JP2019056510A - 加湿器 - Google Patents

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Abstract

【課題】少ない電力でより多くのミストを発生させることができ、なお且つ、給水の際に加湿器の周辺を濡らしたりすることなく、お手入れのし易い加湿器を提供する。
【解決手段】給水タンク4と、給水タンク4から供給されるお湯(水)を霧化してミストを発生させるミスト発生部5とを有して、給水タンク4の開口部を閉塞するように、給水タンク4に対してミスト発生部5が着脱自在に取り付けられた加湿器本体2と、給水タンク4を倒立させた状態で、加湿器本体2を着脱自在に保持するスタンド3とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、加湿器に関する。
例えば、圧電セラミックスなどからなる超音波振動子に高周波電流を流し、超音波振動子を振動させることで、この超音波振動子に接触した水を霧化してミストを発生させる超音波式加湿器(以下、加湿器という。)がある(例えば、特許文献1を参照。)。
特開2016−50686号公報
ところで、外部機器(例えばパソコンなど。)とのUSB接続によって電力が供給される小型(例えば卓上など。)の加湿器では、利便性や携帯性に優れる反面、ミストの噴霧量が少ないといった欠点がある。すなわち、このようなUSB接続によって電力が供給される加湿器の場合、そのUSB規格によって給電能力(例えばUSB2.0では5V、500mA)に制限がある。このため、商用電源(100V)とコンセントを介して接続される加湿器に比べて、ミストの噴霧量が少なくならざるを得ない。したがって、このような加湿器において、なるべく少ない電力でミストをより多く発生させることができれば、更なる小型化及び省電力化が可能である。
また、加湿器では、給水タンクから供給される水を使用するため、給水タンク内の水が減る度に給水タンクに水を補給する必要がある。一般的な加湿器では、本体に水槽を設け、この水槽と接続部を介して連結された給水タンクから水が供給される。しかしながら、このような給水タンクを取り出す際に、給水タンクに付着した水滴が加湿器やその周辺に垂れてしまうことがあった。さらに、水槽には超音波振動子が設けられ、この超音波振動子に電力を供給する電気系統も本体に設けられている。したがって、水槽及び超音波振動子のお手入れが面倒である。一方、お手入れを怠ってしまうと、レジオネラオ菌等の雑菌やカビ等が繁殖してしまうおそれがある。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、少ない電力でより多くのミストを発生させることができ、なお且つ、給水の際に加湿器の周辺を濡らしたりすることなく、お手入れのし易い加湿器を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 給水タンクと、前記給水タンクから供給される水を霧化してミストを発生させるミスト発生部とを有して、前記給水タンクの開口部を閉塞するように、前記給水タンクに対して前記ミスト発生部が着脱自在に取り付けられた加湿器本体と、
前記給水タンクを倒立させた状態で、前記加湿器本体を着脱自在に保持するスタンドとを備える加湿器。
〔2〕 前記給水タンクは、断熱構造を有することを特徴とする前記〔1〕に記載の加湿器。
〔3〕 前記ミスト発生部は、前記給水タンクの開口部を閉塞するキャップ部材と、前記キャップ部材に対して着脱自在に取り付けられる噴霧部材とを有し、
前記噴霧部材は、前記給水タンクから供給される水を超音波振動により霧化させる超音波振動子と、前記超音波振動子により霧化されたミストを外部に噴霧する噴霧口とを含むことを特徴とする前記〔1〕又は〔2〕に記載の加湿器。
〔4〕 前記ミスト発生部は、前記キャップ部材に設けられた第1の配管と、前記噴霧部材に設けられた第2の配管と、前記第1の配管と前記第2の配管とを着脱自在に接続する接続機構とを有することを特徴とする前記〔3〕に記載の加湿器。
〔5〕 前記給水タンクは、前記開口部を形成する口頸部を有し、
前記キャップ部材は、前記口頸部に取り付けられる中栓と、前記口頸部と前記中栓との間を密閉するシール部材とを有することを特徴とする前記〔3〕又は〔4〕に記載の加湿器。
〔6〕 前記スタンドは、前記給水タンクを倒立した状態で支持する台座部と、前記噴霧部材の噴霧口を外部に露出させる切欠部とを有することを特徴とする前記〔3〕〜〔5〕の何れか一項に記載の加湿器。
〔7〕 前記スタンドは、前記超音波振動子に電力を供給する制御部を有し、
前記給水タンクが前記スタンドに保持された状態において、前記制御部と前記超音波振動子とが電気的に接続されることを特徴とする前記〔3〕〜〔6〕の何れか一項に記載の加湿器。
〔8〕 前記スタンドは、前記制御部と電気的に接続されたUSBコネクタを有することを特徴とする前記〔7〕に記載の加湿器。
〔9〕 前記スタンドは、前記第1の配管と前記第2の配管との少なくとも何れか一方の一部の周囲を加熱するヒータ又は断熱する断熱材の何れか一方を有することを特徴とする前記〔3〕〜〔8〕の何れか一項に記載の加湿器。
〔10〕 前記スタンドは、前記ヒータの少なくとも一部の周囲を覆う断熱材を有することを特徴とする前記〔9〕に記載の加湿器。
以上のように、本発明によれば、少ない電力でより多くのミストを発生させることができ、なお且つ、給水の際に加湿器の周辺を濡らしたりすることなく、お手入れのし易い加湿器を提供することが可能である。
本発明の一実施形態に係る加湿器を構成する加湿器本体及びスタンドを示す斜視図である。 図1に示す加湿器を構成するスタンドに加湿器本体が取り付けられた状態を示す正面図である。 図1に示す加湿器を構成するスタンドに加湿器本体が取り付けられた状態を示す側面図である。 図1に示す加湿器を構成するスタンドに加湿器本体が取り付けられた状態を示す上面図である。 図1に示す加湿器を構成するスタンドに加湿器本体が取り付けられた状態を示す断面図である。 図1に示す加湿器を構成する加湿器本体及びスタンドを示す側面図である。 図1に示す加湿器本体を構成する給水タンク及びミスト発生部を示す側面図である。 図1に示す加湿器本体の構成を示す分解側面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照して詳細に説明する。
先ず、本発明の一実施形態として、例えば図1〜図8に示す超音波式加湿器(以下、加湿器という。)1について説明する。
なお、図1は、加湿器1を構成する加湿器本体2及びスタンド3を示す斜視図である。図2は、加湿器1を構成するスタンド3に加湿器本体2が取り付けられた状態を示す正面図である。図3は、加湿器1を構成するスタンド3に加湿器本体2が取り付けられた状態を示す側面図である。図4は、加湿器1を構成するスタンド3に加湿器本体2が取り付けられた状態を示す上面図である。図5は、加湿器1を構成するスタンド3に加湿器本体2が取り付けられた状態を示す断面図である。図6は、加湿器1を構成する加湿器本体2及びスタンド3を示す側面図である。図7は、加湿器本体2を構成する給水タンク4及びミスト発生部5を示す側面図である。図8は、加湿器本体2の構成を示す分解側面図である。
本実施形態の加湿器1は、図1〜図6に示すように、加湿器本体2と、スタンド3とを備え、スタンド3に対して加湿器本体2が着脱自在に取り付けられた構造を有している。
加湿器本体2は、図1、図5〜図8に示すように、お湯(水)を貯留する給水タンク4と、給水タンク4から供給されるお湯(水)を霧化してミストを発生させるミスト発生部5とを有している。加湿器本体2は、給水タンク4を倒立させた状態で、スタンド3に対して着脱自在に保持される。
給水タンク4は、真空断熱構造を有し、この給水タンク4に補給されたお湯(水)を保温する機能を有している。具体的に、この給水タンク4は、例えばステンレス等からなる有底筒状の外容器6及び内容器7を有し、外容器6の内側に内容器7を収容した状態で互いの口元部を接合した二重構造の容器により構成されている。また、外容器6と内容器7との間には、真空断熱層8が設けられている。真空断熱層8は、例えば、高真空に減圧(真空引き)されたチャンバー内で、外容器6の底面中央部に設けられた脱気孔を塞ぐことによって形成することができる。なお、外側容器6の外周面には、塗装や印刷等が施されていてもよい。
なお、本実施形態では、上述した真空断熱構造を有するステンレス製の給水タンク4を例示しているが、給水タンク4については、真空断熱以外の断熱構造を採用することも可能であり、例えばポリプロピレン等からなる合成樹脂製の給水タンクを用いてもよい。
給水タンク4は、平面視で円形状の底面部4aと、底面部4aの周囲から円筒状に立ち上がり形成された胴部4bと、胴部4bの上部側において縮径された略円筒状の口頸部4cとを有している。また、口頸部4cの上端部は、給水タンク4の開口部4dとして、円形状に開口している。口頸部4cの内周面は、胴部4bの内周面よりも縮径されている。
また、口頸部4cの内周面には、雌ネジ部9が設けられている。雌ネジ部9は、口頸部4cの内周面から螺旋状に突出したネジ山から構成されている。さらに、雌ネジ部9の下方には、リング状の張出部10が口頸部4cの内周面から全周に亘って突出して設けられている。
なお、加湿器本体2は、お湯(水)を補給するとき以外は、図面に示すように、給水タンク4を倒立させた状態(給水タンク4の開口部4dを下方に向けた状態)で使用されるため、上記説明と図面とは、その上下の向きが逆転したものとなっている。また、以下の説明においても、特に断りがない限り、給水タンク4を正立させた状態(給水タンク4の開口部4dを上方に向けた状態)を基準にして説明するものとする。
ミスト発生部5は、給水タンク4の開口部4dを閉塞するように、給水タンク4に対して着脱自在に取り付けられている。ミスト発生部5は、キャップ部材11と、キャップ部材11に対して着脱自在に取り付けられる噴霧部材12とを有している。
キャップ部材11は、例えばポリプロピレン(PP)等の耐熱性樹脂からなる。キャップ部材11は、給水タンク4の開口部4dを閉塞する栓部13と、給水タンク4から供給されるお湯(水)が流通される第1の配管14とを有している。
栓部13は、口頸部4cの内側に挿入される略円筒状の中栓13aと、開口部4dの上面を覆う円形平板状の天蓋13bとを有している。第1の配管14は、天蓋13bの上面に一体に設けられて、天蓋13bを貫通する孔部から天蓋13bの上面に沿って直角に折り曲げられた断面円形状の管路からなる。第1の配管14の内側は、給水タンク4内のお湯(水)を噴霧部材12側へと導く第1の流路を形成している。
中栓13aの外周面には、雄ネジ部15が設けられている。雄ネジ部15は、中栓13aの外周面から螺旋状に突出したネジ山から構成されている。これにより、キャップ部材11は、雌ネジ部9と雄ネジ部15とを構成するネジ山同士の螺合によって、給水タンク4の口頸部4cに着脱自在に取り付け可能となっている。
中栓13aの下端部には、栓パッキン16が着脱自在に取り付けられている。栓パッキン16は、リング状のシール部材(第2のシール部材)であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。一方、中栓13aの下端部には、フランジ部13cが拡径方向に突出して設けられている。栓パッキン16は、このフランジ部13cに全周に亘って嵌め付けられている。
また、栓パッキン16の外周面には、上下方向に並ぶ複数(本実施形態では2つ)の弾性フランジ部16aが拡径方向に突出して設けられている。栓パッキン16は、給水タンク4の口頸部4cにキャップ部材11が取り付けられた際に、弾性フランジ部16aが弾性変形しながら、給水タンク4の張出部10に全周に亘って密着した状態となる。これにより、張出部10(口頸部4c)と中栓13a(栓部13)との間を密閉することが可能となっている。
一方、栓パッキン16は、それ自体を弾性変形させる(引っ張り伸ばす)ことによって、フランジ部13cから取り外すことが可能である。これにより、栓パッキン16とキャップ部材11とをそれぞれ別々に洗浄することができ、栓パッキン16とフランジ部13cとの間を衛生的に保つことができる。
なお、栓パッキン16については、上述した形状のものに必ずしも限定されるものではなく、例えば、弾性フランジ部16aの数については、上述した2つに限らず、1つ又は3つ以上とすることも可能である。また、栓パッキン16は、上述した弾性フランジ部16aが設けられた構成に必ずしも限定されるものではなく、その形状等について適宜変更を加えることが可能である。
噴霧部材12は、第1の配管14に接続される第2の配管17と、第2の配管17を介して供給されるお湯(水)を超音波振動により霧化させる超音波振動子18と、超音波振動子18により霧化されたミストを外部に噴霧する噴霧口19と、第2の配管17内において超音波振動子18と接触した状態で配置されたスポンジ20とを有している。
また、噴霧部材12は、第2の配管17を形成する接続キャップ21と、噴霧口19を形成すると共に、超音波振動子18及びスポンジ20が配置された噴霧キャップ22とに分割されて、接続キャップ21に対して噴霧キャップ22が着脱自在に取り付けられた構造を有している。
接続キャップ21は、例えばポリプロピレン(PP)等の耐熱性樹脂からなる略円筒状の部材であり、第2の配管17を構成している。接続キャップ21(第2の配管17)は、第1の配管14の内側に嵌入されることによって、第1の流路と連続した第2の流路を形成する。すなわち、この接続キャップ21(第2の配管17)の内側は、給水タンク4内のお湯(水)を噴霧キャップ22(噴霧口19)側へと導く第2の流路を形成している。
接続キャップ21の先端には、噴霧キャップ22を取り付けるための円形状の取付板21aが設けられている。取付板21aは、加湿器本体2がスタンド3に保持された状態において噴霧キャップ22(噴霧口19)が斜め上方を向くように、接続キャップ21の先端に傾斜した状態で一体に設けられている。また、接続キャップ21の先端には、加湿器本体2がスタンド3に保持された状態において上方に向けて立ち上がる壁部21bが設けられている。さらに、取付板21aの中央部には、後述する噴霧キャップ22を取り付けるための鍵孔(図示せず。)が設けられている。
噴霧キャップ22は、例えばポリプロピレン(PP)等の耐熱性樹脂からなる略円筒状の部材である。噴霧キャップ22は、接続キャップ21の取付板21aと対向する面側に、鍵部22aと、キャップパッキン22bと、板バネ22cとを有している。
噴霧部材12では、鍵孔に鍵部22aが挿入された状態で、噴霧キャップ22を軸回りの一方側(例えば右回り)に略90°回転させることによって、取付板21aにキャップパッキン22bが密着した状態となると共に、板バネ22cの付勢に抗して鍵部22aが取付板21aの内面に係止された状態となる。
これにより、接続キャップ21に対して噴霧キャップ22が抜け止めされた状態で取り付けられる。一方、この状態から、噴霧キャップ22を軸回りの他方側(例えば左回り)に略90°回転させることによって、接続キャップ21に対して噴霧キャップ22を取り外すことが可能である。
噴霧口19は、噴霧キャップ22の先端側中央部に設けられた円形状の孔部からなる。超音波振動子18は、例えば圧電セラミックスなどからなり、噴霧キャップ22内の噴霧口19と対向する位置に配置されている。スポンジ20は、噴霧キャップ22内において超音波振動子18の噴霧口19側とは反対側の面に接触した状態で配置されている。これにより、噴霧キャップ22では、スポンジ20により吸い上げられた水を超音波振動子18へと供給することが可能となっている。
ミスト発生部5は、第1の配管14と第2の配管17とのうち、何れか一方の配管(本実施形態では第1の配管14)の内側に何れか他方の配管(本実施形態では第2の配管17)が嵌入された状態で、第1の配管14と第2の配管17とを接続する接続機構23を有している。ミスト発生部5では、この接続機構23を介してキャップ部材11に対して噴霧部材12が着脱自在に取り付けられている。
具体的に、この接続機構23は、第1の配管14に設けられた一対の係止凹部24と、第2の配管17(接続キャップ21)に設けられた一対の係止凸部25と、第2の配管17(接続キャップ21)の外周部に取り付けられた止水パッキン26とを有している。
一対の係止凹部24は、第1の配管14の先端の互いに対向する位置から基端側の中途部に向けて切り欠かれ、その中途部から互いに逆向きに周方向に切り欠かれたスリットからなる。一対の係止凸部25は、第2の配管17(接続キャップ21)の外周面の互いに対応する位置から突出された突起部からなる。
止水パッキン26は、リング状のシール部材(第1のシール部材)であり、例えばシリコーンゴム等の耐熱性を有するゴムやエラストマーなどの弾性部材からなる。一方、第2の配管17(接続キャップ21)の先端側の外周面には、溝部21cが全周に亘って設けられている。止水パッキン26は、この溝部21cに全周に亘って嵌め付けられている。
止水パッキン26は、第1の配管14の内側に第2の配管17(接続キャップ21)が嵌入された際に、弾性変形しながら、第1の配管14と第2の配管17(接続キャップ21)との間に全周に亘って密着した状態となる。これにより、第1の配管14と第2の配管17(接続キャップ21)との間を密閉することが可能となっている。
一方、止水パッキン26は、それ自体を弾性変形させる(引っ張り伸ばす)ことによって、溝部21cから取り外すことが可能である。これにより、止水パッキン26と接続キャップ21とをそれぞれ別々に洗浄することができ、止水パッキン26と接続キャップ21との間を衛生的に保つことができる。
接続機構23では、一対の係止凹部24に一対の係止凸部25が挿入された状態で、第1の配管14の内側に嵌入された第2の配管17(接続キャップ21)を軸回りの一方側(例えば右回り)に略90°回転させることによって、一対の係止凹部24に一対の係止凸部25が係止される。これにより、第1の配管14に対して第2の配管17(接続キャップ21)が抜け止めされた状態となり、キャップ部材11に対して噴霧部材12が取り付けることが可能である。
一方、この状態から、第2の配管17(接続キャップ21)を軸回りの他方側(例えば左回り)に略90°回転させることによって、キャップ部材11に対して噴霧部材12が取り外すことが可能である。
なお、接続機構23については、上述した第1の配管14の内側に第2の配管17(接続キャップ21)が嵌入される構成に限らず、第2の配管17(接続キャップ21)の内側に第1の配管14が嵌入される構成としてもよい。また、この構成の場合、第2の配管17(接続キャップ21)側に一対の係止凹部24を設け、第1の配管14側に一対の係止凸部25及び止水パッキン26を設けることで、第1の配管14と第2の配管17(接続キャップ21)とを接続することが可能である。
スタンド3は、図1〜図6に示すように、全体として略有底円筒形状を為すスタンド本体3aを有し、加湿器本体2を保持した状態において、スタンド本体3aの外周面が給水タンク4の胴部4bと連続した面を形成している。
スタンド本体3aは、給水タンク4を倒立した状態で支持する支持部27と、噴霧部材12の噴霧口19を外部に露出させる切欠部28とを有している。
支持部27は、スタンド本体3aの内周面から突出された複数のリブ壁27aと、複数のリブ壁27aにより支持された支持台27bと、スタンド本体3aの開口部を閉塞する台座部3bとを有している。複数のリブ壁27aは、スタンド本体3aの底面から上方に向かって同じ高さで延長されると共に、スタンド本体3aの周方向に並んで設けられている。切欠部28は、スタンド本体3aの正面側の上端部を接続キャップ21の取付板21a及び壁部21bに対応した形状に切り欠くことによって形成されている。
スタンド3では、加湿器本体2を保持した状態において、スタンド本体3aの内側にミスト発生部5(キャップ部材11及び噴霧部材12)を収容しながら、栓部13の天蓋13bに台座部3bが当接されることによって、給水タンク4を倒立した状態で支持することが可能となっている。
また、スタンド3では、加湿器本体2を保持した状態において、切欠部28に取付板21a及び壁部21bが係合された状態となる。これにより、取付板21a及び壁部21bがスタンド3の外周面と連続した面を形成すると共に、噴霧部材12の噴霧口19を斜め上方に向けた状態で外部に露出させることが可能である。
スタンド3は、加湿器本体2が保持された状態において、超音波振動子18に電力を供給する制御部29と、電源コード30を介して制御部29と電気的に接続されたUSBコネクタ31とを有している。
制御部29は、USBコネクタ31を介して外部から供給される電力を各部に供給する電源回路(図示せず。)を有している。制御部29は、電源コード30の一端側と電気的に接続されている。一方、電源コード30の他端側は、スタンド本体3aの背面側から外部に引き出されている。USBコネクタ31は、この電源コード30の他端側と電気的に接続されている。
スタンド3では、加湿器本体2を保持した状態において、制御部29側の接点29aと接続キャップ21側の接点21dとが電気的に接続される構成となっている。具体的に、制御部29側の接点29aは、スタンド本体3aの内側に設けられた台座部3b上から露出して配置されている。一方、接続キャップ21側の接点21dは、接続キャップ21の台座部3bと対向する外周面に配置されている。また、超音波振動子18は、噴霧キャップ22側の接点22dと電気的に接続されている。そして、接続キャップ21に噴霧キャップ22が取り付けられることによって、接続キャップ21側の接点21dと噴霧キャップ22側の接点22dとが電気的に接続される構成となっている。これにより、制御部29から超音波振動子18へと電力を供給することが可能となっている。
スタンド3は、スタンド本体3aの内部に配置された送風ファン33と、送風ファン33により送風される気流をスタンド本体3aの外部へと放出する送風口3cと、外部の空気をスタンド本体3aの内部へと導入する吸気口3dとを有している。
送風ファン33は、制御部29と電気的に接続されており、この制御部29から供給される電力によって、送風口3cに向けて送風を行う。送風口3cは、スタンド本体3aの正面側の噴霧口19(噴霧キャップ22)の周囲に設けられている。吸気口3dは、スタンド本体3aの背面側に設けられている。
これにより、加湿器1では、加湿を行う際に、送風口3cから放出される気流によって、噴霧口19から噴出されたミストを遠方へと拡散させることができ、なお且つ、加湿器1の周辺を結露水で濡らすことを防ぐことが可能である。
なお、加湿器1において、送風ファン33を省略した構成とした場合は、ミストを遠方まで拡散させるため、超音波振動子18に印加する電力を大きくしたり、周囲を濡らすことを防ぐため、ミストの噴霧を間欠で行ったりしてもよい。
スタンド3は、第1の配管14及び第2の配管17(接続キャップ21)の周囲を加熱するヒータ34と、第1の配管14及び第2の配管17(接続キャップ21)の周囲を覆う断熱材35とを有している。ヒータ34及び断熱材35は、台座部3bと支持台27bとの間に配置されている。
ヒータ34は、制御部29と電気的に接続されることによって、制御部29から供給される電力によって加熱を行う。断熱材35は、ヒータ34の外側に配置されて、このヒータ34により加熱された第1の配管14及び第2の配管17(接続キャップ21)の周囲を断熱する。
なお、ヒータ34については、第1の配管14と第2の配管17との少なくとも何れか一方の一部の周囲を加熱するものであればよい。また、ヒータ34の代わりに、第1の配管14と第2の配管17との少なくとも何れか一方の一部の周囲を断熱する断熱材35を設けた構成としてもよい。
これにより、加湿器1では、第1の配管14及び第2の配管17(接続キャップ21)の周囲を断熱しながら、給水タンク4から供給されるお湯(水)を加熱することができる。また、空気に含まれる湿気によって、スタンド本体3a内に結露が発生することを防ぐことが可能である。
なお、加湿器1では、給水タンク4が真空断熱構造であるため、この給水タンク4内のお湯の温度が十分高い場合には、お湯を加熱して温度を上げる必要がない。この場合、第1の配管14及び第2の配管17内でお湯が冷めない程度に、ヒータ34に加える電力を、例えば1〜2W程度の小電力とすればよい。さらに、加湿器1では、上述した第1の配管14及び第2の配管17により形成される第1の流路及び第2の流路の径が小さく且つ全長が短くなる場合は、お湯の温度が下がり難くなる。その場合、上述したヒータ34や断熱材35を省略した構成とすることも可能である。
スタンド3は、動作の切り替えを行う切替スイッチ36と、動作の切り替えに応じた点灯を行う表示ランプ37とを有している。切替スイッチ36は、スタンド本体3aの正面側に設けられた押圧スイッチであり、制御部29と電気的に接続されている。制御部29は、切替スイッチ36の押圧操作によって、例えば、電源OFF、電源ON(弱風)、電源ON(強風)といった切り替え制御を行う。
表示ランプ37は、スタンド本体3aの正面側に設けられた複数(本実施形態では2つ)のLEDランプであり、制御部29と電気的に接続されている。制御部29は、切替スイッチ36の押圧操作によって、例えば、電源OFF(ランプ消灯)、電源ON(ランプ(弱)点灯)、電源ON(ランプ(強)点灯)といった切り替え制御を行う。
また、制御部29では、一定の時間(例えば6時間)が経過した後に動作を停止(電源OFF)させるタイマーを設けた構成としてもよい。さらに、制御部29では、第1の配管14(第1の流路)及び第2の配管17(第2の流路)を流れるお湯(水)を検知するセンサを設けて、お湯(水)が無くなった時点で、動作を停止(電源OFF)させることも可能である。
以上のような構成を有する本実施形態の加湿器1では、真空断熱構造を有する給水タンク4を用いることで、この給水タンク4に補給されたお湯を高い温度で長時間保温することが可能である。
ここで、お湯からミストを発生させる場合は、常温の水からミストを発生させる場合よりも、少ない電力でより多くのミストを発生させることが可能である。したがって、本実施形態の加湿器1では、更なる小型化及び省電力化に対応することが可能であり、USB接続によって電力が供給される小型の加湿器1であっても、ミストの噴霧量を十分に確保することが可能である。
また、本実施形態の加湿器1では、例えば卓上に設置した状態で、パソコンなどの外部機器からUSB接続による電力の供給が可能であり、電源コード30の長さも商用電源とコンセントを介して接続される加湿器に比べて短くすることが可能である。
また、本実施形態の加湿器1では、給水タンク4にお湯(水)を補給した後に、この給水タンク4の開口部4dを閉塞するキャップ部材11を取り付ける。このとき、噴霧部材12については、キャップ部材11に予め取り付けられた状態であってもよい。一方、キャップ部材11により給水タンク4の開口部4dを閉塞した後に、この噴霧部材12をキャップ部材11に取り付けることも可能である。
これにより、本実施形態の加湿器1では、給水の際に加湿器1の周辺を濡らしたりすることなく、なお且つ、お手入れが簡単であり、この加湿器1を衛生的に使用することが可能である。
本実施形態の加湿器1では、給水タンク4を倒立させた状態で、加湿器本体2をスタンド3に保持することによって、制御部29側の接点29aと超音波振動子18側の接点18aとが電気的に接続された状態となる。したがって、お手入れが必要な給水タンク4側に電気系統がないので、安心且つ簡単に給水タンク4のお手入れを行うことが可能である。
また、本実施形態の加湿器1では、給水タンク4にキャップ部材11を着脱自在に取り付けると共に、このキャップ部材11に噴霧部材12(接続キャップ21及び噴霧キャップ22)を着脱自在に取り付ける構成となっている。加湿器1では、水に接する部分に雑菌が繁殖し易いことから、上述した分解可能な構成とすることで、このような部分の掃除を容易に行うことができる。したがって、この加湿器1を衛生的に使用することが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
すなわち、本発明を適用した加湿器については、上述した加湿器1の形態に必ずしも限定されるものではなく、そのサイズや機能、デザイン等に合わせて、適宜変更を加えることが可能である。
1…超音波式加湿器(加湿器) 2…加湿器本体 3…スタンド 4…給水タンク 4c…口頸部 4d…開口部 5…ミスト発生部 6…外容器 7…内容器 8…真空断熱層 9…雌ネジ部 10…張出部 11…キャップ部材 12…噴霧部材 13…栓部 13a…中栓 14…第1の配管(第1の流路) 15…雄ネジ部 16…栓パッキン(第2のシール部材) 17…第2の配管(第2の流路) 18…超音波振動子 19…噴霧口 20…スポンジ 21…接続キャップ 22…噴霧キャップ 23…接続機構 24…係止凹部 25…係止凸部 26…止水パッキン(第1のシール部材) 27…支持部 28…切欠部 29…制御部 30…電源コード 31…USBコネクタ 33…送風ファン 34…ヒータ 35…断熱材 36…切替スイッチ 37…表示ランプ

Claims (10)

  1. 給水タンクと、前記給水タンクから供給される水を霧化してミストを発生させるミスト発生部とを有して、前記給水タンクの開口部を閉塞するように、前記給水タンクに対して前記ミスト発生部が着脱自在に取り付けられた加湿器本体と、
    前記給水タンクを倒立させた状態で、前記加湿器本体を着脱自在に保持するスタンドとを備える加湿器。
  2. 前記給水タンクは、断熱構造を有することを特徴とする請求項1に記載の加湿器。
  3. 前記ミスト発生部は、前記給水タンクの開口部を閉塞するキャップ部材と、前記キャップ部材に対して着脱自在に取り付けられる噴霧部材とを有し、
    前記噴霧部材は、前記給水タンクから供給される水を超音波振動により霧化させる超音波振動子と、前記超音波振動子により霧化されたミストを外部に噴霧する噴霧口とを含むことを特徴とする請求項1又は2に記載の加湿器。
  4. 前記ミスト発生部は、前記キャップ部材に設けられた第1の配管と、前記噴霧部材に設けられた第2の配管と、前記第1の配管と前記第2の配管とを着脱自在に接続する接続機構とを有することを特徴とする請求項3に記載の加湿器。
  5. 前記給水タンクは、前記開口部を形成する口頸部を有し、
    前記キャップ部材は、前記口頸部に取り付けられる中栓と、前記口頸部と前記中栓との間を密閉するシール部材とを有することを特徴とする請求項3又は4に記載の加湿器。
  6. 前記スタンドは、前記給水タンクを倒立した状態で支持する台座部と、前記噴霧部材の噴霧口を外部に露出させる切欠部とを有することを特徴とする請求項3〜5の何れか一項に記載の加湿器。
  7. 前記スタンドは、前記超音波振動子に電力を供給する制御部を有し、
    前記給水タンクが前記スタンドに保持された状態において、前記制御部と前記超音波振動子とが電気的に接続されることを特徴とする請求項3〜6の何れか一項に記載の加湿器。
  8. 前記スタンドは、前記制御部と電気的に接続されたUSBコネクタを有することを特徴とする請求項7に記載の加湿器。
  9. 前記スタンドは、前記第1の配管と前記第2の配管との少なくとも何れか一方の一部の周囲を加熱するヒータ又は断熱する断熱材の何れか一方を有することを特徴とする請求項3〜8の何れか一項に記載の加湿器。
  10. 前記スタンドは、前記ヒータの少なくとも一部の周囲を覆う断熱材を有することを特徴とする請求項9に記載の加湿器。
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