JP2021048242A - 搬送装置及び搬送方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】複数の基板を同時に搬送する搬送装置を小型化する。【解決手段】基板を搬送する搬送装置であって、第1の基板を保持する保持部を有する第1の保持アームと、第2の基板を保持する保持部を有する第2の保持アームと、一端部が駆動部を介して前記第1の保持アーム及び前記第2の保持アームに接続される駆動アームと、を有し、前記駆動部は、少なくとも前記第1の保持アームを水平方向に回転させる回転機構と、前記第1の保持アームに対して前記第2の保持アームを連結させるクラッチ機構と、前記駆動アームに対して前記第2の保持アームを固定するラッチ機構と、を有する。【選択図】図4
Description
本開示は、搬送装置及び搬送方法に関する。
特許文献1には、複数の基板を処理する基板処理装置において、基板の搬送に要する時間を短縮することが開示されている。特許文献1に記載の基板処理装置によれば、2枚の基板を縦並びに搭載して同時に搬送する搬送アームと、横並びに配置された2枚の基板を同時に処理する基板処理部とを有している。
本開示にかかる技術は、複数の基板を同時に搬送する搬送装置を小型化する。
本開示の一態様は、基板を搬送する搬送装置であって、第1の基板を保持する保持部を有する第1の保持アームと、第2の基板を保持する保持部を有する第2の保持アームと、一端部が駆動部を介して前記第1の保持アーム及び前記第2の保持アームに接続される駆動アームと、を有し、前記駆動部は、少なくとも前記第1の保持アームを水平方向に回転させる回転機構と、前記第1の保持アームに対して前記第2の保持アームを連結させるクラッチ機構と、前記駆動アームに対して前記第2の保持アームを固定するラッチ機構と、を有する。
本開示によれば、複数の基板を同時に搬送する搬送装置を小型化することができる。
例えば半導体デバイスの製造プロセスにおいては、半導体ウェハ(基板;以下、「ウェハ」という。)を収納した処理モジュールの内部を減圧状態にし、当該ウェハに予め決められた処理を施す、様々な処理工程が行われている。これら処理工程は、処理モジュールを複数備えたウェハ処理装置を用いて行われる。
上述した特許文献1に記載の基板処理装置は、この処理工程を行うための装置である。特許文献1に開示の基板処理装置によれば、搬送アームにより2枚の基板を縦並びに搭載して同時に搬送することで、ウェハの搬送に要する時間を短縮することができる。
しかしながら、通常、基板処理装置においては搬送アームのウェハの保持間隔に対して処理モジュールの搬入出口が小さいため、特許文献1に記載の搬送アームでは複数のウェハを同時に処理モジュールに対して搬入出することができなかった。すなわち、処理モジュールに対して複数のウェハを搬入出する場合には、搬入出動作を複数回行う必要があった。具体的には、基板処理装置に対する搬送アームの進入動作及び退避動作を、支持しているウェハの枚数回、行う必要があった。
本開示にかかる技術は、上記事情に鑑みてなされたものであり、複数の基板を同時に搬送する搬送装置を小型化する。以下、本実施形態にかかる搬送装置を備えたウェハ処理システムについて、図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する要素においては、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<ウェハ処理装置>
先ず、ウェハ処理装置の構成について説明する。図1は、ウェハ処理装置1の構成の概略を模式的に示す平面図である。本実施形態においては、ウェハ処理装置1が、ウェハWにCOR(Chemical Oxide Removal)処理、PHT(Post Heat Treatment)処理、CST(Cooling Storage)処理及びオリエント処理を行う、各種処理モジュールを備える場合を例に説明する。なお、本開示のウェハ処理装置1のモジュール構成はこれに限られず、任意に選択され得る。
先ず、ウェハ処理装置の構成について説明する。図1は、ウェハ処理装置1の構成の概略を模式的に示す平面図である。本実施形態においては、ウェハ処理装置1が、ウェハWにCOR(Chemical Oxide Removal)処理、PHT(Post Heat Treatment)処理、CST(Cooling Storage)処理及びオリエント処理を行う、各種処理モジュールを備える場合を例に説明する。なお、本開示のウェハ処理装置1のモジュール構成はこれに限られず、任意に選択され得る。
図1に示すようにウェハ処理装置1は、大気部10と減圧部11がロードロックモジュール20a、20bを介して一体に接続された構成を有している。大気部10は、大気圧雰囲気下においてウェハWに所望の処理を行う複数の大気モジュールを備える。減圧部11は、減圧雰囲気下においてウェハWに所望の処理を行う複数の減圧モジュールを備える。
ロードロックモジュール20aは、大気部10の後述するローダーモジュール30から搬送されたウェハWを、減圧部11の後述するトランスファモジュール60に引き渡すため、ウェハWを一時的に保持する。ロードロックモジュール20aは、2枚のウェハWを鉛直方向に沿って保持する上部ストッカ21aと下部ストッカ22aを有している。
ロードロックモジュール20aは、ゲートバルブ23aが設けられたゲート24aを介して後述するローダーモジュール30に接続されている。このゲートバルブ23aにより、ロードロックモジュール20aとローダーモジュール30の間の気密性の確保と互いの連通を両立する。また、ロードロックモジュール20aは、ゲートバルブ25aが設けられたゲート26aを介して後述するトランスファモジュール60に接続されている。このゲートバルブ25aにより、ロードロックモジュール20aとトランスファモジュール60の間の気密性の確保と互いの連通を両立する。
ロードロックモジュール20aにはガスを供給する給気部(図示せず)とガスを排出する排気部(図示せず)が接続され、当該給気部と排気部によって内部が大気圧雰囲気と減圧雰囲気に切り替え可能に構成されている。すなわちロードロックモジュール20aは、大気圧雰囲気の大気部10と、減圧雰囲気の減圧部11との間で、適切にウェハWの受け渡しができるように構成されている。
なお、ロードロックモジュール20bはロードロックモジュール20aと同様の構成を有している。すなわち、ロードロックモジュール20bは、上部ストッカ21bと下部ストッカ22b、ローダーモジュール30側のゲートバルブ23bとゲート24b、トランスファモジュール60側のゲートバルブ25bとゲート26bを有している。
なお、ロードロックモジュール20a、20bの数や配置は、本実施形態に限定されるものではなく、任意に設定できる。
大気部10は、後述するウェハ搬送機構40を備えたローダーモジュール30と、複数のウェハWを保管可能なフープ31を載置するロードポート32と、ウェハWを冷却するCSTモジュール33と、ウェハWの水平方向の向きを調節するオリエンタモジュール34とを有している。
ローダーモジュール30は内部が矩形の筐体からなり、筐体の内部は大気圧雰囲気に維持されている。ローダーモジュール30の筐体の長辺を構成する一側面には、複数、例えば3つのロードポート32が並設されている。ローダーモジュール30の筐体の長辺を構成する他側面には、ロードロックモジュール20a、20bが並設されている。ローダーモジュール30の筐体の短辺を構成する一側面には、CSTモジュール33が設けられている。ローダーモジュール30の筐体の短辺を構成する他側面には、オリエンタモジュール34が設けられている。
なお、ロードポート32、CSTモジュール33、及びオリエンタモジュール34の数や配置は、本実施形態に限定されるものではなく、任意に設計できる。
フープ31は複数、例えば1ロット25枚のウェハWを等間隔で多段に重なるようにして収容する。また、ロードポート32に載置されたフープ31の内部は、例えば、大気や窒素ガスなどで満たされて密閉されている。
CSTモジュール33は、複数、例えばフープ31に収容される枚数以上のウェハWを等しい間隔で多段に収容することができ、当該複数のウェハWの冷却処理を行う。
オリエンタモジュール34は、ウェハWを回転させて水平方向の向きの調節を行う。具体的に、オリエンタモジュール34は、複数のウェハWのそれぞれにウェハ処理を行うにあたり、当該ウェハ処理毎に、基準位置(例えばノッチ位置)からの水平方向からの向きが同じになるように調節される。
ローダーモジュール30の内部には、ウェハWを搬送するウェハ搬送機構40が設けられている。ウェハ搬送機構40は、ウェハWを保持して移動する搬送アーム41a、41bと、搬送アーム41a、41bを回転可能に支持する回転台42と、回転台42を搭載した回転載置台43とを有している。ウェハ搬送機構40は、ローダーモジュール30の筐体の内部において長手方向に移動可能に構成されている。
減圧部11は、2枚のウェハWを同時に搬送するトランスファモジュール60と、トランスファモジュール60から搬送されたウェハWにCOR処理を行うCORモジュール61と、PHT処理を行うPHTモジュール62とを有している。トランスファモジュール60、CORモジュール61、及びPHTモジュール62の内部は、それぞれ減圧雰囲気に維持される。トランスファモジュール60に対し、CORモジュール61及びPHTモジュール62は複数、例えば3つずつ設けられている。
トランスファモジュール60は内部が矩形の筐体からなり、上述したようにゲートバルブ25a、25bを介してロードロックモジュール20a、20bに接続されている。トランスファモジュール60は内部が矩形の筐体からなり、ロードロックモジュール20aに搬入されたウェハWを一のCORモジュール61、一のPHTモジュール62に順次搬送してCOR処理とPHT処理を施した後、ロードロックモジュール20bを介して大気部10に搬出する。
CORモジュール61の内部には、2枚のウェハWを水平方向に並べて載置する2つのステージ63a、63bが設けられている。CORモジュール61は、ステージ63a、63bにウェハWを並べて載置することにより、2枚のウェハWに対して同時にCOR処理を行う。なお、CORモジュール61には、処理ガスやパージガスなどを供給する給気部(図示せず)とガスを排出する排気部(図示せず)が接続されている。
また、CORモジュール61は、ゲートバルブ64が設けられたゲート65を介してトランスファモジュール60に接続されている。このゲートバルブ64により、トランスファモジュール60とCORモジュール61の間の気密性の確保と互いの連通を両立する。
PHTモジュール62の内部には、2枚のウェハWを水平方向に並べて載置する2つのステージ66a、66bが設けられている。PHTモジュール62は、ステージ66a、66bにウェハWを並べて載置することにより、2枚のウェハWに対して同時にPHT処理を行う。なお、PHTモジュール62には、ガスを供給する給気部(図示せず)とガスを排出する排気部(図示せず)が接続されている。
また、PHTモジュール62は、ゲートバルブ67が設けられたゲート68を介してトランスファモジュール60に接続されている。このゲートバルブ67により、トランスファモジュール60とPHTモジュール62の間の気密性の確保と互いの連通を両立する。
トランスファモジュール60の内部には、ウェハWを搬送するウェハ搬送機構70が設けられている。ウェハ搬送機構70は、2枚のウェハWを保持して移動する搬送アーム71a、71bと、搬送アーム71a、71bを回転可能に支持する回転台72と、回転台72を搭載した回転載置台73とを有している。また、トランスファモジュール60の内部には、トランスファモジュール60の長手方向に延伸するガイドレール74が設けられている。回転載置台73はガイドレール74上に設けられ、ウェハ搬送機構70をガイドレール74に沿って移動可能に構成されている。
なお、本実施形態においては、搬送アーム71a、71bが本開示における搬送装置に相当する。搬送アーム71a、71bの詳細な構成、及び、本開示における搬送アーム71a、71bによるウェハWの搬送方法については後述する。
トランスファモジュール60では、ロードロックモジュール20aにおいて上部ストッカ21aと下部ストッカ22aに保持された2枚のウェハWを搬送アーム71aで受け取り、CORモジュール61に搬送する。また、COR処理が施された2枚のウェハWを、搬送アーム71aが保持し、PHTモジュール62に搬送する。また更に、PHT処理が施された2枚のウェハWを、搬送アーム71bが保持し、ロードロックモジュール20bに搬出する。
以上のウェハ処理装置1には、制御部80が設けられている。制御部80は、例えばCPUやメモリ等を備えたコンピュータであり、プログラム格納部(図示せず)を有している。プログラム格納部には、ウェハ処理装置1におけるウェハWの処理を制御するプログラムが格納されている。また、プログラム格納部には、上述の各種処理モジュールや搬送機構などの駆動系の動作を制御して、ウェハ処理装置1における後述のウェハ処理を実現させるためのプログラムも格納されている。なお、上記プログラムは、コンピュータに読み取り可能な記憶媒体Hに記録されていたものであって、当該記憶媒体Hから制御部80にインストールされたものであってもよい。
本実施形態にかかるウェハ処理装置1は以上のように構成されている。次に、本実施形態にかかる搬送装置としての搬送アーム、及びウェハ搬送方法について説明する。
<搬送アーム>
図2は、本実施形態にかかる搬送アーム71aの構成の概略を模式的に示す斜視図である。また、図3は搬送アーム71aの構成の概略を模式的に示す縦断面図である。なお、搬送アーム71bは搬送アーム71aと同様の構成を有しているため、詳細な説明及び図示を省略する。
図2は、本実施形態にかかる搬送アーム71aの構成の概略を模式的に示す斜視図である。また、図3は搬送アーム71aの構成の概略を模式的に示す縦断面図である。なお、搬送アーム71bは搬送アーム71aと同様の構成を有しているため、詳細な説明及び図示を省略する。
図2に示すように搬送アーム71aは、一端が回転台72に対して回転自在に接続された第1アーム100と、第1アーム100の他端に対して一端が回転自在に接続された駆動アームとしての第2アーム110と、第2アーム110の他端に対して回転自在に接続される第1の保持アームとしての第3アーム120aと、第2アーム110の他端に対して回転自在に接続される第2の保持アームとしての第4アーム120bとを有している。すなわち搬送アーム71aは、2軸で3種類のアームが連結されたリンクアーム構造を有している。
また、第3アーム120a及び第4アーム120bの他端には、それぞれウェハWを保持するための保持部としての上部ピック121a及び下部ピック121bが接続されている。
第1アーム100と第2アーム110は、駆動機構130を介して接続されている。駆動機構130は、例えば第1アーム100の内部に設けられる駆動ベルト131と、第1アーム100と第2アーム110の接続部に設けられ、駆動ベルト131により回転する例えばプーリなどを介して接続される回転機構132を有している。第2アーム110は、この回転機構132により第1アーム100に対して回転自在に構成されている。
図4は、第2アーム110と第3アーム120a及び第4アーム120bの接続部の構成の概略を模式的に示す縦断面図である。
第2アーム110と第3アーム120a及び第4アーム120bは、駆動部としての駆動機構140を介して接続されている。駆動機構140は、例えば第2アーム110の内部に設けられる駆動ベルト141と、第2アーム110と第3アーム120a及び第4アーム120bの接続部に設けられ、駆動ベルト141により回転する例えばプーリなどを介して接続される回転機構142を有している。第3アーム120a及び第4アーム120bは、この回転機構142により第2アーム110に対して回転自在に構成されている。
また、駆動機構140は、第3アーム120a及び第4アーム120bの回転動作を制御するためのラッチ機構143及びクラッチ機構144を有している。
図5は、ラッチ機構143の構成の概略を模式的に示す説明図である。図4及び図5に示すようにラッチ機構143は、ラッチギア145と、ラッチレバー146と、ソレノイド147とを有している。
ラッチギア145は、第4アーム120bの他端部において、回転機構142により当該第4アーム120bが回動する範囲において周方向に沿って形成されている。ラッチレバー146は、ソレノイド147により第2アーム110の長手方向においてラッチギア145に対して離接自在に構成されており、接触時においてラッチギア145のギア部と嵌合するように構成されている。ソレノイド147は、例えば第2アーム110の内部において駆動ベルト141の内側に設けられている。
ラッチ機構143によれば、図5(a)に示すようにソレノイド147の動作によりラッチギア145とラッチレバー146を嵌合させることにより、第4アーム120bを第2アーム110に対して固定することができる。すなわち、回転機構142による第4アーム120bの回転を係止可能であり、かかる場合、回転機構142によっては、第3アーム120aのみが第2アーム110に対して回転することになる。換言すれば、ラッチ機構143により、第3アーム120aは第2アーム110に対して独立して回転可能に構成されている。また図5(b)に示すようにソレノイド147の動作によりラッチギア145とラッチレバー146を離隔させることにより、第3アーム120aと第4アーム120bが同期して回転可能に構成されている。
なお、以下の説明においてラッチギア145とラッチレバー146を嵌合させた状態を「ラッチ機構143をロックした状態」、ラッチギア145とラッチレバー146を離隔させた状態を「ラッチ機構143を解除した状態」と言うことがある。
クラッチ機構144は、図示しない励磁ソレノイドにより無励磁作動する。これにより、励磁ソレノイドに対する無通電時においては、第3アーム120aに対して第4アーム120bを連結(ホールド)させることにより、第4アーム120bを第3アーム120aに対して固定することができる。換言すれば、励磁ソレノイドに対する通電時においては、第4アーム120bが第3アーム120aから離隔され、かかる場合、回転機構142によっては、第3アーム120aのみが第2アーム110に対して回転することになる。すなわちクラッチ機構144によれば、励磁ソレノイドに対する通電の有無を切り替える電磁ブレーキにより、第2アーム110に対する第4アーム120bの回転を制御する。
なお、以下の説明において励磁ソレノイドに対する無通電時の状態を「電磁ブレーキを作動させた状態」、励磁ソレノイドに対する通電時の状態を「電磁ブレーキを解除した状態」と言うことがある。
搬送アーム71a、71bは、駆動機構130及び駆動機構140の動作による伸縮回転及び、回転台72の回転により、ロードロックモジュール20a、20b、CORモジュール61、及びPHTモジュール62との間でウェハWを搬送することができる。
本実施形態にかかる搬送アーム71a、71bは以上のように構成されている。次に、かかる搬送アーム71a、71bを用いた、トランスファモジュール60におけるウェハWの搬送方法について説明する。
<ウェハ搬送方法>
図6及び図7は、トランスファモジュール60におけるウェハW搬送時の搬送アーム71aの様子を模式的に示す平面図(図中上側)及び斜視図(図中下側)である。なお、図6及び図7においては図示の簡略化のため、搬送アーム71aに保持されたウェハWの図示を省略する。
図6及び図7は、トランスファモジュール60におけるウェハW搬送時の搬送アーム71aの様子を模式的に示す平面図(図中上側)及び斜視図(図中下側)である。なお、図6及び図7においては図示の簡略化のため、搬送アーム71aに保持されたウェハWの図示を省略する。
前述したように、ロードロックモジュール20aに搬入された2枚のウェハWは、上部ストッカ21a及び下部ストッカ22aにより鉛直方向に沿って保持される。
続いて2枚のウェハWは、ウェハ搬送機構70の上部ピック121a及び下部ピック121bに受け渡され、トランスファモジュール60に搬入される。
2枚のウェハWのロードロックモジュール20aからウェハ搬送機構70への受け渡しにあたっては、先ず、図6(a)に示すように、第3アーム120a及び第4アーム120bが重なるように配置される。この際、ラッチ機構143を解除し、かつ、電磁ブレーキを作動させることにより、第3アーム120aに対して第4アーム120bを固定する。すなわち、第3アーム120aと第4アーム120bが同期して回転する。
続いて、搬送アーム71aの上部ピック121a及び下部ピック121bがロードロックモジュール20aの内部に進入するように、搬送アーム71aの伸長が開始される。
搬送アーム71aの伸長にあたっては、図6(b)に示すように、第1アーム100を回転台72に対して回転させるとともに、駆動機構130及び駆動機構140を作動させる。具体的には、駆動ベルト131を動作させることで回転機構132を回転させることで第1アーム100に対して第2アーム110を回転させるとともに、駆動ベルト141を動作させることで回転機構142を回転させることで第2アーム110に対して第3アーム120a及び第4アーム120bを回転させる。また同様に、回転台72を回転させることにより第1アーム100を回転させる。
これにより、ロードロックモジュール20aに対して各アームが為す角度θ1〜θ3が変化して搬送アーム71aが伸長し、ロードロックモジュール20aに対してウェハWが進入する。そして、図6(c)に示すように第3アーム120a及び第4アーム120bが重なるように配置された状態でロードロックモジュール20aの内部に進入することで、上部ストッカ21a及び下部ストッカ22aで鉛直方向に沿って保持された2枚のウェハWを、第3アーム120a及び第4アーム120bで同時に受け取ることができる。
ウェハ搬送機構70に2枚のウェハWが受け渡されると、一のCORモジュール61の前までウェハWが搬送される。
続いて、ゲートバルブ64が開放され、ウェハWを保持する搬送アーム71aがCORモジュール61の内部に進入するように、搬送アーム71aの伸長が開始される。
搬送アーム71aの伸長にあたっては、第1アーム100を回転台72に対して回転させるとともに、駆動機構130及び駆動機構140を作動させる。具体的には、駆動ベルト131を動作させることで回転機構132を回転させることで第1アーム100に対して第2アーム110を回転させるとともに、駆動ベルト141を動作させることで回転機構142を回転させることで第2アーム110に対して第3アーム120a及び第4アーム120bを回転させる。また同様に、回転台72を回転させることにより第1アーム100を回転させる。
これにより、CORモジュール61に対して各アームが為す角度が変化して搬送アーム71aが伸長し、CORモジュール61に対してウェハWが進入する。
なお本実施の形態においては、CORモジュール61において水平方向に並べて配置されたステージ63a、63bに対して、2枚のウェハWを同時に搬入する。具体的には、搬送アーム71aに保持された2枚のウェハWをCORモジュール61のステージ63a、63b上にそれぞれ配置し、その後、2枚のウェハWを同時にステージ63a、63bに載置する。すなわち、CORモジュール61に対する搬送アーム71aの進入動作及び退避動作を複数行う必要がなく、1度の進入動作及び退避動作で2枚のウェハWを受け渡す。
CORモジュール61に対する搬送アーム71aの伸長が開始されると、ラッチ機構143をロックし、かつ、電磁ブレーキを解除させることにより、第2アーム110に対して第4アーム120bを固定する。すなわち、回転機構142により第3アーム120aが独立して回転させる。
これにより、図7(d)に示すように、第2アーム110に対する第4アーム120bの角度φ1が固定された状態で、CORモジュール61に対して各アームが為す角度が変化して搬送アーム71aが伸長し、CORモジュール61に対してウェハWが進入する。この時、第2アーム110に対する第4アーム120bの角度φ1が固定されるため、第3アーム120aと第4アーム120bとが為す角度φ2が大きくなる。
そして、平面視において角度φ2が2枚のウェハWをステージ63a、63bに同時搬入できる角度(以下、「搬入角度」という。)になったところで、再度、ラッチ機構143を解除、かつ、電磁ブレーキを作動する。そして、かかる搬入角度を保った状態でウェハWをステージ63a、63b上に配置することで、適切に2枚のウェハWを同時にステージ63a、63bに対して受け渡すことができる。
2枚のウェハWは以上のようにしてCORモジュール61に対して搬入される。
なお、図1に示したように、CORモジュール61のステージ63a及び63bの両外端部を結ぶ幅は、ゲートバルブ64の開口幅よりも大きい場合がある。すなわち、CORモジュール61の外部で角度φ2が搬入角度に達してしまうと、搬送アーム71aがCORモジュール61に対して進入できなくなってしまう場合がある。
そこでCORモジュール61に対するウェハWの搬入にあたっては、CORモジュール61に対する搬送アーム71aの進行動作と、角度φ2を広げる動作を同時に行うことが好ましい。すなわち、CORモジュール61に対する搬送アーム71aの進行に際して、角度φ2が徐々に大きくなることが好ましい。これにより、CORモジュール61のゲートバルブ64の開口幅が小さい場合であっても、適切に2枚のウェハWをCORモジュール61に対して進入させることができる。
または、CORモジュール61に対するウェハWの搬入にあたっては、CORモジュール61に対する搬送アーム71aの進行動作と、角度φ2を広げる動作を繰り返し交互に行ってもよい。すなわち、ラッチ機構143を段階的に作動させることで、CORモジュール61に対する搬送アーム71aの進行に伴って、角度φ2を段階的に大きくしてもよい。かかる場合であっても、適切に2枚のウェハWをCORモジュール61に対して進入させることができる。
なお、CORモジュール61からのウェハWの搬出動作においては、上記搬入動作が逆順に行われる。すなわち、先ず、CORモジュール61に対して角度φ2を大きくしながら搬送アーム71aが進入した後、ステージ63a、63bから2枚のウェハWが受け渡される。そして、角度φ2を小さくしながら搬送アーム71aをCORモジュール61から退避させる。その後、CORモジュール61の外部において第3アーム120a及び第4アーム120bが重なるように配置されると、ラッチ機構143を解除、かつ、電磁ブレーキを作動させ、第3アーム120aに対して第4アーム120bを固定する。
2枚のウェハWに対するCOR処理が完了すると、続いて、ラッチ機構143を解除し、かつ、電磁ブレーキを作動した状態で、一のPHTモジュール62の前までウェハWが搬送される。
そして、図6及び図7に示したように、CORモジュール61に対する搬入出動作と同様の動作でPHTモジュール62に対して2枚のウェハWが搬入され、PHT処理が施される。
PHT処理が施された2枚のウェハWは、搬送アーム71bによりPHTモジュール62から搬出され、次に、ロードロックモジュール20bに搬送される。
ロードロックモジュール20bに対するウェハWの搬入にあたっては、先ず、第3アーム120a及び第4アーム120bが重なるように配置された状態で、ラッチ機構143を解除、かつ、電磁ブレーキを作動させ、第3アーム120aに対して第4アーム120bを固定する。すなわち、2枚のウェハWが鉛直方向に沿って保持される。そして、かかる状態で搬送アーム71bをロードロックモジュール20bの内部に進入させることで、上部ストッカ21b及び下部ストッカ22bに対して2枚のウェハWを同時に受け渡すことができる。
そしてその後、搬送アーム71bをロードロックモジュール20bから退避させることで、トランスファモジュール60における一連のウェハ処理が終了する。
以上、本実施形態によれば、処理装置に対する搬送アーム71a、71bの進行に伴って、徐々に第3アーム120a及び第4アーム120bが為す角度φ2を大きくすることで、ゲートバルブの開口幅が小さい場合であっても、適切に2枚のウェハWを同時に搬入出することができる。
また更に、本実施の形態によれば、図3に示したように搬送アーム71aの内部にモータを設けることなく、駆動ベルト及び回転機構によって各アームが回転可能に構成されているため、搬送アーム71a、71bの高さ方向の大きさを小型化することができる。具体的には、従来のモータを各アームの接続部にそれぞれ設けていた場合と比べて、高さ方向の大きさを約15%程度小さくすることができた。そしてこれにより、ゲートバルブの開口高さが小さい場合であっても、適切に2枚のウェハWを同時に搬入出することができる。
また本実施形態によれば、第1の保持アームとしての第3アーム120a、及び第2の保持アームとしての第4アーム120bに対して、それぞれ独立して駆動機構を設ける必要がない。すなわち、ラッチ機構143及びクラッチ機構144の動作により、1つの駆動機構140のみによって、第3アーム120aを独立して水平方向に回転させることができる。また同様に、ラッチ機構143及びクラッチ機構144の動作により、1つの駆動機構140のみによって、第3アーム120aと第4アーム120bを同期して水平方向に回転させることができる。すなわち、これによりさらに適切に搬送アーム71a、71bを小型化できるとともに、搬送アーム71aの動作にかかる制御を簡易化することができる。
なお上記実施形態においては、駆動機構は駆動ベルト及び例えばプーリなどを介して接続される回転機構により構成されたが、駆動機構の構成はこれに限定されず、任意の構成をとり得る。例えば駆動ベルトに代えて他の駆動源を設けて回転機構を回転させてもよい。
なお、上記実施形態においては、ラッチ機構143のラッチギア145のギア部は第2アーム110に対して第4アーム120bが回動する範囲において形成したが、当然に、ギア部は第4アーム120bの端部において全周に形成されていてもよい。また例えば、第4アーム120bが回動範囲において段階的に、複数個所に形成されていてもよい。
また、ラッチレバー146の駆動機構もソレノイド147には限定されず、任意の構成をとり得る。
なお、上記実施形態においては、クラッチ機構144は励磁ソレノイドにより無励磁作動させたが、当然に励磁作動させてもよい。すなわち、励磁ソレノイドに対する無通電時に電磁ブレーキが解除され、励磁ソレノイドに対する通電時に電磁ブレーキが作動するようにしてもよい。また、励磁ソレノイドに代えて、他の構成によりクラッチ機構144を構成してもよい。
なお上記実施形態においては、搬送アーム71a、71bは第3アーム120a、第4アーム120b、第2アーム110が、鉛直方向上方からこの順に配置されたが、搬送アーム71a、71bの構成はこれに限定されるものではない。例えば、第3アーム120a、第4アーム120b、第2アーム110が、鉛直方向下方からこの順に配置されてもよいし、第3アーム120a及び第4アーム120bが第2アーム110を介して上下方向にそれぞれ配置されてもよい。
また、上記実施形態においてはラッチ機構143及びクラッチ機構144により第4アーム120bの回転を制御したが、ラッチ機構143及びクラッチ機構144により回転を制御されるのが第3アーム120aであってもよい。
また、本開示の技術にかかる搬送装置が適用されるウェハ処理装置1の構成も上記実施形態に限られるものではなく、複数のウェハWを同時に搬送、処理するものであれば、任意のウェハ処理システムに、本開示にかかる搬送装置を適用することができる。
今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。上記の実施形態は、添付の請求の範囲及びその主旨を逸脱することなく、様々な形態で省略、置換、変更されてもよい。
なお、以下のような構成も本開示の技術的範囲に属する。
(1)基板を搬送する搬送装置であって、第1の基板を保持する保持部を有する第1の保持アームと、第2の基板を保持する保持部を有する第2の保持アームと、一端部が駆動部を介して前記第1の保持アーム及び前記第2の保持アームに接続される駆動アームと、を有し、前記駆動部は、少なくとも前記第1の保持アームを水平方向に回転させる回転機構と、前記第1の保持アームに対して前記第2の保持アームを連結させるクラッチ機構と、前記駆動アームに対して前記第2の保持アームを固定するラッチ機構と、を有する、搬送装置。
前記(1)によれば、第1の保持アーム及び第2の保持アームの動作を一の駆動部により制御することができる。すなわち、第1の保持アーム及び第2の保持アームのそれぞれに別の駆動部を設ける必要がないため、搬送装置を小型化することができる。
前記(1)によれば、第1の保持アーム及び第2の保持アームの動作を一の駆動部により制御することができる。すなわち、第1の保持アーム及び第2の保持アームのそれぞれに別の駆動部を設ける必要がないため、搬送装置を小型化することができる。
(2)前記第1の保持アーム、前記第2の保持アーム及び前記駆動アームは、鉛直方向上方からこの順に配置される、前記(1)に記載の搬送装置。
(3)前記ラッチ機構は、前記回転機構により前記第2の保持アームを水平方向に回転させるラッチギアと、前記ラッチギアのギア部と嵌合することで前記第2の保持アームを固定するラッチレバーと、前記ラッチレバーの動作を制御するソレノイドと、を有する、前記(1)又は(2)に記載の搬送装置。
前記(3)によれば、ラッチ機構により第2の保持アームを駆動アームに固定することにより、第1の保持アームを独立して駆動させることができる。そしてこれにより、適切に処理装置に対して第1の基板と第2の基板を同時に搬入することができる。
前記(3)によれば、ラッチ機構により第2の保持アームを駆動アームに固定することにより、第1の保持アームを独立して駆動させることができる。そしてこれにより、適切に処理装置に対して第1の基板と第2の基板を同時に搬入することができる。
(4)前記ギア部は、前記駆動アームに対して前記第2の保持アームが回動する範囲において、前記ラッチギアの周方向に形成される、前記(3)に記載の搬送装置。
(5)前記駆動アームは、前記回転機構を回転させる駆動ベルトを内部に有し、前記駆動ベルトは、プーリを介して前記回転機構に接続される、前記(1)〜前記(4)のいずれかに記載の搬送装置。
(6)前記クラッチ機構は励磁により駆動する、前記(1)〜前記(5)のいずれかに記載の搬送装置。
(7)前記(1)〜前記(6)のいずれかに記載の搬送装置を用いて、処理装置に基板を搬送する搬送方法であって、前記処理装置は、水平方向に並べて配置される少なくとも2つの基板保持部を有し、前記搬送方法は、前記処理装置に対する前記基板の搬入時において、(a)前記クラッチ機構により前記第1の保持アームと前記第2の保持アームの連結を解除し、且つ、前記ラッチ機構により前記第2の保持アームと前記駆動アームを固定した状態で、前記回転機構を作動することで前記第1の保持アームのみを水平方向に回転させ、前記第1の保持アームと前記第2の保持アームが成す角度を広げる工程と、(b)前記処理装置に対して前記第1の保持アーム及び前記第2の保持アームを進行させる工程と、を有する、搬送方法。
(8)前記(a)工程と前記(b)工程を同時に行うことで、前記第1の保持アームと前記第2の保持アームが成す角度を広げつつ、前記処理装置に対して前記第1の保持アーム及び前記第2の保持アームを進行させる、前記(7)に記載の搬送方法。
(9)前記(a)工程と前記(b)工程を交互に繰り返し行うことで、前記第1の保持アームと前記第2の保持アームが成す角度を段階的に広げる、前記(7)に記載の搬送方法。
(10)(c)前記クラッチ機構により前記第1の保持アームと前記第2の保持アームを連結し、且つ、前記ラッチ機構により前記第2の保持アームと前記駆動アームの固定を解除した状態で、前記回転機構を作動することで、前記第1の保持アームと前記第2の保持アームを同時に水平方向に回転させる工程、をさらに有する、前記(7)〜前記(9)のいずれかに記載の搬送方法。
71a 搬送アーム
71b 搬送アーム
110 第2アーム
120a 第3アーム
120b 第4アーム
121a 上部ピック
121b 下部ピック
140 駆動機構
142 回転機構
143 ラッチ機構
144 クラッチ機構
W ウェハ
71b 搬送アーム
110 第2アーム
120a 第3アーム
120b 第4アーム
121a 上部ピック
121b 下部ピック
140 駆動機構
142 回転機構
143 ラッチ機構
144 クラッチ機構
W ウェハ
Claims (10)
- 基板を搬送する搬送装置であって、
第1の基板を保持する保持部を有する第1の保持アームと、
第2の基板を保持する保持部を有する第2の保持アームと、
一端部が駆動部を介して前記第1の保持アーム及び前記第2の保持アームに接続される駆動アームと、を有し、
前記駆動部は、
少なくとも前記第1の保持アームを水平方向に回転させる回転機構と、
前記第1の保持アームに対して前記第2の保持アームを連結させるクラッチ機構と、
前記駆動アームに対して前記第2の保持アームを固定するラッチ機構と、を有する、搬送装置。 - 前記第1の保持アーム、前記第2の保持アーム及び前記駆動アームは、鉛直方向上方からこの順に配置される、請求項1に記載の搬送装置。
- 前記ラッチ機構は、
前記回転機構により前記第2の保持アームを水平方向に回転させるラッチギアと、
前記ラッチギアのギア部と嵌合することで前記第2の保持アームを固定するラッチレバーと、
前記ラッチレバーの動作を制御するソレノイドと、を有する、請求項1又は2に記載の搬送装置。 - 前記ギア部は、前記駆動アームに対して前記第2の保持アームが回動する範囲において、前記ラッチギアの周方向に形成される、請求項3に記載の搬送装置。
- 前記駆動アームは、
前記回転機構を回転させる駆動ベルトを内部に有し、
前記駆動ベルトは、プーリを介して前記回転機構に接続される、請求項1〜4のいずれか一項に記載の搬送装置。 - 前記クラッチ機構は励磁により駆動する、請求項1〜5のいずれか一項に記載の搬送装置。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の搬送装置を用いて、処理装置に基板を搬送する搬送方法であって、
前記処理装置は、水平方向に並べて配置される少なくとも2つの基板保持部を有し、
前記搬送方法は、
前記処理装置に対する前記基板の搬入時において、
(a)前記クラッチ機構により前記第1の保持アームと前記第2の保持アームの連結を解除し、且つ、前記ラッチ機構により前記第2の保持アームと前記駆動アームを固定した状態で、前記回転機構を作動することで前記第1の保持アームのみを水平方向に回転させ、前記第1の保持アームと前記第2の保持アームが成す角度を広げる工程と、
(b)前記処理装置に対して前記第1の保持アーム及び前記第2の保持アームを進行させる工程と、を有する、搬送方法。 - 前記(a)工程と前記(b)工程を同時に行うことで、前記第1の保持アームと前記第2の保持アームが成す角度を広げつつ、前記処理装置に対して前記第1の保持アーム及び前記第2の保持アームを進行させる、請求項7に記載の搬送方法。
- 前記(a)工程と前記(b)工程を交互に繰り返し行うことで、前記第1の保持アームと前記第2の保持アームが成す角度を段階的に広げる、請求項7に記載の搬送方法。
- (c)前記クラッチ機構により前記第1の保持アームと前記第2の保持アームを連結し、且つ、前記ラッチ機構により前記第2の保持アームと前記駆動アームの固定を解除した状態で、前記回転機構を作動することで、前記第1の保持アームと前記第2の保持アームを同時に水平方向に回転させる工程、をさらに有する、請求項7〜9のいずれか一項に記載の搬送方法。
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