JP2021061338A - 部品装着機 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品供給装置が実施する部品保持具のセットアップ処理の実施時期を合理化して、生産効率を従来よりも向上した部品装着機を提供する。【解決手段】部品装着機は、基板搬送装置と、部品供給装置と、部品移載装置と、制御装置とを備え、制御装置は、作業開始の指示を受け付けると、基板搬送装置、部品供給装置、および部品移載装置の動作制御を開始するとともに、作業開始の指示を受け付けた後の時間帯であって、部品供給装置において部品の供給を要する動作時間帯に、セットアップ処理を実施済みの部品保持具を部品供給位置に引き出して部品を供給するように制御し、作業開始の指示を受け付けた後の時間帯であって、部品供給装置において部品の供給を要しない待機時間帯に、部品保持具を部品供給位置に引き出して使用開始前のセットアップ処理を実施するように制御する。【選択図】図5

Description

本明細書は、部品保持具のセットアップ処理を実施する部品供給装置を備えた部品装着機に関する。
回路パターンが形成された基板に対基板作業を実施して、基板製品を量産する技術が普及している。対基板作業として部品の装着作業を実施する部品装着機は、一般的に、部品保持具を使用して部品を供給する部品供給装置を備える。部品供給装置には、部品保持具の使用開始前にセットアップ処理を実施するタイプが有り、例えば、半導体ウエハを切断して製造した部品を供給する装置が該当する。セットアップ処理を実施する部品供給装置に関する一技術例が特許文献1に開示されている。
特許文献1の部品管理システムは、複数の部品保持具(部品プレート)の各々に付された識別手段と、マガジン内のスロットから引き出される部品保持具の識別手段を読み取る読取手段と、読み取った識別手段の情報により部品保持具の正誤を判定する判定手段と、を有する。この部品管理システムは、稼働開始の時にマガジン内の全ての部品保持具の正誤を判定するセットアップ処理を実施する。さらに、部品管理システムは、例えばマガジンに設けられた開閉扉の開閉を条件として、稼働開始後にもセットアップ処理を実施する。これによれば、部品保持具を引き出すたびに正誤を判定する必要がなくなり、判定処理時間を短縮できる、とされている。
特開2016−139712号公報
ところで、特許文献1の技術例では、マガジン内の全ての部品保持具について順番に引き出し操作および返却操作を行い、全ての部品保持具が正しいことを確認してから、部品の装着作業を開始する。これによれば、装着作業を開始した後に部品保持具の誤りが見つかって装着作業を中断する事態を回避することができる。しかしながら、この技術では、装着作業の開始が遅くなるので、遅くなった分だけ生産効率が低下する。この問題点は、半導体ウエハから製造したウエハ部品を供給する部品供給装置に限定されず、部品保持具にトレイを用いるタイプの部品供給装置でも発生し得る。
本明細書では、部品供給装置が実施する部品保持具のセットアップ処理の実施時期を合理化して、生産効率を従来よりも向上した部品装着機を提供することを解決すべき課題とする。
本明細書は、基板を搬入し、位置決めし、搬出する基板搬送装置と、部品をそれぞれ保持する複数の部品保持具をマガジンに収納し、いずれかの前記部品保持具を選択的に部品供給位置に引き出して前記部品を供給する部品供給装置と、部品装着具を用いて前記部品供給位置で前記部品を採取し、位置決めされた前記基板に前記部品を装着する部品移載装置と、前記基板搬送装置、前記部品供給装置、および前記部品移載装置の動作を制御する制御装置と、を備え、前記制御装置は、作業開始の指示を受け付けると、前記基板搬送装置、前記部品供給装置、および前記部品移載装置の動作制御を開始するとともに、前記作業開始の指示を受け付けた後の時間帯であって、前記部品供給装置において前記部品の供給を要する動作時間帯に、セットアップ処理を実施済みの前記部品保持具を前記部品供給位置に引き出して前記部品を供給するように制御し、前記作業開始の指示を受け付けた後の時間帯であって、前記部品供給装置において前記部品の供給を要しない待機時間帯に、前記部品保持具を前記部品供給位置に引き出して使用開始前の前記セットアップ処理を実施するように制御する、部品装着機を開示する。
本明細書で開示する部品装着機において、制御装置は、作業開始の指示にしたがい基板搬送装置、部品供給装置、および部品移載装置の動作制御を開始して装着作業を進め、部品供給装置の動作時間帯に部品を供給するように制御し、部品供給装置の待機時間帯に部品保持具のセットアップ処理を実施するように制御する。これによれば、複数の部品保持具のうち必要最小数のセットアップ処理は装着作業の開始前に実施されるが、残りのセットアップ処理は、装着作業の合間に発生する待機時間帯に実施される。したがって、装着作業の開始の遅れが抑制されるとともに、セットアップ処理の実施に待機時間帯が有効利用され、生産効率は従来よりも向上する。
実施形態の部品装着機の構成を模式的に示す斜視図である。 実施形態の部品装着機の制御の構成を示すブロック図である。 部品供給装置が実施するセットアップ処理の処理フローの図である。 部品供給装置が実施する部品の供給動作の動作フローの図である。 制御装置が部品供給装置の動作を制御する制御フローの図である。 制御装置が複数の部品保持具の使用順序を予め決定する事例を説明する一覧表の図である。
1.実施形態の部品装着機1の構成
実施形態の部品装着機1について、図1〜図6を参考にして説明する。部品装着機1は、部品Pを基板Kに装着する装着作業を実施する。図1および図2に示されるように、部品装着機1は、基板搬送装置2、部品供給装置3、部品移載装置4、部品カメラ装置5、制御装置6、および基台9などで構成されている。基板搬送装置2、部品移載装置4、および部品カメラ装置5は、基台9の上側に設けられる。制御装置6は、基台9の内部に設けられる。部品供給装置3は、基台9の長手方向の前部(図1の左前側)に着脱可能に設けられる。図1の中のX軸方向は、基板Kを搬送する方向であり、Y軸方向は、水平面内でX軸方向に直交する方向である。
基板搬送装置2は、基台9の上面をX軸方向に横断して設けられる。基板搬送装置2は、搬送部21および位置決め部22などで構成される。搬送部21は、基板Kを搬入し、搬出する。搬送部21は、X軸方向に平行に並設された一対のガイドレール、および基板Kを載置して輪転する一対のコンベアベルトなどで構成される。位置決め部22は、搬送部21が搬入した基板Kを、所定の装着実施位置に位置決めする。
部品供給装置3は、部品Pをそれぞれ保持する複数の部品保持具32をマガジン37に収納し、いずれかの部品保持具32を選択的に部品供給位置に引き出して、部品Pを部品移載装置4に供給する。部品供給装置3が供給する部品Pは、半導体ウエハが切断されて製造されたウエハ部品である。部品供給装置3は、ハウジング31、複数の部品保持具32、マガジン37、昇降機構38、引き出し機構33、突き上げポット34、突き上げピン35、接触式高さセンサ361、ウエハ撮像カメラ365、および装置制御部39などで構成される。
ハウジング31は、縦長の直方体形状のケース311によって形成される。ケース311の上部に保持具搬入部312が設けられ、ケース311の下部に保持具排出部313が設けられる。ハウジング31の概ね中間高さの後側に、取り出し口が開口している。ハウジング31の内部に、マガジン37が収容される。マガジン37は、箱状の部材であり、複数段の棚状のスロットを有する。各スロットは、部品保持具32を後側に取り出し可能に収納する。マガジン37は、昇降機構38に駆動されてハウジング31内を昇降する。これにより、取り出し口から取り出される部品保持具32が選択される。部品保持具32は、保持具搬入部312から搬入されてマガジン37のスロットに収納され、使用済みになると保持具排出部313から排出される。
部品保持具32は、保持板321、エキスパンド台322、およびエキスパンドシートSからなる。保持板321は、矩形板状の外形であり、中央に大きな穴を有する。保持板321の上面には、部品Pの部品種を識別する識別コード(図略)が貼付されている。したがって、部品保持具32の使用開始前に、識別コードを読み取るセットアップ処理を実施することにより、部品種の誤りを防止することができる。エキスパンド台322は、円環形であり、保持板321の上面の穴の周りに設けられる。エキスパンド台322は、エキスパンドシートSの周囲を保持する。
エキスパンドシートSは、伸縮可能であり、上面に複数の部品Pが貼り付けられている。複数の部品Pの間には、適宜レファレンス部品が配列される。レファレンス部品は、部品Pの配置状況などを確認するために使用され、基板Kに装着されない。エキスパンドシートSの伸縮状態は、個体差が有り、また時間的に変化することも有り得る。したがって、部品保持具32の使用開始前に、エキスパンドシートSの伸縮状態等を確認するセットアップ処理を実施することにより、部品供給動作の信頼性を高めることができる。エキスパンドシートSの伸縮状態等は、具体的には、部品Pの高さ位置および配置状況の検出によって確認される。
引き出し機構33は、ハウジング31の後側に設けられる。引き出し機構33は、直方体形状の本体部331、一対のガイドレール332、333、およびボールねじ送り機構334などで構成される。本体部331は、基台9との位置関係を規定する位置決め部を有して、基台9の前側上部に装着される。
一対のガイドレール332、333は、ハウジング31の取り出し口から本体部331の上面の後方へと延在し、相互に離隔して平行配置される。ボールねじ送り機構334は、部品保持具32をマガジン37から取り出し、ガイドレール332、333に沿って搬送し、後側寄りの部品供給位置に引き出す。また、ボールねじ送り機構334は、部品Pを供給した後の部品保持具32を搬送して、マガジン37に返却する。図1には、部品保持具32のひとつが部品供給位置まで引き出された状態が示されている。
接触式高さセンサ361は、本体部331の上面の部品保持具32よりも高い位置に配置される。接触式高さセンサ361は、符号略の駆動機構によってX軸方向およびY軸方向に駆動される。接触式高さセンサ361は、測定子を下降させて測定対象物に接触させ、測定対象物の上面の高さ位置を測定する。本体部331の上側に、接触式高さセンサ361を較正する高さ較正点362が設けられる。接触式高さセンサ361は、引き出された部品保持具32のエキスパンド台322の高さ位置を測定して、部品Pの高さ位置の確認処理を行う。
接触式高さセンサ361に並んで、ウエハ撮像カメラ365が下向きに設けられる。ウエハ撮像カメラ365は、接触式高さセンサ361と共通の駆動機構によってX軸方向およびY軸方向に駆動される。ウエハ撮像カメラ365は、保持板321に貼付された識別コードを撮像して画像データを取得し、画像処理によって部品Pの部品種の確認処理を行う。また、ウエハ撮像カメラ365は、部品Pやレファレンス部品を上方から撮像して画像データを取得し、画像処理によって複数の部品Pの配置状況の確認処理を行う。
突き上げポット34は、部品供給位置の下側に水平移動可能に設けられる。突き上げポット34は、引き出された部品保持具32のエキスパンドシートSを上方に突き上げて、テンションを付与する。突き上げピン35は、突き上げポット34の中心部に設けられ、上方に突出可能とされている。突き上げピン35は、突き上げポット34の上面からさらに突出し、指定された部品Pを突き上げる。突き上げられた部品Pは、後述する吸着ノズル43によって吸着される。
図2に示される装置制御部39は、通信接続された制御装置6との間で制御情報を送受信する。装置制御部39は、接触式高さセンサ361およびウエハ撮像カメラ365から確認処理の結果を取得する。なお、装置制御部39は、接触式高さセンサ361の測定結果およびウエハ撮像カメラ365の画像データを取得し、自ら確認処理を行ってもよい。また、装置制御部39は、昇降機構38、引き出し機構33、突き上げポット34、および突き上げピン35の動作を制御する。
部品移載装置4は、X軸方向およびY軸方向に移動可能なXY移動ロボットタイプの装置である。部品移載装置4は、基板搬送装置2の上方から部品供給装置3の上方にかけて設けられる。部品移載装置4は、ヘッド駆動機構41、装着ヘッド42、吸着ノズル43、および基板カメラ44などで構成される。ヘッド駆動機構41は、装着ヘッド42をX軸方向およびY軸方向に駆動する。ヘッド駆動機構41は、公知の各種技術が適宜採用されて構成される。
装着ヘッド42は、下側に吸着ノズル43(部品装着具)および基板カメラ44を有する。吸着ノズル43は、部品供給位置まで下降し、部品Pを吸着して採取する。次いで、吸着ノズル43は、ヘッド駆動機構41により基板Kの上方まで駆動され、下降して部品Pを基板Kに装着する。なお、装着ヘッド42の下側に複数の吸着ノズル43が設けられ、複数の部品Pがまとめて吸着および装着されてもよい。なお、装着ヘッド42は、吸着ノズル43以外、例えば部品を挟持する方式の部品装着具を有してもよい。基板カメラ44は、基板Kの上面に設けられた位置基準マークを撮像して、基板Kの正確な位置を認識する。
部品カメラ装置5は、基台9の上面の基板搬送装置2と部品供給装置3との間に、上向きに設けられる。部品カメラ装置5は、装着ヘッド42が部品供給装置3から基板Kに移動する途中で、吸着ノズル43に吸着されている部品Pを撮像して、画像データを取得する。部品カメラ装置5は、さらに画像データを画像処理して、吸着ノズル43に対する部品Pの位置や回転角などを検出する。制御装置6は、部品カメラ装置5の検出結果に応じて、吸着ノズル43の装着動作を微調整する。
2.実施形態の部品装着機1の制御の構成
次に、実施形態の部品装着機1の制御の構成について説明する。制御装置6は、コンピュータ装置を用いて構成される。制御装置6は、装着ジョブデータに基づいて、基板搬送装置2、部品供給装置3、部品移載装置4、および部品カメラ装置5の動作を制御する。装着ジョブデータは、生産する基板製品の種類ごとに装着作業の詳細を記述したデータである。装着ジョブデータは、基板Kに関する情報に加え、装着する部品Pの部品種、基板Kへの装着順序、装着点数、および装着座標位置の情報、ならびに、各装置(2、3、4、5)の動作条件の情報などを含んでいる。
制御装置6は、作業開始の指示を受け付けると、各装置(2、3、4、5)の動作制御を開始して、部品Pの装着作業を進める。作業開始の指示は、図略の入力部への入力操作や、操作スイッチの操作、携帯端末からの遠隔指令などによって行われる。制御装置6は、各装置(2、3、4、5)が有する下位の装置制御部(39等)と連携して制御を行う。制御装置6は、下位の装置制御部(39等)の機能の一部を含んだものであってもよい。
制御装置6は、部品供給装置3の制御に関する四つの機能部、すなわち、順序決定部61、時間帯判定部62、セットアップ制御部63、および部品供給制御部64を有する。順序決定部61は、部品Pの複数の部品種の基板Kへの装着順序、基板K一枚あたりの部品種ごとの装着点数、および、各部品保持具32が保持する部品Pの部品種に基づいて、複数の部品保持具32の使用順序を予め決定する。順序決定部61の機能については、後の事例で詳述する。
時間帯判定部62は、作業開始の指示を受け付けた後に、部品供給装置3において部品Pの供給を要する動作時間帯であるか、部品Pの供給を要しない待機時間帯であるかを判定する。時間帯判定部62は、基板搬送装置2が前工程からの基板Kの搬入待ちをしている時間帯、および、部品Pを装着済みの基板Kの後工程への搬出待ちをしている時間帯を待機時間帯と判定する。
例えば、前工程の半田印刷検査装置が基板Kの検査作業を終了しておらず、基板Kを搬出できない状態を想定する。基板Kを搬出できない状態は、半田印刷検査装置の制御装置から部品装着機1の制御装置6へ送信される。したがって、時間帯判定部62は、基板Kの搬入待ちをしている待機時間帯と判定することができる。一方、半田印刷検査装置が検査済みの基板Kをすぐに搬出できる状態のとき、この基板Kは、基板搬送装置2によってすぐに装着実施位置まで搬入され、または搬入可能である。したがって、時間帯判定部62は、部品Pの供給を要する動作時間帯と判定する。
さらに、後工程の基板検査装置が基板Kの検査作業を終了しておらず、次の基板Kを搬入できない状態を想定する。次の基板Kを搬入できない状態は、基板検査装置の制御装置から部品装着機1の制御装置6へ送信される。したがって、時間帯判定部62は、基板Kの後工程への搬出待ちをしている待機時間帯と判定することができる。なお、自動較正処理や自動メンテナンス処理などを実施する部品供給装置3の場合、時間帯判定部62は、動作時間帯にも待機時間帯にも属さない動作不能時間帯を判定する。動作不能時間帯は、自動較正処理や自動メンテナンス処理などを実施している時間帯であり、セットアップ処理も部品の供給動作も実施されない。
セットアップ制御部63は、部品保持具32の使用開始前のセットアップ処理を実施するように、部品供給装置3を制御する。以下、セットアップ処理の内容および処理フローについて詳述する。図3のステップT1で、部品供給装置3の引き出し機構33は、部品保持具32をマガジン37から部品供給位置に引き出す。次のステップT2で、ウエハ撮像カメラ365は、部品保持具32の保持板321に貼付された識別コードを撮像して、部品Pの部品種の確認処理(セットアップ処理)を行う。仮に、部品種が誤っていた場合、その旨がオペレータへ通知される。
次のステップT3で、ウエハ撮像カメラ365は、部品Pやレファレンス部品を上方から撮像して、複数の部品Pの配置状況の確認処理(セットアップ処理)を行う。次のステップT4で、接触式高さセンサ361は、部品保持具32のエキスパンド台322の高さ位置を測定して、部品Pの高さ位置の確認処理(セットアップ処理)を行う。確認された部品Pの配置状況および高さ位置は、吸着ノズル43による部品Pの吸着動作(図4のステップQ3参照)の制御に反映される。
次のステップT5で、引き出し機構33は、部品保持具32をマガジン37に返却する。これにより、セットアップ処理が終了する。なお、セットアップ処理は、上記以外の処理内容を含んでもよい。例えば、部品Pの前後の反転や、90°の回転などの姿勢異常に関する確認処理も、セットアップ処理の範疇に含まれる。
セットアップ処理は、動作制御が開始されてすぐに動作時間帯になり、セットアップ処理を実施済みの部品保持具32が無い場合に実施される。このとき、当面必要となる最小数の部品保持具32のセットアップ処理が実施される。また、セットアップ処理は、装着ジョブデータに基づく装着作業が進行して、動作時間帯にセットアップ処理を実施済みの部品保持具32が無い場合にも、必要とされる部品保持具32に対して実施される。これらの場合、セットアップ処理を実施している間、装着作業は待ち状態となる。
さらに、セットアップ処理は、部品供給装置3の待機時間帯を有効利用し、順序決定部61が決定した部品保持具32の使用順序にしたがって実施される。この場合、セットアップ処理を実施している時間は、装着作業の進捗に影響しない。つまり、本実施形態では、一部の部品保持具32のセットアップ処理のみが装着作業を待ち状態にする。
これに対比して、従来技術では、全部の部品保持具32のセットアップ処理が装着作業を待ち状態にしていた。したがって、本実施形態によれば、待機時間帯を有効利用して実施するセットアップ処理の時間だけ、生産所要時間を短縮することができる。仮に、基板Kの搬入および搬出が円滑に行われて待機時間帯が全く発生しない場合でも、生産所要時間は従来技術と同程度以下になる。
部品供給制御部64は、部品供給装置3の動作時間帯に、部品Pを供給するように部品供給装置3を制御する。以下、部品Pの供給動作の動作フローについて詳述する。図4のステップQ1で、部品供給装置3の引き出し機構33は、部品保持具32をマガジン37から部品供給位置に引き出す。次のステップQ2で、突き上げポット34および突き上げピン35は、指定された部品Pを突き上げる。次のステップQ3で、部品移載装置4の吸着ノズル43は、突き上げられた部品Pを吸着する。なお、装着ヘッド42に複数の吸着ノズル43が設けられた構成では、複数の部品Pが順番に吸着される。次のステップQ4で、引き出し機構33は、部品保持具32をマガジン37に返却する。これにより、部品Pの供給動作が終了する。
本実施形態において、部品保持具32のセットアップ処理に続いて部品Pを供給する場合がある。この場合、制御装置6の制御は、図3のステップT4から図4のステップQ2にジャンプする。これによれば、図3のステップT5および図4のステップQ1、換言すると、部品保持具32の返却および再度の引き出しの手間が省略され、生産効率が向上する。
3.実施形態の部品装着機1の動作
次に、実施形態の部品装着機1の動作について、図5の制御フローおよび図6の事例を参考にして説明する。図5のステップS1で、制御装置6は、装着ジョブデータを取得する。装着ジョブデータは、例えば、上位のホストコンピュータから送信され、あるいはオペレータによって設定される。装着ジョブデータは、使用する部品保持具32の名称、各部品保持具32が保持する部品Pの部品種および部品個数、ならびに、各部品種の基板Kへの装着順序および装着点数の情報を含んでいる。
図6の事例において、七個の部品保持具32の名称はTA1〜TA3、およびTB1〜TB4と定められている。名称TA1〜TA3の三個の部品保持具32は、部品種Aの部品を総数150個ずつ保持し、名称TB1〜TB4の四個の部品保持具32は、部品種Bの部品を総数200個ずつ保持している。オペレータは、装着ジョブデータを参照して名称TA1〜TA3の部品保持具32をマガジン37のスロットNo.1〜No.3にそれぞれセットし、名称TB1〜TB4の部品保持具32をスロットNo.4〜No.7にそれぞれセットする。なお、スロットNo.8〜No.10は、未使用とされている。また、部品保持具32の名称とスロットNo.との対応関係は制御装置6に記憶されるので、上記した以外のセット位置であっても支障は生じない。
次に、基板Kへの装着順序は、部品種Aが後で、部品種Bが先と定められている。そして、基板K一枚あたりの装着点数は、部品種Aが10個で、部品種Bが20個と定められている。したがって、名称TA1〜TA3の各部品保持具32は、15枚(=総数150個/10個)の基板Kに部品Pを供給し、名称TB1〜TB4の各部品保持具32は、10枚(=総数200個/20個)の基板Kに部品Pを供給する。なお、同一部品種の中で部品保持具32の使用順序は限定されない。ここでは、部品保持具32の使用順序は、スロットNo.の番号が小さいものが優先される。
次のステップS2で、制御装置6の順序決定部61は、複数の部品保持具32の使用順序を、動作制御の開始以前に予め決定する。具体的に、順序決定部61は、装着順序が先の部品種Bを供給するスロットNo.4〜7のうち、番号が最小のスロットNo.4の名称TB1の部品保持具32の使用順序を1番に決定する。すると、名称TB1の部品保持具32は、1番目から10番目の基板Kに対応することになる。また、順序決定部61は、装着順序が後の部品種Aを供給するスロットNo.1〜3のうち、番号が最小のスロットNo.1の名称TA1の部品保持具32の使用順序を2番に決定する。すると、名称TA1の部品保持具32は、1番目から15番目の基板Kに対応することになる。
上記の決定によると、11番目の基板Kに対して部品種Bの部品Pが無くなる。そこで、順序決定部61は、スロットNo.5の名称TB2の部品保持具32の使用順序を3番に決定する。次に、16番目の基板Kに対して部品種Aの部品Pが無くなる。そこで、順序決定部61は、スロットNo.2の名称TA2の部品保持具32の使用順序を4番に決定する。その次に、21番目の基板Kに対して部品種Bの部品Pが無くなる。そこで、順序決定部61は、スロットNo.6の名称TB3の部品保持具32の使用順序を5番に決定する。
さらに、31番目の基板Kに対して部品種Aおよび部品種Bの部品Pがともに無くなる。そこで、順序決定部61は、装着順序が先の部品種Bを供給するスロットNo.7の名称TB4の部品保持具32の使用順序を6番に決定する。また、順序決定部61は、装着順序が後の部品種Aを供給するスロットNo.3の名称TA3の部品保持具32の使用順序を7番に決定する。なお、部品種が3種類以上の場合、装着作業の進捗に伴う部品Pの消費は、上述よりも複雑化する。それでも、順序決定部61は、部品Pの消費経過をシミュレーションして、部品保持具32の使用順序を決定することができる。
次のステップS3で、制御装置6は、作業開始の指示を受け付けて、各装置(2、3、4、5)の動作制御を開始する。次のステップS4で、時間帯判定部62は、部品供給装置3が動作時間帯であるか、それとも待機時間帯であるかを判定する。待機時間帯と判定された場合のステップS5で、セットアップ制御部63は、セットアップ処理を実施するように部品供給装置3を制御する。初回のステップS5において、部品保持具32のセットアップ処理が開始される。所定の制御サイクル時間が経過すると、制御フローの実行はステップS4に戻される。
2回目以降のステップS4で待機時間帯と判定された場合に、2回目以降のステップS5において、セットアップ処理が継続される。または、或る部品保持具32のセットアップ処理が終了したときに、次の部品保持具32のセットアップ処理が開始される。ステップS5におけるセットアップ処理は、順序決定部61が決定した部品保持具32の使用順序にしたがって実施される。
ステップS4で動作時間帯と判定された場合のステップS11で、制御装置6は、これから装着する部品種の部品Pを保持する部品保持具32であって、すぐに使える部品保持具32が有るか無いかを調査する。すぐに使える部品保持具32とは、セットアップ処理を実施済みであり、かつ使用開始前または1個以上の部品Pが残された使用途中の部品保持具32を意味する。すぐに使える部品保持具32が無い場合のステップS12で、セットアップ制御部63は、これから装着する部品種に対応する部品保持具32のセットアップ処理を図3のステップT4まで実施させる。その次のステップS13で、部品供給制御部64は、図4のステップQ2から制御を開始して、部品Pの供給動作を実施させる。
ステップS11ですぐに使える部品保持具32が有る場合のステップS14で、制御装置6は、部品供給装置3がセットアップ処理の実施途中であるか否かを調査する。セットアップ処理の実施途中とは、部品保持具32が部品供給位置に引き出された状態、または部品保持具32が部品供給位置に搬送される途中の状態を意味する。部品保持具32が部品供給位置からマガジン37に返却される途中の場合、制御装置6は、返却を終了させて、セットアップ処理の実施途中でないと判定する。セットアップ処理の実施途中でない場合、制御フローの実行はステップS13に進められる。ステップS13で、部品供給制御部64は、図4に示される動作フローの制御を実行して、部品Pの供給動作を実施させる。
ステップS14でセットアップ処理の実施途中である場合、制御フローの実行はステップS15に進められる。ステップS15で、制御装置6は、実施途中のセットアップ処理を最後まで終了させる終了条件が成立しているか否かを判定する。終了条件は、セットアップ処理の実施途中となっている部品保持具32と同一部品種の部品Pを保持する使用順序の早い別の部品保持具32が使用開始前である、ことである。
終了条件が成立している場合のステップS16で、セットアップ制御部63は、終了処理を実行する。つまり、セットアップ制御部63は、使用順序の遅い部品保持具32の実施途中のセットアップ処理を図3のステップT4まで終了させ、使用順序を変更する。使用順序の早い別の部品保持具32が1個である場合、使用順序の遅い部品保持具32との間で使用順序が入れ替えられる。使用順序の早い別の部品保持具32が2個以上である場合、使用順序の遅い部品保持具32は最も早い使用順序に変更され、別の2個の部品保持具32の使用順序が繰り下げられる。ステップS16の終了後、制御フローの実行はステップS13に進められる。ステップS13で、部品供給制御部64は、図4のステップQ2から制御を開始して、部品Pの供給動作を実施させる。
終了条件が成立していない場合のステップS17で、セットアップ制御部63は、中断処理を実行する。つまり、セットアップ制御部63は、使用順序の遅い部品保持具32のセットアップ処理を中断させて、その部品保持具32をマガジン37に返却させる。ステップS17の終了後、制御フローの実行はステップS13に進められる。ステップS13で、部品供給制御部64は、図4に示される動作フローの制御を実行して、部品Pの供給動作を実施させる。ステップS13の終了後、制御フローの実行はステップS4に戻される。
ここで、使用順序の早い別の部品保持具32は、当然ながらセットアップ処理は実施済みとなっているが、使用開始前、使用途中、および使済みの場合がある。使用開始前の場合には終了条件が成立しており、実施途中のセットアップ処理を終了させ、使用順序を変更することになる。これによれば、使用順序の遅い部品保持具32のマガジン37への返却、および使用順序の早い部品保持具32の引き出しの手間を省略することができ、生産効率が向上する。
そして、使用順序の早い別の部品保持具32が使用途中の場合には、使用順序の遅い部品保持具32のセットアップ処理を中断して返却し、使用順序の早い部品保持具32を引き出して部品Pの供給動作を実施させる。これによれば、同一部品種の部品Pを保持する使用途中の部品保持具32が複数にならないので、在庫管理や品質管理の点で有利となる。また、現時点で必要とされる部品Pの供給を優先し、不急のセットアップ処理を今後の待機時間帯に廻すので、総合的に生産効率が向上する。なお、使用順序の早い別の部品保持具32が使用済みの場合、終了条件の判定に参照されない。
4.事例におけるセットアップ処理の実施時期
次に、図6の事例における部品保持具32のセットアップ処理の実施時期について、二つのケースを例示説明する。第一ケースでは、ステップS3の動作制御の開始の時点で、1番目の基板Kが搬入可能であり、部品供給装置3は動作時間帯になっている。したがって、制御フローの実行は、ステップS4からステップS11に進められる。この時点で、部品種Bの部品Pを保持し、かつセットアップ処理が実施済みの部品保持具32は無いので、制御フローの実行はステップS12に進められる。すると、名称TB1の部品保持具32のセットアップ処理が実施され、次のステップS13で、1番目の基板Kに対して部品種Bの部品Pが20個供給される。
この後、制御フローの実行は、ステップS4からステップS11に戻る。この時点で、部品種Aの部品Pを保持し、かつセットアップ処理が実施済みの部品保持具32は無いので、制御フローの実行はステップS12に進められる。すると、名称TA1の部品保持具32のセットアップ処理が実施され、次のステップS13で、1番目の基板Kに対して部品種Aの部品Pが10個供給される。
この後、1番目の基板Kが搬出されて2番目の基板Kが搬入される動作に並行して、制御フローの実行は、ステップS4からステップS11およびステップS14を経由して再びステップS13に戻る。これにより、2番目の基板Kに対して部品種Bの部品Pが20個供給される。さらに、次回のステップS13で、2番目の基板Kに対して部品種Aの部品Pが10個供給される。3番目以降の基板Kに対しても、同様に、部品種Bの部品Pが20個、部品種Aの部品Pが10個供給される。
ところが、6番目の基板Kへ部品種Bおよび部品種Aの部品Pの供給を終えた後に、7番目の基板Kが搬入不能となり、部品供給装置3は待機時間帯に移行した。このとき、制御フローの実行は、ステップS4からステップS5に進められる。待機時間帯の間、ステップS4およびステップS5が繰り返される。そして、セットアップ処理は、使用順序にしたがって名称TB2、TA2、TB3、TB4、TA3の部品保持具32の順番で実施される。
この後、名称TA3の部品保持具32のセットアップ処理の途中で、7番目の基板Kが搬入可能となり、部品供給装置3は動作時間帯に移行した。このとき、制御フローの実行は、ステップS4からステップS11およびステップS14を経由して、ステップS15進められる。ステップS15で、セットアップ処理の実施途中となっている名称TA3の部品保持具32と同一部品種Aの部品Pを保持する使用順序の早い名称TA1の部品保持具32は、使用途中である。つまり、終了条件は成立していない。したがって、ステップS17で、名称TA3の部品保持具32のセットアップ処理が中断される。次のステップS13で、7番目の基板Kに対して部品種Bの部品Pが20個供給される。
この後、基板Kの搬入および搬出は円滑に行われ、部品供給装置3の待機時間帯は発生していない。したがって、ステップS4、ステップS11、ステップS14、およびステップS13の繰り返しにより、部品Pの供給は、7番目から30番目の基板Kに対して円滑に行われる。そして、31番目の基板Kに対して、部品種Bの部品Pを供給することはできる。しかし、部品種Aの部品Pを保持してすぐに使える部品保持具32は無くなっており、制御フローの実行はステップS11からステップS12に進められる。ここで、名称TA3の部品保持具32のセットアップ処理が実施され、次のステップS13で、31番目の基板Kに対して部品種Aの部品Pが10個供給される。
次に、第二ケースでは、ステップS3の動作制御の開始の時点で、1番目の基板Kが搬入不能であり、部品供給装置3は待機時間帯になっている。したがって、制御フローのステップS4およびステップS5が繰り返される。このとき、セットアップ処理は、使用順序にしたがって名称TB1、TA1、TB2の部品保持具32の順番で実施される。
そして、名称TB2の部品保持具32のセットアップ処理の途中で、1番目の基板Kが搬入可能となり、部品供給装置3は動作時間帯に移行した。このとき、制御フローの実行は、ステップS4からステップS11およびステップS14を経由して、ステップS15進められる。ステップS15で、セットアップ処理の実施途中となっている名称TB2の部品保持具32と同一部品種Bの部品Pを保持する使用順序の早い名称TB1の部品保持具32は、使用開始前である。つまり、終了条件が成立している。
したがって、ステップS16で、名称TB2の部品保持具32のセットアップ処理が図3のステップT4まで実施される。さらに、名称TB2の部品保持具32の使用順序が1番に変更され、名称TB1の部品保持具32の使用順序が3番に変更される。次のステップS13で、1番目の基板Kに対して、名称TB2の部品保持具32から部品種Bの部品Pが20個供給される。
実施形態の部品装着機1において、制御装置6は、作業開始の指示にしたがい基板搬送装置2、部品供給装置3、および部品移載装置4の動作制御を開始して装着作業を進め、部品供給装置3の動作時間帯に部品Pを供給するように制御し、部品供給装置3の待機時間帯に部品保持具32のセットアップ処理を実施するように制御する。これによれば、複数の部品保持具32のうち必要最小数のセットアップ処理は装着作業の開始前に実施されるが、残りのセットアップ処理は、装着作業の合間に発生する待機時間帯に実施される。したがって、装着作業の開始の遅れが抑制されるとともに、セットアップ処理の実施に待機時間帯が有効利用され、生産効率は従来よりも向上する。
5.実施形態の応用および変形
なお、部品供給装置3の接触式高さセンサ361は、別の検出方式を採用してマガジン37の内部に設けることも可能である。この態様では、図3のステップT4のセットアップ処理は省略される。また、部品供給装置3のウエハ撮像カメラ365を省略し、保持板321の識別コードを読み取るコードリーダをハウジング31の取り出し口の付近に設けてもよい。この態様において、図3のステップT2は、コードリーダによって実施され、ステップT3は、装着ヘッド42の基板カメラ44によって実施される。また、セットアップ処理に該当する三つのステップT2〜ステップT4は、いずれか一ステップのみまたは二ステップに簡略化されてもよい。
また、順序決定部61を省略することはできるが、待機時間帯に実施する部品保持具32のセットアップ処理の実施順序が最適化されない。このため、動作時間帯において、セットアップ処理を実施済みの部品保持具32が無い場合が増加しがちになり、生産効率を向上する効果が減少しやすい。さらに、図5のステップS15〜ステップS17に代え、常にステップS17の中断処理を実施する簡易化が可能である。また、部品供給装置3は、部品保持具32にトレイを用いるタイプの装置であってもよい。実施形態は、その他にも様々な応用や変形が可能である。
1:部品装着機 2:基板搬送装置 3:部品供給装置 31:ハウジング 32:部品保持具 33:引き出し機構 361:接触式高さセンサ 365:ウエハ撮像カメラ 37:マガジン 39:装置制御部 4:部品移載装置 43:吸着ノズル 44:基板カメラ 6:制御装置 61:順序決定部 62:時間帯判定部 63:セットアップ制御部 64:部品供給制御部 K:基板 P:部品 S:エキスパンドシート

Claims (7)

  1. 基板を搬入し、位置決めし、搬出する基板搬送装置と、
    部品をそれぞれ保持する複数の部品保持具をマガジンに収納し、いずれかの前記部品保持具を選択的に部品供給位置に引き出して前記部品を供給する部品供給装置と、
    部品装着具を用いて前記部品供給位置で前記部品を採取し、位置決めされた前記基板に前記部品を装着する部品移載装置と、
    前記基板搬送装置、前記部品供給装置、および前記部品移載装置の動作を制御する制御装置と、を備え、
    前記制御装置は、
    作業開始の指示を受け付けると、前記基板搬送装置、前記部品供給装置、および前記部品移載装置の動作制御を開始するとともに、
    前記作業開始の指示を受け付けた後の時間帯であって、前記部品供給装置において前記部品の供給を要する動作時間帯に、セットアップ処理を実施済みの前記部品保持具を前記部品供給位置に引き出して前記部品を供給するように制御し、
    前記作業開始の指示を受け付けた後の時間帯であって、前記部品供給装置において前記部品の供給を要しない待機時間帯に、前記部品保持具を前記部品供給位置に引き出して使用開始前の前記セットアップ処理を実施するように制御する、
    部品装着機。
  2. 前記制御装置は、前記動作時間帯に前記セットアップ処理を実施済みの前記部品保持具が無い場合に、前記部品供給装置が前記部品保持具を前記部品供給位置に引き出して前記セットアップ処理を実施し、続いて前記部品を供給するように制御する、請求項1に記載の部品装着機。
  3. 前記制御装置は、前記基板搬送装置が前工程からの前記基板の搬入待ちをしている時間帯、および、前記部品を装着済みの前記基板の後工程への搬出待ちをしている時間帯を前記待機時間帯と判定する、請求項1または2に記載の部品装着機。
  4. 前記制御装置は、前記待機時間帯に前記部品供給装置が前記セットアップ処理を実施している途中で前記動作時間帯に移行した場合に、前記セットアップ処理を実施済みの前記部品保持具が足りていることを条件として、実施途中の前記セットアップ処理を中断させる、
    請求項1〜3のいずれか一項に記載の部品装着機。
  5. 前記制御装置は、
    前記部品の複数の部品種の前記基板への装着順序、前記基板一枚あたりの前記部品種ごとの装着点数、および、各前記部品保持具が保持する前記部品の前記部品種に基づいて、複数の前記部品保持具の使用順序を予め決定し、
    複数の前記部品保持具の前記セットアップ処理を前記使用順序にしたがって前記部品供給装置に実施させる、
    請求項1〜4のいずれか一項に記載の部品装着機。
  6. 前記制御装置は、
    前記待機時間帯に前記部品供給装置が前記使用順序の遅い前記部品保持具の前記セットアップ処理を実施している途中で前記動作時間帯に移行した場合に、
    同一部品種の前記部品を保持する前記使用順序の早い別の前記部品保持具が使用開始前であることを条件として、前記使用順序の遅い前記部品保持具の前記セットアップ処理を終了させ、続いて前記部品を供給するように制御し、前記使用順序を変更する、
    請求項5に記載の部品装着機。
  7. 前記部品保持具は、上面に複数の前記部品が貼り付けられる伸縮可能なエキスパンドシートを含み、
    前記セットアップ処理は、前記部品の部品種の確認処理、前記部品供給位置における複数の前記部品の配置状況の確認処理、および、前記部品供給位置における前記部品の高さ位置の確認処理の少なくとも一処理を含む、
    請求項1〜6のいずれか一項に記載の部品装着機。
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