JP2014172815A - 水素生成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】流量計を備えなくても、原料ガス供給器により原料ガスを適切に供給できていることを判断できる水素生成装置を提供することである。
【解決手段】水素生成装置1において、水素生成器2と、原料ガス経路3と、原料供給器4と、燃焼器5と、燃料経路6と、燃料ガス弁7と、燃焼空気供給器8と、着火器9と、火炎検知器10とを備え、原料供給器4、燃焼空気供給器8を所定の搬送能力で動作させ、第1所定時間内に着火器9を動作させることにより着火有無を確認でき、昇圧器の流量が正常であることを確認できる。そのため、流量計を備えなくても原料供給器4から供給する流量が正常であることを確認する。
【選択図】図1

Description

本発明は、原料ガス経路に原料ガス供給器を備えた水素生成装置に関するものである。
従来の一般的な水素生成装置を用いた燃料電池システムの構成としては、原料ガスを供給する原料ガス供給器と、原料ガス供給器により供給する原料ガス流量を計測する原料ガス流量計を備えるものがあった(例えば、特許文献1参照)。図3は、特許文献1に記載された従来の燃料電池システムの構成を示す模式図である。
図3に示すように、従来の燃料電池システム101として、水素生成器102と、水素生成器102に原料ガスを供給するための原料ガス経路103と、原料ガス経路103上に配置され、水素生成器102に供給する原料ガスを昇圧する昇圧器104と、昇圧器104により供給される流量を計測する流量計105と、燃料電池123で構成されているものが開示されている。
従来の一般的な水素生成装置を用いた燃料電池システムの構成として、図4の構成で表される燃料電池システムがある(例えば特許文献2参照)。
図4に示すように、燃料電池システム201は、水素生成器202と、水素生成器202に原料ガスを供給するための原料ガス経路203と、原料ガス経路203上に配置され、水素生成器202に供給する原料ガスを昇圧する昇圧器204と、燃料電池223と、水素生成器202から燃料ガスを燃料電池223に導く燃料ガス経路206と、燃料ガス経路206に配置され、燃料ガスを通流/遮断する燃料ガス弁207と、燃料ガス経路206から分岐し燃焼器205に導く燃焼経路208と、燃焼経路208に配置され燃料ガスを通流/遮断する燃焼ガス弁209と、燃焼器205に空気を供給する空気供給器として燃焼空気供給器210と、原料ガス経路に配置され原料ガスの圧力が所定以上になれば開放する圧抜き弁225と、圧抜き弁225の開放動作によりガスを排出するバイパス経路224を備えるものが開示されている。
特開2008−140686号公報 国際公開第2010/134317号
低コスト化を図り、昇圧器に定容積型ポンプを用い、その構成から流量計を削除し、昇圧器にガス供給と流量調整の機能を持たせた水素生成装置の技術が報告されている。
しかしながら、従来技術では、この昇圧器にガス流量の調整機能を付与した水素生成システムの燃料生成の技術開示はあるが、昇圧器による供給される原料ガス流量が正常であることを判定する方法に関する技術開示がなされていなかった。
本発明は、上記課題を解決するもので、水素生成装置が流量計を備えない構成であっても、原料ガス供給器による供給される原料ガス流量が正常であることを判定できる水素生成装置を提供することを目的とする。
本発明の水素生成装置は、炭化水素を含む原料ガスを改質して水素を含む燃料ガスを生成する水素生成器と、燃料ガスを燃焼し水素生成器を加熱する燃焼器と、着火器と、燃焼器の燃焼を検知する燃焼検知器と、水素生成器に接続され、水素生成器に原料ガスを供給するための原料ガス経路と、原料ガス経路上に配置され、水素生成器に原料ガスを供給する原料ガス供給器と、水素生成器から燃焼器へ燃料ガスを供給する燃焼経路と、原料ガス経路、又は、燃焼経路に供えられた開閉弁と、燃焼器に空気を供給する空気供給器と、制御器と、を備え、上流側にかかるガスの圧力が所定の圧力以上に増加した場合に開放する開閉弁であって、原料ガスの供給圧力は、所定の圧力より高くする。これによって、制御器は、原料ガス供給器を所定の操作量で動作させ、開閉弁を閉止させ、着火器及び空気供給器を動作させ、第1所定時間内に燃焼検知器により燃焼を検知した場合に、原料ガス供給器が正常に動作していることを判定する又は運転を継続することができる。ここで、所定の操作量とは、原料ガス供給器の操作量や回転数のことである。
また、本発明の水素生成装置は、炭化水素を含む原料ガスを改質して水素を含む燃料ガスを生成する水素生成器と、燃料ガスを燃焼し水素生成器を加熱する燃焼器と、着火器と、燃焼器の燃焼を検知する燃焼検知器と、水素生成器に接続され、水素生成器に原料ガスを供給するための原料ガス経路と、原料ガス経路上に配置され、水素生成器に原料ガスを供給する原料ガス供給器と、水素生成器から燃焼器へ燃料ガスを供給する燃焼経路と、原料ガス経路の原料ガス供給器の下流側から分岐し、燃焼経路に合流するバイパス経路と、バイパス経路上に配置され上流側にかかるガスの圧力が所定の圧力以上に増加した場合に開放するよう構成された圧抜き弁と、原料ガス経路、又は、燃焼経路に供えられた開閉弁と、燃焼器に空気を供給する空気供給器と、制御器と、を備え、原料ガスの供給圧力は、所定の圧力より高くする。これによって、制御器は、原料ガス供給器を所定の操作量で動作させ、開閉弁を閉止させ、着火器及び空気供給器を動作させ、第1所定時間内に燃焼検知器により燃焼を検知した場合に、原料ガス供給器が正常に動作していることを判定する又は運転を継続することができる。
本発明の水素生成装置は、流量計を備えなくても原料ガス供給器により供給される原料ガス流量が正常であることを判断できる水素生成装置を提供することを目的とする。
本発明の実施の形態1における水素生成装置の概略図 本発明の実施の形態2における水素生成装置の概略図 従来の燃料電池システムの概略図 従来の燃料電池システムの概略図
第1の発明は、炭化水素を含む原料ガスを改質して水素を含む燃料ガスを生成する水素生成器と、燃料ガスを燃焼し水素生成器を加熱する燃焼器と、着火器と、燃焼器の燃焼を検知する燃焼検知器と、水素生成器に接続され、水素生成器に原料ガスを供給するための原料ガス経路と、原料ガス経路上に配置され、水素生成器に原料ガスを供給する原料ガス供給器と、水素生成器から燃焼器へ燃料ガスを供給する燃焼経路と、原料ガス経路、又は、燃焼経路に供えられた開閉弁と、燃焼器に空気を供給する空気供給器と、制御器と、を備え、上流側にかかるガスの圧力が所定の圧力以上に増加した場合に開放する開閉弁であって、原料ガスの供給圧力は、所定の圧力より高くする。これによって、制御器は、原料ガス供給器を所定の操作量で動作させ、開閉弁を閉止させ、着火器及び空気供給器を動作させ、第1所定時間内に燃焼検知器により燃焼を検知した場合に、原料ガス供給器が正常に動作していることを判定する又は運転を継続することができるため、流量計を備えなく
ても原料ガス供給器により供給される原料ガス流量が正常であることを判断できる。
第2の発明は、特に、第1の発明の水素生成装置の開閉弁は、燃焼経路に配置されているものする。これによって、水素生成器の下流側に第2開閉弁を備えているため、原料ガス供給器から開閉弁の間に水素生成器が含まれることから、原料ガス供給器から開閉弁間の容積が大きくなり、原料ガス供給器を所定の操作量で動作させることで、原料ガス供給器から開閉弁間の圧力上昇速度が遅くなる。開閉弁が開放するまでの圧力上昇時間が長くなり、原料ガス供給器の動作開始から燃焼開始までの第1所定時間が長くなる。そこで、第1所定時間が長くなることで、時間経過の判定がより容易になる。そのため、原料ガス供給器により供給される原料ガス流量がより正常であることを判断することができる。
第3の発明は、炭化水素を含む原料ガスを改質して水素を含む燃料ガスを生成する水素生成器と、燃料ガスを燃焼し水素生成器を加熱する燃焼器と、着火器と、燃焼器の燃焼を検知する燃焼検知器と、水素生成器に接続され、水素生成器に原料ガスを供給するための原料ガス経路と、原料ガス経路上に配置され、水素生成器に原料ガスを供給する原料ガス供給器と、水素生成器から燃焼器へ燃料ガスを供給する燃焼経路と、原料ガス経路の原料ガス供給器の下流側から分岐し、燃焼経路に合流するバイパス経路と、バイパス経路上に配置され上流側にかかるガスの圧力が所定の圧力以上に増加した場合に開放するよう構成された圧抜き弁と、原料ガス経路、又は、燃焼経路に供えられた開閉弁と、燃焼器に空気を供給する空気供給器と、制御器と、を備え、原料ガスの供給圧力は、所定の圧力より高くする。これによって、制御器は、原料ガス供給器を所定の操作量で動作させ、開閉弁を閉止させ、着火器及び空気供給器を動作させ、第1所定時間内に燃焼検知器により燃焼を検知した場合に、原料ガス供給器が正常に動作していることを判定する又は運転を継続することができるため、流量計を使用しなくても、原料ガス供給器により供給される原料ガス流量が正常であることを判断することができる。
第4の発明は、特に、第3の発明の水素生成装置の開閉弁は、燃焼経路のうち、バイパス経路との合流部の一次側(上流側)に配置されているものする。これによって、水素生成器の下流側に開閉弁を備えているため、原料ガス供給器から開閉弁の間に水素生成器が含まれることから、原料ガス供給器から第2開閉弁間の容積が大きくなり、原料ガス供給器を所定の操作量で動作させることで、原料ガス供給器から開閉弁間の圧力上昇速度が遅くなる。開閉弁が開放するまでの圧力上昇時間が長くなり、原料ガス供給器の動作開始から燃焼開始までの第1所定時間が長くなる。第1所定時間が長くなることで、時間経過の判定がより容易になる。そのため、原料ガス供給器により供給される原料ガス流量がより正常であることを判断することができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4の発明の水素生成装置の制御器は、燃焼検知器が第1所定時間を経過しても、燃焼を検知しない場合に、原料ガス供給器が正常に動作していないことを判定し、原料ガス供給器を停止する。これによって、原料ガス供給器の動作異常による二次被害を防止できる。
第6の発明は、特に、第1〜第5の発明の水素生成装置の制御器は、燃焼検知器が第1所定時間を経過しても、燃焼を検知しない場合に、原料ガス供給器が正常に動作していないことを判定し、異常を報知する。これによって、原料ガス供給器が異常であることを報知することができる。
第7の発明は、特に、水素生成装置の制御器は、燃焼検知器が第1所定時間より短い第2所定時間以内で燃焼を検知した場合に、異常であることを判定し、原料ガス供給器を停止する。これによって、所定の操作量で動作している原料ガス供給器から供給される流量が多い、第2開閉弁が開放している等の異常が発生しており、原料ガス供給器を停止させ
ることで、二次被害を防止できる。
第8の発明は、特に、水素生成装置の制御器は、燃焼検知器が第1所定時間より短い第2所定時間以内で燃焼を検知した場合に、異常であることを判定し、異常を報知する。これによって、所定の操作量で動作している原料ガス供給器から供給される流量が多い、第1開閉弁が開放している等が異常であることを報知することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における水素生成装置1の構成例を示したブロック図を示すものである。
図1において、原料ガスを改質して水素を多く含む燃料ガスに変換する水素生成器2と、原料ガスを水素生成器2に供給する原料ガス経路3と、原料ガス経路3に配置され原料ガスを昇圧して原料ガスを流す原料ガス供給器4(例えば、ブースタポンプ)と、燃料ガスを燃焼して水素生成器を加熱する燃焼器5と、水素生成器2から燃焼器5へ燃料ガスを供給する燃料経路6と、燃料経路6に配置され燃焼器への燃料ガスを連通/遮断する燃料ガス弁7と、燃焼器5に空気を供給する燃焼空気供給器8(例えば、ファン)と、着火器9(例えば、イグナイタ)と、燃焼器5の燃焼の有無を検知する燃焼検知器10(例えば、フレームロッド)とを備える。ここで、図示しないが、水素利用装置は燃焼経路に配置するものとする。
燃料ガス弁7の一次側(上流側)の圧力が所定の圧力以上に増加した場合に開放する所定圧力は、原料供給器4の締め切り圧力に比べて低く設定する。また、原料供給器4は、下流側の圧力損失が増加しても、原料ガス流量が低下しないものを使用する。また、燃料ガス弁7は、燃料経路6に配置され一次側(上流側)の圧力が所定の圧力以上に増加した場合に開放する機能を備え、所定の圧力は原料供給器4の締め切り圧力より低い圧力とする。
制御器13は、少なくとも、原料供給器4、燃料ガス弁7、燃焼空気供給器8、着火器9を制御し、火炎検知器10による燃焼有無を検知する。
なお、本実施の形態の構成部材である原料供給器4、燃料ガス弁7、燃焼空気供給器8、着火器9、ならびに火炎検知器10は、各々、原料ガス供給器、開閉弁、空気供給器、着火器、ならびに燃焼検知器の具体的な実施の一例である。
まず、本実施の形態における水素生成装置1の具体的動作を説明する。
図1に示す水素生成装置1では、原料供給器4を動作させることにより、原料供給源から原料ガス経路3を通じて水素生成器2に供給される。水素生成器2では触媒を用いて改質することにより水素を多く含んだ燃料ガスを生成する。生成された燃料ガスは、燃焼経路に設置した燃料電池などの水素利用装置(図示しない)に供給し、使用されなかった燃料ガスは燃焼器(例えば、バーナ)に供給される。
燃料ガス弁7を開放して燃焼器5に供給し、燃焼させることにより、燃焼熱を水素生成器2に供給し、水素生成器2を加温する。
次に、本実施の形態のおける、原料供給器4の動作確認に関して、具体的動作を説明する。
原料供給器4の動作確認として、制御器13は、燃料ガス弁7を遮断し、原料供給器4
を規定出力で起動させる。また、燃焼空気供給器8を動作させ、燃焼器5で燃焼可能な流量に流しておく。このとき、燃料ガス弁7が遮断していることから、原料供給器4の下流側にある水素生成器2の圧力が増加しており、燃焼器5に燃料ガスは供給されていない。燃料ガス弁7の上流側が所定圧力以上になれば、燃料ガス弁7が開放して、燃焼器5に燃料ガスが供給されるため、燃料ガス弁7が所定圧力以上で開放する時間より長い時間であるT1で、着火器9を動作させて、火炎検知器10により燃焼有無を確認する。
このとき、火炎検知器10により、燃焼していることを検知しなければ、燃焼器5に燃料ガスが到達しておらず、原料供給器4により供給される原料ガス流量が少ないと判定し、異常であると判定することができる。また、火炎検知器10により、燃焼していることを検知すれば、燃焼器5に燃料ガスが到達しており、原料供給器4により供給される原料ガス流量が正常であると判定することができる。
ここで、例えば、原料供給器4により供給する原料ガス流量が正常であるときの燃料ガスが燃焼器に到達する時間T0は、状態方程式P1V1=P2V2より算出することができ、原料供給器4動作前の圧力P1=0(kPa)、原料供給器4から燃料ガス弁7及び燃料ガス弁7までの容積V1=A(L)、燃料ガス弁7の開放圧力P2をB(kPa)とすると、V2=101.3A/(101.3+B)(L)となる。燃料ガス弁7から燃焼器5までの容積をV3(L)、原料供給器4の規定流量をX(L/min)とすると、T0=(101.3+B)X/101.3A+V3/X(min)となる。原料供給器4の動作開始から燃焼開始(着火)までの所定時間T1は、例えば、T0から20%のマージンを持つ場合、T1=1.2×T0と設定する。
以上のように、原料供給器4から燃料ガス弁7までの容積A(L)と燃料ガス弁7の開放圧力B(kPa)により、原料供給器4の動作開始から燃焼開始(着火)までの所定時間T1を規定でき、所定時間T1で着火器9を動作させて火炎検知器10により着火有無を確認することで、燃料ガスが燃焼器5に到達していることを確認できるため、流量計を使用しなくても、原料供給器4により供給する原料ガス流量が正常であることを判断することができる。
また、燃料ガス弁7を水素生成器2の下流側である燃料排出経路に設けていることから、原料供給器4と燃料ガス弁7との間に水素生成器2が含まれており、原料供給器4から燃料ガス弁7との間の容積が大きくなることで、燃料ガス弁7が開放するまでの燃料ガス弁7の二次側の圧力上昇時間が長くなり、原料供給器4の動作開始から燃焼開始までの第1所定時間が長くなる。第1所定時間が長くなることで、時間経過の判定がより容易になる。そのため、原料供給器4により供給する原料ガス流量がより正常であることを判断することができる。
なお、制御器13は原料供給器4から供給する原料ガス流量が正常でないと判断したときに、原料供給器4の異常による拡大被害を防止するために、停止させることが望ましい。また、制御器13は原料供給器4から供給する原料ガス流量正常でないと判断したときに、原料ガス流量が正常でないことを報知してもよい。
なお、燃料ガス弁7の上流側が所定の圧力まで上昇せず、燃焼器5に燃料ガスが到達しない時間T1所定時間より短い時間であり、例えばT1の半分の時間であるT2を設定し、時間T2で着火器9を動作させて火炎検知器10により着火有無を確認してもよい。燃焼器5に燃料ガスが到達しない時間T2で、火炎検知器10により燃焼していることを検知すれば、燃焼器5に燃料ガスが到達していることから、原料供給器4から供給する原料ガス流量が多い、燃料ガス弁7が開放している等異常があると判定することができる。
なお、制御器13は原料供給器4から供給する原料ガス流量が正常でないと判断したときに、原料供給器4等の異常による拡大被害を防止するために、停止させることが望ましい。また、制御器13は原料供給器4から供給する原料ガス流量正常でないと判断したときに、原料ガス流量が正常でないことを報知してもよい。
(実施の形態2)
図2は、本発明の実施の形態2における水素生成装置21を使用した燃料電池システム22の構成を示す概略図である。なお、図2において、図1と互いに同一あるいは、相当する部材には同じ符号を付し、重複した説明は省略する。
図2に示すように燃料電池システム22は図1に示す水素生成装置1と比較して、燃料経路6上の燃料ガス弁7の上流側に水素と酸素により発電する燃料電池23が設けられている。また、燃料経路6のうち燃料電池23の入口側から燃料電池23の出口側にバイパスする燃料電池バイパス経路28と燃料電池バイパス弁29を設けられている。
また、燃料ガス弁7は、上流側にかかるガスの圧力が所定の圧力以上に増加した場合に開放する機能は備えておらず、燃料ガスを「連通/遮断」する機能のみを備える点で異なっている。
また、原料ガス経路3の原料供給器4の下流側から分岐し燃料経路6の燃料ガス弁7の下流側に合流するバイパス経路24を備え、バイパス経路24上に上流側にかかるガスの圧力が所定の圧力以上に増加した場合に開放するバイパス弁25(例えば、圧抜き弁)を備える点で異なっている。
バイパス弁25の入口側圧力が所定の圧力以上に増加した場合に開放する圧力は、原料供給器4の締め切り圧力に比べて低く設定する。
次に、本実施の形態における、原料供給器4の動作確認に関して、具体的動作を説明する。
原料供給器4の動作確認として、制御器13は、燃料ガス弁7および燃料電池バイパス弁29を遮断させ、原料供給器4を規定出力で起動させる。また、燃焼空気供給器8を動作させ、燃焼器5で燃焼可能な流量に流しておく。このとき、燃料ガス弁7及び燃料電池バイパス弁29が遮断していることから、原料供給器4の下流側にある水素生成器2及び燃料電池23の圧力が増加する。バイパス弁25は、バイパス弁25の上流側が所定圧力以上で開放することで、燃料ガスが燃焼器5に供給されるため、所定圧力以上で開放する時間より長い時間T21で、着火器9を動作させて、火炎検知器10により燃焼有無を確認する。
このとき、火炎検知器10により、燃焼していることを検知しなければ、燃焼器5に燃料ガスが到達しておらず、原料供給器4により供給する原料ガス流量が少ないと判定し、異常であると判定することができる。また、火炎検知器10により、燃焼していることを検知すれば、燃焼器5に燃料ガスが到達しており、原料供給器4により供給する原料ガス流量が正常であると判定することができる。
ここで、例えば、原料供給器4により供給する原料ガス流量が正常であるときの燃料ガスが燃焼器に到達する時間T20は、状態方程式P1V1=P2V2より算出することができ、原料供給器4動作前の圧力P1=0(kPa)、原料供給器4からバイパス弁25、燃料ガス弁7及び燃料電池バイパス弁29までの容積V1=C(L)、バイパス弁25の開放圧力V2をD(kPa)とすると、V2=101.3C/(101.3+D)(L
)となる。バイパス弁25から燃焼器5までの容積をV4(L)、原料供給器4の規定流量をY(L/min)とすると、所定時間T20=(101.3+D)Y/101.3C+V4/Y(min)となる。原料供給器4の動作開始から燃焼開始(着火)までの所定時間T21は、例えば、T20から10%のマージンを持つ場合、T21=1.1×T20と設定する。
以上のように、原料供給器4から燃料ガス弁7、燃料電池バイパス弁29及びバイパス弁25までの容積C(L)とバイパス弁25の開放圧力D(kPa)により、原料供給器4の動作開始から燃焼開始(着火)までの所定時間T21を規定でき、所定時間T21で着火器9を動作させて火炎検知器10により着火有無を確認することで、燃料ガスが燃焼器5に到達していることが分かるため、流量計を使用しなくても、原料供給器4により供給する原料ガス流量が正常であることを判断することができる。
また、燃料ガス弁7および燃料電池バイパス弁29を水素生成器2の下流側である燃料経路6に設けていることから、原料供給器4と燃料電池バイパス弁29との間に水素生成器2が含まれており、原料供給器4から燃料ガス弁7および燃料電池バイパス弁29との間の容積が大きくなることで、バイパス弁25が開放するまでのバイパス弁25の二次側の圧力上昇時間が長くなり、原料供給器4の動作開始から燃焼開始までの第1所定時間が長くなる。第1所定時間が長くなることで、時間経過の判定がより容易になる。そのため、原料供給器4により供給する原料ガス流量がより正常であることを判断することができる。
なお、バイパス弁25の上流側が所定の圧力まで上昇せず、燃焼器5に燃料ガスが到達しない所定時間T22(T21より十分短い、例えばT21の半分の時間)を設定し、時間T22で着火器9を動作させて火炎検知器10により着火有無を確認してもよい。このとき、火炎検知器10により燃焼していることを検知すれば、燃焼器5に燃料ガスが到達しており、原料供給器4から供給する原料ガス流量が多いと判定し、異常であると判定することができる。
なお、制御器13は原料ガス流量が正常でないと判断したときに、原料供給器4等の異常による拡大被害を防止するために、停止させることが望ましい。また、制御器13は原料供給器4から供給する原料ガス流量正常でないと判断したときに、原料ガス流量が正常でないことを報知してもよい。
本発明の燃料電池システムは、たとえば原料ガス経路に原料ガス供給器を備える水素生成装置もしくは燃料電池システム等に有用である。
1、21 水素生成装置
2、102、202 水素生成器
3、103、203 原料ガス経路
4 原料供給器
5、205 燃焼器
6 燃料経路
7、207 燃料ガス弁
8,210 燃焼空気供給器
9 着火器
10 火炎検知器
13 制御器
22、101、201 燃料電池システム
23、123、223 燃料電池
24、224 バイパス経路
25 バイパス弁
28 燃料電池バイパス経路
29 燃料電池バイパス弁
104 昇圧器
105 流量計
204 昇圧器
208 燃焼経路
209 燃焼ガス弁
225 圧抜き弁

Claims (8)

  1. 炭化水素を含む原料ガスを改質して水素を含む燃料ガスを生成する水素生成器と、
    燃料ガスを燃焼し前記水素生成器を加熱する燃焼器と、
    着火器と、
    前記燃焼器の燃焼を検知する燃焼検知器と、
    前記水素生成器に接続され、前記水素生成器に前記原料ガスを供給するための原料ガス経路と、
    前記原料ガス経路上に配置され、前記水素生成器に前記原料ガスを供給する原料ガス供給器と、
    前記水素生成器から前記燃焼器へ前記燃料ガスを供給する燃焼経路と、
    前記原料ガス経路、又は、燃焼経路に配置され、上流側にかかるガスの圧力が所定の圧力以上に増加した場合に開放するよう構成された開閉弁と、
    燃焼器に空気を供給する空気供給器と、
    制御器と、
    を備え、
    前記開閉弁は、前記原料ガス供給器から供給される前記原料ガスが、前記所定の圧力より高い圧力で、その上流側へ供給されるよう構成されており、
    前記制御器は、前記原料ガス供給器を所定の操作量で動作させ、前記開閉弁を閉止させ、前記着火器及び前記空気供給器を動作させ、第1所定時間内に前記燃焼検知器により燃焼を検知した場合に、前記原料ガス供給器が正常に動作していることを判定することを特徴とする水素生成装置。
  2. 前記開閉弁は、燃焼経路に配置されていることを特徴とする請求項1の水素生成装置。
  3. 炭化水素を含む原料ガスを改質して水素を含む燃料ガスを生成する水素生成器と、
    燃料ガスを燃焼し前記水素生成器を加熱する燃焼器と、
    着火器と、
    前記燃焼器の燃焼を検知する燃焼検知器と、
    前記水素生成器に接続され、前記水素生成器に前記原料ガスを供給するための原料ガス経路と、
    前記原料ガス経路上に配置され、前記水素生成器に前記原料ガスを供給する原料ガス供給器と、
    前記水素生成器から前記燃焼器へ前記燃料ガスを供給する燃焼経路と、
    前記原料ガス経路の前記原料ガス供給器の下流側から分岐し、前記燃焼経路に合流するバイパス経路と、
    前記バイパス経路に配置され、上流側にかかるガスの圧力が所定の圧力以上に増加した場合に開放するよう構成された圧抜き弁と、
    前記原料ガス経路、又は、前記燃焼経路に供えられた開閉弁と、
    前記燃焼器に空気を供給する空気供給器と、
    制御器と、
    を備え、
    前記圧抜き弁は、前記原料ガス供給器から供給される前記原料ガスが、前記所定の圧力より高い圧力でその上流側へ供給されるよう構成されており、
    前記制御器は、前記原料ガス供給器を所定の操作量で動作させ、前記第1開閉弁及び前記開閉弁を閉止させ、前記着火器及び前記空気供給器を動作させ、第1所定時間内に燃焼検知器により燃焼を検知した場合に、前記原料ガス供給器が正常に動作していることを判定することを特徴とする水素生成装置。
  4. 前記開閉弁は、前記燃焼経路のうち前記バイパス経路との合流部の一次側に配置されて
    いることを特徴とする請求項3の水素生成装置。
  5. 前記制御器は、燃焼検知器が第1所定時間を経過しても、燃焼を検知しない場合に、前記原料ガス供給器が正常に動作していないことを判定し、前記原料ガス供給器を停止する、請求項1〜4のいずれか1項に記載の水素生成装置。
  6. 前記制御器は、燃焼検知器が第1所定時間を経過しても、燃焼を検知しない場合に、前記原料ガス供給器が正常に動作していないことを判定し、異常を報知する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の水素生成装置。
  7. 前記制御器は、燃焼検知器が第1所定時間より短い第2所定時間以内で燃焼検知した場合に、異常であることを判定し、前記原料ガス供給器を停止する、請求項1〜6のいずれか1項に記載の水素生成装置。
  8. 前記制御器は、燃焼検知器が第1所定時間より短い第2所定時間以内で燃焼検知した場合に、前記原料ガス供給器が正常に動作していないことを判定し、異常を報知する、請求項1〜7のいずれか1項に記載の水素生成装置。
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