JP2024077227A - 眼科撮影装置、眼科撮影装置の作動方法、及びプログラム - Google Patents

眼科撮影装置、眼科撮影装置の作動方法、及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】眼科撮影装置において、被検眼の固視を安定させて、固視標の投影に起因したノイズの撮影画像への混入を低減する。【解決手段】被検眼の眼底に関する画像の撮影に用いる撮影光を射出する撮影光源と、被検眼を固視させるための固視標を形成する固視光を射出する固視光源と、眼底で前記撮影光と前記固視光とを2次元的に走査する光走査手段と、撮影光源の撮影光の射出部と略共役な位置に配置された共役絞りと、該共役絞りが有するピンホールを介して撮影光の眼底からの反射光を受光する受光手段と、固視光源からの固視光の射出のタイミングを走査手段と同期させて制御する固視光制御手段と、受光手段の出力に基づいて眼底に関する画像を生成する画像生成手段と、を備える眼科撮影装置において、固視光は、撮影光と共に眼底を走査する際に共役絞りにおけるピンホール以外の部分において結像するように、眼底で撮影光とはずれた位置に照射される【選択図】図1

Description

本開示は、眼科撮影装置、眼科撮影装置の作動方法、及びプログラムに関する。
各種疾病の診断やスクリーニングを行うために、眼科の分野において、被検眼の観察に用いられる器具として、検眼鏡が一般的に知られている。また、近年では、例えばレーザー光で被検眼眼底を2次元に走査して、被検眼の正面画像の撮像を可能とする走査レーザー検眼鏡(SLO:Scanning Laser Ophthalmoscope)も知られている。更に、SLOでは、複数の波長領域の光源を搭載し、複数の波長領域の光を用いた眼底画像の撮影を可能としたSLO(以下、カラーSLOと呼称する)が実用化されている。
カラーSLOでは、複数の波長領域として、赤(R)、緑(G)、青(B)に相当する波長領域の光で被検眼眼底を2次元に走査することにより、被検眼の正面画像の撮像を可能としている。詳細には、これら各々の光の被検眼からの反射光を光源の射出部と共役な位置に配置された共役絞りを介してアバランシェフォトダイオード(APD)や光電子増倍管(PMT)等の光検出器で受光する。そして、RBGのそれぞれの受光信号から、擬似カラーの正面画像(静止画、動画)を生成している。また、SLOにおいて、撮影時に使用していない光源を、被検眼の視線を誘導するため固視光源として使用する装置も開示されている(特許文献1)。
特開2022-25446号公報
例えば特許文献1に開示される装置では、走査手段による眼底撮影の1~数フレーム毎に撮影用に使用する撮影光源と固視標用に使用する固視光源による各々の光の照射を交互に繰り返している。したがって、固視光源は数フレームに一回しか点灯しないため、被検眼から見ると固視標はちらつきが大きくなってしまい、固視の安定を損なう恐れがある。このちらつきを抑制するために、仮に撮影光源と固視光源を同時に点灯すると、光源の射出部と共役絞りは共役関係であるため固視光源の眼底反射光も共役絞りに到達する。ここで、固視光源は眼底を走査中に任意の位置で点灯させることにより任意の形状の固視標を眼底に投影している。このため、このような対処処方の場合、撮影画像に眼底に固視標の形状の像がノイズとして撮影画像に重畳してしまう恐れがある。
本開示の一実施態様は、上記課題を鑑みたものであって、眼科撮影装置において、被検眼の固視を安定させて、固視標の投影に起因したノイズの撮影画像への混入を低減することをその目的の一つとする。
上記目的を達成するため、本開示の一実施態様に係る眼科撮像装置は、
被検眼の眼底に関する画像の撮影に用いる撮影光を射出する撮影光源と、
前記被検眼を固視させるための固視標を形成する固視光を射出する固視光源と、
前記被検眼の眼底で前記撮影光と前記固視光とを2次元的に走査する光走査手段と、
前記撮影光源の前記撮影光の射出部と略共役な位置に配置された共役絞りと、
該共役絞りが有するピンホールを介して前記撮影光の前記眼底からの反射光を受光する受光手段と、
前記固視光源からの前記固視光の射出のタイミングを前記光走査手段と同期させて制御する固視光制御手段と、
前記受光手段の出力に基づいて前記眼底に関する画像を生成する画像生成手段と、を備え、
前記固視光は、前記撮影光と共に前記眼底を走査する際に前記共役絞りにおける前記ピンホール以外の部分において結像するように、前記眼底で前記撮影光とはずれた位置に照射される。
本開示の一実施態様によれば、眼科撮影装置において、被検眼の固視を安定させて、固視標の投影に起因したノイズの撮影画像への混入を低減することができる。
眼科撮影装置の構成の一例を示した概略図である。 SLO光源の構成の一例を示した概略図である。 撮影光源と、固視光源2個と、絞りとの位置関係の一例を示した図である。 撮影光と固視光との眼底上での位置関係の一例を示した図である。 眼底に投影する固視標形状の一例である。 固視光源の点灯制御のフローチャートの一例である。 第2の実施形態における撮影光源と、固視光源4個と、絞りとの位置関係の一例を示した図である。 第3の実施形態に係る眼科撮影装置の構成の一例を示した概略図である。
以下、添付図面を参照して、本開示に係る実施形態を詳細に説明する。ただし、以下の実施形態に記載されている構成要素はあくまでも例示であり、本発明の範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。例示される寸法、材料、形状、及び構成要素の相対的な位置等は任意であり、本開示が適用される装置の構成又は様々な条件に応じて変更できる。また、本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須のものとは限らない。また、図面において、同一であるか又は機能的に類似している要素を示すために図面間で同じ参照符号を用いる。
<第1の実施形態>
第1の実施形態として、図1~図6を参照して、本開示に係る技術を眼科撮影装置の一例としてカラーSLOに適用した場合と、その作動方法の一例について説明する。なお、以下に述べる本開示の一態様に係る眼科撮影装置では、固視光源の射出部は、撮影光源の射出部に対して、撮影光の光軸と垂直な方向において所定距離離れて配置される。
図1は、本開示の第1の実施形態に係る眼科撮影装置の全体構成の概略を示す図である。図1に示す眼科撮影装置1は、その内部に、走査部3、SLO光源15、光源射出部10、及びSLO光学系等が配置されている。また、眼科撮影装置1は、ドライバ11、A/D変換器33、装置制御部34、及びモニター35も配置されている。
ドライバ11は、固視光源のオンオフの制御を実行し、A/D変換器33は、後述する受光素子32が出力した電気信号をディジタル信号に変換する。装置制御部34には、固視光制御部34a及び画像生成部34bが設けられており、固視光制御部34aはドライバ11を介して固視光源のオンオフタイミング等を制御する。画像生成部34bは、A/D変換器33から得たディジタル信号に基づいて眼底画像を生成する。そして、装置制御部34は更に、走査部3、フォーカスレンズ5を駆動するドライバ等の眼科撮影装置1の各構成の駆動制御を実行する。モニター35は、画像生成部34bが生成した眼底画像や、患者情報、撮影条件等を表示する。また、モニター35は、不図示のマウス等の入力手段を介して撮影の開始等の検者の指示を入力するUIとしても用いることができる。
走査部3は、光スキャナ3a及び光スキャナ3bを有する。光スキャナ3aは、副走査用であって、撮影光をY(垂直)方向に偏向させる。光スキャナ3bは、主走査用であって、撮影光をX(水平)方向に偏向させる。これら2つの光スキャナ3a,3bを、装置制御部34からの指令に同期させて、不図示のドライバを介して駆動することにより、眼底Ef上において撮影光を2次元的に走査するラスタスキャンを実行することが可能となる。
次に、SLO光源15の構成の一例を示す概略図である図2を参照して、第1の実施形態で用いるSLO光源15について説明する。図2に示すSLO光源15は、青の波長領域のレーザー光、緑の波長領域のレーザー光、赤の波長領域のレーザー光、及び赤外の波長領域のレーザー光を各々射出する光源と、各々のレーザー光に対応した光学系とを有する。より詳細には、4つのレーザーダイオード16~19、4つのコリメータレンズ20~23、各波長領域のレーザー光を適宜透過もしくは反射する3つのダイクロイックミラー25~27、集光レンズ24、及びレーザードライバ28を有する。以下に、各々の動作について説明する。
レーザーダイオード16は、レーザードライバ28の制御に応じて、青(B)の波長領域のレーザー光を射出する。青のレーザー光は、コリメータレンズ20により略平行光とされた後、ダイクロイックミラー25で反射されて集光レンズ24に向かう。レーザーダイオード17は、レーザードライバ28の制御に応じて、緑(G)の波長領域のレーザー光を射出する。緑のレーザー光は、コリメータレンズ21により略平行光とされた後、ダイクロイックミラー26で反射され、ダイクロイックミラー25を透過して集光レンズ24に向かう。レーザーダイオード18は、レーザードライバ28の制御に応じて、赤(R)の波長領域のレーザー光を射出する。赤のレーザー光は、コリメータレンズ22により略平行光とされた後、ダイクロイックミラー27で反射され、ダイクロイックミラー26、25を透過して集光レンズ24に向かう。
レーザーダイオード19は、レーザードライバ28の制御に応じて、赤外(IR)の波長領域のレーザー光を射出する。赤外のレーザー光は、コリメータレンズ23で略平行光とされた後、ダイクロイックミラー27、26、25を透過して集光レンズ24に向かう。その後、青(B)、緑(G)、赤(R)、及び赤外(IR)の各レーザー光は集光レンズ24で集光され、光ファイバ14に導光される。レーザーダイオード16~19は、各々レーザードライバ28に接続され、装置制御部34からの指令により点灯、消灯、及び射出時のレーザー光の光量を各々独立に制御することが可能とされている。
次に、光源射出部10の構成の一例を示す概略図である図3を参照して、第1の実施形態で用いる光源射出部10について説明する。図3は、光源射出部10に含まれる絞り板8及び基板9の各々に配置される構成、及びこれら構成と光ファイバ14のレーザー光の射出端部との光軸に垂直な面内での位置関係を示す図である。
基板9上には、固視光源として、赤色光を発光する固視光用LED9aと青色光を発光する固視光用LED9bとが実装されている。これら固視光源は、図1のドライバ11に接続され、装置制御部34からの指令により点灯、消灯、及び射出する固視光の光量を各々独立に制御することが可能とされている。
絞り板8は、撮影光の光軸上で基板9の被検眼側の直近に配置される。絞り板8には、固視光用LED9aと固視光用LED9bからの固視光を矩形の像として眼底Efに投影するための矩形の絞り8a,8bが各々設けられている。光ファイバ14の射出端部は、絞り板8の略中央に設けられた円形状の開口部8e内に配置されており、ここが撮影光の射出部となっている。なお、本実施形態では、固視光を矩形の像として投影するために、絞り8a,8bの形状を矩形としている。しかし、絞りの形状は矩形に限られず、投影する固視光の形状に応じて、適宜変更することができる。
次に、図1を参照して、SLO光学系等について説明する。SLO光学系には、走査光学系と、受光光学系とが含まれる。走査光学系には、光ファイバ14の射出端部から順に、点線で示す撮影光軸L1上に配置される、コリメータレンズ7、穴あきミラー6、フォーカスレンズ5、及び凹レンズ4を有する。光ファイバ14の射出端部から射出された撮影光は、これらコリメータレンズ7、穴あきミラー6、フォーカスレンズ5、及び凹レンズ4を透過し、走査部3に至る。走査部3より反射された撮影光は、対物レンズ2を透過して被検眼Eの眼底Efに照射され、走査部3により眼底Efを走査可能とされる。フォーカスレンズ5は、装置制御部34により制御される不図示のドライバによって光軸方向に移動可能であり、撮影光を眼底Ef上で合焦させる。
受光光学系は、穴あきミラー6、フォーカスレンズ5、及び凹レンズ4を走査光学系と共有し、更に集光レンズ30及び受光絞り31を有する。眼底Efからの撮影光の反射光は光軸L1上で対物レンズ2を透過し、走査部3により反射され、凹レンズ4、及びフォーカスレンズ5を経て穴あきミラー6の穴の周囲で反射される。穴あきミラー6で反射された反射光は、光軸L3上で集光レンズ30により集光され、受光絞り31のピンホール内に結像し、受光素子32に入射される。ここで、受光絞り31と光ファイバ14の射出端部と眼底Efとは共役な関係になる位置に配置されている。
受光素子32に入射された撮影光の反射光は、光の強度に応じた電気信号に変換され、A/D変換器33でディジタル信号に変換されて装置制御部34に送信される。受光素子32には、例えばAPD(Avalanche Photodiode)や光電子増倍管(Photomultiplier Tube)等が適応可能である。
一方、LED9aから射出した固視光は、撮影光の光軸と垂直方向に偏心した実線で示す光軸L2に沿って進み、眼底Efに投影される。ここで示す例において、固視光は、眼底Ef上において、撮影光に対して図中上部に投影される。固視光の眼底Efからの反射光も撮影光の反射光と同様に光学系に戻ってくるが、穴あきミラー6で反射された固視光の反射光束は、光軸L3に対して図中垂直方向に偏心した光軸L4を通るため受光絞り31のピンホールから少しずれた位置に結像する。
ここで、先に述べたように、本実施形態では、眼底Efの反射光を受光絞り31で結像させるために、光源射出部10(射出端部)、眼底Ef、及び受光絞り31が共役の関係とされている。この時、固視光の反射光束が光軸L4を通って受光絞り31のピンホールからずれた位置に結像するためには、固視光の眼底Efでの反射光が受光絞り内に入射しない位置に、矩形の絞り8a,8bを光ファイバ14の射出端部から離して配置することが必要である。
図4は、本実施形態に係る眼科撮影装置1で、被検眼Eの眼底Efを撮影する際の撮影光と固視光の眼底画像上での位置関係を示す図である。ここで、例えば1000×1000画素の眼底画像を撮影する場合を説明する。この場合、装置制御部34の指令により、撮影光により、図中左上の座標(0,0)から右下の座標(999,999)まで、主走査では図中左から右(水平方向)に光スキャナ3bで1ラインに対応する1000画素分の走査が行われ、副走査では図中上から下(垂直方向)に1000ライン分の走査が行われる。
装置制御部34は、撮影光の走査と同調させて、A/D変換器33により眼底Efからの反射光量のデータを各画素のデータとして取得する。そして、各画素のデータから構成される1フレーム分の画像データから、画像生成部34bは眼底Efの正面画像(眼底画像)を生成する。生成された眼底画像は、装置制御部34と接続されるモニター35に表示される。また、該眼底画像は、例えば不図示の外部コンピュータに画像データとして転送されることもできる。
ここで、本実施形態では、画像データの取得時において、固視光源の固視光用LED9aと固視光用LED9bの光軸は、撮影光に対して、該撮影光の光軸と垂直な方向にずれている。このため、撮影光が座標(x,y)に照射されている時、固視光用LED9aと固視光用LED9bからの固視光は、各々座標(x,y-d)と座標(x,y+d)とに照射されることとなり、眼底Ef上でd画素分垂直方向にずれて照射されることになる。ただし、dの値はSLO光学系における光学倍率、撮影画角、もしくは画素数により決まる数値である。つまり、座標(x,y)の位置に固視光用LED9aからの固視光を照射する場合は、撮影光が座標(x,y+d)の位置を走査しているときに固視光用LED9aを点灯させればよい。
例えば、図5のような、座標(x,y)を中心とした横3画素、縦3画素の十字形状の固視標を赤色の固視光用LED9aを用いて眼底Ef上に投影する場合を考える。この場合、眼底Ef上で固視標を照射すべき各座標は(x,y-1)、(x-1,y)、(x,y)、(x+1,y)、(x,y+1)の5点となる。したがって、眼底Ef上を走査中の撮影光の座標が(x,y-1+d)、(x-1,y+d)、(x,y+d)、(x+1,y+d)、(x,y+1+d)のタイミングで固視光用LED9aと点灯させればよいことになる。このタイミングでの固視光用LED9aの点灯により、座標(x,y)を中心とした十字形状の固視標を眼底Ef上に投影し、且つその反射光の受光素子32への入射を制限することができる。
次に、以上説明した眼科撮影装置1において眼底Efの撮影時に、図5のような固視標を投影する手順について、図6の撮影処理に関するフローチャートを参照して説明する。例えば不図示の撮影開始ボタン等を介して、検者より眼底Efの撮影の開始の指示が装置制御部34に入力されると、装置制御部34は、フローをステップS1に移行させ、眼底撮影の処理を開始させる。
ステップS1において、検者は、例えば不図示の入力装置を介して、固視標の投影位置、固視標の形状、及び固視標の大きさ等を設定する。ここでは、図5のように座標(x,y)を中心とした横3画素、縦3画素の十字形状の固視標を眼底Ef上に投影することとする。なお、ここで述べた固指標についての設定は、例えば検者からの入力が特にない場合、デフォルトで設定される、もしくは被検者や被検眼の過去の撮影情報に基づいて設定されることとしてもよい。設定終了後、装置制御部34は、フローをステップS2に移行させる。
ステップS2において、検者は、固視光用のLEDを選択する。より詳細には、装置制御部34における固視光制御部34aは、検者が設定した撮影光の色に応じて、用いるLEDを選択する。例えば、固視光制御部34aは、撮影光として青のレーザー光が選択された場合は赤色のLED9bを、撮影光として赤のレーザー光が選択された場合は青色のLED9bを選択する。ここでは、固視光制御部34aにより赤色のLED9aが選択された場合を例示する。なお、撮影光の選択は、カラーSLOの場合、眼底Efに照射されるレーザー光の色は自動で設定されており、固視光制御部34aはレーザー光源のオンオフに対応して、固視光源を適宜設定する。固視光源の選択後、装置制御部34は、フローをステップS3に移行させる。
ステップS3において、装置制御部34は、走査部3に指令を出しラスタスキャンを開始すると共に、SLO光源15を所定の色のレーザーダイオード、例えば観察の場合は赤外光を発光するレーザーダイオード19、青色光で撮影の場合はレーザーダイオード16を点灯させる。ラスタスキャンの開始後、装置制御部34は、フローをステップS4に移行させる。
ステップS4において、装置制御部34は、固視光を点灯するタイミングか否かを判断する。具体的には、ラスタスキャン中の撮影光の照射位置の座標が(x,y-1+d)、(x-1,y+d)、(x,y+d)、(x+1,y+d)、(x,y+1+d)のタイミングであれば、照射位置が点灯位置であるとして、フローはステップS6に移行される。そして、ステップS6において、固視光制御部34aは、固視光用LED9aを点灯させ、被検眼Eへの固視標の一部の提示を行う。
ステップS4において、それ以外のタイミングである、即ち撮影光の照射位置が固視光用LED9aの点灯位置にはないと判断されると、フローはステップS5に移行される。ステップS5において、固視光制御部34aは、固視光用LED9aを消灯させる。
ステップS5の固視光用LED9aの消灯後、もしくはステップS6の固視光用LED9aの点灯後、フローはステップS7に移行される。ステップS7において、固視光制御部34aは、撮影光が1画素分の領域に照射されている期間、固視光用LED9aの点灯もしくは消灯の状態を維持させる。撮影光がこの領域から外れるタイミングにおいて、フローはステップS8に移行される。
次のステップS8において、装置制御部34は眼底Efの観察もしくは撮影中であるか否かの判定を行う。観察もしくは撮影中であればフローはステップS4に戻される。そして、観察もしくは撮影が終了するまで、ステップS4~S8の処理が繰り返される。観察もしくは撮影が終了している場合は、フローはステップS9に移行される。その際、装置制御部34は、SLO光源15を消灯させると共に走査部3によるラスタスキャンを停止させる。そして、ステップS9において、固視光制御部34aは、固視光用LED9aを消灯させることで一連の動作を終了させる。
以上に述べたように、第1の実施形態に係る眼科撮影装置1は、撮影光源と、固視光源と、光走査手段と、共役絞りと、受光手段と、固視光制御手段と、画像生成手段と、を備える。そして、固視光源は、固視光が、撮影光と共に眼底Efを走査する際に、共役絞りにおけるピンホール以外の部分において結像されるように構成される。ここで、撮影光源(SLO光源15)は、被検眼Eの眼底Efに関する画像の撮影に用いる撮影光を、光軸L1に沿うように射出するように構成される。固視光源(固視光用LED9a,9b)は、被検眼Eを固視させるための固視標を形成する固視光を、光軸L2に沿うように射出するように構成される。光走査手段(走査部3)は、被検眼の眼底で撮影光と固視光とを2次元的に走査する。共役絞り(受光絞り31)は、SLO光源15の撮影光の射出部(光ファイバ14の射出端部)と略共役な位置に配置される。受光手段(受光素子32)は、受光絞り31が有するピンホールを介して、撮影光の眼底Efからの反射光を受光するように構成される。固視光制御手段(固視光制御部34a)は、固視光用LED9a,9bからの固視光の射出(オンオフ)のタイミングを走査部3と同期させて制御する。画像生成手段(画像生成部34b)は、受光素子32の出力に基づいて、眼底Efに関する画像を生成する。
また、第1の実施形態に係る眼科撮影装置1は、撮影光及び固視光の光路と、眼底Efからの反射光の光路とを分岐する光分岐手段(穴あきミラー6)を更に備える。固視光用LED9a,9bは、撮影光と固視光とが、撮影光の光軸L1に垂直な面内の異なる位置を経た後、穴あきミラー6の同一部位を経て走査部3に至るように構成される。このため、固視光用LED9a,9bにおける固視光の射出部は、SLO光源15の撮影光の射出部(光ファイバ14の射出端部)と、撮影光の光軸L1と垂直な方向に所定距離だけ分離した位置に配置される。ここで、この所定距離は、固視光の眼底Efからの反射光を受光絞り31におけるピンホール以外の部分において結像させる距離とすることができる。
また、本実施形態に係る眼科撮影装置1は、固視光用LEDとして、固視光を射出する複数の射出部(固視光用LED9a,9b)を有することができる。更に、これら複数の射出部は、異なる可視の波長領域の光(赤色及び青色の光)を射出させることができる。また、SLO光源は、異なる波長領域の光(RGB)を射出可能であり、固視光制御部34aは、SLO光源から射出される光の波長領域に対応して、固視光用LED9a,9bのオンオフを切り替えることにより、これらから射出される光の波長を制御することができる。
また、本実施形態に係る眼科撮影装置1において、固視光制御部34aは、複数の固視光用LED9a,9bの各々に、眼底上の任意の同一の位置を走査するタイミングで固視光を射出させる。そして、眼底Efに関する画像の1フレーム分だけ撮影光が眼底Efを走査する間、被検眼に固視標を提示するように構成されることができる。更に、眼科撮影装置1において、固視光は、眼底上で撮影光とは所定方向に所定距離ずれて照射されることができる。この時、固視光制御部34aは、撮影光がこの所定方向とは逆の方向に所定距離ずれた位置に照射されるタイミングで、固視光が射出されるように固視光用LED9a,9bをオンオフ制御する。なお、固視光の照射と非照射とはLEDのオンオフにより行うこととしているが、照射と非照射との実施の方法はこれによらず、例えばシャッターを用いる等、公知の光のオンオフ方法を適用することが可能である。
また、本実施形態は、上述した眼科撮影装置1について、固視光を眼底Efに照射させた眼底に関する画像を撮影する眼科撮影装置の作動方法の態様を取ることもできる。この作動方法において、固視光制御部34aは、固視光用LED9a,9bからの固視光の射出のタイミングを走査部3と同期させて制御し、走査部3により眼底Ef上で撮影光とはずれた位置に固視光を照射させることとしている。そして、これにより、撮影光と共に眼底Efを走査する際に、固視光が受光絞り31におけるピンホール以外の部分に固視光が結像するようにしている。その際に、固視光は、眼底Ef上で撮影光とは所定方向に所定距離ずれて照射されるとよい。そして、撮影光が所定方向とは逆の方向に所定距離ずれた位置に照射されるタイミングで、固視光制御部34aは、固視光用LED9a,9bから固視光を射出させる。
即ち、上述した構成を備えた眼科撮影装置において、例えば図6に例示する撮影フローを実行することにより、ちらつき等のない固指標を被検者に提示することが可能となり、被検眼の固視を安定させることができる。また、固視標の眼底Efからの反射光が受光素子32に入射することがなくなることから、固視標の投影に起因したノイズの撮影画像への混入の低減することができる。
<第2の実施形態>
第1の実施形態では、固視光用として2個のLEDを搭載した場合について述べた。これに対し、本開示の第2の実施形態では、更に2個のLEDを固視光用として追加している。図7は、光源射出部10に含まれる本実施形態に係る絞り板8及び基板9の各々に配置される構成、及びこれら構成と光ファイバ14のレーザー光の射出端部との光軸に垂直な面内での位置関係を示す。図7に示すように、本実施形態では、赤色光を発光する固視光用LED9cと青色光を発光する固視光用LED9dとが追加されており、固視光を矩形の像を眼底Efに投影するための矩形の絞り8c,8dがそれぞれ追加されている。
本実施形態において、赤色光の固視標を眼底Efに投影する場合は固視光用LED9a,9cを使用し、青色光の固視標を投影する場合は固視光用LED9b,9dを使用する。複数のLEDを使用することで1回のラスタスキャン中に眼底Ef上の任意の位置に2回固視光と投影することができ、見かけ上の固視標は明るくなり、ちらつきも少なくすることが可能となる。
<第3の実施形態>
第1の実施形態では、固視光の固視光用LED9a,9bの射出位置は撮影光の射出位置の周囲に配置され、固視光は撮影光と同様に直接コリメータレンズ7に向けて射出されている。即ち、第1の実施形態では固視光用LED9a,9bからの固視光と、光ファイバ14の射出端部からの撮影光とは光路を共有していた。これに対し、本開示の第3の実施形態では、図8に示すように、ダイクロイックミラーであるミラー29により、固視光の光路と撮影光の光路とを分岐している。
図8は、第3の実施形態に係る眼科撮影装置の構成の一例を示した概略図であり、第1の実施形態に係る眼科撮影装置における各構成要素と同じ作用効果を呈する構成に関しては同じ参照番号を付している。第3の実施形態に係る眼科撮影装置100は、基板9及び絞り板8の配置と、ダイクロイックミラー29が配されることとにおいて、眼科撮影装置1と相違している。
ダイクロイックミラー29は、撮影光であるSLO光源15からの波長領域の光は透過し、それ以外の波長は反射する特性となっている。また、固視光用LED9a,9bは、光ファイバ14の射出端部とは異なる位置に配置され、固視光は、ダイクロイックミラー29により反射された後、コリメータレンズ7に至る。そして、ダイクロイックミラー29は、コリメータレンズ7を経た固視光が、穴あきミラー6上で撮影光が通過する位置と同一部位(穴)を経て走査部3に至るように構成される。
以上の構成において、撮影光は、ダイクロイックミラー29を透過後は第1の実施形態と同様に光軸L1上を進み、固視光は、ダイクロイックミラー29での反射された後は光軸L2上を進む。これ以降、両光線は第1の実施形態と同様の経路をたどる。これにより、本実施形態に係る眼科撮影装置100においても、眼科撮影装置1と同様の効果が得られる。なお本実施形態では、固視光の偏向にダイクロイックミラー29を用いたが、穴あきミラーやハーフミラー、又はミラーの一部のみを反射面としたミラーを用いることとしてもよい。また、撮影光がダイクロイックミラー29で反射され、固視光がダイクロイックミラー29を透過する構成としてもよい。更に、光源射出部10からの固視光が分岐される位置は、第3の実施形態で例示した位置に限られず、眼科撮影装置の設計上の要請に応じて、適宜変更することができる。
上述したように、本実施形態に係る眼科撮影装置100は、固視光及び撮影光のいずれか一方を偏向する偏向手段として、例えばダイクロイックミラー29を更に備えることができる。なお、第3の実施形態ではダイクロイックミラー29により固視光を偏向させることとしているが、撮影光を偏向することもできる。即ち、本実施形態において、固視光及び撮影光のいずれか一方は、ダイクロイックミラー29により偏向され、固視光は撮影光の光軸L1に垂直な面内の異なる位置を経た後、穴あきミラーの同一位置である穴を経て走査部3に至るように構成される。
本実施形態に係る構成により固指標を提示することにより、第1の実施形態に比較して、光源射出部の配置に関する設計の自由度が高くなる。即ち、本実施形態によれば、第1の実施形態で得た効果に加え、装置設計が容易となるという効果も得られる。
なお、上述した各実施形態における記述は、本開示に係る好適な眼科撮影装置の一例であり、本開示はこれに限定されるものではない。例えば、撮影光もしくは測定光で眼底を走査して眼底に関する画像を取得する眼科撮影装置において、撮影光もしくは測定光を走査する走査部を介して固視光を眼底に投影し、被検眼の固視を促すものであれば、本開示は適用可能である。測定光で眼底を走査する眼科撮影装置としては、例えば低コヒーレント光による光干渉断層法(OCT:Optical Coherence Tomography)を利用して被検眼の断層画像を取得するための装置が例示される。また、眼科撮影装置として、SLOとOCT装置との複合機や、その他の撮影光を走査する眼科撮影装置に対しても、本開示は適用可能である。このため、本開示に係る眼科撮影装置の撮影対象は、眼底正面画像、眼底断層画像、眼底の3次元断層画像から生成される各種画像、及び蛍光撮影画像等の眼底に関する画像の各種が例示される。
(その他の実施形態)
本開示は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。コンピュータは、1つ又は複数のプロセッサー若しくは回路を有し、コンピュータ実行可能命令を読み出し実行するために、分離した複数のコンピュータ又は分離した複数のプロセッサー若しくは回路のネットワークを含みうる。
プロセッサー又は回路は、中央演算処理装置(CPU)、マイクロプロセッシングユニット(MPU)、グラフィクスプロセッシングユニット(GPU)、特定用途向け集積回路(ASIC)、又はフィールドプログラマブルゲートウェイ(FPGA)を含みうる。また、プロセッサー又は回路は、デジタルシグナルプロセッサ(DSP)、データフロープロセッサ(DFP)、又はニューラルプロセッシングユニット(NPU)を含みうる。
なお、上記開示は、以下の構成、方法、及びプログラムを含む。
(構成1)
被検眼の眼底に関する画像の撮影に用いる撮影光を射出する撮影光源と、
前記被検眼を固視させるための固視標を形成する固視光を射出する固視光源と、
前記被検眼の眼底で前記撮影光と前記固視光とを2次元的に走査する光走査手段と、
前記撮影光源の前記撮影光の射出部と略共役な位置に配置された共役絞りと、
該共役絞りが有するピンホールを介して前記撮影光の前記眼底からの反射光を受光する受光手段と、
前記固視光源からの前記固視光の射出のタイミングを前記光走査手段と同期させて制御する固視光制御手段と、
前記受光手段の出力に基づいて前記眼底に関する画像を生成する画像生成手段と、を備え、
前記固視光は、前記撮影光と共に前記眼底を走査する際に前記共役絞りにおける前記ピンホール以外の部分において結像するように、前記眼底で前記撮影光とはずれた位置に照射される、眼科撮影装置。
(構成2)
前記撮影光及び前記固視光の光路と、前記反射光の光路とを分岐する光分岐手段を更に備え、
前記撮影光と前記固視光とは、前記撮影光の光軸に垂直な面内の異なる位置を経た後、前記光分岐手段の同一部位を経て前記光走査手段に至る、構成1に記載の眼科撮影装置。
(構成3)
前記固視光源の前記固視光の射出部は、前記撮影光源の前記撮影光の射出部と、前記撮影光の光軸と垂直な方向に所定距離だけ分離した位置に配置される、構成1又は2に記載の眼科撮影装置。
(構成4)
前記所定距離は、前記固視光の前記眼底からの反射光を前記共役絞りにおける前記ピンホール以外の部分において結像させる距離である、構成3に記載の眼科撮影装置。
(構成5)
前記固視光及び前記撮影光のいずれか一方を偏向する偏向手段を更に備え、
前記固視光及び前記撮影光のいずれか一方は、前記偏向手段により偏向され、前記固視光は前記撮影光の光軸に垂直な面内の異なる位置を経た後、前記光分岐手段の同一部位を経て前記光走査手段に至る、構成2に記載の眼科撮影装置。
(構成6)
前記固視光源は、前記固視光を射出する複数の射出部を有する、構成1乃至5のいずれか1つに記載の眼科撮影装置。
(構成7)
前記複数の射出部は、異なる可視の波長領域の光を射出する、構成6に記載の眼科撮影装置。
(構成8)
前記撮影光源は、異なる波長領域の光を射出可能であり、
前記固視光制御手段は、前記撮影光源から射出される光の波長領域に対応して、前記固視光源から射出される光の波長を制御する、構成1乃至7のいずれか1つに記載の眼科撮影装置。
(構成9)
前記固視光制御手段は、複数の射出部の各々に、眼底上の任意の同一の位置を走査するタイミングで固視光を射出させて、前記眼底に関する画像の1フレーム分だけ前記撮影光が前記眼底を走査する間、前記被検眼に固視標を提示する、構成1乃至8のいずれか1つに記載の眼科撮影装置。
(構成10)
前記固視光は、前記眼底で前記撮影光とは所定方向に所定距離ずれて照射され、
前記固視光制御手段は、前記撮影光が前記所定方向とは逆の方向に前記所定距離ずれた位置に照射されるタイミングで、前記固視光源から前記固視光を射出させる、構成1乃至8のいずれか1つに記載の眼科撮影装置。
(方法1)
被検眼の眼底に関する画像の撮影に用いる撮影光を射出する撮影光源と、
前記被検眼を固視させるための固視標を形成する固視光を射出する固視光源と、
前記被検眼の眼底で前記撮影光と前記固視光とを2次元的に走査する光走査手段と、
前記撮影光源の前記撮影光の射出部と略共役な位置に配置された共役絞りと、
該共役絞りが有するピンホールを介して前記撮影光の前記眼底からの反射光を受光する受光手段と、
前記受光手段の出力に基づいて前記眼底に関する画像を生成する画像生成手段と、を備える眼科撮影装置において、
前記撮影光と共に前記眼底を走査する際に前記共役絞りにおける前記ピンホール以外の部分に前記固視光が結像するように、前記固視光源からの前記固視光の射出のタイミングを前記光走査手段と同期させて制御することと、
前記光走査手段により前記眼底で前記撮影光とはずれた位置に前記固視光を照射させることと、
を含む眼科撮影装置の作動方法。
(方法2)
前記固視光は、前記眼底で前記撮影光とは所定方向に所定距離ずれて照射され、
前記撮影光が前記所定方向とは逆の方向に前記所定距離ずれた位置に照射されるタイミングで、前記固視光源から前記固視光を射出させる、方法1に記載の眼科撮影装置の作動方法。
(プログラム)
コンピュータによって実行されると、該コンピュータに方法1又は2に記載の眼科撮影装置の作動方法の各ステップを実行させる、プログラム。
E:被検眼
Ef:被検眼眼底
1:眼科撮影装置
3:走査部
8:絞り板
9a~9d:固視光用LED
15:SLO光源
31:受光絞り
32:受光素子
34:装置制御部
34a:固視光制御部
34b:画像生成部

Claims (13)

  1. 被検眼の眼底に関する画像の撮影に用いる撮影光を射出する撮影光源と、
    前記被検眼を固視させるための固視標を形成する固視光を射出する固視光源と、
    前記被検眼の眼底で前記撮影光と前記固視光とを2次元的に走査する光走査手段と、
    前記撮影光源の前記撮影光の射出部と略共役な位置に配置された共役絞りと、
    該共役絞りが有するピンホールを介して前記撮影光の前記眼底からの反射光を受光する受光手段と、
    前記固視光源からの前記固視光の射出のタイミングを前記光走査手段と同期させて制御する固視光制御手段と、
    前記受光手段の出力に基づいて前記眼底に関する画像を生成する画像生成手段と、を備え、
    前記固視光は、前記撮影光と共に前記眼底を走査する際に前記共役絞りにおける前記ピンホール以外の部分において結像するように、前記眼底で前記撮影光とはずれた位置に照射される、眼科撮影装置。
  2. 前記撮影光及び前記固視光の光路と、前記反射光の光路とを分岐する光分岐手段を更に備え、
    前記撮影光と前記固視光とは、前記撮影光の光軸に垂直な面内の異なる位置を経た後、前記光分岐手段の同一部位を経て前記光走査手段に至る、請求項1に記載の眼科撮影装置。
  3. 前記固視光源の前記固視光の射出部は、前記撮影光源の前記撮影光の射出部と、前記撮影光の光軸と垂直な方向に所定距離だけ分離した位置に配置される、請求項1に記載の眼科撮影装置。
  4. 前記所定距離は、前記固視光の前記眼底からの反射光を前記共役絞りにおける前記ピンホール以外の部分において結像させる距離である、請求項3に記載の眼科撮影装置。
  5. 前記固視光及び前記撮影光のいずれか一方を偏向する偏向手段を更に備え、
    前記固視光及び前記撮影光のいずれか一方は、前記偏向手段により偏向され、前記固視光は前記撮影光の光軸に垂直な面内の異なる位置を経た後、前記光分岐手段の同一部位を経て前記光走査手段に至る、請求項2に記載の眼科撮影装置。
  6. 前記固視光源は、前記固視光を射出する複数の射出部を有する、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  7. 前記複数の射出部は、異なる可視の波長領域の光を射出する、請求項6に記載の眼科撮影装置。
  8. 前記撮影光源は、異なる波長領域の光を射出可能であり、
    前記固視光制御手段は、前記撮影光源から射出される光の波長領域に対応して、前記固視光源から射出される光の波長を制御する、請求項7に記載の眼科撮影装置。
  9. 前記固視光制御手段は、前記複数の射出部の各々に、眼底上の任意の同一の位置を走査するタイミングで固視光を射出させて、前記眼底に関する画像の1フレーム分だけ前記撮影光が前記眼底を走査する間、前記被検眼に固視標を提示する、請求項6に記載の眼科撮影装置。
  10. 前記固視光は、前記眼底で前記撮影光とは所定方向に所定距離ずれて照射され、
    前記固視光制御手段は、前記撮影光が前記所定方向とは逆の方向に前記所定距離ずれた位置に照射されるタイミングで、前記固視光源から前記固視光を射出させる、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の眼科撮影装置。
  11. 被検眼の眼底に関する画像の撮影に用いる撮影光を射出する撮影光源と、
    前記被検眼を固視させるための固視標を形成する固視光を射出する固視光源と、
    前記被検眼の眼底で前記撮影光と前記固視光とを2次元的に走査する光走査手段と、
    前記撮影光源の前記撮影光の射出部と略共役な位置に配置された共役絞りと、
    該共役絞りが有するピンホールを介して前記撮影光の前記眼底からの反射光を受光する受光手段と、
    前記受光手段の出力に基づいて前記眼底に関する画像を生成する画像生成手段と、を備える眼科撮影装置において、
    前記撮影光と共に前記眼底を走査する際に前記共役絞りにおける前記ピンホール以外の部分に前記固視光が結像するように、前記固視光源からの前記固視光の射出のタイミングを前記光走査手段と同期させて制御することと、
    前記光走査手段により前記眼底で前記撮影光とはずれた位置に前記固視光を照射させることと、
    を含む眼科撮影装置の作動方法。
  12. 前記固視光は、前記眼底で前記撮影光とは所定方向に所定距離ずれて照射され、
    前記撮影光が前記所定方向とは逆の方向に前記所定距離ずれた位置に照射されるタイミングで、前記固視光源から前記固視光を射出させる、請求項11に記載の眼科撮影装置の作動方法。
  13. コンピュータによって実行されると、該コンピュータに請求項11又は12に記載の眼科撮影装置の作動方法の各ステップを実行させる、プログラム。
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