JP2021050700A - N2o推定方法及び装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】既設のセンサーを有効活用しつつ、N2Oの排出量を推定できるN2O推定装置を提供すること。【解決手段】N2O推定装置は、LNTに流入する排ガスのO2量及び温度と、LNTのNOx吸蔵量及びSOx吸蔵量と、を取得する取得部111と、これらO2量、温度、NOx吸蔵量及びSOx吸蔵量に基づいて、N2Oを推定する推定部112と、を有し、排気浄化装置におけるLNTから下流へ流れるN2Oの量を推定する。【選択図】図2

Description

本発明は、内燃機関の排ガス中に含まれるNOを推定するNO推定方法及び装置に関する。
内燃機関の排気浄化装置として、NOx吸蔵還元型触媒(Lean NOx Trap:以下「LNT」と称する)や尿素SCR(Selective Catalytic Reduction)、及びその組み合わせが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
LNTは、排ガス中のNOを酸化してNOにし、これを触媒内のBa、Ce等に一旦吸蔵、吸着させる。LNTでは、NOの吸蔵量が所定量になった場合に、温度や安定条件を考慮しつつ、排ガス空燃比をリッチな状態に制御する。リッチな状態において、触媒に吸蔵されたNOは、排ガス中のHCやCOにより還元され、CO,HO,N等の無害なガスとなり排出される。LNTでは、このような動作が繰り返して行われる。
尿素SCRは、尿素水をSCR触媒の前方の排気管内に噴射し、SCR触媒においてアンモニア(NH)によってNOxを窒素(N)に還元する。
特開2014−066232号公報
ところで、リッチ還元時に微小ではあるが、アンモニアNHや亜酸化窒素NOといった有害なガス成分が生成されることがある。NHはリッチ過多の状態で排ガス中のO濃度が不足すると水素と反応して生成される。一方で、NOは還元過程において生成されることがある。NOは温暖化物質としてCOの300倍に相当する影響があることが知られており、欧州ではNOをCOに換算して規制対象とすることが検討されている。そのため、NOの排出量を推定することが重要となっている。
本発明の目的は、既設のセンサーを有効活用しつつ、NOの排出量を推定できるNO推定方法及び装置を提供することである。
本発明のNO推定方法の一つの態様は、
排気浄化装置におけるNOx吸蔵還元型触媒から下流へ流れるNOの量を推定するNO推定方法であって、
前記NOx吸蔵還元型触媒に流入する排ガスのO量及び温度と、前記NOx吸蔵還元型触媒のNOx吸蔵量及びSOx吸蔵量と、を取得する取得ステップと、
前記O量、前記温度、前記NOx吸蔵量及び前記SOx吸蔵量に基づいて、前記NOを推定する推定ステップと、
を含む。
本発明のNO推定装置の一つの態様は、
排気浄化装置におけるNOx吸蔵還元型触媒から下流へ流れるNOの量を推定するNO推定装置であって、
前記NOx吸蔵還元型触媒に流入する排ガスのO量及び温度と、前記NOx吸蔵還元型触媒のNOx吸蔵量及びSOx吸蔵量と、を取得する取得部と、
前記O量、前記温度、前記NOx吸蔵量及び前記SOx吸蔵量に基づいて、前記NOを推定する推定部と、
を備えるNO推定装置。
本発明によれば、既設のセンサーを有効活用しつつ、NOの排出量を推定できる。
実施の形態の排気浄化装置の要部構成を示した図 ECUの構成のうち、NO推定に関わる部分を示したブロック図 推定部の構成を示す図 LNT入口温度と、NOx吸蔵量と、係数k1との関係を示す図 LNT入口λ値と、係数k2との関係を示す図
先ず、実施の形態を説明する前に、本発明に至った経緯について説明する。
本発明の発明者は、排ガス中のNOを、排気浄化装置を制御するために用いられている既設のセンサーからの制御パラメーターを利用して推定することについて検討した。
発明者は、過去の経験により、NOの生成はLNTのNOx/SOx吸蔵量、リッチ時のλ、及び、触媒温度が支配的である知見を得ている。
このような、知見及び検討の結果、発明者は、LNTに流入する排ガスのO量及び温度と、LNTのNOx吸蔵量及びSOx吸蔵量と、に基づいて、NOを推定できることを見出した。
具体的には、NOスリップのベースマップとして、上記4つのパラメーターを係数として補正することで、リッチ時のNOのスリップ量を正確に推定することが可能となる。キャリブレーション値は実験的に求めればよい。
なお、上記4つのパラメーターのうち、O量及び温度は、既設のLNT入口のλセンサー及び温度センサーにより取得する。また、LNTのNOx吸蔵量及びSOx吸蔵量や内部温度は、既知の手法で計算により求めることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<1>排気浄化装置の構成
図1は、本実施の形態のNO推定方法が適用される排気浄化装置100の要部構成を示した図である。本実施形態では、一例として、本発明のNO推定方法をディーゼルエンジン10の排気浄化装置100に適用した態様ついて説明する。ただし、本実施形態に係るNO推定方法は、ディーゼルエンジン10の排気浄化装置100に限らず、ガソリンエンジンの排気浄化装置にも適用し得る。
排気浄化装置100は、例えば、トラック等の車両に搭載されており、エンジン10の排気ガス中のNOxを浄化する。
エンジン10は、例えば、燃焼室、燃焼室内で燃料を噴射する燃料噴射装置、及び、燃料噴射装置を制御するエンジンECU等(図示せず)を含んで構成される。エンジン10は、燃焼室内で、燃料と空気の混合気を燃焼及び膨張させて、動力を発生する。エンジン10には、燃焼室内に空気を導入する吸気管20と、燃焼室から排出される燃焼後の排気ガスを、車両の外部に排出する排気管30と、が接続されている。
排気浄化装置100は、DOC(Diesel Oxidation Catalyst)101、DPF(Diesel Particulate Filter)102、NOx吸蔵還元型触媒としてのLNT(Lean NOx Trap)103、SCR(Selective Catalytic Reduction)104及び尿素水噴射装置105を有する。
DOC101は、排気ガスの空燃比がリーンな状態において(つまりエンジン10の通常燃焼時において)、排気ガス中のCO及びHCを酸化し浄化する。
DPF102は、排気に含まれる粒子状物質を捕集する。
LNT103は、排気ガスの空燃比がリーンな状態において、排気ガス中のNOxを吸蔵する。そして、LNT103は、排気ガスの空燃比がリッチな状態において(つまり再生時において)、当該吸蔵したNOxを排気ガス中のCO又はHC等と反応させて、窒素等の無害なガスに還元して放出する。なお、LNT103は、飽和状態に近づくとNOxを吸蔵し得る効率が低下する。そのため、LNT103のNOxの吸蔵状態は、ECU110によって監視されており、定期的に、LNT103の再生(リッチスパイクとも称される)が実行される。
SCR104は、尿素水噴射装置105から供給される尿素水が加水分解してなるアンモニアを吸着すると共に、当該吸着したアンモニアによって排気ガス中からNOxを選択的に還元浄化する。
さらに、排気浄化装置100は、ECU(Electronic Control Unit)110を有する。ECU110は、排気浄化装置100の動作を制御する。またECU110は、LNT103のNOxの吸蔵状態の情報をエンジン10のエンジンECU(図示せず)に送る。エンジンECUでは、この情報に基づいてリッチスパイクを実現するためのリッチ制御などを行う。
ECU110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、及び出力ポート等を含んで構成されている。ECU110の後述する各機能は、例えば、CPUがROM、RAM等に記憶された制御プログラムや各種データを参照することによって実現される。但し、当該機能は、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア回路によっても実現できることは勿論である。
なお、ECU110は、エンジン10のエンジンECU(図示せず)及び尿素水噴射装置105等と通信することで、これらを制御したり、これらの状態を取得したりする。またECU110は、図示しない種々のセンサーからセンサー情報を取得し、当該センサー情報に基づいて、排気管30を通流する排気ガスの状態や、DOC101、DPF102、LNT103及びSCR104の状態等を検出する。
<2>NOの推定
次に、本実施の形態によるNOの推定について説明する。
本実施の形態の場合、NOの推定処理は、ECU110において行われる。ただし、NOの処理は、ECU110に限らず、例えばNO推定のための独立の処理ユニットを設けて行ってもよい。
図2は、ECU110の構成のうち、NO推定に関わる部分を示したブロック図である。
ECU110は、排気浄化装置100に設けられた各種のセンサーから情報を取得する取得部111と、取得された情報を用いてLNT103から下流へ流れるNOの量を推定する推定部112と、を有する。
本実施の形態の場合、取得部111には、LNT103の入口に設けられた温度センサー41からのLNT入口温度、λセンサー42からのLNT入口λ値、吸気管20に設けられた流量センサー43からの吸気流量、LNT103の下流側に設けられたNOxセンサー44からのNOx濃度、及び、燃料流量計(図示せず)からの燃料流量が入力される。
図3は、推定部112の構成を示す。
推定部112は、
LNT103からのNOスリップ推定量のベース値を出力するベース値出力部としてのNOxスリップベースマップ201;
LNT入口温度とNOx吸蔵量とに基づく第1の補正係数k1を出力するNOx吸蔵量による補正係数マップ202;
LNT103の入口のλ値(換言すればLNT103の入口のO量)に基づく第2の補正係数k2を出力するOによる補正係数テーブル203;
SOx吸蔵量に基づく第3の補正係数k3を出力するSOx吸蔵量による補正係数テーブル204;
LNT内部推定温度に基づく第4の補正係数k4を出力する温度による補正係数テーブル205;
NOxスリップベースマップ201から出力されるベース値に、第1、第2、第3及び第4の補正係数k1〜k4を乗算する乗算部;
を有する。
このような構成により、推定部112は、NOスリップ推定量のベース値を係数k1〜k4によって補正することで、補正後のNOスリップ量(すなわちLNT103から下流へ流れるNOの量)を得る。
ここで、NOxスリップベースマップ201で参照される排ガス流量(kg/h)は、例えば、流量センサー43により得られた吸気流量と、燃料流量計(図示せず)により得られた燃料重量と、を加算することで求めることができる。
NOx吸蔵量補正係数マップ202で参照されるNOx吸蔵量は、例えば、排ガス流量と、NOxセンサー44により得られたNOx濃度と、から計算により求めることができる。また、NOx吸蔵量は、実験で求めた値から作成したマップから計算することもできる。
本実施の形態の場合、排ガス流量、NOx吸蔵量及びSOx吸蔵量は、取得部111において計算により求めるようになっている。
因みに、本実施の形態では、NOxセンサー44がLNT103の下流側に設けられているが、NOxセンサーの位置はこれに限らない。NOxセンサーは、例えばエンジン10の出口付近に設けてもよい。
SOx吸蔵量による補正係数テーブル204で参照されるSOx吸蔵量は、燃料流量計(図示せず)により得られた燃料流量から推定できる。つまり、SOx吸蔵量は、燃料の消費量と、燃料中の硫黄濃度とから計算することができる。
温度による補正係数テーブル205で参照されるLNT内部推定温度は、例えば、LNT103の入口温度から、温度伝達の時間的な応答遅れを加味して推定することができる。
図3の例では、NOxスリップベースマップ201からは、LNT入口温度が200[°C]でかつ排ガス流量が100[kg/h]の場合に、NOスリップ推定量のベース値として10[mg/s]が出力される。因みに、図3の例では、全てのLNT入口温度及び全ての排ガス流量において、NOスリップ推定量のベース値として10[mg/s]が出力される。
また図3から分かるように、NOx吸蔵量による補正係数マップ202からは、NOx吸蔵量が0の場合には係数k1として0が出力される。一方、NOx吸蔵量が0以外の場合には、LNT入口温度が高いほど1に近い係数k1が出力される。
また図3から分かるように、Oによる補正係数テーブル203からは、LNT入口λ値が1に近いほど小さい係数k2が出力される。
また図3から分かるように、SOx吸蔵量による補正係数テーブル204からは、SOx吸蔵量が多いほど1に近い係数k3が出力される。ただし、NOx吸蔵量による補正係数マップ202とは異なり、SOx吸蔵量は0であっても0以上の係数k3を出力する。
また、温度による補正係数テーブル205は、最もNOが生成され易いLNT内部温度の係数k4が1となるように形成されている。例えば、一般に、LNT内部温度が250[°C]近傍にNOの生成のピークがあるので、温度による補正係数テーブル205は、250[°C]に近いほど1に近い係数k4を出力するように形成されている。
なお、図3のマップ及びテーブルの数値は、一例であって、これらの数値は、装置の構成や特性によって変更可能である。
また、図3は、図を簡単化するために、非常に断片的な数値のみを示したが、実際にはマップ及びテーブルにはより多くの数値が記憶されている。
例えば、NOx吸蔵量による補正係数マップ202には、LNT入口温度として200[°C]、500[°C]のみが示され、NOx吸蔵量として0[g]、10[g]のみが示されているが、実際には、NOx吸蔵量による補正係数マップ202には、これら以外の値に対応する係数k1も記憶される。因みに、LNT入口温度と、NOx吸蔵量と、係数k1との関係は、図4に示した通りである。よって、図4の関係に基づいて、上述した値以外の値に対応する係数k1をマップに記憶しておいてもよく、または、図4の関係に基づいて演算によって係数k1を求めてもよい。
同様に、Oによる補正係数テーブル203には、LNT入口λ値として0.9、1のみが示されているが、実際には、Oによる補正係数テーブル203には、これら以外の値に対応する係数k2も記憶される。因みに、LNT入口λ値と、係数k2との関係は、図5に示した通りである。よって、図5の関係に基づいて、上述した値以外のλ値に対応する係数k2をテーブルに記憶しておいてもよく、または、図5の関係に基づいて演算によって係数k2を求めてもよい。
図3の各補正係数k1〜k4は、以下の考察に基づいて設定されている。
・NOxの吸蔵量が多いほどNOの生成が多い。
・λ値が大きいほどNOの生成が多い。
・SOxの吸蔵量が多いほどNOの生成が多い。
・実験により、LNT内部温度が250[°C]程度のときにNO生成のピークがあることが分かっている。
以上説明したように、本実施の形態によれば、LNT103に流入する排ガスのO量及び温度と、LNT103のNOx吸蔵量及びSOx吸蔵量と、を取得する取得部111と、これらO量、温度、NOx吸蔵量及びSOx吸蔵量に基づいて、NOを推定する推定部112と、を設け、排気浄化装置100におけるLNT103から下流へ流れるNOの量を推定するようにしたことにより、既設のセンサーを有効活用しつつ、NOの排出量を推定できるNO推定装置を実現できる。
また、推定部112が、LNT103からのNOスリップ推定量のベース値を出力するベース値出力部(NOxスリップベースマップ201)と、前記温度と前記NOx吸蔵量とに基づく第1の補正係数k1を出力するNOx吸蔵量による補正係数マップ202と、前記O量に基づく第2の補正係数k2を出力するOによる補正係数テーブル203と、前記SOx吸蔵量に基づく第3の補正係数k3を出力するSOx吸蔵量による補正係数テーブル204と、前記ベース値に、前記第1、第2及び第3の補正係数k1〜k3を乗算することによりNOの推定量を得る演算部と、を有するので、容易に補正後のNOスリップ量(すなわちLNT103から下流へ流れるNOの量)を得ることができる。
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上述の実施の形態では、排ガス流量も考慮したが、NOスリップ量は排ガス流量の変化には大きく依存しないので、排ガス流量は一定と仮定してもよい。
また、上述の実施の形態では、LNT103の内部温度も考慮したが、つまり、温度による補正係数テーブル205を設けて係数k4を用いたが、LNT内部温度のNO量に対する影響は図3からも分かるように他のファクターと比較して僅かなので、内部温度は考慮しないようにしてもよい。つまりk4を一定値としてもよい。
また、上述の実施の形態では、LNT103に流入する排ガスのO量の指標としてλセンサー42により得られるλ値を用いた場合について述べたが、λセンサー42に代えて他のOセンサーの出力値を用いてもよい。
さらに、上述の実施の形態では、LNT103からのNOスリップ量について述べたが、SCRやCSF(Catalyzed Soot Filter)が設けられている場合には、これらにも上述と同様のロジックを適用してNO推定値を求め、積算したNO推定値を最終的なテールパイプから排出されるNO推定値としてもよい。この場合、各触媒に合わせてロジックは修正するとよい。例えば、CSFとSCRには、NOx吸蔵量による補正係数マップと、Oによる補正係数テーブル、SOx吸蔵量による補正係数テーブルは不要である。
本発明は、排気浄化装置におけるNOx吸蔵還元型触媒から下流へ流れるNOの量を推定する方法及び装置として好適である。
10 エンジン
20 吸気管
30 排気管
41 温度センサー
42 λセンサー
43 流量センサー
44 NOxセンサー
100 排気浄化装置
101 DOC(Diesel Oxidation Catalyst)
102 DPF(Diesel Particulate Filter)
103 LNT(Lean NOx Trap;NOx吸蔵還元型触媒)
104 SCR(Selective Catalytic Reduction)
105 尿素水噴射装置
110 ECU(Electronic Control Unit)
111 取得部
112 推定部
201 NOxスリップベースマップ
202 NOx吸蔵量による補正係数マップ
203 Oによる補正係数テーブル
204 SOx吸蔵量による補正係数テーブル
205 温度による補正係数テーブル

Claims (6)

  1. 排気浄化装置におけるNOx吸蔵還元型触媒から下流へ流れるNOの量を推定するNO推定方法であって、
    前記NOx吸蔵還元型触媒に流入する排ガスのO量及び温度と、前記NOx吸蔵還元型触媒のNOx吸蔵量及びSOx吸蔵量と、を取得する取得ステップと、
    前記O量、前記温度、前記NOx吸蔵量及び前記SOx吸蔵量に基づいて、前記NOを推定する推定ステップと、
    を含むNO推定方法。
  2. 前記推定ステップでは、
    前記NOx吸蔵還元型触媒からのNOスリップ推定量をベースとし、当該NOスリップ推定量に、前記O量、前記温度、前記NOx吸蔵量及び前記SOx吸蔵量に基づく係数を乗算することで、前記NOの推定値を得る、
    請求項1に記載のNO推定方法。
  3. 前記取得ステップでは、
    前記O量及び前記温度を、前記排気浄化装置の制御のために設けられているLNT入口λセンサー、LNT入口温度センサーの出力から取得する、
    請求項1又は2に記載のNO推定方法。
  4. 前記取得ステップでは、
    前記NOx吸蔵量を前記排ガスの流量とNOx濃度とに基づいて計算により取得するとともに、前記SOx吸蔵量を燃料流量と硫黄濃度とに基づいて計算により取得する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載のNO推定方法。
  5. 排気浄化装置におけるNOx吸蔵還元型触媒から下流へ流れるNOの量を推定するNO推定装置であって、
    前記NOx吸蔵還元型触媒に流入する排ガスのO量及び温度と、前記NOx吸蔵還元型触媒のNOx吸蔵量及びSOx吸蔵量と、を取得する取得部と、
    前記O量、前記温度、前記NOx吸蔵量及び前記SOx吸蔵量に基づいて、前記NOを推定する推定部と、
    を備えるNO推定装置。
  6. 前記推定部は、
    前記NOx吸蔵還元型触媒からのNOスリップ推定量のベース値を出力するベース値出力部と、
    前記温度と前記NOx吸蔵量とに基づく第1の補正係数を出力するNOx吸蔵量による補正係数マップと、
    前記O量に基づく第2の補正係数を出力するOによる補正係数テーブルと、
    前記SOx吸蔵量に基づく第3の補正係数を出力するSOx吸蔵量による補正係数テーブルと、
    前記ベース値に、前記第1、第2及び第3の補正係数を乗算することにより、前記NOの推定量を得る演算部と、
    を備える、請求項5に記載のNO推定装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2004211676A (ja) * 2002-11-11 2004-07-29 Toyota Motor Corp 内燃機関の排気浄化装置
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