JP2021061225A - コネクタおよび接続方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】接続時におけるフレキシブル導体の破損を防止して、フレキシブル導体に対する電気的接続の信頼性を確保することができるコネクタを提供する。【解決手段】フレキシブル導体21の接点部21Aが支持部材15とコンタクト13の支持部材対向部Eとの間に配置され、支持部材15の突起挿入部15Cに挿入された押し込み部材16の突起16Aの側面が支持部材15を介してフレキシブル導体21の接点部21Aをコンタクト13の支持部材対向部Eに押し付けることでコンタクト13がフレキシブル導体21に電気的に接続される。【選択図】図14

Description

この発明は、コネクタおよび接続方法に係り、特に、フレキシブル導体に接続されるコネクタに関する。
フレキシブル導体に接続されるコネクタとして、例えば、特許文献1には、図47に示されるようなコネクタが開示されている。このコネクタは、フレキシブル基板1を間に挟んでフレキシブル基板1の両側に配置されるコンタクト2とベース部材3を備えている。
コンタクト2に対向するフレキシブル基板1の表面上にフレキシブル導体4が露出しており、コンタクト2は、フレキシブル導体4に対向するように形成された凹状の突起収容部5を有し、ベース部材3には、フレキシブル基板1の裏面に向かって突出する突起6が形成されている。フレキシブル基板1により突起6が覆われるようにフレキシブル基板1を間に挟んでベース部材3の突起6がフレキシブル基板1と共にコンタクト2の突起収容部5に挿入されると、突起6によりフレキシブル基板1がコンタクト2の突起収容部5の内面に押しつけられ、突起収容部5の内面がフレキシブル基板1の表面上に露出しているフレキシブル導体4に所定の接触力で接触し、これによりコンタクト2がフレキシブル導体4に電気的に接続される。
特開2018−129244号公報
しかしながら、ベース部材3の突起6をフレキシブル基板1と共にコンタクト2の突起収容部5に挿入する際に、フレキシブル基板1は、接続状態におけるフレキシブル導体4と突起収容部5の内面との間の所定の接触力となる大きな力を突起6から受けて突起収容部5の内面に擦れながら挿入されることとなる。このため、フレキシブル基板1の表面上に配置されているフレキシブル導体4が破損して、フレキシブル導体4とコンタクト2との電気的接続の信頼性が損なわれるおそれがある。
この発明は、このような従来の問題点を解消するためになされたもので、接続時におけるフレキシブル導体の破損を防止して、フレキシブル導体に対する電気的接続の信頼性を確保することができるコネクタを提供することを目的とする。
また、この発明は、フレキシブル導体の破損を防止しつつフレキシブル導体に対してコンタクトを電気的に接続する接続方法を提供することも目的としている。
この発明に係る第1のコネクタは、フレキシブル導体に接続されるコネクタであって、突起を有する押し込み部材と、突起の側面に接触するように配置される支持部材と、導電性材料から形成され且つ支持部材に対向する支持部材対向部を有するコンタクトとを備え、フレキシブル導体の一部が支持部材とコンタクトの支持部材対向部との間に配置され、突起の側面が支持部材を介してフレキシブル導体の一部をコンタクトの支持部材対向部に押し付けることでコンタクトがフレキシブル導体に電気的に接続されるものである。
支持部材は、弾性変形可能で且つ突起が挿入される凹状の突起挿入部を有し、支持部材の突起挿入部に挿入された突起の側面が支持部材を介してフレキシブル導体の一部をコンタクトの支持部材対向部に押し付けるように構成することができる。
コンタクトは、支持部材が収容される凹状の支持部材収容部を有し、支持部材対向部は、支持部材収容部の内面に形成されていることが好ましい。
支持部材は、支持部材収容部内に収容されたときに支持部材収容部の底部に対向する基部と、基部に連結され且つ支持部材収容部の内面に沿って延びる片持ち梁形状の少なくとも1つの弾性片とを有し、少なくとも1つの弾性片が、突起の側面とフレキシブル導体の一部との間に配置されることが好ましい。
少なくとも1つの弾性片は、支持部材がコンタクトの支持部材収容部に収容され且つ支持部材の突起挿入部に突起が挿入されたときに、フレキシブル導体の一部に接触する導体接触部と、支持部材収容部の内面に沿った弾性片の長さ方向において導体接触部とは異なる位置に配置され且つ突起の側面に接触する突起接触部とを有することが好ましい。
また、導体接触部が配置された位置における支持部材の外側寸法は、支持部材収容部の内側寸法よりも小さいことが好ましい。
この場合、導体接触部が配置された位置における支持部材の外側寸法は、支持部材収容部の内側寸法からフレキシブル導体の厚さを減じた値よりも小さくすることができる。
さらに、突起接触部が配置された位置における支持部材の内側寸法は、突起の外側寸法よりも小さいことが好ましい。
押し込み部材は、複数の突起を有するベース部材からなり、複数のフレキシブル導体の一部が、それぞれ複数の支持部材と複数のコンタクトの支持部材収容部の内面との間に配置され、複数の突起が、複数の支持部材の突起挿入部に挿入されるように構成することができる。
コンタクトは、筒状部と、筒状部の一端に形成されたフランジを有し、コンタクトの筒状部が貫通し且つフランジよりも小さいコンタクト用貫通孔が形成されたハウジングをさらに備え、コンタクト用貫通孔にコンタクトの筒状部を貫通させると共にフランジをベース部材に向けて押しつけるようにハウジングがベース部材に固定されることで、コンタクトがベース部材に固定されることが好ましい。
ハウジングは、絶縁性材料からなることが好ましい。
ハウジングは、相手側コネクタの一部が収容される相手側コネクタ収容部を有することが好ましい。
ベース部材は、絶縁性材料からなることが好ましい。
複数のコンタクトが配列された状態でコンタクト用インシュレータにより保持されたコンタクトユニットを備え、押し込み部材は、複数のコンタクトに共通の1つの突起を有し、支持部材は、複数のコンタクトに対応する片持ち梁形状の複数の弾性片を有し、複数のフレキシブル導体の一部が、複数の弾性片と複数のコンタクトの支持部材対向部との間に配置され、突起の側面が複数の弾性片を介して複数のフレキシブル導体の一部を複数のコンタクトの支持部材対向部に押し付けることで複数のコンタクトが複数のフレキシブル導体に電気的に接続されるように構成することができる。
この場合、複数のフレキシブル導体は、所定の配置面に沿って延び、複数のフレキシブル導体の一部は、配置面に対して直交する方向に折り曲げられた状態で、突起の側面により複数の弾性片を介して複数のコンタクトの支持部材対向部に押し付けられることが好ましい。
また、複数のコンタクトが配列された状態でコンタクト用インシュレータにより保持されたコンタクトユニットを備え、押し込み部材は、複数のコンタクトに共通の1つの突起と、複数のコンタクトに対応し且つ突起の側方に突出する複数の凸部を有し、支持部材は、コンタクトユニットと押し込み部材の間に配置されたサポートシートの一部からなり、複数のフレキシブル導体の一部が、サポートシートの一部と複数のコンタクトの支持部材対向部との間に配置され、複数の凸部がサポートシートの一部を介して複数のフレキシブル導体の一部を複数のコンタクトの支持部材対向部に押し付けることで複数のコンタクトが複数のフレキシブル導体に電気的に接続されるように構成することもできる。
この場合、複数のフレキシブル導体は、所定の配置面に沿って延び、複数のコンタクトの支持部材対向部は、それぞれ配置面に対して直交する平面状の導体接触面を有し、複数の凸部は、それぞれ配置面に対して直交する平面状の押し付け面を有し、複数のフレキシブル導体の一部は、配置面に対して直交する方向に折り曲げられた状態で、複数の凸部の押し付け面によりサポートシートの一部を介して複数のコンタクトの支持部材対向部の導体接触面に押し付けられることが好ましい。
サポートシートは、フレキシブル導体が有する弾性力よりも大きい弾性力を有することが好ましい。
あるいは、サポートシートは、押し込み部材に対して、フレキシブル導体が有する摺動性よりも大きい摺動性を有することが好ましい。
コンタクトは、導体接触面とは反対方向に向けられ且つ相手側コネクタのコンタクトに接触する相手側コネクタ接触面を有することができる。
フレキシブル導体は、独立して、支持部材と支持部材対向部との間に配置されるように構成することができる。
あるいは、フレキシブル導体は、絶縁性の基板本体の表面上に露出するように配置され、フレキシブル導体がコンタクトの支持部材対向部に対向し、基板本体の裏面が支持部材に対向するように、フレキシブル導体が支持部材と支持部材対向部との間に配置されるように構成してもよい。
なお、コンタクトは、プラグ型のコンタクトとすることもでき、あるいは、レセプタクル型のコンタクトとすることもできる。
この発明に係る接続方法は、コンタクトをフレキシブル導体に接続する接続方法であって、フレキシブル導体の一部を支持部材とコンタクトの支持部材対向部との間に配置し、押し込み部材の突起の側面を支持部材に接触させることにより、突起の側面が支持部材を介してフレキシブル導体の一部をコンタクトの支持部材対向部に押し付けることでコンタクトがフレキシブル導体に電気的に接続される方法である。
この発明に係る第2のコネクタは、所定の配置面に沿って延びるフレキシブル導体に接続されるコネクタであって、突起を有する押し込み部材と、導電性材料から形成され且つ配置面に対して直交する平面状の導体接触面と、導体接触面とは反対方向に向けられ且つ相手側コネクタのコンタクトに接触する相手側コネクタ接触面とを有するコンタクトとを備え、フレキシブル導体の一部は、配置面に対して直交する方向に折り曲げられた状態で突起とコンタクトの導体接触面との間に配置され、突起の側面がフレキシブル導体の一部をコンタクトの導体接触面に押し付けることでコンタクトがフレキシブル導体に電気的に接続されるものである。
この発明によれば、フレキシブル導体の一部が支持部材とコンタクトの支持部材対向部との間に配置され、突起の側面が支持部材を介してフレキシブル導体の一部をコンタクトの支持部材対向部に押し付けることでコンタクトがフレキシブル導体に電気的に接続されるので、接続時におけるフレキシブル導体の破損を防止して、フレキシブル導体に対する電気的接続の信頼性を確保することができる。
この発明の実施の形態1に係るコネクタを斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態1に係るコネクタを斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態1に係るコネクタを斜め上方から見た組立図である。 実施の形態1に係るコネクタを斜め下方から見た組立図である。 実施の形態1に係るコネクタに用いられるコンタクトを斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態1に係るコネクタに用いられるコンタクトを斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態1に係るコネクタに用いられる押し込み部材を示す斜視図である。 実施の形態1に係るコネクタに用いられる支持部材を示す斜視図である。 実施の形態1に係るコネクタに用いられる支持部材の断面図である。 コンタクトが嵌め込まれたハウジングの上にフレキシブル導体を配置した段階の組立図である。 支持部材をコンタクトの支持部材収容部に収容した段階の組立図である。 支持部材がコンタクトの支持部材収容部に収容された状態を示す部分断面図である。 押し込み部材の突起を支持部材の突起挿入部に挿入した段階の組立図である。 実施の形態1に係るコネクタを示す部分断面図である。 実施の形態1の変形例に係るコネクタに用いられる押し込み部材を示す斜視図である。 実施の形態2に係るコネクタを斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態2に係るコネクタを斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態2に係るコネクタの正面図である。 実施の形態2に係るコネクタを斜め上方から見た組立図である。 実施の形態2に係るコネクタを斜め下方から見た組立図である。 実施の形態2に係るコネクタに用いられるコンタクトユニットを斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態2に係るコネクタに用いられるコンタクトユニットを斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態2に係るコネクタに用いられるコンタクトユニットを示す断面図である。 実施の形態2に係るコネクタに用いられるベース部材を示す斜視図である。 実施の形態2に係るコネクタに用いられる支持部材を斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態2に係るコネクタに用いられる支持部材を斜め下方から見た斜視図である。 フレキシブル基板にコンタクトユニットを配置した段階を斜め上方から見た組立図である。 フレキシブル基板にコンタクトユニットを配置した段階を斜め下方から見た組立図である。 支持部材をコンタクトユニットの支持部材収容部に収容した段階を斜め下方から見た組立図である。 支持部材がコンタクトユニットの支持部材収容部に収容された状態を示す断面図である。 図18のA−A線断面図である。 実施の形態3に係るコネクタを斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態3に係るコネクタを斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態3に係るコネクタを斜め上方から見た組立図である。 実施の形態3に係るコネクタを斜め下方から見た組立図である。 実施の形態3に係るコネクタに用いられるコンタクトユニットを斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態3に係るコネクタに用いられるコンタクトユニットを斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態3に係るコネクタに用いられるコンタクトユニットを構成するコンタクト用インシュレータを示す斜視図である。 実施の形態3に係るコネクタに用いられるコンタクトユニットを構成するコンタクトを示す斜視図である。 実施の形態3に係るコネクタに用いられるコンタクトユニットを構成するコンタクトを示す側面図である。 実施の形態3に係るコネクタに用いられるベース部材を示す斜視図である。 フレキシブル基板に配置されたコンタクトユニットに対してベース部材が位置合わせされた状態を示す断面図である。 コンタクトユニットに対してベース部材が押し込まれた状態を斜め下方から見た斜視図である。 実施の形態3に係るコネクタを示す断面図である。 実施の形態3に係るコネクタに、相手側コネクタを備える電子回路モジュールが位置合わせされた状態を斜め上方から見た斜視図である。 実施の形態3に係るコネクタに、相手側コネクタを備える電子回路モジュールが位置合わせされた状態を斜め下方から見た斜視図である。 従来のコネクタにおけるコンタクトと突起およびフレキシブル基板を示す断面図である。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
実施の形態1
図1および図2に、実施の形態1に係るコネクタ11を示す。コネクタ11は、例えば、ウエアラブルデバイスを嵌合するための衣服側コネクタ部として使用されるもので、複数のフレキシブル導体21に接続されている。
コネクタ11は、ハウジング12と、4つのコンタクト13と、4つのフレキシブル導体21を間に挟んでハウジング12に対向するベース部材14を備えており、4つのコンタクト13と4つのフレキシブル導体21が互いに電気的に接続されている。ハウジング12は、凹部12Aを有しており、複数のコンタクト13は、それぞれ、ハウジング12の凹部12A内において、凹部12Aの平面状の底面に対し垂直に突出している。
フレキシブル導体21としては、複数の導電繊維を撚り合わせることにより作製された帯形状の導体が使用されている。
ここで、便宜上、ハウジング12の凹部12Aの底面がXY面に沿って延び、それぞれのコンタクト13が突出する方向を+Z方向と呼ぶことにする。
ハウジング12の−Z方向側に4つのフレキシブル導体21が配置され、4つのフレキシブル導体21の−Z方向側にベース部材14が配置されている。
図3および図4にコネクタ11の組立図を示す。ハウジング12は、絶縁性樹脂等の絶縁性材料からなり、+Z方向に向かって開いている凹部12A内に、4つのコンタクト用貫通孔12Bが形成されている。凹部12Aは、図示しない相手側コネクタの一部が収容される相手側コネクタ収容部を構成するものである。4つのコンタクト用貫通孔12Bには、それぞれコンタクト13が挿入されている。また、XY方向において凹部12Aの外側の箇所で且つハウジング12の−Z方向を向いた面12Cに、2つの凹状のポスト収容部12Dが形成されている。
4つのコンタクト13は、それぞれ、金属等の導電性材料から形成されたプラグ型のコンタクトで、ハウジング12の凹部12Aに図示しない相手側コネクタの一部が収容された場合に、相手側コネクタの対応するコンタクトに接続されるものである。
ハウジング12の−Z方向側に4つのフレキシブル導体21が配置され、4つのフレキシブル導体21の−Z方向側に4つの支持部材15が配置されている。さらに、4つの支持部材15の−Z方向側に4つの押し込み部材16が配置されている。
ベース部材14は、絶縁性樹脂等の絶縁性材料からなり、平板部14Aを有している。平板部14Aの+Z方向を向いた面14Bに、4つの押し込み部材16にそれぞれ対応する4つの押し込み部材用凹部14Cが形成されている。さらに、平板部14Aの面14Bには、2つのハウジング固定用ポスト14Dが突出形成されている。これら2つのハウジング固定用ポスト14Dは、ハウジング12の2つの凹状のポスト収容部12Dに対応している。
ハウジング12の4つのコンタクト用貫通孔12Bに挿入された4つのコンタクト13と、4つのフレキシブル導体21の一端に配置されている屈曲可能な接点部21Aと、4つの支持部材15と、4つの押し込み部材16と、ベース部材14の4つの押し込み部材用凹部14Cは、互いにZ方向に整列する位置に配置されている。
また、ハウジング12の2つのポスト収容部12Dと、ベース部材14の2つのハウジング固定用ポスト14Dは、互いにZ方向に整列する位置に配置されている。
図5および図6に示されるように、コンタクト13は、Z方向に延びる円筒形状の突状部13Aと、突状部13Aの−Z方向端部からXY面に沿って延びる円板形状のコンタクト側フランジ13Bを有している。突状部13Aの内部には、−Z方向に向かって開放された凹状の支持部材収容部13Cが形成されている。すなわち、支持部材収容部13Cの開口端部を囲むようにコンタクト側フランジ13Bが形成されている。支持部材収容部13Cは、内径D1を有し、支持部材収容部13Cの内面により、支持部材15に対向する支持部材対向部Eが形成されている。
このようなコンタクト13は、例えば、プレス加工、切削、絞り加工等により作製することができる。
なお、ハウジング12のコンタクト用貫通孔12Bは、コンタクト13の突状部13Aの外径より大きく且つコンタクト側フランジ13Bの外径より小さい内径を有しており、図3に示されるように、コンタクト13の突状部13Aが、コンタクト用貫通孔12Bを貫通してハウジング12の凹部12A内に突出し、図4に示されるように、コンタクト13のコンタクト側フランジ13Bは、ハウジング12の−Z方向を向いた面12C上に露出している。
図7に示されるように、押し込み部材16は、+Z方向に延びる概ね円柱形状の突起16Aと、突起16Aの−Z方向端部からXY面に沿って延びる円板形状の押し込み部材側フランジ16Bを有している。突起16Aは、外径D2を有している。
図8に示されるように、支持部材15は、コンタクト13の支持部材収容部13C内に収容されるもので、弾性変形可能な樹脂または金属から形成され、Z方向に延びる中心軸C1を有し、中心軸C1上に配置される基部15Aと、基部15Aに連結され且つ基部15Aから中心軸C1とほぼ平行に−Z方向に延びる片持ち梁形状の4つの弾性片15Bを有している。基部15Aは、支持部材15がコンタクト13の支持部材収容部13C内に収容されたときに、支持部材収容部13Cの底部に対してZ方向に対向する。4つの弾性片15Bは、互いに同一の形状を有し、中心軸C1の周りの周方向に均等な間隔を隔てて配置されており、4つの弾性片15Bの内側に、−Z方向に向かって開放された凹状の突起挿入部15Cが形成されている。
図9に示されるように、それぞれの弾性片15Bは、中心軸C1から離れる方向を向いた外面15Dと中心軸C1に向かう内面15Eとを有しており、外面15Dには、中心軸C1から離れる方向に屈曲して突出した導体接触部15Fが形成され、弾性片15Bの−Z方向端部における内面15Eには、突起接触部15Gが形成されている。
XY面上において、中心軸C1を中心とし且つ4つの弾性片15Bの外面15Dに接する円を描いたときの円の直径を、支持部材15の外径(外側寸法)と定義すると、支持部材15は、導体接触部15Fが配置されたZ方向位置において最大の外径D3を有しているが、この導体接触部15Fにおける外径D3は、コンタクト13の支持部材収容部13Cの内径D1からフレキシブル導体21の厚さを減じた値よりも小さく設定されている。
また、XY面上において、中心軸C1を中心とし且つ4つの弾性片15Bの内面15Eに接する円を描いたときの円の直径を、支持部材15の内径(内側寸法)と定義すると、突起接触部15Gが配置された弾性片15Bの−Z方向端部における支持部材15の内径D4は、押し込み部材16の円柱形状の突起16Aの外径D2よりも小さく設定されている。
コネクタ11を複数のフレキシブル導体21に接続する際には、まず、4つのコンタクト13の突状部13Aが、ハウジング12の4つのコンタクト用貫通孔12Bに挿入される。このとき、図10に示されるように、4つのコンタクト13のコンタクト側フランジ13Bは、ハウジング12の−Z方向を向いた面12C上に露出した状態となる。
次に、それぞれのコンタクト13の凹状の支持部材収容部13Cの上に、対応するフレキシブル導体21の接点部21Aが位置するように、4つのフレキシブル導体21がハウジング12の面12C上に配置される。
この状態で、図11に示されるように、4つのコンタクト13の支持部材収容部13Cに、それぞれ、対応する支持部材15が−Z方向から挿入される。これにより、図12に示されるように、フレキシブル導体21の接点部21Aが、+Z方向に屈曲して支持部材15と共にコンタクト13の支持部材収容部13C内に挿入され、支持部材15の弾性片15Bの外面15Dと支持部材収容部13Cの内周面により形成されている支持部材対向部Eとの間に挟まれるように配置される。
ここで、支持部材15は、最大の外径D3を有する導体接触部15Fが配置されたZ方向位置においても、コンタクト13の支持部材収容部13Cの内径D1からフレキシブル導体21の厚さを減じた値よりも小さく設定されているため、フレキシブル導体21の接点部21Aは、支持部材15から大きな力を受けて擦れることなく、円滑に支持部材収容部13C内に挿入されることとなる。
なお、コンタクト13の支持部材収容部13C内に挿入された支持部材15の基部15Aは、支持部材収容部13Cの+Z方向端部における底部に接触し、支持部材15のほぼ全体が支持部材収容部13C内に収容される。
さらに、それぞれのコンタクト13の支持部材収容部13Cに収容された支持部材15の凹状の突起挿入部15Cに、対応する押し込み部材16の突起16Aが−Z方向から挿入され、突起16Aの側面が支持部材15に接触する。これにより、図13に示されるように、4つのコンタクト13のコンタクト側フランジ13Bの上に、それぞれ対応する押し込み部材16の押し込み部材側フランジ16Bが配置される。
その後、ベース部材14の2つのハウジング固定用ポスト14Dが、ハウジング12の2つのポスト収容部12Dに挿入され、フレキシブル導体21を間に挟んで、ハウジング12の−Z方向側の面12Cとベース部材14の平板部14Aの+Z方向を向いた面14Bとが対向した状態で、ハウジング12とベース部材14とが接着剤により互いに接着され、フレキシブル導体21へのコネクタ11の接続が完了する。
このようにしてフレキシブル導体21に接続されたコネクタ11を図14に示す。
突起接触部15Gが配置された弾性片15Bの−Z方向端部における支持部材15の内径D4は、押し込み部材16の円柱形状の突起16Aの外径D2よりも小さく設定されているため、支持部材15の突起挿入部15Cに突起16Aが挿入されることにより、支持部材15の片持ち梁形状の4つの弾性片15Bは、それぞれの突起接触部15Gが突起16Aの側面に接触して押し広げられるように弾性変形する。これにより、4つの弾性片15Bのうち、フレキシブル導体21の接点部21Aに対向している弾性片15Bの導体接触部15Fにも、押し広げられる方向の力が作用し、フレキシブル導体21の接点部21Aは、弾性片15Bの導体接触部15Fからコンタクト13の支持部材収容部13Cの内周面に向けた押しつけ力を受ける。
すなわち、支持部材15の突起挿入部15Cに挿入された突起16Aの側面が、支持部材15を介して、フレキシブル導体21の接点部21Aをコンタクト13の支持部材収容部13Cの支持部材対向部Eに押し付けることとなる。その結果、コンタクト13がフレキシブル導体21に電気的に接続される。
ここで、支持部材15の突起挿入部15Cに押し込み部材16の突起16Aが挿入される際には、突起挿入部15Cの内面と突起16Aの側面との間が互いに擦れ合うが、フレキシブル導体21の接点部21Aは、支持部材15の弾性片15Bの外面15Dとコンタクト13の支持部材収容部13Cの内周面との間に挟まれて押しつけ力を受けるのみであり、突起16Aの側面、弾性片15Bの外面15Dおよび支持部材収容部13Cの内周面のいずれに対しても擦れることがない。
なお、押し込み部材16の押し込み部材側フランジ16Bが、−Z方向からベース部材14により覆われ、ベース部材14の平板部14Aの面14Bに形成されている押し込み部材用凹部14C内に収容されることで、押し込み部材16の突起16Aが支持部材15の突起挿入部15Cから−Z方向に抜けることが防止されている。
以上説明したように、実施の形態1に係るコネクタ11によれば、フレキシブル導体21の接点部21Aが、支持部材15と共にコンタクト13の支持部材収容部13C内に挿入される際においても、また、押し込み部材16の突起16Aが、支持部材15の突起挿入部15Cに挿入される際においても、フレキシブル導体21の接点部21Aが大きな力を受けて擦れることはなく、このため、フレキシブル導体21が破損することが防止され、フレキシブル導体21とコンタクト13との電気的接続の信頼性を確保することが可能となる。
なお、上記の実施の形態1では、コネクタ11が4つのコンタクト13を有しているが、これに限るものではなく、1つ以上のコンタクト13を有するコネクタにこの発明を適用することができる。
また、上記の実施の形態1では、4つのコンタクト13に対応して4つの押し込み部材16をそれぞれ独立して配置すると共に、4つの押し込み部材16の押し込み部材側フランジ16Bを覆うようにベース部材14をハウジング12に固定しているが、図15に示されるように、4つの突起16Aが突出形成されたベース部材24を、ベース部材14および4つの押し込み部材16の代わりに用いることもできる。4つの突起16Aは、ハウジング12の4つのコンタクト用貫通孔12Bに対応した位置に配置されている。また、ベース部材24には、ベース部材14と同様に、2つのハウジング固定用ポスト14Dが形成されている。
4つのコンタクト13の支持部材収容部13Cに、それぞれ、対応するフレキシブル導体21の接点部21Aと共に対応する支持部材15を挿入して、フレキシブル導体21の接点部21Aが支持部材15とコンタクト13の支持部材対向部Eとの間に挟まれるように配置された状態で、2つのハウジング固定用ポスト14Dをハウジング12の2つのポスト収容部12Dに挿入しながら、ベース部材24が−Z方向からハウジング12に向けて押しつけられる。
これにより、ベース部材24の4つの突起16Aが、それぞれ、対応する支持部材15の突起挿入部15Cに挿入され、4つのコンタクト13が4つのフレキシブル導体21にそれぞれ電気的に接続される。
このような、4つの突起16Aが突出形成されたベース部材24を用いることにより、4つのフレキシブル導体21へのコネクタ11の接続をより容易に行うことができる。
また、上記の実施の形態1では、フレキシブル導体21が、例えば絶縁性の基板本体に支持されることなく、独立して支持部材15とコンタクト13の支持部材対向部Eとの間に配置されているが、これに限るものではなく、絶縁性材料からなる基板本体の表面上に露出した状態で配置されたフレキシブル導体21に、この発明に係るコネクタを接続することもできる。ただし、コンタクト13をフレキシブル導体21に電気的に接続するために、フレキシブル導体21がコンタクト13の支持部材対向部Eに対向し、絶縁性材料からなる基板本体の裏面が支持部材15に対向するように、フレキシブル導体21が支持部材15とコンタクト13の支持部材対向部Eとの間に配置される必要がある。
実施の形態2
図16〜図18に、実施の形態2に係るコネクタ31を示す。コネクタ31は、実施の形態1のコネクタ11と同様に、例えば、ウエアラブルデバイスを嵌合するための衣服側コネクタ部として使用され、フレキシブル基板41に装着されている。
コネクタ31は、フレキシブル基板41の表面上に配置され且つ複数のコンタクト33を有するコンタクトユニット51と、フレキシブル基板41を間に挟んでコンタクトユニット51に対向するベース部材34を備えている。
フレキシブル基板41は、XY面を配置面として、配置面上に沿って延び、絶縁性材料からなるシート状の基板本体42を有し、基板本体42は、+Z方向を向いた表面42Aと、−Z方向を向いた裏面42Bを有している。基板本体42の表面42Aに複数のフレキシブル導体43が露出した状態で配置されている。複数のフレキシブル導体43は、例えば、導電繊維からなる帯状または糸状の導体で、それぞれX方向に延びると共に互いに平行にY方向に配列されている。
また、フレキシブル導体43は、基板本体42の表面42A上に印刷等により塗布された導電ペーストから形成することもできる。
コンタクトユニット51は、フレキシブル基板41の基板本体42の表面42A上に突出するように配置されている。
ここで、便宜上、フレキシブル基板41の基板本体42の表面42AがXY面に沿って延び、コンタクトユニット51が突出する方向を+Z方向と呼ぶことにする。
図19および図20にコネクタ31の組立図を示す。コンタクトユニット51の−Z方向側に、フレキシブル基板41が配置されている。フレキシブル基板41は、H字形状の切り込み44を有し、基板本体42の表面42A上には、切り込み44の+X方向側と−X方向側にそれぞれ複数のフレキシブル導体43が互いに平行に配置されている。それぞれのフレキシブル導体43の一端は、切り込み44にまで延びて、屈曲可能な接点部45を形成している。
フレキシブル基板41の−Z方向側に、支持部材35が配置され、支持部材35の−Z方向側に、ベース部材34が配置されている。
コンタクトユニット51は、図21および図22に示されるように、複数のコンタクト33が第1列R1および第2列R2からなる2列に配列された状態でコンタクト用インシュレータ52により保持されたものである。第1列R1および第2列R2のそれぞれの列を構成する複数のコンタクト33は、Y方向に配列されており、第1列R1を構成する複数のコンタクト33と第2列R2を構成する複数のコンタクト33は、互いにX方向に隣接するように並んでいる。
それぞれのコンタクト33は、金属等の導電性材料から形成されたプラグ型コンタクトで、図示しない相手側コネクタの対応するコンタクトに接続されるものであり、図23に示されるように、Z方向に延びる平板形状を有している。より詳細には、第1列R1を構成する複数のコンタクト33は、それぞれ、+Z方向側端部側における+X方向の端面に形成された接触部33Aと、−Z方向側端部側で且つ−X方向の端面に形成された支持部材対向部33Bとを有している。一方、第2列R2を構成する複数のコンタクト33は、それぞれ、+Z方向側端部側における−X方向の端面に形成された接触部33Aと、−Z方向側端部側で且つ+X方向の端面に形成された支持部材対向部33Bとを有している。
それぞれのコンタクト33は、接触部33Aと支持部材対向部33Bが露出されるようにコンタクト用インシュレータ52に保持されている。
また、第1列R1におけるコンタクト33の支持部材対向部33Bと第2列R2におけるコンタクト33の支持部材対向部33Bは、互いに対向しており、第1列R1を構成する複数のコンタクト33の支持部材対向部33Bと第2列R2を構成する複数のコンタクト33の支持部材対向部33Bの間に、Y方向に延び且つ−Z方向に向かって開放された凹状の支持部材収容部53が形成されている。支持部材収容部53は、−Z方向端部においてX方向の幅W1を有している。
図24に示されるように、ベース部材34は、絶縁性樹脂等の絶縁性材料からなり、平板部34Aを有している。平板部34Aの+Z方向を向いた面34Bに、コンタクトユニット51の複数のコンタクト33に共通の1つの突起34Cが形成されている。突起34Cは、Y方向に延び且つ+Z方向に向かって突出するもので、+Z方向に向かうほどX方向の幅が狭くなる形状を有しているが、−Z方向端部においてX方向の幅W2を有している。
図25および図26に示されるように、支持部材35は、弾性変形可能な樹脂または金属から形成され、Y方向に沿って直線状に延びる基部35Aと、基部35Aに連結され且つ基部35Aからそれぞれ−Z方向に延びる片持ち梁形状の複数対の弾性片35Bを有している。複数対の弾性片35Bは、Y方向に配列されており、それぞれの対をなす2つの弾性片35Bは、互いにX方向に対向すると共に、−Z方向に向かうほどX方向の間隔が大きくなるようにZ方向に対して傾斜しており、これら複数対の弾性片35Bの内側に、Y方向に延び且つ−Z方向に向かって開放された凹状の突起挿入部35Cが形成されている。複数対の弾性片35Bは、コンタクトユニット51の2列に配列された複数のコンタクト33に対応している。
それぞれの対をなす2つの弾性片35Bは、−Z方向端部において、互いに反対方向を向いた双方の弾性片35Bの外面間にX方向の幅W3を有している。この2つの弾性片35Bの外面間の幅W3は、コンタクトユニット51の支持部材収容部53の−Z方向端部におけるX方向の幅W1からフレキシブル導体21の厚さの2倍を減じた値よりも小さく設定されている。
また、それぞれの対をなす2つの弾性片35Bは、−Z方向端部において、互いに対向する双方の弾性片35Bの内面間にX方向の幅W4を有している。この2つの弾性片35Bの内面間の幅W4は、ベース部材34の突起34Cの−Z方向端部におけるX方向の幅W2よりも小さく設定されている。
また、支持部材35は、コンタクトユニット51の支持部材収容部53内に収容されるもので、コンタクトユニット51の支持部材収容部53のY方向長さよりもわずかに短いY方向長さを有している。
ベース部材34の突起34Cは、支持部材35の突起挿入部15Cに挿入されるもので、支持部材35のY方向長さにほぼ等しいY方向長さを有している。
コネクタ31をフレキシブル基板41に装着する際には、まず、図27に示されるように、コンタクトユニット51が、フレキシブル基板41の基板本体42の表面42A上に配置される。このとき、コンタクトユニット51は、フレキシブル基板41の切り込み44の直上で且つ複数のフレキシブル導体43の上に配置される。
次に、図28に示されるように、支持部材35が、−Z方向からフレキシブル基板41の基板本体42の裏面42Bにおける切り込み44に向けて移動され、図29に示されるように、支持部材35が、切り込み44を通してコンタクトユニット51の支持部材収容部53に挿入される。
これにより、切り込み44の+X方向側に配置されていたフレキシブル導体43の接点部45と、切り込み44の−X方向側に配置されていたフレキシブル導体43の接点部45は、図30に示されるように、それぞれ、+Z方向に屈曲して支持部材35と共にコンタクトユニット51の支持部材収容部53内に挿入され、支持部材35の対をなす2つの弾性片35Bの外面と対応する2つのコンタクト33の支持部材対向部33Bとの間に挟まれるように配置される。
ここで、支持部材35において対をなす2つの弾性片35Bの外面間のX方向の幅W3は、コンタクトユニット51の支持部材収容部53の−Z方向端部におけるX方向の幅W1からフレキシブル導体21の厚さの2倍を減じた値よりも小さく設定されているため、支持部材35のX方向の両側に配置される2つのフレキシブル導体43の接点部45は、いずれも、支持部材35から大きな力を受けて擦れることなく、円滑に支持部材収容部53内に挿入されることとなる。
なお、コンタクトユニット51の支持部材収容部53内に挿入された支持部材35の基部35Aは、支持部材収容部53の+Z方向端部における底部に接触し、支持部材35のほぼ全体が支持部材収容部53内に収容される。
また、支持部材35が−Z方向から切り込み44に挿入されることにより、切り込み44のX方向の両側に配置されていた2つのフレキシブル導体43の接点部45は、それぞれ、+Z方向に屈曲してコンタクトユニット51の支持部材収容部53内に挿入されるので、図29および図30に示されるように、フレキシブル基板41に開口部46が形成されることとなる。
さらに、フレキシブル基板41の開口部46を通して、支持部材35の凹状の突起挿入部35Cに、ベース部材34の突起34Cが−Z方向から挿入され、フレキシブル基板41の基板本体42の裏面42B上に、ベース部材34が接着剤により接着される。なお、フレキシブル基板41とコンタクトユニット51との間も、接着剤により接着される。これにより、フレキシブル基板41へのコネクタ31の装着が完了する。
このようにしてフレキシブル基板41に装着されたコネクタ31を図31に示す。
支持部材35において対をなす2つの弾性片35Bの内面間のX方向の幅W4は、ベース部材34の突起34Cの−Z方向端部におけるX方向の幅W2よりも小さく設定されているため、支持部材35の突起挿入部35Cに突起34Cが挿入されることにより、支持部材35のそれぞれの対をなす2つの片持ち梁形状の弾性片35Bは、それぞれ押し広げられるように弾性変形する。これにより、支持部材35の対をなす2つの弾性片35Bの外面と対応する2つのコンタクト33の支持部材対向部33Bとの間に挟まれている2つのフレキシブル導体43の接点部45は、それぞれ、対応する弾性片35Bからコンタクト33の支持部材対向部33Bに向けた押しつけ力を受ける。
すなわち、支持部材35の突起挿入部35Cに挿入されたベース部材34の突起34Cの側面が、支持部材35を介して、双方のフレキシブル導体43の接点部45を対応するコンタクト33の支持部材対向部33Bに押し付けることとなる。その結果、コンタクトユニット51の複数のコンタクト33が複数のフレキシブル導体43に電気的に接続される。
ここで、支持部材35の突起挿入部35Cにベース部材34の突起34Cが挿入される際には、突起挿入部35Cの内面と突起34Cの側面との間が互いに擦れ合うが、それぞれのフレキシブル導体43の接点部45は、支持部材35の対応する弾性片35Bの外面と対応するコンタクト33の支持部材対向部33Bとの間に挟まれて押しつけ力を受けるのみであり、突起34Cの側面、弾性片35Bの外面および支持部材対向部33Bのいずれに対しても擦れることがない。
以上説明したように、実施の形態2に係るコネクタ31によれば、複数のフレキシブル導体43の接点部45が、支持部材35と共にコンタクトユニット51の支持部材収容部53内に挿入される際においても、また、ベース部材34の突起34Cが、支持部材35の突起挿入部35Cに挿入される際においても、複数のフレキシブル導体43の接点部45が大きな力を受けて擦れることはなく、このため、それぞれのフレキシブル導体43が破損することが防止され、複数のフレキシブル導体43と複数のコンタクト33との電気的接続の信頼性を確保することが可能となる。
実施の形態2によれば、1つの支持部材35および1つのベース部材34を用いてコンタクトユニット51の複数のコンタクト33をフレキシブル基板41の複数のフレキシブル導体43に電気的に接続することにより、多芯のコネクタ31を実現することが可能となる。
なお、上記の実施の形態2では、コンタクトユニット51の複数のコンタクト33が2列に配列されているが、複数のコンタクト33は、1列に配列されていてもよい。
また、上記の実施の形態2では、フレキシブル導体43が絶縁性の基板本体42に支持されたフレキシブル基板41に、コネクタ31が装着されているが、これに限るものではなく、同様にして、絶縁性の基板本体に支持されることなく、独立して、支持部材35の複数の弾性片35Bとコンタクトユニット51の複数のコンタクト33の支持部材対向部33Bとの間に配置される複数のフレキシブル導体43に接続されるコネクタを構成することもできる。
実施の形態3
図32および図33に、実施の形態3に係るコネクタ61を示す。コネクタ61は、実施の形態1のコネクタ11および実施の形態2のコネクタ31と同様に、例えば、ウエアラブルデバイスを嵌合するための衣服側コネクタ部として使用され、衣服の布地CL上に取り付けられたフレキシブル基板71に装着される。
コネクタ61は、フレキシブル基板71の表面上にシート状のコネクタ固定部材81を介して配置され且つ複数のコンタクト63を有するコンタクトユニット91と、フレキシブル基板71を間に挟んでコンタクトユニット91に対向するベース部材64を備えている。図33に示されるように、ベース部材64は、布地CLに形成された円形の開口部CL1の内部に配置されている。
フレキシブル基板71は、XY面を配置面として、配置面上に沿って延び、絶縁性材料からなるシート状の基板本体72を有し、基板本体72は、+Z方向を向いた表面72Aと、−Z方向を向いた裏面72Bを有している。基板本体72の表面72Aに複数のフレキシブル導体73が露出した状態で配置されている。複数のフレキシブル導体73は、例えば、導電繊維からなる帯状または糸状の導体で、それぞれX方向に延びると共に互いに平行にY方向に配列されている。
また、フレキシブル導体73は、基板本体72の表面72A上に印刷等により塗布された導電ペーストから形成することもできる。
コンタクトユニット91は、シート状のコネクタ固定部材81上に突出するように配置されている。
ここで、便宜上、フレキシブル基板71の基板本体72の表面72Aおよびコネクタ固定部材81がXY面に沿って延び、コンタクトユニット91が突出する方向を+Z方向と呼ぶことにする。
図34および図35にコネクタ61の組立図を示す。コンタクトユニット91の−Z方向側に、コネクタ固定部材81を介してフレキシブル基板71が配置されている。フレキシブル基板71は、H字形状の切り込み74を有し、基板本体72の表面72A上には、切り込み74の+X方向側と−X方向側にそれぞれ複数のフレキシブル導体73が配置されている。それぞれのフレキシブル導体73の一端は、切り込み74にまで延びて、屈曲可能な接点部75を形成している。コネクタ固定部材81には、フレキシブル基板71の切り込み74に対応してほぼ矩形の開口部82が形成されている。
フレキシブル基板71の−Z方向側に、サポートシート65が配置され、サポートシート65の−Z方向側に、布地CLの開口部CL1を介して、ベース部材64が配置されている。
サポートシート65には、フレキシブル基板71の切り込み74に対応してH字形状の切り込み66が形成されている。
コンタクトユニット91は、−Z方向に突出する4本の固定ピン91Aを有しており、コネクタ固定部材81に4つの貫通孔81Aが、フレキシブル基板71に4つの貫通孔71Aが、サポートシート65に4つの貫通孔65Aが、ベース部材64に4つの貫通孔64Aが、それぞれ形成されている。これらの貫通孔81A、71A、65Aおよび64Aは、コンタクトユニット91の4本の固定ピン91Aに対応しており、コンタクトユニット91、コネクタ固定部材81、フレキシブル基板71、サポートシート65およびベース部材64は、貫通孔81A、71A、65Aおよび64Aが固定ピン91Aに対してZ方向に整列するように配置されている。
コンタクトユニット91は、図36および図37に示されるように、複数のコンタクト63が第1列R1および第2列R2からなる2列に配列された状態でコンタクト用インシュレータ92により保持されたものである。第1列R1および第2列R2のそれぞれの列を構成する複数のコンタクト63は、Y方向に配列されており、第1列R1を構成する複数のコンタクト63と第2列R2を構成する複数のコンタクト63は、互いにX方向に隣接するように並んでいる。
コンタクト用インシュレータ92は、XY面に沿って延びる円板形状の平板部92Aと、平板部92Aから+Z方向に向かって突出し且つY方向に延びる直方体形状の突状部92Bとを有し、突状部92Bの内部にY方向に延び且つ−Z方向に向かって開放された凹状の突起収容部92Cが形成されている。
図38に示されるように、コンタクト用インシュレータ92には、突状部92Bの+X方向端部および−X方向端部において、それぞれY方向に沿って配列された複数のコンタクト収容溝92Dが形成されている。それぞれのコンタクト収容溝92Dは、突状部92Bの+Z方向端部から−Z方向に沿って延び、コンタクト用インシュレータ92を貫通して突起収容部92Cにまで延びている。
このようなコンタクト収容溝92Dに、図39および図40に示されるコンタクト63が圧入され保持されている。なお、図39および図40には、第1列R1を構成するコンタクト63が示されている。コンタクト63は、Z方向に沿って延びるピン状の部材で、+Z方向端部に+X方向を向いた相手側コネクタ接触面63Aが形成され、−Z方向端部には、−X方向を向き且つYZ面に沿って延びる平面状の導体接触面63Bが形成されている。
なお、第2列R2を構成するコンタクト63は、第1列R1を構成するコンタクト63と同じもので、相手側コネクタ接触面63Aが−X方向を向き、導体接触面63Bが+X方向を向くように配置されている。
複数のコンタクト63が複数のコンタクト収容溝92Dに保持されると、図36および図37に示されるように、第1列R1を構成する複数のコンタクト63の相手側コネクタ接触面63Aは、突状部92Bから露出されて+X方向を向き、第2列R2を構成する複数のコンタクト63の相手側コネクタ接触面63Aは、突状部92Bから露出されて−X方向を向いた状態となる。
また、第1列R1を構成する複数のコンタクト63の導体接触面63Bは、突起収容部92C内に露出されて−X方向を向き、第2列R2を構成する複数のコンタクト63の導体接触面63Bは、突起収容部92C内に露出されて+X方向を向いた状態となる。すなわち、第1列R1を構成する複数のコンタクト63の導体接触面63Bと第2列R2を構成する複数のコンタクト63の導体接触面63Bは、突起収容部92Cを挟んでX方向に互いに対向する。
また、図37に示されるように、4本の固定ピン91Aは、平板部92Aの−Z方向側の表面から−Z方向に突出しており、突起収容部92C内の−Z方向を向いた天井面からも2本の固定ピン91Bが−Z方向に突出し、平板部92Aの−Z方向側の表面よりも−Z方向に延びている。
図41に示されるように、ベース部材64は、絶縁性樹脂等の絶縁性材料からなり、円板形状の平板部64Bを有している。平板部64Bは、コンタクト用インシュレータ92の円板形状の平板部92Aの直径とほぼ同じ直径を有し、平板部64Bの+Z方向を向いた面64Cに、コンタクトユニット91の複数のコンタクト63に共通の突起64Dが形成されている。突起64Dは、Y方向に延び且つ+Z方向に向かって突出する、ほぼ直方体形状を有している。突起64Dの+X方向端部における側面に、第1列R1を構成する複数のコンタクト63に対応して、それぞれ+X方向に突出し且つZ方向に延びる複数の凸部64Eが形成され、突起64Dの−X方向端部における側面には、第2列R2を構成する複数のコンタクト63に対応して、それぞれ−X方向に突出し且つZ方向に延びる複数の凸部64Eが形成されている。
なお、ベース部材64の4つの貫通孔64Aは、平板部64BをZ方向に貫通するように形成されており、突起64Dにも、Z方向に貫通する2つの貫通孔64Fが形成されている。
サポートシート65は、図34および図35に示されるように、コンタクト用インシュレータ92の円板形状の平板部92Aおよびベース部材64の円板形状の平板部64Bの直径とほぼ同じ直径の円板形状を有している。サポートシート65は、弾性変形可能な材質からなり、フレキシブル基板71の基板本体72とベース部材64の平板部64Bとの間に挟まれて保持されるが、コンタクト63がフレキシブル導体73に電気的に接続される際に、サポートシート65の切り込み66の近傍の部分が、ベース部材64の凸部64Eとフレキシブル基板71の基板本体72との間に挟まれる。
コネクタ固定部材81は、コンタクトユニット91とフレキシブル基板71との間に挟まれるもので、コネクタ固定部材81が衣服の布地CLに固定されることで、コネクタ61が衣服に取り付けられる。
図34および図35に示されるように、コネクタ固定部材81の中央部に矩形の開口部82が形成されており、4つの貫通孔81Aは、開口部82の周縁に沿って配置されている。
コネクタ61をフレキシブル基板71に装着する際には、まず、コンタクトユニット91から−Z方向に突出する4本の固定ピン91Aを、コネクタ固定部材81の4つの貫通孔81A、フレキシブル基板71の4つの貫通孔71A、および、サポートシート65の4つの貫通孔65Aに順次挿入しつつ、コネクタ固定部材81、フレキシブル基板71およびサポートシート65をそれぞれ+Z方向に移動させてコンタクトユニット91に押し付ける。
このとき、図37に示されるように、コンタクトユニット91は、平板部92Aの−Z方向側の表面よりも−Z方向にまで突出している2本の固定ピン91Bを有しており、これら2本の固定ピン91Bが、コネクタ固定部材81の開口部82を通してフレキシブル基板71の切り込み74およびサポートシート65の切り込み66の+Z方向側に位置することとなる。このため、H字形状の切り込み74および66は、コンタクトユニット91の2本の固定ピン91Bにより押し開かれ、フレキシブル基板71の切り込み74の近傍の部分およびサポートシート65の切り込み66の近傍の部分が、互いに重なりつつ、2本の固定ピン91Bに押されて−Z方向に撓んだ状態となる。
そこで、図42に示されるように、例えばピン形状の図示しない治具を用いることにより、フレキシブル基板71の切り込み74の近傍の部分およびサポートシート65の切り込み66の近傍の部分を+Z方向に押し込み、コンタクト用インシュレータ92の突起収容部92C内に向けて屈曲させる。
このとき、サポートシート65の−Z方向を向いた面とコンタクトユニット91の固定ピン91Aおよび91Bの−Z方向端部は、フレキシブル基板71の−Z方向側に配置されている布地CLの開口部CL1内において−Z方向に向かって露出している。
この状態で、ベース部材64が、+Z方向に移動され、サポートシート65、フレキシブル基板71およびコネクタ固定部材81を介し、コンタクトユニット91に対して押し付けられる。これにより、図43に示されるように、コンタクトユニット91の4本の固定ピン91Aが、ベース部材64の4つの貫通孔64Aを通って−Z方向に突出すると共に、コンタクトユニット91の2本の固定ピン91Bが、ベース部材64の2つの貫通孔64Fを通って−Z方向に突出する。
ベース部材64から−Z方向に突出しているコンタクトユニット91の4本の固定ピン91Aおよび2本の固定ピン91Bの−Z方向端部を熱変形させて、かしめることにより、ベース部材64がコンタクトユニット91に対して固定され、フレキシブル基板71へのコネクタ61の装着が完了する。
このようにしてフレキシブル基板71に装着されたコネクタ61を図44に示す。
ベース部材64の突起64Dが、コンタクト用インシュレータ92の突起収容部92C内に挿入され、突起収容部92C内において、フレキシブル基板71の一部およびサポートシート65の一部が、互いに重なりつつ、フレキシブル基板71の配置面であるXY面に直交する+Z方向に折り曲げられた状態で、ベース部材64の突起64Dの凸部64Eと、凸部64Eに対応するコンタクト63の導体接触面63Bとの間に挟まれてX方向に圧縮される。これにより、フレキシブル基板71の基板本体72の表面72A上に配置されているフレキシブル導体73の接点部75は、対応する凸部64Eから、サポートシート65およびフレキシブル基板71の基板本体72を介して、対応するコンタクト63の導体接触面63Bに向けた押しつけ力を受け、導体接触面63Bに電気的に接続される。
このようにして、コンタクトユニット91に2列に配列されている複数のコンタクト63が、フレキシブル基板71の複数のフレキシブル導体73に電気的に接続される。
なお、フレキシブル基板71の一部がベース部材64の凸部64Eとコンタクト63の導体接触面63Bとの間に挟まれてX方向に圧縮されることにより、フレキシブル基板71は、X方向に弾性的に圧縮変形する。その結果、この圧縮変形の反力により、導体接触面63Bに対するフレキシブル導体73の接点部75の接触圧が生成され、フレキシブル導体73が信頼性よくコンタクト63に電気的に接続されることとなる。
また、ベース部材64の凸部64Eとコンタクト63の導体接触面63Bとの間には、フレキシブル基板71と共にサポートシート65が挟まれるので、サポートシート65もX方向に弾性的に圧縮変形することとなる。従って、サポートシート65を、例えば、ゴム、エラストマー等の弾性に富んだ材料から形成して、サポートシート65にフレキシブル導体73が有する弾性力よりも大きい弾性力を持たせれば、肉薄で弾性力に乏しいフレキシブル基板71に対しても、サポートシート65の圧縮変形の反力により、導体接触面63Bに対するフレキシブル導体73の接点部75の接触圧が生成され、フレキシブル導体73を信頼性よくコンタクト63に電気的に接続することが可能となる。
ここで、複数のコンタクト63と複数のフレキシブル導体73との電気的な接続に際して、サポートシート65はベース部材64の突起64Dと擦れるものの、それぞれのフレキシブル導体73の接点部75は、サポートシート65およびフレキシブル基板71の基板本体72を介して、ベース部材64の対応する凸部64Eからコンタクト63の導体接触面63Bに直交するX方向の押しつけ力を受けるのみであり、凸部64Eおよび導体接触面63Bのいずれに対しても擦れることがない。
その結果、それぞれのフレキシブル導体73が破損することが防止され、複数のフレキシブル導体73と複数のコンタクト63との電気的接続の信頼性を確保することが可能となる。
また、サポートシート65を、例えば、PET(ポリエチレンテレフタレート)フィルム等の摺動性に富んだ材料から形成すれば、コンタクト用インシュレータ92の突起収容部92C内へベース部材64の突起64Dを挿入しやすくなり、フレキシブル基板71に対してコネクタ61を効率よく装着することが可能となる。
この場合、サポートシート65は、ベース部材64に対して、例えば、フレキシブル基板71が有する摺動性よりも大きい摺動性を有することが好ましい。
図45および図46に示されるように、フレキシブル基板71に装着されたコネクタ61の+Z方向側に、相手側コネクタM1を備える電子回路モジュールMを位置合わせし、電子回路モジュールMを−Z方向に移動させて、相手側コネクタM1をコネクタ61に嵌合することにより、電子回路モジュールMがフレキシブル基板71の複数のフレキシブル導体73に電気的に接続される。このとき、図44に示されるコンタクトユニット91のコンタクト用インシュレータ92が、相手側コネクタM1に嵌合し、複数のコンタクト63の相手側コネクタ接触面63Aが、図46に示される相手側コネクタM1の複数のコンタクトM2に接触する。
実施の形態3によれば、コンタクトユニット91の複数のコンタクト63をフレキシブル基板71の複数のフレキシブル導体73に電気的に接続することにより、多芯のコネクタ61を実現することが可能となる。
なお、上記の実施の形態3では、コンタクトユニット91の複数のコンタクト63が2列に配列されているが、複数のコンタクト63は、1列に配列されていてもよい。
また、上記の実施の形態3では、フレキシブル導体73が絶縁性の基板本体72に支持されたフレキシブル基板71に、コネクタ61が装着されているが、これに限るものではなく、同様にして、絶縁性の基板本体に支持されることなく、独立して、サポートシート65とコンタクトユニット91の複数のコンタクト63の導体接触面63Bとの間に配置される複数のフレキシブル導体73に接続されるコネクタを構成することもできる。
この場合には、サポートシート65に、フレキシブル導体73が有する弾性力よりも大きい弾性力を持たせることにより、サポートシート65の圧縮変形の反力に起因して、導体接触面63Bに対するフレキシブル導体73の接触圧が確保され、フレキシブル導体73を信頼性よくコンタクト63に電気的に接続することが可能となる。
また、サポートシート65に、ベース部材64に対して、フレキシブル導体73が有する摺動性よりも大きい摺動性を持たせることにより、フレキシブル導体73に対してコネクタ61を効率よく装着することが可能となる。
上述したように、この発明の実施の形態3に係るコネクタ61は、XY面(配置面)に沿って延びるフレキシブル導体73に接続されるコネクタ61であって、突起64Dを有するベース部材64(押し込み部材)と、導電性材料から形成され且つXY面に対して直交する平面状の導体接触面63Bと、導体接触面63Bとは反対方向に向けられ且つ相手側コネクタM1のコンタクトに接触する相手側コネクタ接触面63Aとを有するコンタクト63とを備え、フレキシブル導体73の一部は、XY面に対して直交する方向に折り曲げられた状態で突起64Dとコンタクト63の導体接触面63Bとの間に配置され、突起64Dの側面に形成された凸部64Eがフレキシブル導体73の一部をコンタクト63の導体接触面63Bに押し付けることでコンタクト63がフレキシブル導体73に電気的に接続されるものである。
また、上記の実施の形態1〜3では、プラグ型のコンタクト13、33、63が用いられているが、これに限るものではなく、同様にして、レセプタクル型のコンタクトを、フレキシブル導体21、43、73に接続するコネクタを構成することもできる。
1 フレキシブル基板、2 コンタクト、3 ベース部材、4 フレキシブル導体、5 突起収容部、6 突起、11,31,61 コネクタ、12 ハウジング、12A 凹部、12B コンタクト用貫通孔、12C 面、12D ポスト収容部、13,33,63,M2 コンタクト、13A 突状部、13B コンタクト側フランジ、13C,53 支持部材収容部、14,24,34,64 ベース部材、14A,34A,64B,92A 平板部、14B,34B,64C 面、14C 押し込み部材用凹部、14D ハウジング固定用ポスト、15,35 支持部材、15A,35A 基部、15B,35B 弾性片、15C,35C 突起挿入部、15D 外面、15E 内面、15F 導体接触部、15G 突起接触部、16 押し込み部材、16A,34C,64D 突起、16B 押し込み部材側フランジ、21,43,73 フレキシブル導体、21A,45,75 接点部、33A 接触部、33B,E 支持部材対向部、41,71 フレキシブル基板、42,72 基板本体、42A,72A 表面、42B,72B 裏面、44,66,74 切り込み、46,82,CL1 開口部、51,91 コンタクトユニット、52,92 コンタクト用インシュレータ、63A 相手側コネクタ接触面、63B 導体接触面、64A,64F,65A,71A,81A 貫通孔、64E 凸部、65 サポートシート、81 コネクタ固定部材、91A,91B 固定ピン、92B 突状部、92C 突起収容部、92D コンタクト収容溝、D1,D4 内径、D2,D3 外径、C1 中心軸、R1 第1列、R2 第2列、W1,W2,W3,W4 幅、CL 布地、M 電子回路モジュール、M1 相手側コネクタ。

Claims (26)

  1. フレキシブル導体に接続されるコネクタであって、
    突起を有する押し込み部材と、
    前記突起の側面に接触するように配置される支持部材と、
    導電性材料から形成され且つ前記支持部材に対向する支持部材対向部を有するコンタクトと
    を備え、
    前記フレキシブル導体の一部が前記支持部材と前記コンタクトの前記支持部材対向部との間に配置され、前記突起の側面が前記支持部材を介して前記フレキシブル導体の一部を前記コンタクトの前記支持部材対向部に押し付けることで前記コンタクトが前記フレキシブル導体に電気的に接続されることを特徴とするコネクタ。
  2. 前記支持部材は、弾性変形可能で且つ前記突起が挿入される凹状の突起挿入部を有し、
    前記支持部材の前記突起挿入部に挿入された前記突起の側面が前記支持部材を介して前記フレキシブル導体の一部を前記コンタクトの前記支持部材対向部に押し付ける請求項1に記載のコネクタ。
  3. 前記コンタクトは、前記支持部材が収容される凹状の支持部材収容部を有し、
    前記支持部材対向部は、前記支持部材収容部の内面に形成されている請求項2に記載のコネクタ。
  4. 前記支持部材は、前記支持部材収容部内に収容されたときに前記支持部材収容部の底部に対向する基部と、前記基部に連結され且つ前記支持部材収容部の内面に沿って延びる片持ち梁形状の少なくとも1つの弾性片とを有し、
    前記少なくとも1つの弾性片が、前記突起の側面と前記フレキシブル導体の一部との間に配置される請求項3に記載のコネクタ。
  5. 前記少なくとも1つの弾性片は、前記支持部材が前記コンタクトの前記支持部材収容部に収容され且つ前記支持部材の前記突起挿入部に前記突起が挿入されたときに、前記フレキシブル導体の一部に接触する導体接触部と、前記支持部材収容部の内面に沿った前記弾性片の長さ方向において前記導体接触部とは異なる位置に配置され且つ前記突起の側面に接触する突起接触部とを有する請求項4に記載のコネクタ。
  6. 前記導体接触部が配置された位置における前記支持部材の外側寸法は、前記支持部材収容部の内側寸法よりも小さい請求項5に記載のコネクタ。
  7. 前記導体接触部が配置された位置における前記支持部材の外側寸法は、前記支持部材収容部の内側寸法から前記フレキシブル導体の厚さを減じた値よりも小さい請求項6に記載のコネクタ。
  8. 前記突起接触部が配置された位置における前記支持部材の内側寸法は、前記突起の外側寸法よりも小さい請求項5〜7のいずれか一項に記載のコネクタ。
  9. 前記押し込み部材は、複数の前記突起を有するベース部材からなり、
    複数の前記フレキシブル導体の一部が、それぞれ複数の前記支持部材と複数の前記コンタクトの前記支持部材収容部の内面との間に配置され、
    複数の前記突起が、複数の前記支持部材の前記突起挿入部に挿入される請求項3〜8のいずれか一項に記載のコネクタ。
  10. 前記コンタクトは、筒状部と、前記筒状部の一端に形成されたフランジを有し、
    前記コンタクトの前記筒状部が貫通し且つ前記フランジよりも小さいコンタクト用貫通孔が形成されたハウジングをさらに備え、
    前記コンタクト用貫通孔に前記コンタクトの前記筒状部を貫通させると共に前記フランジを前記ベース部材に向けて押しつけるように前記ハウジングが前記ベース部材に固定されることで、前記コンタクトが前記ベース部材に固定される請求項9に記載のコネクタ。
  11. 前記ハウジングは、絶縁性材料からなる請求項10に記載のコネクタ。
  12. 前記ハウジングは、相手側コネクタの一部が収容される相手側コネクタ収容部を有する請求項10または11に記載のコネクタ。
  13. 前記ベース部材は、絶縁性材料からなる請求項9〜12のいずれか一項に記載のコネクタ。
  14. 複数の前記コンタクトが配列された状態でコンタクト用インシュレータにより保持されたコンタクトユニットを備え、
    前記押し込み部材は、複数の前記コンタクトに共通の1つの前記突起を有し、
    前記支持部材は、複数の前記コンタクトに対応する片持ち梁形状の複数の弾性片を有し、
    複数の前記フレキシブル導体の一部が、前記複数の弾性片と複数の前記コンタクトの前記支持部材対向部との間に配置され、前記突起の側面が前記複数の弾性片を介して複数の前記フレキシブル導体の一部を複数の前記コンタクトの前記支持部材対向部に押し付けることで複数の前記コンタクトが複数の前記フレキシブル導体に電気的に接続される請求項1に記載のコネクタ。
  15. 複数の前記フレキシブル導体は、所定の配置面に沿って延び、
    複数の前記フレキシブル導体の一部は、前記配置面に対して直交する方向に折り曲げられた状態で、前記突起の側面により前記複数の弾性片を介して複数の前記コンタクトの前記支持部材対向部に押し付けられる請求項14に記載のコネクタ。
  16. 複数の前記コンタクトが配列された状態でコンタクト用インシュレータにより保持されたコンタクトユニットを備え、
    前記押し込み部材は、複数の前記コンタクトに共通の1つの前記突起と、複数の前記コンタクトに対応し且つ前記突起の側方に突出する複数の凸部を有し、
    前記支持部材は、前記コンタクトユニットと前記押し込み部材の間に配置されたサポートシートの一部からなり、
    複数の前記フレキシブル導体の一部が、前記サポートシートの一部と複数の前記コンタクトの前記支持部材対向部との間に配置され、前記複数の凸部が前記サポートシートの一部を介して複数の前記フレキシブル導体の一部を複数の前記コンタクトの前記支持部材対向部に押し付けることで複数の前記コンタクトが複数の前記フレキシブル導体に電気的に接続される請求項1に記載のコネクタ。
  17. 複数の前記フレキシブル導体は、所定の配置面に沿って延び、
    複数の前記コンタクトの前記支持部材対向部は、それぞれ前記配置面に対して直交する平面状の導体接触面を有し、
    前記複数の凸部は、それぞれ前記配置面に対して直交する平面状の押し付け面を有し、
    複数の前記フレキシブル導体の一部は、前記配置面に対して直交する方向に折り曲げられた状態で、前記複数の凸部の前記押し付け面により前記サポートシートの一部を介して複数の前記コンタクトの前記支持部材対向部の前記導体接触面に押し付けられる請求項16に記載のコネクタ。
  18. 前記サポートシートは、前記フレキシブル導体が有する弾性力よりも大きい弾性力を有する請求項16または17に記載のコネクタ。
  19. 前記サポートシートは、前記押し込み部材に対して、前記フレキシブル導体が有する摺動性よりも大きい摺動性を有する請求項16または17に記載のコネクタ。
  20. 前記コンタクトは、前記導体接触面とは反対方向に向けられ且つ相手側コネクタのコンタクトに接触する相手側コネクタ接触面を有する請求項16〜19のいずれか一項に記載のコネクタ。
  21. 前記フレキシブル導体は、独立して、前記支持部材と前記支持部材対向部との間に配置される請求項1〜20のいずれか一項に記載のコネクタ。
  22. 前記フレキシブル導体は、絶縁性の基板本体の表面上に露出するように配置され、
    前記フレキシブル導体が前記コンタクトの前記支持部材対向部に対向し、前記基板本体の裏面が前記支持部材に対向するように、前記フレキシブル導体が前記支持部材と前記支持部材対向部との間に配置される請求項1〜20のいずれか一項に記載のコネクタ。
  23. 前記コンタクトは、プラグ型のコンタクトである請求項1〜22のいずれか一項に記載のコネクタ。
  24. 前記コンタクトは、レセプタクル型のコンタクトである請求項1〜22のいずれか一項に記載のコネクタ。
  25. コンタクトをフレキシブル導体に接続する接続方法であって、
    前記フレキシブル導体の一部を支持部材と前記コンタクトの支持部材対向部との間に配置し、
    押し込み部材の突起の側面を前記支持部材に接触させることにより、前記突起の側面が前記支持部材を介して前記フレキシブル導体の一部を前記コンタクトの前記支持部材対向部に押し付けることで前記コンタクトが前記フレキシブル導体に電気的に接続されることを特徴とする接続方法。
  26. 所定の配置面に沿って延びるフレキシブル導体に接続されるコネクタであって、
    突起を有する押し込み部材と、
    導電性材料から形成され且つ前記配置面に対して直交する平面状の導体接触面と、前記導体接触面とは反対方向に向けられ且つ相手側コネクタのコンタクトに接触する相手側コネクタ接触面とを有するコンタクトと
    を備え、
    前記フレキシブル導体の一部は、前記配置面に対して直交する方向に折り曲げられた状態で前記突起と前記コンタクトの前記導体接触面との間に配置され、前記突起の側面が前記フレキシブル導体の一部を前記コンタクトの前記導体接触面に押し付けることで前記コンタクトが前記フレキシブル導体に電気的に接続されることを特徴とするコネクタ。
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