が大きくなることを抑制しつつ、検出器60で複数の光線1A〜1Lを検出できる。駆動制御部51は、検出器60の出力信号に基づき発光点21A〜21Lから出射される光線1A〜1Lの光量を調整する。これにより、検出器60は特定の位置での光線1A〜1Lの光量を検出することができるので、検出器60の検出面において感度のばらつきがある場合でも検出精度を高めることができ、かつ発光点21A〜21Lの出力光量が経年劣化等によって弱まった場合でも、発光点21A〜21Lから適切な光量の光線1A〜1Lを出射させることができる。略一致とは、光軸の少なくとも一部が重なる程度に略一致していればよい。
なお、実施例1では、発光点21A〜21Lが光出射面20から出射した光線1A〜1Dそれぞれの一部をハーフミラー32等の分岐部品で分岐させて検出器60で検出する場合を例に示したが、この場合に限られない。例えば、光出射面20とは反対側の裏面から出射される複数の光線を検出器で検出してもよい。
図10は、実施例1の変形例1に係る画像投影装置の光学系を示す図である。図10では、図の明瞭化のために、複数の発光点21A〜21Lから出射される複数の光線1A〜1Lのうちの光線1Aのみを図示している。図10を参照して、画像投影装置110では、アパーチャ33がコリメータレンズ31とハーフミラー32の間で光線1A〜1Lの光路上に配置されている。その他の構成は、実施例1と同じであるため説明を省略する。
アパーチャ33は、実施例1のようにハーフミラー32と走査部13の間で光線1A〜1Lの光路上に配置されていてもよいし、実施例1の変形例1のようにコリメータレンズ31とハーフミラー32の間の光線1A〜1Lの光路上に配置されていてもよい。
図2のように、光源11は第1方向に4つの発光点が並んでいる場合を例に示したがこの場合に限られない。第1方向に並ぶ発光点の数が増えるほど一度の主走査で形成できる走査線の数が増えるが、第1方向に並ぶ発光点の数が増えるほど光源11が大型化することから、第1方向に並ぶ発光点の数は2以上6以下が好ましく、3以上5以下がより好ましい。また、光源11は第2方向に赤色光を出射する発光点、緑色光を出射する発光点、及び青色光を出射する発光点が1つずつ並んでいる場合を例に示したが、これに限られない。例えば、赤色光の発光点、緑色光の発光点、及び青色光の発光点を1組とした複数の組が第2方向に並んで設けられていてもよい。言い換えると、第2方向に赤色光の発光点、緑色光の発光点、及び青色光の発光点が繰り返し設けられていてもよい。発光点がLEDである場合は各画素において光量不足が懸念されるが、赤色光の発光点、緑色光の発光点、及び青色光の発光点の組が複数並んでいることで、各画素に対して赤色光、緑色光、及び青色光それぞれを複数回出射させることが可能となり、各画素における光量不足を抑制できる。
実施例2に係る画像投影装置のブロック図及び光学系は、実施例1に係る画像投影装置のブロック図及び光学系と同じであるため図示及び説明を省略する。
実施例1では、第1方向に並んだ2以上の発光点から出射された光線が隣接する走査線を描画する隣接走査の場合を例に示した。これに対し、実施例2では、第1方向に並んだ2以上の発光点から出射された光線が1又は2以上離れた走査線を描画する飛び越し走査の場合について説明する。
まず、実施例1における隣接走査について、光源11から出射した光線が網膜71に投影されるまでの光学系の倍率が1倍であることを前提に説明する。図11は、実施例1における隣接走査を説明する図である。図11では、複数の発光点21A〜21Lのうち第1方向に並んだ発光点として発光点21A〜21Dを例に説明するが、発光点21E〜21H、及び、発光点21I〜21Lについても同様である(以下の図12及び図13においても同様)。
図11を参照して、第1方向に並んだ発光点21A〜21Dから出射された光線1A〜1Dによって、走査部13の1回目の主走査で走査線1〜4を描画し、2回目の主走査で走査線5〜8を描画し、以下同様の走査を繰り返す。この場合、光学系の倍率が1であるので、発光点21A〜21Dの間隔H1と走査線1〜8の間隔Pとが略同じ大きさになる。したがって、間隔H1が例えば40μmである場合、間隔Pも40μm程度となる。高解像度の画像を投影するには間隔Pは狭い方が好ましく、光源11から網膜71までの光学系の倍率を可変させることで、間隔H1に対する間隔Pの比率を変えることもできる。
図12は、実施例2における飛び越し走査の第1の例を説明する図である。図13は、実施例2における飛び越し走査の第2の例を説明する図である。第1方向で隣接する発光点の間隔H1を走査線の間隔Pで割った値(H1/P)を飛び越し周期I(I=H1/P)とする。
図12を参照して、飛び越し周期Iが3である場合、1回の主走査で光線1Aが描画する走査線が走査線mであるとすると、光線1Bは走査線(m+3)を描画し、光線1Cは走査線(m+6)を描画し、光線1Dは走査線(m+9)を描画する。このように、3ライン間隔で走査線を描画する。1回の主走査で飛び越された走査線は他の主走査で補う。この場合、走査線1〜14の間隔Pは、発光点21A〜21Dの間隔H1の1/3となる。すなわち、間隔H1が例えば40μmである場合、間隔Pは13.3μm程度となる。
図13を参照して、飛び越し周期Iが5である場合、1回の主走査で光線1Aが描画する走査線が走査線mであるとすると、光線1Bは走査線(m+5)を描画し、光線1Cは走査線(m+10)を描画し、光線1Dは走査線(m+15)を描画する。このように、5ライン間隔で走査線を描画する。1回の主走査で飛び越された走査線は他の主走査で補う。この場合、走査線1〜16の間隔Pは、発光点21A〜21Dの間隔H1の1/5となる。すなわち、間隔H1が例えば40μmである場合、間隔Pは8μmとなる。
飛び越し走査は、i)全ての走査線が走査されること、ii)同一の走査線が重複して走査されないこと、の2つの条件を満たす必要がある。この2つの条件を満たすには、第1方向に並んだ発光点の個数N、走査線の間隔P、飛び越し周期Iとした場合に、1)1回の主走査について副走査方向への移動量はN×Pであること、2)IとNは互いに素の自然数であること、が必要である。
実施例2によれば、第1方向に並んだ2以上の発光点(例えば発光点21A〜21D)から出射された2以上の光線1A〜1Dは、飛び越し走査によって網膜71に照射される。飛び越し走査は、走査部13の1回の主走査で複数の走査線のうち離れた2以上の走査線を描画し、この2以上の走査線の間に位置する走査線は他の主走査で描画する。これにより、図12及び図13のように、走査線の間隔を狭くすることができ、網膜71に投影される画像80の解像度を向上させることができる。
実施例2では、飛び越し周期Iが3又は5である場合を例に示したが、この場合に限られず、第1方向に並んだ発光点の間隔H1を踏まえて、所望の走査線の間隔Pとなるような任意の値に設定することができる。
図14は、実施例3に係る画像投影装置のブロック図である。図14を参照して、実施例3の画像投影装置300では、制御部50aは駆動制御部51及び第1信号処理部52に加えて第2信号処理部53及び画像生成部54を備える。投影部10は光源11に代えて光源11aを備える。図15は、実施例3における光源の平面図である。図15を参照して、光源11aは、光出射面20に複数の発光点21A〜21Pが格子状に二次元に配列されている。発光点21M〜21Pは例えばOLEDであるが、その他のLEDであってもよいし、LDであってもよい。発光点21M〜21Pは、第1方向に並んで配置され、赤外光(波長:850nm程度)を出射する発光点である。光源11aでは、第2方向に、赤色光を出射する発光点、緑色光を出射する発光点、青色光を出射する発光点、及び赤外光を出射する発光点が並んで配置されている。
図14を参照して、画像投影装置300は検出器61を備える。検出器61は、例えばアバランシェフォトダイオード等のフォトディテクタであり、光源11aの複数の発光点21A〜21Pから出射された複数の光線1A〜1Pがユーザの眼70の網膜71で反射した反射光9A〜9Pを検出する。第2信号処理部53は、駆動制御部51からの制御信号に基づき検出器61の出力信号を処理する。画像生成部54は、第2信号処理部53が処理した信号に基づき画像を生成する。表示部62は、例えばスマートフォン等の携帯情報端末に備わる液晶ディスプレイであり、画像生成部54が生成した画像を表示する。検出器61及び第2信号処理部53は、駆動回路15からの同期信号に基づき、光源11aが光線1A〜1Pを出射したタイミングで検出を開始する。
制御部50aは、例えばCPU等のプロセッサがプログラムと協働して処理を行ってもよい。制御部50aは専用に設計された回路でもよい。駆動制御部51、第1信号処理部52、第2信号処理部53、及び画像生成部54は、1つの回路でもよいし、異なる回路でもよい。実施例3の画像投影装置300のその他の構成は、実施例1の図1と同じであるため説明を省略する。
図16は、実施例3に係る画像投影装置の光学系を示す図である。図16では、図の明瞭化のために、複数の発光点21A〜21Pから出射される複数の光線1A〜1Pのうち発光点21Mから出射される光線1Mのみを図示しているが、その他の発光点から出射される光線についても同様である。図16を参照して、発光点21Mから出射された光線1Mは、光学系30を介して網膜71に照射される。光線1Mの一部は網膜71で反射する。網膜71で反射した反射光9Mは、光線1Mが網膜71に向かって進んできた光路を戻る。すなわち、反射光9Mは、曲面ミラー41、走査部13、及びハーフミラー32の順に戻り、ハーフミラー32を透過した後にレンズ35及びピンホール板36を通過して検出器61に入射する。これにより、検出器61は、光線1Mが網膜71で反射した反射光9Mを検出する。
図17は、実施例3における検査画像生成処理の一例を示すフローチャートである。図18(a)から図18(d)は、図17のフローチャートにおいて光線の走査を示す図である。ここでは、複数の発光点21A〜21Pのうちの第1方向に並んだ発光点21M〜21Pから赤外光の光線1M〜1Pを出射させて検査画像を生成する場合について説明する。図17を参照して、駆動制御部51は、走査部13を駆動させるとともに、光源11aの発光点21Mから赤外光の光線1Mを出射させる(ステップS30)。これにより、網膜71に光線1Mが照射される。図18(a)のように、発光点21Mから出射された光線1Mは網膜71上を走査線1、5、9、13の順に走査される。
次いで、第2信号処理部53は検出器61の出力信号を取得する(ステップS32)。検出器61は、駆動回路15からの同期信号に同期して光線1Mの反射光9Mを検出する。すなわち、検出器61は、発光点21Mからの光線1Mの出射に同期して光線1Mの反射光9Mを検出する。第2信号処理部53は、光線1Mの出射に同期して、検出器61の出力信号の取得を開始する。
次いで、画像生成部54は、第2信号処理部53が取得した検出器61の出力信号に基づき、眼70の部分的な検査画像(例えば眼底画像)を取得する(ステップS34)。すなわち、画像生成部54は、走査線1、5、9、13に相当する部分の検査画像を取得する。
次いで、駆動制御部51は、発光点21Mと第1方向で並んだ発光点のうち光線を出射させていない発光点があるか否かを判断する(ステップS36)。発光点がある場合(ステップS36:Yes)、ステップS30に戻り、第1方向に並んだ発光点21M〜21Pの全てから赤外光の光線1M〜1Pを出射させるまでステップS30〜S36を繰り返す。
図18(b)のように、発光点21Nから出射される赤外光の光線1Nは網膜71上を走査線2、6、10、14の順に走査される。このため、図17のステップS34において、画像生成部54は、走査線2、6、10、14に相当する部分の検査画像を取得する。図18(c)のように、発光点21Oから出射される赤外光の光線1Oは網膜71上を走査線3、7、11、15の順に走査される。このため、図17のステップS34において、画像生成部54は、走査線3、7、11、15に相当する部分の検査画像を取得する。図18(d)のように、発光点21Pから出射される赤外光の光線1Pは網膜71上を走査線4、8、12、16の順に走査される。このため、図17のステップS34において、画像生成部54は、走査線4、8、12、16に相当する部分の検査画像を取得する。
図17のステップS36において発光点がない場合(ステップS36:No)、画像生成部54は、ステップS34で取得した部分的な検査画像を合成することで全体的な検査画像(例えば眼底画像)を生成する(ステップS38)。すなわち、画像生成部54は、走査線1、5、9、13の検査画像と、走査線2、6、10、14の検査画像と、走査線3、7、11、15の検査画像と、走査線4、8、12、16の検査画像と、を合成して、走査線1〜16の全てでの検査画像を生成する。表示部62は、検査画像を表示する(ステップS40)。
実施例3によれば、第1方向に並んだ発光点21M〜21Pからの光線1M〜1Pを時分割スキャンして複数の部分的な検査画像を取得した後、これら複数の部分的な検査画像を合成することで全体の検査画像を生成する。すなわち、駆動制御部51は、第1方向に並んだ発光点21M〜21Pから順番に光線1M〜1Pを出射させる。検出器61は、順番に出射された光線1M〜1Pの網膜71での反射光9M〜9Pを検出する。画像生成部54は、検出器61の出力信号に基づいて複数の部分検査画像を取得した後、これら複数の部分検査画像を合成して検査画像を生成する。これにより、眼70の眼底の状態を検出でき、例えば医師が検査画像を精査することで眼70の検査を行うことができる。
発光点21M〜21Pから出射される光線1M〜1Pを用いた検査画像の生成は、発光点21A〜21Lから出射される可視光である光線1A〜1Lを網膜71に照射させながら行ってもよいし、光線1A〜1Lを網膜71に照射させずに行ってもよい。光線1A〜1Lを網膜71に照射させながら行う場合、光線1A〜1Lによって網膜71にユーザが固視するための固視指標を投影してもよい。これにより、ユーザに固視指標を固視させながら検査を行うことができる。
上記では、赤外光を用いて検査画像(例えば眼底画像)を生成する場合を例に示したが、可視光を用いて検査画像(例えば眼底画像)を生成してもよい。すなわち、駆動制御部51は第1方向に並んだ発光点21A〜21Dから順番に赤色の光線1A〜1Dを出射させ、順番に出射された光線1A〜1Dの網膜71での反射光9A〜9Dを検出器61で検出させる。画像生成部54は検出器61の出力信号に基づいて光線1A〜1Dによる複数の部分検査画像を取得し、これら複数の部分検査画像を合成して赤色光による検査画像を生成する。同様に、駆動制御部51は第1方向に並んだ発光点21E〜21Hから順番に緑色の光線1E〜1Hを出射させ、順番に出射された光線1E〜1Hの網膜71での反射光9E〜9Hを検出器61で検出させる。画像生成部54は検出器61の出力信号に基づいて光線1E〜1Hによる複数の部分検査画像を取得し、これら複数の部分検査画像を合成して緑色光による検査画像を生成する。駆動制御部51は第1方向に並んだ発光点21I〜21Lから順番に青色の光線1I〜1Lを出射させ、順番に出射された光線1I〜1Lの網膜71での反射光9I〜9Lを検出器61で検出させる。画像生成部54は検出器61の出力信号に基づいて光線1I〜1Lによる複数の部分検査画像を取得し、これら複数の部分検査画像を合成して青色光による検査画像を生成する。また、画像生成部54は、赤色光による検査画像と緑色光による検査画像と青色光による検査画像とを、走査部13によって走査される光線1A〜1Lが網膜71上での光線1A〜1Lの画像80の水平方向における間隔だけ移動する時間分ずらして合成した検査画像を生成してもよい。
以上、本発明の実施例について詳述したが、本発明はかかる特定の実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
1A〜1P、1A−1〜1A−3 光線
2A、2E、2I 光軸
3 焦点
9A〜9P 反射光
10 投影部
11、11a 光源
12 調整光学系
13 走査部
14 投影光学系
15 駆動回路
16 入力回路
20 光出射面
21A〜21P 発光点
30 光学系
31 コリメータレンズ
32 ハーフミラー
33 アパーチャ
34 開口
35 レンズ
36 ピンホール板
41 曲面ミラー
50、50a 制御部
51 駆動制御部
52 第1信号処理部
53 第2信号処理部
54 画像生成部
60 検出器
61 検出器
62 表示部
70 眼
71 網膜
72 水晶体
73 硝子体
80 画像
82A〜82C 画素
100、110、300 画像投影装置

Claims (11)

  1. 光出射面において複数の発光点が配列された光源と、
    前記複数の発光点それぞれからそれぞれ出射された複数の光線を二次元に走査する走査部を含み、前記走査部で走査された前記複数の光線を水晶体又は前記水晶体近傍で収束させた後に網膜に照射する光学系と、
    前記複数の発光点からの前記複数の光線の出射及び前記走査部の駆動を制御して、前記網膜に画像を投影する駆動制御部と、を備え、
    前記複数の発光点は、前記画像の垂直方向に対応する第1方向に少なくとも並んで配置され、
    前記光学系は、前記複数の発光点のうち前記第1方向に並んだ2以上の発光点から同じタイミングで出射された2以上の光線を前記画像の垂直方向において異なる位置で前記網膜に照射する、画像投影装置。
  2. 前記複数の発光点は、前記画像の水平方向に対応する第2方向に並んで配置された、第1光線を出射する第1発光点と前記第1光線とは異なる色の第2光線を出射する第2発光点とを含み、
    前記光学系は、前記第2方向に並んだ前記第1発光点及び前記第2発光点から同じタイミングで出射された前記第1光線及び前記第2光線を前記画像の水平方向において所定距離だけ離れた位置で前記網膜に照射し、
    前記駆動制御部は、前記画像の1つの画素を形成するための前記第1光線及び前記第2光線を、前記走査部によって走査される前記第1光線及び前記第2光線が前記網膜上を前記所定距離移動する移動時間分だけ互いにずらして前記第1発光点及び前記第2発光点から出射させる、請求項1に記載の画像投影装置。
  3. 前記複数の発光点は、前記第2方向に前記第1発光点と前記第2発光点に並んで配置され、前記第1光線及び前記第2光線とは異なる色の第3光線を出射する第3発光点を含み、
    前記光学系は、前記第2方向に並んだ前記第1発光点、前記第2発光点、及び前記第3発光点から同じタイミングで出射された前記第1光線、前記第2光線、及び前記第3光線を前記画像の水平方向において前記所定距離だけ離れた位置で並んで前記網膜に照射し、
    前記第1光線、前記第2光線、及び前記第3光線は、1つが赤色光であり、他の1つが緑色光であり、残りの1つが青色光であり、
    前記駆動制御部は、前記1つの画素を形成するための前記第1光線、前記第2光線、及び前記第3光線を、前記移動時間分だけそれぞれずらして前記第1発光点、前記第2発光点、及び前記第3発光点から出射させる、請求項2に記載の画像投影装置。
  4. 前記複数の発光点はLEDである、請求項1から3のいずれか一項に記載の画像投影装置。
  5. 前記2以上の光線は、各々の光軸が互いに異なる角度で前記走査部に入射する、請求項1から4のいずれか一項に記載の画像投影装置。
  6. 前記光学系は、前記複数の光線が入射されて、入射された前記複数の光線を略平行光とするコリメータレンズを備え、
    前記コリメータレンズは、前記複数の光線の光路において前記走査部よりも前記光源側に位置し、
    前記複数の光線は、各々の光軸が前記コリメータレンズの軸に対して略平行となって前記コリメータレンズの異なる位置に入射する、請求項1から5のいずれか一項に記載の画像投影装置。
  7. 前記複数の光線は、各々の光軸が前記走査部で略一致する、請求項1から6のいずれか一項に記載の画像投影装置。
  8. 前記光学系は、前記複数の光線の光路において前記走査部よりも前記光源側に位置し、前記複数の光線が入射するアパーチャを備える、請求項1から7のいずれか一項に記載の画像投影装置。
  9. 前記複数の発光点から出射された前記複数の光線を検出する第1検出器を備え、
    前記複数の光線は、各々の光軸が前記第1検出器で略一致し、
    前記駆動制御部は、前記第1検出器の出力信号に基づき前記複数の発光点から出射される前記複数の光線の光量を調整する、請求項1から8のいずれか一項に記載の画像投影装置。
  10. 前記2以上の光線は、前記走査部の1回の主走査で複数の走査線のうち離れた2以上の走査線を描画し、前記2以上の走査線の間に位置する走査線は他の主走査で描画する飛び越し走査によって前記網膜に照射される、請求項1から9のいずれか一項に記載の画像投影装置。
  11. 前記網膜で反射した反射光を検出する第2検出器と、
    前記第2検出器の出力信号に基づき検査画像を生成する画像生成部と、を備え、
    前記駆動制御部は、前記複数の発光点のうち前記第1方向に並んだ発光点から順番に光線を出射させ、
    前記第2検出器は、順番に出射された前記光線の前記網膜での反射光を検出し、
    前記画像生成部は、前記第2検出器の出力信号に基づいて複数の部分検査画像を取得した後、前記複数の部分検査画像を合成して前記検査画像を生成する、請求項1から10のいずれか一項に記載の画像投影装置。
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