JP2021059355A - 包装容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】天部側シートと底部側シートとを重ね、その周縁で全周に渡って互いに固定して構成され、平坦な状態と箱型の状態との間で可逆的に変形できる包装容器であり、箱型の状態のとき、その固定部が外面側に重ねられている包装容器において、その外面に歪みや皺を生じない包装容器を提供すること。【解決手段】天部側シートの側面とこれに隣接する固定部との間の境界線(天部側境界線)の長さを、前記天部側側面に重ねられた底部側側面とこれに隣接する底部側固定部との間の境界線(底部側境界線)の長さより0.3〜6.0mm長くする。【選択図】図1

Description

本発明は、天部側シートと底部側シートとを重ね、その周縁で全周に渡って互いに固定して構成された容器であって、平坦な状態と箱型の状態との間で可逆的に変形できる包装容器に関するものである。
このような包装容器は、例えば、特許文献1に記載されている。
この包装容器1’は次のようなものである。
すなわち、この包装容器1’に使用する天部側シート1A’は、図10に示すように、その中央に長方形状の天面1A’10を有しており、この天面1A’10には開口部1A’11が設けられている。
次に、天部側シート1A’は、長方形状の天面1A’10の各辺を折り曲げ用罫線として、この天面1A’10の各辺を一辺とする四角形状の天部側側面1A’21〜1A’24を有している。天部側側面1A’21〜1A’24の数は、多角形状天面1A’10の辺の数と同じ4である。
また、天部側シート1A’は、互いに隣接する各天部側側面の間に、この天部側側面1A’21〜1A’24同士を繋ぐ天部側つなぎ片1A’31〜1A’34を有している。すなわち、天部側側面1A’21と天部側側面1A’22との間は天部側つなぎ片1A’31で繋がれている。また、天部側側面1A’22と天部側側面1A’23との間は天部側つなぎ片1A’32で繋がれている。その他の天部側側面についても同様である。なお、各天部側側面1A’21〜1A’24と天部側つなぎ片1A’31〜1A’34との間には折り曲げ用罫線が設けられている。
そして、この天部側つなぎ片1A’31〜1A’34によって、天部側側面1A’21〜1A’24の間は閉塞されている。図示のように、この例では、天部側側面1A’21〜1A’24と天部側つなぎ片1A’31〜1A’34とを併せた部分の外形は長方形を構成しており、各天部側つなぎ片1A’31〜1A’34はその角部に位置して、天部側側面1A’21〜1A’24の間を閉塞している。例えば、天部側側面1A’21と天部側側面1A’22との間は天部側つなぎ片1A’31で閉塞している。
この天部側つなぎ片1A’31〜1A’34は、天面1A’10の各頂点から、天部側つなぎ片1A’31〜1A’34を二等分する天部側二つ折り用罫線を有している。すなわち、図10に拡大して示すように、例えば、天部側側面1A’23と天部側側面1A’24とは、天面1A’10の頂点1A’10bを共有している。天部側側面1A’23を構成する辺のうち、天面1A’10の頂点1A’10bを共有している辺には、符号1A’23bを付して示している。また、天部側側面1A’24を構成する辺のうち、天面1A’10の頂点1A’10bを共有している辺には、符号1A’24bを付して示している。そして、この辺1A’23bと辺1A’24bとがなす角を二等分する天部側二つ折り用罫線1A’33cが設けられ、この天部側二つ折り用罫線1A’33cによって、天部側つなぎ片1A’33は2つの領域1A’331,1A’332に区分されている。すなわち、図において、辺1A’23bと二つ折り用罫線1A’33cとがなす角θ1と、辺1A’24bと天部側二つ折り用罫線1A’33cとがなす角θ2とは等しく、領域1A’331と領域1A’332とは、同形同大で、しかも、天部側二つ折り用罫線1A’33cを対称軸として線対称に配置されている。以上天部側つなぎ片1A’33を例として天部側二つ折り用罫線1A’33cについて説明したが、その他の天部側つなぎ片1A’31〜1A’32,1A’34にも同様に天部側二つ折り用罫線1A’31c〜1A’32c,1A’34cが設けられている。
次に、天部側シート1A’は、これら天部側側面1A’21〜1A’24と天部側つなぎ片1A’31〜1A’34とを併せた長方形の部分の外側に、底部側シート1B’と固定するヒートシール領域から成る天部側固定部1A’40を有している。
次に、底部用シート1B’は、後述する点を除き、天部側シート1A’と同様の構造を有している。すなわち、図11に示すように、まず、底部用シート1B’は中央に長方形状の底面1B’10を有している。この長方形状底面1B’10は天面1A’10と同形同大である。底部用シート1B’が天部側シート1A’と異なる点は、天部側シート1A’の天面1A’10には、開口部1A’11が設けられているのに対し、底部用シート1B’の底面1B’10には開口部が設けられていないことである。
また、底部用シート1B’は、多角形状の底面1B’10の各辺を折り曲げ用罫線として、この各辺を一辺とする四角形状の底部側側面1B’21〜1B’24を、前記長方形状底面1B’10の辺の数と同じ4つ有している。これら底部側側面1B’21〜1B’24も、それぞれ、天部側側面1A’21〜1A’24と同形同大である。
また、底部用シート1B’は、互いに隣接する各底部側側面1B’21〜1B’24の間に、この底部側側面1B’21〜1B’24同士を繋いでしかも閉塞する底部側つなぎ片1B’31〜1B’34を有している。これら底部側つなぎ片1B’31〜1B’34は天部側つなぎ片1A’31〜1A’34と同形同大である。
また、各底部側側面1B’21〜1B’24と底部側つなぎ片1B’31〜1B’34との間には折り曲げ用罫線が設けられている。また、各底部側つなぎ片1B3’1〜1B’34には、底面1B10の各頂点から、底部側つなぎ片1B’31〜1B’34を二等分する底部側二つ折り用罫線1B’31c〜1B’34cが設けられており、この底部側二つ折り用罫線1B’31c〜1B’34cによって、底部側つなぎ片1B’31〜1B’34は、それぞれ、2つの領域に区分されている。
次に、底部側シート1B’は、これら底部側側面1B’21〜1B’24と底部側つなぎ片1B’31〜1B’34とを併せた長方形の部分の外側に、天部側シート1A’と固定するヒートシール領域から成る底部側固定部1B’40を有している。
そして、これら天部側シート1A’と底部側シート1B’とを位置合わせして重ね、両固定部1A’40,1B’40同士をヒートシールすることにより、平坦な状態の包装容器1’を製造することができる。包装容器1’は、このように平坦な状態で保管し、また、内容物を充填密封する工程に供給することができる。
平坦状態の包装容器1’を箱型の状態に変形するためには、天部側シート1A’と底部側シート1B’とのそれぞれをその折り曲げ用罫線で折り曲げて立ち上げればよい。
こうして形成された箱型の状態の包装容器1’では、天部側つなぎ片1A’31〜1A’34及び底部側つなぎ片1B’31〜1B’34が、その中央に位置する天部側二つ折り用罫線1A’31c〜1A’34cと底部側二つ折り用罫線1B’31c〜1B’34cのいずれもが容器外面に対して山折りになるように二つ折りされたものである。この二つ折りによって、天部側シート1A’の天部側側面1A’21〜1A’24のうち、互いに隣接する側面を構成する辺同士が重なり合い、また、天部側二つ折り用罫線1A’31c〜1A’34cのそれぞれによって区分された2つの領域が互いに重なり合って、フィン状パネルの天部側を構成する。図10の拡大図を参照して天部側つなぎ片1A’33について説明すると、この天部側つなぎ片1A’33を天部側二つ折り用罫線1A’33cで二つ折りすることにより、この天部側つなぎ片1A’33の両側に位置する天部側側面1A’23の辺1A’23bと天部側側面1A’24の辺1A’24bとが互いに重なり合う。また、天部側二つ折り用罫線1A’33cで区分された2つの領域1A’331,1A’332が互いに重なり合って、包装容器の各角部から外側に向けて突出するフィン状パネルの天部側を構成する。
ところで、平坦な状態の包装容器1’においては、天部側シート1A’の天部側つなぎ片1A’33と底部側シート1B’の底部側つなぎ片1B’33とは正確に重なり合い、その天部側二つ折り用罫線1A’33cと底部側二つ折り用罫線1B’33cも互いに正確に重なり合っており、天部側シート1A’の天部側つなぎ片1A’33を天部側二つ折り用罫線1A’33cで二つ折りするとき、底部側シート1B’の底部側つなぎ片1B’33も底部側二つ折り用罫線1B’33cで二つ折りされる。このため、底部側つなぎ片1B’33の両側に位置する底部側側面1B’23の辺1B’23bと底部側側面1B24の辺1B’24bも互いに重なり合い、また、底部側二つ折り用罫線1B’33cで区分された2つの領域も互いに重なり合って、包装容器の各角部から外側に向けて突出するフィン状パネル133’を構成する。
そして、天部側シート1A’の天部側側面1A’23と底部側シート1B’の底部側側面1B’23とは容器固定部140’を介して連続しているから、この両側面1A’23,1B’23によって箱型の状態の包装容器1の側面123’が構成される。
また、天部側シート1A’の天部側つなぎ片1A’33と底部側シート1B’の底部側つなぎ片1B’33も容器固定部140’を介して連続しているから、この両つなぎ片1A’33,1B’33で構成された部分によって前記側面同士を繋いでしかも閉塞する。すなわち、天部側側面1A’23と底部側側面1B’23とで構成される側面123’と、天部側側面1A’24と底部側側面1B’24とで構成される側面124’との間を繋いで、しかも、ここに隙間が生じることがないように閉塞するのである。
以上、天部側つなぎ片1A’33及び底部側つなぎ片1B’33で構成された部分を二つ折りする場合を例として説明したが、その他のつなぎ片についても同様である。
そして、このようにすべてのつなぎ片1A’31〜1A’34,1B’31〜1B’34を二つ折りすることにより、各側面121’〜124’が形成されるから、これに伴って所定の折り曲げ用罫線で折り曲げられ、包装容器1’は箱型の形態を採る。この箱型の状態の包装容器1’は、天面1A’10と底面1B’10とを有し、その周囲に側面121’〜124’が設けられており、しかも、側面121’〜124’の間をつなぎ片1A’31〜1A’34,1B’31〜1B’34が閉塞しているから、前記開口部1A’11を除いて密封された状態にある。
ところで、このように箱型の状態に変形された状態では、二つ折りされたつなぎ片1A’31〜1A’34,1B’31〜1B’34がフィン状パネル131’〜134’を構成し、このフィン状パネルが包装容器1’の各角部から外側に向けて突出している。そこで、このフィン状パネル131’〜134’を倒して包装容器1’の各側面121’〜124’に折り重ね、例えばヒートシールして接着することによって、その外観を整えることができる。図12はこのようにフィン状パネル131’〜134’を包装容器1’の各側面121’〜124’に折り重ねた状態の包装容器1’を示している。
以上の説明から分かるように、平坦な状態の包装容器1’の天部側つなぎ片1A’31〜1A’34及び底部側つなぎ片1B’31〜1B’34のすべてを、これらの二つ折り用罫線1A’31c〜1A’34c及び1B’31c〜1B’34cで二つ折りすると共に、そのフィン状パネル131’〜134’を包装容器1’の各側面121’〜124’に折り重ねることにより、箱型の状態の包装容器1’に変形することができる。
また、平坦な状態の包装容器1’の天部側側面1A’21〜1A’24と底部側側面1B’21〜1B’24のすべてを、その外側から押し込み、次にフィン状パネル131’〜134’を包装容器1’の各側面121’〜124’に折り重ねることによって、箱型の状態の包装容器1’に変形することも可能である。各側面1A’21〜1A’24,1B’21〜1B’24を押し込む際には、例えば、治具を使用することができる。
いずれの方法で箱型の状態とした場合においても、この包装容器1’は図12に示すような形状である。なお、天部側固定部1A’40と底部側固定部1B’40とをヒートシールして形成された容器固定部は、天部側側面1A’21〜1A’24と底部側側面1B’21〜1B’24のいずれか一方の外面側に倒されて、その外面に重ねられている(図12では、容器固定部が底部側側面1B’21〜1B’24の外面に重ねられている)。
そして、この箱型の状態の包装容器1’を平坦な状態に変形させるためには、容器固定部を把持して、包装容器1’の外方に引っ張ればよい。容器固定部を外方に引っ張ることにより、二つ折りされたつなぎ片が開き、包装容器1’を平坦な状態に変形することができる。
特開2019−26275号公報
ところで、前述のとおり、箱型の状態の包装容器’においては、天部側固定部1A’40と底部側固定部1B’40とをヒートシールして形成された容器固定部が天部側側面1A’21〜1A’24と底部側側面1B’21〜1B’24のいずれか一方の外面側に重ねられているため、この容器固定部が包装容器’の外側に突出する。そして、このため、この容器固定部が重ねられた側面(図12では底部側側面1B’21〜1B’24)を縮める方向に力が働き、歪みや皺を発生させていた。
そこで、本発明は、特許文献1に記載の発明を前提として、その外面に歪みや皺を生じない包装容器を提供することを目的とする。
すなわち、請求項1に記載の発明は、
天部側シートと底部側シートとを重ね、その周縁で全周に渡って互いに固定して構成され、平坦な状態と箱型の状態との間で可逆的に変形できる包装容器であって、
前記天部側シートがその中央に多角形状の天面を有しており、
この多角形状天面の各辺を一辺とする四角形状の天部側側面が、前記多角形状天面の辺の数と同じ数だけ設けられており、
互いに隣接する各天部側側面の間の各角部に、この天部側側面同士を繋いでしかも閉塞する天部側つなぎ片が設けられており、
隣接する前記四角形状の天部側側面を構成する辺同士が一致するように前記天部側つな
ぎ片を二つ折りできる天部側二つ折り用罫線が設けられており、
これら天部側側面及び天部側つなぎ片の外側に、底部側シートと固定する天部側固定部が設けられており、
前記底部側シートがその中央に多角形状の底面を有しており、
この多角形状底面の各辺を一辺とする四角形状の底部側側面が、前記多角形状底面の辺の数と同じ数だけ設けられており、
互いに隣接する各底部側側面の間の各角部に、この底部側側面同士を繋いでしかも閉塞する底部側つなぎ片が設けられており、
隣接する前記四角形状の底部側側面を構成する辺同士が一致するように前記底部側つなぎ片を二つ折りできる底部側二つ折り用罫線が設けられており、
これら底部側側面及び底部側つなぎ片の外側に、天部側シートと固定する底部側固定部が設けられており、
これら天部側シートと底部側シートとを重ねて、前記天部側固定部と底部側固定部とを互いに固定されており、
前記天部側側面のうち少なくとも1つの天部側側面とこれに隣接する天部側固定部との間の境界線(天部側境界線)の長さが、前記天部側側面に重ねられた底部側側面とこれに隣接する底部側固定部との間の境界線(底部側境界線)の長さより0.3〜6.0mm長いことを特徴とする包装容器である。
次に請求項2に記載の発明は、すべての側面とこれに隣接する天部側固定部との間の境界線(天部側境界線)の長さが、これらそれぞれの天部側側面に重ねられた底部側側面とこれに隣接する底部側固定部との間の境界線(底部側境界線)の長さより0.3〜6.0mm長いことを特徴とする請求項1に記載の包装容器である。
次に、請求項3に記載の発明は、天部側境界線の長さと底部側境界線との差が2.0〜4.0mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装容器である。
また、請求項4に記載の発明は、天部側側面と天部側固定部との間の前記境界線に折り曲げ罫線が設けられておらず、一方、底部側側面と底部側固定部との間の前記境界線に折り曲げ罫線が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装容器である。
また、請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれかに記載の包装容器において、前記天面に開口部を有することを特徴とする包装容器である。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の包装容器において、前記開口部にスパウトが装着されていることを特徴とする包装容器である。
本発明によれば、天部側境界線の長さが、底部側境界線の長さより0.3〜6.0mm長いため、天部側固定部と底部側固定部とをヒートシールして形成された容器固定部を底部側側面の外面側に倒されて、その外面に重ねた場合でも、この底部側側面にこれを縮めるような力が発生しない。このため、この底部側側面に歪みや皺を生じない。
なお、前記天部側境界線の長さと底部側境界線の長さとの差が0.3mmに満たない場合には、後述する比較例1から分かるように、底部側側面に歪みや皺を発生する。また、天部側境界線の長さと底部側境界線の長さとの差が6.0mmを越える場合にも同様である。
図1は本発明の包装容器の第1の具体例に係り、図1(a)は天部側シートの平面図、図1(b)は底部側シートの平面図である。 図2は本発明の包装容器の第1の具体例に係り、その平坦な状態の包装容器の断面説明図である。 図3は本発明の包装容器の第1の具体例に係り、その箱型の状態の包装容器の斜視図である。 図4は本発明の包装容器の第1の具体例の変形例に係り、天部側シートの平面図である。 図5は本発明の包装容器の第1の具体例の変形例に係り、その箱型の状態の包装容器の斜視図である。 図6は本発明の包装容器の第2の具体例に係り、図6(a)は天部側シートの平面図、図6(b)は底部側シートの平面図である。 図7は本発明の包装容器の第2の具体例に係り、その箱型の状態の包装容器の斜視図である。 図8は本発明の包装容器の第3の具体例に係り、図8(a)は天部側シートの平面図、図8(b)は底部側シートの平面図である。 図9は本発明の包装容器の第3の具体例に係り、その箱型の状態の包装容器の斜視図である。 図10は従来の包装容器に係り、天部側シートの平面図である。 図11は従来の包装容器に係り、底部側シートの平面図である。 図12は従来の包装容器の斜視図である。
以下、図面を参照して本発明の具体例を説明する。
(第1の具体例)
図1〜3は本発明の包装容器の第1の具体例に係り、図1(a)及び図1(b)は、それぞれ、その包装容器の天部側シート1A及び底部側シート1Bを示している。
まず、天部側シート1Aは、従来例の天部側シート1A’と同様に、その中央に多角形状の天面1A10を有している。この例では、長方形状である。そして、この天面1A10には開口部1A11が設けられている。
次に、天部側シート1Aは、多角形状の天面1A10の各辺を折り曲げ用罫線として、この天面1A10の各辺を一辺とする四角形状の天部側側面1A21〜1A24を有している。天部側側面1A21〜1A24の数は、多角形状天面1A10の辺の数と同じである。この例では天面1A10は四角形状であるから、この四角形状天面1A10の辺の数は4であり、天部側側面1A21〜1A24の数も4である。
また、天部側シート1Aは、互いに隣接する各天部側側面の間に、この天部側側面1A21〜1A24同士を繋ぐ天部側つなぎ片1A31〜1A34を有している。すなわち、天部側側面1A21と天部側側面1A22との間は天部側つなぎ片1A31で繋がれている。また、天部側側面1A22と天部側側面1A23との間は天部側つなぎ片1A32で繋がれている。その他の天部側側面についても同様である。なお、各天部側側面1A21〜1A24と天部側つなぎ片1A31〜1A34との間には折り曲げ用罫線が設けられている。
そして、この天部側つなぎ片1A31〜1A34によって、天部側側面1A21〜1A24の間は閉塞されている。図示のように、この例では、天部側側面1A21〜1A24と天部側つなぎ片1A31〜1A34とを併せた部分の外形は四角形を構成しており、各
天部側つなぎ片1A31〜1A34はその角部に位置して、天部側側面1A21〜1A24の間を閉塞している。例えば、天部側側面1A21と天部側側面1A22との間は天部側つなぎ片1A31で閉塞している。
この天部側つなぎ片1A31〜1A34は、天面1A10の各頂点から、天部側つなぎ片1A31〜1A34を二等分する天部側二つ折り用罫線を有している。例えば、天部側二つ折り用罫線1A33cによって、天部側つなぎ片1A33は2つの領域に区分されている。その他の天部側つなぎ片1A31〜1A32,1A34にも同様に天部側二つ折り用罫線1A31c〜1A32c,1A34cが設けられており、これら天部側二つ折り用罫線1A31c〜1A32c,1A34cによって、それぞれ、2つの領域に区分されている。
次に、天部側シート1Aは、これら天部側側面1A21〜1A24と天部側つなぎ片1A31〜1A34とを併せた四角形の部分の外側に、底部側シート1Bと固定する天部側固定部を有している。この例では、天部側固定部は、全周にわたってヒートシール領域である。図1(a)では、説明の便宜上、この天部側固定部のうち、天部側側面1A21に隣接する領域に1A41の符号を付している。また、天部側固定部のうち、それぞれ、天部側側面1A22〜1A24に隣接する領域に1A42〜1A44の符号を付している。
図1(a)においては、天部側固定部と天部側側面1A21〜1A24との境界、及び天部側固定部天部側つなぎ片1A31〜1A34との境界を破線によって示しているが、これらは説明の便宜のために施したものである。後述する底部側シート1Bの底部側固定部と底部側側面1B21〜1B24との境界と異なり、天部側固定部1と天部側側面1A21〜1A24との境界には折り曲げ用罫線は存在しない。天部側固定部と天部側つなぎ片1A31〜1A34との境界にも折り曲げ用罫線は存在しない。
また、このように破線で示した境界のうち、天部側側面1A21と天部側固定部1A41との間の境界線に1Ax1の符号を付して示している。また、同様に、天部側側面1A22〜1A24のそれぞれと天部側固定部1A42〜1A44との間の境界線に1Ax2〜1Ax4の符号を付している。
なお、図1(a)中、天部側固定部に設けられた切り欠けは、天部側シート1Aと底部側シート1Bとを重ね合わせる際の位置合わせマークである。両シート1A,1Bを正確に位置合わせするため、この欠けは2以上設けられていることが望ましい。この例では、4箇所に設けられている。
次に、図1(b)を参照して底部用シート1Bについて説明する。底部用シート1Bは、後述する点を除き、天部側シート1Aと同様の構造を有している。すなわち底部用シート1Bは中央に多角形状の底面1B10を有している。天部側シート1Aの天面1A10には、開口部が設けられているのに対し、底部用シート1Bの底面1B10には開口部が設けられていない点で、まず、底部用シート1Bは天部側シート1Aと異なっている。
また、底部用シート1Bは、多角形状の底面1B10の各辺を折り曲げ用罫線として、この各辺を一辺とする四角形状の底部側側面1B21〜1B24を、前記多角形状底面1B10の辺の数と同じ数だけ有している。
また、底部用シート1Bは、互いに隣接する各底部側側面1B21〜1B24の間に、この底部側側面1B21〜1B24同士を繋いでしかも閉塞する底部側つなぎ片1B31〜1B34を有している。
また、各底部側側面1B21〜1B24と底部側つなぎ片1B31〜1B34との間には折り曲げ用罫線が設けられている。また、各底部側つなぎ片1B31〜1B34には、底面1B10の各頂点から、底部側つなぎ片1B31〜1B34を二等分する底部側二つ折り用罫線1B31c〜1B34cが設けられており、この底部側二つ折り用罫線1B31c〜1B34cによって、底部側つなぎ片1B31〜1B34は、それぞれ、2つの領域に区分されている。
次に、底部側シート1Bは、これら底部側側面1B21〜1B24と底部側つなぎ片1B31〜1B34とを併せた四角形の部分の外側に、天部側シート1Aと固定する底部側固定部を有している。この例では、底部側固定部は、全周にわたってヒートシール領域である。図1(b)では、説明の便宜上、この底部側固定部のうち、底部側側面1B21に隣接する領域に1B41の符号を付している。また、底部側固定部のうち、底部側側面1B24に隣接する領域に1B44の符号を付している。
なお、底部側シート1Bの底部側固定部と底部側側面1B21〜1B24との境界、及び底部側固定部と底部側つなぎ片1B31〜1B34との境界には折り曲げ用罫線が設けられている。天部側シート1Aの天部側固定部の境界には折り曲げ用罫線が存在しないから、この点でも底部用シート1Bは天部側シート1Aと異なっている。そして、このように底部側シート1Bには折り曲げ用罫線が設けられており、天部側シート1Aには存在しないから、この両シート1A,1Bを重ねて固定し、箱型の状態としたとき、互いに固定された両固定部は折り曲げ用罫線によって底部側シート1B側に折り曲げられ、その外側に天部側シート1Aが重ねられることになる。
そして、このように実践で示した境界のうち、底部側側面1B21と底部側固定部1B41との間の境界線に1Bx1の符号を付して示している。また、同様に、底部側側面1B24と底部側固定部1B44との間の境界線に1Bx4の符号を付している。
ところで、後述するように、天部側シート1Aと底部側シート1Bとを重ね合わせて平坦な状態の包装容器1を製造したとき、天部側側面1A21は底部側側面1B21に重ね合わされ、天部側固定部1A41は底部側固定部1B41に重ね合わされる。また、その境界線、すなわち、天部側側面1A21と天部側固定部1A41との間の境界線1Ax1は、底部側側面1B21と底部側固定部1B41との間の境界線1Bx1に重ね合わされる。
そして、この天部側の境界線1Ax1の長さ1Ax1Lは、底部側の境界線1Bx1の長さ1Bx1Lより、0.3〜6.0mm長く構成されている。前述のように、包装容器1を箱型の状態としたとき、天部側固定部1A41は底部側固定部1B41の外側に重ねられるから、天部側境界線1Ax1の長さ1Ax1Lが底部側境界線1Bx1の長さ1Bx1Lより0.3〜6.0mm長いとき、この箱型の状態の包装容器1の歪みや皺を防止することができる。
同様に、天部側シート1Aと底部側シート1Bとを重ね合わせて平坦な状態の包装容器1を製造したとき、天部側側面1A24は底部側側面1B24に重ね合わされ、天部側固定部1A44は底部側固定部1B44に重ね合わされる。また、その境界線、すなわち、天部側側面1A24と天部側固定部1A44との間の境界線1Ax4が、底部側側面1B24と底部側固定部1B44との間の境界線1Bx4に重ね合わされる。
そして、天部側の境界線1Ax4の長さ1Ax4Lも、底部側の境界線1Bx4の長さ1Bx4Lより、0.3〜6.0mm長く構成されている。この場合にも、包装容器1を箱型の状態としたとき、その歪みや皺を防止することができる。
なお、天部側側面1A22と天部側固定部1A42とのとの間の天部側境界線1Ax2も、底部側側面1B22と底部側固定部1B42とのとの間の底部側境界線より0.3〜6.0mm長く、天部側側面1A23と天部側固定部1A43とのとの間の天部側境界線1Ax3も、底部側側面1B23と底部側固定部1B43とのとの間の底部側境界線より0.3〜6.0mm長い。このように、すべての天部側側面1A21〜1A24と底部側側面1B21〜1B24とについて、各天部側境界線1Ax1〜1Ax4が各底部側側面1B21〜1B24と底部側境界線より0.3〜6.0mm長く構成されているため、包装容器1を箱型の状態としたとき、全周囲に亘って、その歪みや皺の発生を防止することができる。
なお、天部側境界線1Ax1〜1Ax4と底部側境界線との長さの差が0.3mmに満たない場合には、後述する比較例1から分かるように、底部側側面に歪みや皺を発生する。また、天部側境界線の長さと底部側境界線の長さとの差が6.0mmを越える場合にも同様である。
次に、図2を参照して、平坦な状態の包装容器1を製造する方法を説明する。すなわち、天部側シート1Aと底部側シート1Bとを位置合わせして重ね、両固定部同士をヒートシールすることにより、平坦な状態の包装容器1を製造することができる。
平坦な状態の包装容器1を箱型の状態に変形させるためには、天部側つなぎ片1A31〜1A34及び底部側つなぎ片1B31〜1B34を、その中央に位置する天部側二つ折り用罫線1A31c〜1A34cと底部側二つ折り用罫線1B31c〜1B34cがいずれも容器外面に対して山折りになるように二つ折りすればよい。この二つ折りによって、天部側シート1Aの天部側側面1A21〜1A24のうち、互いに隣接する側面を構成する辺同士が重なり合う。また、底部側シート1Bの底部側側面1B21〜1B24のうち、互いに隣接する側面を構成する辺同士が重なり合う。こうして、これら天部側側面1A21〜1A24と底部側側面1B21〜1B24とで箱型の状態の4つの側面が形成される。
ところで、これら二つ折り用罫線1A31c〜1A34c,1B31c〜1B34cで二つ折りされた天部側つなぎ片1A31〜1A34及び底部側つなぎ片1B31〜1B34は、包装容器1の外面側に向けてパネル状に突出する。
また、天部側固定部と底部側固定部とをヒートシールして形成された固定部は包装容器1の外面側に向けて突出すると共に、底部側シート1Bの底部側固定部と底部側側面1B21〜1B24との境界、及び底部側固定部と底部側つなぎ片1B31〜1B34との境界の折り曲げ用罫線によって底部側シート1B側に折り曲げられ、底部側側面1B21〜1B24の外側に重ねられる。例えば、天部側固定部1A41と底部側固定部1B41とで構成された固定部は、底部側境界線1Bx1に設けられた折り曲げ用罫線によって底部側シート1B側に折り曲げられ、底部側側面1B21の外側に重ねられる。その他の固定部も同様である。なお、前述のように、このとき、箱型の状態の包装容器1には、その全周囲に亘って、その歪みや皺が発生しない。
なお、二つ折りされた天部側つなぎ片1A31〜1A34及び底部側つなぎ片1B31〜1B34で構成され、外面側に向けて突出したパネル状フィンは、これを包装容器1の側面の外面側に倒して固定することができる。固定する方法としては、例えば、ヒートシール、ホットメルト接着剤等を用いる方法がある。また、面ファスナー、スナップボタン、スリーブ等の着脱可能な接合部材によって固定してもよい(図3参照)。
次に、箱型の状態の包装容器1を平坦な状態に変形させるためには、まず、各フィン状パネルを包装容器の側面から引き剥がし、次に、容器固定部を把持して、包装容器1の外方に引っ張ればよい。容器固定部140を外方に引っ張ることにより、二つ折りされたつなぎ片131〜134が開き、包装容器1を平坦な状態に変形する。
なお、天部側シート1Aや底部側シート1Bとしては、例えば、紙製の基材層に、熱可塑性樹脂層やシーラント層を積層した積層フィルムを好適に用いることができる。これ以外にも、必要な機能に応じて、バリア層や機能性フィルム等を適宜追加してもよい。また、天部側シート1Aや底部側シート1Bの端部は、既知の方法で端面保護されていてもよい。
(第1の具体例の変形例)
この例は、図4及び図5に示すように、天部側シートとして、その開口部1A11にスパウト1Cを装着した天部側シート1Aを使用した例で、その他は第1の具体例と同様である。スパウト1Cには図示しないキャップを装着することができる。
(第2の具体例)
この例は、天部側シート2Aの天面2A10を正六角形状とし、底部側シート2Bの底面2B10も正六角形状に構成したものを使用した例であり、その他は第1の具体例の同様である(図6〜7参照)。
すなわち、この例では、天部側シート2Aの6個の天部側側面2A21〜2A26とこれらに隣接する天部側固定部2A41〜2A46との間の天部側境界線2Ax1〜2Ax6の長さが、それぞれ、6個の底部側側面2B21〜2B26とこれらに隣接する天部側固定部2B41〜2B46との間の天部側境界線2Bx1〜2Bx6の長さより、0.3〜6.0mm長く構成されている。この容器2においても、これを箱型の状態としたとき、その全周囲に亘って、その歪みや皺が発生しない。
(第3の具体例)
この例は、天部側シート3Aの天面3A10を正三角形状とし、底部側シート3Bの底面3B10も正三角形状に構成したものを使用した例であり、その他は第1の具体例の同様である(図8〜9参照)。
すなわち、この例では、天部側シート3Aの3個の天部側側面3A21〜3A23とこれらに隣接する天部側固定部3A41〜3A43との間の天部側境界線3Ax1〜3Ax3の長さが、それぞれ、3個の底部側側面3B21〜3B23とこれらに隣接する天部側固定部3B41〜2B43との間の天部側境界線3Bx1〜3Bx3の長さより、0.3〜6.0mm長く構成されている。この容器3においても、これを箱型の状態としたとき、その全周囲に亘って、その歪みや皺が発生しない。
(試験例1)
図1〜図3に示すように、長方形状の天面1A10を有する天部側シート1Aと長方形状の底面1B10を有する底部側シート1Bとを使用して、包装容器を作成し、箱型の形状とした。なお、10個の包装容器を製造し、箱型の形状とした際に外見に歪みや皺が発生した包装容器の数を数えた。
天部側境界線1Ax1の長さ1Ax1Lは、底部側境界線1Bx1の長さ1Bx1Lと等しくした。すなわち、天部側境界線1Ax1の長さ1Ax1Lと底部側境界線1Bx1の長さ1Bx1Lとの差は0.0mmである。
同様に、天部側境界線1Ax4の長さ1Ax4Lと底部側境界線1Bx4の長さ1Bx4Lとの差も0.0mmである。また、天部側境界線1Ax2の長さと底部側境界線1Bx2の長さとの差、天部側境界線1Ax3の長さと底部側境界線の長さ1Bx3との差も0.0mmである。
(試験例2)
天部側境界線と底部側境界線との長さとの差を、いずれも、0.2mmとしたほか試験例1と同様に包装容器を作成し、箱型の形状とした。
(試験例3)
天部側境界線と底部側境界線との長さとの差を、いずれも、0.3mmとしたほか試験例1と同様に包装容器を作成し、箱型の形状とした。
(試験例4)
天部側境界線と底部側境界線との長さとの差を、いずれも、0.5mmとしたほか試験例1と同様に包装容器を作成し、箱型の形状とした。
(試験例5)
天部側境界線と底部側境界線との長さとの差を、いずれも、1.0mmとしたほか試験例1と同様に包装容器を作成し、箱型の形状とした。
(試験例6)
天部側境界線と底部側境界線との長さとの差を、いずれも、2.0mmとしたほか試験例1と同様に包装容器を作成し、箱型の形状とした。
(試験例7)
天部側境界線と底部側境界線との長さとの差を、いずれも、4.0mmとしたほか試験例1と同様に包装容器を作成し、箱型の形状とした。
(試験例8)
天部側境界線と底部側境界線との長さとの差を、いずれも、6.0mmとしたほか試験例1と同様に包装容器を作成し、箱型の形状とした。
(試験例9)
天部側境界線と底部側境界線との長さとの差を、いずれも、8.0mmとしたほか試験例1と同様に包装容器を作成し、箱型の形状とした。
(評価)
この結果を表1に示す。この結果から、天部側境界線と底部側境界線との長さとの差が0.3〜6.0mmのときに歪みや皺の発生が防止できることが分かる。なお、2.0〜4.0mmの場合には、全く歪みや皺が生じないことも理解できる。
Figure 2021059355
1:包装容器
1A:天部側シート
1A10:天面 1A11:開口
1A21〜1A24:天部側側面
1A31〜1A34:天部側つなぎ片
1A33c:天部側二つ折り用罫線
1A41〜1A44:天部側固定部
1Ax1〜1Ax4:天部側側面と天部側固定部との境界線(天部側境界線)
1Ax1L,1Ax14L:天部側境界線の長さ
1B:底部側シート
1B10:底面
1B21〜1B24:底部側側面
1B31〜1B34:底部側つなぎ片
1B33c:底部側二つ折り用罫線
1B41〜1B44:底部側固定部
1Bx1〜1Bx4:底部側側面と底部側固定部との境界線(底部側境界線)
1Bx1L,1Bx14L:底部側境界線の長さ
1C:スパウト
2:包装容器
3:包装容器

Claims (6)

  1. 天部側シートと底部側シートとを重ね、その周縁で全周に渡って互いに固定して構成され、平坦な状態と箱型の状態との間で可逆的に変形できる包装容器であって、
    前記天部側シートがその中央に多角形状の天面を有しており、
    この多角形状天面の各辺を一辺とする四角形状の天部側側面が、前記多角形状天面の辺の数と同じ数だけ設けられており、
    互いに隣接する各天部側側面の間の各角部に、この天部側側面同士を繋いでしかも閉塞する天部側つなぎ片が設けられており、
    隣接する前記四角形状の天部側側面を構成する辺同士が一致するように前記天部側つなぎ片を二つ折りできる天部側二つ折り用罫線が設けられており、
    これら天部側側面及び天部側つなぎ片の外側に、底部側シートと固定する天部側固定部が設けられており、
    前記底部側シートがその中央に多角形状の底面を有しており、
    この多角形状底面の各辺を一辺とする四角形状の底部側側面が、前記多角形状底面の辺の数と同じ数だけ設けられており、
    互いに隣接する各底部側側面の間の各角部に、この底部側側面同士を繋いでしかも閉塞する底部側つなぎ片が設けられており、
    隣接する前記四角形状の底部側側面を構成する辺同士が一致するように前記底部側つなぎ片を二つ折りできる底部側二つ折り用罫線が設けられており、
    これら底部側側面及び底部側つなぎ片の外側に、天部側シートと固定する底部側固定部が設けられており、
    これら天部側シートと底部側シートとを重ねて、前記天部側固定部と底部側固定部とを互いに固定されており、
    前記天部側側面のうち少なくとも1つの天部側側面とこれに隣接する天部側固定部との間の境界線(天部側境界線)の長さが、前記天部側側面に重ねられた底部側側面とこれに隣接する底部側固定部との間の境界線(底部側境界線)の長さより0.3〜6.0mm長いことを特徴とする包装容器。
  2. すべての側面とこれに隣接する天部側固定部との間の境界線(天部側境界線)の長さが、これらそれぞれの天部側側面に重ねられた底部側側面とこれに隣接する底部側固定部との間の境界線(底部側境界線)の長さより0.3〜6.0mm長いことを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. 天部側境界線の長さと底部側境界線との差が2.0〜4.0mmであることを特徴とする請求項1又は2に記載の包装容器。
  4. 天部側側面と天部側固定部との間の前記境界線に折り曲げ罫線が設けられておらず、一方、底部側側面と底部側固定部との間の前記境界線に折り曲げ罫線が設けられていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の包装容器。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の包装容器において、
    前記天面に開口部を有することを特徴とする包装容器。
  6. 請求項5に記載の包装容器において、
    前記開口部にスパウトが装着されていることを特徴とする包装容器。
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