JP2021049881A - サスペンション装置 - Google Patents

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徹 内野
Toru Uchino
徹 内野
山岡 史之
Fumiyuki Yamaoka
史之 山岡
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Abstract

【課題】 弁駆動回路の個数を減らし、システム全体の構成を簡素化する。【解決手段】 第1減衰力制御弁10,14、第2減衰力制御弁11,15、前,後のブリッジバルブ17,20からなる6個の制御対象と、4個の弁駆動回路72,73,74,75との間にスイッチング回路76を設ける。スイッチング回路76の動作を制御することにより、弁駆動回路72,73,74,75からの駆動信号を、第1減衰力制御弁10,14、第2減衰力制御弁11,15、前側ブリッジバルブ17、後側ブリッジバルブ20に対して選択的に供給することにより、左前油圧シリンダ1、右前油圧シリンダ2、左後油圧シリンダ3、右後油圧シリンダ4の伸縮時の減衰力を、車両の走行状態に応じて制御することができる。【選択図】 図4

Description

本発明は、例えば4輪自動車等の振動を緩衝するのに好適に用いられるサスペンション装置に関する。
一般に、4輪自動車等の車両において、左,右の車輪側と車体側との間に液圧シリンダが介装して設けられ、走行時に発生する上,下方向の振動(バウンシング)、左,右方向の振動(ローリング)等を緩衝する構成としたサスペンション装置は知られている。このようなサスペンション装置として、車両の悪路走破性と良路での操縦安定性を両立させるため、左,右の液圧シリンダの上部室と下部室とを、第1の接続管路と第2の接続管路とを用いてクロスに配管した関連懸架装置が知られている(特許文献1参照)。
特許第4674882号公報
関連懸架装置においては、第1,第2の接続管路に第1,第2の減衰力制御弁を設けることにより、液圧シリンダの伸縮時に発生する減衰力を制御し、車両の操縦安定性を高めることができる。また、第1の接続管路と第2の接続管路との間をブリッジ通路によって接続した場合には、このブリッジ通路をブリッジバルブによって連通、遮断することにより、液圧シリンダの上部室と下部室とを連通させ、車両の乗り心地を向上させることができる。しかし、第1,第2の減衰力制御弁およびブリッジバルブに対し、これらを電子制御するための弁駆動回路を個別に設けた場合には、システム全体が複雑化してしまうという問題がある。
本発明の目的は、弁駆動回路の個数を減らし、システム全体の構成を簡素化することができ、かつ車両の操縦安定性と乗心地の両立を図ることができるようにしたサスペンション装置を提供することにある。
上述した課題を解決するため、本発明は、左,右の車輪と車体との間にそれぞれ介装され、シリンダ内がピストンにより上部室と下部室とに画成された左,右の液圧シリンダと、前記左,右の液圧シリンダ間を、一方の液圧シリンダの下部室が他方の液圧シリンダの上部室に連通し、前記他方の液圧シリンダの下部室が前記一方の液圧シリンダの上部室に連通するようにクロスで接続してなる第1,第2の接続管路と、前記第1の接続管路に設けられる第1減衰力制御機構と、前記第2の接続管路に設けられる第2減衰力制御機構と、前記第1,第2の接続管路に接続して設けられるアキュムレータ装置と、前記第1,第2の接続管路間を接続するブリッジ通路と、前記ブリッジ通路を連通、遮断するブリッジバルブと、前記車両の挙動を検出または推定する車両挙動算出手段と、前記車両挙動算出手段からの指令に基づいて前記第1減衰力制御機構、前記第2減衰力制御機構、前記ブリッジバルブの動作を制御するコントローラとを有するサスペンション装置であって、前記コントローラは、前記第1減衰力制御機構、前記第2減衰力制御機構、前記ブリッジバルブのいずれかを駆動する第1の弁駆動回路、第2の弁駆動回路と、前記第1減衰力制御機構、前記第2減衰力制御機構、前記ブリッジバルブと前記第1,第2の弁駆動回路との間に設けられ、前記第1,第2の弁駆動回路からの駆動信号を前記第1減衰力制御機構、前記第2減衰力制御機構、前記ブリッジバルブに選択的に供給するスイッチング回路とを含んで構成されている。
本発明によれば、弁駆動回路の個数を減らし、システム全体の構成を簡素化できる。また、車両の操縦安定性と乗心地の両立を図ることができる。
本発明の実施の形態によるサスペンション装置を示す全体構成図である。 図1中の油圧シリンダと減衰力制御弁の具体的構成を示す縦断面図である。 図2の減衰力制御弁を拡大して示す縦断面図である。 図1中の第1,第2減衰力制御弁およびブリッジバルブを電子制御するコントローラ等を示す制御ブロック図である。 図4中のスイッチング回路を構成するリレー等を示す回路図である。 車両の旋回走行時のスイッチング回路の動作を示す回路図である。 車両の直進走行時のスイッチング回路の動作を示す回路図である。 スイッチング回路を制御するためにコントローラが実行する制御処理を示す流れ図である。
以下、本発明の実施の形態によるサスペンション装置を、4輪自動車に適用した場合を例に挙げ、添付図面に従って詳細に説明する。
図1において、左前油圧シリンダ1は、車両の車体と左前輪との間に介装され、右前油圧シリンダ2は、車体と右前輪との間に介装されている。また、左後油圧シリンダ3は、車体と左後輪との間に介装され、右後油圧シリンダ4は、車体と右後輪との間に介装されている。なお、図1中では、車両の各車輪位置を、左前輪(FL),右前輪(FR),左後輪(RL),右後輪(RR)として添字を付している。
これら各油圧シリンダ(液圧シリンダ)1〜4は、車両の車体(ばね上)と各車輪(ばね下)との間に介装され、車体と各車輪の相対的な動きに応じて伸縮するシリンダ装置であり、車両の振動を緩衝する緩衝器を構成している。左前輪側の左前油圧シリンダ1は、有底筒状のチューブからなるシリンダ(液圧シリンダ)5と、該シリンダ5内に摺動可能に挿嵌されたピストン6と、一端側がピストン6に固定され他端側がシリンダ5外に突出したピストンロッド7を含んで構成されている。シリンダ5内は、ピストン6により上部室Aと下部室Bとの上,下の2室に画成されている。
これと同様に、他の油圧シリンダ2,3,4についても、それぞれがシリンダ5、ピストン6およびピストンロッド7を含んで構成されている。そして、油圧シリンダ2,3,4は、それぞれのシリンダ5内がピストン6により上部室Aと下部室Bとに画成されている。
左前油圧シリンダ1と右前油圧シリンダ2との間は、クロス配管としての第1の接続管路8と第2の接続管路9とによりクロスで接続されている。即ち、第1の接続管路8は、左前油圧シリンダ1の下部室Bと右前油圧シリンダ2の上部室Aとの間を連通させるように、油圧シリンダ1,2間を左,右方向に延びて配置されている。第2の接続管路9は、左前油圧シリンダ1の上部室Aと右前油圧シリンダ2の下部室Bとの間を連通させるように、油圧シリンダ1,2間を左,右方向に延びて配置されている。
左前油圧シリンダ1には、下部室Bと第1の接続管路8との接続部位に第1減衰力制御機構としての第1減衰力制御弁10が設けられている。この第1減衰力制御弁10は、下部室Bから第1の接続管路8に向けて流出する油液の減衰力を電子制御で可変に調整すると共に、第1の接続管路8から下部室Bに向けて流入する油液の減衰力を電子制御で可変に調整する機能を有している。即ち、第1減衰力制御弁10は、左前油圧シリンダ1の下部室Bと第1の接続管路8との間で流入、流出する油液(作動流体)に外部指令に応じて増減する減衰力を発生させることにより、左前油圧シリンダ1の伸び行程と縮み行程との何れでも減衰力が調整可能な双方向の制御バルブとして構成されている。
右前油圧シリンダ2には、下部室Bと第2の接続管路9との接続部位に第2減衰力制御機構としての第2減衰力制御弁11が設けられている。この第2減衰力制御弁11は、下部室Bから第2の接続管路9に向けて流出する油液の減衰力を電子制御で可変に調整すると共に、第2の接続管路9から下部室Bに向けて流入する油液の減衰力を電子制御で可変に調整する機能を有している。即ち、第2減衰力制御弁11は、右前油圧シリンダ2の下部室Bと第2の接続管路9との間で流入、流出する油液に外部指令に応じて増減する減衰力を発生させることにより、右前油圧シリンダ2の伸び行程と縮み行程との何れでも減衰力が調整可能な双方向の制御バルブとして構成されている。
左後油圧シリンダ3と右後油圧シリンダ4との間は、クロス配管としての第1の接続管路12と第2の接続管路13とによりクロスで接続されている。即ち、第1の接続管路12は、左後油圧シリンダ3の下部室Bと右後油圧シリンダ4の上部室Aとの間を連通させるように、油圧シリンダ3,4間を左,右方向に延びて配置されている。第2の接続管路13は、左後油圧シリンダ3の上部室Aと右後油圧シリンダ4の下部室Bとの間を連通させるように、油圧シリンダ3,4間を左,右方向に延びて配置されている。
左後油圧シリンダ3には、下部室Bと第1の接続管路12との接続部位に第1減衰力制御機構としての第1減衰力制御弁14が設けられている。この第1減衰力制御弁14は、上述した第1減衰力制御弁10と同様に構成され、左後油圧シリンダ3の下部室Bと第1の接続管路12との間で流入、流出する油液に外部指令に応じて増減する減衰力を発生させる。これにより、第1減衰力制御弁14は、左後油圧シリンダ3の伸縮時の何れでも減衰力が調整可能な双方向の制御バルブとして構成されている。
右後油圧シリンダ4には、下部室Bと第2の接続管路13との接続部位に第2減衰力制御機構としての第2減衰力制御弁15が設けられている。この第2減衰力制御弁15は、上述した第2減衰力制御弁11と同様に構成され、右後油圧シリンダ4の下部室Bと第2の接続管路13との間で流入、流出する油液に外部指令に応じて増減する減衰力を発生させる。これにより、第2減衰力制御弁15は、右後油圧シリンダ4の伸縮時の何れでも減衰力が調整可能な双方向の制御バルブとして構成されている。
前側ブリッジ通路16は、前側の第1の接続管路8と第2の接続管路9との間を接続している。前側ブリッジ通路16の途中には前側ブリッジバルブ17が設けられ、この前側ブリッジバルブ17によって前側ブリッジ通路16が連通(開通)、遮断される。前側ブリッジバルブ17は、例えば2ポート2位置の切換弁からなり、常時は開弁位置を保持するノーマルオープン型(常開型)の電磁弁である。前側ブリッジバルブ17が開弁位置を保持している間は、前側ブリッジ通路16を介して第1,第2の接続管路8,9間を油液が流通する。これにより、左前油圧シリンダ1と右前油圧シリンダ2とは、上部室Aと下部室Bとが互いに連通した状態となる。また、前側ブリッジ通路16には、前側ブリッジバルブ17を迂回するバイパス通路18が設けられ、バイパス通路18には絞り18Aが設けられている。絞り18Aは、前側ブリッジバルブ17の前,後で前側ブリッジ通路16(即ち、第1,第2の接続管路8,9間)に圧力差が生じたときに、油液をバイパス通路18を介して圧力が高い方から低い方へと徐々に流通させる。
後側ブリッジ通路19は、後側の第1の接続管路12と第2の接続管路13との間を接続している。後側ブリッジ通路19の途中には後側ブリッジバルブ20が設けられ、この後側ブリッジバルブ20によって後側ブリッジ通路19が連通、遮断される。後側ブリッジバルブ20は、例えば2ポート2位置の切換弁からなり、常時は開弁位置を保持するノーマルオープン型(常開型)の電磁弁である。後側ブリッジバルブ20が開弁位置を保持している間は、後側ブリッジ通路19を介して第1,第2の接続管路12,13間を油液が流通する。これにより、左後油圧シリンダ3と右後油圧シリンダ4とは、上部室Aと下部室Bとが互いに連通した状態となる。また、後側ブリッジ通路19には、後側ブリッジバルブ20を迂回するバイパス通路21が設けられ、バイパス通路21には絞り21Aが設けられている。絞り21Aは、後側ブリッジバルブ20の前,後で後側ブリッジ通路19(即ち、第1,第2の接続管路12,13間)に圧力差が生じたときに、油液をバイパス通路21を介して圧力が高い方から低い方へと徐々に流通させる。
左側連通路22は、左前油圧シリンダ1と左後油圧シリンダ3とに近い位置で前側の第1の接続管路8と後側の第1の接続管路12とに接続されている。左側連通路22は、前側の第1の接続管路8と後側の第1の接続管路12との間を常時連通させている。右側連通路23は、右前油圧シリンダ2と右後油圧シリンダ4とに近い位置で前側の第2の接続管路9と後側の第2の接続管路13とに接続されている。右側連通路23は、前側の第2の接続管路9と後側の第2の接続管路13との間を常時連通させている。
左側連通路22の途中には、アキュムレータ装置24が設けられている。アキュムレータ装置24は、左側連通路22の途中から分岐した導油管路25の先端に設けられ、左側連通路22を介して前側の第1の接続管路8と後側の第1の接続管路12とに接続されている。導油管路25の途中には、減衰バルブ26が設けられている。減衰バルブ26は、流入制御バルブ26Aと流出制御バルブ26Bとオリフィス26Cとが並列接続された弁装置として構成されている。減衰バルブ26は、左側連通路22からアキュムレータ装置24に向けて油液が流入するときに、この油液に対してオリフィス26Cと流入制御バルブ26Aとで絞り抵抗を与え所定の減衰力を発生させる。一方、アキュムレータ装置24から左側連通路22に向けて油液が流出するときには、オリフィス26Cと流出制御バルブ26Bとにより油液に絞り抵抗を与えて所定の減衰力を発生させる。
右側連通路23の途中には、アキュムレータ装置27が設けられている。アキュムレータ装置27は、右側連通路23の途中から分岐した導油管路28の先端に設けられ、右側連通路23を介して前側の第2の接続管路9と後側の第2の接続管路13とに接続されている。導油管路28の途中には、流入制御バルブ29Aと流出制御バルブ29Bとオリフィス29Cとが並列接続された減衰バルブ29が設けられている。減衰バルブ29は、右側連通路23からアキュムレータ装置27に向けて油液が流入するときに、この油液に対してオリフィス29Cと流入制御バルブ29Aとで絞り抵抗を与え所定の減衰力を発生させる。一方、アキュムレータ装置27から右側連通路23に向けて油液が流出するときには、オリフィス29Cと流出制御バルブ29Bとにより油液に絞り抵抗を与えて所定の減衰力を発生させる。
次に、油圧シリンダ1〜4、第1減衰力制御弁10,14および第2減衰力制御弁11,15の具体的構成について、図2および図3を参照して説明する。なお、油圧シリンダ1〜4は、その具体的構造が実質的に同様であり、第1減衰力制御弁10,14および第2減衰力制御弁11,15についても、その具体的構造は実質的に同様である。
そこで、以下の説明では、左前油圧シリンダ1と第1減衰力制御弁10とを代表例に挙げて説明し、他の油圧シリンダ2〜4、第1減衰力制御弁14および第2減衰力制御弁11,15については、その説明を省略する。
図2において、左前油圧シリンダ1のシリンダ5は、内筒5Aと外筒5Bとからなる二重筒として形成されている。シリンダ5の底部側にはピストンロッド7を移動可能に支持するロッドガイド30が設けられている。このロッドガイド30を介してシリンダ5から下向きに突出するピストンロッド7の突出端側には、左前油圧シリンダ1を車輪側に取付けるための取付部材31(即ち、取付アイ)が設けられている。
シリンダ5の内筒5Aには、シリンダ5の下部室Bに常時連通する油孔32が設けられている。内筒5Aと外筒5Bとの間は大径環状通路33となり、この大径環状通路33は、油孔32を介してシリンダ5の下部室Bに常時連通している。
シリンダ5の上端側には、第1減衰力制御弁10を取付けるための取付部材34が設けられている。取付部材34は、シリンダ5と第1減衰力制御弁10との間を上,下方向に延びた連結筒体34Aと、連結筒体34Aの内側に二重筒構造をなして配置された内側パイプ34Bと、内筒5Aの上端側を施蓋したキャップ34Cとを含んで構成されている。連結筒体34Aの下端側は、外筒5Bの上端側を上側から覆うようにシリンダ5に固着されている。内側パイプ34Bの下端側は、キャップ34Cに連結されている。内側パイプ34Bの下端側は、キャップ34Cを介してシリンダ5の上部室Aに常時連通している。連結筒体34Aと内側パイプ34Bとの間には、大径環状通路33よりも小径な小径環状通路35が形成され、この小径環状通路35は、大径環状通路33に連通している。
車体側取付部材としての取付板36は、マウントラバー37を介して連結筒体34Aの外周側に固定して取付けられている。取付板36には、周方向に間隔をもって複数本の取付ボルト38(1本のみ図示)が設けられている。取付板36は、各取付ボルト38をナット(図示せず)を用いて車体側に締結することにより、左前油圧シリンダ1と一緒に車体側に取付けられる。また、取付板36の下面側には、懸架ばね39の上端側が弾性変形状態で当接している。
懸架ばね39の下端側は、ロッドカバー40の外周側に設けられたばね受け41によって支承されている。ロッドカバー40は、ピストンロッド7の周囲を取囲む段付筒状体として形成され、ピストンロッド7の下端(突出端)側に溶接等の手段で固着されている。このため、ロッドカバー40は、ピストンロッド7の伸縮動作に応じて上,下方向に移動可能となっている。懸架ばね39は、取付板36とロッドカバー40との相対変位(左前油圧シリンダ1の伸縮動作)に応じて弾性変形し、ピストンロッド7を常時伸長方向(突出方向)に付勢している。左前油圧シリンダ1には、シリンダ5と懸架ばね39との間に位置して上,下方向に伸縮可能なダストカバー42が設けられている。このダストカバー42は、ロッドカバー40と一緒に上,下方向に変位し、例えばピストンロッド7の外周面に外部のダストや飛び石等が衝突、付着するのを防止する。
次に、第1減衰力制御弁10について説明する。第1減衰力制御弁10は、外殻をなす筒状のバルブハウジング43を有している。バルブハウジング43は、取付部材34を構成する連結筒体34Aの上端側に、螺着等の手段を用いて取付けられている。バルブハウジング43は、大径室43Aと、一側接続口43Bと、小径室43Cと、他側接続口43Dとを有している。大径室43Aは、後述のソレノイドケース44およびピストン45等を収容している。一側接続口43Bは、大径室43Aに連通し、第1の接続管路8が接続されている。小径室43Cは、取付部材34の内側パイプ34Bが嵌合して取付けられ、シリンダ5の上部室Aに連通している。他側接続口43Dは、小径室43Cに連通し、第2の接続管路9が接続されている。また、バルブハウジング43には、小径室43Cの径方向に離間して上,下方向(軸方向)に延びる軸方向通路43Eが設けられている。軸方向通路43Eは、大径室43Aを取付部材34の小径環状通路35(即ち、シリンダ5の下部室B)に連通させている。
第1減衰力制御弁10は、ソレノイドケース44と、ピストン45と、筒形ロッド46とを備えている。ソレノイドケース44は、バルブハウジング43の大径室43A内に螺合等の手段を用いて取付けられている。ピストン45は、バルブハウジング43の大径室43A内に挿嵌され、大径室43A内を油室Cと油室Dとに画成している。筒形ロッド46は、ソレノイドケース44の下端側に取付けられ、ピストン45をバルブハウジング43の大径室43A内に固定した状態で保持している。ピストン45の下側に位置する油室Cは、軸方向通路43E、小径環状通路35、大径環状通路33を介してシリンダ5の下部室Bに連通している。ピストン45の上側に位置する油室Dは、一側接続口43Bを介して第1の接続管路8に連通している。
図3に示すように、ピストン45には、油室Dと油室Cとを連通可能な複数の油路45A,45Bが形成されている。ピストン45の上端面には、油路45Bの上側開口を取囲む環状凹部45Cと、後述の減衰力バルブ57が離着座する環状弁座45Dとが設けられている。ピストン45の下端面には、油路45Aの下側開口を取囲む環状凹部45Eと、後述の減衰力バルブ51(メインディスク51A)が離着座する環状弁座45Fとが設けられている。
図3に示すように、筒形ロッド46は、有底筒状の大径筒部46Aと、大径筒部46Aの底部46Bから下向きに延びる筒状の小径ロッド部46Cとを有している。大径筒部46Aの内部には、後述の可動弁座65が収容されている。小径ロッド部46Cの下端側には、スペーサ47を介してナット48が螺着され、底部46Bとスペーサ47との間には、ピストン45、縮み側減衰力発生部49、伸び側減衰力発生部55等が配置されている。
大径筒部46Aの上端側は、ソレノイドケース44の下端側の開口に嵌合した状態で固定されている。また、大径筒部46Aには、底部46Bを上,下方向に貫通する複数の油路46Dが形成されている。小径ロッド部46Cの外周面には、凹溝46Eが形成されている。この凹溝46Eは、後述の導油路54,59を介して背圧室53と弁座部材56の環状凹部56Aとの間を連通させる。また、小径ロッド部46Cの内周側は、油室Cに連通する内側通路46Fとなっている。
縮み側減衰力発生部49は、大径室43Aの油室C内に位置してピストン45の下側に取付けられている。縮み側減衰力発生部49は、ピストンロッド7の縮み行程において、大径環状通路33および小径環状通路35等を通じて油液が下部室Bへ補給されるときに、バルブハウジング43の油室Dからピストン45の油路45A、環状凹部45E等を介して油室Cへと流通する油液に抵抗力を与え、縮み側の減衰力を発生させる。
縮み側減衰力発生部49は、ピストン45とスペーサ47との間に位置して筒形ロッド46(小径ロッド部46C)の外周側に固定されたパイロットケース50と、複数枚のディスクバルブからなる減衰力バルブ51と、リリーフ用ディスクバルブ52とを含んで構成されている。減衰力バルブ51は、パイロットケース50との間に環状の背圧室53を形成している。
パイロットケース50は、小径ロッド部46Cの外周に嵌合した環状板部50Aと、環状板部50Aの外周側から上向きに延びた短尺な筒部50Bとを有している。環状板部50Aの下面には、リリーフ用ディスクバルブ52により開,閉される環状凹部50Cが形成されている。環状板部50Aには、上,下方向に貫通する複数の貫通孔50Dが形成されている。
リリーフ用ディスクバルブ52は、小径ロッド部46Cの外周側に配置され、スペーサ47とパイロットケース50との間に挟持されている。リリーフ用ディスクバルブ52は、常時はパイロットケース50の環状凹部50Cを閉塞し、背圧室53内の圧力(パイロット圧)が、リリーフ用ディスクバルブ52の開弁圧まで上昇すると、パイロットケース50の端面から開弁され、このときの過剰圧を油室C側にリリーフさせる。減衰力バルブ51は、ピストン45の環状弁座45Fに離着座するメインディスク51Aと、メインディスク51Aの下面に設けられた環状の弾性シール部材51Bとにより構成されている。弾性シール部材51Bは、ゴム等の弾性材料を用いて厚肉なリング状に形成され、油室Cに対して内側の背圧室53を液密にシールしている。
パイロットケース50と減衰力バルブ51との間には、背圧室53に連通する導油路54が設けられている。減衰力バルブ51は、例えばピストンロッド7の縮み行程で油室Dと背圧室53との間の圧力差が予め決められた開弁設定圧まで大きくなると、メインディスク51Aが環状弁座45Fから離座することにより縮み側減衰力を発生する。減衰力バルブ51(メインディスク51A)の開弁時には、油室Dと油室Cとの間がピストン45の油路45Aを介して連通する。
なお、筒形ロッド46(小径ロッド部46C)の凹溝46Eは、後述する弁座部材56の環状凹部56A、導油路59、逆止用ディスクバルブ58に設けられたオリフィス58A等を介して油室Dに連通すると共に、筒形ロッド46の油路46D等を介して後述する可動弁座65の弁室Eにも連通している。このため、減衰力バルブ51の閉弁時には、筒形ロッド46の凹溝46Eおよび背圧室53内の圧力が、後述のソレノイド60とポペット弁体67とにより、弁室E内の圧力に応じて可変に調整される。これにより、背圧室53内の圧力(減衰力バルブ51の背圧)が変化し、縮み側の減衰力バルブ51は、ソレノイド60の磁力によって発生減衰力が可変に調整される。
伸び側減衰力発生部55は、大径室43Aの油室D内に位置してピストン45の上側に取付けられている。伸び側減衰力発生部55は、ピストンロッド7の伸び行程において、下部室Bから大径環状通路33、小径環状通路35等を介してバルブハウジング43の油室Cへと流出する油液に対して抵抗力を与え、伸び側の減衰力を発生させる。
伸び側減衰力発生部55は、筒形ロッド46の底部46Bとピストン45との間に位置して小径ロッド部46Cの外周側に固定された弁座部材56と、減衰力バルブ57と、逆止用ディスクバルブ58とを含んで構成されている。弁座部材56は、環状の板体として形成され、小径ロッド部46Cの外周側に嵌合している。弁座部材56は、その下面に形成され逆止用ディスクバルブ58により開,閉される環状凹部56Aと、弁座部材56の径方向中間部に穿設され上,下方向に開口した複数の貫通孔56Bとを含んで構成されている。
減衰力バルブ57は、常時はピストン45の環状弁座45Dに着座し、油室Cからの油液がピストン45の油路45Bを介して油室Dへと流通するのを遮断する。一方、減衰力バルブ57は、環状凹部45C内の圧力が予め決められた開弁設定圧まで大きくなると、環状弁座45Dから離座して伸び側減衰力を発生させる。即ち、減衰力バルブ57の開弁時には、油室Cと油室Dとの間がピストン45の油路45Bを介して連通する。このとき、バルブハウジング43の油室Cからピストン45の油路45B、環状凹部45Cを介して油室Dへと流通する油液に対し、減衰力バルブ57により抵抗力が与えられ、伸び側の減衰力が発生する。
逆止用ディスクバルブ58は、小径ロッド部46Cの外周側で弁座部材56と減衰力バルブ57との間に挟持され、常時は弁座部材56の環状凹部56Aを閉塞している。しかし、環状凹部56Aは、弁座部材56の貫通孔56Bを介して可動弁座65の弁室Eと連通している。このため、逆止用ディスクバルブ58は、弁室Eの圧力が上昇したときには、弁座部材56の下面から離座して開弁し、可動弁座65の弁室E側の圧力を油室D側にリリーフさせる。また、逆止用ディスクバルブ58には、弁座部材56の環状凹部56Aと油室Dとの間を連通させるオリフィス58Aが形成されている。このオリフィス58Aは、逆止用ディスクバルブ58が閉弁状態であっても、弁座部材56の環状凹部56Aと油室Dとの間で流通する油液に絞り抵抗を与え、オリフィス特性の減衰力を発生させる。
さらに、弁座部材56と逆止用ディスクバルブ58との間には、筒形ロッド46の凹溝46Eに対して環状凹部56Aを連通させる導油路59が設けられている。この導油路59は、筒形ロッド46の凹溝46Eおよび背圧室53側の導油路54と共にパイロット圧(背圧)導入通路を構成している。背圧室53内の圧力(パイロット圧)は、外部指令によって変化する可動弁座65の弁室E側の圧力に応じて可変に設定される。
減衰力可変アクチュエータとして用いられるソレノイド60は、ソレノイドケース44内に設けられている。ソレノイド60は、ケーブル61を介して外部から供給される電力により磁力を発生するコイル62と、コイル62の内周側に設けられた段付筒状のステータコア63と、ステータコア63の内周側に軸方向に移動可能に設けられた筒状の可動子64とを備えている。
ステータコア63の内周側には、可動子64の下側に位置して筒状の可動弁座65が摺動可能に設けられている。可動弁座65は、後述の作動ピン66およびポペット弁体67を介して常時下向きに付勢されている。これにより、可動弁座65の下面は、筒形ロッド46の底部46Bに着座し、筒形ロッド46の内側通路46Fを大径筒部46Aの内周側に対して閉塞(遮断)している。可動弁座65の中心側には、ポペット弁体67が離着座する有底穴部65Aが設けられ、この有底穴部65A内には、ポペット弁体67により開,閉される弁室Eが形成されている。この弁室Eは、可動弁座65に形成された径方向通路65Bを介して筒形ロッド46の油路46Dと連通している。また、可動弁座65には、有底穴部65A(弁室E)の径方向に離間して軸方向通路65Cが穿設されている。ポペット弁体67の開弁時には、軸方向通路65Cは弁室Eに連通し、ポペット弁体67の閉弁時には、軸方向通路65Cは弁室Eに対して遮断される。
作動ピン66は、可動子64の内周側に移動可能に設けられ、付勢ばね68のばね力により下向きに付勢されている。作動ピン66は、軸方向に延びる小径軸部66Aを有し、小径軸部66Aの下端部にはポペット弁体67が当接している。ポペット弁体67と可動弁座65との間には、ばね69が配設され、このばね69は、付勢ばね68よりも小さいばね力で可動弁座65とポペット弁体67とを互いに逆向きに付勢している。ここで、ポペット弁体67は、付勢ばね68により、可動弁座65の有底穴部65Aを上側から塞ぐように下向きに付勢され、可動弁座65の弁室Eを筒形ロッド46の内側通路46Fから遮断している。一方、ソレノイド60のコイル62が磁力を発生すると、作動ピン66とポペット弁体67とは、付勢ばね68に抗して上向きに吸引される。このため、ポペット弁体67は、可動弁座65の弁室Eを通電量(電流値)に比例したリフト量で開き、可動弁座65の径方向通路65Bと軸方向通路65Cとの間、即ち筒形ロッド46の内側通路46Fと油路46D、弁座部材56の環状凹部56Aとの間を弁室Eを介して連通させる。
そして、第1減衰力制御弁10は、左前油圧シリンダ1の下部室Bと第1の接続管路8との間で流入、流出する油液(圧油)に、後述するコントローラ70からの外部指令に応じて増減する減衰力を可変に発生させる。また、他の減衰力制御弁11,14,15についても、油圧シリンダ2,3,4の下部室Bと接続管路8,9との間で流入、流出する油液に、コントローラ70からの外部指令に応じて増減する減衰力を可変に発生させる。
次に、図4に示すコントローラ70は、第1減衰力制御弁10,14、第2減衰力制御弁11,15、前側ブリッジバルブ17、後側ブリッジバルブ20等の動作を電子制御するサスペンション装置用のECU(Electronic Control Unit)である。コントローラ70は、例えばマイクロコンピュータ71(以下、マイコン71という)と、4個の弁駆動回路72,73,74,75と、スイッチング回路76等を含んで構成されている。この場合、左前油圧シリンダ1に設けられた第1減衰力制御弁10と、右前油圧シリンダ2に設けられた第2減衰力制御弁11と、前側ブリッジバルブ17とは前輪側のサスペンション装置を構成し、これらは第1の弁駆動回路72および第2の弁駆動回路73によって駆動される。一方、左後油圧シリンダ3に設けられた第1減衰力制御弁14と、右後油圧シリンダ4に設けられた第2減衰力制御弁15と、後側ブリッジバルブ20とは後輪側のサスペンション装置を構成し、これらは第1の弁駆動回路74および第2の弁駆動回路75によって駆動される。
マイコン71の入力側には、例えばCAN(Controller Area Network)77、操舵角センサ78、車速センサ79、ヨーレートセンサ80等が接続されている。マイコン71の出力側には、第1,第2の弁駆動回路72,73,74,75、スイッチング回路76等が接続されている。マイコン71は、例えばROM、RAM、不揮発性メモリ等からなるメモリ71Aを有している。メモリ71Aには、車両挙動(走行状態)に応じてスイッチング回路76の動作を制御するための処理プログラム等が格納されている。
ここで、CAN77は、データ通信に必要な回線網であり、例えば外気温(周囲温度)、日時情報、積載重量等の荷重情報、車速情報を含む種々の車両情報を出力する。操舵角センサ78は、車両の旋回走行あるいは車線変更等のステアリング操作時に操舵ハンドルの操舵角を検出し、その検出信号を出力する。車速センサ79は、車両の走行速度を車速として検出し、その検出信号を出力する。ヨーレートセンサ80は、車両の走行時にヨー角が変化する速さ(ヨーレート)を検出し、その検出信号を出力する。
マイコン71は、CAN77、操舵角センサ78、車速センサ79、ヨーレートセンサ80等からの検出信号に基づいて、例えば車両が直進走行状態であるか、車線変更動作を含む旋回走行状態であるかといった車両挙動を検出または推定する車両挙動算出手段を構成している。そして、マイコン71は、第1,第2の弁駆動回路72,73,74,75に駆動信号を出力してこれらを駆動すると共に、スイッチング回路76に制御信号を出力する。これにより、後述の如くスイッチング回路76の動作が制御され、第1,第2の弁駆動回路72,73からの駆動信号が、第1,第2の減衰力制御弁10,11、前側ブリッジバルブ17に対して選択的に供給される。同様に、第1,第2の弁駆動回路74,75からの駆動信号が、第1,第2の減衰力制御弁14,15、後側ブリッジバルブ20に対して選択的に供給される。
第1,第2の弁駆動回路72,73は、前輪側のサスペンション装置を構成する第1減衰力制御弁10、第2減衰力制御弁11、前側ブリッジバルブ17に、スイッチング回路76を介して接続されている。ここで、第1,第2の弁駆動回路72,73は、例えばPWM(Pulse Width Modulation)回路によって構成され、第1減衰力制御弁10、第2減衰力制御弁11、前側ブリッジバルブ17の何れかに駆動信号を出力する。第1,第2の弁駆動回路74,75は、後輪側のサスペンション装置を構成する第1減衰力制御弁14、第2減衰力制御弁15、後側ブリッジバルブ20に、スイッチング回路76を介して接続されている。第1,第2の弁駆動回路74,75は、例えばPWM回路によって構成され、第1減衰力制御弁14、第2減衰力制御弁15、後側ブリッジバルブ20の何れかに駆動信号を出力する。
スイッチング回路76は、第1,第2の弁駆動回路72,73,74,75と、第1減衰力制御弁10,14、第2減衰力制御弁11,15、前側ブリッジバルブ17、後側ブリッジバルブ20との間に設けられている。スイッチング回路76は、マイコン71からの制御信号に基づいて、第1,第2の弁駆動回路72,73からの駆動信号を、第1,第2の減衰力制御弁10,11、前側ブリッジバルブ17に対して選択的に供給する。また、スイッチング回路76は、マイコン71からの制御信号に基づいて、弁駆動回路74,75からの駆動信号を、第1,第2の減衰力制御弁14,15、後側ブリッジバルブ20に対して選択的に供給する。
図5に示すように、スイッチング回路76は、第1減衰力制御弁10と第1の弁駆動回路72との間を接続する信号線81A,81Bと、第2減衰力制御弁11と第2の弁駆動回路73との間を接続する信号線82A,82Bと、前側ブリッジバルブ17と信号線81A,81Bとの間を接続する信号線83A,83Bと、信号線81A,81Bと信号線82Aとの間を接続する信号線84A,84Bとを有している。信号線81Aのうち、信号線83Aとの接続点と信号線84Aとの接続点との間には、リレー85が設けられている。信号線81Bのうち、信号線83Bとの接続点と信号線84Bとの接続点との間には、リレー86が設けられている。信号線82Aのうち、信号線84Aとの接続点と信号線84Bとの接続点との間には、リレー87が設けられている。信号線83Aの途中にはリレー88が設けられ、信号線84Aの途中にはリレー89が設けられ、信号線84Bの途中にはリレー90が設けられている。これら6個のリレー85〜90は、例えば常開接点を構成し、マイコン71からの制御信号に応じて開,閉(ON,OFF)される。
また、スイッチング回路76は、第1減衰力制御弁14と第1の弁駆動回路74との間を接続する信号線91A,91Bと、第2減衰力制御弁15と第2の弁駆動回路75との間を接続する信号線92A,92Bと、後側ブリッジバルブ20と信号線91A,91Bとの間を接続する信号線93A,93Bと、信号線91A,91Bと信号線92Aとの間を接続する信号線94A,94Bとを有している。信号線91Aのうち、信号線93Aとの接続点と信号線94Aとの接続点との間には、リレー95が設けられている。信号線91Bのうち、信号線93Bとの接続点と信号線94Bとの接続点との間には、リレー96が設けられている。信号線92Aのうち、信号線94Aとの接続点と信号線94Bとの接続点との間には、リレー97が設けられている。信号線93Aの途中にはリレー98が設けられ、信号線94Aの途中にはリレー99が設けられ、信号線94Bの途中にはリレー100が設けられている。これら6個のリレー95〜100は、例えば常開接点を構成し、マイコン71からの制御信号に応じて開,閉(ON,OFF)される。
例えば車両が直進走行状態である場合には、図7に示すように、マイコン71は、リレー85,86,87、およびリレー95,96,97に制御信号を出力してこれらを閉成(ON)する。これにより、前輪側のサスペンション装置においては、第1の弁駆動回路72からの駆動信号が、第1減衰力制御弁10に供給され、第2の弁駆動回路73からの駆動信号が、第2減衰力制御弁11に供給される。前側ブリッジバルブ17はノーマルオープン型の電磁弁であるため開弁し、前側ブリッジ通路16は連通状態となる。一方、後輪側のサスペンション装置においては、第1の弁駆動回路74からの駆動信号が、第1減衰力制御弁14に供給され、第2の弁駆動回路75からの駆動信号が、第2減衰力制御弁15に供給される。後側ブリッジバルブ20はノーマルオープン型の電磁弁であるため開弁し、後側ブリッジ通路19は連通状態となる。
一方、車両が旋回走行状態(車線変更動作を含む)である場合には、図6に示すように、マイコン71は、リレー88,89,90、およびリレー98,99,100に制御信号を出力してこれらを閉成(ON)する。これにより、前輪側のサスペンション装置においては、第1の弁駆動回路72からの駆動信号が、前側ブリッジバルブ17に供給され、第2の弁駆動回路73からの駆動信号が、第1減衰力制御弁10と第2減衰力制御弁11とに同時に供給される。前側ブリッジバルブ17はノーマルオープン型の電磁弁であるため閉弁し、前側ブリッジ通路16は遮断状態となる。一方、後輪側のサスペンション装置においては、第1の弁駆動回路74からの駆動信号が、後側ブリッジバルブ20に供給され、第2の弁駆動回路75からの駆動信号が、第1減衰力制御弁14と第2減衰力制御弁15とに同時に供給される。後側ブリッジバルブ20はノーマルオープン型の電磁弁であるため閉弁し、後側ブリッジ通路19は遮断状態となる。
次に、マイコン71によるスイッチング回路76の制御処理について、図6ないし図8を参照して説明する。なお、図8に示す流れ図のステップは、それぞれ「S」という表記を用い、例えばステップ1を「S1」として示している。
図8に示す制御処理がスタートすると、マイコン71は、S1において、操舵角センサ78からの検出信号に基づく操舵ハンドルの操舵角、車速センサ79からの検出信号に基づく車両の走行速度(車速)、ヨーレートセンサ80からの検出信号に基づくヨーレートを読込む。
S2では、マイコン71は、読込んだ操舵ハンドルの操舵角、車両の走行速度、ヨーレートに基づいて車両挙動を判定する。具体的には、車両が旋回走行状態(車線変更動作を含む)であるか否かを判定する。S2で「NO」と判定したときには、車両が直進走行状態であるからS3に移行し、S2で「YES」と判定したときには、車両が旋回走行状態であるからS4に移行する。
S3では、車両が直進走行状態であるため、マイコン71は、左前油圧シリンダ1を制御する第1減衰力制御弁10、右前油圧シリンダ2を制御する第2減衰力制御弁11、左後油圧シリンダ3を制御する第1減衰力制御弁14、右後油圧シリンダ4を制御する第2減衰力制御弁15を、それぞれ独立して制御する(4輪独立制御)。このため、マイコン71は、図7に示すように、スイッチング回路76のリレー85,86,87、およびリレー95,96,97を閉成(ON)する。
従って、前輪側のサスペンション装置においては、第1の弁駆動回路72からの駆動信号が、第1減衰力制御弁10に供給され、第2の弁駆動回路73からの駆動信号が、第2減衰力制御弁11に供給される。前側ブリッジバルブ17は、駆動信号が供給されないため開弁し、前側ブリッジ通路16は連通状態となる。一方、後輪側のサスペンション装置においては、第1の弁駆動回路74からの駆動信号が、第1減衰力制御弁14に供給され、第2の弁駆動回路75からの駆動信号が、第2減衰力制御弁15に供給される。後側ブリッジバルブ20は、駆動信号が供給されないため開弁し、後側ブリッジ通路19は連通状態となる。
これにより、図1に示すように、各油圧シリンダ1〜4の上部室Aと下部室Bとが連通し、路面からの入力に対し、各油圧シリンダ1〜4は、互いに独立した状態で小さな抵抗でスムースに伸縮することができる。このとき、第1減衰力制御弁10の動作は、第1の弁駆動回路72からの駆動信号に応じて制御され、第2減衰力制御弁11の動作は、第2の弁駆動回路73からの駆動信号に応じて制御される。また、第1減衰力制御弁14の動作は、弁駆動回路74からの駆動信号に応じて制御され、第2減衰力制御弁15の動作は、弁駆動回路75からの駆動信号に応じて制御される。車両の直進走行時には、左側連通路22に接続されたアキュムレータ装置24、および右側連通路23に接続されたアキュムレータ装置27に対する油液の流入量および流出量が少ないため、サスペンションシステム全体のばね定数が小さくなり、さらに、第1,第2減衰力制御弁10,14および11,15を独立に制御することで、車両の乗り心地を向上させることができる。
一方、S4では、車両が旋回走行状態であるため、マイコン71は、左前油圧シリンダ1を制御する第1減衰力制御弁10と、右前油圧シリンダ2を制御する第2減衰力制御弁11とを同時に制御すると共に、左後油圧シリンダ3を制御する第1減衰力制御弁14と、右後油圧シリンダ4を制御する第2減衰力制御弁15とを同時に制御する(左,右輪同時制御)。このため、マイコン71は、図6に示すように、スイッチング回路76のリレー88,89,90、およびリレー98,99,100を閉成(ON)する。
従って、前輪側のサスペンション装置においては、第1の弁駆動回路72からの駆動信号が、前側ブリッジバルブ17に供給され、第2の弁駆動回路73からの駆動信号が、第1減衰力制御弁10と第2減衰力制御弁11とに同時に供給される。前側ブリッジバルブ17は、駆動信号が供給されることにより閉弁し、前側ブリッジ通路16は遮断状態となる。一方、後輪側のサスペンション装置においては、第1の弁駆動回路74からの駆動信号が、後側ブリッジバルブ20に供給され、第2の弁駆動回路75からの駆動信号が、第1減衰力制御弁14と第2減衰力制御弁15とに同時に供給される。後側ブリッジバルブ20は、駆動信号が供給されることにより閉弁し、後側ブリッジ通路19は遮断状態となる。
これにより、例えば車両が左旋回を行うと、左前油圧シリンダ1および左後油圧シリンダ3は縮小動作を行い、右前油圧シリンダ2および右後油圧シリンダ4は伸長動作を行う。これにより、左前油圧シリンダ1の上部室A内の油液、および右前油圧シリンダ2の下部室B内の油液は、第2の接続管路9から右側連通路23を通じてアキュムレータ装置27に流入する。また、左後油圧シリンダ3の上部室A内の油液、および右後油圧シリンダ4の下部室B内の油液は、第2の接続管路13から右側連通路23を通じてアキュムレータ装置27に流入する。一方、左前油圧シリンダ1の下部室B、および右前油圧シリンダ2の上部室Aに対し、左側連通路22および第1の接続管路8を通じてアキュムレータ装置24からの油液が導入される。また、左後油圧シリンダ3の下部室B、および右後油圧シリンダ4の上部室Aに対し、左側連通路22および第1の接続管路12を通じてアキュムレータ装置24からの油液が導入される。
このように、車両が旋回走行あるいは車線変更等を行うときには、車両のロール剛性(ローリングに対する剛性)を高めるために、第1の弁駆動回路72によって前側ブリッジバルブ17を閉弁させると共に、第2の弁駆動回路73によって前輪側の第1,第2減衰力制御弁10,11を同時に駆動する。この場合、前輪側の第1減衰力制御弁10および第2減衰力制御弁11の動作は、弁駆動回路73から供給される同一の駆動信号によって制御される。一方、第1の弁駆動回路74によって後側ブリッジバルブ20を閉弁させると共に、第2の弁駆動回路75によって後輪側の第1,第2減衰力制御弁14,15を同時に駆動する。この場合、後輪側の第1減衰力制御弁14および第2減衰力制御弁15の動作は、第2の弁駆動回路75から供給される同一の駆動信号によって制御される。車両の旋回走行時には、アキュムレータ装置24,27に対する油液の流入出量が増大するため、サスペンションシステム全体のばね定数が大きくなる。この結果、車両のロール剛性を確保しながら、第1,第2減衰力制御弁10,14および11,15を制御することで、ピッチング、バウンシングの改善を図ることができ、旋回走行時や車線変更時における操縦安定性を向上させると共に、乗り心地を改善することができる。
かくして、本実施の形態によれば、第1減衰力制御弁10,14、第2減衰力制御弁11,15、前,後のブリッジバルブ17,20からなる6個の制御対象と、4個の弁駆動回路72,73,74,75との間にスイッチング回路76が設けられている。そして、スイッチング回路76の動作を制御することにより、弁駆動回路72,73,74,75からの駆動信号を、第1減衰力制御弁10,14、第2減衰力制御弁11,15、前側ブリッジバルブ17、後側ブリッジバルブ20に対して選択的に供給することができる。これにより、左前油圧シリンダ1、右前油圧シリンダ2、左後油圧シリンダ3、右後油圧シリンダ4の伸縮時の減衰力を、車両の走行状態に応じて制御することができる。従って、第1減衰力制御弁10,14、第2減衰力制御弁11,15、前,後のブリッジバルブ17,20からなる6個の制御対象を、これより2個少ない4個の弁駆動回路72,73,74,75を用いて制御することができる。この結果、6個の弁駆動回路を設ける場合に比較して、弁駆動回路の個数を減らすことができ、サスペンションシステム全体の構成を簡素化することができる。
なお、実施の形態では、車両が旋回走行状態にあるか否かを、CAN77、操舵角センサ78、車速センサ79、ヨーレートセンサ80からの検出信号に基づいて判定する構成を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば各油圧シリンダ1〜4とアキュムレータ装置24,27との間で油液が流入または流出することによるアキュムレータ装置24,27のボリューム変化量に基づいて、車両の走行状態を判定する構成としてもよい。
また、実施の形態では、左前油圧シリンダ1と右前油圧シリンダ2との間が、クロス配管としての第1,第2の接続管路8,9によりクロスで接続され、左後油圧シリンダ3と右後油圧シリンダ4との間が、クロス配管としての第1,第2の接続管路14,15によりクロスで接続された場合を例示している。しかし、本発明はこれに限らず、例えば左前油圧シリンダ1と右前油圧シリンダ2との間、または左後油圧シリンダ3と右後油圧シリンダ4との間のいずれか一方のみが、クロス配管によって接続される構成としてもよい。
次に、上記実施の形態に含まれるサスペンション装置として、例えば、以下に述べる態様のものが考えられる。
サスペンション装置の第1の態様としては、左,右の車輪と車体との間にそれぞれ介装され、シリンダ内がピストンにより上部室と下部室とに画成された左,右の液圧シリンダと、前記左,右の液圧シリンダ間を、一方の液圧シリンダの下部室が他方の液圧シリンダの上部室に連通し、前記他方の液圧シリンダの下部室が前記一方の液圧シリンダの上部室に連通するようにクロスで接続してなる第1,第2の接続管路と、前記第1の接続管路に設けられる第1減衰力制御機構と、前記第2の接続管路に設けられる第2減衰力制御機構と、前記第1,第2の接続管路に接続して設けられるアキュムレータ装置と、前記第1,第2の接続管路間を接続するブリッジ通路と、前記ブリッジ通路を連通、遮断するブリッジバルブと、前記車両の挙動を検出または推定する車両挙動算出手段と、前記車両挙動算出手段からの指令に基づいて前記第1減衰力制御機構、前記第2減衰力制御機構、前記ブリッジバルブの動作を制御するコントローラとを有するサスペンション装置であって、前記コントローラは、前記第1減衰力制御機構、前記第2減衰力制御機構、前記ブリッジバルブのいずれかを駆動する第1の弁駆動回路、第2の弁駆動回路と、前記第1減衰力制御機構、前記第2減衰力制御機構、前記ブリッジバルブと前記第1,第2の弁駆動回路との間に設けられ、前記第1,第2の弁駆動回路からの駆動信号を前記第1減衰力制御機構、前記第2減衰力制御機構、前記ブリッジバルブに選択的に供給するスイッチング回路とを含んで構成されている。
サスペンション装置の第2の態様としては、前記第1の態様において、前記ブリッジバルブはノーマルオープン型の制御弁により構成され、前記車両挙動算出手段からの指令に基づいて前記ブリッジ通路を連通させるときには、前記スイッチング回路は、前記第1の弁駆動回路からの駆動信号を前記第1減衰力制御機構に供給すると共に、前記第2の弁駆動回路からの駆動信号を前記第2減衰力制御機構に供給し、前記車両挙動算出手段からの指令に基づいて前記ブリッジ通路を遮断させるときには、前記スイッチング回路は、前記第1の弁駆動回路からの駆動信号を前記ブリッジ弁に供給すると共に、前記第2の弁駆動回路からの駆動信号を前記第1減衰力制御機構と前記第2減衰力制御機構とに供給することを特徴としている。
1 左前油圧シリンダ(液圧シリンダ)
2 右前油圧シリンダ(液圧シリンダ)
3 左後油圧シリンダ(液圧シリンダ)
4 左後油圧シリンダ(液圧シリンダ)
5A 内筒(シリンダ)
5B 外筒(シリンダ)
6 ピストン
8 第1の接続管路
9 第2の接続管路
10,14 第1減衰力制御弁(第1減衰力制御機構)
11,15 第2減衰力制御弁(第1減衰力制御機構)
24,27 アキュムレータ装置
16 前側ブリッジ通路
17 前側ブリッジバルブ
19 後側ブリッジ通路
20 後側ブリッジバルブ
70 コントローラ
71 マイコン(車両挙動算出手段)
72,74 第1の弁駆動回路
73,75 第2の弁駆動回路
76 スイッチング回路
A 上部室
B 下部室

Claims (2)

  1. 左,右の車輪と車体との間にそれぞれ介装され、シリンダ内がピストンにより上部室と下部室とに画成された左,右の液圧シリンダと、
    前記左,右の液圧シリンダ間を、一方の液圧シリンダの下部室が他方の液圧シリンダの上部室に連通し、前記他方の液圧シリンダの下部室が前記一方の液圧シリンダの上部室に連通するようにクロスで接続してなる第1,第2の接続管路と、
    前記第1の接続管路に設けられる第1減衰力制御機構と、
    前記第2の接続管路に設けられる第2減衰力制御機構と、
    前記第1,第2の接続管路に接続して設けられるアキュムレータ装置と、
    前記第1,第2の接続管路間を接続するブリッジ通路と、
    前記ブリッジ通路を連通、遮断するブリッジバルブと、
    前記車両の挙動を検出または推定する車両挙動算出手段と、
    前記車両挙動算出手段からの指令に基づいて前記第1減衰力制御機構、前記第2減衰力制御機構、前記ブリッジバルブの動作を制御するコントローラとを有するサスペンション装置であって、
    前記コントローラは、前記第1減衰力制御機構、前記第2減衰力制御機構、前記ブリッジバルブのいずれかを駆動する第1の弁駆動回路、第2の弁駆動回路と、
    前記第1減衰力制御機構、前記第2減衰力制御機構、前記ブリッジバルブと前記第1,第2の弁駆動回路との間に設けられ、前記第1,第2の弁駆動回路からの駆動信号を前記第1減衰力制御機構、前記第2減衰力制御機構、前記ブリッジバルブに選択的に供給するスイッチング回路とを含んで構成されていることを特徴とするサスペンション装置。
  2. 前記ブリッジバルブはノーマルオープン型の制御弁により構成され、
    前記車両挙動算出手段からの指令に基づいて前記ブリッジ通路を連通させるときには、前記スイッチング回路は、前記第1の弁駆動回路からの駆動信号を前記第1減衰力制御機構に供給すると共に、前記第2の弁駆動回路からの駆動信号を前記第2減衰力制御機構に供給し、
    前記車両挙動算出手段からの指令に基づいて前記ブリッジ通路を遮断させるときには、前記スイッチング回路は、前記第1の弁駆動回路からの駆動信号を前記ブリッジバルブに供給すると共に、前記第2の弁駆動回路からの駆動信号を前記第1減衰力制御機構と前記第2減衰力制御機構とに供給することを特徴とする請求項1に記載のサスペンション装置。
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