JP2021050701A - 堆積物検出方法及び排気浄化システム - Google Patents

堆積物検出方法及び排気浄化システム Download PDF

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Abstract

【課題】簡易な構成で、排気通路における白色生成物を精度良く検出できる方法及び装置を提供すること。【解決手段】内燃機関の排気管30に、SCR装置103と、SCR装置103の上流側で尿素水を噴射する尿素水噴射装置104とを備えて構成される排気ガス浄化システム100において、SCR装置103の上流側に設けられたNOxセンサー105aにより得られたNOx濃度に基づいてSCR装置103においてNOx還元に必要な理想的尿素水噴射量を算出する理想的尿素水噴射量算出部と、尿素水噴射装置104から噴射される尿素水の噴射量と理想的尿素水噴射量とに基づいて尿素結晶の堆積を判定する堆積判定部と、を設ける。【選択図】図1

Description

本発明は、排気通路における白色生成物を検出する堆積物検出方法及び排気浄化システムに関する。
トラックやバス等の車両に搭載されるディーゼルエンジンの排気ガス中のNOxを浄化するための排気浄化システムとして、尿素水等を還元剤として用いてNOxを窒素と水に還元する選択触媒還元型触媒(SCR:Selective Catalytic Reduction)装置を用いたものが知られている(例えば、特許文献1を参照)。
この種の排気浄化システムは、選択還元型触媒装置(以下「SCR装置」と呼ぶこともある)に対して上流の排気管に尿素水噴射装置によって尿素水を供給し、排気ガスの熱で尿素を加水分解してアンモニアを生成し、このアンモニアによってSCR装置内の触媒でNOxを還元するものである。尿素水噴射装置は、SCR装置におけるNOx浄化率が所望値となるような量の尿素水を噴射する。
ところで、排気管に噴射された尿素水が原因で以下のような不具合が生じる場合がある。内燃機関の低負荷運転時など排気ガスの温度が低く(例えば、200〜250[°C])、排気ガスの流量が少ない状態で、尿素水の噴射を繰り返すと、尿素水の加水分解が不十分となり、排気通路内に、尿素結晶である白色生成物が堆積する。排気通路内に白色生成物が堆積すると、例えば排気通路が閉塞し、所望の排気ガス浄化処理が実施できないおそれがある。
特許文献2−4には、SCR触媒の上下流における差圧を検出し、この差圧に基づいて白色生成物の堆積を検知する技術が開示されている。また、特許文献5には、排気温度と排気流量と尿素水噴射量とに基づいて、排気管内に生じる白色生成物の堆積量を推定する技術が開示されている。
特開2000−303826号公報 特開2009−024655号公報 特開2017−122411号公報 特開2017−106399号公報 特開2019−002363号公報
ところで、特許文献2−4のように差圧を検出する方法では、差圧センサーを設ける必要があるので、その分だけ構成が複雑となり、製造コストの増加を招くので、低価格車や小型車への適用が敬遠されるおそれがある。また、特許文献5では、排気ガスの温度、排気ガスの流量及び尿素水の噴射量と、白色生成物の堆積量と、の関係を予め規定した堆積量マップを参照して、所定時間当たりにおける白色生成物の堆積量を推定する。このような方法では、白色生成物の堆積量の推定精度が、堆積量マップに大きく依存するので、堆積量マップが適切なものでないと推定精度が低下する懸念がある。
本発明の目的は、比較的簡易な構成で、排気通路における白色生成物を精度良く検出し得る堆積物検出方法及び排気浄化システムを提供することである。
本発明の堆積物検出方法の一つの態様は、
内燃機関の排気通路に、選択還元型触媒装置と、前記選択還元型触媒装置の上流側で尿素水を噴射する尿素水噴射装置とを備えて構成される排気浄化システムにおける堆積物検出方法であって、
前記選択還元型触媒装置の上流側に設けられたNOxセンサーにより得られたNOx濃度に基づいて、前記選択還元型触媒装置においてNOx還元に必要な理想的尿素水噴射量として算出する理想的尿素水噴射量算出ステップと、
前記尿素水噴射装置から噴射される尿素水の噴射量と、前記理想的尿素水噴射量と、に基づいて、尿素結晶の堆積を判定する堆積判定ステップと、
を含む。
本発明の排気浄化システムの一つの態様は、
内燃機関の排気通路に、選択還元型触媒装置と、前記選択還元型触媒装置の上流側で尿素水を噴射する尿素水噴射装置とを備えて構成される排気ガス浄化システムであって、
前記選択還元型触媒装置の上流側に設けられたNOxセンサーにより得られたNOx濃度に基づいて、前記選択還元型触媒装置においてNOx還元に必要な理想的尿素水噴射量を算出する理想的尿素水噴射量算出部と、
前記尿素水噴射装置から噴射される尿素水の噴射量と、前記理想的尿素水噴射量と、に基づいて、尿素結晶の堆積を判定する堆積判定部と、
を備える。
本発明によれば、比較的簡易な構成で、排気通路における白色生成物を精度良く検出できるようになる。
実施の形態の排気浄化システムの要部構成を示した図 ECUの構成のうち、堆積物推定に関わる部分を示したブロック図 他の実施の形態の排気浄化システムの構成を示す図
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態を詳細に説明する。
<1>排気浄化システムの構成
図1は、本実施の形態の堆積物検出方法が適用される排気浄化システム100の要部構成を示した図である。本実施形態では、一例として、本発明の堆積物検出方法をディーゼルエンジン10の排気浄化システム100に適用した態様ついて説明する。ただし、本実施形態に係る堆積物検出方法は、ディーゼルエンジン10の排気浄化システム100に限らず、ガソリンエンジンの排気浄化システムにも適用し得る。
排気浄化システム100は、例えば、トラック等の車両に搭載されており、エンジン10の排気ガス中のNOxを浄化する。
エンジン10は、例えば、燃焼室、燃焼室内で燃料を噴射する燃料噴射装置、及び、燃料噴射装置を制御するエンジンECU等(図示せず)を含んで構成される。エンジン10は、燃焼室内で、燃料と空気の混合気を燃焼及び膨張させて、動力を発生する。エンジン10には、燃焼室内に空気を導入する吸気管20と、燃焼室から排出される燃焼後の排気ガスを、車両の外部に排出する排気管30と、が接続されている。
排気浄化システム100は、DOC(Diesel Oxidation Catalyst)101、DPF(Diesel Particulate Filter)102、SCR(Selective Catalytic Reduction)装置103及び尿素水噴射装置104を有する。
また、排気浄化システム100は、ECU(Electronic Control Unit)110及びDCU(Dosing Control Unit)120を有する。ECU110は排気浄化システム100の全体の動作を制御し、DCU120は尿素水噴射装置104の動作を制御する。
DOC101は、排気ガスの空燃比がリーンな状態において(つまりエンジン10の通常燃焼時において)、排気ガス中のCO及びHCを酸化し浄化する。
DPF102は、排気に含まれる粒子状物質を捕集する。
SCR装置103は、尿素水噴射装置104から供給される尿素水が加水分解してなるアンモニアを吸着すると共に、当該吸着したアンモニアによって排気ガス中からNOxを選択的に還元浄化する。
ECU110は、例えば、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)、入力ポート、及び出力ポート等を含んで構成されている。ECU110の後述する各機能は、例えば、CPUがROM、RAM等に記憶された制御プログラムや各種データを参照することによって実現される。但し、当該機能は、ソフトウェアによる処理に限られず、専用のハードウェア回路によっても実現できることは勿論である。
なお、ECU110は、エンジン10のエンジンECU(図示せず)及びDCU120等と通信することで、これらを制御したり、これらの状態を取得したりする。またECU110は、種々のセンサーからセンサー情報を取得し、当該センサー情報に基づいて、排気管30を通流する排気ガスの状態や、DOC101、DPF102及びSCR装置103の状態等を検出する。
<2>堆積物の検出
次に、本実施の形態による堆積物の推定について説明する。
本実施の形態の場合、堆積物の推定処理は、ECU110において行われる。ただし、堆積物推定処理は、ECU110に限らず、例えば堆積物推定のための独立の処理ユニットを設けて行ってもよい。
図2は、ECU110の構成のうち、堆積物推定に関わる部分を示したブロック図である。ECU110は、理想的尿素水噴射量算出部111と、堆積判定部112と、制御部113と、を有する。
理想的尿素水噴射量算出部111は、SCR装置103の上流側に設けられたNOxセンサー105a(図1)により得られたNOx濃度に基づいて、SCR装置103においてNOx還元に必要な理想的尿素水噴射量を算出する。
堆積判定部112は、尿素水噴射装置104から噴射される尿素水の噴射量と、理想的尿素水噴射量算出部111により得られた理想的尿素水噴射量と、に基づいて、尿素結晶の堆積を判定する。なお、実際上、尿素水噴射装置104から噴射される尿素水の噴射量は、DCU120によって決められるので、堆積判定部112は、尿素水噴射装置104から噴射される尿素水の噴射量の情報をDCU120から受け取る。
制御部113は、堆積判定部112の判定結果に基づいて、排気を昇温させる等の制御を行う。例えば、制御部113は、堆積判定部112から、堆積物が存在する、或いは、所定量以上の堆積物が存在するといった判定結果を受けった場合に、排気管30内を昇温させる制御を行う。例えば、排気管30内に燃料を噴射して燃焼させることで尿素結晶である堆積物1(図1)の焼き出し処理を行わせる。尿素結晶からなる堆積物1を昇温によって焼き出しする技術自体は、従来から種々のものが提案されているので、ここでの説明は省略する。
理想的尿素水噴射量算出部111の具体的な処理について説明する。理想的尿素水噴射量算出部111は、次式により理想的尿素水噴射量を算出する。
Figure 2021050701
(1)式における排ガス流量は、吸気センサー106からの吸気流量と燃料重量より求めることができる。(1)式におけるSCR入口のNOx濃度はNOxセンサー105aにより得ることができる。(1)式における、空気の分子量と、噴射した尿素から生成するNHと、は決まった値なのでそれを代入すればよい。つまり、空気の分子量は、おおよそNが80%、Oが20%であるとして、28×0.8+32×0.2により求めることができる。また、噴射した尿素から生成するNHは、尿素1分子から2分子のNHが生成することと、尿素の分子量が60.06、尿素水の尿素濃度が0.325であることとから、(2×60.06)/0.325により求めることができる。
等量比とは、NOxを還元するNHの比率である。つまり、化学反応によりNOxを全て還元できるNHが存在する場合、等量比は1である。また、NOxを全て還元するよりも過剰のNHを噴射する場合には、等量比は1を超える。ここで、理想的尿素水噴射量とは、NOxを丁度還元できる量のNHを含む尿素水の量(換言すれば、SCR装置103に入るNOxの量を過不足なく還元する尿素水噴射量)を意味する。よって、(1)式における等量比は1である。なお、理想的尿素水噴射量の定義は必ずしもこれに限らない。要は、理想的尿素水噴射量は、SCR装置103に入るNOxを既定の浄化率に浄化するために必要な計算上の尿素水噴射量である。
一方で、DCU120は、所望の浄化率を実現できるように、尿素水噴射装置104の尿素水噴射量を制御している。具体的には、DCU120は、SCR装置103の上流側のNOxセンサー105aにより得られたNOx濃度と、SCR装置103の下流側のNOxセンサー105bにより得られたNOx濃度と、に基づいて、SCR装置103におけるNOx浄化率が目標値となるように尿素水噴射装置104からの尿素水噴射量を制御している。
つまり、DCU120は、フィードバック制御を行うことにより浄化率を維持している。具体的には、DCU120は、NOxの浄化率が下がると尿素水噴射量を増やす制御を行う。DCU120で決定される尿素水噴射量は、実際に尿素水噴射装置104から噴射されている尿素水噴射量であると言うことができる。
本実施の形態の場合、堆積判定部112は、尿素水噴射装置104から噴射される尿素水の噴射量(つまりDCU120からの尿素水噴射量の情報)から理想的尿素水噴射量(つまり理想的尿素水噴射量算出部111からの理想的尿素水噴射量の情報)を減算した値が所定閾値以上の場合に、尿素結晶が堆積していると判定する。
ここで、SCR装置103内の堆積物1が増えてくると、DCU120で計算され実際に尿素水噴射装置104から噴射される尿素水の量は浄化率を維持するために増加する。これに対して、理想的尿素水噴射量は堆積物1の量には依存しない。よって、堆積物1の量が多くなるほど、尿素水噴射装置104から噴射される尿素水の噴射量から理想的尿素水噴射量を減算した値は大きくなる。本実施の形態では、この関係を有効に活用して、堆積物1の堆積を判定する。
<3>まとめ
以上説明したように、本実施の形態によれば、内燃機関の排気管30に、SCR装置103と、SCR装置103の上流側で尿素水を噴射する尿素水噴射装置104とを備えて構成される排気ガス浄化システム100において、SCR装置103の上流側に設けられたNOxセンサー105aにより得られたNOx濃度に基づいてSCR装置103においてNOx還元に必要な理想的尿素水噴射量を算出する理想的尿素水噴射量算出部111と、尿素水噴射装置104から噴射される尿素水の噴射量と理想的尿素水噴射量とに基づいて尿素結晶の堆積を判定する堆積判定部112と、を設けたことにより、簡易な構成で、排気通路における白色生成物を精度良く検出できるようになる。
上述の実施の形態は、本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
上述の実施の形態では、ECU110とエンジンのECU(図示せず)とDCU120とを別体とし、相互に通信するものとしたが、一体のコンピュータ(プロセッサ)で演算及び制御を行ってもよい。
上述の実施の形態では、理想的尿素水噴射量がNOxを丁度還元できる量のNHを含む尿素水の量である場合について述べたが、実際上、理想的尿素水噴射量はDCU120で目標としている浄化率に合わせることが好ましい。例えば、DCU120の目標浄化率が90%ならば、理想的尿素水噴射量算出部111で算出する理想的尿素水噴射量はこれに合わせてNOxを90%還元できる量のNHを含む尿素水の量であることが好ましい。実際には、等量比の値を調整することで、このような理想的尿素水噴射量を算出することができる。
また、上述の実施の形態では、堆積判定部112が、尿素水噴射装置104から噴射される尿素水の噴射量から理想的尿素水噴射量を減算した値が所定閾値以上の場合に、尿素結晶が堆積していると判定する場合について述べたが、堆積判定部112の判定はこれに限らない。例えば、判定結果として減算値を制御部113に出力してもよい。そして、制御部113は、この減算値に応じた昇温制御等を行うようにしてもよい。例えば、減算値が大きいほど昇温温度を大きくしたり、昇温の頻度を多くするように制御してもよい。
さらに、図1との対応部分に同一符号を付して示した図3のように、排気浄化システム200が、SCR装置103の入口側と出口側の差圧を計測する差圧センサー201を有し、差圧センサー201の計測結果も用いて堆積判定を行うようにしてもよい。実際には、差圧センサー201の出力を堆積判定部112(図2)に入力し、堆積判定部112が上述した減算値に加えて、差圧センサー201の計測結果も加味して堆積判定を行う。
つまり、堆積物1の量が多くなるほど差圧が大きくなるので、堆積判定部112は例えば差圧が所定閾値以上の場合に、堆積物1が存在すると判定する。あるいは、差圧の大きさに基づいて堆積物1の量を推定してもよい。堆積判定部112が、上述した減算値と差圧の両方を加味して堆積物の有無あるいは量を推定することにより、より信頼性の高い堆積物の推定を実現できる。因みに、差圧の測定は、アイドリング時のような排ガス流量が少ない場合以外に行うことが好ましい。
ここで差圧センサー201を設けると、その分だけ構成が複雑となり、製造コストの増加を招くので、低価格車や小型車への適用が敬遠されるおそれがある。しかし、構成の複雑化を問題としない車両等に適用すれば問題が少なく、上述の実施の形態の構成と組み合わせることで、より信頼性の高い堆積物の推定を実現できるので好適である。
本発明は、排気通路における白色生成物を検出する堆積物検出方法及び排気浄化システムとして広く適用できる。
10 エンジン
20 吸気管
30 排気管
100、200 排気浄化システム
101 DOC(Diesel Oxidation Catalyst)
102 DPF(Diesel Particulate Filter)
103 SCR(Selective Catalytic Reduction)装置
104 尿素水噴射装置
105a、105b NOxセンサー
106 吸気センサー
110 ECU(Electronic Control Unit)
111 理想的尿素水噴射量算出部
112 堆積判定部
113 制御部
120 DCU(Dosing Control Unit)
201 差圧センサー

Claims (9)

  1. 内燃機関の排気通路に、選択還元型触媒装置と、前記選択還元型触媒装置の上流側で尿素水を噴射する尿素水噴射装置とを備えて構成される排気浄化システムにおける堆積物検出方法であって、
    前記選択還元型触媒装置の上流側に設けられたNOxセンサーにより得られたNOx濃度に基づいて、前記選択還元型触媒装置においてNOx還元に必要な理想的尿素水噴射量として算出する理想的尿素水噴射量算出ステップと、
    前記尿素水噴射装置から噴射される尿素水の噴射量と、前記理想的尿素水噴射量と、に基づいて、尿素結晶の堆積を判定する堆積判定ステップと、
    を含む堆積物検出方法。
  2. 前記堆積判定ステップでは、
    前記尿素水噴射装置から噴射される尿素水の噴射量から前記理想的尿素水噴射量を減算した値が所定閾値以上の場合に、前記尿素結晶が堆積していると判定する、
    請求項1に記載の堆積物検出方法。
  3. 前記堆積判定ステップで用いられる前記尿素水噴射装置から噴射される尿素水の噴射量は、
    前記尿素水噴射装置を制御する制御部が、前記選択還元型触媒装置の上流側及び下流側に設けられたNOxセンサーにより得られたNOx濃度に基づいて、前記選択還元型触媒装置におけるNOx浄化率が目標値となるように算出され、前記尿素水噴射装置から実際に噴射される噴射量である、
    請求項1又は2に記載の堆積物検出方法。
  4. 前記理想的尿素水噴射量算出量ステップは、
    前記NOxセンサーにより得られた前記NOx濃度と、排ガス流量と、に基づいて、前記選択還元型触媒装置に流入するNOxの量を算出するとともに、当該NOxの量を過不足なく還元する尿素水噴射量を前記理想的尿素水噴射量として算出する、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の堆積物検出方法。
  5. 前記選択還元型触媒装置の入口側と出口側の差圧を検出するステップを、さらに含み、
    前記堆積判定ステップでは、前記尿素水噴射装置から噴射される尿素水の噴射量と、前記理想的尿素水噴射量と、に加えて、前記差圧を用いて尿素結晶の堆積を判定する、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の堆積物検出方法。
  6. 内燃機関の排気通路に、選択還元型触媒装置と、前記選択還元型触媒装置の上流側で尿素水を噴射する尿素水噴射装置とを備えて構成される排気ガス浄化システムであって、
    前記選択還元型触媒装置の上流側に設けられたNOxセンサーにより得られたNOx濃度に基づいて、前記選択還元型触媒装置においてNOx還元に必要な理想的尿素水噴射量を算出する理想的尿素水噴射量算出部と、
    前記尿素水噴射装置から噴射される尿素水の噴射量と、前記理想的尿素水噴射量と、に基づいて、尿素結晶の堆積を判定する堆積判定部と、
    を備える排気浄化システム。
  7. 前記堆積判定部は、
    前記尿素水噴射装置から噴射される尿素水の噴射量から前記理想的尿素水噴射量を減算した値が所定閾値以上の場合に、前記尿素結晶が堆積していると判定する、
    請求項6に記載の排気浄化システム。
  8. 前記堆積判定部による判定結果に基づいて排気ガスを昇温させる制御を行う制御部を、さらに備える、
    請求項6又は7に記載の排気浄化システム。
  9. 前記選択還元型触媒装置の入口側と出口側の差圧を検出する差圧センサーを、さらに備え、
    前記堆積判定部は、前記尿素水噴射装置から噴射される尿素水の噴射量と、前記理想的尿素水噴射量と、に加えて、前記差圧センサーにより得られた前記差圧を用いて尿素結晶の堆積を判定する、
    請求項6から8のいずれか一項に記載の排気浄化システム。
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CN114233445A (zh) * 2021-12-13 2022-03-25 潍柴动力股份有限公司 一种检测scr系统尿素结晶的方法及装置
CN114458433A (zh) * 2022-02-16 2022-05-10 潍柴动力股份有限公司 一种尿素喷嘴堵塞判断方法、scr系统及车辆

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