JP7139685B2 - 包装容器 - Google Patents
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Description
これら天部側シートの外形と底部側シートの外形のうち、天部側シートが底部側シートより0.6mm以上大きく、
箱型の状態において、底部側シートの端縁が包装容器の外面に露出しないことを特徴とする包装容器である。
天部側シートの構造:
中央に多角形状の天面を有し、
この多角形状天面の各辺を一辺とする四角形状の天部側側面を、前記多角形状天面の辺の数と同じ数だけ有しており、
互いに隣接する各天部側側面の間に、この天部側側面同士を繋いでしかも閉塞する天部側つなぎ片を有しており、
これら天部側側面及び天部側つなぎ片の外側に、底部側シートと固定する天部側固定部を有しており、
隣接する前記四角形状の天部側側面を構成する辺同士が一致するように前記天部側つなぎ片を二つ折りできる天部側二つ折り用罫線が設けられている構造。
底部側シートの構造:
中央に多角形状の底面を有し、
この多角形状底面の各辺を一辺とする四角形状の底部側側面を、前記多角形状底面の辺の数と同じ数だけ有しており、
互いに隣接する各底部側側面の間に、この底部側側面同士を繋いでしかも閉塞する底部側つなぎ片を有しており、
これら底部側側面及び底部側つなぎ片の外側に、天部側シートと固定する底部側固定部を有しており、
隣接する前記四角形状の底部側側面を構成する辺同士が一致するように前記底部側つなぎ片を二つ折りできる底部側二つ折り用罫線が設けられている構造。
ている辺には、符号1A24bを付して示している。そして、この辺1A23bと辺1A24bとがなす角を二等分する天部側二つ折り用罫線1A33cが設けられている。すなわち、図において、辺1A23bと二つ折り用罫線1A33cとがなす角α1と、辺1A24bと天部側二つ折り用罫線1A33cとがなす角α2とは等しい。以上天部側つなぎ片1A33を例として天部側二つ折り用罫線1A33cについて説明したが、その他の天部側つなぎ片1A31~1A32,1A34にも同様に天部側二つ折り用罫線1A31c~1A32c,1A34cが設けられている。
B31~1B34とを併せた長方形の部分の外側に、天部側シート1Aと固定する底部側固定部1B40を有している。この例では、底部側固定部1B40は、全周にわたってヒートシール領域である。
が設けられており、天部側シート1Aの天部側固定部1A40の前記境界1Axには折り曲げ用罫線が設けられていないから、両固定部1A40,1B40がヒートシールされて形成された容器固定部140は、底部側シート1Bの方向に折り曲げられる。すなわち、底部側固定部1B40は前記境界1Bxに設けられた折り曲げ用罫線で底部側シート1Bの方向に折り曲げられ、天部側シート1Aの天部側固定部1A40は、その境界1Axで折り曲げられることなく、底部側シート1Bの底部側固定部1B40の外面側に重ねられる。そして、このため、底部側シート1Bの端縁1Byは天部側シート1Aの天部側固定部1A40に覆われて外面に露出することがない。仮に、天部側シート1Aと底部側シート1Bとの間に位置ずれがあった場合でも、そのずれが0.3mm以内であれば、底部側シート1Bの端縁1Byが、天部側シート1Aからはみだして露出することがないのである。
との両者を併せて、天部側シート1Aの全周囲を包囲するように構成されている。同様に底部側シート1Bの底部側固定部はこの折り曲げ用罫線1ABとヒートシール領域とで構成され、この折り曲げ用罫線1ABとヒートシール領域との両者を併せて、底部側シート1Bの全周囲を包囲するように構成されている。そして、この折り曲げ用罫線1ABで折り曲げることにより、天部側シート1Aと底部側シート1Bとを重ね合わせることができる。
図1及び図2に示すように、略長方形状の天部側シート1Aと底部側シート1Bとを使用した。なお、天部側シート1Aの横方向の長さ1LAは180.0mm、縦方向の長さ1HAは200.0mmである。また、底部側シート1Bの横方向の長さ1LBは179.4mm、縦方向の長さ1HBは199.4mmで、縦横いずれの方向でも、天部側シート1Aは底部側シート1Bよりも0.6mm長い。このため、両シート1A,1Bを位置ずれなく正確に重ね合わせた場合には、天部側シート1Aの端縁1Ayと底部側シート1Bの端縁1Byと距離は0.3mmとなる。
yが天部側シート1Aの端縁1Ayからはみ出して、外面に露出した包装容器1の数を数えたところ、これら10個の包装容器1のうち、2個の包装容器1において、底部側シート1Bの端縁1Byが天部側シート1Aの端縁1Ayからはみ出して、外面に露出していた。残る8個の包装容器1においては、端縁1Byが天部側シート1Aに覆われており、外面に露出していなかった。
底部側シート1Bの横方向の長さ1LBを178.0mm、縦方向の長さ1HBを198.0mmとした他は実施例1と同様に箱型の状態の包装容器1を製造し、底部側シート1Bの端縁1Byが天部側シート1Aの端縁1Ayからはみ出して、外面に露出した包装容器1の数を数えたところ、これら10個の包装容器1のすべて(10個)において、端縁1Byが天部側シート1Aに覆われており、外面に露出していなかった。なお、両シート1A,1Bを位置ずれなく正確に重ね合わせた場合には、天部側シート1Aの端縁1Ayと底部側シート1Bの端縁1Byと距離は0.5mmである。
底部側シート1Bの横方向の長さ1LBを174.0mm、縦方向の長さ1HBを194.0mmとした他は実施例1と同様に箱型の状態の包装容器1を製造し、底部側シート1Bの端縁1Byが天部側シート1Aの端縁1Ayからはみ出して、外面に露出した包装容器1の数を数えたところ、これら10個の包装容器1のすべて(10個)において、端縁1Byが天部側シート1Aに覆われており、外面に露出していなかった。なお、両シート1A,1Bを位置ずれなく正確に重ね合わせた場合には、天部側シート1Aの端縁1Ayと底部側シート1Bの端縁1Byと距離は3.0mmである。
底部側シート1Bの横方向の長さ1LBを180.0mm、縦方向の長さ1HBを200.0mmとした他は実施例1と同様に箱型の状態の包装容器1を製造し、底部側シート1Bの端縁1Byが天部側シート1Aの端縁1Ayからはみ出して、外面に露出した包装容器1の数を数えたところ、これら10個の包装容器1のすべて(10個)において、底部側シート1Bの端縁1Byが天部側シート1Aの端縁1Ayからはみ出して、外面に露出していた。なお、底部側シート1Bは天部側シート1Aと同形同大で、両シート1A,1Bを位置ずれなく正確に重ね合わせた場合には、天部側シート1Aの端縁1Ayと底部側シート1Bの端縁1Byと距離は0.0mmである。
1A:天部側シート
1A10:天面 1A11:開口部
1A21~1A24:天部側側面
1A31~1A34:天部側つなぎ片 1A33c:天部側二つ折り用罫線
1Ay:天部側シートの端縁
1LA:天部側シート1Aの横方向の長さ
1HA:天部側シート1Aの縦方向の長さ
1B:底部側シート
1B10:底面
1B21~1B24:底部側側面
1B31~1B34:底部側つなぎ片 1B33c:底部側二つ折り用罫線
1By:底部側シートの端縁
1LB:底部側シート1Aの横方向の長さ
1HB:底部側シート1Aの縦方向の長さ
2:包装容器
3:包装容器
Claims (3)
- 天部側シートと底部側シートとから成る2枚のシートを互いに重ね、その周縁で全周に渡って互いにヒートシールして成り、箱型の状態と平坦な状態との間で変形をさせることができる包装容器であって、
これら天部側シートの外形と底部側シートの外形のうち、天部側シートが底部側シートより0.6mm以上大きく、
箱型の状態において、底部側シートの端縁が包装容器の外面に露出しないことを特徴とする包装容器。 - 前記天部側シートと底部側シートとが、それぞれ、次の構造を有することを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
天部側シートの構造:
中央に多角形状の天面を有し、
この多角形状天面の各辺を一辺とする四角形状の天部側側面を、前記多角形状天面の辺の数と同じ数だけ有しており、
互いに隣接する各天部側側面の間に、この天部側側面同士を繋いでしかも閉塞する天部側つなぎ片を有しており、
これら天部側側面及び天部側つなぎ片の外側に、底部側シートと固定する天部側固定部を有しており、
隣接する前記四角形状の天部側側面を構成する辺同士が一致するように前記天部側つなぎ片を二つ折りできる天部側二つ折り用罫線が設けられている構造。
底部側シートの構造:
中央に多角形状の底面を有し、
この多角形状底面の各辺を一辺とする四角形状の底部側側面を、前記多角形状底面の辺の数と同じ数だけ有しており、
互いに隣接する各底部側側面の間に、この底部側側面同士を繋いでしかも閉塞する底部側つなぎ片を有しており、
これら底部側側面及び底部側つなぎ片の外側に、天部側シートと固定する底部側固定部を有しており、
隣接する前記四角形状の底部側側面を構成する辺同士が一致するように前記底部側つなぎ片を二つ折りできる底部側二つ折り用罫線が設けられている構造。 - 前記天面に開口部を有することを特徴とする請求項2に記載の包装容器。
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JP2008280047A (ja) | 2007-05-08 | 2008-11-20 | Suntory Ltd | 段ボールブランクシートおよびこれを用いた外装箱 |
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