JP2021065494A - 薬剤ケース - Google Patents

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【課題】薬剤同士を分離するためのセパレータを容易に着脱することができる薬剤ケースを提供する。【解決手段】本発明の実施形態に係る薬剤ケースは、薬剤を収容し、薬剤の排出口が底部に設けられ、複数の仕切り板挿入口が側部に設けられ、且つ、複数の仕切り板挿入口の近傍に配置されたマグネットを有するケース本体と、鉛直な回転軸回りに回転するようにケース本体の内部に配置された回転部材と、強磁性体製の固定板と、固定板に接続された仕切り板とを有するセパレータと、を備え、固定板がマグネットに引き寄せられて側部の外面に付着すると、仕切り板が複数の仕切り板挿入口の1つを介してケース本体に挿入される。【選択図】図3

Description

本発明は、錠剤等の薬剤を収容及び排出する薬剤ケースに関する。
従来、1つまたは複数の薬剤ケースを備える薬剤供給装置が用いられている。このような薬剤供給装置においては、錠剤又はカプセル剤等の薬剤は種類毎に分別されて薬剤ケースに収容されている。薬剤ケースから薬剤を所望量つまり所望数排出するためには、薬剤を1つずつ排出する必要がある。また、薬剤の大きさ及び形状は、薬剤によって異なる。
特許文献1には、係止部と仕切り板との距離を薬剤の長さとほぼ同じ長さとし、複数の薬剤が縦列された状態で薬剤を保持するローラー体が回転することで、1個だけ区別された薬剤が薬剤供給口から排出される薬剤ケースが開示されている。特許文献1では、このような薬剤ケースにおいて、係止部を着脱可能とし、係止部と仕切り板との距離を変更可能とすることで、種々の薬剤に対応可能としている。
特開平08−164904号公報
特許文献1に開示された技術では、薬剤を1個ずつ区別する係止部は、ボルトによってローラー体に固定されている。このため、薬剤の大きさに合わせて係止部と仕切り板との距離を変更する際には、ボルトを緩め、係止部を取り外して位置を調整してからボルトを締めて係止部を取り付け直す作業が必要となり、手間と時間が掛かる。このため、薬剤を分離するためのセパレータの取り付け作業及び取り外し作業の手間と時間とを減らすことが要望されている。
本発明は、薬剤同士を分離するためのセパレータを容易に着脱することができる薬剤ケースを提供することを課題とする。
本発明に係る薬剤ケースは、薬剤を収容し、前記薬剤の排出口が底部に設けられ、複数の仕切り板挿入口が側部に設けられ、且つ、前記複数の仕切り板挿入口の近傍に配置されたマグネットを有するケース本体と、鉛直な回転軸回りに回転するように前記ケース本体の内部に配置された回転部材と、強磁性体製の固定板と、前記固定板に接続された仕切り板とを有するセパレータと、を備え、前記固定板が前記マグネットに引き寄せられて前記側部の外面に付着すると、前記仕切り板が前記複数の仕切り板挿入口の1つを介して前記ケース本体に挿入される。
本発明によれば、薬剤同士を分離するためのセパレータを容易に着脱することができる薬剤ケースを提供することが可能である。
薬剤ケースの斜視図。 ケース本体及び回転部材の鉛直方向における断面図。 図2におけるA−A断面を上から見た図。 ケース本体から取り外された状態のセパレータの斜視図
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態に係る薬剤ケースについて説明する。
図1は、本実施形態に係る薬剤ケース1の斜視図である。薬剤ケース1の外観は、ケース本体11、蓋12、横蓋13、セパレータ14等で構成されている。また、薬剤ケース1は、図1には示されていない回転部材20(図2参照)を備えている。後に詳細に説明するが、回転部材20は、ケース本体11の内部に配置されている。
ケース本体11は、複数(例えば、数百個)の薬剤を収容する。ケース本体11の上部には、薬剤の入口となる上部開口(不図示)が設けられている。ケース本体11の上部には、蓋12がヒンジ等を介して取り付けられており、蓋12はケース本体11の上部開口を開閉する。
また、ケース本体11の側部には、側部開口(不図示)が設けられているとともに、この側部開口を覆うように横蓋13が取り付けられている。横蓋13には、水平方向に細長く延在する仕切り板挿入口13aが、上下に並ぶように複数設けられている。
ケース本体11の上側部分は、ケース本体11の中心軸に垂直な断面がほぼ正方形の形状に形成されている。一方、ケース本体11の下側部分は、ケース本体11の中心軸に垂直な断面が円形状に形成されている。換言すれば、ケース本体11の下側部分は円筒形状を有する。回転部材20は、ケース本体11の下側部分の内部に配置される。
横蓋13には、セパレータ14が着脱自在に取り付けられている。セパレータ14は、後述するマグネット16(図3参照)によって固定されている。セパレータ14については、後に詳細に説明する。
次に、図2を参照して、ケース本体11の内部構造、及び、ケース本体11の内部に配置される回転部材20について説明する。図2は、ケース本体11及び回転部材20の鉛直方向における断面図である。
ケース本体11の底部11aには、薬剤が排出される排出口11b及び駆動軸挿入口11cが設けられている。上述したように、ケース本体11の下側部分は円筒形状を有するため、図示は省略するが、底部11aは平面視において円形状を有する。
排出口11bは、円形状の底部11aの外周側の一部分に設けられた開口である(図3参照)。排出口11bを介して、回転部材20に収容された薬剤が1つずつ排出される。
駆動軸挿入口11cは、ケース本体11内に回転部材20が配置された状態で、回転部材20を回転させる駆動軸(不図示)が挿入される開口である。回転部材20の回転軸と、この駆動軸の回転中心とは一致している。なお、駆動軸は、薬剤ケース1が取り付けられる薬剤供給装置が備える部材であり、この薬剤供給装置が備えるモータによって回転駆動される。
回転部材20は、第1の側壁部材21、第2の側壁部材22、及び第3の側壁部材23を有している。また、回転部材20は、第1の側壁部材21、第2の側壁部材22、及び第3の側壁部材23の上方に配置された傾斜板24、及び上部部材25を有している。
回転部材20は、鉛直方向に延びる回転軸を有し、この回転軸回りに回転対称な形状を有している。具体的には、回転部材20は、回転軸を含む鉛直面を境に対象な2つの斜面を有する切り妻屋根状(逆V字状)に形成された上部部材25を備えている。上部部材25には、回転軸回りに180度離れた位置に2つの切り欠きが設けられている。
傾斜板24は、上部部材25の斜面に設けられている。傾斜板24は、円弧がケース本体11の内面側となるように設けられた扇形面を有する。傾斜板24の扇形面によって、上部部材25上に存在する薬剤Mは、後述する通路Pまで案内される。
傾斜板24の扇形面と、ケース本体11の内面との距離は、薬剤Mが所望の向きを向いている場合の薬剤Mの厚みに対応する一定の距離となっている。所望の向きとは、例えば薬剤Mの断面形状が扁平(例えば楕円)である場合に、薬剤Mの厚み方向(短径方向)が回転部材20の径方向と一致する向きである。換言すれば、傾斜板24の扇形面と、ケース本体11の内面との距離は、薬剤Mの幅方向(長径方向)の長さより短くなっている。これにより、薬剤Mが回転部材20の径方向と一致する姿勢となることが防止される。
詳細な説明は省略するが、傾斜板24の扇形面とケース本体11の内面との距離(通路P1の幅)は、薬剤Mの大きさまたは形状に応じて、変更可能に構成されていてもよい。
このような構成により、薬剤Mは、上部部材25の上側から、傾斜板24の扇形面とケース本体11の内面との間を通って通路Pまで案内される。薬剤Mが傾斜板24の扇形面によって案内されている間の薬剤Mの姿勢は、厚み方向(短径方向)が回転部材20の径方向と一致する向きとなる。このため、薬剤Mは1つずつ上部部材25の斜面を通路Pまで好適に転がり落ちることができる。
図3は、図2におけるA−A断面を上から見た図である。第1の側壁部材21は、第2の側壁部材22の鏡像形状に形成されている。第1の側壁部材21と第2の側壁部材22とは、回転部材20の回転軸を含む平面に関して互いに対称に配置されている。一方、第3の側壁部材23は、第1の側壁部材21と第2の側壁部材22の間に配置されている。
第1の側壁部材21、第2の側壁部材22、第3の側壁部材23、及びケース本体11の内面によって、上述した通路Pが構成される。換言すれば、通路Pは、第1の側壁部材21と第2の側壁部材22それぞれの互いに対向する面と、ケース本体11の内面と対向する第2の側壁部材23の面と、によって構成される空間である。
図3に示すように、通路Pの大きさは、傾斜板24の扇形面に案内された向き(厚み方向(短径方向)が回転部材20の径方向と一致する向き)の薬剤Mの大きさに合わせて構成される。なお、詳細な説明は省略するが、第1の側壁部材21と第2の側壁部材22との距離、及び、第3の側壁部材23とケース本体11の内面との距離は、薬剤Mの大きさまたは形状に応じて、変更可能に構成されていてもよい。
図2に示すように、この通路Pは、ケース本体11の底部11aから、上部部材25の下端部までの高さを有する。傾斜板24の扇形面に案内されて、上述した向きで上部部材25の斜面を転がり落ちた薬剤Mは、上部部材25の下端部まで到達すると、姿勢を保ったまま通路Pの内部を落下する。これにより、薬剤Mは、厚み方向(短径方向)が回転部材20の径方向と一致する向きのまま、底部11aまで案内される。
回転部材20は、上部部材25以外の部材、例えば第1の側壁部材21を、2つずつ有している。それらの部材は、回転軸を挟んで対象となる位置に配置されている。従って、回転部材20は、自身の回転軸回りに180度回転する毎に、同じ部材が同じ位置に位置することになる。上述したように、排出口11bは円形状の底部の外周の一部分に設けられた開口であるため、回転部材20が180度回転する毎に、通路Pは排出口11bの上に位置するようになる(図3参照)。このような構成により、通路Pにより底部11aまで案内された薬剤は、回転部材20が回転して通路Pが排出口11bの上に来たとき、排出口11bからケース本体11の外部へ排出される。
なお、通路P内に複数の薬剤Mが案内された場合、図2に点線で示すように、複数の薬剤Mは、通路P内において縦に積み重なった状態となる。この状態で、回転部材20が回転して通路Pが排出口11bの上に位置したとき、複数の薬剤Mが一度に排出されないように、最も下の薬剤Mとその上の薬剤Mとの間に、回転部材20の回転に伴って、セパレータ14の一部が入り込むようになっている。
図4は、ケース本体11から取り外された状態のセパレータ14の斜視図である。セパレータ14は、固定板14aと、仕切り板14bと、を有する。
固定板14aは、セパレータ14が横蓋13に取り付けられる板部材である。固定板14aは、強磁性体材料で形成されており、ケース本体11の内部に配置されたマグネット16(図3参照)により、横蓋13の外面に密着するように吸着される。固定板14aは、マグネット16の吸着力に耐えて変形しないよう、比較的剛性が大きい材料で形成されている。
仕切り板14bは、断面L字状の板部材であり、外側板14b1と、内側板14b2と、を有する。仕切り板14bは、板バネのような、比較的弾性が大きい材料で形成されている。このため、仕切り板14bは、固定板14aよりも剛性が小さい材料で形成されている。
外側板14b1は、固定板14aと溶接等により接続されており、セパレータ14が横蓋13に取り付けられた状態で横蓋13の外部に配置される板部材である。一方、内側板14b2は、外側板14b1と直交して延びるように形成された板部材である。内側板14b2は、セパレータ14が横蓋13に取り付けられた状態で、図2に示すように仕切り板挿入口13a及び側部開口を介してケース本体11内に挿入される。
図4に示すように、内側板14b2は、矩形部14b21と、接続部14b22と、仕切り部14b23と、を有する。矩形部14b21は、外側板14b1から直角に折れ曲がった部位である。仕切り部14b23は、平面視において、円弧状、より詳細には、大小2つの円弧で囲まれた領域のうちの一部分のような形状を有する。接続部14b22は、矩形部14b21の長手方向の中央と、内側板14b2の平面形状を構成する円弧のうち、より大きな円弧の中央と、を互いに接続する部位である。
図3に示すように、マグネット16は、ケース本体11における、仕切り板挿入口13aの両側にそれぞれ配置されている。
このような構成により、セパレータ14をケース本体11に取り付ける際には、固定板14aがマグネット16に引き寄せられて横蓋13の外面に付着すると、仕切り板14bが複数の仕切り板挿入口13aのうちの1つを介してケース本体11に挿入される。
従って、セパレータ14をケース本体11に取り付ける際には、薬剤の高さに合わせた仕切り板挿入口13aに仕切り板14bの先端を挿入し、固定板14aをケース本体11の外面近くに移動させるだけで、マグネット16の吸着力によって固定板14aが吸着され、固定される。このため、例えばセパレータ14をネジ止めする等の作業の必要がなく、セパレータ14をケース本体11に少ない手間、かつ短時間で、しっかりと取り付けることができる。また、セパレータ14の取り外しの際にも、セパレータ14をマグネット16の吸着力より多少大きい力で引っ張るだけでよく、ネジを外す手間等が必要ないため、少ない手間かつ短時間での取り外しが可能となる。
図3に示すように、セパレータ14がケース本体11に取り付けられた状態では、内側板14b2の仕切り部14b23が、平面視において通路Pと重なる位置に配置される。なお、回転部材20の第1の側壁部材21、第2の側壁部材22及び第3の側壁部材23には、回転部材20が回転する際にセパレータ14の内側板14b2と干渉しないよう、横蓋13の仕切り板挿入口13aの高さに合わせたスロットが設けられている。図2には、第3の側壁部材23に設けられたスロットSが示されている。
図2に示すように、仕切り板14b、特に内側板14b2の厚さは、挿入される仕切り板挿入口13aの上下方向の間隔よりも小さい。これにより、仕切り板挿入口13aを介してケース本体11に挿入された状態で、内側板14b2は上下に移動可能となっている。仕切り板挿入口13aを介してケース本体11に挿入された状態で、内側板14b2の上下への移動は、例えば内側板14b2の仕切り部14b23が薬剤Mと接触したとき等に生じうる。
以上のように構成された薬剤ケース1は、次のように使用される。
通路Pの幅及び奥行きが変更可能である場合、ケース本体11の内部に収容される薬剤Mの大きさ及び形状に合わせて、通路Pの幅及び奥行きが設定される。
次に、仕切り板挿入口13aを介してケース本体11にセパレータ14が取り付けられる。
セパレータ14は、底部11aの上面から内側板14b2の下面までの距離が、通路Pを通過する薬剤Mの高さよりもわずかに大きくなるように、横蓋13に設けられた複数の仕切り板挿入口13aの一つに挿入される。
セパレータ14が取り付けられた後、ケース本体11に多数の薬剤Mが収容される。続いて、回転部材20に駆動軸が接続されるように、薬剤ケース1が薬剤供給装置に取り付けられる。
薬剤供給装置が備えるモータが回転すると、駆動軸を介して回転部材20が回転し、傾斜板24及び上部部材25によって、薬剤Mが通路P内に案内される。
この状態で回転部材20が回転し、通路Pが排出口11bの近くに来ると、通路Pの内部に複数の薬剤Mが縦に一列に並んでいるとき、回転部材20の回転に伴って、セパレータ14の内側板14b2が一番下の薬剤Mとその上の薬剤Mの間に入り込む(図2参照)。このため、通路Pが排出口11bの上に位置したとき、一番下の薬剤Mのみが排出口11bから落下し、それより上の薬剤Mは内側板14b2に支えられて落下しない。つまり、セパレータ14が、薬剤Mの高さに対応した適切な位置に取り付けられることによって、薬剤Mは、確実に1つずつ、排出口11bから排出される。
なお、セパレータ14の仕切り板14bは、上述したように板バネのような比較的弾性が大きい材料で形成されている。このため、セパレータ14の取り付け高さが薬剤Mの高さとわずかに合致していない場合、内側板14b2が回転部材20の回転に伴って薬剤Mに接触したとき、薬剤Mから受ける力によって多少撓むことで、一番下の薬剤Mとその上の薬剤Mとの間に好適に入り込むことができる。また、その際、仕切り板14bの弾性によって薬剤Mに掛かる負荷が軽減されるので、仕切り板14bによって薬剤Mが傷ついたり破壊されたりする事態を防止することができる。
また、セパレータ14の仕切り板14bの厚さは、仕切り板挿入口13aの上下方向の間隔よりも小さく形成されており、仕切り板14bは仕切り板挿入口13aに挿入された状態で、上下方向に移動可能である。このため、セパレータ14の取り付け高さが薬剤Mの高さとわずかに合致していない場合、仕切り板14bが回転部材20の回転に伴って薬剤Mに接触したとき、薬剤Mから受ける力によって仕切り板14b、ひいてはセパレータ14全体が上下方向に多少ずれることで、一番下の薬剤Mとその上の薬剤Mとの間に好適に入り込むことができる。
セパレータ14における薬剤M同士の間に入り込む部位である仕切り部14b23は、図3及び図4に示すように、平面視において左右対称の形状を有する。これにより、回転部材20の回転方向にかかわらず、一番下の薬剤Mとその上の薬剤Mとの間に好適に入り込むことができる。
さらに、仕切り部14b23が左右対称の形状を有することにより、セパレータ14を上下反転させた状態でケース本体11に取り付けた場合でも、仕切り部14b23が一番下の薬剤Mとその上の薬剤Mとの間に好適に入り込むことができる。なお、セパレータ14の上下反転は、例えば以下のような場合に行われうる。
図1では、仕切り板14bが、鉛直方向に並ぶ複数の仕切り板挿入口13aの内、最も下側の仕切り板挿入口13aに挿入された状態が示されている。しかしながら、例えば仕切り板14bが最も上側の仕切り板挿入口13aに挿入される場合、セパレータ14が図1と同じ向きのままでは、固定板14aがマグネット16よりも高い位置となってしまい、吸着が困難となることがある。これに対応するために、複数の仕切り板挿入口13aのうち、例えば上半分の仕切り板挿入口13aに仕切り板14bを挿入する場合には、セパレータ14の向きを図1とは上下反転させることで、固定板14aがマグネット16の吸着可能位置となるようにすればよい。
以上のように、薬剤供給装置は、薬剤ケース1が備える回転部材20を回転させることによって、薬剤Mを1つずつ、所望の位置、例えば、薬剤包装部に供給することができる。
<作用、効果>
本発明の実施形態に係る薬剤ケース1は、薬剤を収容し、薬剤の排出口11bが底部11aに設けられ、複数の仕切り板挿入口13aが側部に設けられ、且つ、複数の仕切り板挿入口13aの近傍に配置されたマグネット16を有するケース本体11と、鉛直な回転軸回りに回転するようにケース本体11の内部に配置された回転部材20と、強磁性体製の固定板14aと、固定板14aに接続された仕切り板14bとを有するセパレータ14と、を備え、固定板14aがマグネット16に引き寄せられて側部の外面に付着すると、仕切り板14bが複数の仕切り板挿入口13aの1つを介してケース本体11に挿入される。
このような構成により、セパレータ14をケース本体11に取り付ける際には、仕切り板挿入口13aに仕切り板14bの先端を挿入し、固定板14aをケース本体11の外面近くに移動させるだけでよい。このような動作により、マグネット16の吸着力によって固定板14aが吸着され、固定される。このため、例えばセパレータ14をネジ止めする等の作業の必要がなく、セパレータ14をケース本体11に少ない手間、かつ短時間で、しっかりと取り付けることができる。また、セパレータ14の取り外しの際にも、セパレータ14をマグネット16の吸着力より多少大きい力で引っ張るだけでよく、ネジを外す手間等が必要ないため、少ない手間かつ短時間での取り外しが可能となる。
また、本発明の実施形態に係る薬剤ケース1において、仕切り板14bの厚さは、仕切り板14bが複数の仕切り板挿入口13aの1つを介してケース本体11に挿入された状態で上下方向に移動可能な寸法である。
このような構成により、セパレータ14の取り付け高さが薬剤Mの高さとわずかに合致していない場合、仕切り板14bの内側板14b2が回転部材20の回転に伴って薬剤Mに接触したとき、薬剤Mから受ける力によって内側板14b2が上下方向に多少ずれることで、一番下の薬剤Mとその上の薬剤Mとの間に好適に入り込むことができる。
また、本発明の実施形態に係る薬剤ケース1において、仕切り板14bの剛性は、固定板14aの剛性よりも小さい。
このような構成により、固定板14aがマグネット16の吸着力に耐えて変形せず、セパレータ14はしっかりとケース本体11に固定される。また、仕切り板14bは板バネのような比較的弾性が大きい材料で形成されている。このため、セパレータ14の取り付け高さが薬剤Mの高さとわずかに合致していない場合、内側板14b2が回転部材20の回転に伴って薬剤Mに接触したとき、薬剤Mから受ける力によって多少撓むことで、一番下の薬剤Mとその上の薬剤Mとの間に好適に入り込むことができる。また、その際、仕切り板14bの弾性によって薬剤Mに掛かる負荷が軽減されるので、仕切り板14bによって薬剤Mが傷ついたり破壊されたりする事態を防止することができる。
また、本発明の実施形態に係る薬剤ケース1において、仕切り板14bは、円弧状の仕切り部14b23と、固定板14aに接続された内側板14b2の矩形部14b21と仕切り部14b23の中央とを接続する接続部14b22とを有する。
このように、円弧状の仕切り部14b23は、平面視において左右対称の形状を有するため、回転部材20の回転方向にかかわらず、一番下の薬剤Mとその上の薬剤Mとの間に好適に入り込むことができる。また、セパレータ14を上下反転させた状態でも、仕切り部14b23は、一番下の薬剤Mとその上の薬剤Mとの間に好適に入り込むことができる。
以上、一実施形態に係る薬剤ケース1及びこれを備える薬剤供給装置について説明してきたが、本発明に係る薬剤ケース1がこれまでに説明したものに限られないことは言うまでも無い。
本発明は、錠剤やカプセル剤等の薬剤を1つずつ排出する薬剤ケース及びそのような薬剤ケースを備える薬剤供給装置に好適に適用することができる。
1 薬剤ケース
11 ケース本体
11a 底部
11b 排出口
11c 駆動軸挿入口
12 蓋
13 横蓋
13a 仕切り板挿入口
14 セパレータ
14a 固定板
14b 仕切り板
14b1 外側板
14b2 内側板
14b21 矩形部
14b22 接続部
14b23 仕切り部
16 マグネット
20 回転部材
21 第1の側壁部材
22 第2の側壁部材
23 第3の側壁部材
24 傾斜板
25 上部部材
P 通路
S スロット
M 薬剤

Claims (4)

  1. 薬剤を収容し、前記薬剤の排出口が底部に設けられ、複数の仕切り板挿入口が側部に設けられ、且つ、前記複数の仕切り板挿入口の近傍に配置されたマグネットを有するケース本体と、
    鉛直な回転軸回りに回転するように前記ケース本体の内部に配置された回転部材と、
    強磁性体製の固定板と、前記固定板に接続された仕切り板とを有するセパレータと、を備え、
    前記固定板が前記マグネットに引き寄せられて前記側部の外面に付着すると、前記仕切り板が前記複数の仕切り板挿入口の1つを介して前記ケース本体に挿入される、
    薬剤ケース。
  2. 前記仕切り板の厚さは、前記仕切り板が前記複数の仕切り板挿入口の1つを介して前記ケース本体に挿入された状態で上下方向に移動可能な寸法である、
    請求項1に記載の薬剤ケース。
  3. 前記仕切り板の剛性は、前記固定板の剛性よりも小さい、
    請求項1または2に記載の薬剤ケース。
  4. 前記仕切り板は、円弧状の仕切り部と、前記仕切り部の中央と前記固定板とを接続する接続部とを有する、
    請求項1から3のいずれかに記載の薬剤ケース。
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