JP2021061163A - 電磁誘導加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、電源脈動による鍋に発生する励振音を低減できる電磁誘導加熱装置を提供する。【解決手段】包絡線検出回路の出力値が直流電圧検出回路出力値Vpと相似形になるようにインバータ回路の駆動周波数fsを変化させることで、商用周期内でインバータ回路の駆動周波数が変化し、加熱コイル電流ILの包絡線は入力電圧波形と相似形になるので、加熱コイルに供給される共振電流ILの包絡線が概略正弦波状になり、鍋で発生する励振音を低減することができる。【選択図】図9

Description

本発明は、安価な構成で鍋の励振音を低減する電磁誘導加熱装置(IHクッキングヒータ)に関する。
近年、火を使わずに鍋などの被加熱物を加熱するインバータ方式のIHクッキングヒータ(以下、「電磁誘導加熱装置」とも称する)が広く用いられるようになってきている。IHクッキングヒータは、ガラス製のトッププレートの直下に配置した加熱コイルに高周波電流を流し、トッププレートに載置した金属鍋に渦電流を発生させ、鍋自体の電気抵抗により発熱させるものである。このように、IHクッキングヒータは、火を使わずに調理でき、安全性や調理環境の快適性が高いため、ガスレンジに代わって普及が急速に進んでいる。
従来のIHクッキングヒータでは、加熱コイルにはインバータから高周波電流を供給し、インバータには商用電源を全波整流した非平滑の直流電圧を印加している。IHクッキングヒータは、電力を熱に変換する装置であり、熱時定数は長いため、上記の構成のように、インバータの電源電圧が非平滑で脈動しても加熱特性に大きな影響はなかった。
図16に鍋励振音が発生する場合の加熱コイル電流と鍋に働く電磁力を示す。インバータの電源電圧が脈動した場合、鍋の材質や構造によっては、図16に示すように、加熱コイル電流の包絡線がひずみ、正弦波状にならない。また、鍋に働く電磁力は加熱コイル電流の2乗に比例するため図16下図のようになる。図17に電磁力のFFT解析結果を示す。図16下図に示したように、加熱コイル電流が歪んでいるため、4kHz以上の高周波の高調波成分が観測される。この電磁力の高調波成分に起因して、鍋から励振音(鍋鳴り音)が発生する問題がある。
そこで、この問題を改善するため、特許文献1の電磁誘導加熱装置では、商用電源とインバータの間にコンバータを配置し、コンバータにより脈動のない一定の直流電圧に変換したものをインバータ電源電圧として、インバータに印加することで、鍋の励振音を抑制している。
特開2009−117378号公報
しかしながら、特許文献1では、同文献の図6等の直流電源の内部構造が示すように、インバータ電流の脈動を抑制するために、直流電源が内蔵するコンバータの後段に大容量のコンデンサを接続する必要がある。大容量のコンデンサとしては、例えば、電解コンデンサ等が知られているが、これは大型かつ高額なコンデンサであるため、特許文献1の構成では、コンバータの追加自体により直流電源が大型化、高コスト化、制御複雑化する問題に加え、大容量のコンデンサの設置により直流電源が大型化、高コスト化する問題もある。
そこで、本発明は、インバータに直流電力を供給する電源回路内のコンデンサの容量を小さくし、電源回路の回路規模の小型化、低コスト化を実現した構成であっても、すなわち、インバータに供給される直流電圧に商用電源起因の脈動が残存する構成であっても、鍋加熱時の励振音を低減できる電磁誘導加熱装置を提供することを目的とする。
本発明の電磁誘導加熱装置は、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換して出力する電源回路と、該電源回路から供給される直流電圧を検出する直流電圧検出回路と、前記電源回路から供給される直流電圧を高周波の交流電圧に変換して、前記加熱コイルに供給するインバータと、該インバータに流れる共振電流の包絡線を検出する包絡線検出回路と、前記インバータを制御する制御回路と、を具備し、前記制御回路は、前記包絡線検出回路の出力値が前記直流電圧検出回路の出力値と相似形になるように、前記インバータを制御する。
また、本発明の他の電磁誘導加熱装置は、被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換して出力する電源回路と、該電源回路の入力電流を検出する入力電流検出回路と、前記電源回路から供給される直流電圧を検出する直流電圧検出回路と、前記電源回路から供給される直流電圧を高周波の交流電圧に変換して、前記加熱コイルに供給するインバータと、前記インバータを制御する制御回路と、を具備し、前記制御回路は、前記入力電流検出回路の出力値が前記直流電圧検出回路の出力値と相似形になるように、前記インバータを制御する。
本発明の電磁誘導加熱装置によれば、インバータに供給される直流電圧に商用電源起因の脈動が残存する構成であっても、加熱コイルから発生する電磁力の変動を低減し、鍋加熱時の励振音を低減することができる。
実施例1の電磁誘導加熱装置のブロック図である。 実施例1の電源回路とインバータ回路の構成図である。 被加熱物の抵抗値と鉄を基準としたときの抵抗値比率を示す表である。 実施例1の電磁誘導加熱装置のインバータ動作波形である。 実施例1の電磁誘導加熱装置の入力電力の周波数特性である。 実施例1の電磁誘導加熱装置の入力電力のDuty特性である。 実施例1の包絡線検出回路の構成例である。 実施例1の包絡線検出回路の他の構成例である。 実施例1の励振音低減制御適用時の各種信号の動作波形図である。 実施例1の変形例の励振音低減制御適用時の各種信号の動作波形図である。 実施例1の変形例の励振音低減制御適用時の各種信号の動作波形図である。 実施例2の電磁誘導加熱装置のインバータ回路構成図である。 実施例2の電磁誘導加熱装置のインバータ動作波形である。 実施例2の電磁誘導加熱装置の入力電力の周波数特性である。 実施例3の電磁誘導加熱装置のインバータ回路構成図である。 従来の加熱コイル波形および電磁力波形である。 従来の電磁力波形のFFT解析結果である。 実施例4の電磁誘導加熱装置のインバータ回路構成図である。
以下、図面を用いながら本発明の電磁誘導加熱装置(IHクッキングヒータ)の実施例を説明する。
先ず、図1〜図11を用いて、本発明の実施例1の電磁誘導加熱装置を説明する。
図1は、実施例1の電磁誘導加熱装置のブロック図である。ここに示すように、本実施例の電磁誘導加熱装置は、直流電圧を出力する電源回路10と、この電源回路10を電源とする3つのインバータ(100a、100b、100c)と、各インバータを制御するドライブ回路61と、入力電流を検出する電流検出器31と、電流検出器31の出力を整流し入力電流を検出する入力電流検出回路62と、電源回路10の出力電圧を検出する直流電圧検出回路63と、各インバータ内を流れる共振電流を検出する共振電流検出回路64と、その共振電流の包絡線を検出する包絡線検出回路65と、使用者が火力などを設定する際に用いる入力電力設定部71と、共振電流検出回路64と包絡線検出回路65と入力電力設定部71からの入力に基づき各インバータを制御する制御回路70を備えており、各インバータに対応する複数の加熱コイル5により、図示しないトッププレート上に載置された鍋などの被加熱物を加熱することができる。なお、各インバータの構成は同等であるので、以下では、インバータ100aを例に説明する。また、各インバータの加熱コイル5は、トッププレートに載置した別々の被加熱物を加熱できるように分散して配置しても良いし、一つの被加熱物を加熱できるように一か所に纏めて、例えば、同心円状に配置しても良い。
インバータ100aは、インバータ回路20と、共振回路30と、電流検出器32によって構成されている。インバータ回路20は、電源回路10の正電極p点と負電極o点との間に接続されており、電源回路10から供給される直流電圧を高周波の交流電圧に変換して共振回路30に印加する。共振回路30は、加熱コイル5と共振コンデンサCrの直列回路であり、加熱コイル5にはインバータ回路20から高周波電力が供給される。電流検出器32は、共振回路30に流れる共振電流ILを検出する。
電流検出器31の出力は入力電流検出回路62を介して、また、電流検出器32の出力は共振電流検出回路64と包絡線検出回路65を介して、制御回路70に送られる。制御回路70では、それらの入力を演算するとともに、入力電力設定部71からの信号に応じた駆動信号を生成する。ドライブ回路61は制御回路70からの駆動信号に基づいて、各インバータのインバータ回路20を制御するドライブ信号波形を出力する。入力電力設定部71は、使用者が入力電力(火力)を設定するタッチパネルなどのインターフェースであり、設定された火力に応じた信号を制御回路70に送る。
次に、インバータ100aの動作を説明する。一般に、電磁誘導加熱装置では、共振型インバータを用いる。共振型のインバータは、インバータ回路20の駆動周波数fs > 共振回路30の共振周波数frに設定し、共振負荷の特性を誘導性にすることで、共振回路30に流れる共振電流ILがインバータ回路20の出力電圧に対し遅れ位相になるように制御するインバータである。これにより、インバータ回路20での損失増加を抑制している。すなわち、図1では、共振回路30に流れる共振電流ILが、インバータ回路20と共振回路30の接続点である出力端子t点の電圧に対して遅れ位相になるように制御することでインバータ回路20の損失を抑制している。
しかしながら、インバータ回路20の駆動周波数fsを固定した状態で、インバータ回路20の導通期間を変化させ電力制御を行うと、インバータ回路20の導通期間に共振電流ILの極性が反転し、共振電流ILがインバータ回路20の出力電圧より進み位相になる進相モードへ移行する場合もある。進相モードはインバータ回路20の損失増加を招くので、共振型のインバータでは避けなければならないモードである。
図2は、本実施例の電磁誘導加熱装置の電源回路10とインバータ回路20の回路構成をより詳細に示したものであり、電源回路10を全波整流パッシブフィルタ型とし、インバータ回路20をハーブブリッジ型とした回路構成を例示している。
この全波整流パッシブフィルタ型の電源回路10は、商用電源1から入力された交流電圧を直流電圧に変換してインバータ100aに供給するものであり、交流電圧を整流する整流回路2と、インダクタ3と、フィルタコンデンサCfで構成された平滑回路からなる。そして、フィルタコンデンサCfの正電極p点と負電極o点との間に、インバータ100aのインバータ回路20が接続される。なお、ここで用いられるフィルタコンデンサCfは比較的小容量のコンデンサであるため、特許文献1のような大容量の電解コンデンサを用いた構成とは異なり、電源回路10が出力する電源電圧Vpには商用電源電圧の脈動に起因する脈動が残存することとなる。
インバータ100aのインバータ回路20は、IGBT等のパワー半導体スイッチング素子(以下、「スイッチング素子」と称する)SW1とSW2を直列に接続し、各スイッチング素子にダイオードD1、D2を逆並列接続したものである。すなわち、各スイッチング素子のコレクタ端子に各ダイオードのカソード端子が接続されており、各スイッチング素子のエミッタ端子に各ダイオードのアノード端子が接続されている。以下では、スイッチング素子SW1とダイオードD1で構成される回路を上アーム、スイッチング素子SW2とダイオードD2で構成される回路を下アーム、上アームと下アームを合わせたものを上下アームと称する。また、各スイッチング素子にはそれぞれ並列にスナバコンデンサCs1、Cs2が接続されている。スナバコンデンサCs1、Cs2は、各スイッチング素子のターンオフ時の遮断電流によって充電あるいは放電されるものである。スナバコンデンサCs1、Cs2の容量は、スイッチング素子SW1、SW2のコレクタとエミッタ間の出力容量より十分に大きいため、ターンオフ時に両スイッチング素子に印加される電圧の変化は低減され、ターンオフ損失は抑制される。
また、スイッチング素子SW1、SW2の接続点である出力端子t点と電源回路10の正電極p点および負電極o点には共振回路30が接続されている。本実施例の共振回路30は、加熱コイル5と共振コンデンサCr1、Cr2で構成される。以下では、インバータ回路20の出力端子t点から加熱コイル5に向かって流れる方向を共振電流ILの正方向とする。
電流検出器32は、共振回路30に流れる共振電流ILを検出する。共振電流検出回路64は、各インバータの電流検出器32の出力信号レベルを制御回路70の入力レベルに適した信号に変換する。電流検出器31は、商用電源1から入力される入力電流を検出する。入力電流検出回路62は電流検出器31の出力値を制御回路70の入力レベルに適した信号に変換する。制御回路70は入力電流検出回路62で検出した入力電流と共振電流検出回路64で検出した共振電流ILの関係から被加熱物の材質や状態を判断し、加熱動作の開始又は停止を行う。被加熱物の判別は、磁性体と非磁性体とに区別する。区別する方法としては、加熱前に低電力(300W程度)で通電を行う。そのときの共振電流ILまたはスイッチング素子SW1、SW2の電流値を検出し、その電流値により、被加熱物の材質を判別する。電流値が小さい場合には鉄などの磁性体、電流値が大きい場合は、非磁性ステンレスやアルミニウム、銅といった非磁性体の被加熱物と判別する。
図3に、インバータ回路20の駆動周波数が20kHzの場合の被加熱物の材質毎の抵抗値を示す。この表のように、非磁性ステンレスでは鉄の1/3、アルミニウム1/20、銅では約1/25の抵抗値となる。
また、制御回路70は、入力電力設定部75からの信号に応じてインバータ回路20のスイッチング素子SW1、SW2の導通期間を、ドライブ回路61を介して設定し入力電力を制御する。材質の検知は、過電流や過電圧の発生を防ぐために低電力かつ短時間で実施する必要がある。
ここで、インバータ回路20の上アームに流れる電流をIc1、下アームに流れる電流をIc2とし、上アームのスイッチング素子SW1のコレクタ・エミッタ間の電圧をVc1、下アームのスイッチング素子SW2のコレクタ・エミッタ間の電圧をVc2、共振コンデンサCr1の共振電圧をVcr1、共振コンデンサCr2の共振電圧をVcr2、インバータ100aの電源電圧をVpとする。
次に、図4を用いて、本実施例のインバータのモード1から4までの動作波形を説明する。なお、何れのモードにおいても、スイッチング素子SW1、SW2はデッドタイム期間を設け、相補に駆動する。ここに示すように、加熱コイル5には、正弦波状の共振電流ILが流れており、この共振周波数frは、式1により、加熱コイル5のインダクタンス値L、共振コンデンサCr1、Cr2の静電容量Cから決定される。
Figure 2021061163
以下で、モード1〜モード4における詳細な動作を説明する。
(モード1)
スイッチング素子SW1の電流Ic1がマイナスから0Aになるタイミングでモード1が始まるものとする。モード1開始時にはスイッチング素子SW1に電流Ic1は流れていないが、スイッチング素子SW1はすでにオンしているため、モード1開始直後からスイッチング素子SW1に電流Ic1が流れ始める。このときスイッチング素子SW1の両端電圧(電圧Vc1)は0Vであるため、スイッチング素子SW1には損失が発生しないZVZCSターンオンとなる。
(モード2)
スイッチング素子SW1を遮断しモード2になると、共振電流ILは、電源回路10、スナバコンデンサCs1、加熱コイル5、共振コンデンサCr2の経路と、加熱コイル5、共振コンデンサCr1、スナバコンデンサCs1の経路と、加熱コイル5、共振コンデンサCr2、スナバコンデンサCs2の経路に流れる。このとき、スナバコンデンサCs1は充電され、スナバコンデンサCs2は放電される。これにより、スイッチング素子SW1の両端電圧は緩やかに上昇し、ZVSターンオフとなり、スイッチング損失を小さくできる。
スナバコンデンサCs1の電圧Vc1が電源電圧Vp以上になると、スナバコンデンサCs2の電圧Vc2は0Vとなり、ダイオードD2がオンし、共振電流ILが流れ続ける。ダイオードD2に電流が流れている期間にスイッチング素子SW2にオン信号を入力する。
(モード3)
スイッチング素子SW2の電流Ic2がマイナスから0Aになるタイミングでモード3が始まるものとする。モード3開始時にはスイッチング素子SW2に電流Ic2は流れていないが、スイッチング素子SW2はすでにオンしているため、モード3開始直後からスイッチング素子SW2に電流Ic2が流れ始める。このときスイッチング素子SW2の両端電圧(Vc2)は0Vであるため、スイッチング素子SW2には損失が発生しないZVZCSターンオンとなる。
(モード4)
スイッチング素子SW2を遮断しモード4になると、共振電流ILは、加熱コイル5、スナバコンデンサCs2、電源回路10、共振コンデンサCr1の経路と、加熱コイル5、スナバコンデンサCs2、共振コンデンサCr2の経路と、加熱コイル5、スナバコンデンサCs1、共振コンデンサCr1の経路に流れる。このとき、スナバコンデンサCs2は充電され、スナバコンデンサCs1は放電される。これにより、スイッチング素子SW2の両端電圧は緩やかに上昇し、ZVSターンオフとなり、スイッチング損失を小さくできる。
以上のモード1から4までの動作を繰り返し、加熱コイル5に高周波電流を流すことで、加熱コイル5から磁束を発生させることができ、その磁束により加熱コイル5の上方のトッププレート上に載置された鍋に渦電流が流れ、鍋自体が誘導加熱によって発熱する。
<被加熱物への入力電力の制御方法>
次に、本実施例の電磁誘導加熱装置における電力制御方法について詳細に説明する。図5は、インバータ回路20の駆動周波数fsと被加熱物への入力電力の関係の一例を示すグラフである。電磁誘導加熱装置は共振現象を利用して加熱コイルに高周波の大電流を流す。このため被加熱物への入力電力の周波数特性は、共振特性を示す。図3の表に示したように、被加熱物が鉄鍋等の磁性体の場合は、抵抗が大きいため共振Qが小さくなり、なだらかな共振特性を示す。一方、被加熱物がアルミ鍋や銅鍋の非磁性体の場合は、抵抗が小さいため共振Qが大きくなり、急峻な共振特性を示す。従って、共振Qが小さい鉄鍋などは、ゆるやかな共振特性を利用して、周波数制御により入力電力を細やかに制御することが可能である。また、図6は、スイッチング素子SW1のDutyと被加熱物への入力電力の関係を示すグラフである。ここに示す関係を利用することで、共振Qが小さい鉄鍋などではスイッチング素子SW1のDuty制御による電力制御も可能である。
<包絡線検出回路64の一例>
ここで、包絡線検出回路65の具体構成の一例を説明する。包絡線検出回路65には、AMラジオの復調回路等で用いられる回路構成を利用することができ、その代表例を図7に例示する。
ここに例示する包絡線検出回路65は、共振電流ILを検出する電流検出器32の出力とグランド間に抵抗R1を接続し、電流検出器32の出力にダイオードD5を介して抵抗R2とコンデンサC1の並列回路をグランド間に接続する構成である。
このような構成の包絡線検出回路65においては、電流検出器32の出力電圧がコンデンサC1の電圧よりも高くなるとダイオードD5が導通してコンデンサC1を充電し、電流検出器32の出力電圧がコンデンサC1の電圧よりも低くなるとダイオードD5の電流が遮断され、コンデンサC1は抵抗R2より放電される。従って、抵抗R2とコンデンサC1の値で決まる時定数をインバータ回路20の駆動周波数fsに応じた値にすることで、図中ではVenvで示した共振電流ILの包絡線を検出することができる。
<包絡線検出回路65の他の一例>
次に、包絡線検出回路65の具体構成の他の一例を説明する。この包絡線検出回路65は、オペアンプで構成したピークホールド回路を利用したものであり、その代表例を図8に示す。
ここに例示する包絡線検出回路65は、共振電流ILを検出する電流検出器32の出力をオペアンプOP1の非反転入力に接続すると共に、グランド間に入力抵抗R3を接続し、オペアンプOP1の反転入力端子と出力端子間にダイオードD6を接続する。また、オペアンプOP1の出力端子からダイオードD7を介してオペアンプOP2の非反転入力端子に接続すると共に、グランド間に抵抗R5とコンデンサC2の並列回路で構成されるホールド回路50が接続される。さらに、オペアンプOP1の反転入力端子とオペアンプOP2の反転入力端子間に抵抗R4を接続し、オペアンプOP2の反転入力端子と出力端子を接続した構成である。
このような構成の包絡線検出回路65においては、電流検出器32の出力電圧がオペアンプOP1の出力電圧より高くなるとオペアンプOP1は、電流検出器32と同レベルの電圧を出力する。これによりダイオードD7が導通し、ホールド回路50のコンデンサC2が充電される。そして、コンデンサC2が充電されオペアンプOP2の出力電圧以上になるとオペアンプOP2はホールド回路50と同レベルの電圧を出力する。
一方、電流検出器31の出力電圧がホールド回路50の出力電圧以下になるとダイオードD7がオフ状態となり、ホールド回路50の充電電流が遮断される。このため、オペアンプOP2はホールド回路50に充電された電圧を出力する。従って、ホールド回路50の抵抗R5とコンデンサC2の値で決まる時定数をインバータ回路20の駆動周波数fsに応じた値にすることで、図中ではVenvで示した包絡線を検出することができる。
<被加熱物の加熱時の励振音低減方法>
次に、本実施例の電磁誘導加熱装置における、鍋加熱時の鍋鳴り音(励振音)抑制のための共振電流ILの制御方法について説明する。
図9は、包絡線検出回路65の出力値が直流電圧検出回路63と相似形になるようにインバータ回路20の駆動周波数fsを制御した場合の各種信号の動作波形図であり、上から順に、商用電源1からの入力電圧・入力電流、直流電圧検出回路63の出力値、包絡線検出回路65の出力値、共振電流IL、インバータ回路20の駆動周波数fsの変動を示す。
同図から明らかなように、本実施例では、包絡線検出回路65の出力値が直流電圧検出回路63と相似形になるようにインバータ回路20の駆動周波数fsを変化させる。商用周期内でインバータ回路の駆動周波数が変化し、直流電圧検出回路63の出力値が小さい場合はインバータ回路20の駆動周波数fsを低くし、入力電圧検出値が大きい場合はインバータ回路20の駆動周波数fsを高くする。このようなインバータ回路20の制御により、共振電流ILの包絡線は入力電圧波形と相似形になるので、加熱コイル5に供給される共振電流ILの包絡線が概略正弦波状になる。図10に電磁力のFFT解析結果を示す。本発明を適用しない場合のFFT解析結果である図17との比較から明らかなように、図10より数kHz帯の電磁力の高調波成分が小さくなり、鍋で発生する励振音を低減することができる。
<被加熱物の加熱時の励振音低減方法の変形例>
次に、図11に実施例1の共振電流ILの制御方法の変形例を示す。
図11は、包絡線検出回路65の出力値が直流電圧検出回路63と相似形になるように下アーム(スイッチング素子SW2)のDutyを制御した場合の各種信号の動作波形図であり、上から順に、商用電源1からの入力電圧・入力電流、直流電圧検出回路63の出力値、包絡線検出回路65の出力値、共振電流IL、下アーム(スイッチング素子SW2)のDutyの変動を示す。
同図から明らかなように、本変形例では、包絡線検出回路の出力電圧が直流電圧検出回路と相似形になるようにインバータ回路20の下アームのDutyを変化させる。商用周期内でインバータ回路の下アームのDutyが変化し、直流電圧検出回路63の出力値が小さい場合は下アームDutyを大きくし、入力電圧検出値が大きい場合は下アームDutyを小さく設定する。このようなインバータ回路20の制御によっても、共振電流ILの包絡線は入力電圧波形と相似形になるので、加熱コイル5に供給される共振電流IL中の包絡線が概略正弦波状になり、前述したとおり、電磁力の高調波成分が小さくなり、鍋で発生する励振音を低減することができる。
以上の励振音低減制御は包絡線検波回路の出力値を用いる方法としたが、本実施例の電磁誘導加熱装置では電源回路10のコンデンサCfの容量が小さいため、pn間の電圧は商用周期に同期して脈動する。したがって、入力電流検出回路の出力値は概略加熱コイル電流の包絡線波形と同様になるため、入力電流検出回路62の出力値と、直流電圧検出回路63と相似形になるようにインバータ回路20を制御しても同様の効果を得ることができる。
以上で説明した本実施例の電磁誘導加熱装置によれば、インバータに供給される直流電圧に商用電源起因の脈動が残存する構成であっても、加熱コイルから発生する電磁力の変動を低減し、鍋加熱時の励振音を低減することができる。
次に、図12を用いて、本発明の実施例2の電磁誘導加熱装置を説明する。なお、上述した実施例との共通点は重複説明を省略する。
図12は、実施例2の電磁誘導加熱装置の回路構成である。本実施例のインバータ回路80(電圧共振インバータ)は、共振回路91とスイッチング素子SW2の直列回路である。共振回路91は、加熱コイル5と共振コンデンサCr1の並列回路である。また、スイッチング素子SW2にはダイオードD2が逆並列に接続されている。
次に、図13を用いて、通常の加熱動作を説明する。ここで、加熱コイル5の電流の向きは、図12の矢印方向を正とする。
(モード1)
モード1は、スイッチング素子SW2のオフからスイッチング素子SW2のコレクタ電圧Vc1のピークまでの期間である。モード1において、スイッチング素子SW2をオフすると、スイッチング素子SW2に流れていた電流Ic1が遮断され、加熱コイル5に蓄えられていたエネルギーにより、加熱コイル5と共振コンデンサCr1の経路に電流が流れる。この時、スイッチング素子SW2のコレクタ電圧Vc1が正弦波状に上昇し、ゼロ電圧スイッチング(以下、ZVS)となる。
(モード2)
モード2は、スイッチング素子SW2のコレクタ電圧Vc1のピークから0Vになるまでの期間である。モード2において、スイッチング素子SW2のコレクタ電圧Vc1がピークになると、加熱コイル5の電流Ic1が正から負に切り替わり、電流の向きが反転し、共振コンデンサCr1、加熱コイル5の経路に電流が流れる。
(モード3)
モード3は、ダイオードD2の通電期間である。モード3において、共振コンデンサCr1が放電され、スイッチング素子SW2のコレクタ電圧が0Vになると、ダイオードD2がオンし、加熱コイル5、フィルタコンデンサCf、ダイオードD2の経路に電流が流れる。このダイオードD2の通電期間内にスイッチング素子SW2のゲートをオンする。
(モード4)
モード4は、スイッチング素子SW2の通電期間である。モード4において、加熱コイル5のエネルギーがなくなると、共振電流ILが負から正に切り替わる。このときスイッチング素子SW2はすでにゲートがオンしているため電流が流れ始める。このときスイッチング損失の発生しないZVSになる。電流はフィルタコンデンサCf、加熱コイル5、スイッチング素子SW2の経路と商用電源1、整流回路2、インダクタ3、加熱コイル5、スイッチング素子SW2、整流回路2の経路に流れる。
以上のモード1からモード4を繰り返し動作することで、加熱コイル5に高周波の交流電流が流れ、鍋を加熱する。
図14に、電圧共振型のインバータ回路80における、駆動周波数fsと入力電力の関係を示す。本実施例では、加熱コイル5と共振コンデンサCr1が並列に接続される並列共振回路となっている。したがって、図14に示す周波数特性は下に凸になる特性を示す。このように、並列共振においては共振点での電力が最低電力となり、周波数を下げることで電力を制御することができる。
以上で説明した本実施例の回路においても、実施例1の図9や図11で説明したインバータ回路20の制御により、包絡線検出回路65の出力値を直流電圧検出回路63と相似形になるように共振電流ILを制御することで、加熱コイルから発生する電磁力の変動を低減でき、鍋から発生する励振音を低減することができる。
次に、図15を用いて、本発明の実施例3の電磁誘導加熱装置を説明する。上述の実施例ではハーフブリッジインバータを用いたが、本実施例ではフルブリッジインバータを用いる。図2と同一の構成要素に同一符号が付し、重複説明は避ける。
本実施例で用いるフルブリッジインバータは、図15に示すように、電源回路10の出力端子であるo−p間にインバータ回路20aとインバータ回路20bが接続され、両インバータ回路の中点のt−r間に加熱コイル5と共振コンデンサCr1の直列回路が接続された構成である。スイッチング素子SW1a、SW1b、SW2a、SW2bには逆並列にダイオードD1a、D1b、D2a、D2bが接続されており、スイッチング素子のコレクタ端子にダイオードのカソード端子、エミッタ端子にアノード端子が接続されている。スイッチング素子SW1aとSW2bに同じ駆動信号を与え、スイッチング素子SW2aとSW1bに同じ駆動信号を与えることで、スイッチング素子SW1aとSW2aが相補に駆動し、スイッチング素子SW1bとSW2bが相補に駆動する。
各スイッチング素子のソフトスイッチング動作については、ハーフブリッジと同様の動作となるため、説明は省略する。フルブリッジでは加熱コイル5と共振コンデンサCr1の直列回路に印加される電圧、すなわちインバータ出力電圧(t−r間電圧)がハーフブリッジの2倍の電圧を発生させることができる。このため、加熱コイル5の巻数を増やすことができるため、加熱効率の向上が可能になる。
電力制御方法についてはハーフブリッジインバータと同様の周波数またはDutyを用いることで制御することが可能であるため詳細は割愛する。
以上のようなフルブリッジインバータを用いた場合においても、図9や図11で説明したインバータ制御により、加熱コイルに流れる共振電流包絡線を直流電圧検出回路63と相似形になるようインバータ回路20a、20bの駆動周波数もしくDutyを制御することで、共振電流ILの脈動が低減し鍋から発生する励振音を低減することができる。
次に、図18を用いて、本発明の実施例4の電磁誘導加熱装置を説明する。図2と同一の構成要素に同一符号が付し、重複説明は避ける。
本実施例において、実施例1と異なる点は、商用電源1のゼロクロス点を検出するゼロクロス検出回路66と、ゼロクロス検出回路66の出力に同期して正弦波を発生する正弦波発生回路67を設けたことである。このように商用電源1に同期した正弦波を発生する正弦波発生回路67を設け、正弦波発生回路67の出力である基準波形と、包絡線検出回路65や入力電流検出回路62の出力が相似形になるようにインバータ回路20を制御することで、鍋励振音を低減することができる。このようにすることで、商用電源1の出力が歪んだ環境下においても、鍋励振音を低減することが可能になる。
なお、本発明は上記した実施例に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成について、他の構成の追加、削除、置換をすることが可能である。
1 商用電源
2 整流回路
3 インダクタ
5 加熱コイル
10 電源回路
20、20a、20b インバータ回路
30 共振回路
31、32 電流検出器
OP1、OP2 オペアンプ
61 ドライブ回路
62 入力電流検出回路
63 直流電圧検出回路
64 共振電流検出回路
65 包絡線検出回路
66 ゼロクロス検出回路
67 正弦波発生回路
70 制御回路
71 入力電力設定部
100a、100b、100c インバータ
Cf フィルタコンデンサ
Cr1、Cr2 共振コンデンサ
Cs1、Cs2 スナバコンデンサ
C1、C2 コンデンサ
D1、D2、D3、D4、D5、D6、D7 ダイオード
R1、R2、R3、R4、R5 抵抗
SW1、SW1a、SW1b、SW2、SW2a、SW2b、SW3、SW4 スイッチング素子

Claims (8)

  1. 被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
    商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換して出力する電源回路と、
    該電源回路から供給される直流電圧を検出する直流電圧検出回路と、
    前記電源回路から供給される直流電圧を高周波の交流電圧に変換して、前記加熱コイルに供給するインバータと、
    該インバータに流れる共振電流の包絡線を検出する包絡線検出回路と、
    前記インバータを制御する制御回路と、を具備し、
    前記制御回路は、前記包絡線検出回路の出力値が前記直流電圧検出回路の出力値と相似形になるように、前記インバータを制御することを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  2. 被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
    商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換して出力する電源回路と、
    該電源回路の入力電流を検出する入力電流検出回路と、
    前記電源回路から供給される直流電圧を検出する直流電圧検出回路と、
    前記電源回路から供給される直流電圧を高周波の交流電圧に変換して、前記加熱コイルに供給するインバータと、
    前記インバータを制御する制御回路と、を具備し、
    前記制御回路は、前記入力電流検出回路の出力値が前記直流電圧検出回路の出力値と相似形になるように、前記インバータを制御することを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  3. 被加熱物を誘導加熱する加熱コイルと、
    商用電源から供給される交流電圧を直流電圧に変換して出力する電源回路と、
    該電源回路の入力電流を検出する入力電流検出回路と、
    前記商用電源から供給される交流電圧のゼロクロスを検出するゼロクロス検出回路と、
    前記ゼロクロス検出回路の出力値を基準に正弦波を出力する正弦波発生回路と、
    前記電源回路から供給される直流電圧を高周波の交流電圧に変換して、前記加熱コイルに供給するインバータと、
    前記インバータを制御する制御回路と、を具備し、
    前記制御回路は、前記入力電流検出回路の出力値が前記正弦波発生回路の出力値と相似形になるように、前記インバータを制御することを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の電磁誘導加熱装置において、
    前記インバータは、前記加熱コイルと共振コンデンサを直列接続した共振回路と、
    前記電源回路の出力端子間に接続され、二つのスイッチング素子を直列接続したインバータ回路と、を備えることを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  5. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の電磁誘導加熱装置において、
    前記インバータは、前記加熱コイルと共振コンデンサを並列接続した共振回路と、
    前記電源回路の出力端子間に接続され、スイッチング素子と前記共振回路を直列接続したインバータ回路と、を備えることを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  6. 請求項1乃至3の何れか一項に記載の電磁誘導加熱装置において、
    前記インバータは、前記電源回路の出力端子間に接続され、二つのスイッチング素子を直列接続した第一のインバータ回路と、
    前記電源回路の出力端子間に接続され、二つのスイッチング素子を直列接続した第二のインバータ回路と、
    両インバータの出力端子間に接続され、前記加熱コイルと共振コンデンサを直列接続した共振回路と、を備えることを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  7. 請求項4乃至6の何れか一項に記載の電磁誘導加熱装置において、
    前記制御回路は、前記相似形になるように、前記インバータ回路の駆動周波数を制御することを特徴とする電磁誘導加熱装置。
  8. 請求項4乃至6の何れか一項に記載の電磁誘導加熱装置において、
    前記制御回路は、前記相似形になるように、前記インバータ回路のDutyを制御することを特徴とする電磁誘導加熱装置。
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