JP2021053687A - 溶接用摺動銅当て金及び溶接方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】溶融スラグ又は溶融金属が、母材と摺動銅当て金の間から漏れ出すことを防止することができる溶接用摺動銅当て金及び溶接方法を提供する。【解決手段】溶融スラグ浴又は溶融金属浴を形成するように一対の母材3間の開先部2に対向配置され、開先部2に沿って摺動する溶接用摺動銅当て金30は、当て金本体部41と、該当て金本体部41に対して回転自在な少なくとも一つの回転部材31と、を備え、該回転部材31は、母材3の面3aに接触可能な接触面32を有し、該接触面32が、母材3の面3aと面接触するように、当て金本体部41に対して回転自在である。【選択図】図5

Description

本発明は、溶接用摺動銅当て金及び溶接方法に関する。
対向配置された母材同士を立向き溶接する溶接法の一例として、エレクトロスラグ溶接法やエレクトロガス溶接法が知られている。エレクトロスラグ溶接法は、ワイヤと母材との間に存在する溶融スラグの電気抵抗発熱を熱源とし、母材及びワイヤを溶融して溶接金属を形成する。一般的なエレクトロスラグ溶接法は、消耗ノズル式又は非消耗ノズル式と呼ばれるものがあり、消耗ノズル式では、消耗ノズルが開先内に固定され、そのノズル内に電極ワイヤを連続的に供給する。溶接の進行とともに消耗ノズルも溶融消耗するため、ノズルの上昇機構は不要であるが、溶接長は消耗ノズル長さが上限になる。
一方、非消耗ノズル式では、ノズルが溶接の進行とともに上昇するように制御されており、その上昇機構とノズル長さによって溶接長が制限される。いずれも数十メートルに及ぶ長尺溶接は困難であるため、数メートルの短尺部位を対象に、固定式の水冷銅当て金を用いたり、4面を鋼板で囲い、その内部を立向き溶接したりすることになる。なお、上記のエレクトロスラグ溶接法で長尺溶接を行うと、水冷銅当て金の固定や拘束、消耗ノズルの開先内の配置、非消耗ノズルの上昇機構等に困難をきたし、溶接施工も不安定になる。
一方、エレクトロガス溶接法では、溶接の進行に合わせてレールやチェーン等を用いて溶接トーチ及び台車を上昇させるため、溶接線に沿って水冷摺動銅当て金をトーチや台車と共に移動させることによって数十メートルの長尺溶接を可能としている。この場合、銅当て金の長さは、溶融金属やスラグを覆うことができる程度の長さが確保されていれば充分であり、溶接線全線を覆う必要はないため、小型かつ軽量となるメリットもある。したがって、エレクトロスラグ溶接法においても、レールやチェーン等を用いて溶接トーチ及び台車を上昇させつつ、小型の水冷摺動銅当て金を用いれば長尺溶接は可能となるが、この場合、4面を溶接線全線にわたって覆うものではないため、溶融スラグ又は溶融金属が水冷摺動銅板と溶接ビードとの間に流入して消費されてしまうという新たな課題が生じる。
このような課題に対して、特許文献1には、溶接中のスラグ浴深さを検出し、スラグの消費に伴ってスラグ浴深さが浅くなると、これを補うためのフラックスを上方から自動供給するエレクトロスラグ溶接法が開示されている。また、特許文献2には、母材の目違いなどに起因する母材と当て金の隙間から生じるスラグ漏れの課題に対して、上下方向に移動可能とすべく、スプリングによって押圧された銅ブロックを両サイドのパーツとして適用することにより、母材及び溶接ビードの両サイドにおいて面接触を確保してスラグ漏れを防止しようとする技術が開示されている。
特開2016−215214号公報 実開昭60−171694号公報
しかしながら、特許文献1では、水冷摺動銅当て金として、エレクトロガス溶接法とほぼ同様のものを用いているため、母材に目違いが生じたり、母材取付け面に角度がついたりした場合には、水冷摺動銅当て金が母材に対して斜めに当たり、母材及び溶接ビードの両サイドとの接触が線接触又は点接触となるため、溶融スラグ又は溶融金属が容易に漏れ出してしまうという問題があった。また、特許文献2では、母材取付け面が段差を有する平行面である単純な目違いには対応できたとしても、母材取付け面間に角度が生じると、従来の摺動銅当て金と同様に線接触又は点接触となり、溶融スラグ又は溶融金属が容易に漏れ出してしまうため、広く普及するには至っておらず、改善の余地があった。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、溶融スラグ又は溶融金属が、母材と摺動銅当て金の間から漏れ出すことを防止することができる溶接用摺動銅当て金及び溶接方法を提供することにある。
したがって、本発明の上記目的は、溶接用摺動銅当て金に係る下記(1)の構成により達成される。
(1) 溶融スラグ浴又は溶融金属浴を形成するように一対の母材間の開先部に対向配置され、前記開先部に沿って摺動する溶接用摺動銅当て金であって、
当て金本体部と、
該当て金本体部に対して回転自在な少なくとも一つの回転部材と、を備え、
該回転部材は、前記母材の面に接触可能な接触面を有し、
該接触面が、前記母材の面と面接触するように、前記当て金本体部に対して回転自在である、溶接用摺動銅当て金。
この構成によれば、当て金本体部と、該当て金本体部に対して回転自在な少なくとも一つの回転部材と、を備え、該回転部材は、母材の面に接触可能な接触面を有し、該接触面が、母材の面と面接触するように、当て金本体部に対して回転自在であるため、母材の目違いや角度差などに起因するスラグ漏れ又は溶融金属漏れを防止できる。
また、溶接用摺動銅当て金に係る本発明の好ましい実施形態は、以下の(2)〜(6)に関する。
(2) 一対の前記回転部材を備え、
該一対の回転部材は、前記当て金本体部に対して回転自在な一対の前記接触面を有し、
前記回転部材は、長手方向が前記開先部に沿って伸び、かつ、外周面の一部が平面部をなす断面略D形状の柱形状を有する、(1)に記載の溶接用摺動銅当て金。
この構成によれば、一対の回転部材は、長手方向が開先部に沿って伸び、かつ、外周面の一部が平面部をなす断面略D形状の柱形状を有するため、平面部の広い面積が母材の側面と面接触して、母材の目違いや角度違いなどに起因するスラグ漏れ又は溶融金属漏れを防止できる。
(3) 前記当て金本体部及び前記回転部材は、それぞれ水冷経路を有する、(1)又は(2)に記載の溶接用摺動銅当て金。
この構成によれば、当て金本体部及び回転部材が、それぞれ水冷経路に供給される冷却水により効果的に冷却できる。
(4) 前記回転部材は、その長手方向両端部に設けられた支持軸部を支持するすべり軸受を介して、前記当て金本体部に対し回転自在に支持される、(1)〜(3)のいずれか1つに記載の溶接用摺動銅当て金。
この構成によれば、回転部材は、両端部がすべり軸受を介して当て金本体部に回転自在に支持されているため、母材の側面に対応して滑らかに回転することができる。
(5) 前記一対の母材に対向する前記当て金本体部の対向面は、幅方向両縁部に面取りが施されている、(1)〜(4)のいずれか1つに記載の溶接用摺動銅当て金。
この構成によれば、当て金本体部の幅方向両縁部に面取りが施されているため、角度差がある母材に対しても、当て金本体部が干渉することがなく、母材と回転部材の平面部との面接触が確実に確保される。
(6) 前記当て金本体部の上部には、前記溶融スラグ浴内に挿入可能な棒状のタングステン電極が配置され、
前記溶接用摺動銅当て金と、前記溶融スラグ浴内の前記タングステン電極間の電位差を測定することにより、スラグ浴高さを検出可能である、(1)〜(5)のいずれか1つに記載の溶接用摺動銅当て金。
この構成によれば、スラグ浴高さを正確に検出できる。
また、本発明の上記目的は、溶接方法に係る下記(7)の構成により達成される。
(7) 一対の母材間の開先部に向けて、(1)〜(6)のいずれか1つに記載の溶接用摺動銅当て金を配置して、該開先部内に、フラックスを充填するとともに、コンタクトチップ先端から溶接ワイヤを供給し、前記コンタクトチップを前記開先部に沿って移動させるとともに前記溶接用摺動銅当て金を前記開先部に沿って摺動させて溶接する、溶接方法。
この構成によれば、小型かつ軽量の溶接用摺動銅当て金により長尺の溶接部を溶接することができる。
本発明の溶接用摺動銅当て金によれば、当て金本体部と、該当て金本体部に対して回転自在な少なくとも一つの回転部材と、を備え、該回転部材は、母材の面に接触可能な接触面を有し、該接触面が、母材の面と面接触するように、当て金本体部に対して回転自在であるため、母材の目違いや角度差などに起因するスラグ漏れ又は溶融金属漏れを防止できる。
また、本発明の溶接方法によれば、一対の母材間の開先部に向けて溶接用摺動銅当て金を配置して、該開先部内にフラックスを充填するとともに、コンタクトチップ先端から溶接ワイヤを供給し、コンタクトチップを開先部に沿って移動させるとともに溶接用摺動銅当て金を開先部に沿って摺動させて溶接するため、小型かつ軽量の溶接用摺動銅当て金により長尺の溶接部を溶接することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係るエレクトロスラグ溶接装置の概略構成の一例を示す図である。 図2は、溶融スラグ浴検出器の構成例を示す図である。 図3は、本実施形態に係る溶接用摺動銅当て金の上面図である。 図4は、図3のIV−IV線断面図である。 図5は、突合せ継手の開先部に銅当て金及び溶接用摺動銅当て金を配置した状態を示す断面図である。 図6は、角度を有する母材の取付け面に溶接用摺動銅当て金を配置した状態を示す断面図である。 図7は、本実施形態に係る溶接用摺動銅当て金により、6mmの目違いを有する母材の開先部を溶接した状態を示す図である。
以下、本発明に係る溶接用摺動銅当て金の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本発明に係る溶接用摺動銅当て金は、エレクトロスラグ溶接及びエレクトロガス溶接のいずれにも適用可能であるが、以下の説明ではエレクトロスラグ溶接を例に説明する。
<溶接装置の構成>
まず、本発明の一実施形態に係る溶接用摺動銅当て金を用いたエレクトロスラグ溶接装置について説明する。図1は、本発明の一実施形態に係るエレクトロスラグ溶接装置の概略構成の一例を示す図である。
図1に示すように、矢印Zの示す方向を垂直方向(上下方向)の上方向とし、矢印Xの示す方向を板厚方向(左右方向)の右方向とするとともに、紙面に対して垂直に裏面より表面に向かう方向を水平横方向Yの手前方向とする。
図1に示すように、本実施形態に係るエレクトロスラグ溶接装置100は、固定の銅当て金1及び溶接用摺動銅当て金30と、溶接トーチ4と、溶融スラグ浴検出器13と、フラックス供給装置14と、フラックス供給制御装置15と、走行台車16と、走行台車制御装置17とを備える。
エレクトロスラグ溶接装置100において、開先の裏側には固定の銅当て金1が配置されており、開先の表側には溶接用摺動銅当て金30が配置される。ここで、裏側の銅当て金1の代わりに、耐熱性のセラミックスから構成される裏当て材を用いても良い。また、表側の溶接用摺動銅当て金30は、上下方向に摺動する銅当て金であり、水冷されている。ただし、溶接用摺動銅当て金30として、銅の代わりのものを用いても良い。
溶接トーチ4は、不図示の溶接電源から供給される溶接電流8により溶接ワイヤ6に給電して母材3を溶接する。また、溶接トーチ4は、コンタクトチップ5を有しており、コンタクトチップ5は、溶接ワイヤ6を案内するとともに、溶接ワイヤ6に溶接電流8を供給する。
溶融スラグ浴検出器13は、溶融スラグ浴7の位置を検出する。フラックス供給装置14は、溶融スラグ浴7にフラックス12を投入する。フラックス12は溶融して溶融スラグになるため、フラックス12を投入することにより、溶融スラグ浴7の量が増えることとなる。
フラックス供給制御装置15は、フラックス供給装置14の動作を制御し、溶融スラグ浴7に投入されるフラックス12の量を調整する。
走行台車16は、溶接用摺動銅当て金30、溶接トーチ4、溶融スラグ浴検出器13、フラックス供給装置14、フラックス供給制御装置15及び走行台車制御装置17を搭載しており、上方向(矢印Z方向)に移動する。すなわち、走行台車16は、溶接用摺動銅当て金30、溶接トーチ4、溶融スラグ浴検出器13、フラックス供給装置14、フラックス供給制御装置15及び走行台車制御装置17と一体となって移動するため、それぞれの相対的な位置関係は変わらない。走行台車16が上昇することにより、上方向に沿って溶接が行われる。
走行台車制御装置17は、走行台車16の走行速度を増大させたり減少させたりして、走行台車16の動作を制御する。
そして、母材3、銅当て金1及び溶接用摺動銅当て金30に囲まれた開先内に、溶接トーチ4のコンタクトチップ5から溶接ワイヤ6が送給され、溶接ワイヤ6が開先内に形成された溶融スラグ浴7内に送り込まれる。溶接電流8は、溶接ワイヤ6から溶融スラグ浴7を通して溶融金属9に流れる。このとき、溶融スラグ浴7を流れる溶接電流8及び溶融スラグ浴7の抵抗により、ジュール熱が発生し、溶接ワイヤ6及び母材3を溶融しながら溶接が進行する。
溶接が進行するにつれて、溶融金属9は冷却されて溶接金属10となり、溶融スラグ浴7の一部は、銅当て金1と溶接金属10との間、及び溶接用摺動銅当て金30と溶接金属10との間に形成された溶融スラグ層となり、この溶融スラグ層が冷却されて固化スラグ11となる。このようにして、溶融スラグ浴7は、その一部がビード表面を覆う固化スラグ11となるため、溶接の進行につれて消費され、溶融スラグ浴7の深さLsが減少していくことになる。この溶融スラグ浴7の減少を補うためには、溶融して溶融スラグ浴7となるフラックス12を追加投入する必要がある。
ビード表面を覆う固化スラグ11の量は、ビード幅や溶接開先の幅によって変動する。また、固化スラグ11の量は、銅当て金1及び溶接用摺動銅当て金30の密着度合や冷却状態によっても変動する。そのため、固化スラグ11の量は一定ではなく、溶融スラグ浴7の深さLsを一定に保つためには、投入するフラックス12の量も変化させる必要がある。しかしながら、溶融スラグ浴7の深さLsが分らないために、フラックス12の投入量が適切でない場合には、溶融スラグ浴7の深さLsが変動することになる。
そこで、本実施形態では、溶融スラグ浴7の深さLsを一定にするための制御を行う。ここで、一定とは、溶融スラグ浴7の深さLsが常に1つの値になる場合に限られず、誤差を考慮して溶融スラグ浴7の深さLsが一定の範囲内の値を示す場合も含まれる。すなわち、溶融スラグ浴7の深さLsは、あらかじめ定めた深さに保つように制御される。
そして、溶融スラグ浴7の深さLsを一定にするための第1の要件は、コンタクトチップ5の先端から溶融スラグ浴7の上面までの溶接ワイヤ長Ld(以下、ドライエクステンションLdと称する)が、あらかじめ定めた長さになるように制御することである。また、溶融スラグ浴7の深さLsを一定にするための第2の要件は、ワイヤ送給速度に応じて定められた基準電流値に対して溶接電流8があらかじめ定めた関係、すなわち、基準電流値と溶接電流8とが等しくなるように、走行台車制御装置17が走行台車16の走行速度を制御することである。
<溶融スラグ浴検出器の構成>
次に、溶融スラグ浴検出器の構成について詳細に説明する。図2は、溶融スラグ浴検出器13の構成例を示す図である。
図2に示すように、本実施形態に係る溶融スラグ浴検出器13は、検出端子18、差動増幅器19、接触判定基準信号設定器20、比較器21を有する。検出端子18は、導電性金属であり、かつ高融点金属であるタングステンからなり、一般には水冷されている。また、検出端子18は、溶融スラグ浴7に接触すると溶接電圧の一部の電圧を検出する。
差動増幅器19は、検出端子18の電圧と、溶接用摺動銅当て金30の電圧とを入力として、両電圧の差を出力する。溶接用摺動銅当て金30は母材3と接触しているため、溶接用摺動銅当て金30の電圧は母材電圧である。
接触判定基準信号設定器20は、検出端子18が溶融スラグ浴7に接触したときに検出する電圧の半分程度の電圧を、基準信号として出力する。例えば、検出端子18は通常6V以上の溶接電圧を検出するため、例えば、基準信号としてはその半分の約3Vの電圧に設定される。検出端子18が溶融スラグ浴7に接触していないときは、溶接電圧が検出端子18にかからないため、検出端子18の電圧は0Vである。
比較器21は、差動増幅器19の出力信号と接触判定基準信号設定器20の基準信号とを入力として、差動増幅器19の出力信号が接触判定基準信号設定器20の基準信号より大きくなったとき、検出端子18と溶融スラグ浴7とが接触したと判断した信号を作成する。作成された信号は、フラックス供給制御装置15に送られ、フラックス供給装置14よりフラックス12の供給及び停止が行われる。そして、溶融スラグ浴7の上面がコンタクトチップ5の先端からあらかじめ定めた長さに位置するように制御され、ドライエクステンションLdがあらかじめ定めた長さに保たれる。
<溶接用摺動銅当て金>
続いて、溶接用摺動銅当て金の構成について詳細に説明する。図3〜図5に示すように、溶接用摺動銅当て金30は、一対の回転部材31,31と、該回転部材31を回転自在に保持する当て金本体部41を備える。
回転部材31は、断面略D形状の略柱形状の部材であり、その外周面の一部が切り欠かれて長手方向に延びる平面部(接触面)32を有する。平面部32は、回転部材31の軸心CLと平行に形成されている。該平面部32の幅は、例えば、5〜15mmである。回転部材31の軸方向両端部には、小径の支持軸部33が形成され、当て金本体部41に固定されたすべり軸受39に回転自在に嵌合する。すべり軸受39は、図4に示すように、外形が断面略D形状に形成され、外径面の一部に平面部39aが設けられている。
また、回転部材31の内部には、一端側(図4では下端)から袋孔34が軸方向に形成されている。袋孔34の開口端に形成された雌ねじ35には、止め栓36が固定されて、袋孔34が封止されている。また、袋孔34には、平面部32の反対側から袋孔34に向け、径方向から連通する上下一対の貫通孔37が設けられている。袋孔34及び一対の貫通孔37は、回転部材31を冷却するための冷却水を流す水冷経路38の一部を形成する。
当て金本体部41は、略矩形板状の部材であり、幅方向両縁部には、当て金本体部41の一方の側面41aに開口部42aを有する一対の断面略D字形孔42が、長手方向(図3において上下方向)に形成されている。一方の側面41aとは、図5に示すように、溶接用摺動銅当て金30が母材3に対し配置されたとき、母材3に対向する面である。
当て金本体部41における一対の断面略D字形孔42間の側面41aは、僅かに凹む凹部43となっている。そして、図2に示すように、凹部43には、溶融スラグ浴検出器13の検出端子18が対向配置されている。当て金本体部41は、各断面略D字形孔42の中央寄りの部分に、回転部材31の袋孔34と同様に下端部から一対の袋孔44が断面略D字形孔42と略平行に形成されている。袋孔44は、袋孔34と同様に、その開口端が不図示の止め栓により封止されている。
また、各袋孔44には、凹部43の反対側から、上下方向に離間し、袋孔44に連通する一対の貫通孔45が形成されている。袋孔44及び一対の貫通孔45は、後述する冷却水を流すための水冷経路38の一部を形成する。さらに、当て金本体部41には、側面41aの幅方向両縁部に面取り46が施されている。なお、回転部材31の袋孔34及び一対の貫通孔37、並びに、当て金本体部41の袋孔44及び一対の貫通孔45は、不図示の連結パイプにより1本に接続され、水冷経路38を形成している。
ここで、図3に示すように、回転部材31の中心Oから平面部32に対する垂線の長さLは、当て金本体部41の断面略D字形孔42の中心O(すなわち、回転部材31の中心Oと同じ)から開口部42aに対する垂線の長さLより長く設定されている(すなわち、L>L)。
したがって、軸方向両端部の支持軸部33がすべり軸受39に嵌合して、当て金本体部41における断面略D字形孔42に対して回転自在に嵌合する一対の回転部材31は、その平面部32が、当て金本体部41の開口部42aからL−Lだけ突出した状態で組み付けられる。すなわち、一対の回転部材31は、その平面部32が当て金本体部41の側面41aから母材3に向け、L−Lだけ突出するように当て金本体部41により支持される。
また、図4に示すように、外形が断面略D形状のすべり軸受39は、回転部材31の中心O(すべり軸受39の支持孔の中心と同じ)から平面部39aに対する垂線の長さLが、当て金本体部41の断面略D字形孔42の中心Oから開口部42aに対する垂線の長さLと同じになっている。したがって、すべり軸受39の平面部39aは、当て金本体部41の側面41aから突出することはない。
このような溶接用摺動銅当て金30は、図5及び図6に示すように、裏面に銅当て金1が配置された母材3の側面(表側)3aに、一対の回転部材31の平面部32を当接させて配置される。一対の回転部材31は、当て金本体部41に対して回転自在であるため、一対の回転部材31の各平面部32が母材3の側面3aに倣って回転し、図6に示すように、両母材3の側面3aに角度差があっても、また、両母材3の側面3aに目違いがあっても、母材3の側面3aと一対の回転部材31の平面部32とが確実に面接触する。さらに、当て金本体部41の側面41aの幅方向両縁部には、面取り46が施されているため、両母材3の側面3aに角度差があっても、当て金本体部41の幅方向両縁部と母材3の側面3aとが干渉することはない。
以上より、銅当て金1、母材3の開先部2、母材3の側面3aの一部、回転部材31の円筒面の一部、及び当て金本体部41の凹部43(側面41a)により画成されて、溶融スラグの収容部が形成される。
このように、一対の回転部材31を、その平面部32が母材3の側面3aに面接触した状態で配置し、水冷経路38内に冷却水を流して回転部材31及び当て金本体部41を内部から冷却しながら、開先部2内にフラックス12を充填する。そして、コンタクトチップ5先端から溶接ワイヤ6を供給し、コンタクトチップ5を開先部2に沿って移動させるとともに、溶接用摺動銅当て金30を開先部2に沿って摺動させて溶接する。
一対の回転部材31の平面部32は、母材3の側面3aに面接触しているため、両母材3間に目違いや角度差などがあっても、溶融スラグ又は溶融金属が母材3と一対の回転部材31の平面部32の間から漏れ出すことを防止することができる。また、小型かつ軽量の溶接用摺動銅当て金30により、長尺の溶接部を溶接することができる。
図7は、6.0mmの目違いがある母材3に対して、本実施形態の溶接用摺動銅当て金30を用いて突合せ溶接した場合の一例である。図7に示すように、本実施形態の溶接用摺動銅当て金30を用いることで、大きな目違いがある母材3であっても良好に溶接することができている。
なお、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。例えば、上記の実施形態では、突合せ継手の溶接について説明したが、これに限定されず、T字継手、V字継手などにも同様に適用することができ、同様の効果を奏する。また、上記の実施形態では、エレクトロスラグ溶接装置により立向き溶接する場合について説明したが、エレクトロガス溶接装置にも適用可能であり、その場合は、立向き溶接、横向き溶接のいずれの溶接も可能となる。
また、上記の実施形態では、溶接用摺動銅当て金30が、一対の回転部材31,31と、該回転部材31を回転自在に保持する当て金本体部41を備える場合について説明したが、溶接用摺動銅当て金30が、当て金本体部41に対して回転自在な回転部材31を1つのみ有する場合であっても、母材3の側面3a及び回転部材31の平面部32、並びに、母材3の側面3a及び当て金本体部41が面接触するため、上記と同様の効果を得ることができる。ただし、溶接用摺動銅当て金30が、一対の回転部材31,31を備える方が、両母材3の側面3aに生じ得る大きな角度差や目違いに対応可能なため、より好ましい。
1 銅当て金
2 開先部
3 母材
3a 側面
5 コンタクトチップ
6 溶接ワイヤ
7 溶融スラグ浴(溶融スラグ)
12 フラックス
18 検出端子(タングステン電極)
30 溶接用摺動銅当て金
31 回転部材
32 平面部(接触面)
33 支持軸部
38 水冷経路
39 すべり軸受
41 当て金本体部
41a 側面(当て金本体部の対向面)
46 面取り
100 エレクトロスラグ溶接装置
Ls 溶融スラグ浴の深さ(スラグ浴高さ)

Claims (7)

  1. 溶融スラグ浴又は溶融金属浴を形成するように一対の母材間の開先部に対向配置され、前記開先部に沿って摺動する溶接用摺動銅当て金であって、
    当て金本体部と、
    該当て金本体部に対して回転自在な少なくとも一つの回転部材と、を備え、
    該回転部材は、前記母材の面に接触可能な接触面を有し、
    該接触面が、前記母材の面と面接触するように、前記当て金本体部に対して回転自在である、溶接用摺動銅当て金。
  2. 一対の前記回転部材を備え、
    該一対の回転部材は、前記当て金本体部に対して回転自在な一対の前記接触面を有し、
    前記回転部材は、長手方向が前記開先部に沿って伸び、かつ、外周面の一部が平面部をなす断面略D形状の柱形状を有する、請求項1に記載の溶接用摺動銅当て金。
  3. 前記当て金本体部及び前記回転部材は、それぞれ水冷経路を有する、請求項1又は2に記載の溶接用摺動銅当て金。
  4. 前記回転部材は、その長手方向両端部に設けられた支持軸部を支持するすべり軸受を介して、前記当て金本体部に対し回転自在に支持される、請求項1〜3のいずれか1項に記載の溶接用摺動銅当て金。
  5. 前記一対の母材に対向する前記当て金本体部の対向面は、幅方向両縁部に面取りが施されている、請求項1〜4のいずれか1項に記載の溶接用摺動銅当て金。
  6. 前記当て金本体部の上部には、前記溶融スラグ浴内に挿入可能な棒状のタングステン電極が配置され、
    前記溶接用摺動銅当て金と、前記溶融スラグ浴内の前記タングステン電極間の電位差を測定することにより、スラグ浴高さを検出可能である、請求項1〜5のいずれか1項に記載の溶接用摺動銅当て金。
  7. 一対の母材間の開先部に向けて、請求項1〜6のいずれか1項に記載の溶接用摺動銅当て金を配置して、該開先部内に、フラックスを充填するとともに、コンタクトチップ先端から溶接ワイヤを供給し、前記コンタクトチップを前記開先部に沿って移動させるとともに前記溶接用摺動銅当て金を前記開先部に沿って摺動させて溶接する、溶接方法。
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