JP2021059860A - 継手装置、継手装置を有する鋼製構造部材、および継手装置の使用方法 - Google Patents

継手装置、継手装置を有する鋼製構造部材、および継手装置の使用方法 Download PDF

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Morio Sugano
守雄 菅野
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Yasushi Kitamura
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Abstract

【課題】矯正作業に要する手間を低減する等の新規な特徴を有する継手装置を提供する。【解決手段】継手部材(34)を備え、継手部材の断面方向の所定部位に、継手部材の長手方向に延びた一定幅の開口からなる嵌合用スリット(36)が設けられていることを特徴とする継手装置(30)が提供される。好ましくは、継手部材の溶接個所に、グラインダー、ディスクサンダー、ワイヤブラシのような機械工具により仕上げられた溶接用表面処理面(46)が設置されている。また、好ましくは、溶接用表面処理面に、開先防錆剤が塗布されている。【選択図】図1

Description

本発明は、水域構造物(護岸、岸壁、防波堤、導流堤など)や陸域構造物(擁壁、土留壁など)として用いられる壁体を構成する鋼製構造部材の接続時に使用される継手装置、継手装置を有する鋼製構造部材、および継手装置の使用方法に関する。
従来、鋼矢板等の使用において、法線の変更箇所、法線の分岐個所や異なる型式の鋼矢板等を接続する場合には、工場で製作されたいわゆる異形鋼矢板が使用されていた。このような異形鋼矢板の製作には、鋼矢板を切断加工したものが用いられていた。
しかしながら、鋼矢板の切断加工や異形鋼矢板としての溶接加工に伴う変形が大きいため、所定の寸法精度に仕上げるための矯正作業に手間を要し、製作コストおよび製作期間の点で課題があった。また、工場内での各部材のハンドリングの手間、複雑な形状の異形鋼矢板をトレーラー等で現場に輸送する際の固縛作業の煩雑さ及び輸送効率の低下という点でも課題があった。さらに、施工現場において所定個所に異形鋼矢板を配置する必要があるため、先行施工する鋼矢板の施工精度を確保するための調整(レバーブロック(登録商標)による先行鋼矢板頭部の引き寄せ等)に手間を要し、施工効率の低下を惹起するという課題もあった。
本発明は、このような状況に鑑みて開発されたものであって、矯正作業に要する手間を低減する等の新規な特徴を有する継手装置、継手装置を有する鋼製構造部材、および継手装置の使用方法を提供することを目的としている。
本願請求項1に記載された継手装置は、継手部材を備え、前記継手部材の断面方向の所定部位に、前記継手部材の長手方向に延びた一定幅の開口からなる嵌合用スリットが設けられていることを特徴とするものである。
本願請求項2に記載された継手装置は、前記請求項1の継手装置において、前記継手部材が、一辺の先端間に前記嵌合用スリットとなる隙間が設けられるように対向して配置された一対の山形形状鋼によって形成されていることを特徴とするものである。
本願請求項3に記載された継手装置は、前記請求項1の継手装置において、前記継手装置が、一方のフランジの先端間に前記嵌合用スリットとなる隙間が設けられるように対向して配置された一対の溝形形状鋼によって形成されていることを特徴とするものである。
本願請求項4に記載された継手装置は、前記請求項1の継手装置において、前記継手装置が、上端間に前記嵌合用スリットとなる隙間が設けられ、下端間が幅広になるように、側面視でハ字形に配置された一対の平鋼によって形成されていることを特徴とするものである。
本願請求項5に記載された継手装置は、前記請求項1から請求項4のいずれか1項の継手装置において、前記継手部材の溶接個所に、溶接用表面処理面が設置されていることを特徴とするものである。
本願請求項6に記載された継手装置は、前記請求項5の継手装置において、前記溶接用表面処理面が、グラインダー、ディスクサンダー、ワイヤブラシのような機械工具による仕上げ面であることを特徴とするものである。
本願請求項7に記載された継手装置は、前記請求項5又は6の継手装置において、前記溶接用表面処理面に、開先防錆剤が塗布されていることを特徴とするものである。
本願請求項8に記載された継手装置は、前記請求項1から請求項7のいずれか1項の継手装置において、前記嵌合用スリットが所要の幅よりも大きめの幅を有するように形成されており、前記嵌合用スリットの両方の縁部又は片方の縁部に、前記所要のスリット幅となるように前記嵌合用スリットの前記幅を狭めるためのスリット幅調整部材が設置されていることを特徴とするものである。
本願請求項9に記載された継手装置は、前記請求項8の継手装置において、前記スリット幅調整部材が、前記縁部の外側又は内側に設置されていることを特徴とするものである。
本願請求項10に記載された継手装置は、前記請求項1から請求項9のいずれか1項の継手装置において、前記継手部材の内部に充填材が充填されていることを特徴とするものである。
本願請求項11に記載された継手装置は、前記請求項10の継手装置において、前記充填材が、発泡スチロール、発泡ウレタンのような固体状の充填材であることを特徴とするものである。
本願請求項12に記載された継手装置は、前記請求項11の継手装置において、前記充填材の所定部位に切れ目又は分割線が設けられていることを特徴とするものである。
本願請求項13に記載された継手装置は、前記請求項1から請求項12のいずれか1項の継手装置において、前記継手部材の下端に、斜め加工部が設けられていることを特徴とするものである。
本願請求項14に記載された継手装置は、前記請求項1から請求項13のいずれか1項の継手装置において、前記継手部材の下端又は上端に、前記下端又は上端の開口の少なくとも一部を閉塞する地盤反力抵抗部材が設置されていることを特徴とするものである。
本願請求項15に記載された、請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載された継手装置を有する鋼製構造部材は、継手装置の前記継手部材が鋼製構造部材の所定部位に固定されていることを特徴とするものである。
本願請求項16に記載された継手装置を有する鋼製構造部材は、前記請求項15の継手装置を有する鋼製構造部材において、前記鋼製構造部材の溶接個所に、溶接用表面処理面が設置されていることを特徴とするものである。
本願請求項17に記載された継手装置を有する鋼製構造部材は、前記請求項16の継手装置を有する鋼製構造部材において、前記溶接用表面処理面が、グラインダー、ディスクサンダー、ワイヤブラシのような機械工具による仕上げ面であることを特徴とするものである。
本願請求項18に記載された継手装置を有する鋼製構造部材は、前記請求項16又は17の継手装置を有する鋼製構造部材において、前記溶接用表面処理面に、開先防錆剤が塗布されていることを特徴とするものである。
本願請求項19に記載された、前記請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載された継手装置の使用方法は、前記継手部材を鋼製構造部材の所定部位に固定する工程を含むことを特徴とするものである。
本願請求項20に記載された継手装置の使用方法は、前記請求項19の使用方法において、前記固定が溶接接合によって行われることを特徴とするものである。
本発明によれば、継手部材を形成する山形形状鋼、溝形形状鋼又は平鋼における溶接部位に対して、予め、溶接用表面処理面を設け、前記溶接用表面処理面に対し開先防錆剤を塗布した継手装置を製作しておくことにより、溶接品質を確保するとともに、継手装置を有する鋼製構造部材の製作コストの低減および製作期間の短縮化を図ることができる。また、本発明では、先行施工した継手部材を設置しない一般形状の鋼製構造部材の施工状況(打ち伸び、打ち縮み、傾斜等)に応じて、後行施工する鋼製構造部材の所定部位に継手装置を容易に固定することができるので、現場状況に応じた柔軟な施工が可能になり、施工能率が向上する。また、継手装置を鋼製構造部材に固定する際、断続溶接を利用することにより、鋼製構造部材への入熱量を少なくして、コスト低減と施工能率の向上を図ることができる。また、先行施工した継手部材を設置しない一般形状の鋼製構造部材の施工状況(打ち伸び、打ち縮み、傾斜等)に応じて、スリット幅調整部材を設置することにより、スリット幅を容易に調整することができる。さらに、継手装置の設置を鋼製構造部材の軸線に平行ではなく傾斜させて設置することにより、打ち伸び、打ち縮み、傾斜に対応することもできる。また、継手部材に充填材を充填することにより、確実かつ容易に土砂漏れを防止することができるとともに、継手部材の内部の腐食の進行を遅らせることができる。さらに、継手部材の下端に斜め加工部を設けることにより、打設時の貫入抵抗を低減させることができ、継手部材の下端又は上端に地盤反力抵抗部材を設けることにより、打設時の充填材の抜け上がりを防止することができる。
本発明の好ましい実施形態に係る継手装置を有する鋼製構造部材によって形成された壁体の一部を示した平面図である。 図1の部分2の拡大図である。 図3(a)は、ハット形鋼矢板(鋼製構造部材)のフランジの外面に継手部材が取り付けられている状態を示した図、図3(b)は、図3(a)の部分3bの拡大図、図3(c)は、図3(a)の部分3cの拡大図、図3(d)は、継手部材として圧延山形鋼が用いられている場合における図3(b)に対応する図である。 継手部材がハット形鋼矢板の種々の個所に設けられている状態を示した一連の図である。 継手部材の各種態様を例示した図である。 図6(a)は、継手部材として溝形形状鋼を用いた例を示した図、図6(b)は、継手部材として溝形形状鋼が用いられている場合における図3(b)に対応する図、図6(c)は、継手部材として圧延溝形鋼が用いられている場合における図3(b)に対応する図である。 継手部材として平鋼を用いた例を示した図である。 スリット幅調整部材を説明するための図である。 スリット幅調整部材の種々の形態を示した図である。 図10(a)は、海と陸との境界に設置された鋼製構造部材を示した模式図、図10(b)及び図10(c)は、図10(a)の線10b‐10b、線10c‐10cに沿ってそれぞれ見た図である。 図11(a)は、鋼製構造部材として鋼管矢板が用いられる場合を示した図、図11(b)は、図11(a)の部分11bの拡大図である。 図12(a)は、継手部材の内部に充填材が充填されている例を示した図、図12(b)〜図12(d)は、充填材に切れ目が設けられている例を例示した一連の図である。 図13(a)は、継手部材の下端の斜め加工部を示した側面図、図13(b)は、継手部材の下端の斜め加工部に地盤反力抵抗部材が設置されている状態を示した側面図、図13(c)は、継手部材の上端に地盤反力抵抗部材が設置されている状態を示した側面図、図13(d)は、図13(b)の線13d‐13dに沿って見た平面図、図13(e)〜図13(g)は、地盤反力抵抗部材の別の態様を示した一連の図である。
(全体構成)
次に図面を参照して、本発明の好ましい実施形態に係る継手装置について説明する。図1は、本発明の好ましい実施形態に係る継手装置を有する鋼製構造部材によって形成された壁体の一部を示した平面図、図2は、図1の部分2の拡大図である。
図1に示される壁体10は、一対の前壁12、後壁14と、一対の隔壁16、18とを平面的に見て矩形に組んで構成した函体20を有している。一対の前壁12、後壁14、一対の隔壁16、18は、それぞれ鋼製構造部材(例えば、ハット形鋼矢板)からなる壁体構成部材を嵌合継手を介して接続して構成される。また、函体20内の内部空間22には、中詰材(図示せず)が充填される。
前壁12、後壁14と隔壁16、18の端部との接合個所に、継手装置30を有する鋼製構造部材が設置される。
図2において全体として参照符号30で示される本発明の好ましい実施形態に係る継手装置は、鋼製構造部材32のフランジ32aの外面に長手方向に延びるように固定された継手部材34を備えている。継手部材34の固定は、溶接(連続溶接又は非連続溶接)で行われている。
なお、継手部材34の鋼製構造部材32への固定は、必ずしも継手部材34を設置しない一般形状の鋼製構造部材32の施工前に行われていなくともよい。すなわち、先行施工された継手部材34を設置しない一般形状の鋼製構造部材32の施工状況によっては、後行施工する鋼製構造部材32に継手部材34が予め固定されていない方が施工し易い場合がある。このような場合には、継手部材34は、鋼製構造部材32に固定しない状態にしておき、施工の適当な時点において、継手部材34を鋼製構造部材32に固定するようにしてもよい。このようにすることにより、柔軟な施工が可能になる。
継手部材34は、一対の山形形状鋼で形成されている。すなわち、継手部材34は、図3(a)に示されるように、一辺34aの先端間に嵌合用スリット36となる隙間が形成されるように対向して配置された一対の山形形状鋼34によって形成されている。継手部材34は、一対の山形形状鋼34の他辺34bの下端を鋼製構造部材32に溶接接合(連続溶接又は非連続溶接)することによって、鋼製構造部材32に固定される。なお、本明細書において、山形形状鋼とは、既製品としての山形鋼(圧延山形鋼)の他に、鋼板をL字形に曲げ加工した部材や平鋼をL字形に接合した部材を含むことを意味している。
図1〜図3に示される例では、鋼製構造部材32として、ハット形鋼矢板が用いられている。
ハット形鋼矢板32は、図3(a)に示されるように、土水圧等の荷重が作用した場合に主として曲げモーメントに抵抗するフランジ32a、アーム部32b及び継手部32cと、主としてせん断力に抵抗するウェブ32dとを有している。より詳細に説明すると、ハット形鋼矢板34では、フランジ32aの両縁部から外方に向かって拡がるように一対のウェブ32dがそれぞれ連続して配置され、各ウェブ32dにフランジ32aと略平行になるようにアーム部32bがそれぞれ連続して配置されており、各アーム部32bに継手部32cがそれぞれ連続して設けられている。
ハット形鋼矢板32の継手部32cの一方には上方開口爪32c1が形成され、継手部32cの他方には下方開口爪32c2が形成されている。上方開口爪32c1と下方開口爪32c2は、互いに相補する形状に形作られており、一方のハット形鋼矢板32の継手部32cの上方開口爪32c1に、隣接する他方のハット形鋼矢板32の継手部32cの下方開口爪32c2を嵌め込むことによって、或いは、一方のハット形鋼矢板32の継手部32cの下方開口爪32c2に、隣接する他方のハット形鋼矢板32の継手部32cの上方開口爪32c1を嵌め込むことによって、所望の枚数のハット形鋼矢板32を嵌合させることができる。
(継手部材)
継手部材34は、図2及び図3(a)に示される例では、鋼製構造部材32のフランジ32aの外面(山側)に固定されているが、必要に応じて、継手部材34を鋼製構造部材32の所望個所に固定してもよい。例えば、継手部材34をウェブ32dの外面(山側)に固定してもよいし(図4(a)参照)、フランジ32aの内面(谷側)又はウェブ32dの内面(谷側)に固定してもよい(それぞれ図4(b)、図4(c)参照)。
継手装置30は基本的に、搬送や取り扱いの便等を考慮して、所定長さ(1m〜3m程度)の複数本のパーツを準備し、これらのパーツを複数本並べて所定の長さにして用いられる。背面からの土砂漏れ防止が必要な範囲では、継手部材34を密接状態(メタルタッチ)で配置し、必要に応じて、パーツ同士の接続部を直接または添接板を介して溶接する。背面からの土砂漏れ防止が不要な範囲では、パーツを不連続(断続)状態で配置してもよい。図5(a)〜図5(c)は、継手部材34の各種態様を例示した図である。図5(a)に示される態様では、継手部材34は、長さLの1本のパーツで形成されている。また、図5(b)に示される態様では、継手部材34は、長さL1と長さL2の2本のパーツで形成されている。図5(c)に示される態様では、継手装置30は、長さL3と長さL4の2本のパーツを不連続(断続)状態で配置することによって形成されている。なお、図示した例では、パーツが1本又は2本であるが、パーツの数を3本以上にしてもよい。
図6は、継手部材34として、溝形形状鋼を用いた形態を示している。すなわち、図6に示される形態では、上側フランジ34aの先端間に嵌合用スリット36となる隙間が形成されるように一対の溝形形状鋼34が対向して配置され、下側フランジ34bを鋼製構造部材32に溶接接合(連続溶接又は非連続溶接)することによって、鋼製構造部材32に固定される。なお、本明細書において、溝形形状鋼とは、既製品としての溝形鋼(圧延溝形鋼)の他に、鋼板をプレス加工して溝形形状にした部材や平鋼をコ字形に接合した部材を含むことを意味している。
図7は、継手部材34として、平鋼を用いた形態を示している。すなわち、図7に示される形態では、上端34a間に嵌合用スリット36となる隙間が設けられ、下端34b間が幅広になるように、側面視で「ハ」字形に配置された一対の平鋼が対向して配置され、下端34bを鋼製構造部材32に溶接接合(連続溶接又は非連続溶接)することによって、鋼製構造部材32に固定される。
なお、継手部材34の鋼製構造部材32への固定は、必ずしも鋼製構造部材32の施工前に行われていなくともよい。すなわち、先行施工された継手部材34を設置しない一般形状の鋼製構造部材32の施工状況(打ち伸び、打ち縮み、傾斜)によっては、後行施工する鋼製構造部材32に継手部材34が予め固定されていない方が施工し易い場合がある。このような場合には、継手部材34は、鋼製構造部材32に固定しない状態にしておき、施工の適当な時点において、継手部材34を鋼製構造部材32に固定するようにしてもよい。
(溶接用表面処理面)
継手部材34を鋼製構造部材32に溶接によって固定する際、継手部材34と鋼製構造部材32の両方又はいずれか一方の溶接個所に、溶接用表面処理面46を設置するのが好ましい。溶接用表面処理面46とは、溶接品質に悪影響を及ぼさない溶接面のことであり、溶接用表面処理面46では、溶接に悪影響を与える不純物(錆、ドロ、ホコリ、塗料等)が除去されている。溶接品質に悪影響を及ぼさない溶接面を得るために、溶接対象個所を、光沢面を有するように表面処理する。具体的には、溶接用表面処理面46は、グラインダー、ディスクサンダー、ワイヤブラシ等の工具を用いた機械仕上げによる表面処理が行われる。
なお、機械仕上げを行っても、時間が経過すると発錆するので、グラインダー等で機械仕上げを行った後、開先防錆剤を塗布するのが好ましい。開先防錆剤は、非透明色(例えば、銀色)のものが好ましい。非透明色の開先防錆剤を用いることにより、溶接すべき個所が一目瞭然となり、溶接した個所が明確になり、目視や写真による溶接品質の管理が容易になるという効果が得られる。開先防錆剤は防食塗料であるが、開先防錆剤を除去しないで溶接しても、溶接品質に悪影響を与えない。
図3(b)は、継手部材34の他辺34bが鋼製構造部材32に隅肉溶接で固定される場合を示した図3(a)の部分3bの拡大図である。隅肉溶接が施される他辺34bの下端と鋼製構造部材32の個所が溶接用表面処理面46となる。図3(c)は、継手部材34の他辺34bが鋼製構造部材32に開先溶接で固定される場合を示した図3(a)の部分3cの拡大図である。開先溶接が施される他辺34bの下端の開先面と鋼製構造部材32の個所が溶接用表面処理面46となる。図3(d)は、継手部材34として圧延山形鋼が用いられている場合における図3(b)に対応する図である。図3(b)および図3(c)では、継手部材34が山形形状鋼で形成されている例として示されているが、継手部材34が溝形形状鋼や平鋼で形成されている場合においても、溶接用表面処理面46を設置するのが好ましい。図6(b)は、継手部材34として溝形形状鋼が用いられている場合における図3(b)に対応する図、図6(c)は、継手部材34として圧延溝形鋼が用いられている場合における図3(b)に対応する図である。
(スリット幅調整部材)
継手部材34の嵌合用スリット36の両方の縁部に、スリット幅を狭めるためのスリット幅調整部材40を設置してもよい。すなわち、図8に示されるように、当初の嵌合用スリット36を所要の幅Bよりも大きめの幅(B+2×ΔB)となるように形成しておき、スリット幅調整部材40を設置することにより、スリットの幅を狭めて所要のスリット幅Bを得ることができる。なお、ΔBは、ΔB1、ΔB2というように異なった値のこともある。この場合、当初の嵌合用スリット36の幅はB+ΔB1+ΔB2であるが、スリット幅調整部材40を設置することにより、所要のスリット幅Bを得ることができる。スリット幅調整部材40は、融接手段で継手部材34に固定されているが、機械的手段(図示せず)を用いて継手部材34に固定してもよい。スリット幅調整部材40を溶接にて継手部材34に固定する場合の溶接は、連続溶接でも断続溶接でもよい。断続溶接を採用すると、加工コストの低減や加工工期の短縮化が可能となる。
嵌合用スリット36とこれに嵌挿される雄型継手とにより形成される隙間が、 JIS A5523(溶接用熱間圧延鋼矢板)、JIS A5528(熱間圧延鋼矢板)に規定された鋼矢板の継手嵌合部の隙間と同程度になるようにスリット幅調整部材40を設置することが望ましい。前記隙間の具体的数値は1mm〜5mm程度である。なお、前記隙間は、鋼製構造部材32の打設に支障のない範囲で、狭いほうがよい。
スリット幅調整部材40は、鋼製部材で形成されている。スリット幅調整部材40としては、種々の部材、例えば、平鋼(図9(a)参照)、丸棒(図9(b)参照)、角棒(図9(c)参照)、山形鋼(図9(d)、図9(e)参照)等が用いられる。
また、スリット幅調整部材40を、嵌合用スリット36の両方の縁部にではなく、片方の縁部にのみ設置してもよい(図9(f)参照)。片方の縁部にのみ設置する場合には、加工コストの低減と加工工期の短縮化が可能となる。スリット幅調整部材40は、嵌合用スリット36の外側に設置する場合と内側に設置する場合があるが、外側に設置する方が設置作業は容易である。内側に設置する場合は、設置作業の容易性に劣る。
壁体10の背面に土砂が配置される場合のスリット幅調整部材40の設置部位は、次の通りである。土砂流出を入口で抑止しようとする場合には、スリット幅調整部材40は、背面側に設置される。土砂流出を出口で抑止しようとする場合には、スリット幅調整部材40は、前面側に設置される。土砂流出を入口と出口の両方で抑止しようとする場合には、スリット幅調整部材40は、前面と背面の両方の側に設置される。
鋼製構造部材32としてハット形鋼矢板を用いた例について説明してきたが、U形鋼矢板のような他の鋼矢板を用いる場合においても、継手装置30の構成は実質的に同じである。
なお、雌型継手となる継手部材34は、鋼製構造部材32の全長にわたって設けてもよいし、全長よりも短くし、所定範囲(少なくとも、壁体の背面に存在する土砂が土砂漏れを発生させるおそれのある範囲)にわたって設けてもよい。図10は、雌型継手と雄型継手の鋼製構造部材32への設置の例を示した模式図である。図10(b)では、鋼製構造部材32の一方の側の上半部に雌型継手が設置され、鋼製構造部材32の他方の側の上半部に雄型継手、下半部にガイド部が設置されている。図10(c)は、ガイド部が断続的に設置されている点を除いて、図10(b)の例と同じである。ガイド部は、特に鋼製構造部材が後述するような鋼管矢板の場合に、継手嵌合の施工性を向上させるのに有用である。なお、鋼製構造部材の上端部は通常、上部コンクリートの中に埋設される(図10(a)参照)。
(鋼管矢板用の継手装置)
また、鋼製構造部材32として、鋼矢板の代わりに、鋼管杭や鋼管矢板を用いてもよい。図11(a)は、鋼管矢板によって形成された壁体の一部を示した平面図、図11(b)は、図11(a)の部分11bの拡大図である。
図11(a)に示される壁体は、複数個(図11(a)では、3個を図示)の鋼管矢板32を、後述する継手を介して嵌合させることによって形成され、海と陸との間に構築されている(図11(a)では、右側が海、左側が陸(土砂)として図示されている)。
鋼管矢板32の場合には、鋼管矢板32の直径方向に対向した個所に設けられた雄型継手となるT字形継手と雌型継手となる継手装置30とを備えている。図示された継手部材34は、一対の山形形状鋼によって形成されている。継手部材34には、長手方向に延びた嵌合用スリット36が設けられており、雄型継手となるT字形継手を、隣接する鋼管矢板32の継手部材34の嵌合用スリット36に嵌合させることによって、所望の個数の鋼管矢板32を結合させることができる。継手部材34は、上述の鋼矢板の鋼製構造部材32の場合と同様に、鋼製構造部材32の所定部位に予め固定してもよいし、或いは、施工段階において鋼製構造部材32の所定部位に固定するようにしてもよい。
継手部材34の嵌合用スリット36の縁部には、スリット幅を狭めるためのスリット幅調整部材40を設置してもよい。すなわち、当初の嵌合用スリット36の幅を所要の幅Bよりも大きめの幅(B+ΔB)にしておき、スリット幅調整部材40を設置することにより、所要のスリット幅Bを得ることができる。スリット幅調整部材40は、融接手段で継手部材34に固定されているが、機械的手段(図示せず)を用いて継手部材34に固定してもよい。なお、図11(b)では、2個のスリット幅調整部材40が設置されているが、スリット幅調整部材40の設置個数を1個にしてもよい。
上述の例では、継手部材34が山形形状鋼によって形成されているが、継手部材34として、溝形形状鋼や平鋼を採用してもよい。
(継手部材の下端の構造)
鋼製構造部材32を地盤中に打設しようとする際、継手部材34の下端に貫入抵抗が作用する。この貫入抵抗を低減するため、継手部材34の下端を側面視で斜めになるように加工するのが好ましい。図13(a)には、継手部材34の下端に設けられた斜め加工部34cの例が示されている。
(充填材が充填される継手装置)
好ましくは、継手部材34の内部に固体状の充填材42が充填されている。一対の山形形状鋼からなる継手部材34を例にして説明すると、図12(a)に示されるように、継手部材34の内部に充填材42が充填されている。充填材42としては、例えば、固体状の充填材(発泡スチロール、発泡ウレタンなど)、経時硬化性充填材(瀝青質材、ウレタン、ゴム、ソイルセメントなど)が用いられる。継手部材34の内部に充填材42を充填することにより、より確実かつ容易に土砂漏れを防止することができるとともに、継手部材34内の腐食の進行を遅らせることができる。充填材42の充填タイミングは、充填材42の性状、鋼製構造部材32の施工環境に応じて、適宜決定される。すなわち、充填材42の充填タイミングは、固体状の充填材の場合には、鋼製構造部材32の施工前(横にした状態で継手部材34の内部に挿入する)であり、経時硬化性充填材の場合には、鋼製構造部材32の施工後(充填材42の自重を利用するため。継手部材34の上端部より材料の自重等を利用して充填する。圧送する場合もある。)である。
また、充填材42として固体状の充填材(発泡スチロール、発泡ウレタンなど)が用いられる場合には、充填材42の所定部位に、切れ目又は分割線42aを設けてもよい(図12(b)〜図12(d)参照)。切れ目又は分割線42aを設けることにより、嵌合用スリット36への雄型部材の嵌挿時に、雄型部材が切れ目又は分割線42aに挿入され充填材42が円滑に破壊されて隙間がなくなり、これにより一層確実に土砂漏れを防止することができる。図12(b)〜図12(d)に示される切れ目又は分割線42aは例示的なものであり、これらに限定されるものではない。切れ目又は分割線42aは、雄型継手の形状を考慮して決定される。なお、図12(d)に示される形態は、矩形横断面の充填材42を四分割し(したがって、分割線42aが十字に入る)、クラフトテープ(ガムテープ)等で固定して継手部材34の内部に挿入するものである。
(地盤反力抵抗部材)
鋼製構造部材32を地盤中に打設しようとする際、継手部材34の内部に予め充填材42が充填されていると、打設の進行に伴い充填材42の下端に地盤反力が作用し、充填材42が抜け上がってくる可能性がある。このような充填材42の抜け上がりを防止するため、継手部材34の下端又は上端に、開口の少なくとも一部を閉塞する地盤反力抵抗部材44を設置するのが好ましい。継手部材34の上端に地盤反力抵抗部材44を設置する場合において、雄型継手を嵌合用スリット36に嵌挿させる際に、地盤反力抵抗部材44が干渉することがある。このような場合には、地盤反力抵抗部材44の少なくとも干渉部位を撤去する必要がある。図13(b)〜図13(g)は、地盤反力抵抗部材44を例示した一連の図である。すなわち、図13(b)は、斜め加工部34cが設けられた継手部材34の下端に地盤反力抵抗部材44が設置されている状態を示した側面図、図13(c)は、継手部材34の上端に地盤反力抵抗部材44が設置されている状態を示した側面図、図13(d)は、図13(b)の線13d‐13dに沿って見た平面図である。図13(d)に示される例では、継手部材34の下端は、地盤反力抵抗部材44によって完全に閉塞しているが、図13(e)〜図13(g)に示されるように、継手部材34の下端の一部が閉塞している状態でもよい。なお、継手部材34の下端の一部の閉塞態様は、図13(e)〜図13(g)に図示される形態に限定されるものではない。
図13(b)に示される例では、地盤反力抵抗部材44は、斜め加工部34cが設けられた継手部材34の下端に設置されているが、斜め加工部34cを設けない継手部材34の下端に地盤反力抵抗部材44を設置してもよい。なお、図示された例では、地盤反力抵抗部材44の外縁が継手部材34の外縁とほぼ一致しているが、地盤反力抵抗部材44の外縁が継手部材34の外縁を超えるようなものでもよい。また、地盤反力抵抗部材44を、継手部材34に溶接等で固定してもよいし、鋼製構造部材32に固定してもよい。
なお、雄型継手の嵌合用スリット36への嵌挿部位下端が、地盤反力抵抗部材44の設置位置よりも下になる場合には、雄型継手は所定位置まで貫入していくために、地盤反力抵抗部材44を破壊する必要がある。このため、地盤反力抵抗部材44の継手部材34や鋼製構造部材32への溶接は、簡易な溶接にしておくことが好ましい。また、地盤反力抵抗部材44も、剛性の小さなもの(鋼板等)が好ましい。
(継手装置の使用方法)
継手装置30の使用に際して、施工現場の施工状況や工場等での製作状況に応じて、継手部材34を鋼製構造部材32の所定部位に固定する。固定は、溶接(連続溶接又は非連続溶接)によって行われる。
なお、壁体10は、多数の鋼製構造部材32を嵌合させ又は配設させ、下方部を下方支持体中に埋設することによって形成される。下方支持体は、基礎地盤又はコンクリートフーチングである。基礎地盤には、改良土によって形成される地盤も含まれる。壁体10の基礎地盤への埋設は、バイブロハンマによる振動打設、油圧ハンマによる衝撃打設、油圧圧入装置による圧入などによって行われる。
本発明は、以上の発明の実施の形態に限定されることなく、特許請求の範囲に記載された発明の範囲内で、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、図示されている構成要素の細部は、単なる例示的なものにすぎず、これらの細部を修正してもよい。
10 壁体
12、14 前壁、後壁
16、18 隔壁
20 函体
22 内部空間
30 継手装置
32 鋼製構造部材(ハット形鋼矢板、鋼管矢板)
32a フランジ
32b アーム部
32c 継手部
32d ウェブ
34 継手部材
34a 一辺、上側フランジ、上端
34b 他辺、下側フランジ、下端
34c 斜め加工部
36 嵌合用スリット
40 スリット幅調整部材
42 充填材
42a 切れ目、分割線
44 地盤反力抵抗部材
46 溶接用表面処理面

Claims (20)

  1. 継手部材を備え、
    前記継手部材の断面方向の所定部位に、前記継手部材の長手方向に延びた一定幅の開口からなる嵌合用スリットが設けられていることを特徴とする継手装置。
  2. 前記継手部材が、一辺の先端間に前記嵌合用スリットとなる隙間が設けられるように対向して配置された一対の山形形状鋼によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載された継手装置。
  3. 前記継手装置が、一方のフランジの先端間に前記嵌合用スリットとなる隙間が設けられるように対向して配置された一対の溝形形状鋼によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載された継手装置。
  4. 前記継手装置が、上端間に前記嵌合用スリットとなる隙間が設けられ、下端間が幅広になるように、側面視でハ字形に配置された一対の平鋼によって形成されていることを特徴とする請求項1に記載された継手装置。
  5. 前記継手部材の溶接個所に、溶接用表面処理面が設置されていることを特徴とする請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載された継手装置。
  6. 前記溶接用表面処理面が、グラインダー、ディスクサンダー、ワイヤブラシのような機械工具による仕上げ面であることを特徴とする請求項5に記載された継手装置。
  7. 前記溶接用表面処理面に、開先防錆剤が塗布されていることを特徴とする請求項5又は6に記載された継手装置。
  8. 前記嵌合用スリットが所要の幅よりも大きめの幅を有するように形成されており、前記嵌合用スリットの両方の縁部又は片方の縁部に、前記所要のスリット幅となるように前記嵌合用スリットの前記幅を狭めるためのスリット幅調整部材が設置されていることを特徴とする請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載された継手装置。
  9. 前記スリット幅調整部材が、前記縁部の外側又は内側に設置されていることを特徴とする請求項8に記載された継手装置。
  10. 前記継手部材の内部に充填材が充填されていることを特徴とする請求項1から請求項9までのいずれか1項に記載された継手装置。
  11. 前記充填材が、発泡スチロール、発泡ウレタンのような固体状の充填材であることを特徴とする請求項10に記載された継手装置。
  12. 前記充填材の所定部位に切れ目又は分割線が設けられていることを特徴とする請求項11に記載された継手装置。
  13. 前記継手部材の下端に、斜め加工部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項12までのいずれか1項に記載された継手装置。
  14. 前記継手部材の下端又は上端に、前記下端又は上端の開口の少なくとも一部を閉塞する地盤反力抵抗部材が設置されていることを特徴とする請求項1から請求項13までのいずれか1項に記載された継手装置。
  15. 請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載された継手装置の前記継手部材が鋼製構造部材の所定部位に固定されていることを特徴とする継手装置を有する鋼製構造部材。
  16. 前記鋼製構造部材の溶接個所に、溶接用表面処理面が設置されていることを特徴とする請求項15に記載された継手装置を有する鋼製構造部材。
  17. 前記溶接用表面処理面が、グラインダー、ディスクサンダー、ワイヤブラシのような機械工具による仕上げ面であることを特徴とする請求項16に記載された継手装置を有する鋼製構造部材。
  18. 前記溶接用表面処理面に、開先防錆剤が塗布されていることを特徴とする請求項16又は17に記載された継手装置を有する鋼製構造部材。
  19. 前記請求項1から請求項14までのいずれか1項に記載された継手装置の使用方法であって、
    前記継手部材を鋼製構造部材の所定部位に固定する工程を含むことを特徴とする使用方法。
  20. 前記固定が溶接接合によって行われることを特徴とする請求項19に記載された使用方法。
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