JP2021046674A - 複連式吊り戸における吊り戸の連結構造 - Google Patents

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Kunitaka Hamada
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Abstract

【課題】吊り戸10の連動が円滑であるとともに、その戸枠11を細くする。【解決手段】壁W面の開口上部に並列した各レール20に吊り戸10を吊り下げ、並列方向で隣接する各吊り戸の間に移動可能に設けた連走金具30を介して両吊り戸が連動して移動する複連式吊り戸である。連走金具は、隣接する両吊り戸の下部に位置する平板片31、32と、両平板片を連結する平板状連結片33と、両平板片から立ち上がった板状ガイド34及び同ころ状ガイド35とからなる。両平板片及び連結片は平板状のため、吊り戸の振れに対して曲げ耐力が大きく、ガイドは吊り戸の幅方向の長さを十分にとって吊り戸をガイドするため、吊り戸の連動が振れることなく円滑である。連走金具が移動自在で隣接する両吊り戸はその幅内において相互に移動可能であり、吊り戸の縦桟の幅をガラス等の戸本体を支持する幅を確保し得る範囲内において狭く(細く)することができ、戸本体の面積を大きくし得ることでき、商品価値を高める。【選択図】図5

Description

この発明は、複数の吊り戸を連動させて開閉する複連式吊り戸における吊り戸の連結構造に関するものである。
従来から、建物の壁面開口部の上部から、複数の吊り戸を並列に吊り下げ、その各吊り戸が連動して移動する種々の複連式吊り戸が提案されている(特許文献1〜3)。この吊り戸は、床レールを省略することができるため、バリアフリーを要求される場合には有効な構造である。
この種の複連式吊り戸は、例えば、図10、図11に示すように、家屋の壁W間の開口部上部(上鴨居)に複数の上レール2を設け、その各レール2に吊り戸1を吊り下げたものである。その各吊り戸1は、各レール2に転動ころ3を介して吊り下げられ、その転動ころ3によってレール2の長さ方向に移動自在となっている。
また、上記並列方向で隣接する各吊り戸1、1の間に連走金具4を設け、その連走金具4を介して前記隣接する吊り戸1、1が連動して移動するようになっている。
従来の上記連走金具4は、図10に示すように、隣接する一方の吊り戸1の下部に位置する一方の平板片4aと、前記隣接する他方の吊り戸1の下部に位置する他方の平板片4bと、その両平板片4a、4bを連結する平板状連結片4cとからなったフック状をしており、一方の長く立ち上がった平板片4aを、隣接する一方の吊り戸1の下部に差し入れてビス5止めし、他方の平板片4bを他方の吊り戸1の下部に横方向に移動可能に嵌め込んだ構成である。図中、6は上レール2内に設けたストッパ、7は床Fに設けた吊り戸1の振れ(図11において、上レール2を支点とした左右方向の振れ)止めである。
実開平03−75287号公報 実開平07−6465号公報 特開平10−61321号公報
上記従来の連走金具4による吊り戸1、1の連結は、例えば、吊り戸1は30kg程度あって、連結片4cでその重さの両吊り戸1、1の連動負荷を担うため(吊り戸が振れないようにするため)、その連結片4cの幅をある程度確保する必要があるとともに、一方の平板片4aをビス5により吊り戸1に固定しているため、吊り戸1の縦枠1aの幅W(図10(b)参照)が広くなっている。例えば、幅Wは31mm程度である。
今日、吊り戸1がガラス戸等であると、その戸枠はできるだけ、細い(幅Wが小さい)ことが望まれている。
この発明は、以上の実状の下、吊り戸の連動が円滑であるとともに、その戸枠を細くし得ることを課題とする。
上記課題を達成するため、この発明は、吊り戸の下部にその幅方向に移動自在に上記連走金具を設けるとともに、その連走金具の両側のスライド部材を吊り戸の幅方向(横方向)に長い長尺物としたのである。
連走金具が移動自在であることから、隣接する両吊り戸はその幅内において相互に移動可能となり、吊り戸の縦桟(縦枠)の幅(図3(a)のW参照)をガラス等の戸本体を支持する幅を確保し得る範囲内において狭く(細く)することができる。
また、連走金具の両側のスライド部材を吊り戸の幅方向に長い長尺物としたことにより、その長尺物からなるスライド部材によって吊り戸の揺れ(振れ)に抗するため、その抗力が大きいものとなる。すなわち、吊り戸の振れを有効に抑制する。
さらに、連走金具が両吊り戸内を移動するため、一方の吊り戸に対して他方の吊り戸を円滑に案内して連動させることができて、吊り戸の開閉が円滑になる。
具体的には、壁面の開口上部に複数のレールを並列して設け、その各レールに吊り戸を吊り下げてそのレールの長さ方向に移動自在に取り付け、前記並列方向で隣接する各吊り戸の間に連走金具を設け、その連走金具を介して隣接する吊り戸が連動して移動する複連式吊り戸において、前記連走金具は、隣接する一方の吊り戸の下部に位置する一方のスライド部材と、隣接する他方の吊り戸の下部に位置する他方のスライド部材と、その両スライド部材を連結する連結部材とからなって、その両スライド部材は吊り戸の幅方向に長い長尺物であり、かつ両スライド部材は位置する吊り戸内をその吊り戸の幅方向に移動可能となっているとともに、その吊り戸にはスライド部材に当接してそのスライド(移動)を所定距離に制限するストッパをそれぞれ設けた構成の複連式吊り戸における吊り戸の連結構造を採用したのである。
このように構成して、隣接する吊り戸が前後に重なって移動(連走)し得るように、例えば、その吊り戸の両端が重なった状態で、連走金具がストッパに当接すれば、一方の吊り戸が他方の吊り戸に対して移動不可となり、一方の吊り戸の移動につれて、他方の吊り戸もつられて移動する。このため、上記所定距離は、その両吊り戸が適宜な位置でつられて円滑に移動するように、実験などによって適宜に設定する。
この構成において、上記両スライド部材及び連結部材は同一平面上の平板状とすれば、吊り戸枠の下桟(下枠)への収まりも良くなる。また、その両スライド部材は、それぞれ立ち上がったガイドを有し、その両ガイドを介して吊り戸内をその吊り戸の幅方向に移動可能となった構成を採用することができる。
その一方のガイドは一方の平板状スライド部材から直角に立ち上がったガイド片からなり、他方のガイドは他方の平板状スライド部材から垂直に立ち上がったピンに嵌められたころからなり、前記ガイド片及びころは吊り戸の下枠の長さ方向の溝に移動自在に嵌っている構成とすることができる。このとき、前記ころは円柱状としてその周囲全周に溝を形成し、その溝を吊り戸の案内リブに移動可能に嵌めた構成とすれば、その移動作用が円滑かつ安定する。
この発明は、以上のように構成したので、吊り戸の連動が円滑であるとともに、その戸枠を細くし得る。この戸枠を細くし得ることは、ガラス面等の戸本体の面積を大きくし得ることであって、複連式吊り戸の商品価値を高める。また、スライド部材が長尺状であることから、振れを効果的に抑制する。
この発明に係る複連式吊り戸の一実施形態の作用説明図 図1のA部分の切断左側面図 図1のB部分を示し、(a)は切断平面図、(b)は(a)のI−I線切断図、(c)は(b)の右切断側面図 図1のC部分を示し、(a)は切断側面図、(b)は(a)の右切断側面図、(c)は(a)の切断平面図 同実施形態の要部概略一部切断斜視図 同実施形態の連走金具を示し、(a)は斜視図、(b)は平面図、(c)は正面図、(d)は(c)の一部切断側面図 他の実施形態の作用説明図 図7のD部分の切断左側面図 他の実施形態の要部切断平面図 従来例を示し、(a)は概略切断平面図、(b)は(a)の一部拡大図、(c)は連走金具の斜視図 従来例の切断側面図
この発明に係る複連式吊り戸の一実施形態を図1〜図6に示し、この実施形態の複連式吊り戸も、従来と同様に、家屋の壁W間の開口部上部(上鴨居、天井)Tに複数の上レール(レール)20を設け、その各レール20に吊り戸10を吊り下げたものである。この実施形態においては、図1に示すように、家屋の壁W間の開口部を6枚の吊り戸10(10、10、10、10、10、10、以下、10〜10の総称符号:10とする)によって開閉するものであり、図1(a)、(g)が閉戸状態、同(d)が開戸状態である。この実施形態は、3連式のため、レール20は3本、吊り戸10は左右それぞれ3枚(10、10、10及び10、10、10)としている。吊り戸10、10には引手(図示せず)を取り付ける。
レール20は、アルミニウム(アルマイト)の型材からなって、図2等に記載のように、断面下向きコ字状を呈し、その両側片の下端に内側に向く転動片21が設けられている。各レール20はビス22によって前後方向に並列して上鴨居Tに固定されている。
吊り戸10は、アルミニウム(アルマイト)の型材からなる長方形戸枠11と、その戸枠11内に設けたガラス板(吊り戸本体)12とからなる。戸枠11は、上部水平方向の上枠(上桟)11aと、下部水平方向の下枠(下桟)11bと、両側の縦枠(側桟)11cとからなる。
なお、レール20、戸枠11は、アルミニウムに限らず、他の材料を使用し得る。
ガラス板12は、戸枠11にパッキング(シーリング)13を介して取り付けられている。ガラス板12に代えて木板等を採用することもできる。
吊り戸10の上枠11a(戸枠11の上辺)には、前後対のころ14aを有する転動ころ14が設けてある。この転動ころ14は、上枠11aに嵌め込み固定した土台15にねじ止めされており、上枠11aの長さ方向適宜間隔に適宜数を設ければ良いが、少なくとも吊り戸10の幅方向両端には設ける。転動ころ14は上記レール20の転動片21の上面に載ってレール20を転動して吊り戸10がレール20の長さ方向に移動する。
吊り戸10の下枠11b(戸枠11の下辺)は断面下向きコ字状を呈し、図1において、手前反対側(図1において、上側)の両側2枚の吊り戸10、10、10、10の閉戸した状態(図1(a)、(g)、図2参照)の重なり端の床面Fには振れ止め70がそれぞれ設けてある。この振れ止め70は下枠11bの長さ方向の下向き溝51に嵌ってその溝51内を移動して吊り戸10の振れを抑制する(図2参照)。各溝51には樹脂製のライナ52を設ける。以下のガイド用溝も同様にライナを設けることができる。
上レール20内には、ゴム製のストッパ60が設けられて、吊り戸10、10、10、10の所要以上の移動を阻止する。
以上の構成は従来とほぼ同様であって、他の構成を適宜に採用し得るが、この発明は、隣接する2枚の吊り戸10、10及び10、10の連結構造が特徴である。
その連結構造は、前後(図1において上下)の吊り戸10、10及び10、10の一側下部と他側下部との間に構成され、その連結は連走金具30によって行っている。この連走金具30は、ステンレス等の金属や強化プラスチック等の靭性・剛性を有する種々の材料を使用し得る。
連走金具30は、図5、図6に示すように、上記隣接する一方の吊り戸10、10の下部端に位置する一方のスライド部材となる平板片31と、前記隣接する他方の吊り戸10、10の下部端に位置する他方のスライド部材となる平板片32と、その両平板片31、32を連結する連結部材となる平板状連結片33と、前記両平板片31、32からそれぞれ立ち上がって吊り戸10内を摺動(移動)するガイド34、35とからなる。
両平板片31、32及び連結片33は平板面が水平方向となって(同一板から打ち抜き形成されたものであって)、平面視:Z形を呈している。
一方のガイド34は、一方の平板片31の側縁から直角(垂直)に立ち上げた板片からなり、このガイド34が下枠11bの一側の溝34aに嵌ってその長さ方向に移動して振れを抑制しながら一方の吊り戸10、10に対し他方の吊り戸10、10を案内する(図2参照)。
このガイド34は、下枠11bの溝34a内を移動してその溝34a内のゴム製ストッパ36に当接し(図1(c)参照)、それ以後、吊り戸10、10は吊り戸10、10を伴って移動する(図1(c)から同(d)参照)。その移動時、吊り戸10と10及び吊り戸10と10のそれぞれの端面(縦枠11cの側面)はほぼ面一となる(図1(c)参照)。図中、34bは溝34a内に嵌められた樹脂製滑り用ライナである。
他方のガイド35は、二つの樹脂製円柱状ころからなり、その円柱状ガイド(ころ)35の中程全周に溝35aが形成され、その溝35aに他方の吊り戸10の下枠11bに嵌めた樹脂製ライナの下端両端のリブ35bが嵌って(図2、図3(c)参照)、その長さ方向に移動して振れを抑制しながら他方の吊り戸10、10に対し一方の吊り戸10、10を案内する。ガイド(円柱状ころ)35は、リベット37等によって平板片32に取り付けられており、平板片32に固定であっても、回転可能であっても良い。ガイド35は他方の吊り戸10、10内を移動してその端のゴム製当たり38に当接する(図3参照)。この当たり38は、各吊り戸10の下枠11b内の両端に設けられて、平板片31(連結片33)又は平板片32(ガイド35)が当接する。
このガイド35の円柱状ころは左右に2つあることが好ましいが、一つでも良い。一方、3つ以上でも良い。
このような構成の連走金具30とすると、まず、その連結部(連結片)33が両吊り戸10、10及び10、10の横方向(水平方向)の平板状となっているので、吊り戸10、10及び10、10の振れに対しての曲げ耐力が大きくなっており、両吊り戸10、10及び10、10の相互における振れを有効に抑制する。その連結片33の幅Wは吊り戸10の縦枠11cの幅が所要の幅になる限りにおいて適宜に設定する。
つぎに、連走金具30の平板片31、32は、水平の平板状(平面が水平方向)で吊り戸10の横(幅)方向(図1の左右方向)に長く(長尺物)なっているため(長くし得るため)、吊り戸10の振れに対して曲げ耐力が大きくなっており、両吊り戸10、10、10、10の相互における振れを有効に抑制する。その平板片31、32の長さL、L及びガイド34、両ガイド35の間隔は、曲げ耐力等の機械強度や振れ止め効果を考慮して実験などによって適宜に設定する(W、L1、Lは図6(a)参照)。
また、その平板片31、32に各吊り戸10のガイド34、35が設けられて、その吊り戸10の横方向(幅方向)のガイド34の長さ及びガイド35の間隔を十分にとって吊り戸10をガイドすることができる。このため、吊り戸10の振れも有効に抑制する。
さらに、連走金具30は吊り戸10の下端に位置し、転動ころ14を介したレール20と連走金具30によって吊り戸10をその上下端で支持するため、吊り戸10は極めて揺れ(振れ)の少ないものとなる。
また、隣接する吊り戸10、10、10、10の一方10、10にはその両吊り戸10の前後左右に両端が重なった状態(図1(c))でその両ガイド34、35の一方34が当接するストッパ36が設けられており、一方の平板片31(ガイド34)がそのストッパ36に当接して連走金具30がその吊り戸10、10に対して移動不可となって他方の吊り戸10、10もつられて移動する。
さらに、両ガイド34、35が共に(連走金具30が)移動可能となっているため、隣接する両吊り戸10はその幅内において相互に移動可能となり、吊り戸10の縦桟の幅(図3(a)のW参照)をガラス等の戸本体を支持する幅を確保し得る範囲内において狭く(細く)することができる(図3、図10のW<W参照)。例えば、Wは16mmとすることができる。
この吊り戸10の連結構造は以上の構成であり、図1(a)に示すように、吊り戸10、10、10及び吊り戸10、10、10を内側(同図において、右側又は左側)に引き出して閉戸する。
その閉戸状態において、同図(b)、同(c)、同(d)に示すように、内側の吊り戸10及び吊り戸10を外側(同図において、左側又は右側)に引いて、それぞれ3枚の吊り戸10、10、10及び吊り戸10、10、10を両側に重ねて開戸する。
すなわち、その開戸作用時、まず、吊り戸10又は吊り戸10の移動に伴って連走金具30がそれらの吊り戸103、10内を移動してその端の当たり38に当接し(図1(b))、さらに吊り戸10又は吊り戸10が移動すると、連走金具30の一方の平板片31(ガイド34)がストッパ36に当接し(図1(c))、さらに移動すると、図1(d)に示すように、吊り戸10又は吊り戸10を伴って移動し、開口部両側に、それぞれ3枚の吊り戸10、10、10及び吊り戸10、10、10が重なった開戸状態となる。
一方、その開戸状態において、図1(d)から同(e)に示すように、吊り戸10及び吊り戸10を引き出すと、連走金具30が吊り戸10、10内を移動してやがてその吊り戸10、10の端部(当たり38)に平板片32(ガイド35)が当接する(同図(e))。この当接によって連走金具38は吊り戸10、10とともに移動し、その連走金具30の平板片31(ガイド35)においての基部(連結片33)が吊り戸10、10の端部(当たり38)に当接する(同図(f))。その当接によって連走金具30を介し吊り戸10と10及び吊り戸10と10とが一緒に移動可能となり、さらに、吊り戸10、10を引き出すと、吊り戸10、10を伴って引き出され、吊り戸10、10が衝突(当接)して、閉戸状態となる(図1(g)、図1(a))。
なお、この閉戸状態において、吊り戸10、10を図1(a)の吊り戸10、10の位置まで移動させて両側又は一側を開放できる。
この各吊り戸10の連動時において、連走金具30の連結片33は吊り戸10、10、10、10の重なった端部に位置し(連走金具30の中央が端部に位置し、図3(a)参照)、この中央(真ん中)に連結片33が位置して、両平板片31、32の長さ(ガイド34の長さ、ころ35、35の間隔)が同じ等の適切であれば、連動時の両吊り戸10からの連走金具30に係る負荷が均等になる。このため、連走金具30によって、吊り戸10と10、吊り戸10と10が相互に振れることなく円滑に連動して移動する。また、吊り戸10、10及び吊り戸10、10は振れ止め70によって振れ止めされる。
図7、図8には、戸袋Dを設けた3枚吊り戸10(10a、10b、10c)の場合であり、戸袋Dに最初に収納される吊り戸10aの先端下部と2番目に収納される吊り戸10bの後端下部との間、及びその2番目に収納される吊り戸10bの先端下部と3番目に収納される吊り戸10cの後端下部との間に、それぞれ、上記連走金具30による連結構造を構成している。その各吊り戸10a、10b、10c及び連走金具30の構成は、上記実施形態と同一であり、同一の吊り戸10(図7では吊り戸10b)には連走金具30の同一の平板片31(32)が位置するように配置する。吊り戸10cには引手(図示せず)を取り付ける。
この実施形態は、図7(a)に示すように、吊り戸10a、10b、10cを内側(同図において左側)に引き出して閉戸する。
その閉戸状態において、同図(b)、同(c)、同(d)、同(e)に示すように、吊り戸10aを外側(同図において右側)に引いて3枚の吊り戸10a、10b、10cを重ね、さらに戸袋D内に押し込んで収納する。
また、その開戸状態において、同図(f)に示すように、吊り戸10cを引き出すと、上記とは逆作用で、連走金具30を介し、その吊り戸10cに連動して吊り戸10bが引き出され、続いて吊り戸10aが連動して引き出されて、同図(a)に示す、閉戸状態となる。
この各吊り戸10の連動時において、上記実施形態と同様に、各吊り戸10において連走金具30等の作用は、平板片31、32(ガイド34、35)が吊り戸10b内の二つのストッパ36に当接して吊り戸10b、10cが連動する以外は上記実施形態とほぼ同様であり、そのとき、連走金具30によって、吊り戸10a、10b、10cが相互に振れることなく連動して移動する。また、吊り戸10a、10b、10cは振れ止め70によって振れ止めされる。
上記各実施形態において、ガイド35を一方の平板片31に、ガイド34を他方の平板片32に設けることもできる。また、スライド部材である平板片31、32の厚みは任意であり、丸棒や角棒等でも良い。
上記各実施形態は、6枚戸、3枚戸であったが、2枚戸、4枚戸、7枚戸以上であっても、並列方向で隣接する各吊り戸の間にこの発明に係る連走金具30を設け、その連走金具30を介して前記隣接する吊り戸が連動して移動するようにすることができることは勿論である。また、吊り戸10は格子状の桟を有する障子仕様とすることもできる。
因みに、連走金具30を設ける吊り戸10は、共に動く(連動する)吊り戸10、10の間に設け、一方が動かない吊り戸10、10間(例えば、図1において、吊り戸10、10間、10、10間)には設ける必要はない。
図9に示すように、連走金具30を長くして両吊り戸10、10の対向縁(縦枠11c)の間に空間(間隙)Sが生じるようにして趣の異なる吊り戸とすることもできる。
このように、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1、10、10、10、10、10、10、10、10a、10b、10c
・・吊り戸
2、20・・上レール
4、30・・連走金具
36・・吊り戸(下桟)内ストッパ
7、70・・床付け振れ止め
31、32・・連走金具の平板片
33・・同連結片
34・・同板状ガイド
35・・同ころ状ガイド
6、60・・上レール内ストッパ
F・・床
W・・壁
T・・上鴨居(天井)

Claims (4)

  1. 壁(W)面の開口上部に複数のレール(20)を並列して設け、その各レール(20)に吊り戸(10)を吊り下げてそのレール(20)の長さ方向に移動自在に取り付け、前記並列方向で隣接する各吊り戸(10、10)の間に連走金具(30)を設け、その連走金具(30)を介して前記隣接する吊り戸(10)が連動して移動する複連式吊り戸において、
    上記連走金具(30)は、上記隣接する一方の吊り戸(10)の下部に位置する一方のスライド部材(31)と、前記隣接する他方の吊り戸(10)の下部に位置する他方のスライド部材(32)と、その両スライド部材(31、32)を連結する連結部材(33)とからなって、前記両スライド部材(31、32)は吊り戸(10)の幅方向に長い長尺物であり、
    上記両スライド部材(31、32)は上記位置する吊り戸(10)内をその吊り戸(10)の幅方向に移動可能となっているとともに、その吊り戸(10)には前記スライド部材(31、32)に当接してそのスライドを所定距離に制限するストッパ(36、38)をそれぞれ設けた、
    複連式吊り戸における吊り戸の連結構造。
  2. 上記両スライド部材(31、32)及び連結部材(33)は同一平面上の平板状であり、その両スライド部材(31、32)は、それぞれ立ち上がったガイド(34、35)を有し、その両ガイド(34、35)を介して吊り戸(10)内をその吊り戸(10)の幅方向に移動可能となっている請求項1に記載の複連式吊り戸における吊り戸の連結構造。
  3. 上記一方のガイド(34)は一方の平板状スライド部材(31)から直角に立ち上がったガイド片からなり、他方のガイド(35)は他方の平板状スライド部材(32)から垂直に立ち上がったピン(37)に嵌められたころからなり、前記ガイド片(34)及びころ(35)は吊り戸(10)の下枠(11b)の長さ方向の溝(34a、35a)に移動自在に嵌っている請求項2に記載の複連式吊り戸における吊り戸の連結構造。
  4. 上記ころ(35)は円柱状をしてその周囲全周に溝(35a)を有し、その溝(35a)に吊り戸(10)の案内リブ(35b)を移動可能に嵌めた請求項3に記載の複連式吊り戸における吊り戸の連結構造。
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