JP2021044124A - 電子装置 - Google Patents
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Abstract
Description
第1実施形態について図1から図4を参照して説明する。図1に示すように、電子装置1は、プリント基板2と、圧入端子3とを備える。プリント基板1にはスルーホール4が形成されている。スルーホール4は、その開口面5が長穴形状である。開口面5の長手方向の寸法(図1中A1にて示す)は、圧入端子3の先端側の幅方向の寸法(図1中B1にて示す)より僅かに長く且つ圧入端子3の後端側の幅方向の寸法(図1中B2にて示す)より僅かに短く、開口面5の長手方向に対して面方向において直交する方向の寸法(図1中A2にて示す)は、圧入端子3の厚さ方向の寸法(図1中B3にて示す)より僅かに長い。
第2実施形態について図5を参照して説明する。第2実施形態は、前述した第1実施形態に対し、圧入端子における凸部と平面部との接続態様が異なる。図5に示すように、圧入端子21において、凸部22は、その中央部22aが曲面に形成されており、その端子先端側22bが平板面9に連なっているが、その端子後端側22cが平板面9に連なっておらず、端子先端側22bのみが平板面9に連なる片持ち梁構造である。凸部22の高さ、即ち、凸部22において平板面9から突出している部分の寸法も、後述するようにスルーホール4に圧入端子21が圧入されたときに中央部22aの左右の接触部23,24が導通部7に接触する程度の寸法である。又、接触部23,24も、コイニング処理が施されており、鋭角な形状ではなく、滑らかな曲線の形状になっている。
第3実施形態について図6及び図7を参照して説明する。第3実施形態は、前述した第1実施形態に対し、圧入端子における凸部の個数が異なる。図6に示すように、圧入端子31は、平板面9から面方向に対して直交する方向に突出する凸部32,33を備える。平板面9には穴34a〜34cが形成されており、上記した凸部32,33は、例えば穴34a〜34cとの間の箇所がプレス加工により押圧されることで面方向において圧入方向に対して直交する方向に並んで形成される。凸部32,33は、第1実施形態で説明した凸部11と同等の形状である。
第4実施形態について図8を参照して説明する。第4実施形態は、前述した第1実施形態に対し、圧入端子の形状が異なる。図8に示すように、圧入端子41は、平板面9において凸部11が形成されている位置の左右に、圧入方向に延びる穴42a,42bが形成されている。
第5実施形態について図9を参照して説明する。第5実施形態も、前述した第1実施形態に対し、圧入端子の形状が異なる。図9に示すように、圧入端子51は、平板面9において凸部11が形成されている位置の先端側に、圧入方向に延びるスリット52が形成されている。
第6実施形態について図10及び図11を参照して説明する。第6実施形態は、前述した第1実施形態に対し、凸部及びスルーホールの形状が異なる。図10に示すように、電子装置61は、プリント基板62と、圧入端子63とを備える。プリント基板61にはスルーホール64が形成されている。スルーホール64は、その開口面65が長穴形状である。開口面65の長手方向の寸法(図10中A11にて示す)は、圧入端子63の先端側の幅方向の寸法(図10中B11にて示す)より僅かに長く且つ圧入端子63の後端側の幅方向の寸法(図10中B12にて示す)より僅かに短く、開口面65の長手方向に対して面方向において直交する方向の寸法(図10中A12にて示す)は、圧入端子63の厚さ方向の寸法(図10中B13にて示す)より僅かに長い。
第7実施形態について図12及び図13を参照して説明する。第7実施形態は、前述した第1実施形態に対し、圧入端子及びスルーホールの形状が異なる。図12に示すように、電子装置81は、プリント基板82と、圧入端子83とを備える。プリント基板82にはスルーホール84が形成されている。スルーホール84は、その開口面85が円形状である。スルーホール84の壁面は、金属膜86が付着されている壁面84aが導通部87とされ、金属膜86が付着されていない壁面84bが固定部88とされている。
本開示は、実施例に準拠して記述されたが、当該実施例や構造に限定されるものではないと理解される。本開示は、様々な変形例や均等範囲内の変形をも包含する。加えて、様々な組み合わせや形態、更には、それらに一要素のみ、それ以上、或いはそれ以下を含む他の組み合わせや形態をも、本開示の範疇や思想範囲に入るものである。
Claims (10)
- プリント基板に形成されているスルーホール(4,64,84)に圧入端子(3,21,31,41,51,63,83)が圧入される電子装置において、
前記圧入端子は、平板面(9,69,89)と、前記平板面に連なる板厚面(10,70,90)と、前記平板面から突出する凸部(11,22,32,33,71,91)と、を有し、
前記スルーホールは、壁面に金属膜が付着されている導通部(7,67,87)と、壁面に金属膜が付着されていない固定部(8,68,88)と、を有し、
前記スルーホールに前記圧入端子が圧入された状態で、前記凸部が前記導通部に接触すると共に、前記板厚面が前記固定部に固定される電子装置。 - 前記凸部は、圧入方向に曲面を有し、前記曲面が前記導通部に接触する請求項1に記載した電子装置。
- 前記凸部は、圧入方向で前記平板面に連なる請求項1又は2に記載した電子装置。
- 前記凸部は、端子先端側が前記平板面に連なる片持ち梁構造である請求項3に記載した電子装置。
- 前記凸部が複数設けられている請求項1から4の何れか一項に記載した電子装置。
- 前記複数の凸部は、圧入方向に対して面方向において直交する方向に並んで設けられている請求項5に記載した電子装置。
- 前記スルーホールは、開口面が長穴形状であり、
前記凸部は、前記開口面の長手方向の中央側で前記導通部に接触し、
前記板厚面は、前記開口面の長手方向の両端側で前記固定部に固定される請求項1から6の何れか一項に記載した電子装置。 - 前記スルーホールは、複数の穴が連結して構成され、
前記導通部及び前記固定部は、それぞれ連結する別の穴に設けられている請求項1から7の何れか一項に記載した電子装置。 - 前記圧入端子は、前記平板面において前記凸部と前記板厚面との間に、穴が形成されている請求項1から8の何れか一項に記載した電子装置。
- 前記圧入端子は、前記平板面において前記凸部と端子先端との間に、スリットが形成されている請求項1から9の何れか一項に記載した電子装置。
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Citations (6)
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-
2019
- 2019-09-10 JP JP2019164522A patent/JP7163891B2/ja active Active
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