JP2014207277A - 太陽電池モジュール - Google Patents
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Abstract
【課題】倉庫保管や輸送時に余分な緩衝材や補強材等の梱包材を必要とせず、容易に太陽電池モジュールをスタックすることができ、スタックした際に太陽電池モジュールが横方向にずれて荷崩れが生じることを防止することが可能となり、かつ製造部材コスト及び太陽電池モジュール設置場所での作業性を改善した太陽電池モジュールを得ること。
【解決手段】金属製枠体6は、上部材12の上面12aに、先端12d側に向かって中間部材15に近づくように傾斜した傾斜面12fによって形成された雌型位置合わせ構造12bを備え、下部材13の下面13aに、先端13d側に向かって中間部材15から遠ざかるように傾斜した傾斜面13fによって形成された雄型位置合わせ構造13bを備える。
【選択図】図3
【解決手段】金属製枠体6は、上部材12の上面12aに、先端12d側に向かって中間部材15に近づくように傾斜した傾斜面12fによって形成された雌型位置合わせ構造12bを備え、下部材13の下面13aに、先端13d側に向かって中間部材15から遠ざかるように傾斜した傾斜面13fによって形成された雄型位置合わせ構造13bを備える。
【選択図】図3
Description
本発明は、太陽電池モジュールに関し、例えば、上下方向に複数個を積層して倉庫内に保管したり輸送したりする際に、ずれたり荷崩れを起こさないようにした太陽電池モジュールに関する。
太陽電池セルは、単結晶シリコン基板や多結晶シリコン基板を用いて作成することが多く、物理的な衝撃に弱い。このため、太陽電池セルは、透光性基板と裏面シートとで挟み、その間に充填材を封入して太陽電池パネルを作成し、太陽電池パネルをアルミニウム製枠のような金属製の枠体を組み付けてモジュール化される。
通常、太陽電池モジュールは、家屋の屋根の上やビルの屋上などの屋外に設置されるため、風雨などから太陽電池パネルを保護する必要があり、金属製の枠体には高い機械的強度と耐候性能とが要求される。
また、この金属製の枠体は、屋外に設置するための架台と太陽電池モジュールとを接続し固定するためにも使用される。
太陽電池モジュールを梱包する場合、上下方向に複数個の太陽電池モジュールを積層する際に、太陽電池モジュールの金属製の枠体に傷が入らないように、発泡スチロール、ゴム、ダンボールなどからなる緩衝材を太陽電池モジュール間に介在させ、さらに、上下方向に設けた補強材にて緩衝材を連結して物品のずれや荷崩れを防止していた(特許文献1、2参照)。
太陽電池モジュールの梱包には、多くの場合、ダンボール製の梱包材(太陽電池モジュール梱包箱)が使用されている。一般には、木製パレットの上に複数の太陽電池モジュール梱包箱を積み重ねて、木製パレットと複数の太陽電池モジュール梱包箱とをポリプロピレンバンドなどで固定してスタックした状態を1単位として出荷される。
ダンボール材を使用せずに太陽電池モジュールを梱包する場合は、木製パレットの上に太陽電池モジュールの四隅に一致するように専用の支持部材を取り付け、支持部材の上に太陽電池モジュールを積み重ね、支持部材を使用して積み重ねられた複数の太陽電池モジュールを、ポリプロピレンバンドなどで木製パレットに固定してスタックした状態を1単位として出荷される。
上記のような従来の太陽電池モジュールの梱包方法には、下記の問題が生じている。
ダンボール製の梱包材を使用して太陽電池モジュールを梱包する方法では、梱包材のコストがかかるとともに、梱包作業には、ダンボール折り作業及びダンボール開き防止作業(テープ貼り作業)が必要となり、梱包作業に時間を要する。また、緩衝材や梱包材は、形状が複雑であることに加え、強度を確保するために厚さが要求され、コストが高いものになる。
さらに、太陽電池モジュールの設置場所において梱包をほどき、太陽電池モジュールを設置した後は、緩衝材や梱包材などが全てゴミとなってしまうし、緩衝材や梱包材がゴミとならないようにリサイクルするには労力が必要となる。例えば、メガソーラのように大規模に太陽電池モジュールを設置する場合、開梱してリサイクルする作業専用に人員を配置しなければならない。
さらに、ダンボール製の梱包材は厚さがあって場所をとるため、太陽電池モジュールのスタックが占める空間が大きくなり、輸送時には輸送密度が低下する。輸送密度の低下は、総容量で制約される輸送コンテナでは、搭載可能な太陽電池モジュール数が少なくなることを意味する。すなわち、梱包した太陽電池モジュールを積み重ねた際に、緩衝材や梱包材の厚さによりデッドスペースが生じ、保管費用や輸送コストが高くなる。
支持部材を使用して梱包する場合、太陽電池モジュールの横方向及び垂直方向の両方向には、梱包材を用いる場合よりもさらに大きな空間が下記の理由により発生し、輸送密度が低下する。
支持部材は、上下方向に積み重ねられた太陽電池モジュールの重量を四隅で受けるため、支持部材自体の強度を確保する必要がある。そのため、支持部材の肉厚はダンボール製の梱包材よりも更に厚くなる。また、支持部材で横方向の位置ずれも防止する必要があり、支持部材の横方向にも厚さが必要となる。
支持部材は強度を確保するために形状が複雑になるため、ダンボール製の梱包材と比較して製作コストはさらに高くなる。また、太陽電池モジュールの四隅に支持部材を取り付ける場合、正確に位置あわせする必要がある。
加えて、太陽電池モジュールの設置場所において、支持部材をリサイクルする目的で製造業者側へ返却する場合もあり、その場合には返却輸送費用と作業工数が追加で必要となる。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、倉庫保管や輸送時に余分な緩衝材や補強材等の梱包材を必要とせず、容易に太陽電池モジュールをスタックすることができ、スタックした際に太陽電池モジュールが横方向にずれて荷崩れが生じることを防止することが可能となり、かつ製造部材コスト及び太陽電池モジュール設置場所での作業性を改善した太陽電池モジュールを得ることを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、太陽電池パネルと、上部材、中間部材及び下部材が縦部材の同側に突出した断面視概略E字形状の棒状であり、上部材と中間部材との間に形成される溝部に太陽電池パネルを挟持するように太陽電池パネルの周縁に装着される金属製枠体と、を有する太陽電池モジュールであって、金属製枠体は、上部材の上面及び下部材の下面の一方に、先端側に向かって中間部材に近づくように傾斜した傾斜面によって形成された雌型位置合わせ構造を備え、上部材の上面及び下部材の下面の他方に、先端側に向かって中間部材から遠ざかるように傾斜した傾斜面によって形成された雄型位置合わせ構造を備えることを特徴とする。
本発明によれば、ずれや荷崩れの発生を防止しつつ、複数枚の太陽電池モジュールを上下方向に積層できるという効果を奏する。
以下に、本発明にかかる太陽電池モジュールの実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施の形態によりこの発明が限定されるものではない。また、以下の説明で用いる図面は、理解を容易にするために、各部材の縮尺は実際と異なる場合がある。
実施の形態1.
図1は、本発明にかかる太陽電池モジュールの実施の形態1の構成を示す斜視図である。図2は、実施の形態1にかかる太陽電池モジュールの構成を示す断面図である。太陽電池モジュール5は、太陽電池セル7、透光性基板8、表面充填材9、裏面充填材10及び裏面シート11を積層した太陽電池パネル4と、太陽電池パネル4を支持する金属製枠体6とを有する。
図1は、本発明にかかる太陽電池モジュールの実施の形態1の構成を示す斜視図である。図2は、実施の形態1にかかる太陽電池モジュールの構成を示す断面図である。太陽電池モジュール5は、太陽電池セル7、透光性基板8、表面充填材9、裏面充填材10及び裏面シート11を積層した太陽電池パネル4と、太陽電池パネル4を支持する金属製枠体6とを有する。
図3は、金属製枠体の断面図である。金属製枠体6は、上部材12、下部材13、中間部材15及び縦部材14で構成された棒状である。縦部材14は、上部材12と中間部材15と下部材13とを接合している。上部材12、中間部材15及び下部材13は、縦部材14の同じ側に突出しているため、金属製枠体6の断面は概略E字状となっている。上部材12と中間部材15と縦部材14とで囲まれる溝部16は、太陽電池パネル4を金属製枠体6内に保持及び支持するためのものである。なお、太陽電池モジュール5は、上部材12の上面12aが太陽側となる向きで屋上等の設置箇所に設置される。金属製枠体6は、風雨などで太陽電池パネル4が破損するのを防ぐために高い機械的強度を備えている。
上部材12の上面12aは、平坦部12eと、中間部材15側にテーパ状に傾斜した(上部材12の先端12d側に向かって中間部材15に近づくように傾斜した)傾斜部12fとを備えており、平坦部12eと傾斜部12fとが雌型位置合わせ構造12bを形成している。一方、下部材13の下面13aは、平坦部13eと、下部材13の先端13d側に向かって中間部材15から遠ざかるように傾斜した傾斜部13fと、平坦部13gとを備えており、平坦部13eと傾斜部13fとが雄型位置合わせ構造13bを形成している。雌型位置合わせ構造12bと雄型位置合わせ構造13bとは、対応する位置に形成されており、それぞれの嵌合部長さは等しくなっている。すなわち、平坦部12eの長さと平坦部13eの長さとが等しく、傾斜部12fの長さと傾斜部13fの長さとが等しくなっている。また、傾斜部12fの傾きと傾斜部13fの傾きとが等しくなっている。
図4は、実施の形態1にかかる太陽電池モジュールを積み重ねてスタックした状態を示す図である。太陽電池モジュール5を複数積み重ねた際、下側の太陽電池モジュール5の雌型位置合わせ構造12bの上に上側の太陽電池モジュール5の雄側位置合わせ構造13bが重なることにより、上下に太陽電池モジュール5は、横方向の位置ずれが防止される。すなわち、上下に隣接する太陽電池モジュール5は、下側に位置する太陽電池モジュール5の金属製枠体6の上部材12に形成された雌型位置合わせ構造12bと、上側に位置する太陽電池モジュール5の金属製枠体6の下部材13に形成された雄型位置合わせ構造13bとによって、横方向にずれないように連結される。
また、平坦部12eと平坦部13eとは長さが等しく、かつ、傾斜部12fと傾斜部13fとは長さが等しく、かつ、傾斜部12fの傾きと傾斜部13fの傾きとが等しくなっているため、複数の太陽電池モジュール5を上下に隙間無く積み重ねることが可能である。
複数の太陽電池モジュール5は、直接積み重ねてもよいが、金属製枠体6の上部材12と下部材13とが直に接することによって接触面に傷が発生する場合は、隣接する太陽電池モジュール5間に薄いシート17を挟み込んでも良い。
太陽電池モジュール5間に挟み込むシート17は、上部材12と下部材13との位置合わせの妨げとならないように、容易になじむ(雌型位置合わせ構造12b及び雄型位置合わせ構造13bに合わせて変形する)ものを選定する。また、シート17は、摩擦係数の高いものであるほど、太陽電池モジュール5の横方向の位置ずれを防止する効果が高くなる。シート17としては、例えば合紙を適用できる。
例えば、金属製枠体6が着色されていて、上部材12の上面12aや下部材13の下面13aに傷が生じると美観を損ねるような場合は、隣接する太陽電池モジュール5同士の間に太陽電池モジュール5の重量によって容易になじむシート17を挟み込むことにより、金属製枠体6に生じた傷で太陽電池モジュール5の美観を損ねることを防止できる。
比較のために、一般的な太陽電池モジュールの梱包方法を図5〜図8を用いて説明する。図5は、太陽電池モジュールの梱包にダンボール製の梱包箱を使用した梱包方法を模式的に示す斜視図であり、木製パレット101の上に複数の太陽電池モジュール梱包箱102を積み重ねた状態を示している。一般的に、太陽電池モジュールを収納した複数の太陽電池モジュール梱包箱102と木製パレット101とは、ポリプロピレンバンドなどで固定してスタックした状態を1単位として出荷される。
図6は、太陽電池モジュールを梱包箱内に収納するために使用するダンボール製の梱包材の一般的な形状を示す図である。梱包材103は、太陽電池モジュールの側面、底面及び上面を覆うために複雑な形状をしている。このため、梱包材103は、作成するのにコストがかかるとともに、梱包作業時には、ダンボール折り作業及びダンボール開き防止作業(テープ貼り作業)が必要であり、作業に時間を要する。また、ダンボール製の梱包材103は厚さがあって場所をとるため、太陽電池モジュールのスタックが占める空間が大きくなり、輸送時には輸送密度が低下する。
図7は、太陽電池モジュールの梱包に支持部材を使用した梱包方法を模式的に示す斜視図であり、木製パレット101上に太陽電池モジュール105の四隅に一致するように専用の支持部材104を取り付け、支持部材104の上に太陽電池モジュール105を積み重ねた状態を示している。一般的に、支持部材104を使用して積み重ねられた複数の太陽電池モジュール105は、木製パレット101にポリプロピレンバンドなどで固定してスタックした状態を1単位として出荷される。
図8は、支持部材の斜視図である。支持部材104は、上下方向に積み重ねられた太陽電池モジュール105の重量を板部104aで受けるため、板部104aは、太陽電池モジュール105を支持できるだけの強度を備えている必要がある。このため、支持部材104は、板部104aの肉厚を厚くする必要がある。また、積み重ねた太陽電池モジュール105の横方向の位置ずれを壁部104bで防止するため、支持部材104は壁部104bの肉厚を厚くする必要がある。
このように、一般的な太陽電池モジュールは、ダンボール製の梱包材を使用する場合には、梱包作業の作業性及び輸送密度の低下、支持部材を使用する場合には、輸送密度の低下という問題が発生する。また、いずれの場合も、梱包材や支持部材のコストによって太陽電池モジュールの製造コストが高騰するという問題が発生する。
一方、実施の形態1にかかる太陽電池モジュールは、ダンボール製の梱包材や複雑な形状の支持部材が不要であり、合紙のような薄いシートのみで太陽電池モジュールの梱包が可能となるため、梱包材コストが低くなり、製造コストを抑えることができる。
また、梱包時には、ダンボール折り作業や、開き防止作業(テープ貼り付け)、支持部材の取り付け及び位置合わせ作業が不要となり、太陽電池モジュール外形と太陽電池モジュール間に挟むシートの位置合わせのみで梱包が可能となるため、作業時間を短縮でき、製造コストを抑えられる。
また、ダンボール製の梱包材や支持部材が不要となるため、複数の太陽電池モジュールを上下に隙間無く積み重ねてストックすることが可能となり、輸送密度が高くなり輸送効率が向上する。また、同じ枚数の太陽電池モジュールを梱包する場合には、ダンボール製の梱包材や支持部材を用いる場合と比較して包装容積を縮減できる。その結果、総容量で制約される輸送コンテナでは、搭載可能な太陽電池モジュール数が多くなり、輸送コストを抑えられる。
また、太陽電池モジュールの梱包に必要な資材は、太陽電池モジュール間のシートのみであり、ダンボール製の梱包材や支持部材は不要となるため、太陽電池モジュールの設置場所での開梱作業やリサイクル作業などの労働力を削減でき、設置コストを抑えることができる。
実施の形態2.
図9は、本発明にかかる太陽電池モジュールの実施の形態2に適用される金属製枠体の構成を示す図である。実施の形態2にかかる太陽電池モジュールに適用される金属製枠体6は、下部材13の下面13aに、雄型位置合わせ構造13bが断続的に形成されている。すなわち、金属製枠体6の下面13aは、雄型位置合わせ構造13bが形成された部分と形成されていない部分とが交互に存在している。
図9は、本発明にかかる太陽電池モジュールの実施の形態2に適用される金属製枠体の構成を示す図である。実施の形態2にかかる太陽電池モジュールに適用される金属製枠体6は、下部材13の下面13aに、雄型位置合わせ構造13bが断続的に形成されている。すなわち、金属製枠体6の下面13aは、雄型位置合わせ構造13bが形成された部分と形成されていない部分とが交互に存在している。
金属製枠体6に雄型位置合わせ構造13bを断続的に形成することにより、実施の形態1のように雄型位置合わせ構造13bが連続している場合と比較して、金属製枠体6の軽量化を図ることができる。また、シートを介してモジュールを積み重ねた場合、雄型位置合わせ構造13bが形成された部分とされていない部分との境目に形成されるエッジ18がシートを噛みこむことによって、太陽電池モジュールとシートとの間に滑りが生じて横方向にずれることを防止する効果が高まる。
金属製枠体6に雄型位置合わせ構造13bを断続的に形成した場合でも、太陽電池モジュール5の横方向の位置ずれを防止する効果は、実施の形態1と同様に得られる。
実施の形態3.
図10は、本発明にかかる太陽電池モジュールの実施の形態3に適用される金属製枠体の構成を示す図である。実施の形態3にかかる太陽電池モジュールに適用される金属製枠体6では、上部材12の上面12aは、平坦部12eと、中間部材15と反対側に逆テーパ状に傾斜した(上部材12の先端12d側に向かって中間部材15から遠ざかるように傾斜した)傾斜部12gとを備えており、平坦部12eと傾斜部12gとが雄型位置合わせ構造12cを形成している。一方、下部材13の下面13aは、平坦部13eと、下部材13の先端13d側に向かって中間部材15に近づくように傾斜した傾斜部13hと、平坦部13gとを備えており、平坦部13eと傾斜部13hとが雌型位置合わせ構造13cを形成している。雄型位置合わせ構造12cと雌型位置合わせ構造13cとは、対応する位置に形成されており、それぞれの嵌合部長さは等しくなっている。すなわち、平坦部12eの長さと平坦部13eの長さとが等しく、傾斜部12gの長さと傾斜部13hの長さとが等しくなっている。また、傾斜部12gの傾きと傾斜部13hの傾きとが等しくなっている。
図10は、本発明にかかる太陽電池モジュールの実施の形態3に適用される金属製枠体の構成を示す図である。実施の形態3にかかる太陽電池モジュールに適用される金属製枠体6では、上部材12の上面12aは、平坦部12eと、中間部材15と反対側に逆テーパ状に傾斜した(上部材12の先端12d側に向かって中間部材15から遠ざかるように傾斜した)傾斜部12gとを備えており、平坦部12eと傾斜部12gとが雄型位置合わせ構造12cを形成している。一方、下部材13の下面13aは、平坦部13eと、下部材13の先端13d側に向かって中間部材15に近づくように傾斜した傾斜部13hと、平坦部13gとを備えており、平坦部13eと傾斜部13hとが雌型位置合わせ構造13cを形成している。雄型位置合わせ構造12cと雌型位置合わせ構造13cとは、対応する位置に形成されており、それぞれの嵌合部長さは等しくなっている。すなわち、平坦部12eの長さと平坦部13eの長さとが等しく、傾斜部12gの長さと傾斜部13hの長さとが等しくなっている。また、傾斜部12gの傾きと傾斜部13hの傾きとが等しくなっている。
上部材12の上面12aに雄型位置合わせ構造12cを設け、下部材13の下面13aに雌型位置合わせ構造13cを設けた場合も、太陽電池モジュール5の横方向の位置ずれを防止する効果は、実施の形態1と同様に得られる。
上記の各実施の形態において、太陽電池モジュールは互いに連結され、横方向の位置ずれが発生することなく、かつ余分な梱包材を使用することが無くなり、高密度で梱包可能となるため、太陽電池モジュールの梱包材コスト、梱包作業性、輸送密度及び梱包材リサイクルコストを改善できる。
以上のように、本発明にかかる太陽電池モジュールは、ずれや荷崩れの発生を防止しつつ、上下方向に複数を積層できる点で有用であり、特に、パレット上に複数枚積み重ねてポリプロピレンバンドで固定してスタックするのに適している。
4 太陽電池パネル、5,105 太陽電池モジュール、6 金属製枠体、7 太陽電池セル、8 透光性基板、9 表面充填材、10 裏面充填材、11 裏面シート、12 上部材、12a 上面、12b,13c 雌型位置合わせ構造、12c,13b 雄型位置合わせ構造、12d 上部材の先端、12e,13e,13g 平坦部、12f,12g,13f,13h 傾斜部、13 下部材、13a 下面、14 縦部材、15 中間部材、16 溝部、17 シート、18 エッジ。
Claims (2)
- 太陽電池パネルと、
上部材、中間部材及び下部材が縦部材の同側に突出した断面視概略E字形状の棒状であり、前記上部材と前記中間部材との間に形成される溝部に前記太陽電池パネルを挟持するように前記太陽電池パネルの周縁に装着される金属製枠体と、
を有する太陽電池モジュールであって、
前記金属製枠体は、
前記上部材の上面及び前記下部材の下面の一方に、先端側に向かって前記中間部材に近づくように傾斜した傾斜面によって形成された雌型位置合わせ構造を備え、
前記上部材の上面及び前記下部材の下面の他方に、先端側に向かって前記中間部材から遠ざかるように傾斜した傾斜面によって形成された雄型位置合わせ構造を備えることを特徴とする太陽電池モジュール。 - 前記雄型位置合わせ構造を前記金属製枠体の長手方向に沿って断続的に形成したことを特徴とする請求項1に記載の太陽電池モジュール。
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Legal Events
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A02 | Decision of refusal |
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