JP2021045039A - 多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシンの高信頼性制御 - Google Patents

多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシンの高信頼性制御 Download PDF

Info

Publication number
JP2021045039A
JP2021045039A JP2020193675A JP2020193675A JP2021045039A JP 2021045039 A JP2021045039 A JP 2021045039A JP 2020193675 A JP2020193675 A JP 2020193675A JP 2020193675 A JP2020193675 A JP 2020193675A JP 2021045039 A JP2021045039 A JP 2021045039A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
value
module
stator
current
self
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2020193675A
Other languages
English (en)
Inventor
クリシュナムルティ マヘシュ
Krishnamurthy Mahesh
クリシュナムルティ マヘシュ
クレアリー トレイバー
Creary Trevor
クレアリー トレイバー
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Turntide Technologies Inc
Original Assignee
Turntide Technologies Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Turntide Technologies Inc filed Critical Turntide Technologies Inc
Publication of JP2021045039A publication Critical patent/JP2021045039A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P25/00Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details
    • H02P25/02Arrangements or methods for the control of AC motors characterised by the kind of AC motor or by structural details characterised by the kind of motor
    • H02P25/08Reluctance motors
    • H02P25/086Commutation
    • H02P25/089Sensorless control
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
    • H02P6/185Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements using inductance sensing, e.g. pulse excitation
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P6/00Arrangements for controlling synchronous motors or other dynamo-electric motors using electronic commutation dependent on the rotor position; Electronic commutators therefor
    • H02P6/14Electronic commutators
    • H02P6/16Circuit arrangements for detecting position
    • H02P6/18Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements
    • H02P6/186Circuit arrangements for detecting position without separate position detecting elements using difference of inductance or reluctance between the phases
    • HELECTRICITY
    • H02GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
    • H02PCONTROL OR REGULATION OF ELECTRIC MOTORS, ELECTRIC GENERATORS OR DYNAMO-ELECTRIC CONVERTERS; CONTROLLING TRANSFORMERS, REACTORS OR CHOKE COILS
    • H02P2203/00Indexing scheme relating to controlling arrangements characterised by the means for detecting the position of the rotor
    • H02P2203/01Motor rotor position determination based on the detected or calculated phase inductance, e.g. for a Switched Reluctance Motor

Abstract

【課題】センサレス高信頼性制御システムを利用する多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)の高信頼性制御のためのシステムおよび方法を提供する。【解決手段】複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励磁し、第1の電流値、および第1の電流値が第1の電流ピーク値もしくはプリセットされた電流しきい値に達するのに要する時間を測定し、自己インダクタンス値を特定し、ステータ位相の各々についての自己インダクタンス値および第1の電流値を記憶し、第2の電流値、および隣接する励磁されていないステータ位相が第2の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定し、相互インダクタンス値を特定し、ステータ位相の各々についての相互インダクタンス値および第2の電流値を記憶し、自己インダクタンス値および相互インダクタンス値を利用してロータ位置を推定し、推定されたロータ位置に基づいて、HRSRMを制御する。【選択図】図1

Description

本出願は、2015年2月4日付けで出願された、出願番号62/111,781号の米国仮特許出願に基づく優先権を主張する。当該仮特許出願の開示は、あたかも完全に記述されたかのように、本明細書に組み込まれる。
本開示は、全般的には、多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)の高信頼性制御に関し、より詳細には、自己インダクタンス値と相互インダクタンス値との組合せを利用してロータ位置推定の精度を向上させて、HRSRMにおける位置センサの使用をなくすためのシステムおよび方法に関する。
スイッチトリラクタンスマシン(SRM)のための最適な制御ストラテジを提供するために、多種多様な方法が開発されてきた。従来の誘導型および同期型のモータ駆動システムと比較して、SRM駆動装置は、構造が比較的単純であり、速度範囲が広く、製造が経済的である。さらに、ロータに巻線および永久磁石がないことを理由に、ロバストかつ苛酷な環境の適用例にとって魅力的である。加えて、SRM駆動装置に電力を供給するコンバータが必要とする電力デバイスが少数であることが多く、したがって、より経済的であり、信頼性が高い。これらの利点に基づいて、SRM駆動システムは、いくつかの可変速度駆動装置および産業上の適用例において、従来の駆動システムに対する高度な代替物を提供する。SRM駆動装置は従来、ステータおよびロータの両方に複数のポールを有する。ステータは位相巻線を含んでいるが、ロータは巻線や磁石を含まない。
SRMシステムでは、ステータは、所定のシーケンスで各位相巻線を通る電流がオンになったとき、ロータにトルクを発生させる。ロータ角度に対して印加パルスを適切に配置することによって、順方向または逆方向の動作が得られ得る。通常、シャフト位置センサ、たとえば、エンコーダまたはリゾルバから、コントローラにロータ位置信号をフィードバックすることによって、所望の位相電流の整流が達成される。小型の駆動装置における経済性、および大型の駆動装置における信頼性を理由に、ならびに、全てのそのような駆動装置におけるサイズ、重量および慣性を低減するために、このシャフト位置センサをなくすことが望ましい。この弱点を克服するために、多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)についての新しいセンサレス技術が導入された。
従来のSRMと比較すると、HRSRMは、より高い静トルク能力を示し、これは、トルクリップルおよび音響雑音の問題に効果的に対処する。電力コンバータの設計パラメータは、HRSRMとHRMとで異なる。これは、HRSRMは、異なるインダクタンスプロファイル、およびより高いストローク数を有することが理由である。従来のHRSRM動作についての最も信頼性が高い技術は、位相コイルの自己インダクタンスを利用して位置を推定する。HRSRMは、従来のSRMと同じ外周についてより多数のロータポールを有する。より多数のロータポールは、励起毎の移動角距離を低減する。HRSRMは、同じジュール損失での定常運転において、6/4のSRMと比較して、静トルク能力が約83%増大することを示した。しかしながら、ロータポールが多くなると隙間が小さくなり、2つのロータポールの間の円弧長(または角測長さ)が小さくなる。したがって、当該マシンの非整列インダクタンスはより低く、結果として得られるHRSRMの自己インダクタンスプロファイルはより平坦になりやすく、位置推定の信頼性が下がる。したがって、位相コイルの自己インダクタンスの使用は、HRSRMにおける正確なロータ位置を推定するのに、単独では不十分なことが多い。
上記の弱点を解決するために、いくつかの方法が開発された。既存の高信頼性制御方法のうちの1つは、相互インダクタンスを測定する技術を含む。この技術の第1の例示的実施形態では、マシンが定常状態にあるときに、1次コイルに電圧パルスが印加される。1次コイル中の電流を測定し、隣接するオープン回路のコイル中の誘導電圧を測定することによって、相互インダクタンスが特定され得る。別の例示的実施形態では、マシンが定常状態にあるときに、1次コイルに電圧パルスが印加される。2次コイルは、その位相を通してフリーホイール電流を流すことができる。1次の位相がピーク値またはプリセットされたしきい値に達するのに要する時間を測定することによって、ロータの既知の位置についての相互インダクタンスが特定され得る。しかしながら、この方法はロータ位置推定に相互インダクタンスのみを利用するので、この技術は通常、ロータ位置の正確な推定を提供しない。
いくつかの他の高信頼性制御方法は、動的磁気機械特性を表す少なくとも1つのアクティブ位相のモデルを実装するコントローラを含む。コントローラは、測定された機械動作パラメータを用いて、モデルを数値的に解くことによって取得される回転位置に基づいて、機械制御信号を特定する。モデルは、アクティブ位相の電圧および電流を位相インダクタンスから導き出された定数と関連させてロータ角度を取得する直交関数の和として実装され得る。さらに別の高信頼性制御方法は、パルス注入プロセスを用いて、選択された診断位相を調査するステップと;SRMの実際の動作特性を測定するステップと;実際の動作特性に基づいてインダクタンスを計算し、当該インダクタンスを位置と相関させることで、推定位置を定式化するステップと;SRMをモデル化することで、オブザーバベースの推定位置を定式化するステップと;推定位置、オブザーバベースの推定位置およびそれらの組合せのうちの1つを選択することで、SRMの選択された位置を定式化するステップと;前記選択された位置およびコマンドに基づいて、前記SRMを制御するステップを含む。しかしながら、これらの方法のほとんどでは、機械性能を評価するものの、位相間の相互インダクタンスは無視されるので、結果として信頼性の低い位置推定となる。さらに、これらの方法は、HRSRM構成における正確なロータ位置を提供しない。
したがって、ロータ位置推定の精度を向上させるために、自己インダクタンスと相互インダクタンスとの組合せを使用するHRSRMの高信頼性制御の方法が必要とされている。この方法は、電圧、電流および時間などの端子測定のみを使用し、追加のハードウェアまたはメモリは必要ではない。さらに、この方法は、モータの速度または回転方向にかかわらず、かつ、ロータ位置センサの力を借りることなく、HRSRMおよびSRMにおける瞬間的なロータ位置を正確に推定することができるようになる。最後に、この方法は、信頼性が高く、ロバストであり、好適には費用対効果が高いものとなる。本発明の実施形態は、これらの目的を達成する。
先行技術において見られる制限を最小限に抑え、本明細書を読んだ時に明らかになるであろう他の制限を最小限に抑えるために、本出願人は、多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)のためのセンサレス高信頼性制御システムを提供する。本発明の高信頼性制御システムは、電流および電圧のような電気的パラメータを利用して、高精度でロータ位置を特定し、それにより、シャフト位置センサを使用する必要がなくなる。HRSRMは、ロータと、各々が巻線を有する複数のステータ位相を備えるステータとを含む。高信頼性制御システムは、複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励起するステータ位相励磁モジュールを含む。ここで、複数のステータ位相の残りの巻線の各々は、オープン回路状態である。第1の電流・時間測定モジュールは、少なくとも1つの励磁されたステータ位相を流れる第1の電流値、第1の電流値が第1の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。上記システムは、第1の電流値および時間を利用して少なくとも1つの励磁されたステータ位相についての自己インダクタンス値を特定する自己インダクタンス特定モジュールをさらに備える。第1の記憶モジュールは、複数のステータ位相の各々についての特定された自己インダクタンス値および第1の電流値をルックアップテーブルに記憶する、あるいは代替的には、自己インダクタンス値および電流値は、各電流値における各位相のインダクタンスについて記述する多項式またはフーリエ表現などの解析表現の形態で記憶される。第2の電流・時間測定モジュールは、隣接する励磁されていないステータ位相を流れる第2の電流値、および隣接する励磁されていないステータ位相が第2の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。ここで、隣接するステータ位相の巻線は、オープン回路状態である。相互インダクタンス特定モジュールは、少なくとも1つの励磁されたステータ位相と前記隣接する励磁されていないステータ位相との間の相互インダクタンス値を特定する。第2の記憶モジュールは、複数のステータ位相の各々についての相互インダクタンス値および第2の電流値をルックアップテーブルに記憶する、あるいは代替的には、各電流値における各位相のインダクタンスについて記述する多項式またはフーリエ表現のような解析表現の形態で記憶される。ロータ位置推定モジュールは、自己インダクタンス特定モジュールおよび相互インダクタンス特定モジュールにおいてそれぞれ特定された自己インダクタンス値と相互インダクタンス値との組合せを利用してロータ位置を推定する。制御モジュールは、推定されたロータ位置に基づいて、HRSRMを制御する。
好ましい方法は、センサレス高信頼性制御システムを利用する多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)の高信頼性制御のための方法を提供する。当該方法は、ステータ位相励磁モジュールにおいて、複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励磁するステップであって、複数のステータ位相の残りの巻線の各々が、オープン回路状態である、励磁するステップと、第1の電流・時間測定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ位相を流れる第1の電流値、および第1の電流値が第1の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定するステップと、自己インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ位相についての自己インダクタンス値を特定するステップと、第1の記憶モジュールに、複数のステータ位相の各々についての自己インダクタンス値および第1の電流値を記憶するステップと、第2の電流・時間測定モジュールにおいて、隣接する励磁されていないステータ位相を流れる第2の電流値、および隣接する励磁されていないステータ位相が第2の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定するステップであって、隣接する励磁されていないステータ位相の巻線が、オープン回路状態である、測定するステップと、相互インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ位相と隣接する励磁されていないステータ位相との間の相互インダクタンス値を特定するステップと、第2の記憶モジュールに、複数のステータ位相の各々についての前記相互インダクタンス値および前記第2の電流値を記憶するステップと、ロータ位置推定モジュールにおいて、記憶された自己インダクタンス値と相互インダクタンス値との組合せを利用して、ロータ位置を推定するステップと、制御モジュールにおいて、推定されたロータ位置に基づいて、HRSRMを制御するステップとを含む。
好ましい実施形態の別の構成では、電圧値および時間値を利用して、相互インダクタンスを特定する。この構成では、高信頼性制御システムは、複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励起するステータ位相励磁モジュールを含む。ここで、複数のステータ位相の残りの巻線の各々は、オープン回路状態である。電流・時間測定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ位相を流れる電流値、および当該電流値が電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。自己インダクタンス特定モジュールにおいて、前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相についての自己インダクタンス値を特定する。第1の記憶モジュールに、複数のステータ位相の各々についての自己インダクタンス値および電流値を記憶する。電圧・時間測定モジュールにおいて、隣接する励磁されていないステータ位相の電圧値の大きさ、および隣接する励磁されていないステータ位相が前記電圧値に達するのに要する時間を測定する。ここで、隣接する励磁されていないステータ位相の巻線はショート回路状態である。相互インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ位相と隣接する励磁されていないステータ位相との間の相互インダクタンス値を特定する。第2の記憶モジュールに、相互インダクタンス値、および複数のステータ位相の各々についての電圧値を記憶する。ロータ位置推定モジュールにおいて、推定された自己インダクタンス値と相互インダクタンス値とのハイブリッドな組合せを利用して、ロータ位置を推定する。制御モジュールは、推定されたロータ位置に基づいて、HRSRMを制御する。
1つの実施形態では、高信頼性制御システムの上記の構成のための方法は、ステータ位相励磁モジュールにおいて、複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励磁するステップであって、複数のステータ位相の残りの巻線の各々が、オープン回路状態である、励磁するステップと、電流・時間測定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ位相を流れる電流値、および当該電流値が電流ピーク値に達するのに要する時間を測定するステップと、自己インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ位相についての自己インダクタンス値を特定するステップと、第1の記憶モジュールに、複数のステータ位相の各々についての前記自己インダクタンス値および電流値を記憶するステップと、電圧・時間測定モジュールにおいて、隣接する励磁されていないステータ位相の電圧値、および隣接する励磁されていないステータ位相が当該電圧値に達するのに要する時間を測定するステップであって、隣接する励磁されていないステータ位相の前記巻線が、ショート回路状態である、測定するステップと、相互インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ位相と隣接する励磁されていないステータ位相との間の相互インダクタンス値を特定するステップと、第2の記憶モジュールに、複数のステータ位相の各々についての前記相互インダクタンスおよび前記電圧値を記憶するステップと、ロータ位置推定モジュールにおいて、記憶された自己インダクタンスと相互インダクタンス値との組合せを利用して、ロータ位置を推定するステップと、制御モジュールにおいて、推定されたロータ位置に基づいて、HRSRMを制御するステップとを含む。
本発明の第1の目的は、自己インダクタンス値と相互インダクタンス値との組合せを使用することによってロータ位置推定の精度を向上させる、HRSRMの高信頼性制御のためのシステムおよび方法を提供することである。
本発明の第2の目的は、ロータ位置センサの使用、およびそれに付随する追加の重量および必要スペースをなくす、HRSRMの高信頼性制御のためのシステムおよび方法を提供することである。
本発明の第3の目的は、任意の追加のハードウェアを必要とせずに、電圧、電流および時間のような端末測定値のみを利用する、HRSRMの高信頼性制御のための方法およびシステムを提供することである。
本発明の別の目的は、費用対効果が高く、信頼性がありロバストな、HRSRMの高信頼性制御のための方法およびシステムを提供することである。
当業者が本発明を理解できるように、本発明のこれらおよび他の利点および特徴について詳細に説明する。
それぞれの図面の要素は、それぞれの図面の明瞭性を向上させ、本発明の種々の要素および実施形態の理解を向上させるために、必ずしも一定の縮尺で描かれているとは限らない。さらに、本技術分野において一般的であり、周知であることが知られている要素は、本発明の種々の実施形態の明瞭な図面を提供するために示されておらず、したがって、それぞれの図面は、明瞭性および簡潔性のために形態が一般化されている。
本発明の1つの実施形態による、多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)のためのセンサレス高信頼性制御システムのブロック図である。
図1に示したHRSRMのためのセンサレス高信頼性制御システムを利用するHRSRMの高信頼性制御のための方法のフローチャートである。
本発明の1つの実施形態による、HRSRMのためのセンサレス高信頼性制御システムの別の構成のブロック図である。
図3に示したセンサレス高信頼性制御システムのための方法のフローチャートである。
図1に示したセンサレス高信頼性制御システムを実装するためのコンバータセットアップを示す図である。
図3に示したセンサレス高信頼性制御システムを実装するためのコンバータセットアップを示す図である。
本発明の1つの実施形態による、ロータ位置を推定するために電流測定を利用するHRSRMのセンサレス制御のためのシステムレイアウトである。
本発明の複数の実施形態および適用例を対象とする以下の説明において、本明細書の一部を形成し、本発明が実施され得る特定の実施形態が例示として示された添付の図面が参照される。本発明の範囲から逸脱することなく、他の実施形態を利用してもよく、変更を行ってもよいことを理解されたい。
互いとは無関係に、または、他の特徴と組合せて、それぞれ使用することができる種々の本発明の特徴について以下に説明する。ただし、本発明の任意の単一の特徴は、上記で論じた課題のうちのいずれかに対処しておらず、上記で論じた課題のうちの1つにのみ対処してもよく、あるいは、上記で論じた複数の課題に対処してもよい。さらに、上記で論じた課題のうちの1つまたは複数は、以下で説明する特徴のうちのいずれかでは、完全には対処されなくてもよい。
本実施形態は、図1に示すように、自己インダクタンス値と相互インダクタンス値とのハイブリッドな組合せを利用する、多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)12のための、センサレス高信頼性制御システム10を提供する。HRSRM12は、ロータ14と、複数のステータ位相を備えるステータ16を含み、複数のステータ位相は各々、巻線を有する。高信頼性制御システム10は、複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励起するステータ位相励磁モジュール18を備える。ここで、複数のステータ位相の残りの巻線の各々は、オープン回路状態である。第1の電流・時間測定モジュール20は、少なくとも1つの励磁されたステータ位相を流れる第1の電流値と、第1の電流値が第1の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。システム10は、第1の電流値および時間を利用して少なくとも1つの励磁されたステータ位相についての自己インダクタンス値を特定する自己インダクタンス特定モジュール22をさらに備える。第1の記憶モジュール24は、複数のステータ位相の各々についての特定した自己インダクタンス値および第1の電流値をルックアップテーブルに記憶する、あるいは代替的には、各電流値における各位相のインダクタンスについて記述する多項式またはフーリエ表現などの解析表現の形態で記憶する。第2の電流・時間測定モジュール26は、隣接する励磁されていないステータ位相を流れる第2の電流値と、隣接する励磁されていないステータ位相が第2の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。ここで、隣接するステータ位相の巻線は、オープン回路状態である。当該システムは、少なくとも1つの励磁されたステータ位相と、隣接する励磁されていないステータ位相との間の相互インダクタンス値を特定する、相互インダクタンス特定モジュール28をさらに備える。第2の記憶モジュール30は、複数のステータ位相の各々についての相互インダクタンス値および第2の電流値をルックアップテーブルに記憶する、あるいは、解析表現(各電流値における各位相のインダクタンスについて記述する多項式またはフーリエ表現)の形態で記憶する。高信頼性制御システム10のロータ位置推定モジュール32は、自己インダクタンス特定モジュールおよび相互インダクタンス特定モジュールにおいてそれぞれ特定された、自己インダクタンス値と相互インダクタンス値との組合せを利用して、ロータ位置を推定するように設計される。高信頼性制御システム10は、推定されたロータ位置を利用してHRSRMを制御する制御モジュール34をさらに備える。
図2は、センサレス高信頼性制御システム10を利用するHRSRM12の高信頼性制御の方法のフローチャートを示している。当該方法は、高精度でHRSRMを制御するように設計される。好適な方法は、ブロック42に示すように、ロータおよびステータを備えるHRSRMを準備することから開始する。ブロック44に示すように、ステータ位相励磁モジュールにおいて、複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励磁する。ここで、複数のステータ位相の残りの巻線の各々は、オープン回路状態である。次に、ブロック46に示すように、第1の電流・時間測定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ位相を流れる第1の電流値、および第1の電流値が第1の電流ピーク値に達するのに要する時間を特定する。次いで、ブロック48に示すように、自己インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ位相についての自己インダクタンス値を特定する。その後、ブロック50に示すように、第1の記憶モジュールは、複数のステータ位相の各々についての自己インダクタンス値および第1の電流値をルックアップテーブルに記憶する、または解析表現の形態で記憶する。ブロック52に示すように、第2の電流・時間測定モジュールにおいて、隣接する励磁されていないステータ位相を流れる第2の電流値、および隣接する励磁されていないステータ位相が要する時間を測定する。ここで、隣接する励磁されていないステータ位相の巻線は、オープン回路状態である。次に、ブロック54に示すように、相互インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ位相と隣接する励磁されていないステータ位相との間の相互インダクタンス値を特定する。その後、ブロック56に示すように、第2の記憶モジュールは、相互インダクタンス値および第2の電流値をルックアップテーブルに記憶する、または解析表現の形態で記憶する。その後、ブロック58に示すように、ロータ位置推定モジュールにおいて、自己インダクタンス値と相互インダクタンス値とのハイブリッドな組合せを利用して、ロータ位置を推定する。最後に、ブロック60に示すように、制御モジュールにおいて、推定したロータ位置を利用して、HRSRMを制御する。
この実施形態における位相巻線のうちの1つまたは複数は、任意の所与の時間にオフになるので、低レベル信号を用いてその巻線を調査し、その入力インピーダンスを特定することが可能である。この情報と、インダクタンスとロータ位置との間の機能的関係に関する知識を利用することで、電圧および電流などの電気的測定値からロータ14の高度に正確な角度位置を特定し、それにより、シャフト位置センサの必要性をなくすことを可能にする。
好適な実施形態の別の構成を図3に示す。この構成では、電圧値および時間値を利用して、相互インダクタンスが特定される。高信頼性制御システム10は、複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励起するステータ位相励磁モジュール18を含む。ここで、複数のステータ位相の残りの巻線の各々は、オープン回路状態である。電流・時間測定モジュール36は、少なくとも1つの励磁されたステータ位相を流れる電流値、および当該電流値が電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。自己インダクタンス特定モジュール22は、少なくとも1つの励磁されたステータ位相についての自己インダクタンス値を特定する。第1の記憶モジュール24は、複数のステータ位相の各々についての自己インダクタンス値および電流値をルックアップテーブルに記憶する、または解析表現の形態で記憶する。電圧・時間測定モジュール38は、隣接する励磁されていないステータ位相の電圧値、および隣接する励磁されていないステータ位相が当該電圧値に達するのに要する時間を測定する。ここで、隣接する励磁されていないステータ位相の巻線は、ショート回路状態である。相互インダクタンス特定モジュール28は、特定された電圧値および時間値を利用して、少なくとも1つの励磁されたステータ位相と隣接する励磁されていないステータ位相との間の相互インダクタンス値を評価する。第2の記憶モジュール30は、複数のステータ位相の各々についての相互インダクタンス値および電圧値を記憶する。ロータ位置推定モジュール32は、記憶した自己インダクタンス値と相互インダクタンス値との組合せを利用して、ロータ位置を推定する。推定したロータ位置に基づいて、制御モジュール34は、HRSRMを制御する。
図4は、図3に示したセンサレス高信頼性制御システムを利用するHRSRMの高信頼性制御の方法のフローチャートを示す。当該方法は、ブロック62に示すように、ロータと、複数のステータ位相を備えるステータとを含むHRSRMを準備することから開始する。次に、ブロック64に示すように、ステータ位相励磁モジュールは、複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励磁する。ここで、複数のステータ位相の残りの巻線の各々は、オープン回路状態である。その後、ブロック66に示すように、電流・時間測定モジュールにおいて、電流、および電流値が電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。ブロック68に示すように、自己インダクタンス特定モジュールは、少なくとも1つの励磁されたステータ位相についての自己インダクタンス値を特定する。次に、ブロック70に示すように、第1の記憶モジュールは、複数のステータ位相の各々についての自己インダクタンス値および電流値をルックアップテーブルに、または解析表現の形態で記憶する。ブロック72に示すように、電圧・時間測定モジュールにおいて、隣接する励磁されていないステータ位相の電圧値、および隣接する励磁されていないステータ位相が当該電圧値に達するのに要する時間を測定する。ここで、隣接する励磁されていないステータ位相の巻線は、ショート回路状態である。ブロック74に示すように、相互インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ位相と隣接する励磁されていないステータ位相との間の相互インダクタンス値を特定する。次に、ブロック76に示すように、複数のステータ位相の各々についての相互インダクタンス値および電圧値を第2の記憶モジュールに記憶する。その後、ブロック78に示すように、ロータ位置推定モジュールにおいて、記憶された自己インダクタンス値と相互インダクタンス値とのハイブリッドな組合せを利用して、ロータ位置を推定する。最後に、ブロック80に示すように、制御モジュールにおいて、推定されたロータ位置を利用して、HRSRMを制御する。
動作において、既存の技術のうちのいずれかを実装して、自己インダクタンス値および相互インダクタンス値を測定する。代替実施形態では、HRSRM12からの自己インダクタンスと逆EMFとの組合せ、またはHRSRM12からの逆EMFと相互インダクタンスとの組合せを使用して、ロータ位置を判断する。
図5は、図1に示したセンサレス高信頼性制御システム10を実装する、模式的なコンバータセットアップ82である。この電気回路配置は、位相Aの自己インダクタンスおよびオープン回路の位相Bの相互インダクタンスを測定する。
図6は、図3に示したセンサレス高信頼性制御システム10を実装する、模式的なコンバータセットアップ84である。この電気回路配置は、位相Aの自己インダクタンスおよびショート回路の位相Bの相互インダクタンスを測定する。
図7は、ロータ位置を推定するために電流測定を使用するセンサレス高信頼性制御システム10の模式的なシステムレイアウト86である。この電気的配置は、ゲートドライバ回路88およびコンピュータシステム90を利用して、複数のステータ位相の巻線への電気入力を制御する。
本発明の好ましい実施形態に関する上記の説明は、例示および説明のために提示されたものである。上記の説明は、網羅的であること、または開示された厳密な形態に本発明を限定することを意図するものではない。上記の教示に照らして、多数の修正および変更が可能である。本発明の範囲は、この詳細な説明ではなく、本明細書に添付した特許請求の範囲および特許請求の範囲の均等物により限定されることが意図される。
スイッチトリラクタンスマシン(SRM)のための最適な制御ストラテジを提供するために、多種多様な方法が開発されてきた。従来の誘導型および同期型のモータ駆動システムと比較して、SRM駆動装置は、構造が比較的単純であり、速度範囲が広く、製造が経済的である。さらに、ロータに巻線および永久磁石がないことを理由に、ロバストかつ苛酷な環境の適用例にとって魅力的である。加えて、SRM駆動装置に電力を供給するコンバータが必要とする電力デバイスが少数であることが多く、したがって、より経済的であり、信頼性が高い。これらの利点に基づいて、SRM駆動システムは、いくつかの可変速度駆動装置および産業上の適用例において、従来の駆動システムに対する高度な代替物を提供する。SRM駆動装置は従来、ステータおよびロータの両方に複数のポールを有する。ステータは相巻線を含んでいるが、ロータは巻線や磁石を含まない。
SRMシステムでは、ステータは、所定のシーケンスで各相巻線を通る電流がオンになったとき、ロータにトルクを発生させる。ロータ角度に対して印加パルスを適切に配置することによって、順方向または逆方向の動作が得られ得る。通常、シャフト位置センサ、たとえば、エンコーダまたはリゾルバから、コントローラにロータ位置信号をフィードバックすることによって、所望の相電流の整流が達成される。小型の駆動装置における経済性、および大型の駆動装置における信頼性を理由に、ならびに、全てのそのような駆動装置におけるサイズ、重量および慣性を低減するために、このシャフト位置センサをなくすことが望ましい。この弱点を克服するために、多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)についての新しいセンサレス技術が導入された。
従来のSRMと比較すると、HRSRMは、より高い静トルク能力を示し、これは、トルクリップルおよび音響雑音の問題に効果的に対処する。電力コンバータの設計パラメータは、HRSRMとHRMとで異なる。これは、HRSRMは、異なるインダクタンスプロファイル、およびより高いストローク数を有することが理由である。従来のHRSRM動作についての最も信頼性が高い技術は、相コイルの自己インダクタンスを利用して位置を推定する。HRSRMは、従来のSRMと同じ外周についてより多数のロータポールを有する。より多数のロータポールは、励起毎の移動角距離を低減する。HRSRMは、同じジュール損失での定常運転において、6/4のSRMと比較して、静トルク能力が約83%増大することを示した。しかしながら、ロータポールが多くなると隙間が小さくなり、2つのロータポールの間の円弧長(または角測長さ)が小さくなる。したがって、当該マシンの非整列インダクタンスはより低く、結果として得られるHRSRMの自己インダクタンスプロファイルはより平坦になりやすく、位置推定の信頼性が下がる。したがって、相コイルの自己インダクタンスの使用は、HRSRMにおける正確なロータ位置を推定するのに、単独では不十分なことが多い。
上記の弱点を解決するために、いくつかの方法が開発された。既存の高信頼性制御方法のうちの1つは、相互インダクタンスを測定する技術を含む。この技術の第1の例示的実施形態では、マシンが定常状態にあるときに、1次コイルに電圧パルスが印加される。1次コイル中の電流を測定し、隣接するオープン回路のコイル中の誘導電圧を測定することによって、相互インダクタンスが特定され得る。別の例示的実施形態では、マシンが定常状態にあるときに、1次コイルに電圧パルスが印加される。2次コイルは、そのを通してフリーホイール電流を流すことができる。1次のがピーク値またはプリセットされたしきい値に達するのに要する時間を測定することによって、ロータの既知の位置についての相互インダクタンスが特定され得る。しかしながら、この方法はロータ位置推定に相互インダクタンスのみを利用するので、この技術は通常、ロータ位置の正確な推定を提供しない。
いくつかの他の高信頼性制御方法は、動的磁気機械特性を表す少なくとも1つのアクティブ相のモデルを実装するコントローラを含む。コントローラは、測定された機械動作パラメータを用いて、モデルを数値的に解くことによって取得される回転位置に基づいて、機械制御信号を特定する。モデルは、アクティブ相の電圧および電流を相インダクタンスから導き出された定数と関連させてロータ角度を取得する直交関数の和として実装され得る。さらに別の高信頼性制御方法は、パルス注入プロセスを用いて、選択された診断相を調査するステップと;SRMの実際の動作特性を測定するステップと;実際の動作特性に基づいてインダクタンスを計算し、当該インダクタンスを位置と相関させることで、推定位置を定式化するステップと;SRMをモデル化することで、オブザーバベースの推定位置を定式化するステップと;推定位置、オブザーバベースの推定位置およびそれらの組合せのうちの1つを選択することで、SRMの選択された位置を定式化するステップと;前記選択された位置およびコマンドに基づいて、前記SRMを制御するステップを含む。しかしながら、これらの方法のほとんどでは、機械性能を評価するものの、間の相互インダクタンスは無視されるので、結果として信頼性の低い位置推定となる。さらに、これらの方法は、HRSRM構成における正確なロータ位置を提供しない。
先行技術において見られる制限を最小限に抑え、本明細書を読んだ時に明らかになるであろう他の制限を最小限に抑えるために、本出願人は、多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)のためのセンサレス高信頼性制御システムを提供する。本発明の高信頼性制御システムは、電流および電圧のような電気的パラメータを利用して、高精度でロータ位置を特定し、それにより、シャフト位置センサを使用する必要がなくなる。HRSRMは、ロータと、各々が巻線を有する複数のステータ相を備えるステータとを含む。高信頼性制御システムは、複数のステータ相のうちの少なくとも1つを励起するステータ相励磁モジュールを含む。第1の電流・時間測定モジュールは、少なくとも1つの励磁されたステータ相を流れる第1の電流値、第1の電流値が第1の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。ここで、複数のステータ相の残りの巻線の各々は、オープン回路状態である。上記システムは、第1の電流値および時間を利用して少なくとも1つの励磁されたステータ相についての自己インダクタンス値を特定する自己インダクタンス特定モジュールをさらに備える。第1の記憶モジュールは、複数のステータ相の各々についての特定された自己インダクタンス値および第1の電流値をルックアップテーブルに記憶する、あるいは代替的には、自己インダクタンス値および電流値は、各電流値における各のインダクタンスについて記述する多項式またはフーリエ表現などの解析表現の形態で記憶される。第2の電流・時間測定モジュールは、隣接する励磁されていないステータ相を流れる第2の電流値、および隣接する励磁されていないステータ相が第2の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。ここで、隣接するステータ相の巻線は、ショート回路状態である。相互インダクタンス特定モジュールは、少なくとも1つの励磁されたステータ相と前記隣接する励磁されていないステータ相との間の相互インダクタンス値を特定する。第2の記憶モジュールは、複数のステータ相の各々についての相互インダクタンス値および第2の電流値をルックアップテーブルに記憶する、あるいは代替的には、各電流値における各のインダクタンスについて記述する多項式またはフーリエ表現のような解析表現の形態で記憶される。ロータ位置推定モジュールは、自己インダクタンス特定モジュールおよび相互インダクタンス特定モジュールにおいてそれぞれ特定された自己インダクタンス値と相互インダクタンス値との組合せを利用してロータ位置を推定する。制御モジュールは、推定されたロータ位置に基づいて、HRSRMを制御する。
好ましい方法は、センサレス高信頼性制御システムを利用する多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)の高信頼性制御のための方法を提供する。当該方法は、ステータ相励磁モジュールにおいて、複数のステータ相のうちの少なくとも1つを励磁するステップと、第1の電流・時間測定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ相を流れる第1の電流値、および第1の電流値が第1の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定するステップであって、複数のステータ相の残りの巻線の各々が、オープン回路状態である、測定するステップと、自己インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ相についての自己インダクタンス値を特定するステップと、第1の記憶モジュールに、複数のステータ相の各々についての自己インダクタンス値および第1の電流値を記憶するステップと、第2の電流・時間測定モジュールにおいて、隣接する励磁されていないステータ相を流れる第2の電流値、および隣接する励磁されていないステータ相が第2の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定するステップであって、隣接する励磁されていないステータ相の巻線が、ショート回路状態である、測定するステップと、相互インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ相と隣接する励磁されていないステータ相との間の相互インダクタンス値を特定するステップと、第2の記憶モジュールに、複数のステータ相の各々についての前記相互インダクタンス値および前記第2の電流値を記憶するステップと、ロータ位置推定モジュールにおいて、記憶された自己インダクタンス値と相互インダクタンス値との組合せを利用して、ロータ位置を推定するステップと、制御モジュールにおいて、推定されたロータ位置に基づいて、HRSRMを制御するステップとを含む。
好ましい実施形態の別の構成では、電圧値および時間値を利用して、相互インダクタンスを特定する。この構成では、高信頼性制御システムは、複数のステータ相のうちの少なくとも1つを励起するステータ相励磁モジュールを含む。電流・時間測定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ相を流れる電流値、および当該電流値が電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。ここで、複数のステータ相の残りの巻線の各々は、オープン回路状態である。自己インダクタンス特定モジュールにおいて、前記少なくとも1つの励磁されたステータ相についての自己インダクタンス値を特定する。第1の記憶モジュールに、複数のステータ相の各々についての自己インダクタンス値および電流値を記憶する。電圧・時間測定モジュールにおいて、隣接する励磁されていないステータ相の電圧値の大きさ、および少なくとも1つの励磁されたステータ相を流れる電流値が電流ピーク値もしくはプリセットされた大きさに達するのに要する時間を測定する。ここで、隣接する励磁されていないステータ相の巻線はオープン回路状態である。相互インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ相と隣接する励磁されていないステータ相との間の相互インダクタンス値を特定する。第2の記憶モジュールに、相互インダクタンス値、および複数のステータ相の各々についての電圧値を記憶する。ロータ位置推定モジュールにおいて、推定された自己インダクタンス値と相互インダクタンス値とのハイブリッドな組合せを利用して、ロータ位置を推定する。制御モジュールは、推定されたロータ位置に基づいて、HRSRMを制御する。
1つの実施形態では、高信頼性制御システムの上記の構成のための方法は、ステータ相励磁モジュールにおいて、複数のステータ相のうちの少なくとも1つを励磁するステップと、電流・時間測定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ相を流れる電流値、および当該電流値が電流ピーク値に達するのに要する時間を測定するステップであって、複数のステータ相の残りの巻線の各々が、オープン回路状態である、測定するステップと、自己インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ相についての自己インダクタンス値を特定するステップと、第1の記憶モジュールに、複数のステータ相の各々についての前記自己インダクタンス値および電流値を記憶するステップと、電圧・時間測定モジュールにおいて、隣接する励磁されていないステータ相の電圧値、および少なくとも1つの励磁されたステータ相を流れる電流値が電流ピーク値もしくはプリセットされた大きさに達するのに要する時間を測定するステップであって、隣接する励磁されていないステータ相の前記巻線が、オープン回路状態である、測定するステップと、相互インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ相と隣接する励磁されていないステータ相との間の相互インダクタンス値を特定するステップと、第2の記憶モジュールに、複数のステータ相の各々についての前記相互インダクタンスおよび前記電圧値を記憶するステップと、ロータ位置推定モジュールにおいて、記憶された自己インダクタンスと相互インダクタンス値との組合せを利用して、ロータ位置を推定するステップと、制御モジュールにおいて、推定されたロータ位置に基づいて、HRSRMを制御するステップとを含む。
に示したセンサレス高信頼性制御システムを実装するためのコンバータセットアップを示す図である。
に示したセンサレス高信頼性制御システムを実装するためのコンバータセットアップを示す図である。
本実施形態は、図1に示すように、自己インダクタンス値と相互インダクタンス値とのハイブリッドな組合せを利用する、多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)12のための、センサレス高信頼性制御システム10を提供する。HRSRM12は、ロータ14と、複数のステータ相を備えるステータ16を含み、複数のステータ相は各々、巻線を有する。高信頼性制御システム10は、複数のステータ相のうちの少なくとも1つを励起するステータ相励磁モジュール18を備える。第1の電流・時間測定モジュール20は、少なくとも1つの励磁されたステータ相を流れる第1の電流値と、第1の電流値が第1の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。ここで、複数のステータ相の残りの巻線の各々は、オープン回路状態である。システム10は、第1の電流値および時間を利用して少なくとも1つの励磁されたステータ相についての自己インダクタンス値を特定する自己インダクタンス特定モジュール22をさらに備える。第1の記憶モジュール24は、複数のステータ相の各々についての特定した自己インダクタンス値および第1の電流値をルックアップテーブルに記憶する、あるいは代替的には、各電流値における各のインダクタンスについて記述する多項式またはフーリエ表現などの解析表現の形態で記憶する。第2の電流・時間測定モジュール26は、隣接する励磁されていないステータ相を流れる第2の電流値と、隣接する励磁されていないステータ相が第2の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。ここで、隣接するステータ相の巻線は、ショート回路状態である。当該システムは、少なくとも1つの励磁されたステータ相と、隣接する励磁されていないステータ相との間の相互インダクタンス値を特定する、相互インダクタンス特定モジュール28をさらに備える。第2の記憶モジュール30は、複数のステータ相の各々についての相互インダクタンス値および第2の電流値をルックアップテーブルに記憶する、あるいは、解析表現(各電流値における各のインダクタンスについて記述する多項式またはフーリエ表現)の形態で記憶する。高信頼性制御システム10のロータ位置推定モジュール32は、自己インダクタンス特定モジュールおよび相互インダクタンス特定モジュールにおいてそれぞれ特定された、自己インダクタンス値と相互インダクタンス値との組合せを利用して、ロータ位置を推定するように設計される。高信頼性制御システム10は、推定されたロータ位置を利用してHRSRMを制御する制御モジュール34をさらに備える。
図2は、センサレス高信頼性制御システム10を利用するHRSRM12の高信頼性制御の方法のフローチャートを示している。当該方法は、高精度でHRSRMを制御するように設計される。好適な方法は、ブロック42に示すように、ロータおよびステータを備えるHRSRMを準備することから開始する。ブロック44に示すように、ステータ相励磁モジュールにおいて、複数のステータ相のうちの少なくとも1つを励磁する。次に、ブロック46に示すように、第1の電流・時間測定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ相を流れる第1の電流値、および第1の電流値が第1の電流ピーク値に達するのに要する時間を特定する。ここで、複数のステータ相の残りの巻線の各々は、オープン回路状態である。次いで、ブロック48に示すように、自己インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ相についての自己インダクタンス値を特定する。その後、ブロック50に示すように、第1の記憶モジュールは、複数のステータ相の各々についての自己インダクタンス値および第1の電流値をルックアップテーブルに記憶する、または解析表現の形態で記憶する。ブロック52に示すように、第2の電流・時間測定モジュールにおいて、隣接する励磁されていないステータ相を流れる第2の電流値、および隣接する励磁されていないステータ相が要する時間を測定する。ここで、隣接する励磁されていないステータ相の巻線は、ショート回路状態である。次に、ブロック54に示すように、相互インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ相と隣接する励磁されていないステータ相との間の相互インダクタンス値を特定する。その後、ブロック56に示すように、第2の記憶モジュールは、相互インダクタンス値および第2の電流値をルックアップテーブルに記憶する、または解析表現の形態で記憶する。その後、ブロック58に示すように、ロータ位置推定モジュールにおいて、自己インダクタンス値と相互インダクタンス値とのハイブリッドな組合せを利用して、ロータ位置を推定する。最後に、ブロック60に示すように、制御モジュールにおいて、推定したロータ位置を利用して、HRSRMを制御する。
この実施形態における相巻線のうちの1つまたは複数は、任意の所与の時間にオフになるので、低レベル信号を用いてその巻線を調査し、その入力インピーダンスを特定することが可能である。この情報と、インダクタンスとロータ位置との間の機能的関係に関する知識を利用することで、電圧および電流などの電気的測定値からロータ14の高度に正確な角度位置を特定し、それにより、シャフト位置センサの必要性をなくすことを可能にする。
好適な実施形態の別の構成を図3に示す。この構成では、電圧値および時間値を利用して、相互インダクタンスが特定される。高信頼性制御システム10は、複数のステータ相のうちの少なくとも1つを励起するステータ相励磁モジュール18を含む。電流・時間測定モジュール36は、少なくとも1つの励磁されたステータ相を流れる電流値、および当該電流値が電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。ここで、複数のステータ相の残りの巻線の各々は、オープン回路状態である。自己インダクタンス特定モジュール22は、少なくとも1つの励磁されたステータ相についての自己インダクタンス値を特定する。第1の記憶モジュール24は、複数のステータ相の各々についての自己インダクタンス値および電流値をルックアップテーブルに記憶する、または解析表現の形態で記憶する。電圧・時間測定モジュール38は、隣接する励磁されていないステータ相の電圧値、および少なくとも1つの励磁されたステータ相を流れる電流値が電流ピーク値もしくはプリセットされた大きさに達するのに要する時間を測定する。ここで、隣接する励磁されていないステータ相の巻線は、オープン回路状態である。相互インダクタンス特定モジュール28は、特定された電圧値および時間値を利用して、少なくとも1つの励磁されたステータ相と隣接する励磁されていないステータ相との間の相互インダクタンス値を評価する。第2の記憶モジュール30は、複数のステータ相の各々についての相互インダクタンス値および電圧値を記憶する。ロータ位置推定モジュール32は、記憶した自己インダクタンス値と相互インダクタンス値との組合せを利用して、ロータ位置を推定する。推定したロータ位置に基づいて、制御モジュール34は、HRSRMを制御する。
図4は、図3に示したセンサレス高信頼性制御システムを利用するHRSRMの高信頼性制御の方法のフローチャートを示す。当該方法は、ブロック62に示すように、ロータと、複数のステータ相を備えるステータとを含むHRSRMを準備することから開始する。次に、ブロック64に示すように、ステータ相励磁モジュールは、複数のステータ相のうちの少なくとも1つを励磁する。その後、ブロック66に示すように、電流・時間測定モジュールにおいて、電流、および電流値が電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する。ここで、複数のステータ相の残りの巻線の各々は、オープン回路状態である。ブロック68に示すように、自己インダクタンス特定モジュールは、少なくとも1つの励磁されたステータ相についての自己インダクタンス値を特定する。次に、ブロック70に示すように、第1の記憶モジュールは、複数のステータ相の各々についての自己インダクタンス値および電流値をルックアップテーブルに、または解析表現の形態で記憶する。ブロック72に示すように、電圧・時間測定モジュールにおいて、隣接する励磁されていないステータ相の電圧値、および少なくとも1つの励磁されたステータ相を流れる電流値が電流ピーク値もしくはプリセットされた大きさに達するのに要する時間を測定する。ここで、隣接する励磁されていないステータ相の巻線は、オープン回路状態である。ブロック74に示すように、相互インダクタンス特定モジュールにおいて、少なくとも1つの励磁されたステータ相と隣接する励磁されていないステータ相との間の相互インダクタンス値を特定する。次に、ブロック76に示すように、複数のステータ相の各々についての相互インダクタンス値および電圧値を第2の記憶モジュールに記憶する。その後、ブロック78に示すように、ロータ位置推定モジュールにおいて、記憶された自己インダクタンス値と相互インダクタンス値とのハイブリッドな組合せを利用して、ロータ位置を推定する。最後に、ブロック80に示すように、制御モジュールにおいて、推定されたロータ位置を利用して、HRSRMを制御する。
図5は、図に示したセンサレス高信頼性制御システム10を実装する、模式的なコンバータセットアップ82である。この電気回路配置は、A相の自己インダクタンスおよびオープン回路のB相の相互インダクタンスを測定する。
図6は、図に示したセンサレス高信頼性制御システム10を実装する、模式的なコンバータセットアップ84である。この電気回路配置は、A相の自己インダクタンスおよびショート回路のB相の相互インダクタンスを測定する。
図7は、ロータ位置を推定するために電流測定を使用するセンサレス高信頼性制御システム10の模式的なシステムレイアウト86である。この電気的配置は、ゲートドライバ回路88およびコンピュータシステム90を利用して、複数のステータ相の巻線への電気入力を制御する。

Claims (20)

  1. ロータと、各々が巻線を有する複数のステータ位相をもつステータとを有する多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)のためのセンサレス高信頼性制御システムであって、
    前記複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励起するステータ位相励磁モジュールであって、前記複数のステータ位相の残りの巻線の各々が、オープン回路状態である、ステータ位相励磁モジュールと、
    前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相を流れる第1の電流値、および前記第1の電流値が第1の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する第1の電流・時間測定モジュールと、
    前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相についての自己インダクタンス値を特定する自己インダクタンス特定モジュールと、
    前記複数のステータ位相の各々についての前記自己インダクタンス値および前記第1の電流値を記憶する第1の記憶モジュールと、
    隣接する励磁されていないステータ位相を流れる第2の電流値、および前記隣接する励磁されていないステータ位相が第2の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定する第2の電流・時間測定モジュールであって、前記隣接する励磁されていないステータ位相の前記巻線が、オープン回路状態である、第2の電流・時間測定モジュールと、
    前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相と前記隣接する励磁されていないステータ位相との間の相互インダクタンス値を特定する相互インダクタンス特定モジュールと、
    前記複数のステータ位相の各々についての前記相互インダクタンス値および前記第2の電流値を記憶する第2の記憶モジュールと、
    記憶された前記自己インダクタンス値と前記相互インダクタンス値との組合せを利用して、ロータ位置を推定するロータ位置推定モジュールと、
    推定された前記ロータ位置に基づいて、HRSRMを制御する制御モジュールと
    を備える、センサレス高信頼性制御システム。
  2. 前記自己インダクタンス値および前記第1の電流値が、前記第1の記憶モジュールのルックアップテーブルに記憶される、請求項1のセンサレス高信頼性制御システム。
  3. 前記自己インダクタンス値および前記第1の電流値が、解析表現の形態で前記第1の記憶モジュールに記憶される、請求項1のセンサレス高信頼性制御システム。
  4. 前記相互インダクタンス値および前記第2の電流値が、前記第2の記憶モジュールのルックアップテーブルに記憶される、請求項1のセンサレス高信頼性制御システム。
  5. 前記相互インダクタンス値および前記第2の電流値が、前記第2の記憶モジュールに解析表現の形態で記憶される、請求項1のセンサレス高信頼性制御システム。
  6. センサレス高信頼性制御システムを利用する多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)の高信頼性制御のための方法であって、前記HRSRMが、ロータと、各々が巻線を有する複数のステータ位相を備えるステータを含み、前記方法が、
    (a)ステータ位相励磁モジュールにおいて、前記複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励磁するステップであって、前記複数のステータ位相の残りの巻線の各々が、オープン回路状態である、励磁するステップと、
    (b)第1の電流・時間測定モジュールにおいて、前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相を流れる第1の電流値、および前記第1の電流値が第1の電流ピーク値もしくはプリセットされた大きさに達するのに要する時間を測定するステップと、
    (c)自己インダクタンス特定モジュールにおいて、前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相についての自己インダクタンス値を特定するステップと、
    (d)第1の記憶モジュールに、前記複数のステータ位相の各々についての前記自己インダクタンス値および前記第1の電流値を記憶するステップと、
    (e)第2の電流・時間測定モジュールにおいて、隣接する励磁されていないステータ位相を流れる第2の電流値、および前記隣接する励磁されていないステータ位相が第2の電流ピーク値に達するのに要する時間を測定するステップであって、前記隣接する励磁されていないステータ位相の前記巻線が、オープン回路状態である、測定するステップと、
    (f)相互インダクタンス特定モジュールにおいて、前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相と前記隣接する励磁されていないステータ位相との間の相互インダクタンス値を特定するステップと、
    (g)第2の記憶モジュールに、前記複数のステータ位相の各々についての前記相互インダクタンス値および前記第2の電流値を記憶するステップと、
    (h)ロータ位置推定モジュールにおいて、記憶された前記自己インダクタンス値と前記相互インダクタンス値との組合せを利用して、ロータ位置を推定するステップと、
    (i)制御モジュールにおいて、前記推定されたロータ位置に基づいて、前記HRSRMを制御するステップと
    を含む、方法。
  7. ステップ(d)において、前記自己インダクタンス値および前記第1の電流値が、前記第1の記憶モジュールのルックアップテーブルに記憶される、請求項6の方法。
  8. ステップ(d)において、前記自己インダクタンス値および前記第1の電流値が、前記第1の記憶モジュールに解析表現の形態で記憶される、請求項6の方法。
  9. ステップ(g)において、前記相互インダクタンス値および前記第2の電流値が、前記第2の記憶モジュールのルックアップテーブルに記憶される、請求項6の方法。
  10. ステップ(g)において、前記相互インダクタンス値および前記第2の電流値が、前記第2の記憶モジュールに解析表現の形態で記憶される、請求項6の方法。
  11. ロータと、各々が巻線を有する複数のステータ位相を備えるステータとを有する多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)のためのセンサレス高信頼性制御システムであって、
    前記複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励起するステータ位相励磁モジュールであって、前記複数のステータ位相の残りの巻線の各々が、オープン回路状態である、ステータ位相励磁モジュールと、
    前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相を流れる電流値、および前記電流値が電流ピーク値もしくはプリセットされた大きさに達するのに要する時間を測定する、電流・時間測定モジュールと、
    前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相についての自己インダクタンス値を特定する自己インダクタンス特定モジュールと、
    前記複数のステータ位相の各々についての前記自己インダクタンス値および前記電流値を記憶する第1の記憶モジュールと、
    隣接する励磁されていないステータ位相の電圧値、および前記隣接する励磁されていないステータ位相が前記電圧値に達するのに要する時間を測定する電圧・時間測定モジュールであって、前記隣接する励磁されていないステータ位相の前記巻線が、ショート回路状態である、電圧・時間測定モジュールと、
    前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相と前記隣接する励磁されていないステータ位相との間の相互インダクタンス値を特定する相互インダクタンス特定モジュールと、
    前記複数のステータ位相の各々についての前記相互インダクタンス値および前記電圧値を記憶する第2の記憶モジュールと、
    記憶された前記自己インダクタンス値と前記相互インダクタンス値との組合せを利用して、ロータ位置を推定するロータ位置推定モジュールと、
    推定された前記ロータ位置に基づいて、HRSRMを制御する制御モジュールと
    を備える、センサレス高信頼性制御システム。
  12. 前記自己インダクタンス値および前記電流値が、前記第1の記憶モジュールのルックアップテーブルに記憶される、請求項11のセンサレス高信頼性制御システム。
  13. 前記自己インダクタンス値および前記電流値が、前記第1の記憶モジュールに解析表現の形態で記憶される、請求項11のセンサレス高信頼性制御システム。
  14. 前記相互インダクタンス値および前記電圧値が、前記第2の記憶モジュールのルックアップテーブルに記憶される、請求項11のセンサレス高信頼性制御システム。
  15. 前記相互インダクタンス値および前記電圧値が、前記第2の記憶モジュールに解析表現の形態で記憶される、請求項11のセンサレス高信頼性制御システム。
  16. センサレス高信頼性制御システムを利用する多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシン(HRSRM)の高信頼性制御のための方法であって、前記HRSRMが、ロータと、各々が巻線を有する複数のステータ位相を備えるステータとを含み、前記方法が、
    (a)ステータ位相励磁モジュールにおいて、前記複数のステータ位相のうちの少なくとも1つを励磁するステップであって、前記複数のステータ位相の残りの巻線の各々が、オープン回路状態である、励磁するステップと、
    (b)電流・時間測定モジュールにおいて、前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相を流れる電流値、および前記電流値が電流ピーク値もしくはプリセットされた大きさに達するのに要する時間を測定するステップと、
    (c)自己インダクタンス特定モジュールにおいて、前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相についての自己インダクタンス値を特定するステップと、
    (d)第1の記憶モジュールに、前記複数のステータ位相の各々についての前記自己インダクタンス値および前記電流値を記憶するステップと、
    (e)電圧・時間測定モジュールにおいて、隣接する励磁されていないステータ位相の電圧値、および前記隣接する励磁されていないステータ位相が前記電圧値に達するのに要する時間を測定するステップであって、前記隣接する励磁されていないステータ位相の前記巻線が、ショート回路状態である、測定するステップと、
    (f)相互インダクタンス特定モジュールにおいて、前記少なくとも1つの励磁されたステータ位相と前記隣接する励磁されていないステータ位相との間の相互インダクタンス値を特定するステップと、
    (g)第2の記憶モジュールに、前記複数のステータ位相の各々についての前記相互インダクタンス値および前記電圧値を記憶するステップと、
    (h)ロータ位置推定モジュールにおいて、記憶された前記自己インダクタンス値と前記相互インダクタンス値との組合せを利用して、ロータ位置を推定するステップと、
    (i)制御モジュールにおいて、前記推定されたロータ位置に基づいて、前記HRSRMを制御するステップと
    を含む、方法。
  17. ステップ(d)において、前記自己インダクタンス値および前記電流値が、前記第1の記憶モジュールのルックアップテーブルに記憶される、請求項16の方法。
  18. ステップ(d)において、前記自己インダクタンス値および前記電流値が、前記第1の記憶モジュールに解析表現の形態で記憶される、請求項16の方法。
  19. ステップ(g)において、前記相互インダクタンス値および前記電圧値が、前記第2の記憶モジュールのルックアップテーブルに記憶される、請求項16の方法。
  20. ステップ(g)において、前記相互インダクタンス値および前記電圧値が、前記第2の記憶モジュールに解析表現の形態で記憶される、請求項16の方法。
JP2020193675A 2015-02-04 2020-11-20 多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシンの高信頼性制御 Pending JP2021045039A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US201562111781P 2015-02-04 2015-02-04
US62/111,781 2015-02-04

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017541700A Division JP2018505646A (ja) 2015-02-04 2016-02-04 多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシンの高信頼性制御

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2021045039A true JP2021045039A (ja) 2021-03-18

Family

ID=56553400

Family Applications (2)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017541700A Withdrawn JP2018505646A (ja) 2015-02-04 2016-02-04 多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシンの高信頼性制御
JP2020193675A Pending JP2021045039A (ja) 2015-02-04 2020-11-20 多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシンの高信頼性制御

Family Applications Before (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017541700A Withdrawn JP2018505646A (ja) 2015-02-04 2016-02-04 多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシンの高信頼性制御

Country Status (7)

Country Link
US (8) US9553538B2 (ja)
EP (1) EP3254369B1 (ja)
JP (2) JP2018505646A (ja)
CN (2) CN111030548B (ja)
AU (1) AU2016215158B2 (ja)
NZ (1) NZ734254A (ja)
WO (1) WO2016126998A1 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR3042332B1 (fr) * 2015-10-13 2017-10-13 Schneider Toshiba Inverter Europe Sas Procede de commande pour identifier les valeurs d'inductance d'un moteur electrique synchrone a reluctance variable
US10270379B2 (en) * 2017-06-14 2019-04-23 Software Motor Company Method and apparatus for quasi-sensorless adaptive control of switched reluctance motor drives
CN107276484B (zh) * 2017-07-17 2019-09-10 东南大学 一种高速无位置传感器开关磁阻电机的控制方法及其系统
US11165382B2 (en) 2018-03-31 2021-11-02 Turntide Technologies, Inc. Manufacturing-sensitive control of high rotor pole switched reluctance motors
WO2020223329A1 (en) * 2019-04-30 2020-11-05 Brookhaven Science Associates, Llc Method and device for detection of condition of brushless motors and generators
EP4133572A4 (en) * 2020-04-08 2023-09-20 Turntide Technologies Inc. METHOD FOR SENSORLESS CURRENT PROFILING IN A SWITCHED RELUCTANCE MACHINE

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02123979A (ja) * 1988-11-01 1990-05-11 Fanuc Ltd 可変リラクタンス型acサーボモータの起動方法と装置
JPH10509859A (ja) * 1995-09-20 1998-09-22 ジョージア テック リサーチ コーポレーション 磁気抵抗切替式モータを制御する方法及びその装置
JPH11262290A (ja) * 1998-03-10 1999-09-24 Mitsubishi Electric Corp センサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置及びその方法
JP2000514636A (ja) * 1996-07-09 2000-10-31 エマーソン エレクトリック カンパニー 短節巻線を有するリラクタンス機械とそのための駆動装置
JP2002218791A (ja) * 2001-01-09 2002-08-02 Switched Reluctance Drives Ltd 切換式リラクタンス機械における回転子位置を判定する方法およびシステム
US8125170B2 (en) * 2007-06-16 2012-02-28 Board Of Regents, The University Of Texas System Techniques and apparatus for the measurement of mutual inductance in a switched reluctance machine

Family Cites Families (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB8307047D0 (en) * 1983-03-15 1983-04-20 Hill R J Stepping motors and drive circuits
US4772839A (en) * 1987-10-27 1988-09-20 General Electric Company Rotor position estimator for switched reluctance motor
US5254914A (en) * 1990-06-29 1993-10-19 Seagate Technology, Inc. Position detection for a brushless DC motor without Hall effect devices using a mutual inductance detection method
EP0579694B1 (de) * 1991-04-11 1995-12-13 Elin Energieanwendung Gesellschaft M.B.H. Verfahren und schaltungsanordnungen zur bestimmung maschinenbezogener elektromagnetischer und mechanischer zustandsgrössen an über umrichter gespeisten elektrodydynamischen drehfeldmaschinen
US5811905A (en) * 1997-01-07 1998-09-22 Emerson Electric Co. Doubly-fed switched reluctance machine
US5929590A (en) * 1997-01-07 1999-07-27 Emerson Electric Co. Method and apparatus for implementing sensorless control of a switched reluctance machine
US6731083B2 (en) * 1998-06-02 2004-05-04 Switched Reluctance Drives, Ltd. Flux feedback control system
US6150778A (en) * 1998-11-04 2000-11-21 Tridelta Industries, Inc. Sensorless rotor position detection for switched reluctance machines having irregular poles
WO2001073938A1 (en) * 2000-03-29 2001-10-04 The Texas A & M University System System and method for inductance based position encoding for sensorless srm drives
GB0221117D0 (en) * 2002-09-12 2002-10-23 Black & Decker Inc Control of electrical machines
US6801012B1 (en) * 2003-03-31 2004-10-05 Delphi Technologies, Inc. Sensorless control of switched reluctance electric machines
GB0526274D0 (en) * 2005-12-23 2006-02-01 Trw Ltd Electric motor control
GB2455123A (en) * 2007-11-29 2009-06-03 Technelec Ltd Control of electrical machines
CN101262196B (zh) * 2008-04-29 2010-06-02 重庆大学 检测无位置传感器无刷直流电机转子位置的方法
US8228013B2 (en) * 2008-09-10 2012-07-24 Rockwell Automation Technologies, Inc. Method and apparatus for automatically identifying electrical parameters in a sensor-less PMSM
GB2465379A (en) * 2008-11-17 2010-05-19 Technelec Ltd Controller for electrical machines
WO2011023792A2 (fr) * 2009-08-27 2011-03-03 Micro-Beam Sa Méthode et arrangement pour déterminer la position d'un rotor dans un moteur brushless ou dans un moteur pas à pas.
JP5333419B2 (ja) * 2010-11-19 2013-11-06 株式会社デンソー モータ
GB2489412A (en) * 2011-03-25 2012-10-03 Technelec Ltd Low speed control of synchronous machines
CN103078586A (zh) * 2012-12-25 2013-05-01 南京航空航天大学 一种基于电感法的三相电励磁双凸极电机起动升速无位置技术
CN103176057B (zh) * 2013-03-20 2015-11-25 哈尔滨工业大学 永磁同步电机绕组自感和绕组间互感的测试方法
WO2014155158A1 (en) * 2013-03-28 2014-10-02 Freescale Semiconductor, Inc. Device for determining a position of a rotor of an electric motor
CN203522352U (zh) * 2013-09-12 2014-04-02 东南大学 一种整距绕组开关磁阻电机
US9722517B2 (en) * 2014-04-01 2017-08-01 Mcmaster University Systems and methods for rotor position determination
CN104393802B (zh) * 2014-11-07 2017-06-13 南京航空航天大学 一种基于线电压检测的电励磁双凸极电机无位置控制方法
HUE060440T2 (hu) * 2016-04-15 2023-03-28 Rewalk Robotics Ltd Berendezés és rendszerek mesterséges külsõ váz vezérelt összelapításához
US10199976B2 (en) * 2016-05-20 2019-02-05 Continuous Solutions Llc Vibration and noise manipulation in switched reluctance machine drivetrains
DE102016123707A1 (de) * 2016-12-07 2018-06-07 Airbus Defence and Space GmbH Ansteuervorrichtung für einen Motor und Verfahren zum Ansteuern eines Motors
CN114337402B (zh) * 2021-12-08 2023-09-22 燕山大学 一种同步磁阻电机电感参数辨识及转子位置混合估计方法

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02123979A (ja) * 1988-11-01 1990-05-11 Fanuc Ltd 可変リラクタンス型acサーボモータの起動方法と装置
JPH10509859A (ja) * 1995-09-20 1998-09-22 ジョージア テック リサーチ コーポレーション 磁気抵抗切替式モータを制御する方法及びその装置
JP2000514636A (ja) * 1996-07-09 2000-10-31 エマーソン エレクトリック カンパニー 短節巻線を有するリラクタンス機械とそのための駆動装置
JPH11262290A (ja) * 1998-03-10 1999-09-24 Mitsubishi Electric Corp センサレス・スイッチドリラクタンスモータの回転子位置検出装置及びその方法
JP2002218791A (ja) * 2001-01-09 2002-08-02 Switched Reluctance Drives Ltd 切換式リラクタンス機械における回転子位置を判定する方法およびシステム
US8125170B2 (en) * 2007-06-16 2012-02-28 Board Of Regents, The University Of Texas System Techniques and apparatus for the measurement of mutual inductance in a switched reluctance machine

Also Published As

Publication number Publication date
CN107408908B (zh) 2020-01-24
US20170133967A1 (en) 2017-05-11
US20210242814A1 (en) 2021-08-05
JP2018505646A (ja) 2018-02-22
CN111030548A (zh) 2020-04-17
CN107408908A (zh) 2017-11-28
US9813006B2 (en) 2017-11-07
US20190036472A1 (en) 2019-01-31
US10483896B2 (en) 2019-11-19
US20200235690A1 (en) 2020-07-23
US20180069500A1 (en) 2018-03-08
EP3254369A1 (en) 2017-12-13
US10992247B2 (en) 2021-04-27
US10615730B2 (en) 2020-04-07
EP3254369B1 (en) 2023-09-06
US9553538B2 (en) 2017-01-24
AU2016215158A1 (en) 2017-08-24
NZ734254A (en) 2018-06-29
WO2016126998A1 (en) 2016-08-11
US20220286074A1 (en) 2022-09-08
US10069449B2 (en) 2018-09-04
EP3254369A4 (en) 2018-10-03
US11929697B2 (en) 2024-03-12
US20160226418A1 (en) 2016-08-04
US20200076344A1 (en) 2020-03-05
US11342872B2 (en) 2022-05-24
AU2016215158B2 (en) 2018-04-19
CN111030548B (zh) 2023-08-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2021045039A (ja) 多ロータポール型スイッチトリラクタンスマシンの高信頼性制御
JP5175569B2 (ja) 同期電動機の駆動システム
KR100713776B1 (ko) 검출 전류의 비교를 통한 에스알엠의 여자 위치 검출 방법및 장치
JP6284207B1 (ja) 電動機の界磁位置検出方法
JP6321130B1 (ja) 電動機の界磁位置誤差補正方法
JP2018033301A (ja) 無鉄pmsmモータのロータの配向をセンサフリーで決定する為の方法
US20130207588A1 (en) Initial driving apparatus and method of two-phase srm
JP2021072653A (ja) 電動機の界磁位置検出方法
JP2017131000A (ja) 3相ブラシレスモータのセンサレス駆動方法
EP2704308A1 (en) Brushless motor control device and brushless motor control method
JP2013172634A (ja) モータ駆動装置
US10804824B2 (en) Method and circuit arrangement for determining the position of a rotor in an electric motor
JP2020191724A (ja) 制御装置
US11942890B2 (en) Semiconductor device, motor drive system, and method of starting motor
JP6951008B1 (ja) センサレスモータの回転子位置検出方法及びセンサレスモータ駆動方法
JP2004336865A (ja) 同期モータの初期位置検出装置
KR20160046579A (ko) 릴럭턴스 전동기의 오프 각 제어방법
CN111384883A (zh) 吸尘器、无刷直流电机的起动控制方法、装置和控制系统

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201216

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20201216

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20220301

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20221004

A524 Written submission of copy of amendment under article 19 pct

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A524

Effective date: 20230124

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20230124

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20230201

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20230207

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20230421

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20230425