JP2021042045A - シミュレーション装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】建設機械の待機時間を減らして、建設機械作業の工程計画を実行可能とし、非熟練のオペレータでも建設機械の作業効率が向上できるシミュレーション装置を提供する。【解決手段】資材を運搬する建設機械を用いた作業のシミュレーション装置は、建設機械の特性に関する情報である建設機械特性情報を取得する建設機械特性情報取得部と、建設機械により運搬される資材に関する情報である資材情報を取得する資材情報取得部と、資材の運搬における運搬経路を含む運搬経路情報を取得する運搬経路情報取得部と、を備え、建設機械特性情報と、資材情報及び運搬経路情報に基づいて、資材の運搬時間を生成する。【選択図】図3

Description

本発明は、資材を運搬する建設機械を用いた作業のシミュレーション装置に関する。
シミュレーション装置に関して、特許文献1に示されるように、施工の工程において容易に位置情報を取得できる技術が提案されている。該技術における工事支援装置は受信機と、位置算出部と、工事支援処理部とを備えている。受信機は、位置情報を求めるために用いるビーコン信号を工事現場に配置される送信機から受信する。位置算出部は、送信機の設置場所を示す情報を含む構造物の設計情報を記憶する記憶装置から、受信機が受信したビーコン信号に対応付けられた送信機の設置場所を示す情報を読み出し、読み出した情報を用いて受信機の位置を求める。工事支援処理部は位置算出部が求めた受信機の位置に基づいて、工事を支援する処理を行う。
特許文献2は、コンピュータ上に3次元で構造物の形が表現でき、構成される空間や各部材 機器等に、仕様 性能、コスト等の属性情報を持たせた建物情報モデルBIM(Building Information Modeling)に基づく現場施設物自動化モデリングシステムを提案している。当該モデリングシステムは、オブジェクト部と入力部と制御部を具備している。オブジェクト部は、現場施設物として配置される部材及び装備中一つ以上を含むオブジェクトのサイズと種類及び機種を選択及び編集する。入力部は、オブジェクト部で編集されたオブジェクトの位置や区間をライン(Line)描きで設定する。制御部は、オブジェクト部の編集データによるオブジェクトのモデルを前記入力部によって設定されたラインに沿って配置するように制御しディスプレイに出力するように制御する。なお、BIMは、施工物に関して、コンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え、構成される空間や各部材や機器等に、仕様、性能、コスト等の属性情報を持たせた建物情報モデルをいう。設計上の各種検討や設計図の作製を目的とした設計段階におけるモデルだけでなく、施工計画、納まりの検討、確認、専門工事業者の製作図との連携及び施工図の作製を目的とした施工段階におけるモデルも含んでいる。
特開2017−166979号公報 特表2018−522297号公報
近年、クレーン等の建設機械による施工のためのシミュレーションソフトの開発が行われているが、作業時間を考慮しないシミュレーションでは作業全体の稼働率を上げることはできないという問題が一例として挙げられる。
特許文献1、2に開示のシステムにおいても、作業全体の作業時間が分からない場合があるという問題が一例として挙げられる。
本発明は、以上の従来技術の問題点に鑑みなされたものであり、建設機械の待機時間を減らして、建設機械作業の工程計画を実行可能とし、非熟練のオペレータでも建設機械の作業効率が向上できるシミュレーション装置を提供することを目的とする。
本発明のシミュレーション装置は、資材を運搬する建設機械を用いた作業のシミュレーション装置であって、
前記建設機械の特性に関する情報である建設機械特性情報を取得する建設機械特性情報取得部と、
前記建設機械により運搬される資材に関する情報である資材情報を取得する資材情報取得部と、
前記資材の運搬における運搬経路を含む運搬経路情報を取得する運搬経路情報取得部と、を備え、
前記建設機械特性情報と、前記資材情報及び前記運搬経路情報に基づいて、前記資材の運搬時間を生成する
ことを特徴とする。
本発明によれば、建設機械特性情報取得部、資材情報取得部及び運搬経路情報取得部を備えて、建設機械特性情報、資材情報及び運搬経路情報に基づいて資材の運搬時間を生成する故に、建設機械の待機時間を減らして、建設機械作業の工程計画を実行可能とし、非熟練のオペレータでも建設機械の作業効率を向上が期待できる。ここで、「取得する」とは、当該構成要素が情報を受信すること、データベースやメモリから探索又は読み出すこと、受信又は検知等した基礎情報に対して指定の演算処理を実行することによって情報を算定、測定、推定、設定、決定、探索、予測等すること、受信等されたパケットをデコードして情報を顕在化させること、さらには算定等した情報をメモリに保存すること等、他の情報処理のために当該情報を準備するためのあらゆる情報処理を実行することを意味する。
第1の実施例のシミュレーション装置において3次元モデルとしてモデル化されたクローラ型のクレーン及び建築現場を模式的に示した仮想空間における俯瞰図である。 第1の実施例のシミュレーション装置のハードウェアとして用いられるコンピュータの基本構成を示した構成図である。 第1の実施例のシミュレーション装置の機能構成を示したブロック図である。 第1の実施例のシミュレーション装置が実行する一例としてのクレーンによる運搬作業のシミュレーションの概略を示すフロー図である。 第1の実施例のシミュレーション装置のクレーン情報のうちのクレーンの大きさの実データを説明するためのクレーンを示す側面図である。 第1の実施例のシミュレーション装置の当該実データを説明するためのクレーンを示す上面図である。 第1の実施例のシミュレーション装置の資材情報の実データを説明するために柱及び梁に用いられる資材の例を示す概略図である。 第1の実施例のシミュレーション装置において3次元モデルとしてモデル化されたクレーン及び建築現場を模式的に示した仮想空間における上面図である。 第1の実施例のシミュレーション装置において表示される3次元モデルとしてモデル化されたクレーン及び建築現場の施工建物を模式的に示した仮想空間における斜視図である。 第1の実施例のシミュレーション装置が実行するクレーンによる運搬シミュレーションを示すフロー図である。 第2の実施例のシミュレーション装置の機能構成を示したブロック図である。
以下、本発明の実施例のシミュレーション装置を、図面を参照しながら説明する。一例として、建設機械作業の工程計画を実行状況として、クレーン作業による建築工程を想定した本実施例のシミュレーション装置を説明する。なお、本発明は以下の実施例に限定されるものではない。また、実施例において、実質的に同一の機能及び構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
図1は、第1の実施例のシミュレーション装置において3次元モデルとしてモデル化されたクローラ型のクレーンCRN及び建築現場BLSを模式的に示した仮想空間における俯瞰図である。建築現場BLSには、フェンスFに囲まれた敷地にある施工建物CBLの近くにクレーンCRN及びトラックTRK、現場事務所SOFがある。フェンスFの周囲には既存の建物BL1、BL2及びBL3がある。図1は、クレーンCRNにより吊荷Wの資材がトラックTRKから施工建物CBL上に運搬される様子を示している。例として、クレーンCRNによる運搬作業のシミュレーションを説明する。
[シミュレーション装置]
図2は、シミュレーション装置10のハードウェアとして用いられるコンピュータの基本構成を示した構成図である。本実施例のシミュレーション装置10は一般的なコンピュータがプログラムに従う処理を行うことにより実現される。ただし、シミュレーション装置10が専用の装置として構成されてもよい。
該コンピュータのシミュレーション装置10は、各種データ及びプログラムを記憶する不揮発性フラッシュメモリやハードディスク等のメモリ装置11、メモリ装置11に記憶されているプログラムに従い各種データの処理を行うCPU12、外部通信装置(図示せず)との間でデータ通信を行うインターフェイスである通信装置13、ユーザに対し画像を表示する液晶ディスプレイ等の表示装置14、ユーザの操作を受付けるキーボード、マウス、タッチパネル等の操作装置15、記録媒体を受付けるUSBポート等の出入力装置16を備える。
図3は、シミュレーション装置10の機能構成を示したブロック図である。コンピュータのシミュレーション装置10用のプログラムに従った処理を行うことにより、図3に示される機能構成を備えるシミュレーション装置10が実現される。
図3に示すシミュレーション装置10の機能部は、各種データを記憶するデータ部21と、各種データを受付する入力受付部22と、モデリング部23と、運搬演算部24と、シミュレーション表示部25と、通信部26を備える。ここで、データ部21と入力受付部22とモデリング部23は、一括して、クレーン情報を取得するクレーン情報取得部と、クレーンにより運搬される資材に関する情報である資材情報を取得する資材情報取得部と、資材の運搬における複数の資材位置(ユーザ入力の始点、通過点、終点)を含む運搬経路情報を取得する運搬経路情報取得部と、して機能する。当該運搬経路情報取得部等の情報取得部は、ユーザによる入力に限定されることなく、操作装置15の他に、通信装置13や出入力装置16を介して外部から情報が入力されるすべての手段を含む。
[シミュレーション装置10によるクレーンの運搬作業の概略シミュレーション]
図4は、シミュレーション装置10が実行する一例としてのクレーンによる運搬作業のシミュレーションの概略を示すフローを示す。
ステップS1:シミュレーション装置10がクレーン情報(例えば、クレーン(図1のクレーンCRN)の種類、大きさ、重さ、配置位置、最大作業半径、吊り上げ能力、クレーン制御情報等の仕様データ)を取得してメモリ装置11(図2)に保持する。クレーン制御情報には、クレーンの動作速度(例えば、クレーンの吊り上げ速度やクレーンの旋回速度)の基準となる制御情報が含まれる。クレーン情報は外部から取得しても、或いは配置位置以外のクレーン情報は本シミュレータに予め記憶されている情報から取得してもよい。
ステップS2:シミュレーション装置10が資材情報(例えば、資材の資材重量、大きさ、形状等)を取得する。
ステップS3:シミュレーション装置10が運搬情報(例えば、ユーザからの運搬経路情報として資材(吊荷)の始点、通過点及び終点の位置等)を取得する。また、シミュレーション装置10は、当該運搬経路情報はユーザが指定する資材(吊荷)が運搬される時間帯を含むことができる。運搬経路情報に時間帯を含むことにより、当該以外の時間帯にクレーンのシミュレーションの実行が可能となる。
ステップS4:シミュレーション装置10が上記クレーン情報、資材情報及び運搬情報に基づき運搬経路及び運搬時間を算出(シミュレーション)する。
ステップS5:シミュレーション装置10の表示装置14が算出した運搬経路を画像表示する。
ステップS6:シミュレーション装置10が運搬経路を決定する。
以上の運搬作業のシミュレーションを実行する図3に示すシミュレーション装置10は機能部を説明する。
[入力受付部22]
入力受付部22は、運搬演算にあたり例えばユーザにより入力取得される、例えば、吊荷Wである資材、クレーンCRN、及び施工建物CBLの情報や、吊荷Wの運搬の始点及び終点や、途中に経由すべき通過点の運搬経路情報(資材が運搬される時間帯を含む)を受付ける。該運搬経路情報は最初だけでなくユーザにより画面で随時受付けたり更新したりしてもよい。
また、入力受付部22は、外部から運搬演算に必要な各種データ(クレーン情報、資材情報、障害物を含む環境情報等)を例えばユーザにより入力取得できる。なお、入力受付部22は、操作装置15や出入力装置16を介したユーザによるデータ入力を受付けたり、通信装置13を介したデータ入力を受付ける。また、入力受付部22を介さずに、本シミュレータに予め記憶(メモリ装置11(図2))されている運搬演算に必要な各種データを利用してもよい。
[モデリング部23]
モデリング部23は、各種データ(クレーン情報(クレーンCRNを含む)、資材情報(吊荷Wを含む)、障害物を含む環境情報等)に対応する計算用モデルデータ、例えばポリゴンデータ/ボクセルデータ等を生成して、後述のデータ部21に格納する処理を行う。なお、モデリング部23は、外部から取得した実物のデータがそのまま計算用に使える場合、そのままデータ部21に格納する。各モデルの境界部領域のマージン(距離)のとり方(大きさや形状等)は例えば入力受付部22でユーザが設定可能である。
モデリング部23は重心算定機能を有し、該重心算定機能は、データ部21に記憶した資材情報に基づいて、資材の重心を算定し、資材に関連付けて重心情報をデータ部21に格納する。また、本実施例をBIMシミュレーションシステムに結合させた場合、該BIMシミュレーションシステム側に、資材の重心が算定されたデータがあればそれを取得する。
すなわち、資材をクレーンで運搬する際に、該資材の重心は重要な要因であり、その重心の位置によって吊り上げ位置が変位するため、かかるモデリング部23の重心算定機能では、資材情報を補完するデータとして重心を算定する。なお、このモデリング部23の重心算定機能が算定した重心情報は、運搬演算部24の経路候補の作成に使用される。
[運搬演算部24]
運搬演算部24は、モデリング部23により認識され後述のデータ部21に格納された情報に基づき、吊荷W及び障害物が接触しない吊荷Wの運搬経路を算出して経路候補を生成する(運搬経路決定部24a)。運搬演算部24は、経路候補の各候補の運搬時間を予測して決定する(運搬時間算出部24b)。すなわち、運搬演算部24は、クレーン情報と資材情報及び運搬情報(例えば、ユーザから入力された資材(吊荷)の始点、通過点及び終点の位置等)に基づいて、資材の運搬時間を生成する。
[シミュレーション表示部25]
シミュレーション表示部25は、モデリング部23により、運搬演算部24の演算結果の吊荷Wの運搬経路や、データ部21における種々の情報の表示を表示装置14に対し指示する。
[通信部26]
通信部26は、モデリング部23により、入力受付部22のデータ入力とシミュレーション表示部25のデータ出力を通信装置13に対し指示する。
[データ部21]
図3に示すように、本実施例のシミュレーション装置10のデータ部21には、クレーン情報、資材情報(吊荷W(資材)の特徴を示す、重量、大きさ、形状、その他)、環境情報(クレーンCRNの周囲の物体のデータ、その他)、運搬情報(クレーンCRNと吊荷Wと環境情報に関わる吊荷Wの情報)が格納される。以下に、(1)クレーン情報、(2)資材情報、(3)環境情報及び(4)運搬情報を順に説明する。
(1)クレーン情報
クレーンCRNの種類、大きさ、重さ、配置位置、最大作業半径、吊り上げ能力等の仕様データ、クレーン制御情報、その他の情報なども含むクレーン情報は、対象のクレーンをモデル化する上で、実際のクレーン仕様データとモデル化したモデル用データをクレーンごとに識別子に関連付けて格納される。クレーン情報のモデル用データはモデリング部23で生成される。
図5は、クレーン情報のうちのクレーンの大きさの実データを説明するためのクレーンCRNを示すクレーンCRNの側面図である。クレーンCRNにおいて、下部走行体30上には旋回装置31を介在して上部旋回体32が旋回可能に搭載されている。上部旋回体32の前部には運転室を構成するキャビンCABが設けられているとともに、その後部にはカウンタウエイトCWが設けられている。クレーンCRNは、旋回装置31上の上部旋回体32の上部に設けられたタワーブーム33と、タワーブーム33の上部先端から外側に起伏可能に延伸するジブ34と、を備えている。タワーブーム33の基端(下端)がブームフットピンBFP回りに起伏可能に上部旋回体32に支持されている。タワーブーム33の上端部には、ジブ34の基端がジブフットピンJFPにより起伏可能に連結されている。タワーブーム33の上部先端がガントリGTを介してタワーガイドラインTGLにより起伏可能に支えられている。ジブ34の先端がタワーブーム33の上端部の背面側のフロントストラットFS及びリヤストラットRSを介してジブガイドラインJGLにより起伏可能に支えられている。クレーンCRNは、さらにジブ34の先端部から真下へと垂れ下がるワイヤロープ35と、ワイヤロープ35の先端に取り付けられたフック部36を備える。クレーンCRNのフック部36に吊荷Wとしての資材が玉掛ロープ37を介して取り付けられ、運搬される。クレーンCRNは、さらにジブ34の先端部に取り付けられそこから真下の吊荷Wを撮像するカメラ(図示せず)を備え、カメラから撮像画像をキャビンCAB等に設けられたモニタに送信する。
操作者はキャビンCABやモニタから建築現場BLS内のジブ34の先端部の真下付近の作業者、重機等の位置や形状、吊荷Wの位置を目視で確認しながら、旋回装置31及びジブ34等を操作して、ジブ34の旋回、起伏及びワイヤロープ35の繰り出し及び巻き上げの各種操作が行う。
クレーンCRNのモデル化するためのクレーン情報における大きさのデータとして、Lj1(地面からジブフットピンJFPまでの旋回中心(Z軸)上の距離)、Lj2(旋回装置31の旋回中心(Z軸)からジブ34の先端部の距離)、Lj3(ジブ34の先端部からの吊荷Wまでの距離)がシミュレーション装置10に入力される。更に、クレーンCRNのモデル化するための大きさのデータとして、最大及び最小の作業半径、揚程、定格速度(巻上げ、旋回)もシミュレーション装置10に入力される。
クレーンCRNのモデル化のためモデリング部23により、クレーン情報のうちのクレーン位置情報として、基準座標系が設定される。基準座標系(直交XYZ軸)のZ軸(鉛直方向)に基づいて種々の位置(座標)等を示すデータがデータ部21に格納される。
図5及び図6(図5の上面図)に、吊荷Wの運搬を規定する角度の表現の例について示す。図に示すように、基本として、X:第1方向(吊荷Wの前方向(初期方向))、Y:第2方向(吊荷Wの横方向)、Z:第3方向(吊荷Wの垂直方向)とする。クレーンCRNにより吊荷Wを移動させる操作が可能な方向としては、θ:第1角度(旋回角度)、φ:第2角度(起伏角度:傾斜角)である。例えば、図6にて、第1回転姿勢角度(θ)によるZ軸周りの所定角度(θ)の回転後の座標(Xw、Yw、Zw)の位置の吊荷Wは、第2回転姿勢角度(φ)によるY軸周りの所定角度(φ)の回転後の座標となる。
(2)資材情報
資材情報は、対象のクレーンをモデル化する上で、実際の資材のデータとこれを基にモデル化したデータを資材ごとに識別子に関連付けてデータ部21に格納される。資材情報のモデル用データはモデリング部23で生成される。また、本実施例をBIMシミュレーションシステムに結合させた場合、該BIMシミュレーションシステム側に、資材情報としてBIMパーツ情報があればそれを取得する。本実施例がBIMシミュレーションシステムに結合されていない場合、出入力装置を介して資材情報を入力する。
図7は、資材情報(BIMパーツ情報)のデータを説明するために柱及び梁に用いられる鉄鋼資材や階段を示す概略図である。
図7(a)は、断面が「H」形の形鋼であるH形鋼であり、例えば、「H−200(H寸法)×100(B寸法)×5.5(t1寸法)×8(t2寸法)」(mm)のようにサイズ表記される。H形鋼の形状・寸法はJISG3192等で規定され、寸法(mm)、単位質量(kg/m)等がそれぞれの鋼材の実データとして総重量と共に長さを含めてシミュレーション装置10に入力する。H形鋼の他に、断面が「I」形のI形鋼や、断面が「L」形に近いL字鋼や、ボックスコラム柱の角形鋼管等がある。図7(b)は、鋼材製のらせん階段の例であり、詳細ではないが、「高さ(H寸法)」、「半径(D寸法)」(mm)を含むように実データとして総重量と共にシミュレーション装置10に入力する。これら資材情報は、資材の重心を算定するために必要な情報である。
これらクレーンCRNのモデル化するための資材情報が実データとしてデータ部21に格納される。モデリング部23は、資材モデル化のため実データを基にして、大きさの計算用モデル用データとして、例えば、玉掛により水平にされたH形鋼等の吊荷Wに外接する円(重心からの半径)を底面とする吊荷高さと同じ高さ円柱の幅データが生成され、これもデータ部21に格納される。かかる吊荷W(H形鋼)の円柱を、図6にPHで示す。かかる吊荷Wの円柱PHの直径のデータに基づいた吊荷が達する領域の幅のデータは、吊荷Wである水平H形鋼が障害物に触れないような所定のマージンを加えたものであってもよい。さらに、例えば、クランプ装置等を用いてH形鋼の端部を垂直吊りする場合、H形鋼のH寸法とB寸法が内接する円柱を計算用モデル用データとして生成し、これもデータ部21に格納することができる。
かかる吊荷Wの円柱PHのモデルによれば、吊荷W(鋼材)の周りの障害物との接触のマージンを設定でき、かかる半径を可変とすることができる。さらに、吊荷W(鋼材)の円柱PHの直径のデータに基づいた吊荷が達する領域の幅のデータを用いて、例えば、図8に示す吊荷W(鋼材)が運搬経路PH1を移動する際の吊荷Wの円柱PHの通過領域PH2が画定される。吊荷Wの運搬経路PH1とこれを基にした通過領域PH2は、運搬情報の経路状況情報としてデータ部21に格納される。図8は、本実施例のシミュレーション装置において3次元モデルとしてモデル化されたクレーンCRN及び建築現場BLSを模式的に示した仮想空間における上面図である。
なお、クレーンCRNのモデル化のためモデリング部23により、計算用モデルデータとしては、特に計算量を減らすために、実際の複雑な形状の資材、例えばL字型等の配管や階段では、その周りにマージン(距離空間)をとり、より簡略的な形状の要素(例えば長方体や八角形や円柱や球体等)の組み合わせやワイヤフレームによる3次元モデル(オブジェクト)のポリゴン/ボクセルデータを作成し、データ部21に格納することもできる。
(3)環境情報
環境情報は、例えば図1や図8に示すモデルの実際のクレーンCRNの周りの障害物(建築現場BLSの資材(図示せず)やフェンスF、施工中の施工建物CBL自体、トラックTRK、現場事務所SOF並びに既存の建物BL1、BL2及びBL3、(複数クレーンがある場合の他のクレーン))を含む。障害物の環境情報の内の不動産等に関するデータは、例えば、国土地理院による基盤地図情報(地理空間情報)や、地方公共団体、民間事業者等の様々な関係者によって作成された地理空間情報から取得する。また、本実施例をBIMシミュレーションシステムに結合させた場合、該BIMシミュレーションシステム側に、環境情報があればそれを取得する。本実施例がBIMシミュレーションシステムに結合されていない場合、出入力装置を介して環境情報を入力する。対象の建築現場BLSをモデル化する上で、環境データとこれを基にモデル化したモデル用データデータを障害物ごとに識別子に関連付けてデータ部21に格納される。環境情報のモデル用データはモデリング部23で生成される。
(4)運搬情報
図9は、本実施例のシミュレーション装置の表示装置14において画像表示される3次元モデルとしてモデル化されたクレーンCRN及び建築現場BLSの施工建物CBLを模式的に示した仮想空間における斜視図である。
格納される運搬情報は、例えば、ユーザから取得した運搬経路情報として資材(吊荷)の始点PS、通過点PP及び終点PEの位置の情報を含む。更に、格納される運搬情報は、運搬演算部24にて算出されるクリアランス範囲の情報や候補経路の情報(経路状況情報)を含む。更に、格納される運搬情報は、モデリング部23にて算出される吊荷W(鋼材)の運搬経路の幅を規定する情報(図8のPH1参照)を含む。
[クレーンのシミュレーション装置の動作]
図10は本実施例のシミュレーション装置が実行するクレーンによる運搬シミュレーションを示すフロー図である。
3次元モデル生成部23は、データ部21に格納されているクレーン情報、資材情報及び環境情報に基づき建築現場BLSの施工建物CBLの3次元モデルを生成して、シミュレーション表示部25を介して3次元モデル表示を表示装置14に対し指示する(ステップS100)。図9に示すように施工建物CBLの3次元情報をユーザに表示することにより、ユーザに運搬すべき資材(吊荷)の始点、通過点及び終点の位置の指定を促す。ユーザが図9に示す表示装置14の画像表示や操作装置15を用いて、始点位置PSに関する座標である位置情報、通過点PPに関する座標である位置情報及び終点位置PEに関する座標である位置情報(運搬経路情報)を入力する。
次に、運搬演算部24において、クレーンCRNの位置座標(旋回装置31の回転中心)及びジブ34の方角からなる位置情報を算出する(ステップS101)。具体的には、位置情報は、設置されているクレーンCRNの位置座標に基づく方角を含む情報であり、データ部21に格納されたクレーン情報又は環境情報データから算出される。
次に、運搬演算部24において、ジブ34の姿勢情報を算出する(ステップS102)。ジブ34の姿勢情報(旋回位置及び起伏角度)は、データ部21に格納されたクレーン情報のデータから算出される。
次に、指定された吊荷Wの資材情報(重量、重心及びサイズ)をデータ部21に格納されたクレーン情報のデータから取得する(ステップS103)。
次に、運搬演算部24において、クレーンCRNの位置情報、クレーンCRNの作業範囲(例えば、図8に示すMA1)、吊荷Wの資材情報(重量、重心及びサイズ)、環境情報に基づいて、クリアランス範囲MAを算出する(ステップS104)。クリアランス範囲MAは、例えば、作業範囲MA1と取得されている障害物の情報とに基づいて定められる吊荷が移動可能な範囲である。例えば、図8に示すように、クレーンCRNの作業範囲MA1が円筒状で形成される場合、図8の影付き部分で表される領域がクリアランス範囲MAとなる。算出されるクリアランス範囲MAは、データ部21の運搬情報の一部(経路状況情報)として格納される。
次に、運搬演算部24において、データ部21から運搬経路情報(始点位置PS、通過点PP、終点位置PE)と共にジブ34の姿勢情報からクレーンCRNの3次元モデルを算出して、算出した情報とクリアランス範囲MAの情報に基づいて、始点位置PSから終点位置PEまでの経路Rを算出する。例えば、クレーンCRNの位置情報、クリアランス範囲MA並びに始点位置情報及び終点位置情報に基づいて運搬時間ごとに候補経路を算出する(ステップS105)。ここで、候補経路による吊荷Wの運搬時間を算出し(運搬時間算出部24b)、それら候補経路及び運搬時間をデータ部21に格納する。候補経路は、吊荷W(鋼材)が候補の運搬経路を移動する際の吊荷Wの候補の通過領域である(例えば図8のPH2参照)。候補経路は、自動生成されてもよく、中継地点を配置して自動生成されてもよい。
候補経路は、運搬時間の短い順に優先順位が決定される。なお、候補経路は、運搬時間が最小となる経路に限定するものではなく、例えば運搬距離ごとに候補経路を算出してもよい。
次に、候補経路のうちクリアランス範囲MAの輪郭に接触する場合があるかを判断する(ステップS106 )。候補経路がクリアランス範囲MAの輪郭に接触する場合があると判断した場合(ステップS106:Y)、シミュレーションを終了する。
候補経路すべてがクリアランス範囲MAの輪郭に接触しないと判断した場合(ステップS106:N)、候補経路を決定する(ステップS107)。そして、運搬演算部24はシミュレーション表示部25を介してオペレータに候補経路を提示して、オペレータに候補経路からか運搬経路を決定するように促す。なお、運搬経路決定部24aが例えば、最短経路を運搬経路として決定するように構成してもよい。
[クレーンのシミュレーション装置の変形例]
シミュレーション装置のデータ部21における環境情報に、算出されるクリアランス範囲内の気候情報(風速、風向)を含めることができる。そして運搬演算部24において、風速、風向に応じて資材(吊荷W)の運搬速度を制御することができる。例えば、運搬演算部24において、クリアランス範囲(通れる空間幅)が狭いところは運搬速度が遅くなるように算出し、風速が強いと予想されるクリアランス範囲にて運搬速度が遅くなるように算出する。資材(吊荷W)が板状等で風の影響が大きい場合には、運搬演算部24において、クリアランス範囲での運搬速度が遅くなるように算出する。
上記実施例においてワイヤロープ35の先端に取り付けられたフック部36においてシーブに吊荷回転制御装置(例えば無線制御による)を設けてフックの回転を制御できるようにすることもできる。この場合、吊荷回転制御装置が資材(吊荷W)を回転自在にコントロールすることができ、吊荷回転制御装置からの回転姿勢データを運搬演算部24において利用することにより、最短経路を得るためにはクリアランス範囲の空間で吊荷Wを意図的に回転させて回転姿勢にて適切な方向に向いた経路をシミュレーション上で算出できる。
第2の実施例は、上記の実施例のシミュレーション装置10をBIMシミュレーションシステムに結合させた以外、上記の実施例と同一である。よって、上記の実施例と第2の実施例の違いのみを説明する。
図11は、第2の実施例であるシミュレーション装置組み込みBIMシミュレーションシステムを示す断面図である。BIMシミュレーションシステムは、データベースとしての資源情報部21A、環境情報部21B及び工期日程情報部21Cと、シミュレーション表示部25Aと、通信部26Aとを備える。資源情報部21A、環境情報部21B及び工期日程情報部21Cから通信部26Aを介して、資源情報、環境情報及び工期日程情報を取得して、シミュレーション装置10を稼働させることができる。さらに、シミュレーション装置10を実行するシミュレーションプログラムをBIMシミュレーションシステムの管理サーバ等に組み込むこともできる。
BIMミュレーションシステムは、コンピュータ上に作成した3次元の形状情報に加え、構成される空間や各部材(資材)、機器等に、仕様及び性能、コスト等の属性情報を持たせた建物情報モデルである。BIMミュレーションシステムは、建築設計上の各種検討や設計図の作製を目的とした設計段階における種々のモデルだけでなく、施工計画や各部材(資材)納まりの検討、確認、専門工事業者の製作図との連携及び施工図の作製を目的とした施工段階におけるモデルも含んでいる。
従来のBIMミュレーションシステムにはある程度の施工計画は含まれているが、作業者により作業時間は異なる故に具体的なクレーン作業の時間までは含まれていないけれども、第2の実施例によれば、この施工段階におけるBIMミュレーションシステムに、運搬時間及び運搬経路をシミュレーションできることにより、クレーン作業の工程計画を策定することができる。その結果、建設全体の工程計画もより詳細になる効果が得られる。
[クレーンのシミュレーション装置の他の変形例]
いずれの実施例もクローラ型のクレーンを用いた場合を説明したが、本発明はこれに限定されず、マストクライミング型のクレーンを用いてもシミュレーション装置は実現することができる。さらに、クローラ型クレーンに自身の位置情報を算出する有線又は無線の通信装置付きのGNSS(Global Navigation Satellite System/全球測位衛星システム))装置を設けることが好ましい。
GNSS装置は、衛星測位システムとして設けられ、測位衛星が放送する測位信号を受信して、クローラ型クレーンの位置座標を計測する。GNSS装置は、例えばクローラ型クレーンのベース架台に設けられ得る。GNSS装置は、複数の衛星からの信号を受信することで、クローラ型クレーンの現在位置を緯度、経度及び高度から構成される座標データとしてシミュレーション装置10へ通信出力するので、クローラ型クレーン自体の位置情報が取得できる。
以上、本発明によれば、建設現場に所在する構造部等に関する環境情報と、資材情報と、該資材を運搬する際に用いる建設機械情報(例えばクレーン情報)とをデータ部に格納しておき、該データ部に格納した建設機械情報と環境情報から算出したクリアランス範囲と資材情報と建設機械情報とに基づいて、該資材を運搬することができる複数の経路を算出し、算出した複数の経路のいずれかを用いて、資材を運搬するシミュレーションを行う構成したので、クレーン操作者の熟練度に左右されることなく、クリアランス範囲内に収まる経路を迅速に決定することが可能となる、得られたシミュレーションを利用した自動クレーン操作が可能となる、さらに、施工計画に要する時間を短縮することが可能となる等の効果が得られる。
10 シミュレーション装置
21 データ部
22 入力受付部
23 モデリング部
24 運搬演算部
25 シミュレーション表示部
26 通信部

Claims (7)

  1. 資材を運搬する建設機械を用いた作業のシミュレーション装置であって、
    前記建設機械の特性に関する情報である建設機械特性情報を取得する建設機械特性情報取得部と、
    前記建設機械により運搬される資材に関する情報である資材情報を取得する資材情報取得部と、
    前記資材の運搬における運搬経路を含む運搬経路情報を取得する運搬経路情報取得部と、を備え、
    前記建設機械特性情報と、前記資材情報及び前記運搬経路情報に基づいて、前記資材の運搬時間を生成する
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
  2. 前記請求項1に記載のシミュレーション装置であって、
    前記資材情報は、前記資材の外形及び重量を含む
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
  3. 前記請求項1または2に記載のシミュレーション装置であって、
    前記運搬経路情報は、前記運搬経路及びその周囲の状況の情報である経路状況情報を含む
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
  4. 前記請求項3に記載のシミュレーション装置であって、
    前記経路状況情報は、前記運搬経路の幅の情報を含む
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
  5. 前記請求項3乃至4のいずれか1つに記載のシミュレーション装置であって、
    前記運搬経路情報は前記資材が運搬される時間帯を含み、前記経路状況情報は前記時間帯における運搬経路及びその周囲の状況の情報を含む
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
  6. 前記請求項1乃至5のいずれか1つに記載のシミュレーション装置であって、
    前記建設機械特性情報と、前記資材情報及び前記運搬経路情報に基づいて、前記資材の運搬の可否を判断する資材運搬可否判断部を備える
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
  7. 前記請求項1乃至6のいずれか1つに記載のシミュレーション装置であって、
    前記建設機械はクレーン装置である
    ことを特徴とするシミュレーション装置。
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