JP2021055645A - 圧縮機およびこれを用いた機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】摩擦損失が少なく、シール性を備えた圧縮機およびこれを用いた機器を提供する。【解決手段】本発明の圧縮機50は、ピストン4と、ピストン4に移動力を付与する駆動部30と、駆動部30とピストン4とを連結するコネクティングロッド2と、コネクティングロッド2とピストン4とを接続するピストンピン9と、ピストン4が内周面1nを往復して摺動するシリンダ1とを備え、ピストン4には、ピストンピン4が挿入されるピストンピン穴4aを有し、ピストン外周面4gには、環状の溝である第一円環溝4bを有し、第一円環溝4bとピストンピン穴4aの中心との間に、環状の溝である第二円環溝4cを有し、第二円環溝4cの幅b2は第一円環溝4cの幅b1よりも広く、第二円環溝4cは、ピストン4が下死点位置に位置する際に、シリンダ1の外空間Sと連通している。【選択図】図1

Description

本発明は、圧縮機およびこれを用いた機器に関する。
従来、密閉型圧縮機の公知発明としては、下記の特許文献1、2がある。
特許文献1は、ピストン外周にシリンダと摺動しない非摺動部(270)および中抜き部(290)を全周に形成した密閉型圧縮機を開示している。
特許文献2は、ピストン外周に底部がラウンドした略V字状の断面形状をなす環状溝(121)を形成した密閉型圧縮機を開示している。
特開2009−215894号公報(図4、段落0054等) 特開2006−283771号公報(図1、図3等)
特許文献1によれば、ピストン(130)は下死点時においても、シリンダ(121)との摺動長は変化せず、冷媒漏れを抑えるシール長さを確保できる構造となっている。また、中抜き部(290)へはシリンダ(121)室内から供給された潤滑油によって安定した油膜を形成することで、冷媒の漏れを防止できるというメリットがある。しかしながら、ピストン(130)とシリンダ(121)との摺動面の摩擦損失と、冷媒漏れを抑えるシール性とのトレードオフ関係については考慮されていない。つまり、摩擦損失を低減するためには、ピストン(130)とシリンダ(121)との距離が大きい方がよい。一方、シール性を向上するためには、ピストン(130)とシリンダ(121)との距離が小さい方がよい
そのため、シール性を向上させるためには、中抜き部(290)の深さは浅くするのが良いが、摩擦損失を低減するためには、中抜き部(290)の深さを深くした方が良い関係がある。しかしながら、特許文献1ではシール性向上に着目し、中抜き部(290)深さを0.05mm以下に規定する旨の記載がある。また、ピストン(130)外周への潤滑油の供給を、シリンダ(121)室内側からのみを想定しているため、潤滑油供給量が少ない低速運転時においては、ピストン(130)外周の潤滑性、シール性が悪化する虞がある。
すなわち、特許文献1では、中抜き部(290)においてシール性の向上と摩擦損失の低下という相反する2つの課題があるという着眼がなされていない。そのため、シール性が向上すると摩擦損失が増加し、摩擦損失が低下するとシール性が低下する。
特許文献2によれば、クランクシャフト(108)上端から飛散した潤滑油は、ピストン(119)上面にふりかかり、毛細管現象によって環状溝(121)を満たす。すると、ピストン(119)とシリンダ(116)の隙間から漏れる冷媒流れは、V字状の環状溝(121)内において膨張と収縮を経ることで減圧し、ラビリンスシールの効果により、冷媒漏れ量を低減することができる。しかしながら、ピストン(119)外周面の摩擦損失については考慮されておらず、ピストン(119)がピストンピン軸を中心に、シリンダ(116)とのクリアランス内を揺動運動することで発生する摩擦増大、信頼性低下についても考慮されていない。
本発明は上記実状に鑑み創案されたものであり、摩擦損失が少なく、シール性を備えた圧縮機およびこれを用いた機器の提供を目的とする。
前記課題を解決するため、本発明の圧縮機は、ピストンと、前記ピストンに移動力を付与する駆動部と、前記駆動部と前記ピストンとを連結するコネクティングロッドと、前記コネクティングロッドと前記ピストンとを接続するピストンピンと、前記ピストンが内周を往復して摺動するシリンダとを備え、前記ピストンには、前記ピストンピンが挿入されるピストンピン穴を有し、前記ピストン外周面には、環状の溝である第一円環溝を有し、前記第一円環溝と前記ピストンピン穴の中心との間に、環状の溝である第二円環溝を有し、前記第二円環溝の幅は前記第一円環溝の幅よりも広く、前記第二円環溝は、前記ピストンが下死点位置に位置する際に、前記シリンダの外空間と連通している。
本発明によれば、摩擦損失が少なく、シール性を備えた圧縮機およびこれを用いた機器を提供することができる。
実施形態1の圧縮機の縦断面図。 実施形態1のピストンの斜視図。 ピストンの下死点位置におけるピストンおよびコネクティングロッド、シリンダを側方から見た縦断面拡大略図。 ピストンの下死点位置におけるピストンとシリンダを上方から見た図。 ピストンとシリンダの隙間部の拡大概略図の図4のI−I断面図。 実施形態1の下死点時におけるシリンダ、ピストンの横断面図。 ピストンが下死点位置の時におけるピストン、シリンダ、コネクティングロッドの縦断面の概略図。 比較例1、2と実施形態1との摩擦損失の計算結果を示す図。 実施形態2のピストン4の斜視図。
以下、本発明の実施形態について添付の図面を参照しつつ説明する。同様の構成要素には同様の符号を付し、同様の説明は繰り返さない。
本発明の各種の構成要素は必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、一の構成要素が複数の部材から成ること、複数の構成要素が一の部材から成ること、或る構成要素が別の構成要素の一部であること、或る構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複すること、などを許容する。
<<実施形態1>>
図1は、本発明に係る実施形態1の圧縮機50を側方から見た縦断面図である。
図2は、実施形態1の圧縮機50を構成するピストン4の斜視図である。
実施形態1の圧縮機50は、駆動源の電動要素30と、冷媒圧縮機能をもつ圧縮要素20とが密閉容器3内に収納されて構成されている。圧縮要素20は電動要素30の上方に位置している。
電動要素30は、ステータ5およびロータ6を有する。
圧縮要素20は、シリンダ1、ピストン4、コネクティングロッド2、およびクランクシャフト7を有する。シリンダ1の内部に入った冷媒がピストン4の往復動によって圧縮される構成である。
密閉容器3の内下方にある底部には、潤滑油35が貯留されている。潤滑油35は、シリンダ1と、シリンダ1の内部を移動するピストン4との間に供給され、ピストン4の摺動を潤滑する。
クランクシャフト7は、鉛直方向(図1の上下方向)に延びる略円筒形状を有している。クランクシャフト7の周囲には、らせん状の油案内溝7mが形成されている。
クランクシャフト7の下部にはロータ6が設けられている。
クランクシャフト7は、中空円筒状のラジアル軸受部1aを上下方向(図1の上下方向)に貫通し、回転自由に設置されている。クランクシャフト7が回転することで、密閉容器3の潤滑油35がらせん状の油案内溝7mに案内されて上方に移動される。
クランクシャフト7の上端には、クランクシャフト7の回転軸から偏心した位置に、クランクピン7aが固定されている。
クランクピン7aには、一端が接続されたコネクティングロッド2が設けられている。コネクティングロッド2の他端は、ピストン4と接続されている。
本構成により、クランクシャフト7に偏心したクランクピン7aが、クランクシャフト7の回転により偏心回転運動することで、クランクピン7aに接続されたコネクティングロッド2が水平方向に往復動する(図1の矢印α11)。
コネクティングロッド2の水平方向の往復動により、コネクティングロッド2の他端に接続されたピストン4が往復動する(図1の矢印α12)。
駆動源の電動要素30であるロータ6がステータ5の磁界によって回転すると、クランクシャフト7が回転し、クランクピン7aが偏心回転する。
上述の構造により、鉛直方向に延びるクランクシャフト7の回転に伴って、ピストン4はシリンダ1内を水平方向(図1の左右方向)に往復運動することとなる。
<ピストン4とシリンダ1>
図3は、ピストン4の下死点位置におけるピストン4およびコネクティングロッド2、シリンダ1を側方から見た縦断面拡大略図である。図4は、ピストン4の下死点位置におけるピストン4とシリンダ1を上方から見た図である。
図3、図4に示すように、シリンダ1の下死点側の上端部には、ピストン4と非接触(非摺動)となる切欠きの上側凹部8aが形成されている。
上側凹部8aはシリンダ1の上壁を上下方向に貫通する切欠き形状を有している。そのため、圧縮機50の組立において、ピストン4にピストンピン9とコネクティングロッド2を組付ける際に、ピストンピン9を上側凹部8aの切欠き部分を通すことができ、組立性が良い。
図4、図1に示すように、ピストン4には、ピストンピン9が挿入されるピストンピン穴4aが形成されている。図2に示すピストン4の外周面4gには、ピストン4がシリンダ1内を往復運動するときに摺動する先端側のトップ側ランド部4eと、中央側のスカート側ランド部4fが形成されている。ここでトップ側とは、ピストン4をシリンダ1内に設置した際に、上死点側(図2の左側)の方向を意味し、スカート側とは、下死点側(図2の右側)の方向を意味する。なお、ピストン4の上死点とは、シリンダ1の内部でのピストン4の往復動の範囲において、ピストン4がシリンダ1の内部に最も入った状態をいう。ピストン4の下死点とは、シリンダ1の内部でのピストン4の往復動の範囲において、ピストン4がシリンダ1から最も外に出た状態をいう。
ピストン4の先端側(図2の左側)のトップ側ランド部4eとスカート側ランド部4fとは、第二円環溝4cによって分断されている。第二円環溝4cは、円環状の溝形状を有している。
図2に示すように、ピストンピン穴4aの中心軸とスカート側ランド部4fは交差する位置関係になっている。
トップ側ランド部4eには、第一円環溝4bが形成されている。第一円環溝4bは、円環の溝形状を有している。
実施形態1では、第一円環溝4bはトップ側ランド部4eに1本形成されているが、複数本形成しても良い。
第二円環溝4cの溝幅b2は、第一円環溝4bの溝幅b1よりも広くなるよう形成している。ピストン4のスカート側ランド部4fよりもさらにスカート側には、スカート側ランド部4fよりも外径が小さなピストンスカート部4dを有している。
図3、図4に示すピストン4が下死点に位置する時は、第一円環溝4bおよび第二円環溝4cは上側凹部8aを通じて、シリンダ1の外空間Sと連通する位置関係となっている。また、スカート側ランド部4fは下死点時においても、一部がシリンダ1内周面1nと接触する寸法関係(図4参照)となっている。
<ピストン4への潤滑油35の供給>
次に、図3、図4を用いてピストン4への潤滑油35の供給について説明する。
図1に示すように、クランクシャフト7の下端部は、潤滑油35に浸漬している。クランクシャフト7は、回転することで、潤滑油35を上方へ汲み上げる仕組みを有している。具体的には、潤滑油35は、クランクシャフト7内に設けられた円筒空洞(図示せず)や、クランクシャフト7外周に設けられたらせん状の油案内溝7m内を、クランクシャフト7の回転によって発生する遠心力や、潤滑油35に働く粘性せん断力によって、上方に搬送される。上方に汲み上げられた潤滑油35は、クランクピン7a周辺に到達すると、クランクピン7aに設けられた開口端や側面穴(図示せず)から遠心力によって、飛散油35a(図3参照)として密閉容器3内に散布される。
図3に示すように、飛散油35aの一部は、シリンダ1の天面部や、切欠きの上側凹部8aを通って、ピストン4上に降り注ぐ。
シリンダ1の天面には傾斜部1bが設けられており、上側凹部8aに続いている。そのため、シリンダ1の天面に降り注いだ潤滑油35は、傾斜部1bを伝って上側凹部8aに集まり、最終的には上側凹部8aからピストン4上に滴下する(図3の矢印α13、α14)。
この際、ピストン4の外周に設けられた第一円環溝4bおよび第二円環溝4cは、ピストン4の下死点時に上側凹部8aを通じてシリンダ1の外部空間Sと連通する位置関係になっている。
そのため、飛散油35aや上側凹部8aを通って滴下する潤滑油35(図の矢印α13、α14)がピストン4の第一円環溝4b、第二円環溝4cに付着しやすい構造となっている。こうして、上側凹部8aを介して、ピストン4とシリンダ1との間に潤滑油35や飛散油35aを円滑に供給できる。
<ピストン4とシリンダ1との隙間内における潤滑油35の流れ>
次に、ピストン4とシリンダ1との隙間内における潤滑油35の流れについて説明する。
図5はピストン4とシリンダ1の隙間部の拡大概略図である図4のI−I断面図である。
シリンダ1の内部の冷媒圧力が、シリンダ1の外部空間S(図4参照)よりも高い時は、ピストン4とシリンダ1との隙間から、シリンダ1内の圧縮冷媒が外部空間Sに吹き抜けることとなる。この冷媒吹き抜けの現象は、シリンダ1の内部からの吐出冷媒量の減少となるため、圧縮機50の効率の低下を招く。ピストン4の外周面4gには、円環状の溝の第一円環溝4b(図2参照)が設けられている。第一円環溝4bは、ラビリンスシールの効果により、冷媒吹き抜け量を低減するための構造である。
このラビリンスシールの効果について説明する。
ピストン4の外周面4gには、クランクシャフト7から飛散した飛散油35aが付着している。特に、図2に示す溝幅b1が狭い第一円環溝4bには毛細管現象によって、潤滑油35が多く付着している。
図5に示すように、ピストン4とシリンダ1との隙間を通過した冷媒流れが第一円環溝4bに達すると、第一円環溝4bの内部の潤滑油35との混合流れとなる。
第一円環溝4b内は、ピストン4の溝外の外周面4g(図2参照)に比してシリンダ1との隙間(距離)が広い。そのため、第一円環溝4b内に流入した冷媒流れは、容積の急拡大によって発生する渦などの乱れに起因する内部摩擦によって減速する。
特に、潤滑油35との混合流れとなっている場合は、潤滑油35の粘性が冷媒の粘性より高いため、粘性抵抗が冷媒のみに比して増加し、減速効果(抵抗)は大きい。この減速効果によって、ピストン4とシリンダ1の隙間を通過する冷媒量は減少するため、シール効果を奏することができる。すなわち、ピストン4の外周面4gに第一円環溝4bを設けない場合に比較して、設けた場合の方が冷媒吹き抜け量を低減することができる。
<第一円環溝4b>
次に、第一円環溝4bの形状について説明する。
図5に示す第一円環溝4bの溝深さf1については、シール性能が最大限発揮できるよう設計がなされる。溝深さf1が浅すぎると、第一円環溝4b内の潤滑油35がすぐに、ピストン4とシリンダ1の隙間を通過する冷媒流れによって吹き飛ばされてしまい、十分なシール効果を期待できない。また、溝深さf1が深すぎると、第一円環溝4bに供給された潤滑油35は溝底部に溜まるのみで、ピストン4とシリンダ1の隙間を通過する冷媒流れと混合しにくい状況となる。
こうした状況下では、潤滑油35との混合による粘性抵抗増加が期待できないので、十分なシール効果を得ることができない。そのため、第一円環溝4bの溝深さf1は、シール効果の観点においては適切な値が存在する。本実施形態1では、第一円環溝4bの溝深さf1を20〜60μmとしている。例えば溝深さf1を30μmとする。
溝幅b1についても同様であり、溝幅b1が狭すぎても広すぎても、十分なシール効果を期待できない。そこで、溝幅b1を0.5〜1.5mmとすることで、十分なシール効果を得ている。
<ピストン4とシリンダ1との摩擦とシール性能>
次に、ピストン4とシリンダ1との摩擦について説明する。ピストン4とシリンダ1との隙間に安定的に油膜が形成されている場合、ピストン4の外周面4gでの摩擦は、隙間に介在する潤滑油35との粘性摩擦力となる。潤滑油35の粘性摩擦力は、潤滑油35の粘度と、ピストン4とシリンダ1間の速度勾配に依存する。そのため、潤滑油35の粘度とピストン4の移動速度が同一条件の下では、ピストン4とシリンダ1との隙間が狭いほど粘度の影響が大きく粘性摩擦力は大きなものとなる。一方、隙間が広いほど粘度の影響が小さく粘性摩擦力は小さなものとなる。よって、ピストン4とシリンダ1との摩擦の観点のみで考えた場合、ピストン4とシリンダ1との隙間は広い方がよい。
ピストン4とシリンダ1とのシール性能は、基本的にピストン4とシリンダ1との隙間が小さいほどシール性能が高く、ピストン4とシリンダ1との隙間が小さいほどシール性能が低い。
そのため、ピストン4とシリンダ1との摩擦特性とシール性能はトレードオフ関係にあることがわかる。
また、ピストン4とシリンダ1との接触面積についても摩擦特性とシール性能とを検討すると、油膜が形成されている範囲においては、接触面積が小さいほど摩擦損失は小さくなる。つまり、接触面積が小さいほど摩擦損失が低下し、摩擦損失性能が向上する。
冷媒吹き抜け量は、ピストン4の軸方向のシール長が短くなると増大する。つまり、シール長が短く接触面積が小さいほど冷媒吹き抜け量が増大し、シール性能が低下する。
したがって、ピストン4とシリンダ1との接触面積についても、摩擦特性とシール性能はトレードオフ関係にあるといえる。
以上のことから、ピストン4の外周面4gに第一円環溝4bのみを配するような従来構造(特許文献1)では、シール性能を優先した場合、第一円環溝4bの溝深さに制約を設ける必要があり、摩擦損失を十分小さく抑えることができない。
<ピストン4のシリンダ1内における揺動運動>
次に、ピストン4のシリンダ1内における揺動運動について図3、図6を用いて説明する。
図6はピストン4の揺動運動を説明するために、ピストン4とシリンダ1の隙間を誇張して描いた概略図である。図6は、実施形態1のピストン4の下死点時におけるシリンダ1、ピストン4の横断面図である。
ピストン4は、シリンダ1内の冷媒を圧縮するために、ピストン4の軸4o方向(図3、図6の左右方向)に往復運動する。
ピストン4とシリンダ1の組立性や滑らかな往復運動を実現するために、ピストン4とシリンダ1との間には隙間を有する。そのため、実際にはピストン4はシリンダ1内において、往復運動方向に直交する方向に自由度を持つ。そのため、条件によっては、図6の矢印β1に示すように、コネクティングロッド2をピストン4に取り付けるピストンピン9の回転軸の周りに、ピストン4は揺動運動することができる。
圧縮、吐出工程(シリンダ1内の冷媒を圧縮し、冷凍サイクルへと吐出する工程)においては、ピストン4はシリンダ1内の冷媒より圧縮荷重を受ける。圧縮荷重の一部はピストン4の側面部の外周面4gをシリンダ1の内周面1nに押し付ける方向の分力となる。
すなわち、ピストン4はシリンダ1の内周面1nに押さえつけられながら、往復運動することとなる。そのため、ピストン4の往復運動とは直交する方向への並進運動(図6の紙面左右方向)、ピストンピン9を回転軸とした揺動運動(図6の矢印β1)は大きくは発生しない。一方、シリンダ1内外の圧力差が小さい吸入工程(シリンダ1内に冷媒を吸入する工程)では、ピストン4へ加わる外力が比較的小さなものとなるため、拘束力が弱まる。そのため、ピストン4は往復運動とは直交する方向への並進運動、ピストンピン9を回転軸とした揺動運動(図6の矢印β1)を行いやすくなり、不安定な挙動となる。
ピストン4がシリンダ1内を揺動運動(図6の矢印β1)する場合、ピストン4とシリンダ1の内周面1nとが衝突するのは、図6の点線枠内のようにトップ側ランド部4eの先端4e1近傍と、スカート側ランド部4fの末端近傍となる。そのため、図6の点線枠内は面圧が高くなりやすい箇所となる。したがって、ピストン4の往復運動の際の信頼性を確保し、摩擦損失低減のためには、点線枠内の接触面圧を抑えて油膜破断による固体接触を抑制するため、ピストン4とシリンダ1との接触面積を十分に確保する必要がある。
よって、トップ側ランド部4eの先端4e1近傍には必要以上に多く第一円環溝4bを設けたり、幅広の第一円環溝4bを設けたりすることは、ピストン4とシリンダ1との接触面積が小さくなるため、シール性能の信頼性や摩擦の観点で好ましくない。
そこで、本実施形態1では、第一円環溝4bはトップ側ランド部4eの先端4e1(図6参照)から2mm(=図6のs1)以上離れた位置に設けることで、シール性と摩擦損失低減の両立を実現している。
同様に、ピストン4が下死点位置に位置する際に、スカート側ランド部4fとシリンダ1の内周面1nとが、部分的に摺動する位置関係にある必要がある。すなわち、スカート側ランド部4fの末端近傍の面圧を低く抑えるためには、図3に示すピストン4の下死点位置において、スカート側ランド部4fとシリンダ1との接触長s2を十分確保する必要がある。スカート側ランド部4fとシリンダ1の内周面1nとが、部分的に摺動する位置関係にすることでスカート側ランド部4fの末端近傍の面圧を低く抑えることができる。
本実施形態1では、下死点位置におけるスカート側ランド部4fとシリンダ1との接触長s2を2mm以上としており、十分な信頼性を確保している。
以上に示した通り、本実施形態1では、シール性確保のためにトップ側ランド部4eに第一円環溝4bを設け、信頼性確保のために下死点位置におけるスカート側ランド部4fとシリンダ1との接触長s2を2mm以上としている。
<第二円環溝4c>
実施形態1では、図2に示すように、ピストン4における先端4e1側のトップ側ランド部4eと、中央側のスカート側ランド部4fとの間に第二円環溝4cを設けている。
次に、この第二円環溝4cの効果について説明する。
第二円環溝4cの幅b2は第一円環溝4bの幅b1よりも幅広の形状をとっている。そのため、第二円環溝4cはピストン4とシリンダ1との接触面積を大幅に低減することができ、ピストン4とシリンダ1との間の摩擦損失を大きく下げることができる。また、本実施形態1では第二円環溝4cよりもピストントップ側(先端4e1側)に第一円環溝4bを有している。そのため、ピストン4とシリンダ1との隙間を流れる冷媒流れは、第一円環溝4bにおいて既に減速しており、十分なシール性を確保している。
そこで、第二円環溝4cの溝幅b2を第一円環溝4bの溝幅b1よりも広く、第二円環溝4cの溝深さf2(図6参照)を第一円環溝4bの溝深さf1よりも深くしても、ピストン4のシール性能を維持することができる。また、第二円環溝4cの溝深さf2(図6参照)を第一円環溝4bの溝深さf1よりも深くすることで、摩擦損失を低下させることができる。
すなわち、従来の第一円環溝のみ、若しくは第一円環溝を複数本設けただけの構造では、シール性能と摩擦損失のトレードオフ関係が発生してしまう。
これに対して、本実施形態1の構造(第一円環溝4bと第二円環溝4c)を採用することで、ピストン4とシリンダ1との間のシール性能を維持しつつ、摩擦損失を低減することが可能となる。
また、本実施形態1では図2に示した通り、ピストンピン穴4aの軸中心と重なる位置に、スカート側ランド部4fを有している。この場合、スカート側ランド部4fにおけるピストンピン穴4aと重なる部位はシリンダ1との非接触面となる。
<ピストン4の側面に加わる荷重位置>
ピストン4の側面に加わる荷重位置を説明する。
図7は図3と同様に、ピストン4が下死点位置の時におけるピストン4、シリンダ1、コネクティングロッド2の縦断面の概略図である。図7は、図3とは異なり、ピストン4およびピストンピン9についても説明の都合上、断面表示している。
圧縮工程時においては、圧縮荷重の分力によってピストン4の側面の外周面4gはシリンダ1の内周面1nに押えつけられながら往復運動を行う。このとき面圧が高くなるのは、コネクティングロッド2の揺動平面とピストン4の外周面とが交差する位置である。
一方、図7に示す縦断面図において、ピストン4の上下面(図7のピストンの上下面)については、圧縮荷重の方向とピストン4の上下面がほぼ直交方向であることから、圧縮荷重の分力が大きく働かず、面圧は低い状態となっている。
図7において、紙面直交方向に位置するスカート側ランド部4fは、圧縮工程や吸入工程における面圧低減のために、必要最低限のシリンダ1との接触面積が必要であるが、上下方向については加わる荷重が小さいために、信頼性確保の観点からはシリンダ1との接触面積は小さくても良い。
また、摩擦損失低減の観点からは図7において上下方向に位置するスカート側ランド部4fは極力狭い方が良い。本実施形態1では、図7に示したように上下方向に位置するスカート側ランド部4fはピストンピン穴4aによって切除されており、シリンダ1とは摺動しない構造になっている。
よって、実施形態1の構造では、ピストン4の往復運動の信頼性の確保と摩擦損失の低減を両立することが可能である。
また、ピストン4の外周面4gの構造は円環溝である第二円環溝4cと貫通穴のピストンピン穴4aのみで形成されているため、エンドミルなどによる複雑な加工を必要としない。つまり、第二円環溝4cは、ピストン4における円環状の溝であるので、旋盤加工で加工に形成できる。よって生産性や加工精度に優れた構造である。
さらに、本実施形態1では、図7に示すように、ピストンピン9が円筒構造となっているため、ピストン4上面に飛散した潤滑油35がピストンピン9を貫通する穴9aを通じてシリンダ1底面に付着することが可能な構造となっている。したがって、ピストン4とシリンダ1間の潤滑性を高めることが可能な構造となっている。
<ピストン4とシリンダ1との摩擦損失分析>
次に、ピストン4とシリンダ1との摩擦損失分析の一例について図8を用いて説明する。
図8は、比較例1、2と実施形態1との摩擦損失の計算結果を示す図である。
比較例1は実施形態1とは異なり、第二円環溝4cを設けず、スカート側ランド部4fとシリンダ1との接触長s2(図3参照)を2mm未満とした仕様である。
比較例1ではスカート側ランド部4fとシリンダ1との接触長s2が2mm未満であるため、ピストン4が吸入工程、特に下死点近傍に位置する時にシリンダ1内で揺動運動し、スカート側ランド部4f末端部において油膜破断が生じる。これにより、境界潤滑状態が発生し、摩擦損失の増大が起きている。
比較例2は比較例1と同様に第二円環溝4cを設けず、スカート側ランド部4fとシリンダ1との接触長s2(図3参照)を2mm以上とした仕様である。
比較例2においては、比較例1に比較して潤滑状態が改善し、摩擦損失が低減している。
実施形態1においては、比較例2に比較して、さらに説明した第二円環溝4cの配置によって摩擦損失の低減が実現されている。
以上の通り、実施形態1によれば、摩擦損失が低く、シール性能が高く、信頼性の高いピストン4を有する密閉型圧縮機を提供することが可能となる。
実施形態1の圧縮機50は、冷蔵庫(機器)その他の機器に適用可能である。例えば、圧縮機50は、冷蔵庫の機械室に収容されて冷凍サイクルに使用される圧縮機として用いられる。
<<実施形態2>>
図9は、実施形態2のピストン24の斜視図である。
実施形態2のピストン24は、環状の溝である第一円環溝4b1を、円筒状のトップ側ランド部4eに2つ形成した場合である。
2つの第一円環溝4b1を形成することで、油膜が2重になり、シール効果が向上する。
その他の構成は、実施形態1と同様であるから、同一の構成要素には、同一の符号を付して示し、詳細な説明は省略する。
本構造においても、実施形態1と同様の効果を奏することが可能である。
<<その他の実施形態>>
1.本発明は上記し実施形態1、2に限定されるものではなく、様々な変形例が含まれる。例えば、上記した実施例は本発明を分かりやすく説明するために詳細に説明したものであり、必ずしも説明した全ての構成を備えるものに限定されるものではない。また、ある実施例の構成の一部を他の実施例の構成に置き換えることが可能であり、また、ある実施例の構成に他の実施例の構成を加えることも可能である。また、各実施例の構成の一部について、他の構成の追加・削除・置換をすることが可能である。
1 シリンダ
1n 内周面(シリンダ内周面)
2 コネクティングロッド
4 ピストン
4a ピストンピン穴
4b 第一円環溝
4c 第二円環溝
4e1 トップ側ランド部の先端(ピストンの先端縁)
4f スカート側ランド部
5 ステータ(駆動部)
6 ロータ(駆動部)
8a 上側凹部
9 ピストンピン
30 電動要素(駆動部)
50 圧縮機
b1 第一円環溝の幅
b2 第二円環溝の幅
f1 第一円環溝の溝深さ(第一円環溝の深さ)
f2 第二円環溝の溝深さ(第二円環溝の深さ)

Claims (7)

  1. ピストンと、
    前記ピストンに移動力を付与する駆動部と、
    前記駆動部と前記ピストンとを連結するコネクティングロッドと、
    前記コネクティングロッドと前記ピストンとを接続するピストンピンと、
    前記ピストンが内周面を往復して摺動するシリンダとを備え、
    前記ピストンには、前記ピストンピンが挿入されるピストンピン穴を有し、
    前記ピストン外周面には、環状の溝である第一円環溝を有し、
    前記第一円環溝と前記ピストンピン穴の中心との間に、環状の溝である第二円環溝を有し、
    前記第二円環溝の幅は前記第一円環溝の幅よりも広く、
    前記第二円環溝は、前記ピストンが下死点位置に位置する際に、前記シリンダの外空間と連通する
    ことを特徴とする圧縮機。
  2. 前記ピストン外周面において、前記ピストンピン穴の中心と重なる位置に、前記シリンダ内周面と摺動する周状のスカート側ランド部を有し、
    前記ピストンが下死点位置に位置する際に、前記スカート側ランド部と前記シリンダ内周面とが、部分的に摺動する位置関係にある
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  3. 前記ピストンが下死点位置に位置する際に、前記第二円環溝に前記コネクティングロッド側で隣接するスカート側ランド部と、前記シリンダ内周面とが接触する箇所の、前記ピストンの軸方向距離の最大長さが2mm以上とした
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  4. 前記第二円環溝の深さは、前記第一円環溝の深さに比して、同等以上の深さを有している
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  5. 前記第一円環溝は、前記ピストンの先端縁から前記ピストンの軸方向距離で2mm以上ある箇所に形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  6. 前記シリンダにおける前記ピストンの下死点側の位置に切り欠きである上側凹部を有し、
    前記第二円環溝は、前記ピストンが下死点位置に位置する際に、前記上側凹部を介して、前記シリンダの外空間と連通する
    ことを特徴とする請求項1に記載の圧縮機。
  7. 請求項1から請求項6のうちの何れか一項に記載の圧縮機を備えた機器。
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