JP2021059719A - 超高分子量ポリエチレン樹脂及びそれを含む成形体 - Google Patents
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Abstract
【課題】衝撃強度が大幅に向上した超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体、並びにそれらの製造方法を提供する。【解決手段】重量平均分子量が1.0×106g/mol〜15.0×106g/molであり、かつ分子量分布が1.2〜6.0である、超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体、並びにシングルサイト触媒の存在下、10〜90℃の重合温度、1〜30分の重合時間、常圧〜5MPaのエチレン圧力下でエチレンの重合を行う工程を含む、それらの製造方法。【選択図】なし
Description
本発明は、高い耐衝撃性を有する超高分子量ポリエチレン樹脂、摺動部材として好適に用いられる超高分子量ポリエチレン樹脂を含む成形体、及び超高分子量ポリエチレン樹脂を製造するための方法に関する。
超高分子量ポリエチレン樹脂は、分子量が100万g/molを超えるため、通常のポリエチレン系ポリマーではみられない、耐衝撃性、自己潤滑性、耐薬品性、寸法安定性、軽量性、食品安定性等に優れるという効果を有する。したがって、超高分子量ポリエチレン樹脂は、エンジニアリングプラスチックに匹敵する物性をもつ材料として、押出成形、圧縮成形等の様々な成形方法によって成形され、ライニング材料、機械部品、食品容器、防弾繊維、医療部材等の用途で使用されるように製造されている。
通常用いられるチーグラー・ナッタ触媒で製造された超高分子量ポリエチレン系ポリマーは、超高分子量成分と低分子量成分とが均一に混合された非常に広い分子量分布をもつポリマーを提供する。超高分子量成分の存在は、ポリマーの加工の容易さを妨げる一方で、低分子量成分は、耐衝撃性等の機械的特性を低下させる。したがって、広い分子量分布は、超高分子量ポリエチレンの所望の機械的特性の劣化を引き起こす。
特許文献1には、適度に高い重合活性をもつシングルサイト触媒系を用いることによって得られた、分子量分布が狭くて、溶融粘度が比較的に低い超高分子量ポリエチレンが開示されている。
特許文献1に記載された超高分子量ポリエチレンは、チーグラー・ナッタ触媒を用いて製造されたものと比較して、分子量分布がより低いことが判明している。しかしながら、チーグラー・ナッタ触媒で製造されたポリマーとは異なり、特許文献1によって製造されたポリマーは、衝撃強度がより低いことが判明している。一方、チーグラー・ナッタ触媒を用いて合成された超高分子量ポリエチレンは、粉末粒子間に融合欠陥があるため、酸化劣化の影響を受けやすく、その結果、衝撃強度が著しく低下する。
本発明の目的は、粒(又は粒子)境界をもたずに優れた衝撃強度を有する成形体の作製を可能にする超高分子量ポリエチレン樹脂を提供することである。チーグラー・ナッタ触媒で製造されたポリマーに発見された粒界は、初期の粉末の粒(又は粒子)間の融合欠陥によるものである。
本発明者らは、衝撃強度を高め、粒界のない製品を提供するために、鋭意研究を行ってきた。本発明者らは、高い重合活性を有するシングルサイト触媒とよばれる触媒を用いて、特定の条件下で樹脂を合成することによって、優れた耐衝撃性を有する成形品の作製を可能にする超高分子量ポリエチレン樹脂が得られることを見出した。驚くべきことに、合成されたUHMWPEの分子量を大きく変化させることなく、反応条件を変更するだけで、成形体の衝撃強度を大幅に向上させることができる。本発明は、以下を含む:
〈態様1〉
重量平均分子量が1.0×106g/mol〜15.0×106g/molであり、かつ分子量分布が1.2〜6.0である、超高分子量ポリエチレン樹脂。
〈態様2〉
かさ密度が、0.03g/ml〜0.1g/mlである、態様1に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
〈態様3〉
溶融動的粘弾性測定において、貯蔵弾性率が平衡状態に達するのに必要な時間が、30,000秒〜60,000秒である、態様1又は2に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
〈態様4〉
溶融動的粘弾性試験において、正規化された貯蔵弾性率(G’/G0 N)が、0.2〜0.6である、態様1〜3のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
〈態様5〉
アイゾット衝撃強度が、75kJ/m2以上である、態様1〜4のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
〈態様6〉
アイゾット衝撃強度が90kJ/m2以上であり、かつ破壊のタイプが未破壊である、態様5に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
〈態様7〉
態様1〜6のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂を含む、超高分子量ポリエチレン樹脂成形体。
〈態様8〉
前記樹脂の粒子が、互いに粒界をもたない、態様7に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂成形体。
〈態様9〉
態様7又は8に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂成形体を含む、摺動部材。
〈態様10〉
態様7又は8に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂成形体を含む、医療インプラント。
〈態様11〉
態様1〜6のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂を含む、ロープ、ケーブル、ネット、衣類、防弾物品、防護服、膜及びフィルムからなる群より選択される、工業製品。
〈態様12〉
遷移金属化合物及び有機金属化合物からなるシングルサイト触媒の存在下で、10〜90℃の重合温度で、5〜30分の重合時間で、常圧〜5MPaのエチレン圧力下で、エチレンの重合を行う工程を含む、超高分子量ポリエチレン樹脂を製造する方法。
〈態様13〉
前記超高分子量ポリエチレン樹脂が、態様1〜6のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂である、態様12に記載の方法。
〈態様14〉
前記重合温度が、40〜90℃である、態様12又は13に記載の方法。
〈態様15〉
前記重合時間が3〜15分であり、かつ/又は前記重合を、0.15〜5MPaのエチレン圧下で行う、態様12〜14のいずれか一項に記載の方法。
重量平均分子量が1.0×106g/mol〜15.0×106g/molであり、かつ分子量分布が1.2〜6.0である、超高分子量ポリエチレン樹脂。
〈態様2〉
かさ密度が、0.03g/ml〜0.1g/mlである、態様1に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
〈態様3〉
溶融動的粘弾性測定において、貯蔵弾性率が平衡状態に達するのに必要な時間が、30,000秒〜60,000秒である、態様1又は2に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
〈態様4〉
溶融動的粘弾性試験において、正規化された貯蔵弾性率(G’/G0 N)が、0.2〜0.6である、態様1〜3のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
〈態様5〉
アイゾット衝撃強度が、75kJ/m2以上である、態様1〜4のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
〈態様6〉
アイゾット衝撃強度が90kJ/m2以上であり、かつ破壊のタイプが未破壊である、態様5に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
〈態様7〉
態様1〜6のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂を含む、超高分子量ポリエチレン樹脂成形体。
〈態様8〉
前記樹脂の粒子が、互いに粒界をもたない、態様7に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂成形体。
〈態様9〉
態様7又は8に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂成形体を含む、摺動部材。
〈態様10〉
態様7又は8に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂成形体を含む、医療インプラント。
〈態様11〉
態様1〜6のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂を含む、ロープ、ケーブル、ネット、衣類、防弾物品、防護服、膜及びフィルムからなる群より選択される、工業製品。
〈態様12〉
遷移金属化合物及び有機金属化合物からなるシングルサイト触媒の存在下で、10〜90℃の重合温度で、5〜30分の重合時間で、常圧〜5MPaのエチレン圧力下で、エチレンの重合を行う工程を含む、超高分子量ポリエチレン樹脂を製造する方法。
〈態様13〉
前記超高分子量ポリエチレン樹脂が、態様1〜6のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂である、態様12に記載の方法。
〈態様14〉
前記重合温度が、40〜90℃である、態様12又は13に記載の方法。
〈態様15〉
前記重合時間が3〜15分であり、かつ/又は前記重合を、0.15〜5MPaのエチレン圧下で行う、態様12〜14のいずれか一項に記載の方法。
本発明によれば、熱圧縮成形等の成形方法を用いて成形体を作製することにより、良好な耐衝撃性を有する超高分子量ポリエチレン成形体を製造することができる。このような超高分子量ポリエチレン成形体は、優れた摺動部材となる。
以下、本発明の具体例について説明する。
〈超高分子量ポリエチレン樹脂〉
本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂は、重量平均分子量が、1.0×106g/mol〜15.0×106g/molであり、好ましくは1.0×106g/mol〜9.0×106g/molであり、より好ましくは1.0×106g/mol〜5.0×106g/molである。本明細書において、重量平均分子量は、典型的に、溶融動的粘弾性測定を行うことによって測定される。任意選択で、重量平均分子量は、1.0wt%のIrganox 1010を含む超高分子量ポリエチレン樹脂の試料を160℃の測定温度及び0.1%の歪みの下で、貯蔵弾性率及び損失弾性率の周波数依存性の測定に供することを含む動的粘弾性測定装置(例えば、TA Instruments株式会社によって製造されたDHR)を用いて、溶融動的粘弾性測定を行うことによって測定される。重量平均分子量は、TA Instruments株式会社によって製造されたOrchestratorソフトウェアV7.2.0.4を用いることによって決定することができる。
本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂は、重量平均分子量が、1.0×106g/mol〜15.0×106g/molであり、好ましくは1.0×106g/mol〜9.0×106g/molであり、より好ましくは1.0×106g/mol〜5.0×106g/molである。本明細書において、重量平均分子量は、典型的に、溶融動的粘弾性測定を行うことによって測定される。任意選択で、重量平均分子量は、1.0wt%のIrganox 1010を含む超高分子量ポリエチレン樹脂の試料を160℃の測定温度及び0.1%の歪みの下で、貯蔵弾性率及び損失弾性率の周波数依存性の測定に供することを含む動的粘弾性測定装置(例えば、TA Instruments株式会社によって製造されたDHR)を用いて、溶融動的粘弾性測定を行うことによって測定される。重量平均分子量は、TA Instruments株式会社によって製造されたOrchestratorソフトウェアV7.2.0.4を用いることによって決定することができる。
特定の重合条件の範囲の下で、成形体の耐衝撃性の向上が判明した。これは、重合中にみられる絡み合い密度の増加に起因する。絡み合い密度の増加は、合成されたままの圧縮ポリマーが初めて溶融状態に達したときに、t=0での貯蔵弾性率を測定することによって定量的に測定される。さらに、合成中の絡み合いの数を減らすことによって結果的に超高分子量ポリエチレンの溶融粘度が低くなり、そのため対象物の成形が容易になることが見出された。
本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂は、分子量分布が、1.2〜6.0であり、好ましくは1.5〜4.5であり、より好ましくは1.7〜4.0である。本明細書において、分子量分布は、典型的に、溶融動的粘弾性測定を行うことによって測定される。任意選択で、分子量分布は、1.0wt%のIrganox 1010を含む超高分子量ポリエチレン樹脂の試料を160℃の測定温度及び0.1%の歪みの下で、貯蔵弾性率及び損失弾性率の周波数依存性の測定に供することを含む動的粘弾性測定装置(例えば、TA Instruments株式会社によって製造されたDHR)を用いて、溶融動的粘弾性測定を行うことによって測定される。分子量分布は、TA Instruments株式会社によって製造されたOrchestratorソフトウェアV7.2.0.4を用いることによって決定することができる。樹脂を成形体に成形するとき、その耐衝撃性が向上する。
本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂のかさ密度は、典型的に、0.03g/ml〜0.1g/mlであり、例えば0.03g/ml〜0.09g/mlである。かさ密度は、好ましくは0.03g/ml〜0.06g/mlである。本明細書において、かさ密度は、典型的に、ASTM D1895/Bに従って測定される。本発明の超高分子量ポリエチレンのかさ密度が0.03g/ml未満であると、粉末の圧縮時に粗大部が形成されるため、弱点が発生しやすい。また、本発明の超高分子量ポリエチレンのかさ密度が、0.1g/ml以上であると、加工機のサイロ又はホッパーに付着しやすい。
本発明の超高分子量ポリエチレンの貯蔵弾性率が溶融物に達する時刻t=0から平衡状態に達する時間は、典型的に、30,000秒〜60,000秒であり、好ましくは32,000秒〜58,000秒である。本明細書において、貯蔵弾性率が平衡状態に達するまでの時間は、典型的に、溶融動的粘弾性によって測定される。任意選択で、貯蔵弾性率が平衡状態に達するまでの時間は、1.0wt%のIrganox 1010を含む超高分子量ポリエチレン樹脂の試料を160℃の測定温度、10rad/sの周波数、及び0.3%の歪みの条件下で、貯蔵弾性率における変化の測定に供することを含む動的粘弾性測定装置(例えば、TA Instruments株式会社によって製造されたDHR)を用いて、溶融動的粘弾性測定を行うことによって測定される。測定開始から貯蔵弾性率が最大貯蔵弾性率の98%に達するまでの時間は、通常、貯蔵弾性率が平衡状態に達するのに必要な時間と見なされる。樹脂の貯蔵弾性率が平衡状態に達するのに必要な時間が30,000秒〜60,000秒であることが確認される場合、成形体の衝撃耐性が75kJ/m2超であることがわかる(表1を参照)。
溶融動的粘弾性試験において、本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂の正規化された貯蔵弾性率(G’/G0 N)は典型的には0.2〜0.6であり、得られた成形体の衝撃強度の向上につながる。本明細書において、正規化された貯蔵弾性率(G’/G0 N)は、任意選択で、1.0wt%のIrganox 1010を含む超高分子量ポリエチレン樹脂の試料を160℃の測定温度、10rad/sの周波数、及び0.3%の歪みの条件下で、時間の経過に伴う貯蔵弾性率の変化の測定に供することを含む動的粘弾性測定装置(例えば、TA Instruments株式会社によって製造されたDHR)を用いて、溶融動的粘弾性測定を行うことによって測定される。溶融動的粘弾性の測定において、平衡状態での貯蔵弾性率(G’)を、t=0(ポリマーが初めて溶融物に達した時として)での貯蔵弾性率(G0 N)で割った値を、測定値と見なしてもよい。
超高分子量ポリエチレン樹脂は、典型的に、アイゾット衝撃強度が、75kJ/m2以上である。本発明による超高分子量ポリエチレン樹脂は、アイゾット衝撃強度が90kJ/m2以上であり、かつ破壊のタイプが未破壊であってよい。本明細書において、アイゾット衝撃強度は、典型的に、ASTM D256/Aに従って、180℃及び40MPaで圧縮成形によって作製された試料を用いて、衝撃強度を測定することによって行われる。本明細書において、試料の破壊のタイプは、典型的に、ASTM D256/Aに従って測定される。
本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂は、超高分子量エチレンホモポリマー、又は、例えば超高分子量エチレン−プロピレンコポリマー、超高分子量エチレン−1−ブテンコポリマー、超高分子量エチレン−1−ヘキセンコポリマー及び超高分子量エチレン−1−オクテンコポリマー等の超高分子量エチレン−α−オレフィンコポリマーであってよい。
〈超高分子量ポリエチレン樹脂を製造する方法〉
本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂は、シングルサイト触媒等の存在下で重合を行うことによって製造することができる。シングルサイト触媒を構成する遷移金属化合物には、中心金属として、例えばチタン、ジルコニウム等の周期表の3、4、5、6及び8族の遷移金属原子を用いることができる。シングルサイト触媒は、特に、メタロセン触媒、又は、例えばフェノキシイミン配位子を有するTi若しくはZr錯体等のフェノキシイミン系触媒であることが好ましく、ビス[N−(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)であることがより好ましい。シングルサイト触媒として、これからの遷移金属化合物とアルミノキサン、ルイス酸又はアニオン性ホウ素化合物、脂肪酸塩で変性した有機変性粘土、有機アルミニウム化合物等とを組み合わせた触媒を用いることができる。特に、遷移金属化合物とアルミノキサンとを組み合わせることがより好ましい。
本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂は、シングルサイト触媒等の存在下で重合を行うことによって製造することができる。シングルサイト触媒を構成する遷移金属化合物には、中心金属として、例えばチタン、ジルコニウム等の周期表の3、4、5、6及び8族の遷移金属原子を用いることができる。シングルサイト触媒は、特に、メタロセン触媒、又は、例えばフェノキシイミン配位子を有するTi若しくはZr錯体等のフェノキシイミン系触媒であることが好ましく、ビス[N−(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)であることがより好ましい。シングルサイト触媒として、これからの遷移金属化合物とアルミノキサン、ルイス酸又はアニオン性ホウ素化合物、脂肪酸塩で変性した有機変性粘土、有機アルミニウム化合物等とを組み合わせた触媒を用いることができる。特に、遷移金属化合物とアルミノキサンとを組み合わせることがより好ましい。
本発明の超高分子量ポリエチレンを製造する場合、10〜90℃の重合温度で、5分〜30分の重合時間で、常圧〜100MPaの重合圧力下で、製造を行うことができる。重合圧力は、0.1MPa〜100MPaであってよい。重合は、0.15〜5MPa、例えば0.2〜1MPaのエチレン圧下で行ってよい。
好ましくは、30〜60℃の重合温度で、5分〜15分の重合時間で、常圧〜5MPaの重合圧力下で、製造を行う。重合温度は40〜90℃であってよく、かつ/又は重合時間は、3〜15分であってよい。
重合は、回分式、半連続式、連続式のいずれの方法で行ってもよく、重合条件を変えることにより二段階以上に分けて行ってもよい。また、重合終了後の超高分子量ポリエチレン樹脂は、スラリー状で重合溶媒に分散され、公知の方法で重合溶媒から分離及び回収し、乾燥することによって得られる。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂は、粒子状の形状を有する。
本発明はまた、本発明の製造方法によって得ることができる超高分子量ポリエチレン樹脂を提供する。超高分子量ポリエチレン樹脂は、重量平均分子量が1.0×106g/mol〜15.0×106g/molであり、かつ分子量分布が1.2〜6.0であってよい。
〈超高分子量ポリエチレン樹脂を含む成形体〉
本発明超高分子量ポリエチレン樹脂を含む成形体は、ソリッド描画法(solid drawing method)、焼結法、圧縮成形法等の様々な成形方法で、超高分子量ポリエチレン樹脂を成形することによって得られ、優れた耐衝撃性を有する。本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂を用いて圧縮成形によって作製された成形体は、好ましくは、粒界をもたず、それ故に優れた耐衝撃性を有する。
本発明超高分子量ポリエチレン樹脂を含む成形体は、ソリッド描画法(solid drawing method)、焼結法、圧縮成形法等の様々な成形方法で、超高分子量ポリエチレン樹脂を成形することによって得られ、優れた耐衝撃性を有する。本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂を用いて圧縮成形によって作製された成形体は、好ましくは、粒界をもたず、それ故に優れた耐衝撃性を有する。
本発明において、「粒界をもたない」とは、微分干渉顕微鏡(OPTIPHOT−2)を用いて、測定倍率20倍の透過モードの条件下で、厚さ30μmの成形体のスライスを測定して得られた画像を、画像処理ソフト(Nano Hunter NS2K−Pro version3.00)を用いて、判別分析法によりバイナリ画像に加工する場合、得られたバイナリ画像の暗い領域が5%以下であることを意味する。
〈超高分子量ポリエチレン樹脂を含む摺動部材〉
本発明によって得られる成形体は、例えば耐衝撃性、耐摩耗性等の特性に優れているため、例えば、ホッパー、シュート等のライニング;ギア;ベアリング;ローラー;テープリール;種々のガイドレール;エレベーターレールガイド;種々の保護ライナー材料;等の摺動部材として用いることができる。
本発明によって得られる成形体は、例えば耐衝撃性、耐摩耗性等の特性に優れているため、例えば、ホッパー、シュート等のライニング;ギア;ベアリング;ローラー;テープリール;種々のガイドレール;エレベーターレールガイド;種々の保護ライナー材料;等の摺動部材として用いることができる。
〈超高分子量ポリエチレン樹脂を含む医療インプラント〉
本発明によって得られる成形体は、特に、耐衝撃性、耐摩耗性、耐久性等の特性に優れているため、医療インプラントとして好適に用いることができる。例えば、成形体は、人工股関節、人工膝関節、人工肩関節、人工脊椎、人工肘関節、人工足関節、人工指関節等の摺動部材として用いることができる。
本発明によって得られる成形体は、特に、耐衝撃性、耐摩耗性、耐久性等の特性に優れているため、医療インプラントとして好適に用いることができる。例えば、成形体は、人工股関節、人工膝関節、人工肩関節、人工脊椎、人工肘関節、人工足関節、人工指関節等の摺動部材として用いることができる。
〈超高分子量ポリエチレン樹脂を含む工業製品〉
本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂はまた、繊維等の材料に加工することもできる。さらに、本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂は、例えばロープ、ケーブル、ネット、衣類、防弾物品、防護服、膜及びフィルム等の材料を含む工業製品に加工することもできる。
本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂はまた、繊維等の材料に加工することもできる。さらに、本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂は、例えばロープ、ケーブル、ネット、衣類、防弾物品、防護服、膜及びフィルム等の材料を含む工業製品に加工することもできる。
以下、本発明を実施例に基づいて説明する。ただし、本発明は、以下の実施例によって何ら限定されるものではない。
〈分子量及び分子量分布〉
本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂の分子量及び分子量分布は、溶融動的粘弾性測定を行うことにより得られた。動的粘弾性測定装置(TA Instruments株式会社によって製造されたDHR)を用いて、添加された1.0wt%のIrganox 1010(酸化防止剤)を含む超高分子量ポリエチレン樹脂を、160℃の測定温度及び0.1%の歪みの下で、貯蔵弾性率及び損失弾性率の周波数依存性の測定に供した。モル質量及びモル質量分布は、TA Instruments株式会社によって製造されたOrchestratorソフトウェアV7.2.0.4を用いることによって決定した。
本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂の分子量及び分子量分布は、溶融動的粘弾性測定を行うことにより得られた。動的粘弾性測定装置(TA Instruments株式会社によって製造されたDHR)を用いて、添加された1.0wt%のIrganox 1010(酸化防止剤)を含む超高分子量ポリエチレン樹脂を、160℃の測定温度及び0.1%の歪みの下で、貯蔵弾性率及び損失弾性率の周波数依存性の測定に供した。モル質量及びモル質量分布は、TA Instruments株式会社によって製造されたOrchestratorソフトウェアV7.2.0.4を用いることによって決定した。
〈かさ密度〉
本発明におけるかさ密度は、ASTM D1895/Bに従って測定された。
本発明におけるかさ密度は、ASTM D1895/Bに従って測定された。
〈溶融動的粘弾性測定において、貯蔵弾性率が平衡状態に達するのに必要な時間〉
溶融動的粘弾性測定において、本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂の貯蔵弾性率が平衡状態に達するまでの時間は、溶融動的粘弾性を測定することにより得られた。動的粘弾性測定装置(TA Instruments株式会社によって製造されたDHR)を用いて、添加された1.0wt%のIrganox 1010(酸化防止剤)を含む超高分子量ポリエチレン樹脂を、160℃の測定温度、10rad/sの周波数、及び0.3%の歪みの条件下で、貯蔵弾性率における変化の測定に供した。測定開始から貯蔵弾性率が最大貯蔵弾性率の98%に達するまでの時間を、貯蔵弾性率が平衡状態に達するのに必要な時間と見なした。
溶融動的粘弾性測定において、本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂の貯蔵弾性率が平衡状態に達するまでの時間は、溶融動的粘弾性を測定することにより得られた。動的粘弾性測定装置(TA Instruments株式会社によって製造されたDHR)を用いて、添加された1.0wt%のIrganox 1010(酸化防止剤)を含む超高分子量ポリエチレン樹脂を、160℃の測定温度、10rad/sの周波数、及び0.3%の歪みの条件下で、貯蔵弾性率における変化の測定に供した。測定開始から貯蔵弾性率が最大貯蔵弾性率の98%に達するまでの時間を、貯蔵弾性率が平衡状態に達するのに必要な時間と見なした。
〈溶融動的粘弾性試験において、正規化された貯蔵弾性率(G’/G0 N)〉
溶融動的粘弾性試験において、本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂の正規化された貯蔵弾性率(G’/G0 N)は、溶融動的粘弾性を測定することにより得られた。動的粘弾性測定装置(TA Instruments株式会社によって製造されたDHR)を用いて、添加された1.0wt%のIrganox 1010(酸化防止剤)を含む超高分子量ポリエチレン樹脂を、160℃の測定温度、10rad/sの周波数、及び0.3%の歪みの条件下で、時間の経過に伴う貯蔵弾性率の変化の測定に供した。平衡状態での貯蔵弾性率(G’)を、t=0(ポリマーが初めて溶融物に達した時として)での貯蔵弾性率(G0 N)で割った値を、測定値とした。
溶融動的粘弾性試験において、本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂の正規化された貯蔵弾性率(G’/G0 N)は、溶融動的粘弾性を測定することにより得られた。動的粘弾性測定装置(TA Instruments株式会社によって製造されたDHR)を用いて、添加された1.0wt%のIrganox 1010(酸化防止剤)を含む超高分子量ポリエチレン樹脂を、160℃の測定温度、10rad/sの周波数、及び0.3%の歪みの条件下で、時間の経過に伴う貯蔵弾性率の変化の測定に供した。平衡状態での貯蔵弾性率(G’)を、t=0(ポリマーが初めて溶融物に達した時として)での貯蔵弾性率(G0 N)で割った値を、測定値とした。
〈圧縮成形法〉
本発明の超高分子量ポリエチレン成形体は、圧縮成形により作製した。本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂をキャビティ面積63.5×12.7mm又は40×40mmの金型に均一になるように充填し、60分間にわたって、180℃の最高温度及び40MPaの最大圧力下で圧縮し、成形体を作製した。
本発明の超高分子量ポリエチレン成形体は、圧縮成形により作製した。本発明の超高分子量ポリエチレン樹脂をキャビティ面積63.5×12.7mm又は40×40mmの金型に均一になるように充填し、60分間にわたって、180℃の最高温度及び40MPaの最大圧力下で圧縮し、成形体を作製した。
〈アイゾット衝撃試験〉
本発明についてのアイゾット衝撃試験は、ASTM D256/Aに従って、180℃及び40MPaで圧縮成形によって作製された試料を用いて、衝撃強度を測定することによって行われた。また、測定後の試料の破壊のタイプは、ASTM D256/Aに従って以下のように分類された:
本発明についてのアイゾット衝撃試験は、ASTM D256/Aに従って、180℃及び40MPaで圧縮成形によって作製された試料を用いて、衝撃強度を測定することによって行われた。また、測定後の試料の破壊のタイプは、ASTM D256/Aに従って以下のように分類された:
完全破壊(Complete Break):試料が二つ以上の破片に分かれる破壊。
ヒンジ破壊(Hinge Break):試料の一部以外の他の部分が垂直に保持されている場合に、試料の一部がそれ自体を水平より上に支えることができない(内角90℃未満)、不完全破壊。
部分破壊(Partial Break):ヒンジ破壊の定義を満たしていないが、ノッチの頂点とその反対側との間の距離の少なくとも90%が破損している、不完全破壊。
未破壊(Non−Break):ノッチの頂点とその反対側との間の距離の90%未満が破損している、不完全破壊。
ヒンジ破壊(Hinge Break):試料の一部以外の他の部分が垂直に保持されている場合に、試料の一部がそれ自体を水平より上に支えることができない(内角90℃未満)、不完全破壊。
部分破壊(Partial Break):ヒンジ破壊の定義を満たしていないが、ノッチの頂点とその反対側との間の距離の少なくとも90%が破損している、不完全破壊。
未破壊(Non−Break):ノッチの頂点とその反対側との間の距離の90%未満が破損している、不完全破壊。
〈粒界の観察〉
本発明において、「粒界をもたない」とは、微分干渉顕微鏡(OPTIPHOT−2)を用いて、測定倍率20倍の透過モードの条件下で、厚さ30μmの成形体のスライスを測定して得られた画像を、画像処理ソフト(Nano Hunter NS2K−Pro version3.00)を用いて、判別分析法によりバイナリ画像に加工したときに、得られたバイナリ画像の暗い領域が5%以下であることを意味する。
本発明において、「粒界をもたない」とは、微分干渉顕微鏡(OPTIPHOT−2)を用いて、測定倍率20倍の透過モードの条件下で、厚さ30μmの成形体のスライスを測定して得られた画像を、画像処理ソフト(Nano Hunter NS2K−Pro version3.00)を用いて、判別分析法によりバイナリ画像に加工したときに、得られたバイナリ画像の暗い領域が5%以下であることを意味する。
〈強制酸化試験〉
本発明についての強制酸化試験は、180℃及び40MPaで作製した試料を用いて、ASTM F2003−02に従って行われた。さらに、試験後の試料をASTM D256/Aに従ってアイゾット衝撃試験に供し、衝撃強度を測定した。
本発明についての強制酸化試験は、180℃及び40MPaで作製した試料を用いて、ASTM F2003−02に従って行われた。さらに、試験後の試料をASTM D256/Aに従ってアイゾット衝撃試験に供し、衝撃強度を測定した。
〈実施例1〉
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの10Lのオートクレーブに、脱水トルエン9.0Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液67mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド90mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液23mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が2.0バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、50℃で5分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1に示されているように、実施例1で得られた超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、十分な衝撃強度を有し、かつ粒界をもたないことが確認された。また、表1に示されているように、実施例1で得られた超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、強制酸化試験を行った後にも十分な衝撃強度を有することが確認された。
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの10Lのオートクレーブに、脱水トルエン9.0Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液67mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド90mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液23mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が2.0バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、50℃で5分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1に示されているように、実施例1で得られた超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、十分な衝撃強度を有し、かつ粒界をもたないことが確認された。また、表1に示されているように、実施例1で得られた超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、強制酸化試験を行った後にも十分な衝撃強度を有することが確認された。
〈実施例2〉
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの1.0Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液7.5mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの1.0Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液7.5mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。
続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド10mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液2.5mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が4.0バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、50℃で10分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1に示されているように、実施例2で得られた超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、十分な衝撃強度を有することが確認された。
〈実施例3〉
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの10Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液4.8mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの10Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液4.8mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。
続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド6mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液1.2mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が4.0バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、50℃で10分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1に示されているように、実施例3で得られた超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、十分な衝撃強度を有することが確認された。
〈実施例4〉
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの1.5Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液4.8mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの1.5Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液4.8mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。
続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド6mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液1.2mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が2.0バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、50℃で5分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1に示されているように、実施例4で得られた超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、十分な衝撃強度を有することが確認された。
〈比較例1〉
セラニーズ社製の超高分子量ポリエチレン樹脂GUR1050の物性を表1に示す。表1から、比較例1の超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、ヒンジ破壊を示し、十分な衝撃強度を有しておらず、また粒界を有していることが確認された。また、表1に示されているように、比較例1で得られた超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、強制酸化試験を行った後に衝撃強度が著しく低下したことが確認された。
セラニーズ社製の超高分子量ポリエチレン樹脂GUR1050の物性を表1に示す。表1から、比較例1の超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、ヒンジ破壊を示し、十分な衝撃強度を有しておらず、また粒界を有していることが確認された。また、表1に示されているように、比較例1で得られた超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、強制酸化試験を行った後に衝撃強度が著しく低下したことが確認された。
〈比較例2〉
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの1.0Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液4.8mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド6mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液1.2mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が1.2バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、10℃で60分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1から、比較例2の超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、ヒンジ破壊を示し、十分な衝撃強度を有していないことが確認された。比較例2の超高分子量ポリエチレン樹脂の溶融動的粘弾性測定において、貯蔵弾性率(G’)の値が150,000秒以内に平衡状態に達せず、G’/G0 Nが得られなかった。
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの1.0Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液4.8mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド6mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液1.2mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が1.2バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、10℃で60分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1から、比較例2の超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、ヒンジ破壊を示し、十分な衝撃強度を有していないことが確認された。比較例2の超高分子量ポリエチレン樹脂の溶融動的粘弾性測定において、貯蔵弾性率(G’)の値が150,000秒以内に平衡状態に達せず、G’/G0 Nが得られなかった。
〈比較例3〉
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの1.0Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液4.8mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド6mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液1.2mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が1.2バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、10℃で10分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1から、比較例3の超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、ヒンジ破壊を示し、十分な衝撃強度を有していないことが確認された。
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの1.0Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液4.8mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド6mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液1.2mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が1.2バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、10℃で10分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1から、比較例3の超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、ヒンジ破壊を示し、十分な衝撃強度を有していないことが確認された。
〈比較例4〉
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの1.0Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液4.8mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド6mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液1.2mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が2.0バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、10℃で10分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1から、比較例4の超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、ヒンジ破壊を示し、十分な衝撃強度を有していないことが確認された。
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの1.0Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液4.8mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド6mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液1.2mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が2.0バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、10℃で10分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1から、比較例4の超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、ヒンジ破壊を示し、十分な衝撃強度を有していないことが確認された。
〈比較例5〉
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの1.0Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液4.8mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド6mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液1.2mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が4.0バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、30℃で10分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1から、比較例5の超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、ヒンジ破壊を示し、十分な衝撃強度を有していないことが確認された。
真空下で加熱乾燥した、攪拌機付きの1.0Lのオートクレーブに、脱水トルエン0.6Lを加え、50℃に加熱した後に、10%メチルアミノキサンのトルエン溶液4.8mLを加え、液相及び気相をエチレンで飽和させた。続いて、ビス[(3−tert−ブチル−サリチリデン)ペンタフルオロアルジミナト]チタン(IV)ジクロライド6mg及び10%メチルアミノキサンのトルエン溶液1.2mlを予め混合して調製した溶液を加え、重合を開始した。圧力が4.0バールに保つようにエチレンを連続的に供給し、30℃で10分間重合を行った後、少量のエタノールを加えて重合を停止させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂をエタノール及びアセトンで洗浄した後、乾燥させた。得られた超高分子量ポリエチレン樹脂及びその成形体の物性を表1に示す。表1から、比較例5の超高分子量ポリエチレン樹脂の成形体は、ヒンジ破壊を示し、十分な衝撃強度を有していないことが確認された。
Claims (15)
- 重量平均分子量が1.0×106g/mol〜15.0×106g/molであり、かつ分子量分布が1.2〜6.0である、超高分子量ポリエチレン樹脂。
- かさ密度が0.03g/ml〜0.1g/mlである、請求項1に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
- 溶融動的粘弾性測定において、貯蔵弾性率が平衡状態に達するのに必要な時間が30,000秒〜60,000秒である、請求項1又は2に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
- 溶融動的粘弾性試験において、正規化された貯蔵弾性率(G’/G0 N)が0.2〜0.6である、請求項1〜3のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
- アイゾット衝撃強度が、75kJ/m2以上である、請求項1〜4のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
- アイゾット衝撃強度が90kJ/m2以上であり、かつ破壊のタイプが未破壊である、請求項5に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂を含む、超高分子量ポリエチレン樹脂成形体。
- 前記樹脂の粒子が、互いに粒界をもたない、請求項7に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂成形体。
- 請求項7又は8に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂成形体を含む、摺動部材。
- 請求項7又は8に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂成形体を含む、医療インプラント。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂を含む、ロープ、ケーブル、ネット、衣類、防弾物品、防護服、膜及びフィルムからなる群より選択される工業製品。
- 遷移金属化合物及び有機金属化合物からなるシングルサイト触媒の存在下で、10〜90℃の重合温度で、1〜30分の重合時間で、常圧〜5MPaのエチレン圧力下で、エチレンの重合を行う工程を含む、超高分子量ポリエチレン樹脂を製造する方法。
- 前記超高分子量ポリエチレン樹脂が請求項1〜6のいずれか一項に記載の超高分子量ポリエチレン樹脂である、請求項12に記載の方法。
- 前記重合温度が40〜90℃である、請求項12又は13に記載の方法。
- 前記重合時間が3〜15分であり、かつ/又は前記重合を0.15〜5MPaのエチレン圧下で行う、請求項12〜14のいずれか一項に記載の方法。
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WO2021063898A1 (en) | 2021-04-08 |
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