JP2021041972A - 梱包物 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、取付部材に太陽電池パネルからの張出部分がある太陽電池モジュールを内蔵し、従来に比べて高さを低くでき、かつ取付部材の張出部分が変形しにくい梱包物を提供する。【解決手段】少なくとも2枚の太陽電池モジュール80と、筐体部材25と、端面保護部を有し、2枚の太陽電池モジュールは、筐体部材内で受光面が上方を向くように高さ方向に重ねられており、太陽電池モジュールは、太陽電池パネルと、固定構造物に対して太陽電池パネルを取り付ける取付部材85を有し、取付部材は、太陽電池パネルの裏面側にあり、さらに、取付部材は、平面視したときに、太陽電池パネルの90%以上の部分と重なるものであって、かつ、太陽電池パネルからの張出部分があり、取付部材の張出部分は、薄板状であって、可撓性があり、端面保護部は、取付部材の張出部分の端面の一部又は全部を保護する構成とする。【選択図】図3

Description

本発明は、太陽電池モジュールを梱包した梱包物に関する。
ガラスを支持基板又は封止基板として含む太陽電池パネルは、運搬時の上下の振動により、破損する可能性がある。そのため、このような太陽電池パネルは、上下の振動による破損を防止するべく、上下方向における剛性が強い縦姿勢で梱包ケースに梱包されていた。
例えば、特許文献1の太陽電池パネルの梱包構造では、梱包ケース内に側面部を天地方向に向けた縦姿勢で太陽電池パネルを収納し、複数段に重ねてパレットに積んでいる。
特開2016−132499号公報
ところで、近年の太陽電池パネルを実装した太陽電池モジュールは大型化が進んでおり、一辺が1mを超えるもの多くなっている。
一般的に太陽電池モジュールを陸路で運搬する場合、トラック等の搬送車両の荷台にパレットごと積載し、輸送することが多い。
ここで、道路を走行する際の車両の高さには、法律上の制限があり、太陽電池モジュールを運搬する際の搬送車両の荷台の積載高さが限られている。
そのため、このような大型の太陽電池モジュールを特許文献1のように、縦姿勢で荷台に設置すると、複数段に積むことができないという問題がある。
また、近年、太陽電池としての機能に加えて建材としての機能を有する建材一体型の太陽電池モジュールは、野地板等の固定構造物に直接設置されるため、何らかの不具合により太陽電池パネルが発火した場合に固定構造物への延焼を防止するべく、太陽電池パネルと固定構造物との間に鋼板の設置が求められている。
そこで、本発明者らは、固定構造物と太陽電池パネルとの間を完全に鋼板で遮蔽するべく、太陽電池パネルの裏面に薄い鋼板を取り付け、隣接する太陽電池モジュール間の鋼板に重なりを持たせて設置できる太陽電池モジュールを開発した。
しかしながら、この開発した太陽電池モジュールでは、鋼板の大きさが太陽電池パネルよりも大きく、太陽電池パネルから鋼板が張り出してしまう。
当該鋼板の張出部分は、剛性が小さく撓みやすいため、縦姿勢で設置すると、鋼板の張出部分が変形してしまい、従来の梱包構造では梱包できないという問題も発生した。
以上の問題に鑑み、本発明は、取付部材に太陽電池パネルからの張出部分がある太陽電池モジュールを内蔵し、従来に比べて高さを低くでき、かつ取付部材の張出部分が変形しにくい梱包物を提供することを目的とする。
上記した解決するための本発明の一つの様相は、少なくとも2枚の太陽電池モジュールと、筐体部材と、端面保護部を有し、前記2枚の太陽電池モジュールは、前記筐体部材内で受光面が上方を向くように高さ方向に重ねられており、前記太陽電池モジュールは、太陽電池パネルと、固定構造物に対して前記太陽電池パネルを取り付ける取付部材を有し、前記取付部材は、前記太陽電池パネルの裏面側にあり、さらに、前記取付部材は、平面視したときに、前記太陽電池パネルの90%以上の部分と重なるものであって、かつ、前記太陽電池パネルからの張出部分があり、前記取付部材の張出部分は、薄板状であって、可撓性があり、前記端面保護部は、前記取付部材の張出部分の端面の一部又は全部を保護する、梱包物である。
本様相によれば、梱包する太陽電池モジュールは、取付部材の一部が太陽電池パネルから張り出しており、張出部分の剛性が小さいものである。
このような場合であっても、本様相によれば、太陽電池モジュールを横姿勢とし高さ方向に重ねているため、太陽電池モジュールを縦姿勢で梱包した場合に比べて、高さを低くできる。また、縦姿勢とは異なり自重を張出部分で受ける必要がないため、梱包時の張出部分の変形も防止できる。
また、本様相によれば、張出部分の端面を保護する端面保護部を備えるため、運搬時等において、取付部材の張出部分の端面が筐体部材に直接接触して筐体部材が破損や変形することを防止できる。
好ましい様相は、前記筐体部材は、第1緩衝部材と、第1規制部を有し、前記第1緩衝部材は、前記端面保護部を構成するものであって、前記太陽電池モジュールの荷重を受ける第1支持部を有し、前記第1規制部は、前記第1緩衝部材の上方への移動を規制することである。
本様相によれば、第1規制部によって第1緩衝部材の上方の移動が規制されているので、梱包物から太陽電池モジュールを取り出す際に太陽電池モジュールとともに第1緩衝部材が上方に移動することを防止できる。そのため、太陽電池モジュールを取り出しやすい。
本様相によれば、太陽電池モジュールの荷重を第1支持部で受けるため、運搬時等の振動を吸収でき、太陽電池モジュールがより破損しにくい。
より好ましい様相は、前記第1支持部は、前記張出部分の一部又は全部を支持することである。
本様相によれば、第1支持部によって取付部材の張出部分が支持されているため、張出部分に荷重がかかりにくく、張出部分がより変形しにくい。
好ましい様相は、前記2枚の太陽電池モジュールの間に介在し、前記2枚の太陽電池モジュールを上下に仕切る仕切り部材を有し、前記仕切り部材は、第2緩衝部材と、第2規制部を有し、前記第2緩衝部材は、前記端面保護部を構成するものであり、前記第2緩衝部材は、前記2枚の太陽電池モジュールのうち、上段の太陽電池モジュールの荷重を受ける第2支持部を有し、前記第2規制部は、前記第2緩衝部材の上方への移動を規制することである。
本様相によれば、第2規制部によって第2緩衝部材の上方の移動が規制されているので、梱包物から仕切り部材よりも上段の太陽電池モジュールを取り出す際に太陽電池モジュールとともに第2緩衝部材が上方に移動することを防止できる。そのため、太陽電池モジュールを取り出しやすい。
本様相によれば、太陽電池モジュールの荷重を第2支持部で受けるため、運搬時等の振動を吸収でき、太陽電池モジュールがより破損しにくい。
より好ましい様相は、前記第2支持部は、上段の太陽電池モジュールの前記張出部分の一部又は全部を支持することである。
本様相によれば、第2支持部によって上段の太陽電池モジュールの取付部材の張出部分が支持されているため、当該張出部分に荷重がかかりにくく、当該張出部分がより変形しにくい。
より好ましい様相は、前記筐体部材は、第1緩衝部材を有し、前記第1緩衝部材は、前記2枚の太陽電池モジュールのうち、下段の太陽電池モジュールの荷重を受ける第1支持部を有し、前記仕切り部材は、前記第2緩衝部材と、仕切り板部と、一対の脚部とを有し、前記一対の脚部は、前記仕切り板部の対向する2辺から下方に向けて折り曲げられたものであり、前記一対の脚部のうち少なくとも一方の脚部は、折り曲げ方向の端部から延びた切り欠き部を有し、前記切り欠き部は、切り欠き長さが前記第1緩衝部材の高さよりも長く、前記仕切り部材は、前記切り欠き部に前記第1緩衝部材が挿入されていることである。
本様相によれば、第1緩衝部材の高さよりも切り欠き部の深さの方が深いので、仕切り部材の姿勢は、一対の脚部によって調整できる。例えば、一対の脚部の長さを等しくすることで、筐体部材の底面に対して仕切り部材の本体部を平行にすることもできる。
本様相によれば、下段の太陽電池モジュールの荷重を第1支持部で受けるため、運搬時等の振動を吸収でき、下段の太陽電池モジュールがより破損しにくい。
好ましい様相は、モジュールユニットを有し、前記モジュールユニットは、前記太陽電池モジュールと、第3緩衝部材と、固定部材を含むものであり、前記第3緩衝部材は、前記端面保護部を構成するものであって、前記取付部材の張出部分の端面の一部を覆っており、前記固定部材は、紐状又は帯状であって、前記モジュールユニットと前記第3緩衝部材の周囲に巻くことで、前記モジュールユニットに対して前記第3緩衝部材を固定しており、前記取付部材の張出部分は、平面視したときに、前記固定部材と重なる部分に周囲に対して隆起した隆起部を備えていることである。
本様相によれば、固定部材と重なる部分に隆起部が設けられているので、取付部材の当該部分は他の張出部分に比べて剛性が高く、固定部材の取り付け等によって変形しにくい。
より好ましい様相は、前記取付部材は、前記隆起部の裏側に凹部があり、前記第3緩衝部材は、前記凹部と直接又は他の部材を介して嵌合する嵌合部を備えていることである。
本様相によれば、第3緩衝部材が取付部材から外れにくい。
好ましい様相は、モジュールユニットを有し、前記モジュールユニットは、前記太陽電池モジュールと、補強部材と、固定部材を含むものであり、前記補強部材は、前記端面保護部を構成するものであって、前記取付部材の裏面側を覆い、前記取付部材の剛性を補強しており、前記補強部材は、板状であって、一部が折り返されて前記取付部材の張出部分の端面を覆っており、前記固定部材は、紐状又は帯状であって、前記モジュールユニットと前記補強部材の周囲に巻くことで、前記モジュールユニットに対して前記補強部材を固定していることである。
本様相によれば、取付部材が補強部材によって補強されているため、固定部材によって巻かれていても取付部材が変形しにくい。
本発明によれば、取付部材に太陽電池パネルからの張出部分がある太陽電池モジュールを内蔵し、従来に比べて高さを低くでき、かつ取付部材の張出部分が変形しにくい。
本発明の第1実施形態の梱包物ユニットを模式的に示した斜視図である。 図1の梱包ユニットの分解斜視図である。 図2の梱包物の分解斜視図である。 図2の梱包物のA−A断面の要部を表す図である。 図2の梱包物のB−B断面の要部を表す図である。 図3の筐体部材の分解斜視図であり、筐体部材の一部を破断している。 図3の仕切り部材の分解斜視図である。 図7の仕切り部材を図7とは別の方向からみた斜視図である。 図3の蓋部材を図3とは別の方向からみた斜視図である。 図3のモジュールユニットの分解斜視図である。 図3のモジュールユニットの平面図である。 図10の取付部材の断面斜視図である。 図1の梱包物ユニットの組み立て途中の一部破断斜視図であり、仕切り部材を設置した状況を表す。 本発明の第2実施形態の梱包物の分解斜視図である。 図14の梱包物の要部の断面図である。 図14のモジュールユニットの平面図である。 図14のモジュールユニットの分解斜視図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。なお、表裏については、受光面88側を表、その反対側を裏とする。
本発明の第1実施形態の梱包物ユニット1は、フォークリフトによってトラック等の搬送車両の荷台に積載され、搬送車両によって運搬されるものである。
梱包物ユニット1は、図1のようにパレット2上に複数の梱包物3が複数段に載置され、梱包フィルム5でパレット2と複数の梱包物3を一体化したものである。
本実施形態の梱包物ユニット1は、図1のように、パレット2上に10個の梱包物3が載置されており、2列で5段積み上げられている。
梱包物ユニット1は、図2のように、パレット2と、複数の梱包物3と、コーナー部材4と、梱包フィルム5を備えている。
パレット2は、図2のように、平パレットであり、上部デッキボード10と、下部デッキボード11と、桁板12によって構成されている。
上部デッキボード10は、上面デッキを構成する板状部材であり、一方向に並設され、梱包物3を積載可能な積載部15を構成している。
下部デッキボード11は、下面デッキを構成する板状部材であり、接地面を構成している。
桁板12は、各デッキボード10,11を結合する板状部材であり、上部デッキボード10の並設方向に延びている。
パレット2は、上部デッキボード10(エッジボード)と、下部デッキボード11(エッジボード)と、桁板12とによってフォークリフトのフォークを挿入可能なフォーク挿入口18が形成されている。
梱包物3は、図3のように、梱包体20内に複数のモジュールユニット21(21a,21b)が梱包されたものである。本実施形態の梱包物3は、2つのモジュールユニット21a,21bが高さ方向(上下方向)に積み上げられて梱包されている。
梱包体20は、平面視四角形状の箱状体であり、筐体部材25と、仕切り部材26と、蓋部材27で構成されている。
筐体部材25は、図6のように、筐体本体部30と、梱包側緩衝部材31a,31b(第1緩衝部材)を備えている。
筐体本体部30は、図6のように、板状の段ボールを折り曲げ加工されて形成されたものであり、上方に向けて開口した箱状体である。
筐体本体部30は、四角形状の底面部35と、底面部35の各辺から上方に向かって折り曲げられた側面部36a〜36dを備えている。
底面部35は、横長長方形状であって、縦方向Yの中央部であってかつ横方向Xの端部近傍に、他の部分から切り起こされた切り起こし部37a,37bを備えている。
切り起こし部37a,37bは、図6のように梱包側緩衝部材31a,31bと係合可能な係合片であり、第1規制部38と、第1接続部40を備えている。
第1規制部38は、梱包側緩衝部材31a,31bを取り付けたときに、梱包側緩衝部材31a,31bの上方への移動を係止して規制する部位である。
第1接続部40は、第1規制部38よりも幅が狭く、第1規制部38と底面部35の他の部分とを接続する狭窄部である。
側面部36a〜36dは、底面部35の各辺から上方に向けて立ち上がった立壁部である。
筐体本体部30の横方向Xの端部を構成する側面部36a,36cは、挿入孔41a,41bを備えている。
挿入孔41a,41bは、側面部36a,36cを厚み方向に貫通し、使用者の指を挿入可能な貫通孔である。
梱包側緩衝部材31a,31bは、下段のモジュールユニット21aの横方向Xの移動を規制し、運搬時等における下段のモジュールユニット21aへの衝撃を緩和させる部材である。
梱包側緩衝部材31a,31bは、緩衝機能を有するものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、発泡スチレン樹脂等の発泡樹脂が使用できる。
梱包側緩衝部材31a,31bは、図6のように、側面視「L」字状の部材であり、支持部45(第1支持部)と、端面保護部46と、嵌合溝47を備えている。
支持部45は、図4のように、下段のモジュールユニット21aと底面部35の間に介在し、下段のモジュールユニット21aを支持する部位である。
端面保護部46は、下段のモジュールユニット21aと側面部36a,36cの間に介在し、下段のモジュールユニット21aの横方向Xの端面を保護する部材であり、
嵌合溝47は、図6のように、支持部45と端面保護部46に跨って設けられ、上下に延びた溝であり、切り起こし部37a,37bの第1接続部40と嵌合可能となっている。
仕切り部材26は、図3のように、筐体部材25の内部を上下に仕切る部材であり、下方に向かって開放した箱状部材である。
仕切り部材26は、図7のように、仕切り本体部50と、梱包側緩衝部材51a,51b(第2緩衝部材)を備えている。
仕切り本体部50は、板状の段ボールを折り曲げて形成されたものである。
仕切り本体部50は、四角形状の仕切り板部55と、仕切り板部55の各辺から下方に向かって折れ曲がった脚部56a〜56dを備えている。
仕切り板部55は、横長長方形状であって、引掛穴54と、切り起こし部57a,57bを備えている。
引掛穴54は、筐体部材25から仕切り部材26を取り出す際に、使用者の指等を挿入可能な挿入穴である。
切り起こし部57a,57bは、図7のように、縦方向Yの中央部であってかつ横方向Xの端部近傍に、他の部分から上方に向かって切り起こされた部位である。
切り起こし部57a,57bは、梱包側緩衝部材51a,51bと係合可能な係合片であり、第2規制部58と、第2接続部60を備えている。
第2規制部58は、梱包側緩衝部材51a,51bを取り付けたときに、梱包側緩衝部材51a,51bの上方への移動を係止して規制する部位である。
第2接続部60は、第2規制部58よりも幅が狭く、第2規制部58と仕切り板部55の他の部分とを接続する狭窄部である。
脚部56a〜56dは、図7,図8のように、仕切り板部55の各辺から下方に向けて折れ曲げられた立壁部であり、高さ方向の長さがいずれも等しくなっている。
仕切り本体部50の横方向Xの端部を構成する一対の脚部56a,56cは、挿入孔61a,61bと、第1切り欠き部62を備えている。
挿入孔61a,61bは、脚部56a,56cを厚み方向に貫通し、使用者の指を挿入可能な貫通孔である。
第1切り欠き部62は、脚部56a,56cの下端部から上方に向かって切り欠かれた切り欠きであり、筐体部材25の梱包側緩衝部材31a,31bと嵌合可能となっている。
第1切り欠き部62の脚部56a,56cの下端部からの切り欠き長さは、梱包側緩衝部材31a,31bの高さよりも大きい。
仕切り本体部50の縦方向Yの端部を構成する一対の脚部56b,56dは、図7,図8のように、第2切り欠き部63a,63bを備えている。
第2切り欠き部63a,63bは、脚部56b,56dの下端部から上方に向かって切り欠かれた切り欠きであり、横方向Xにおいて所定の間隔を空けて配されている。
第2切り欠き部63a,63bは、下段のモジュールユニット21aのモジュール側緩衝部材81a,81b(81c,81d)と嵌合可能となっている。
第2切り欠き部63a,63bの脚部56b,56dの下端部からの切り欠き長さは、モジュール側緩衝部材81a,81b(81c,81d)の高さよりも大きい。
梱包側緩衝部材51a,51bは、上段のモジュールユニット21bの横方向Xの移動を規制し、上段のモジュールユニット21bの衝撃を緩和させる部材である。
梱包側緩衝部材51a,51bは、梱包側緩衝部材31a,31bと同様のものであるため、共通する部位については同一の符号を付して説明を省略する。すなわち、梱包側緩衝部材51a,51bは、図7で示されるように、支持部45(第2支持部)と、端面保護部46と、嵌合溝47を備えている。
蓋部材27は、図3,図9のように、筐体部材25の開口を閉塞する部材であり、下方に向けて開口した箱状体である。
蓋部材27は、板状の段ボールを折り曲げられて形成されたものである。
蓋部材27は、図9のように、四角形状の天面部65と、天面部65の各辺から下方に向かって折れ曲がった側面部66a〜66dを備えている。
天面部65は、横長長方形状の部位であり、梱包物3の天面を構成する部位である。
側面部66a〜66dは、天面部65の各辺から下方に向かって立ち上がった立壁部である。
蓋部材27の横方向Xの端部を構成する側面部66a,66cは、図9のように、挿入孔71a,71bを備えている。
挿入孔71a,71bは、側面部66a,66cを厚み方向に貫通し、使用者の指を挿入可能な貫通孔である。
モジュールユニット21(21a,21b)は、図10のように、太陽電池モジュール80と、モジュール側緩衝部材81a〜81d(第3緩衝部材)と、結束バンド82a,82b(固定部材)を備えている。
太陽電池モジュール80は、建材一体型の太陽電池モジュールであり、建材としての機能と、太陽電池としての機能を兼ね備えるものである。本実施形態の太陽電池モジュール80は、瓦一体型の太陽電池モジュールであり、設置時に主にスレート瓦とともに野地板に固定されて屋根構造を構成するものである。
太陽電池モジュール80は、図10のように、モジュール本体83と、取付部材85を備えており、モジュール本体83が取付部材85に対して所定の角度で傾斜している。
モジュール本体83は、図10のように、太陽電池パネル86にフレーム87a,87bが設けられたものである。
太陽電池パネル86は、表面に受光面88を有する板状パネルであり、光エネルギーを電気エネルギーに変換する光電変換素子を内蔵している。
太陽電池パネル86は、光電変換素子を支持する支持基板又は光電変換素子を封止する封止基板としてガラス基板を含むものである。
太陽電池パネル86は、裏面側に外部とコネクター部91を介して接続可能な配線部材90を有している。
太陽電池パネル86の傾斜方向下側に位置するフレーム87aは、図11のように太陽電池パネル86の下側の端面を保護する保護フレームであり、太陽電池パネル86を取付部材85の第1隆起部95,96に固定する固定フレームでもある。
太陽電池パネル86の傾斜方向上側に位置するフレーム87bは、図11のように太陽電池パネル86の上側の端面を保護する保護フレームであり、太陽電池パネル86を取付部材85の第2隆起部99,100に固定する固定フレームでもある。
取付部材85は、モジュール本体83の裏面側を覆い、設置時にモジュール本体83を固定構造物に対して取り付ける部材である。
本実施形態の取付部材85は、モジュール本体83から野地板への延焼を防止するものであり、野地板側への雨水等の進入を防ぐものでもある。すなわち、本実施形態の取付部材85は、防火性能及び防水性能を有している。
本実施形態の取付部材85は、金属製の薄板が加工されて形成され、表面に塗装されている。
取付部材85は、図12のように、他の部分に対して隆起した第1隆起部95,96及び第2隆起部99,100を備えている。
第1隆起部95,96は、取付部材85の縦方向Yの一方側に設けられ、フレーム87aを固定する固定部である。
第2隆起部99,100は、取付部材85の縦方向Yの他方側に設けられ、フレーム87bを固定する固定部である。
また、取付部材85は、裏面側から視ると、隆起部95,96,99,100に対応する部位が窪んでおり、凹部97,98,101,102を備えている。
凹部97,98,101,102の底部には、それぞれ補強板103,103,104,104が設けられている。
モジュール側緩衝部材81a〜81dは、モジュールユニット21の縦方向Yの移動を規制し、モジュールユニット21の衝撃を緩和させる部材である。
モジュール側緩衝部材81a〜81dは、緩衝機能を有するものであれば、特に限定されるものではなく、例えば、発泡スチレン樹脂等の発泡樹脂が使用できる。
モジュール側緩衝部材81a〜81dは、図10のように、端面保護部106と、支持部107(嵌合部)と、接続部108を備えている。
端面保護部106は、図5のように、太陽電池モジュール80と側面部36dの間に介在し、太陽電池モジュール80の縦方向Yの端面を保護する部材であり、
支持部107は、太陽電池モジュール80と底面部35の間に介在し、太陽電池モジュール80の荷重を支持する部位である。
モジュール側緩衝部材81a,81bの支持部107は、太陽電池モジュール80の取付部材85の凹部97,98と嵌合可能な嵌合部でもあり、嵌合することで太陽電池モジュール80の移動を規制可能となっている。
接続部108は、端面保護部106と支持部107を接続する部位である。
結束バンド82a,82bは、太陽電池モジュール80に対してモジュール側緩衝部材81a〜81dを固定する固定部材である。
ここで、モジュールユニット21の各部材の位置関係について説明する。
太陽電池モジュール80は、取付部材85に対して傾斜した姿勢で取り付けられている。
太陽電池パネル86の配線部材90は、太陽電池パネル86と取付部材85との間から外部に引き出され、コネクター部91が露出している。
モジュール本体83は、締結要素等によって、下側フレーム87aが第1隆起部95,96の隆起方向の端面に固定されており、上側フレーム87bが第2隆起部99,100の隆起方向の端面に固定されている。
取付部材85は、図11のように、平面視したときに、太陽電池パネル86の90%以上の部分と重なっている。本実施形態では、取付部材85は、モジュール本体83の90%以上の部分と重なっている。
取付部材85は、平面視したときに、モジュール本体83よりも大きく、モジュール本体83から張り出した張出部92,93(張出部分)を備えている。
張出部92は、モジュール本体83の裏面側から縦方向Yに張り出した部位である。
張出部93は、モジュール本体83の裏面側から横方向Xに張り出した部位である。
第1隆起部95,96は、縦方向Yに張り出した張出部92に位置している。すなわち、凹部97,98も張出部92に位置している。
第2隆起部99,100は、平面視したときに、モジュール本体83と重なる部分に位置している。
モジュール側緩衝部材81a,81bは、図5のように、支持部107上にモジュール本体83の取付部材85の張出部92が載置され、端面保護部106がモジュール本体83の取付部材85の縦方向端面を覆っている。すなわち、モジュール側緩衝部材81a,81bは、モジュール本体83の荷重を支持部107で支持している。
また、モジュール側緩衝部材81a,81bは、支持部107がモジュール本体83の凹部97,98に挿入され、補強板103,103と接触しており、凹部97,98と嵌合している。すなわち、モジュール側緩衝部材81a,81bは、支持部107と被嵌合部たる凹部97,98の嵌合により、取付部材85と一体となっている。
モジュール側緩衝部材81c,81dは、支持部107がモジュール本体83の凹部101,102に挿入されており、補強板104,104と接触している。
各モジュール側緩衝部材81a〜81dの接続部108の天面と取付部材85との間には、隙間があり、接続部108は、取付部材85と接触していない。
結束バンド82a,82bは、図3のように、太陽電池モジュール80、モジュール側緩衝部材81a〜81d、及び取付部材85に跨って設けられており、これらの周囲を囲んでくくられている。すなわち、結束バンド82a,82bは、取付部材85の下側からモジュール側緩衝部材81a,81bの縦方向Yの外側を通って太陽電池モジュール80の上側を通り、さらにモジュール側緩衝部材81c,81dの縦方向Yの外側を通って取付部材85の下側に戻っている。
結束バンド82a,82bは、平面視したときに、取付部材85の第1隆起部95,96及び第2隆起部99,100と重なっている。
コーナー部材4は、パレット2上に積載された梱包物3の角部を保護する部材である。
具体的には、コーナー部材4は、板状の段ボールを「L」字状に折り曲げ加工されて形成されたものであり、所定の方向に直線状に延びている。すなわち、コーナー部材4は、第1壁部110と、第1壁部110の端部から折り曲げられた第2壁部111を備えている。
梱包フィルム5は、パレット2と、梱包物3と、コーナー部材4を一体化させる部材であり、具体的には、透明な樹脂フィルムである。
続いて、本実施形態の梱包物ユニット1の組み立て手順とともに各部材の位置関係について説明する。
まず、筐体部材25の切り起こし部37a,37bに梱包側緩衝部材31a,31bを取り付ける。
このとき、切り起こし部37a,37bは、第1接続部40が嵌合溝47と嵌合し、第1規制部38が梱包側緩衝部材31a,31bの上方への移動を規制している。
続いて、筐体部材25の梱包側緩衝部材31a,31b上に下段のモジュールユニット21aを受光面88が上方側を向くように載置する。
このとき、梱包側緩衝部材31aの支持部45上に下段のモジュールユニット21aの取付部材85が載置され、梱包側緩衝部材31aの端面保護部46が下段のモジュールユニット21aの取付部材85の横方向の一方の端面を覆っている。梱包側緩衝部材31bの支持部45上に下段のモジュールユニット21aの取付部材85の張出部93が載置され、梱包側緩衝部材31bの端面保護部46が下段のモジュールユニット21aの取付部材85の横方向の他方の端面を覆っている。すなわち、梱包側緩衝部材31a,31bは、下段のモジュールユニット21aの荷重を支持部45で支持している。
続いて、図13のように、筐体部材25の梱包側緩衝部材31a,31b上に載置された下段のモジュールユニット21aを覆うように仕切り部材26を被せる。
このとき、仕切り部材26は、脚部56a,56cの第1切り欠き部62に梱包側緩衝部材31a,31bが挿入されており、脚部56dの第2切り欠き部63a,63bに下段のモジュールユニット21aのモジュール側緩衝部材81a〜81dが挿入されている。
また脚部56a〜56dは、下端部が筐体部材25の底面部35に当接している。
続いて、仕切り部材26の切り起こし部57a,57bに梱包側緩衝部材51a,51bを取り付ける。なお、仕切り部材26に梱包側緩衝部材51a,51bを取り付けた後に、仕切り部材26を下段のモジュールユニット21aに被せてもよい。
このとき、切り起こし部57a,57bは、第2接続部60が嵌合溝47と嵌合し、第2規制部58が梱包側緩衝部材51a,51bの上方への移動を規制している。
続いて、仕切り部材26の梱包側緩衝部材51a,51b上に上段のモジュールユニット21bを受光面88が上方側を向くように載置する。
このとき、上記と同様、梱包側緩衝部材51aの支持部45上に上段のモジュールユニット21bの取付部材85が載置され、梱包側緩衝部材51aの端面保護部46が上段のモジュールユニット21bの取付部材85の横方向の一方の端面を覆っている。梱包側緩衝部材51bの支持部45上に上段のモジュールユニット21bの取付部材85の張出部93が載置され、梱包側緩衝部材51bの端面保護部46が上段のモジュールユニット21bの取付部材85の横方向の他方の端面を覆っている。すなわち、梱包側緩衝部材51a,51bは、上段のモジュールユニット21bの荷重を支持部45で支持している。
続いて、仕切り部材26の梱包側緩衝部材51a,51b上に載置された上段のモジュールユニット21bを覆うように蓋部材27を被せ、梱包物3を形成する。
このとき、筐体部材25の挿入孔41a,41bと、仕切り部材26の挿入孔61a,61bと、蓋部材27の挿入孔71a,71bは、連続した一つの連通孔を形成している。そのため、使用者は、当該連通孔に指を入れることで梱包物3の搬送が容易となる。
続いて、上記の工程で形成された梱包物3をパレット2上に複数段載置して積層体を形成し、少なくとも積層体の角部をコーナー部材4で覆う。そして、梱包フィルム5でパレット2と梱包物3とコーナー部材4の周囲を巻き付けて一体化させて梱包物ユニット1が完成する。
このとき、梱包フィルム5は、高さ方向及び周方向において複数の梱包物3に跨って巻き付けられ、さらに高さ方向においてパレット2と梱包物3に跨って巻き付けられている。そのため、パレット2と各梱包物3が一体となっており、各梱包物3がパレット2や他の梱包物3に対して相対的にずれない。
また、コーナー部材4は、大部分が梱包物3と梱包フィルム5の間に位置しており、パレット2の各角部(本実施形態では、4隅)の位置において、高さ方向に多段の梱包物3とパレット2の角部に跨って設けられている。
本実施形態の梱包物3によれば、太陽電池モジュール80を横姿勢とし高さ方向に重ねているため、太陽電池モジュールを縦姿勢で梱包した場合に比べて、高さを低くでき、張出部分たる張出部92,93の変形も防止できる。
本実施形態の梱包物3によれば、張出部92,93の端面が梱包側緩衝部材31a,31b,51a,51b及びモジュール側緩衝部材81a〜81dで保護されている。そのため、運搬時等において、張出部92,93の端面が梱包体の内壁に直接接触して梱包体の内壁が破損することを防止できる。
本実施形態の梱包物3によれば、梱包側緩衝部材31a,31b,51a,51bが切り起こし部37a,37b,57a,57bの規制部38,38,58,58によって上方への移動が規制されているため、各モジュールユニット21を取り出しやすい。
本実施形態の梱包物3によれば、梱包側緩衝部材31a,31bの高さよりも第1切り欠き部62の切り欠き方向先端部の位置が高く、モジュール側緩衝部材81a〜81dの高さよりも第2切り欠き部63a,63bの切り欠き方向先端部の位置が高い。そのため、仕切り板部55の位置を脚部56a〜56dによって筐体部材25の底面部35に対する相対位置を固定でき、筐体部材25の底面部35に対して仕切り板部55を平行にすることもできる。
本実施形態の梱包物3によれば、結束バンド82a〜82cの重なる部分に第1隆起部95,96及び第2隆起部99,100が位置している。すなわち、太陽電池モジュール80の剛性が高い部分が結束バンド82a〜82cからの力を受ける部分となるので、取付部材85が変形しにくい。
本実施形態の梱包物3によれば、太陽電池モジュール80の取付部材85が、補強板103,104を介してモジュール側緩衝部材81a〜81dの各支持部107に支持されており、取付部材85の下面が筐体部材25の底面部35や仕切り部材26の仕切り板部55に実質的に直接接触しないので、取付部材85の塗装が筐体部材25の底面部35や仕切り部材26の仕切り板部55に接触することで剥がれることを防止できる。
続いて、本発明の第2実施形態の梱包ユニットについて説明する。なお、上記した実施形態の梱包ユニットと同様の構成については、同一の符号を付して説明を省略する。以下の各実施形態においても同様とする。
第2実施形態の梱包物ユニットは、梱包物の構成が第1実施形態の梱包物ユニット1と異なる。
第2実施形態の梱包物203は、図14のように、梱包体220内に複数のモジュールユニット221が梱包されたものである。
梱包体220は、筐体部材225と、仕切り部材226と、蓋部材27で構成されている。
筐体部材225の筐体本体部230は、底面部235と、側面部36a〜36dを備えている。
底面部235は、切り起こし部37a,37bが設けられていない点が第1実施形態の底面部35と主に異なる。
仕切り部材226の仕切り本体部250は、仕切り板部55と、脚部256a〜256dを備えている。
脚部256a〜256dは、挿入孔61a,61b、第1切り欠き部62、及び第2切り欠き部63a,63bが設けられていない点が第1実施形態の脚部56a〜56dと主に異なる。
モジュールユニット221は、図17のように、太陽電池モジュール80と、補強部材281と、結束バンド82a〜82cを備えている。
補強部材281は、図17のように、板状の段ボールを折り曲げ加工されて形成されたものである。
補強部材281は、補強本体部210と、折り返し部211a〜211cと、折り曲げ部212a〜212cと、第3切り欠き部213a,213bと、第4切り欠き部215a,215bを備えている。
補強本体部210は、横長長方形状の部位であり、少なくとも縦方向Yに対向する2辺216,217を備えている。
折り返し部211a〜211cは、補強本体部210の一辺216から折り返された部位であり、モジュール本体83の取付部材85の張出部92,93の端面の一部を保護する端面保護部である。
折り曲げ部212a〜212cは、補強本体部210の他辺217から上方側に向かって折り曲げられた部位である。
第3切り欠き部213a,213bは、補強本体部210の一辺216から中央側に向かって延び、第1隆起部95,96を避けるように設けられた切り欠きである。
第4切り欠き部215a,215bは、補強本体部210の他辺217から中央側に向かって延び、第2隆起部99,100を避けるように設けられた切り欠きである。
ここで、モジュールユニット221の各部材の位置関係について説明する。
補強部材281は、図16のように、取付部材85の裏面側に配されており、補強本体部210が取付部材85の90%以上の範囲で重なっている。
折り返し部211a〜211cは、モジュール本体83の取付部材85の縦方向Yの一方の端部近傍を覆っており、取付部材85の縦方向Yの端面を保護している。
折り曲げ部212a〜212cは、モジュール本体83の取付部材85の縦方向Yの他方の端部近傍を覆っている。
第3切り欠き部213a,213bは、内部にモジュール本体83の取付部材85の第1隆起部95,96が配されている。
第4切り欠き部215a,215bは、内部にモジュール本体83の取付部材85の第2隆起部99,100が配されている。
結束バンド82a〜82cは、図15,図16のように、太陽電池モジュール80及び補強部材281に跨って設けられており、太陽電池モジュール80、補強部材281の周囲を囲んでくくられている。すなわち、結束バンド82a〜82cは、補強部材281の下側から補強部材281の外側を通って太陽電池モジュール80の上側を通り、取付部材85の下側に戻っている。
結束バンド82a〜82cは、平面視したときに、折り返し部211a〜211c及び折り曲げ部212a〜212cと重なっており、第1隆起部95,96及び第2隆起部99,100と重なっていない。
第2実施形態の梱包物によれば、補強部材281が取付部材85の裏面側に重ねられ、取付部材85の剛性が補強されているので、結束バンド82a〜82cで部分的に結束しても、取付部材85が変形しにくい。
上記した第1,2実施形態では、一つの梱包体に対して2枚のモジュールユニットを梱包したが、本発明はこれに限定されるものではない。一つの梱包体に対して1枚のモジュールユニットを梱包してもよいし、3枚以上のモジュールユニットを梱包してもよい。
上記した第1,2実施形態では、パレット2上に梱包物3を2列に並べて載置していたが、本発明は限定されるものではない。パレット2上に梱包物3を1列に並べて載置していてもよいし、パレット2上に梱包物3を3列以上に並べて載置していてもよい。
上記した第1,2実施形態では、パレット2上に梱包物3を5段に積み上げていたが、本発明はこれに限定されるものではない。パレット2上に梱包物3を1段〜4段に積み上げていてもよいし、6段以上に積み上げていてもよい。
上記した第1,2実施形態では、筐体本体部30、仕切り本体部50、及び蓋部材27をそれぞれ段ボールで形成していたが、本発明はこれに限定されるものではない。筐体本体部30、仕切り本体部50、及び蓋部材27は、それぞれ他の素材によって形成されていてもよい。例えば、絶縁性を有した樹脂で形成してもよい。
上記した第1,2実施形態では、上部デッキボード10と下部デッキボード11の間に3本の桁板12が縦姿勢で取り付けられていたが、本発明はこれに限定されるものではない。上部デッキボード10と下部デッキボード11の間に4本以上の桁板12が取り付けられていてもよい。
上記した第1実施形態では、支持部107は、補強板103a,103bを介して凹部97,98と嵌合していたが、本発明はこれに限定されるものではない。支持部107は、凹部97,98と直接嵌合してもよい。
上記した第1,2実施形態では、コーナー部材4を設けていたが、本発明はこれに限定されるものではない。コーナー部材4を設けなくてもよい。
上記した第1実施形態では、隆起部と重なる部分のみを固定部材でくくっていたが、本発明はこれに限定されるものではない。隆起部と重ならない部分も固定部材でくくってもよい。
同様に、上記した第2実施形態では、隆起部と重ならない部分のみを固定部材でくくっていたが、本発明はこれに限定されるものではない。隆起部と重なる部分も固定部材でくくってもよい。
上記した第2実施形態では、補強部材281を段ボールで形成していたが、本発明はこれに限定されるものではない。補強部材281は、他の素材によって形成されていてもよい。例えば、樹脂や金属で形成してもよい。
上記した実施形態は、本発明の技術的範囲に含まれる限り、各実施形態間で各構成部材を自由に置換や付加できる。
1 梱包物ユニット
3,203 梱包物
21,221 モジュールユニット
25,225 筐体部材
26,226 仕切り部材
30,230 筐体本体部
31a,31b 梱包側緩衝部材(第1緩衝部材)
38 第1規制部
45 支持部(第1支持部)
46 端面保護部
47 嵌合溝(嵌合部)
50,250 仕切り本体部
51a,51b 梱包側緩衝部材(第2緩衝部材)
55 仕切り板部
56a〜56d,256a〜256d 脚部
58 第2規制部
62 第1切り欠き部
80 太陽電池モジュール
81a,81b モジュール側緩衝部材(第3緩衝部材)
82a〜82c 結束バンド(固定部材)
85 取付部材
86 太陽電池パネル
88 受光面
92,93 張出部(張出部分)
95,96 第1隆起部
97,98 凹部
107 支持部(嵌合部)
106 端面保護部
211a〜211c 折り返し部
212a〜212c 折り曲げ部
281 補強部材

Claims (9)

  1. 少なくとも2枚の太陽電池モジュールと、筐体部材と、端面保護部を有し、
    前記2枚の太陽電池モジュールは、前記筐体部材内で受光面が上方を向くように高さ方向に重ねられており、
    前記太陽電池モジュールは、太陽電池パネルと、固定構造物に対して前記太陽電池パネルを取り付ける取付部材を有し、
    前記取付部材は、前記太陽電池パネルの裏面側にあり、
    さらに、前記取付部材は、平面視したときに、前記太陽電池パネルの90%以上の部分と重なるものであって、かつ、前記太陽電池パネルからの張出部分があり、
    前記取付部材の張出部分は、薄板状であって、可撓性があり、
    前記端面保護部は、前記取付部材の張出部分の端面の一部又は全部を保護する、梱包物。
  2. 前記筐体部材は、第1緩衝部材と、第1規制部を有し、
    前記第1緩衝部材は、前記端面保護部を構成するものであって、前記太陽電池モジュールの荷重を受ける第1支持部を有し、
    前記第1規制部は、前記第1緩衝部材の上方への移動を規制する、請求項1に記載の梱包物。
  3. 前記第1支持部は、前記張出部分の一部又は全部を支持する、請求項2に記載の梱包物。
  4. 前記2枚の太陽電池モジュールの間に介在し、前記2枚の太陽電池モジュールを上下に仕切る仕切り部材を有し、
    前記仕切り部材は、第2緩衝部材と、第2規制部を有し、
    前記第2緩衝部材は、前記端面保護部を構成するものであり、
    前記第2緩衝部材は、前記2枚の太陽電池モジュールのうち、上段の太陽電池モジュールの荷重を受ける第2支持部を有し、
    前記第2規制部は、前記第2緩衝部材の上方への移動を規制する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載の梱包物。
  5. 前記第2支持部は、上段の太陽電池モジュールの前記張出部分の一部又は全部を支持する、請求項4に記載の梱包物。
  6. 前記筐体部材は、第1緩衝部材を有し、
    前記第1緩衝部材は、前記2枚の太陽電池モジュールのうち、下段の太陽電池モジュールの荷重を受ける第1支持部を有し、
    前記仕切り部材は、前記第2緩衝部材と、仕切り板部と、一対の脚部とを有し、
    前記一対の脚部は、前記仕切り板部の対向する2辺から下方に向けて折り曲げられたものであり、
    前記一対の脚部のうち少なくとも一方の脚部は、折り曲げ方向の端部から延びた切り欠き部を有し、
    前記切り欠き部は、切り欠き長さが前記第1緩衝部材の高さよりも長く、
    前記仕切り部材は、前記切り欠き部に前記第1緩衝部材が挿入されている、請求項4又は5に記載の梱包物。
  7. モジュールユニットを有し、
    前記モジュールユニットは、前記太陽電池モジュールと、第3緩衝部材と、固定部材を含むものであり、
    前記第3緩衝部材は、前記端面保護部を構成するものであって、前記取付部材の張出部分の端面の一部を覆っており、
    前記固定部材は、紐状又は帯状であって、前記モジュールユニットと前記第3緩衝部材の周囲に巻くことで、前記モジュールユニットに対して前記第3緩衝部材を固定しており、
    前記取付部材の張出部分は、平面視したときに、前記固定部材と重なる部分に周囲に対して隆起した隆起部を備えている、請求項1乃至6のいずれか1項に記載の梱包物。
  8. 前記取付部材は、前記隆起部の裏側に凹部があり、
    前記第3緩衝部材は、前記凹部と直接又は他の部材を介して嵌合する嵌合部を備えている、請求項7に記載の梱包物。
  9. モジュールユニットを有し、
    前記モジュールユニットは、前記太陽電池モジュールと、補強部材と、固定部材を含むものであり、
    前記補強部材は、前記端面保護部を構成するものであって、前記取付部材の裏面側を覆い、前記取付部材の剛性を補強しており、
    前記補強部材は、板状であって、一部が折り返されて前記取付部材の張出部分の端面を覆っており、
    前記固定部材は、紐状又は帯状であって、前記モジュールユニットと前記補強部材の周囲に巻くことで、前記モジュールユニットに対して前記補強部材を固定している、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の梱包物。
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