JP2011052949A - 霧化装置 - Google Patents

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真次 石塚
Takashi Yokozawa
貴史 横澤
Yuichi Ikeda
祐一 池田
Masatoshi Matsuda
正利 松田
Kazuhiko Ogino
和彦 荻野
Shinki Sagawa
真貴 佐川
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Ladonna Co Ltd
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ITO DENSHI KOGYO KK
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Ladonna Co Ltd
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    • B05B17/04Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods
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    • B05B17/0615Apparatus for spraying or atomising liquids or other fluent materials, not covered by the preceding groups operating with special methods using ultrasonic or other kinds of vibrations generated by electrical means, e.g. piezoelectric transducers spray being produced at the free surface of the liquid or other fluent material in a container and subjected to the vibrations

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Abstract

【課題】デザイン上の制約を低減し、かつ、従来よりも少ない部品点数で、霧化装置の蓋部内側へ霧化液が定常的に付着するのを低減できる霧化装置に関する技術を提供する。
【解決手段】前記所定の液体を収容する収容部と、前記収容部の下方に設けられ、該収容部に収容される液体に対して振動を与えて該液体を霧化する振動部と、前記収容部の周辺に設けられ、前記振動部によって霧化された霧化液を拡散させる送風部と、前記収容部の上方を覆う蓋部と、前記蓋部の上部に設けられ、前記送風部によって拡散された霧化液を前記霧化装置の外部へ排出する排出部と、前記蓋部の上部内側に設けられる還元部であって、前記霧化装置の外部へ排出されなかった霧化液を集めて、前記収容部へ還元させる還元部と、を備える。
【選択図】図8

Description

本発明は、霧化装置の技術に関する。
液体を霧化して出力する霧化装置として、加湿機能を有する加湿器や、芳香機能又は加湿機能と芳香機能の両機能を有する電気式芳香器などが知られている。従来の霧化装置として、例えば、毛細管現象によって水を搬送する水搬送部と、水搬送部に水を供給する水供給部と、水に対して電圧を印加する印加電極と、水を霧化させる高電圧印加部とを備える静電霧化装置が開示されている(特許文献1、2を参照)。
特開2007−181835号公報 特開2005−131549号公報 特開2008−253395号公報 特開2008−286483号公報 特開2007−222838号公報 特開2007−292434号公報 特開平11−198991号公報 実開平6−59719号公報 実開平1−120929号公報
液体を霧化して出力する霧化装置として、加湿器や、電気式芳香器などが知られている。従来の霧化装置は、例えば液体に振動を与えて液体を霧化させる振動部、霧化された霧化液を霧化装置の外部へ排出する排出部、排出部から霧化液を送り出す送風部を有する。霧化装置の内部で霧化された霧化液は、送風部によって排出部から排出されるが、霧化液の一部は、霧化装置を構成する蓋部の内側面に定常的に付着する。霧化装置では、液体の補充やメンテナンスの際に蓋部が取り外されるが、蓋部を取り外す際の振動などにより、蓋部の内側面に定常的に付着した霧化液が蓋部の内側面から離脱(落下)することがある。これにより、離脱した霧化液によって意図しない場所を濡らしてしまうことがある。
蓋部を取り外す際の霧化液の落下を低減する霧化装置の一例として、図1、図2に記載の技術がある。図1は、従来の霧化装置の斜視図を示し、図2は、従来の霧化装置の分解斜視図を示す。この従来の霧化装置は、水とアロマオイルを振動部の振動によって霧化させることで、アロマ香を発生させ、送風部により拡散させることで排出部からアロマ香を排出させる。より詳細には、従来の霧化装置100xは、本体部1x、収容部2x、振動部、送風部、電源入力部、操作部6x、内側蓋部7x1、外側蓋部7x2を備える。
本体部1xは、内部に、振動部、送風部、電源入力部を格納する(図示せず)。振動部は、収容部2xの下方に設けられ収容部2xに収容される水とアロマオイルとを霧化する。具体的には、振動部は、電源入力部からの電力の供給により液体(水及びアロマオイル)に超音波の振動エネルギーを与え、液体の表面張力を低下させて液体を霧化する。送風部は、収容部2xの周辺に設けられ振動部3によって霧化された霧化液を拡散させる。具体的には、送風部は、モータとファンとを有し、電源入力部からの電力の供給によりファンが回転することで、霧化装置100x内に空気の流れを発生させる。電源入力部は、宅
内電源から電力の供給を受け、振動部及び送風部に電力を供給する。操作部6は、使用者からの操作指示を受け付ける。収容部2xは、底部を有する筒状であり水とアロマオイルとを収容する。内側蓋部7x1は、収容部2xと接続され、頂部71xと該頂部71xから収容部2xに向けて延出する斜面72xと、上部に設けられ霧化液を排出する内側排出部77x1とを有する。内側蓋部7x1は、収容部2xと接続されていることから、液体化して自重により下方へ導かれた霧化液は、収容部2xに再度収容され、再び振動部によって霧化される。外側蓋部7x2は、内側蓋部7x1を覆い、内側排出部77x1に対応する位置には、霧化液を外部へ排出する外側排出部77x2を有する。外側蓋部7x2の内面と内側蓋部7x1の外面との間には、所定の空隙部が設けられており、この空隙部は、内側排出部77x1から外部に浮遊した霧化液に対し、前記送風部が発生させた風をあてて、該霧化液を円滑に外側排出部77x2を通じて霧化装置100xの外に排出させるための空気の流路として機能する。
振動部及び送風部に対して電力が供給されると、収容部2xに収容された液体(水及びアロマオイル)が霧化される。霧化された霧化液は、まず内側排出部77x1を通って内側蓋部7x1の外に浮遊し、送風部によって空隙部の中で拡散され、外側排出部77x2を通じて霧化装置100xの外部へ排出される。霧化液の一部は、内側蓋部77x1の内面に付着する。そして、内側蓋部7x1の内面に付着した霧化液の一部は、隣接する霧化液同士が結合して液体化し、側面部72xの内面を伝って、自重により下方へ導かれる。従って、図1、図2に示す従来の霧化装置100xによれば、従来懸念されていた、蓋部を取り外す際の、蓋部の内面に付着した霧化液の離脱(落下)を低減することができる。つまり、離脱した霧化液によって意図しない場所を濡らしてしまうといった事態を抑制することができる。
しかしながら、上記図1、図2に示す従来の霧化装置では、蓋部の形状は、頂部を有する形状、換言すると、円錐形状や多角錐形状とする必要がある。従って、上記図1、図2に示す従来の霧化装置は、デザイン上の制約を受ける。また、上記図1、図2に示す従来の霧化装置は、霧化装置100x内に空気の流れを発生させるための空気の流路を確保するため、蓋部として、外側蓋部7x2と内側蓋部7x1の二つの部材が必要である。なお、霧化装置の蓋部の形状を頂部を有さない形状とした場合、換言すると、霧化装置の蓋部に天面を設けた場合には、蓋部の点面に霧化液の一部が定常的に付着し、蓋部を取り外す際に付着した霧化液が離脱することが懸念される。
本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、デザイン上の制約を低減し、かつ、従来よりも少ない部品点数で、霧化装置の蓋部内側へ霧化液が定常的に付着するのを低減できる霧化装置に関する技術を提供することを課題とする。
本発明では、上述した課題を解決するため、霧化された霧化液のうち、霧化装置の上方を覆う蓋部の内側に付着する霧化液であって、霧化装置の外部へ排出されなかった霧化液を集めて、液体を収容する収容部へ還元させる還元部を蓋部の上部内側に設けることとした。
より詳細には、本発明は、所定の液体を霧化させる霧化装置であって、前記所定の液体を収容する収容部と、前記収容部の下方に設けられ、該収容部に収容される液体に対して振動を与えて該液体を霧化する振動部と、前記収容部の周辺に設けられ、前記振動部によって霧化された霧化液に風を与えて拡散させる送風部と、前記収容部の上方を覆い、前記収容部との間で略閉塞状態を形成する蓋部と、前記蓋部の上部に設けられ、前記送風部によって拡散された霧化液を排出する排出部と、前記蓋部の上部内側に設けられる還元部であって、前記霧化装置の外部へ排出されなかった霧化液を集めて、前記収容部へ還元させ
る還元部と、を備える。
本発明によれば、還元部を備えることで、蓋部に対する霧化液の定常的な付着を低減し、蓋部を取り外す際の霧化液の離脱(落下)を抑制することができる。その結果、離脱した霧化液によって意図しない場所を濡らすといった事態を低減できる。また、蓋部は、収容部の上方を覆うことができればよく、その形状は特に限定されないため、蓋部には、天面を有する形状を採用することが可能となる。つまり、本発明は、蓋部の形状が頂部を有する形状、換言すると、円錐形状や多角錐形状に特定する必要がなく、デザイン上の制約を受けることもない。更に、蓋部を一部品によって構成することができ、部品点数を削減することができる。
本発明に係る霧化装置は、加湿器や芳香器として用いることができる。霧化装置を、例えば、加湿器として用いる場合、収容部は、所定の液体として水を収容する。また、霧化装置を、例えば芳香器として用いる場合、収容部は、所定の液体として水と芳香液(例えば、アロマオイル)を収容する。
振動部は、収容部の下方に設けられ、収容部に収容される所定の液体を霧化する。換言すると、振動部は、所定の液体に対して振動エネルギーを与え、液体の表面張力を低下させて霧化する。送風部は、収容部の周辺に設けられ、霧化された霧化液を拡散させ、霧化液を霧化装置の外部へ送り出す。なお、本発明は、振動部や送風部を駆動させるための電力の供給を受け付ける電力入力部や、振動部や送風部を駆動させるための電力を供給する駆動源を更に備える構成としてもよい。また、本発明は、使用者からの操作指示を受け付ける操作部を更に備える構成としてもよい。
蓋部は、少なくとも収容部の上方を覆い、収容部との間で略閉塞空間を形成する。換言すると、蓋部は、収容部と接続され、内側に閉ざされた空間を形成する。この空間には、振動部によって霧化され、かつ、送風部によって拡散された霧化液が存在する。蓋部の内側に存在する霧化液は、送風部が発生させた風力によって蓋部の上部に設けられた排出部から排出される。なお、蓋部の形状は、収容部の上部を覆う形状であればよく、天板部と側板部を有する形状を採用することができる。また、蓋部の形状には、天板部を有さない形状、つまり、頂部と頂部から延出する側面を有する形状、例えば、円錐形状や多角錐形状を採用することもできる。
還元部は、蓋部の上部内側に設けられ、霧化装置の外部へ排出されなかった霧化液を集めて収容部へ還元させる。
ここで、還元部は、蓋部の上部内側から下方に向けて突出する突出部を有する構成とすることができる。突出部は、例えば、筒状体とすることができる。蓋部の上部内側に筒状体を設けることで、蓋部の上部内側と筒状体との接続部に隅部が形成される。隅部付近では、付着した霧化液を構成する液体の単体同士が引き合いやすくなるため、表面張力の効果が高められる。隅部付近における液体の単体同士が互いに引き合うことでその質量が大きくなった液体は、その後、筒状体の表面を伝って下方へ導かれる。つまり、蓋部の上部内側に付着した霧化液同士が結合し、結合することで質量が大きくなった液体が自重によって下方に位置する収容部に再度収容される。なお、突出部は、一又は複数の棒状の突出、一又は複数の板状の突出でもよい。また、突出部は、これらを組み合わせたものでもよい。
また、本発明において、前記突出部は、該突出部の表面に付着する霧化液を下方に導く誘導部であって凹部と凸部とのうち少なくとも何れか一つからなる誘導部を有する構成としてもよい。突出部の形状に変化(凹部や凸部)を持たせることで、霧化液を構成する液
体の単体同士が引き合いやすくなり、表面張力の効果が高められ、より効率よく霧化液を下方に導くことが可能となる。
例えば、誘導部の一例として、筒状体の下側端部に設けられた波状の凹凸部が例示される。この波状の凹凸部は、異なる深さの凹部や凸部を複数組み合わせて構成することができる。なお、誘導部は、突出部の表面に設けられ、下方に向けて形成された一又は複数の、線状の凹部や線状の凸部としてもよい。
ここで、本発明は、前記収容部に収容される液体の有無を検知する液体検知部と、前記液体検知部が収容部に収容される液体がないと検知した場合、前記振動部及び前記送風部の駆動を停止させる制御部と、を更に備える構成とすることができる。これにより、収容部に収容される液体がなくなった場合、振動部や送風部の駆動が自動的に停止される。換言すると、霧化装置の空運転を回避することができる。
上記のように液体検知部や制御部を備えることで、振動部や送風部の駆動を自動的に停止させることができる。但し、液体検知部や制御部を備える構成では、以下のことが想定される。すなわち、収容部内には既に液体を霧化して霧化装置の外部へ排出するほどの量の液体が存在していないにもかかわらず、収容部内に残存する僅かな量の液体を液体検知部が検知し、液体が霧化されることなく振動部や送風部の駆動が継続されてしまうことが想定される。
収容部内の液体が極少量にもかかわらず、振動部や送風部の駆動が継続されてしまうといった問題を解決するため、本発明は以下の態様を採用してもよい。すなわち、本発明は、所定の液体を霧化させる霧化装置であって、前記所定の液体を収容する収容部と、前記収容部の下方に設けられ、該収容部に収容される液体に対して振動を与えて該液体を霧化する振動部と、前記収容部の周辺に設けられ、前記振動部によって霧化された霧化液を拡散させて前記霧化装置の外部へ送り出す送風部と、前記収容部の上方を覆う蓋部と、前記蓋部の上部に設けられ、前記送風部によって拡散された霧化液を排出する排出部と、前記収容部に収容される液体の有無を検知する液体検知部であって、前記振動部の表面に接する所定の液体の有無を検知する液体検知部と、前記液体検知部が前記収容部に収容される所定の液体がないと検知した場合、前記振動部及び前記送風部の駆動を停止させる制御部と、前記収容部の底部かつ前記振動部の周囲に設けられ、前記振動部への液体の流入を抑制する堤防部を備える。
堤防部を備えることで振動部への液体の流入を抑制することができる。その結果、収容部内の液体が残り少なくなった場合、換言すると、収容部内の液体の高さ(水位)が堤防部の高さを下回る程度の液体の量となった場合、振動部への液体の流入が断たれる。従って、液体検知部は、収容部に収容される液体がないと検知し、制御部は、振動部の振動を停止させる。その結果、霧化装置の空運転を回避することができる。
堤防部は、先に説明した還元部を備える霧化装置にも好適に用いることができる。具体的には、本発明は、所定の液体を霧化させる霧化装置であって、前記所定の液体を収容する収容部と、前記収容部の下方に設けられ、該収容部に収容される液体に対して振動を与えて該液体を霧化する振動部と、前記収容部の周辺に設けられ、前記振動部によって霧化された霧化液を拡散させて前記霧化装置の外部へ送り出す送風部と、前記収容部の上方を覆う蓋部と、前記蓋部の上部に設けられ、前記送風部によって拡散された霧化液を排出する排出部と、前記蓋部の上部内側に設けられる還元部であって、前記霧化装置の外部へ排出されなかった霧化液を集めて、前記収容部へ還元させる還元部と、前記収容部に収容される所定の液体の有無を検知する液体検知部であって、前記振動部の表面に接する所定の液体の有無を検知する液体検知部と、前記液体検知部が前記収容部に収容される所定の液
体がないと検知した場合、前記振動部及び前記送風部の駆動を停止させる制御部と、前記収容部の底部かつ振動部の周囲に設けられ、前記振動部への液体の流入を抑制する堤防部を備える。
ここで、収容部へ還元される霧化液が少なくなった場合、収容部内には既に液体を霧化して霧化装置の外部へ排出するほどの液体が存在していないにもかかわらず、収容部内に残存する僅かな液体を液体検知部が検知し、振動部の振動が継続されてしまうことが起こりうる。そこで、堤防部は、還元部によって還元される霧化液の落下位置と振動部の外周沿いの位置との間に設けてもよい。換言すると、堤防部は、還元部によって還元される霧化液の落下位置よりも振動部側に設けてもよい。これにより、収容部内に残存する液体の振動部への流入が堤防部によって堰き止められる。その結果、還元部から還元される僅かな霧化液によって振動部の振動が継続されるといった事態を回避することができる。堤防部は、例えば、振動部の周囲に設けられるリング状の突起として構成することができる。また、還元部を蓋部の上部内側から下方に設けて突出する筒状体とする場合、筒状体の径は、リング状の突起からなる堤防部の径よりも大きくすることができる。これにより、筒状体からなる還元部から落下する水滴が防波堤の外側に落下することになる。従って、堤防部により振動部への液体の流入が抑制される。
以上説明した本発明に係る綴じ具によれば、デザイン上の制約を低減し、かつ、従来よりも少ない部品点数で、霧化装置の蓋部の内側への霧化液が定常的に付着するのを低減できる霧化装置に関する技術を提供することが可能となる。
従来の霧化装置の斜視図を示す。 従来の霧化装置の分解斜視図を示す。 第一実施形態に係る霧化装置の外観斜視図を示す。 第一実施形態に係る霧化装置の機能ブロック図を示す。 第一実施形態に係る霧化装置の上方からの分解斜視図を示す。 第一実施形態に係る霧化装置の下方からの分解斜視図を示す。 第一実施形態に係る還元部の拡大斜視図を示す。 第一実施形態に係る筒状体を伝う水滴の様子を示す。 第一実施形態に係る霧化装置における空気の流れと霧化液の様子を示す。 第二実施形態に係る霧化装置の断面図を示す。 第二実施形態に係る霧化装置の収容部の底面の平面図を示す。 第三実施形態に係る霧化装置の機能ブロック図を示す。 変形例に係る還元部の下面図を示す。
次に、本発明に係る霧化装置の実施形態について図面に基づいて説明する。以下の説明では、本発明に係る霧化装置を電気式芳香器に適用した場合を例に説明する。実施形態に係る霧化装置(電気式芳香器)は、何れも、水とアロマオイルを振動部によって霧化させることで、アロマ香を発生させ、送風部により拡散させることで排出部からアロマ香を排出する。
[第一実施形態]
(構成)
図3Aは、第一実施形態に係る霧化装置100の外観斜視図を示す。図3Bは、第一実施形態に係る霧化装置100の機能ブロック図を示す。また、図4は、第一実施形態に係る霧化装置の上方からの分解斜視図を示し、図5は、第一実施形態に係る霧化装置の下方
からの分解斜視図を示す。
第一実施形態に係る霧化装置100は、本体部1、収容部2、振動部3、送風部4、電源入力部5、操作部6、制御部61、液体検知部62、蓋部7、還元部8を備える。実施形態に係る霧化装置100は、全体として長方体である。
本体部1は、箱部10と、箱部10の前面側に接続された縦長状の前面部11とを有する。以下の説明では、前面部11側を前面側、反対方向を背面側と称する。箱部10内には、上から順に振動部3、送風部4が格納され、振動部3や送風部4以外のスペースを利用して制御部61を構成する回路基板や配線などが格納されている。箱部10の底面には、送付部4が空気を取り込む格子状の空気取り入れ部13a、宅内電源から電力の供給を受ける電力入力部5が設けられている。なお、振動部3の上方には、収容部2が設けられている。
前面部11の上部には、使用者からの指示を受け付ける操作部6が設けられている。本実施形態では、操作部6は、押しボタン式のON/OFFスイッチによって構成されている。操作部6は、制御部61を介して振動部2や送風部4と電気的に接続されている。また、前面部11の内部には、箱部10内に格納される送風部4からの風力を蓋部7の内側へ送り込むための連通路19(図8参照)が設けられている。すなわち、前面部11の背面側の下部と上部には、下側開口部19a及び上側開口部19bが設けられており、箱部10内の送風部4による風が連通路19を介して蓋部7内へ送り込まれる。
振動部3は、収容部2の下方に設けられ、収容部2に収容される液体(本実施形態では、水とアロマオイル)を霧化する。具体的には、振動部3は、電源入力部5からの電力の供給により液体(水及びアロマオイル)に超音波の振動エネルギーを与え、液体の表面張力を低下させて霧化する。振動部3には、液体に振動エネルギーを与えることで霧化させることが可能な既存の振動子を用いることができる。振動子は、例えば、円柱状とすることができる。第一実施形態では、収容部の底面21に円形の開口部21aが設けられ、振動部3の上面が露出している(図8参照)。
液体検知部62は、収容部2に収容される液体の有無を検知する。第一実施形態に係る霧化装置100では、液体検知部62は振動部3に設けられ、振動部3の振動インピーダンスを検知する。すなわち、振動部3の表面に接する液体の量によって変化する振動子の振動インピーダンスを検知する。
制御部61は、CPU(中央演算処理装置)や記憶装置を有し、液体検知部62が収容部2に収容される液体がないと検知した場合、振動部3の振動を停止させる。また、制御部61は、液体検知部62が収容部2に収容される液体がないと検知した場合、送風部4の送風を停止させる。例えば、制御部61は、CPUが記憶装置に予め記憶されている振動インピーダンスの閾値を読み出し、液体検知部62で検知される振動インピーダンスと比較し、液体検知部62で検知される振動インピーダンスが閾値を下回っている場合、液体がないと判断するようにしてもよい。これにより、収容部2に収容される液体がなくなった場合、振動部3の振動及び送風部4の送風が自動的に停止される。
送風部4は、収容部2の下方であって、振動部3の更に下方に設けられ、振動部3によって霧化された霧化液を拡散させる。具体的には、送風部4は、モータ及びファンを有し、電源入力部5からの電力の供給によりファンが回転することで、霧化装置100内に、霧化液を外部に効率よく排出させる為の空気の流れを発生させる。
電源入力部5は、宅内電源から電力が入力され、振動部3及び送風部4に電力を供給す
る。なお、電源入力部5に代えて、または、電源入力部5と共に、駆動充填式バッテリや電池といった駆動源を用いてもよい。
収容部2は、液体(水及びアロマオイル)を収容する。収容部2は、本体部1の箱部10の上方、より詳細には、振動部3の直上に設けられている。収容部2は、長方形の収容部の底面21と収容部の底面21の幅方向の端部に接続された対向する収容部の側板22a、22bと、底面21の背面側の端部に接続された収容部の背板23を有する。蓋部7を本体部1に取り付けた際に、収容部の側板22a、22bが蓋部7の内側に収まるよう、収容部の側板22a、22bは、箱部の側板11a、11bよりも内側に設けられている。収容部の底面21には、円形の開口部21aが設けられ、振動部3の上面が露出している。また、収容部の底面21は、箱部の天板を兼ねている。また、収容部の前面側の壁は、前面部の背板15によって構成されている。
蓋部7は、収容部2の上方を覆う。より詳細には、蓋部7は、互いに平行な二枚の蓋部の側板71a、71b、蓋部の背板72、蓋部の天板73を有する。蓋部の天板73は、本体部1を構成する箱部の底面13と凡そ同じ形状かつ大きさを有している。蓋部の天板73の幅方向の端部から垂下する二枚の蓋部の側板71a、71bは、収容部2及び箱部10を覆うように前面部11の高さと同じ長さを有している。また、蓋部の天板73の背面側の端部から垂下する蓋部の背板72も、収容部2及び箱部10を覆うように前面部11の高さと同じ長さを有している。なお、蓋部の側板71a、71bの前面側の端辺部71a2、71b2には、その端部に沿って内側に突出した係合部75が設けられている。この係合部75が、本体部1の前面部の背板15の側部に設けられた溝状の被係合部14と係合することで、蓋部7と本体部1との係合状態が維持される。
還元部8は、蓋部の天板73の内側に設けられ、霧化装置100の外部へ排出されなかった霧化液を集めて、収容部2へ還元させる。ここで、図6は、実施形態に係る還元部8の拡大斜視図を示す。実施形態に係る還元部8は、筒状体9と、筒状体9の周囲に設けられた囲い体80を有する。筒状体9は、円筒状であり、蓋部の天板73の内側から下方に向けて突出しており、その下端に、径方向に隣接する波状の凹凸部(本発明の誘導部に相当する。)を有する。波状の凹凸部は、大凹部91と小凹部92とを有する。大凹部91は、小凹部92よりも大きく逆U字状に切り欠かれている。小凹部92は、大凹部91よりも小さく半円状に切り欠かれている。本実施形態では、大凹部91が径方向において等間隔で四つ設けられ、各大凹部91の間には、二つの小凹部92が設けられている。
上記のように蓋部の天板73の内側に筒状体9を設けることで、蓋部の天板73と筒状体9との接続部分に隅部P(図7を参照)が形成される。隅部P付近では、付着した霧化液を構成する液体の単体同士が引き合いやすくなるため、表面張力の効果が高められる。隅部P付近において互いに引き合うことでその質量や径が大きくなった液体は、その後、筒状体9の表面を伝って下方へ導かれる。つまり、蓋部の天板73の内側に付着した霧化液同士が結合し、結合することで質量や径が大きくなった液体が自重によって下方に位置する収容部2に再度収容される。
また、実施形態に係る霧化装置100では、筒状体9の下側端部に波状の凹凸部が設けられており、筒状体9の形状に更に変化が与えられている。従って、大凹部91や小凹部92の付近、特に大凹部91や小凹部92の縁部では、霧化液を構成する液体の単体同士が引き合いやすくなり、つまり表面張力の効果が高められ、より効率よく霧化液を下方に導かれる(図7における矢印は、霧化液の流れを示す。)。すなわち、大凹部91や小凹部92が液体を誘導路として機能する。
筒状体9の周囲に設けられた囲い体80は、筒状体9の周囲を囲むように四枚の囲い体
の側板81、82、83a、83bを有する。囲い体の側板82、83a、83bは、蓋部の側板71a、71b及び蓋部の背板72よりも内側に配置され、さらに体の側板81は端辺部71a2、71b2よりも内側に配置されるよう蓋部の天板73に接続されている。囲い体の側板83a、83b、82の下端は、収容部の側板22a、22b、23の上端と夫々接触する。また、前面側の囲い体の側板81の外側面は、前面部11の背面15の外側面と接する。すなわち、収容部の側板22a、22b、23及び収容部の底面21と、前面部11の背面15と、囲い体の側板81、82、83a、83bと、蓋部の天板73によって、霧化された霧化液が存在する空間(本発明の密閉空間に相当する)が形成される。囲い体の側板81、82、83a、83bのうち、前面側の囲い体の側板81には、囲い体80の内側と外側とを連通させる前面側連通部84が設けられている。この前面側連通部84は、前面側の囲い体の側板81を内側に突出させ、突出した部分の下部側面を開口させることで形成されている。すなわち、第一実施形態では、前面側連通部84が二箇所設けられている。なお、前面側連通部84は、前面側の囲い体の側板81を内側に突出させ、突出した部分の下端を開口させることで形成してもよい。また、囲い体の側板81、82、83a、83bのうち、背面側の囲い体の側板82にも、囲い体80の内側と外側とを連通させる背面側連通部85が設けられている。背面側連通部85は、背面側の囲い体の側板82を内側に突出させ、突出した部分の下端を開口させることで形成されている。また、第一実施形態では、突出した部分の背が丸く湾曲しており、背面側連通部85の断面形状がD字形状である。なお、蓋部7における背面側連通部85の近傍には、霧化液を霧化装置100の外部へ排出する排出部77が設けられている。上記のように、対向する前面側の囲い体の側板81と背面側の囲い体の側板82の夫々に、囲い体80の内側と外側とを連通させる連通部(84、85)を設けることで、送風部4を作動させた際、効率よく空気が流れる(図8を参照)。つまり、拡散された霧化液が、空気の流れに沿って流れることで効率よく排出部77から外部へ排出されることになる。また、図1及び図2に示す従来の霧化装置と異なり、蓋部を二部品で構成する必要も無い。換言すると、実施形態に係る霧化装置100によれば、蓋部の部品点数を削減することができる。
(使用方法)
次に、上述した実施形態に係る霧化装置100の使用方法について説明する。まず、蓋部7を取り外した状態で、収容部2に所定量の水及びアロマオイルが入れられる。その後、蓋部7を本体部1に係合させ、操作部6を構成するスイッチがONにされる。スイッチがONになると、振動部3が振動を開始し、収容部2に収容されている水とアロマオイルが徐々に霧化される。一方で、振動部3の下方に設けられた送風部が送風を開始し、霧化された霧化液が拡散されるとともに、送風部4による空気の流れに沿って霧化液が流れることで、霧化液が排出部77を通じて効率よく外部へ排出される。
ここで、霧化された霧化液の一部は、排出部77から排出されずに蓋部の天板73の内側等に付着する。実施形態に係る霧化装置100では、蓋部の天板73の内側に還元部8が設けられていることから、蓋部の天板73に付着した霧化液が筒状体9で集められ、集められた霧化液が互いに結合することで筒状体9を伝って下方へ落下する。筒状体9の下方、すなわち、還元部8の下方には、収容部2が設けられていることから、落下した結合した霧化液(結合することで径が大きくなった霧化液)は、収容部2に還元された後、振動部3によって再度霧化される。収容部2内の液体がなくなり、液体検知部62がこれを検知すると、制御部61によって、振動部3及び送風部4の駆動が停止される。また、必要に応じて、スイッチがOFFにされ、振動部3及び送風部4の駆動が停止される。
(作用効果)
以上説明した実施形態に係る霧化装置100によれば、還元部8を備えることで、蓋部7に対する霧化液の定常的な付着が低減され、蓋部7を取り外す際の霧化液の離脱(落下
)を抑制することができる。その結果、離脱した霧化液によって意図しない場所を濡らすといった事態を低減することができる。また、蓋部7には、天面(天板)を有する形状を採用することが可能となる。つまり、実施形態に係る霧化装置100では、蓋部7の形状は頂部を有する形状、換言すると、円錐形状や多角錐形状に特定する必要がなく、デザイン上の制約を受けることもない。更に、蓋部7を一部品によって構成することができ、部品点数が削減される。
[第二実施形態]
次に第二実施形態に係る霧化装置101について説明する。なお、第一実施形態に係る霧化装置100と同様の構成については、同一符号を付すものとし、その詳細な説明は省略する。以下では、第一実施形態に係る霧化装置100との相違点を主に説明する。
ここで、図9は、第二実施形態に係る霧化装置の断面図を示す。図10は、第二実施形態に係る霧化装置101の収容部の底面21の平面図を示す。第二実施形態に係る霧化装置101は、第一実施形態に係る霧化装置100の構成に加えて、収容部の底面21に堤防部25を更に備える。なお、第二実施形態に係る霧化装置101では、開口部21aの縁が振動部3に向けて傾斜しており、収容部3に残存する液体を効率よく振動部3へ導けるよう構成されている。
堤防部25は、収容部2に収容される残存する液体が、開口部21aを介して振動部3へ流入するのを抑制する。第二実施形態に係る堤防部25は、リング状であり、収容部の底面21よりも上方に向けて突出している。堤防部25の高さは、収容部の底面21上に残存する水滴が乗り越えられない程度の高さとすることができる。
開口部21a及び堤防部25の中心は、振動部3の中心軸上にある。そして、堤防部25の径は、開口部21aの径よりも大きく形成され、堤防部25は、開口部21aの外側に存在する。また、筒状体9の中心も振動部3の中心軸上にある。筒状体9の径は、堤防部25の径よりも更に大きく形成されている。その結果、筒状体9で集められ、筒状体9を伝って落下する霧化液の落下地点が、堤防部25の外側に存在する。従って、筒状体9から落下する霧化液の振動部3への流入が堤防部25によって抑制可能となる。
以上説明した第二実施形態に係る霧化装置101によれば、上述した第一実施形態に係る霧化装置100の作用効果に加えて、収容部2内の液体が極少量の場合における霧化装置101の空運転を防止することができる。すなわち、収容部2内の液体が極少量となり、液体を霧化して霧化装置101の外部へ排出するほどの量の液体が存在しない場合、堤防部25によって、振動部3への液体の流入が抑制される。その結果、液体が振動部3の表面に接触することが回避され、液体検知部62で検知される振動インピーダンスが液体がない場合の値となる。つまり、液体検知部62は、液体がないと検知する。制御部61は、この検知結果に基づいて、振動部3及び送風部4の駆動を停止させる。以上により、収容部2内の液体が極少量の場合における霧化装置の空運転を防止することが可能となる。
[第三実施形態]
次に第三実施形態に係る霧化装置102について説明する。第三実施形態に係る霧化装置102は、還元部を有しない構成に第二実施形態で説明した堤防部25を採用するものである。図11は、第三実施形態に係る霧化装置102の機能ブロック図を示す。
第三実施形態に係る霧化装置102は、第一実施形態に係る霧化装置100や第二実施形態に係る霧化装置101と共通の構成として、本体部1、収容部2a、振動部3、送風部4、電源入力部5、操作部6、制御部61、液体検知部62、を備える。但し、第三実
施形態に係る霧化装置102は、その外観が異なるものであり、また、蓋部7が、外側蓋部78aと内側蓋部78bの2部品からなる。このような第三実施形態に係る霧化装置102は、換言すると、図1、図2における従来の霧化装置100xの構成を採用すると共に、収容部の底面21aに堤防部25を有する構成である。
以下、第一実施形態に係る霧化装置100や第二実施形態に係る霧化装置101との相違点について説明すると、収容部2aは、筒状である。なお、収容部の底面には、第一実施形態に係る霧化装置100や第二実施形態に係る霧化装置101と同じく、円形の開口部21aが設けられており、振動部3の表面が露出している。内側蓋部78bは、収容部2aと接続され、頂部78b1と該頂部78b1から収容部2aに向けて延出する斜面78b2と、上部に設けられた霧化液を排出する内側排出部78b3とを有する。内側蓋部78bは、収容部2aと接続されていることから、液体化して自重により下方へ導かれた霧化液は、収容部2aに再度収容され、再び振動部3によって霧化される。外側蓋部78aは、内側蓋部78bを覆い、内側排出部78b3に対応する位置には、霧化液を外部へ排出する外側排出部78a3を有する。外側蓋部78aの内面と内側蓋部78bの外面との間には、所定の空隙部が設けられており、この空隙部は、内側排出部78b3から外部に浮遊した霧化液に対し、前記送風部が発生させた風をあてて、該霧化液を円滑に外側排出部78a3を通じて霧化装置102の外に排出させるための空気の流路として機能する。
液体化して自重により下方へ導かれた霧化液は、収容部2aに再度収容されるが、収容部の底面21aには、堤防部25が設けられていることから、液体が極少量になった場合には、液体の振動部3への流入が抑制される。このように本発明に係る堤防部は、還元部を有さない霧化装置にも好適に用いることができる。
[変形例]
ここで、図12は変形例1に係る還元部の下面図を示す。変形例1に係る還元部8は、第一実施形態に係る還元部8と同じく筒状体9を有する。但し、変形例1に係る筒状体9は、その内側面の内側に突出し、かつ、下方に向けて延出する線状凸部95が複数設けられている。これにより、線状凸部95と筒状体9の内側面との接続部分に形成される隅部において、霧化液を構成する液体の単体同士が引き合いやすくなり、表面張力の効果が高められ、より効率よく霧化液が下方に導かれる。なお、変形例1に係る還元部8の筒状体9は、実施例に係る筒状体9と同じく下端部に波状の凹凸部(大凹部91、小凹部92)を有する。但し、例えば、筒状体9の下端部に波状の凹凸部を設けず、筒状体9の内側面に線状凸部のみを設けるようにしてもよい。
他の変形例として、霧化装置100は、還元部8を波状の凹凸部や還元部8と蓋部7との接続部分にR形状からなるR部を設けてもよい。これにより、R部において、霧化液を構成する液体の単体同士が更に引き合いやすくなり、つまり表面張力の効果がより高められ、更に効率よく霧化液を下方に導くことが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明に係る霧化装置はこれらに限らず、可能な限りこれらの組合せを含むことができる。本実施形態では、電気式芳香器を例に説明したが、本発明に係る蓋部と誘導部は、霧化された霧化液が付着する種々の蓋部に適用することができる。
1・・・本体部
2・・・収容部
3・・・振動部
4・・・送風部
5・・・電力入力部
6・・・操作部
7・・・蓋部
8・・・還元部
9・・・筒状体
25・・・堤防部
80・・・囲い体
91・・・大凹部
92・・・小凹部

Claims (6)

  1. 所定の液体を霧化させる霧化装置であって、
    前記所定の液体を収容する収容部と、
    前記収容部の下方に設けられ、該収容部に収容される液体に対して振動を与えて該液体を霧化する振動部と、
    前記収容部の周辺に設けられ、前記振動部によって霧化された霧化液を拡散させる送風部と、
    前記収容部の上方を覆う蓋部と、
    前記蓋部の上部に設けられ、前記送風部によって拡散された霧化液を前記霧化装置の外部へ排出する排出部と、
    前記蓋部の上部内側に設けられる還元部であって、前記霧化装置の外部へ排出されなかった霧化液を集めて、前記収容部へ還元させる還元部と、を備える霧化装置。
  2. 前記還元部は、前記蓋部の上部内側から下方に向けて突出する突出部を有する請求項1に記載の霧化装置。
  3. 前記突出部は、前記蓋部の上部内側から下方に向けて突出する筒状体である請求項2に記載の霧化装置。
  4. 前記突出部は、該突出部の表面に付着する霧化液を下方に導く誘導部であって凹部と凸部とのうち少なくとも何れか一つからなる誘導部を有する請求項2又は3に記載の霧化装置。
  5. 前記突出部は、前記蓋部の上部内側から下方に向けて突出する筒状体であり、
    前記筒状体は、その下側端部に波状の凹凸部を複数有する、請求項1に記載の霧化装置。
  6. 収容部に収容される液体の有無を検知する液体検知部であって、振動部の表面に接する液体の有無を検知する液体検知部と、前記液体検知部が収容部に収容される液体がないと検知した場合、前記振動部及び前記送風部の駆動を停止させる制御部と、前記収容部の底部かつ前記振動部の周囲に設けられ、前記振動部への液体の流入を抑制する堤防部と、を更に備える請求項1から5の何れか一に記載の霧化装置。
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