JP2021060655A - 順番管理システム、順番管理端末、およびプログラム - Google Patents

Abstract

【課題】従業者が手で直接端末に触れなくても、必要な操作ができるようにする順番管理システム、順番管理端末及びプログラムを提供する。【解決手段】施設における順番待ちを管理する順番管理システム１は、施設における順番待ちの情報を登録、更新、閲覧するための操作を受け付ける順番管理端末２００と、前順番管理端末が受け付けた操作に基づいて、順番待ちの情報を管理する順番管理サーバ１００と、を備える。順番管理端末は、操作を行う者が、非接触操作機能の起動条件を満たしているか否かを判定する起動要否判定部と、起動条件を満たしていると判定された場合には、非接触操作機能を起動する非接触操作機能起動部と、非接触操作機能を用いて入力された操作による指示を受け付ける操作受付部とを備える。【選択図】図１

Description

本発明は、順番管理システム、順番管理端末、およびプログラムに関する。

従来、レストランやアミューズメント施設、病院、銀行、役所等においては、そのサービスを待つ顧客の順番待ちを管理するために、種々の順番管理システムが採用されている。

例えば、特許文献１には、順番待ちのできる複数の施設に対して同時に予約管理サービスを提供する予約管理システムが記載されており、ユーザは、Ｗｅｂや、電話や、店頭端末から、施設の混雑状況の確認や、順番待ち予約の申し込みをできることが記載されている。また、案内の順番が近づいたら電話やメールで通知することが記載されている。

特開２００５−５０００２号公報

通常、従業者が順番管理システムの情報を閲覧したり、データを更新したりする場合には、タッチパネル操作やキーボード操作などを行うため、手で端末に触れる必要があった。しかし、薬剤師、調理師、美容師などのように、衛生面などの理由で、業務中に端末に触れることは望ましくない場合があった。

本発明は、以上説明した事情を鑑みてなされたものであり、従業者が手で直接端末に触れなくても、必要な操作ができるようにすることを目的の一つとする。

本発明の一実施形態に係る順番管理システムは、施設における順番待ちを管理する順番管理システムであって、前記施設における順番待ちの情報を登録、更新、閲覧するための操作を受け付ける順番管理端末と、前記順番管理端末が受け付けた操作に基づいて、前記順番待ちの情報を管理する順番管理サーバと、を備え、前記順番管理端末は、操作を行う者が、非接触操作機能の起動条件を満たしているか否かを判定する起動要否判定部と、前記起動条件を満たしていると判定された場合には、前記非接触操作機能を起動する非接触操作機能起動部と、前記非接触操作機能を用いて入力された操作による指示を受け付ける操作受付部と、を備えたものである。

本発明の一実施形態に係る順番管理端末は、施設における順番待ちを管理する順番管理端末であって、操作を行う者が、非接触操作機能の起動条件を満たしているか否かを判定する起動要否判定部と、前記起動条件を満たしていると判定された場合には、前記非接触操作機能を起動する非接触操作機能起動部と、前記非接触操作機能を用いて入力された操作による指示を受け付ける操作受付部と、を備えたものである。

本発明の一実施形態に係るプログラムは、施設における順番待ちを管理するコンピュータを、操作を行う者が、非接触操作機能の起動条件を満たしているか否かを判定する起動要否判定部と、前記起動条件を満たしていると判定された場合には、前記非接触操作機能を起動する非接触操作機能起動部と、前記非接触操作機能を用いて入力された操作による指示を受け付ける操作受付部、として機能させるものである。

本発明によれば、従業者が手で直接端末に触れなくても、必要な操作ができるようにすることができる。

本発明の実施形態に係る順番管理システム１の概略構成を示す図。 本発明の実施形態に係る順番管理システム１における利用者または従業者が順番管理端末２００の操作を行う際の動作のフローチャート 本発明の実施形態に係る順番管理システム１における順番待ちの受付登録処理のフローチャート。

以下、本発明の実施形態について図面を参照しつつ詳細に説明する。なお、同一の要素には同一の符号を付し、重複する説明を省略する。

本実施形態では、調剤薬局Ａにおける順番待ち管理の例について説明するが、その他、レストラン、美容室、アミューズメント施設、ショッピングモール、イベント会場、病院、銀行、役所など、施設利用者の順番待ちの管理を行うあらゆる施設に適用できる。

図１は、本実施形態に係る順番管理システム１の概略構成を示す図である。図１に示すように、順番管理システム１は、管理センター等に設置された順番管理サーバ１００と、施設の入口付近などに設置された順番管理端末２００を含んでいる。順番管理サーバ１００は、順番管理端末２００と通信ネットワークＮを介して接続されている。なお、図１には１つの順番管理端末２００が図示されているが、実際には１つの施設で複数の順番管理端末２００が使用されていてもよい。また、複数の順番管理端末２００は、受付用（施設の利用者用）と管理用（従業者用）など、用途が分けられていてもよい。

施設（ここでは調剤薬局Ａ）の利用者は、順番管理端末２００を操作して、施設への順番待ちを登録することができる。また、施設の従業者は、順番管理端末２００を操作して、利用者に代わって順番待ちを登録したり、順番待ちリストに登録されている順番待ち組のステータスを閲覧、更新したりする。

順番管理サーバ１００は、順番管理端末２００を介して登録される順番待ちを施設毎に管理する。本実施形態では、１つの施設の順番待ちの管理を例に説明するが、順番管理サーバ１００は、実際には複数の施設に設置されている順番管理端末２００と接続され、各施設の順番待ちを管理している。順番管理サーバ１００は、汎用的なコンピュータによって構成され、そのコンピュータにおいてサーバ用プログラムが動作することにより、サーバ機能を実現する。順番管理サーバ１００を構成するコンピュータは、必ずしも１台である必要はなく、通信ネットワークＮ上に分散する複数のコンピュータから構成されてもよい。

順番管理サーバ１００は、施設ごとに順番管理端末２００を管理するための管理データベース１１０と、プロセッサ１２０と、を備えている。管理データベース１１０は、クライアント管理テーブルＴＡ１と、ステータス管理テーブルＴＡ２を備えている。

クライアント管理テーブルＴＡ１には、施設毎に、順番管理端末２００に対して付与されている固有のＩＤとパスコード（アカウント）が登録されている。クライアント管理テーブルＴＡ１の１レコードには、例えば「調剤薬局Ａ」のレコードとして、「ＩＤ：Ａ１・・・」、「パスコード：ＡＡ２・・・」等が設定されている。これらの情報は、例えば、システム導入の際に各施設で順番待ちの管理を行う管理者（例えば、施設のオーナーなど）によって設定される。なお、１施設で複数の順番管理端末２００を利用する場合には、同一のＩＤとパスコードを利用してもよいが、例えば一定の条件に従い、複数のＩＤとパスワードを使い分けるようにしてもよい。

ステータス管理テーブルＴＡ２には、各施設での順番待ちリストが登録されている。この順番待ちリストは、順番待ちをしている者（順番待ち組）の一覧と、各々の順番待ち組の待ち状況をあらわす情報（ステータス情報）が含まれる。例えば「調剤薬局Ａ」の順番待ちリストの１レコードには、受付番号「１」、受付時刻「１３：０３」、ステータス「待ち中」等の情報が含まれている。その他、保険者番号、処方箋発行医療機関番号、氏名、連絡先（メールアドレス、電話番号）などの情報も含むことができる。また、受付の際に提示される処方箋の画像データや、処方箋の有効期限、調剤内容（医薬品の種類、量等）のデータ等が受付番号に紐づけて記憶されていてもよい。

ステータスには、順番到来前（薬の準備待ち）の状態である「待ち中」、順番が来たこと（薬の準備ができたこと）を知らせた状態である「呼出中」、順番が来た者に実際に対応した状態（薬の受け取りが完了した状態）である「対応済」、さらに順番待ちをキャンセルした状態である「取消済」等が含まれる。ステータスとしてどのような項目を設定するかは各施設の管理者等が適宜設定および変更可能となっている。

なお、順番待ちリストに含める情報は、各施設の管理者等が適宜設定および変更可能となっている。順番待ちリストの内容は、順番管理端末２００から送信される順番待ちリストへの新規登録情報、またはステータスの更新情報（詳細は後述）に基づいて更新される。

プロセッサ１２０は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット（ＣＰＵなど）および各種レジスタから構成され、ＲＯＭ等の記憶手段に格納されている各種プログラムを実行することで順番管理サーバ１００の各部を中枢的に制御する。また、プロセッサ１２０は、順番管理端末２００と連携して順番待ちを管理するためのコンピュータプログラム（順番管理アプリケーション）も実行する。

通信ネットワークＮは、順番管理サーバ１００と順番管理端末２００との間で、相互に情報を送受信可能な通信網を含む。通信ネットワークＮは、例えば、インターネット、ＬＡＮ、専用線、電話回線、企業内ネットワーク、移動体通信網、ブルートゥース（登録商標）、ＷｉＦｉ（Wireless Fidelity）、その他の通信回線、それらの組み合わせ等のいずれであってもよく、有線であるか無線であるかを問わない。

順番管理端末２００は、タブレット端末や、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）、ノートＰＣ、スマートフォン、携帯電話機、携帯情報端末（ＰＤＡ）など、通信ネットワークＮを介して順番管理サーバ１００とデータの授受が可能なあらゆる端末装置を利用することができる。なお、順番管理端末２００は、１施設で複数台利用することもできる。順番管理端末２００は、利用者が順番待ちの受付登録のために利用する端末や、従業者が順番待ちリストの内容の確認や、各順番待ち組のステータスの更新操作に用いる端末として利用することができる。

図１に示すように、順番管理端末２００は、プロセッサ（起動要否判定部、非接触操作機能起動部、操作受付部）２１０と、入力装置２２０と、表示装置２３０と、通信インタフェース２４０と、記憶資源２５０、カメラ２６０、マイク２７０、近距離無線通信アンテナ２８０を備えている。順番管理端末２００は、施設に来たゲストや、施設の従業者がタッチパネルなどの入力装置２２０を操作することで、順番待ちリストへの登録や更新等の入力を受け付ける。

プロセッサ２１０は、算術演算、論理演算、ビット演算等を処理する算術論理演算ユニット（ＣＰＵなど）および各種レジスタから構成され、記憶資源２５０に格納されている各種プログラムを実行することで順番管理端末２００の各部を中枢的に制御する。各種レジスタは、例えば、プログラムカウンタ、データレジスタ、命令レジスタ、汎用レジスタ等である。

入力装置２２０は、順番待ちリストへの登録や順番待ちリストからの消込み等の入力を受け付けるための各種操作ボタンやタッチパネルを備えている。

表示装置２３０は、順番待ちリストや、受付画面やステータス管理画面を表示するための装置であり、例えば液晶ディスプレイにより構成される。

通信インタフェース２４０は、通信ネットワークＮに接続し、通信ネットワークＮを介して他の装置と通信をするためのハードウェアモジュールである。通信インタフェース２４０は、例えば、ＩＳＤＮモデム、ＡＤＳＬモデム、ケーブルモデム、光モデム、ソフトモデム等の変調復調装置である。

記憶資源２５０は、例えば、物理デバイスの記憶領域が提供する論理デバイスである。物理デバイスは、例えば、ディスクドライブまたは半導体メモリ（ＲＯＭ、ＲＡＭなど）等のコンピュータ読み取り可能な記録媒体である。

記憶資源２５０には、オペレーティングシステムプログラム、ドライバプログラム、各種データ等が格納される。ドライバプログラムとしては、例えば、通信インタフェース２４０を制御するための通信インタフェースドライバプログラム等がある。また、記憶資源２５０には、これら各種プログラムや各種データのほか、プロセッサ２１０が実行することにより、順番管理サーバ１００と連携して順番待ちを管理するためのコンピュータプログラム（アプリケーション）が記憶されている。

カメラ２６０は、順番管理端末２００の前方の画像を撮影し、特に順番管理端末２００の操作を行う者（利用者や従業者）の顔や動作などを撮影する。

マイク２７０は、順番管理端末２００の周囲の音声を拾い、特に順番管理端末２００の操作を行う者による音声入力の情報を取得する。

近距離無線通信アンテナ２８０は、ＮＦＣ（Near Field Communication）等の近距離無線通信技術に対応した非接触型のＩＣ（Integrated Circuit）カードなどから発信される信号を受信する。ここでは、例えばＦｅｌｉＣａ（登録商標）内蔵のＩＣカード等の読み取りが可能である。

次に、図２のフローチャートを用いて、利用者または従業者が順番管理端末２００の操作を行う際の動作について説明する。

まず、順番管理端末２００は、近距離無線通信アンテナ２８０による近距離無線信号の受信の有無を確認する（ステップＳ１１）。操作を行う者（操作者Ｘ）が順番管理端末２００に近づくと、操作者Ｘが従業者の場合には、携帯しているＩＣカード（媒体）から近距離無線信号が発信され、近距離無線通信アンテナ２８０によって受信される。一方、操作者Ｘが利用者（薬を受け取りに来た者）の場合には、ＩＣカードを携帯していないため、近距離無線通信アンテナ２８０による信号の受信は検出されない。

次に、信号を受信している場合には（ステップＳ１１：ＹＥＳ）、順番管理端末２００は、信号に含まれる情報に基づいて、非接触操作機能の起動条件を満たしているか否かを判定する（ステップＳ１２）。信号には、従業者のＩＤや職種（薬剤師、事務スタッフ等）を示すコードなどの情報が含まれる。例えば、操作者Ｘが薬剤師の場合には、非接触操作機能の起動条件を満たしていると判定し、その他の職種の場合には、満たしていないと判定するように、順番管理端末２００を設定することができる。

非接触操作機能の起動条件を満たしていると判定された場合（ステップＳ１２：ＹＥＳ）、順番管理端末２００は、非接触操作機能を起動する（ステップＳ１３）。非接触操作機能は、例えば、ジェスチャーによる操作の受付機能である。

ジェスチャーによる操作の受付機能が起動されると、順番管理端末２００は、操作者Ｘが行う動作をカメラ２６０で撮影し、動作の種類を認識する（ステップＳ１４）。順番管理端末２００は、あらかじめ設定された動作の種類と操作内容の紐づけ情報に応じて、操作内容を特定する（ステップＳ１５）。例えば、指で「Ｌ」の文字を書く動作は、順番待ちリストの表示を指示する操作、指を上下に動かす動作は、画面に表示されたリスト上でレコード（順番待ち組）を選択する操作、指で「Ｃ」の文字を書く動作は、選択された順番待ち組を呼び出す「呼出」の操作、「Ｆ」の文字を書く動作は、選択された順番待ち組に薬を渡したこと（受け取り完了）を示す「対応」の操作、といった設定を行うことができる。

順番管理端末２００は、特定された操作内容したがって処理を実行する（ステップＳ１６）。例えば、「呼出」であれば、選択された順番待ち組の携帯端末に、薬の準備ができたことを通知する呼出メールを送信するなどの処理を行う。近距離無線信号の受信が確認されなかった場合（ステップＳ１１：ＮＯ）、また、非接触操作機能の起動条件を満たしていないと判定された場合（ステップＳ１２：ＮＯ）には、非接触操作機能は起動せず、通常の入力装置２２０を介した操作のみが受け付けられる（ステップＳ１７）。

（順番待ちの受付登録）
次に、順番管理システム１による順番待ちの受付登録処理について図３のフローチャートを用いて説明する。ここでは、利用者自身が、順番管理端末２００を操作して受付登録を行うことを想定している。この場合、操作者がＩＣカードを携帯していないため、近距離無線通信アンテナ２８０によって信号は受信されない。したがって、非接触操作機能は起動されず、通常の入力装置２２０を介した操作のみが受け付けられる。

まず、順番管理端末２００は通信インタフェース２４０を介して、順番管理サーバ１００からステータス管理テーブルＴＡ２に登録されている順番待ちリストの情報を受信する（ステップＳ１０１）。

順番管理端末２００は、受信した順番待ちリストの情報に基づいて、表示装置２３０に受付案内画面を表示する（ステップＳ１０２）。受付案内画面には、現在の順番待ち組数や予想待ち時間などが表示される。また、受付登録をする場合にタッチするボタンと、タッチ操作を促すメッセージなどが表示される。

利用者が、表示装置２３０に表示されたボタンにタッチすると、受付登録画面が表示される（ステップＳ１０３）。受付登録画面には、受付登録に必要な項目の選択、入力を促すメッセージなどが表示される。また、順番が到来した際に、電話やメールによる呼出しを希望する利用者は、受付登録画面において、連絡先の電話番号またはメールアドレスを登録することができる。

表示された受付登録画面に対して利用者が操作入力を行い、順番待ちの受付登録に必要な情報（処方箋のデータ、保険証番号、連絡先等）の入力を完了すると、順番管理端末２００は、新規登録情報として、順番管理サーバ１００に送信する（ステップＳ１０４）。

順番管理サーバ１００は、順番管理端末２００から新規登録情報を受信すると、受信した新規登録情報に基づいて、その施設の順番待ちリストに順番待ちを１組新たに追加する処理を行い、ステータス管理テーブルＴＡ２を更新する（ステップＳ１０５）。

順番管理サーバ１００は、順番管理端末２００に受付完了画面を表示させる（ステップＳ１０６）。受付完了画面には、受付番号や、現時点での予想待ち時間等が表示される。また、順番券を受け取るよう促すメッセージが表示され、利用者は、順番管理端末２００に接続されたプリンタから印刷される順番券を受け取ることができる。

順番券には、受付番号と対応付けられた二次元コードが印刷されている。利用者が自身の携帯端末（スマートフォン、タブレット端末等）を利用して順番券に印刷された二次元コードを読み取ると、ディスプレイに、現在の順番待ち状況（現状の待ち組数や予想待ち時間など）が表示される。また、利用者が、二次元コードを読み込むことによって表示される案内にしたがって電話番号やメールアドレスを入力することにより、順番が到来した際に電話またはメールによるメッセージを受信したり、順番が近づいたときにリマインドメッセージを受信したりすることができる。

（順番待ちリストの更新）
順番待ちリストの各レコードの内容は、施設の従業者が順番管理端末２００を操作してステータスの更新処理を行った際などに更新される。ステータスの更新処理には、「取消」、「変更」、「呼出」、「対応」が含まれる。「取消」は、順番待ち（薬の申し込み）をキャンセルすることを意味し、「変更」は、いったん入力された順番待ちの内容を変更することを意味する。また、「呼出」は、順番が来た組（薬の準備ができた利用者）を口頭で呼出したり、電話や呼出メールなどで知らせたりした状態であることを意味し、「対応」は、順番が来た利用者に実際に薬を渡した状態であることを意味する。

従業者が順番管理端末２００を操作してステータスの更新処理を行う場合、順番管理端末２００に表示された順番待ちリストの中から、更新対象の順番待ち組を選択し、選択した順番待ち組に対していずれかの更新処理を行う。更新対象の順番待ち組を特定する情報（例えば受付番号「１」）と更新処理の情報（例えば「対応」）は、順番管理端末２００から通信ネットワークＮを介して順番管理サーバ１００にアップロードされる。順番管理サーバ１００は、受信した情報に基づき、当該施設の順番待ちリストを更新する。例えば、受付番号「１」に対して「対応」操作を行った場合には、受付番号「１」の順番待ち組のステータスが「対応済」に更新される。

調剤薬局Ａでは、操作を行う従業者が薬剤師の場合には、上述のように、ＩＣカードから発信される信号に基づいて、非接触操作機能が起動される。この場合、薬剤師は、所定のジェスチャーによって、順番管理端末２００に順番待ちリストを表示させ、順番待ちリストの中から、更新対象の順番待ち組を選択し、選択した順番待ち組に対して所定の更新処理を行うことができる。

なお、非接触操作機能は、ジェスチャーによる操作の受付機能に限られない。例えば、音声による操作の受付機能であってもよい。具体的には、操作者が発した所定の音声コマンド（例えば、「リストを表示」、「レコード３を選択」、「呼出」等）がマイク２７０によって拾われ、順番管理端末２００が音声コマンドに対応する操作内容を特定する。順番管理端末２００が、特定された操作内容したがって処理を実行することによって、順番待ちリストの更新処理を行うことができる。

以上のように、本実施形態によれば、順番管理端末２００の操作を行う者が、所定の条件を満たしている場合には、非接触操作機能を起動し、非接触の操作による指示を受け付けるようにした。これにより、所定の条件を満たす従業者等については、手で直接順番管理端末２００に触れなくても、端末操作が行えるようにすることができる。例えば、調剤中の薬剤師が、順番管理端末２００に触れずに操作を行うことができるので、衛生的である。

また、非接触の操作方法としてジェスチャーや音声入力を利用することにより、簡単な動作で非接触入力を行うことができる。

また、操作を行う者が、所定の条件を満たしているか否かの判断は、ＩＣカードから発信される信号に含まれる情報（職種等）に基づいて行うようにしたので、操作者が端末に触れなくても、近づくだけで自動的に判断され、必要であれば非接触操作機能を起動することができる。

なお、操作を行う者が所定の条件を満たしているか否かの判断方法は上記のものに限らない。例えば、カメラ２６０によって撮影した操作者の顔画像によって顔認証を行い、条件を満たす者かどうかを判断するようにしてもよい。

また、非接触入力で行える操作内容は限定するようにしてもよい。例えば、リスト上でのレコードの選択や「呼出」、「対応」など、作業中に行う可能性が高い操作のみに限定するようにしてもよい。これにより、覚えるコマンドの数を必要最低限にして、従業者の負担や操作ミス等を防止することができる。

なお、本発明は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、他の様々な形で実施することができる。このため、上記実施形態はあらゆる点で単なる例示にすぎず、限定的に解釈されるものではない。例えば、上述した各処理ステップは処理内容に矛盾を生じない範囲で任意に順番を変更し、または並列に実行することができる。

１…順番管理システム
１００…順番管理サーバ
１１０…管理データベース
１２０…プロセッサ
２００…順番管理端末
２１０…プロセッサ
２２０…入力装置
２３０…表示装置
２４０…通信インタフェース
２５０…記憶資源
２６０…カメラ
２７０…マイク
２８０…近距離無線通信アンテナ
ＴＡ１…クライアント管理テーブル
ＴＡ２…ステータス管理テーブル
Ｎ…通信ネットワーク

Claims (7)

1. 施設における順番待ちを管理する順番管理システムであって、
   前記施設における順番待ちの情報を登録、更新、閲覧するための操作を受け付ける順番管理端末と、
   前記順番管理端末が受け付けた操作に基づいて、前記順番待ちの情報を管理する順番管理サーバと、を備え、
   前記順番管理端末は、
   操作を行う者が、非接触操作機能の起動条件を満たしているか否かを判定する起動要否判定部と、
   前記起動条件を満たしていると判定された場合には、前記非接触操作機能を起動する非接触操作機能起動部と、
   前記非接触操作機能を用いて入力された操作による指示を受け付ける操作受付部と、を備えた順番管理システム。
2. 前記非接触操作機能は、前記操作を行う者のジェスチャーによる操作を受け付ける機能である、請求項１に記載の順番管理システム。
3. 前記非接触操作機能は、前記操作を行う者の発する音声による操作を受け付ける機能である、請求項１に記載の順番管理システム。
4. 前記起動要否判定部は、
   前記操作を行う者が携帯する媒体から発信される信号に基づいて、前記起動条件を満たしているか否かを判定する、請求項１から３のいずれか１項に記載の順番管理システム。
5. 前記起動要否判定部は、
   前記操作を行う者の画像に基づいて、前記起動条件を満たしているか否かを判定する、請求項１から３のいずれか１項に記載の順番管理システム。
6. 施設における順番待ちを管理する順番管理端末であって、
   操作を行う者が、非接触操作機能の起動条件を満たしているか否かを判定する起動要否判定部と、
   前記起動条件を満たしていると判定された場合には、前記非接触操作機能を起動する非接触操作機能起動部と、
   前記非接触操作機能を用いて入力された操作による指示を受け付ける操作受付部と、を備えた順番管理端末。
7. 施設における順番待ちを管理するコンピュータを、
   操作を行う者が、非接触操作機能の起動条件を満たしているか否かを判定する起動要否判定部と、
   前記起動条件を満たしていると判定された場合には、前記非接触操作機能を起動する非接触操作機能起動部と、
   前記非接触操作機能を用いて入力された操作による指示を受け付ける操作受付部、として機能させるプログラム。

Images