JP2021042631A - コンクリート型枠連結金具 - Google Patents

コンクリート型枠連結金具 Download PDF

Info

Publication number
JP2021042631A
JP2021042631A JP2019167228A JP2019167228A JP2021042631A JP 2021042631 A JP2021042631 A JP 2021042631A JP 2019167228 A JP2019167228 A JP 2019167228A JP 2019167228 A JP2019167228 A JP 2019167228A JP 2021042631 A JP2021042631 A JP 2021042631A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaped
bottom portion
nut
strip
portions
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2019167228A
Other languages
English (en)
Other versions
JP7240726B2 (ja
JP2021042631A5 (ja
Inventor
章浩 渡
Akihiro Watari
章浩 渡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kunimoto Shokai Co Ltd
Original Assignee
Kunimoto Shokai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kunimoto Shokai Co Ltd filed Critical Kunimoto Shokai Co Ltd
Priority to JP2019167228A priority Critical patent/JP7240726B2/ja
Publication of JP2021042631A publication Critical patent/JP2021042631A/ja
Publication of JP2021042631A5 publication Critical patent/JP2021042631A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7240726B2 publication Critical patent/JP7240726B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
  • Gripping Jigs, Holding Jigs, And Positioning Jigs (AREA)

Abstract

【課題】コンクリート型枠が互いに隣接する箇所において、互いに隣接する桟木どうしを連結するための連結金具を提供する。【解決手段】コの字形本体1は、底辺部7,8と当該底辺部の外端から連設された挟持部9,10から成る一対のL形挟持部材5,6から成り、締結用ボルトナット3は、互いに重なる両底辺部7,8の内、内側になる底辺部7に回り止めされ且つ外側になる底辺部8を貫通するボルト11と、当該ボルト11に螺嵌して外側の底辺部8を内側の底辺部7に押圧固定するナット12から成り、バネ材2は、外側になる底辺部8とナット12との間に介在されて当該外側になる底辺部8とナット12との間を押し広げるものであって、ナット12を弛めた状態では、バネ材2の付勢力に抗して一対のL形挟持部材5,6の挟持部9,10を互いに離間させることを可能にし、ナット12の締め込みにより、両挟持部9,10間の間隔が最小間隔まで狭められる。【選択図】図1

Description

本発明は、型枠板の周囲に桟木が付設されたコンクリート型枠が互いに隣接する箇所において、互いに隣接する前記桟木どうしを連結するための連結金具に関するものである。
コンクリート構造物の築造に使用されるコンクリート型枠、即ち、矩形の型枠板の周囲に桟木が付設されたコンクリート型枠は、複数枚を縦横両方向に並べて必要な広さのコンクリート型枠面を形成させるものであるが、互いに隣接するコンクリート型枠は、互いに隣接している桟木どうしを挟持連結させて互いに連結一体化する必要があり、このために互いに隣接している桟木どうしを挟持連結させる連結金具が必要になる。従来のこの種のコンクリート型枠連結金具で、互いに隣接している桟木どうしを強力に挟持連結することが可能なスクリュージャッキ形式の連結金具としては、特許文献1や特許文献2に示すように、互いに接近離間移動可能な一対の挟持部材を、当該一対の挟持部材の接近離間移動方向(桟木の隣接方向)と平行な螺軸とこれに螺嵌する雌ネジ体を利用したものが知られている。
特開2002−103240号公報 実開昭57−168646号公報
上記の特許文献1や特許文献2に示されるようなスクリュージャッキ方式の連結金具では、隣接する桟木どうしを強力に締結することは出来るが、スクリュージャッキを構成する螺軸とこれに螺嵌する雌ネジ体の何れを回転操作するにしても、その回転操作する対象の回転軸心が、隣接する桟木を挟む一対の挟持部材の接近離間移動方向(桟木の隣接方向)と平行であって、桟木が取り付けられている型枠板の表面と平行な向きになるので、電動工具を使用する場合でも、作業者から見て奥側に型枠板が存在する、奥行きの限られる空間内で電動工具を型枠板と平行に取り扱う必要があり、作業が簡単容易に行える状況とは言えなかった。
本発明は、上記のような従来の問題点を解消することのできるコンクリート型枠連結金具を提案するものであって、本発明に係るコンクリート型枠連結金具は、後述する実施例との関係を理解し易くするために、当該実施例の説明において使用した参照符号を括弧付きで付して示すと、隣接するコンクリート型枠(4A,4B)の側辺桟木(23)どうしを挟持する連結金具であって、コの字形本体(1)とバネ材(2)、及び締結用ボルトナット(3)から成り、コの字形本体(1)は、底辺部(7,8)と当該底辺部(7,8)の外端から連設された挟持部(9,10)から成る一対のL形挟持部材(5,6)の底辺部(7,8)の内端部どうしを互いに重ねて構成されると共に、締結用ボルトナット(3)は、互いに重なる両底辺部(7,8)の内、内側になる底辺部(7)に回り止めされ且つ外側になる底辺部(8)を貫通するボルト(11)と、当該ボルト(11)に螺嵌して前記外側になる底辺部(8)を前記内側になる底辺部(7)に押圧固定するナット(12)から成り、バネ材(2)は、前記外側になる底辺部(8)と前記ナット(12)との間に介在されて当該外側になる底辺部(8)と前記ナット(12)との間を押し広げるものであって、前記ナット(12)を弛めた状態では、前記バネ材(2)の付勢力に抗して一対のL形挟持部材(5,6)の挟持部(9,10)を互いに離間させることを可能にし、前記バネ材(2)の付勢力に抗して前記ナット(12)を締め込んで、互いに重なる内外両底辺部(7,8)を互いに当接させたとき、一対のL形挟持部材(5,6)の挟持部(9,10)間の間隔が最小間隔まで狭められる構成になっている。
上記本発明のコンクリート型枠連結金具においては、使用前は前記ナットを十分に弛めて、前記外側になる底辺部が前記バネ材により前記内側になる底辺部側に押圧される付勢力がゼロか又は小さくなるようにしておけば、一対のL形挟持部材の挟持部を開くように操作したとき、前記外側になる底辺部が前記内側になる底辺部から離れる方向に傾動することになるが、このときの抵抗が非常に小さいので、人手で一対のL形挟持部材の挟持部を開いた状態で前記コの字形本体を2本の桟木に被せる場合でも、両挟持部を小さな操作力で容易に広げることが出来る。勿論、一対のL形挟持部材の挟持部の先端内側に、桟木の角に対する押し付けによって当該挟持部が桟木の外側に押し広げられるような案内斜面を設けてある場合には、一対のL形挟持部材の挟持部の先端間に2本の桟木が位置する状態で、前記コの字形本体を桟木側に押し付けることによって、当該挟持部を確実に開動させながらこのコの字形本体を2本の桟木に跨らせて容易に被せることが出来る。
このように前記ナットを十分に弛めた状態で前記コの字形本体を2本の桟木に被せたならば、前記ナットを、前記内側になる底辺部に前記外側になる底辺部が当接状態で重なるか又はそれに近い状態まで、前記バネ材の付勢力に抗して締め込めば、一対のL形挟持部材の挟持部間の間隔が最小間隔まで又はそれに近い間隔まで狭められ、2本の桟木が互いに強制的に押圧し合う締結状態になる。勿論、一対のL形挟持部材の挟持部間の間隔が最小間隔になったとき、2本の桟木どうしが必要な押圧力で互いに締結されるように、一対のL形挟持部材の挟持部間の最小間隔を桟木の巾に対応させて設定しておかなければならない。
本発明のコンクリート型枠連結金具は以上のように使用することが出来るのであるが、係る本発明の構成によれば、回転操作されるナットの回転軸心、即ち、当該ナットが螺嵌するボルトの軸心方向は、2本の桟木に跨って被せられるコの字形本体の底辺部に対して直角向きであり、しかも当該ナットは、前記コの字形本体の底辺部の外側に離れた位置にあるため、作業者は、2本の桟木の内側(作業者側から見て奥側)にある型枠板には全く影響されずに、電動工具などを活用して簡単容易且つ確実にナットの締め込み操作が行える。
上記本発明を実施する場合、具体的には、前記バネ材(2)は、前記外側になる底辺部(8)に当接する直線状の内側帯状板部(15a)と、この内側帯状板部(15a)の一端からUターン部(15b)を介して前記ナット(12)の内側に斜め直線状に延出する外側帯状板部(15c)とから成る板バネを使用し、前記ボルト(11)は、前記バネ材(2)の内側帯状板部(15a)と外側帯状板部(15c)とを貫通し、前記ナット(12)の締め込みにより前記外側帯状板部(15c)が前記内側帯状板部(15a)の外側に互いに当接して重なるように構成することが出来る。この構成によれば、前記ボルトに遊嵌するコイルバネを使用する場合と比較して、前記ナットの締め込み限位置が前記外側になる底辺部に非常に近くなり、延いては、前記ナットの後退限位置と締め込み限位置との間のボルト軸心方向の間隔を一定とした場合、ナットの後退限位置も前記外側になる底辺部に近くなるので、前記ボルトの長さも短くしてコンパクトに構成することが出来る。
上記のバネ材に板バネを使用する構成を採用する場合、前記バネ材(2)の内側帯状板部(15a)の遊端には、前記外側になる底辺部(8)に設けられた係止孔(18)に内嵌する回り止め用折曲片(19)を設けておくことが出来る。この構成によれば、前記バネ材の内側帯状板部と外側帯状板部を、常に前記コの字形本体の底辺部に重なる向きに保持しておくことが出来、取り扱いが容易になる。
又、前記内側になる底辺部(7)は、その左右両側辺から内側に折曲連設された左右両側板部(5b)を備えたコ字形断面構造にして、前記ボルト(11)は、その頭部(11a)が前記左右両側板部(5b)間に嵌合して回り止めされた状態で当該内側になる底辺部(7)を外向きに貫通するように構成することが出来る。この構成によれば、前記ボルトとして、六角頭部を備えた一般的で安価なボルトをそのまま活用することが出来、しかも溶接やカシメなどに依ることなく、確実にボルトを前記内側になる底辺部に固定された固定螺軸として機能させることが出来る。
更に、前記一対のL形挟持部材(5,6)は、その全長にわたって内側に折曲連設された左右両側板部(5b,6b)を備えたコ字形断面構造にして、前記内側になる底辺部(7)は、前記外側になる底辺部(8)の左右両側板部(6b)間に嵌合させ、一対のL形挟持部材(5,6)それぞれの前記挟持部(9,10)の先端部には、当該挟持部(9,10)の左右両側板部(5b,6b)の内側辺から三角形状に突設された桟木への食い込み突起(20a〜21b)を設けておくことが出来る。この構成によれば、必要な強度を有する一対のL形挟持部材を、鉄板の裁断とプレス加工により安価に且つ軽量に構成することが出来だけでなく、一対のL形挟持部材それぞれの前記挟持部の先端部に、並列する2つの食い込み突起を存在させ、連結金具全体としては合計4つの桟木への食い込み突起を有せしめて、桟木に対する位置ずれを皆無にし、強力に2本の桟木を互いに挟持連結させることが出来る。勿論、桟木への食い込み突起は三角形状に突設されたものであるから、ナットを弛めた状態で2本の桟木にコの字形本体を被せるとき、手作業で一対のL形挟持部材の挟持部を開かなくとも、2本の桟木の外側の角に前記桟木への食い込み突起の外側の斜辺を当接させた状態で、コの字形本体を2本の桟木に被せる方向に押し込むことで、一対のL形挟持部材の挟持部を2本の桟木からの反力で押し開きながらコの字形本体を2本の桟木に容易に被せることが出来る。
図1は、本発明一実施例に係るコンクリート型枠連結金具の使用前の状態を示す正面図である。 図2は、同平面図である。 図3は、同底面図である。 図4は、同右側面図である。 図5は、同左側面図である。 図6は、同連結金具の使用時の第1段階を示す一部横断平面図である。 図7は、同第2段階を示す横断平面図である。 図8は、同第3段階を示す横断平面図である。 図9は、同連結完了段階を示す横断平面図である。
以下、本発明一実施例に係るコンクリート型枠連結金具を添付図に基いて説明すると、図1〜図5において、1はコの字形本体、2はバネ材、3は締結用ボルトナットである。コの字形本体1は、一対の挟持部材5,6から構成され、各挟持部材5,6は、コの字形本体1の底辺を構成する底辺部7,8と、各底辺部7,8の外端から連設されてコの字形本体1の両側辺を構成する挟持部9,10から構成されている。
一対の挟持部材5,6のそれぞれは、その底辺部7,8から挟持部9,10の先端まで連続する帯状外側板部5a,6aと、この帯状外側板部5a,6aの両側辺から内側へ直角に折曲連設された左右両側板部5b,6bから成る断面コの字形構造のものであって、挟持部材6の左右両側板部6b間の間隔は、挟持部材5の左右両側板部5b間の間隔よりも広くて、挟持部材5の底辺部7の内端部7aは、挟持部材6の底辺部8の内端部8a内に嵌合している。従って、挟持部材6における底辺部8の内端部8aを構成している帯状外側板部6aの内端部は、内側に嵌合している挟持部材5における底辺部7の内端部7aを構成している帯状外側板部5aの内端部の外側に重なっている。この状態で外側に位置している挟持部材6の底辺部8における左右両側板部6bの外側縁は、内側に位置している挟持部材5の底辺部7における左右両側板部5bの外側縁と同一高さに位置するように構成されている。
締結用ボルトナット3のボルト11は、その六角頭部11aが挟持部材5の底辺部7の左右両側板部5b間に嵌合して回り止めされている状態で、当該底辺部7の内端部7aを構成している帯状外側板部5aに設けられた貫通孔13を外向きに貫通すると共に、挟持部材6における底辺部8の内端部8aを構成している帯状外側板部6aに設けられた貫通孔14を外向きに貫通し、このボルト11の外端側からナット12が螺嵌されている。挟持部材5側の前記貫通孔13は、ボルト11が貫通出来る最小径の円形であるが、挟持部材6側の前記貫通孔14は、前記ボルト11に対して挟持部10のある側に張り出す長円形のものである。
バネ材2は、前記外側になる挟持部材6における底辺部8の帯状外側板部6aの外側に当接する直線状の内側帯状板部15aと、この内側帯状板部15aの一端からUターン部15bを介して前記ナット12の内側に斜め直線状に延出する外側帯状板部15cから成る板バネであって、前記ボルト11は、前記バネ材2の内側帯状板部15aに設けられた貫通孔16と、外側帯状板部15cに設けられた貫通孔17とを貫通している。内側帯状板部15aに設けられた貫通孔16は、この内側帯状板部15aの内側に隣接する挟持部材6の帯状外側板部6aに設けられた長円形の貫通孔14と重なる長円形のものであり、外側帯状板部15cに設けられた貫通孔17は、外側帯状板部15cの長さ方向にボルト11が相対移動するのを許す長円形のものである。又、内側帯状板部15aの遊端には、挟持部材6における底辺部8の帯状外側板部6aに設けられた係止孔18に嵌入する回り止め用折曲片19が折曲連設されている。
尚、一対の挟持部材5,6それぞれの挟持部9,10は、その先端部どうしが互いに近ずくように、それぞれの底辺部7,8に対して若干斜め内向きに連設されており、挟持部材5,6それぞれの帯状外側板部5a,6aは、左右両側板部5b,6b間の空間を挟持部9,10の先端で閉じるように、左右両側板部5b,6bの外側縁まで円弧形に延出している。そしてこれら両挟持部9,10の先端には、当該挟持部9,10の左右両側板部5b,6bの内側辺から三角形状に突設された桟木への食い込み突起20a,20b及び21a,21bが設けられている。
以下、以上に説明した本発明実施例に係るコンクリート型枠連結金具の使用方法を図1及び図6〜図9に基いて説明すると、当該連結金具によって連結されるコンクリート型枠4A,4Bは、矩形の型枠板22のコンクリート打設空間に隣接する側面を表面とした場合、当該型枠板22の裏面の周囲に桟木23が固着されたものであって、このコンクリート型枠4A,4Bがコンクリート打設空間に沿って配設される。このとき、互いに隣接するコンクリート型枠4A,4B間では、各コンクリート型枠4A,4Bの桟木23どうしが隣接することになるが、この互いに隣接する2本の桟木23を連結金具によって互いに挟持連結するのである。
使用前のコンクリート型枠連結金具は、図1にも示したように、ナット12が後退限付近まで弛められており、バネ材2は、内側帯状板部15aに対して外側帯状板部15cが限界付近まで離れた位置に弾性復帰している。この状態では、一対の挟持部材5,6の底辺部7,8は直線状態にあって、図1に示すように、内側の挟持部材5の底辺部7(内端部7a)における帯状外側板部5aの外側に、外側の挟持部材6の底辺部8(内端部8a)における帯状外側板部6aが当接状態で重なっており、外側の挟持部材6は、その長円形の貫通孔14の外端にボルト11が当接する状態、即ち、内側の挟持部材5から限界位置まで離れた状態にある。このときの一対の挟持部材5,6における挟持部9,10の先端内側間の間隔は、互いに隣接する2本の桟木23の外側面間の間隔より若干広くなるように構成されている。従って、挟持部9の先端内側に突設されている桟木への食い込み突起20a,20bと、挟持部10の先端内側に突設されている桟木への食い込み突起21a,21bとの間の間隔は、互いに隣接する2本の桟木23の外側面間の間隔より狭い。
上記の使用前の連結金具を、図6に示すように、一対の挟持部材5,6における挟持部9,10の先端内側の桟木への食い込み突起20a〜21bの外側斜面が、2本の桟木23の両側出隅部に当接するように配置させる。この状態から連結金具を、2本の桟木23にコの字形本体1を被せるように押圧すると、図7に示すように、桟木への食い込み突起20a〜21bに作用する外向きの反力によって、挟持部9の先端と挟持部10の先端とが外向きに押し広げられながら、コの字形本体1が2本の桟木23に被さってゆくことになる。このとき、挟持部材5の底辺部7に対して挟持部材6の底辺部8が、その帯状外側板部6aの先端と底辺部7の帯状外側板部5aの外側面との当接箇所を支点に、挟持部材5,6が開動し、これに伴ってバネ材2の内側帯状板部15aと外側帯状板部15cとが互いに接近するように、このバネ材2の弾性に抗して閉動することになる。
上記の要領でバネ材2の弾性に抗して開いた状態のコの字形本体1を2本の桟木23に対して押し被せるのであるが、図8に示すように、コの字形本体1の底辺が2本の桟木23の先端面に当接したとき、具体的には、挟持部材6の底辺部8に対して先端が内側に突出する姿勢になる挟持部材5の底辺部7における左右両側板部5bの外側縁が2本の桟木23の先端面に当接したとき、連結金具を2本の桟木23に押し被せる操作が完了する。この後は、締結用ボルトナット3の後退限位置にあるナット12を締め込み方向に回転操作するのであるが、この操作は、電動工具を利用して強力且つ高速に行うことが出来る。
上記のナット12の締め込み操作により、先ず、ボルト11に対して螺進するナット12がバネ材2の外側帯状板部15cを、内側帯状板部15aに重なる限界まで弾性に抗して閉動させた後、互いに当接状態で重なるバネ材2の外側帯状板部15cと内側帯状板部15aを介して、挟持部材5の底辺部7に対して外側に開いた状態にあった挟持部材6の底辺部8を、ボルト11の六角頭部11aとの間で挟み付けることになり、結果的には、図8に示すように、連結金具のコの字形本体1が図1及び図6に示す使用前の状態になるので、この使用前の状態になる過程で、互いに接近するように移動する挟持部材5の挟持部9の先端内側の桟木への食い込み突起20a,20bと、挟持部材6の挟持部10の先端内側の桟木への食い込み突起21a,21bが、2本の桟木23の両外側面に食い込むことになる。
以上のようにして互いに隣接するコンクリート型枠4A,4Bの互いに隣接する桟木23どうしを、本発明の連結金具によって挟持締結することが出来るが、コンクリート型枠の解体時には、締結用ボルトナット3のナット12を最初の使用前の後退限位置までねじ戻し、コの字形本体1の両挟持部9,10を開いて、コの字形本体1を2本の桟木23から引き外せば良いが、バネ材2の弾性復帰力では、桟木23に食い込んでいる桟木への食い込み突起20a〜21bを桟木23から引き抜いて、図1に示すように、挟持部材5の底辺部7における帯状外側板部5aの外側に挟持部材6の底辺部8における帯状外側板部6aが互いに当接する重なり状態に復帰することが出来ないときは、手作業でコの字形本体1の両挟持部9,10を桟木23から引き離すように操作すれば良い。
尚、本発明の実施例は、以上に説明した構造に限定されない。例えばバネ材2としてボルト11に外嵌するコイルバネを使用することも可能であるし、ボルト11の頭部側端部を挟持部材5の底辺部7に溶接するか又は、挟持部材5を無垢材で構成するときは当該挟持部材5の底辺部7に設けたネジ孔に捩じ込んで固着することも可能である。
本発明のコンクリート型枠連結金具は、型枠板の周囲に桟木が付設されたコンクリート型枠が互いに隣接する箇所において、互いに隣接する前記桟木どうしを連結するための連結金具として活用出来る。
1 コの字形本体
2 バネ材
3 締結用ボルトナット
4A,4B コンクリート型枠
5,6 挟持部材
5a,6a 帯状外側板部
5b,6b 左右両側板部
7,8 底辺部
7a,8a 内端部
9,10 挟持部
11 ボルト
11a六角頭部
12 ナット
13,14,16,17 貫通孔
15a 内側帯状板部
15b Uターン部
15c 外側帯状板部
18 係止孔
19 回り止め用折曲片
20a〜21b 桟木への食い込み突起
22 型枠板
23 桟木

Claims (5)

  1. 隣接するコンクリート型枠の側辺桟木どうしを挟持する連結金具であって、コの字形本体とバネ材、及び締結用ボルトナットから成り、コの字形本体は、底辺部と当該底辺部の外端から連設された挟持部から成る一対のL形挟持部材の底辺部の内端部どうしを互いに重ねて構成されると共に、締結用ボルトナットは、互いに重なる両底辺部の内、内側になる底辺部に回り止めされ且つ外側になる底辺部を貫通するボルトと、当該ボルトに螺嵌して前記外側になる底辺部を前記内側になる底辺部に押圧固定するナットから成り、バネ材は、前記外側になる底辺部と前記ナットとの間に介在されて当該外側になる底辺部と前記ナットとの間を押し広げるものであって、前記ナットを弛めた状態では、前記バネ材の付勢力に抗して一対のL形挟持部材の挟持部を互いに離間させることを可能にし、前記バネ材の付勢力に抗して前記ナットを締め込んで、互いに重なる内外両底辺部を互いに当接させたとき、一対のL形挟持部材の挟持部間の間隔が最小間隔まで狭められるように構成されている、コンクリート型枠連結金具。
  2. 前記バネ材は、前記外側になる底辺部に当接する直線状の内側帯状板部と、この内側帯状板部の一端からUターン部を介して前記ナットの内側に斜め直線状に延出する外側帯状板部とから成る板バネであって、前記ボルトは、前記バネ材の内側帯状板部と外側帯状板部とを貫通し、前記ナットの締め込みにより前記外側帯状板部が前記内側帯状板部の外側に互いに当接して重なるように構成されている、請求項1に記載のコンクリート型枠連結金具。
  3. 前記バネ材の内側帯状板部の遊端には、前記外側になる底辺部に設けられた係止孔に内嵌する回り止め用折曲片が設けられている、請求項2に記載のコンクリート型枠連結金具。
  4. 前記内側になる底辺部は、その左右両側辺から内側に折曲連設された左右両側板部を備えたコ字形断面構造であって、前記ボルトは、その頭部が前記左右両側板部間に嵌合して回り止めされた状態で当該内側になる底辺部を外向きに貫通している、請求項1〜3の何れか1項に記載のコンクリート型枠連結金具。
  5. 前記一対のL形挟持部材は、その全長にわたって内側に折曲連設された左右両側板部を備えたコ字形断面構造であって、前記内側になる底辺部は、前記外側になる底辺部の左右両側板部間に嵌合し、一対のL形挟持部材それぞれの前記挟持部の先端部には、当該挟持部の左右両側板部の内側辺から三角形状に突設された桟木への食い込み突起が設けられている、請求項1〜4の何れか1項に記載のコンクリート型枠連結金具。
JP2019167228A 2019-09-13 2019-09-13 コンクリート型枠連結金具 Active JP7240726B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019167228A JP7240726B2 (ja) 2019-09-13 2019-09-13 コンクリート型枠連結金具

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019167228A JP7240726B2 (ja) 2019-09-13 2019-09-13 コンクリート型枠連結金具

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2021042631A true JP2021042631A (ja) 2021-03-18
JP2021042631A5 JP2021042631A5 (ja) 2022-03-30
JP7240726B2 JP7240726B2 (ja) 2023-03-16

Family

ID=74862207

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019167228A Active JP7240726B2 (ja) 2019-09-13 2019-09-13 コンクリート型枠連結金具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7240726B2 (ja)

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5789748U (ja) * 1980-11-21 1982-06-02
JPS57202544U (ja) * 1981-06-19 1982-12-23
JPH1029165A (ja) * 1996-07-11 1998-02-03 Isobe Kiko:Kk クランプ治具
JP2002103240A (ja) * 2000-09-27 2002-04-09 Okabe Co Ltd 桟木挟持用クランプ
JP2020133148A (ja) * 2019-02-14 2020-08-31 株式会社国元商会 棒鋼並列接続金具

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5789748U (ja) * 1980-11-21 1982-06-02
JPS57202544U (ja) * 1981-06-19 1982-12-23
JPH1029165A (ja) * 1996-07-11 1998-02-03 Isobe Kiko:Kk クランプ治具
JP2002103240A (ja) * 2000-09-27 2002-04-09 Okabe Co Ltd 桟木挟持用クランプ
JP2020133148A (ja) * 2019-02-14 2020-08-31 株式会社国元商会 棒鋼並列接続金具

Also Published As

Publication number Publication date
JP7240726B2 (ja) 2023-03-16

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4128977A (en) Door frame, especially for fireproof doors
DE10026613A1 (de) Befestigungseinheit für die Befestigung von Dachkomponenten an einem gebördelten Verbindungsbereich zweier nebeneinander angeordneter Dachabschnitte eines Aluminiumdachs
JP2021042631A (ja) コンクリート型枠連結金具
JP6063085B1 (ja) 導波管接続装置、および導波管接続用クランプ
JP5567930B2 (ja) 鉄筋の連結構造、及び鉄筋の連結工法
JP5283404B2 (ja) 鋼構造の補強構造
JP2020070652A (ja) 既設構造物の補強装置および付帯設備取付装置
JP2014025273A (ja) 鉄筋など棒状部材の連結具
JP2020133148A (ja) 棒鋼並列接続金具
JP5248817B2 (ja) 鉄筋とセパレータの接合金具
JP3237541U (ja) コンクリート型枠連結金具
AT394416B (de) Eckverbinder fuer zargen u.dgl.
JP6037874B2 (ja) 電磁波シールドパネルの接続構造及び接続方法
JP2021042631A5 (ja)
JP6197200B2 (ja) バッテリーターミナル
JP6253613B2 (ja) 棒状部材の連結具
JP3808065B2 (ja) 建築用連結材
US11565376B2 (en) Woodworking vise
JP5932756B2 (ja) C形鋼固定用ボルト
JP5212816B2 (ja) 縦樋
KR20160120147A (ko) 클립바 연결용 원터치 조인트
JP5337756B2 (ja) 雨樋
JPS6124552Y2 (ja)
JP2000054621A (ja) パイプ用クランプ及びクランプ装置
JP6454574B2 (ja) 簡易建物

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20220322

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20221118

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20221130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20221208

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230203

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230227

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7240726

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150