JP2021051692A - 有価媒体処理装置及び有価媒体処理システム - Google Patents

有価媒体処理装置及び有価媒体処理システム Download PDF

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Abstract

【課題】有価媒体の入金処理後に行われる後処理の利便性を向上する。【解決手段】有価媒体処理システムを、有価媒体の入金処理を受け付けて入金された有価媒体を識別計数し、入金金額を含む入金情報を符号化したコード情報を作成して、入金金額を文字で印刷せずにコード情報を印刷したレシートを出力する有価媒体処理装置と、レシートに印刷されたコード情報を読み取って入金金額を文字で表示する表示端末とによって構成する。【選択図】図1

Description

この発明は、有価媒体の入金処理を実行する有価媒体処理装置及び該有価媒体処理装置を含む有価媒体処理システムに関する。
従来、様々な場所で有価媒体処理装置が利用されている。有価媒体処理装置が処理する有価媒体には、紙幣及び硬貨の貨幣と商品券とが含まれる。例えば、有価媒体処理装置は、利用者から受けた有価媒体を識別計数して装置内に収納する入金処理を行う。また、例えば、有価媒体処理装置は、装置内に収納された貨幣を利用して、利用者が指定した金額分の貨幣を装置外へ排出する出金処理を行う。
例えば、特許文献1には、貨幣の入金処理を行う貨幣入金装置が開示されている。この装置は、利用者が入金する貨幣を識別計数して入金金額を算出し、該貨幣を装置内に収納する。装置は、入金金額を符号化したコード情報を表示部に表示する。利用者は、表示部に表示されたコード情報を携帯端末で読み取る。携帯端末は、コード情報から復号化した入金金額を表示部に文字(数字)で表示する。これにより、利用者は、表示部に表示された入金金額を確認することができる。
特許5461031号公報
しかしながら、上記従来技術では、入金金額の後処理が困難になる場合があった。例えば、店舗の売上金の入金処理が行われた後、店舗で入金金額を利用して会計処理を行う場合に、入金金額を読み取った携帯端末の所有者が店舗にいないと入金金額を確認することができない。また、携帯端末に異常が生じて入金金額を表示できない場合にも入金金額を確認することができない。
本発明は、上記従来技術による課題に鑑みてなされたもので、有価媒体の入金処理後に行われる後処理の利便性を向上することができる有価媒体処理装置及び有価媒体処理システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するため、本発明は、有価媒体処理システムであって、有価媒体の入金処理を受け付けて、入金された有価媒体を識別計数し、入金金額を含む入金情報を符号化したコード情報を作成して、前記入金金額を文字で印刷せずに前記コード情報を印刷したレシートを出力する有価媒体処理装置と、前記レシートに印刷された前記コード情報を読み取って前記入金金額を文字で表示する表示端末とを備えることを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記有価媒体処理装置は、前記有価媒体が入金された日付と、前記有価媒体を入金した入金者を示す情報とを前記レシートに文字で印刷すると共に、前記日付と、前記入金者を示す情報とを含む前記入金情報から前記コード情報を作成して前記レシートに印刷し、前記コード情報を読み取った前記表示端末は、前記日付と、前記入金者を示す情報とを文字で表示することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記有価媒体処理装置は、前記入金者が所定期間内に行った複数回の入金処理の入金金額を累計した累計金額を算出して、前記累計金額を前記レシートに文字で印刷せずに、前記所定期間内に行われた入金処理の回数を文字で印刷すると共に、前記累計金額を含む前記入金情報から前記コード情報を作成して前記レシートに印刷し、前記コード情報を読み取った前記表示端末は、前記累計金額を文字で表示することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記有価媒体は、貨幣と商品券の少なくともいずれか一方を含み、前記有価媒体処理装置は、貨幣及び商品券が入金された場合には、前記貨幣による入金金額及び前記商品券による入金金額を文字で印刷せずに、各入金金額を含む前記入金情報から前記コード情報を作成して前記レシートに印刷し、前記コード情報を読み取った前記表示端末は、前記貨幣による入金金額と、前記商品券による入金金額とを分けて文字で表示することを特徴とする。
また、本発明は、上記発明において、前記有価媒体処理装置に入金された有価媒体の回収元となる貨幣処理装置から、回収された有価媒体の回収金額を取得して、回収された有価媒体を前記有価媒体処理装置に入金して得られた入金金額が前記回収金額と一致しない場合にこれを報知する報知端末をさらに備えることを特徴とする。
また、本発明は、有価媒体の入金処理を実行する有価媒体処理装置であって、複数枚の有価媒体を受けて装置内へ1枚ずつ繰り出す入金部と、前記入金部が装置内へ繰り出した各有価媒体を識別する識別部と、前記識別部が識別した有価媒体を収納する収納部と、前記識別部による識別結果に基づいて入金金額を算出し、該入金金額を含む入金情報を符号化したコード情報を作成する制御部と、前記入金金額を文字で印刷せずに前記コード情報を印刷したレシートを出力するプリンタとを備えることを特徴とする。
本発明に係る有価媒体処理装置は、有価媒体による入金金額を符号化したコード情報を作成し、該コード情報を印刷したレシートを出力する。表示端末は、レシートのコード情報を読み取って、入金金額を文字で表示する。有価媒体処理装置で入金処理を行った利用者は、レシートを保管することにより、いつでも入金金額を確認することができる。
図1は、本実施形態に係る入金装置の利用方法を説明するための模式図である。 図2は、入金装置の内部構成を示す模式図である。 図3は、入金装置の機能構成概略を示すブロック図である。 図4は、入金装置を含む有価媒体処理システムの構成例を示す模式図である。 図5は、有価媒体処理システムにおける報知処理を説明するための模式図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明に係る有価媒体処理装置及び有価媒体処理システムについて説明する。有価媒体処理装置が処理する有価媒体には、紙幣、硬貨、商品券、小切手の少なくともいずれか1つが含まれる。本実施形態では、有価媒体処理装置が、貨幣、すなわち紙幣及び硬貨と、商品券とを処理する場合を例に説明する。有価媒体処理装置は、有価媒体の入金処理を行うことができる。有価媒体処理装置が貨幣の出金処理を行う態様であってもよいが、本実施形態では、有価媒体処理装置が入金処理のみを行う入金装置である場合を例に説明する。
図1は、本実施形態に係る入金装置(有価媒体処理装置)1の利用方法を説明するための模式図である。入金装置1は、例えば、テナントを含む店舗のバックオフィスに設置される。入金装置1は、店舗の売上金を入金するために利用される。また、入金装置1は、テナントの売上金を入金するために利用される。以下、テナントの売上金が入金される場合を例に説明する。
図1に示すように、入金装置1は、カードリーダ71、操作表示部72、紙葉類入金部10、紙葉類リジェクト部41、レシートプリンタ76、硬貨入金部80及び硬貨リジェクト部86を有する。
利用者は、タッチパネル式の液晶ディスプレイから成る操作表示部72を操作して入金処理を開始する。利用者が、予め発行されたICカードをカードリーダ71に翳すと、カードリーダ71は、ICカードに記録された利用者情報を読み取る。入金装置1は、利用者情報を利用して、入金処理を行う利用者を特定することができる。利用者情報には、例えば、店舗内のテナントと、該テナント内で利用者が属する部門と、該部門で利用者が担当するキャッシュレジスタ(以下「レジ」と記載する)とを特定可能な情報が含まれている。利用者が、レジから回収した売上金を入金する際、ICカードの利用者情報を入金装置1に入力することにより、入金装置1が、売上金の回収元であるレジを特定できるようになっている。入金装置1は、利用者情報を利用して、利用者が行った入金処理の情報を履歴情報として管理する。履歴情報を参照することにより、入金装置1は、利用者が過去に行った各入金処理の入金金額を特定することができる。
利用者は、紙葉類入金部10から紙幣及び商品券を入金することができる。また、利用者は、硬貨入金部80から硬貨を入金することができる。紙幣、商品券、硬貨の少なくともいずれか1つが入金されると、入金装置1は、これを識別計数して入金金額を算出する。このとき、入金装置1が識別できない紙幣及び商品券は、入金対象から除外されて紙葉類リジェクト部41から返却される。また、入金装置1が識別できない硬貨は、入金対象から除外されて硬貨リジェクト部86から返却される。入金装置1は、識別計数結果と、カードリーダ71で読み取った利用者情報と、装置内で管理する履歴情報とに基づいて、所定情報を符号化したコード情報を作成する。符号化する所定情報については後述する。文字情報の符号化及び復号化ができるものであれば、入金装置1が作成するコード情報の種類は特に限定されないが、以下、コード情報がQRコード(登録商標)である場合を例に説明を続ける。
図1に示すように、入金装置1は、レシートプリンタ76によりQRコードを印刷したレシート200を発行する。レシート200には、入金金額の文字が印刷されないため、入金金額が高額である場合でも、レシート発行に伴う印紙は不要である。レシート200には、QRコードに加えて、装置情報及び入金情報が文字で印刷される。
装置情報は、入金処理が行われた入金装置1を特定する情報である。店舗内に、複数の入金装置1が設置されている場合でも、装置情報により、利用者が入金処理を行った入金装置1を特定できるようになっている。入金情報には、入金日時と、入金処理を行った利用者を特定する利用者情報と、利用者が行った過去の入金処理に関する履歴情報とが含まれる。利用者情報には、テナント(店舗)、部門及びレジを特定する情報が含まれる。履歴情報には、利用者が、過去所定期間内に行った入金処理の情報が含まれる。
例えば、図1に示すように、装置情報として、入金装置1を特定可能な装置番号が印字される。また、利用者情報として、利用者が属するテナント、部門及びレジそれぞれを特定するための店番号、部門番号及びレジ番号が印字される。また、履歴情報として、この日、利用者が行った入金回数が印字される。図1の例は、この日利用者が入金装置1に売上金を入金するのは2回目であることを示している。
利用者は、携帯端末100を利用して、レシート200に印刷されたQRコードを読み取り、入金処理に関する情報を携帯端末100に取り込むことができる。例えば、カメラ及びタッチパネル式の液晶ディスプレイを備え、QRコードを読み取って該QRコードから情報を復号化することができるスマートフォン及びタブレットが、携帯端末100として利用される。
QRコードには、レシート200に文字で印刷された情報と、レシート200に文字で印刷されていない情報とが含まれている。具体的には、QRコードには、レシート200に印字された装置情報、入金情報及び履歴情報と、レシート200に印字されていない入金番号及び入金情報とが含まれる。
入金番号は、入金装置1が各入金処理に割り当てた番号である。入金番号により、利用者が入金装置1で行った入金処理を特定し、入金装置1が装置内で履歴情報として管理する過去の入金処理内容を確認できるようになっている。
入金情報には、利用者が今回行った入金処理で入金装置1に入金した貨幣の金額及び商品券の金額と、これらの合計金額とが含まれる。また、入金情報には、過去の所定期間内に行った入金処理で入金した金額の累計金額が含まれる。例えば、この日利用者が入金装置1に入金した貨幣の累計金額と、商品券の累計金額と、これらの合計金額とが含まれる。
図1に示すように、携帯端末100は、QRコードから読み取った情報を画面上に表示する表示端末として機能する。携帯端末100の画面上には、装置番号、入金番号、入金日時、店番号、部門番号及びレジ番号が文字で表示される。また、今回の入金処理で入金された貨幣の金額(図中「現金」)と、商品券の金額と、これらの合計金額(図中「今回計」)とが文字で表示される。また、この日利用者が行った入金回数と、入金装置1に入金した貨幣の累計金額(図中「現金累計」)と、商品券の累計金額と、これらの合計金額(図中「総合計」)とが文字で表示される。利用者は、携帯端末100の表示から、今回入金した売上金金額と、この日入金した売上金の合計金額とを確認することができる。
利用者は、入金装置1で発行されたレシート200を持ってテナント(店舗)に戻る。レシート200は店舗に保管される。店舗では、レシート200からQRコードを読み取って得られた情報を後処理に利用することができる。例えば、QRコードから得られた売上金の金額情報を会計処理に利用することができる。レシート200が店舗内に保管されているため、入金処理を行った利用者が携帯端末100を持って外出して店舗にいない場合でも、この利用者の帰りを待たず、別の携帯端末100を利用して後処理を進めることができる。
次に、入金装置1の構成を説明する。図2は、入金装置1の内部構成を示す模式図である。図3は、入金装置1の機能構成概略を示すブロック図である。図2及び図3に示すように、入金装置1は、紙葉類処理部2と、硬貨処理部3とを含む。紙葉類処理部2は、紙葉類を受ける紙葉類入金部10と、紙葉類を識別する紙葉類識別部20と、紙葉類を搬送路に沿って搬送して種類別に分類する紙葉類搬送部30とを含む。また、紙葉類処理部2は、入金できない紙葉類を集積する紙葉類リジェクト部41と、入金可能な紙葉類を収納する紙葉類集積部42と、入金可能な紙葉類を一時的に集積する2つの紙葉類集積部43、44とを含む。また、紙葉類処理部2は、紙葉類集積部43、44それぞれに対応して設けられ、紙葉類集積部43、44に集積された紙葉類を受けて収納する2つの紙葉類収納部53、54を含む。
紙葉類入金部10は、紙幣と商品券の少なくともいずれか一方を含む複数枚の紙葉類を受けて、受けた紙葉類を1枚ずつ装置内の搬送路へ繰り出す。 紙葉類識別部20は、例えばイメージセンサ及び磁気センサを有し、搬送路を搬送される紙幣と商品券とを区別して、各紙幣の真偽及び金種を識別すると共に、各商品券の種別を識別する。紙葉類識別部20の識別結果に基づいて、紙幣による入金金額と、商品券による入金金額とが算出される。
紙葉類搬送部30は、搬送路に沿って紙葉類を搬送する搬送ベルト機構35と、搬送路の分岐点で搬送先を切り換える3つの切換機構31〜33とを含む。紙葉類搬送部30は、紙葉類識別部20による識別結果に基づいて紙葉類を種類別に分類し、3つの切換機構31〜33を利用して、各紙葉類を紙葉類リジェクト部41又は紙葉類集積部42〜44のいずれかへ搬送する。紙葉類リジェクト部41は、入金できないとしてリジェクトされた紙葉類を集積する。紙葉類リジェクト部41に集積された紙葉類は装置外へ取り出せるようになっている。リジェクトされた紙葉類は利用者に返却される。
紙葉類集積部42は、約100枚の紙葉類を集積することができる。紙葉類集積部42に対応して、入金装置1の前面に、図示しないシャッタが設けられている。シャッタは、通常、電磁ロック部によってロックされて開かないようになっている。紙葉類集積部42から紙葉類を回収する際に電磁ロック部によるロックが解除されてシャッタが開き、紙葉類集積部42の紙葉類を装置外へ取り出せるようになっている。
紙葉類集積部43、44はそれぞれが約100枚の紙葉類を一時的に集積する入金一時保留部として機能する。入金処理時、入金可能な紙葉類を紙葉類集積部43、44に一時的に集積した状態で、操作表示部72に入金金額が表示される。利用者が、操作表示部72で入金金額を確認して承認する操作を行うと、紙葉類集積部43、44の底面が開放され、一時保留されていた紙葉類が落下して紙葉類収納部53、54に収納される。
紙葉類集積部43、44に対応して、入金装置1の前面に、図示しない扉が設けられている。扉は、通常、電磁ロック部によってロックされて開かないようになっている。利用者が入金処理をキャンセルした場合、電磁ロック部によるロックが解除される。利用者は、扉を開いて、紙葉類集積部43、44に一時保留されている紙葉類を装置外へ取り出すことができる。
硬貨処理部3は、硬貨が投入される硬貨入金部80と、硬貨を識別する硬貨識別部82と、硬貨を搬送路に沿って搬送しながら種類別に分類する硬貨搬送部84とを含む。また、硬貨処理部3は、入金できない硬貨を排出する硬貨リジェクト部86と、入金可能な硬貨を一時的に集積する2つの硬貨集積部88、90とを含む。また、硬貨処理部3は、硬貨集積部88、90それぞれに対応して設けられた2つの硬貨返却箱91、92及び2つの硬貨収納部93、94を含む。
硬貨入金部80は、複数枚の硬貨を受けて、受けた硬貨を1枚ずつ装置内の搬送路へ繰り出す。硬貨識別部82は、例えばイメージセンサ及び磁気センサを有し、搬送路を搬送される硬貨の真偽及び金種を識別する。硬貨識別部82の識別結果に基づいて、硬貨による入金金額が算出される。硬貨搬送部84は、硬貨識別部82による識別結果に基づいて硬貨を種類別に分類し、各硬貨を硬貨リジェクト部86又は硬貨集積部88、90のいずれかへ搬送する。硬貨リジェクト部86は、入金できないとしてリジェクトされた硬貨を排出する。硬貨リジェクト部86は開放されており、リジェクトされた硬貨を装置外へ取り出せるようになっている。リジェクトされた硬貨は利用者に返却される。
硬貨集積部88、90はそれぞれが約100枚の硬貨を一時的に集積する入金一時保留部として機能する。入金処理時、入金可能な硬貨を硬貨集積部88、90に一時的に集積した状態で、操作表示部72に入金金額が表示される。利用者が入金処理の承認操作を行うと、硬貨集積部88、90の底面が開放され、一時保留されていた硬貨が落下して硬貨収納部93、94に収納される。
硬貨返却箱91、92は、入金装置1の前面側から引出可能に設けられている。利用者が入金処理をキャンセルした場合、硬貨集積部88、90に一時保留されていた硬貨は硬貨返却箱91、92へ送られる。利用者は、硬貨返却箱91、92を装置前面側から装置外へ引き出して硬貨を取り出すことができる。
図3に示すように、入金装置1は、上述した構成の他に、全体制御部73、記憶部74及び通信インターフェイス78と、紙葉類処理部2に設けられた紙葉類制御部36及び消込プリンタ75と、硬貨処理部3に設けられた硬貨制御部98とを含む。
消込プリンタ75は、入金された商品券を無効化する消込印刷を行う。消込プリンタ75が、入金された商品券に、使用済みであることを示す所定情報を印刷することにより、使用済みの商品券が再使用されることを防止している。通信インターフェイス78は、入金装置1を外部装置と通信可能に接続する。通信インターフェイス78をネットワークに接続することにより、入金装置1と外部装置との間で情報を送受信することができる。記憶部74は、不揮発性の記憶装置である。記憶部74は、本実施形態に記載する入金装置1の機能及び動作に必要な各種情報の保存に利用される。利用者情報、入金情報、履歴情報を含む各種情報が記憶部74で管理される。
全体制御部73は、操作表示部72を操作して入力された情報と、通信インターフェイス78を介して外部装置から受信した情報とに基づいて、記憶部74に保存された各種情報を参照しながら、入金装置1の各部を制御する。紙葉類制御部36は、全体制御部73から入力された情報に基づいて紙葉類処理部2の各部を制御する。硬貨制御部98は、全体制御部73から入力された情報に基づいて硬貨処理部3の各部を制御する。これにより、本実施形態に記載する入金装置1の機能及び動作が実現されている。
次に、入金装置1を含む有価媒体処理システムについて説明する。図4は、入金装置1を含む有価媒体処理システムの構成例を示す模式図である。図4に示す店舗500のチェックアウトカウンターには、それぞれが釣銭装置310と接続されたPOSレジスタ300が複数台設置され、客が商品を購入する際の精算処理に利用されている。店舗500には、複数のテナント501が入っている。各テナント501のチェックアウトカウンターにも、それぞれが釣銭装置310と接続されたPOSレジスタ300が複数台設置され、客が商品を購入する際の精算処理に利用されている。なお、図4に示したPOSレジスタ300、釣銭装置310、入金装置1、テナント501、携帯端末100、店舗端末400、テナント端末401は例示であって、これらの数を限定するものではなく、それぞれが1つであってもよいし複数であってもよい。
POSレジスタ300は、ネットワーク4を介して、図示しないPOSサーバと接続されている。具体的には、店舗500のPOSレジスタ300は、店舗500のPOSサーバと接続され、テナント501のPOSレジスタ300は、テナント501のPOSサーバと接続される。POSレジスタ300を担当するレジ係は、客が購入する商品の価格をPOSレジスタ300に入力すると共に、客が商品代金として支払う貨幣を釣銭装置310に入金する。釣銭装置310は、貨幣(紙幣及び硬貨)の入金処理と出金処理とを実行可能な貨幣処理装置である。客が商品代金の支払いに商品券を利用する場合、レジ係は、商品券で支払われる金額をPOSレジスタ300に入力し、商品券を所定の保管場所に保管する。POSレジスタ300は、商品の金額と、客が支払った貨幣の金額及び商品券の金額とに基づいて、必要があれば、釣銭装置310から釣銭を払い出す。
店舗500のバックオフィスには、入金装置1が複数台設置され、店舗500の売上金の入金処理と、テナント501の売上金の入金処理とに利用される。入金装置1は、通信インターフェイス78を介してネットワーク4に接続されている。
店舗500のバックオフィスには、店舗500の売上金情報を管理する店舗端末400が設置されている。店舗端末400は操作部及び表示部を有するコンピュータ装置である。店舗端末400は、ネットワーク4を介して、店舗500のPOSレジスタ300及び入金装置1と情報を送受信できるようになっている。
テナント501には、テナント501の売上金情報を管理するテナント端末401が設置されている。テナント端末401は操作部及び表示部を有するコンピュータ装置である。テナント端末401は、ネットワーク4を介して、テナント501のPOSレジスタ300と情報を送受信できるようになっている。テナント501では、図1に示したように、レシート200のQRコードを読み取る携帯端末100が複数台利用される。テナント端末401は、各携帯端末100と無線通信可能に接続され、各携帯端末100がQRコードから取得した情報を受信できるようになっている。なお、テナント501の店員のみが携帯端末100を利用する態様に限定されず、店舗500の店員も店舗500の携帯端末100を利用することができる。
店舗500と全てのテナント501それぞれを区別できるように、店舗500及び各テナント501には固有の店番号が割り当てられている。例えば食品売場のチェックアウトカウンター、化粧品売場のチェックアウトカウンターというように、部門別にチェックアウトカウンターがある場合、各部門を区別できるように、各部門には固有の部門番号が割り当てられる。各チェックアウトカウンターに設置された各POSレジスタ300を区別できるように、各POSレジスタ300には固有のレジ番号が割り当てられる。また、店舗500に設置された全ての入金装置1にも、各装置を区別できるように固有の装置番号が割り当てられる。これにより、有価媒体処理システムでは、店舗500内の各テナント501を区別すると共に各装置を区別することが可能となっている。
店舗500のPOSレジスタ300を担当するレジ係は、担当するPOSレジスタ300及び釣銭装置310から貨幣及び商品券を回収し、店舗500の売上金として入金装置1に入金する。図1で説明したように、レジ係は、店舗500の店番号、部門番号及びレジ番号を含む情報が記録されたICカードからカードリーダ71に情報を読み取らせて入金処理を実行する。これにより、図1に示したように、入金装置1からレシート200が出力される。店舗500では、必要に応じて、携帯端末100を利用して、レシート200に印刷されたQRコードから、入金処理に関する情報を取得することができる。
同様に、テナント501のPOSレジスタ300を担当するレジ係は、担当するPOSレジスタ300及び釣銭装置310から貨幣及び商品券を回収し、テナント501の売上金として入金装置1に入金する。図1で説明したように、レジ係は、テナント501の店番号、部門番号及びレジ番号を含む情報が記録されたICカードからカードリーダ71に情報を読み取らせて入金処理を実行する。これにより、図1に示したように、入金装置1からレシート200が出力される。レジ係は、レシート200をテナント501に持ち帰る。テナント501では、図1に示したように、携帯端末100を利用して、レシート200に印刷されたQRコードから、入金処理に関する情報を取得することができる。
例えば、テナント501の経営主体が、店舗500の経営主体と異なり、入金装置1に入金されたテナント501の売上金の所有権がテナント501から店舗500に移る場合、売上金の入金金額を印字した証明書面を発行するには印紙が必要になる。図1に示すように、入金金額が印字されていないレシート200を発行することで、印紙が不要となり、店舗500は、印紙にかかるコストを低減することができる。
テナント501では、レシート200のQRコードから入金金額を含む情報を携帯端末100に取り込んでデータとして利用することができる。近年、会計処理の電子化が進んでいる。携帯端末100に取得したデータを、会計処理を行う端末に送信することで、会計処理に係る後処理を容易に行うことができる。また、入金処理に関する情報を手入力する必要がないため、人的ミスによる誤入力を回避することができる。
有価媒体処理システムでは、入金装置1に入金するためにPOSレジスタ300及び釣銭装置310から回収された貨幣及び商品券の合計金額と、実際に入金装置1に入金された貨幣及び商品券の合計金額とが異なる場合に、これを報知することも可能となっている。
図5は、有価媒体処理システムにおける報知処理を説明するための模式図である。テナント501のレジ係は、図5に示すように、担当するPOSレジスタ300及び釣銭装置310から貨幣及び商品券を回収して、入金装置1に入金する(A1)。この結果、図1で説明したように、入金装置1からQRコードを含むレシート200が出力される(B1)。レジ係は、携帯端末100でQRコードを読み取ることにより、入金金額を含む情報を携帯端末100に取得して文字で表示することができる(B2)。
POSレジスタ300は、精算処理時にPOSレジスタ300を利用して客との間で遣り取りされた貨幣及び商品券の情報を管理している。レジ係がPOSレジスタ300で所定の操作を行って貨幣及び商品券を回収すると、POSレジスタ300からテナント端末401に回収情報が送信される(C1)。回収情報には、情報の送信元であるPOSレジスタ300を特定するための店番号、部門番号及びレジ番号と、POSレジスタ300及び釣銭装置310から回収された貨幣及び商品券の合計金額(回収金額)とが含まれる。
入金装置1で入金処理を終えたレジ係が、携帯端末100で所定の操作を行って、レシート200のQRコードを読み取ると、携帯端末100からテナント端末401に、QRコードから得られた入金情報が送信される(C2)。入金情報には、入金装置1に入金された貨幣及び商品券の回収元を特定するための店番号、部門番号及びレジ番号と、入金された貨幣及び商品券の合計金額(入金金額)とが含まれる。
回収情報及び入金情報を取得したテナント端末401は、携帯端末100から受信した入金情報に含まれる入金金額が、POSレジスタ300から受信した回収情報に含まれる回収金額と一致するか否かを判定する(C3)。テナント端末401は、入金情報に含まれる店番号、部門番号及びレジ番号に基づいて、貨幣及び商品券の回収元であるPOSレジスタ300を特定する。そして、テナント端末401は、入金情報に含まれる入金金額を、特定したPOSレジスタ300の回収情報に含まれる回収金額と比較する。このように、店番号、部門番号及びレジ番号を利用することにより、複数のPOSレジスタ300それぞれについて、入金金額が回収金額と一致するか否かを判定することができる。
入金金額が回収金額と一致しない場合、テナント端末401は、これを報知する報知処理を実行する。例えば、テナント端末401は、該端末の表示部に、入金金額と回収金額とが一致しないことを示す情報を表示する。テナント端末401を管理する管理者は、報知を受けて、不一致の原因調査を開始することができる。また、例えば、テナント端末401は、入金金額と回収金額とが一致しないことを示す情報を、入金情報の送信元である携帯端末100の画面に表示する。携帯端末100を所持するレジ係は、報知を受けて、不一致の原因調査を開始することができる。
店舗500についても、テナント501と同様に、回収金額と入金金額の比較と、両者が一致しない場合の報知処理とが行われる。店舗500の場合は、店舗端末400が、店舗500のPOSレジスタ300から回収情報を取得して、店舗500のレジ係が所持する携帯端末100から入金情報を取得する。このとき、入金情報については、店舗端末400が入金装置1から直接取得する態様であってもよい。店舗端末400は、回収金額と入金金額とを比較し、一致しない場合には、これを示す情報を店舗端末400及び携帯端末100に表示する報知処理を実行する。
このように、有価媒体処理システムでは、店舗端末400及びテナント端末401が、回収金額と入金金額とが一致することを確認して報知する報知端末として機能する。これにより、回収金額と入金金額とが一致しない場合には早急にこれに対応することができる。
なお、図4及び図5に示したシステム構成は、機能概略的なものであり、有価媒体処理システムの構成が物理的に該構成に限定されるものではない。各装置の分散、統合の形態は上述した例に限定されず、その全部又は一部を各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的又は物理的に分散、統合して構成することができる。
例えば、図5では、店舗端末400及びテナント端末401が、入金金額と回収金額とを比較して、不一致である場合に報知処理を行う態様を示したが、比較及び報知の処理を別の装置が行う態様であってもよい。例えば、POSレジスタ300をレシート200のQRコードを読み取り可能に構成して、POSレジスタ300が比較及び報知の処理を行う態様であってもよい。また、例えば、携帯端末100がPOSレジスタ300から回収情報を取得して、比較及び報知の処理を行う態様であってもよい。
本実施形態では、入金装置1に店舗500の売上金が入金される場合もテナント501の売上金が入金される場合も、入金装置1は、入金金額を印字せずにQRコードを印刷したレシート200を発行する例を示したが、レシート200の利用態様がこれに限定されるものではない。
例えば、店舗500の売上金が入金された場合にはレシート200に入金金額を印字して、テナント501の売上金が入金された場合にはレシート200に入金金額を印字しない態様であってもよい。また、テナント501が希望する場合には、該テナント501に発行するレシート200に入金金額を印字する態様であってもよい。また、レシート200に入金金額を印字する場合には、QRコードを印刷せずに他の情報も文字で印刷(印字)する態様であってもよい。入金装置1は、利用者毎に入金金額を印字するか否かを予め設定した設定情報を記憶部74に保管して、入金処理時にカードリーダ71から読み取った利用者情報に基づいて設定情報を参照する。これにより、入金装置1は、利用者に応じて、印刷内容が異なるレシート200を発行することができる。例えば、印紙が必要となる場合はレシート200に入金金額を印字せず、印紙が必要ない場合にはレシート200に入金金額を印字するように入金装置1を設定することができる。また、印紙が必要となる場合でも、テナント501が入金金額の印字を希望する場合には、このテナント501に発行するレシート200には入金金額を印字するように入金装置1を設定することができる。
本実施形態では、入金装置1で行われた入金処理に関する情報がQRコードに符号化される態様を示したが、該情報が入金装置1又はネットワーク4上の所定装置に保存され、この保存場所を示すアドレス情報がQRコードに符号化される態様であってもよい。この場合、携帯端末100は、QRコードから読み取ったアドレス情報に基づいて保存場所を特定し、該保存場所から、入金処理に関する情報を取得すればよい。これにより、上述したように各処理を実行することができる。
本実施形態では、入金装置1で行われた入金処理に関する情報がQRコードに符号化される態様を示したが、QRコードに、改ざん防止用の所定情報が含まれる態様であってもよい。この場合、携帯端末100は、QRコードを読み取ったときに、改ざん防止用の所定情報に基づいて、QRコードが改ざんされていないことを確認する。この他、例えば、入金装置1が、入金処理の情報を所定の暗号化方式で暗号化してからQRコードに符号化し、携帯端末100が、QRコードから読み取った情報を所定の暗号化方式で復号化して利用する態様であってもよい。これにより、レシート200の偽造による不正を防止することができる。
本実施形態では、QRコードから情報を読み取って表示する表示装置として携帯端末100を利用する態様を示したが、表示装置が携帯可能な端末に限定されるものではなく、据置き型の端末であってもよい。例えば、テナント501が会計処理に利用するコンピュータ装置を表示装置として利用する態様であってもよい。
本実施形態では、有価媒体処理装置が入金装置1である場合を例に説明を行ったが、有価媒体処理装置が入金処理及び出金処理を行う入出金装置であってもよい。この場合も、上述したように入金処理に係る各処理を実行することができる。
例えば、図4に示した入金装置1に代えて入出金装置を利用する場合、該装置は、釣銭装置310で釣銭として利用する紙幣及び硬貨を釣銭準備金として出金する出金処理にも利用される。この場合、入出金装置が、図1に示す入金処理時と同様に、出金処理時に、出金金額を含む出金情報からQRコードを作成し、これを印刷したレシートを出力する態様であってもよい。また、入出金装置が、入金処理時及び出金処理時に、当日行われた入金処理の入金金額と出金処理の出金金額とを累計した金額をQRコードに含める態様であってもよい。入金金額に関する情報、出金金額に関する情報、入金金額と出金金額の累計金額に関する情報をQRコードにして携帯端末100で取得できるようにすれば、取得した情報を会計処理に利用する際の利便性が向上する。
本実施形態では、店舗の売上金を入金する場合を例に説明を行ったが、入金対象が売上金に限定されるものではない。また、入金対象が貨幣及び商品券に限定されるものではなく、貨幣のみであってもよいし、商品券のみであってもよいし、貨幣及び商品券の他に小切手による入金を受け付ける態様であってもよい。
本実施形態の図1及び図5に示したレシート200へ印字される情報及び携帯端末100の画面に表示される情報は例示であって、情報がこれらに限定されるものではない。例えば、入金装置1を特定する情報が不要である場合には、レシート200に装置番号を印字せず、携帯端末100の画面に装置番号を表示しない態様であってもよい。同様に、図1及び図5に示す入金日時、店番号、部門番号、レジ番号、入金回数のいずれかの情報が省略される態様であってもよいし、図示していない情報が追加される態様であってもよい。レシート200に印字する情報及び携帯端末100の画面上に表示する情報の数及び内容は、入金装置1の利用態様に応じて設定可能となっている。
本実施形態の図4及び図5に示した有価媒体処理システムの構成は例示であって、店舗500及びテナント501で精算処理を行う装置の構成がこれに限定されるものではない。例えば、図4に示すテナント501のPOSレジスタ300が、店舗500のネットワーク4から切り離され、別のネットワークを介してテナント501のPOSサーバに接続されて精算処理に利用される態様であってもよい。この場合、テナント501の店員が、POSレジスタ300から回収されて入金装置1に入金された売上金の回収金額をテナント端末401に入力することにより、図5で説明したように回収金額と入金金額を比較する処理を行うことができる。テナント501で利用されるテナント端末401についても、これがコンピュータ装置である態様に限定されず、例えば、テナント端末401が、金額情報の入力に必要な最低限のキーと金額情報の表示に必要な最低限の表示部とを備える金額情報入力用の小型端末であってもよい。
上述したように、本実施形態に係る有価媒体処理装置及び有価媒体処理システムは、貨幣処理に関する金額情報をコード情報に符号化して、該コード情報を印刷したレシートを発行することができる。利用者は、携帯端末を利用して、レシートのコード情報を読み取って金額情報を取得することができる。入金金額を通帳に記録したり領収書面に記載したりすると印紙が必要になる場合があるが、レシートに入金金額を印字せずコード情報を印刷することで、印紙が不要となり印紙にかかるコストの低減が可能となる。
また、金額情報を会計処理に利用する利用者は、レシートのコード情報を読み取って携帯端末に取得した情報を、会計処理を実行するコンピュータ装置に送信して利用することができる。さらに、金額情報を取得可能なレシートが発行されるため、利用者は、金額情報を何回でも携帯端末に取得することができる。例えば、携帯端末に金額情報を取得した利用者が不在である場合でも、別の利用者が自身の携帯端末に金額情報を取得して後処理を進めることができる。
以上のように、本発明に係る有価媒体処理装置及び有価媒体処理システムは、有価媒体の入金処理後に行われる後処理の利便性を向上するために有用である。
1 入金装置(有価媒体処理装置)
2 紙葉類処理部
3 硬貨処理部
10 紙葉類入金部
20 紙葉類識別部
30 紙葉類搬送部
36 紙葉類制御部
41 紙葉類リジェクト部
42〜44 紙葉類集積部
53、54 紙葉類収納部
71 カードリーダ
72 操作表示部
73 全体制御部
74 記憶部
75 消込プリンタ
76 レシートプリンタ
78 通信インターフェイス
80 硬貨入金部
82 硬貨識別部
84 硬貨搬送部
86 硬貨リジェクト部
88、90 硬貨集積部
91、92 硬貨返却箱
93、94 硬貨収納部
98 硬貨制御部
100 携帯端末(表示端末)
300 POSレジスタ
310 釣銭装置
400 店舗端末(報知端末)
401 テナント端末(報知端末)

Claims (6)

  1. 有価媒体の入金処理を受け付けて、入金された有価媒体を識別計数し、入金金額を含む入金情報を符号化したコード情報を作成して、前記入金金額を文字で印刷せずに前記コード情報を印刷したレシートを出力する有価媒体処理装置と、
    前記レシートに印刷された前記コード情報を読み取って前記入金金額を文字で表示する表示端末と
    を備えることを特徴とする有価媒体処理システム。
  2. 前記有価媒体処理装置は、前記有価媒体が入金された日付と、前記有価媒体を入金した入金者を示す情報とを前記レシートに文字で印刷すると共に、前記日付と、前記入金者を示す情報とを含む前記入金情報から前記コード情報を作成して前記レシートに印刷し、
    前記コード情報を読み取った前記表示端末は、前記日付と、前記入金者を示す情報とを文字で表示する
    ことを特徴とする請求項1に記載の有価媒体処理システム。
  3. 前記有価媒体処理装置は、前記入金者が所定期間内に行った複数回の入金処理の入金金額を累計した累計金額を算出して、前記累計金額を前記レシートに文字で印刷せずに、前記所定期間内に行われた入金処理の回数を文字で印刷すると共に、前記累計金額を含む前記入金情報から前記コード情報を作成して前記レシートに印刷し、
    前記コード情報を読み取った前記表示端末は、前記累計金額を文字で表示する
    ことを特徴とする請求項2に記載の有価媒体処理システム。
  4. 前記有価媒体は、貨幣と商品券の少なくともいずれか一方を含み、
    前記有価媒体処理装置は、貨幣及び商品券が入金された場合には、前記貨幣による入金金額及び前記商品券による入金金額を文字で印刷せずに、各入金金額を含む前記入金情報から前記コード情報を作成して前記レシートに印刷し、
    前記コード情報を読み取った前記表示端末は、前記貨幣による入金金額と、前記商品券による入金金額とを分けて文字で表示する
    ことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の有価媒体処理システム。
  5. 前記有価媒体処理装置に入金された有価媒体の回収元となる貨幣処理装置から、回収された有価媒体の回収金額を取得して、回収された有価媒体を前記有価媒体処理装置に入金して得られた入金金額が前記回収金額と一致しない場合にこれを報知する報知端末
    をさらに備えることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の有価媒体処理システム。
  6. 有価媒体の入金処理を実行する有価媒体処理装置であって、
    複数枚の有価媒体を受けて装置内へ1枚ずつ繰り出す入金部と、
    前記入金部が装置内へ繰り出した各有価媒体を識別する識別部と、
    前記識別部が識別した有価媒体を収納する収納部と、
    前記識別部による識別結果に基づいて入金金額を算出し、該入金金額を含む入金情報を符号化したコード情報を作成する制御部と、
    前記入金金額を文字で印刷せずに前記コード情報を印刷したレシートを出力するプリンタと
    を備えることを特徴とする有価媒体処理装置。
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