JP2021068607A - ガス消費システム - Google Patents

ガス消費システム Download PDF

Info

Publication number
JP2021068607A
JP2021068607A JP2019193368A JP2019193368A JP2021068607A JP 2021068607 A JP2021068607 A JP 2021068607A JP 2019193368 A JP2019193368 A JP 2019193368A JP 2019193368 A JP2019193368 A JP 2019193368A JP 2021068607 A JP2021068607 A JP 2021068607A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
power generation
blower
raw material
generation unit
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019193368A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7278192B2 (ja
Inventor
俊哉 御堂
Toshiya Mido
俊哉 御堂
和秀 指原
Kazuhide Sashihara
和秀 指原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Gas Co Ltd
Original Assignee
Osaka Gas Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Gas Co Ltd filed Critical Osaka Gas Co Ltd
Priority to JP2019193368A priority Critical patent/JP7278192B2/ja
Publication of JP2021068607A publication Critical patent/JP2021068607A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7278192B2 publication Critical patent/JP7278192B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E60/00Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
    • Y02E60/30Hydrogen technology
    • Y02E60/50Fuel cells

Landscapes

  • Fuel Cell (AREA)

Abstract

【課題】コストダウンしながら、発電ユニットを適切に動作させることができるガス消費システムを提供する。【解決手段】ガスメーターMを経由して供給される原燃料ガスを用いて発電する発電部15を有する発電ユニット10を備えるガス消費システムであって、ガス供給切替部11を供給不可能状態に切り替え且つ昇圧ブロア13を停止した発電停止状態から、ガス供給切替部11を供給可能状態に切り替え且つ昇圧ブロア13を作動させる発電可能状態へと移行させるのに先立って、発電時運転条件を満たさない状態で昇圧ブロア13を作動させた場合に流量計14で計測される原燃料ガスの流量が所定流量以上であるか否かを確認するガス供給確認処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、ガスメーターを経由して供給される原燃料ガスを用いて発電する発電部を有する発電ユニットを備えるガス消費システムに関する。
特許文献1に記載のガス消費システムは、燃料ガスが供給される燃料極及び酸化剤が供給される空気極を有する燃料電池部と、供給配管を経由して供給される原燃料ガスを改質して、燃料極に供給される燃料ガスを生成する燃料改質部とを有する発電ユニットを備えている。特許文献1に記載のガス消費システムは、原燃料ガスの供給配管内が負圧になるのを防ぐことを目的として、発電ユニットでは、原燃料ガスの供給配管でのガス圧を検出する圧力センサを備え、圧力センサにより検出される原燃料ガスの供給圧が設定値未満の場合には、ガス供給弁を閉弁するように構成されている。
特開2011−165318号公報
発電ユニットよりも上流側のガスメーターの遮断弁が閉弁している場合、ガスメーターの下流側には原燃料ガスの供給圧は加わらないため、その状態で発電ユニット内のガス供給弁を開弁しても、ガス供給弁の下流側に設けられた昇圧ブロアには原燃料ガスの供給圧は加わらない。また、ガスメーターの遮断弁が閉弁しているか或いは開弁しているかの情報が発電ユニットに伝達されるような構成にはなっていない。そのため、ガスメーターの遮断弁が閉弁している状態で昇圧ブロアを作動させてしまった場合には、昇圧ブロアの上流側が負圧になってしまうという問題が発生する。
そのような問題の発生を避けるため、発電ユニットでは、昇圧ブロアに原燃料ガスの供給圧が加わっている場合に限って、昇圧ブロアを作動させることが好ましい。例えば、特許文献1に記載のような発電ユニットでは、原燃料ガスの消費を伴う運転を開始する場合、先ずはガス供給弁を開弁する。ガスメーターの遮断弁が開弁していれば、原燃料ガスはガスメーターから発電ユニットのガス供給弁へと供給可能な状態になっているため(即ち、ガス供給弁に供給される原燃料ガスには供給圧が加わっているため)、ガス供給弁を開弁した場合、ガス供給弁の下流に設けた圧力センサにおいて原燃料ガスの供給圧が十分に高いことを確認できる。それに対して、ガスメーターの遮断弁が閉弁している場合、圧力センサにおいて原燃料ガスの供給圧が十分に高いことを確認できない。このように、圧力センサで原燃料ガスの供給圧が十分に高いことを確認できれば昇圧ブロアを作動させることで、原燃料ガスの圧力を高めた状態で下流側の燃料改質部に原燃料ガスを供給できる。そして、ガスメーターの遮断弁が閉弁している状態で昇圧ブロアを作動させることを防止できる。
上述したようなガス消費システムにおいて、発電ユニットのコストダウンを考えた場合、補機の数を少なくするという対策、例えば、例えば上述した圧力センサを削除するという対策を採ることが考えられる。但し、圧力センサを削除した場合、昇圧ブロアに原燃料ガスの供給圧が加わっているか否か(即ち、ガスメーターの遮断弁が開弁されることで、原燃料ガスが下流側に供給される状態になっているか否か)を確認する術が無くなるという問題がある。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コストダウンしながら、発電ユニットを適切に動作させることができるガス消費システムを提供する点にある。
上記目的を達成するための本発明に係るガス消費システムの特徴構成は、ガスメーターを経由して供給される原燃料ガスを用いて発電する発電部を有する発電ユニットを備えるガス消費システムであって、
前記発電ユニットは、前記ガスメーターから供給される原燃料ガスの圧力を高めて下流側の前記発電部に供給できる昇圧ブロアと、前記昇圧ブロアの上流側に設けられ、当該昇圧ブロアへ原燃料ガスが供給される供給可能状態と原燃料ガスが供給されない供給不可能状態との間で原燃料ガスの供給状態を切り替えることができるガス供給切替部と、前記発電部に供給される原燃料ガスの流量を計測する流量計とを有し、
前記昇圧ブロアは、前記発電部で発電運転が行われる間、所定の最小出力以上の出力で原燃料ガスの圧力を高めて前記発電部に原燃料ガスを少なくとも最小運転期間以上連続して供給するという発電時運転条件を満たすように構成され、
前記ガス供給切替部を前記供給不可能状態に切り替え且つ前記昇圧ブロアを停止した発電停止状態から、前記ガス供給切替部を前記供給可能状態に切り替え且つ前記昇圧ブロアを作動させる発電可能状態へと移行させるのに先立って、前記発電時運転条件を満たさない状態で前記昇圧ブロアを作動させた場合に前記流量計で計測される原燃料ガスの流量が所定流量以上であるか否かを確認するガス供給確認処理を行う点にある。
上記特徴構成によれば、ガス供給切替部を供給不可能状態に切り替え且つ昇圧ブロアを停止した発電停止状態から、ガス供給切替部を供給可能状態に切り替え且つ昇圧ブロアを作動させる発電可能状態へと移行させるのに先立って、発電時運転条件を満たさない状態で昇圧ブロアを作動させた場合に流量計で計測される原燃料ガスの流量が所定流量以上であるか否かを確認するガス供給確認処理が行われる。この場合、ガス供給確認処理を行うために昇圧ブロアの上流側の弁が閉止されている間に昇圧ブロアを作動させて、原燃料ガスが昇圧ブロアに供給されるか否かを流量計の計測結果に基づいて判定するとしても、発電時運転条件を満たさない状態で昇圧ブロアを作動させているため、昇圧ブロアの上流側での圧力の低下度合いは低い。このように、昇圧ブロアの上流側の圧力を検出できる圧力センサを設けなくても、昇圧ブロアの上流側での圧力の低下度合いが低いことを確保しながら、ガスメーターから昇圧ブロアへ原燃料ガスが供給される状態にあることを確認できる。
従って、コストダウンしながら、発電ユニットを適切に動作させることができるガス消費システムを提供できる。
本発明に係るガス消費システムの別の特徴構成は、前記発電停止状態である間に前記ガス供給確認処理を繰り返し行う点にある。
上記特徴構成によれば、ガスメーターから昇圧ブロアへ原燃料ガスが供給される状態にあるか否かを、発電停止状態である間に継続的に確認できる。
本発明に係るガス消費システムの更に別の特徴構成は、前記ガス供給確認処理において、前記最小出力よりも小さい出力で前記昇圧ブロアを作動させる点にある。
上記特徴構成によれば、ガス供給確認処理を行うために昇圧ブロアの上流側の弁が閉止されている間に昇圧ブロアを作動させたとしても、最小出力よりも小さい出力で昇圧ブロアを作動させているため、昇圧ブロアの上流側での圧力の低下度合いは低い。
本発明に係るガス消費システムの更に別の特徴構成は、前記ガス供給確認処理において、前記最小運転期間未満の間、前記昇圧ブロアを作動させる点にある。
上記特徴構成によれば、ガス供給確認処理を行うために昇圧ブロアの上流側の弁が閉止されている間に昇圧ブロアを作動させたとしても、最小運転期間未満の間で昇圧ブロアを作動させているため、昇圧ブロアの上流側での圧力の低下度合いは低い。
本発明に係るガス消費システムの更に別の特徴構成は、前記ガス供給確認処理において、前記最小出力よりも小さい出力で且つ前記最小運転期間未満の間、前記昇圧ブロアを作動させる点にある。
上記特徴構成によれば、ガス供給確認処理を行うために昇圧ブロアの上流側の弁が閉止されている間に昇圧ブロアを作動させたとしても、最小出力よりも小さい出力で且つ最小運転期間未満の間で昇圧ブロアを作動させているため、昇圧ブロアの上流側での圧力の低下度合いは低い。
ガス消費システムの構成を示す図である。 昇圧ブロアの発電時運転条件を説明する図である。 発電時運転条件を満たさない状態で昇圧ブロアを作動させた場合の例である。 発電時運転条件を満たさない状態で昇圧ブロアを作動させた場合の例である。 発電時運転条件を満たさない状態で昇圧ブロアを作動させた場合の例である。 ガス供給確認処理の一例を説明するフローチャートである。
以下に図面を参照して本発明の実施形態に係るガス消費システムについて説明する。
図1は、ガス消費システムの構成を示す図である。図示するように、ガス消費システムは、ガスメーターMを経由して供給される原燃料ガスを用いて発電する発電部15を有する発電ユニット10と、ガスメーターMを経由して供給される原燃料ガスを燃焼する燃焼装置21が設けられている。
ガスメーターMは、ガス流路2を閉止して下流側への原燃料ガスの供給を遮断できる遮断弁1を有する。原燃料ガスは例えばメタン等を含む都市ガスである。加えて、本実施形態のガスメーターMは、マイコンメーターと呼ばれるものであり、原燃料ガスの通流量が設定判定量以下となる状態が設定判定時間以上連続することを含む所定の判定条件を満たす燃料ガス非消費状態が漏洩判定用期間の間に生じないときには、警報作動する又は原燃料ガスの供給を遮断弁1によって遮断する機能を備えている。例えば、超音波式のガスメーターM(マイコンメーター)の場合、ガスメーターMの漏洩判定用期間(例えば30日間)において、燃料ガス非消費状態であると見なされるための判定条件(即ち、原燃料ガスの通流量が設定判定量(例えば、1.0L/h)以下となる状態が設定判定時間以上(例えば、2分以上)である場合の継続時間の積算値が設定値以上(例えば、60分)となる条件)が満たされなければ、ガスメーターMは警報作動する又は原燃料ガスの供給を遮断弁1によって遮断する。
本実施形態の場合、ガス流路2はガスメーターMの下流側で二手に分岐している。一方のガス流路2aは発電ユニット10に接続されて原燃料ガスを供給でき、他方のガス流路2bは燃焼装置21に接続されて原燃料ガスを供給できる。燃焼装置21は、供給される原燃料ガスを燃焼する燃焼器22を有する。例えば、燃焼装置21は、バーナーなどの燃焼器22を有するガスコンロ等の装置である。尚、図示は省略するが、ガス流路2は、ガスメーターMの下流側で、ガス流路2a,2bとは別の流路に更に分岐していてもよい。
発電ユニット10には、ガスメーターMからガス流路2aを介して原燃料ガスが供給される。発電ユニット10は、発電部15と、昇圧ブロア13と、ガス供給切替部としてのガス開閉弁11と、流量計14とを有する。
昇圧ブロア13は、ガスメーターMから供給される原燃料ガスの圧力を高めて下流側の発電部15に供給できる。ガス開閉弁11は、昇圧ブロア13の上流側に設けられ、当該昇圧ブロア13へ原燃料ガスが供給される供給可能状態と原燃料ガスが供給されない供給不可能状態との間で原燃料ガスの供給状態を切り替えることができる。流量計14は、発電部15に供給される原燃料ガスの単位時間当たりの流量を計測する。図1に示す例では、流量計14は昇圧ブロア13の下流側に設けられている。発電制御部18は、流量計14で計測される燃料改質部16に供給する原燃料ガスの単位時間当たりの流量が、燃料電池部17に供給する改質ガスを生成するために必要な原燃料ガスの流量になるように昇圧ブロア13の出力を調節する。
本実施形態の発電ユニット10は、ガス開閉弁11と昇圧ブロア13との間に設けられる負圧防止弁12を備える。負圧防止弁12は、上流側の圧力が設定圧力(例えば1.0kPaなど)を下回ると閉止するように構成されている。例えば、ガスメーターMの遮断弁1が閉止されている場合やガス開閉弁11が閉止されている場合に昇圧ブロア13が作動すると、負圧防止弁12の上流側の圧力が低下し、負圧防止弁12が閉止する。その結果、負圧防止弁12の上流側の圧力が更に低下することが防止される。
本実施形態では、発電部15は、燃料改質部16と燃料電池部17とを有する。燃料電池部17は、水素などの燃料ガス(改質ガス)が供給される燃料極と酸素が供給される空気極とを有するセルが複数個積層されたセルスタックを有して構成される。燃料電池部17は、固体高分子形のセルや固体酸化物形のセルなど、様々なタイプのセルを用いて構成することができる。燃料改質部16は、燃料電池部17に対して、供給される原燃料ガスを水蒸気改質することで生成した水素などの燃料ガス(改質ガス)を供給する。
上述したようなガス消費システムの動作の制御は制御装置Cが行う。図1に示す例では、制御装置Cは、発電ユニット10の動作の制御を行う発電制御部18とは別に設けられた装置として描いている。但し、制御装置Cの機能は、発電制御部18によって実現されてもよい。
情報入出力装置3は、ガス消費システムの利用者が情報の入力を行う場合や、その利用者に情報を出力する場合などに用いられる装置である。情報入出力装置3は、例えば利用者が操作する入力受付部や利用者に情報を提示する出力表示部などを備えるリモコン装置である。
以上のような構成のガス消費システムにおいて、制御装置Cは、発電ユニット10のガス開閉弁11を閉止させることで発電部15へ原燃料ガスを供給できない状態(ガス供給不可能状態)と、発電ユニット10のガス開閉弁11を開放させることで発電部15へ原燃料ガスを供給できる状態(ガス供給可能状態)とを切り替えることができる。例えば、制御装置Cは、発電部15が発電を停止している間、ガス開閉弁11を供給不可能状態に切り替え且つ昇圧ブロア13を停止した発電停止状態にさせる。これにより、発電部15には原燃料ガスは供給されない。また、昇圧ブロア13は作動していないので、その上流側の圧力が大きく低下することもない。また、制御装置Cは、発電部15が発電を行っている間、ガス開閉弁11を供給可能状態に切り替え且つ昇圧ブロア13を作動させる発電可能状態にさせる。これにより、発電部15には原燃料ガスが供給される。そして、燃料改質部16及び燃料電池部17が動作して発電を行うことができる。
本実施形態では、制御装置Cは、発電部15で発電運転が行われる間、所定の最小出力以上の出力で原燃料ガスの圧力を高めて発電部15に原燃料ガスを少なくとも最小運転期間以上連続して供給するという発電時運転条件を満たすように昇圧ブロア13を動作させる。この最小運転期間は、発電部15で発電運転が行われる場合に昇圧ブロア13を作動させるとき、少なくともどれだけの期間以上は昇圧ブロア13を連続して作動させるのかを示す期間である。
図2は、昇圧ブロア13の発電時運転条件を説明する図である。図中に破線で示すように、発電時運転条件は、所定の最小出力以上の出力で原燃料ガスの圧力を高めて発電部15に原燃料ガスを少なくとも最小運転期間以上連続して供給するという条件になっている。尚、図1に示す発電時運転条件の例では、実線で示す昇圧ブロア13の出力は最小出力と最大出力との間の範囲内に設定している。
但し、ガスメーターMの遮断弁1が閉止している場合、制御装置Cが発電ユニット10のガス開閉弁11を開放させることで発電部15へ原燃料ガスを供給できる状態にさせたとしても、発電部15には原燃料ガスは供給されない。つまり、ガスメーターMの遮断弁1が閉止している場合、制御装置Cがガス開閉弁11を供給可能状態に切り替え且つ昇圧ブロア13を作動させる発電可能状態にさせると、昇圧ブロア13の上流側からは原燃料ガスが供給されないため、昇圧ブロア13の上流側の圧力が大きく低下することになる。本実施形態では、負圧防止弁12の作用によって負圧防止弁12の上流側での圧力の大きな低下は防止されるが、負圧防止弁12と昇圧ブロア13との間での圧力は大きく低下してしまう。このように、昇圧ブロア13の上流側のガス流路2が閉じられた状態で昇圧ブロア13を締め切り運転させてしまうと、昇圧ブロア13が故障する可能性が高くなるという問題がある。
そのような問題を解消するために、本実施形態のガス消費システムにおいて、制御装置Cは、ガス開閉弁11を供給不可能状態(閉弁状態)に切り替え且つ昇圧ブロア13を停止した発電停止状態から、ガス開閉弁11を供給可能状態(開弁状態)に切り替え且つ昇圧ブロア13を作動させる発電可能状態へと移行させるのに先立ってガス供給確認処理を行う。
具体的には、制御装置Cは、ガス供給確認処理として、発電時運転条件を満たさない状態で昇圧ブロア13を作動させた場合に流量計14で計測される原燃料ガスの流量が所定流量以上であればガスメーターMから原燃料ガスの供給が行われていると判定し、所定流量未満であればガスメーターMから原燃料ガスの供給が行われていないと判定する。
図3〜図5は、発電時運転条件を満たさない状態で昇圧ブロア13を作動させた場合の例である。図3〜図5では、昇圧ブロア13の出力を実線で示し、図2と同様の発電時運転条件を破線で示している。
図3に示す例は、制御装置Cが、ガス供給確認処理において、最小出力よりも小さい出力で昇圧ブロア13を作動させた場合の例である。
図4に示す例は、制御装置Cが、ガス供給確認処理において、最小運転期間未満の間、昇圧ブロア13を作動させた場合の例である。
図5に示す例では、制御装置Cが、ガス供給確認処理において、最小出力よりも小さい出力で且つ最小運転期間未満の間、昇圧ブロア13を作動させた場合の例である。
次に、図6に示すガス供給確認処理の一例を説明するフローチャートを参照して、例えば地震によりガスメーターMの遮断弁1が自動的に閉弁し、それに応じて発電ユニット10が動作を停止した後でのガス供給確認処理について説明する。
地震によりガスメーターMの遮断弁1が自動的に閉弁した場合、発電ユニット10の発電部15へ原燃料ガスが供給されなくなるため、制御装置Cは、発電部15の動作を停止する。この場合、制御装置Cは、ガス開閉弁11を閉弁させ、昇圧ブロア13の動作を停止させる。そして、制御装置Cは、情報入出力装置3の表示画面などで例えば「原燃料供給圧低下」等のエラーを発報して、利用者に発電部15がエラーにより動作停止したことを知らせる。
その後、利用者は、安全を確認できた場合、ガスメーターMの遮断弁1の復帰操作(開弁操作)を行うことができる。また、利用者は、情報入出力装置3を操作して、エラーのリセット操作を行うことができる。
制御装置Cは、「原燃料供給圧低下」のエラーを発報して発電ユニット10の動作を停止させた場合、エラーのリセット操作が行われたか否かを判定する(工程#10)。そして、制御装置Cは、エラーのリセット操作が行われた場合(工程#10において「Yes」の場合)には工程#11に移行し、エラーのリセット操作が行われていない場合(工程#10において「No」の場合)にはエラーの発報を継続すると共に工程#10の判定を繰り返す。
工程#11において制御装置Cは、ガスメーターMからの原燃料ガスの供給を確認できたか否かを判定する。例えば、制御装置Cは、ガス開閉弁11を開弁した状態で、上記図3〜図5で説明した出力で昇圧ブロア13を動作させる。そして、制御装置Cは、昇圧ブロア13を動作させている間に流量計14で計測される原燃料ガスの流量が、予め記憶部(図示せず)等に記憶されている、その昇圧ブロア13の出力に見合った所定流量以上であればガスメーターMから原燃料ガスの供給が行われていると判定し、所定流量未満であればガスメーターMから原燃料ガスの供給が行われていないと判定する。
制御装置Cは、ガスメーターMからの原燃料ガスの供給が正常に行われていると判定した場合(工程#11において「Yes」の場合)、工程#12において「原燃料供給圧低下」のエラーを解除し、昇圧ブロア13の作動を許可する。そして、工程#13において制御装置Cは、昇圧ブロア13を発電時運転条件で作動させて、発電部15を作動させる。そして、発電部15の燃料改質部16及び燃料電池部17が動作開始する。
以上のように、本実施形態のガス消費システムでは、上記ガス供給確認処理を行うために、昇圧ブロア13の上流側の弁が閉止されている間に昇圧ブロア13を作動させて、原燃料ガスが昇圧ブロア13に供給されるか否かを流量計14の計測結果に基づいて判定するとしても、上記発電時運転条件を満たさない状態で昇圧ブロア13を作動させているため、昇圧ブロア13の上流側での圧力の低下度合いは低い。このように、昇圧ブロア13の上流側の圧力を検出できる圧力センサを設けなくても、昇圧ブロア13の上流側での圧力の低下度合いが低いことを確保しながら、ガスメーターMから昇圧ブロア13へ原燃料ガスが供給される状態にあることを確認できる。
<別実施形態>
<1>
上記実施形態では、本発明のガス消費システムの構成について具体例を挙げて説明したが、その構成は適宜変更可能である。
例えば、上記実施形態では、発電部10が燃料改質部16及び燃料電池部17を有する構成の場合を説明したが、その他にも、発電部10が原燃料ガスを燃料とするエンジンとそのエンジンによって駆動される発電機とを備える構成の場合など、様々な構成の場合に本発明を適用できる。
<2>
上記実施形態では、図6に示したように、利用者が情報入出力装置3を操作してエラーのリセット操作を行った後に制御装置Cが上記ガス供給確認処理を行う場合について説明したが、利用者によるリセット操作が行われなくても制御装置Cが上記ガス供給確認処理を自動的に行って、その後、発電ユニット10を作動させてもよい。
<3>
上記実施形態では、例えば地震によりガスメーターMの遮断弁1が自動的に閉弁し、それに応じて発電ユニット10が動作を停止した後でのガス供給確認処理について説明したが、制御装置Cは、発電ユニット10の動作を開始する度にガス供給確認処理を行ってもよい。
例えば、制御装置Cは、ガスメーターMの遮断弁1が閉弁されることを回避する目的で発電ユニット10を定期的に停止させ、その後、発電ユニット10の動作を再び開始するような運転を行うことがある。他にも、制御装置Cは、例えば運転メリットが小さくなると発電ユニット10の運転を停止させ、その後、運転メリットが大きくなると発電ユニット10の運転を再び開始することがある。制御装置Cは、そのような場合に発電ユニット10の運転を開始するときにガス供給確認処理を行ってもよい。
<4>
上記実施形態において、制御装置Cは、ガス開閉弁11を閉弁状態(供給不可能状態)に切り替え且つ昇圧ブロア13を停止した発電停止状態である間に上記ガス供給確認処理を所定時間間隔で繰り返し行ってもよい。それにより、ガスメーターMから昇圧ブロア13へ原燃料ガスが供給される状態にあるか否かを、発電停止状態である間に継続的に確認できる。
<5>
上記実施形態(別実施形態を含む、以下同じ)で開示される構成は、矛盾が生じない限り、他の実施形態で開示される構成と組み合わせて適用でき、また、本明細書において開示された実施形態は例示であって、本発明の実施形態はこれに限定されず、本発明の目的を逸脱しない範囲内で適宜改変できる。
本発明は、コストダウンしながら、発電ユニットを適切に動作させることができるガス消費システムに利用できる。
10 発電ユニット
11 ガス開閉弁(ガス供給切替部)
13 昇圧ブロア
14 流量計
15 発電部
M ガスメーター

Claims (5)

  1. ガスメーターを経由して供給される原燃料ガスを用いて発電する発電部を有する発電ユニットを備えるガス消費システムであって、
    前記発電ユニットは、前記ガスメーターから供給される原燃料ガスの圧力を高めて下流側の前記発電部に供給できる昇圧ブロアと、前記昇圧ブロアの上流側に設けられ、当該昇圧ブロアへ原燃料ガスが供給される供給可能状態と原燃料ガスが供給されない供給不可能状態との間で原燃料ガスの供給状態を切り替えることができるガス供給切替部と、前記発電部に供給される原燃料ガスの流量を計測する流量計とを有し、
    前記昇圧ブロアは、前記発電部で発電運転が行われる間、所定の最小出力以上の出力で原燃料ガスの圧力を高めて前記発電部に原燃料ガスを少なくとも最小運転期間以上連続して供給するという発電時運転条件を満たすように構成され、
    前記ガス供給切替部を前記供給不可能状態に切り替え且つ前記昇圧ブロアを停止した発電停止状態から、前記ガス供給切替部を前記供給可能状態に切り替え且つ前記昇圧ブロアを作動させる発電可能状態へと移行させるのに先立って、前記発電時運転条件を満たさない状態で前記昇圧ブロアを作動させた場合に前記流量計で計測される原燃料ガスの流量が所定流量以上であれば前記ガスメーターから原燃料ガスの供給が行われていると判定し、前記所定流量未満であれば前記ガスメーターから原燃料ガスの供給が行われていないと判定するガス供給確認処理を行うガス消費システム。
  2. 前記発電停止状態である間に前記ガス供給確認処理を繰り返し行う請求項1に記載のガス消費システム。
  3. 前記ガス供給確認処理において、前記最小出力よりも小さい出力で前記昇圧ブロアを作動させる請求項1又は2に記載のガス消費システム。
  4. 前記ガス供給確認処理において、前記最小運転期間未満の間、前記昇圧ブロアを作動させる請求項1又は2に記載のガス消費システム。
  5. 前記ガス供給確認処理において、前記最小出力よりも小さい出力で且つ前記最小運転期間未満の間、前記昇圧ブロアを作動させる請求項1又は2に記載のガス消費システム。
JP2019193368A 2019-10-24 2019-10-24 ガス消費システム Active JP7278192B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019193368A JP7278192B2 (ja) 2019-10-24 2019-10-24 ガス消費システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019193368A JP7278192B2 (ja) 2019-10-24 2019-10-24 ガス消費システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021068607A true JP2021068607A (ja) 2021-04-30
JP7278192B2 JP7278192B2 (ja) 2023-05-19

Family

ID=75638732

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019193368A Active JP7278192B2 (ja) 2019-10-24 2019-10-24 ガス消費システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7278192B2 (ja)

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006172736A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃料電池システムおよびその運転方法
WO2007114425A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 燃料電池システム
JP2008218222A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Toshiba Corp 燃料電池システム
JP2009181699A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Kyocera Corp 燃料電池装置
JP2012234690A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Kyocera Corp 燃料電池システム
JP2017004629A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 株式会社ノーリツ 燃料電池発電装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006172736A (ja) * 2004-12-13 2006-06-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd 燃料電池システムおよびその運転方法
WO2007114425A1 (ja) * 2006-03-31 2007-10-11 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 燃料電池システム
JP2008218222A (ja) * 2007-03-05 2008-09-18 Toshiba Corp 燃料電池システム
JP2009181699A (ja) * 2008-01-29 2009-08-13 Kyocera Corp 燃料電池装置
JP2012234690A (ja) * 2011-04-28 2012-11-29 Kyocera Corp 燃料電池システム
JP2017004629A (ja) * 2015-06-05 2017-01-05 株式会社ノーリツ 燃料電池発電装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP7278192B2 (ja) 2023-05-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5349048B2 (ja) 水素生成装置、水素生成装置の運転方法、及び燃料電池システム
US9685672B2 (en) Hydrogen generation apparatus, fuel cell system including the same, method of operating hydrogen generation apparatus and method of operating fuel cell system
JP2010027579A (ja) 燃料電池システム
JP6065669B2 (ja) ボイラシステム
JP5198301B2 (ja) 燃料電池発電システム
JP5204757B2 (ja) 水素生成装置およびその運転方法、並びに燃料電池システム、
US20070248856A1 (en) Fuel Cell System and Operating Method Thereof
JP7278192B2 (ja) ガス消費システム
JP5735606B2 (ja) 燃料電池システムの停止保管方法
JP2010238520A (ja) 燃料電池システム
JP7250657B2 (ja) ガス消費システム
JP2014172815A (ja) 水素生成装置
JP2004258767A (ja) 発電システム及びその運転方法及び運転制御装置
JP2003151596A (ja) 燃料電池発電システム
JP2006172736A (ja) 燃料電池システムおよびその運転方法
JP5795289B2 (ja) 燃料電池への燃料供給方法およびシステム
JP2017004629A (ja) 燃料電池発電装置
JP7055042B2 (ja) エネルギー供給システム
WO2012132260A1 (ja) 燃料電池システム及びその運転方法
EP2980902B1 (en) Hydrogen generation apparatus, fuel cell system including the same, method of operating hydrogen generation apparatus, and method of operating fuel cell system
JP2009217952A (ja) 燃料処理装置、燃料電池システムおよび燃料処理装置の運転方法
JP2017188216A (ja) 発電システム
WO2012132259A1 (ja) 燃料電池システム及びその運転方法
JP5444873B2 (ja) 燃料電池システムおよび燃料電池システムの運転方法
JP5577682B2 (ja) 燃料電池システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220518

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230411

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230509

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7278192

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150