JP2021064165A - 保険契約支援システム及び保険契約支援方法。 - Google Patents

保険契約支援システム及び保険契約支援方法。 Download PDF

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Abstract

【課題】保険契約者が死亡又は行方不明或いは認知症等を発症した場合に契約した保険を支援する保険契約支援システムを提供する。【解決手段】保険契約者は契約した保険を支援する法定相続人又は第一の任意代理人(保険契約支援者)を決めてサポート会社とサポート契約を締結する。そして保険契約者は契約した保険の情報をネットワークを介して端末からサポート会社のサーバ装置に随時送信する。サポート会社は3ヵ月毎に保険契約者の現況と認知度を確認する設問を記載した確認メールをサーバ装置からネットワークを介して保険契約者の端末に送信する。その結果によりサポート会社は保険契約者の自宅に訪問して現況を確認して更に保険契約支援者が保険契約を支援できる状況であるかを確認した上で保険契約支援者に保険契約の支援を依頼する。保険契約支援者が保険契約を支援できない状況である場合には第二の任意代理人にそれを依頼する。【選択図】図1

Description

本発明は、保険契約者が契約した保険を管理できなくなった場合に支援する保険契約支援システム及び保険契約支援方法に関する。
近年、高齢化により認知症患者が増加している。内閣府の推計によると65才以上の認知症高齢者数と有病率の将来推計では、2012年は認知症高齢者数が462万人と、高齢者の約7人に1人であったが、2025年には約5人に1人になるとの推計もある。そのため近年認知症に対する保険を発売する保険会社が増えた。
高齢化により認知症の発症リスクが高まったがその発症時期を特定することは困難である。また保険契約者の高齢化により契約した保険を何時の間にか忘れたり、保険証券をどこにしまったか忘れたりすることが懸念される。
保険契約者が認知症等により認知機能が低下した場合に契約した保険の異動や更新手続きなどは困難になる。そのよう場合には法的に支援する成年後見制度があり、またそのような状態になる前に備える任意後見制度もある。
保険契約者は信託銀行と生命保険信託の信託契約を締結して、保険契約者が指定した人に(例えば子供毎月定額を死亡保険金から支払うように)信託銀行に指示しておくこともできる。
認知症の重症度を判定してそれに応じて保険給付金を決める保険管理システムがある。
(例えば、特許文献1を参照。)
ユーザーの端末を利用してネットワークを介して個人の金融資産管理を支援し、相続などに役立つ資産管理システムがある。(例えば、特許文献2を参照。)
顧客が端末から保険証券の画像データを送信し、それを基に保険の見直しや保険商品の提案等を行う保険証券管理システムがある。(例えば、特許文献3を参照。)
特許第6199520号 特開2018−18266号公報 特開2017−182648号公報
保険は保険事故(保険金が支払われる事故)が起きた場合にその請求手続きをしなければ機能しない。しかし保険種目によっては保険事故であるか直ぐに判らない場合がある。また、保険金は人の死亡を保障する生命保険と建物を補償する損害保険とでは異なる。生命保険の死亡保険金は約定した定額であるのに対し建物の火災保険は一般に建物の損害額である損害保険金とその火災による諸費用等に対して支払われる費用保険金が支払われる。また保険金受取人に対しては一般に生命保険の死亡保険金は被保険者の法定相続人が受取人であるのに対し火災保険の場合はその建物の所有権者(被保険利益を有する者)となる。このように保険は機能としては同じであっても保険種目によって異なる点が多々ありその上多数の特約があるために難解となりやすい。
近年、高齢化により生命保険各社は1年に1回契約内容の確認を保険契約者に連絡するようになった。また保険会社によってはインターネットで常時契約内容の確認ができるようになった。しかし保険契約者が保険を契約したことを忘れたり、その契約内容が分からなくなったりして保険契約の管理が困難となる。更に行方不明や孤独死となる保険契約者も想定される。
本発明は、前述のように保険は無体物で実体の把握が困難な特性を備えている。保険事故が起きた場合には保険金が受領できるか受領できないかが重要となる。しかしながら保険契約者が高齢化すると保険契約自体を忘れがちになってしまうことを課題とした。
従って、本発明は保険契約者が健在のうちに契約した保険契約情報を保険契約者の端末からネットワークを介してサポート会社のサーバ装置に送信して、その保険契約者が死亡した場合や行方不明になった場合或いは認知機能の低下や認知症等を発症した場合にサポート会社が早期に把握できるようにしてサーバ装置に保存した前記保険契約情報を基にその契約した保険を保険契約支援者(保険契約者の法定相続人又は保険契約に関する委任を付与する第一の任意代理人)が支援できるように構成し、更にその保険契約支援者が死亡や行方不明或いは認知症等により支援できない場合にはサポート会社が新たな保険契約支援者(第二の任意代理人)を決めてその契約した保険を支援できるように構成して前述の課題を解決しようとしたことである。
前述の課題を解決するために本発明は、保険契約者が死亡又は行方不明になった場合或いは認知症等によってその本人が契約した保険(以下、保険契約と記載する。)を管理できなくなった場合に支援する保険契約支援システムであって、
前記保険契約支援システムにおいては、前記保険契約を支援する前記保険契約者の法定相続人又は前記保険契約の委任を付与する第一の任意代理人(以下、保険契約支援者と記載する。)の何れかを前記保険契約者が決め、
前記保険契約者の端末と、
前記保険契約支援者の端末と、
前記保険契約者をサポートするサポート会社のサーバ装置と、
更に前記保険契約支援者が前記保険契約を支援できない場合に支援する第二の任意代理人の端末と、
がネットワークを介して接続されており、
前記サポート会社は、前記保険契約者をサポートするためのサポート契約を前記保険契約者と締結する契約締結手段と、
前記保険契約者を識別する識別符号手段と、
前記保険契約者が該保険契約者の端末からネットワークを介して前記サーバ装置に送信する前記保険契約の内容が分かる保険契約情報を保存するポリシーフォルダを前記サーバ装置の画面表示処理部の画面上(以下、画面上と記載する。)に設けるポリシーフォルダ手段と、
前記保険契約者の現況を把握するための電子メールである確認メールを前記サーバ装置からネットワークを介して前記保険契約者の端末に送信する確認メール送信手段と、
前記保険契約者が前記確認メールの設問に回答して返信する電子メール(以下、返信メールと記載する。)を前記サーバ装置に保存するメールフォルダを前記サーバ装置の画面上に設けるメールフォルダ手段と、
前記保険契約者の情報を一元管理する専用フォルダを前記サーバ装置の画面上に設けて前記サーバ装置の記憶部に格納する専用フォルダ手段と、
前記確認メールによって前記保険契約者の現況を把握できない場合に前記保険契約者の自宅に訪問して現況を確認する自宅訪問手段と、
更に前記自宅訪問手段による結果と前記保険契約情報を、前記保険契約支援者又は第二の任意代理人の何れかの端末に前記サーバ装置からネットワークを介して送信する結果通知手段と、
を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項2によれば前記サポート契約において前記保険契約者は、前記サポート会社と前記サポート契約を締結し、
前記保険契約支援者の氏名と連絡先を特定する情報を前記サポート会社に通知し、
前記保険契約支援者が死亡又は認知症等により前記保険契約を支援できない場合には前記サポート会社が第二の任意代理人を決めることに同意し、
前記識別符号手段において前記サポート会社は、前記保険契約者を識別するための識別符号を前記保険契約者に設定し、
前記識別符号は、性別を示すアルファベットの頭文字と、
前記保険契約者の生まれた年の西暦の末尾2桁の数字と、
前記サポート契約の契約順の番号と、
を順次表示し、
前記保険契約者の性別と年齢が容易に分かるように構成されている。
本発明の請求項3によれば前記保険契約情報は、前記保険契約者が契約した保険証券をデジタルカメラで撮影した画像ファイル又はそれをスキャンしたファイル或いはネットで契約した保険の契約情報をダウンロードしたファイルであって、
前記保険契約者は、該保険契約者の端末で前記ファイルを電子メールの前記添付ファイルとし、
該添付ファイルを特定するため前記添付ファイルに前記識別符号末尾にハイフンを付して前記サーバ装置に送信するごとに順次連番を表示し、
前記添付ファイルを前記保険契約者の端末からネットワークを介して前記サーバ装置に送信し、
前記ポリシーフォルダ手段において前記サポート会社は、前記サーバ装置の画面上に設けた前記ポリシーフォルダに前記識別符号末尾に「ポリシー」と追記して表示し、
前記前記ポリシーフォルダに表示された前記識別符号と、前記添付ファイルに表示された前記識別符号を照合し、該識別符号が一致した前記ポリシーフォルダに前記添付ファイルを保存することにより他の保険契約者の添付ファイルと間違えないように管理することができるなっている。
また前記識別符号の次に送信順に連番を表示することにより重複送信を防止して管理しやすいようになっている。
本発明の請求項4によれば前記確認メール送信手段において前記確認メールは、前記サポート会社が前記保険契約者の認知機能の低下や障害を早期に把握するための設問事項を記載した電子メールであって、
前記サポート会社は、前記確認メールに前記識別符号を表記し、
前記サーバ装置がネットワークを介して前記確認メールを少なくとも3ヵ月毎に前記保険契約者の端末に自動送信し、
前記保険契約者は、該保険契約者の端末から少なくとも一ヵ月以内に前記確認メールの設問に回答した前記返信メールをネットワーク介して前記サーバ装置に送信し、
前記メールフォルダ手段において前記サポート会社は、前記サーバ装置の画面上に設けた前記メールフォルダに前記識別符号末尾に「メール」と追記して表示し、
前記返信メールに表記された前記識別符号と前記メールフォルダに表示された前記識別符号を照合し、
該識別符号が一致した前記返信メールを前記メールフォルダに保存することを特徴とする。
本発明の請求項5によれば前記サポート会社は、前記返信メールの回答が正しい場合には前記保険契約者が健在であると判断し、
前記返信メールが前記サーバ装置に未着或いは、着信した前記返信メールの回答に間違いがある場合には前記保険契約者の現況を電子メール以外の通信手段で確認し、
更に前記保険契約者の現況が確認できない場合には前記サポート会社は前記保険契約者の自宅に訪問して現況を確認し、
前記保険契約者の現況が把握することを特徴とする
従って前記確認メールによって前記保険契約者の認知機能の低下を早期に発見できるようにして、そして識別符号を用いて保険契約者を識別し更に保険契約者の年齢性別が把握できるように構成されている。また、確認メールが少なくとも3ヵ月毎に保険契約者に送信してその返信を一ヵ月以内に期限を限定したことは、確定申告が必要である保険契約者が死亡した場合にはその保険契約者の相続の開始を知った日の翌日から4か月以内に準確定申告を保険契約者の相続人がする必要があるために期限が限定されている。
本発明の請求項6によれば前記専用フォルダ手段において前記サポート会社は、前記サーバ装置の画面上に設けた前記専用フォルダに前記識別符号を表示し、
前記サポート契約に関する紙ベースの書類をスキャンしたファイル又は電子契約書のファイルに前記識別符号末尾に「契約」と表示し、
それを前記専用フォルダに保存し、
更に前記ポリシーフォルダと前記メールフォルダを保存する年度別フォルダをサーバ装置の画面上に設け、
前記年度別フォルダに前記識別符号末尾にハイフォンを付してその年の西暦年を追記して表示し、
前記年度別フォルダに該当する西暦年の前記ポリシーフォルダと前記メールフォルダに表示された前記識別符号と前記年度別フォルダに表示された前記識別符号を照合し、
前記識別符号が一致した前記ポリシーフォルダと前記メールフォルダを前記年度別フォルダに保存し、
更に該年度別フォルダを前記専用フォルダに保存し、
前記専用フォルダを前記サーバ装置の記憶部に格納し、
前記保険契約者の情報を一元管理できるように構成したことを特徴とする
本発明の請求項7によれば前記結果通知手段において前記サポート会社は、前記保険契約者の自宅に訪問し、
前記保険契約者の現況を確認した結果、前記保険契約者が死亡又は行方不明或いは認知機能が低下した場合には、前記保険契約支援者が前記保険契約の支援が可能であるか、を電子メールや固定電話、携帯電話、スマートフォン等の通信手段で確認し、
前記保険契約の支援可能であれば前記保険契約者の現況を通知する通知文と、
前記保険契約を支援するように依頼する依頼文と、
前記サーバ装置の記憶部に格納された前記専用フォルダから直近の3年分の前記年度別フォルダを取り出し、更に該年度別フォルダから取り出した前記ポリシーフォルダと、
を前記サーバ装置からネットワークを介して前記保険契約支援者の何れかの端末に送信し、
該保険契約支援者は、前記保険契約者の現況に応じて前記保険契約の支援をするように構成されていることを特徴とする。
保険契約支援者が保険契約の支援が可能であるかをサポート会社が確認してから依頼するようになっている。なお、保険契約支援者にポリシーフォルダを送信する際、そのポリシーフォルダを適宜圧縮して電子メールの添付書類として送信するようになっている。また、メールソフトによっては送信する書類の容量の上限が異なるため確認してから送信するようになっている。そしてサポート会社は保険契約支援者に対し保険業法、弁護士法に抵触しない保険契約の支援を提供することができるようになっている。
本発明の請求項8によれば前記保険契約支援者が前記保険契約を支援できない場合には前記サポート会社は、前記第二の任意代理人を決め、
前記サーバ装置から該第二の任意代理人の端末にネットワーク介して前記保険契約者の現況を通知する通知文と、
前記保険契約を支援するように依頼する依頼文と、
前記サーバ装置の記憶部に格納された前記専用フォルダから直近の最大3年分の前記年度別フォルダを取り出し、更に該年度別フォルダから取り出した前記ポリシーフォルダと、
を送信し、
前記第二の任意代理人は、前記保険契約者の現況に応じて前記保険契約の支援をするように構成されていることを特徴とする
このように第二の任意代理人を設けたことは保険契約者の法定相続人、例えば配偶者が高齢の場合が想定され死亡や認知症のリスクがあるために第二の任意代理人がバックアップできるように構成されている。なお、第二の任意代理人にポリシーフォルダを送信する際、そのポリシーフォルダを適宜圧縮して電子メールの添付書類として送信するようになっている。また、メールソフトによっては送信する書類の容量の上限が異なるため確認してから送信するようになっている。そしてサポート会社は第二の任意代理人に対し保険業法、弁護士法に抵触しない保険契約の支援を提供することができるようになっている。更に専用フォルダを直近3年分としたことは保険金請求の時効が3年であることから未請求保険金がある場合を想定したことである。
本発明は以下の効果がある。
(1)本発明の請求項1の構成を用いれば保険以外の株式や預金等の契約者を保護することができる。
(2)本発明の請求項4の確認メール手段を用いることにより認知症等の認知機能の低下を早期発見ができる可能性があり成年後見に役立つ。
(3)本発明を用いれば死亡保険金とそれ以外の未請求であった保険契約によって保険金が得られた場合には相続人が相続する際に役立つ。
従って、資産所有者が資産情報を管理する情報銀行にネットワークを介してその情報の保存を依頼し、情報銀行はその資産所有者の現況を定期的に見守る(確認メール)という本発明を用いれば資産の保全が可能となる。
本発明の実施形態に係る、保険契約支援システムの構成を示す図である。 同、保険契約者が行う流れを示すフローチャートである。 同、サポート会社が行う主な流れ示すフローチャートである。 識別符号を用いたファイルの名称とフォルダの名称を説明する説明図である。 保険契約者の端末とサーバ装置がネットワーを介して送受信する例とサーバ装置の画面上に設けた各フォルダの構成を示すシーケンス図である。 サーバ装置の画面上に表示された専用フォルダに保存するサポート契約のファイルと年度別フォルダによって保険契約者の情報を一元管理することを示すシーケンス図である。 確認メールに表記した識別符号と確認メールの参考例を示す図である。 確認メールの送信によってサポート会社が対応する流れを示すフローチャートである。
本発明の実施形態について図1〜図7を用いてその手順を説明するが以下の実施形態に限定するものではない。例えば、保険契約を支援する者を第一の任意代理人に限定してその第一の任意代理人が保険契約を支援できない場合には第二の任意代理人としても構わない。
図1に示すように本発明の構成は、サポート会社のサーバ装置10と保険を契約した保険契約者の端末1と保険契約者の法定相続人又は第一の任意代理人(保険契約支援者)の端末2と第二の任意代理人の端末3とがネットワークAを介して接続されている。ネットワークAは例えばインターネットを示している。そしてサーバ装置10は、メール送受信部11と画面表示処理部12と記憶部13を備えている。ネットワーク接続されたパソコン、タブレット、スマートフォンなど各端末の画面は10インチ以上のものが好ましい。
図2は保険契約者が実施する形態の流れを示す図で、保険契約者は、保険契約者が死亡した場合や認知症等を発症して、契約した保険の管理ができなくなった場合に備えて、図2のS21に記載のように保険契約を支援する保険契約者の法定相続人又はその保険契約の委任を付与する第一の任意代理人(保険契約支援者)を決めてサポート会社とサポート契約60を締結する。
法定相続人を保険契約支援者とする場合は、当該サポート契約の趣旨を理解した人で年齢や相続を考慮して決めることが好ましい。また保険契約者が任意代理人を決める場合は相続、法律、保険等に詳しい弁護士や司法書士が望ましい。なお、本趣旨にふさわしい法定相続人や第一の任意代理人が決まらない場合はサポート会社が弁護士等を紹介するようになっている。
サポート契約60において保険契約者は、図2のS22に記載のように法定相続人又は第一の任意代理人(保険契約支援者)の氏名と連絡先が特定できる情報(住所、電話番号、FAX番号、携帯電話やスマートフォンの番号、電子メールアドレス等)をサポート会社に通知するようになっている。
図2のS23に記載のように保険契約者は、保険契約支援者が死亡又は行方不明になった場合或いは認知症等を発症して保険契約の支援ができなくなった場合にはサポート会社が第二の任意代理人を決めることに同意する。(保険契約者がサポート契約をサポート会社と締結することで同意したこととなる。)
サポート会社は、図3のS31に記載のように保険契約者を識別する識別符号50を決める。識別符号50は図4(a)に示す保険契約者の性別を示す頭文字と次に保険契約者の生まれた西暦年の末尾2桁と次にサポート契約60の契約順を表記するようになっている。例えば、1960年生まれの男性でサポート契約1番目の保険契約者の場合の識別符号50はM601となる。それにより保険契約者の性別年齢そして当該契約の順番が容易に把握できるように構成されている。
図2のS24に記載のように保険契約者は、契約した保険の保険証券をスキャンしたファイル又はそれをデジタルカメラで撮影した画像ファイル、或いはネットで契約した保険の保険契約情報をダウンロードしたファイルに図4の(b)に示す保険契約者を示す識別符号50とその識別符号50の末尾にハイフォンを付して送信順を示す番号を表示して電子メールの添付ファイル41として図5(a)に示す保険契約者の端末1からネットワークAを介してサーバ装置10にその添付ファイル41を送信する。なお前記保険契約情報は、少なくとも保険種目、保険会社名、保険期間、保険証券番号、保険の対象又は目的、保険金額、保険料が分かる情報で一般に保険証券に記載された内容を示すことである。
保険契約者が添付ファイル41に表示する送信順を示す番号は毎年年初から1より始まることとなっている。そして毎年1月にその年の1月1日時点で有効な保険契約を添付ファイル41として送信するようになっている。またその後新たに契約した保険があれば随時添付ファイル41に識別符号50と送信順に番号を表示して重複して送信しないようになっている。
サポート会社は、保険契約者が保険契約者の端末1からネットワークAを介してサーバ装置10に送信した図5(a)に示す添付ファイル41(M601−1,M601−2)を保存するポリシーフォルダ34をサーバ装置10の画面上に設けて図4(c)に示すように識別符号50の末尾にポリシー(M601ポリシー)を表示する。そして図3のS32に記載のように添付ファイル41に記載された識別符号50とポリシーフォルダ34に表示された識別符号50を照合して識別符号50が一致したポリシーフォルダ34に添付ファイル41を保存する。
なおサポート会社は、サーバ装置10のメール送受信部11に保険契約者のフォルダを作成して受信した電子メールの自動仕分けを利用してもよい。
サポート会社は、図7のような確認メール43を図8のS81と図5(a)に示す識別符号50が表記された確認メール43を3ヵ月毎に保険契約者の端末1にサーバ装置10からネットワークAを介して自動送信するようになっている。
図2のS25に記載のように保険契約者は、図5(b)に示すサポート会社がサーバ装置10から送信した図8のS82に記載の確認メール43に回答した返信メール42を1ヵ月以内に保険契約者の端末1からネットワークAを介してサーバ装置10に送信する。
なお、保険契約者は1ヵ月以内にサーバ装置10に返信できない場合は図7の確認メール42に記載のようにサポート会社に通知するようになっている。
(確認メールについて)
サポート会社は、設問事項について認知症専門医と相談の上決めるようになっている。また確認メール43の回答に間違いがある場合には保険契約者の親族等と相談するようになっている。なお、保険契約者にはサポート契約の際に確認メール設問事項と認知症を発症した場合の対応について説明するようになっている。また送信した確認メール43が開封されたか開封通知をサーバ装置Aに通知するようになっている。そして1ヵ月以上未開封の場合にはサポート会社は保険契約者に電子メール以外の固定電話、携帯電話、スマートフォンなどの通信手段で確認するようになっている。
サポート会社は、図5(b)と図3のS33に記載のサーバ装置10の画面上に保険契約者の返信メール42を保存するメールフォルダ35を設けてそのメールフォルダに図4の(d)に示す識別符号50の末尾にメール(M601メール)と表示する。そして保険契約者が確認メール43に回答した返信メール42の答えが正しい場合はその返信メール42に表記された識別符号50とメールフォルダ35に表示された識別符号50を照合して識別符号50が一致した返信メール42をそのメールフォルダ35に保存するようになっている。そのため返信メールを管理しやすいようになっている。
サポート会社は、図3のS34と図6(a)に示す保険契約者専用の専用フォルダ30をサーバ装置10の画面上に設け図4の(a)に示すそのフォルダに識別符号50を表示する。
そしてサポート契約60の書類をスキャンしたファイル又はその電子契約書に図4の(f)に示す識別符号50の末尾に契約(M601契約)と表示して専用フォルダ30に保存する。
そしてサポート会社は、図3のS35に示すようにサーバ装置10の画面上に年度別フォルダ31を設け、そのフォルダに図4の(e)に示すように識別符号50の末尾にハイフォンを付して西暦年を表示する(2019年の場合:M601―2019)。
図5の(a)、(b)、(c)に示すように2019年のポリシーフォルダ34とメールフォルダ35のそれぞれのフォルダに表示された識別符号50と年度別フォルダ31に表示された識別符号50を照合してその識別符号50が一致した年度別フォルダ31にそのポリシーフォルダ34とメールフォルダ35を保存することによりその年度の添付ファイと返信メールが一か所に保存できるようになっている。
なおサポート会社は毎年、年の初めに年度別フォルダ31を作成して前年度の年度別フォルダ31に該当する西暦年のポリシーフォルダ34とメールフォルダ35をその年度別フォルダ31に保存するようになっている。
サポート会社は、図3のS36と図6の(a),(b)に示すようにポリシーフォルダ34とメールフォルダ35を保存した年度別フォルダ31(31(a)、31(b)、31(c))を専用フォルダ30(サポート契約60のファイルを保存した)に保存してサーバ装置10の記憶部13に格納することにより保険契約者の全てのファイルを一元管理できるように構成されている。
次に図8のS81に記載のようにサポート会社が保険契約者の3ヵ月毎に送信した確認メール43に対し保険契約者は図8のS82に記載のように1ヵ月以内に確認メール43に正しく回答してサーバ装置10に返信する。その回答が間違っていた場合には図8のS83に記載のようにサポート会社は、電子メール以外の保険契約者の固定電話、携帯電話、スマートフォンなどで保険契約者に連絡するようになっている。
サポート会社が保険契約者に固定電話、携帯電話、スマートフォンなどで連絡した結果、保険契約者に連絡が付いて健在であると確認が取れた場合には図8のS81に記載のようにサポート会社は保険契約者に3ヵ月毎に確認メール43を送信する。また、図8のS84に記載のように保険契約者に連絡が付かなかった場合には保険契約者の自宅に訪問して保険契約者の現況を確認するようになっている。
その確認した結果、保険契約者が健在であれば図8のS81に記載のようにサポート会社は保険契約者に3ヵ月毎に確認メール43を自動送信する。またその結果、保険契約者が健在でない場合には図8のS85に記載のように保険契約支援者である法定相続人又は第一の任意代理人の現況を電子メールや固定電話、携帯電話、スマートフォンなどの通信手段で確認する。
その結果更に、保険契約支援者が保険契約の支援ができない状態(死亡又は認知症等)の場合は図8のS86に記載のようにサポート会社は、第二の任意代理人を決めてサーバ装置10の記憶部13に格納した図6(a)と(b)に示すように専用フォルダ30から少なくとも直近3年分の年度別フォルダ31(31(a)、31(b)、31(c))を取り出し更にポリシーフォルダ34を取り出しそのポリシーフォルダ34と保険契約者の現況を通知する通知文と保険契約の支援を依頼する依頼文とを第二の任意代理人の端末3にサーバ装置10からネットワークAを介して送信する。
保険契約支援者が健在であれば図8のS87に記載のようにサポート会社は、サーバ装置10の記憶部13に格納した図6の(a)、(b)に示す専用フォルダ30から少なくとも直近3年分の年度別フォルダ31(31(a)、31(b)、31(c))を取り出し更にポリシーフォルダ34を取り出しそのポリシーフォルダ34と保険契約者の現況を通知する通知文と保険契約の支援を依頼する依頼文とを法定相続人又は第一の任意代理人(保険契約支援者)の何れかの端末2にサーバ装置10からネットワークAを介して送信する。
第二の任意代理人は保険契約支援者が死亡や認知症となるリスクを考慮して保険契約を支援できるようにバックアップ要員として構成されている。また直近3年分のポリシーフォルダを送信することは保険金請求の時効が3年であることによる。なお、サポート会社が法定相続人又は第一の任意代理人或いは第二の任意代理人にポリシーフォルダを送信する際その容量を確認してから送信するようになっている。
保険契約支援者又は第二の任意代理人はサポート会社から端末に送信されたポリシーフォルダの添付ファイルを面上に表示して保険金請求、異動、解約等を保険契約者の現況に適応する処理を行うがサポート会社は保険業法、弁護士法等に抵触しないアドバイスを行うことができるようになっている。
以下、サポート会社が保険契約支援者に対して説明する事項を記載する。
(1)生命保険、損害保険に対して契約した保険会社と相談しても不明な場合は業界団体である生命保険協会や日本損害保険協会の相談窓口に相談することができる。また保険金に関する問い合わせは金融ADRにすることができる。
(2)生命保険には指定代理請求(特約)制度があるが保険会社と保険種目によってその詳細が多少異なる。一般に被保険者が受取人となる給付金等で被保険者が意思表示できなくなった時など特別な事情がある場合に指定した代理人(配偶者等)が被保険者に代わり請求できる制度がある。
(3)当該サポート契約において保険契約者に成年後見制度の説明をする。そして法定相続人に当該保険契約の支援を依頼する場合はその法定相続人に成年後見制度(任意後見)の説明をする。
(4)大規模な自然災害によって契約した保険の手掛かりを失った場合には契約照会ができる照会制度が損害保険、生命保険にある。いずれも災害救助法適用地域(又は金融庁国民保護計画に基づく対応要請地域)に該当する事と保険契約の手掛かりを失った場合で被災者本人または家族が日本損害保険協会(自然災害等損害保険契約照会制度)、生命保険協会(災害地域生保契約照会制度)に照会できる。
10 サーバ装置
11 メール送受信部
12 画面表示処理部
13 記憶部
A ネットワーク(インターネット)
1 保険契約者の端末
2 法定相続人の端末又は第一の任意代理人(保険契約支援者)の端末
3 第二の任意代理人の端末
30 専用フォルダ
31 年度別フォルダ
31(a)2017年の年度別フォルダ
31(b)2018年の年度別フォルダ
31(c)2019年の年度別フォルダ
34 ポリシーフォルダ
35 メールフォルダ
41 添付ファイル
42 返信メール
43 確認メール
50 識別符号
60 サポート契約

本発明は、保険契約者が契約した保険を管理できなくなった場合に支援する保険契約支援システム及び保険契約支援方法に関する。
近年、高齢化により認知症患者が増加している。内閣府の推計によると65才以上の認知症高齢者数と有病率の将来推計では、2012年は認知症高齢者数が462万人と、高齢者の約7人に1人であったが、2025年には約5人に1人になるとの推計もある。そのため近年認知症に対する保険を発売する保険会社が増えた。
高齢化により認知症の発症リスクが高まったがその発症時期を特定することは困難である。また保険契約者の高齢化により契約した保険を何時の間にか忘れたり、保険証券をどこにしまったか忘れたりすることが懸念される。
保険契約者が認知症等により認知機能が低下した場合に契約した保険の異動や更新手続きなどは困難になる。そのよう場合には法的に支援する成年後見制度があり、またそのような状態になる前に備える任意後見制度もある。
保険契約者は信託銀行と生命保険信託の信託契約を締結して、保険契約者が指定した人に(例えば子供毎月定額を死亡保険金から支払うように)信託銀行に指示しておくこともできる。
認知症の重症度を判定してそれに応じて保険給付金を決める保険管理システムがある。
(例えば、特許文献1を参照。)
ユーザーの端末を利用してネットワークを介して個人の金融資産管理を支援し、相続などに役立つ資産管理システムがある。(例えば、特許文献2を参照。)
顧客が端末から保険証券の画像データを送信し、それを基に保険の見直しや保険商品の提案等を行う保険証券管理システムがある。(例えば、特許文献3を参照。)
特許第6199520号 特開2018−18266号公報 特開2017−182648号公報
保険は保険事故(保険金が支払われる事故)が起きた場合にその請求手続きをしなければ機能しない。しかし保険種目によっては保険事故であるか直ぐに判らない場合がある。また、保険金は人の死亡を保障する生命保険と建物を補償する損害保険とでは異なる。生命保険の死亡保険金は約定した定額であるのに対し建物の火災保険は一般に建物の損害額である損害保険金とその火災による諸費用等に対して支払われる費用保険金が支払われる。また保険金受取人に対しては一般に生命保険の死亡保険金は被保険者の法定相続人が受取人であるのに対し火災保険の場合はその建物の所有権者(被保険利益を有する者)となる。このように保険は機能としては同じであっても保険種目によって異なる点が多々ありその上多数の特約があるために難解となりやすい。
近年、高齢化により生命保険各社は1年に1回契約内容の確認を保険契約者に連絡するようになった。また保険会社によってはインターネットで常時契約内容の確認ができるようになった。しかし保険契約者が保険を契約したことを忘れたり、その契約内容が分からなくなったりして保険契約の管理が困難となる。更に行方不明や孤独死となる保険契約者も想定される。
本発明は、前述のように保険は無体物で実体の把握が困難な特性を備えている。保険事故が起きた場合には保険金が受領できるか受領できないかが重要となる。しかしながら保険契約者が高齢化すると保険契約自体を忘れがちになってしまうことを課題とした。
従って、本発明は保険契約者が健在のうちに契約した保険契約情報を保険契約者の端末からネットワークを介してサポート会社のサーバ装置に送信して、その保険契約者が死亡した場合や行方不明になった場合或いは認知機能の低下や認知症や軽度認知障害を発症した場合にサポート会社が早期に把握できるようにしてサーバ装置に保存した前記保険契約情報を基にその契約した保険を保険契約支援者(保険契約者の法定相続人又は保険契約に関する委任を付与する第一の任意代理人)が支援できるように構成し、更にその保険契約支援者が死亡や行方不明或いは認知症や軽度認知障害により支援できない場合にはサポート会社が新たな保険契約支援者(第二の任意代理人)を決めてその契約した保険を支援できるように構成して前述の課題を解決しようとしたことである。
前述の課題を解決するために本発明は、保険契約者が認知症や軽度認知障害を発症し或いは死亡または行方不明で契約した保険(以下、保険契約と記載する。)を管理できなくなった場合に備えて自分を支援してくれる法定相続人又は前記保険契約の委任を付与する第一の任意代理人(以下、保険契約支援者と記載する。)のどちらかを決め
サポート会社のサーバ装置は、
メール送受信部と画面表示処理部と記憶部を有しており前記保険契約者の端末と、
前記保険契約支援者の端末と、
前記保険契約支援者が前記保険契約の管理を支援できない場合に支援する第二の任意代理人の端末と、
がネットワークを介して通信可能に接続された保険契約支援システムであって、
前記サーバ装置は、
前記保険契約者を識別する識別符号手段と、
前記保険契約者が該保険契約者の端末からネットワークを介して前記サーバ装置に送信する前記保険契約の内容が分かる保険契約情報を保存するポリシーフォルダを前記画面表示処理部の画面上(以下、画面上と記載する。)に設けるポリシーフォルダ手段と、
前記サポート会社が前記保険契約者の現況を把握するための電子メールである確認メールを前記保険契約者の端末にネットワークを介して送信する確認メール送信手段と、
前記保険契約者が前記確認メールの設問に回答する電子メール(以下、返信メールと記載する。)を保存するメールフォルダを前記画面上に設けるメールフォルダ手段と、
前記保険契約者の情報を一元管理する該保険契約者の年齢と性別が識別できる識別符号を表示した専用フォルダを前記画面上に設けて前記記憶部に格納する専用フォルダ手段と、
を備えて構成されていることを特徴とする。
本発明の請求項2によれば前記識別符号手段において前記サーバ装置は、前記保険契約者の性別を示すアルファベットの頭文字と、生まれた年の西暦の末尾2桁の数字と、前記サポート契約の契約順の番号と、を順次並べて構成される前記保険契約者を識別する識別符号を該保険契約者のファイルのファイル名に、フォルダのフォルダ名にそれぞれ表記し、前記識別符号を表記した前記保険契約情報のファイルと、前記ポリシーフォルダと、前記メールフォルダと、前記専用フォルダと、を前記画面上に表示し、前記保険契約者の端末は、前記保険契約者が契約した保険証券をデジタルカメラで撮影した画像ファイル又はそれをスキャンしたファイル或いはネットで契約した保険の契約情報をダウンロードした前記保険契約情報のファイルにファイル名を前記識別符号とその末尾にハイフンを付して順次連番を表記した電子メールの添付ファイルとしてネットワークを介して前記サーバ装置に送信し、前記添付ファイルを受信した前記サーバ装置は、前記ポリシーフォルダのフォルダ名に前記識別符号の末尾に「ポリシー」と表記した前記ポリシーフォルダを前記画面上に表示して前記添付ファイルのファイル名に表示された前記識別符号と前記ポリシーフォルダのフォルダ名に表示された前記識別符号が一致した前記添付ファイルを前記ポリシーフォルダに保存し、更に前記サーバ装置は前記サポート契約に関する紙ベースの書類をスキャンしたファイル又は電子契約書のファイルに前記識別符号とその末尾に「契約」と表記して前記サポート契約に関するファイルを前記画面上に設けた前記専用フォルダに保存し、前記サーバ装置が保存した前記保険契約者の全てのファイルとフォルダに該保険契約者の年齢と性別が分かる前記識別符号を前記画面上に表示することを特徴とする
本発明の請求項3によれば前記サーバ装置が前記保険契約者の端末に送信する前記確認メールは、前記サポート会社が前記保険契約者の認知機能の低下や障害を早期に把握するための設問事項を記載した電子メールであって、前記サーバ装置は、前記識別符号が表記された前記確認メールを少なくとも3ヵ月毎にネットワークを介して前記保険契約者の端末に自動送信し、前記確認メールを受信した前記保険契約者の端末は、少なくとも一ヵ月以内に前記確認メールの設問に回答した前記返信メールをネットワーク介して前記サーバ装置に送信し、前記返信メールを受信した前記サーバ装置は、前記メールフォルダのフォルダ名に前記識別符号の末尾に「メール」と表記した前記メールフォルダを前記画面上に設け、前記画面上の前記返信メールに表示された前記識別符号と前記メールフォルダのフォルダ名に表示された前記識別符号が一致した前記返信メールを前記メールフォルダに保存し、更に前記ポリシーフォルダと前記メールフォルダを保存する年度別フォルダを前記画面上に設け、該年度別フォルダのフォルダ名に前記識別符号とその末尾にハイフォンを付してその年の西暦年を表記した前記年度別フォルダを前記画面上に設け、前記年度別フォルダに表示された西暦年に該当する前記ポリシーフォルダと前記メールフォルダを前記年度別フォルダに保存し、更に該年度別フォルダを前記専用フォルダに保存して前記記憶部に格納し、前記サーバ装置が前記保険契約者の情報を前記専用フォルダに一元管理することを特徴とする。
本発明の請求項4によれば前記メール送受信部が、前記保険契約者から受信した前記返信メールの回答に間違いがある場合或いは前記返信メールが未着の場合は、前記サポート会社が前記保険契約者の現況を電子メール以外の通信手段で確認して確認が取れない場合には前記保険契約者の自宅に訪問して現況を確認し、その結果、前記保険契約支援者が前記保険契約の支援可能である場合には前記サーバ装置が、前記保険契約支援者の端末に前記保険契約者の現況を通知する通知文と、前記保険契約の管理を支援するように依頼する依頼文と、前記専用フォルダ手段から取り出した直近の3年分の前記保険契約情報と、
をネットワークを介して送信し、前記保険契約支援者の端末が受信した前記保険契約情報を基に前記保険契約者の現況に応じて前記保険契約の管理を支援し、前記保険契約支援者が前記保険契約の支援が不可能な場合には前記サーバ装置が、前記第二の任意代理人の端末に前記保険契約者の現況を通知する通知文と、前記保険契約の管理を支援するように依頼する依頼文と、前記専用フォルダ手段から取り出した直近の3年分の前記保険契約情報と、をネットワークを介して送信し、前記第二の任意代理人の端末が受信した前記保険契約情報を基に前記保険契約者の現況に応じて前記保険契約の管理を支援するように構成されていることを特徴とする。
前記確認メールによって前記保険契約者の認知機能の低下を早期に発見できるようになっている。そして識別符号を用いて保険契約者を識別し更に保険契約者の年齢性別が把握できるように構成されている。また、確認メールが少なくとも3ヵ月毎に保険契約者に送信してその返信を一ヵ月以内に期限を限定したことは、確定申告が必要である保険契約者が死亡した場合にはその保険契約者の相続の開始を知った日の翌日から4か月以内に準確定申告を保険契約者の相続人がする必要があるために期限が限定されている。
保険契約支援者が保険契約の支援が可能であるかをサポート会社が確認してから依頼するようになっている。なお、保険契約支援者にポリシーフォルダに保存した保険契約情報のファイルを送信するようになっている。そしてサポート会社は保険契約支援者に対し保険業法、弁護士法に抵触しない保険契約の支援を提供することができるようになっている。
このように第二の任意代理人を設けたことは保険契約者の法定相続人、例えば配偶者が高齢の場合が想定され死亡や認知症のリスクがあるために第二の任意代理人がバックアップできるように構成されている。なお、第二の任意代理人にポリシーフォルダを送信する際、そのポリシーフォルダを適宜圧縮して電子メールの添付書類として送信するようになっている。また、メールソフトによっては送信する書類の容量の上限が異なるため確認してから送信するようになっている。そしてサポート会社は第二の任意代理人に対し保険業法、弁護士法に抵触しない保険契約の支援を提供することができるようになっている。更に専用フォルダを直近3年分としたことは保険金請求の時効が3年であることから未請求保険金がある場合を想定したことである。
本発明は以下の効果がある。
(1)本発明の請求項1の構成を用いれば保険以外の株式や預金等の契約者を保護することができる。
(2)本発明の請求項の確認メール手段を用いることにより認知症や軽度認知障害の認知機能の低下を早期発見ができる可能性があり成年後見に役立つ。
(3)本発明を用いれば死亡保険金とそれ以外の未請求であった保険契約によって保険金が得られた場合には相続人が相続する際に役立つ。
従って、資産所有者が資産情報を管理する情報銀行にネットワークを介してその情報の保存を依頼し、情報銀行はその資産所有者の現況を定期的に見守る(確認メール)という本発明を用いれば資産の保全が可能となる。
本発明の実施形態に係る、保険契約支援システムの構成を示す図である。 同、保険契約者が行う流れを示すフローチャートである。 同、サポート会社が行う主な流れ示すフローチャートである。 識別符号を用いたファイルの名称とフォルダの名称を説明する説明図である。 保険契約者の端末とサーバ装置がネットワーを介して送受信する例とサーバ装置の画面上に設けた各フォルダの構成を示すシーケンス図である。 サーバ装置の画面上に表示された専用フォルダに保存するサポート契約のファイルと年度別フォルダによって保険契約者の情報を一元管理することを示すシーケンス図である。 確認メールに表記した識別符号と確認メールの参考例を示す図である。 確認メールの送信によってサポート会社が対応する流れを示すフローチャートである。
本発明の実施形態について図1〜図7を用いてその手順を説明するが以下の実施形態に限定するものではない。例えば、保険契約を支援する者を第一の任意代理人に限定してその第一の任意代理人が保険契約を支援できない場合には第二の任意代理人としても構わない。
図1に示すように本発明の構成は、サポート会社のサーバ装置10と保険を契約した保険契約者の端末1と保険契約者の法定相続人又は第一の任意代理人(保険契約支援者)の端末2と第二の任意代理人の端末3とがネットワークAを介して接続されている。ネットワークAは例えばインターネットを示している。そしてサーバ装置10は、メール送受信部11と画面表示処理部12と記憶部13を備えている。
図2は保険契約者が実施する形態の流れを示す図で、保険契約者は、保険契約者が死亡した場合や認知症や軽度認知障害を発症して、契約した保険の管理ができなくなった場合に備えて、図2のS21に記載のように保険契約を支援する保険契約者の法定相続人又はその保険契約の委任を付与する第一の任意代理人(保険契約支援者)を決めてサポート会社とサポート契約60を締結する。
法定相続人を保険契約支援者とする場合は、当該サポート契約の趣旨を理解した人で年齢や相続を考慮して決めることが好ましい。また保険契約者が任意代理人を決める場合は相続、法律、保険等に詳しい弁護士や司法書士が望ましい。なお、本趣旨にふさわしい法定相続人や第一の任意代理人が決まらない場合はサポート会社が弁護士等を紹介するようになっている。
サポート契約60において保険契約者は、図2のS22に記載のように法定相続人又は第一の任意代理人(保険契約支援者)の氏名と連絡先が特定できる情報(住所、電話番号、FAX番号、携帯電話やスマートフォンの番号、電子メールアドレス等)をサポート会社に通知するようになっている。
図2のS23に記載のように保険契約者は、保険契約支援者が死亡又は行方不明になった場合或いは認知症や軽度認知障害を発症して保険契約の支援ができなくなった場合にはサポート会社が第二の任意代理人を決めることに同意する。(保険契約者がサポート契約をサポート会社と締結することで同意したこととなる。)
サポート会社は、図3のS31に記載のように保険契約者を識別する識別符号50を決める。識別符号50は図4(a)に示す保険契約者の性別を示す頭文字と次に保険契約者の生まれた西暦年の末尾2桁と次にサポート契約60の契約順を表記するようになっている。例えば、1960年生まれの男性でサポート契約1番目の保険契約者の場合の識別符号50はM601となる。それにより保険契約者の性別年齢そして当該契約の順番が容易に把握できるように構成されている。
図2のS24に記載のように保険契約者は、契約した保険の保険証券をスキャンしたファイル又はそれをデジタルカメラで撮影した画像ファイル、或いはネットで契約した保険の保険契約情報をダウンロードしたファイルに図4の(b)に示す保険契約者を示す識別符号50とその識別符号50の末尾にハイフォンを付して送信順を示す番号を表示して電子メールの添付ファイル41として図5(a)に示す保険契約者の端末1からネットワークAを介してサーバ装置10にその添付ファイル41を送信する。なお前記保険契約情報は、少なくとも保険種目、保険会社名、保険期間、保険証券番号、保険の対象又は目的、保険金額、保険料が分かる情報で一般に保険証券に記載された内容を示すことである。
保険契約者が添付ファイル41に表示する送信順を示す番号は毎年年初から1より始まることとなっている。そして毎年1月にその年の1月1日時点で有効な保険契約を添付ファイル41として送信するようになっている。またその後新たに契約した保険があれば随時添付ファイル41に識別符号50と送信順に番号を表示して重複して送信しないようになっている。
サポート会社は、保険契約者が保険契約者の端末1からネットワークAを介してサーバ装置10に送信した図5(a)に示す添付ファイル41(M601−1,M601−2)を保存するポリシーフォルダ34をサーバ装置10の画面上に設けて図4(c)に示すように識別符号50の末尾にポリシー(M601ポリシー)を表示する。そして図3のS32に記載のように添付ファイル41に記載された識別符号50とポリシーフォルダ34に表示された識別符号50を照合して識別符号50が一致したポリシーフォルダ34に添付ファイル41を保存する。
なおサポート会社は、サーバ装置10のメール送受信部11に保険契約者のフォルダを作成して受信した電子メールの自動仕分けを利用してもよい。
サポート会社は、図7のような確認メール43を図8のS81と図5(a)に示す識別符号50が表記された確認メール43を3ヵ月毎に保険契約者の端末1にサーバ装置10からネットワークAを介して自動送信するようになっている。
図2のS25に記載のように保険契約者は、図5(b)に示すサポート会社がサーバ装置10から送信した図8のS82に記載の確認メール43に回答した返信メール42を1ヵ月以内に保険契約者の端末1からネットワークAを介してサーバ装置10に送信する。
なお、保険契約者は1ヵ月以内にサーバ装置10に返信できない場合は図7の確認メール42に記載のようにサポート会社に通知するようになっている。
(確認メールについて)
サポート会社は、設問事項について認知症専門医と相談の上決めるようになっている。また確認メール43の回答に間違いがある場合には保険契約者の親族等と相談するようになっている。なお、保険契約者にはサポート契約の際に確認メール設問事項と認知症を発症した場合の対応について説明するようになっている。また送信した確認メール43が開封されたか開封通知をサーバ装置Aに通知するようになっている。そして1ヵ月以上未開封の場合にはサポート会社は保険契約者に電子メール以外の固定電話、携帯電話、スマートフォンなどの通信手段で確認するようになっている。
サポート会社は、図5(b)と図3のS33に記載のサーバ装置10の画面上に保険契約者の返信メール42を保存するメールフォルダ35を設けてそのメールフォルダに図4の(d)に示す識別符号50の末尾にメール(M601メール)と表示する。そして保険契約者が確認メール43に回答した返信メール42の答えが正しい場合はその返信メール42に表記された識別符号50とメールフォルダ35に表示された識別符号50を照合して識別符号50が一致した返信メール42をそのメールフォルダ35に保存するようになっている。そのため返信メールを管理しやすいようになっている。
サポート会社は、図3のS34と図6(a)に示す保険契約者専用の専用フォルダ30をサーバ装置10の画面上に設け図4の(a)に示すそのフォルダに識別符号50を表示する。
そしてサポート契約60の書類をスキャンしたファイル又はその電子契約書に図4の(f)に示す識別符号50の末尾に契約(M601契約)と表示して専用フォルダ30に保存する。
そしてサポート会社は、図3のS35に示すようにサーバ装置10の画面上に年度別フォルダ31を設け、そのフォルダに図4の(e)に示すように識別符号50の末尾にハイフォンを付して西暦年を表示する(2019年の場合:M601―2019)。
図5の(a)、(b)、(c)に示すように2019年のポリシーフォルダ34とメールフォルダ35のそれぞれのフォルダに表示された識別符号50と年度別フォルダ31に表示された識別符号50を照合してその識別符号50が一致した年度別フォルダ31にそのポリシーフォルダ34とメールフォルダ35を保存することによりその年度の添付ファイと返信メールが一か所に保存できるようになっている。
なおサポート会社は毎年、年の初めに年度別フォルダ31を作成して前年度の年度別フォルダ31に該当する西暦年のポリシーフォルダ34とメールフォルダ35をその年度別フォルダ31に保存するようになっている。
サポート会社は、図3のS36と図6の(a),(b)に示すようにポリシーフォルダ34とメールフォルダ35を保存した年度別フォルダ31(31(a)、31(b)、31(c))を専用フォルダ30(サポート契約60のファイルを保存した)に保存してサーバ装置10の記憶部13に格納することにより保険契約者の全てのファイルを一元管理できるように構成されている。
次に図8のS81に記載のようにサポート会社が保険契約者の3ヵ月毎に送信した確認メール43に対し保険契約者は図8のS82に記載のように1ヵ月以内に確認メール43に正しく回答してサーバ装置10に返信する。その回答が間違っていた場合には図8のS83に記載のようにサポート会社は、電子メール以外の保険契約者の固定電話、携帯電話、スマートフォンなどで保険契約者に連絡するようになっている。
サポート会社が保険契約者に固定電話、携帯電話、スマートフォンなどで連絡した結果、保険契約者に連絡が付いて健在であると確認が取れた場合には図8のS81に記載のようにサポート会社は保険契約者に3ヵ月毎に確認メール43を送信する。また、図8のS84に記載のように保険契約者に連絡が付かなかった場合には保険契約者の自宅に訪問して保険契約者の現況を確認するようになっている。
その確認した結果、保険契約者が健在であれば図8のS81に記載のようにサポート会社は保険契約者に3ヵ月毎に確認メール43を自動送信する。またその結果、保険契約者が健在でない場合には図8のS85に記載のように保険契約支援者である法定相続人又は第一の任意代理人の現況を電子メールや固定電話、携帯電話、スマートフォンなどの通信手段で確認する。
その結果更に、保険契約支援者が保険契約の支援ができない状態(死亡又は認知症や軽度認知障害)の場合は図8のS86に記載のようにサポート会社は、第二の任意代理人を決めてサーバ装置10の記憶部13に格納した図6(a)と(b)に示すように専用フォルダ30から少なくとも直近3年分の年度別フォルダ31(31(a)、31(b)、31(c))を取り出し更にポリシーフォルダ34を取り出しそのポリシーフォルダ34と保険契約者の現況を通知する通知文と保険契約の支援を依頼する依頼文とを第二の任意代理人の端末3にサーバ装置10からネットワークAを介して送信する。
保険契約支援者が健在であれば図8のS87に記載のようにサポート会社は、サーバ装置10の記憶部13に格納した図6の(a)、(b)に示す専用フォルダ30から少なくとも直近3年分の年度別フォルダ31(31(a)、31(b)、31(c))を取り出し更にポリシーフォルダ34を取り出しそのポリシーフォルダ34と保険契約者の現況を通知する通知文と保険契約の支援を依頼する依頼文とを法定相続人又は第一の任意代理人(保険契約支援者)の何れかの端末2にサーバ装置10からネットワークAを介して送信する。
第二の任意代理人は保険契約支援者が死亡や認知症となるリスクを考慮して保険契約を支援できるようにバックアップ要員として構成されている。また直近3年分のポリシーフォルダを送信することは保険金請求の時効が3年であることによる。なお、サポート会社が法定相続人又は第一の任意代理人或いは第二の任意代理人にポリシーフォルダを送信する際その容量を確認してから送信するようになっている。
以下、サポート会社が保険契約支援者に対して説明する事項を記載する。
(1)保険契約支援者又は第二の任意代理人はサポート会社から端末に送信されたポリシーフォルダの添付ファイルを面上に表示して保険金請求、異動、解約等を保険契約者の現況に適応する処理を行うがサポート会社は保険業法、弁護士法等に抵触しないアドバイスを行うことができるようになっている。そして保険契約者が認知症又は自身で日常生活が困難な場合は契約した保険の内容を確認して親族に引き継ぐようにする。
(2)生命保険、損害保険に対して契約した保険会社と相談しても不明な場合は業界団体である生命保険協会や日本損害保険協会の相談窓口に相談することができる。また保険金に関する問い合わせは金融ADRにする。
(3)生命保険には指定代理請求(特約)制度があるが保険会社と保険種目によってその詳細が多少異なる。一般に被保険者が受取人となる給付金等で被保険者が意思表示できなくなった時など特別な事情がある場合に指定した代理人(配偶者等)が被保険者に代わり請求できる制度があることをサポート会社は保険契約者に説明する。
(4)サポート会社は当該サポート契約において保険契約者に成年後見制度の説明をするようになっている。そして法定相続人に当該保険契約の支援を依頼する場合はその法定相続人に成年後見制度(任意後見)の説明をする。
(5)大規模な自然災害によって契約した保険の手掛かりを失った場合には契約照会ができる照会制度が損害保険、生命保険にある。いずれも災害救助法適用地域(又は金融庁国民保護計画に基づく対応要請地域)に該当する事と保険契約の手掛かりを失った場合で被災者本人または家族が日本損害保険協会(自然災害等損害保険契約照会制度)、生命保険協会(災害地域生保契約照会制度)に照会できる。
10 サーバ装置
11 メール送受信部
12 画面表示処理部
13 記憶部
A ネットワーク(インターネット)
1 保険契約者の端末
2 法定相続人の端末又は第一の任意代理人(保険契約支援者)の端末
3 第二の任意代理人の端末
30 専用フォルダ
31 年度別フォルダ
31(a)2017年の年度別フォルダ
31(b)2018年の年度別フォルダ
31(c)2019年の年度別フォルダ
34 ポリシーフォルダ
35 メールフォルダ
41 添付ファイル
42 返信メール
43 確認メール
50 識別符号
60 サポート契約





Claims (8)

  1. 保険契約者が死亡又は行方不明になった場合或いは認知症等によってその本人が契約した保険(以下、保険契約と記載する。)を管理できなくなった場合に支援する保険契約支援システムであって、
    前記保険契約支援システムにおいては、前記保険契約を支援する前記保険契約者の法定相続人又は前記保険契約の委任を付与する第一の任意代理人(以下、保険契約支援者と記載する。)のどちらかを前記保険契約者が決め、
    前記保険契約者の端末と、
    前記保険契約支援者の端末と、
    前記保険契約者をサポートするサポート会社のサーバ装置と、
    更に前記保険契約支援者が前記保険契約を支援できない場合に支援する第二の任意代理人の端末と、
    がネットワークを介して接続されており、
    前記サポート会社は、
    前記保険契約者をサポートするためのサポート契約を前記保険契約者と締結する契約締結手段と、
    前記保険契約者を識別する識別符号手段と、
    前記保険契約者が該保険契約者の端末からネットワークを介して前記サーバ装置に送信する前記保険契約の内容が分かる保険契約情報を保存するポリシーフォルダを前記サーバ装置の画面表示処理部の画面上(以下、画面上と記載する。)に設けるポリシーフォルダ手段と、
    前記保険契約者の現況を把握するための電子メールである確認メールを前記サーバ装置からネットワークを介して前記保険契約者の端末に送信する確認メール送信手段と、
    前記保険契約者が前記確認メールの設問に回答して返信する電子メール(以下、返信メールと記載する。)を前記サーバ装置に保存するメールフォルダを前記サーバ装置の画面上に設けるメールフォルダ手段と、
    前記保険契約者の情報を一元管理する専用フォルダを前記サーバ装置の画面上に設けて前記サーバ装置の記憶部に格納する専用フォルダ手段と、
    前記確認メールによって前記保険契約者の現況を把握できない場合に前記保険契約者の自宅に訪問して現況を確認する自宅訪問手段と、
    更に前記自宅訪問手段による結果と前記保険契約情報を、前記保険契約支援者又は第二の任意代理人のどちらかの端末に前記サーバ装置からネットワークを介して送信する結果通知手段と、
    を備えて構成されていることを特徴とする保険契約支援システム。
  2. 前記サポート契約において前記保険契約者は、
    前記サポート会社と前記サポート契約を締結し、
    前記保険契約支援者の氏名と連絡先を特定する情報を前記サポート会社に通知し、
    前記保険契約支援者が死亡又は認知症等により前記保険契約を支援できない場合には前記サポート会社が第二の任意代理人を決めることに同意し、
    前記識別符号手段において前記サポート会社は、前記保険契約者を識別するための識別符号を前記保険契約者に設定し、
    前記識別符号は、性別を示すアルファベットの頭文字と、
    前記保険契約者の生まれた年の西暦の末尾2桁の数字と、
    前記サポート契約の契約順の番号と、
    を順次表示し、
    前記保険契約者の性別、年齢が容易に分かるように構成されることを特徴とする請求項1に記載の保険契約支援方法。
  3. 前記保険契約情報は、前記保険契約者が契約した保険証券をデジタルカメラで撮影した画像ファイル又はそれをスキャンしたファイル或いはネットで契約した保険の契約情報をダウンロードしたファイルであって、
    前記保険契約者は、該保険契約者の端末で前記ファイルを電子メールの前記添付ファイルとし、
    該添付ファイルを特定するため前記添付ファイルに前記識別符号末尾にハイフンを付して前記サーバ装置に送信するごとに順次連番を表示し、
    前記添付ファイルを前記保険契約者の端末からネットワークを介して前記サーバ装置に送信し、
    前記ポリシーフォルダ手段において前記サポート会社は、前記サーバ装置の画面上に設けた前記ポリシーフォルダに前記識別符号末尾に「ポリシー」と追記して表示し、
    前記前記ポリシーフォルダに表示された前記識別符号と、前記添付ファイルに表示された前記識別符号を照合し、
    該識別符号が一致した前記ポリシーフォルダに前記添付ファイルを保存することを特徴とする請求項1又は2に記載の保険契約支援方法。
  4. 前記確認メール送信手段において前記確認メールは、前記サポート会社が前記保険契約者の認知機能の低下や障害を早期に把握するための設問事項を記載した電子メールであって、
    前記サポート会社は、前記確認メールに前記識別符号を表記し、
    前記サーバ装置がネットワークを介して前記確認メールを少なくとも3ヵ月毎に前記保険契約者の端末に自動送信し、
    前記保険契約者は、該保険契約者の端末から少なくとも一ヵ月以内に前記確認メールの設問に回答した前記返信メールをネットワーク介して前記サーバ装置に送信し、
    前記メールフォルダ手段において前記サポート会社は、前記サーバ装置の画面上に設けた前記メールフォルダに前記識別符号末尾に「メール」と追記して表示し、
    前記返信メールに表記された前記識別符号と前記メールフォルダに表示された前記識別符号を照合し、
    該識別符号が一致した前記返信メールを前記メールフォルダに保存することを特徴とする請求項1又は2に記載の保険契約支援方法。
  5. 前記サポート会社は、前記返信メールの回答が正しい場合には前記保険契約者が健在であると判断し、
    前記返信メールが前記サーバ装置に未着或いは、着信した前記返信メールの回答に間違いがある場合には前記保険契約者の現況を電子メール以外の通信手段で確認し、
    更に前記保険契約者の現況が確認できない場合には前記サポート会社は前記保険契約者の自宅に訪問して現況を確認し、
    前記保険契約者の現況が把握することを特徴とする請求事項1に記載の険契約支援方法。
  6. 前記専用フォルダ手段において前記サポート会社は、前記サーバ装置の画面上に設けた前記専用フォルダに前記識別符号を表示し、
    前記サポート契約に関する紙ベースの書類をスキャンしたファイル又は電子契約書のファイルに前記識別符号末尾に「契約」と表示し、
    それを前記専用フォルダに保存し、
    更に前記ポリシーフォルダと前記メールフォルダを保存する年度別フォルダをサーバ装置の画面上に設け、
    前記年度別フォルダに前記識別符号末尾にハイフォンを付してその年の西暦年を追記して表示し、
    前記年度別フォルダに該当する西暦年の前記ポリシーフォルダと前記メールフォルダに表示された前記識別符号と前記年度別フォルダに表示された前記識別符号を照合し、
    前記識別符号が一致した前記ポリシーフォルダと前記メールフォルダを前記年度別フォルダに保存し、
    更に前記年度別フォルダを前記専用フォルダに保存し、
    前記専用フォルダを前記サーバ装置の記憶部に格納し、
    前記保険契約者の情報を一元管理できるように構成したことを特徴とする請求項1又は2に記載の保険契約支援方法。
  7. 前記結果通知手段において前記サポート会社は、前記保険契約者の自宅に訪問し、
    前記保険契約者の現況を確認した結果、前記保険契約者が死亡又は行方不明或いは認知機能が低下した場合には、前記保険契約支援者が前記保険契約の支援が可能であるか、を電子メールや固定電話、携帯電話、スマートフォン等の通信手段で確認し、
    前記保険契約の支援可能であれば前記保険契約者の現況を通知する通知文と、
    前記保険契約を支援するように依頼する依頼文と、
    前記サーバ装置の記憶部に格納された前記専用フォルダから直近の3年分の前記年度別フォルダを取り出し、更に該年度別フォルダから取り出した前記ポリシーフォルダと、
    を前記サーバ装置からネットワークを介して前記保険契約支援者の何れかの端末に送信し、
    該保険契約支援者は、前記保険契約者の現況に応じて前記保険契約の支援をするように構成されていることを特徴とする請求項1又は6に記載の保険契約支援システム。
  8. 前記保険契約支援者が前記保険契約を支援できない場合には前記サポート会社は、前記第二の任意代理人を決め、
    前記サーバ装置から該第二の任意代理人の端末にネットワーク介して前記保険契約者の現況を通知する通知文と、
    前記保険契約を支援するように依頼する依頼文と、
    前記サーバ装置の記憶部に格納された前記専用フォルダから直近の最大3年分の前記年度別フォルダを取り出し、更に該年度別フォルダから取り出した前記ポリシーフォルダと、
    を送信し、
    前記第二の任意代理人は、前記保険契約者の現況に応じて前記保険契約の支援をするように構成されていることを特徴とする請求項1又は6に記載の保険契約支援システム。


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