JP2021068942A - 発信制御装置、電話システム、発信制御方法、及び発信制御プログラム - Google Patents

発信制御装置、電話システム、発信制御方法、及び発信制御プログラム Download PDF

Info

Publication number
JP2021068942A
JP2021068942A JP2019190901A JP2019190901A JP2021068942A JP 2021068942 A JP2021068942 A JP 2021068942A JP 2019190901 A JP2019190901 A JP 2019190901A JP 2019190901 A JP2019190901 A JP 2019190901A JP 2021068942 A JP2021068942 A JP 2021068942A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
attribute value
voice
call
control device
telephone
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2019190901A
Other languages
English (en)
Inventor
紘太朗 山田
Kotaro Yamada
紘太朗 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2019190901A priority Critical patent/JP2021068942A/ja
Publication of JP2021068942A publication Critical patent/JP2021068942A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Sub-Exchange Stations And Push- Button Telephones (AREA)

Abstract

【課題】音声入力された情報に基づいて、発信先を特定するために必要な情報を要求することが可能な発信制御装置、電話システム、発信制御方法および発信制御プログラムを提供する。【解決手段】本発明にかかる発信制御装置4は、ユーザーの電話番号と該ユーザーを特定する複数の属性値とを対応付けて電話帳データとして記憶する電話帳データ記憶部431と、発信元からの音声に含まれる第1の属性値を取得する第1属性値取得部423と、第1の属性値に基づいて電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合、複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、第2の属性値を要求する音声応答を発信元に送信する、応答情報送信部424と、発信元から受信した音声に含まれる第2の属性値を取得する第2属性値取得部425と、第1および第2の属性値に基づいて、発信元からの通話を転送する発信処理制御部422とを備える。【選択図】図2

Description

本発明は、発信制御装置、電話システム、発信制御方法、及び発信制御プログラムに関する。
氏名等の情報を音声入力し、発信先の電話番号を特定する技術が、提案されている。特許文献1は、所属部署・氏名を順次音声入力し、発信先を特定する技術を開示している。
ここで、発信先を特定する方法は、所属部署と氏名とに限られない。例えば、氏名のみによって発信先が特定される場合や、役職と氏名とによって発信先が特定される場合も考えられる。
特開平11−298609号公報
上記の様に、特許文献1に開示された技術は、音声入力する情報の順番が指定されている。したがって、音声入力された情報に基づいて他の情報を要求し、発信先を特定することは出来ないという問題があった。
本開示は上記課題を解決するためにされたものであって、音声入力された情報に基づいて、発信先を特定するために必要な情報を要求することが可能な発信制御装置、電話システム、発信制御方法、及び発信制御プログラムを提供することを目的とする。
本開示にかかる発信制御装置は、構内交換機に収容される複数の電話機のいずれかからの発信を制御する発信制御装置であって、ユーザーの電話番号と、当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値と対応付けて電話帳データとして記憶する、電話帳データ記憶手段と、発信元からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得する第1の属性値取得手段と、前記第1の属性値取得手段により取得された第1の属性値に基づいて前記電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて前記第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、当該第2の属性値を要求する音声応答を前記発信元に送信する、応答情報送信手段と、前記音声応答に対応して、前記発信元から受信した音声に含まれる前記第2の属性値を取得する第2の属性値取得手段と、前記第1の属性値取得手段及び前記第2の属性値取得手段により取得された前記第1および第2の属性値に基づいて、前記発信元からの通話を転送する発信処理制御手段と、を備えるものである。
本開示にかかる電話システムは、ユーザーの電話番号と、当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値と対応付けて電話帳データとして記憶する、電話帳データ記憶手段と、発信元からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得する第1の属性値取得手段と、前記第1の属性値取得手段により取得された第1の属性値に基づいて前記電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて前記第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、当該第2の属性値を要求する音声応答を前記発信元に送信する、応答情報送信手段と、前記音声応答に対応して、前記発信元から受信した音声データに含まれる前記第2の属性値を取得する第2の属性値取得手段と、前記第1の属性値取得手段及び前記第2の属性値取得手段により取得された前記第1および第2の属性値に基づいて、前記発信元からの通話を転送する発信処理制御手段と、を備え、構内交換機に収容される複数の電話機を有するものである。
本開示にかかる発信制御方法は、発信元からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得するステップと、取得された第1の属性値に基づいて、ユーザーの電話番号と当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値とを対応づけた電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて前記第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、当該第2の属性値を要求する音声応答を前記発信元に送信するステップと、前記音声応答に対応して、前記発信元から受信した音声データに含まれる前記第2の属性値を取得するステップと、取得された前記第1および第2の属性値に基づいて、前記発信元からの通話を転送するステップを備え、構内交換機に収容される複数の電話機のいずれかからの発信を制御する、ものである。
本開示にかかる発信制御プログラムは、発信元からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得するステップと、取得された第1の属性値に基づいて、ユーザーの電話番号と当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値とを対応づけた電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて前記第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、当該第2の属性値を要求する音声応答を前記発信元に送信するステップと、前記音声応答に対応して、前記発信元から受信した音声データに含まれる前記第2の属性値を取得するステップと、取得された前記第1および第2の属性値に基づいて、前記発信元からの通話を転送するステップを、構内交換機に収容される複数の電話機のいずれかからの発信を制御する発信制御装置に実行させる、ものである。
本開示によれば、音声入力された情報に基づいて、発信先を特定するために必要な情報を要求することが可能な発信制御装置、電話システム、発信制御方法および発信制御プログラムを提供することができる。
実施の形態1にかかる電話システムの構成例を示す構成図である。 実施の形態2にかかる発信制御装置の構成を示す構成図である。 実施の形態2にかかる電話システムの構成例を示す構成図である。 実施の形態2にかかるユーザー情報の例を示す図である。 実施の形態2にかかる電話システムの動作を示すシーケンス図である。 実施の形態2にかかる電話システムにおける音声認識処理の流れを示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる電話システムにおいて、発信先を特定した場合の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2にかかる電話システムにおいて、発信先の特定を行う動作を示すフローチャートである。 実施の形態3にかかる電話システムにおける発信履歴の例を示す図である。 発信制御装置のハードウェア構成例を示す図である。
<実施の形態1>
図1は、本実施の形態1にかかる発信制御装置4を含む電話システム300の構成例を示す構成図である。電話システム300は、構内交換機1、電話機2、3および発信制御装置4を備えるビジネスホンシステムである。構内交換機1、電話機2、3および発信制御装置4は、ネットワーク200を介して互いに接続されている。ネットワーク200は、移動体通信網、インターネット、イントラネット、LAN(Local Area Network)等の通信ネットワークである。
構内交換機1は、電話機2、3と発信制御装置4との間の呼を制御する。電話機2、3は、構内交換機1に収容される電話機であり、内線電話機としての機能を有する。発信制御装置4は、構内交換機に収容される複数の電話機2、3のいずれかからの発信を制御する。まず、発信制御装置4は、電話機2、3との呼を確立し、発信先を示す音声入力を受信する。次に、発信制御装置4は、音声入力から発信先を特定し、発信先に通話を転送する。
電話機2が発信元であり電話機3が発信先である場合、電話機2のユーザーは、まず、発信制御装置4に電話の発信を行う。発信制御装置4は、電話機2との呼を確立し、発信先に関する音声入力を受信する。この際、発信制御装置4は、音声入力を促すガイダンスを行っても良い。発信制御装置4は、音声入力から発信先が電話機3であることを特定し、電話機3に通話の転送処理を行う。
図2は、本実施の形態にかかる発信制御装置4の構成図である。発信制御装置4は、電話帳データ記憶部431、第1属性値取得部423、応答情報送信部424、第2属性値取得部425および発信処理制御部422を備える。
電話帳データ記憶部431は、ユーザーの電話番号と、当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値と対応付けて電話帳データとして記憶する。ユーザーは、例えば、氏名、所属部署、役職等により特定される。属性値は、例えば、「山田太郎」、「知財部」、「部長」等である。電話帳データ記憶部は、ユーザー情報記憶部ともいう。
第1属性値取得部423は、発信元となる電話機2からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得する。例えば、第1属性値取得部423は、電話機2のユーザーから音声入力された電話機3のユーザーの氏名を受信する。発信制御装置4は、第1の属性値を取得するために「音声を入力してください」等の音声応答を送信してもよい。当該音声応答は、関連技術とは異なり、属性値の種類を特定する情報を含まなくてもよい。
応答情報送信部424は、第1属性値取得部423により取得された第1の属性値に基づいて電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出する。応答情報送信部424は、当該第2の属性値を要求する音声応答を発信元に送信する。
例えば、第1の属性値として氏名が入力されたケースでは、電話帳データに同姓同名の人物が複数人登録されているケースが想定される。このような場合、応答情報送信部424は、同姓同名の複数のユーザーの異なる属性値を抽出する。例えば、所属部署が異なっていた場合、応答情報送信部424は、所属部署の音声入力を要求する音声を電話機2に送信する。第2属性値取得部425は、音声応答に対応して、発信元から受信した音声に含まれる第2の属性値を取得する。
発信処理制御部422は、第1属性値取得部423及び第2属性値取得部425により取得された第1および第2の属性値に基づいて、発信元からの通話を転送する。例えば、発信先が電話機3と特定された場合、発信処理制御部422は、電話機2との通話を電話機3に転送する。
本実施の形態では、発信先を示す第1の属性値に対応する複数のユーザーが電話帳データに登録されている場合、複数のユーザー間の属性値の差異に基づいて、第2の属性値を要求する。したがって、本実施の形態にかかる発信制御装置4は、音声入力された情報に基づいて、発信先を特定するために必要な情報を要求することが可能となる。
<実施の形態2>
図3は、本実施の形態2にかかる発信制御装置4を含む電話システム300の構成例を示す構成図である。電話システム300は、構内交換機1、電話機2、3および発信制御装置4を備える。なお、実施の形態1と重複する説明は省略する。
構内交換機1、電話機2、3および発信制御装置4は、ネットワーク200を介して接続されている。ネットワーク200は、移動体通信網、インターネット、イントラネット、LAN等の通信ネットワークである。ネットワーク200は、その一部または全部が有線によって構成されてもよく、その一部または全部が無線によって構成されてもよい。
構内交換機1は、電話機2、3と発信制御装置4との間の呼を制御する。構内交換機1は、会社内などに形成される電話システム(ビジネスホンシステム)において電話を受信・発信するための呼制御を行う装置である。構内交換機1は、例えば、ビジネスホン主装置、SIP(Session Initiation Protocol)サーバ等である。
構内交換機1は、電話の主動作(発信、着信、保留、転送等)以外に、インスタントメッセージの送信、プレゼンス情報の更新、ビデオ会議の開催等の機能を有しても良い。なお、簡略化のため、構内交換機1へ接続される電話機は、2台のみ図示されている。構内交換機1は、それ以上の台数の電話機を接続されてもよい。
発信制御装置4は、ネットワーク200を介して電話機2、3および構内交換機1に接続されている。発信制御装置4は、音声情報処理部41、制御部42および記憶部43を備える。音声情報処理部41は、音声情報とテキスト情報との変換処理の全般を行う。制御部42は、データ制御に関する処理の全般を行う。記憶部43は、データ保持に関する処理の全般を行う。
音声情報処理部41は、音声−テキスト変換部411、エンティティ検出部412およびテキスト−音声変換部413を備える。音声−テキスト変換部411は、発信者(発信元のユーザー)の音声入力から得られた音声データをテキストへ変換する。エンティティ検出部412は、テキストから特定の相手を検出するために利用する識別情報(エンティティ)を抽出する。識別情報は、属性値ともいう。テキスト−音声変換部413は、発信者に対する音声応答へ利用される音声データをテキストから生成する。
制御部42は、無音検出制御部421、発信処理制御部422、第1属性値取得部423、応答情報送信部424、および第2属性値取得部425を備える。無音検出制御部421は、発信者の音声入力の終了を検出する。発信処理制御部422は、発信、着信、保留、転送及び通話の切断等の処理を行う。第1属性値取得部423は、エンティティ検出部412から第1の属性値を取得する。応答情報送信部424は、発信先を特定するために必要な情報を要求する音声応答を送信する。音声応答は、後述する応答情報記憶部433から取得する。第2属性値取得部425は、エンティティ検出部412から第2の属性値を取得する。第1の属性値および第2の属性値については、実施の形態1と同様である。
記憶部43は、電話帳データ記憶部431、音声記憶部432、応答情報記憶部433、履歴記憶部434およびエンティティ記憶部435を備える。電話帳データ記憶部431は、発信制御装置4で利用するユーザー情報(電話帳データ)を記憶する。電話帳データ記憶部431は、ユーザー情報記憶部ともいう。ユーザー情報とは、ユーザーの電話番号と属性値とである。それぞれのユーザー情報は、図4のような構造を持ち得る。図4では、ユーザーの属性値として、名字、名前、部署、役職等が設定されている。なお、図4に記載されている属性値(項目)は、一例に過ぎず、それ以外の任意の属性値(項目)であってもよい。電話帳データ記憶部431には、電話システム300を利用するユーザー全員のユーザー情報が登録されていることが望ましい。
音声記憶部432は、発信者から音声入力された音声データを記憶する。保存された音声データは、音声−テキスト変換部411でテキスト化される。応答情報記憶部433は、発信者への応答情報をテキスト形式で記憶する。応答情報は、テキスト−音声変換部413によって音声データへ変換されることにより、発信者への音声応答に利用される。応答情報記憶部433は、あるいは、テキスト−音声変換部413を介さずに予め生成された音声データを格納していてもよい。
履歴記憶部434は、全てのユーザーの通話履歴と通話内容(テキストあるいは音声データ)とを関連付けて保存する。エンティティ記憶部435は、音声認識されたテキストから抽出される文字列(エンティティ)を記憶する。例えば、ユーザーの名前、所属、位置情報等の発信先を特定するために利用される識別情報(属性値)が、エンティティとして抽出される。
図5は、電話システム300の動作の概要を示すシーケンス図である。
まず、発信元となる電話機2は、発信制御装置4に発信操作を行う(ステップS21)。SIP(Session Initiation Protocol)を用いて呼を確立する場合、電話機2は、まず、構内交換機1を介して、発信制御装置4にSIPの「INVITE」リクエストを送信する。発信制御装置4は、電話機2の「INVITE」リクエストに対して「200/OK」のレスポンスを送信する。電話機2は、「200/OK」を受信すると、その確認として「ACK」を送信する。上述した動作により、電話機2と発信制御装置4との間で、呼が確立される(ステップS22)。
次に、発信制御装置4は、電話機2に対して、発信先を識別する情報の音声入力を促すメッセージを送信する(ステップS23)。メッセージは、例えば、「音声を入力してください」等である。次に、発信制御装置4は、入力された音声を記憶するために録音を開始する(ステップS24)。次に、電話機2のユーザーが、発信制御装置4に、音声を入力する(ステップS25)。入力される音声は、「ヤマダさんに電話」等である。
次に、発信制御装置4は、録音を停止する(ステップS26)。録音が終了したか否かは、音声入力後の無音の状態を検出することにより行われる。次に、発信制御装置4は、録音された音声をテキストに変換する(ステップS27)。次に、発信制御装置4は、テキストに含まれている発信先を識別するための属性値を検出する(ステップS28)。属性値は、エンティティともいう。入力音声が「ヤマダさんに電話」の場合、エンティティは、「ヤマダ」となる。
次に、発信制御装置4は、検出された属性値に基づいて、発信先の特定を行う(ステップS29)。具体的には、発信制御装置4は、検出された属性値で電話帳データ記憶部431を検索する。検索結果として候補が1人だけ得られた場合、発信先を特定できたこととなる。
検索結果として複数人の候補が存在する場合、発信制御装置4は、まず、複数の候補のユーザー情報(属性値)を比較して差異点を抽出する。次に、発信制御装置4は、電話機2に対し、発信先を特定するために必要な情報を要求する。つまり、発信制御装置4は、上述した差異に関する属性値を要求する音声を電話機2に送出する。次に、発信制御装置4は、新たに得られた属性値を用いて発信先を特定する。詳しい説明は、後述する。
次に、発信制御装置4は、電話機2に対して転送先を確認するメッセージを送出する(ステップS30)。次に、電話機2のユーザーは、発信制御装置4に対して返答を行う。つまり、発信制御装置4が特定した転送先が正しければ、電話機2から「はい(Yes)」を表す音声が送出される(ステップS31)。なお、転送先が正しくない場合、電話機2は「いいえ(No)」を表す音声を送出し、発信制御装置4はステップS23の処理に戻る。
次に、発信制御装置4は、電話機2との通話を発信先である電話機3に転送する処理を行う。SIPを用いる場合、発信制御装置4は、電話機2に「REFER」リクエストを送信する。「REFER」リクエストは、電話機3へ「INVITE」リクエストを送信するように要求するものである。電話機2は、「REFER」リクエストに対する応答として「202 Accepted」を送出する(ステップS32)。
次に、電話機2は、「INVITE」リクエストを、構内交換機1を介して電話機3に送信する(ステップS33〜ステップS34)。次に、発信制御装置4は、電話機2との通話を切断するため、電話機2に「BYE」リクエストを送信する。電話機2は、「BYE」リクエストに対する応答として「200 OK」を送信する(ステップS35)。
次に、電話機3は、「INVITE」リクエストに対する応答として「200 OK」を、構内交換機1を介して電話機2に送信する。電話機2は、「200 OK」に対する確認として「ACK」を、構内交換機1を介して電話機3に送信する(ステップS36〜ステップS37)。
次に、電話機2は、電話機3との呼を確立したことを伝える「NOTIFY」リクエストを、構内交換機1を介して発信制御装置4に通知する(ステップS38〜ステップS39)。上述したステップS32〜S39によって、電話機2と電話機3との呼が確立する(ステップS40)。
図6は、発信制御装置4が音声を認識する動作を示すフローチャートである。
まず、電話機2は、構内交換機1を介して発信制御装置4へ通話の発信を行い、呼の接続(Call Session)が確立される(ステップS50)。ここで、呼の接続とは、発信者と発信先との間でお互いに通話することが可能になった状態を意味する。発信者および発信先は、ネットワーク200を介して音声データの送受信を行うことによって、通話する。
次に、発信制御装置4は、ダイヤル情報から発信者の情報を取得し、電話帳データ記憶部431を参照して発信者のユーザー情報が存在するかを判定する(ステップS51)。発信者のユーザー情報が存在しない場合(ステップS51のNo)、発信制御装置4は、応答情報記憶部433から音声応答データを取得し、発信者の電話機へ送出することにより、ユーザー情報の登録を促す(ステップS52)。
次に、発信者のユーザー情報が存在する場合(ステップS51のYes)あるいはユーザー情報の登録処理(ステップS52)後、発信制御装置4は、履歴記憶部434を参照して発信者の利用状況を確認する(ステップS53)。発信制御装置4の利用が初めてである場合(ステップS53のYes)、発信制御装置4は、応答情報記憶部433から発信制御装置4の使用方法に関する音声データを取得し、発信者の電話機2へ送出する(ステップS54)。使用方法に関する音声データは、例えば、「発信制御装置の使い方は〜です」といったメッセージである。
発信制御装置4の利用が初めてではない場合(ステップS53のNo)あるいは使用方法に関する音声データの送信(ステップS54)後、発信制御装置4は、応答情報記憶部433から発信者の音声入力を促す音声データを取得し、発信者の電話機2へ送出する(ステップS55)。音声入力を促す音声データは、例えば「音声を入力してください」等である。
次に、発信制御装置4は、発信者からの音声入力の録音を開始する(ステップS56)。また、同時に無音検出制御部421は、発信者から入力される音声の状態の監視を開始する(ステップS57)。なお、録音された音声データは、音声記憶部432に保存される。
発信者の音声入力は、様々なパターンが考えられる。最も単純な例として、相手の名前を呼びかける場合を考える。まず、発信者が、「ヤマダさんに電話」のような音声を入力する。音声入力後、無音検出制御部421によって音量が閾値を下回る状態が一定時間以上検知された場合(ステップS57のYes)、音声記憶部432は、録音を停止する(ステップS58)。入力された音声が検知できない場合(ステップS57のNo)、発信制御装置4は、再度の音声入力を促す音声データを発信者へ送出する(ステップS60)。音声データは、例えば、「すみません、よく聞き取れませんでした。もう一度お願いします」等である。音声データ送出後、発信制御装置4は、再び録音を開始する(ステップS56)。
最後に、発信制御装置4は、保存された音声データを音声−テキスト変換部411へ送信し、音声データのテキスト化を開始する(ステップS59)。なお、無音検出制御部421の検知条件である音量の閾値及び時間の長さは、任意の値を設定する事ができる。例えば、電話帳データ記憶部431は、ユーザー毎に設定された音量の閾値または無音時間の長さを記憶してもよい。無音検出制御部421は、電話帳データ記憶部431を参照し、発信者に応じて動的に閾値等を変更することが可能となる。声量の大きさ、話す速度等の個人差の影響を抑えることができるため、より確実性の高い音声入力が可能になる。
図7は、本実施の形態にかかる発信制御装置4が、第1の属性値によって発信先を特定した場合の動作を示すフローチャートである。
エンティティ検出部412は、音声−テキスト変換部411から得られたテキストから氏名等の属性値を抽出する(ステップS61)。属性値を示す文字列は、予めエンティティ記憶部435に保存されている。例えば、「ヤマダさんに電話」というテキストが、音声−テキスト変換部411によって得られた場合について説明する。エンティティ記憶部435に「ヤマダ」という文字列が保存されていれば、エンティティ検出部412は、「ヤマダ」という文字列を抽出することができる。つまり、エンティティとしてユーザーの名前を保存しておくことにより、第1属性値取得部423は、電話を発信する相手の名前を取得することができる。
相手の名前を取得した後、発信制御装置4は、電話帳データ記憶部431に記憶された
ユーザー情報と照合し、候補が存在するかを判定する(ステップS62)。候補が存在しない場合(ステップS62のNo)、発信制御装置4は、応答情報記憶部433から音声応答データを取得し、発信者の電話機2へ送出することにより、該メッセージ(候補が存在しないこと)を伝える(ステップS63)。その後、発信制御装置4は、発信者の音声入力を促し、音声入力を待機する状態へ戻る(ステップS64)。
一方、候補が存在する場合(ステップS62のYes)について説明する。以下では、候補が1人だけの場合について説明する。候補が複数存在する場合については後述する。発信制御装置4は、発信先を特定した場合、発信元と発信先との呼を接続することを伝える音声応答を発信元に送出する(ステップS65)。
次に、発信処理制御部422は、発信先の電話番号を取得し、発信者の電話機2との通話を、構内交換機1を介して発信先の電話機3へ転送する(ステップS66)。つまり、発信処理制御部422は、電話機3を鳴動させ、発信制御装置4と電話機2との呼を切断する。発信先が電話機3に応答すると、オフフック(OFF HOOK)が検出され、発信先と発信者との通話が開始される。
以上のように、本実施の形態にかかる発信制御装置4を介することにより、発信者は、電話を発信する前に発信先の電話番号を記憶したり、電話帳に登録したりする必要がなく、効率的に電話の発信を行うことができる。
図8は、本実施形態にかかる発信制御装置4が、複数の候補から発信先を特定する動作を示すフローチャートである。以下、相手の名前から発信先を特定する場合に、候補をただ一人に特定できないケースについて説明する。例えば、「山田」というエンティティを検出した場合、同姓の「山田太郎」「山田次郎」「山田三郎」等の複数のユーザーが存在する場合が想定される。
発信者の音声入力に対して候補が複数存在する場合、応答情報送信部424は、複数の候補のユーザー情報を取得し、取得したユーザー情報の比較を行い、差分情報を取得する(ステップS71)。差分情報とは、ユーザー間における異なる属性値を示す情報である。次に、応答情報送信部424は、取得した差分情報に基づいて発信者へ音声応答を送出する(ステップS72)。つまり、応答情報送信部424は、第2の属性値を要求する音声応答を送出する。
例えば、「山田太郎」「山田次郎」「山田三郎」のユーザー情報に含まれる“部署”が、それぞれ”総務部”、”人事部”、”知財部”と異なる場合について説明する。このような場合、“部署”が第2の属性値となる。応答情報送信部424は、発信者へ「部署を教えてください」という音声応答を送出することによって、発信者へ”部署”の情報を音声入力することを促す。
また、候補が2名の場合、応答情報送信部424は、「役職は部長ですか?」等のはい/いいえで回答できる音声応答を送出してもよい。次に、第2属性値取得部425は、発信者の音声入力を基に第2の属性値を取得し、ユーザーの絞り込みを行う(ステップS73)。発信先を特定することができた場合(ステップS74のYes)、発信制御装置4は、図7のステップS66と同様に通話を発信先へ転送する(ステップS75)。特定できなかった場合(ステップS74のNo)、応答情報送信部424は、再度、別の差分情報を基に発信者へ音声入力を促す(ステップS72)。ユーザーを絞り込む処理を繰り返し行なうことで、同姓同名のユーザーが存在する場合も、発信制御装置4は、発信先(発信者が発信したい相手)を特定し、電話を発信することができる。
以下、本実施の形態の効果について説明する。
関連する会社内の電話システムでは、電話を発信するためにまず相手の電話番号を知っていなければならず、あるいは、事前に相手の電話番号を電話帳に登録しておく必要があった。したがって、相手の電話番号が電話帳に登録されていない場合、周囲に尋ねるか、あるいは、ウェブサイトやメールの送信者情報などに記載されている電話番号を確認する等の手間が生じていた。
本実施の形態にかかる発信制御装置は、発信者からの着信に応答し、入力された音声データを音声認識によりテキスト化する。得られたテキストから相手を識別する情報(エンティティ)を抽出し、電話帳データ記憶部(ユーザー情報記憶部)に記憶されたユーザー情報と照合することで発信先を特定する。複数の候補が存在する場合、ユーザー情報の差分に基づいて発信者へ応答を送出し、入力された音声データから発信先を特定する。発信制御装置は、発信先の電話機へ転送処理を行い、発信者の電話機との呼を確立する。
本実施の形態では、電話を発信する際に、発信したい相手の任意の属性値を音声入力する。そして、属性値で相手を特定し、電話の発信をすることができる。よって、事前に発信先の電話番号を記憶したり、電話帳に登録したりする必要がなく、効率的に電話の発信を行うことが可能となる。
本実施の形態では、複数のユーザーに関する情報が記録されたユーザー情報を利用する。したがって、発信先を特定するためのキーワードをあらかじめ個別に登録する必要はない。そして、発信制御装置は、音声入力された属性値から相手を特定し、通話の発信をすることが可能となる。
また、本実施の形態では、複数の候補が存在する場合に、ユーザー情報の差分に基づいて音声応答を送出する。したがって、属性を順番に確認していく関連技術と比較して、少ない回数の質問で発信先を特定することができる可能性がある。
<実施の形態3>
本実施の形態3にかかる発信制御装置4は、発信者の音声入力(第1の属性値)に対応する複数の候補が存在する場合、通話履歴を参照して候補の絞り込みを行う。構成図は、図3と同じであるため説明を省略する。
図9は、履歴記憶部434が記憶する履歴情報の例を示す。履歴記憶部434には、発番号、着番号、時刻、通話時間などの情報が記憶される。本実施の形態では、発番号、着番号に名前が記録されているが、電話番号であってもよい。
音声入力に対応する複数の候補が存在する場合、発信制御装置4は、履歴記憶部434の通話履歴の発信元(発番号)を参照する。つまり、発信制御装置4は、該通話履歴の発信元(発番号)と発信先とを照合する。例えば、検出されたエンティティ「山田太郎」と通話履歴の「山田太郎」とが一致する場合、発信制御装置4は、発信先を通話履歴に含まれる「山田太郎」に特定することができる。
通話履歴と照合し、一致するユーザーを発信先として特定することで、発信者は、以前通話を交わしたことがある相手へ優先的に発信することができる。したがって、上述した差分情報に基づいて絞り込んでいく方法と比べて、音声入力をする手間を削減することが可能になる。仮に、通話履歴にさらに複数の候補が存在し一意に特定できない場合、発信制御装置4は、実施の形態2と同様に差分情報を取得し、取得した差分情報に基づいて発信者へ音声応答を送出してもよい。また、発信制御装置4は、例えば”時刻”を参照し、最近通話を行った相手を発信先として特定してもよい。
なお、実施例では発信先が内線の場合について説明したが、電話帳データ記憶部431のユーザー情報に、取引先など外線のユーザーを登録しておくことで、発信先を外線としてもよい。
<ハードウェアの構成例>
次に、ハードウェアの構成例について述べる。
図10は、発信制御装置4を実現するためのハードウェアを例示する図である。発信制御装置4は、バス1020、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、及びネットワークインタフェース1120を有する。バス1020は、プロセッサ1040、メモリ1060、ストレージデバイス1080、及びネットワークインタフェース1120が、相互にデータを送受信するためのデータ伝送路である。ただし、プロセッサ1040などを互いに接続する方法は、バス接続に限定されない。プロセッサ1040は、CPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)、又はFPGA(Field-Programmable Gate Array)などの種々のプロセッサである。メモリ1060は、RAM(Random Access Memory)などを用いて実現される主記憶装置である。ストレージデバイス1080は、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)、メモリカード、又は ROM(Read Only Memory)などを用いて実現される補助記憶装置である。
ネットワークインタフェース1120は、発信制御装置4をネットワーク1300に接続するためのインタフェースである。このネットワークは、例えば LAN(Local Area Network)や WAN(Wide Area Network)である。ネットワークインタフェース1120がネットワークに接続する方法は、無線接続であってもよいし、有線接続であってもよい。
ストレージデバイス1080は、発信制御装置4の各手段を実現するプログラムモジュールを記憶している。プロセッサ1040は、これら各プログラムモジュールをメモリ1060に読み出して実行することで、各プログラムモジュールに対応する機能を実現する。
上述の実施の形態における各種の処理は、ハードウェアでもソフトウェアでも実現できる。例えば、任意の処理を、CPU(Central Processing Unit)にコンピュータプログラムを実行させることにより実現することも可能である。
プログラムは、様々なタイプの非一時的なコンピュータ可読媒体(non-transitory computer readable medium)を用いて格納され、コンピュータに供給することができる。非一時的なコンピュータ可読媒体は、様々なタイプの実体のある記録媒体(tangible storage medium)を含む。非一時的なコンピュータ可読媒体の例は、磁気記録媒体(例えばフレキシブルディスク、磁気テープ、ハードディスクドライブ)、光磁気記録媒体(例えば光磁気ディスク)、CD−ROM(Read Only Memory)、CD−R、CD−R/W、半導体メモリ(例えば、マスクROM、PROM(Programmable ROM)、EPROM(Erasable PROM)、フラッシュROM、RAM(random access memory))を含む。また、プログラムは、様々なタイプの一時的なコンピュータ可読媒体(transitory computer readable medium)によってコンピュータに供給されてもよい。一時的なコンピュータ可読媒体の例は、電気信号、光信号、及び電磁波を含む。一時的なコンピュータ可読媒体は、電線及び光ファイバ等の有線通信路、又は無線通信路を介して、プログラムをコンピュータに供給できる。
なお、本発明は上記実施の形態に限られたものではなく、趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更することが可能である。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
構内交換機に収容される複数の電話機のいずれかからの発信を制御する発信制御装置であって、
ユーザーの電話番号と、当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値と対応付けて電話帳データとして記憶する、電話帳データ記憶手段と、
発信元からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得する第1の属性値取得手段と、
前記第1の属性値取得手段により取得された第1の属性値に基づいて前記電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて前記第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、当該第2の属性値を要求する音声応答を前記発信元に送信する、応答情報送信手段と、
前記音声応答に対応して、前記発信元から受信した音声に含まれる前記第2の属性値を取得する第2の属性値取得手段と、
前記第1の属性値取得手段及び前記第2の属性値取得手段により取得された前記第1および第2の属性値に基づいて、前記発信元からの通話を転送する発信処理制御手段と、
を備える発信制御装置。
(付記2)
通話開始後に音声入力を促す音声応答を発信元に送信する音声入力要求手段をさらに備え、当該音声応答には、前記属性値の種類を特定する情報を含まない付記1に記載の発信制御装置。
(付記3)
前記発信元と前記発信先とを対応付けて、発信履歴として記憶する発信履歴記憶部をさらに備え、
前記発信処理制御手段は、前記第1の属性値および前記発信履歴に基づいて、前記通話を転送する、付記1又は2に記載の発信制御装置。
(付記4)
前記発信履歴記憶部は、発信時刻を前記発信履歴として記憶し、
前記発信処理制御手段は、前記第1の属性値および前記発信時刻に基づいて、前記通話を転送する、付記3に記載の発信制御装置。
(付記5)
前記応答情報送信手段は、前記第1の属性値で前記電話帳データを検索した結果に2人のユーザーのみが含まれる場合、「はい」又は「いいえ」で回答可能な前記音声応答を前記発信元に送信する、付記1から4のいずれか1項に記載の発信制御装置。
(付記6)
ユーザーの電話番号と、当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値と対応付けて電話帳データとして記憶する、電話帳データ記憶手段と、
発信元からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得する第1の属性値取得手段と、
前記第1の属性値取得手段により取得された第1の属性値に基づいて前記電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて前記第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、当該第2の属性値を要求する音声応答を前記発信元に送信する、応答情報送信手段と、
前記音声応答に対応して、前記発信元から受信した音声データに含まれる前記第2の属性値を取得する第2の属性値取得手段と、
前記第1の属性値取得手段及び前記第2の属性値取得手段により取得された前記第1および第2の属性値に基づいて、前記発信元からの通話を転送する発信処理制御手段と、
を備え、構内交換機に収容される複数の電話機を有する電話システム。
(付記7)
通話開始後に音声入力を促す音声応答を発信元に送信する音声入力要求手段をさらに備え、当該音声応答には、前記属性値の種類を特定する情報を含まない付記6に記載の電話システム。
(付記8)
前記発信元と前記発信先とを対応付けて、発信履歴として記憶する発信履歴記憶部をさらに備え、
前記発信処理制御手段は、前記第1の属性値および前記発信履歴に基づいて、前記通話を転送する、付記6又は7に記載の電話システム。
(付記9)
前記発信履歴記憶部は、発信時刻を前記発信履歴として記憶し、
前記発信処理制御手段は、前記第1の属性値および前記発信時刻に基づいて、前記通話を転送する、付記8に記載の電話システム。
(付記10)
前記応答情報送信手段は、前記第1の属性値で前記電話帳データを検索した結果に2人のユーザーのみが含まれる場合、「はい」又は「いいえ」で回答可能な前記音声応答を前記発信元に送信する、付記6から9のいずれか1項に記載の電話システム。
(付記11)
発信元からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得するステップと、
取得された第1の属性値に基づいて、ユーザーの電話番号と当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値とを対応づけた電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて前記第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、当該第2の属性値を要求する音声応答を前記発信元に送信するステップと、
前記音声応答に対応して、前記発信元から受信した音声データに含まれる前記第2の属性値を取得するステップと、
取得された前記第1および第2の属性値に基づいて、前記発信元からの通話を転送するステップを備え、構内交換機に収容される複数の電話機のいずれかからの発信を制御する、発信制御方法。
(付記12)
通話開始後に、音声入力を促す音声応答を発信元に送信するステップをさらに備え、当該音声応答には、前記属性値の種類を特定する情報を含まない付記11に記載の発信制御方法。
(付記13)
前記発信元と前記発信先とを対応付けて、発信履歴として記憶し、
前記第1の属性値および前記発信履歴に基づいて、前記通話を転送する、付記11又は12に記載の発信制御方法。
(付記14)
発信時刻を前記発信履歴として記憶し、
前記第1の属性値および前記発信時刻に基づいて、前記通話を転送する、付記13に記載の発信制御方法。
(付記15)
前記第1の属性値で前記電話帳データを検索した結果に2人のユーザーのみが含まれる場合、「はい」又は「いいえ」で回答可能な前記音声応答を前記発信元に送信する、付記11から14のいずれか1項に記載の発信制御方法。
(付記16)
発信元からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得するステップと、
取得された第1の属性値に基づいて、ユーザーの電話番号と当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値とを対応づけた電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて前記第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、当該第2の属性値を要求する音声応答を前記発信元に送信するステップと、
前記音声応答に対応して、前記発信元から受信した音声データに含まれる前記第2の属性値を取得するステップと、
取得された前記第1および第2の属性値に基づいて、前記発信元からの通話を転送するステップを、
構内交換機に収容される複数の電話機のいずれかからの発信を制御する発信制御装置に実行させる、発信制御プログラム。
1 構内交換機
2、3 電話機
4 発信制御装置
41 音声情報処理部
42 制御部
43 記憶部
200、1300 ネットワーク
300 電話システム
411 音声−テキスト変換部
412 エンティティ検出部
413 テキスト−音声変換部
421 無音検出制御部
422 発信処理制御部
423 第1属性値取得部
424 応答情報送信部
425 第2属性値取得部
431 電話帳データ記憶部
432 音声記憶部
433 応答情報記憶部
434 履歴記憶部
435 エンティティ記憶部

Claims (10)

  1. 構内交換機に収容される複数の電話機のいずれかからの発信を制御する発信制御装置であって、
    ユーザーの電話番号と、当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値と対応付けて電話帳データとして記憶する、電話帳データ記憶手段と、
    発信元からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得する第1の属性値取得手段と、
    前記第1の属性値取得手段により取得された第1の属性値に基づいて前記電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて前記第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、当該第2の属性値を要求する音声応答を前記発信元に送信する、応答情報送信手段と、
    前記音声応答に対応して、前記発信元から受信した音声に含まれる前記第2の属性値を取得する第2の属性値取得手段と、
    前記第1の属性値取得手段及び前記第2の属性値取得手段により取得された前記第1および第2の属性値に基づいて、前記発信元からの通話を転送する発信処理制御手段と、
    を備える発信制御装置。
  2. 通話開始後に音声入力を促す音声応答を発信元に送信する音声入力要求手段をさらに備え、当該音声応答には、前記属性値の種類を特定する情報を含まない請求項1に記載の発信制御装置。
  3. 前記発信元と前記発信先とを対応付けて、発信履歴として記憶する発信履歴記憶部をさらに備え、
    前記発信処理制御手段は、前記第1の属性値および前記発信履歴に基づいて、前記通話を転送する、請求項1又は2に記載の発信制御装置。
  4. 前記発信履歴記憶部は、発信時刻を前記発信履歴として記憶し、
    前記発信処理制御手段は、前記第1の属性値および前記発信時刻に基づいて、前記通話を転送する、請求項3に記載の発信制御装置。
  5. 前記応答情報送信手段は、前記第1の属性値で前記電話帳データを検索した結果に2人のユーザーのみが含まれる場合、「はい」又は「いいえ」で回答可能な前記音声応答を前記発信元に送信する、請求項1から4のいずれか1項に記載の発信制御装置。
  6. ユーザーの電話番号と、当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値と対応付けて電話帳データとして記憶する、電話帳データ記憶手段と、
    発信元からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得する第1の属性値取得手段と、
    前記第1の属性値取得手段により取得された第1の属性値に基づいて前記電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて前記第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、当該第2の属性値を要求する音声応答を前記発信元に送信する、応答情報送信手段と、
    前記音声応答に対応して、前記発信元から受信した音声データに含まれる前記第2の属性値を取得する第2の属性値取得手段と、
    前記第1の属性値取得手段及び前記第2の属性値取得手段により取得された前記第1および第2の属性値に基づいて、前記発信元からの通話を転送する発信処理制御手段と、
    を備え、構内交換機に収容される複数の電話機を有する電話システム。
  7. 通話開始後に音声入力を促す音声応答を発信元に送信する音声入力要求手段をさらに備え、当該音声応答には、前記属性値の種類を特定する情報を含まない請求項6に記載の電話システム。
  8. 発信元からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得するステップと、
    取得された第1の属性値に基づいて、ユーザーの電話番号と当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値とを対応づけた電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて前記第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、当該第2の属性値を要求する音声応答を前記発信元に送信するステップと、
    前記音声応答に対応して、前記発信元から受信した音声データに含まれる前記第2の属性値を取得するステップと、
    取得された前記第1および第2の属性値に基づいて、前記発信元からの通話を転送するステップを備え、構内交換機に収容される複数の電話機のいずれかからの発信を制御する、発信制御方法。
  9. 通話開始後に、音声入力を促す音声応答を発信元に送信するステップをさらに備え、当該音声応答には、前記属性値の種類を特定する情報を含まない請求項8に記載の発信制御方法。
  10. 発信元からの音声に含まれる発信先を示す第1の属性値を取得するステップと、
    取得された第1の属性値に基づいて、ユーザーの電話番号と当該ユーザーの属性を特定する複数の属性値とを対応づけた電話帳データを検索した結果、複数のユーザーが対応する場合に、当該複数のユーザーについて前記第1の属性値以外の属性値であって複数のユーザー間で互いに異なる第2の属性値を抽出し、当該第2の属性値を要求する音声応答を前記発信元に送信するステップと、
    前記音声応答に対応して、前記発信元から受信した音声データに含まれる前記第2の属性値を取得するステップと、
    取得された前記第1および第2の属性値に基づいて、前記発信元からの通話を転送するステップを、
    構内交換機に収容される複数の電話機のいずれかからの発信を制御する発信制御装置に実行させる、発信制御プログラム。
JP2019190901A 2019-10-18 2019-10-18 発信制御装置、電話システム、発信制御方法、及び発信制御プログラム Pending JP2021068942A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019190901A JP2021068942A (ja) 2019-10-18 2019-10-18 発信制御装置、電話システム、発信制御方法、及び発信制御プログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019190901A JP2021068942A (ja) 2019-10-18 2019-10-18 発信制御装置、電話システム、発信制御方法、及び発信制御プログラム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021068942A true JP2021068942A (ja) 2021-04-30

Family

ID=75638635

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019190901A Pending JP2021068942A (ja) 2019-10-18 2019-10-18 発信制御装置、電話システム、発信制御方法、及び発信制御プログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2021068942A (ja)

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09233187A (ja) * 1996-02-23 1997-09-05 Toshiba Corp 交換システム
JP2003158579A (ja) * 2001-11-20 2003-05-30 Fujitsu Ltd 電話応答支援装置及び方法
JP2003299148A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Hitachi Kokusai Electric Inc 事業所用電話システム
JP2018045593A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 Kddi株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09233187A (ja) * 1996-02-23 1997-09-05 Toshiba Corp 交換システム
JP2003158579A (ja) * 2001-11-20 2003-05-30 Fujitsu Ltd 電話応答支援装置及び方法
JP2003299148A (ja) * 2002-03-29 2003-10-17 Hitachi Kokusai Electric Inc 事業所用電話システム
JP2018045593A (ja) * 2016-09-16 2018-03-22 Kddi株式会社 情報処理装置、情報処理システム、情報処理方法及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8451829B2 (en) Routing a VoIP call with contextual information
US8391445B2 (en) Caller identification using voice recognition
US20080043940A1 (en) Method to enable instant collaboration via use of pervasive messaging
JP2004531139A (ja) インスタントメッセージを介して電話呼び出しを受信するためのシステムおよび方法
US8606240B1 (en) Hybrid communications mailbox
US20080037745A1 (en) Systems, Methods, And Media For Automated Conference Calling
EP2650829A1 (en) Voice approval method, device and system
JP6218568B2 (ja) 通信装置、通信システム、通信方法、および通信プログラム
JPWO2015083741A1 (ja) 中継装置、表示装置および通信システム
JP2016149636A (ja) 認証装置、電話端末、認証方法および認証プログラム
JP3761158B2 (ja) 電話応答支援装置及び方法
JP2009147399A (ja) 電話中継装置、電話中継方法、及び、電話中継用プログラム
KR20210060906A (ko) 가용 담당자 직접 컨텍 서비스 제공 방법 및 장치
JP4150934B2 (ja) 通信端末装置及び登録サーバ
JP2021068942A (ja) 発信制御装置、電話システム、発信制御方法、及び発信制御プログラム
CN111884886B (zh) 一种基于话机的智能家居的通信方法和通信系统
KR100613221B1 (ko) 메시지 통합관리 시스템, 메시지 통합관리 시스템의메시지 확인 방법 및 서비스 제공방법
US6963637B2 (en) Methods, systems, and media to capture a redialing sequence and to redial
JP2016134819A (ja) ガイダンスによる発信者情報通知が可能な電話システムおよびその動作方法
KR100619175B1 (ko) 메신저를 이용한 전화 통화 경로 설정 방법 및 장치
JP5266144B2 (ja) 複数端末通話システム、複数通話提供装置、複数端末通話方法及び複数端末通話プログラム
JP4690274B2 (ja) 伝言メール送信システム、伝言メール送信方法、プログラム及びip電話アダプタ
KR20040088975A (ko) 개인비서 전화서비스 시스템 및 그 방법
JP6891771B2 (ja) 電話システムおよび電話制御装置
KR102393653B1 (ko) 호 처리를 위한 장치 및 방법

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191018

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200923

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201119

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201215

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20210706

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20211005

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220215

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220412

C13 Notice of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C13

Effective date: 20220510

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220707

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220726

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20220830

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20221004

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20221004