JP2021060192A - 霧化器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 超音波振動子のみを交換することのできる霧化器を提供する。【解決手段】 本発明の霧化器は、超音波振動子16を用いた霧化器であって、ベース部2と当該ベース部2に着脱可能にセットされたタンク1を備えている。タンク1内は霧化室12と貯留室11に仕切られ、霧化室12側に装着部11kが設けられている。装着部11kには、超音波振動子16が収容された振動子収容体14が着脱可能に取り付けられている。超音波振動子16を振動子保持体15に装備し、その振動子保持体15を振動子収容体14内に収容し、その振動子収容体14を装着部11kに装着したときに、振動子保持体15の一部がタンク1の一部に当接して振動子保持体15が当該振動子収容体14の所定位置に固定されるようにすることもできる。【選択図】図1

Description

本発明は超音波振動子を用いた霧化器に関する。
従来、超音波振動子を用いた霧化器として、ベースユニットと霧化ユニットを有するもの(特許文献1)が知られている。この霧化器では、超音波振動子が霧化ユニット側に設けられ、ベースユニット側に超音波振動に駆動電力を供給する駆動回路が設けられている。
特開2017−145982号公報
超音波振動子を用いた霧化器においては、超音波振動子にカルキ等が付着し、これが故障の一因となる。不具合が生じた超音波振動子は交換する必要があるが、特許文献1記載の霧化器は、超音波振動子が霧化ユニットに固定されているため、超音波振動子だけを交換することができない。この場合、超音波振動子を交換するためには霧化ユニット全体を交換する必要があるが、霧化ユニット全体を交換すると、振動子以外の使用可能な部品をも廃棄しなければならないため不経済である。
本発明の解決課題は、超音波振動子のみを交換することのできる霧化器を提供することにある。
本発明の霧化器は、超音波振動子を用いた霧化器であって、ベース部と当該ベース部に着脱可能にセットされたタンクを備え、タンク内は霧化室と貯留室に仕切られ、霧化室側に装着部が設けられ、超音波振動子が収容された振動子収容体が装着部に着脱可能に取り付けられたものである。
本発明の霧化器は、タンク内の霧化室側に装着部が設けられ、その装着部に超音波振動子が収容された振動子収容体を着脱できるようにしてあるため、超音波振動子に不具合が生じた場合に、当該超音波振動子のみを交換することができる。
(a)本発明の霧化器の前方側斜視図、(b)は(a)の霧化器の後方側斜視図。 (a)はタンクの詳細説明図、(b)は(a)のタンクの底面側斜視図。 振動子収容体が装着されたタンクの底面側斜視図。 (a)は超音波振動子を保持した振動子保持体を振動子収容体から取り出した状態の断面図、(b)は超音波振動子を保持した振動子保持体を振動子収容体に収容した状態の断面図。 (a)はタンクの正面図、(b)は(a)の平面図、(c)は(a)の底面図、(d)は(a)の右側面図。 (a)は図5(a)のVIb−VIb矢視図、(b)は図5(b)のVIa−VIa矢視図。 (a)は霧化室の前方側斜視図、(b)は(a)の霧化室の後方側斜視図、(c)は霧化室本体の断面図。 (a)は供給口が閉じた状態の説明図、(b)は(a)の供給口が開いた状態の説明図。 ベース部及び前面パーツの詳細説明図。 (a)は前面パーツの正面図、(b)は(a)のXb−Xb断面図、(c)は(a)のXc−Xc断面図。
(実施形態)
本発明の霧化器の実施形態の一例を、図面を参照して説明する。一例として図1(a)(b)に示す霧化器は、液体を入れるタンク1と、タンク1を載置するベース部2と、ベース部2の前面側に配置される前面パーツ3を備えている。
前記タンク1は、ミストの生成に用いられる液体(霧化用の液体)を収容する容器である。図2(a)に示すように、この実施形態のタンク1は、貯留室11と、当該液タンク内に収容された霧化室12を備えている。
一例として図2(a)(b)に示す貯留室11は、前面部11a、背面部11b、右側面部11c、左側面部11d及び底面部11eを備えた上面開口の容器である。前面部11aには、霧化室12と連通する貯留室通気口11fが設けられている。貯留室通気口11fは、前面パーツ3から送出されるエアを霧化室12に送出するための通気口として機能する。
貯留室11の上面の開口部(以下「上面開口部」という)11gは、貯留室11内に微酸性次亜塩素酸水などの霧化用の液体を入れるための供給口である。上面開口部11gはタンク蓋13で開閉できるようにしてある。
この実施形態のタンク蓋13は、前側蓋13aと後側蓋13bを備えている。この実施形態の前側蓋13a及び後側蓋13bは、横長方形状の天面部13cと天面部13cの周縁から下向きに突設された周壁13dを備えている。周壁13dは、貯留室11の上面開口部11gの周縁11hに嵌合する形状としてある。タンク蓋13はこれ以外の構造とすることもできる。
前記前側蓋13aの天面部13cには、生成されたミストを排出するための吹き出し口が開口している。吹き出し口は前側蓋13aの幅方向に間隔をあけて二つ設けられている。各吹き出し口には噴出されるミストの方向を調整するルーバー装置13eが設けられている。吹き出し口は二つより多くすることも少なくすることもできる。
前記貯留室11の右側面部11c及び左側面部11dの上端には下向きコ字状のハンドル13fが設けられている。ハンドル13fは、起立位置と倒伏位置の間で回転できるように、右側面部11c及び左側面部11dに軸支されている。ハンドル13fは倒伏させたときに貯留室11の内側に収まるようにして、ハンドル13fを倒伏させた状態でタンク蓋13を被せられるようにしてある。
前記貯留室11の底面部11eには、下向きに突設する貯留部11iが設けられている。貯留部11iは霧化用の液体が貯留する部分である。この実施形態の貯留部11iは楕円状の凹陥部であり、その底面には四つの開口部11jが設けられている。各開口部11jの周縁には、貯留部11iの底面よりも下側に突出する装着部11kが設けられている。各装着部11kの外周には雄ネジが形成されている。図3に示すように、各装着部11kには、振動子収容体14が脱着可能に取り付けられている。
図4(a)(b)に示すように、この実施形態の振動子収容体14は、外筒部14aと内筒部14bを備えている。外筒部14aの底面側には外筒底面部14cが設けられている。外筒部14aの内壁には、装着部11kの雄ネジに螺合する雌ネジが形成されている。各振動子収容体14は、その雌ネジを装着部11kの雄ネジに螺合することで、装着部11kに取り付けられている。
この実施形態の振動子収容体14の内筒部14bの内側には、後述する振動子保持体15を収容するための装備空間14dが設けられている。装備空間14dには、振動子保持体15が着脱可能に設けられている。内筒部14bの底面には、内筒部14bの内径よりも径の小さな底面開口部14eと、底面開口部14eの開口周縁部14fが設けられている。
この実施形態の振動子保持体15は、上下開口の円筒部15aと、円筒部15aの上端に外向きに突出する鍔部15bを備えている。円筒部15aの内周面の上端寄りの位置には嵌合凹部15cが設けられ、当該嵌合凹部15cに超音波振動子16が嵌合保持されている。
この実施形態では、超音波振動子16の外周寄りの位置が嵌合凹部15cに嵌合し、中心側の部分は嵌合凹部15cに嵌合することなく露出するようにしてある。振動子保持体15は、ゴム製のものやシリコン製のものなど、弾性変形可能な材質製とすることができる。
図4(a)(b)に示すように、この実施形態の超音波振動子16は、二本のリード線17aによって電極(以下「振動子電極」という)17bに接続されている。振動子電極17bは、その上面が円筒部15aの下端に当接するようにしてある。振動子電極17bの裏面は、振動子保持体15が装備空間14dに収容されたときに、内筒部14bの底面開口部14eから露出するようにしてある。
振動子保持体15は振動子収容体14に固定されておらず、振動子収容体14が装着部11kに取り付けられるまでは、簡単に取り外すことができる。一方、振動子収容体14が装着部11kに取り付けられると、振動子保持体15は振動子収容体14の所定位置に固定される。
具体的には、図4(b)に示すように、振動子保持体15が装備された振動子収容体14が装着部11kに装着されると、振動子電極17bが振動子保持体15の下端縁と内筒部14bの開口周縁部14fに挟まれて所定位置に固定され、振動子保持体15が装着部11kの押さえ縁11mと振動子収容体14の内筒部14bの上端縁に挟まれて、振動子保持体15が振動子収容体14の所定位置に固定される。
この実施形態の振動子保持体15は、超音波振動子16を保持する機能に加え、超音波振動子16の適度な振動(液体を霧化できる程度の振動)を確保する機能、振動子電極17bを押さえる機能、防水パッキンとしての機能、振動子収容体14の緩み止め機能を果たす。
超音波振動子16は図示しない押さえ具で押さえて、振動子収容体14の所定位置に固定することもできる。この場合、超音波振動子16の交換に際して、押さえ具の取り外し及び取り付けが必要である。図4(a)(b)に示す例のように、押さえ具を用いずに装着部11kとの当接(振動子収容体14と押さえ縁11mでの挟み込み)によって固定するようにした場合、このような手間を省くことができる。
図5(a)に示すように、前記貯留部11iの底面には、下向きに突出するセンサ収容部11nが設けられている。この実施形態のセンサ収容部11nは円筒状であり、横並びに二つ設けられている。各センサ収容部11nには、水位センサ18が一つずつ装備されている。水位センサ18は霧化室12内の液量を検出するセンサである。各水位センサには、電極(以下「センサ電極」という)18cが接続されている。
図6(a)に示すように、この実施形態では、一方の水位センサ18(以下「第一水位センサ18a」という)は上端の検出部が貯留部11iの上縁よりも上側に突出し、他方の水位センサ18(以下「第二水位センサ18b」という)はその上端の検出部が貯留部11iの上縁よりも下側に位置するようにしてある。第一水位センサ18aは、霧化室12(貯留部11i)内の液体が予め設定された上限値に達したことを検出するセンサであり、第二水位センサ18bは、霧化室12(貯留部11i)内の液体が予め設定された下限値に達したことを検出するセンサである。
この実施形態では、第一水位センサ18aによって水位が上限値に達したことが検知されると、給水弁20が閉じられ、霧化室12内への給水が停止される。また、第二水位センサ18bによって水位が下限値に達したことが検知されると、給水弁20が開かれ、霧化室12内への給水が開始される。
なお、この実施形態では、第二水位センサ18bによって水位が下限値に達したことが検知された場合において、タンク1内に霧化室12内に供給する液体がないときは、霧化器の運転が停止されるようにしてある。
前記貯留室11の底面部11eには、四本の脚19が下向きに突設されている。図5(a)に示すように、この実施形態では、脚19の下端(接地面)が装着部11kに取り付けられた振動子収容体14の下端よりも下側に突出する長さとしてある。図示は省略しているが、各脚19の下端にはラバーキャップが設けてある。
脚19を装着部11kに取り付けられた振動子収容体14の下端よりも下側に突出するようにしておくことで、タンク1をベース部2から取り出して他の場所に置いたときにタンク1が安定し、給水作業がしやすくなる。また、脚19が接地する際に超音波振動子16に振動が加わり、その振動によってカルキ等の付着物を落とすことができるという効果が期待できる。加えて、超音波振動子16が装備された振動子収容体14が接地面に触れないため、振動子収容体14や振動子保持体15、超音波振動子16等の破損や欠損を防止できるというメリットもある。
前記脚19の構造は一例であり、これ以外の構造とすることもできる。例えば、前面部11a、背面部11b、右側面部11c、左側面部11dのそれぞれの下端を下向きに延長し、当該延長部分を脚19とすることもできる。この場合も、当該延長部分の下端が、装着部11kに取り付けられ振動子収容体14の下端よりも下側に突出するようにしておくのが好ましい。
前記霧化室12は、吹き出し口から排出するミストを生成する(霧化する)ための槽である。一例として図7(a)〜(c)に示す霧化室12は、霧化室本体12aと、霧化室蓋12bを備えている。
この実施形態の霧化室本体12aは、上面及び底面が開口した楕円形状の中空容器である。図7(c)に示すように、霧化室本体12aの内部には仕切り板12cが設けられ、内部の空間が第一空間12dと第二空間12eに仕切られている。第一空間12dと第二空間12eは上方側の半分程度が仕切り板12cで仕切られ、仕切り板12cよりも下の部分は連通している。
霧化室本体12aは、その下端側が前記貯留室11の貯留部11iに嵌合するようにしてある。この実施形態の霧化室本体12aは底面側が開口しており、貯留部11iに嵌合した霧化室本体12aの内部が貯留部11iと連通している。
図7(b)(c)に示すように、霧化室本体12aの裏面側には凹陥部12fが設けられている。凹陥部12fの底面12gには、貯留室11内の液体を霧化室本体12a(貯留部11i)内に供給するための供給口12hが設けられている。供給口12hには、当該供給口12hを開閉する給水弁20が設けられている。
図8(a)(b)に示すように、この実施形態の給水弁20は、開閉弁20aとケース20bと磁石20cを備えている。開閉弁20aとケース20bは、連結材20dで連結されている。開閉弁20aは供給口12hを閉塞可能な大きさの円板状部材である。ケース20bは供給口12hを通過しない大きさの円柱状の中空容器であり、その内部に磁石20cが設けられている。ケース20bには磁石20c以外の磁性体を設けることもできる。場合によっては、ケース20b自体を磁性体で構成することもできる。給水弁20の動作については後述する。
前記霧化室蓋12bは、霧化室本体12aの上面の開口部の周縁に被せる部材である。一例として図7(a)(b)に示す霧化室蓋12bは、霧化室本体12aの上端側に被さる楕円形状の部材である。
図7(a)(b)に示すように、この実施形態の霧化室蓋12bには、生成されたミストを排出する開口(以下「蓋開口部」という)12iが幅方向に間隔をあけて二つ設けられている。各蓋開口部12iは、前側蓋13aの吹き出し口と連通する位置に設けられている。
前記霧化室蓋12bの前面側には、前面パーツ3から送出されるエアを霧化室12内に取り込むための取り込み口12jが設けられている。取り込み口12jは霧化室蓋12bを閉めたときに、ケース本体11の貯留室通気口11fと連通する位置に設けられている。取り込み口12jは、ケース本体11の貯留室通気口11fと連通する位置であれば、これ以外の位置に設けることもできる。取り込み口12jから取り込んだエアは、第一空間12dから第二空間12eへと流れ込み、蓋開口部12iから排出される。
前記ベース部2は霧化器のベースとなる部分である。図9に示すように、この実施形態のベース部2は、ベース本体21と、仕切りパーツ22と、ベース上蓋23を備えている。
前記ベース本体21はベース背面部21a、ベース右側面部21b、ベース左側面部21c及びベース底面部21dを備えた上面及び前面開口の容器である。ベース右側面部21b及びベース左側面部21cには内向きに窪んだフィルタ収容部21e、21fが設けられている。両フィルタ収容部21e、21fには、フィルタ24が着脱可能に装備されている。この実施形態では、フィルタ24としてHEPAフィルタを用いている。フィルタ24はHEPAフィルタ以外であってもよい。
ベース本体21内には各種制御回路25やベース本体21(具体的には、後述する下小室21g)内にエア(外気)を取り込んで前面パーツ3側へ送出するファン26、給水弁20を動作させる電磁コイル27等が収容されている。下小室21gからは電源コード29が引き出されている。
この実施形態では、制御回路25として、超音波振動子16を制御するための振動子制御回路25aと、給水弁20を制御するための給水弁制御回路25bが設けられている。振動子制御回路25aは二本の第一接続ピン28aが実装された第一接点基板と、給水弁制御回路25bは二本の第二接続ピン28bが実装された第二接点基板と電気的に接続されている。
第一接続ピン28aは振動子電極17bに接触して通電するもの、第二接続ピン28bはセンサ電極18cに接触して通電するものである。この実施形態では、振動子制御回路25aと第一接点基板が、それぞれの超音波振動子16に一組ずつ(合計四組)設けられている。
この実施形態では、タンク1をベース部2に載せると、第一接続ピン28aが後述する接点通過孔22hを通過して振動子電極17bに接触し(通電し)、タンク1をベース部2から取り外すと第一接続ピン28aが振動子電極17bから離れる。また、タンク1をベース部2に載せると、第二接続ピン28bがセンサ電極18cに接触し(通電し)、タンク1をベース部2に載せると、第二接続ピン28bがセンサ電極18cから離れる。
ベース本体21の上側には仕切りパーツ22が配置されている。この実施形態の仕切りパーツ22は、凹陥状の霧化室本体収容部22aと、樋状の仕切り部22bを備えている。霧化室本体収容部22aは、横長楕円状の床面22cと当該床面22cの周縁に立設された周壁22dを備えている。本願では、ベース本体21のうち、仕切りパーツ22の下側の空間を下小室21gという。
床面22cには、貯留室11の装着部11kに取り付けた振動子収容体14が収まる収容体用凹部22eと、電磁コイル27が収まるコイル用凹部22fが設けられている。収容体用凹部22eは間隔をあけて四つ設けられている。各収容体用凹部22eには、第一接続ピン28aが通過する接点通過孔22hが横並びに二つずつ設けられている。前記コイル用凹部22fは、真ん中の二つの収容体用凹部22e間の後方側に配置されている。
前記ベース上蓋23は、仕切りパーツ22の上側に被さる部材である。この実施形態のベース上蓋23は、横長方形の板状部23aと、板状部23aの四隅から下向きに突設された差込み軸23bを備えている。板状部23aには、霧化室本体収容部22aと連通する開口部(以下「上蓋開口部」という)23cが設けられている。板状部23aのうち上蓋開口部23cの外側には、タンク1の四本の脚19が通過する脚通過孔23dが設けられている。四本の差込み軸23bは、ベース本体21の四隅に形成されたボス21hに差し込まれて、ベース本体21に固定されている。
前面パーツ3はベース本体21の前面側の開口部に取り付けられた部材である。この実施形態の前面パーツ3は、背面開口の前面パーツ本体31と、前面パーツ本体31の背面側を閉塞する背面カバー32を備えている。
この実施形態の前面パーツ本体31は、前フレーム31aと、前フレーム31aの周縁から後方に突設された周壁フレーム31bを備えている。前フレーム31aの上周縁から後方に突設された周壁フレーム31bの後端には、下向きに突設する背面フレーム31cが設けられている。
図10(a)〜(c)に示すように、この実施形態の前フレーム31aには液晶モニタ33と、カメラ34と、スピーカー35と、操作部36が設けられている。液晶モニタ33は各種情報を表示するもの、カメラ34は霧化器周辺の状況を撮影するもの、スピーカー35は電気信号を物理信号に変えて音楽や音声などを発するもの、操作部36は霧化器を操作するためのものである。
液晶モニタ33には、既存の又は新規のものを用いることができる。液晶モニタ33には、例えば、霧化器を設置した室内の温度や湿度、液体(微酸性次亜塩素酸水)の残量、機能等の各種情報を表示することができる。なお、図示は省略しているが、前面パーツ本体31の側面には、液晶モニタ33のON−OFFを切り換える物理スイッチが設けてある。
この実施形態では、液晶モニタ33及びカメラ34を一つずつ、スピーカー35を二つ設けている。二つのスピーカー35は前フレーム31aの幅方向に間隔をあけて設けてある。カメラ34は液晶モニタ33の上部に設けてある。液晶モニタ33やカメラ34、スピーカー35の数や設置位置は適宜変更することができる。
前フレーム31aの液晶モニタ33の下側であって、両スピーカー35の間には、操作部36が設けられている。操作部36では、霧化器のON−OFF切り替え、ミスト量の調整、風量調整、運転時間等を操作できるようにしてある。調整は段階的にするものであっても、無段階でするものであってもよい。
操作部36にはタッチパネル、液晶パネル、スライドつまみ、回転つまみなどを用いることができる。タッチパネルや液晶パネルを用いる場合には、霧化器のON−OFFのほか、ミスト量や風量、運転時間、液体残量、温度、湿度等を表示することもできる。
この実施形態では、前面パーツ3にUSBポート31dが設けられている。USBポート31dは前フレーム31aの周壁フレーム31bに開口している。前面パーツ3には、miniSDスロットやSDポートなど、各種外部記憶装置を差し込み用のポート(以下「外部記憶装置用ポート」という)を設けることもできる。
図示は省略しているが、前面パーツ3には無線通信モジュールを実装することもできる。無線通信モジュールを実装することで、wi-fi通信やbluetooth通信といった各種無線通信が可能になる。
なお、液晶モニタ33やカメラ34、スピーカー35、外部記憶装置用ポート、無線通信モジュール等は必要に応じて設ければよく、不要な場合には省略することができる。液晶モニタ33やカメラ34、スピーカー35を設けない場合、前フレーム31aの前面側は、アクリル板などの各種材質の化粧板を設ければよい。
前記背面カバー32は、前フレーム31aの背面開口を閉じる部材である。この実施形態の背面カバー32は、平板状のカバー本体32aと、カバー本体32aの前面側の上部に前向きに突設された差込み突起32bと、カバー本体32aの前面側に格子状に設けられた補強リブ32cと、下小室21gから送り込まれるエアの流れを整える整流体32dを備えている。
この実施形態の整流体32dはハ字状に配置された二枚の傾斜板と、両傾斜板の上部を繋ぐ横板で構成されている。二枚の傾斜板と横板の内側には、液晶モニタ33を制御する制御回路25(モニタ制御回路25c)が設けられている。外部記憶装置用ポート、無線通信モジュール等を設ける場合、これらを制御するための制御回路も、カバー本体32aに設けることができる。
カバー本体32aの傾斜板及び横板の内側には、横長の開口部(以下「前面パーツ通気口」という)32eが設けられている。前面パーツ通気口32eは、前面パーツ3内を通過したエアを、貯留室通気口11f及び取り込み口12jから霧化室12の第一空間12d内に送出できるように、貯留室通気口11f及び取り込み口12jと連通する位置に設けられている。
以上のように構成された本実施形態の霧化器は、ファン26によって下小室21g内に取り込まれるエアがフィルタ24で清浄されているため、清浄なミストを外部に排出することができる。このため、この実施形態の霧化器は空気清浄器としても機能する。
また、本実施形態の霧化器は、ベース部2と前面パーツ3と霧化室12に、ファン26によって取り込まれた外気が通過する通気路が形成されており、この通気路に制御回路25をはじめとする各種電子機器を配置しているため、ミストを排出するエアを電子部品を冷却するためのエアとしても利用することができる。
なお、この実施形態の通気路は、下小室21g−前面パーツ3−前面パーツ通気口32e−貯留室通気口11f及び取り込み口12j−第一空間12d−第二空間12e−蓋開口部12i及びルーバー装置13eの経路で構成されているが、通気路の経路はこれ以外であってもよい。
前記実施形態において説明した各構成は、すべてが必須の構成と言うわけではなく、ユーザーの要望に応じて不要なものは適宜省略することができる。また、前記実施形態の構成は一例であり、本発明の霧化器はこれ以外の構成とすることもできる。
(作用)
次に、本実施形態の霧化器の作用について説明する。この実施形態の霧化器は、微酸性次亜塩素酸水を入れた貯留室11をベース部2の所定位置にセットした状態で運転を開始すると、超音波振動子16の振動によって霧化室12内にミストが生成される。
生成されたミストは、ファン26で取り込まれたエアによって外部に排出される。具体的には、ファン26で下小室21g内に取り込まれたエアは、当該ファン26によって前面パーツ3内に送出され、前面パーツ3の背面側の前面パーツ通気口32eから、貯留室通気口11f及び取り込み口12jを通って霧化室12の第一空間12d内に送出される。第一空間12d内に送り込まれたエアは第二空間12e内に送出され、生成されたミストは第二空間12e内に送出されたエアによって、蓋開口部12i及びルーバー装置13eから外部に排出される。
本実施形態の霧化器では、霧化室12内の液体の残量が少なくなると、供給口12hが開いて貯留室11内の液体が霧化室本体12a(貯留部11i)内に自動的に供給される。具体的には、第二水位センサ18bによって、霧化室本体12a(貯留部11i)内の液体の残量が下限値以下となったことが検出されると、電磁コイル27に電流が供給されて磁力が発生する。その磁力によって開閉弁20aが持ち上がると、供給口12hが開いて貯留室11と霧化室12が連通し、貯留室11内の液体が霧化室本体12a(貯留部11i)内に供給される。
一方、第一水位センサ18aによって、霧化室本体12a(貯留部11i)内の液体量が上限値に達したことが検出されると、電磁コイル27への電流の供給が停止し、開閉弁20aが下がって供給口12hが閉じられる。これにより、貯留室11内から霧化室本体12a(貯留部11i)内への液体の供給が停止される。
なお、この実施形態の霧化器では、第二水位センサ18bによって水位が下限値に達したことが検知された場合において、タンク1内に霧化室12内に供給する液体がないときは、霧化器の運転が停止されるようにしてある。
本発明の霧化器は、家庭で用いるほか、病院や介護施設、学校、図書館といった各種施設において利用することができる。
1 タンク
2 ベース部
3 前面パーツ
11 貯留室
11a 前面部
11b 背面部
11c 右側面部
11d 左側面部
11e 底面部
11f 貯留室通気口
11g 上面開口部
11h 周縁
11i 貯留部
11j 開口部
11k 装着部
11m 押さえ縁
11n センサ収容部
12 霧化室
12a 霧化室本体
12b 霧化室蓋
12c 仕切り板
12d 第一空間
12e 第二空間
12f 凹陥部
12g 底面
12h 供給口
12i 蓋開口部
12j 取り込み口
13 タンク蓋
13a 前側蓋
13b 後側蓋
13c 天面部
13d 周壁
13e ルーバー装置
13f ハンドル
14 振動子収容体
14a 外筒部
14b 内筒部
14c 外筒底面部
14d 装備空間
14e 底面開口部
14f 開口周縁部
15 振動子保持体
15a 円筒部
15b 鍔部
15c 嵌合凹部
16 超音波振動子
17a リード線
17b 振動子電極
18 水位センサ
18a 第一水位センサ
18b 第二水位センサ
18c センサ電極
19 脚
20 給水弁
20a 開閉弁
20b ケース
20c 磁石
20d 連結材
21 ベース本体
21a ベース背面部
21b ベース右側面部
21c ベース左側面部
21d ベース底面部
21e、21f フィルタ収容部
21g 下小室
21h ボス
22 仕切りパーツ
22a 霧化室本体収容部
22b 仕切り部
22c 床面
22d 周壁
22e 収容体用凹部
22f コイル用凹部
22h 接点通過孔
23 ベース上蓋
23a 板状部
23b 差込み軸
23c 上蓋開口部
23d 脚通過孔
24 フィルタ
25 制御回路
25a 振動子制御回路
25b 給水弁制御回路
25c モニタ制御回路
26 ファン
27 電磁コイル
28a 第一接続ピン
28b 第二接続ピン
29 電源コード
31 前面パーツ本体
31a 前フレーム
31b 周壁フレーム
31c 背面フレーム
31d USBポート
32 背面カバー
32a カバー本体
32b 差込み突起
32c 補強リブ
32d 整流体
32e 前面パーツ通気口
33 液晶モニタ
34 カメラ
35 スピーカー
36 操作部

Claims (3)

  1. 超音波振動子を用いた霧化器において、
    ベース部と当該ベース部に着脱可能にセットされたタンクを備え、
    前記タンク内は霧化用の液体を貯留する貯留室と貯留室から供給される液体を霧化する霧化室に仕切られ、
    前記タンクの霧化室側に装着部が設けられ、
    前記超音波振動子が収容された振動子収容体が前記装着部に着脱可能に取り付けられた、
    ことを特徴とする霧化器。
  2. 請求項1記載の霧化器において、
    超音波振動子は振動子保持体に装備され、
    前記振動子保持体は振動子収容体内に収容され、
    前記振動子収容体が装着部に装着されると、前記振動子保持体の一部がタンクの一部に当接して、当該振動子保持体が当該振動子収容体の所定位置に固定される、
    ことを特徴とする霧化器。
  3. 請求項1又は請求項2記載の霧化器において、
    装着部がタンクの底面に設けられ、
    前記タンクに当該タンクを支持する脚が設けられ、
    前記脚は、その下端部が前記装着部に取り付けられた振動子収容体の底面よりも下側に突出している、
    ことを特徴とする霧化器。
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