JP2017027173A - 死亡判定方法、システム及びプログラム並びにこれを用いたメッセージ提供システム - Google Patents

死亡判定方法、システム及びプログラム並びにこれを用いたメッセージ提供システム Download PDF

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Abstract

【課題】死亡判定の精度を従来よりも向上した死亡判定方法、システム及びプログラム並びにこれを用いたメッセージ提供システムを提供する。
【解決手段】以下の異常判定ステップと死亡確認ステップとを実行する。異常判定ステップでは、2以上の異なる種類のハートビートから出力されるユーザの行動の有無を示す各アライブ信号の状態をそれぞれ記憶し、これら複数のアライブ信号の状態がユーザの行動なしを示したことを条件としてプロセッサがユーザの死亡を推定するS1〜S10。死亡確認ステップでは、その後、予め登録されたバディーからユーザの死亡の確認結果を取得して記憶し、プロセッサがこの確認結果に基づいてユーザの死亡を断定する。
【選択図】図6

Description

本発明は、コンピュータ処理による死亡判定システム等に関する。
特許文献1には、ユーザが死亡等不測の事態に陥った際に、当該ユーザに代わりメッセージを送信可能にする情報送信装置が開示されている。死亡等の安否確認の具体例としては、(1)携帯端末の物理的な動きが例えば1日無い場合に死亡等の不測の事態が生じた可能性があると判断すること、(2)ユーザ端末の電池切れの状態が例えば1日続いた場合に死亡等の不測の事態が生じた可能性があると判断すること、(3)ユーザに求めた操作が例えば1日行われない場合に死亡等の不測の事態が生じた可能性があると判断すること、が記載されている(段落0037−0041)。また、メッセージの送信は、幹事がユーザの不測の事態を確認した上で行われるようになっている(段落0043,0044)。
しかし、(1)や(3)の場合、端末を家に置き忘れたまま泊まり掛けで出掛けてしまうと、誤って死亡等の不測の事態が生じた可能性があると判定されてしまうおそれがある。また、(2)の場合、端末が充電器に繋がれていると、ユーザが死亡したとしても死亡等が生じた可能性があるとは判定されない。さらに(2)の場合、端末を充電器に繋がずに家に置き忘れ泊まり掛けで出掛けてしまうと、誤って死亡等の不測の事態が生じた可能性があると判定されてしまうおそれがある。
よって、特許文献1のように、1種類の事象に基づく安否確認では、安否の判定精度に改善の余地がある。
特開2015−28692号公報
本発明は、かかる従来例の有する不都合を改善し、特に、死亡判定の精度を従来よりも向上する死亡判定システム等を提供することを課題とする。
この課題を解決するため、本発明は、以下の異常判定ステップと死亡確認ステップとを実行する。異常判定ステップでは、2以上の異なる種類のハートビートから出力されるユーザの行動の有無を示す各アライブ信号の状態をそれぞれ記憶し、これら複数のアライブ信号の状態がユーザの行動なしを示したことを条件としてプロセッサがユーザの死亡を推定する。死亡確認ステップでは、 その後、予め登録されたバディーからユーザの死亡の確認結果を取得して記憶し、プロセッサがこの確認結果に基づいてユーザの死亡を断定する。
本発明によれば、2以上の異なる種類のハートビートから出力されるアライブ信号の状態に基づいてユーザの死亡を推定するので、死亡判定の精度を従来よりも向上した死亡判定システム等を提供することができる。
図1は、本発明の実施形態であるメッセージ提供システムのブロック図。 図2は、図1の検査情報記憶部に格納される検査情報の構造図。 図3は、図1の異常判定部が実行する異常判定処理の一例を示す流れ図。 図4は、図1の異常判定部が実行する異常判定処理の流れ図。 図5は、図1のバディー情報記憶部に格納されるバディー情報の構造図。 図6は、図1のメッセージ保管部に格納されるメッセージ情報の構造図。
以下、本発明の一実施形態を説明する。図1は、本発明の死亡判定システム(死亡判定部)100を含むメッセージ提供システム(以下「本システム」という)のブロック構成図である。死亡判定部100は、複数のハートビートから個別のアライブ信号を取得し、2以上のアライブ信号の状態に基づいて本システムのユーザに生じた異常を検知するようになっている。以下、単に「ユーザ」と書く場合は「本システムのユーザ」を指すものとする。情報処理部200は、死亡判定部100からユーザ死亡の通知を受けて所定の情報処理を実行する。本実施形態において、情報処理部200は、死亡判定部100からユーザ死亡の通知を受けるとユーザが生前に用意したメッセージをメッセージ受信者に宛てて送信する。これにより例えば、ユーザは、メッセージ受信者に対し、最後のお礼、最後のありがとう、を伝えることができる。
死亡判定部100及び情報処理部200の動作は、プロセッサがプログラムを実行することにより実現される。プロセッサは、記憶装置から情報を読み出して所定の処理を行う。また、プロセッサは、処理した情報を記憶装置に格納する。本システムによる情報の取得は、入力装置又はネットワーク通信装置を介して行われる。本システムからの情報の出力は、出力装置又はネットワーク通信装置を介して行われる。プロセッサは1つに限らず、ネットワーク上の複数のプロセッサが協働することにより本システムの動作が実現されてもよい。
死亡判定部100において、アライブ信号取得部1は、複数のハートビートから個別のアライブ信号を取得する。ハートビートとは、ユーザの行動(反応)の有無を表すアライブ信号を出力可能な手段をいう。アライブ信号とは、ハートビートから出力されるユーザの行動の有無を表す信号をいう。本システムは複数のユーザに利用されることを予定しており、取得したアライブ信号が、どのユーザのどのハートビートからのアライブ信号であるかを区別するために、取得するアライブ信号にはユーザ識別子及びハートビートの種類を示す識別子(ハートビート識別子)が関連付けられている。
ハートビートの種類は以下のように種々考えられる。以下のハートビートは例示であり、これらに限られない。
(1)メールハートビート
メール送信システムが、一定の間隔又は設定された間隔により、予め登録されたメールアドレス宛に電子メールを送信する。この電子メールの本文には、ハートビートURLが記載されている。この電子メールを端末に受信したユーザが、ハートビートURLにアクセスすると、アクセス先のアライブ信号送出システムからユーザ識別子及びハートビート識別子を関連付けたアライブ信号が送出される。アライブ信号取得部1は、このアライブ信号を取得する。
(2)端末ハートビート
ユーザのパソコンや携帯端末にインストールされた専用アプリ(アプリケーションプログラム)が、当該パソコンや携帯端末の手動による電源のオン/オフ又はアプリの操作状況を監視する。電源のオン/オフを検知した専用アプリは、ユーザ識別子及びハートビート識別子を関連付けたアライブ信号を送出する。アライブ信号取得部1は、このアライブ信号を取得する。
(3)SNSハートビート
監視システム(SNSハートビート)は、SNSサイトの投稿の更新状況(ユーザによる更新)を監視し、当該更新状況を示すアライブ信号にユーザ識別子及びハートビート識別子を付加して送出する。アライブ信号取得部1は、このアライブ信号を取得する。SNSサイトにおけるユーザの識別子と、本システムにおけるユーザの識別子とが異なる場合、両者のユーザ識別子を予め関連付けて記憶しておくことにより、SNSサイトのユーザ識別子に基づいて本システムのユーザ識別子を認識することができる。
(4)ポータルサイトハートビート
情報ポータルサイトは、情報ポータルサイトへのユーザのアクセスを監視し、適時に、そのユーザの最近のアクセスの有無の情報をユーザ識別子及びハートビート識別子に関連付けてアライブ信号として送出する。アライブ信号取得部1は、このアライブ信号を取得する。情報ポータルサイトにおけるユーザの識別子と、本システムにおけるユーザの識別子とが異なる場合、両者のユーザ識別子を予め関連付けて記憶しておくことで、情報ポータルサイトのユーザ識別子に基づいて本システムのユーザ識別子を認識することができる。
(5)携帯電話ハートビート
携帯電話キャリアシステムは、ユーザによる携帯電話の発着信を監視し、適時に、ユーザの最近の発着信の有無の情報をユーザ識別子及びハートビート識別子に関連付けてアライブ信号として送出する。アライブ信号取得部1は、このアライブ信号を取得する。携帯電話キャリアにおけるユーザの識別子と、本システムにおけるユーザの識別子とが異なる場合、両者のユーザ識別子を予め関連付けて記憶しておくことで、携帯電話キャリアのユーザ識別子に基づいて本システムのユーザ識別子を認識することができる。
(6)見守り機能付き家電製品ハートビート
ユーザが使用する見守り機能付き家電製品は、ユーザによる家電製品の使用の有無を表す情報を見守りセンターに送信する。見守りセンターは、ユーザによる家電製品の使用の有無を監視し、適時に、ユーザの最近の家電情報の使用の有無の情報をユーザ識別子及びハートビート識別子に関連付けてアライブ信号として送出する。アライブ信号は、本システム宛ての電子メールにより送信されてもよい。アライブ信号取得部1は、このアライブ信号を取得する。見守りセンターにおけるユーザの識別子と、本システムにおけるユーザの識別子とが異なる場合、両者のユーザ識別子を予め関連付けて記憶しておくことで、見守りセンターのユーザ識別子に基づいて本システムのユーザ識別子を認識することができる。本システムは、見守りセンターから受信したアライブ信号を含む電子メールを予め設定された転送先電子メールアドレス(ユーザの家族宛て等)に転送する機能を備えていてもよい。
(7)見守り機能付き公共メータハートビート
ユーザ宅に設置された見守り機能付きスマートメータは、ユーザによる電気、ガス又は水道の使用の有無を表す情報を見守りセンターに送信する。見守りセンターは、ユーザによる電気、ガス又は水道の使用の有無を監視し、適時に、そのユーザの最近の電気、ガス又は水道の使用の有無の情報にユーザ識別子及びハートビート識別子を関連付けてアライブ信号として送出する。アライブ信号は、本システム宛ての電子メールにより送信されてもよい。アライブ信号取得部1は、このアライブ信号を取得する。見守りセンターにおけるユーザの識別子と、本システムにおけるユーザの識別子とが異なる場合、両者のユーザ識別子を予め関連付けて記憶しておくことで、見守りセンターのユーザ識別子に基づいて本システムのユーザ識別子を認識することができる。本システムは、見守りセンターから受信したアライブ信号を含む電子メールを予め設定された転送先電子メールアドレス(ユーザの家族宛て等)に転送する機能を備えていてもよい。
(8)郵便物等受取確認ハートビート
本システムの運営者は、ユーザに対し、定期的に送付物を発送する。発送は郵便等の配達業者により行われる。配達業者としては、郵便局又は宅配運送業者が考えられる。配達業者は、送付物をユーザに手渡すものとし、この配達結果(配達済又は不在)を本システムの運営者に通知する。この通知を受けたオペレータは、ユーザ識別子及びハートビート識別子を関連付けた配達結果を入力装置を介して本システムに入力する。アライブ信号取得部1は、入力された配達結果をアライブ信号として取得する。ここで、アライブ信号取得部1は、送付物の追跡システムが送信した配達結果をアライブ信号として取得してもよい。この場合、送付物の問い合わせ番号とユーザ識別子及びハートビート識別子とを予め関連付けて記憶しておくことにより、問い合わせ番号に基づいて本システムのユーザ識別子及びハートビート識別子を特定することができる。
(9)専任担当者見守りハートビート
ユーザと取り引きのある事業者(保険会社等)の担当者が、ユーザに電話で安否確認を行う。電話が繋がらない場合、状況によりユーザの自宅に担当者が訪問して安否確認を行う。ユーザ識別子及びハートビート識別子を関連付けた安否確認の結果は、入力装置又はネットワーク通信装置を介して本システムに入力される。アライブ信号取得部1は、入力された安否確認の結果情報をアライブ信号として取得する。同様に安否確認に協力可能な事業者としては、ユーザ宅に日々商品を配達している食材宅配業者、飲料配達業者、新聞配達業者等が考えられる。
(10)その他のハートビート
アライブ信号取得部1は、ユーザによる交通系ICカードの利用の有無を表す情報にユーザ識別子及びハートビート識別子を関連付けた情報をアライブ信号として取得してもよい。また、アライブ信号取得部1は、カーナビゲーションシステム等の車載装置から、ユーザによる車両の使用の有無を表す情報にユーザ識別子及びハートビート識別子を関連付けたアライブ信号を取得してもよい。
異常判定部2は、検査情報記憶部3に記憶された検査情報に基づき、ユーザの死亡の可能性を判定する。検査情報記憶部3は、図2に示す検査情報を記憶する。
検査情報には、ユーザ識別子と、ハートビートの種類と、アライブ信号の検査フラグと、アライブ信号の検査スケジュールと、アライブ信号の取得結果との関連付けが含まれる。
「ユーザ識別子」は、本システムを利用するユーザごとに固有の識別子である。「ハートビートの種類」には、上述した種々のハートビートを区別するハートビート識別子が設定される。以下のパラメータは、「ユーザ識別子」と「ハートビート識別子」との組み合わせごとに設定される。「検査フラグ」は、「主」、「従」又は「不使用」のいずれかに設定される。「主」の場合、そのハートビートのアライブ信号を常時検査する。「従」の場合、「主」のハートビートのアライブ信号に異常を検知した場合に、「従」のハートビートのアライブ信号を検査する。本実施形態において、アライブ信号の「異常」とは、ユーザの行動(反応)なしを表すアライブ信号が一定期間を超えて継続した場合をいう。「不使用」の場合、そのハートビートのアライブ信号を検査しない。各ユーザは、複数のハートビートを「従」に設定できるようになっている。この場合、「従」の各検査フラグには、アライブ信号の検査優先度が付加される。「主」のハートビートのアライブ信号に異常を検知した場合、「従」のハートビートのアライブ信号を検査優先度が高いものから順に検査するようになっている。死亡判定部100は、ネットワーク通信装置を介してユーザから受け付けた設定を検査フラグに反映する。「検査スケジュール」には、そのハートビートのアライブ信号を検査する周期が規定される。「取得結果」には、そのハートビートから取得したアライブ信号がユーザの行動ありを示しているか、ユーザの行動なしを示しているかが記録/更新される。
また、検査情報には、ユーザ識別子と、異常フラグとの関連付けが含まれる。「異常フラグ」は、ユーザ識別子に対応するユーザについてアライブ信号の状態が異常であるか否かを示す。
ここで、異常判定部2による判定処理の一例を図3に示す。図3は特定のユーザについての処理の流れを示しており、実際には、ユーザごとに同様の処理が個別に実行される。アライブ信号取得部1は、複数のハートビートからの各アライブ信号を随時取得し、取得したアライブ信号に関連付けられたユーザ識別子及びハートビート識別子に対応する検査情報のレコードに、当該アライブ信号の取得結果としてユーザの反応あり又は反応なしを記録更新する。
図3において、異常判定部2は先ず、「主」のハートビートのアライブ信号の取得結果を1週間ごとの通常周期で検査する。通常周期はハートビートごとに検査情報の検査スケジュールに規定され、異常判定部2は、この検査スケジュールを参照し、通常周期による検査を実行する。この結果、アライブ信号の取得結果がユーザの行動(反応)なしを示した場合、異常判定部2は、検査周期を短縮して以降の検査を実行する。検査周期を短縮してゆくスケジュールは、検査スケジュールに規定されている。図3の例では、ユーザの行動なしが続く間、検査周期を3日間、2日間、24時間、12時間、6時間、1時間と、逐次短縮してゆく。異常判定部2は、検査スケジュールに規定されている最短周期による検査でもユーザの行動なしを検知した場合、そのユーザの異常フラグを異常を示す状態にセットする。
異常フラグが異常を示す状態にセットされると、その後、異常判定部2は、そのユーザの「従」のハートビートのアライブ信号の取得結果を検査優先度が高いハートビートから順に検査する。図3の例では、A〜Dの4種類が「従」のハートビートに設定されており、検査優先度はAが一番高く、次にB、次にC、そしてDが一番低い優先度になっている。異常判定部2は、検査情報の検査フラグを参照することにより、4つの「従」のハートビートとそれらの検査優先度を認識する。そして、ハートビートA,B,C,Dのアライブ信号の取得結果を検査優先度に従って順に検査し、いずれもユーザの行動(反応)なしである場合は、後述するバディーへの確認を実行する。一方、いずれかのアライブ信号の取得結果にユーザの行動(反応)ありを検知した場合、異常フラグをリセットし、通常周期により「主」のハートビートのアライブ信号の取得結果を検査する段階に復帰する。
以上は例示であるが、普遍的なフローチャートを示せば図4のとおりである。この処理がユーザごとに個別に実行される。異常判定部2は、まず「主」のハートビートのアライブ信号を通常周期で検査する(S1)。通常周期は当該ハートビートの検査スケジュールに規定されており、異常判定部2は、この検査スケジュールを参照することにより検査の通常周期を認識する。この結果、アライブ信号の取得結果がユーザの行動ありを示している場合、異常判定部2は、S1の処理に戻る(S2)。一方、アライブ信号の取得結果がユーザの行動なしを示している場合、異常判定部2は、当該アライブ信号の検査スケジュールに従い、検査の周期を短縮する(S3)。これにより、検査の周期が検査スケジュールを外れる場合(又は短縮した周期による検査が一定回数を超える場合)、異常判定部2は、異常フラグを異常を示す状態にセットし、S8の処理に進む(S4)。一方、検査の周期が検査スケジュールを外れない場合(又は短縮した周期による検査が一定回数を超えない場合)、短縮された周期により「主」のアライブ信号の取得結果を検査する(S5)。取得結果が、ユーザの行動なしを示す場合、S3の処理に戻って更に検査周期を短縮する(S6)。一方、取得結果がユーザの行動ありを示す場合、異常判定部2は、検査スケジュールを参照して検査周期を通常周期に復帰し(S7)、S1の処理に戻る。
S4の異常判定で異常を認定しS8の処理へ進んだ場合、異常判定部2は、複数の「従」のハートビートについてアライブ信号の取得結果を検査優先度に従って順に検査する(S8は「従」のハートビートの1つに対する処理を示す)。この結果、取得結果がユーザの行動ありを示す場合、異常判定部2は、S7の処理に移行し、異常フラグをリセットし、「主」のハートビートの検査周期を通常周期に復帰させ、S1の処理に戻る(S9)。一方、S8の検査の結果、取得結果がユーザの行動なしを示す場合、異常判定部2は、すべての「従」のハートビートについてアライブ信号の検査を終えた場合にはユーザの死亡を推定し、後述するバディーへの確認処理へ移行する(S10)。一方、まだ検査していない「従」のハートビートが残っている場合、異常判定部2は、死亡の推定を保留し、S8の処理に戻って、次に検査優先度が高い「従」のアライブ信号を検査する(S10)。
次に、ユーザが死亡した可能性がある場合(ユーザの死亡を推定した場合)における、バディーによる死亡確認について説明する。図1に戻り、異常判定部2は、ユーザの死亡を推定した場合、死亡確認部4に対し、当該ユーザの識別子を付加したバディーへの死亡確認依頼を通知する。「バディー」とは、ユーザの死亡を確認する者としてバディー情報記憶部5に登録された者をいう。バディー情報記憶部5には、図5に示すバディー情報が記憶されている。バディー情報は、ユーザ識別子と、複数のバディー識別子と、各バディーによる死亡確認結果との関連付けを含む。また、バディー情報は、バディー識別子と、当該バディーの氏名及び連絡先との関連付けを含む。バディー識別子は、バディーごとに固有の識別子である。バディー連絡先は、バディーの住所、電話番号、FAX番号又は電子メールアドレス等である。
死亡確認部4は、異常判定部2からユーザ識別子が付加されたバディーへの確認依頼通知を受けると、当該ユーザ識別子に関連付けられた複数のバディー識別子をバディー情報から取得すると共に、各バディー識別子に関連付けられたバディーの氏名及び連絡先を取得し、ユーザ識別子とバディーの氏名及び連絡先とを関連付けてバディー通知部6に渡す。また、死亡確認部4は、各バディー識別子に関連付けられた死亡確認結果をリセットする。バディー通知部6は、ユーザ識別子に対応するユーザの氏名等の個人情報をユーザ情報記憶部8から取得する。ユーザ情報記憶部8には、各ユーザの氏名等の個人情報や本システムへのログイン情報等が予め登録されている。バディー連絡先が住所である場合、バディー通知部6は、当該住所とバディーの氏名と死亡確認をすべきユーザの個人情報を含む死亡確認依頼文書とを出力装置から印刷し、この文書を取得したオペレータが死亡確認依頼文書をバディー宛てに郵送する。また、バディー連絡先が電話番号である場合、バディー通知部6は、当該電話番号とバディーの氏名と死亡確認をすべきユーザの個人情報とを出力装置に表示又は印刷し、これらの情報を取得したオペレータが電話でバディーに死亡確認を依頼する。また、バディー連絡先がFAX番号である場合、バディー通知部6は、死亡確認をすべきユーザの個人情報を含む死亡確認依頼文書をFAX番号宛てに送信する。また、バディー連絡先が電子メールアドレスの場合、バディー通知部6は、死亡確認をすべきユーザの個人情報を含む死亡確認依頼文書を電子メールの本文又は添付ファイルとし、電子メールアドレス宛に送信する。死亡確認依頼は、ユーザ識別子に関連付けられた2人以上のバディーに対して行われる。
バディー確認取得部7は、死亡確認依頼文書を受け取ったバディーから死亡確認の結果を取得する。確認結果がオペレータ宛てに届いた場合、オペレータはバディーによる死亡確認の結果を送信元のバディーの識別子とユーザ識別子とに関連付けて入力装置からバディー確認取得部7に入力する。また、確認結果が電子メールやWebフォーム等により端末から電子情報で届いた場合、バディー確認取得部7は、当該電子情報から送信元のバディーの識別子とユーザ識別子と死亡確認の結果との関連付けを取得する。そして、バディー確認取得部7は、バディー識別子とユーザ識別子と死亡確認結果との関連付けを死亡確認部4に渡す。
死亡確認部4は、バディー確認取得部7から渡されたユーザ識別子に対応するバディー情報のレコードに、バディー識別子に対応するバディーによる死亡確認の結果を登録する。死亡確認部4は、当該死亡確認の結果がユーザの生存を示している場合、ユーザの生存を異常判定部2に通知する。ユーザの生存の通知を受けた異常判定部2は、そのユーザの識別子に関連付けられた異常フラグをリセットし、当該ユーザの「主」のハートビートの検査周期を通常周期に復帰させ、図4のS1の処理に戻る。
一方、死亡確認部4は、ユーザ識別子に関連付けられた各バディー識別子のすべてについて死亡確認結果を登録し、そのすべての死亡確認結果がユーザの死亡を示している場合、ユーザが死亡したものと判定し、情報処理部200に対しユーザの死亡通知とそのユーザの識別子とを通知する。
死亡判定部100からユーザの死亡通知を受けた情報処理部200は、所定の情報処理を実行する。本実施形態では、ユーザが生前に用意したメッセージをユーザが登録した宛先に送付するための処理を実行する。
情報処理部200は、メッセージ受付部9、メッセージ保管部10及びメッセージ出力部11を備えている。メッセージ受付部9は、ユーザのメッセージと、そのメッセージの1乃至複数の宛先情報との関連付けを取得する。これらの情報は、オペレータにより入力装置から入力されてもよいし、ネットワーク通信装置を介してユーザの端末から受信してもよい。メッセージ受付部9は、取得したユーザ識別子と、メッセージデータと、宛先情報との関連付けをメッセージ保管部10に格納する。これにより、図6に示すメッセージ情報がメッセージ保管部10に格納される。メッセージデータの種類は、デジタルテキストデータ、デジタルムービーデータ又はデジタル音声データのように種々考えられる。また、メッセージは紙媒体の手紙(書簡)でもよい。宛先情報は、住所、氏名、FAX番号又は電子メールアドレス等である。ユーザのメッセージが書簡で用意されている場合、書簡の保管場所を示すコードをメッセージデータに代えてメッセージ情報に格納してもよい。
メッセージ出力部11は、死亡判定部100からユーザの死亡通知及びそのユーザの識別子を取得すると、当該ユーザ識別子に関連付けられたメッセージデータと宛先情報とをメッセージ保管庫から読み出す。メッセージ出力部11は、読み出した宛先情報が住所及び氏名の場合、メッセージと宛先の住所及び氏名を表示する文書を出力装置から印刷させる。この文書を取得したオペレータは、当該文書を宛先に発送する。また、メッセージ出力部11は、宛先情報がFAX番号の場合、メッセージを表示する画像データを宛先のFAX番号に宛てて送信する。また、メッセージ出力部11は、宛先情報が電子メールアドレスの場合、メッセージデータを電子メールの本文として、又は電子メールの添付ファイルとして、宛先の電子メールアドレスに宛てて送信する。また、メッセージ出力部11は、メッセージデータに代えて書簡、封筒又は葉書等のオフライン媒体の保管場所のコードが記録されている場合、当該保管場所のコードを出力装置に表示又は印刷させる。この場合、宛先情報が関連付けられていなくてもよい。出力装置の表示又は印刷出力により保管場所のコードを確認したオペレータは、当該保管場所からオフライン媒体を取得し、発送する。メッセージデータの宛先が複数登録されている場合、メッセージ出力部11は、各宛先ごとに以上の処理を実行する。
これにより、ユーザは、自身が死亡した場合に、生前に用意しておいた最後のお礼や最後のありがとう、といったメッセージを1乃至複数の宛先に伝えることができる。
特に、本実施形態によれば、複数種類のハートビートの状態に基づいてユーザの死亡を推定するので、従来よりも推定精度を向上することができる。更に、複数名のバディーに死亡確認を依頼してユーザの死亡又は生存を判断するので、1名のバディーに確認したが結果が届かない、といった不都合を改善することができる。
本発明は、以上の実施形態に限定されない。死亡判定部100による死亡判定の結果を受けて情報処理部200が実行する情報処理の内容には種々考えられる。例えば、情報処理部200は、ユーザごとに生死情報をデータベースに管理し、遺言書などを作成、保管している士業等の企業からユーザの生死照会を受けて、当該ユーザの生死情報を提供するサービスを実行してもよい。また、情報処理部200は、ユーザごとに生死情報をデータベースに管理し、この生死情報に基づいて企業の顧客データから死亡した顧客のデータを削除する企業顧客データのクレンジングサービスを実行してもよい。また、情報処理部200は、ユーザの死亡が判定された場合、ユーザのプロフィールをWebサーバに一定期間公開するサービスを実行してもよい。また、情報処理部200は、ユーザの死亡が判定された場合、ユーザが生前に契約した葬儀社や保険会社等の種々の関連業者に対しユーザ死亡の一報を通知するサービスを実行してもよい。また、情報処理部200は、ユーザの死亡が判定された場合、ユーザがインターネット上に残したデジタルデータの削除をサーバ運営業者に依頼するサービスを実行してもよい。また、情報処理部200は、ユーザの死亡が判定された場合、ユーザが生前に登録した送付先に宛てて、贈り物の贈答を手配するサービスを実行してもよい。
上記実施形態において、バディー連絡先は、複数のユーザから更新されることが考えられる。この場合、連絡先の種類ごとに最新の連絡先をバディー連絡先として保持することが好ましい。
上記実施形態において、アライブ信号の検査周期、検査スケジュールは、ハートビートの種類に応じて異なっていてもよい。また、ユーザの年齢に応じて検査周期、検査スケジュールの設定が制限されていてもよい。
1 アライブ信号取得部
2 異常判定部
3 検査情報記憶部
4 死亡確認部
5 バディー情報記憶部
6 バディー通知部
7 バディー確認取得部
8 ユーザ情報記憶部
9 メッセージ受付部
10 メッセージ保管部
11 メッセージ出力部
100 死亡判定部(死亡判定システム)
200 情報処理部

Claims (7)

  1. 2以上の異なる種類のハートビートから出力されるユーザの行動の有無を示す各アライブ信号の状態をそれぞれ記憶し、これら複数のアライブ信号の状態が前記ユーザの行動なしを示したことを条件としてプロセッサが前記ユーザの死亡を推定する異常判定ステップと、
    その後、予め登録されたバディーから前記ユーザの死亡の確認結果を取得して記憶し、プロセッサがこの確認結果に基づいて前記ユーザの死亡を断定する死亡確認ステップと、を含む死亡判定方法。
  2. 前記死亡確認ステップでは、予め登録された2以上のバディーから前記ユーザの死亡の確認結果をそれぞれ取得して記憶し、これらすべての確認結果がユーザの死亡を示す場合にプロセッサが前記ユーザの死亡を断定する、請求項1に記載の死亡判定方法。
  3. 前記異常判定ステップでは、主のハートビートから出力されるアライブ信号を繰り返し検査しても前記ユーザの行動がないことをプロセッサが確認し、その後、従のハートビートから出力されるアライブ信号を検査しても前記ユーザの行動がないことをプロセッサが確認することにより、前記ユーザの死亡を推定する、請求項1に記載の死亡判定方法。
  4. 2以上の異なる種類のハートビートから出力されるユーザの行動の有無を示す各アライブ信号の状態をそれぞれ記憶し、これら複数のアライブ信号の状態が前記ユーザの行動なしを示したことを条件として前記ユーザの死亡を推定する異常判定部と、
    その後、予め登録されたバディーから前記ユーザの死亡の確認結果を取得して記憶し、この確認結果に基づいて前記ユーザの死亡を断定する死亡確認部と、を備えた死亡判定システム。
  5. 請求項4に記載の死亡判定システムと、前記ユーザが生前に用意したメッセージ及びその宛先を保管するメッセージ保管部と、前記死亡判定システムが前記ユーザの死亡を断定すると前記メッセージ保管部から当該ユーザが用意していた前記メッセージ及びその宛先を読み出し当該メッセージを当該宛先に送るための処理を実行するメッセージ出力部と、を備えたメッセージ提供システム。
  6. 請求項5に記載のメッセージ提供システムにおいて、さらに、
    前記メッセージ保管部は、前記ユーザが生前に用意したメッセージを記録したオフライン媒体の保管場所を示すコードを記憶し、
    前記メッセージ出力部は、前記死亡判定システムが前記ユーザの死亡を断定すると前記メッセージ保管部から当該ユーザが用意していた前記オフライン媒体の保管場所を示すコードを読み出し当該コードを出力装置に出力させることにより、前記オフライン媒体の発送を支援する、メッセージ提供システム。
  7. 2以上の異なる種類のハートビートから出力されるユーザの行動の有無を示す各アライブ信号の状態をそれぞれ記憶し、これら複数のアライブ信号の状態が前記ユーザの行動なしを示したことを条件として前記ユーザの死亡を推定する異常判定処理と、
    その後、予め登録されたバディーから前記ユーザの死亡の確認結果を取得して記憶し、この確認結果に基づいて前記ユーザの死亡を断定する死亡確認処理と、をプロセッサに実行させる死亡判定プログラム。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021064165A (ja) * 2019-10-15 2021-04-22 省二 柳川 保険契約支援システム及び保険契約支援方法。
JP2022160892A (ja) * 2021-04-07 2022-10-20 健太朗 児玉 引継ぎシステム、情報処理装置、及びプログラム

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