JP2021055806A - 制振構造体、制振構造体の製造方法、ロボット、ロボットハンド - Google Patents

制振構造体、制振構造体の製造方法、ロボット、ロボットハンド Download PDF

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Abstract

【課題】ロボット等の分野では、軽量であるとともに制振特性に優れた構造部品、すなわち制振構造体が求められていた。【解決手段】立体格子構造を有する骨格部と、前記骨格部と連設した取り付け部と、前記骨格部の一部を囲むように前記骨格部と一体成形された壁と、前記壁に囲まれた領域に設けられた制振材と、を備えることを特徴とする制振構造体である。また、立体格子構造を有する骨格部と、前記骨格部と連設した取り付け部と、前記骨格部の一部を囲むように前記骨格部と連結した壁と、を三次元造形法により一体成形し、前記壁に囲まれた領域に液状の制振材を充填する、ことを特徴とする制振構造体の製造方法である。【選択図】図1

Description

本発明は、例えば産業用ロボットのアーム部分等の部品として用いられる制振構造体に関する。また、三次元造形法を用いた制振構造体の製造方法に関する。
近年、産業用ロボットをはじめとする多分野の装置において、装置の動作速度を向上させたり動作に要するエネルギーを節約するため、軽量かつ高剛性の構造部品が求められている。例えば、搬送や組み立てなどの作業を行う産業用ロボットのアームやハンドの構造部品を軽量化できれば、高速に動作させることが可能となり、作業に要するサイクルタイムを短縮することができるようになる。
一方、いわゆる3Dプリンタの開発が盛んに行われており、例えば、熱溶融積層造形法、光硬化性樹脂を用いた光造形法、粉末積層溶融法等のさまざまな方式が知られている。3Dプリンタを用いることにより、従来の加工技術では製造が困難であった形状の部品を製造できるようになる反面、3Dプリンタで製造した部品は内部強度が不足する場合があった。そこで、3Dプリンタで製造した造形物の内部強度を高めるようとする試みが行われている。
例えば、特許文献1には、補強材を充填するための補強穴を有するバルク構造体を積層造形法で製造し、補強穴に流動性物質を充填してから硬化させることにより、バルク構造体の内部強度を高める方法が記載されている。
特開2015−134411号公報
特許文献1に記載された方法は、3Dプリンタで製造した従来のバルク構造体よりも内部強度の高い造形物を製造できるとしても、産業用ロボット等の分野で求められる軽量化に直接寄与するものではなかった。また、産業用ロボット等の分野では、単に構造部品を軽量化するだけではなく、軽量化に伴う高速動作で生じがちな振動を抑制できることが求められる。
すなわち、産業用ロボット等の分野では、軽量であるとともに制振特性に優れた構造部品、すなわち制振構造体が求められていた。
本発明の第1の態様は、立体格子構造を有する骨格部と、前記骨格部と連設した取り付け部と、前記骨格部の一部を囲むように前記骨格部と一体成形された壁と、前記壁に囲まれた領域に設けられた制振材と、を備えることを特徴とする制振構造体である。
また、本発明の第2の態様は、立体格子構造を有する骨格部と、前記骨格部と連設した取り付け部と、前記骨格部と一体成形され、所定空間を囲んでいる壁と、前記壁に囲まれた空間に設けられた制振材と、を備えることを特徴とする制振構造体である。
また、本発明の第3の態様は、立体格子構造を有する骨格部と、前記骨格部と連設した取り付け部と、前記骨格部と緊結するように一体成形された管と、前記管の内部に設けられた制振材と、を備えることを特徴とする制振構造体である。
また、本発明の第4の態様は、内部空間が連通した複数の管の集合により構成された立体格子構造を有する骨格部と、前記骨格部と連設した取り付け部と、前記複数の管の内部に設けられた制振材と、を備えることを特徴とする制振構造体である。
また、本発明の第5の態様は、立体格子構造を有する骨格部と、前記骨格部と連設した取り付け部と、前記骨格部の一部を囲むように前記骨格部と連結した壁と、を三次元造形法により一体成形し、前記壁に囲まれた領域に液状の制振材を充填する、ことを特徴とする制振構造体の製造方法である。
また、本発明の第6の態様は、立体格子構造を有する骨格部と、前記骨格部と連設した取り付け部と、前記骨格部の一部と連設し、所定空間を囲んでいる壁と、を三次元造形法により一体成形し、前記壁に囲まれた領域に液状の制振材を充填する、ことを特徴とする制振構造体の製造方法である。
また、本発明の第7の態様は、立体格子構造を有する骨格部と、前記骨格部と連設した取り付け部と、前記骨格部と緊結した管と、を三次元造形法により一体成形し、前記管の内部に液状の制振材を充填する、ことを特徴とする制振構造体の製造方法である。
また、本発明の第8の態様は、内部空間が連通した複数の管の集合により構成された立体格子構造を有する骨格部と、前記骨格部と連設した取り付け部と、を三次元造形法により一体成形し、前記複数の管の内部に液状の制振材を充填する、ことを特徴とする制振構造体の製造方法である。
本発明は、軽量であるとともに制振特性に優れ、ロボット等の分野(特に産業用のロボット等)で好適に用いられ得る構造部品、すなわち制振構造体を提供することができる。
実施形態1に係る制振構造体としてのリンク部品1の斜視図。 (a)リンク部品1の正面図。(b)リンク部品1を図2(a)のB−B線に沿って切断した模式的な断面図。 リンク部品1を備えたロボット100の模式的な斜視図。 (a)ハンドの一部について、外装カバーを外した状態の斜視図。(b)指駆動機構FU1の一部を拡大した模式的な拡大図。 実施形態2に係るリンク部品10を切断した模式的な断面図である。 実施形態3に係る制振構造体としてのリンク部品11の斜視図。 (a)リンク部品11の平面図。(b)リンク部品11の正面図。 (a)リンク部品11の側面図。(b)リンク部品11を図8(a)のA−A線に沿って切断した模式的な断面図。 実施形態4に係る制振構造体としてのリンク部品21の斜視図。 (a)リンク部品21の平面図。(b)リンク部品21の側面図。 (a)リンク部品21の正面図。(b)リンク部品21を図11(a)のG−G線に沿って切断した模式的な断面図。 (a)リンク部品21を図11(a)のH−H線に沿って切断した模式的な断面形状を示す斜視図。(b)図12(a)に示す部分28の拡大図。 (a)リンク部品21を図11(a)のH−H線に沿って切断した模式的な断面形状を示す平面図。(b)リンク部品21を図11(a)のH−H線に沿って切断した模式的な断面形状を示す側面図。
図面を参照して、本発明の実施形態である制振構造体、および制振構造体の製造方法について説明する。尚、以下の実施形態及び実施例の説明において参照する図面では、特に但し書きがない限り、同一の参照番号を付して示す部材は、同一の機能を有するものとする。
[実施形態1]
図1は、実施形態1に係る制振構造体としてのリンク部品1の斜視図である。図2(a)はリンク部品1の正面図、図2(b)はリンク部品1を図2(a)のB−B線に沿って切断した模式的な断面図である。
リンク部品1は、例えばロボットのハンドやアームの構成部品として用いられる。図3は、制振構造体としてのリンク部品1を備えたロボット100の模式的な斜視図である。ロボット100は、基台101に支持されたアーム部と、アーム部の先端に取付けられたハンド106を備えている。アーム部は、回動可能な関節部であるJ1、J2、J3、J4、J5と、各関節部の間を接続するリンク部である102、103、104、105を備えている。ハンド106は、開閉動作可能な3本の指107を備える。ロボット100は、例えば部品台Aの上に載置されたワークWを3本の指107で把持し、作業台Bの上に搬送する作業を行う。
尚、実施形態1に係る制振構造体を構成部品として使用可能なロボットは、図3の例に限られるわけではない。例えば、関節部の数や、各関節部の回動軸の方向、あるいはハンド106が備える指107の数、等が異なる構成のロボットであってもよい。また、ワークの搬送を行う産業用ロボットに限らず、組み立て、加工、検査をはじめとする種々の作業を実施するロボットの構成部品として、実施形態1に係る制振構造体を用いることができる。
実施形態1に係るリンク部品は、例えばロボット100のアーム部を構成するリンク部102、103、104、105や、ハンド106の指駆動機構に好適に用いることができる。図4(a)は、図3において点線108で囲んで示した部分、すなわちハンド106の一部について、外装カバーを外した状態で示した斜視図である。ただし、図3とは上下を逆に図示している。3本の指107を備えたハンド106は、各指を独立して開閉させるための指駆動機構FU1、FU2、FU3を備えている。図4(b)は、図4(a)において円109で囲んで示した部分、すなわち指駆動機構FU1の一部を拡大した模式的な拡大図である。指駆動機構FU1には、本実施形態のリンク部品1が組み込まれており、リンク部品1の穴2は回動軸110と係合し、回動軸110を回動可能に支持している。尚、後述するように、リンク部品1は立体格子構造の骨格部を有するが、図4(b)では図示の便宜のため、立体格子構造の骨格部は省略して模式的に示している。
図1、図2(a)〜図2(b)に戻り、リンク部品1は、全体としてH字形をなす立体格子構造の骨格部4を有し、リンク部品1を装置に取り付けるための取り付け部としての回動軸支持部が4個、立体格子構造の骨格部4と連設して一体化されている。取り付け部としての回動軸支持部には、上述のように回動軸110と係合する穴2が設けられている。尚、ロボット等の装置に取付け可能にするためにリンク部品に設けられる取り付け部は、回動軸を回動可能に支持する穴に限られるわけではなく、立体格子構造の骨格部と一体化したものであれば他の係合方法に係る取り付け部であってもよい。
そして、リンク部品1は、立体格子構造の骨格部4の一部領域を包み込むように設けられた包囲壁3を2つ備えている。
立体格子構造の骨格部4、穴2が設けられた4つの回動軸支持部、および2つの包囲壁3は、粉末積層溶融法により、互いに連結した一体の三次元造形物として作成する。(熱溶融積層造形法等の他の三次元造形法により作成してもよい)。
リンク部品1において、包囲壁3に囲まれた2つの領域には、立体格子構造の格子の隙間を埋めるように制振材5が配置されている。制振材は、所望の制振性を有する材料を使用できるが、常温下では固体状態を示すが加熱することで液体状態を示すものや、常温下で液体状態を示すが一旦加熱することで固体化するものが好ましい。例えば各種熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、ゴム、エラストマー、アスファルトなどを制振材として使用することができる。
各々の包囲壁3には、制振材を注入するための注入口6が設けられている。制振材の注入は、例えば射出成形の要領で、注入口6に注入用のノズルを当接させ、注入圧力をかけながら液状の制振材を包囲壁3で囲まれた領域に充填し、その後に冷却あるいは加熱して固化する方法が用いられる。また、場合によっては、予め立体格子構造の骨格部4と包囲壁3を昇温しておき、注入口6から充填を行い、その後全体を冷却して制振材を固化させても良い。また、注入口とは別に、空気を逃がすための空気口を包囲壁3に設けておくことも可能である。また、上記空気口を真空ポンプなどに接続して包囲壁3で囲まれた領域を減圧状態にしておいて注入口6から液状の制振材注入することも可能である。注入終了後は、注入口6の封止を行う。例えば、予め注入口にネジ溝を切っておき、スクリュープラグ等を挿入する方法や、別部材の圧入、溶接等により封止することができる。
具体例として、アルミ合金であるAlSi12の粉末を原料に用い、粉末層の形成とレーザ加熱を繰り返し行う粉末積層溶融法により、立体格子構造の骨格部4、穴2が設けられた4つの回動軸支持部、および2つの包囲壁3を一体に造形する。H字形のリンク部品1の外形は、例えば、X方向の長さLX=200mm、Y方向の長さLY=30mm、Z方向の長さLZ=30mmとする。立体格子構造の各枝は、直径6mmの円柱(中実)とし、包囲壁の厚みは3mmとする。そして、包囲壁で囲まれた空間には、制振材であるABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)樹脂を充填する。こうして製造したリンク部品1は、重量が1480gで軽量であり、かつ対数減衰率が0.56で制振性に優れていた。尚、対数減衰率とは振動の減衰を表す係数であり、隣り合う振幅の比の自然対数である。対数減衰率の値が大きいほど、制振性に優れると言える。
これに対して、外形が同一(LX=200mm、LY=30mm、LZ=30mm)であるが、アルミ合金のa7075を切削加工して作成したリンク部品は、重量が2500gで、対数減衰率が0.20であった。
以上のように、本実施形態のリンク部品1は、骨格部を立体格子構造で構成し、その一部領域を囲むように包囲壁を設け、包囲壁の内部領域に制振材が充填されている。骨格部を立体格子構造で構成することにより、バルク部材で形成する場合に比べて軽量化が可能であり、かつリンク部品1に所定の強度を持たせることができる。しかも、立体格子構造の少なくとも一部領域を包囲壁3で囲み、その内部に制振材が充填されているため、本実施形態のリンク部品1は、軽量なだけでなく制振性にも優れている。
このため、本実施形態のリンク部品は、ロボットの指駆動機構、アームのリンク部分、をはじめとする種々の部品として用いることが出来る。
尚、立体格子構造は、図示の形状に限られるわけではなく、柱や梁、筋交い形状を組み合わせた他の格子形状や、ハニカム形状等であってもよい。また、骨格部、取り付け部、包囲壁を一体成形するのに使用する材料は、必要な仕様を満たせる材料であればよく、金属、樹脂のいずれも用いることができる。特に軽量で加工性が良好な材料として、アルミニウム合金などの軽量金属が好ましい。
[実施形態2]
実施形態2に係るリンク部品について説明する。本実施形態のリンク部品10の外観は、リンク部品1と概ね共通しており、図1、図2(a)に示したように、全体としてH字形をなす立体格子構造の骨格部4を有する。リンク部品10を装置に取り付けるための取り付け部として穴2が設けられた回動軸支持部が4個、立体格子構造の骨格部4と連設して一体化されている。本実施形態のリンク部品10も、実施形態1のリンク部品1と同様に、例えばロボットのハンド(ロボットハンド)やアームの構成部品として用いられる。リンク部品10とリンク部品1の共通する事項については、説明を省略する。
実施形態1のリンク部品1は、立体格子構造の一部領域を包み込むように設けられた包囲壁3を2つ備えていたが、本実施形態のリンク部品10が有する包囲壁3の内部には立体格子構造が設けられていない。本実施形態のリンク部品10においては、包囲壁3は制振材を充填するための容器として機能するだけではなく、立体格子構造の骨格部4と連結した構造体として骨格部の一部を構成している。そして、包囲壁3の内部(所定空間)には制振材5が充填されている。
図5は、リンク部品10を図2(a)のB−B線と同じ線に沿って切断した模式的な断面図である。図示のように、包囲壁3で囲まれた領域の内部には制振材5が充填されているが、リンク部品1とは異なり立体格子構造が設けられていない。骨格部の一部として十分な強度を保持させるために、本実施形態の包囲壁3は、実施形態1の包囲壁よりも機械的強度を大きく設定するのがよい。制振材を注入する時の圧力や外力により包囲壁を含む骨格部が変形したり破損するのを抑制するため、場合によっては、包囲壁3で囲まれた領域の内部に補強材を設置してもよい。補強材は、例えば、柱や梁、筋交い、隔壁等を設けることができるが、制振材を注入する際に流動が阻害されて充填に支障が生じないように配置する。
本実施形態のリンク部品10を製造するには、粉末積層溶融法により、立体格子構造の骨格部4、穴2が設けられた4つの回動軸支持部、および2つの包囲壁3が連結した一体の三次元造形物を作成する。(熱溶融積層造形法等の他の三次元造形法により作成してもよい)。その後、実施形態1と同様の方法で制振材5を注入口6から三次元造形物に充填して固化させる。
具体例として、アルミ合金であるAlSi12の粉末を原料に用い、粉末層の形成とレーザ加熱を繰り返し行う粉末積層溶融法により、立体格子構造の骨格部4、穴2が設けられた4つの回動軸支持部、および2つの包囲壁3を一体に造形する。H字形のリンク部品1の外形は、例えば、X方向の長さLX=200mm、Y方向の長さLY=30mm、Z方向の長さLZ=30mmとする。立体格子構造の各枝は、直径6mmの円柱(中実)とし、包囲壁の厚みは4.5mmとする。そして、包囲壁で囲まれた空間には、制振材であるABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)樹脂を充填する。こうして製造したリンク部品10は、重量が1500gで軽量であり、かつ対数減衰率が0.56で制振性に優れていた。尚、対数減衰率とは振動の減衰を表す係数であり、隣り合う振幅の比の自然対数である。対数減衰率の値が大きいほど、制振性に優れると言える。
これに対して、外形が同一(LX=200mm、LY=30mm、LZ=30mm)であるが、アルミ合金のa7075を切削加工して作成したリンク部品は、重量が2500gで、対数減衰率が0.20であった。
以上のように、本実施形態のリンク部品10は、立体格子構造とそれと連結して一体化した包囲壁3により骨格部を構成し、包囲壁の内部領域に制振材が充填されている。骨格部を立体格子構造と包囲壁で構成することにより、バルク部材で形成する場合に比べて軽量化が可能であり、かつリンク部品10に所定の強度を持たせることができる。しかも、立体格子構造と連結した包囲壁3の内部に制振材5が充填されているため、本実施形態のリンク部品10は、軽量なだけでなく制振性にも優れている。
このため、本実施形態のリンク部品は、ロボットの指駆動機構、アームのリンク部分、をはじめとする種々の部品として用いることが出来る。
尚、立体格子構造は、図示の形状に限られるわけではなく、柱や梁、筋交い形状を組み合わせた他の格子形状や、ハニカム形状等であってもよい。また、立体格子構造の材料は、必要な仕様を満たせる物であればよく、金属、樹脂のいずれであっても用いることができる。特に軽量で加工性が良好な材料として、アルミニウム合金などの軽量金属の使用が好ましい。
[実施形態3]
実施形態3に係るリンク部品11について説明する。本実施形態のリンク部品11も、実施形態1のリンク部品1、実施形態2のリンク部品10と同様に、例えばロボットのハンドやアームの構成部品をはじめとして多分野で用いられ得る。
図6は、実施形態3に係る制振構造体としてのリンク部品11の斜視図である。図7(a)はリンク部品11の平面図、図7(b)は正面図、図8(a)は側面図である。図8(b)は、リンク部品11を図8(a)のA−A線に沿って切断した模式的な断面図である。
本実施形態のリンク部品11も、立体格子構造の骨格部4を備えており、リンク部品11を装置に取り付けるための取り付け部として穴2が設けられた回動軸支持部が4個、立体格子構造の骨格部4と連設して一体化されている。
本実施形態の特徴は、全体としてH字型の骨格部を構成する立体格子構造の格子に緊結するように設けられた4本の管を備え、各管の内部には制振材5が充填されている点である。リンク部品11の上面側には、図8(b)に示すように、端部16Aと端部16Cを両端とする管13Aと、端部16Bと端部16Dを両端とする管13Bが、立体格子構造の格子に緊結するように設けられている。また、リンク部品11の下面側には、端部16Eと端部16Gを両端とする管と、端部16Fと端部16Hを両端とする管が、立体格子構造の格子に緊結するように設けられている。制振材5が充填された4本の管は、立体格子構造により構成されるH字型の骨格部と一体化して、振動を吸収する。
本実施形態のリンク部品11を製造するには、粉末積層溶融法により、立体格子構造の骨格部4、穴2が設けられた4つの回動軸支持部、および4本の管が連結した一体の三次元造形物を作成する。(熱溶融積層造形法等の他の三次元造形法により作成してもよい)。その後、実施形態1と同様の方法で制振材5を三次元造形物の4本の管に充填して固化させる。尚、本実施形態の場合、管の一端を注入口、他端を空気抜き(あるいは吸引口)とすることにより、高粘度の制振材でも比較的容易に充填することができる。
具体例として、アルミ合金であるAlSi12の粉末を原料に用い、粉末層の形成とレーザ加熱を繰り返し行う粉末積層溶融法により、立体格子構造の骨格部4、穴2が設けられた4つの回動軸支持部、および4本の管を一体に造形する。H字形のリンク部品1の外形は、例えば、X方向の長さLX=200mm、Y方向の長さLY=30mm、Z方向の長さLZ=30mmとする。立体格子構造の各枝は、直径6mmの円柱(中実)とし、菅の外径は8mm、厚みは1.5mmとする。そして、4本の管の内部には、制振材であるABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)樹脂を充填する。こうして製造したリンク部品11は、重量が912gで軽量であり、かつ対数減衰率が0.48で制振性に優れていた。尚、対数減衰率とは振動の減衰を表す係数であり、隣り合う振幅の比の自然対数である。対数減衰率の値が大きいほど、制振性に優れると言える。
これに対して、外形が同一(LX=200mm、LY=30mm、LZ=30mm)であるが、アルミ合金のa7075を切削加工して作成したリンク部品は、重量が2500gで、対数減衰率が0.20であった。
以上のように、本実施形態のリンク部品11は、骨格部を立体格子構造で構成し、その格子に緊結するように設けられた管を備え、管内に制振材が充填されている。骨格部を立体格子構造で構成することにより、バルク部材で形成する場合に比べて軽量化が可能であり、かつリンク部品11に所定の強度を持たせることができる。しかも、立体格子構造に緊結するように管を設けて、その内部に制振材が充填されているため、本実施形態のリンク部品11は、軽量なだけでなく制振性にも優れている。
このため、本実施形態のリンク部品は、ロボットの指駆動機構、アームのリンク部分、をはじめとする種々の部品として用いることが出来る。
尚、立体格子構造は、図示の形状に限られるわけではなく、柱や梁、筋交い形状を組み合わせた他の格子形状や、ハニカム形状等であってもよい。また、立体格子構造の材料は、必要な仕様を満たせる物であればよく、金属、樹脂のいずれであっても用いることができる。特に軽量で加工性が良好な材料として、アルミニウム合金などの軽量金属の使用が好ましい。
[実施形態4]
実施形態4に係るリンク部品21について説明する。本実施形態のリンク部品21も、他の実施形態のリンク部品と同様に、例えばロボットのハンドやアームの構成部品として用いられる。
図9は、実施形態4に係る制振構造体としてのリンク部品21の斜視図である。図10(a)はリンク部品21の平面図、図10(b)は側面図、図11(a)は正面図である。図11(b)はリンク部品21を図11(a)のG−G線に沿って切断した模式的な断面図、図12(a)は、リンク部品21を図11(a)のH−H線に沿って切断した模式的な断面形状を示す斜視図である。また、図12(b)は、図12(a)に示す部分28の拡大図である。また、図13(a)はリンク部品21を図11(a)のH−H線に沿って切断した断面形状を示す模式的な平面図、図13(b)は、リンク部品21を図11(a)のH−H線に沿って切断した断面形状を示す模式的な側面図である。
本実施形態のリンク部品21も、立体格子構造の骨格部4を備えており、リンク部品21を装置に取り付けるための取り付け部として穴2が設けられた回動軸支持部が4個、立体格子構造の骨格部4と連設して一体化されている。
本実施形態の特徴は、全体としてH字型の骨格部を構成する立体格子構造を備えるが、その立体格子構造の少なくとも一部は内部空間が連通した複数の管の集合により構成され、管内に制振材5が充填されている点である。図示した例においては、立体格子構造より成るH字型の骨格部全体は、内部空間が連結した管の集合により構成されている。
H字型の骨格部の角部には、立体格子構造を構成する管に制振材を充填する際に、注入口あるいは空気抜き口として用いる8つの開口26A〜26Hが設けられている。(尚、図示の便宜上、26Hは不図示である)。
本実施形態のリンク部品21を製造するには、粉末積層溶融法により、連結された管の集合により構成される立体格子構造の骨格部4、穴2が設けられた4つの回動軸支持部が一体化された三次元造形物を作成する。(熱溶融積層造形法等の他の三次元造形法により作成してもよい)。その後、実施形態1で説明したのと同様の方法で制振材5を管内に充填する。尚、本実施形態の場合、開口26A〜26Hを適宜に注入口、あるいは空気抜き(あるいは吸引口)とすることにより、高粘度の制振材でも比較的容易に充填することができる。このため、各部分断面図に示したように、立体格子構造を構成する各管の内部には、制振材5が充填されている。
具体例として、アルミ合金であるAlSi12の粉末を原料に用い、粉末層の形成とレーザ加熱を繰り返し行う粉末積層溶融法により、内部空間が連通した複数の管の集合である立体格子構造、穴2が設けられた4つの回動軸支持部を一体に造形する。H字形のリンク部品1の外形は、例えば、X方向の長さLX=200mm、Y方向の長さLY=30mm、Z方向の長さLZ=30mmとする。立体格子構造の各枝は、外径6mm、内径4.2mmの円管とする。そして、立体格子構造を構成する管の内部には、制振材であるABS(アクリロニトリル−ブタジエン−スチレン共重合体)樹脂を充填する。こうして製造したリンク部品21は、重量が520gで軽量であり、かつ対数減衰率が0.54で制振性に優れていた。尚、対数減衰率とは振動の減衰を表す係数であり、隣り合う振幅の比の自然対数である。対数減衰率の値が大きいほど、制振性に優れると言える。
これに対して、外形が同一(LX=200mm、LY=30mm、LZ=30mm)であるが、アルミ合金のa7075を切削加工して作成したリンク部品は、重量が2500gで、対数減衰率が0.20であった。
本実施形態のリンク部品21は、連結された管の集合により立体格子構造を有する骨格部を構成し、管内に制振材が充填されている。骨格部を立体格子構造で構成することにより、バルク部材で形成する場合に比べて軽量化が可能であり、かつリンク部品21に所定の強度を持たせることができる。しかも、立体格子構造全体の管内に制振材が充填されているため、本実施形態のリンク部品21は、軽量なだけでなく制振性も極めて優れている。
このため、本実施形態のリンク部品は、ロボットの指駆動機構、アームのリンク部分、をはじめとする種々の部品として用いることが出来る。
尚、立体格子構造は、図示の形状に限られるわけではなく、柱や梁、筋交い形状を組み合わせた他の格子形状や、ハニカム形状等であってもよい。また、立体格子構造の材料は、必要な仕様を満たせる物であればよく、金属、樹脂のいずれであっても用いることができる。特に軽量で加工性が良好な材料として、アルミニウム合金などの軽量金属の使用が好ましい。
[他の実施形態]
本発明は、以上説明した実施形態や実施例に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で多くの変形が可能である。例えば、立体格子構造や制振材の形状、材料は、当該部品に要求される機械的強度、軽量性、制振性に応じて、適宜変更することが可能である。
1・・・リンク部品/2・・・穴/3・・・包囲壁/4・・・立体格子構造の骨格部/5・・・制振材/6・・・注入口/10、11、21・・・リンク部品/13A、13B・・・管/26A〜26H・・・開口/100・・・ロボット/102〜105・・・リンク部

Claims (11)

  1. 立体格子構造を有する骨格部と、
    前記骨格部と連設した取り付け部と、
    前記骨格部の一部を囲むように前記骨格部と一体成形された壁と、
    前記壁に囲まれた領域に設けられた制振材と、
    を備えることを特徴とする制振構造体。
  2. 立体格子構造を有する骨格部と、
    前記骨格部と連設した取り付け部と、
    前記骨格部と一体成形され、所定空間を囲んでいる壁と、
    前記壁に囲まれた空間に設けられた制振材と、
    を備えることを特徴とする制振構造体。
  3. 立体格子構造を有する骨格部と、
    前記骨格部と連設した取り付け部と、
    前記骨格部と緊結するように一体成形された管と、
    前記管の内部に設けられた制振材と、
    を備えることを特徴とする制振構造体。
  4. 内部空間が連通した複数の管の集合により構成された立体格子構造を有する骨格部と、
    前記骨格部と連設した取り付け部と、
    前記複数の管の内部に設けられた制振材と、
    を備えることを特徴とする制振構造体。
  5. 前記制振構造体は、リンク部品である、
    ことを特徴とする請求項1ないし4の中のいずれか1項に記載の制振構造体。
  6. 立体格子構造を有する骨格部と、
    前記骨格部と連設した取り付け部と、
    前記骨格部の一部を囲むように前記骨格部と連結した壁と、を三次元造形法により一体成形し、
    前記壁に囲まれた領域に液状の制振材を充填する、
    ことを特徴とする制振構造体の製造方法。
  7. 立体格子構造を有する骨格部と、
    前記骨格部と連設した取り付け部と、
    前記骨格部の一部と連設し、所定空間を囲んでいる壁と、を三次元造形法により一体成形し、
    前記壁に囲まれた領域に液状の制振材を充填する、
    ことを特徴とする制振構造体の製造方法。
  8. 立体格子構造を有する骨格部と、
    前記骨格部と連設した取り付け部と、
    前記骨格部と緊結した管と、を三次元造形法により一体成形し、
    前記管の内部に液状の制振材を充填する、
    ことを特徴とする制振構造体の製造方法。
  9. 内部空間が連通した複数の管の集合により構成された立体格子構造を有する骨格部と、
    前記骨格部と連設した取り付け部と、を三次元造形法により一体成形し、
    前記複数の管の内部に液状の制振材を充填する、
    ことを特徴とする制振構造体の製造方法。
  10. 請求項1ないし4の中のいずれか1項に記載の制振構造体がリンク部品として取り付けられていることを特徴とするロボット。
  11. 請求項1ないし4の中のいずれか1項に記載の制振構造体がリンク部品として取り付けられていることを特徴とするロボットハンド。
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