JP2021047038A - 流体加熱装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】常に予め定めた目標時間内にA/Fセンサの使用を開始できる流体加熱装置を提供する。【解決手段】ガス給湯器に設けられたA/Fセンサは、燃焼管内の酸素濃度を検出する。MPUは、ヒータによりセンサ本体の加熱を開始する際にタイマによる計時を開始(S3)し、センサ本体に付着していた水分が蒸発したか否かをヒータに通電される電流Iの変化により判定する(S5)。そして、水分が蒸発したと判定すると(YES)、そこまでに要した時間tαを目標時間より減じた値を加熱完了時間として設定し(S8)、その加熱完了時間内にセンサ本体を目標温度まで加熱するようにヒータの駆動を制御する(S9〜S13)。【選択図】図1

Description

本発明は、流体を加熱するために燃料の燃焼を行う燃焼管を備えた流体加熱装置に関する。
流体である水を加熱して給湯を行うガス給湯器では、ガスを燃焼させる燃焼室に連通する燃焼管内の酸素濃度を検出するため、A/Fセンサを用いている。A/Fセンサにより酸素濃度を検出するには、ヒータを用いて当該センサを一定の温度に加熱して活性化させる必要がある。また、上記の環境下で使用されるA/Fセンサには、水分が付着していたり、寒気には水分が凍結していたりすることもある。そのような状態で、A/Fセンサをヒータにより急速に加熱すると、センサが破壊されるおそれがある。そこで、A/Fセンサを活性化させる際には、図10に示すように、最初にセンサに付着している水分を飛ばすために緩やかに加熱する期間を設け、その後に活性化させる温度まで加熱している。
特開2018−180002号公報
しかしながら、水分を完全に飛ばしたか否かの判断を行わない構成では、水分を飛ばす期間にマージンを持たせているため、電力を無駄に消費している。また、上記の判断を行う構成では、A/Fセンサを活性化させる温度まで加熱する時間にばらつきが生じるため、A/Fセンサの使用を開始できる時間がばらつくという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、常に予め定めた目標時間内にA/Fセンサの使用を開始できる流体加熱装置を提供することにある。
請求項1記載の流体加熱装置によれば、A/Fセンサは、流体を加熱するために燃料の燃焼を行う燃焼管内の酸素濃度を検出する。制御部は、ヒータによりA/Fセンサの加熱を開始する際にタイマによる計時を開始し、当該センサに付着していた水分が蒸発したか否かをヒータに通電される電流の変化により判定する。そして、水分が蒸発したと判定すると、そこまでに要した時間を予め定められている目標時間より減じた値を加熱完了時間として設定し、その加熱完了時間内にA/Fセンサを目標温度まで加熱するようにヒータの駆動を制御する。
A/Fセンサに付着していた水分が蒸発すると、温度の上昇に伴いヒータの抵抗値も上昇を開始するので、それに応じてヒータに通電される電流の値は低下を開始する。したがって、制御部は、ヒータに通電される電流の変化を監視することで水分が蒸発したか否かを判定できる。このように構成すれば、制御部は、A/Fセンサに付着していた水分を蒸発させるのに要した時間に応じて、当該センサを加熱完了時間内に目標温度まで加熱させるようにヒータを駆動できる。これにより、ヒータを無駄に長い時間駆動して電力を消費することなく、A/Fセンサを加熱完了時間内に目標温度まで加熱できる。
請求項2記載の流体加熱装置によれば、制御部は、加熱完了時間内にA/Fセンサを目標温度まで加熱するための温度変化の傾きを算出すると、その傾きに応じて加熱に必要な電力を算出し、算出した電力に応じてヒータに印加する電圧を設定する。このように構成すれば、ヒータに印加する電圧を制御することでA/Fセンサを加熱する電力を制御して、加熱完了時間内に目標温度まで加熱できる。
請求項3記載の流体加熱装置によれば、制御部は、目標温度におけるヒータの抵抗値に基づいて、A/Fセンサを目標温度まで加熱したことを判定する。これにより、別途温度センサを設けずとも、ヒータの抵抗値の変化を示す演算を行うことでA/Fセンサを目標温度まで加熱したことを判定できる。
請求項4記載の流体加熱装置によれば、制御部は、A/Fセンサを目標温度まで加熱する際に、ヒータの抵抗値が変化するのに応じてヒータに印加する駆動電圧を制御する。すなわち、ヒータの加熱温度が上昇するのに伴いヒータの抵抗値は低下するので、ヒータを駆動する電力量は時間の経過に伴い減少する傾向を示す。したがって、制御部が、抵抗値の変化に応じてヒータに印加する駆動電圧を制御することで、ヒータを駆動する電力量が低下することを防止して、A/Fセンサをより確実に、加熱完了時間内に目標温度まで加熱できる。
請求項5記載の流体加熱装置によれば、制御部は、ヒータの抵抗値が変化する傾きより、ヒータに印加する電圧を制御する時点のヒータの抵抗値を推定し、その推定した値に基づいて電圧を制御する。すなわち、ヒータの抵抗値は略線形に変化するので、抵抗値が変化する傾きを求めれば、現時点よりも先の時点における抵抗値を妥当に推定できる。よってこのように構成すれば、推定したヒータの抵抗値を用いてヒータに印加する電圧をより正確に制御できる。
第1実施形態であり、センサ制御回路におけるMPUを中心とする処理内容を示すフローチャート 図1に示す処理に対応した、センサ本体の温度変化を示すタイミングチャート α=t1の場合の図2相当図 センサ本体に印加する駆動電圧を示す図 センサ本体に通電される電流の変化を示す図 A/Fセンサの模式的な断面図 センサ制御回路の構成を示す機能ブロック図 ガス給湯器の構成を示す図 第2実施形態であり、図1の一部に相当するフローチャート 第3実施形態であり、図1の一部に相当するフローチャート 推定抵抗値Rv+を説明する図 従来技術を説明するA/Fセンサを加熱した際の温度変化を示す図
(第1実施形態)
以下、第1実施形態について図1から図6を参照して説明する。図6は、流体加熱装置の一例であるガス給湯器1の構成を示す。給湯タンク2の内部には、給水管3を介して図示しない水道より水が給水される。給湯タンク2は、燃焼管4を内蔵しており、燃焼管4の内部でガスの燃焼が行われることで流体としての水が加熱されて湯になる。湯は、排出管5を介して外部に供給される。
給湯タンク2には、吸気管6が接続されており、吸気管6の内部にはブロア7が配置されている。ブロア7は、吸気管6の外部にあるブロア制御部8により駆動制御され、外部より大気を吸気する。吸気管6の途中部位には、ガス供給管9が比例弁10を介して接続されている。比例弁10は、ガス供給管9の外部にある比例弁制御部11により駆動制御される。これにより、気管6内へのガス供給量が調整される。
吸気管6内部のガスと大気との混合気体は、噴射部12を介して燃焼管4に供給される。燃焼管4内の混合気体は、図示しないイグナイタにより点火されて燃焼される。燃焼管4は、給湯タンク2の図中上部において吸気管6に接続され、給湯タンク2の下方に延びる主部4aと、給湯タンク2の下方から上方に延びる折返し部4bと、そこから主部4aの周囲を螺旋状に囲んで再び下方に至る螺旋状部4cとを備えている。螺旋状部4cには排気管13が接続されており、燃焼後の気体が給湯タンク2の外部に排気される。
燃焼管4の内部において噴射部12の図中右側方には、A/Fセンサ14が配置されている。A/Fセンサ14には、給湯タンク2の外部にあるセンサ電流計測部15が接続されている。センサ電流計測部15は、A/Fセンサ14を駆動した状態で当該センサ14に流れる電流値を計測することで、燃焼管4内部の酸素濃度を測定する。
図4に模式的な断面図を示すように、A/Fセンサ14は、ケース16の内部にセンサ本体17と、センサ本体17を加熱するヒータ18とを内蔵している。ケース16には、外気を内部に取り込むための通風口19が形成されている。
A/Fセンサ14は、図5に示すセンサ制御回路21により駆動制御される。センサ制御回路21は、直流電源回路22,MPU(Micro Processing Unit)23,ASIC(Application Specific IC)24,ヒータ制御部25及びヒータ電流検出部26を備えている。直流電源回路22には、AC−DCコンバータ27が交流100Vより生成した直流12Vが入力されている。直流電源回路22は、5Vの制御用電源を生成してMPU23,ASIC24及びヒータ制御部25に供給する。また、直流12Vは駆動用電源として、ASIC24及びヒータ制御部25に供給されている。
ASIC24は、MPU23に接続されてMPU23との間でデータの入出力を行うことで、MPU23より入力される指示に応じてセンサ本体17の駆動制御を行う。ASIC24には、前述したセンサ電流計測部15の機能が内蔵されている。ヒータ制御部25も、MPU23に接続されてMPU23との間でデータの入出力を行うことで、MPU23より入力される指示に応じてヒータ18の駆動制御を行う。ヒータ電流検出部26は、ヒータ制御部25とヒータ18との間に挿入されており、ヒータ制御部25がヒータ18に印加する駆動電圧に応じてヒータ18に通電される電流を検出する。その検出結果はMPU23に入力される。
次に、本実施形態の作用について図1から図3を参照して説明する。図1は、センサ制御回路21におけるMPU23を中心とする処理内容を示すフローチャートである。制御部に相当するMPU23は、この処理を、ガスに点火した直後の不完全燃焼による鎮火を防止するため、燃焼室内に酸素,大気を供給するためのパージ処理が行われた後に実行する。
尚、センサ本体17を活性化するために加熱する目標温度は、例えば750℃とする。そして、以下のステップS2でヒータ18による加熱を開始してからセンサ本体17を目標温度まで加熱を完了させる目標時間は、ガス給湯器1の設計仕様として例えば90sに設定されているものとする。
MPU23は、先ず初期電圧Eを設定する(S1)。ヒータ18への通電電流をI,温度Tにおけるヒータ18の抵抗値をR(T)とすると、ヒータ18を駆動する初期電力Wは(1)式となる。
=E・I=E /R(T) …(1)
初期電力Wを、温度の上昇がセンサ本体17を破壊しない傾きとなる値に定めることで、(1)式に基づき予め初期電圧Eを定めておく。
次に、初期電圧Eでヒータ18への通電を開始すると(S2)、MPU23は、ソフトウェアタイマのカウント値をゼロクリアして(S3)ヒータ18への通電電流を検出する(S4)。ステップS4での電流検出は、ステップS6で計時される一定時間として例えば100ms毎に行われるが、今回と前回との検出電流値の差分をΔIとし、上記の一定時間をΔtとする。
続くステップS5では、A/Fセンサ14に付着している水分が蒸発したか否かを条件(ΔI/Δt<β)により判断する。βは負の値であり、測定誤差を考慮して事前に決定しておく。ここで、検出電流が変化した傾き(ΔI/Δt)が負の所定値β以上であれば(NO)、ステップS6で一定時間を計時してタイマのカウント値をインクリメントしてから(S7)ステップS4に移行する。一方、傾き(ΔI/Δt)がβ未満になると(YES)、センサ本体17に付着している水分が蒸発したと判断してステップS8に移行する。ここでの判断については後述する。
ステップS8では、この時点から目標時間までにA/Fセンサ14を目標温度まで加熱するために必要な温度変化の傾きTを算出する。この時点での前記タイマのカウント値をtαとすると、傾きTは(2)式により算出される。
=(目標温度−現在温度)/(目標時間−tα) …(2)
(目標時間−tα)は、加熱完了時間に相当する。尚、「現在温度」はステップS5で「YES」と判断した時点でのセンサ本体17の温度であり、例えば前記時点におけるヒータ18への通電電流値から抵抗値R(T)を求めて推定しても良い。
次に、傾きTより目標温度まで加熱するのに必要な電力Wを算出し、電力Wよりヒータ18への印加電圧Eを算出する(S9)。電力Wは定数をγとすると(3)式で求められ、電圧Eは(4)式で求められる。
=T・γ …(3)
=√{W・R(T)} …(4)
尚、ここでのR(T)は、「現在温度」におけるヒータ18の抵抗値である。
それから、ヒータ18への印加電圧をEに設定し(S10)、ヒータ18への通電電流を検出する(S11)。そして、検出した電流Iがσ未満か否かを判断する(S12)。σは、目標温度750℃におけるヒータ18の抵抗値R(750℃)において、ヒータ18に通電される電流値である。
σ=E/R(750℃) …(5)
電流Iがσ未満であれば(NO)、ステップS6と同様に一定時間を計時してから(S13)ステップS11に戻り、電流Iがσ以上になると(YES)処理を終了する。
図2は、図1に示す処理に対応した、センサ本体17の温度変化を示すタイミングチャートである。横軸に示す時間t1〜t3は、ステップS2で加熱を開始してからステップS5で「YES」と判断するまでに要した時間,すなわちセンサ本体17に付着している水分を蒸発させるまでに要した時間tαに対応する。時間tαが経過するまでは、センサ本体17の温度は一定を維持する。そして、本実施形態によれば、時間tαがt1〜t3にばらついた何れの場合でも、ステップS8〜S13の処理によりセンサ本体17を目標時間90sで目標温度750℃まで加熱するように制御される。
また、図3に示すようにtα=t1の場合、ヒータ18に一定の初期電圧Eを印加した状態でセンサ本体17に付着している水分が全て蒸発すると、ヒータ18の温度が上昇を開始して抵抗値も上昇するので、検出電流Iの値が低下し始める。ステップS5では、この事象を捉えるために上述した判断を行っている。
以上のように本実施形態によれば、ガス給湯器1に設けられたA/Fセンサ14は、水を加熱するためにガスの燃焼を行う燃焼管4内の酸素濃度を検出する。MPU23は、ヒータ18によりセンサ本体17の加熱を開始する際にタイマによる計時を開始し、センサ本体17に付着していた水分が蒸発したか否かをヒータ18に通電される電流Iの変化により判定する。そして、水分が蒸発したと判定すると、そこまでに要した時間tαを目標時間より減じた値を加熱完了時間として設定し、その加熱完了時間内にセンサ本体17を目標温度まで加熱するようにヒータ18の駆動を制御する。
このように構成すれば、MPU23は、時間tαに応じて、センサ本体17を加熱完了時間内に目標温度まで加熱させるようにヒータ18を駆動できる。したがって、ヒータ18を無駄に長い時間駆動して電力を消費することなく、センサ本体17を加熱完了時間内に目標温度まで加熱できる。
具体的には、MPU23は、加熱完了時間内にセンサ本体17を目標温度まで加熱するための温度変化の傾きTを算出すると、その傾きTに応じて加熱に必要な電力Wを算出し、その電力Wに応じてヒータに印加する電圧Eを設定する。このように構成すれば、ヒータ18に印加する電圧Eを制御することでセンサ本体17を加熱する電力を制御して、加熱完了時間内に目標温度まで加熱できる。
また、MPU23は、目標温度におけるヒータ18の抵抗値R(750℃)に基づいて、センサ本体17を目標温度まで加熱したことを判定する。これにより、別途温度センサを設けずとも、ヒータ18の抵抗値の変化を示す演算を行うことで、センサ本体17を目標温度まで加熱したことを判定できる。
(第2実施形態)
以下、第1実施形態と同一部分には同一符号を付して説明を省略し、異なる部分について説明する。図7に示すように、第2実施形態では、ステップS12に替えてステップS14の判断を行い、ステップS14で「NO」と判断するとステップS15を実行してからステップS13に移行し、そこからステップS10Aに移行する。
第1実施形態では、ステップS10でヒータ18の印加する電圧は固定値Eであった。これに対して第2実施形態では、ステップS10Aにおいてヒータ18の印加する電圧を可変値Eとする。そして、ステップS11Aで検出した電流値Iを、電流値σと比較する(S14)。
σ=E/R(750℃) …(6)
続くステップS15では、次回のステップS10Aで設定する電圧Eを、(7)式で算出する。
=W/I…(7)
すなわち、ヒータ18による加熱温度が上昇するのに伴い、ヒータ18の抵抗値R(T)も上昇するので、ステップS11Aで検出される電流値Iも変化する。したがって、電圧Eを(7)式で算出すれば、各時点の抵抗値R(T)に応じてヒータ18における加熱電力が常時Wとなるように印加電圧Eを設定できる。
以上のように第2実施形態によれば、MPU23は、センサ本体17を目標温度まで加熱する際に、ヒータ18の抵抗値R(T)が変化するのに応じてヒータ18に印加する電圧Eを制御する。これにより、ヒータ18を駆動する電力量が低下することを防止して、センサ本体17をより確実に、加熱完了時間内に目標温度まで加熱できる。
(第3実施形態)
図8に示す第3実施形態では、第2実施形態におけるステップS14からステップS13までの間に、ステップS16〜S19を実行する。ステップS16では、その時点の抵抗値Rを(8)式により算出する。
=E/I…(8)
次に、推定抵抗値Rv+を(9)式により算出する(S17)。Rv−は、前回にステップS16で算出された抵抗値Rである。
v+=R+(R−Rv−) …(9)
図9に示すように、ある時点nのステップS16で算出された抵抗値をRとすると、その前回の時点(n−1)に算出された抵抗値がRv−であり、推定抵抗値Rv+は、次の時点(n+1)に変化していると推定される値である。
それから、今回のステップS16で算出された抵抗値Rを抵抗値Rv−に代入すると(S18)、次回のステップS10Aで設定する電圧Eを(10)式で算出する(S19)。
=√(W・Rv+) …(10)
以上のように第3実施形態によれば、MPU23は、電圧EをステップS19で算出する際に、次回に実行されるステップS10Aにて電圧Eを設定する時点におけるヒータ18の推定抵抗値Rv+を用いる。これにより、ヒータ18に印加する電圧Eをより正確に設定できる。
本発明は上記した、又は図面に記載した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のような変形又は拡張が可能である。
A/Fセンサ14を配置する位置は燃焼管4の基端側に限らず、途中部位や先端側でも良く、燃焼管4に連通して外部に設けられる排気管13に配置しても良い。
目標温度や目標時間,電源電圧やヒータ18の通電電流を検出する間隔等の具体数値例は、個別の設計に応じて適宜設定すれば良い。
ヒータ又はA/Fセンサ14の温度を、温度センサを用いて検出しても良い。
流体として空気を加熱する薪ストーブのような装置がA/Fセンサを用いる場合にも適用できる。
ヒータの電源はPWM制御により一定の間隔で一定の割り合いでOFFしても良い。ただし、ヒータに流れる電流の計測は、ヒータの電源がONしているタイミングで実施する。
図面中、1はガス給湯器、2は給湯タンク、4は燃焼管、14はA/Fセンサ、17はセンサ本体、18はヒータ、21はセンサ制御回路、23はMPU、24はASIC、25はヒータ制御部、26はヒータ電流検出部を示す。

Claims (5)

  1. 流体を加熱するために燃料の燃焼を行う燃焼管と、
    前記燃焼管内の酸素濃度を検出するA/Fセンサと、
    このA/Fセンサを加熱するヒータと、
    このヒータに通電される電流を検出する電流検出部と、
    前記ヒータの駆動を制御する制御部とを備え、
    前記ヒータにより前記A/Fセンサの加熱を開始してから、当該センサを目標温度まで加熱するための時間が予め目標時間として定められており、
    前記制御部は、前記ヒータにより前記A/Fセンサの加熱を開始する際にタイマによる計時を開始し、当該センサに付着していた水分が蒸発したか否かを前記電流検出部により検出される電流の変化により判定し、
    前記水分が蒸発したと判定すると、そこまでに要した時間を前記目標時間より減じた値を加熱完了時間として設定し、
    前記加熱完了時間内に前記A/Fセンサを前記目標温度まで加熱するように、前記ヒータの駆動を制御する流体加熱装置。
  2. 前記制御部は、前記ヒータに印加する電圧を制御し、
    前記加熱完了時間内に前記A/Fセンサを前記目標温度まで加熱するための温度変化の傾きを算出すると、前記傾きに応じて加熱に必要な電力を算出し、前記電力に応じて前記ヒータに印加する電圧を設定する請求項1記載の流体加熱装置。
  3. 前記制御部は、前記目標温度における前記ヒータの抵抗値に基づいて、前記A/Fセンサを前記目標温度まで加熱したことを判定する請求項1又は2記載の流体加熱装置。
  4. 前記制御部は、前記A/Fセンサを前記目標温度まで加熱する際に、前記ヒータの抵抗値が変化するのに応じて前記ヒータに印加する電圧を制御する請求項1から3の何れか一項に記載の流体加熱装置。
  5. 前記制御部は、前記ヒータの抵抗値が変化する傾きより、前記ヒータに印加する電圧を制御する時点のヒータの抵抗値を推定し、その推定した値に基づいて前記電圧を制御する請求項4記載の流体加熱装置。
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