JP2021055563A - 内燃機関の排気浄化装置、及び車両 - Google Patents

内燃機関の排気浄化装置、及び車両 Download PDF

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直人 村澤
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Abstract

【課題】2つのSCR触媒それぞれに供給する尿素水の供給量を適切に制御可能な内燃機関の排気浄化装置を提供すること。【解決手段】第1SCR触媒41、酸化触媒42及び第2SCR触媒43と、第1SCR触媒41の上流側で、尿素水を噴射する第1尿素水噴射装置50Aと、第2SCR触媒43と酸化触媒42との間で、尿素水を噴射する第2尿素水噴射装置50Bと、第1及び第2尿素水噴射装置50A、50Bそれぞれから噴射させる尿素水の噴射量を制御する制御装置100と、を備え、制御装置100は、第2SCR触媒43が活性状態か否かを判定し、第2SCR触媒43が活性状態の場合における第1SCR触媒41のアンモニアストレージ量の目標値を、第2SCR触媒43が未活性状態の場合における第1SCR触媒41のアンモニアストレージ量の目標値よりも小さくする、排気浄化装置。【選択図】図1

Description

本開示は、内燃機関の排気浄化装置、及び車両に関する。
従来、アンモニア(NH)を還元剤として、排ガス中のNOxを選択的に還元するNOx選択還元型触媒(Selective Catalytic Reduction:以下、「SCR触媒」と称する)を有する内燃機関(以下、「エンジン」と称する)の排気浄化装置が知られている。この種の排気浄化装置においては、排気管中に噴射された尿素水を加水分解することでアンモニアを生成し、SCR触媒内において、アンモニアとNOxとを反応させ、NOxを窒素と水とに還元している。
近年、この種の排気浄化装置において、排気エミッションを更に向上させる要請から、排気管内に、上流側から下流側に向かって2つのSCR触媒を設けると共に、2つのSCR触媒それぞれに独立に尿素水(即ち、アンモニア)を供給することが検討されている(例えば、特許文献1を参照)。
特開2018−009581号公報
ところで、この種の排気浄化装置においては、SCR触媒のNOx還元特性を効果的に機能させるために、当該SCR触媒中のアンモニアの溜め込み量(以下、「アンモニアストレージ量」と称する)を適切な量にコントロールする必要がある。そのため、従来技術においては、SCR触媒のアンモニアストレージ量が、常時、目標値に維持されるように、SCR触媒の上流側にて尿素水を噴射する制御が行われている。
この点、排気管内に、2つのSCR触媒を配設する場合、エンジンの動作状態に伴って、2つのSCR触媒それぞれの挙動が異なるため、排気エミッションを向上させる観点、及び尿素水の消費量を抑制する観点等から、2つのSCR触媒それぞれに供給する尿素水(即ち、アンモニア)の供給量は、適切に制御されるのが望ましい。
本開示は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、2つのSCR触媒それぞれに供給する尿素水(即ち、アンモニア)の供給量を適切に制御可能な内燃機関の排気浄化装置、及び車両を提供することである。
前述した課題を解決する主たる本開示は、
内燃機関の排気管内に、上流側から下流側に向かって順番に配設された第1SCR触媒、酸化触媒及び第2SCR触媒と、
前記排気管内の前記第1SCR触媒の上流側で、尿素水を噴射する第1尿素水噴射装置と、
前記排気管内の前記第2SCR触媒と前記酸化触媒との間で、尿素水を噴射する第2尿素水噴射装置と、
前記第1及び第2尿素水噴射装置それぞれから噴射させる尿素水の噴射量を制御する制御装置と、
を備え、
前記制御装置は、前記第2SCR触媒が活性状態か否かを判定し、前記第2SCR触媒が活性状態の場合における前記第1SCR触媒のアンモニアストレージ量の目標値を、前記第2SCR触媒が未活性状態の場合における前記第1SCR触媒のアンモニアストレージ量の目標値よりも小さくする、
排気浄化装置である。
又、他の局面では、
上記排気浄化装置を備える車両である。
本開示に係る排気浄化装置によれば、2つのSCR触媒それぞれに供給する尿素水(即ち、アンモニア)の供給量を適切に制御可能である。
一実施形態に係る排気浄化装置の構成の一例を示す図 一実施形態に係る第1噴射制御部の構成の一例を示す図 一実施形態に係る第2噴射制御部の構成の一例を示す図 一実施形態に係る活性状態判定部の動作の一例を示すフローチャート 一実施形態に係るエンジンを始動した後の第1尿素水噴射装置及び第2尿素水噴射装置の挙動の一例を示す図
以下に添付図面を参照しながら、本開示の好適な実施形態について詳細に説明する。尚、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
[排気浄化装置の構成]
以下、図1を参照して、一実施形態に係る排気浄化装置の構成について説明する。
本実施形態では、一例として、排気浄化装置をディーゼルエンジンに適用した態様ついて説明する。但し、本実施形態に係る排気浄化装置は、ディーゼルエンジンに限らず、ガソリンンジンにも適用し得る。
図1は、本実施形態に係る排気浄化装置Uの構成の一例を示す図である。
本実施形態に係る排気浄化装置Uは、例えば、トラック等の車両に搭載されており、エンジン10の排ガス中のNOxを浄化する。
エンジン10は、例えば、燃焼室、燃焼室内で燃料を噴射する燃料噴射装置等(図示せず)を含んで構成される。エンジン10は、燃焼室内で、燃料と空気の混合気を燃焼及び膨張させて、動力を発生する。エンジン10には、燃焼室内に空気を導入する吸気管20と、燃焼室から排出される燃焼後の排ガスを、車両の外部に排出する排気管30と、が接続されている。
排気浄化装置Uは、第1SCR触媒41、酸化触媒42、第2SCR触媒43、第1尿素水噴射装置50A、第2尿素水噴射装置50B、各種センサ61〜65、及び、ECU(Electronic Control Unit)100を備えている。
排気管30内には、上流側から下流側に向かって、第1尿素水噴射装置50Aの尿素水添加弁51A、第1SCR触媒41、酸化触媒42、第2尿素水噴射装置50Bの尿素水添加弁51B、及び、第2SCR触媒43がこの順に配設されている。
酸化触媒42は、排ガス中に含まれる未燃焼燃料の炭化水素や一酸化窒炭素を酸化して除去する。酸化触媒42は、白金や酸化セリウム等の公知の任意の酸化触媒であってよく、例えば、コージェライトや炭化ケイ素等の多孔質セラミックが用いられ、これらに触媒成分を担持して形成されている。酸化触媒42の後段には、排ガス中に含まれるPM(Particulate Matter)を捕捉するPMフィルタ(図示せず)が設けられている。尚、酸化触媒42は、PMフィルタに担持されてもよい。
第1SCR触媒41は、第1尿素水噴射装置50Aから噴射される尿素水が加水分解したアンモニアを吸着すると共に、当該吸着したアンモニアによって排ガス中からNOxを選択的に還元浄化する。第1SCR触媒41は、酸化触媒42の上流側に配設され、例えば、エンジン10の直下に配設されている。これによって、第1SCR触媒41は、エンジン10が排出する排ガスの温度の影響を受けやすくなり、エンジン10を始動した直後においても、早期に活性化し得る。
第2SCR触媒43は、第2尿素水噴射装置50Bから噴射される尿素水が加水分解したアンモニアを吸着すると共に、当該吸着したアンモニアによって排ガス中からNOxを選択的に還元浄化する。第2SCR触媒41は、酸化触媒42の下流側に配設されている。
第1SCR触媒41及び第2SCR触媒43としては、公知のSCR触媒を用いることができ、例えば、セラミック製の担持体の表面に、Feゼオライト、Cuゼオライト又はバナジウム等のNOx還元触媒を担持したものを用いることができる。尚、第1SCR触媒41及び第2SCR触媒43としては、触媒上で尿素水をアンモニアに変換するタイプのものが用いられてもよい。
第1尿素水噴射装置50Aは、排気管30内の第1SCR触媒41の上流側において、尿素水を噴射する。第1尿素水噴射装置50Aは、例えば、尿素水添加弁51A、尿素水タンク52A、及び、サプライポンプ53Aを含んで構成される。
第1尿素水噴射装置50Aにおいては、尿素水タンク52Aからサプライポンプ53Aによって圧送された尿素水が、尿素水添加弁51Aから排気管30中に噴射される。尿素水添加弁51Aから排気管30中に噴射された尿素水は、排ガスの高温により加水分解され、アンモニアに変換されて第1SCR触媒41に供給される。そして、当該アンモニアは、第1SCR触媒41に吸着して、当該第1SCR触媒41の作用でNOxと反応して、NOxを還元浄化する。
第1尿素水噴射装置50Aから排気管30に噴射する尿素水の噴射量は、尿素水添加弁51Aの開度の調整により行われる。尚、尿素水添加弁51Aの開度の制御は、ECU100(第1噴射制御部101)から出力される制御信号によって行われる。
第2尿素水噴射装置50Bは、排気管30内の第2SCR触媒43の上流側において、尿素水を噴射する。第2尿素水噴射装置50Bは、例えば、第1尿素水噴射装置50Aと同様の構成を有し、尿素水添加弁51B、尿素水タンク52B、及び、サプライポンプ53Bを含んで構成される。第2尿素水噴射装置50Bから排気管30に噴射する尿素水の噴射量は、尿素水添加弁51Bの開度の調整により行われる。尚、尿素水添加弁51Bの開度の制御は、ECU100(第2噴射制御部102)から出力される制御信号によって行われる。
各種センサ61〜65は、排気管30を通流する排ガスの状態、第1SCR触媒41の状態、及び、第2SCR触媒43の状態等を検出するために設けられている。具体的には、排気管30には、第1NOxセンサ61、第2NOxセンサ62、第1温度センサ63、及び、第2温度センサ64が備え付けられ、吸気管20には、流量センサ65が備え付けられている。
第1NOxセンサ61は、例えば、排気管30内の第1SCR触媒41の上流側に配設され、第1SCR触媒41に流入するNOx量(即ち、NOx濃度)を検出する。第2NOxセンサ62は、例えば、排気管30内の第2SCR触媒43と酸化触媒42の間に配設され、第2SCR触媒43に流入するNOx量を検出する。第1温度センサ63は、例えば、第1SCR触媒41の上流端部付近に配設され、第1SCR触媒41の触媒温度を検出する。第2温度センサ64は、例えば、第2SCR触媒43の上流端部付近に配設され、第2SCR触媒43の触媒温度を検出する。流量センサ65は、エンジン10内に流入する空気の流量を検出する。そして、これらの各種センサ61〜65は、検出により得られたセンサ情報を、逐次、ECU100に送信する。
ECU100(本発明の「制御装置」に相当)は、排気浄化装置Uの動作を制御する。ECU100は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、及び出力ポート等を含んで構成されている。ECU100の後述する各機能は、例えば、CPUがROM、RAM等に記憶された制御プログラムや各種データを参照することによって実現される。但し、当該機能は、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア回路によっても実現できることは勿論である。
尚、ECU100は、エンジン10、第1尿素水噴射装置50A及び第2尿素水噴射装置50B等と通信することで、これらを制御したり、これらの状態情報を取得したりする。又、ECU100は、各種センサ61〜65からセンサ情報を取得して、これらのセンサ情報に基づいて、排気管30を通流する排ガスの状態、第1SCR触媒41の状態、及び第2SCR触媒43の状態等を検出している。
[ECUの構成]
次に、ECU100の構成の一例について説明する。
ECU100は、第1噴射制御部101、第2噴射制御部102、及び、活性状態判定部103を備えている。
<第1噴射制御部101について>
第1噴射制御部101は、第1尿素水噴射装置50Aの尿素水添加弁51Aに開度指令信号を出力することによって、第1尿素水噴射装置50Aからの尿素水噴射を制御する。この際、第1噴射制御部101は、例えば、第1SCR触媒41に吸着するアンモニアの量(以下、「アンモニアストレージ量」と称する)が所定量となるように、尿素水噴射装置50の尿素水噴射量を制御する。これによって、第1SCR触媒41を、NOx浄化率が高い状態で維持する。
図2Aは、第1噴射制御部101の構成の一例を示す図である。
第1噴射制御部101は、例えば、目標アンモニアストレージ量設定部101aと、実アンモニアストレージ量演算部101bと、噴射量決定部101cと、を有している。
目標アンモニアストレージ量設定部101aは、第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量の目標値を設定する。第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量の目標値は、例えば、第1SCR触媒41におけるストレージ可能量の略100%程度に設定される。但し、第1SCR触媒41のストレージ可能量は、第1SCR触媒41の触媒温度に依拠して変化するため、本実施形態に係る目標アンモニアストレージ量設定部101aは、第1温度センサ63が示す第1SCR触媒41の触媒温度に基づいて、第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量の目標値を設定している。尚、アンモニアストレージ量の目標値は、任意である。
一般に、SCR触媒のストレージ可能量は、触媒温度が低いほど大きくなる。特に、触媒温度がある程度の温度を超えると、SCR触媒からのスリップ(脱離)により、SCR触媒のストレージ可能量が小さくなる。尚、SCR触媒のNOx浄化率は、一般に、SCR触媒のアンモニアストレージ量が多いほど高くなる。
ここで、目標アンモニアストレージ量設定部101aから噴射量決定部101cに出力される目標値は、活性状態判定部103からの指令に基づいて、補正されるように構成されている。具体的には、活性状態判定部103は、第2SCR触媒43が活性状態となっているか否かを判定し、第2SCR触媒43が活性状態となっている場合には、第2SCR触媒43にてNOxの還元浄化を行わせるようにするため、第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量の目標値を、第2SCR触媒43が未活性状態の場合よりも低下させるように、第1噴射制御部101に指令する。
目標アンモニアストレージ量設定部101aから噴射量決定部101cに出力される目標値は、例えば、以下の式(1)のように、目標アンモニアストレージ量設定部101aが設定した目標値(例えば、第1SCR触媒41におけるストレージ可能量の略100%)に対して、活性状態判定部103が設定した補正係数を乗算したものとなる(図3を参照して後述)。
Q1’=Q1×k …式(1)
(但し、Q1’:噴射量決定部101cに出力される目標値、Q1:目標アンモニアストレージ量設定部101aにより設定される目標値、k:活性状態判定部103により設定される補正係数)
実アンモニアストレージ量演算部101bは、現時点における第1SCR触媒41中のアンモニアストレージ量の実際値を推定する。実アンモニアストレージ量演算部101bは、例えば、第1尿素水噴射装置50Aの尿素水噴射量に基づいて、第1SCR触媒41に新たに吸着するアンモニアの吸着量を算出する。そして、実アンモニアストレージ量演算部101bは、第1SCR触媒41に新たに吸着したアンモニアの吸着量から、第1SCR触媒41中で消費したアンモニアの消費量を減算することによって、現時点における第1SCR触媒41中の実アンモニアストレージ量を推定する。つまり、実アンモニアストレージ量演算部101bは、第1尿素水噴射装置50Aの尿素水噴射量の推移と第1SCR触媒41におけるアンモニア消費量の推移とに基づいて、記憶部(例えば、RAM)に記憶する現時点のアンモニアストレージ量を逐次的に更新していく。
尚、第1SCR触媒41中のアンモニアの消費量は、例えば、第1NOxセンサ61が示すNOx濃度と流量センサ65が示す排ガス流量(即ち、吸入空気量と燃料噴射量の合計値)とから推定される第1SCR触媒41に到来するNOx量に基づいて、算出される。尚、排ガス流量は、一般に、流量センサ65が示す吸入空気量と、エンジン10における燃料噴射量と、の合計によって求められる。
噴射量決定部101cは、例えば、現時点の第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量の実際値と目標値の差分を算出し、当該差分に基づいて、第1尿素水噴射装置50Aの尿素水噴射量を決定する。尚、噴射量決定部101cは、例えば、現時点の第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量の実際値と目標値の差分と、尿素水噴射量とを関連付けた制御マップを用いて、第1尿素水噴射装置50Aの尿素水噴射量を決定する。そして、噴射量決定部101cは、自身が決定した尿素水噴射量となるように、第1尿素水噴射装置50Aの尿素水添加弁51Aに開度指令信号を出力する。
尚、第1噴射制御部101にて、第1尿素水噴射装置50Aの尿素水噴射量を制御する構成は、上記構成に限らない。第1噴射制御部101は、例えば、エンジン10の運転状態に基づいて、第1SCR触媒41に到来するNOx量に対応するNOx量を推定し、第1尿素水噴射装置50Aの尿素水噴射量を制御するものであってもよい。
<第2噴射制御部102について>
第2噴射制御部102は、第2尿素水噴射装置50Bの尿素水添加弁51Bに開度指令信号を出力することによって、第2尿素水噴射装置50Bからの尿素水噴射を制御する。この際、第2噴射制御部102は、例えば、第2SCR触媒43に吸着するアンモニアストレージ量が所定量となるように、第2尿素水噴射装置50Bの尿素水噴射量を制御する。これによって、第2SCR触媒43を、NOx浄化率が高い状態で維持する。
図2Bは、第2噴射制御部102の構成の一例を示す図である。
第2噴射制御部102は、例えば、目標アンモニアストレージ量設定部102aと、実アンモニアストレージ量演算部102bと、噴射量決定部102cと、を有している。尚、本実施形態では、第2噴射制御部102の目標アンモニアストレージ量設定部102a、実アンモニアストレージ量演算部102b、及び噴射量決定部102cは、それぞれ、第1噴射制御部101の目標アンモニアストレージ量設定部101a、実アンモニアストレージ量演算部101b、及び噴射量決定部101cと同様の構成である。
目標アンモニアストレージ量設定部102aは、第2SCR触媒43におけるアンモニアストレージ量の目標値を設定する。第2SCR触媒43におけるアンモニアストレージ量の目標値は、例えば、第2SCR触媒43におけるストレージ可能量の略100%に設定される。但し、第2SCR触媒43のストレージ可能量は、触媒温度に依拠して変化するため、本実施形態に係る目標アンモニアストレージ量設定部102aは、第2温度センサ64が示す第2SCR触媒43の触媒温度に基づいて、第2SCR触媒43におけるアンモニアストレージ量の目標値を設定している。
実アンモニアストレージ量演算部102bは、現時点における第2SCR触媒43中のアンモニアストレージ量の実際値を推定する。実アンモニアストレージ量演算部102bは、例えば、第2尿素水噴射装置50Bの尿素水噴射量に基づいて、第2SCR触媒43に新たに吸着するアンモニアの吸着量を算出する。そして、実アンモニアストレージ量演算部102bは、第2SCR触媒43に新たに吸着したアンモニアの吸着量から、第2SCR触媒43中で消費したアンモニアの消費量を減算することによって、現時点における第2SCR触媒43中のアンモニアストレージ量を推定する。つまり、実アンモニアストレージ量演算部102bは、第2尿素水噴射装置50Bの尿素水噴射量の推移と第2SCR触媒43におけるアンモニア消費量の推移とに基づいて、記憶部(例えば、RAM)に記憶する現時点のアンモニアストレージ量を逐次的に更新していく。
尚、第2SCR触媒43中のアンモニアの消費量は、例えば、第2NOxセンサ62が示すNOx濃度と流量センサ65が示す排ガス流量(即ち、吸入空気量と燃料噴射量の合計値)とから推定される第2SCR触媒43に到来するNOx量に基づいて、算出される。
噴射量決定部102cは、例えば、現時点の第2SCR触媒43におけるアンモニアストレージ量の実際値と目標値の差分を算出し、当該差分に基づいて、第2尿素水噴射装置50Bの尿素水噴射量を決定する。尚、噴射量決定部102cは、例えば、現時点の第2SCR触媒43におけるアンモニアストレージ量の実際値と目標値の差分と、尿素水噴射量とを関連付けた制御マップを用いて、第2尿素水噴射装置50Bの尿素水噴射量を決定する。そして、噴射量決定部102cは、自身が決定した尿素水噴射量となるように、第2尿素水噴射装置50Bの尿素水添加弁51Bに開度指令信号を出力する。
尚、第2噴射制御部102にて、第2尿素水噴射装置50Bの尿素水噴射量を制御する構成は、上記構成に限らない。第2噴射制御部102は、例えば、エンジン10の運転状態に基づいて、第2SCR触媒43に到来するNOx量に対応するNOx量を推定し、第2尿素水噴射装置50Bの尿素水噴射量を制御するものであってもよい。
<活性状態判定部103について>
活性状態判定部103は、第2SCR触媒43が活性状態か否かに基づいて、第1尿素水噴射装置50Aから噴射させる尿素水の噴射量と、第2尿素水噴射装置50Bから噴射させる尿素水の噴射量と、を協調制御する。
第1SCR触媒41は、エンジン10に近接して配設されているため、エンジン10始動時に、早期に高温化(即ち、活性化)して、排ガス中のNOxを還元浄化するように機能する。但し、第1SCR触媒41は、エンジン10を長時間稼働している際には、過剰に高温化しやすく、過剰に高温化した第1SCR触媒41においては、アンモニアスリップ量が多くなる傾向にある。そして、第1SCR触媒41からスリップしたアンモニアの多くは、第1SCR触媒41の後段の酸化触媒42にてNOxに変化するため、結果的に、第2SCR触媒43にて、当該NOxを還元浄化する必要が生じる。つまり、エンジン10を長時間稼働している際には、第1SCR触媒41からスリップしたアンモニアに起因して、第2SCR触媒43に対して供給するべき尿素水量を増加させる必要が生じるおそれがある。又、第1SCR触媒41からスリップしたアンモニアは、外気に排出されて、環境汚染を引き起こすおそれもある。
かかる観点から、エンジン10始動時には、第1SCR触媒41を主に使用して、排ガス中のNOxを還元浄化し、エンジン10を長時間稼働している際には、第2SCR触媒43を主に使用して、排ガス中のNOxを還元浄化するのが望ましい。
活性状態判定部103は、かかる構成を実現するべく、第2SCR触媒43が活性状態となっているか否かを判定する。そして、活性状態判定部103は、第2SCR触媒43が未活性状態の場合、第1尿素水噴射装置50Aから噴射される尿素水の噴射量が、第2尿素水噴射装置50Bから噴射される尿素水の噴射量よりも多くなり、第2SCR触媒43が活性状態の場合、第1尿素水噴射装置50Aから噴射される尿素水の噴射量が、第2尿素水噴射装置50Bから噴射される尿素水の噴射量よりも少なくなるように、第1噴射制御部101及び第2噴射制御部102を制御する。本実施形態に係る活性状態判定部103は、かかる制御を、第1SCR触媒41のアンモニアストレージ量の目標値の制御によって行う。
尚、第2SCR触媒43が活性状態となった後にも、第1SCR触媒41に対する尿素水の供給を維持するのが望ましい。第1SCR触媒41を、アンモニアストレージ量0%の状態としてしまうと、その後、エンジン10を停止して、再始動する際に、第1SCR触媒41におけるNOx浄化率が著しく悪化するためである。
活性状態判定部103は、例えば、第2SCR触媒43の触媒温度又は第2SCR触媒43のNOx浄化率(本実施形態では、第2SCR触媒43の触媒温度)に基づいて、第2SCR触媒43が活性状態か否かを判定する。
図3は、活性状態判定部103の動作の一例を示すフローチャートである。
ステップS1において、活性状態判定部103は、まず、第2SCR触媒43が活性状態か否かを判定する。そして、活性状態判定部103は、第2SCR触媒43が活性状態の場合(S1:YES)、ステップS2に処理を進め、第2SCR触媒43が未活性状態の場合(S1:NO)、ステップS3に処理を進める。
尚、このステップS1において、活性状態判定部103は、例えば、第2温度センサ64のセンサ値に基づいて第2SCR触媒43が活性状態か否かを判定し、第2SCR触媒43の触媒温度が閾値温度(例えば、200℃)未満の場合には、第2SCR触媒43が未活性状態であると判定し、第2SCR触媒43の触媒温度が閾値温度(例えば、200℃)以上の場合には、第2SCR触媒43が活性状態であると判定する。
ステップS2において、活性状態判定部103は、第2SCR触媒43のアンモニアストレージ量が閾値(第2SCR触媒43のアンモニアストレージ量の目標値以下の値であって、例えば、ストレージ可能量に対する90%)以上であるか否かを判定する。そして、活性状態判定部103は、第2SCR触媒43のアンモニアストレージ量が閾値以上の場合(S2:YES)、ステップS4に処理を進め、第2SCR触媒43のアンモニアストレージ量が閾値未満の場合(S2:NO)、ステップS3に処理を進める。
尚、このステップS2は、第2尿素水噴射装置50Bが正常に動作していることを確認するための処理である。第2SCR触媒43のアンモニアストレージ量が閾値未満のときに、第1尿素水噴射装置50Aにおける尿素水噴射量を低減した場合、NOxが還元浄化されることなく、外気に排気されてしまう。かかる事態を抑制するため、活性状態判定部103は、ステップS2の処理を行っている。
ステップS3において、活性状態判定部103は、第1噴射制御部101に対して補正係数k=1を設定する。このとき、第1噴射制御部101が設定する第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量の目標値Q1’は、目標アンモニアストレージ量設定部101aが設定した目標値Q1のままとなる(Q1’=Q1×1)。つまり、このとき、第1SCR触媒41に到来するNOxのすべてを第1SCR触媒41にて還元浄化するように、第1尿素水噴射装置50A及び第2尿素水噴射装置50Bを動作させる。尚、この際、第2SCR触媒43のアンモニアストレージ量が減少していない場合が多い。この場合には、第2尿素水噴射装置50Bからは、殆ど尿素水が噴射されない状態となる。
ステップS4において、活性状態判定部103は、第2SCR触媒43が活性状態の場合、第1噴射制御部101に対して補正係数k=0.3を設定する。これにより、第1噴射制御部101が設定する第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量の目標値Q1’は、目標アンモニアストレージ量設定部101aが設定した目標値Q1よりも小さい値となる(Q1’=Q1×0.3)。このとき、第1SCR触媒41に到来するNOx量の多くは、第1SCR触媒41で還元されずに、下流側に流れ出る。つまり、このとき、エンジン10から排出される排ガスのNOxの多くを、第2SCR触媒43にて還元浄化するように、第1尿素水噴射装置50A及び第2尿素水噴射装置50Bを動作させる。尚、この際、第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量の目標値の低下に伴い、第1尿素水噴射装置50Aからは、殆ど尿素水が噴射されない状態となる。
このようにして、本実施形態に係る活性状態判定部103は、第2SCR触媒43が活性状態か否かに応じて、第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量の目標値を補正することによって、第1尿素水噴射装置50A及び第2尿素水噴射装置50Bそれぞれの尿素水噴射量を制御している。但し、活性状態判定部103は、第2SCR触媒43が活性状態か否かに応じて、第2SCR触媒43におけるアンモニアストレージ量の目標値についても補正を行ってもよい。
尚、本実施形態では、活性状態判定部103は、第1尿素水噴射装置50A及び第2尿素水噴射装置50Bそれぞれの尿素水噴射量を、第2SCR触媒43が活性状態か否かの2段階で補正している。但し、活性状態判定部103は、より好適には、第2SCR触媒43の活性度合いに基づいて、第1尿素水噴射装置50A及び第2尿素水噴射装置50Bそれぞれの尿素水噴射量を、段階的に補正する。つまり、活性状態判定部103は、第2SCR触媒43の触媒温度が高くなるにつれて、段階的に、第1尿素水噴射装置50Aから噴射させる尿素水噴射量を少なくなるように補正し、且つ、第2尿素水噴射装置50Bから噴射させる尿素水噴射量を多くするように補正する。この場合、例えば、活性状態判定部103は、第2SCR触媒43の触媒温度と対応させるように、段階的に、補正係数を変化させていけばよい。これによって、第1SCR触媒41で処理するNOx量と第2SCR触媒43で処理するNOx量のバランスを、より最適に設定することが可能となる。
図4は、エンジン10を始動した後の第1尿素水噴射装置50A及び第2尿素水噴射装置50Bの挙動の一例を示す図である。
エンジン10を始動させると(図4のタイミングT1)、排ガスの温度が徐々に上昇し、それに伴って、第1SCR触媒41及び第2SCR触媒43の触媒温度が上昇する。ここで、排気管30内において、第1SCR触媒41の方が、第2SCR触媒43よりも上流側に存在するため、第1SCR触媒41の方が、第2SCR触媒43よりも早期に触媒温度が上昇する。そのため、エンジン10を始動した後、第1SCR触媒41が早期に活性状態(例えば、触媒温度が180℃)となり、第1SCR触媒41が排ガス中に含まれるNOxを還元浄化する。
尚、エンジン10を始動させた直後には、第1尿素水噴射装置50Aの尿素水噴射量は、第2尿素水噴射装置50Bの尿素水噴射量よりも、多くなる。
その後、時間の経過と共に、第2SCR触媒43の触媒温度も上昇し、第2SCR触媒43も活性状態(例えば、触媒温度が180℃)となる。一方、第1SCR触媒41は、エンジン10の直下に存在するため、過剰に触媒温度が高い状態(例えば、触媒温度が400℃)に近づいていく。
ECU100は、第2SCR触媒43が活性状態となったことを検出したことを契機として(図4のタイミングT2)、第1尿素水噴射装置50Aの尿素水噴射量を減少させる。これによって、第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量は、ストレージ可能量に対して、少なめの状態(例えば、ストレージ可能量に対して30%)となる。
このとき、第1SCR触媒41におけるNOx浄化率は、低下することになるが、第1SCR触媒41で還元浄化されなかった排ガス中のNOxは、第2SCR触媒43にて還元浄化されることになる。この際、第2尿素水噴射装置50Bは、第2SCR触媒43におけるアンモニアストレージ量を、略満杯状態(例えば、ストレージ可能量に対して100%)に維持するように動作制御されるため、第2尿素水噴射装置50Bの尿素水噴射量は、増加することになる。
尚、第1尿素水噴射装置50Aの尿素水噴射量を減少させた後には、第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量は、低下した状態となる。そのため、第1SCR触媒41の触媒温度が高温化している状態でも、第1SCR触媒41からのアンモニアスリップは、抑制されることになる。
[効果]
以上のように、本実施形態に係る排気浄化装置Uは、第2SCR触媒43が活性状態か否かを判定し、第2SCR触媒43が活性状態の場合における第1SCR触媒41のアンモニアストレージ量の目標値を、第2SCR触媒43が未活性状態の場合における第1SCR触媒41のアンモニアストレージ量の目標値よりも小さくして、第1及び第2尿素水噴射装置50A、50Bそれぞれから噴射させる尿素水の噴射量を制御する。
つまり、本実施形態に係る排気浄化装置Uにおいては、第2SCR触媒43が活性化する前には、第1SCR触媒41を利用して、NOxを還元浄化し、第2SCR触媒43が活性化した後には、第2SCR触媒43を利用して、NOxを還元浄化する。これによって、外気に排気するNOx量の低減を図りつつ、第1尿素水噴射装置50Aと第2尿素水噴射装置50Bとの全体で使用する尿素水の量(即ち、第1SCR触媒41に噴射する尿素水噴射量と、第2SCR触媒43に噴射する尿素水噴射量との合計量)を低減することが可能である。
(その他の実施形態)
本発明は、上記実施形態に限らず、種々に変形態様が考えられる。
上記実施形態では、ECU100(活性状態判定部103)の動作の一例として、第1SCR触媒41におけるアンモニアストレージ量の目標値の制御によって、第1尿素水噴射装置50A及び第2尿素水噴射装置50Bそれぞれから噴射される尿素水の噴射量を制御する態様を示した。しかしながら、本発明において、ECU100は、第2SCR触媒43が活性状態か否かに応じて、第1尿素水噴射装置50A及び第2尿素水噴射装置50Bそれぞれの尿素水噴射量を、直接補正してもよい。
又、上記実施形態では、各種センサの一例として、第1NOxセンサ61、第2NOxセンサ62、第1温度センサ63、第2温度センサ64、及び、流量センサ65を示した。但し、ECU100が排気管30を通流する排ガスの状態、第1SCR触媒41の状態、及び、第2SCR触媒43の状態等を検出する手法は、任意であって、他のセンサのセンサ値を用いて演算処理により、間接的に求められてもよい。
又、上記実施形態では、排気浄化装置Uの適用対象の一例として、車両を示したが、排気浄化装置Uの適用対象は、これに限定されない。例えば、排気浄化装置Uは、発電機、建設機械、船舶等に適用されてもよい。
以上、本発明の具体例を詳細に説明したが、これらは例示にすぎず、請求の範囲を限定するものではない。請求の範囲に記載の技術には、以上に例示した具体例を様々に変形、変更したものが含まれる。
本開示に係る排気浄化装置によれば、2つのSCR触媒それぞれに供給する尿素水(即ち、アンモニア)の供給量を適切に制御可能である。
U 排気浄化装置
10 エンジン
20 吸気管
30 排気管
41 第1SCR触媒
42 酸化触媒
43 第2SCR触媒
50A 第1尿素水噴射装置
50B 第2尿素水噴射装置
51A、51B 尿素水添加弁
52A、52B 尿素水タンク
53A、53B サプライポンプ
61 第1NOxセンサ
62 第2NOxセンサ
63 第1温度センサ
64 第2温度センサ
65 流量センサ
100 ECU(制御装置)
101 第1噴射制御部
102 第2噴射制御部
103 活性状態判定部

Claims (4)

  1. 内燃機関の排気管内に、上流側から下流側に向かって順番に配設された第1SCR触媒、酸化触媒及び第2SCR触媒と、
    前記排気管内の前記第1SCR触媒の上流側で、尿素水を噴射する第1尿素水噴射装置と、
    前記排気管内の前記第2SCR触媒と前記酸化触媒との間で、尿素水を噴射する第2尿素水噴射装置と、
    前記第1及び第2尿素水噴射装置それぞれから噴射させる尿素水の噴射量を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記制御装置は、前記第2SCR触媒が活性状態か否かを判定し、前記第2SCR触媒が活性状態の場合における前記第1SCR触媒のアンモニアストレージ量の目標値を、前記第2SCR触媒が未活性状態の場合における前記第1SCR触媒のアンモニアストレージ量の目標値よりも小さくする、
    排気浄化装置。
  2. 前記制御装置は、前記第2SCR触媒が活性状態である第1条件と、前記第2SCR触媒のアンモニアストレージ量の実際値が閾値以上である第2条件と、を共に充足する場合には、前記第1尿素水噴射装置から噴射させる尿素水の噴射量を、前記第2尿素水噴射装置から噴射させる尿素水の噴射量よりも少なくし、
    前記第1条件と前記第2条件とのいずれか一方が充足しない場合には、前記第1尿素水噴射装置から噴射させる尿素水の噴射量を、前記第2尿素水噴射装置から噴射させる尿素水の噴射量よりも多くする、
    請求項1に記載の排気浄化装置。
  3. 前記制御装置は、前記第2SCR触媒の触媒温度又は前記第2SCR触媒のNOx浄化率に基づいて、前記第2SCR触媒が活性状態か否かを判定する、
    請求項1又は2に記載の排気浄化装置。
  4. 請求項1乃至3のいずれか一項に記載の排気浄化装置を有する車両。
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