JP2021066271A - 台車および保護部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】フレーム枠を備えた台車に保護機能を持たせる。【解決手段】収納台車1は、略直方体状に形成されており、底部10、走行部20、上側フレーム部30および側板部40を備えている。上側フレーム部30は、収納台車1の外形の一部を構成し、一対の上側長手フレーム31a,31b、一対の上側短手フレーム32a,32b、コーナ部材33、柱状部材34等を有している。上側長手フレーム31a,31bおよび上側短手フレーム32a,32bは、コーナ部材33により結合することで、水平方向に配置される矩形状の四方の上側フレーム枠を構成する。上側フレーム枠の各コーナ部には、外方向に突出する保護部101を有する保護部材100が取り付けられている。【選択図】図1

Description

本発明は、台車および保護部材に関する。
建設現場等で使用される台車として、例えば特許文献1には、四方のフレーム枠により構成される上側フレーム部と、キャスターが取り付けられる底部と、前記上側フレーム部と前記底部との間で鉛直方向に配置され、囲まれる空間によって収納空間を形成する側板部と、を有する折り畳み式収納台車が開示されている。
特開2015−3717号公報
本発明は、フレーム枠を備えた台車に保護機能を持たせることを目的とする。
本発明の台車は、荷物を運搬するための台車であって、水平方向に配置される四方又は四方のうちの三方を囲むフレーム枠と、前記フレーム枠のコーナ部に取り付けられ、外方向に突出する保護部を有する保護部材とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、水平方向に配置される四方又は四方のうちの三方を囲むフレーム枠を備えた台車に保護機能を持たせることができる。
組み立てられた状態の折り畳み式収納台車を示す斜視図である。 組み立てられた状態の折り畳み式収納台車を示す正面図である。 組み立てられた状態の折り畳み式収納台車を示す側面図である。 折り畳み式収納台車を示す底面図である。 短手側板部を引き上げる途中の状態の折り畳み式収納台車を示す断面図である。 長手側板部が折り畳まれている途中の状態の折り畳み式収納台車を示す斜視図である。 図1の矢印VII方向から見た拡大図である。 保護部材を示す斜視図である。
以下、添付図面を参照して、本発明の好適な実施形態について説明する。
まず、図1乃至図6を参照して、本発明を適用可能な台車の構成例を説明する。本実施形態では、荷物を運搬するための台車として、折り畳み式収納台車(以下、収納台車1という)に本発明を適用した例を述べる。以下の図面では便宜上、矢印Frを前側、矢印Rrを後側、矢印Rを右側、矢印Lを左側として図示する。ただし、収納台車1は、走行面上を前後左右の何れの方向にも走行することができる。
図1は、組み立てられた状態の収納台車1を示す斜視図である。図2は、図1に示す左側から見た収納台車1の図(正面図)である。図3は、図1に示す後側から見た収納台車1の図(側面図)である。図4は、収納台車1の底面図である。図5は、短手側板部51aおよび短手側板部51bを引き上げている状態を示す正面図である。図6は、長手側板部41aおよび長手側板部41bが折り畳まれている途中の状態を示す斜視図である。
図1〜図3に示すように、収納台車1は、略直方体状に形成されており、底部10、走行部20、上側フレーム部30および側板部40を備えている。本実施形態の収納台車1は、左右方向よりも前後方向が長い略矩形状に形成されている。
まず、底部10の構成について説明する。図4に示すように、底部10は、収納台車1の外形の一部を構成し、荷物(被収納物)が載置される。本実施形態の底部10は、一対の下側長手フレーム11a,11b、一対の下側短手フレーム12a,12b、コーナ部材13、補強フレーム14、底板15、スペーサ部材16等を有している。下側長手フレーム11a,11b、下側短手フレーム12a,12bおよび補強フレーム14は、例えばアルミニウム合金製の中空状の角パイプを用いることができる。
下側長手フレーム11a,11bおよび下側短手フレーム12a,12bは、4つのコーナ部材13により結合することで、水平方向に配置される矩形状の四方の下側フレーム枠を構成する。下側フレーム枠内は複数の補強フレーム14が前後左右方向に付き合わせ溶接されることで格子状に形成され、補強される。下側長手フレーム11a,11b、下側短手フレーム12a,12bおよび補強フレーム14の上面には、被収納物が載置される荷物載置面を構成する底板15が固定されている。本実施形態の収納台車1は、底板15の角部がそれぞれ切欠いて形成され、切欠きを介して上下方向に挿通されている。
各コーナ部材13には上下方向に挿通孔が形成され、挿通孔にはそれぞれ円柱状のスペーサ部材16が固定されている。各スペーサ部材16は、コーナ部材13から下側に向かって突出している。各スペーサ部材16の下端には、水平方向に拡開する受け部17が形成されている。
また、図1および図2に示すように、下側短手フレーム12a,12bには外側の側面から連続して上側に向かって突出する下側ストッパ部材18a,18bが一体的に形成されている。下側ストッパ部材18a,18bは、収納台車1が組み立てられたときに、後述する短手側板部51a,51bの下端が下側短手フレーム12a,12bを超えて外側まで回動するのを防止する。また、下側短手フレーム12a,12bの外側の側面には、組み立てられた収納台車1が不用意に折り畳まれないようにロックするロック部材70を有している。ロック部材70は、短手側板部51a,51bの下部に取り付けられた受け部材71との間で解除可能にロックされる。
次に、走行部20の構成について説明する。走行部20は、収納台車1に収納された被収納物の荷重を支持しながら走行面を走行する。走行部20は、複数のキャスター21を有している。図4に示すように、本実施形態のキャスター21は、底部10の4隅であって、下側長手フレーム11a,11b、下側短手フレーム12a,12bおよび補強フレーム14の下面にそれぞれ結合された取付板22を介して取り付けられている。取付板22は、上述した底板15の切欠きを閉塞しないように、角部が切欠かれた形状に形成されている。各キャスター21は、取付板22に対して上下方向に沿った旋回軸を中心に旋回することで収納台車1が走行面上を前後左右の任意の方向に走行することができる。
次に、上側フレーム部30の構成について説明する。上側フレーム部30は、収納台車1の外形の一部を構成し、収納台車1を折り畳む場合および収納台車1を組み立てる場合の何れでも形状が維持される。上側フレーム部30は、一対の上側長手フレーム31a,31b、一対の上側短手フレーム32a,32b、コーナ部材33、柱状部材34等を有している。上側長手フレーム31a,31bおよび上側短手フレーム32a,32bは、例えばアルミニウム合金製の中空状の角パイプを用いることができる。
本実施形態では、上側長手フレーム31a,31bおよび上側短手フレーム32a,32bは、4つのコーナ部材33により結合することで、水平方向に配置される矩形状の四方の上側フレーム枠を構成する。上側長手フレーム31bとコーナ部材33との間、上側短手フレーム32a,32bとコーナ部材33との間は、例えばリベットを用いて結合されている。
なお、上側長手フレーム31a,31bおよび上側短手フレーム32a,32bは、コーナ部材33を介して結合する場合に限られず、上側長手フレーム31a,31bおよび上側短手フレーム32a,32bが直接、結合するようにしてもよい。
上側フレーム枠のコーナには柱状部材34が立設される。具体的には、各コーナ部材33には上下方向の挿通孔が形成され、挿通孔にはそれぞれ円柱状の柱状部材34が固定されている。各柱状部材34は、コーナ部材33から上側に向かって突出している。柱状部材34は、作業者が収納台車1を押すときの手押し棒として用いたり、上側に別の収納台車1を積み重ねるときの支持部として用いたりされる。なお、柱状部材34は、中実の部材であったり、中空の部材や管部材であったりしてもよい。
また、図1および図2に示すように、上側短手フレーム32a,32bには外側の側板から連続して下側に向かって突出する上側ストッパ部材35a,35bが一体的に形成されている。上側ストッパ部材35a,35bは、収納台車1が組み立てられたときに、後述する短手側板部51a,51bの上側が上側短手フレーム32a,32bを超えて外側まで回動するのを防止する。また、上側短手フレーム32a,32bの外側の側面には、折り畳まれた収納台車1の上側フレーム部30がガタつかないように、上述したロック部材70とロックされる受け部材72が取り付けられている。
図1に示すように、上側短手フレーム32bは、収納空間50側に位置する組み立て用把手部36を備えている。組み立て用把手部36は、上側短手フレーム32bに上下方向に回動自在に取り付けられたブラケット37と、ブラケット37の先端に取り付けられた把手本体38とを有している。なお、上側短手フレーム32aも同様に、組み立て用把手部36を備えている。
作業者は、折り畳まれた収納台車1を組み立てるときに、一方の手で上側短手フレーム32aの組み立て用把手部36を引き上げ、他方の手で上側短手フレーム32bの組み立て用把手部36を引き上げる。
次に、側板部40の構成について説明する。側板部40は、収納台車1の外形の一部を構成し、底部10および上側フレーム部30との間で回動することにより、収納台車1の折り畳みおよび組み立てを可能にする。収納台車1が組み立てられた状態では、側板部40は、上側フレーム部30と底部10との間で鉛直方向に配置される。一方、収納台車1が折り畳まれた状態では、側板部40は、鉛直方向から回動され水平方向に配置され、底部10および上側フレーム部30と重なり合う。
側板部40は、長手側板部41a,41b、短手側板部51a,51b等を有している。
長手側板部41a,41bは、底部10と上側長手フレーム31a,31bとの間に配置され、収納台車1の長手方向の側面を閉塞する。長手側板部41aと長手側板部41bとは同一構成であることから、ここでは長手側板部41aの構成について説明する。
長手側板部41aは、上側長手側板42、下側長手側板43を有している。上側長手側板42および下側長手側板43は、上下方向の寸法が同寸法に形成され、前後方向の寸法が収納台車1の前後方向の寸法と略同寸法に形成されている。
上側長手側板42および下側長手側板43は、同一サイズの複数(ここでは4つ)のプレート44が前後方向に直線状に結合されて構成されている。各プレート44は、例えばアルミニウム合金製であって、いわゆるパンチングメタルを用いてもよいし、フラットなプレートや模様のあるプレートを用いてもよい。なお、図示例ではパンチングメタルを用いており、丸孔の一部のみを図示している。
図1および図6を参照して、上側長手側板42の上端はヒンジ45を介して上側長手フレーム31aに回動可能に連結されている。ヒンジ45は、回動軸が収納空間50側に位置している。
また、下側長手側板43の下端はヒンジ46を介して下側長手フレーム11a(底部10)に回動可能に連結されている。ヒンジ46は、上述した底板15の切欠きを通して下側長手フレーム11aに固定される。ヒンジ46は、回動軸が収納空間50側に位置している。
また、上側長手側板42の下端と下側長手側板43の上端とはヒンジ47を介して回動可能に連結されている。ヒンジ47は、回動軸が収納空間50の外側に位置している。
このように構成される長手側板部41aでは、上側長手側板42はヒンジ45の回動軸を中心に回動し、下側長手側板43はヒンジ46の回動軸を中心に回動し、上側長手側板42および下側長手側板43がヒンジ47を介して回動する。したがって、上側長手側板42および下側長手側板43は、収納空間50内で重なり合うように折り畳みが可能である。ここで、上側長手側板42の下端面と下側長手側板43の上端面とは、完全な水平ではなく僅かに傾斜して形成されている。すなわち、下端面および上端面を僅かに傾斜させることで、図3に示すように収納台車1が組み立てられた状態では、上側長手側板42の下端と下側長手側板43の上端とは僅かに収納空間50側に位置する。したがって、収納台車1が組み立てられた状態では、上側フレーム部30の荷重や長手側板部41aの自重によって上側長手側板42と下側長手側板43とは折り畳まれる方向に常に力が作用する。しかしながら、上側長手側板42の長手方向の両側と下側長手側板43の長手方向の両側とは、後述する短手側板部51a,51bに当接している。したがって、意図せずに上側長手側板42と下側長手側板43とが折り畳まれることを防止する。すなわち、図2に示すように、長手側板部41aと直交する方向から見た場合に、長手側板部41aは、短手側板部51aおよび短手側板部51bと当接できるように、短手側板部51aおよび短手側板部51bと重なり合う位置まで前後方向に長く形成されている。そのため、図2では、短手側板部51aおよび短手側板部51bは、長手側板部41aに隠れ、図示されていない。
次に、短手側板部51a,51bは、底部10と上側短手フレーム32a,32bとの間に配置され、収納台車1の短手方向の側面を閉塞する。短手側板部51aと短手側板部51bとは同一構成であることから、ここでは短手側板部51aの構成について説明する。
短手側板部51aは、短手側板52を有している。短手側板52は、上下方向の寸法が長手側板部41a,41bの上下寸法と略同寸法に形成されている。また、短手側板52は、左右両側で長手側板部41a,41bが折り畳まれないように当接して配置されることから、左右方向の寸法が収納台車1の左右方向の寸法よりも僅かに短く形成されている。
短手側板52は、同一サイズの複数(ここでは4つ)のプレート53が上下左右に結合されて構成されている。これらプレート53は、上側長手側板42および下側長手側板43に用いられているプレート44と同一のものである。したがって、プレート44あるいはプレート53が破損した場合には、破損したプレートのみを新たなプレートに交換することができ、修理に掛かるコストを削減することができる。
図1を参照して、短手側板52の上端はヒンジ54を介して上側短手フレーム32bに連結されている。ヒンジ54は、回動軸が収納空間50側に位置している。本実施形態のヒンジ54は、水平方向の回動軸が上下に2つ有する2軸のヒンジが用いられている。2軸のヒンジ54を用いることによる効果は、収納台車1の折り畳み方法において後述する。
また、図5および図6に示すように、短手側板52は、上下方向における略中央であって収納空間50側に位置する折り畳み用把手部55を備えている。折り畳み用把手部55は、短手側板52に上下方向に回動自在に取り付けられたブラケット56と、ブラケット56の先端に取り付けられた把手本体57とを有している。
折り畳み用把手部55は、収納台車1が組み立てられた状態では、上述した組み立て用把手部36の下側に位置し、把手本体57の自重により収納空間50側で略鉛直方向に垂下している。
作業者は、組み立てられた収納台車1を折り畳むときに、一方の手で短手側板部51aの折り畳み用把手部55を引き上げ、他方の手で短手側板部51bの折り畳み用把手部55を引き上げる。
次に、収納台車1の折り畳み方法について図1、図5および図6を参照して説明する。
作業者は、図1に示すように収納台車1が組み立てられた状態からロック部材70と受け部材71との間のロックを解除する。次に、作業者は、一方の手で短手側板部51aの折り畳み用把手部55を引き上げ、他方の手で短手側板部51bの折り畳み用把手部55を引き上げる。
図5は、短手側板部51aおよび短手側板部51bを引き上げている状態を示す正面図である。図5では、長手側板部41a,41bを省略して図示している。
折り畳み用把手部55を引き上げることで、短手側板部51aの下端がヒンジ54を中心にして上側に回動し、短手側板部51bの下端がヒンジ54を中心にして上側に回動する。なお、長手側板部41aと長手側板部41bは、収納空間50側に向かって折り畳まれる方向に力が作用しているが、短手側板部51aおよび短手側板部51bが完全に水平になるまでの途中の状態では、短手側板部51aおよび短手側板部51bに当接されることで折り畳みが妨げられる。
作業者は、短手側板部51aおよび短手側板部51bが水平になるまで引き上げることで、短手側板部51aと短手側板部51bとが上下に重なり合う。このとき、短手側板部51aと短手側板部51bとのうち先に引き上げ始めた方が上側に位置し、後から引き上げた方が下側に位置する。
例えば短手側板部51bが下側に位置するとき、下側に位置する短手側板部51bは上側短手フレーム32bとの間において、ヒンジ54の2軸の回動軸のうち下側の回動軸54bを介して折り畳まれる。一方、上側に位置する短手側板部51aは上側短手フレーム32aとの間において、ヒンジ54の上側の回動軸54aを介して折り畳まれる。このように、2軸のヒンジ54を用いることで対向するヒンジ54の一方が回動軸54aで折り畳まれ、他方が回動軸54bで折り畳まれることで上下に段差を発生させることができ、短手側板部51aと短手側板部51bとをそれぞれ水平に重なり合わせることができる。ヒンジ54の回動軸54aと回動軸54bとの距離は、短手側板52の厚みと略同寸法に形成されている。なお、上側短手フレーム32aと短手側板部51a、上側短手フレーム32bと短手側板部51bは、回動位置が上下に変更できるように回動可能に連結されていればよく、2軸のヒンジ54を用いて回動可能に連結する場合に限られない。例えば、1軸のヒンジを上下に接続させて2軸のヒンジを製造してもよく、2軸のヒンジに代えて板状のゴム等の弾性体を用いてよい。板状のゴムを用いる場合には、回動位置を上下で任意の位置に変更することができる。
短手側板部51aおよび短手側板部51bが水平になるまで引き上げられることで、長手側板部41aと長手側板部41bとは上側フレーム部30の荷重や長手側板部41aおよび長手側板部41bの自重によって、収納空間50側に向かって折り畳まれる。
図6は、長手側板部41aおよび長手側板部41bが折り畳まれている途中の状態を示す斜視図である。このとき、作業者の両手は、各折り畳み用把手部55の把手本体57を保持したままであるために、作業者の手が短手側板部51a,51bや長手側板部41a,41bに挟まれるおそれがなく安全に折り畳み作業をすることができる。
図6の状態から長手側板部41aと長手側板部41bとが完全に折り畳まれることで、収納台車1は上から順番に、上側フレーム部30、短手側板部51a,51b、長手側板部41a,41b、底部10が重なり合った状態に折り畳まれる。このとき、作業者が、ロック部材70を受け部材72にロックすることで、上側フレーム部30をガタつかないようにすることができる。
このように、本実施形態の収納台車1は、作業者が短手側板部51a,51bを引き上げるという作業だけで、容易に収納台車1を折り畳むことができる。また、収納台車1が組み立てられた状態から折り畳まれるまでの間、上側フレーム部30の上側長手フレーム31a,31bおよび上側短手フレーム32a,32bは結合され、四方を囲む上側フレーム枠を維持させた状態のままであることから、折り畳むときの状態を安定化でき、折り畳みの作業性を向上させることができる。また、収納台車1が組み立てられた状態から折り畳まれるまでの間、上側フレーム部30の上側長手フレーム31a,31bおよび上側短手フレーム32a,32bとの間では可動せず、完全に結合されたままであることから、折り畳むときの状態を安定化させることができる。
なお、収納台車1が折り畳まれた状態から組み立てるとき、作業者は、一方の手で上側短手フレーム32aの組み立て用把手部36を引き上げ、他方の手で上側短手フレーム32bの組み立て用把手部36を引き上げる。
上側フレーム部30の上昇に応じて、長手側板部41aと長手側板部41bとは折り畳まれた状態から徐々に上側長手側板42と下側長手側板43との間の角度が拡開する。このとき、短手側板部51aおよび短手側板部51bの下端は自重により、ヒンジ54を介して下側に回動する力が作用しているが、長手側板部41aおよび長手側板部41bに当接されることで、その回動が妨げられている。
更に、作業者が、組み立て用把手部36を引き上げることで、長手側板部41aと長手側板部41bとは、上側長手側板42と下側長手側板43とが鉛直方向に略直線状に配置される。したがって、短手側板部51aおよび短手側板部51bの下端は、その回動を妨げるものがなくなることで、底部10の下側短手フレーム12a,12bまで回動する。このとき、短手側板部51aおよび短手側板部51bが下側ストッパ部材18a,18bおよび上側ストッパ部材35a,35bに当接することで、短手側板部51aおよび短手側板部51bが外側まで回動するのを防止する。長手側板部41a,41bおよび短手側板部51a,51bが、鉛直方向に配置されることで、図1に示すように収納台車1が組み立てられる。
このように、本実施形態の収納台車1は、作業者が上側フレーム部30を引き上げるという作業だけで、容易に収納台車1を組み立てることができる。また、収納台車1が折り畳まれた状態から組み立てるまでの間、上側フレーム部30の上側長手フレーム31a,31bおよび上側短手フレーム32a,32bは結合され、四方を囲む上側フレーム枠を維持させた状態のままであることから、組み立てるときの状態を安定化でき、組み立ての作業性を向上させることができる。また、収納台車1が折り畳まれた状態から組み立てるまでの間、上側フレーム部30の上側長手フレーム31a,31bおよび上側短手フレーム32a,32bとの間では可動せず、完全に結合されたままであることから、組み立てるときの状態を安定化させることができる。
また、収納台車1を上下方向に積み重ねる場合、下側の収納台車1は、上側フレーム部30の各柱状部材34が積み重ねられた上側の収納台車1の各スペーサ部材16の受け部17を介して支持する。このように、複数の収納台車1を積み重ねることで、収納台車1を保管するときの省スペース化を図ることができる。
この場合に、柱状部材34が上側フレーム部30から上側に突出する寸法と、スペーサ部材16が底部10から下側に突出する寸法とを加算した寸法を、キャスター21の上下方向の寸法と略同寸法に設定しておけば、積み重ねられた上側の収納台車1のキャスター21が下側の収納台車1に接触するのを防ぐことができる。また、収納台車1の柱状部材34がスペーサ部材16を介して支持することにより、柱状部材34のみで構成する場合に比べて柱状部材34が上側に突出する量を少なくすることができる。
以上のような収納台車1において、上側長手フレーム31a,31b、上側短手フレーム32a,32bおよびコーナ部材33により構成される上側フレーム枠の各コーナ部に、外方向に突出する保護部101を有する保護部材100が取り付けられている。
図7は、図1の矢印VII方向から見た拡大図である。また、図8は、保護部材を示す斜視図である。
保護部材100は、上側フレーム枠のコーナを跨いで上側フレーム枠に沿うように湾曲して、上側フレーム枠に取り付けられる基部102と、基部102から外方向に突出する保護部101とを有している。保護部材100は、例えばナイロン樹脂等の樹脂材料からなり、基部102と保護部101とが一体に形成されている。
基部102は、コーナを跨いで上側フレーム枠に沿うように90°に湾曲する板状であり、図7の例では、上側長手フレーム31aに沿う平板部分と、上側短手フレーム32bに沿う平板部分と、その間の湾曲板部分とを有する。基部102は、例えばボルトを用いて上側フレーム枠に結合される。基部102の上面102a(図7、図8を参照)は、上側フレーム枠の上面と同じ高さ位置に配置され、上側フレーム枠の上面と略面一になる。
保護部101は、基部102から突出するように水平方向に配置された板状であり、平面視において円弧形の外周縁を有する。保護部101の外周端には、面取り部101cが形成される。図7に示すように、保護部101は、上側フレーム枠のコーナに立設される柱状部材34と略同心円の関係にある。柱状部材34は手押し棒として用いられ、作業者は柱状部材34を握って収納台車1を移動させる。保護部101の径等の寸法は、平面視において、柱状部材34を握る不図示の作業者の手(指)が保護部101の内側に収まるように設定される。
図8に示すように、保護部101の上面101aは、基部102の上面102aと略面一である。上述したように基部102の上面102aは上側フレーム枠の上面と略面一になるので、図1〜図6に示すように、保護部101の上面101aは上側フレーム枠の上面と略面一になる。これにより、作業者が柱状部材34を握るときに手を保護部101の上面101aに載せた状態にすることができ、手を安定させた状態で収納台車1を押すことができる。なお、保護部101の下面101bは基部102の下面102bよりも上方に位置する。
作業者が柱状部材34を握って収納台車1を移動させるときに、収納台車1が壁等の物体に接近することがある。保護部材100は、上側フレーム枠のコーナ部が物体に接近したときに、柱状部材34を握っている作業者の手が物体に接触しないようにして手を保護する。すなわち、上側フレーム枠のコーナ部が物体に接近したときに、保護部101がまず物体に接触するので、柱状部材34を握っている作業者の手が物体に接触することが防止又は抑制される。
また、収納台車1では、下側短手フレーム12a,12bや上側短手フレーム32a,32bの外側の側面にロック部材70や受け部材72が取り付けられている。ロック部材70や受け部材72は、下側短手フレーム12a,12bや上側短手フレーム32a,32bに対して外方向に突出する状態になっている。そのため、同型の収納台車1を接近させて整列させるときに、保護部材101がないと、ロック部材70同士、受け部材72同士が干渉する可能性がある。また、収納台車1が壁等の物体に接近したときに、保護部材101がないと、ロック部材70や受け部材72が物体に接触する可能性がある。保護部材100は、ロック部材70や受け部材72同士の干渉、ロック部材70や受け部材72の物体への接触を防止又は抑制し、ロック部材70や受け部材72を保護する役割を果たす。また、同型の収納台車1を接近させて保護部101同士を接触させれば、収納台車1を均等な間隔で整列させることができる。
また、保護部材100は、上側フレーム枠のコーナ部そのものを保護する役割を果たす。
以上のように、水平方向に配置される四方を囲む上側フレーム枠を備えた台車に保護機能を持たせることができる。
さらに、平面視において保護部101の外周縁が円弧形を有するようにしたので、例えば保護部101が壁等の物体に接触したときに、保護部101が物体に沿って滑るように移動して、引っ掛かりなくスムーズに収納台車1を移動させることができる。
なお、上記実施形態では、底部10の荷物載置面の上方に配置される上側フレーム枠のコーナ部に保護部材100を取り付ける例を説明したが、これに限られるものではない。例えば実施形態で説明した収納台車1の、下側長手フレーム11a,11b、下側短手フレーム12a,12bおよびコーナ部材13により構成される下側フレーム枠のコーナ部に保護部材100が取り付けられるようにしてもよい。柱状部材34を握っている作業者の手を保護する観点からいえば、保護部材100は柱状部材34に近い上側フレーム枠に取り付けるのが好ましいが、下フレームに取り付ける場合にも、ロック部材70や受け部材72の保護、コーナ部の保護が可能である。また、下フレームに取り付ける場合にも、収納台車1が壁に接近するときには、保護部101が先に壁に接触するので、手の保護が可能である。
また、上記実施形態では、平面視において保護部101の外周縁が円弧形を有するようにしたが、これに限定されるものではなく、平面視において保護部101の外周縁が例えば多角形状を有するようにしてもよい。
以上、本発明を実施形態と共に説明したが、上記実施形態は本発明を実施するにあたっての具体化の例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその技術思想、又はその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上記実施形態で説明した収納台車1は一例であり、これに限られるものではない。例えば側板部40を折り畳み可能な長手側板部41a,41b、短手側板部51a,51bにより構成するのではなく、単なる板材により構成するようなタイプでもよい。本発明は、水平方向に配置される四方又は四方のうちの三方を囲むフレーム枠を備えた台車であれば適用可能である。
1:折り畳み式収納台車、10:底部、20:走行部、21:キャスター、30:上側フレーム部、31a,31b:上側長手フレーム、32a,32b:上側短手フレーム、34:柱状部材、40:側板部、41a,41b:長手側板部、51a,51b:短手側板部

Claims (7)

  1. 荷物を運搬するための台車であって、
    水平方向に配置される四方又は四方のうちの三方を囲むフレーム枠と、
    前記フレーム枠のコーナ部に取り付けられ、外方向に突出する保護部を有する保護部材とを備えたことを特徴とする台車。
  2. キャスターが取り付けられた底部を備え、
    前記フレーム枠は、前記底部の荷物載置面の上方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の台車。
  3. 前記フレーム枠のコーナには柱状部材が立設されることを特徴とする請求項2に記載の台車。
  4. 前記保護部は、平面視において円弧形の外周縁を有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の台車。
  5. 前記保護部材は、前記フレーム枠のコーナを跨いで前記フレーム枠に沿うように湾曲して、前記フレーム枠に取り付けられる基部を有し、
    前記保護部が前記基部から外方向に突出することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の台車。
  6. 前記保護部材は、樹脂製であることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項に記載の台車。
  7. 荷物を運搬するための台車を構成するフレーム枠であり、水平方向に配置される四方又は四方のうちの三方を囲むフレーム枠のコーナ部に取り付けられる保護部材であって、
    前記フレーム枠のコーナを跨いで前記フレーム枠に沿うように湾曲して、前記フレーム枠に取り付けられる基部と、
    前記基部から外方向に突出する保護部とを有することを特徴とする保護部材。
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