JP2021047346A - 撮像レンズ及び撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】接合レンズを含まない構成にしつつ、色収差等の収差を適切に補正可能な構成の撮像レンズとする。【解決手段】撮像レンズにおいて、物体側から順に、第1レンズ、第2レンズ、第1絞り、第3レンズ、第4レンズ、第2絞り、第5レンズ、及び第6レンズを含んで構成される撮像レンズであって、F値が2.52以上3.10以下であり、前記第6レンズの物体側は、曲率半径R11の凹面であり、前記第5レンズと前記第6レンズとの軸上距離D12と、前記曲率半径R11とが、−8.3<R11/D12<−5.8となる構成とする。【選択図】図1

Description

本発明は、撮像レンズ及び撮像レンズを備える撮像装置に関する。
従来から、撮像装置に用いられる撮像レンズは種々の構成のものが用いられている。これらの撮像レンズでは、色収差、及び非点収差等の光学収差を低く抑えて一定以上の高画質の画像を撮像可能な構成にすることが求められる。特許文献1には、5群6枚構成であって、1枚の接合レンズと3枚の非球面レンズを含む構成の撮像光学系が開示されている。特許文献2には、5群6枚構成であって、1枚の接合レンズと2枚の非球面レンズを含む構成の光学系が開示されている。
特開2017−223755号公報 特開2017−191160号公報
従来構成の撮像レンズでは、特許文献1または2に記載されているように、色収差等の収差を補正するために接合レンズを用いる構成にすることが多かった。しかしながら、接合レンズを含む構成とした場合、レンズ鏡筒や筐体等から圧力が与えられたときに接合レンズが歪み、接合部分の接着剤が割れてしまったりすることがあった。そこで、接合レンズを含まない構成にしつつ、色収差等の収差を適切に補正可能な構成の撮像レンズが求められている。
本発明は、上記の課題などを解決するために次のような手段を採る。なお、以下の説明において、発明の理解を容易にするために図面中の符号等を括弧書きで付記するが、本発明の各構成要素はこれらの付記したものに限定されるものではなく、当業者が技術的に理解しうる範囲にまで広く解釈されるべきものである。
本発明の一の手段は、
物体側から順に、第1レンズ、第2レンズ、第1絞り、第3レンズ、第4レンズ、第2絞り、第5レンズ、及び第6レンズを含んで構成される撮像レンズであって、
F値が2.52以上3.10以下であり、
前記第6レンズの物体側は、曲率半径R11の凹面であり、
前記第5レンズと前記第6レンズとの軸上距離D12と、前記曲率半径R11とが、
−8.3<R11/D12<−5.8
となる撮像レンズである。
上記構成の撮像レンズによれば、接合レンズを用いることなく、色収差等の収差を適切に補正可能な撮像レンズとすることができる。そのため、接合レンズの接合部分の接着剤が割れることなどによる不具合の発生を防止することができる。
上記撮像レンズにおいて、好ましくは、
前記第1レンズと前記第2レンズとの間の距離(D2)は、2.73mmより大きく2.86mmより小さい構成とする。
上記撮像レンズにおいて、より好ましくは、
前記第6レンズの屈折率(N6)は、1.87より大きく1.97より小さく、
前記第6レンズのアッベ数(ν6)は、17.5より大きく19.5より小さい構成とする。
上記撮像レンズにおいて、さらに好ましくは、
前記第1レンズのパワー(PG1)は、−0.2473より大きく−0.2043より小さい構成とする。
上記撮像レンズにおいて、さらに好ましくは、
前記第2レンズのパワー(PG2)は、0.1189より大きく0.1223より小さい構成とする。
上記撮像レンズにおいて、さらに好ましくは、
前記第1レンズ、前記第2レンズ、前記第3レンズ、前記第4レンズ、前記第5レンズ、及び前記第6レンズは、いずれもガラスの球面レンズとする。
本発明は、上記いずれかの撮像レンズと撮像素子とを備えた撮像装置を含む。
このような撮像装置によれば、接合レンズを使わない構成にしつつ、色収差等の収差を適切に補正可能な構成にすることができる。これにより、接合レンズを用いることにより発生する、接合部分の接着剤が割れてしまうなどの不具合の発生を防止した撮像装置を構成することができる。
図1は、撮像レンズの構成を示す図である。 図2は、撮像レンズのMTF曲線を示すグラフである。 図3は、撮像レンズの非点収差を示すグラフである。 図4は、撮像レンズの像面湾曲を示すグラフである。 図5は、撮像レンズの軸上色収差を示すグラフである。 図6は、撮像レンズの倍率色収差を示すグラフである。
本発明の撮像レンズは、接合レンズを含まない第1レンズ〜第6レンズを備えた構成において、色収差等の収差を適切に補正可能な構成になるよう各種設計データを決定している点を特徴のひとつとする。
<1.実施形態>
本発明に係る実施形態について、図面を参照しながら説明する。ただし、以下で説明する実施形態はあくまで本発明の一例にすぎず、本発明の技術的範囲を限定的に解釈させるものではない。また、図面として記載している各グラフは、本実施形態及び実施例による作用効果を説明するためのものであって、本発明の作用効果について限定的に解釈させるものではない。
本明細書では、レンズの中心位置であって、撮像素子ISに入射する光の中心位置を「光軸」と称する。レンズに対して撮像素子ISとは反対側に位置する撮像対象を「被写体」と称する。撮像素子ISに対して被写体が位置する方向を「物体側」または「光軸方向前方」と称し、被写体に対して撮像素子ISが位置する方向を「像面側」または「光軸方向後方」と称する。
図1は、本実施形態に係る撮像レンズ1の全体構成を示している。図1の撮像レンズ1は、光軸Lを中心とする断面図で示されている。
図1に示されるように、撮像レンズ1は、物体側から順に、第1レンズG1、第2レンズG2、第1絞りO1、第3レンズG3、第4レンズG4、第2絞りO2、第5レンズG5、第6レンズG6、カバーガラスCG、及び撮像素子ISを含んで構成される。本明細書では、第1レンズG1、第2レンズG2、第1絞りO1、第3レンズG3、第4レンズG4、第2絞りO2、第5レンズG5、第6レンズG6、及びカバーガラスCGをそれぞれ「光学部材」ということがある。
撮像レンズ1に含まれる第1レンズG1〜第6レンズG6は、いずれもガラスで形成されたガラスレンズである。第1レンズG1〜第6レンズG6は、少なくとも撮像素子ISに照射される光が通過する光路において球面になっている。第1レンズG1〜第6レンズG6は、それぞれが単独のレンズであって、接合レンズではない。
第1絞りO1及び第2絞りO2は、少なくとも一方が、撮像素子ISに照射される光の最外位置を決定する絞り機構として機能する。第1絞りO1及び第2絞りO2は、一方が絞り機構として機能する場合、他方は補助的に使用される補助絞りとして機能する。なお、第1絞りO1及び第2絞りO2と、他のレンズ等の光学部材との距離を考える場合、第1絞りO1及び第2絞りO2は厚みが0であるものとして考え、第1絞りO1及び第2絞りO2において絞りとして機能する光軸上の点を基準に距離を求めるものとする。
カバーガラスCGは、撮像素子ISの光軸方向前方に配置された平板状のガラス部材である。カバーガラスCGの光軸方向前方及び後方の面は、いずれも光軸に垂直な平面となっている。
撮像素子ISは、照射された光を電気信号に変換する光電変換素子である。撮像素子ISは、例えばCMOSイメージセンサやCCDイメージセンサなどであるが、これらに限定されるものではない。撮像素子ISは、撮像レンズ1に含まれるレンズによって結像された被写体の像を撮像する。
撮像レンズ1では、第1絞りO1より物体側の第1レンズG1及び第2レンズG2で広画角化を図り、第1絞りO1より像面側の第3レンズG3〜第6レンズG6で収差補正が行われる構成としている。
本実施形態における各部位及び各パラメータは以下のように定義される。
f :撮像レンズ全体の焦点距離
Fno :F値
2ω :全画角
S1 :第1レンズG1の物体側の面
S2 :第1レンズG1の像面側の面
S3 :第2レンズG2の物体側の面
S4 :第2レンズG2の像面側の面
S5 :第3レンズG3の物体側の面
S6 :第3レンズG3の像面側の面
S7 :第4レンズG4の物体側の面
S8 :第4レンズG4の像面側の面
S9 :第5レンズG5の物体側の面
S10 :第5レンズG5の像面側の面
S11 :第6レンズG6の物体側の面
S12 :第6レンズG6の像面側の面
S13 :カバーガラスCGの物体側の面
S14 :カバーガラスCGの像面側の面
R :中心曲率半径
R1 :第1レンズG1の物体側の面S1の曲率半径
R2 :第1レンズG1の像面側の面S2の曲率半径
R3 :第2レンズG2の物体側の面S3の曲率半径
R4 :第2レンズG2の像面側の面S4の曲率半径
R5 :第3レンズG3の物体側の面S5の曲率半径
R6 :第3レンズG3の像面側の面S6の曲率半径
R7 :第4レンズG4の物体側の面S7の曲率半径
R8 :第4レンズG4の像面側の面S8の曲率半径
R9 :第5レンズG5の物体側の面S9の曲率半径
R10 :第5レンズG5の像面側の面S10の曲率半径
R11 :第6レンズG6の物体側の面S11の曲率半径
R12 :第6レンズG6の像面側の面S12の曲率半径
TL :光学長(第1レンズG1の物体側面から像面までの軸上距離)
D :光学部材の中心厚、または光学部材間の距離
D1 :S1からS2までの軸上距離
D2 :S2からS3までの軸上距離
D3 :S3からS4までの軸上距離
D4 :S4から第1絞りO1までの軸上距離
D5 :第1絞りO1からS5までの軸上距離
D6 :S5からS6までの軸上距離
D7 :S6からS7までの軸上距離
D8 :S7からS8までの軸上距離
D9 :S8から第2絞りO2までの軸上距離
D10 :第2絞りO2からS9までの軸上距離
D11 :S9からS10までの軸上距離
D12 :S10からS11までの軸上距離
D13 :S11からS12までの軸上距離
D14 :S12からS13までの軸上距離
D15 :S13からS14までの軸上距離
D16 :S14から像面(撮像素子IS)までの軸上距離
N :屈折率(d線)
N1 :第1レンズG1の屈折率
N2 :第2レンズG2の屈折率
N3 :第3レンズG3の屈折率
N4 :第4レンズG4の屈折率
N5 :第5レンズG5の屈折率
N6 :第6レンズG6の屈折率
NCG :カバーガラスCGの屈折率
ν :アッベ数
ν1 :第1レンズG1のアッベ数
ν2 :第2レンズG2のアッベ数
ν3 :第3レンズG3のアッベ数
ν4 :第4レンズG4のアッベ数
ν5 :第5レンズG5のアッベ数
ν6 :第6レンズG6のアッベ数
νCG :カバーガラスCGのアッベ数
撮像レンズ1では、以下の式を満たすよう設計される。
2.52≦Fno≦3.10
18.2mm≦TL≦22.4mm
3.71mm≦f≦4.55mm
77°<水平画角<80°
好ましくは、Fno=2.81、TL=20.3mm、焦点距離f=4.129mm、とする。
第5レンズG5の像面側の面S10と、第6レンズG6の物体側の面S11との間の軸上距離D12と、第6レンズG6の物体側の面S11の曲率半径R11との関係は、以下の式を満たすよう設計される。
−8.3<R11/D12<−5.8
第1レンズG1の像面側の面S2と、第2レンズG2の物体側の面S3との間の距離D2は、以下の式を満たすよう設計される。
2.73mm<D2<2.86mm
第6レンズG6の屈折率N6及びアッベ数ν6は、それぞれ以下の式を満たすよう設計される。
1.87<N6<1.97
17.5<ν6<19.5
第1レンズG1のパワーPG1及び第2レンズG2のパワーPG2は、それぞれ以下の式を満たすよう設計される。
−0.2473<PG1<−0.2043
0.1189<PG2<0.1223
撮像レンズ1は、上記のように設計されることで、十分なコントラスト比が得られる構成にすることができる。
また、第6レンズG6の屈折率N6及びアッベ数ν6を上記のように設計することで、色収差を十分に補正可能な構成にすることができる。
また、第1レンズG1のパワーPG1及び第2レンズG2のパワーPG2を上記のように設計することで、画角が77°以上83°以下の、求められる画角80°を中心とした十分な画角を保証することが可能となる。
<2.実施例>
上記実施形態の撮像レンズ1の具体的な設計データを、実施例として以下に示す。本実施例の撮像装置1は、Fno=2.81、TL=20.3mm、焦点距離f=4.129mmとなるよう設計される。
以下の表において、例えば「G1」と記載の行には、第1レンズG1の物体側の面の曲率半径R1、第1レンズG1の物体側の面S1から像面側の面S2までの軸上距離D1すなわち第1レンズG1の光軸上での厚さ、第1レンズG1の屈折率N1、及び第1レンズG1のアッベ数ν1が記載される。また、例えば「G1−G2」と記載の行には、第1レンズG1の像面側の面の曲率半径R2、第1レンズG1の像面側の面S2から第2レンズG2の物体側の面S3までの軸上距離D2すなわち光軸上での第1レンズG1と第2レンズG2との距離が記載される。第1絞りO1及び第2絞りO2については、厚さが0であるものとして考える。「IS」と記載の箇所は像面を示す。
Figure 2021047346
本実施例にかかる撮像レンズ1は、実施形態で示された各設計値を満足するよう設計されている。
図2は、本実施例の撮像レンズ1のMTF曲線を示すグラフである。当該MTF曲線のグラフでは、横軸が像面における像高(mm)を示し、縦軸が解像度(0〜1.0)を示している。当該MTF曲線のグラフには、42、56、及び83ラインペア(lp)/mmのS方向(サジタル方向:放射方向)及びM方向(メリジオナル方向:同心円方向)における解像度が示される。具体的には、S1は83lp/mmのS方向、S2は56lp/mmのS方向、S3は42lp/mmのS方向、M1は83lp/mmのM方向、M2は56lp/mmのM方向、M3は42lp/mmのM方向の解像度を、それぞれ示す。当該MTF曲線で示されるように、撮像レンズ1では撮像素子の縁部近傍でも好ましい解像度が得られている。
図3は、本実施例の撮像レンズ1の非点収差を示すグラフである。当該非点収差のグラフでは、縦軸が画角(°)を示し、横軸が収差を示す。当該グラフにおいて、S4はS方向、M4はM方向の非点収差を示している。当該グラフに示されるように、いずれの位置においても好ましい非点収差が得られている。
図4は、本実施例の撮像レンズ1の像面湾曲を示すグラフである。当該像面湾曲のグラフでは、縦軸が画角(°)を示し、横軸が湾曲度(%)を示す。当該グラフに示されるように、いずれの位置においても好ましい像面収差が得られている。
図5は、本実施例の撮像レンズ1の軸上色収差を示すグラフである。当該軸上色収差のグラフでは、縦軸が絞り上の位置を中心位置0〜最外位置1.0で示し、横軸が色収差(mm)を示す。当該グラフにおいて、AC1は436nmの光、AC2は486nmの光、AC3は546nmの光、AC4は588nmの光、AC5は656nmの光における色収差をそれぞれ示している。当該グラフに示されるように、最も色収差が発生する位置でも0.02mm程度の好ましい色収差に抑えられている。
図6は、本実施例の撮像レンズ1の倍率色収差を示すグラフである。当該倍率色収差のグラフでは、縦軸が像面における像高(mm)を示し、横軸が色収差(μm)を示す。当該グラフにおいて、MC1は436nmの光、MC2は486nmの光、MC3は546nmの光、MC4は588nmの光、MC5は656nmの光における色収差をそれぞれ示している。当該グラフに示されるように、好ましい色収差に抑えられている。
ここではグラフによる図示は省略するが、コマ収差についても十分な性能が得られている。
<3.本発明の特徴>
以上、実施形態及び具体的な実施例を例示して説明した本発明は、以下のような特徴を有する。
上記撮像レンズ1では、実施形態のように第1レンズG1〜第6レンズG6並びに第1絞りO1及び第2絞りO2を含む構成を前提としている。上記撮像レンズ1は、F値を1.91以上2.35以下とする構成であって、第5レンズG5と第6レンズG6とのレンズ間の軸上距離D12と、第6レンズG6の物体側の凹面の曲率半径R11とが、以下の数式を満足する構成としている。
−8.3<R11/D12<−5.8
撮像レンズ1をこのような構成にすることで、接合レンズを用いることなく、色収差等の収差を適切に補正可能な構成にすることができている。そのため、接合レンズの接合部分の接着剤が割れることなどによる不具合の発生を防止可能な構成となっている。
撮像レンズ1では、好ましくは、第1レンズG1と第2レンズG2とのレンズ間の軸上距離D2が、以下の数式を満足する構成とする。
2.73mm<D12<2.86mm
撮像レンズ1では、好ましくは、第6レンズG6の屈折率N6及びアッベ数ν6が、それぞれ以下の数式を満足する構成とする。
1.87<N6<1.97
17.5<ν6<19.5
撮像レンズ1では、好ましくは、第1レンズG1のパワーPG1及び第2レンズG2のパワーPG2が、それぞれ以下の数式を満足する構成とする。
−0.2473<PG1<−0.2043
0.1189<PG2<0.1223
撮像レンズ1では、第1レンズG1〜第6レンズG6の全てのレンズを球面のガラスレンズとしているが、一部に非球面のガラスレンズまたはプラスチックレンズを用いてもよい。ただし、好ましくは全レンズを、非球面ではない、球面のガラスレンズとする。
<4.補足事項>
以上、本発明の実施形態及び実施例についての具体的な説明を行った。上記実施例は、あくまで一例としての説明であって、本発明の範囲はこの実施例に留まらず、当業者が把握可能な範囲にまで広く解釈されるべきものである。
G1…第1レンズ
G2…第2レンズ
G3…第3レンズ
G4…第4レンズ
G5…第5レンズ
G6…第6レンズ
O1…第1絞り
O2…第2絞り
CG…カバーガラス
IS…撮像素子

Claims (7)

  1. 物体側から順に、第1レンズ、第2レンズ、第1絞り、第3レンズ、第4レンズ、第2絞り、第5レンズ、及び第6レンズを含んで構成される撮像レンズであって、
    F値が2.52以上3.10以下であり、
    前記第6レンズの物体側は、曲率半径R11の凹面であり、
    前記第5レンズと前記第6レンズとの軸上距離D12と、前記曲率半径R11とが、
    −8.3<R11/D12<−5.8
    となる撮像レンズ。
  2. 前記第1レンズと前記第2レンズとの間の距離は、2.73mmより大きく2.86mmより小さい、
    請求項1に記載の撮像レンズ。
  3. 前記第6レンズの屈折率は、1.87より大きく1.97より小さく、
    前記第6レンズのアッベ数は、17.5より大きく19.5より小さい、
    請求項1または請求項2に記載の撮像レンズ。
  4. 前記第1レンズのパワーは、−0.2473より大きく−0.2043より小さい、
    請求項1から請求項3のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  5. 前記第2レンズのパワーは、0.1189より大きく0.1223より小さい、
    請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  6. 前記第1レンズ、前記第2レンズ、前記第3レンズ、前記第4レンズ、前記第5レンズ、及び前記第6レンズは、いずれもガラスの球面レンズである、
    請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の撮像レンズ。
  7. 撮像素子と、
    請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の撮像レンズと、を備える、
    撮像装置。
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